JPH0824608A - 攪拌処理装置 - Google Patents
攪拌処理装置Info
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- JPH0824608A JPH0824608A JP16935394A JP16935394A JPH0824608A JP H0824608 A JPH0824608 A JP H0824608A JP 16935394 A JP16935394 A JP 16935394A JP 16935394 A JP16935394 A JP 16935394A JP H0824608 A JPH0824608 A JP H0824608A
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Landscapes
- Accessories For Mixers (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 攪拌処理流体に対する剪断作用が小さく攪拌
熱発生による熱劣化を生じないよう構成した攪拌処理装
置を提供する。 【構成】 容器1内に2本の回転軸2a,2bが平行に
配設されていて同期して同一方向に回転される。回転軸
2a,2bには複数のパドル3a,3a’…,3b,3
b’…が軸方向に間隔をおいて配置されている。これら
のパドルの先端部には、擬三角形断面形状のスクレーパ
4a−1,4a−2;4a''−1,4a''−2;…と、
擬台形断面形状のスクレーパ4a’−1,4a’−2;
4b−1,4b−2;…が取付けられている。容器1の
内筒壁とパドル3a,3a’…とスクレーパ4a−1,
4a−2…は互いにセルフクリーニングされるが、スク
レーパの一部を擬台形断面としたことにより攪拌処理物
に対して与えられる剪断力が小さくなる。
熱発生による熱劣化を生じないよう構成した攪拌処理装
置を提供する。 【構成】 容器1内に2本の回転軸2a,2bが平行に
配設されていて同期して同一方向に回転される。回転軸
2a,2bには複数のパドル3a,3a’…,3b,3
b’…が軸方向に間隔をおいて配置されている。これら
のパドルの先端部には、擬三角形断面形状のスクレーパ
4a−1,4a−2;4a''−1,4a''−2;…と、
擬台形断面形状のスクレーパ4a’−1,4a’−2;
4b−1,4b−2;…が取付けられている。容器1の
内筒壁とパドル3a,3a’…とスクレーパ4a−1,
4a−2…は互いにセルフクリーニングされるが、スク
レーパの一部を擬台形断面としたことにより攪拌処理物
に対して与えられる剪断力が小さくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘度流体、スラリー
状物質、粉体などの物質を攪拌混和する攪拌処理装置に
関する。
状物質、粉体などの物質を攪拌混和する攪拌処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】化学工業界や食品工業界では高粘度流
体、スラリー状物質、粉体などを混合したり、反応させ
たりするために、攪拌装置が多用される。このような物
質を処理するには、混合性能、伝熱性能が高く、さらに
付着物が生成しない機能、すなわちセルフクリーニング
機能を持った装置が望まれることが多い。このため、従
来から付着性の強い物質の処理用としてセルフクリーニ
ング機能を持つ攪拌装置が提案されている。ここで一般
に言われているセルフクリーニング機能は2方式に区分
される。
体、スラリー状物質、粉体などを混合したり、反応させ
たりするために、攪拌装置が多用される。このような物
質を処理するには、混合性能、伝熱性能が高く、さらに
付着物が生成しない機能、すなわちセルフクリーニング
機能を持った装置が望まれることが多い。このため、従
来から付着性の強い物質の処理用としてセルフクリーニ
ング機能を持つ攪拌装置が提案されている。ここで一般
に言われているセルフクリーニング機能は2方式に区分
される。
【0003】第1の方式は、2軸以上の回転軸を持ち、
それに取付けられた攪拌体相互、及び攪拌体と容器内壁
が僅かなクリアランスを保ちながら相対速度を持って移
動することにより、機械的に付着物の生成を完全に防止
しようとするものである。第2の方式は、取扱い物質の
流動状態を考慮し、流体自体の剪断作用により付着物質
の生成を抑制しようとするものである。
それに取付けられた攪拌体相互、及び攪拌体と容器内壁
が僅かなクリアランスを保ちながら相対速度を持って移
動することにより、機械的に付着物の生成を完全に防止
しようとするものである。第2の方式は、取扱い物質の
流動状態を考慮し、流体自体の剪断作用により付着物質
の生成を抑制しようとするものである。
【0004】近年、化学工業界では、製品品質が厳しく
追求されるようになり、更に取扱い物質の性状が多岐に
亘るようになっているため、付着に対しては、第2方式
のものは不充分であることが多く、第1の方式の装置の
要求が増大してきている。
追求されるようになり、更に取扱い物質の性状が多岐に
亘るようになっているため、付着に対しては、第2方式
のものは不充分であることが多く、第1の方式の装置の
要求が増大してきている。
【0005】第1の方式の機能を持つ装置としては、多
軸のネジスクリューを噛み合せたものやTodd.D.BらがCh
em.Eng.Progr. Vol.65,P.85(1969) で紹介している凸レ
ンズ状断面を持ったパドルを噛み合わせたものや、擬三
角形断面を持ったパドルを噛み合せた多軸の攪拌装置が
ある。
軸のネジスクリューを噛み合せたものやTodd.D.BらがCh
em.Eng.Progr. Vol.65,P.85(1969) で紹介している凸レ
ンズ状断面を持ったパドルを噛み合わせたものや、擬三
角形断面を持ったパドルを噛み合せた多軸の攪拌装置が
ある。
【0006】ところが従来この種の装置の最大の欠点
は、容器内に設けられたネジスクリュー状、凸レンズ
状、擬三角形状の攪拌体の占める体積が大きく、それを
除いた有効容積が数%〜60%と小さいことにある。そ
の結果、処理物質の仕込み量に対して総容積が大きくな
りコスト高となるため、実用上の適用が困難な場合が生
じていた。特に処理に要する滞溜時間が長い場合には処
理量に対比して装置の総容積が膨大となり、装置コスト
上致命的な欠点となっていた。
は、容器内に設けられたネジスクリュー状、凸レンズ
状、擬三角形状の攪拌体の占める体積が大きく、それを
除いた有効容積が数%〜60%と小さいことにある。そ
の結果、処理物質の仕込み量に対して総容積が大きくな
りコスト高となるため、実用上の適用が困難な場合が生
じていた。特に処理に要する滞溜時間が長い場合には処
理量に対比して装置の総容積が膨大となり、装置コスト
上致命的な欠点となっていた。
【0007】この問題を解決するものとして、特願昭62
-64113号による攪拌処理装置が提案されている。
-64113号による攪拌処理装置が提案されている。
【0008】この特許出願に係る攪拌処理装置は、容器
内に平行に配設されて同期して回転駆動される複数の回
転軸とその各々の回転軸に固定されて攪拌作用をなす複
数のパドルとを具えており、そのパドルは軸方向に間隔
をおいて配置されていて、そのパドルの先端にこの間隔
にほぼ相当する長さを有するスクレーパが回転軸と平行
に取付けられている。
内に平行に配設されて同期して回転駆動される複数の回
転軸とその各々の回転軸に固定されて攪拌作用をなす複
数のパドルとを具えており、そのパドルは軸方向に間隔
をおいて配置されていて、そのパドルの先端にこの間隔
にほぼ相当する長さを有するスクレーパが回転軸と平行
に取付けられている。
【0009】この装置では、回転軸の駆動回転によりパ
ドル及びスクレーパが容器内で移動し、容器内の処理物
が攪拌混和される。パドルは間隔をおいて配設され、か
つ、スクレーパをパドル先端に設けられているだけであ
るので、それらが容器内で占める体積は小さく、従って
有効容積率は増大する。また、パドル及びスクレーパの
移動により、隣接するもの同志が近接して相対移動し、
容器内の各部がセルフクリーニングされる。
ドル及びスクレーパが容器内で移動し、容器内の処理物
が攪拌混和される。パドルは間隔をおいて配設され、か
つ、スクレーパをパドル先端に設けられているだけであ
るので、それらが容器内で占める体積は小さく、従って
有効容積率は増大する。また、パドル及びスクレーパの
移動により、隣接するもの同志が近接して相対移動し、
容器内の各部がセルフクリーニングされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記した特願平62-641
13号に係る装置は、高粘度流体、液体等を攪拌処理する
ことに優れた性能を発揮するものであるが、セルフクリ
ーニング性を重視しているため流体に対して剪断作用が
大きく、その剪断作用の際の攪拌熱によって処理流体の
熱劣化を発生するという懸念がある。
13号に係る装置は、高粘度流体、液体等を攪拌処理する
ことに優れた性能を発揮するものであるが、セルフクリ
ーニング性を重視しているため流体に対して剪断作用が
大きく、その剪断作用の際の攪拌熱によって処理流体の
熱劣化を発生するという懸念がある。
【0011】本発明は前記問題点を解決し、攪拌処理体
に対する剪断作用が小さく攪拌熱発生による熱劣化を生
じさせない構成の攪拌処理装置を提供することを課題と
している。
に対する剪断作用が小さく攪拌熱発生による熱劣化を生
じさせない構成の攪拌処理装置を提供することを課題と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は容器内に平行に
設置され同期して回転駆動される複数の回転軸と、この
各々の回転軸に垂直に取付けられた複数のパドルとを具
えており、このパドルが回転軸の軸方向に間隔をおいて
配置されると共に、パドルの先端部に前記した間隔にほ
ぼ相当する長さを有するスクレーパが前記回転軸と平行
に取付けられた攪拌部を有する攪拌処理装置における前
記課題を解決するため、そのスクレーパとして、容器半
径方向の断面形状が擬三角形のものと三角形状の頂部の
面取りを施した擬台形状のものとを組合せた構成を採用
する。
設置され同期して回転駆動される複数の回転軸と、この
各々の回転軸に垂直に取付けられた複数のパドルとを具
えており、このパドルが回転軸の軸方向に間隔をおいて
配置されると共に、パドルの先端部に前記した間隔にほ
ぼ相当する長さを有するスクレーパが前記回転軸と平行
に取付けられた攪拌部を有する攪拌処理装置における前
記課題を解決するため、そのスクレーパとして、容器半
径方向の断面形状が擬三角形のものと三角形状の頂部の
面取りを施した擬台形状のものとを組合せた構成を採用
する。
【0013】
【作用】本発明による装置では、前記した構成を採用し
ており、回転軸の駆動回転によりパドル及びスクレーパ
が容器内で移動し、容器内の処理物が混和される。パド
ルは間隔をおいて配列され、かつ、スクレーパも、パド
ル先端に設けられているだけであるので、それらが容器
攪拌部内で占める体積は小さく、従って有効容積率は増
大する。また、パドル及びスクレーパの移動により隣接
するもの同志が近接して相対移動し、容器内各部がセル
フクリーニングされる。
ており、回転軸の駆動回転によりパドル及びスクレーパ
が容器内で移動し、容器内の処理物が混和される。パド
ルは間隔をおいて配列され、かつ、スクレーパも、パド
ル先端に設けられているだけであるので、それらが容器
攪拌部内で占める体積は小さく、従って有効容積率は増
大する。また、パドル及びスクレーパの移動により隣接
するもの同志が近接して相対移動し、容器内各部がセル
フクリーニングされる。
【0014】本発明による攪拌処理装置においては、そ
のスクレーパとして容器半径方向断面形状が従来型であ
る擬三角形状のものと擬台形状のものを組合せたことに
より、擬台形状のスクレーパ頂部と容器内壁との間隔が
広くなり攪拌処理体に対する剪断作用が小さくなるため
攪拌熱の発生が小さくなる。
のスクレーパとして容器半径方向断面形状が従来型であ
る擬三角形状のものと擬台形状のものを組合せたことに
より、擬台形状のスクレーパ頂部と容器内壁との間隔が
広くなり攪拌処理体に対する剪断作用が小さくなるため
攪拌熱の発生が小さくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例による攪拌処理装置
を図1ないし図4によって具体的に説明する。容器1の
攪拌室1−1には、処理物の入口11、出口12、熱媒
の出入口9,10をもつジャケット13、及び揮発分等
の排気口8とを備え、攪拌室1−1内には2本の回転軸
2a,2bが互いに平行に軸支されている。各回転軸2
a,2bは図示しない駆動源によって、図中矢印のよう
に同一回転方向に同一回転速度で互いに同期して回転駆
動されるようになっている。
を図1ないし図4によって具体的に説明する。容器1の
攪拌室1−1には、処理物の入口11、出口12、熱媒
の出入口9,10をもつジャケット13、及び揮発分等
の排気口8とを備え、攪拌室1−1内には2本の回転軸
2a,2bが互いに平行に軸支されている。各回転軸2
a,2bは図示しない駆動源によって、図中矢印のよう
に同一回転方向に同一回転速度で互いに同期して回転駆
動されるようになっている。
【0016】この攪拌室1−1の内壁は、図3に示すよ
うに、回転軸2a,2bをそれぞれ中心とする2個の円
筒壁111a,111bを繋げたような形の繭形断面を
有している。また、回転軸2a,2bはそれぞれ丸軸5
a,5b及びその外周部に擬四角断面を持つ軸カバー6
a,6bとから構成されていて(図3参照)、この丸軸
5a,5bの両端はシール14,14によって密封され
ている。
うに、回転軸2a,2bをそれぞれ中心とする2個の円
筒壁111a,111bを繋げたような形の繭形断面を
有している。また、回転軸2a,2bはそれぞれ丸軸5
a,5b及びその外周部に擬四角断面を持つ軸カバー6
a,6bとから構成されていて(図3参照)、この丸軸
5a,5bの両端はシール14,14によって密封され
ている。
【0017】回転軸2aには、所定の一定間隔を隔てて
複数のパドル3a,3a’,3a'',…が固定されてい
る。各パドル3a,3a’,3a'',…は中央部が膨ら
み、両端が尖った紡錘形(凸レンズ状)断面を持つ厚肉
板状に形成されており、各パドル3a,3a’,3
a'',…は、回転軸2aに対してそれと直交する面内に
取付けられ、かつ、回転軸2aの軸方向に並んで隣接す
るパドル3a,3a’,3a'',…はその軸回りに位相
が90度ずれた状態となっている。
複数のパドル3a,3a’,3a'',…が固定されてい
る。各パドル3a,3a’,3a'',…は中央部が膨ら
み、両端が尖った紡錘形(凸レンズ状)断面を持つ厚肉
板状に形成されており、各パドル3a,3a’,3
a'',…は、回転軸2aに対してそれと直交する面内に
取付けられ、かつ、回転軸2aの軸方向に並んで隣接す
るパドル3a,3a’,3a'',…はその軸回りに位相
が90度ずれた状態となっている。
【0018】また、これらのパドル3a,3a’,3
a'',…の各尖端は、その回転角度位置に応じて僅かな
クリアランスを隔てて攪拌室1−1の円筒壁111aと
後述する対応するパドル3b,3b’,3b'',…に対
向し得るようにその寸法が選定されている。
a'',…の各尖端は、その回転角度位置に応じて僅かな
クリアランスを隔てて攪拌室1−1の円筒壁111aと
後述する対応するパドル3b,3b’,3b'',…に対
向し得るようにその寸法が選定されている。
【0019】一方、回転軸2bにも、同様に、紡錘形断
面の複数のパドル3b,3b’,3b'',…が固定され
ている。各パドル3b,3b’,3b'',…は、それぞ
れ前記パドル3a,3a’,3a'',…に対応して軸方
向と同じ位置に位置し、各々対応するパドル3a,3
a’,3a'',…に対して各々位相が90度ずれた形で
回転軸2bに取付けられている。また、各パドル3b,
3b’,3b'',…の先端は、その回転角度位置に応じ
て僅かなクリアランスを隔てて攪拌室1−1の円筒壁1
11bと各々対応するパドル3a,3a’,3a'',…
に対向し得るようになっている。
面の複数のパドル3b,3b’,3b'',…が固定され
ている。各パドル3b,3b’,3b'',…は、それぞ
れ前記パドル3a,3a’,3a'',…に対応して軸方
向と同じ位置に位置し、各々対応するパドル3a,3
a’,3a'',…に対して各々位相が90度ずれた形で
回転軸2bに取付けられている。また、各パドル3b,
3b’,3b'',…の先端は、その回転角度位置に応じ
て僅かなクリアランスを隔てて攪拌室1−1の円筒壁1
11bと各々対応するパドル3a,3a’,3a'',…
に対向し得るようになっている。
【0020】さらに、パドル3a,3a’,3a'',
…,3b,3b’,3b'',…の先端部には、それぞ
れ、その先端部の断面形状に相当する擬三角形断面のス
クレーパ4a−1,4a−2;4a''−1,4a''−
2;…4b’−1,4b’−2;…が回転軸2a,2b
と平行に固定されている。各スクレーパ4a−1,4a
−2;4a''−1,4a''−2;…4b’−1,4b’
−2;…の先端面は隣接するパドル3a,3a’,…,
3b,3b’,…に対して軸方向に僅かなクリアランス
を隔てて対向している。
…,3b,3b’,3b'',…の先端部には、それぞ
れ、その先端部の断面形状に相当する擬三角形断面のス
クレーパ4a−1,4a−2;4a''−1,4a''−
2;…4b’−1,4b’−2;…が回転軸2a,2b
と平行に固定されている。各スクレーパ4a−1,4a
−2;4a''−1,4a''−2;…4b’−1,4b’
−2;…の先端面は隣接するパドル3a,3a’,…,
3b,3b’,…に対して軸方向に僅かなクリアランス
を隔てて対向している。
【0021】各スクレーパ4a−1,4a−2;…は同
様な構成であるので、いま代表としてパドル3a,3
a'',3b’,のスクレーパについて詳説すると、パド
ル3b’の両先端には、先端両面に向って回転軸2bの
軸方向へ延びるスクレーパ4b’−1,4b’−2が取
付けられていて、その先端はそれぞれパドル3a,3
a''の側面に近接して対向しうるようになっている。
様な構成であるので、いま代表としてパドル3a,3
a'',3b’,のスクレーパについて詳説すると、パド
ル3b’の両先端には、先端両面に向って回転軸2bの
軸方向へ延びるスクレーパ4b’−1,4b’−2が取
付けられていて、その先端はそれぞれパドル3a,3
a''の側面に近接して対向しうるようになっている。
【0022】各スクレーパ4b’−1,4b’−2の回
転軸2bと反対側の先端稜線は、回転軸2bの軸心から
等距離の線上に位置しており、各スクレーパ4b’−
1,4b’−2の先端は、回転軸2bの回転角度位置に
応じて僅かなクリアランスを隔てて攪拌室1−1の円筒
壁111bと他方の回転軸2aのパドルと連続する表面
を有する軸カバー6aに対向しうる。
転軸2bと反対側の先端稜線は、回転軸2bの軸心から
等距離の線上に位置しており、各スクレーパ4b’−
1,4b’−2の先端は、回転軸2bの回転角度位置に
応じて僅かなクリアランスを隔てて攪拌室1−1の円筒
壁111bと他方の回転軸2aのパドルと連続する表面
を有する軸カバー6aに対向しうる。
【0023】また、パドル3a,3a''の両先端には、
それぞれパドル3b’へ向って回転軸2aの軸方向へ延
びるスクレーパ4a−1,4a−2,;4a''−1,4
a''−2が取付けられていて、その先端は、それぞれパ
ドル3b’の側面に近接して対向し得るようになってい
る。各スクレーパ4a−1,4a−2;4a''−1,4
a''−2の回転軸2aと反対側の先端稜線は、回転軸2
aの軸線から等距離の線上に位置しており、各スクレー
パ4a−1,4a−2;4a''−1,4a''−2の先端
は、回転軸2aの回転角度に応じて僅かなクリアランス
を隔てて攪拌室1−1の円筒壁111aと他方の回転軸
2bのパドルと連続する表面を有する軸カバー6bに対
向し得る。
それぞれパドル3b’へ向って回転軸2aの軸方向へ延
びるスクレーパ4a−1,4a−2,;4a''−1,4
a''−2が取付けられていて、その先端は、それぞれパ
ドル3b’の側面に近接して対向し得るようになってい
る。各スクレーパ4a−1,4a−2;4a''−1,4
a''−2の回転軸2aと反対側の先端稜線は、回転軸2
aの軸線から等距離の線上に位置しており、各スクレー
パ4a−1,4a−2;4a''−1,4a''−2の先端
は、回転軸2aの回転角度に応じて僅かなクリアランス
を隔てて攪拌室1−1の円筒壁111aと他方の回転軸
2bのパドルと連続する表面を有する軸カバー6bに対
向し得る。
【0024】図3に示すように、スクレーパ4a’−
1,4a’−2と軸カバー6aとの間には、回転に応じ
て隣接する他方の回転軸2bのパドル3b,3b''に取
付けられたスクレーパ4b−1,4b−2;4b''−
1,4b''−2が互いに入り込むようになっており、そ
の入り込んだときにスクレーパ4a’−1,4a’−2
の軸中心側の周面とスクレーパ4b−1,4b−2;4
b''−1,4b''−2の軸中心側の周面とが僅かなクリ
アランスを隔てて近接するように寸法が選定されてい
る。以上のように構成されたパドルとスクレーパは、図
1及び図2に示すように回転軸2a,2bの軸方向に並
んで複数個設けられている。
1,4a’−2と軸カバー6aとの間には、回転に応じ
て隣接する他方の回転軸2bのパドル3b,3b''に取
付けられたスクレーパ4b−1,4b−2;4b''−
1,4b''−2が互いに入り込むようになっており、そ
の入り込んだときにスクレーパ4a’−1,4a’−2
の軸中心側の周面とスクレーパ4b−1,4b−2;4
b''−1,4b''−2の軸中心側の周面とが僅かなクリ
アランスを隔てて近接するように寸法が選定されてい
る。以上のように構成されたパドルとスクレーパは、図
1及び図2に示すように回転軸2a,2bの軸方向に並
んで複数個設けられている。
【0025】一方、パドル3b,3b'',3a’に取付
けられたスクレーパ4b−1,4b−2;4b''−1,
4b''−2;4a’−1,4a’−2は図4に示すよう
に容器1の半径方向断面形状が擬台形となっている。一
例として図4に示したL1 の寸法は12mmである。従っ
て、これらの擬台形断面のスクレーパの先端は、攪拌室
1−1の円筒壁111a,111b及び軸カバー6a,
6bに対し、擬三角形の先端が削られて擬台形となった
分だけ擬三角形断面のスクレーパの場合より大きいクリ
アランスを隔て、対向することになる。その他の構成と
作用は擬三角形断面のスクレーパ4a−1,4a−2等
の場合と同じである。なお、7は、攪拌室1−1の処理
物出口12と揮発分の排気口8との間に設けられた堰板
である。
けられたスクレーパ4b−1,4b−2;4b''−1,
4b''−2;4a’−1,4a’−2は図4に示すよう
に容器1の半径方向断面形状が擬台形となっている。一
例として図4に示したL1 の寸法は12mmである。従っ
て、これらの擬台形断面のスクレーパの先端は、攪拌室
1−1の円筒壁111a,111b及び軸カバー6a,
6bに対し、擬三角形の先端が削られて擬台形となった
分だけ擬三角形断面のスクレーパの場合より大きいクリ
アランスを隔て、対向することになる。その他の構成と
作用は擬三角形断面のスクレーパ4a−1,4a−2等
の場合と同じである。なお、7は、攪拌室1−1の処理
物出口12と揮発分の排気口8との間に設けられた堰板
である。
【0026】以上の本実施例に係る攪拌装置において、
攪拌処理される処理物は入口11から容器の攪拌室1−
1内に入れられ、回転軸2a,2bが駆動回転すること
でパドル3a,3a’,3a'',…,3b,3b’,3
b'',…及びスクレーパ4a−1,4a−2;…4b−
1,4b−2;…の移動による攪拌作用で攪拌され、そ
の後、出口12から取出される。
攪拌処理される処理物は入口11から容器の攪拌室1−
1内に入れられ、回転軸2a,2bが駆動回転すること
でパドル3a,3a’,3a'',…,3b,3b’,3
b'',…及びスクレーパ4a−1,4a−2;…4b−
1,4b−2;…の移動による攪拌作用で攪拌され、そ
の後、出口12から取出される。
【0027】ここで、図3の断面図からも判るように回
転軸2a,2bとスクレーパ4a−1,4a−2;…4
b−1,4b−2;…が容器1内に占める体積が小さ
く、またパドル3a…,3b,…も間隔をおいて取付け
られているので、攪拌室1−1内の有効容積率を従来の
セルフクリーニング式の攪拌装置に較べて大幅に増大さ
せることができる。
転軸2a,2bとスクレーパ4a−1,4a−2;…4
b−1,4b−2;…が容器1内に占める体積が小さ
く、またパドル3a…,3b,…も間隔をおいて取付け
られているので、攪拌室1−1内の有効容積率を従来の
セルフクリーニング式の攪拌装置に較べて大幅に増大さ
せることができる。
【0028】ちなみに、図示例のものでは、有効容積は
総容積の70〜75%となっている。なお、必要に応じ
てパドル3a…,3b…の取付間隔を拡げ、その分スク
レーパ4a−1,4b−1;…4a’−1,4b’−
1,…の長さを長くすることにより、有効容積率を更に
増大させることもできる。
総容積の70〜75%となっている。なお、必要に応じ
てパドル3a…,3b…の取付間隔を拡げ、その分スク
レーパ4a−1,4b−1;…4a’−1,4b’−
1,…の長さを長くすることにより、有効容積率を更に
増大させることもできる。
【0029】また、本実施例による攪拌処理装置では、
前記したように図4に示すような擬台形状の断面をもつ
スクレーパ4b−1,4b−2等を設けてあり、この擬
台形状のスクレーパ4b−1,4b−2等と従来型であ
る擬三角状断面のスクレーパ4a−1,4a−2の組合
せの作用を図2に基づいて説明する。パドル3a,3
a’,3a'',3b,3b’,3b''に設けられたスク
レーパにおいて、擬台形状の断面をもつスクレーパは4
a’−1及び4a’−2と4b−1,4b−2及び4
b''−1,4b''−2である。その他は、従来型である
擬三角状の断面をもつスクレーパとした。
前記したように図4に示すような擬台形状の断面をもつ
スクレーパ4b−1,4b−2等を設けてあり、この擬
台形状のスクレーパ4b−1,4b−2等と従来型であ
る擬三角状断面のスクレーパ4a−1,4a−2の組合
せの作用を図2に基づいて説明する。パドル3a,3
a’,3a'',3b,3b’,3b''に設けられたスク
レーパにおいて、擬台形状の断面をもつスクレーパは4
a’−1及び4a’−2と4b−1,4b−2及び4
b''−1,4b''−2である。その他は、従来型である
擬三角状の断面をもつスクレーパとした。
【0030】これらが回転軸2a,2bの回転によって
移動攪拌する際、擬台形状断面スクレーパ4a’−1,
4a’−2等の突端と内筒壁111a,111bの間隔
が広くなった分セルフクリーニング性及び剪断作用はや
や低下するが、従来型の擬三角状断面スクレーパにおけ
るスクレーパ4a−1,4a−2等の突端と内筒壁11
1a,111bとの間については、それを補うような構
造になっている。
移動攪拌する際、擬台形状断面スクレーパ4a’−1,
4a’−2等の突端と内筒壁111a,111bの間隔
が広くなった分セルフクリーニング性及び剪断作用はや
や低下するが、従来型の擬三角状断面スクレーパにおけ
るスクレーパ4a−1,4a−2等の突端と内筒壁11
1a,111bとの間については、それを補うような構
造になっている。
【0031】従って、本実施例では従来型に比べセルフ
クリーニングのほとんど差のない攪拌動力の少い、つま
り攪拌熱による熱劣化の起こりにくい攪拌処理装置を提
供できる。次に、本発明による攪拌処理装置について行
った実験例について説明する。
クリーニングのほとんど差のない攪拌動力の少い、つま
り攪拌熱による熱劣化の起こりにくい攪拌処理装置を提
供できる。次に、本発明による攪拌処理装置について行
った実験例について説明する。
【0032】(実験例)直径96mm,厚さ10mmのパド
ルの先端に10mmの厚みを有したスクレーパをパドルの
片側に50mmずつ配置した攪拌体を取付けた長さ660
mmの攪拌処理装置において、回分式で50%レベルに1
000Poise の水アメを仕込み攪拌動力を測定した所、
前記した実施例と同様の擬台形断面スクレーパを有する
処理装置は擬台形断面スクレーパを有しない従来型に比
べて動力が40%低減した。
ルの先端に10mmの厚みを有したスクレーパをパドルの
片側に50mmずつ配置した攪拌体を取付けた長さ660
mmの攪拌処理装置において、回分式で50%レベルに1
000Poise の水アメを仕込み攪拌動力を測定した所、
前記した実施例と同様の擬台形断面スクレーパを有する
処理装置は擬台形断面スクレーパを有しない従来型に比
べて動力が40%低減した。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、特許請求
の範囲の前文に記載した構成のパドルとスクレーパを有
する攪拌処理装置において、前記したようにスクレーパ
断面を擬台形状としたものを一部に設けたことによって
容器内壁とスクレーパ突端間の間隔が増大した部分が出
来る。従って攪拌動力が少く、処理物の熱劣化の少い処
理が行える攪拌処理装置が得られる。
の範囲の前文に記載した構成のパドルとスクレーパを有
する攪拌処理装置において、前記したようにスクレーパ
断面を擬台形状としたものを一部に設けたことによって
容器内壁とスクレーパ突端間の間隔が増大した部分が出
来る。従って攪拌動力が少く、処理物の熱劣化の少い処
理が行える攪拌処理装置が得られる。
【図1】本発明の一実施例に係る攪拌処理装置の縦断面
図。
図。
【図2】図1のII-II 矢視断面図。
【図3】図2のIII-III 矢視断面図。
【図4】擬台形状スクレーパを有する攪拌体を示す図面
で(a)は平面図、(b)は側面図。
で(a)は平面図、(b)は側面図。
1 容器 1−1 攪拌室 1−2 排気室 2a,2b 回転軸 3a,3a’,3a'',…,3b,3b’,3b''
パドル 4a−1,4a−2,4a''−1,4a''−2,4b’
−1,4b’−2擬三角形断面スクレーパ 4a' −1,4a' −2,4b−1,4b−2,4b''
−1,4b''−2擬台形断面スクレーパ
パドル 4a−1,4a−2,4a''−1,4a''−2,4b’
−1,4b’−2擬三角形断面スクレーパ 4a' −1,4a' −2,4b−1,4b−2,4b''
−1,4b''−2擬台形断面スクレーパ
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に平行に配設され同期して回転駆
動される複数の回転軸と、前記各々の回転軸に垂直に取
付けられた複数のパドルとを具えており、前記パドルが
回転軸の軸方向に間隔をおいて配置されると共に、前記
パドルの先端部に前記間隔にほぼ相当する長さを有する
スクレーパが前記回転軸と平行に取付けられた攪拌部を
有する攪拌処理装置において、前記スクレーパは、容器
半径方向断面形状が擬三角形状のものと三角形状の頂部
の面取りを施した擬台形状のものとを組合せたことを特
徴とする攪拌処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16935394A JPH0824608A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 攪拌処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16935394A JPH0824608A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 攪拌処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824608A true JPH0824608A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15885003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16935394A Withdrawn JPH0824608A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 攪拌処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018038557A3 (ko) * | 2016-08-24 | 2018-04-12 | 지에스칼텍스 주식회사 | 니더 반응기 |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP16935394A patent/JPH0824608A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018038557A3 (ko) * | 2016-08-24 | 2018-04-12 | 지에스칼텍스 주식회사 | 니더 반응기 |
JP2019525832A (ja) * | 2016-08-24 | 2019-09-12 | ジーエス カルテックス コーポレーションGs Caltex Corporation | ニーダー反応器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |