JPH08246315A - 成形内装材 - Google Patents
成形内装材Info
- Publication number
- JPH08246315A JPH08246315A JP7066930A JP6693095A JPH08246315A JP H08246315 A JPH08246315 A JP H08246315A JP 7066930 A JP7066930 A JP 7066930A JP 6693095 A JP6693095 A JP 6693095A JP H08246315 A JPH08246315 A JP H08246315A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane
- molding
- molded
- nonwoven fabric
- woven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 31
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims abstract description 27
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 14
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000004816 latex Substances 0.000 claims abstract description 14
- 229920000126 latex Polymers 0.000 claims abstract description 14
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 7
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims abstract description 7
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims abstract description 5
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims abstract description 5
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 17
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 8
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 3
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 2
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- DQXBYHZEEUGOBF-UHFFFAOYSA-N but-3-enoic acid;ethene Chemical group C=C.OC(=O)CC=C DQXBYHZEEUGOBF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000006071 cream Substances 0.000 description 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 1
- 239000004088 foaming agent Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 230000008719 thickening Effects 0.000 description 1
- 150000003673 urethanes Chemical class 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用成形内装材の簡易製造および軽量化
【構成】 ニードリングにより繊維をからめて形成した
不織布の裏面に熱可塑性のラテックスを含浸して所要の
形状に成形し、裏面にガラス短繊維と流れ性の高い発泡
性ウレタン原料を交互に散布して、ガラス繊維を含むウ
レタン樹脂発泡体の補強部が形成されている。
不織布の裏面に熱可塑性のラテックスを含浸して所要の
形状に成形し、裏面にガラス短繊維と流れ性の高い発泡
性ウレタン原料を交互に散布して、ガラス繊維を含むウ
レタン樹脂発泡体の補強部が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形内装材に関し、特に
自動車用成形内装材の簡易製造および軽量化に関する。
自動車用成形内装材の簡易製造および軽量化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の室内には各種の内装材
を敷設して装飾している。これらはヘッドライナー、ド
アトリム等、自動車のボディパネルを被覆する形態で敷
設するもので、敷設位置に合う形状に成形してなるもの
である。これらの内装材に対する要求特性は各種あって
装飾性、成形性、耐熱性、寸法安定性、剛性、軽量性、
その他に防音性や最近ではリサイクル性も要求される場
合がある。これらの複数の要求特性は同時に満たすには
単一の素材構成では困難である。たとえば、装飾性を高
めるためには、ファブリックや皮革調の仕上げ面材が必
要であり、成形性は適度なガラス転移点を持つ熱可塑性
樹脂素材が好ましく、寸法安定性のためにはガラス繊維
等温度依存性の少ない無機繊維材が好ましく、軽量で剛
性のある構成のためには、発泡体やハニカムコアなど低
密度で見かけの断面積を大きくとれる素材が好ましい。
このため、従来のこの種の内装材は、複数の素材を積層
一体化してなるものである。代表的には、熱可塑性樹脂
の発泡体シート物を基材として加熱成形し、一表面には
ファブリック等の表皮材を接着し、また寸法安定性や剛
性を補強するためにガラスマットを積層するものなどが
あった。反面、このような内装材の構成の複雑化は、製
造工程の煩雑化につながり、製品重量も増加する。そこ
で、これを解決しようとする提案もなされており、たと
えば特開平3−153321号は、仕上げ面、基板、お
よび仕上げ面と基板の間の成形ポリウレタン層からなる
成形パネルの製造方法として、成型型、製造工程を簡易
化した方法を提案している。この製造方法によれば、一
対の成形型によって、まず表装の仕上げ面を成形した
後、同成形型によって、基板および成形ポリウレタン層
の成形をも引き続いておこなうことで、型数および工程
の低減をはかっているものである。しかしながら、この
方法によったとしても、仕上げ面の成形と成形ポリウレ
タン層の成形という2度の型締め工程があるため,実際
に成形内装材が得られるまでのタクトは長くならざるを
得ないものであった。
を敷設して装飾している。これらはヘッドライナー、ド
アトリム等、自動車のボディパネルを被覆する形態で敷
設するもので、敷設位置に合う形状に成形してなるもの
である。これらの内装材に対する要求特性は各種あって
装飾性、成形性、耐熱性、寸法安定性、剛性、軽量性、
その他に防音性や最近ではリサイクル性も要求される場
合がある。これらの複数の要求特性は同時に満たすには
単一の素材構成では困難である。たとえば、装飾性を高
めるためには、ファブリックや皮革調の仕上げ面材が必
要であり、成形性は適度なガラス転移点を持つ熱可塑性
樹脂素材が好ましく、寸法安定性のためにはガラス繊維
等温度依存性の少ない無機繊維材が好ましく、軽量で剛
性のある構成のためには、発泡体やハニカムコアなど低
密度で見かけの断面積を大きくとれる素材が好ましい。
このため、従来のこの種の内装材は、複数の素材を積層
一体化してなるものである。代表的には、熱可塑性樹脂
の発泡体シート物を基材として加熱成形し、一表面には
ファブリック等の表皮材を接着し、また寸法安定性や剛
性を補強するためにガラスマットを積層するものなどが
あった。反面、このような内装材の構成の複雑化は、製
造工程の煩雑化につながり、製品重量も増加する。そこ
で、これを解決しようとする提案もなされており、たと
えば特開平3−153321号は、仕上げ面、基板、お
よび仕上げ面と基板の間の成形ポリウレタン層からなる
成形パネルの製造方法として、成型型、製造工程を簡易
化した方法を提案している。この製造方法によれば、一
対の成形型によって、まず表装の仕上げ面を成形した
後、同成形型によって、基板および成形ポリウレタン層
の成形をも引き続いておこなうことで、型数および工程
の低減をはかっているものである。しかしながら、この
方法によったとしても、仕上げ面の成形と成形ポリウレ
タン層の成形という2度の型締め工程があるため,実際
に成形内装材が得られるまでのタクトは長くならざるを
得ないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は複数の素材を
複合して所要の性能をもたせた成形内装材であって、単
一の成形型で、一度の型締め成形で得られる構成を提供
する。
複合して所要の性能をもたせた成形内装材であって、単
一の成形型で、一度の型締め成形で得られる構成を提供
する。
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
発明の手段はニードリングにより繊維をからめて形成し
た不織布の裏面に熱可塑性のラテックスを含浸して所要
の形状に成形した後、成形した不織布の裏面にガラス短
繊維と流れ性の高い発泡性ウレタン原料を交互に散布し
て、ガラス繊維を含むウレタン樹脂発泡体の補強部を形
成してなる成形内装材による。
発明の手段はニードリングにより繊維をからめて形成し
た不織布の裏面に熱可塑性のラテックスを含浸して所要
の形状に成形した後、成形した不織布の裏面にガラス短
繊維と流れ性の高い発泡性ウレタン原料を交互に散布し
て、ガラス繊維を含むウレタン樹脂発泡体の補強部を形
成してなる成形内装材による。
【0004】
【作用】本発明ではニードリングにより繊維をからめて
形成した不織布によって意匠性のある表層材とし、裏面
にはラテックスを含浸して成形性を付与し、加熱して所
要の形状に成形できるので、基材としての機能もはた
す。さらに、この成形した不織布の裏面の所要部位にガ
ラス単繊維と流れ性の高い発泡性ウレタン原料を交互に
散布してなることによって、ガラス繊維を含むウレタン
樹脂発泡体の補強部を形成し剛性を補強している。この
際、成形性不織布に含浸されたラテックスによってウレ
タン原料の不織布内への浸透が制限されるため、特別の
目止めを必要とせず、流動性の高いウレタン原料を直接
不織布の裏面に塗布することが可能である。このウレタ
ンの流動性が高いためにウレタンにガラス単繊維を交互
に交えた散布をすることで、特別のプレス成形をするこ
となく、ガラス繊維の隙間をウレタンで充填することが
可能であり、また成形不織布裏面への拡がりも良いた
め、追加のプレス成形工程を必要としない。
形成した不織布によって意匠性のある表層材とし、裏面
にはラテックスを含浸して成形性を付与し、加熱して所
要の形状に成形できるので、基材としての機能もはた
す。さらに、この成形した不織布の裏面の所要部位にガ
ラス単繊維と流れ性の高い発泡性ウレタン原料を交互に
散布してなることによって、ガラス繊維を含むウレタン
樹脂発泡体の補強部を形成し剛性を補強している。この
際、成形性不織布に含浸されたラテックスによってウレ
タン原料の不織布内への浸透が制限されるため、特別の
目止めを必要とせず、流動性の高いウレタン原料を直接
不織布の裏面に塗布することが可能である。このウレタ
ンの流動性が高いためにウレタンにガラス単繊維を交互
に交えた散布をすることで、特別のプレス成形をするこ
となく、ガラス繊維の隙間をウレタンで充填することが
可能であり、また成形不織布裏面への拡がりも良いた
め、追加のプレス成形工程を必要としない。
【0005】
【実施例】以下、図面をもとに本発明の好適な実施例を
説明する。図1は、本発明内装材の外観図(裏面視)で
あり、図2は図1のA−A’線断面図を示している。本
発明の内装材はニードリング不織布11を主体としてな
り、この不織布の裏面には熱可塑性のラテックスを含浸
した含浸層が形成されている。さらに裏面の所要部位に
はガラス繊維を含むウレタン樹脂発泡体の補強部15を
形成してなる。次に図3の(a)、(b)、(c)は、
それぞれ本発明の成形内装材を得る工程を示している。
図3の(a)は不織布11の裏面11bにラテックス2
0を塗布含浸させる工程を示している。不織布の素材と
して好ましいのは、ポリエステル繊維等の合成繊維や綿
繊維、その他複数種の混繊ウェブをニードリングしてな
るものであり、その目付け量は200〜800 g/m2 が
好ましい。ロール状に巻き取られた不織布11を引きだ
して、ラテックス20を塗布して含浸層12を形成す
る。ラテックスの種類として最も好ましいのはエチレン
−酢酸ビニル系のものであり、その他、アクリル−スチ
レン系、塩ビ−アクリル−スチレン系等も好ましい。ラ
テックスを不織布に含浸するには図のように含浸浴50
と塗布ローラー51の組合せによる方法の他にスプレー
塗布やドクターナイフによる塗布も可能である。含浸量
は送りローラー52等によって調整し50〜300 g/m
2 になるようにする。含浸層は不織布の一表面11b
(裏面側)にのみ形成され、他の表面11aにはいたら
ないようにすることが表面の意匠をそこねず好ましい。
不織布に含浸したラテックスは乾燥機60によっていっ
たん乾燥して成形用不織布13として巻き取り、次の成
形工程に送られる。図3の(b)はラテックスを含浸し
た不織布を成形型70によって成形する工程を示す。あ
らかじめ不図示の加熱装置によって不織布13を加熱
し、含浸、乾燥した熱可塑性のラテックがガラス転移点
以上になって可塑性を発現する状態において、成形型7
0でプレス成形し形状をつける。次に図3の(c)は、
成形した不織布の裏面の所要部位にガラス短繊維30お
よび発泡性のウレタン樹脂原料40を塗布して補強部を
形成する工程を示す。この補強部は図1のように成形品
の特に補強の必要性の強い部位にのみ帯状に形成するこ
とも可能であり、また成形品の裏面全面に形成すること
も可能である。ウレタンとしては、水を発泡剤としてな
る硬質ないし半硬質のものが好ましく、発泡倍率が3〜
10倍程度、流動性が高く、図4に示すように発泡によ
る界面の上昇 (RISE) よりも内部の増粘 (GEL)が十分に
遅れておこるものが好ましく、発泡反応が始まるクリー
ムタイム、増粘が顕著になるゲルタイム、表面の粘着性
がなくなるタックフリータイムがそれぞれ、5〜10
秒、30秒以上、60秒以下であることが好ましい。ガ
ラス繊維としては、繊維径が0.1〜1mm 、長さが5
〜20mmのものが好ましい。このガラス繊維とウレタン
樹脂は、それぞれ複数回にわたってスプレー80、8
0’等によって交互に散布することでガラスのウレタン
中への分散性が高まりウレタンの硬化も速くなり好まし
い。ガラス繊維およびウレタンの散布量は、それぞれ5
0〜100 g/m2 程度が好ましい。このようにして形成
された補強部の厚さは0.5〜1.5mm程度であり、
不織布の厚さの10〜30%程度であることが好まし
い。不織布の20%の厚さ補強層を形成した場合、この
部位の曲げ弾性率は20〜40%向上することがわかっ
た。
説明する。図1は、本発明内装材の外観図(裏面視)で
あり、図2は図1のA−A’線断面図を示している。本
発明の内装材はニードリング不織布11を主体としてな
り、この不織布の裏面には熱可塑性のラテックスを含浸
した含浸層が形成されている。さらに裏面の所要部位に
はガラス繊維を含むウレタン樹脂発泡体の補強部15を
形成してなる。次に図3の(a)、(b)、(c)は、
それぞれ本発明の成形内装材を得る工程を示している。
図3の(a)は不織布11の裏面11bにラテックス2
0を塗布含浸させる工程を示している。不織布の素材と
して好ましいのは、ポリエステル繊維等の合成繊維や綿
繊維、その他複数種の混繊ウェブをニードリングしてな
るものであり、その目付け量は200〜800 g/m2 が
好ましい。ロール状に巻き取られた不織布11を引きだ
して、ラテックス20を塗布して含浸層12を形成す
る。ラテックスの種類として最も好ましいのはエチレン
−酢酸ビニル系のものであり、その他、アクリル−スチ
レン系、塩ビ−アクリル−スチレン系等も好ましい。ラ
テックスを不織布に含浸するには図のように含浸浴50
と塗布ローラー51の組合せによる方法の他にスプレー
塗布やドクターナイフによる塗布も可能である。含浸量
は送りローラー52等によって調整し50〜300 g/m
2 になるようにする。含浸層は不織布の一表面11b
(裏面側)にのみ形成され、他の表面11aにはいたら
ないようにすることが表面の意匠をそこねず好ましい。
不織布に含浸したラテックスは乾燥機60によっていっ
たん乾燥して成形用不織布13として巻き取り、次の成
形工程に送られる。図3の(b)はラテックスを含浸し
た不織布を成形型70によって成形する工程を示す。あ
らかじめ不図示の加熱装置によって不織布13を加熱
し、含浸、乾燥した熱可塑性のラテックがガラス転移点
以上になって可塑性を発現する状態において、成形型7
0でプレス成形し形状をつける。次に図3の(c)は、
成形した不織布の裏面の所要部位にガラス短繊維30お
よび発泡性のウレタン樹脂原料40を塗布して補強部を
形成する工程を示す。この補強部は図1のように成形品
の特に補強の必要性の強い部位にのみ帯状に形成するこ
とも可能であり、また成形品の裏面全面に形成すること
も可能である。ウレタンとしては、水を発泡剤としてな
る硬質ないし半硬質のものが好ましく、発泡倍率が3〜
10倍程度、流動性が高く、図4に示すように発泡によ
る界面の上昇 (RISE) よりも内部の増粘 (GEL)が十分に
遅れておこるものが好ましく、発泡反応が始まるクリー
ムタイム、増粘が顕著になるゲルタイム、表面の粘着性
がなくなるタックフリータイムがそれぞれ、5〜10
秒、30秒以上、60秒以下であることが好ましい。ガ
ラス繊維としては、繊維径が0.1〜1mm 、長さが5
〜20mmのものが好ましい。このガラス繊維とウレタン
樹脂は、それぞれ複数回にわたってスプレー80、8
0’等によって交互に散布することでガラスのウレタン
中への分散性が高まりウレタンの硬化も速くなり好まし
い。ガラス繊維およびウレタンの散布量は、それぞれ5
0〜100 g/m2 程度が好ましい。このようにして形成
された補強部の厚さは0.5〜1.5mm程度であり、
不織布の厚さの10〜30%程度であることが好まし
い。不織布の20%の厚さ補強層を形成した場合、この
部位の曲げ弾性率は20〜40%向上することがわかっ
た。
【0006】
【発明の効果】本発明による内装材は、単一の成形型を
用いて得られる、軽量で剛性にすぐれた成形性内装材で
ある。
用いて得られる、軽量で剛性にすぐれた成形性内装材で
ある。
【図1】 実施例の外観図
【図2】 実施例の一部断面図
【図3】 成形内装材を得る工程を示す
【図4】 ウレタン樹脂の発泡様態を示す
10・・・成形内装材 11・・・不織布 12・・・含浸層 13・・・成形用不織布 15・・・補強部 20・・・ラテックス 30・・・ガラス短繊維 40・・・発泡性ウレタン原料 50・・・含浸浴 51・・・塗布ローラー 60・・・乾燥機 70・・・成形型
Claims (1)
- 【請求項1】 ニードリングにより繊維をからめて形成
した不織布の裏面に熱可塑性のラテックスを含浸して所
要の形状に成形した後、成形した不織布の裏面にガラス
短繊維と流れ性の高い発泡性ウレタン原料を交互に散布
して、ガラス繊維を含むウレタン樹脂発泡体の補強部を
形成してなることを特徴とする成形内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7066930A JPH08246315A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 成形内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7066930A JPH08246315A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 成形内装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246315A true JPH08246315A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13330207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7066930A Pending JPH08246315A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 成形内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08246315A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100609285B1 (ko) * | 2004-05-28 | 2006-08-08 | 화신산업 (주) | 우레탄을 이용한 자동차 내장제 및 제조방법 |
CN107433919A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-05 | 凯迪拉克汽车公司 | 纤维车身底罩 |
JP2018500204A (ja) * | 2014-12-05 | 2018-01-11 | コンパニ・プラステイツク・オムニウム | 強化熱可塑性素材製の動力車の部品の製造方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7066930A patent/JPH08246315A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100609285B1 (ko) * | 2004-05-28 | 2006-08-08 | 화신산업 (주) | 우레탄을 이용한 자동차 내장제 및 제조방법 |
JP2018500204A (ja) * | 2014-12-05 | 2018-01-11 | コンパニ・プラステイツク・オムニウム | 強化熱可塑性素材製の動力車の部品の製造方法 |
CN107433919A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-05 | 凯迪拉克汽车公司 | 纤维车身底罩 |
CN107433919B (zh) * | 2016-05-31 | 2022-03-08 | 凯迪拉克汽车公司 | 纤维车身底罩 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0266224B1 (en) | Process for the manufacture of laminated elements | |
US4655861A (en) | Process for producing moldings with deformable decorative surface | |
JPH08246315A (ja) | 成形内装材 | |
KR100437869B1 (ko) | 성형이 용이한 차량용 내장재 및 건축용 시트의제조방법과 그에 의해 제조된 차량용 내장재 및 건축용시트, 및 차량 및 건축용 판재 | |
JP4120236B2 (ja) | 内装材及び内装材の製造方法 | |
KR100457371B1 (ko) | 입체형상을가지는자동차용카페트및그제조방법 | |
JP2001047545A (ja) | 防音材 | |
JP2753636B2 (ja) | 車輛用内装材とその製造方法 | |
CN209888317U (zh) | 一种后备箱盖板 | |
JPH03114742A (ja) | 車輌用内装材とその製造方法 | |
JP3767636B2 (ja) | 繊維成形体の製造方法 | |
KR200251584Y1 (ko) | 차량용 인슐레이션의 복합재료 | |
JP3239584B2 (ja) | 自動車用内装材料 | |
JP2699502B2 (ja) | 構造材とその製造方法 | |
JP3529484B2 (ja) | 吸音材付き車両内装品及びその製造方法 | |
JPH0520608Y2 (ja) | ||
JPH0140671Y2 (ja) | ||
JPH0340596Y2 (ja) | ||
JPH08311759A (ja) | 内装材用不織布 | |
JPH0536679Y2 (ja) | ||
JPS63269749A (ja) | 自動車用天井材およびその製造方法 | |
JPS618340A (ja) | 布帛張り発泡体シ−ト | |
JPH0440905Y2 (ja) | ||
WO1998021066A1 (de) | Wiederverwertbares teppichbodenformteil | |
JPH03272836A (ja) | ハニカム補強硬質ウレタンフォーム積層体およびその製造方法 |