JPH08245255A - 低粉塵吹付けコンクリート組成物 - Google Patents
低粉塵吹付けコンクリート組成物Info
- Publication number
- JPH08245255A JPH08245255A JP7048263A JP4826395A JPH08245255A JP H08245255 A JPH08245255 A JP H08245255A JP 7048263 A JP7048263 A JP 7048263A JP 4826395 A JP4826395 A JP 4826395A JP H08245255 A JPH08245255 A JP H08245255A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- agent
- pts
- dust
- reducing agent
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】セメント成分、骨材、水、急結剤、粉塵低減剤
及び高性能減水剤を含む吹付けコンクリート組成物であ
る。前記粉塵低減剤の配合割合は、セメント成分100
重量部に対して0.1〜0.3重量部、高性能減水剤の
配合割合は、得られる組成物のスランプ値が15.0〜
22.0cmとなる量である。 【効果】前記吹付けコンクリート組成物は、粉塵濃度5
mg/m3以下、はね返り率25%以下程度の低粉塵性
を保持すると共に、汎用の吹付け装置による通常の圧送
圧により吹付けすることができる。従って、粉塵低減剤
(増粘剤)を配合した場合でも、従来のように組成に基
づく特殊な装置を使用せずに、十分な施工能力(例えば
5m3/hr以上)で施工することができる。
及び高性能減水剤を含む吹付けコンクリート組成物であ
る。前記粉塵低減剤の配合割合は、セメント成分100
重量部に対して0.1〜0.3重量部、高性能減水剤の
配合割合は、得られる組成物のスランプ値が15.0〜
22.0cmとなる量である。 【効果】前記吹付けコンクリート組成物は、粉塵濃度5
mg/m3以下、はね返り率25%以下程度の低粉塵性
を保持すると共に、汎用の吹付け装置による通常の圧送
圧により吹付けすることができる。従って、粉塵低減剤
(増粘剤)を配合した場合でも、従来のように組成に基
づく特殊な装置を使用せずに、十分な施工能力(例えば
5m3/hr以上)で施工することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルをはじめとす
る地下構造物、既設コンクリートの補修、補強、掘削法
面の被覆、補強等に用いる吹付けコンクリートに利用可
能であり、特にトンネル工事におけるNATM工法時等
に利用できる低粉塵吹付けコンクリート組成物に関す
る。
る地下構造物、既設コンクリートの補修、補強、掘削法
面の被覆、補強等に用いる吹付けコンクリートに利用可
能であり、特にトンネル工事におけるNATM工法時等
に利用できる低粉塵吹付けコンクリート組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の吹付けコンクリートには、セメン
ト、骨材、水、急結剤等が有効成分として配合されてお
り、例えば施工時の粉塵量を抑制するためにセルロース
系増粘剤、アクリル系増粘剤等の粉塵低減剤や、吹付け
後のコンクリートの補強のために鋼繊維等の補強材が配
合されている。
ト、骨材、水、急結剤等が有効成分として配合されてお
り、例えば施工時の粉塵量を抑制するためにセルロース
系増粘剤、アクリル系増粘剤等の粉塵低減剤や、吹付け
後のコンクリートの補強のために鋼繊維等の補強材が配
合されている。
【0003】このような吹付けコンクリートを施工する
場合の吹付け装置としては、ノズルを有するロータ式、
ポンプ式の装置が通常利用されているが、コンクリート
組成に応じて、種々改良がなされた装置が使用されてい
るのが現状である。例えば前記粉塵低減剤が配合される
場合には、コンクリート組成物の粘性が増大し、該組成
物をノズルへ搬送する圧送抵抗を大きくする必要がある
ため、圧送力を増大した吹付け装置が使用されている。
また粉塵低減剤を別系統で搬送し、ノズル先端において
コンクリート組成物と混合して吹き付ける方法も知られ
ているが、この場合も粉塵低減剤供給のための別系統の
管を設ける必要がある。
場合の吹付け装置としては、ノズルを有するロータ式、
ポンプ式の装置が通常利用されているが、コンクリート
組成に応じて、種々改良がなされた装置が使用されてい
るのが現状である。例えば前記粉塵低減剤が配合される
場合には、コンクリート組成物の粘性が増大し、該組成
物をノズルへ搬送する圧送抵抗を大きくする必要がある
ため、圧送力を増大した吹付け装置が使用されている。
また粉塵低減剤を別系統で搬送し、ノズル先端において
コンクリート組成物と混合して吹き付ける方法も知られ
ているが、この場合も粉塵低減剤供給のための別系統の
管を設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、粉塵低減剤が配合され、施工時の粉塵量を有効に低
減した吹付けコンクリート組成物であって、施工時の吹
付け装置における圧送抵抗の増大を招くことがなく、汎
用装置で吹付け施工を行なうことができる低粉塵吹付け
コンクリート組成物を提供することにある。
は、粉塵低減剤が配合され、施工時の粉塵量を有効に低
減した吹付けコンクリート組成物であって、施工時の吹
付け装置における圧送抵抗の増大を招くことがなく、汎
用装置で吹付け施工を行なうことができる低粉塵吹付け
コンクリート組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、セメン
ト成分、骨材、水、急結剤及び粉塵低減剤を含む吹付け
コンクリート組成物において、前記粉塵低減剤の配合割
合を、セメント成分100重量部に対して0.1〜0.
3重量部とし、更に高性能減水剤を配合して、スランプ
値15.0〜22.0cmとしたことを特徴とする低粉
塵吹付けコンクリート組成物が提供される。
ト成分、骨材、水、急結剤及び粉塵低減剤を含む吹付け
コンクリート組成物において、前記粉塵低減剤の配合割
合を、セメント成分100重量部に対して0.1〜0.
3重量部とし、更に高性能減水剤を配合して、スランプ
値15.0〜22.0cmとしたことを特徴とする低粉
塵吹付けコンクリート組成物が提供される。
【0006】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
の組成物は、セメント成分、骨材、水、急結剤、粉塵低
減剤及び高性能減水剤を有効成分として含有し、特に粉
塵低減剤と高性能減水剤の配合割合を特定量とすること
により、粉塵低減剤の配合によっても、通常の吹付け装
置における圧送圧(例えば50〜100kgf/c
m2)で吹き付け可能な流動性を有し、且つ施工時の粉
塵発生を十分に抑制することを可能としたものである。
この組成物は、トンネルをはじめとする地下構造物、既
設コンクリートの補修、補強、掘削法面の被覆、補強等
における吹付けコンクリートに用いることができる。
の組成物は、セメント成分、骨材、水、急結剤、粉塵低
減剤及び高性能減水剤を有効成分として含有し、特に粉
塵低減剤と高性能減水剤の配合割合を特定量とすること
により、粉塵低減剤の配合によっても、通常の吹付け装
置における圧送圧(例えば50〜100kgf/c
m2)で吹き付け可能な流動性を有し、且つ施工時の粉
塵発生を十分に抑制することを可能としたものである。
この組成物は、トンネルをはじめとする地下構造物、既
設コンクリートの補修、補強、掘削法面の被覆、補強等
における吹付けコンクリートに用いることができる。
【0007】前記セメント成分としては、通常普通ポル
トランドセメントを用いることができるが、吹付け場所
や条件に応じては早強ポルトランドセメントや高炉セメ
ント等を用いることもできる。
トランドセメントを用いることができるが、吹付け場所
や条件に応じては早強ポルトランドセメントや高炉セメ
ント等を用いることもできる。
【0008】前記骨材としては、通常コンクリートに使
用されているものであれば特に限定されず、天然骨材、
人工骨材、副産骨材のいずれも使用することができる。
好ましくは最大粒径15mm程度であり、偏平又は角ば
っている形状でないものが望ましい。骨材の配合割合は
通常の配合量で特に限定されるものではないが、組成物
全量に対して、50〜80重量%、特に70〜80重量
%が好ましい。
用されているものであれば特に限定されず、天然骨材、
人工骨材、副産骨材のいずれも使用することができる。
好ましくは最大粒径15mm程度であり、偏平又は角ば
っている形状でないものが望ましい。骨材の配合割合は
通常の配合量で特に限定されるものではないが、組成物
全量に対して、50〜80重量%、特に70〜80重量
%が好ましい。
【0009】前記水は、通常吹付けコンクリートに使用
される配合割合で良く、乾式方式、湿式方式に応じて配
合することができる。例えばセメント成分100重量部
に対して、50〜65重量部の範囲で配合するのが望ま
しい。
される配合割合で良く、乾式方式、湿式方式に応じて配
合することができる。例えばセメント成分100重量部
に対して、50〜65重量部の範囲で配合するのが望ま
しい。
【0010】前記急結剤は、施工後、早期にコンクリー
ト強度を発揮させるための成分であって、無機塩系の急
結剤、セメント系の急結剤のいずれも使用でき、吹付け
場所や条件に応じて適宜選択して配合することができ
る。急結剤の配合割合は通常の配合量で特に限定されな
いが、セメント成分100重量部に対して5〜7重量部
の割合が好ましい。
ト強度を発揮させるための成分であって、無機塩系の急
結剤、セメント系の急結剤のいずれも使用でき、吹付け
場所や条件に応じて適宜選択して配合することができ
る。急結剤の配合割合は通常の配合量で特に限定されな
いが、セメント成分100重量部に対して5〜7重量部
の割合が好ましい。
【0011】前記粉塵低減剤は、吹付け施工時の粉塵を
抑制する成分であって、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、セルロースエーテル等の
セルロース系粉塵低減剤;アクリル系粉塵低減剤;ポリ
アクリルアミド等のアクリルアミド系粉塵低減剤;ポリ
エチレンオキサイド等のポリビニルアルコール系粉塵低
減剤等を挙げることができる。粉塵低減剤の配合割合
は、セメント成分100重量部に対して0.1〜0.3
重量部、好ましくは0.2〜0.25重量部である。
0.1重量部未満の場合には、所望の粉塵抑制効果が得
られず、0.3重量部を超える場合には粘性が増大し、
所望の流動性が得られず、後述する高性能減水剤の配合
によっても所望のスランプ値とさせることができない。
抑制する成分であって、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、セルロースエーテル等の
セルロース系粉塵低減剤;アクリル系粉塵低減剤;ポリ
アクリルアミド等のアクリルアミド系粉塵低減剤;ポリ
エチレンオキサイド等のポリビニルアルコール系粉塵低
減剤等を挙げることができる。粉塵低減剤の配合割合
は、セメント成分100重量部に対して0.1〜0.3
重量部、好ましくは0.2〜0.25重量部である。
0.1重量部未満の場合には、所望の粉塵抑制効果が得
られず、0.3重量部を超える場合には粘性が増大し、
所望の流動性が得られず、後述する高性能減水剤の配合
によっても所望のスランプ値とさせることができない。
【0012】前記高性能減水剤は、吹付けコンクリート
とした際に、流動性を付与する成分であって、通常の高
性能減水剤の他に高性能AE減水剤をも含むものであ
る。具体的には、ポリグリコールエステル、ナフタリン
スルホン酸ホルマリン高縮合物、スルホン化メラミンホ
ルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸塩、ヒドロキ
シポリアクリレート、不飽和ジカルボン酸とオレフィン
との共重合体、イソブチレン−スチレンマレイン酸系共
重合体、イソブチレン−アクリル酸エステル−マレイン
酸系共重合体、イソブチレン−スチレン−アクリル酸エ
ステル−マレイン系共重合体、芳香族アミノスルホン酸
系高分子化合物等を挙げることができる。高性能減水剤
の配合割合は、吹付け時の吹付けコンクリートのスラン
プ値が15.0〜22.0cm、好ましくは18.0〜
20.0cmとなるように適宜配合する。このスランプ
値が15.0cm未満の場合には、吹付けコンクリート
組成物の流動性が不十分であり、22.0cmを超える
と流動性は十分であるが、骨材等の他の成分の分離が生
じ、均一組成とすることができない。この高性能減水剤
配合割合は前記スランプ値となるようにすれば良く、他
の組成に応じて適宜選択することができるが、例えばセ
メント成分100重量部に対して、0.5〜2.0重量
部の範囲で配合することができる。尚、前記スランプ値
とは、JISA 1101(コンクリートのスランプ試
験方法)により測定した数値である。
とした際に、流動性を付与する成分であって、通常の高
性能減水剤の他に高性能AE減水剤をも含むものであ
る。具体的には、ポリグリコールエステル、ナフタリン
スルホン酸ホルマリン高縮合物、スルホン化メラミンホ
ルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸塩、ヒドロキ
シポリアクリレート、不飽和ジカルボン酸とオレフィン
との共重合体、イソブチレン−スチレンマレイン酸系共
重合体、イソブチレン−アクリル酸エステル−マレイン
酸系共重合体、イソブチレン−スチレン−アクリル酸エ
ステル−マレイン系共重合体、芳香族アミノスルホン酸
系高分子化合物等を挙げることができる。高性能減水剤
の配合割合は、吹付け時の吹付けコンクリートのスラン
プ値が15.0〜22.0cm、好ましくは18.0〜
20.0cmとなるように適宜配合する。このスランプ
値が15.0cm未満の場合には、吹付けコンクリート
組成物の流動性が不十分であり、22.0cmを超える
と流動性は十分であるが、骨材等の他の成分の分離が生
じ、均一組成とすることができない。この高性能減水剤
配合割合は前記スランプ値となるようにすれば良く、他
の組成に応じて適宜選択することができるが、例えばセ
メント成分100重量部に対して、0.5〜2.0重量
部の範囲で配合することができる。尚、前記スランプ値
とは、JISA 1101(コンクリートのスランプ試
験方法)により測定した数値である。
【0013】本発明の組成物には、前記必須成分の他
に、前記スランプ値並びに低粉塵性等が確保される範囲
内において、鋼繊維等の各種繊維補強材、AE剤等を配
合することもできる。この際AE剤は、前記高性能減水
剤として高性能AE減水剤を採用した場合には、既に配
合されていることになる。このAE剤により本発明の組
成物中の空気含有量を、好ましくは4〜6%に調整する
のが組成物の流動性、材料分離性等の調節が行ない易い
ので望ましい。
に、前記スランプ値並びに低粉塵性等が確保される範囲
内において、鋼繊維等の各種繊維補強材、AE剤等を配
合することもできる。この際AE剤は、前記高性能減水
剤として高性能AE減水剤を採用した場合には、既に配
合されていることになる。このAE剤により本発明の組
成物中の空気含有量を、好ましくは4〜6%に調整する
のが組成物の流動性、材料分離性等の調節が行ない易い
ので望ましい。
【0014】本発明の組成物を調製し、使用するには、
例えば生コンプラント又は現場にて、セメント成分、骨
材、水、急結剤に、粉塵低減剤を添加し、更に高性能減
水剤を添加して均一に撹拌混合する方法等により調製す
ることができる。調製された組成物は、通常の吹付け装
置により、通常の50〜100kgf/cm2の圧送圧
によりノズルから吹付け面に吹き付けることができる。
例えば生コンプラント又は現場にて、セメント成分、骨
材、水、急結剤に、粉塵低減剤を添加し、更に高性能減
水剤を添加して均一に撹拌混合する方法等により調製す
ることができる。調製された組成物は、通常の吹付け装
置により、通常の50〜100kgf/cm2の圧送圧
によりノズルから吹付け面に吹き付けることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の吹付けコンクリート組成物は、
粉塵低減剤と高性能減水剤とを所定量配合し、スランプ
値を所定範囲に調整しているので、粉塵濃度5mg/m
3以下、はね返り率25%以下程度の低粉塵性を保持す
ると共に、汎用の吹付け装置による通常の圧送圧により
吹付けすることができる。従って、粉塵低減剤(増粘
剤)を配合した場合でも、従来のように組成に基づく特
殊な装置を使用せずに、十分な施工能力(例えば5m3
/hr以上)で施工することができる。
粉塵低減剤と高性能減水剤とを所定量配合し、スランプ
値を所定範囲に調整しているので、粉塵濃度5mg/m
3以下、はね返り率25%以下程度の低粉塵性を保持す
ると共に、汎用の吹付け装置による通常の圧送圧により
吹付けすることができる。従って、粉塵低減剤(増粘
剤)を配合した場合でも、従来のように組成に基づく特
殊な装置を使用せずに、十分な施工能力(例えば5m3
/hr以上)で施工することができる。
【0016】
【実施例】以下実施例及び比較例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】
【実施例1】普通ポルトランドセメント(比重3.1
6、比表面積3350cm2/g)360重量部、川砂
(比重2.655、吸水率1.98%、粗粒率2.8
0)1036重量部、川砂利(比重2.68、吸水率
1.00%、最大粒径15mm)690重量部、セメン
ト鉱物系の粉体急結剤25重量部及び河川水202重量
部を混合し、更に粉塵低減剤としてのセルロースエーテ
ル0.9重量部及び高性能減水剤としてのポリグリコー
ルエステル4.7重量部とを均一に撹拌混合して吹付け
コンクリート組成物を調製した。得られた組成物の水セ
メント比(W/C)は56%、空気量は4.5±1.5
%、細骨材率(s/a)は60%、JIS A1101
により測定したスランプ値は20±2.5cmであっ
た。
6、比表面積3350cm2/g)360重量部、川砂
(比重2.655、吸水率1.98%、粗粒率2.8
0)1036重量部、川砂利(比重2.68、吸水率
1.00%、最大粒径15mm)690重量部、セメン
ト鉱物系の粉体急結剤25重量部及び河川水202重量
部を混合し、更に粉塵低減剤としてのセルロースエーテ
ル0.9重量部及び高性能減水剤としてのポリグリコー
ルエステル4.7重量部とを均一に撹拌混合して吹付け
コンクリート組成物を調製した。得られた組成物の水セ
メント比(W/C)は56%、空気量は4.5±1.5
%、細骨材率(s/a)は60%、JIS A1101
により測定したスランプ値は20±2.5cmであっ
た。
【0018】次に得られた組成物を、吹付け装置(ピス
トン型コンクリートポンプ式、圧送圧50〜100kg
f/cm2)に仕込み、岩盤に対して吹付け速度6.7
m3/hrで吹き付けた。以下に示す各測定を行なっ
た。その結果を表1に示す。
トン型コンクリートポンプ式、圧送圧50〜100kg
f/cm2)に仕込み、岩盤に対して吹付け速度6.7
m3/hrで吹き付けた。以下に示す各測定を行なっ
た。その結果を表1に示す。
【0019】粉塵濃度;デジタル粉塵計により吹付け1
6分経過後の粉塵濃度を測定した。 はね返り率;コンクリートを2m3吹付け、落下した試
料の重量を測定することにより算出した。 プルアウト試験;KODAN 702により測定した。 コア圧縮強度;KODAN 704により測定した。
6分経過後の粉塵濃度を測定した。 はね返り率;コンクリートを2m3吹付け、落下した試
料の重量を測定することにより算出した。 プルアウト試験;KODAN 702により測定した。 コア圧縮強度;KODAN 704により測定した。
【0020】
【表1】
【0021】
【比較例1】高性能減水剤を配合しない以外は、実施例
1と同様に組成物を調製した。得られた組成物の水セメ
ント比(W/C)は56%、空気量は4.5±1.5
%、細骨材率(s/a)は60%、JIS A 1101
により測定したスランプ値は8±2cmであった。次に
得られた組成物を、実施例1と同様な吹付け装置に仕込
み、吹付けを行なおうとしたところ、組成物の粘度が高
く、吹付けが十分に実施できなかった。
1と同様に組成物を調製した。得られた組成物の水セメ
ント比(W/C)は56%、空気量は4.5±1.5
%、細骨材率(s/a)は60%、JIS A 1101
により測定したスランプ値は8±2cmであった。次に
得られた組成物を、実施例1と同様な吹付け装置に仕込
み、吹付けを行なおうとしたところ、組成物の粘度が高
く、吹付けが十分に実施できなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 22:14 24:38 24:32) 103:12 103:32 103:40 111:72
Claims (1)
- 【請求項1】 セメント成分、骨材、水、急結剤及び粉
塵低減剤を含む吹付けコンクリート組成物において、前
記粉塵低減剤の配合割合を、セメント成分100重量部
に対して0.1〜0.3重量部とし、更に高性能減水剤
を配合して、スランプ値15.0〜22.0cmとした
ことを特徴とする低粉塵吹付けコンクリート組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7048263A JPH08245255A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 低粉塵吹付けコンクリート組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7048263A JPH08245255A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 低粉塵吹付けコンクリート組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08245255A true JPH08245255A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12798558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7048263A Pending JPH08245255A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 低粉塵吹付けコンクリート組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08245255A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-03-08 JP JP7048263A patent/JPH08245255A/ja active Pending
Cited By (7)
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