JPH08242463A - プロジェクタ装置 - Google Patents
プロジェクタ装置Info
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- JPH08242463A JPH08242463A JP7045378A JP4537895A JPH08242463A JP H08242463 A JPH08242463 A JP H08242463A JP 7045378 A JP7045378 A JP 7045378A JP 4537895 A JP4537895 A JP 4537895A JP H08242463 A JPH08242463 A JP H08242463A
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- JP
- Japan
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- cooling
- cathode ray
- ray tube
- cooling liquid
- projector device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、陰極線管の蛍光面ガラスで加熱さ
れた冷却用液体の冷却効率の向上を図ることであり、ま
た、陰極線管にかける電流・電圧を大幅に上げることを
可能にすることを目的とする。 【構成】 陰極線管2の画像を光学的に拡大してスクリ
ーン上に投写するプロジェクタ装置1において、上記陰
極線管2の表面と接して冷却槽8が設けられ、冷却用液
体11が充填されるとともに、この冷却用液体11を循
環する循環機構5が上記冷却槽8に連結されているた
め、冷却用液体11が循環機構5によって常時循環冷却
される。
れた冷却用液体の冷却効率の向上を図ることであり、ま
た、陰極線管にかける電流・電圧を大幅に上げることを
可能にすることを目的とする。 【構成】 陰極線管2の画像を光学的に拡大してスクリ
ーン上に投写するプロジェクタ装置1において、上記陰
極線管2の表面と接して冷却槽8が設けられ、冷却用液
体11が充填されるとともに、この冷却用液体11を循
環する循環機構5が上記冷却槽8に連結されているた
め、冷却用液体11が循環機構5によって常時循環冷却
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管の画像をレン
ズにより拡大してスクリーン上に投写するプロジェクタ
装置に関し、特に、陰極線管にかける電流・電圧を大幅
に上げることができ、スクリーン輝度を大幅に上げるこ
とができるプロジェクタ装置に関する。
ズにより拡大してスクリーン上に投写するプロジェクタ
装置に関し、特に、陰極線管にかける電流・電圧を大幅
に上げることができ、スクリーン輝度を大幅に上げるこ
とができるプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像をスクリーンに投写するプロ
ジェクタ装置としては、テレビジョンやビデオ用に使用
されるものが知られている。
ジェクタ装置としては、テレビジョンやビデオ用に使用
されるものが知られている。
【0003】この種のプロジェクタ装置には、図4に示
すように、筺体107の内部に陰極線管102が、外部
に陰極線管102からの画像を拡大するレンズ103が
設けられている。
すように、筺体107の内部に陰極線管102が、外部
に陰極線管102からの画像を拡大するレンズ103が
設けられている。
【0004】上記陰極線管102の上記レンズ103側
は、蛍光体が塗布されたガラス(以下、「蛍光面ガラ
ス」と言う。)104とされており、レンズ103はこ
の蛍光面104に対して一定の間隔をおいて設けられて
いる。
は、蛍光体が塗布されたガラス(以下、「蛍光面ガラ
ス」と言う。)104とされており、レンズ103はこ
の蛍光面104に対して一定の間隔をおいて設けられて
いる。
【0005】したがって、上記プロジェクタ装置101
は、上記陰極線管102の蛍光面ガラス104に映し出
された画像が上記レンズ103により拡大されてスクリ
ーン105に投写される。
は、上記陰極線管102の蛍光面ガラス104に映し出
された画像が上記レンズ103により拡大されてスクリ
ーン105に投写される。
【0006】ところで、上記のようなプロジェクタ装置
101においては、高いスクリーン輝度が必要とされる
ために、陰極線管102は、高電圧、高電流密度で使用
されている。そこで、上記のようなプロジェクタ装置1
01では、上記陰極線管102の蛍光面ガラス104上
に冷却槽108が設けられている。そして、この冷却槽
108には冷却用液体111が収納されている。
101においては、高いスクリーン輝度が必要とされる
ために、陰極線管102は、高電圧、高電流密度で使用
されている。そこで、上記のようなプロジェクタ装置1
01では、上記陰極線管102の蛍光面ガラス104上
に冷却槽108が設けられている。そして、この冷却槽
108には冷却用液体111が収納されている。
【0007】したがって、上記従来のプロジェクタ装置
101では、上記冷却用液体111により陰極線管10
2の蛍光面ガラス104が冷却されるために、陰極線管
102にかける電圧及び電流値を上げても、陰極線管1
02の蛍光面ガラス104が熱膨張により破壊されるよ
うなことがない。
101では、上記冷却用液体111により陰極線管10
2の蛍光面ガラス104が冷却されるために、陰極線管
102にかける電圧及び電流値を上げても、陰極線管1
02の蛍光面ガラス104が熱膨張により破壊されるよ
うなことがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
プロジェクタ装置101では、上記冷却用液体111
は、冷却槽108の中に閉鎖された状態におかれている
ため、上記冷却用液体111の液量が一定に定まってい
た。また、上記陰極線管102の蛍光面ガラス104で
加熱された上記冷却用液体11は、自然対流により、図
5に示すように、冷却槽108の上方に集中してしまい
(図5中、符号で示す「T1>T2>T3」)、均一な
温度分布を得ることができなかった。
プロジェクタ装置101では、上記冷却用液体111
は、冷却槽108の中に閉鎖された状態におかれている
ため、上記冷却用液体111の液量が一定に定まってい
た。また、上記陰極線管102の蛍光面ガラス104で
加熱された上記冷却用液体11は、自然対流により、図
5に示すように、冷却槽108の上方に集中してしまい
(図5中、符号で示す「T1>T2>T3」)、均一な
温度分布を得ることができなかった。
【0009】また、上記冷却用液体111は、一度高温
に加熱されてしまうと、温度が下がりにくく、上述の冷
却方法では充分に温度を下げることが難しい。したがっ
て、高温に上昇された上記冷却用液体111は、ある温
度までは下がるが、それ以上に温度を下げようとしても
下がりにくいという限界があった。このため、スクリー
ン輝度を上げるために陰極線管102の明るさを高電
圧、高電流密度で得ようしても、蛍光体が励起された際
に光と共に出す熱により蛍光面ガラス104が破壊され
てしまい、上記陰極線管102に与える電圧、電流がど
うしても限られてしまう問題を有していた。
に加熱されてしまうと、温度が下がりにくく、上述の冷
却方法では充分に温度を下げることが難しい。したがっ
て、高温に上昇された上記冷却用液体111は、ある温
度までは下がるが、それ以上に温度を下げようとしても
下がりにくいという限界があった。このため、スクリー
ン輝度を上げるために陰極線管102の明るさを高電
圧、高電流密度で得ようしても、蛍光体が励起された際
に光と共に出す熱により蛍光面ガラス104が破壊され
てしまい、上記陰極線管102に与える電圧、電流がど
うしても限られてしまう問題を有していた。
【0010】これを防止するために、上記冷却槽108
を大きくすることにより、上記冷却用液体111の液量
を多くすることが考えられる。
を大きくすることにより、上記冷却用液体111の液量
を多くすることが考えられる。
【0011】しかしながら、プロジェクタ装置101で
は、上記陰極線管102とレンズ103との距離が定ま
っているため、上記冷却槽108を大きくすることがで
きないという問題を有していた。
は、上記陰極線管102とレンズ103との距離が定ま
っているため、上記冷却槽108を大きくすることがで
きないという問題を有していた。
【0012】すなわち、プロジェクタ装置101として
は、図6に示すように、上記陰極線管102とレンズ1
03との間に一定の空間を設けるものと、図7に示すよ
うに、上記陰極線管102とレンズ103との間に一定
の空間を設けることなく、上記冷却用液体111が収納
された冷却槽108で連続するようなものがあるが、い
ずれの場合でも、上記陰極線管102とレンズ103と
の距離が定まっている。したがって、上記冷却用液体1
11の液量を多くするために冷却槽108を大きくする
ことができないという問題を有していた。また、上記冷
却槽108を大きくすると、プロジェクタ装置101の
大型化を招く問題を有する。
は、図6に示すように、上記陰極線管102とレンズ1
03との間に一定の空間を設けるものと、図7に示すよ
うに、上記陰極線管102とレンズ103との間に一定
の空間を設けることなく、上記冷却用液体111が収納
された冷却槽108で連続するようなものがあるが、い
ずれの場合でも、上記陰極線管102とレンズ103と
の距離が定まっている。したがって、上記冷却用液体1
11の液量を多くするために冷却槽108を大きくする
ことができないという問題を有していた。また、上記冷
却槽108を大きくすると、プロジェクタ装置101の
大型化を招く問題を有する。
【0013】このため、さらに他のプロジェクタ装置1
01においては、図8に示すように、上記冷却槽108
に放熱板113を取り付けるとともに、冷却用ファン1
14を設けて、該冷却用ファン114の風を上記放熱板
113に当てることにより、上記冷却用液体111の温
度を下げる試みも行われてはいる。
01においては、図8に示すように、上記冷却槽108
に放熱板113を取り付けるとともに、冷却用ファン1
14を設けて、該冷却用ファン114の風を上記放熱板
113に当てることにより、上記冷却用液体111の温
度を下げる試みも行われてはいる。
【0014】しかしながら、上記放熱板113に冷却用
ファン114の風を当てる強制空冷の方法では、上記フ
ァン114による騒音が問題となるばかりか、冷却用液
体111が冷却槽108の中に閉鎖されたものであるた
めに冷却用液体111の温度を充分に下げることができ
ず、上記陰極線管102に与える電圧、電流を大幅に上
げるようにするには限界があった。
ファン114の風を当てる強制空冷の方法では、上記フ
ァン114による騒音が問題となるばかりか、冷却用液
体111が冷却槽108の中に閉鎖されたものであるた
めに冷却用液体111の温度を充分に下げることができ
ず、上記陰極線管102に与える電圧、電流を大幅に上
げるようにするには限界があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、陰極線管の画像
を光学的に拡大してスクリーン上に投写するプロジェク
タ装置において、陰極線管の蛍光面で加熱された冷却用
液体の冷却効率の向上を図ることであり、また、陰極線
管にかける電流・電圧を大幅に上げることを可能にする
ことにある。
を光学的に拡大してスクリーン上に投写するプロジェク
タ装置において、陰極線管の蛍光面で加熱された冷却用
液体の冷却効率の向上を図ることであり、また、陰極線
管にかける電流・電圧を大幅に上げることを可能にする
ことにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、冷却装置の大
型化を招くことなく、また、騒音を発生させることがな
く、冷却効率の向上を図ることである。
型化を招くことなく、また、騒音を発生させることがな
く、冷却効率の向上を図ることである。
【0017】さらに、本発明の他の目的は、冷却用液体
の液量を多くすることであり、また、陰極線管の蛍光面
を常時冷却状態におくことにより、陰極線管にかける電
流・電圧を大幅に上げることを可能にすることにある。
の液量を多くすることであり、また、陰極線管の蛍光面
を常時冷却状態におくことにより、陰極線管にかける電
流・電圧を大幅に上げることを可能にすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、陰極線管の画像を光学的に拡大してスク
リーン上に投写するプロジェクタ装置において、上記陰
極線管の表面と接して冷却槽が設けられ、冷却用液体が
充填されるとともに、この冷却用液体を循環する循環機
構が前記冷却槽に連結されていることを特徴とする。
達成するため、陰極線管の画像を光学的に拡大してスク
リーン上に投写するプロジェクタ装置において、上記陰
極線管の表面と接して冷却槽が設けられ、冷却用液体が
充填されるとともに、この冷却用液体を循環する循環機
構が前記冷却槽に連結されていることを特徴とする。
【0019】また、前記冷却機構の中途部に循環される
冷却用液体を冷却する冷却機構が設けられていることを
特徴とする。
冷却用液体を冷却する冷却機構が設けられていることを
特徴とする。
【0020】また、前記冷却機構が金属管よりなること
を特徴とする。
を特徴とする。
【0021】また、前記冷却機構が金属管及び放熱板よ
りなることを特徴とする。
りなることを特徴とする。
【0022】また、前記冷却機構が金属管及び冷却ファ
ンよりなることを特徴とする。
ンよりなることを特徴とする。
【0023】また、前記循環機構が循環ポンプを備えて
いることを特徴とする。
いることを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明に係るプロジェクタ装置においては、冷
却用液体が循環機構によって常時循環され、その結果、
冷却槽内の温度のムラが解消される。また、冷却用液体
は、循環される間に冷却され、冷却槽内の冷却用液体の
温度上昇が押さえられる。 特に、循環機構の中途部
に、冷却機構を設けることで、冷却用液体の冷却が効率
的、且つ充分に行われ、冷却槽内の冷却用液体の温度が
充分に低下される。
却用液体が循環機構によって常時循環され、その結果、
冷却槽内の温度のムラが解消される。また、冷却用液体
は、循環される間に冷却され、冷却槽内の冷却用液体の
温度上昇が押さえられる。 特に、循環機構の中途部
に、冷却機構を設けることで、冷却用液体の冷却が効率
的、且つ充分に行われ、冷却槽内の冷却用液体の温度が
充分に低下される。
【0025】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について、図
面に基づいて具体的に説明する。
面に基づいて具体的に説明する。
【0026】本実施例は、テレビジョン用のプロジェク
タ装置に本発明を適用したものである。
タ装置に本発明を適用したものである。
【0027】このプロジェクタ装置1は、図1に示すよ
うに、プロジェクタ装置の内部には陰極線管(CRT)
2が、外部にはレンズ(図示せず)が設けられている。
うに、プロジェクタ装置の内部には陰極線管(CRT)
2が、外部にはレンズ(図示せず)が設けられている。
【0028】上記陰極線管2の上記レンズ側は、蛍光体
が塗布されたガラス(以下、「蛍光面ガラス」と言
う。)4とされており、レンズはこの蛍光面ガラス4に
対して一定の間隔をおいて設けられている。また、上記
レンズは、上記陰極線管2からの画像を拡大するもの
で、上記陰極線管2と一定の間隔をおいて設けられてい
る。
が塗布されたガラス(以下、「蛍光面ガラス」と言
う。)4とされており、レンズはこの蛍光面ガラス4に
対して一定の間隔をおいて設けられている。また、上記
レンズは、上記陰極線管2からの画像を拡大するもの
で、上記陰極線管2と一定の間隔をおいて設けられてい
る。
【0029】上記構成のプロジェクタ装置1は、上記陰
極線管2の蛍光面ガラス4上に映し出された画像が上記
レンズにより拡大されてスクリーン上に投写される。
極線管2の蛍光面ガラス4上に映し出された画像が上記
レンズにより拡大されてスクリーン上に投写される。
【0030】そして、上記陰極線管2の前面の蛍光面ガ
ラス4には、冷却用液体11が収納される冷却槽である
カプラ部8が取り付けられている。このカプラ部8に
は、上記冷却用液体11が満たされるようにして充填さ
れている。
ラス4には、冷却用液体11が収納される冷却槽である
カプラ部8が取り付けられている。このカプラ部8に
は、上記冷却用液体11が満たされるようにして充填さ
れている。
【0031】なお、プロジェクタ装置1としては、従来
例でも説明したが、上記陰極線管2とレンズとの間に一
定の空間を設けるものと、上記陰極線管2とレンズの間
に一定の空間を設けることなく、上記冷却用液体11が
収納された冷却槽で連続するようなものがあるが、本実
施例では、後述する循環機構5が配設されているので、
上記いずれの場合でも、装置を大型化することなく、適
用することができる(図6及び図7参照)。
例でも説明したが、上記陰極線管2とレンズとの間に一
定の空間を設けるものと、上記陰極線管2とレンズの間
に一定の空間を設けることなく、上記冷却用液体11が
収納された冷却槽で連続するようなものがあるが、本実
施例では、後述する循環機構5が配設されているので、
上記いずれの場合でも、装置を大型化することなく、適
用することができる(図6及び図7参照)。
【0032】すなわち、上記カプラ部8にシリコン製の
チューブにより形成された循環機構5が連結されてい
る。この循環機構5は、一端5aが上記カプラ部8の上
部8aに、他端5bがカプラ部8の下部8bに取り付け
られている。そして、上記冷却用液体11が満たされて
いる。
チューブにより形成された循環機構5が連結されてい
る。この循環機構5は、一端5aが上記カプラ部8の上
部8aに、他端5bがカプラ部8の下部8bに取り付け
られている。そして、上記冷却用液体11が満たされて
いる。
【0033】また、上記循環機構5の中途部には、冷却
機構14が設けられている。この冷却機構14は、本実
施例では、金属管15により構成されている。
機構14が設けられている。この冷却機構14は、本実
施例では、金属管15により構成されている。
【0034】上記金属管15は、上記シリコン製チュー
ブからなる循環機構5の外周表面に設けられている。本
実施例では、この金属管15は、熱伝導性に優れた銅管
が使用されているが、金属製のものであれば、必ずしも
これに限られるものではない。
ブからなる循環機構5の外周表面に設けられている。本
実施例では、この金属管15は、熱伝導性に優れた銅管
が使用されているが、金属製のものであれば、必ずしも
これに限られるものではない。
【0035】さらに、上記循環機構5の中途部において
は、上記冷却用液体11を強制的に循環させる循環ポン
プ9が設けられている。本実施例において、上記循環ポ
ンプ9は、上記カプラ部8の上部8a側の近傍に取り付
けられている。この循環ポンプ9により、上記冷却用液
体11を強制的に循環させることができるようになされ
ている。なお、上記冷却用液体11が流れる方向を、図
1中符号Fにより示す。
は、上記冷却用液体11を強制的に循環させる循環ポン
プ9が設けられている。本実施例において、上記循環ポ
ンプ9は、上記カプラ部8の上部8a側の近傍に取り付
けられている。この循環ポンプ9により、上記冷却用液
体11を強制的に循環させることができるようになされ
ている。なお、上記冷却用液体11が流れる方向を、図
1中符号Fにより示す。
【0036】本実施例に係るプロジェクタ装置1は、上
記構成よりなるものであるから、実際に、陰極線管2の
蛍光面ガラス4を冷却する場合には、上記プロジェクタ
装置を可動させるのと同時に循環ポンプ9を可動させ
る。すると、上記冷却用液体11は、上記カプラ部8の
みならず上記循環機構5にも充填されているため、陰極
線管2の蛍光体が励起された際に光と共に出す熱により
加熱された冷却用液体11は、上記循環ポンプ9により
強制的に循環される。
記構成よりなるものであるから、実際に、陰極線管2の
蛍光面ガラス4を冷却する場合には、上記プロジェクタ
装置を可動させるのと同時に循環ポンプ9を可動させ
る。すると、上記冷却用液体11は、上記カプラ部8の
みならず上記循環機構5にも充填されているため、陰極
線管2の蛍光体が励起された際に光と共に出す熱により
加熱された冷却用液体11は、上記循環ポンプ9により
強制的に循環される。
【0037】すなわち、陰極線管2の蛍光面ガラス4に
より加熱された冷却用液体11は、循環ポンプ9により
循環機構5を介してカプラ部8から外部に導き出すとと
もに外部で冷却された冷却用液体11を上記カプラ部8
に戻すことができる。
より加熱された冷却用液体11は、循環ポンプ9により
循環機構5を介してカプラ部8から外部に導き出すとと
もに外部で冷却された冷却用液体11を上記カプラ部8
に戻すことができる。
【0038】ところで、従来のプロジェクタ装置では、
上記冷却用液体が冷却槽の中に閉鎖されたままの状態に
おかれていたことから、加熱された冷却用液体は、上記
冷却槽の上方に集中してしまっていた(従来の図5参
照)。しかし、本実施例では上記循環機構5によって常
時循環され、上記カプラ部8内の温度ムラが解消される
る。すなわち、陰極線管2の蛍光面ガラス4の温度ムラ
が解消される。また、上記冷却用液体11は、上記循環
機構5によって循環される間に冷却されて、上記カプラ
部8に戻される。
上記冷却用液体が冷却槽の中に閉鎖されたままの状態に
おかれていたことから、加熱された冷却用液体は、上記
冷却槽の上方に集中してしまっていた(従来の図5参
照)。しかし、本実施例では上記循環機構5によって常
時循環され、上記カプラ部8内の温度ムラが解消される
る。すなわち、陰極線管2の蛍光面ガラス4の温度ムラ
が解消される。また、上記冷却用液体11は、上記循環
機構5によって循環される間に冷却されて、上記カプラ
部8に戻される。
【0039】このように、本実施例に係るプロジェクタ
装置によれば、冷却槽であるカプラ部8のみならず循環
機構5にも冷却用液体11が充填されるために全体の液
量が増加している。したがって、熱容量も増加してお
り、冷却用液体11の温度は上昇しくくなっている。ま
た、液量の増加による陰極線管2の蛍光面ガラス4も割
れにくくなり、プロジェクタ装置1の信頼性を向上させ
ることができる。
装置によれば、冷却槽であるカプラ部8のみならず循環
機構5にも冷却用液体11が充填されるために全体の液
量が増加している。したがって、熱容量も増加してお
り、冷却用液体11の温度は上昇しくくなっている。ま
た、液量の増加による陰極線管2の蛍光面ガラス4も割
れにくくなり、プロジェクタ装置1の信頼性を向上させ
ることができる。
【0040】そして、陰極線管2の蛍光面ガラス4上で
加熱された冷却用液体11は、上記熱伝導性に優れた金
属管15を通る際に、熱が放射されて温度が下がるの
で、冷却用液体11は常時冷却される。また、この第1
の実施例では、強制空冷のためのファンを使用していな
いので、ファンによる雑音の心配もない。
加熱された冷却用液体11は、上記熱伝導性に優れた金
属管15を通る際に、熱が放射されて温度が下がるの
で、冷却用液体11は常時冷却される。また、この第1
の実施例では、強制空冷のためのファンを使用していな
いので、ファンによる雑音の心配もない。
【0041】第2の実施例 次に、第2の実施例について説明する。この第2の実施
例は、上記第1の実施例と同様、図2に示すように、上
記実施例1の循環機構5の外周表面に冷却機構14が設
けられている。しかし、この第2の実施例は、金属管1
5のみからなる第1の実施例とは異なり、上記金属管1
5に放熱板16が取り付けられている。
例は、上記第1の実施例と同様、図2に示すように、上
記実施例1の循環機構5の外周表面に冷却機構14が設
けられている。しかし、この第2の実施例は、金属管1
5のみからなる第1の実施例とは異なり、上記金属管1
5に放熱板16が取り付けられている。
【0042】したがって、本実施例においては、陰極線
管2の蛍光面ガラス4で加熱された冷却却用液体11
は、上記循環機構5を通じて外部に導かれるが、上記金
属管15には放熱板16が取り付けられているために、
高温の冷却用液体11の熱が効率良く外部に放出され
る。この放熱により冷却された冷却用液体11は、上記
カプラ部8に戻され、陰極線管2の蛍光面ガラス4を効
率良く冷却する。
管2の蛍光面ガラス4で加熱された冷却却用液体11
は、上記循環機構5を通じて外部に導かれるが、上記金
属管15には放熱板16が取り付けられているために、
高温の冷却用液体11の熱が効率良く外部に放出され
る。この放熱により冷却された冷却用液体11は、上記
カプラ部8に戻され、陰極線管2の蛍光面ガラス4を効
率良く冷却する。
【0043】第3の実施例 次に、第3の実施例について説明する。この第3の実施
例は、上記第2の実施例と同様、図3に示すように、上
記実施例2の循環機構5に冷却機構14が設けられてい
る。しかし、この第3の実施例は、上記第2の実施例と
は異なり、上記金属管15の近傍に強制空冷のための冷
却ファン17が取り付けられている。
例は、上記第2の実施例と同様、図3に示すように、上
記実施例2の循環機構5に冷却機構14が設けられてい
る。しかし、この第3の実施例は、上記第2の実施例と
は異なり、上記金属管15の近傍に強制空冷のための冷
却ファン17が取り付けられている。
【0044】したがって、本実施例においては、陰極線
管2の蛍光面ガラス4で加熱された冷却用液体11は、
上記循環機構5を通じて外部に導か出されるが、上記金
属管15が設けられた箇所を流れると、高温の冷却用液
体11の熱が効率良く外部に放出される。すなわち、本
実施例では、上記冷却ファン17が取り付けられている
ために、高温の冷却用液体11の熱が効率良く外部に放
出される。よって、上記第2の実施例以上に一層冷却さ
れた冷却用液体11が上記カプラ部8に戻され、陰極線
管2の蛍光面ガラス4を効率良く冷却する。
管2の蛍光面ガラス4で加熱された冷却用液体11は、
上記循環機構5を通じて外部に導か出されるが、上記金
属管15が設けられた箇所を流れると、高温の冷却用液
体11の熱が効率良く外部に放出される。すなわち、本
実施例では、上記冷却ファン17が取り付けられている
ために、高温の冷却用液体11の熱が効率良く外部に放
出される。よって、上記第2の実施例以上に一層冷却さ
れた冷却用液体11が上記カプラ部8に戻され、陰極線
管2の蛍光面ガラス4を効率良く冷却する。
【0045】なお、本実施例において、上記金属管15
に取り付けられた放射板16に対して強制空冷のための
風を当てる冷却ファン17を取り付けることにより、冷
却用液体11を冷却するというような応用例も考えられ
る。
に取り付けられた放射板16に対して強制空冷のための
風を当てる冷却ファン17を取り付けることにより、冷
却用液体11を冷却するというような応用例も考えられ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明に係るプロジェクタ装置は、循環
機構により、陰極線管により加熱された冷却用液体が常
時循環され、循環される間に冷却される。
機構により、陰極線管により加熱された冷却用液体が常
時循環され、循環される間に冷却される。
【0047】したがって、蛍光面ガラスの熱膨張による
破壊を気にすること無く、陰極線管にかける電流・電圧
を大幅に上げることができるようになり、その結果、ス
クリーン輝度を大幅に上げることができる。
破壊を気にすること無く、陰極線管にかける電流・電圧
を大幅に上げることができるようになり、その結果、ス
クリーン輝度を大幅に上げることができる。
【0048】また、上記循環機構によれば、プロジェク
タ装置の大型化を招くことなく、又、冷却用液体の液量
を増加させることができる効果を有する。
タ装置の大型化を招くことなく、又、冷却用液体の液量
を増加させることができる効果を有する。
【0049】さらに、冷却機構により、加熱された冷却
用液体の熱を効率良く外部に放熱することができ、冷却
用液体の冷却効率の向上を図ることできる。
用液体の熱を効率良く外部に放熱することができ、冷却
用液体の冷却効率の向上を図ることできる。
【図1】本発明に係る第1の実施例のプロジェクタ装置
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施例のプロジェクタ装置
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明に係る第3の実施例のプロジェクタ装置
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図4】従来のプロジェクタ装置を模式的に示す断面図
である。
である。
【図5】上記従来のプロジェクタ装置の冷却槽内の冷却
用液体の温度分布を模式的に示す図である。
用液体の温度分布を模式的に示す図である。
【図6】上記プロジェクタ装置のレンズと冷却槽との位
置関係を模式的に示す断面図である。
置関係を模式的に示す断面図である。
【図7】上記プロジェクタ装置の他の例のレンズと冷却
槽との位置関係を模式的に示す断面図である。
槽との位置関係を模式的に示す断面図である。
【図8】従来のプロジェクタ装置の他の例を模式的に示
す断面図である。
す断面図である。
1 プロジェクタ装置 2 陰極線管 4 陰極線管の蛍光面ガラス 5 循環機構 8 冷却槽(カプラ部) 9 循環ポンプ 11 冷却用液体 14 冷却機構 15 金属管 16 放射板 17 冷却ファン F 冷却用液体が流れる方向
Claims (6)
- 【請求項1】 陰極線管の画像を光学的に拡大してスク
リーン上に投写するプロジェクタ装置において、 上記陰極線管の表面と接して冷却槽が設けられ、冷却用
液体が充填されるとともに、この冷却用液体を循環する
循環機構が上記冷却槽に連結されていることを特徴とす
るプロジェクタ装置。 - 【請求項2】 前記冷却機構の中途部に循環される冷却
用液体を冷却する冷却機構が設けられていることを特徴
とする請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項3】 前記冷却機構が金属管よりなることを特
徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項4】 前記冷却機構が金属管及び放熱板よりな
ることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項5】 前記冷却機構が金属管及び冷却ファンよ
りなることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装
置。 - 【請求項6】 前記循環機構が循環ポンプを備えている
ことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045378A JPH08242463A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | プロジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045378A JPH08242463A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | プロジェクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08242463A true JPH08242463A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12717616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7045378A Withdrawn JPH08242463A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | プロジェクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08242463A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7334898B2 (en) | 2003-10-10 | 2008-02-26 | Seiko Epson Corporation | Projector |
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EP2431612A1 (en) | 2010-09-21 | 2012-03-21 | Seiko Epson Corporation | Cooling device and projector |
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CN112180658A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-05 | 青岛海信激光显示股份有限公司 | 一种投影设备及投影系统 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP7045378A patent/JPH08242463A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |