[go: up one dir, main page]

JPH08237104A - ビット位相検出回路およびビット位相同期回路 - Google Patents

ビット位相検出回路およびビット位相同期回路

Info

Publication number
JPH08237104A
JPH08237104A JP7058254A JP5825495A JPH08237104A JP H08237104 A JPH08237104 A JP H08237104A JP 7058254 A JP7058254 A JP 7058254A JP 5825495 A JP5825495 A JP 5825495A JP H08237104 A JPH08237104 A JP H08237104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output
phase
bit phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7058254A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryusuke Kawano
龍介 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7058254A priority Critical patent/JPH08237104A/ja
Publication of JPH08237104A publication Critical patent/JPH08237104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信データ信号の変化点近傍にクロック信号
のエッジが当たっているか否かを瞬時に検出すること。 【構成】 受信データ信号D0をDFF回路4において
クロック信号CKで取り込んで得た信号DF2と、受信
データ信号D0を遅延回路3で遅延してDFF回路5に
おいてクロック信号CKで取り込んで得た信号DF1と
を、EXOR回路6でレベル比較し、その比較結果によ
りデータ信号とクロック信号の位相関係の良否を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数がクロック信号
と一致しビット位相が任意な受信データ信号、または周
波数がクロック信号の1/整数倍でビット位相が任意な
受信データ信号を扱うディジタル伝送装置やディジタル
信号処理装置等に適用される回路に係り、特に受信デー
タ信号とクロック信号との位相関係の良否を瞬時に検出
する位相検出回路、および受信データ信号をクロック信
号の位相に瞬時に同期させて出力するビット位相同期回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のビット位相検出回路は、クロック
信号または受信データ信号を4相程度に多相化し、これ
ら多相のクロック信号またはデータ信号を用いてD型フ
リップフロップ(以下、DFF回路と呼ぶ。)による信
号の取り込みを行ない、そのDFF回路の出力の比較結
果からデータ信号とクロック信号との位相関係を検出す
る方式、あるいはクロック信号とデータ信号との位相関
係をパルス幅に変換して位相検出を行なう方式を採用し
ている(例えば、H.Rokugawa et al.,ECOC' 93,Wep 10.
5 ,pp.557-560,1993 )。
【0003】また、従来のビット位相同期回路も、クロ
ック信号または受信データ信号を4相程度に多相化し、
これら多相のクロック信号またはデータ信号を用いてD
FF回路による信号の取り込みを行ない、そのDFF回
路の出力の比較結果をクロック信号又はデータ信号の制
御回路に戻すことによって、クロック信号とデータ信号
との最適位相を決定する方式を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のビット位相検出回路では、4相程度の信号を処理す
るために回路規模が大きくなること、信号の周波数が高
くなってくると信号の遅延までも考慮して正確な4相の
信号を得ることが困難になること、高速動作においては
信号の立上りや立下がりの時間が信号の1周期の時間に
比べて無視できなくなるためデータ信号とクロック信号
との位相関係をパルス幅に変換するのが困難になるこ
と、等の欠点がある。
【0005】また、上記したビット位相同期回路でも、
4相程度の信号を処理するに当たって信号の周波数が高
くなってくると信号の遅延までも考慮して正確な4相の
信号を得ることが困難になること、この種の方式ではD
FF回路の位相余裕が最低でも180度以上あることが
必要であること、4相の信号を用いて処理した比較結果
を制御回路に戻してから位相調整をやり直すというフィ
ードバックループをもつため同期確立に要する時間が長
くなるという欠点を有する。
【0006】しかも、このような欠点を改善した構成
(例えば、特願平6−202977)であっても、クロ
ック信号とデータ信号との最適位相を決定するための回
路の規模が大きくなり、受信データ信号のチャンネル数
が多い場合に装置のハード量の増加につながるという欠
点があった。
【0007】本発明の第1の目的は、上記した問題を解
決し、クロック信号やデータ信号を多相化することな
く、受信データ信号の変化点近傍にクロック信号のエッ
ジが当たっているか否かを瞬時に検出することができる
ようにしたビット位相検出回路を提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、クロック信号やデ
ータ信号を多相化することなく、小さな回路規模で瞬時
に同期確立が実現できるようにしたビット位相同期回路
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した第1の目的を達
成する第1の発明は、受信データ信号を遅延させるため
の第1の遅延回路と、上記受信データ信号をクロック信
号で取り込む第1のDFF回路と、上記受信データ信号
を上記第1の遅延回路で遅延させて得た第1遅延データ
信号を上記クロック信号で取り込む第2のDFF回路
と、上記第1のDFF回路の出力レベルと上記第2のD
FF回路の出力レベルの一致/不一致の検出を行なう検
出回路とを具備することを特徴とするビット位相検出回
路として構成した。
【0010】上記した第2の目的を達成する第2の発明
は、上記第1の発明のビット位相検出回路に対して、上
記検出回路が上記不一致の検出信号を出力する度に出力
信号を変化させるTFF回路と、該TFF回路の出力信
号に応じて、システムクロック信号をそのまま又は半周
期分だけ位相シフトさせて上記クロック信号として出力
する移相回路とを具備させ、上記第1又は第2のDFF
回路の出力信号をビット位相同期出力信号として出力す
ること特徴とするビット位相同期回路として構成した。
【0011】上記した第2の目的を達成する第3の発明
は、上記第2の発明のビット位相同期回路に対して、上
記第1のDFF回路に代えて、上記検出回路に出力信号
を送る第2ステージおよび該第2ステージからの出力信
号よりも半クロック周期分だけ位相シフトさせた信号を
出力する第3ステージを有するTSFF回路を設けると
ともに、上記第3ステージの出力信号と上記第2のDF
F回路の出力信号の一方を上記TFF回路の出力信号に
より選択する選択回路と、該選択回路の出力信号を前記
システムクロック信号にリタイミングするための第3の
DFF回路とを設けたことを特徴とするビット位相同期
回路として構成した。
【0012】上記した第2の目的を達成する第4の発明
は、上記第1の発明のビット位相検出回路に対して、上
記検出回路が上記不一致の検出信号を出力する度に出力
信号を変化させるTFF回路と、上記第1の遅延回路の
前段に接続され受信データ信号と該受信データ信号を第
2の遅延回路で遅延した第2遅延データ信号との一方を
上記TFF回路の出力信号により選択する選択回路とを
具備させ、上記第1又は第2のDFF回路の出力信号を
ビット位相同期出力信号として取り出すことを特徴とす
るビット位相同期回路として構成した。
【0013】
【作用】第1の発明では、受信データ信号と第1遅延デ
ータ信号とを同一クロック信号で取り込んだ第1、第2
DFF回路の両出力の位相が同一でないとき、そのレベ
ルが異なるタイミング時に瞬時に検出回路が不一致を検
出して受信データ信号とクロック信号との位相関係が良
くない旨の信号を出力する。
【0014】第2の発明では、受信データ信号と遅延デ
ータ信号とを同一クロック信号で取り込んだ第1、第2
DFF回路の両出力信号の位相が同一のときは、そのい
ずれかの出力信号をビット同期信号として出力させる。
位相が同一でないときは、そのレベルが異なるタイミン
グ時にクロック信号の位相を半周期分だけシフトさせて
第1、第2DFF回路により受信データ信号を取り込
み、その両出力信号のいずれかをビット位相同期信号と
して出力させる。
【0015】第3の発明では、受信データ信号と遅延デ
ータ信号とを同一クロック信号で取り込んだ第1DFF
回路の出力とTSFF回路の第2ステージ出力が同一位
相のとき、システムクロック信号より半クロック周期分
だけ位相シフトしているTSFF回路の第3ステージの
出力を選択して第3のDFF回路においてシステムクロ
ックによる同期化を図る。同一位相でないときは、その
レベルが異なるタイミング時にクロック信号の位相を半
周期分だけシフトさせて、第2の発明と同様に受信デー
タ信号との位相関係を同期させるが、このときはシステ
ムクロック信号より半クロック周期分だけ位相シフトし
ている第1DFF回路の出力を選択して第3のDFF回
路においてシステムクロックによる同期化を図る。かく
して、受信データ信号とシステムクロック信号との位相
関係を常時同期させる。
【0016】第4の発明では、受信データ信号と第2遅
延データ信号の一方を選択回路で選択して、その選択デ
ータ信号とそれを遅延した第1遅延データ信号とを同一
クロック信号で取り込んだ第1、第2DFF回路の両出
力の位相が同一のとき、選択回路の選択状態をそのまま
とし、同一でないとき反対に切り換える。ここでも、受
信データ信号とシステムクロック信号との位相関係を常
時同期させることができる。
【0017】
【実施例】
[第1の実施例]図1は第1の発明を適用した第1の実
施例のビット位相検出回路を示すブロック図である。1
はデータ入力端子、2はクロック入力端子、3は遅延回
路である。この遅延回路3の遅延量は、特に精度は要求
されないが、目安としては使用する装置の最高動作周波
数でのデータ周期の20%程度とする。4、5はCK端
子に入力するクロック信号CKの立下がりエッジにより
D端子に入力したデータをラッチしてQ端子から出力す
るするDFF回路である。
【0018】6はDFF回路4、5のQ端子の出力信号
のレベル(論理レベル)を比較してそれが一致するとき
「0」、不一致のとき「1」の信号EX1を出力する検
出回路としての排他的論理和回路(以下、EXOR回路
と呼ぶ。)である。7はこのEXOR回路6の出力信号
が「1」に立ち上がるとき信号S1を「1」に変化させ
るセットリセットフリップフロップ回路(以下、SRF
F回路と呼ぶ。)である。このSRFF回路7のリセッ
トは別信号により行なわれる。
【0019】さて、データ入力端子1に入力した受信デ
ータ信号D0は、遅延回路3とDFF回路4に入り、遅
延回路3で遅延されたデータ信号D1はさらにDFF回
路5に入る。DFF回路4、5はクロック信号CKの立
下がりエッジでデータ信号D0、D1の取り込みを行な
う。そして、DFF回路4の出力信号DF2とDFF回
路5の出力信号DF1のレベルがEXOR回路6で比較
される。
【0020】いま、受信データ信号D0の変化点近傍に
クロック信号CKの立下がりエッジが無い場合には、信
号DF1とDF2はレベルが常時一致(位相一致)して
おり、EXOR回路6の出力信号EX1は「0」を継続
する。
【0021】一方、受信データ信号D0の変化点近傍に
クロック信号CKの立下がりエッジがある場合には、信
号DF1とDF2はその位相が異なるので、EXOR回
路6の出力信号EX1は必ず「1」となるタイミングが
ある。
【0022】したがって、後者の場合には、EXOR回
路6の後段のSRFF回路7がこの「1」を保持する。
このSRFF回路7は信号EX1がたとえスパイク状の
波形であっても一瞬でも「1」が立てばこれを保持す
る。
【0023】図2、図3は図1に示したビット位相検出
回路の主要点におけるタイミングチャートである。ま
ず、図2においては、クロック信号CKの立下がりエッ
ジが受信データ信号D0の変化点近傍にかかっていない
ので、第1、第2DFF回路4、5の出力信号DF1、
DF2は同一データ信号であり、EXOR回路6の出力
信号EX1は「0」のままであり、SRFF回路7の出
力信号S1も「0」のままである。
【0024】図3においては、クロック信号CKの立下
がりエッジが受信データ信号D0の変化点付近にあるの
で、第1、第2DFF回路4、5の出力信号DF1、D
F2とは異なったデータ信号であり、この場合は必ず信
号DF1とDF2の波形に不一致が発生するため信号E
X1は必ず「1」となり、SRFF回路7の出力信号S
1もそのとき「1」となる。
【0025】このように、第1の実施例のビット位相検
出回路では、受信データ信号D0の変化点付近にクロッ
ク信号CKのエッジが当たっているか否かを、つまりデ
ータ信号D0とクロック信号CKの位相関係の良否を、
SRFF回路7の出力信号S1の状態によって瞬時に検
出することができる。
【0026】[第2の実施例]図4は第2の発明を適用
した第2の実施例であるビット位相同期回路のブロック
図である。前述の図1に示したものと同一のものには同
一の符号を付した。9はEXOR回路6の出力信号EX
1が「0」→「1」に変化する度に出力信号T1を
「0」と「1」の間で繰り返し変化させるトグル動作を
行なうTFF回路である。
【0027】10は移相回路としてのEXOR回路であ
って、信号T1が「0」のとき、クロック入力端子2に
入力するシステムクロック信号CK0をそのままクロッ
ク信号CK1として出力し、信号T1が「1」のとき、
そのシステムクロック信号CK0を半周期分だけ位相シ
フトしてクロックCK1として出力する。
【0028】さて、この回路では、DFF回路4、5は
クロック信号CK1の立下がりエッジでデータ信号D
0、D1の取り込みを行ない、DFF回路4の出力信号
DF2とDFF回路5の出力信号DF1のレベルがEX
OR回路6で比較される。
【0029】いま、データ信号D0の変化点近傍にクロ
ック信号CK1の立下がりエッジが無い場合には、信号
DF1とDF2は同一データ信号で位相が一致してお
り、EXOR回路6の出力信号EX1は「0」のままで
ある。よって、TFF回路9の出力信号T1は「0」の
状態から変化しない。したがって、EXOR回路10で
はクロック入力端子2から入力するシステムクロック信
号CK0がそのままクロック信号CK1として出力す
る。
【0030】一方、データ信号D0の変化点近傍にクロ
ック信号CK1の立下がりエッジがある場合には、信号
DF1とDF2はその位相が異なるので、EXOR回路
6の出力信号EX1は必ず「1」となるタイミングがあ
り、このタイミングにおいてTFF回路9がその出力信
号T1を「1」に反転させる。したがって、EXOR回
路10ではクロック入力端子2から入力するシステムク
ロック信号CK0の位相を半周期分だけシフトしてクロ
ック信号CK1として出力する。
【0031】このシフトしたクロック信号CK1の立下
がりエッジはデータ信号D0、D1の変化点近傍から外
れた位置になるので、クロック信号CK1とデータ信号
D0との位相関係が最適となり、ビット位相同期が確立
する。
【0032】図5はこのビット位相同期回路の主要点に
おけるタイミングチャートである。この図5において、
A点まではデータ信号D0とクロック信号CK1との位
相関係は良好であり、そこまでは信号EX1は「0」で
あり、信号T1も「0」であるので、クロック信号CK
1の位相に変化はない。
【0033】そして、A点でデータ信号D0とクロック
信号CK1との位相関係が悪くなると、信号EX1が一
瞬「1」となる。このとき、この信号EX1は立上り、
立下がりが1回のみのパルス状の波形となる。これは、
この信号EX1の「0」→「1」の変化、つまり立上り
エッジに反応してクロック信号CK1の位相が変化する
タイミングの方を、信号EX1が立下がるタイミングよ
りも速くなるようにすることで実現できる。
【0034】この信号EX1の立上がりエッジに反応し
て信号T1が「1」に変化する。したがって、クロック
信号CK0と信号T1の排他的論理和をとった信号CK
1は、クロック半周期分だけ位相がシフトし、受信デー
タ信号D0とクロック信号CK1との位相が最適化され
る。この結果、EXOR回路6の出力信号EX1は
「0」となる。
【0035】なお、この後に受信データ信号D0の位相
がシフトして、EXOR回路6の出力信号EX1が
「1」になると、信号T1が「0」に復帰するので、E
XOR回路10においてシステムクロックCK0が位相
シフトされずそのままクロック信号CK1として出力す
るようになり、位相シフトした後の受信データ信号D0
に対して正確な同期が取られる。
【0036】このように、受信データ信号D0とクロッ
ク信号CK1との位相関係が時間とともに連続的に変化
しても、瞬時のビット位相同期が可能となる。したがっ
て、受信データ信号D0とクロック信号CK1との位相
関係がいかなる場合であっても、最適位相のところで受
信データD0の取り込みを行なうことが可能であり、見
かけ上の位相余裕は360度とすることができる。な
お、出力端子8には信号DF1に代えて信号DF2を出
力させても良い。
【0037】[第3の実施例]図6は第3の発明を適用
した第3の実施例を示すビット位相同期回路のブロック
図である。図4に示した第2の実施例のビット位相同期
回路と同じものには同一の符号を付した。11は受信デ
ータ信号D0を取り込むトライステージフリップフロッ
プ回路(以下、TSFF回路と呼ぶ。)であって、図4
におけるDFF回路4と置換したものである。
【0038】このTSFF回路11は、D端子に入力し
た受信データ信号D0を、CK端子に入力するクロック
信号CK1の立下がりエッジによって取り込み、Q2端
子(第2ステージ出力端子)から信号DF2として、Q
3端子(第3ステージ出力端子)からはその信号DF2
によりクロック信号CK1の半周期分位相シフトした信
号DF3として出力する。
【0039】12は信号DF1とDF3の一方を選択し
て出力する選択回路であって、信号T1が「0」のとき
信号DF3を選択し、「1」のとき信号DF1を選択す
る。13は選択回路12の出力信号S1をシステムクロ
ック信号CK0によってリタイミングするためのDFF
回路である。
【0040】図7はこのビット位相同期回路の主要点に
おける信号のタイミングチャートである。信号DF1、
DF2を得るまでの動作は前述の第2の実施例と同じで
あるので、それ以降の信号の流れについて説明する。
【0041】データ信号D0の変化点近傍にクロック信
号CK1の立下がりエッジが無いときは、信号EX1は
「0」、信号T1も「0」であり、選択回路12で信号
DF3が選択される。この信号DF3は、上述のように
信号DF1(DF2)に比べてクロック信号CK1の半
周期分だけ位相がずれているので、システムクロックC
K0に対しても半周期分だけ位相がずれている。よっ
て、この信号DF3(S1)をDFF回路13において
システムクロックCK0で取り込むとき、その信号DF
3の変化点から離れた部分が取り込まれ、システムクロ
ックCK0に正確に同期が取られる。
【0042】次に、データ信号D0の変化点近傍にクロ
ック信号CK1の立下がりエッジがくる(A点)と、信
号EX1が一時的に「1」となって、信号T1が「1」
となり、前述の第2の実施例と同様にクロック信号CK
1が半周期分だけ位相シフトされて、DFF回路5、T
SFF回路11の出力信号DF1、DF2が同一位相と
なる。また、選択回路12において信号DF1が選択さ
れる。この信号DF1(S1)はシステムクロック信号
CK0と半周期分だけ位相がずれているので、DFF回
路13においてそのシステムクロック信号CK0により
正確に同期が取られる。
【0043】なお、この後に受信データ信号D0の位相
がシフトして、EXOR回路6の出力信号EX1が
「1」になると、信号T1が「0」に復帰するので、E
XOR回路10においてシステムクロックCK0が位相
シフトされずそのままクロック信号CK1として出力す
るようになり、位相シフトした後の受信データ信号D0
に対して正確な同期が取られる。と同時に、選択回路1
2では信号DF3が選択される。
【0044】以上のように、システムクロックCK0と
信号S1が常に良好な位相関係のところでリタイミング
用のDFF回路13によるデータの取り込みが行なわれ
ることになるので、常にシステムクロックCK0に同期
した信号を出力端子8から得ることができる。
【0045】[第4の実施例]図8は第4の実施例のビ
ット位相同期回路のブロック図である。この図8が前述
の第2の実施例のビット位相同期回路と異なる点は、デ
ータ信号D0とクロック信号CK1との位相関係が良く
ない場合に、第2の実施例ではクロック信号CK1の位
相をずらして位相関係を調整したのに対し、この第4の
実施例では、クロック信号CK1の位相はそのままとし
て、受信データ信号D0の位相をずらして位相関係を調
整するようにした点である。
【0046】このために、この図8のビット位相同期回
路では、データ入力端子1と遅延回路3との間に、選択
回路14を介在させ、この選択回路14を信号T1で切
換制御して、受信データ信号D0又はこのデータ信号D
0を遅延回路15によって遅延させた信号D1の一方を
選択するようにした。この選択回路14では、信号T1
が「0」のときデータ信号D0を選択し、信号Tが
「1」のときデータ信号D1を選択する。遅延回路15
の遅延量は、このビット位相同期回路の最高データ速度
の1/4周期程度に設定することにより最高データ速度
以下のすべての周波数で使用可能である。
【0047】図9はこのビット位相回路の主要点の信号
のタイミングチャートである。A点までは各DFF回路
4、5に入力するデータ信号D2、D3とクロック信号
CK0との位相関係は良好であるが、A点からの位相関
係が悪くなっている。よって、このA点以降では、前述
の実施例と同様に、信号T1が「1」となって、選択回
路14が遅延回路15で遅延された遅延信号D1を選択
する。この結果、A点以降では、A点以前のデータ信号
D0よりもやや遅延した信号D1が信号D2となるの
で、各DFF回路4、5で取り込まれて出力する信号D
F1、DF2は位相が一致するようになり、信号EX1
が「0」に復帰する。
【0048】再度入力データ信号D0とクロック信号C
K1との位相関係が悪くなったときは、信号EX1が
「1」となり、信号T1が「0」となって、選択回路1
4で受信データ信号D0が選択されるので、各DFF回
路4、5で取り込まれて出力する信号DF1、DF2は
その位相が一致するようになり、信号EX1が「0」に
復帰する。
【0049】このようにして、出力端子8にはクロック
信号CK0と位相関係が常に良好な信号DF1がデータ
信号として得られる。なお、この出力端子8には信号D
F1に代えて、信号DF2を出力させるようにしても良
い。
【0050】
【発明の効果】以上から第1の本発明によれば、1種類
のクロック信号で、入力するデータ信号の変化点近傍に
クロック信号のエッジが当たっているか否かを瞬時に検
出でき、従来のように1/N周期(Nは自然数)ごとに
正確にデータを位相調整する必要はない。
【0051】また、第2〜第4の発明によれば、受信し
たデータ信号の変化点近傍にクロックのエッジが当たっ
ている場合に、クロックの位相を半周期ずらし又は受信
データ信号を所定量遅延させて、その受信データ信号の
取り込みを行なうので、瞬時にビット位相同期が確立
し、クロック信号に正確に同期させたデータ信号を出力
することが可能となる。
【0052】さらに、第3、第4の発明によれば、受信
データ信号とクロック信号との位相関係の良否如何にか
かわらず、システムクロック信号に常に同期したデータ
信号を得ることができるようになる。
【0053】さらに、第1〜第4の発明では、多相のデ
ータ信号又はクロック信号を取り扱うことなく同期確立
のメカニズムが簡単で、構成回路のハード量が少なく、
高速動作に好適となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例のビット位相検出回路のブロッ
ク図である。
【図2】 第1の実施例のビット位相検出回路の受信デ
ータ信号とクロック信号との位相関係が良好な場合のタ
イミングチャートである。
【図3】 第1の実施例のビット位相検出回路の受信デ
ータ信号とクロック信号との位相関係が良好でない場合
のタイミングチャートである。
【図4】 第2の実施例のビット位相同期回路のブロッ
ク図である。
【図5】 第2の実施例のビット位相同期回路のタイミ
ングチャートである。
【図6】 第3の実施例のビット位相同期回路のブロッ
ク図である。
【図7】 第3の実施例のビット位相同期回路のタイミ
ングチャートである。
【図8】 第4の実施例のビット位相同期回路のブロッ
ク図である。
【図9】 第4の実施例のビット位相同期回路のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1:データ入力端子、2:クロック入力端子、3:(第
1の)遅延回路、4:(第1の)DFF回路、5:(第
2の)DFF回路、6:EXOR回路(検出回路)、
7:SRFF回路、8:出力端子、9:TFF回路、1
0:EXOR回路(移相回路)、11:TSFF回路、
12:選択回路、13:(第3の)DFF回路、14:
選択回路、15:第2の遅延回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信データ信号を遅延させるための第1の
    遅延回路と、上記受信データ信号をクロック信号で取り
    込む第1のDFF回路と、上記受信データ信号を上記第
    1の遅延回路で遅延させて得た第1遅延データ信号を上
    記クロック信号で取り込む第2のDFF回路と、上記第
    1のDFF回路の出力レベルと上記第2のDFF回路の
    出力レベルの一致/不一致の検出を行なう検出回路とを
    具備することを特徴とするビット位相検出回路。
  2. 【請求項2】請求項1のビット位相検出回路に対して、
    上記検出回路が上記不一致の検出信号を出力する度に出
    力信号を変化させるTFF回路と、該TFF回路の出力
    信号に応じて、システムクロック信号をそのまま又は半
    周期分だけ位相シフトさせて上記クロック信号として出
    力する移相回路とを具備させ、上記第1又は第2のDF
    F回路の出力信号をビット位相同期出力信号として出力
    すること特徴とするビット位相同期回路。
  3. 【請求項3】請求項2のビット位相同期回路に対して、
    上記第1のDFF回路に代えて、上記検出回路に出力信
    号を送る第2ステージおよび該第2ステージからの出力
    信号よりも半クロック周期分だけ位相シフトさせた信号
    を出力する第3ステージを有するTSFF回路を設ける
    とともに、上記第3ステージの出力信号と上記第2のD
    FF回路の出力信号の一方を上記TFF回路の出力信号
    により選択する選択回路と、該選択回路の出力信号を前
    記システムクロック信号にリタイミングするための第3
    のDFF回路とを設けたことを特徴とするビット位相同
    期回路。
  4. 【請求項4】請求項1のビット位相検出回路に対して、
    上記検出回路が上記不一致の検出信号を出力する度に出
    力信号を変化させるTFF回路と、上記第1の遅延回路
    の前段に接続され受信データ信号と該受信データ信号を
    第2の遅延回路で遅延した第2遅延データ信号との一方
    を上記TFF回路の出力信号により選択する選択回路と
    を具備させ、上記第1又は第2のDFF回路の出力信号
    をビット位相同期出力信号として取り出すことを特徴と
    するビット位相同期回路。
JP7058254A 1995-02-23 1995-02-23 ビット位相検出回路およびビット位相同期回路 Pending JPH08237104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058254A JPH08237104A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 ビット位相検出回路およびビット位相同期回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058254A JPH08237104A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 ビット位相検出回路およびビット位相同期回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08237104A true JPH08237104A (ja) 1996-09-13

Family

ID=13079015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7058254A Pending JPH08237104A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 ビット位相検出回路およびビット位相同期回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08237104A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6959061B1 (en) 1998-10-07 2005-10-25 Fujitsu Limited Phase comparator circuit
JP2009200739A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Panasonic Corp 半導体集積回路
JP2009284134A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Renesas Technology Corp クロックデータ修復回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6959061B1 (en) 1998-10-07 2005-10-25 Fujitsu Limited Phase comparator circuit
JP2009200739A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Panasonic Corp 半導体集積回路
JP2009284134A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Renesas Technology Corp クロックデータ修復回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6262611B1 (en) High-speed data receiving circuit and method
JP3233801B2 (ja) ビット位相同期回路
JP2007256127A (ja) レシーバ回路及びレシーバ回路試験方法
JP3125699B2 (ja) データ同期回路
US6845490B2 (en) Clock switching circuitry for jitter reduction
JP3072509B2 (ja) Pam方式通信装置のタイミング制御回路
EP1113616B1 (en) Method for recovering a clock signal in a telecommunications system and circuit thereof
JPH08237104A (ja) ビット位相検出回路およびビット位相同期回路
JP2730517B2 (ja) 高速データ受信回路
WO2001084711A1 (en) Pulse detector
US7194057B2 (en) System and method of oversampling high speed clock/data recovery
JP2702257B2 (ja) ビット位相同期回路
JP2001230824A (ja) データ受信方式
JP3001836B2 (ja) ディジタル位相同期回路
EP1381153A1 (en) Multiplexer input circuit with DLL phase detector
JP2950351B2 (ja) パルス信号発生回路
JPH03255743A (ja) ビット同期回路
JP3767997B2 (ja) ビット位相同期回路
JP4153074B2 (ja) 位相比較器
JP2982138B2 (ja) ビット位相同期回路
JPH04373230A (ja) ビット位相同期回路
JP2870222B2 (ja) サブキャリア再生器
JPS63268386A (ja) 同期化回路
JPH08130534A (ja) データ伝送適応化方式およびこれを備えたデータ伝送装置
KR20040103042A (ko) 루프내 지연에 둔감한 업/다운 발생기를 이용한 클럭 복원회로

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021203