JPH08249481A - 図面処理装置 - Google Patents
図面処理装置Info
- Publication number
- JPH08249481A JPH08249481A JP7052247A JP5224795A JPH08249481A JP H08249481 A JPH08249481 A JP H08249481A JP 7052247 A JP7052247 A JP 7052247A JP 5224795 A JP5224795 A JP 5224795A JP H08249481 A JPH08249481 A JP H08249481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- area
- data
- changed
- graphic
- graphic data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 27
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Processing Or Creating Images (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】図面処理装置の、編集処理中の図面を図形間の
重なり合いの順番を変えないように高速に再表示する。 【構成】図面を複数領域に分割定義し、記憶装置に各領
域に対応してそれぞれの領域に存在する図形の図形デー
タ分割記憶エリアと、編集時に変更した図形の変更領域
記憶エリアを設け、中央処理装置は図面表示時に図面中
の各図形が存在する領域を検出して、図形データ分割記
憶エリア中の各図形が存在する領域に対応する個所に図
形データを描画順に記憶し、図面編集時に変更された図
形が存在する領域を検出して、変更領域記憶エリアの変
更した領域に対応する個所に記録し、表示内容更新時に
は変更領域記憶エリアから変更領域を検出して、図形デ
ータ分割記憶エリア中の変更領域に対応する図形データ
に基づいて記憶装置上に図形を描画し、描画した変更し
た領域を表示制御装置に送り表示装置に表示する。
重なり合いの順番を変えないように高速に再表示する。 【構成】図面を複数領域に分割定義し、記憶装置に各領
域に対応してそれぞれの領域に存在する図形の図形デー
タ分割記憶エリアと、編集時に変更した図形の変更領域
記憶エリアを設け、中央処理装置は図面表示時に図面中
の各図形が存在する領域を検出して、図形データ分割記
憶エリア中の各図形が存在する領域に対応する個所に図
形データを描画順に記憶し、図面編集時に変更された図
形が存在する領域を検出して、変更領域記憶エリアの変
更した領域に対応する個所に記録し、表示内容更新時に
は変更領域記憶エリアから変更領域を検出して、図形デ
ータ分割記憶エリア中の変更領域に対応する図形データ
に基づいて記憶装置上に図形を描画し、描画した変更し
た領域を表示制御装置に送り表示装置に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCAD装置など計算機上
で図形或いは文字等を編集する図面処理装置に関する。
で図形或いは文字等を編集する図面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD装置などの図面処理装置に
おいて、図面の中の一部の図形、或いは、文字(以後文
字も図形に含めて図形と呼ぶ)を削除或いは移動などの
変更を行った場合、変更する元の図形を背景色で描画す
ることで表示画面から消去するという処理を行う。その
ため、図2に示すように消去する図形と一部で重なった
り、交差している他の図形の重なったり、交差している
部分が表示画面から消えてしまうことがあった。また、
他にも図面の編集をする途中で図形の一部が消えたり、
余計な線や点などの図形が表示画面に残ることがある。
おいて、図面の中の一部の図形、或いは、文字(以後文
字も図形に含めて図形と呼ぶ)を削除或いは移動などの
変更を行った場合、変更する元の図形を背景色で描画す
ることで表示画面から消去するという処理を行う。その
ため、図2に示すように消去する図形と一部で重なった
り、交差している他の図形の重なったり、交差している
部分が表示画面から消えてしまうことがあった。また、
他にも図面の編集をする途中で図形の一部が消えたり、
余計な線や点などの図形が表示画面に残ることがある。
【0003】このような場合、ユーザの指示により或い
はCAD装置が自動的に再表示を行う。再表示は現在表
示している画面をクリアして、CAD装置内にある各図
形の座標などのデータを基に描画を行う。再表示によ
り、編集処理の途中で消えてしまった部分は表示し、不
必要な図形は消去する。
はCAD装置が自動的に再表示を行う。再表示は現在表
示している画面をクリアして、CAD装置内にある各図
形の座標などのデータを基に描画を行う。再表示によ
り、編集処理の途中で消えてしまった部分は表示し、不
必要な図形は消去する。
【0004】また、表示装置に表示する図面上の位置を
変更したり、表示する倍率を変更する処理を行った場合
にも、新たに設定した表示位置や倍率で表示をし直す。
変更したり、表示する倍率を変更する処理を行った場合
にも、新たに設定した表示位置や倍率で表示をし直す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記再表示の処理は図
面の編集処理において頻繁に発生する。一般に、再表示
は図面上の図形数或いは表示装置に表示する図形数が多
くなればなるほど処理に時間がかかるため、複雑な図面
の編集処理中に再表示処理を行うと長い時間待たされる
ことになる。
面の編集処理において頻繁に発生する。一般に、再表示
は図面上の図形数或いは表示装置に表示する図形数が多
くなればなるほど処理に時間がかかるため、複雑な図面
の編集処理中に再表示処理を行うと長い時間待たされる
ことになる。
【0006】上記のような再表示処理を早くする為にイ
メージデータの処理では特開昭63−206878号公
報に記載ようにイメージデータを複数の領域に分割し、
変更があった領域のイメージデータを表示処理すること
で高速化を図っている。
メージデータの処理では特開昭63−206878号公
報に記載ようにイメージデータを複数の領域に分割し、
変更があった領域のイメージデータを表示処理すること
で高速化を図っている。
【0007】しかし、CAD装置などでは大本のデータ
はイメージデータではなく、座標などの情報で構成され
ている図形データの集合である。図面を複数の領域に分
割しても個々の図形は必ずしも一つの領域だけに存在せ
ず、複数の領域にまたがって存在する場合もある。従っ
て、イメージデータのように単純に分割して高速化を計
ることが困難である。また、一部の図形のみを既に描画
した図面に上書きすると、図形間の前後の重なりの関係
が変わってしまう可能性がある。
はイメージデータではなく、座標などの情報で構成され
ている図形データの集合である。図面を複数の領域に分
割しても個々の図形は必ずしも一つの領域だけに存在せ
ず、複数の領域にまたがって存在する場合もある。従っ
て、イメージデータのように単純に分割して高速化を計
ることが困難である。また、一部の図形のみを既に描画
した図面に上書きすると、図形間の前後の重なりの関係
が変わってしまう可能性がある。
【0008】本発明の目的はCAD装置などの図面処理
装置において、編集処理中の図面を図形間の重なり合い
の順番を変えずに高速に再表示することにある。
装置において、編集処理中の図面を図形間の重なり合い
の順番を変えずに高速に再表示することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、中央処理装置と記憶装置と表示装置と表示制御装置
を備えた図面処理装置において、図面を複数領域に分割
定義し、上記記憶装置に上記各領域に対応してそれぞれ
の領域に存在する図形の図形データを記憶する図形デー
タ分割記憶エリアと、編集時に変更した図形が存在する
領域を記憶する変更領域記憶エリアを設け、上記中央処
理装置は図面表示時に図面中の各図形が存在する領域を
検出して、上記図形データ分割記憶エリア中の各図形が
存在する領域に対応する個所に図形データを描画順に記
憶し、図面編集時に変更された図形が存在する領域を検
出して、上記変更領域記憶エリアの変更した領域に対応
する個所に記録し、表示内容更新時には上記変更領域記
憶エリアから変更領域を検出して、上記図形データ分割
記憶エリア中の変更領域に対応する図形データに基づい
て上記記憶装置上に図形を描画し、描画した上記変更し
た領域を上記表示制御装置に送り上記表示装置に表示す
る。
に、中央処理装置と記憶装置と表示装置と表示制御装置
を備えた図面処理装置において、図面を複数領域に分割
定義し、上記記憶装置に上記各領域に対応してそれぞれ
の領域に存在する図形の図形データを記憶する図形デー
タ分割記憶エリアと、編集時に変更した図形が存在する
領域を記憶する変更領域記憶エリアを設け、上記中央処
理装置は図面表示時に図面中の各図形が存在する領域を
検出して、上記図形データ分割記憶エリア中の各図形が
存在する領域に対応する個所に図形データを描画順に記
憶し、図面編集時に変更された図形が存在する領域を検
出して、上記変更領域記憶エリアの変更した領域に対応
する個所に記録し、表示内容更新時には上記変更領域記
憶エリアから変更領域を検出して、上記図形データ分割
記憶エリア中の変更領域に対応する図形データに基づい
て上記記憶装置上に図形を描画し、描画した上記変更し
た領域を上記表示制御装置に送り上記表示装置に表示す
る。
【0010】
【作用】図面処理装置において、中央処理装置が図面上
の各図形データが存在する領域を判定し、図形データ分
割記憶エリアの各領域に対応する個所にその領域に一部
でも存在する図形の図形データを描画順に記憶すること
で、各領域の表示情報を管理し、図面編集により変更し
た図形が存在する領域を検出し、変更領域記憶エリアの
変更した領域に対応した個所に記録しておくことで、表
示内容の更新時に変更領域記憶エリアから変更した全て
の領域を検出し、変更した領域に存在する全ての図形の
図形データを図形データ分割記憶エリアの対応する個所
から読みだし、記憶装置に順番に描画し、変更した領域
を表示制御装置に送り表示装置に表示することで、表示
内容の更新する場合に、変更した領域のみを処理すれば
済むことになり、処理量を削減することで高速に再表示
を行うことが可能になる。更に、図形を描画する順番に
記憶し、記憶した順番に描画することで、図形間の重な
り合いの順番を変えることなく再表示が出来る。
の各図形データが存在する領域を判定し、図形データ分
割記憶エリアの各領域に対応する個所にその領域に一部
でも存在する図形の図形データを描画順に記憶すること
で、各領域の表示情報を管理し、図面編集により変更し
た図形が存在する領域を検出し、変更領域記憶エリアの
変更した領域に対応した個所に記録しておくことで、表
示内容の更新時に変更領域記憶エリアから変更した全て
の領域を検出し、変更した領域に存在する全ての図形の
図形データを図形データ分割記憶エリアの対応する個所
から読みだし、記憶装置に順番に描画し、変更した領域
を表示制御装置に送り表示装置に表示することで、表示
内容の更新する場合に、変更した領域のみを処理すれば
済むことになり、処理量を削減することで高速に再表示
を行うことが可能になる。更に、図形を描画する順番に
記憶し、記憶した順番に描画することで、図形間の重な
り合いの順番を変えることなく再表示が出来る。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例の説明をする。図1は本
発明の一実施例であるCAD装置の構成図である。同図
において、101は装置全体を制御する中央処理装置
(CPU)、102はキーボード、マウス、タブレット
等の入力装置、103は書き込み及び読みだし可能な記
憶装置、104は表示装置105を制御し表示を行う表
示制御部、105は表示装置である。また、記憶装置1
03の中に図形データを記憶する主図形データ記憶部1
03a、図面の領域毎の図形データを記憶する領域分割
図形データ記憶部103b、変更があった領域を記憶す
る変更領域記憶部103c、表示のために図形を描画す
る描画部103dのそれぞれの領域を設ける。
発明の一実施例であるCAD装置の構成図である。同図
において、101は装置全体を制御する中央処理装置
(CPU)、102はキーボード、マウス、タブレット
等の入力装置、103は書き込み及び読みだし可能な記
憶装置、104は表示装置105を制御し表示を行う表
示制御部、105は表示装置である。また、記憶装置1
03の中に図形データを記憶する主図形データ記憶部1
03a、図面の領域毎の図形データを記憶する領域分割
図形データ記憶部103b、変更があった領域を記憶す
る変更領域記憶部103c、表示のために図形を描画す
る描画部103dのそれぞれの領域を設ける。
【0012】CAD装置において図面の編集を行う場
合、図には記していないがフロッピーディスク装置やハ
ードディスク装置等の外部記憶装置に保存してある図形
データを転送するか或いは入力装置102を用いて入力
した図形の図形データを主図形データ記憶部103aに
記憶する。図面表示は、主図形データ記憶部103aに
記憶してある図面全体の図形データをもとに描画部10
3cに各図形を描画し、更に描画したデータを表示制御
部104に転送し、表示装置105に表示する。或い
は、表示制御部104に直接描画する。
合、図には記していないがフロッピーディスク装置やハ
ードディスク装置等の外部記憶装置に保存してある図形
データを転送するか或いは入力装置102を用いて入力
した図形の図形データを主図形データ記憶部103aに
記憶する。図面表示は、主図形データ記憶部103aに
記憶してある図面全体の図形データをもとに描画部10
3cに各図形を描画し、更に描画したデータを表示制御
部104に転送し、表示装置105に表示する。或い
は、表示制御部104に直接描画する。
【0013】更に、図形を縦及び横方向に等分に任意の
数に分割することで、領域を定義する。各図形が存在す
る領域を検出し、領域分割図形データ記憶部103bの
図形が存在する領域に対応するエリアに図形データを書
き込む。
数に分割することで、領域を定義する。各図形が存在す
る領域を検出し、領域分割図形データ記憶部103bの
図形が存在する領域に対応するエリアに図形データを書
き込む。
【0014】主図形データ記憶部103aに記憶してあ
る図形データは図3に示すように、その図形データのデ
ータ長、ID番号、図形の種類、図形の位置及び大きさ
等の情報、線の種類、太さ、色などの属性及びその図形
が存在する図面上の範囲をその図形を包括する矩形の対
角の座標で持たせている。図形データをもとに図形描画
し、更に図形が存在する矩形の対角の座標と図面を領域
に分割した各領域の対角の座標とを比較しすることで、
対角がどの領域に存在するかを求める。図4に楕円図形
の例を示す。楕円の図形データは楕円に接する存在領域
の矩形の対角の座標(Xmin,Ymin)及び(Xm
ax,Ymax)を存在領域のデータとして持ってい
る。持っていない場合には、図形の座標、或いは大きさ
等のデータから求めることが可能である。図4の例で横
方向(X方向)、縦方向(Y方向)の順で存在する領域
を検出方法を説明すると、まずXminとX1を比較
し、Xminのほうが小さいため、そこでXminの比
較を止める。次に、XmaxとX1の比較し、Xmax
のほうが大きいため、XmaxとX2の比較をし、X2
のほうが大きいため、そこでX方向の比較を終える。処
理から図形はX0とX2の間に存在することが判る。更
に、YminとY1を比較し、Yminのほうが大きい
ため、YminとY2を比較し、Y2のほうが大きいの
でYminの比較を止める。次に、YmaxとY2を比
較し、Ymaxのほうが大きいため、YmaxとY3を
比較し、Y3のほうが大きいのでY方向の比較を終え
る。処理から図形はY1とY3の間に存在することが判
る。従って、図形は領域(0,1)、(1,1)、
(0,2)、(1,2)に存在することが判る。
る図形データは図3に示すように、その図形データのデ
ータ長、ID番号、図形の種類、図形の位置及び大きさ
等の情報、線の種類、太さ、色などの属性及びその図形
が存在する図面上の範囲をその図形を包括する矩形の対
角の座標で持たせている。図形データをもとに図形描画
し、更に図形が存在する矩形の対角の座標と図面を領域
に分割した各領域の対角の座標とを比較しすることで、
対角がどの領域に存在するかを求める。図4に楕円図形
の例を示す。楕円の図形データは楕円に接する存在領域
の矩形の対角の座標(Xmin,Ymin)及び(Xm
ax,Ymax)を存在領域のデータとして持ってい
る。持っていない場合には、図形の座標、或いは大きさ
等のデータから求めることが可能である。図4の例で横
方向(X方向)、縦方向(Y方向)の順で存在する領域
を検出方法を説明すると、まずXminとX1を比較
し、Xminのほうが小さいため、そこでXminの比
較を止める。次に、XmaxとX1の比較し、Xmax
のほうが大きいため、XmaxとX2の比較をし、X2
のほうが大きいため、そこでX方向の比較を終える。処
理から図形はX0とX2の間に存在することが判る。更
に、YminとY1を比較し、Yminのほうが大きい
ため、YminとY2を比較し、Y2のほうが大きいの
でYminの比較を止める。次に、YmaxとY2を比
較し、Ymaxのほうが大きいため、YmaxとY3を
比較し、Y3のほうが大きいのでY方向の比較を終え
る。処理から図形はY1とY3の間に存在することが判
る。従って、図形は領域(0,1)、(1,1)、
(0,2)、(1,2)に存在することが判る。
【0015】この処理を全ての図形に対して行うことに
より、領域分割図形データ記憶部103bの各領域に対
応するエリアには、その領域に一部でも存在する全ての
図形のデータを記憶する。
より、領域分割図形データ記憶部103bの各領域に対
応するエリアには、その領域に一部でも存在する全ての
図形のデータを記憶する。
【0016】この図面の編集において、入力装置102
からの操作により任意に一つの図形を削除した場合、最
初に削除した図形を背景色で描画することで表示画面か
ら削除する。また、図形表示時と同様に主図形データ記
憶部103aに記憶してある図形の図形データの存在す
る矩形の座標から存在する領域を求め、領域分割図形デ
ータ記憶部103bの中で図形が存在する領域に対応し
たエリアから図形のデータを削除すと共に変更領域記憶
部103cの図形が存在する領域に対応する箇所にフラ
グを立てる。更に、主図形データ記憶部103aから図
形のデータを削除する。
からの操作により任意に一つの図形を削除した場合、最
初に削除した図形を背景色で描画することで表示画面か
ら削除する。また、図形表示時と同様に主図形データ記
憶部103aに記憶してある図形の図形データの存在す
る矩形の座標から存在する領域を求め、領域分割図形デ
ータ記憶部103bの中で図形が存在する領域に対応し
たエリアから図形のデータを削除すと共に変更領域記憶
部103cの図形が存在する領域に対応する箇所にフラ
グを立てる。更に、主図形データ記憶部103aから図
形のデータを削除する。
【0017】図形の削除、更新といった編集処理によっ
て、図形の一部が消えたり、余計な線や点などの図形が
表示画面に残るこがある。そこで正しい表示を行うため
には再表示処理をする必要がある。再表示処理におい
て、変更領域記憶部103cから変更のあった領域を検
索し、領域分割図形データ記憶部103bの中で変更の
あった領域の一つに対応するエリアに記憶されている全
ての図形データをもとに描画部103dに図形を描画す
る。更に、描画部103dに描画した図形の中で領域に
対応する部分を表示制御部104に転送し、表示画面の
領域に対応する位置に表示し、最後に描画部103dを
クリアする。処理を変更のあった全ての領域に対して行
うことで、変更のあった領域のみを再表示することにな
り、再表示を短時間に行うことが可能である。
て、図形の一部が消えたり、余計な線や点などの図形が
表示画面に残るこがある。そこで正しい表示を行うため
には再表示処理をする必要がある。再表示処理におい
て、変更領域記憶部103cから変更のあった領域を検
索し、領域分割図形データ記憶部103bの中で変更の
あった領域の一つに対応するエリアに記憶されている全
ての図形データをもとに描画部103dに図形を描画す
る。更に、描画部103dに描画した図形の中で領域に
対応する部分を表示制御部104に転送し、表示画面の
領域に対応する位置に表示し、最後に描画部103dを
クリアする。処理を変更のあった全ての領域に対して行
うことで、変更のあった領域のみを再表示することにな
り、再表示を短時間に行うことが可能である。
【0018】尚、実施例では図面に関して縦及び横の分
割を行ったが、表示した画面に対して分割を行う方式も
考えられる。
割を行ったが、表示した画面に対して分割を行う方式も
考えられる。
【0019】実施例では、各領域に存在する図形の図形
データを各領域に対応させて主の図形データとは別に記
憶したが、図形データそのものは領域毎に分けずに一括
して記憶し、領域毎に対応する図形を指し示すポインタ
列を持つ方法も考えられる。図5はその構成図を示した
ものである。同図において、501は各領域毎にその領
域に存在する図形を示すポインタを記憶するポインタ記
憶部である。第一の実施例では各図形が存在する領域を
検出して、領域分割図形データ記憶部103bの中の各
領域に対応するエリアに図形データを記憶させたが、本
方式ではポインタ記憶部501の各領域に対応するエリ
アに主図形データ記憶部103aの中の図形データを示
すポインタを記憶させ、再表示を行う場合には、ポイン
タ記憶部501の中の変更のあった領域に対応するエリ
アに記憶されたポインタを用いて、主図形データ記憶部
103aに記憶してある図形データの中から領域に存在
する図形の図形データを得て、描画部103dに描画を
行うことで再表示をする。
データを各領域に対応させて主の図形データとは別に記
憶したが、図形データそのものは領域毎に分けずに一括
して記憶し、領域毎に対応する図形を指し示すポインタ
列を持つ方法も考えられる。図5はその構成図を示した
ものである。同図において、501は各領域毎にその領
域に存在する図形を示すポインタを記憶するポインタ記
憶部である。第一の実施例では各図形が存在する領域を
検出して、領域分割図形データ記憶部103bの中の各
領域に対応するエリアに図形データを記憶させたが、本
方式ではポインタ記憶部501の各領域に対応するエリ
アに主図形データ記憶部103aの中の図形データを示
すポインタを記憶させ、再表示を行う場合には、ポイン
タ記憶部501の中の変更のあった領域に対応するエリ
アに記憶されたポインタを用いて、主図形データ記憶部
103aに記憶してある図形データの中から領域に存在
する図形の図形データを得て、描画部103dに描画を
行うことで再表示をする。
【0020】尚、ポインタは各図形データが記憶されて
いるアドレス、或いは唯一つに判別できるよう付加され
たID番号等を用いることが考えられる。
いるアドレス、或いは唯一つに判別できるよう付加され
たID番号等を用いることが考えられる。
【0021】また、例では主図形データ記憶部103a
の中の図形データをポインタで示す方式を用いたが、主
図形データ記憶部103aとは別に図面の一部或いは全
ての図形の図形データを記憶したエリアを記憶装置上に
設け、主図形データ記憶部103aではなく、図形デー
タの記憶エリア中の図形データをポインタで示す方法も
考えられる。
の中の図形データをポインタで示す方式を用いたが、主
図形データ記憶部103aとは別に図面の一部或いは全
ての図形の図形データを記憶したエリアを記憶装置上に
設け、主図形データ記憶部103aではなく、図形デー
タの記憶エリア中の図形データをポインタで示す方法も
考えられる。
【0022】二つの実施例では主図形データ記憶部とは
別に各領域に存在する図形を示すための領域を設けた
が、主図形データ記憶部に各図形が存在する領域を示す
情報を持たせる方式も考えられる。この場合、二つの実
施例に示した領域分割図形データ記憶部及びポインタ記
憶部は設けず、図6に示すように主図形データ記憶部1
03aに各図形が存在する領域を示すため、図形データ
毎に全ての領域に対応したフラグを設ける。そして、実
施例と同様に各図形が存在する領域を検出し、各図形の
存在する領域に対応するフラグを立てておく。再表示を
行う場合には、主図形データ記憶部を検索し、再表示す
る領域に対応するフラグが立っている図形データを検出
して、図形を描画することでその領域に存在する全ての
図形を描画することが可能となる。
別に各領域に存在する図形を示すための領域を設けた
が、主図形データ記憶部に各図形が存在する領域を示す
情報を持たせる方式も考えられる。この場合、二つの実
施例に示した領域分割図形データ記憶部及びポインタ記
憶部は設けず、図6に示すように主図形データ記憶部1
03aに各図形が存在する領域を示すため、図形データ
毎に全ての領域に対応したフラグを設ける。そして、実
施例と同様に各図形が存在する領域を検出し、各図形の
存在する領域に対応するフラグを立てておく。再表示を
行う場合には、主図形データ記憶部を検索し、再表示す
る領域に対応するフラグが立っている図形データを検出
して、図形を描画することでその領域に存在する全ての
図形を描画することが可能となる。
【0023】この実施例では全て、図形データを加工せ
ずに各図形が存在する領域に割り当てている。そのため
再表示において、再表示を行う領域に存在する図形は、
その領域を外れた部分も描画するか、或いはその領域の
周辺境界でクリッピング処理を行い、領域の外には描画
しないようにする。
ずに各図形が存在する領域に割り当てている。そのため
再表示において、再表示を行う領域に存在する図形は、
その領域を外れた部分も描画するか、或いはその領域の
周辺境界でクリッピング処理を行い、領域の外には描画
しないようにする。
【0024】しかし、各領域毎にその領域に存在する図
形の図形データを記憶する際に、各領域の境界で図形を
切り、実際にその領域に入っている部分のみを図形デー
タとして記憶する方式が考えられる。本方式における全
体構成は第一の実施例と同様である。
形の図形データを記憶する際に、各領域の境界で図形を
切り、実際にその領域に入っている部分のみを図形デー
タとして記憶する方式が考えられる。本方式における全
体構成は第一の実施例と同様である。
【0025】はじめに、図面上の図形を描画して、領域
分割図形データ記憶部103bの各領域に対応するエリ
アにその領域に存在する図形データを記憶する際に、そ
の領域からはみ出す図形に関しては領域の境界で図形を
分割して領域内部の部分の図形のデータを記憶する。図
7に示すように、座標(X1,Y1)、(X1,Y
2)、(X2,Y1)、(X2,Y2)の矩形領域に座
標(Xa,Ya)−(Xb,Yb)の線分が領域の境界
を越えて存在する場合には、線分とブロックの境界線
(X2,Y1)−(X2,Y2)との交点の座標(X
c,Yc)を求め、領域分割図形データ記憶部103b
の領域に対応するエリアに線分(Xa,Ya)−(X
c,Yc)の図形データを記憶させる。また、線分(X
c,Yc)−(Xb,Yb)は隣の領域に対応するエリ
アに記憶させる。尚、線分(Xs,Ys)−(Xt,Y
t)のようにブロックの境界内に全て入っている図形に
関しては、そのままの図形データを記憶させる。
分割図形データ記憶部103bの各領域に対応するエリ
アにその領域に存在する図形データを記憶する際に、そ
の領域からはみ出す図形に関しては領域の境界で図形を
分割して領域内部の部分の図形のデータを記憶する。図
7に示すように、座標(X1,Y1)、(X1,Y
2)、(X2,Y1)、(X2,Y2)の矩形領域に座
標(Xa,Ya)−(Xb,Yb)の線分が領域の境界
を越えて存在する場合には、線分とブロックの境界線
(X2,Y1)−(X2,Y2)との交点の座標(X
c,Yc)を求め、領域分割図形データ記憶部103b
の領域に対応するエリアに線分(Xa,Ya)−(X
c,Yc)の図形データを記憶させる。また、線分(X
c,Yc)−(Xb,Yb)は隣の領域に対応するエリ
アに記憶させる。尚、線分(Xs,Ys)−(Xt,Y
t)のようにブロックの境界内に全て入っている図形に
関しては、そのままの図形データを記憶させる。
【0026】本方式では、領域の図形を再表示する場
合、領域分割図形データ記憶部103bの各領域に対応
するエリアには、領域内部の図形データのみが記憶され
ているため、クリッピング処理を行う必要がない。その
ため、既に図面全体が描画されている領域などに対して
も、直接領域単位で描画を行うことが可能である。
合、領域分割図形データ記憶部103bの各領域に対応
するエリアには、領域内部の図形データのみが記憶され
ているため、クリッピング処理を行う必要がない。その
ため、既に図面全体が描画されている領域などに対して
も、直接領域単位で描画を行うことが可能である。
【0027】以上説明した全ての実施例において、各領
域毎に各図形を描画する順番を保存し、独立に描画する
ため、図形間の重なり合いの順番を変えないように表示
することが可能となる。
域毎に各図形を描画する順番を保存し、独立に描画する
ため、図形間の重なり合いの順番を変えないように表示
することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、CAD装置などの図面
処理装置において、編集処理中の図面を図形間の重なり
合いの順番を変えないように高速に再表示することが可
能となる。
処理装置において、編集処理中の図面を図形間の重なり
合いの順番を変えないように高速に再表示することが可
能となる。
【図1】本発明の一実施例である図面処理装置のブロッ
ク図。
ク図。
【図2】図面編集の説明図。
【図3】本発明の一実施例の図形データ形式の説明図。
【図4】本発明の図面のブロック分割の説明図。
【図5】本発明の一実施例である図面処理装置のブロッ
ク図。
ク図。
【図6】本発明の一実施例の図形データ形式の説明図。
【図7】本発明の図面のブロック分割の説明図。
101…中央処理装置、 102…入力装置、 103…記憶装置、 103a…主図形データ記憶部、 103b…領域分割図形データ記憶部、 103c…変更領域記憶部、 103d…描画部、 501…ポインタ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 登 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所情報映像事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】装置全体を制御し図面処理を行う中央処理
装置と、上記中央処理装置を動作するためのプログラム
及び編集する図面中の図形データ等のデータを記憶する
記憶装置と、図形及び文字を表示する表示装置と、上記
表示装置に表示を行う表示制御装置と、図面編集の指示
等を入力する入力装置を備えた図面処理装置において、
編集する図面を複数の領域に分割定義し、上記記憶装置
に上記各領域に対応し各領域に一部でも入る図形の図形
データを記憶する図形データ分割記憶エリアと、図面編
集により領域内の図形を変更した場合に変更したことを
記憶する変更領域記憶エリアを設け、図面の表示時には
上記中央処理装置及び表示制御装置により上記図面の各
図形データを描画して表示装置に表示すると共に、中央
処理装置により上記分割した複数領域中で上記図面中の
各図形が存在する領域を検出し、上記図形の図形データ
を存在する領域に対応する上記図形データ分割記憶エリ
アに記憶し、図面編集時には中央処理装置が入力装置か
らの指示により変更した図形のデータを更新し、上記変
更した図形が存在する領域を検出し、上記変更領域記憶
エリアの上記変更した領域に対応する個所に記録し、上
記表示装置の表示内容更新時には上記中央処理装置が上
記変更領域記憶エリアから変更のあった領域を検出し、
上記図形データ分割記憶エリア中の上記変更した領域に
該当する部分に記憶してある図形データを基に上記記憶
装置内に図形の描画を行い、更に描画したエリアから上
記変更があった領域に該当する部分を上記表示制御部に
転送することを特徴とする図面処理装置。 - 【請求項2】請求項1において、上記図形データ分割記
憶エリアの代わりに上記各領域に対応して、それぞれの
領域に存在する図形を上記図形の図形データが記憶され
た位置或いは図形データに付けられた唯一つに特定でき
る番号等で指定するデータ列を上記記憶装置に記憶する
図面処理装置。 - 【請求項3】請求項1において、上記図形データ分割記
憶エリアを設ける代わりに各図形データにが存在する領
域を示す情報を付加した図面処理装置。 - 【請求項4】請求項1において、上記図形データ分割記
憶エリアに記憶する図形の中で複数の領域に存在する図
形に関しては、領域の境界で分割し、各領域に分配して
記憶する図面処理装置。 - 【請求項5】請求項1において、図面或いは表示画面の
縦座標或いは横座標を複数に分割して、それぞれ閉領域
を定義する図面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7052247A JPH08249481A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 図面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7052247A JPH08249481A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 図面処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08249481A true JPH08249481A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12909407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7052247A Pending JPH08249481A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 図面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08249481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152429A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法およびプログラムおよび記憶媒体 |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP7052247A patent/JPH08249481A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152429A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法およびプログラムおよび記憶媒体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4819189A (en) | Computer system with multiwindow presentation manager | |
KR900006042B1 (ko) | 복합문서 처리 장치용 표시 제어장치 | |
JP2865751B2 (ja) | 表示画面スクロール方式 | |
EP0806756B1 (en) | Dymamic translucent windows in a graphical user interface | |
JPH0421198B2 (ja) | ||
JP3110837B2 (ja) | 地図図形データ管理方式 | |
JPH0516039B2 (ja) | ||
JPH06176122A (ja) | 図形編集装置 | |
JPH08249481A (ja) | 図面処理装置 | |
JPH0875480A (ja) | 地図描画方法 | |
JPS63187331A (ja) | マルチウインドウによるデ−タ表示方式 | |
JP3238188B2 (ja) | フレームメモリ制御装置及びフレームメモリ制御方法 | |
JP3028543B2 (ja) | 図形の再表示方式 | |
JP2595884B2 (ja) | ラバーバンド枠表示装置 | |
JP3679484B2 (ja) | 図形処理装置及びその方法 | |
JPH0540592A (ja) | マルチウインドウ表示システムの描画方式 | |
JPH05250123A (ja) | マルチウィンドウシステム | |
JPH02271424A (ja) | フルグラフィック画面の表示方式 | |
JPH0550782B2 (ja) | ||
JPS6159484A (ja) | セグメント制御方式 | |
JPH0521249B2 (ja) | ||
JPH05334285A (ja) | 文書作成装置 | |
JPS63245514A (ja) | 表示制御方式 | |
JPH04342019A (ja) | ウィンドウ表示方法 | |
JPH0260003B2 (ja) |