JPH08242190A - 周波数変移の補正装置及びその方法 - Google Patents
周波数変移の補正装置及びその方法Info
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- JPH08242190A JPH08242190A JP7277707A JP27770795A JPH08242190A JP H08242190 A JPH08242190 A JP H08242190A JP 7277707 A JP7277707 A JP 7277707A JP 27770795 A JP27770795 A JP 27770795A JP H08242190 A JPH08242190 A JP H08242190A
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- H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
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- H03J7/02—Automatic frequency control
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- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D3/00—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
- H03D3/007—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
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- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D2200/00—Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
- H03D2200/0041—Functional aspects of demodulators
- H03D2200/005—Analog to digital conversion
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 性能及びコストを改善した周波数変移の補正
装置を提供する。 【解決手段】 −基準信号に応じて制御信号(D)を初
期化する手段と、 −交差信号(IR 、QR )と制御信号(D)を受信し
て、補正値と所定の補正しきい値より各々高い値および
低い値の調整値との和の形で表される、周波数変移の推
定値 【数1】 を繰り返し生成する推定手段と、 −前記補正値に応じて前記制御信号(D)を修正する手
段と、 −これら連続する推定値 【数2】 のうちの少なくとも1つにより、交差信号(IR 、
QR )を補正する手段とを含む。
装置を提供する。 【解決手段】 −基準信号に応じて制御信号(D)を初
期化する手段と、 −交差信号(IR 、QR )と制御信号(D)を受信し
て、補正値と所定の補正しきい値より各々高い値および
低い値の調整値との和の形で表される、周波数変移の推
定値 【数1】 を繰り返し生成する推定手段と、 −前記補正値に応じて前記制御信号(D)を修正する手
段と、 −これら連続する推定値 【数2】 のうちの少なくとも1つにより、交差信号(IR 、
QR )を補正する手段とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の分野は、受信信号と
基準信号との間の周波数変移の補正に関する分野であ
る。
基準信号との間の周波数変移の補正に関する分野であ
る。
【0002】
【従来の技術】伝送システム内では、送信機が送信信号
を送信するが、該信号は伝送路を通過した後、受信機に
受信される受信信号を発生させる。受信機は、送信信号
の周波数に対応する基準周波数に同調される。しかしな
がら、受信信号の周波数が基準周波数に対し変移するこ
とがある。受信機内で該信号の処理の実行中、該変移
は、受信信号によって搬送される情報の品質低下をきた
す。したがって同信号を補正する必要がある。
を送信するが、該信号は伝送路を通過した後、受信機に
受信される受信信号を発生させる。受信機は、送信信号
の周波数に対応する基準周波数に同調される。しかしな
がら、受信信号の周波数が基準周波数に対し変移するこ
とがある。受信機内で該信号の処理の実行中、該変移
は、受信信号によって搬送される情報の品質低下をきた
す。したがって同信号を補正する必要がある。
【0003】この補正によってもたらされる諸問題を明
らかにするため、例として無線通信システムを想定する
ことにする。そのようなシステム内では、受信信号は無
線周波数信号である。送信機と受信機のクロックが同期
されないため、該信号は、受信機内で局地的に生成され
る基準信号に対し周波数が変移する。さらに、受信機が
比較的速い速度で移動する場合は、ドップラー効果も、
この周波数変移に寄与する。ドップラー効果は、衛星を
利用するシステムに対しては更に顕著な影響を与えるこ
とは容易に理解できよう。低軌道を周回する衛星の場合
を例にとると、受信信号が2.5GHzのとき、この現
象により周波数は+45kHzから−45kHzまで変
移する。
らかにするため、例として無線通信システムを想定する
ことにする。そのようなシステム内では、受信信号は無
線周波数信号である。送信機と受信機のクロックが同期
されないため、該信号は、受信機内で局地的に生成され
る基準信号に対し周波数が変移する。さらに、受信機が
比較的速い速度で移動する場合は、ドップラー効果も、
この周波数変移に寄与する。ドップラー効果は、衛星を
利用するシステムに対しては更に顕著な影響を与えるこ
とは容易に理解できよう。低軌道を周回する衛星の場合
を例にとると、受信信号が2.5GHzのとき、この現
象により周波数は+45kHzから−45kHzまで変
移する。
【0004】通常、受信機は、受信信号と変換信号とを
受信し交差信号を生成する周波数変換装置を含む。交差
信号とは、中間周波数信号または基本周波数帯信号であ
る。
受信し交差信号を生成する周波数変換装置を含む。交差
信号とは、中間周波数信号または基本周波数帯信号であ
る。
【0005】変換信号は、制御信号に対応して、たとえ
ばローカル発振器または周波数合成装置が発生する。
ばローカル発振器または周波数合成装置が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】周波数変移を補正する
第1の方法は、位相ロックループを使用するものであ
る。
第1の方法は、位相ロックループを使用するものであ
る。
【0007】既知のこの技術によれば、ローカル発振器
の制御信号に直接作用する。したがってローカル発振器
は、補正時に期待される精度と少なくとも同等の精度を
有する周波数の変換信号を発生することができなければ
ならない。
の制御信号に直接作用する。したがってローカル発振器
は、補正時に期待される精度と少なくとも同等の精度を
有する周波数の変換信号を発生することができなければ
ならない。
【0008】この技術は実施にかかる費用が比較的高
い。
い。
【0009】また該技術は、受信信号が一定間隔で周期
的に送信される一連のパケットの形となる時分割多重ア
クセスシステムには不適当である。事実、タイムスロッ
トに対してループのラッチ時間が無視できない。
的に送信される一連のパケットの形となる時分割多重ア
クセスシステムには不適当である。事実、タイムスロッ
トに対してループのラッチ時間が無視できない。
【0010】この第1の方法の制約を解消するため、変
換信号の周波数を、受信信号の周波数の理論値である基
準信号の周波数と等しくする第2の方法が開発された。
換信号の周波数を、受信信号の周波数の理論値である基
準信号の周波数と等しくする第2の方法が開発された。
【0011】通常、交差信号は、周波数変換によるアナ
ログ−デジタル変換をすでに受けている。したがって、
周波数変移の値がわかっている場合はデジタル処理によ
り周波数変移を補正することができる。変移量が大きい
場合、交差信号は、変移が全くない時の周波数とは大き
く異なった周波数をもつ。これは、周波数変換に引き続
いて伝送路のろ過を行う場合には特に好ましくない。事
実、対応するフィルタは、周波数変移が0の時に対応す
る中央周波数に合わせられる。交差信号が該中央周波数
から遠ざかる時、フィルタの周波数帯の端に達すること
がある。
ログ−デジタル変換をすでに受けている。したがって、
周波数変移の値がわかっている場合はデジタル処理によ
り周波数変移を補正することができる。変移量が大きい
場合、交差信号は、変移が全くない時の周波数とは大き
く異なった周波数をもつ。これは、周波数変換に引き続
いて伝送路のろ過を行う場合には特に好ましくない。事
実、対応するフィルタは、周波数変移が0の時に対応す
る中央周波数に合わせられる。交差信号が該中央周波数
から遠ざかる時、フィルタの周波数帯の端に達すること
がある。
【0012】いずれにせよ、同フィルタの性能が悪化す
る。その結果、とくに周波数の線形性、誤差率が悪化す
る。
る。その結果、とくに周波数の線形性、誤差率が悪化す
る。
【0013】したがって本発明は、性能の面においても
費用の面においても最適化された、受信信号と基準信号
との間の周波数変移の補正を提供することを目的とす
る。
費用の面においても最適化された、受信信号と基準信号
との間の周波数変移の補正を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的のため、受信信
号と基準信号との間の周波数変移の補正装置は、該受信
信号が、交差信号を生成するために変換信号も受信する
周波数変換装置に供給される際に利用される。該変換信
号は、制御信号に対応してローカル発振器によって生成
され、該装置は、 −基準信号に応じて制御信号を初期化する手段と、 −交差信号と制御信号を受信して、補正値と所定の補正
しきい値より各々高い値および低い値の調整値との和の
形で表される、周波数変移の推定値を繰り返し生成する
推定手段と、 −該補正値に応じて制御信号を修正する手段と、 −これら連続する推定値のうちの少なくとも1つによ
り、交差信号を補正する手段とを含む。
号と基準信号との間の周波数変移の補正装置は、該受信
信号が、交差信号を生成するために変換信号も受信する
周波数変換装置に供給される際に利用される。該変換信
号は、制御信号に対応してローカル発振器によって生成
され、該装置は、 −基準信号に応じて制御信号を初期化する手段と、 −交差信号と制御信号を受信して、補正値と所定の補正
しきい値より各々高い値および低い値の調整値との和の
形で表される、周波数変移の推定値を繰り返し生成する
推定手段と、 −該補正値に応じて制御信号を修正する手段と、 −これら連続する推定値のうちの少なくとも1つによ
り、交差信号を補正する手段とを含む。
【0015】装置の最適化は、ローカル発振器と信号処
理装置の補正を共通化することによって実現される。
理装置の補正を共通化することによって実現される。
【0016】変換信号は、調整値に等しい一定間隔で不
連続な周波数を含み、該調整値に等しい補正しきい値が
選択されるのが好ましい。
連続な周波数を含み、該調整値に等しい補正しきい値が
選択されるのが好ましい。
【0017】さらに、該補正値は調整値の倍数である。
【0018】このように信号処理装置は、ローカル発振
器を用いては実現し得ない補正部分だけを担当する。
器を用いては実現し得ない補正部分だけを担当する。
【0019】また、本補正装置は、基準信号と受信信号
との間の最大変移の関数である第1パラメータ群を使用
して初回の推定を行い、次に、補正しきい値の関数であ
る第2パラメータ群を使用して以降の推定を行う。
との間の最大変移の関数である第1パラメータ群を使用
して初回の推定を行い、次に、補正しきい値の関数であ
る第2パラメータ群を使用して以降の推定を行う。
【0020】ここでは、周波数変移が小さいほどこの変
移の推定の実施が簡単になるので有利である。
移の推定の実施が簡単になるので有利である。
【0021】さらに、初回の推定および以降の推定のた
めに、受信信号とは異なる列が使用される。
めに、受信信号とは異なる列が使用される。
【0022】実際、変移が既に部分的に補正されている
時には、この変移を補正するのに使用される信号は減ら
すことができる。
時には、この変移を補正するのに使用される信号は減ら
すことができる。
【0023】さらに、一連のパケットの形の受信信号は
各々学習列とデータ列を含むので、推定のうちの1つ
は、データ列を補正するため学習列上で実行される。
各々学習列とデータ列を含むので、推定のうちの1つ
は、データ列を補正するため学習列上で実行される。
【0024】この場合、受信信号の構造を最大限に利用
する。
する。
【0025】本装置の追加的特徴によれば、推定は、受
信信号に対応する送信信号の既知の列の自動相関機能を
用いて行われる。
信信号に対応する送信信号の既知の列の自動相関機能を
用いて行われる。
【0026】本発明は、 −変換信号で受信信号を変換して、交差信号を生成する
段階と、 −周波数変移の初回の推定を行う段階と、 −該初回の推定に対応して変換信号を修正する段階と、 −受信信号とこのようにして修正した変換信号との間の
残留周波数差の再度の推定を行う段階と、 −該残留周波数差で交差信号を補正する段階とを含む、
受信信号と変換信号との間の周波数変移の補正方法にも
関する。
段階と、 −周波数変移の初回の推定を行う段階と、 −該初回の推定に対応して変換信号を修正する段階と、 −受信信号とこのようにして修正した変換信号との間の
残留周波数差の再度の推定を行う段階と、 −該残留周波数差で交差信号を補正する段階とを含む、
受信信号と変換信号との間の周波数変移の補正方法にも
関する。
【0027】本発明は、添付の図を参照しつつ、説明の
ための実施態様の例を読むことにより、より正確に理解
されよう。
ための実施態様の例を読むことにより、より正確に理解
されよう。
【0028】
【発明の実施の形態】複数の図面に出現する同一の要素
には、同一の参照番号を付してある。
には、同一の参照番号を付してある。
【0029】本発明の典型的な応用例を説明するため、
無線通信システムの枠組みの中で話を進めることにした
ことを想起されたい。
無線通信システムの枠組みの中で話を進めることにした
ことを想起されたい。
【0030】さらに、この応用例において普遍的な性格
を維持するため、処理信号が複雑な種類のものである場
合を想定することにする。すなわち変調は、通常Iチャ
ネルおよびQチャネルと呼ばれている直角位相の2チャ
ネル上で行われる。
を維持するため、処理信号が複雑な種類のものである場
合を想定することにする。すなわち変調は、通常Iチャ
ネルおよびQチャネルと呼ばれている直角位相の2チャ
ネル上で行われる。
【0031】図1について説明する。受信機1は各チャ
ネルの処理のための周波数変換装置FCを含む。周波数
変換装置という用語は単なる混合装置を意味することも
あるが、ここでは非常に広義に理解されたい。
ネルの処理のための周波数変換装置FCを含む。周波数
変換装置という用語は単なる混合装置を意味することも
あるが、ここでは非常に広義に理解されたい。
【0032】Iチャネルの場合、同変換装置FCは、受
信信号SR と第1変換信号C1 とを受信する第1混合装
置M1を含む。該変換装置はさらに、第1混合装置M1
の出力側に接続された伝送路第1フィルタCHF1を含
み、該フィルタの後に、サンプリング周波数fs のリズ
ムでサンプルIR を送出する第1アナログ−デジタル変
換装置ADC1がある。
信信号SR と第1変換信号C1 とを受信する第1混合装
置M1を含む。該変換装置はさらに、第1混合装置M1
の出力側に接続された伝送路第1フィルタCHF1を含
み、該フィルタの後に、サンプリング周波数fs のリズ
ムでサンプルIR を送出する第1アナログ−デジタル変
換装置ADC1がある。
【0033】同様にQチャネルの場合も、変換装置FC
は、受信信号SR と第2変換信号C2 とを受信する第2
混合装置M2を含む。該変換装置はさらに、第2混合装
置M2の出力側に接続された伝送路第2フィルタCHF
2を含み、該フィルタの後に、サンプリング周波数fs
の周期でサンプルQR を送出する第2アナログ−デジタ
ル変換装置ADC2がある。
は、受信信号SR と第2変換信号C2 とを受信する第2
混合装置M2を含む。該変換装置はさらに、第2混合装
置M2の出力側に接続された伝送路第2フィルタCHF
2を含み、該フィルタの後に、サンプリング周波数fs
の周期でサンプルQR を送出する第2アナログ−デジタ
ル変換装置ADC2がある。
【0034】サンプルIR およびQR が一緒になって交
差信号を形成する。
差信号を形成する。
【0035】デジタル技術は現在よく利用されている技
術であるので、もはやその長所を示すことはしないが、
本実施の形態においてもデジタル技術を採用することに
した。したがって周波数変移補正装置は、別の目的にも
使用可能な信号デジタル処理装置DSPを使用して実現
することにする。
術であるので、もはやその長所を示すことはしないが、
本実施の形態においてもデジタル技術を採用することに
した。したがって周波数変移補正装置は、別の目的にも
使用可能な信号デジタル処理装置DSPを使用して実現
することにする。
【0036】したがって該処理装置DSPは、サンプル
IR およびQR を受信する。該処理装置はさらに制御信
号Dを送出するが、その内容については後述する。
IR およびQR を受信する。該処理装置はさらに制御信
号Dを送出するが、その内容については後述する。
【0037】受信機はさらに、制御信号Dを受けて第1
変換信号C1を発生する周波数合成装置などのローカル
発振器LOを含む。
変換信号C1を発生する周波数合成装置などのローカル
発振器LOを含む。
【0038】該第1変換信号C1は、第2変換信号C2
を発生するための移相器π/2にも注入される。
を発生するための移相器π/2にも注入される。
【0039】したがって補正装置DSPは、受信信号S
R と、値が内部または外部メモリ(図示せず)に格納さ
れている基準信号との間の周波数変移を補正する役割を
もつ。
R と、値が内部または外部メモリ(図示せず)に格納さ
れている基準信号との間の周波数変移を補正する役割を
もつ。
【0040】この補正に先立ち、変移量の推定を行う必
要がある。これを行うため、「SUPELEC」校の講
義録1986年度第3113号「検出および推定の理
論、レーダへの応用、ジャン−マリー・コラン」に記載
されているような、レーダの分野で用いられている方法
から生まれた方法を用いることができる。
要がある。これを行うため、「SUPELEC」校の講
義録1986年度第3113号「検出および推定の理
論、レーダへの応用、ジャン−マリー・コラン」に記載
されているような、レーダの分野で用いられている方法
から生まれた方法を用いることができる。
【0041】この方法によれば、SE (t)を送信機が
発生する送信信号とし、SR (t)を受信信号とし、f
d を周波数変移とし、
発生する送信信号とし、SR (t)を受信信号とし、f
d を周波数変移とし、
【0042】
【数11】
【0043】を同変移の推定値とした時、推定が最良の
時に積分Intが最大となる。
時に積分Intが最大となる。
【0044】
【数12】
【0045】現行の規約により、S*E(t)はS
E (t)の共役値を示す。
E (t)の共役値を示す。
【0046】当然のことながら、送信信号SE (t)は
該信号が記憶されている受信機にとっては既知である。
該信号が記憶されている受信機にとっては既知である。
【0047】時間変数が連続なものから、デジタル信号
の場合のように不連続なものに移行する時は、前記積分
Intは和Sigに容易に移行できる。この場合、送信
信号の記号の継続時間Ts がサンプリング周波数fs の
逆数に等しいと仮定すると、記号SE (kTs )のうち
の1つは実数部分IE (kTs )と虚数部分QE (kT
s )との和である。
の場合のように不連続なものに移行する時は、前記積分
Intは和Sigに容易に移行できる。この場合、送信
信号の記号の継続時間Ts がサンプリング周波数fs の
逆数に等しいと仮定すると、記号SE (kTs )のうち
の1つは実数部分IE (kTs )と虚数部分QE (kT
s )との和である。
【0048】
【数13】
【0049】さらに、交差信号が基本周波数帯にあると
仮定すると、同信号の対応サンプルSR (kTs )はア
ナログの形をとる。
仮定すると、同信号の対応サンプルSR (kTs )はア
ナログの形をとる。
【0050】
【数14】
【0051】連続するN個の記号を考える場合、和Si
gは以下のように表すことができる。
gは以下のように表すことができる。
【0052】
【数15】
【0053】
【数16】
【0054】がfd の最良の推定であり、かつ受信信号
が伝送による影響を受けない場合、
が伝送による影響を受けない場合、
【0055】
【数17】
【0056】となる。
【0057】その結果、Sigは送信信号の自己相関関
数となり、同信号のエネルギに相当する。
数となり、同信号のエネルギに相当する。
【0058】したがって、和
【0059】
【数18】
【0060】は最大実数値である。
【0061】実際には
【0062】
【数19】
【0063】は不連続な数値をとるので、好適な方法
は、基本偏差Δfの倍数として
は、基本偏差Δfの倍数として
【0064】
【数20】
【0065】を選択するものである。
【0066】
【数21】
【0067】周波数変移fd が間隔f1 、f2 内に含ま
れる場合には、pはp1 からp2 まで変化し、その結
果、
れる場合には、pはp1 からp2 まで変化し、その結
果、
【0068】
【数22】
【0069】となる。
【0070】補正装置は、加算、乗算、比較など当業者
にとっては既知の基本的演算を実施するので、その構造
については説明しない。また、該補正装置をプロセッサ
内に組み込むような選択がなされたので、本発明の実施
態様を明白に説明するためには、機能についての説明を
する方がはるかに好ましい。
にとっては既知の基本的演算を実施するので、その構造
については説明しない。また、該補正装置をプロセッサ
内に組み込むような選択がなされたので、本発明の実施
態様を明白に説明するためには、機能についての説明を
する方がはるかに好ましい。
【0071】したがって
【0072】
【数23】
【0073】をp・Δfに置き換えると、
【0074】
【数24】
【0075】と表すことができる。
【0076】前記の和は実数部分Ap と虚数部分Bp と
を含む。
を含む。
【0077】
【数25】
【0078】前記のように、符号の変化に一致するSi
gの虚数部分Bが取り除かれる部分を求めることが好ま
しい。したがって、連続する2つの対(Ap 、Bp )、
(Ap+1 、Bp+1 )を想定し、各々、指数l(エル)に
よって識別される計算済みの直前の対(Al =Ap 、B
l =Bp )、指数nによって識別される新規の対(An
=Ap+1 、Bn =Bp+1 )と呼ぶことにする。
gの虚数部分Bが取り除かれる部分を求めることが好ま
しい。したがって、連続する2つの対(Ap 、Bp )、
(Ap+1 、Bp+1 )を想定し、各々、指数l(エル)に
よって識別される計算済みの直前の対(Al =Ap 、B
l =Bp )、指数nによって識別される新規の対(An
=Ap+1 、Bn =Bp+1 )と呼ぶことにする。
【0079】また、Sigの実数部分の最大値を求め、
AM と呼ぶことにする。
AM と呼ぶことにする。
【0080】次に図2について説明する。補正装置は以
下の一連の操作を行う。
下の一連の操作を行う。
【0081】a)p1 により指数pを初期化する。
【0082】b)受信第1サンプルに対応する対
(Ap1、Bp1)を計算し、直前の対(Al 、Bl )にこ
の値を割り当てる。
(Ap1、Bp1)を計算し、直前の対(Al 、Bl )にこ
の値を割り当てる。
【0083】c)Al により最大値AM を初期化する。
【0084】d)次の対(Ap+1 、Bp+1 )を計算し、
新規の対(An 、Bn )にこの値を割り当てる。
新規の対(An 、Bn )にこの値を割り当てる。
【0085】e)実数部分の最大値を求める。
【0086】An がAM よりも大きい場合に、An の値
をAM に割り当てる。そうでなければ次の操作に移る。
をAM に割り当てる。そうでなければ次の操作に移る。
【0087】f)虚数部分の符号の反転部分を求める。
【0088】Bn とBl の積が負の場合、次の操作に移
る。そうでなければ操作hに移る。
る。そうでなければ操作hに移る。
【0089】g)実数部分Aの最大値を求める。
【0090】An またはAl がAM である場合、最大値
が得られたことになり、周波数変移の推定値
が得られたことになり、周波数変移の推定値
【0091】
【数26】
【0092】は、
【0093】
【数27】
【0094】となる。
【0095】そうでなければ次の操作に移る。
【0096】h)直前の対(Al 、Bl )に新規の対
(An 、Bn )の値を割り当て、指数pに1を加算し、
操作dを再実行する。
(An 、Bn )の値を割り当て、指数pに1を加算し、
操作dを再実行する。
【0097】Ap の値がきわめて小さい場合、ある対
(Ap 、Bp )について全ての操作を行う必要はないこ
とに留意されたい。
(Ap 、Bp )について全ての操作を行う必要はないこ
とに留意されたい。
【0098】このようにして経験的にまたはシミュレー
ションにより、それを超えるとAp が最大値に近付くこ
とがあり得ないというしきい値As を決定することがで
きる。
ションにより、それを超えるとAp が最大値に近付くこ
とがあり得ないというしきい値As を決定することがで
きる。
【0099】図3について説明する。操作cを再実行す
る前に、任意選択で、前記の操作bを以下の一連の操作
で置き換えることが可能である。
る前に、任意選択で、前記の操作bを以下の一連の操作
で置き換えることが可能である。
【0100】b1 )実数部分Ap を計算し、変数Al へ
同値を割り当てる b2 )しきい値を超えた所を求める。
同値を割り当てる b2 )しきい値を超えた所を求める。
【0101】Al がAs 未満の場合、pに1を加算し操
作b1 に移る。そうでなければ虚数部分Bp の計算を行
い、この値を変数Bl に割り当て、操作cに移る。
作b1 に移る。そうでなければ虚数部分Bp の計算を行
い、この値を変数Bl に割り当て、操作cに移る。
【0102】補正装置は、周波数変移fd の推定値
【0103】
【数28】
【0104】を生成するために、以下のデータを必要と
する。
する。
【0105】−送信信号SE のN個の符号のパケット −交差信号に対応するN対のサンプルのパケット −基本周波数偏差Δfの値 −指数pの初期値p1 補正装置の第1変形例によれば、補正装置は、合成装置
LOが基準信号の周波数に近い周波数で変換信号C1、
C2を発生するようにする制御信号Dを発生する。実
際、合成装置は不連続数の制御によるものとしてあり、
該装置の周波数は、調整値Vf の倍数毎に増加または減
少させることによってしか変えることができない。
LOが基準信号の周波数に近い周波数で変換信号C1、
C2を発生するようにする制御信号Dを発生する。実
際、合成装置は不連続数の制御によるものとしてあり、
該装置の周波数は、調整値Vf の倍数毎に増加または減
少させることによってしか変えることができない。
【0106】そうすると該装置は、前記に説明したよう
な周波数変移fd の推定
な周波数変移fd の推定
【0107】
【数29】
【0108】を行う。
【0109】次に該装置は、周波数変移をほぼ相殺する
ため合成装置に加えるのに適当な増分値qを求める。
ため合成装置に加えるのに適当な増分値qを求める。
【0110】
【数30】
【0111】次に該装置は、合成装置に対し、同じ値だ
け、または増分qを調整値Vf で割った商だけ周波数を
移動するよう命令する。
け、または増分qを調整値Vf で割った商だけ周波数を
移動するよう命令する。
【0112】その後は、2つの選択肢が可能である。第
1の選択肢によれば、周波数の変移の補正を行う。
1の選択肢によれば、周波数の変移の補正を行う。
【0113】この目的のため、サンプルパケットの継続
時間中、周波数変移は一定であると仮定する。とすれ
ば、該周波数変移を原因とする、連続する2つのサンプ
ル間の位相差φは一定であり、
時間中、周波数変移は一定であると仮定する。とすれ
ば、該周波数変移を原因とする、連続する2つのサンプ
ル間の位相差φは一定であり、
【0114】
【数31】
【0115】となる。
【0116】したがって結果として、各サンプル対の位
相を補正する必要がある。サンプルパケットの中央に対
しもたらす補正は0であると仮定すると、サンプル全て
を同じ値だけ移動するだけのことになる。
相を補正する必要がある。サンプルパケットの中央に対
しもたらす補正は0であると仮定すると、サンプル全て
を同じ値だけ移動するだけのことになる。
【0117】たとえばNが奇数の場合、サンプル対の指
数kは0から(N−1)まで変化するため、指数対(N
−1)/2は補正されない。また、補正はパケットの中
央の両側で対称である。すなわち、指数対(N−1−
k)に加える位相補正は、指数対kに加える位相補正の
ちょうど正反対である。
数kは0から(N−1)まで変化するため、指数対(N
−1)/2は補正されない。また、補正はパケットの中
央の両側で対称である。すなわち、指数対(N−1−
k)に加える位相補正は、指数対kに加える位相補正の
ちょうど正反対である。
【0118】したがって補正装置は、0から(N−3)
/2まで変化するkに対し、調整値REG(k)全体を
計算する。
/2まで変化するkに対し、調整値REG(k)全体を
計算する。
【0119】
【数32】
【0120】同調整値REG(k)は各々、実数部分U
(k)と虚数部分V(k)を含む。
(k)と虚数部分V(k)を含む。
【0121】このとき、
【0122】
【数33】
【0123】すると該装置は、以下のような修正サンプ
ルI’R 、Q’R を発生する。
ルI’R 、Q’R を発生する。
【0124】− k<(N−1)2のとき
【0125】
【数34】
【0126】− k=(N−1)2のとき
【0127】
【数35】
【0128】− k>(N−1)2のとき
【0129】
【数36】
【0130】第2の選択肢によれば、交差信号のサンプ
ル(IR 、QR )は補正されず、同信号の新しいサンプ
ルパケットが受信されるまで待つ。周波数合成装置LO
はすでに周波数補正を受けているため、周波数変移は顕
著に減少している。したがって新規パケット上では、前
回の推定値
ル(IR 、QR )は補正されず、同信号の新しいサンプ
ルパケットが受信されるまで待つ。周波数合成装置LO
はすでに周波数補正を受けているため、周波数変移は顕
著に減少している。したがって新規パケット上では、前
回の推定値
【0131】
【数37】
【0132】を想定する、すなわち位相差φにおいて項
【0133】
【数38】
【0134】を
【0135】
【数39】
【0136】に置き換えることにより補正を行うこと
も、周波数変移についての新しい推定
も、周波数変移についての新しい推定
【0137】
【数40】
【0138】を行ってから、該新規の推定値を基にして
補正を行うことも可能である。
補正を行うことも可能である。
【0139】さらに、この新規の推定値
【0140】
【数41】
【0141】が絶対値において調整値Vf よりも大きい
場合、結果として合成装置LOを修正する。
場合、結果として合成装置LOを修正する。
【0142】当然のことながら、以降のパケットについ
ても同様の操作を行う。
ても同様の操作を行う。
【0143】採用する選択肢の如何に関わらず、受信信
号と、推定が関連するサンプルIR 、QR を発生した変
換信号C1、C2に対応する、制御信号Dの中に暗黙の
うちに含まれる周波数との間の周波数変移の推定を行
う。
号と、推定が関連するサンプルIR 、QR を発生した変
換信号C1、C2に対応する、制御信号Dの中に暗黙の
うちに含まれる周波数との間の周波数変移の推定を行
う。
【0144】初回の推定時には、制御信号が基準信号に
より初期化され、次に、繰り返される推定に応じて修正
される。
より初期化され、次に、繰り返される推定に応じて修正
される。
【0145】前記の説明から、周波数補正は2つの段階
に分けることができる。
に分けることができる。
【0146】たとえば第1パケットに対応する第1段階
の際には、周波数変移fd はわかっておらず、大きく変
化する可能性がある。しかし、合成装置LOの調整値V
f より高い精度で周波数変移を知る必要はない。
の際には、周波数変移fd はわかっておらず、大きく変
化する可能性がある。しかし、合成装置LOの調整値V
f より高い精度で周波数変移を知る必要はない。
【0147】次のパケットに対応する第2段階の際に
は、周波数変移は顕著に減少しており、調整値Vf を大
きく上回ることはあり得ない。しかし、補正を可能な限
り効果的なものとするためには、周波数変移を高い精度
で知る必要がある。
は、周波数変移は顕著に減少しており、調整値Vf を大
きく上回ることはあり得ない。しかし、補正を可能な限
り効果的なものとするためには、周波数変移を高い精度
で知る必要がある。
【0148】本発明による装置の第2変形例によれば、
該装置はまず、合成装置LOを修正するための第1パラ
メータ群により、周波数変移fd の概略推定を行い、次
に、交差信号のサンプル(IR 、QR )の位相を補正す
るための第2パラメータ群により、より正確な推定を行
う。さらに、万一の合成装置LOの再調整のため、周波
数変移を常時監視する。
該装置はまず、合成装置LOを修正するための第1パラ
メータ群により、周波数変移fd の概略推定を行い、次
に、交差信号のサンプル(IR 、QR )の位相を補正す
るための第2パラメータ群により、より正確な推定を行
う。さらに、万一の合成装置LOの再調整のため、周波
数変移を常時監視する。
【0149】同変形例を説明するため、信号化パケット
およびトラフィックに使用されるいわゆる「通常」パケ
ットを使用するGSMの枠内で話を進めることにする。
信号化パケットの中には、既知の156個の記号から成
るいわゆる「周波数バースト」パケットがある。
およびトラフィックに使用されるいわゆる「通常」パケ
ットを使用するGSMの枠内で話を進めることにする。
信号化パケットの中には、既知の156個の記号から成
るいわゆる「周波数バースト」パケットがある。
【0150】概略推定に使われるのはこのパケットであ
る。基本周波数偏差Δfの値を決定しなければならな
い。合成装置LOの調整値Vf が5kHzであると仮定
すれば、その値を採用できる。しかしながら、周波数変
移の検出が行われない危険性がある。したがって、基本
周波数偏差Δfとしては、たとえば1.5kHzのよう
に、より小さい値を採用することが好ましい。その結
果、pは−15から+15までの間で変化するため、周
波数変移が−45から+45kHzの間で変化する場合
には、p1 には−15の値を与えなければならず、また
周波数変移
る。基本周波数偏差Δfの値を決定しなければならな
い。合成装置LOの調整値Vf が5kHzであると仮定
すれば、その値を採用できる。しかしながら、周波数変
移の検出が行われない危険性がある。したがって、基本
周波数偏差Δfとしては、たとえば1.5kHzのよう
に、より小さい値を採用することが好ましい。その結
果、pは−15から+15までの間で変化するため、周
波数変移が−45から+45kHzの間で変化する場合
には、p1 には−15の値を与えなければならず、また
周波数変移
【0151】
【数42】
【0152】項の推定には最大31回の計算を行わなけ
ればならなくなる可能性がある。
ればならなくなる可能性がある。
【0153】このようにして、多数のサンプルを含み、
基本周波数偏差Δfが比較的高い概略推定のための第1
パラメータ群を定義する。
基本周波数偏差Δfが比較的高い概略推定のための第1
パラメータ群を定義する。
【0154】− N=送信信号の156個の記号 − N=交差信号の156対のサンプル(IR 、QR ) − 周波数基本偏差Δf=1.5kHz − 指数pの初期値:p1 =−15 もちろん、同サンプルを補正する必要はない。
【0155】この概略推定が終ると、前記のようにして
合成装置LOが修正される。
合成装置LOが修正される。
【0156】この段階で、周波数変移、−2.5kHz
から+2.5kHzまでの間隔のなかにほぼ含まれる。
から+2.5kHzまでの間隔のなかにほぼ含まれる。
【0157】周波数変移の正確な推定が、はるかに少な
いサンプル数で行うことができる。「ノーマルバース
ト」の学習列の26個の記号のうちの24個を選択する
ものとするが、これは、特殊な信号パケットを利用しな
いという長所をもたらす。
いサンプル数で行うことができる。「ノーマルバース
ト」の学習列の26個の記号のうちの24個を選択する
ものとするが、これは、特殊な信号パケットを利用しな
いという長所をもたらす。
【0158】このように、推定を行うのにパケットの既
知の記号を利用するが、補正は基本的に、同パケットに
よって伝播される情報を支えるデータ記号に対して行わ
れる。
知の記号を利用するが、補正は基本的に、同パケットに
よって伝播される情報を支えるデータ記号に対して行わ
れる。
【0159】推定
【0160】
【数43】
【0161】において必要な精度を150Hzであると
仮定すると、周波数基本偏差Δfの値は300Hzに設
定しなければならない。
仮定すると、周波数基本偏差Δfの値は300Hzに設
定しなければならない。
【0162】−2.7kHzと+2.7kHzとの間で
周波数変移を求めると、p1 は−9に設定する必要があ
ることになり、pは−9から+9まで変化するため、周
波数変移の推定
周波数変移を求めると、p1 は−9に設定する必要があ
ることになり、pは−9から+9まで変化するため、周
波数変移の推定
【0163】
【数44】
【0164】を行うため最大19回の計算を行う必要が
生じ得る。
生じ得る。
【0165】このようにして、少数のサンプルを含み基
本周波数偏差Δfもより低い正確な推定のための第2パ
ラメータ群を定義する。
本周波数偏差Δfもより低い正確な推定のための第2パ
ラメータ群を定義する。
【0166】− N=24個のデータ記号 − N=交差信号の24対のサンプル(JR 、QR ) − 周波数基本偏差Δf=300Hz − 指数pの初期値:p1 =−9 当然のことながら、
【0167】
【数45】
【0168】が−2.5kHz未満であるか+2.5k
Hzを上回る場合、補正装置は合成装置LOに対し、対
応する間隔内に周波数変移が入るよう指令する。
Hzを上回る場合、補正装置は合成装置LOに対し、対
応する間隔内に周波数変移が入るよう指令する。
【0169】本発明は、詳しく説明した実施態様に限定
されるものでないことは言うまでもない。当業者であれ
ば、本発明が別の多くの応用例をも対象とすることを理
解できよう。
されるものでないことは言うまでもない。当業者であれ
ば、本発明が別の多くの応用例をも対象とすることを理
解できよう。
【図1】受信機内における、本発明による補正装置の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】図1の装置の動作モードを示すフローチャート
である。
である。
【図3】図2の動作モードの追加的特徴を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
FC 周波数変換装置 ADC アナログ−デジタル変換装置 CHF チャネル・フィルタ M ミキサ LO ローカル発振器 DSP デジタル処理装置
Claims (8)
- 【請求項1】 受信信号(SR )が周波数変換装置(F
C)に供給され、周波数変換装置(FC)が交差信号
(IR 、QR )を生成するために変換信号(C1、C
2)をも受信し、該変換信号(C1、C2)が、制御信
号(D)に対応してローカル発振器(LO)によって生
成される、受信信号と基準信号との間の周波数変移の補
正装置であって、 −前記基準信号に応じて前記制御信号(D)を初期化す
る手段と、 −前記交差信号(IR 、QR )と前記制御信号(D)を
受信して、補正値と所定の補正しきい値より各々高い値
および低い値の調整値との和の形で表される、前記周波
数変移の推定値 【数1】 を繰り返し生成する推定手段と、 −前記補正値に応じて前記制御信号(D)を修正する手
段と、 −これら連続する推定値 【数2】 のうちの少なくとも1つにより、交差信号(IR 、
QR )を補正する手段とを含むことを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記変換信号(C1、C2)が、調整値
(Vf )に等しい一定間隔で不連続な周波数を含むこと
ができ、前記補正しきい値を該調整値(Vf )に等しく
することを特徴とする、請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記補正値が前記調整値(Vf )の倍数
であることを特徴とする、請求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記基準信号と前記受信信号(SR )と
の間の最大変移の関数である第1パラメータ群を使用し
て初回の推定 【数3】 を行い、次に、前記補正しきい値の関数である第2パラ
メータ群を使用して以降の推定 【数4】 を行うことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一
項に記載の装置。 - 【請求項5】 前記初回の推定 【数5】 および前記以降の推定 【数6】 のために、前記受信信号(SR )とは異なる列が使用さ
れることを特徴とする、請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】 一連のパケットの形で存在する前記受信
信号(SR )が各々学習列とデータ列を含み、前記推定
のうちの1つが、データ列を補正するため学習列上で行
われることを特徴とする、請求項4または5に記載の装
置。 - 【請求項7】 前記推定 【数7】 が、前記受信信号(SR )に対応する送信信号の既知の
列の自動相関機能を用いて行われることを特徴とする、
請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項8】 −変換信号(C1、C2)で前記受信信
号(SR )を変換して、交差信号(IR 、QR )を生成
する段階と −前記周波数変移の初回の推定 【数8】 を行う段階と、 −該初回の推定 【数9】 に対応して前記変換信号(C1、C2)を修正する段階
と、 −前記受信信号(SR )とこのようにして修正した変換
信号(C1、C2)との間の残留周波数差の再度の推定 【数10】 を行う段階と、 −前記残留差で前記交差信号(IR 、QR )を補正する
段階とを含むことを特徴とする、受信信号(SR )と変
換信号(C1、C2)との間の周波数変移を補正する方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9412738 | 1994-10-25 | ||
FR9412738A FR2726141B1 (fr) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | Correction d'un decalage de frequence |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08242190A true JPH08242190A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=9468180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7277707A Pending JPH08242190A (ja) | 1994-10-25 | 1995-10-25 | 周波数変移の補正装置及びその方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5732339A (ja) |
EP (1) | EP0709959B1 (ja) |
JP (1) | JPH08242190A (ja) |
AT (1) | ATE188318T1 (ja) |
AU (1) | AU702677B2 (ja) |
CA (1) | CA2161306A1 (ja) |
DE (1) | DE69514195T2 (ja) |
ES (1) | ES2140639T3 (ja) |
FI (1) | FI955046A (ja) |
FR (1) | FR2726141B1 (ja) |
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FI102578B1 (fi) * | 1996-11-27 | 1998-12-31 | Nokia Telecommunications Oy | Menetelmä taajuuseron mittaamiseksi ja vastaanotin |
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US10243766B2 (en) | 2017-07-05 | 2019-03-26 | Lojack Corporation | Systems and methods for determining and compensating for offsets in RF communications |
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CN117938149B (zh) * | 2024-03-20 | 2024-06-11 | 中国科学院精密测量科学与技术创新研究院 | 一种补偿原子钟中环境参量变化引起的频移的方法 |
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- 1995-10-23 AT AT95402355T patent/ATE188318T1/de not_active IP Right Cessation
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