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JPH08252769A - クローズド型ブラスト装置 - Google Patents

クローズド型ブラスト装置

Info

Publication number
JPH08252769A
JPH08252769A JP8350695A JP8350695A JPH08252769A JP H08252769 A JPH08252769 A JP H08252769A JP 8350695 A JP8350695 A JP 8350695A JP 8350695 A JP8350695 A JP 8350695A JP H08252769 A JPH08252769 A JP H08252769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blast
synthetic resin
closed type
coating film
ejector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8350695A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Kabayama
資和 樺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd filed Critical Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Priority to JP8350695A priority Critical patent/JPH08252769A/ja
Publication of JPH08252769A publication Critical patent/JPH08252769A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】排水処理対策や、酸欠対策などが一切不要であ
って、且つ省力的で、特に航空機や車両等の塗膜剥離に
適する、経済的なクローズド型ブラスト装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】合成樹脂製ブラスト材を被加工物の塗装面に高
速投射して塗膜を剥離するブラスト装置において、マニ
ピュレータの先端に取り付けられるクローズド型ブラス
トガンと、前記ブラストガンにフレキシブルホースを介
して供給タンク中の合成樹脂製ブラスト材を吸引して圧
送するエゼクタと、前記エゼクタに加圧空気を送給する
高圧ブロワと、前記ブラストガンの排気ノズルにフレキ
シブルホースを介して入口ノズルが接続する集塵器と、
前記集塵器の排気ノズルに管路を介して接続する排気フ
アンと、前記集塵器のダスト排出口にロータリバルブを
介して接続する振動分級器とを具備したことを特徴とす
るクローズド型ブラスト装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローズド型ブラスト
装置に関し、さらに詳しくは、合成樹脂製のブラスト材
を用いて、主に塗膜の剥離に用いるクローズド型ブラス
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラスト材を被加工物の表面に高速投射
して、被加工物表面の錆や異物を除去して、研掃するブ
ラスト装置は多くの産業分野で利用されている。例え
ば、鋳物の砂落し、熱処理部品のスケール落し、鋼板の
スケール除去など枚挙にいとまがない。特に、最近で
は、航空機、鉄道車両など表面積が大きく、且つ塗り替
え頻度の多い輸送機器の塗装剥離手段としても、注目さ
れている。
【0003】航空機、鉄道車両などの古くなった塗装の
剥離方法として、従来から汎用されている方法として、
剥離剤を用いる方法がある。これは、塩化メチレン等の
剥離剤を塗膜に塗布して塗膜を化学的に軟化、膨潤破壊
して剥離する方法であるが、作業環境が清潔でないこ
と、剥離した塗膜の除去、片付けに多くの労力が要るこ
と、発生する排水の処理問題があること等のため、必ず
しも満足できる方法にはなっていない。
【0004】上記の剥離剤を用いる方法の難点を解消し
た方法として、現在まで次の二つの方法が提案されてい
る。第一の方法は、高圧ジエット水を用いる方法であ
る。この方法は、マニピュレータの先端に取り付けたノ
ズルから、高圧ジエット水を塗装表面に噴射して、その
衝突エネルギーを利用して物理的に剥離するものであ
る。この方法は、薬剤を使用しないので、剥離した塗膜
と水の分離が容易である等の利点がある反面、高圧ジエ
ット水調製用のポンプ動力費が嵩む、あるいはジエット
噴射特有の騒音対策が必要である等の問題があり、これ
また満足できる方法にはなっていない。
【0005】第二の方法は、ドライアイス(固体炭酸ガ
ス)のペレットを塗膜表面に高速噴射して剥離する方法
である。この方法は、ドライアイスが衝突時に昇華して
ガス状になるので、剥離した塗膜の回収が容易であると
ともに、排水処理という厄介な問題がないという大きい
利点がある反面、ドライアイスのペレットが割高である
ため運転経費が高くなる、多量のドライアイスがガス化
して炭酸ガス雰囲気になるため、場合によっては酸欠対
策が必要である等の問題があり、さらに地球温暖化防止
の観点からも、好ましい方法ではないと言える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
技術の問題点を背景にしてなされたものであって、排水
処理対策や、酸欠対策などが一切不要であって、且つ省
力的で、特に航空機や車両等の塗膜剥離に適する、経済
的なクローズド型ブラスト装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨とするところは、合成樹脂製ブラスト材
を被加工物の塗装面に高速投射して塗膜を剥離するブラ
スト装置において、マニピュレータの先端に取り付けら
れるクローズド型ブラストガンと、前記ブラストガンに
フレキシブルホースを介して供給タンク中の合成樹脂製
ブラスト材を吸引して圧送するエゼクタと、前記エゼク
タに加圧空気を送給する高圧ブロワと、前記ブラストガ
ンの排気ノズルにフレキシブルホースを介して入口ノズ
ルが接続する集塵器と、前記集塵器の排気ノズルに管路
を介して接続する排気フアンと、前記集塵器のダスト排
出口にロータリバルブを介して接続する振動分級器とを
具備したことを特徴とするクローズド型ブラスト装置に
ある。
【0008】
【作用】本発明においては、ブラスト材として合成樹脂
製のペレットを用いている。合成樹脂製のペレットを、
高速空気で被加工品の表面に投射して、その衝突エネル
ギーにより塗膜を効率よく剥離するものであり、メラミ
ン樹脂等の好適な硬度の樹脂を用いれば航空機等の機体
に損傷を与えるおそれもなく、また平滑な研磨面が得ら
れるので、再塗装面としても好ましい。また、ブラスト
ガンを始めシステム全体をクローズド型にすることによ
り、剥離した塗膜の粉塵等を一切外部に飛散することな
く、作業環境を清潔に保つとともに、集塵器で捕集した
ブラスト材と塗膜の混合物を振動分級器で分離して、回
収したブラスト材をブラスト加工に循環して再使用する
ことにより、ブラスト材の費用を大幅に節減して、経済
性を大幅に改良している。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明のブラスト装置の構成を示す系
統図である。図において、1は高圧空気を送給する高圧
ブロワであり、管路2及びフレキシブルホース3を介し
て高圧空気をブラストガン4に供給する。5はブラスト
材供給タンクであり、その底部が管路2に装着されるエ
ゼクタ6に接続しており、エゼクタ6の真空吸引力で合
成樹脂製ペレットは連続的に吸引されて、高圧空気中に
混入されて、ブラストガン4に供給される。合成樹脂と
しては、適度な硬度と強度を有する合成樹脂が好まし
く、特にメラミン樹脂が好適である。
【0010】ブラストガン4は外管4Aと内管4Bから
なっており、ブラスト材を含む高圧空気は内管4Bに入
り、被加工品の表面に高速で衝突して塗膜を効率よく剥
離する。外管4Aの先端周部には、衝突した合成樹脂の
ペレットと剥離された塗膜の粉体が周囲に飛散しないよ
う、ナイロン等の合成繊維からなるブラシ4Cが植設さ
れており、このブラシ4Cにより被加工物の表面と外管
の先端部を気密にシールしている。ブラストガン4は、
被加工物の任意の場所に容易に接近できるよう、多関節
のマニピュレータ13の先端に取り付けられる。
【0011】8はバグフィルタ又はサイクロン等からな
る集塵器であり、その入口ノズルは、フレキシブルホー
ス7を介してブラストガン4の排気ノズルに接続してい
る。そして集塵器8の排気ノズルは管路9を介して排気
フアン10に接続している。集塵器の底部には、ロータ
リバルブ11が設けられており、捕集された合成樹脂ペ
レットと剥離された塗膜粉体の混合物は、このロータリ
バルブ11により振動分級器12に供給される。振動分
級器としては、振動篩が適しており、分級段数は3段以
上が望ましい。すなわち、1段目で鱗片状、ひも状の塗
膜廃材を回収し、2段目で粒子径0.7〜1.2mmの
合成樹脂製ブラスト材を回収する。回収したブラスト材
は再利用される。3段目は破砕されたブラスト材と微細
な塗膜の粉末の混合体になる。1段目と3段目はいずれ
も廃棄物として処理される。
【0012】次に、以上の構成からなる実施例の作用に
ついて説明する。高圧ブロワ1を駆動して、加圧空気を
管路2を介してエゼクタ6に供給する。エゼクタ6の吸
引作用により、ブラスト材供給タンク5中の合成樹脂製
ペレットは高速気流中に混入され、フレキシブルホース
3を介してブラストガン4の内管4Bに供給される。運
転員がマニピュレータ13を操作して、ブラストガン4
を、航空機あるいは車両等の被加工体の処理面14に位
置せしめ、合成樹脂製ブラスト材を処理面に集中的に投
射して衝突させることにより、塗膜を効率よく剥離す
る。この際、ブラストガン4から噴射される加圧空気の
噴射速度は10〜30m/秒の範囲が好適である。従来
の金属ブラスト、サンドブラストに比して低速で処理で
きるのは、樹脂製ブラスト材の比重が前記のブラスト材
に比して1/3 〜1/8 と軽いからである。低速処理は、騒
音を逓減し、母材への影響が少ない等の有利な点があ
る。
【0013】ブラストガンの先端と被加工物の間隙は、
ブラシ4Cにより気密にシールされているので、剥離さ
れた塗膜の鱗片と合成樹脂ペレットの混合物は、周囲に
飛散することはない。ブラストガンの排気ノズルをでる
前記混合物は、フレキシブルホース7を経由して集塵器
8に入り、粉体、固形物等を除去された清浄空気は、排
気フアン10により、大気放出される。
【0014】集塵器8で分離された前記混合物は、底部
に取り付けられるロータリバルブ11により、振動分級
器12に間欠的に排出される。振動分級器12において
は、多段の振動篩の作用により、合成樹脂ペレットが回
収用パン15に回収され、ブラスト材供給タンク5に戻
され、循環使用される。一方、合成樹脂ペレットが分
離、除去された塗膜の鱗片は、廃棄物捕集パン16に集
められ、廃棄物として処分される。
【0015】
【発明の効果】以上の構成と作用を有する本発明によれ
ば、次の効果が得られる。 (1) ブラスト材は、回収して循環再使用されるため、ブ
ラスト材費用が大幅に節減される。 (2) 塗膜を剥離した塗装面は、ショットブラスト効果に
より、平滑な研磨面になるので、再塗装が容易であり、
また良好な塗膜が形勢される。 (3) ブラストガンを始め、システム全体がクローズド型
であるため、作業環境が良好に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す系統図。
【符号の説明】
1;高圧ブロワ、2;管路、3;フレキシブルホース、
4;ブラストガン、5;ブラスト材供給タンク、6;エ
ゼクタ、7;フレキシブルホース、8;集塵器、9;管
路、10;排気フアン、11;ロータリバルブ、12;
振動分級器、13;マニピュレータ、14;被加工物、
15;ペレット回収用パン、16;廃棄物捕集パン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製ブラスト材を被加工物の塗装面
    に高速投射して塗膜を剥離するブラスト装置において、
    マニピュレータの先端に取り付けられるクローズド型ブ
    ラストガンと、前記ブラストガンにフレキシブルホース
    を介して供給タンク中の合成樹脂製ブラスト材を吸引し
    て圧送するエゼクタと、前記エゼクタに加圧空気を送給
    する高圧ブロワと、前記ブラストガンの排気ノズルにフ
    レキシブルホースを介して入口ノズルが接続する集塵器
    と、前記集塵器の排気ノズルに管路を介して接続する排
    気フアンと、前記集塵器のダスト排出口にロータリバル
    ブを介して接続する振動分級器とを具備したことを特徴
    とするクローズド型ブラスト装置。
JP8350695A 1995-03-16 1995-03-16 クローズド型ブラスト装置 Pending JPH08252769A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8350695A JPH08252769A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 クローズド型ブラスト装置

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JP8350695A JPH08252769A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 クローズド型ブラスト装置

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JPH08252769A true JPH08252769A (ja) 1996-10-01

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ID=13804374

Family Applications (1)

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JP8350695A Pending JPH08252769A (ja) 1995-03-16 1995-03-16 クローズド型ブラスト装置

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JP (1) JPH08252769A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000075095A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Toshiba Corp 放射能汚染物の除染装置および研摩材の回収方法
KR100902722B1 (ko) * 2004-12-14 2009-06-15 현대중공업 주식회사 이동식 도장분진 집진 시스템
EP2982476A1 (en) 2014-08-06 2016-02-10 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Blast treatment device and blast treatment method

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