JPH08240070A - 車両用パワーウインドレギュレータの制御装置 - Google Patents
車両用パワーウインドレギュレータの制御装置Info
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- JPH08240070A JPH08240070A JP7041575A JP4157595A JPH08240070A JP H08240070 A JPH08240070 A JP H08240070A JP 7041575 A JP7041575 A JP 7041575A JP 4157595 A JP4157595 A JP 4157595A JP H08240070 A JPH08240070 A JP H08240070A
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- Japan
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- motor
- opening
- closing body
- window glass
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータにより開放位置及び閉鎖位置間で移動
される開閉体が、所定の反転禁止位置に到達したか否か
を、上記モータの電源電圧が変動するような状況下でも
正確に判定できるようにすること。 【構成】 直流モータ1は、ドライブ回路7を通じた正
逆通電に応じて窓ガラスを閉鎖位置方向及び開放位置方
向へ移動させる。パルスエンコーダ3は、モータ1の回
転速度に応じた数のパルス信号Psを発生する。制御回
路5は、オートアップスイッチ14がオンされたときに
は、モータ1に所定のデューティ比で通電して窓ガラス
を閉鎖位置方向へ移動させ、モータ1の回転が安定した
後には、パルス信号Psのパルス幅の大小に基づいてモ
ータ1が定速度となるようにフィードバック制御し、窓
ガラスが閉鎖位置へ移動されてその移動が拘束されたと
きには所定の遅延時間経過後にモータ1を断電するもの
であり、そのときの窓ガラスの位置をセーフティ機能の
ための原点位置として記憶する。
される開閉体が、所定の反転禁止位置に到達したか否か
を、上記モータの電源電圧が変動するような状況下でも
正確に判定できるようにすること。 【構成】 直流モータ1は、ドライブ回路7を通じた正
逆通電に応じて窓ガラスを閉鎖位置方向及び開放位置方
向へ移動させる。パルスエンコーダ3は、モータ1の回
転速度に応じた数のパルス信号Psを発生する。制御回
路5は、オートアップスイッチ14がオンされたときに
は、モータ1に所定のデューティ比で通電して窓ガラス
を閉鎖位置方向へ移動させ、モータ1の回転が安定した
後には、パルス信号Psのパルス幅の大小に基づいてモ
ータ1が定速度となるようにフィードバック制御し、窓
ガラスが閉鎖位置へ移動されてその移動が拘束されたと
きには所定の遅延時間経過後にモータ1を断電するもの
であり、そのときの窓ガラスの位置をセーフティ機能の
ための原点位置として記憶する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両における窓ガラス
やサンルーフなどの開閉体を、モータの正逆回転に応じ
て開放位置と閉鎖位置との間で往復移動させるようにし
た車両用パワーウインドレギュレータの制御装置に関す
る。
やサンルーフなどの開閉体を、モータの正逆回転に応じ
て開放位置と閉鎖位置との間で往復移動させるようにし
た車両用パワーウインドレギュレータの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の窓ガラス開閉用のパワー
ウインドレギュレータにあっては、窓ガラスの閉鎖時に
おける異物の挟み込みを防止するためのセーフティ機能
を設けることが行われている。この場合には、モータの
回転に応じた窓ガラスの閉鎖時において、当該窓ガラス
が、閉鎖位置の直前に設定された自動反転禁止位置(閉
鎖位置から4〜5mm程度手前の位置)に達する以前に移
動拘束状態となった場合に、これを異物の挟み込み状態
と判定してモータを逆転させ、以て窓ガラスを開放位置
方向へ反転移動させる構成としている。
ウインドレギュレータにあっては、窓ガラスの閉鎖時に
おける異物の挟み込みを防止するためのセーフティ機能
を設けることが行われている。この場合には、モータの
回転に応じた窓ガラスの閉鎖時において、当該窓ガラス
が、閉鎖位置の直前に設定された自動反転禁止位置(閉
鎖位置から4〜5mm程度手前の位置)に達する以前に移
動拘束状態となった場合に、これを異物の挟み込み状態
と判定してモータを逆転させ、以て窓ガラスを開放位置
方向へ反転移動させる構成としている。
【0003】このようなセーフティ機能を設ける場合に
は、窓ガラスが上記のような自動反転禁止位置に到達し
たか否かを判定することが必要となる。このため、従来
では、窓ガラスが閉鎖位置へ移動されたときの上死点位
置を原点に設定し、この原点を基準として窓ガラスの移
動位置を判定することが行われている。具体的には、窓
ガラス移動用モータの回転速度に応じた数のパルス信号
を発生する信号発生手段を設け、窓ガラスが閉鎖位置へ
移動される毎に前記原点の零点補正を行い、この原点か
らのパルス信号の発生数に基づいて窓ガラスの絶対位置
を示す情報を得る構成としており、斯様に得られる位置
情報に基づいて窓ガラスが前記自動反転禁止位置に到達
したか否かの判定を行うようにしている。
は、窓ガラスが上記のような自動反転禁止位置に到達し
たか否かを判定することが必要となる。このため、従来
では、窓ガラスが閉鎖位置へ移動されたときの上死点位
置を原点に設定し、この原点を基準として窓ガラスの移
動位置を判定することが行われている。具体的には、窓
ガラス移動用モータの回転速度に応じた数のパルス信号
を発生する信号発生手段を設け、窓ガラスが閉鎖位置へ
移動される毎に前記原点の零点補正を行い、この原点か
らのパルス信号の発生数に基づいて窓ガラスの絶対位置
を示す情報を得る構成としており、斯様に得られる位置
情報に基づいて窓ガラスが前記自動反転禁止位置に到達
したか否かの判定を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窓ガラスは、閉鎖位置
へ移動された状態において、上端部が弾性ゴムや発泡ゴ
ムなどより成るウェザストリップに食い込む構成となっ
ている。従って、窓ガラス移動用のモータの回転速度及
びトルクの大小に応じて、窓ガラスのウェザストリップ
への食い込み量が変化することになる。つまり、窓ガラ
スのウェザストリップへの食い込み量は、電源電圧が高
くなるのに応じて大きくなるものであり、これに伴い前
記原点の位置も変化するという事情がある。
へ移動された状態において、上端部が弾性ゴムや発泡ゴ
ムなどより成るウェザストリップに食い込む構成となっ
ている。従って、窓ガラス移動用のモータの回転速度及
びトルクの大小に応じて、窓ガラスのウェザストリップ
への食い込み量が変化することになる。つまり、窓ガラ
スのウェザストリップへの食い込み量は、電源電圧が高
くなるのに応じて大きくなるものであり、これに伴い前
記原点の位置も変化するという事情がある。
【0005】ところが、自動車においては、モータの電
源である車載バッテリの電圧が変動して、当該モータの
回転速度及びトルクが大小変化する事態が避けられない
ため、原点の零点補正が不正確にならざるを得ず、窓ガ
ラスが自動反転禁止位置に到達したか否かの判定を正確
に行うことが困難になるという問題点があった。
源である車載バッテリの電圧が変動して、当該モータの
回転速度及びトルクが大小変化する事態が避けられない
ため、原点の零点補正が不正確にならざるを得ず、窓ガ
ラスが自動反転禁止位置に到達したか否かの判定を正確
に行うことが困難になるという問題点があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、モータにより開放位置及び閉鎖位置
間で移動される開閉体が、それらの開放位置及び閉鎖位
置間に設定された反転禁止位置に到達したか否かを、上
記モータの電源電圧が変動するような状況下でも正確に
判定できるようになる車両用パワーウインドレギュレー
タの制御装置を提供することにある。
あり、その目的は、モータにより開放位置及び閉鎖位置
間で移動される開閉体が、それらの開放位置及び閉鎖位
置間に設定された反転禁止位置に到達したか否かを、上
記モータの電源電圧が変動するような状況下でも正確に
判定できるようになる車両用パワーウインドレギュレー
タの制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、開閉体が閉鎖位置にある状態で当該開閉体
が圧接する弾性体が設けられた車両用パワーウインドレ
ギュレータの制御装置であって、前記開閉体を開放位置
と閉鎖位置との間で往復移動させるためのモータと、こ
のモータの回転速度に応じた数のパルス信号を発生する
信号発生手段とを備え、前記開閉体が前記開放位置及び
閉鎖位置間に設定された反転禁止位置へ移動された状態
を、当該開閉体が閉鎖位置にある状態から出力される前
記パルス信号の数に基づいて判定するようにしたものに
おいて、前記開閉体を閉鎖位置方向へ移動させる場合
に、少なくとも当該開閉体が閉鎖位置に到達するまでの
間は、前記パルス信号に基づいたフィードバック制御に
より前記モータを定速度で回転させるモータ制御手段を
備えた構成としたものである(請求項1)。
するために、開閉体が閉鎖位置にある状態で当該開閉体
が圧接する弾性体が設けられた車両用パワーウインドレ
ギュレータの制御装置であって、前記開閉体を開放位置
と閉鎖位置との間で往復移動させるためのモータと、こ
のモータの回転速度に応じた数のパルス信号を発生する
信号発生手段とを備え、前記開閉体が前記開放位置及び
閉鎖位置間に設定された反転禁止位置へ移動された状態
を、当該開閉体が閉鎖位置にある状態から出力される前
記パルス信号の数に基づいて判定するようにしたものに
おいて、前記開閉体を閉鎖位置方向へ移動させる場合
に、少なくとも当該開閉体が閉鎖位置に到達するまでの
間は、前記パルス信号に基づいたフィードバック制御に
より前記モータを定速度で回転させるモータ制御手段を
備えた構成としたものである(請求項1)。
【0008】この場合、前記モータ制御手段は、前記開
閉体を閉鎖位置方向へ移動させる場合に、当該開閉体が
所定位置まで移動された時点から前記モータを定速度で
回転させる制御を行う構成とすることができる(請求項
2)。
閉体を閉鎖位置方向へ移動させる場合に、当該開閉体が
所定位置まで移動された時点から前記モータを定速度で
回転させる制御を行う構成とすることができる(請求項
2)。
【0009】また、前記モータ制御手段は、前記モータ
の定速度回転制御の開始後に、前記信号発生手段からの
パルス信号により示されるモータの回転速度が零若しく
は零に近い所定値となった時点から所定の遅延時間が経
過したときに当該モータを断電する構成とすることもで
きる(請求項3)。
の定速度回転制御の開始後に、前記信号発生手段からの
パルス信号により示されるモータの回転速度が零若しく
は零に近い所定値となった時点から所定の遅延時間が経
過したときに当該モータを断電する構成とすることもで
きる(請求項3)。
【0010】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の装置では、モー
タの通電に応じた開閉体の移動時においては、信号発生
手段が、そのモータの回転速度に応じた数のパルス信号
を発生するようになるから、そのパルス信号の数に応じ
て開閉体の移動量が分かる。従って、開閉体が前記開放
位置及び閉鎖位置間に設定された反転禁止位置へ移動さ
れた状態を、当該開閉体が原点位置である閉鎖位置にあ
る状態から出力される前記パルス信号の数に基づいて判
定可能となる。
タの通電に応じた開閉体の移動時においては、信号発生
手段が、そのモータの回転速度に応じた数のパルス信号
を発生するようになるから、そのパルス信号の数に応じ
て開閉体の移動量が分かる。従って、開閉体が前記開放
位置及び閉鎖位置間に設定された反転禁止位置へ移動さ
れた状態を、当該開閉体が原点位置である閉鎖位置にあ
る状態から出力される前記パルス信号の数に基づいて判
定可能となる。
【0011】この場合、開閉体が閉鎖位置方向へ移動さ
れる状態では、モータ制御手段が、少なくとも当該開閉
体が閉鎖位置に到達して弾性体に圧接状態となるまでの
間は、前記パルス信号に基づいたフィードバック制御に
よりモータを定速度で回転させるようになる。この結
果、モータに印加される電圧が変動するような状況下で
も、開閉体は、閉鎖位置まで定速度で移動されるように
なって、当該開閉体の弾性体への食い込み量が安定化す
ることになり、その閉鎖位置つまり原点位置に正確に停
止可能となる。従って、モータの電源電圧が変動するよ
うな状況下でも、開閉体が前記反転禁止位置に到達した
状態を、当該開閉体が上記原点位置にある状態から出力
される前記パルス信号の数に基づいて正確に判定できる
ようになる。
れる状態では、モータ制御手段が、少なくとも当該開閉
体が閉鎖位置に到達して弾性体に圧接状態となるまでの
間は、前記パルス信号に基づいたフィードバック制御に
よりモータを定速度で回転させるようになる。この結
果、モータに印加される電圧が変動するような状況下で
も、開閉体は、閉鎖位置まで定速度で移動されるように
なって、当該開閉体の弾性体への食い込み量が安定化す
ることになり、その閉鎖位置つまり原点位置に正確に停
止可能となる。従って、モータの電源電圧が変動するよ
うな状況下でも、開閉体が前記反転禁止位置に到達した
状態を、当該開閉体が上記原点位置にある状態から出力
される前記パルス信号の数に基づいて正確に判定できる
ようになる。
【0012】請求項2記載の装置では、前記開閉体が閉
鎖位置方向へ移動される状態では、モータ制御手段が、
前述のようにモータを定速度で回転させる制御を、当該
開閉体が所定位置まで移動された時点から行うようにな
る。従って、開閉体が定速度で移動される期間を極力短
くできるようになるから、その開閉体が開放位置及び閉
鎖位置間を移動するのに要する時間が不用意に長くなる
虞がなくなる。
鎖位置方向へ移動される状態では、モータ制御手段が、
前述のようにモータを定速度で回転させる制御を、当該
開閉体が所定位置まで移動された時点から行うようにな
る。従って、開閉体が定速度で移動される期間を極力短
くできるようになるから、その開閉体が開放位置及び閉
鎖位置間を移動するのに要する時間が不用意に長くなる
虞がなくなる。
【0013】請求項3記載の装置では、前記モータの定
速度回転制御の開始後に、前記信号発生手段からのパル
ス信号により示されるモータの回転速度が零若しくは零
に近い所定値となった時点から所定の遅延時間が経過し
たときに、当該モータがモータ制御手段により断電され
ることになる。この結果、開閉体は、前記閉鎖位置へ移
動される毎に前記弾性体に押し付けられることになっ
て、その開閉体が閉鎖位置へ移動されたときの位置、つ
まり原点位置が常時において一定化することになる。
速度回転制御の開始後に、前記信号発生手段からのパル
ス信号により示されるモータの回転速度が零若しくは零
に近い所定値となった時点から所定の遅延時間が経過し
たときに、当該モータがモータ制御手段により断電され
ることになる。この結果、開閉体は、前記閉鎖位置へ移
動される毎に前記弾性体に押し付けられることになっ
て、その開閉体が閉鎖位置へ移動されたときの位置、つ
まり原点位置が常時において一定化することになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を自動車の窓ガラス開閉用のパ
ワーウインドレギュレータに適用した第1実施例につい
て図1〜図3を参照しながら説明する。電気的構成を示
す図1において、直流モータ1は、正方向(図中矢印A
方向)へ通電されたときに、開閉体としての窓ガラス
(図3に符号2を付して示す)を図示しないウインドレ
ギュレータを通じて閉鎖位置方向へ移動させ、逆方向
(反矢印A方向)へ通電されたときに窓ガラスを上記ウ
インドレギュレータを通じて開放位置方向へ移動させる
構成となっている。
ワーウインドレギュレータに適用した第1実施例につい
て図1〜図3を参照しながら説明する。電気的構成を示
す図1において、直流モータ1は、正方向(図中矢印A
方向)へ通電されたときに、開閉体としての窓ガラス
(図3に符号2を付して示す)を図示しないウインドレ
ギュレータを通じて閉鎖位置方向へ移動させ、逆方向
(反矢印A方向)へ通電されたときに窓ガラスを上記ウ
インドレギュレータを通じて開放位置方向へ移動させる
構成となっている。
【0015】信号発生手段としてのパルスエンコーダ3
は、モータ1に内蔵或いは外付けされたもので、当該モ
ータ1の回転速度に応じた数のパルス信号Psを発生す
る構成となっている。このパルスエンコーダ3からのパ
ルス信号Psは、制御ユニット4内の制御回路5(本発
明でいうモータ制御手段に相当)に対しバッファアンプ
6を介して与えられるようになっている。
は、モータ1に内蔵或いは外付けされたもので、当該モ
ータ1の回転速度に応じた数のパルス信号Psを発生す
る構成となっている。このパルスエンコーダ3からのパ
ルス信号Psは、制御ユニット4内の制御回路5(本発
明でいうモータ制御手段に相当)に対しバッファアンプ
6を介して与えられるようになっている。
【0016】上記制御回路5は、CPUを含んで構成さ
れたもので、前記モータ1の正逆方向の通電制御をドラ
イブ回路7を通じて行うようになっている。この場合、
上記ドライブ回路7は、電源端子+Bとグランド端子と
の間に、制御回路5の出力によりオンオフされる4個の
スイッチング素子、例えばPチャネルパワーMOSFE
T8、9及びNチャネルパワーMOSFET10、11
を図示のようにブリッジ接続すると共に、フライホイー
ル用のダイオード8a〜11a、過電圧保護用の定電圧
ダイオード8b〜11b及び8c〜11c、FET8、
10の同時オン並びにFET9、11の同時オン防止用
のダイオード12、13などの回路素子を図示のように
接続することにより構成されている。
れたもので、前記モータ1の正逆方向の通電制御をドラ
イブ回路7を通じて行うようになっている。この場合、
上記ドライブ回路7は、電源端子+Bとグランド端子と
の間に、制御回路5の出力によりオンオフされる4個の
スイッチング素子、例えばPチャネルパワーMOSFE
T8、9及びNチャネルパワーMOSFET10、11
を図示のようにブリッジ接続すると共に、フライホイー
ル用のダイオード8a〜11a、過電圧保護用の定電圧
ダイオード8b〜11b及び8c〜11c、FET8、
10の同時オン並びにFET9、11の同時オン防止用
のダイオード12、13などの回路素子を図示のように
接続することにより構成されている。
【0017】そして、上記のように構成されたドライブ
回路7におけるFET8、10の共通接続点とFET
9、11の共通接続点との間に、前記モータ1が接続さ
れる。これにより、ドライブ回路7にあっては、FET
8、11がオンされた状態でモータ1に正方向(矢印A
方向)へ通電し、FET9、10がオンされた状態でモ
ータ1に逆方向(反矢印A方向)に通電するようにな
る。
回路7におけるFET8、10の共通接続点とFET
9、11の共通接続点との間に、前記モータ1が接続さ
れる。これにより、ドライブ回路7にあっては、FET
8、11がオンされた状態でモータ1に正方向(矢印A
方向)へ通電し、FET9、10がオンされた状態でモ
ータ1に逆方向(反矢印A方向)に通電するようにな
る。
【0018】前記制御回路5には、パワーウインドレギ
ュレータにおいて周知のオートアップスイッチ14、オ
ートダウンスイッチ15、マニュアルアップスイッチ1
6及びマニュアルダウンスイッチ17からのオン信号が
与えられるようになっている。尚、制御回路5の入力側
及び出力側には、それぞれプルアップ抵抗18群及び1
9群が接続される。
ュレータにおいて周知のオートアップスイッチ14、オ
ートダウンスイッチ15、マニュアルアップスイッチ1
6及びマニュアルダウンスイッチ17からのオン信号が
与えられるようになっている。尚、制御回路5の入力側
及び出力側には、それぞれプルアップ抵抗18群及び1
9群が接続される。
【0019】さて、制御回路5は、上記スイッチ14〜
17からのオン信号及びパルスエンコーダ3からのパル
ス信号Ps並びに予め記憶したプログラムに基づいて、
ドライブ回路7を通じたモータ1の通断電制御を行う構
成となっており、以下その制御内容及び関連した作用の
うち、本発明の要旨に関係した部分について図2及び図
3も参照しながら説明する。
17からのオン信号及びパルスエンコーダ3からのパル
ス信号Ps並びに予め記憶したプログラムに基づいて、
ドライブ回路7を通じたモータ1の通断電制御を行う構
成となっており、以下その制御内容及び関連した作用の
うち、本発明の要旨に関係した部分について図2及び図
3も参照しながら説明する。
【0020】即ち、制御回路5は、図2に示すタイミン
グt1 においてオートアップスイッチ14がオンされた
ときには、窓ガラスが閉鎖位置にないことを前提に(但
し、このような前提は必ずしも必要ではない)、所定時
間遅れたタイミングt2 にてFET8、11をオンさ
せ、以てモータ1を正方向(矢印A方向)に通電する。
これにより、窓ガラス2(図3参照)が閉鎖位置方向
(図3中の上方)へ移動開始される。この場合、制御回
路5は、図2(b)に示すように、FET8、11を比
較的大きいオンデューティ比でオンオフ制御することに
よりモータ1に間欠的に通電するものであり、これによ
り窓ガラス2が比較的早い速度で移動されるようにな
る。また、このように窓ガラス2が移動される状態で
は、パルスエンコーダ3からモータ1の回転速度に応じ
た数のパルス信号Psが出力されて制御回路5にフィー
ドバックされるようになる。
グt1 においてオートアップスイッチ14がオンされた
ときには、窓ガラスが閉鎖位置にないことを前提に(但
し、このような前提は必ずしも必要ではない)、所定時
間遅れたタイミングt2 にてFET8、11をオンさ
せ、以てモータ1を正方向(矢印A方向)に通電する。
これにより、窓ガラス2(図3参照)が閉鎖位置方向
(図3中の上方)へ移動開始される。この場合、制御回
路5は、図2(b)に示すように、FET8、11を比
較的大きいオンデューティ比でオンオフ制御することに
よりモータ1に間欠的に通電するものであり、これによ
り窓ガラス2が比較的早い速度で移動されるようにな
る。また、このように窓ガラス2が移動される状態で
は、パルスエンコーダ3からモータ1の回転速度に応じ
た数のパルス信号Psが出力されて制御回路5にフィー
ドバックされるようになる。
【0021】制御回路5は、通電開始タイミングt2 か
ら所定時間が経過してモータ1の回転が安定するまでの
期間は、上記のようなFET8、11のオンオフ制御を
継続するが、上記所定時間が経過したタイミングt3 以
降においては、パルス信号Psのパルス幅の大小(モー
タ1の回転速度の高低)に基づいてFET8、11のオ
ンデューティ比をフィードバック制御することにより、
モータ1の回転速度が予め決められた定速度となるよう
に調整する。これにより窓ガラス2の閉鎖位置方向への
移動速度が一定化するようになる。
ら所定時間が経過してモータ1の回転が安定するまでの
期間は、上記のようなFET8、11のオンオフ制御を
継続するが、上記所定時間が経過したタイミングt3 以
降においては、パルス信号Psのパルス幅の大小(モー
タ1の回転速度の高低)に基づいてFET8、11のオ
ンデューティ比をフィードバック制御することにより、
モータ1の回転速度が予め決められた定速度となるよう
に調整する。これにより窓ガラス2の閉鎖位置方向への
移動速度が一定化するようになる。
【0022】この後、窓ガラス2が閉鎖位置まで移動さ
れると、図3に二点鎖線で示すように、窓ガラス2の先
端部がウェザストリップ20(本発明でいう弾性体に相
当)に当接して、その窓ガラス2の移動が拘束されるよ
うになる。すると、図2には示さなかったが、パルス信
号Psにより示されるモータ1の回転速度が零若しくは
零に近い所定値を示すようになり、この場合には、制御
回路5は、所定の遅延時間が経過したときにFET8、
11をオフさせてモータ1を断電するようになり、これ
に応じて窓ガラス2が閉鎖位置に停止される。
れると、図3に二点鎖線で示すように、窓ガラス2の先
端部がウェザストリップ20(本発明でいう弾性体に相
当)に当接して、その窓ガラス2の移動が拘束されるよ
うになる。すると、図2には示さなかったが、パルス信
号Psにより示されるモータ1の回転速度が零若しくは
零に近い所定値を示すようになり、この場合には、制御
回路5は、所定の遅延時間が経過したときにFET8、
11をオフさせてモータ1を断電するようになり、これ
に応じて窓ガラス2が閉鎖位置に停止される。
【0023】制御回路5は、上記のように窓ガラス2が
閉鎖位置に停止された場合に、その位置を窓ガラス2の
原点位置として設定するものである。この場合、モータ
1の通電に応じた窓ガラス2の移動時においては、パル
スエンコーダ3から出力されるパルス信号Psの数に応
じて窓ガラス2の移動量が分かるものである。
閉鎖位置に停止された場合に、その位置を窓ガラス2の
原点位置として設定するものである。この場合、モータ
1の通電に応じた窓ガラス2の移動時においては、パル
スエンコーダ3から出力されるパルス信号Psの数に応
じて窓ガラス2の移動量が分かるものである。
【0024】例えば、制御回路5において、内部に設定
されたアップダウンカウンタの計数値を、窓ガラス2が
前記原点(閉鎖位置)にある状態で零に設定し、窓ガラ
ス2の開放位置方向への移動時にパルス信号Psをアッ
プカウントすると共に、窓ガラス2の閉鎖位置方向への
移動時にパルス信号Psをダウンカウントする構成とす
れば、その計数値を、窓ガラス2の絶対位置を示す情報
として得ることができる。そして、制御回路5は、この
ように得られる位置情報に基づいて、窓ガラスが、閉鎖
位置の直前に設定された自動反転禁止位置(閉鎖位置か
ら4〜5mm程度手前の位置)に到達したか否かを判断す
る構成となっている。
されたアップダウンカウンタの計数値を、窓ガラス2が
前記原点(閉鎖位置)にある状態で零に設定し、窓ガラ
ス2の開放位置方向への移動時にパルス信号Psをアッ
プカウントすると共に、窓ガラス2の閉鎖位置方向への
移動時にパルス信号Psをダウンカウントする構成とす
れば、その計数値を、窓ガラス2の絶対位置を示す情報
として得ることができる。そして、制御回路5は、この
ように得られる位置情報に基づいて、窓ガラスが、閉鎖
位置の直前に設定された自動反転禁止位置(閉鎖位置か
ら4〜5mm程度手前の位置)に到達したか否かを判断す
る構成となっている。
【0025】上記自動反転禁止位置は、窓ガラス2の閉
鎖時における異物の挟み込みを防止するためのセーフテ
ィ機能を実現するために設定された位置である。つま
り、制御回路5は、窓ガラス2の閉鎖位置方向の移動時
において、その窓ガラス2が自動反転位置まで到達する
以前の段階で、当該窓ガラスの移動が拘束されたとき
(モータ1の回転がロックされて、パルス信号Psによ
り示されるモータ1の回転速度が零若しくは零に近い所
定値を示したとき)には、これを異物の挟み込みと判断
し、FET8、11をオフさせると共にFET9、10
をオンさせる。これにより、モータ1が逆方向(反矢印
A方向)に通電されるようになって、窓ガラス2の移動
方向が開放位置方向へ自動的に反転されるというセーフ
ティ機能が得られる。
鎖時における異物の挟み込みを防止するためのセーフテ
ィ機能を実現するために設定された位置である。つま
り、制御回路5は、窓ガラス2の閉鎖位置方向の移動時
において、その窓ガラス2が自動反転位置まで到達する
以前の段階で、当該窓ガラスの移動が拘束されたとき
(モータ1の回転がロックされて、パルス信号Psによ
り示されるモータ1の回転速度が零若しくは零に近い所
定値を示したとき)には、これを異物の挟み込みと判断
し、FET8、11をオフさせると共にFET9、10
をオンさせる。これにより、モータ1が逆方向(反矢印
A方向)に通電されるようになって、窓ガラス2の移動
方向が開放位置方向へ自動的に反転されるというセーフ
ティ機能が得られる。
【0026】この場合、本実施例においては、窓ガラス
2が閉鎖位置方向へ移動される状態では、当該窓ガラス
2が閉鎖位置に到達するまでの間は、パルス信号Psに
基づいたフィードバック制御によりモータ1が定速度で
回転されることになる。この結果、自動車のように、モ
ータ1に印加される電圧が変動することが多い状況下で
も、窓ガラス2は、閉鎖位置まで定速度で移動されるよ
うになって、ウェザストリップ20に対する食い込み量
が常時において一定化するようになるから、当該窓ガラ
ス2が、閉鎖位置つまり原点位置に正確に停止されるよ
うになる。
2が閉鎖位置方向へ移動される状態では、当該窓ガラス
2が閉鎖位置に到達するまでの間は、パルス信号Psに
基づいたフィードバック制御によりモータ1が定速度で
回転されることになる。この結果、自動車のように、モ
ータ1に印加される電圧が変動することが多い状況下で
も、窓ガラス2は、閉鎖位置まで定速度で移動されるよ
うになって、ウェザストリップ20に対する食い込み量
が常時において一定化するようになるから、当該窓ガラ
ス2が、閉鎖位置つまり原点位置に正確に停止されるよ
うになる。
【0027】従って、モータ1の電源電圧が変動するよ
うな状況下でも、窓ガラス2が前記反転禁止位置に到達
した状態を、当該窓ガラス2が上記原点位置にある状態
から出力される前記パルス信号Psの数に基づいて正確
に判定できるようになり、前述したセーフティ機能を常
時において最適な状態で発揮し得るようになる。
うな状況下でも、窓ガラス2が前記反転禁止位置に到達
した状態を、当該窓ガラス2が上記原点位置にある状態
から出力される前記パルス信号Psの数に基づいて正確
に判定できるようになり、前述したセーフティ機能を常
時において最適な状態で発揮し得るようになる。
【0028】また、モータ1は、窓ガラス2が閉鎖位置
へ到達して前記パルス信号Psにより示される回転速度
が零若しくは零に近い所定値となった後に、所定の遅延
時間が経過したときに断電される構成となっている。こ
の結果、窓ガラス2が閉鎖位置へ移動される毎に、その
窓ガラス2がウェザストリップ20に押しつけられるよ
うになって、窓ガラス2が閉鎖位置へ移動されたときの
位置、つまり原点位置が常時において一定化することに
なるから、窓ガラス2を閉鎖位置に停止させる制御を正
確に行い得るようになる。
へ到達して前記パルス信号Psにより示される回転速度
が零若しくは零に近い所定値となった後に、所定の遅延
時間が経過したときに断電される構成となっている。こ
の結果、窓ガラス2が閉鎖位置へ移動される毎に、その
窓ガラス2がウェザストリップ20に押しつけられるよ
うになって、窓ガラス2が閉鎖位置へ移動されたときの
位置、つまり原点位置が常時において一定化することに
なるから、窓ガラス2を閉鎖位置に停止させる制御を正
確に行い得るようになる。
【0029】尚、制御回路5によるモータ1の制御内容
は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、本
発明の第2実施例を示す図4のような内容としても同様
の効果を奏する良いものであり、以下この制御内容並び
に関連した作用について前記図1〜図3も参照しながら
説明する。
は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、本
発明の第2実施例を示す図4のような内容としても同様
の効果を奏する良いものであり、以下この制御内容並び
に関連した作用について前記図1〜図3も参照しながら
説明する。
【0030】即ち、この実施例では、制御回路5は、図
4に示すタイミングt1 においてオートアップスイッチ
14がオンされたときには、窓ガラスが閉鎖位置にない
ことを前提に、所定時間遅れたタイミングt2 にてFE
T8、11を連続的にオンさることにより、モータ1に
正方向通電する。これにより、窓ガラス2が閉鎖位置方
向へ比較的早い速度で移動されるようになると共に、パ
ルスエンコーダ3からモータ1の回転速度に応じた数の
パルス信号Psが出力されて制御回路5にフィードバッ
クされるようになる。
4に示すタイミングt1 においてオートアップスイッチ
14がオンされたときには、窓ガラスが閉鎖位置にない
ことを前提に、所定時間遅れたタイミングt2 にてFE
T8、11を連続的にオンさることにより、モータ1に
正方向通電する。これにより、窓ガラス2が閉鎖位置方
向へ比較的早い速度で移動されるようになると共に、パ
ルスエンコーダ3からモータ1の回転速度に応じた数の
パルス信号Psが出力されて制御回路5にフィードバッ
クされるようになる。
【0031】制御回路5は、上記通電開始後に、窓ガラ
ス2が自動反転禁止位置に到達したか否かを、当該窓ガ
ラス2が原点位置(これは前回のオートアップスイッチ
14のオン時において窓ガラス2が閉鎖位置へ移動され
たときに設定される)にある時点から出力されるパルス
信号Psの数により得られる位置情報に基づいて判断す
る。そして、窓ガラス2が自動反転位置に到達したと判
断したタイミングt3以降においては、パルス信号Ps
のパルス幅の大小に基づいてFET8、11のオンデュ
ーティ比をフィードバック制御することにより、モータ
1の回転速度が予め決められた定速度となるように調整
する。これにより窓ガラス2の閉鎖位置方向への移動速
度が一定化するようになる。
ス2が自動反転禁止位置に到達したか否かを、当該窓ガ
ラス2が原点位置(これは前回のオートアップスイッチ
14のオン時において窓ガラス2が閉鎖位置へ移動され
たときに設定される)にある時点から出力されるパルス
信号Psの数により得られる位置情報に基づいて判断す
る。そして、窓ガラス2が自動反転位置に到達したと判
断したタイミングt3以降においては、パルス信号Ps
のパルス幅の大小に基づいてFET8、11のオンデュ
ーティ比をフィードバック制御することにより、モータ
1の回転速度が予め決められた定速度となるように調整
する。これにより窓ガラス2の閉鎖位置方向への移動速
度が一定化するようになる。
【0032】この後、窓ガラス2が閉鎖位置まで移動さ
れると、窓ガラス2の先端部がウェザストリップ20に
当接して、その窓ガラス2の移動が拘束されて、パルス
信号Psにより示されるモータ1の回転速度が零若しく
は零に近い所定値を示すようになる(タイミングt4
)。この場合には、制御回路5は、FET8、11を
直ちにオフさせず、所定の遅延時間τが経過したタイミ
ングt5 で初めてFET8、11をオフさせてモータ1
を断電するようになり、これに応じて窓ガラス2が閉鎖
位置に停止される。
れると、窓ガラス2の先端部がウェザストリップ20に
当接して、その窓ガラス2の移動が拘束されて、パルス
信号Psにより示されるモータ1の回転速度が零若しく
は零に近い所定値を示すようになる(タイミングt4
)。この場合には、制御回路5は、FET8、11を
直ちにオフさせず、所定の遅延時間τが経過したタイミ
ングt5 で初めてFET8、11をオフさせてモータ1
を断電するようになり、これに応じて窓ガラス2が閉鎖
位置に停止される。
【0033】制御回路5は、上記のように窓ガラス2が
閉鎖位置に停止された場合に、その位置を窓ガラス2の
原点位置として設定し直すと共に、この原点位置を基準
とした自動反転禁止位置を利用して前述同様のセーフテ
ィ機能を得るようになっている。
閉鎖位置に停止された場合に、その位置を窓ガラス2の
原点位置として設定し直すと共に、この原点位置を基準
とした自動反転禁止位置を利用して前述同様のセーフテ
ィ機能を得るようになっている。
【0034】従って、このような第2実施例の構成によ
っても前記第1実施例と同様の効果を奏するものであ
り、特に本実施例では、窓ガラス2が閉鎖位置方向へ移
動される状態では、モータ1を定速度で回転させる制御
を、当該窓ガラス2が所定位置例えば自動反転禁止位置
まで移動された時点から行うようになる。従って、窓ガ
ラス2が定速度で移動される期間を極力短くできるよう
になるから、その窓ガラス2が開放位置及び閉鎖位置間
を移動するのに要する時間が不用意に長くなる虞がなく
なる。
っても前記第1実施例と同様の効果を奏するものであ
り、特に本実施例では、窓ガラス2が閉鎖位置方向へ移
動される状態では、モータ1を定速度で回転させる制御
を、当該窓ガラス2が所定位置例えば自動反転禁止位置
まで移動された時点から行うようになる。従って、窓ガ
ラス2が定速度で移動される期間を極力短くできるよう
になるから、その窓ガラス2が開放位置及び閉鎖位置間
を移動するのに要する時間が不用意に長くなる虞がなく
なる。
【0035】その他、本発明は上記した実施例に限定さ
れるものではなく、以下に述べるような拡大或いは変形
が可能である。第2実施例では、モータ1を定速度で回
転させる制御を、窓ガラス2が自動反転禁止位置まで移
動された時点から行う構成としたが、その反転禁止位置
より手前の位置からモータ1の定速度回転制御を開始す
る構成としても良い。信号発生手段としてパルスエンコ
ーダ3を例に挙げたが、モータ1の回転速度に応じた数
のパルス信号を発生するものであれば、他の信号発生手
段を利用する構成としても良い。開閉体として窓ガラス
2を対象にしたが、サンルーフなどを対象とすることも
できる。
れるものではなく、以下に述べるような拡大或いは変形
が可能である。第2実施例では、モータ1を定速度で回
転させる制御を、窓ガラス2が自動反転禁止位置まで移
動された時点から行う構成としたが、その反転禁止位置
より手前の位置からモータ1の定速度回転制御を開始す
る構成としても良い。信号発生手段としてパルスエンコ
ーダ3を例に挙げたが、モータ1の回転速度に応じた数
のパルス信号を発生するものであれば、他の信号発生手
段を利用する構成としても良い。開閉体として窓ガラス
2を対象にしたが、サンルーフなどを対象とすることも
できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成図
【図2】制御内容を説明するためのタイミングチャート
【図3】作用説明用の要部の断面図
【図4】本発明の第2実施例を示す図2相当図
図面中、1はモータ、2は窓ガラス(開閉体)、3はパ
ルスエンコーダ(信号発生手段)、4は制御ユニット、
5は制御回路(モータ制御手段)、7はドライブ回路、
20はウェザストリップ(弾性体)を示す。
ルスエンコーダ(信号発生手段)、4は制御ユニット、
5は制御回路(モータ制御手段)、7はドライブ回路、
20はウェザストリップ(弾性体)を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 開閉体が閉鎖位置にある状態で当該開閉
体が圧接する弾性体が設けられた車両用パワーウインド
レギュレータの制御装置であって、前記開閉体を開放位
置と閉鎖位置との間で往復移動させるためのモータと、
このモータの回転速度に応じた数のパルス信号を発生す
る信号発生手段とを備え、前記開閉体が前記開放位置及
び閉鎖位置間に設定された反転禁止位置へ移動された状
態を、当該開閉体が閉鎖位置にある状態から出力される
前記パルス信号の数に基づいて判定するようにしたもの
において、 前記開閉体を閉鎖位置方向へ移動させる場合に、少なく
とも当該開閉体が閉鎖位置に到達するまでの間は、前記
パルス信号に基づいたフィードバック制御により前記モ
ータを定速度で回転させるモータ制御手段を備えたこと
を特徴とする車両用パワーウインドレギュレータの制御
装置。 - 【請求項2】 前記モータ制御手段は、前記開閉体を閉
鎖位置方向へ移動させる場合に、当該開閉体が所定位置
まで移動された時点から前記モータを定速度で回転させ
る制御を行うように構成されていることを特徴とする請
求項1記載の車両用パワーウインドレギュレータの制御
装置。 - 【請求項3】 前記モータ制御手段は、前記モータの定
速度回転制御の開始後に、前記信号発生手段からのパル
ス信号により示されるモータの回転速度が零若しくは零
に近い所定値となった時点から所定の遅延時間が経過し
たときに当該モータを断電するように構成されているこ
とを特徴とする請求項1または2記載の車両用パワーウ
インドレギュレータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041575A JPH08240070A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 車両用パワーウインドレギュレータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041575A JPH08240070A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 車両用パワーウインドレギュレータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08240070A true JPH08240070A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12612248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7041575A Pending JPH08240070A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 車両用パワーウインドレギュレータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08240070A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020078159A (ko) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | 대동모벨시스템 주식회사 | 자동차의 유리창 안전 제어장치 |
KR100467013B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-01-24 | 주식회사 현대오토넷 | 파워 윈도우의 제어회로 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01150886U (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-18 | ||
JPH03139189A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 電動カーテン駆動装置 |
JPH05276777A (ja) * | 1992-03-24 | 1993-10-22 | Mitsuba Electric Mfg Co Ltd | 開閉体開閉用制御装置 |
JPH06137030A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-17 | Koito Mfg Co Ltd | 安全装置を備えるパワーウインド装置 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP7041575A patent/JPH08240070A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01150886U (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-18 | ||
JPH03139189A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 電動カーテン駆動装置 |
JPH05276777A (ja) * | 1992-03-24 | 1993-10-22 | Mitsuba Electric Mfg Co Ltd | 開閉体開閉用制御装置 |
JPH06137030A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-17 | Koito Mfg Co Ltd | 安全装置を備えるパワーウインド装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020078159A (ko) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | 대동모벨시스템 주식회사 | 자동차의 유리창 안전 제어장치 |
KR100467013B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-01-24 | 주식회사 현대오토넷 | 파워 윈도우의 제어회로 |
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