JPH08234014A - カラーフィルタの製造方法及びそれに用いるカラーフィルタ基板 - Google Patents
カラーフィルタの製造方法及びそれに用いるカラーフィルタ基板Info
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- JPH08234014A JPH08234014A JP4151595A JP4151595A JPH08234014A JP H08234014 A JPH08234014 A JP H08234014A JP 4151595 A JP4151595 A JP 4151595A JP 4151595 A JP4151595 A JP 4151595A JP H08234014 A JPH08234014 A JP H08234014A
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Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォトマスク基板とカラーフィルタ基板との
位置合わせを速くして製造効率を挙げるようにする。 【構成】 カラーフィルタ基板10上に赤、緑、青の各
着色画素のパターンを順次位置合わせして形成すること
によりカラーフィルタを製造するに際して、くさび型の
第1のアライメントマークを形成したフォトマスク基板
20と、くさび型の第2のアライメントマークを形成し
たカラーフィルタ基板10とを用い、これら第1及び第
2のアライメントマークによりフォトマスク基板20と
カラーフィルタ基板10の位置合わせを行う。各基板1
0,20上のアライメントマークの位置関係を1ライン
上の検出のみで素早く認識でき、位置合わせに要する時
間を短縮できる。基板10,20の向きや表裏を間違え
た場合、くさび型のアライメントマークが逆になるの
で、セッティング間違いを簡単に発見できる。
位置合わせを速くして製造効率を挙げるようにする。 【構成】 カラーフィルタ基板10上に赤、緑、青の各
着色画素のパターンを順次位置合わせして形成すること
によりカラーフィルタを製造するに際して、くさび型の
第1のアライメントマークを形成したフォトマスク基板
20と、くさび型の第2のアライメントマークを形成し
たカラーフィルタ基板10とを用い、これら第1及び第
2のアライメントマークによりフォトマスク基板20と
カラーフィルタ基板10の位置合わせを行う。各基板1
0,20上のアライメントマークの位置関係を1ライン
上の検出のみで素早く認識でき、位置合わせに要する時
間を短縮できる。基板10,20の向きや表裏を間違え
た場合、くさび型のアライメントマークが逆になるの
で、セッティング間違いを簡単に発見できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ用の
カラーフィルタの製造方法に係わるものであり、詳しく
はカラーフィルタにおける遮光層のパターンと赤
(R)、緑(G)、青(B)の各着色画素のパターンと
を順次形成するカラーフィルタの製造方法及びそれに用
いるカラーフィルタ基板に関するものである。
カラーフィルタの製造方法に係わるものであり、詳しく
はカラーフィルタにおける遮光層のパターンと赤
(R)、緑(G)、青(B)の各着色画素のパターンと
を順次形成するカラーフィルタの製造方法及びそれに用
いるカラーフィルタ基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイに使用されている一般
的なカラーフィルタの構造は図1の断面図に示すようで
あり、このカラーフィルタは、ガラス、プラスチック等
の基板1の上にクロム等の薄膜で遮光層2のパターンを
形成した後、R,G,Bからなる3色の微細な着色画素
3のパターンを順次繰り返し形成し、さらにその上に保
護膜4を設けるとともに、透明電極5としてITO膜を
成膜することにより作製されている。そして、このカラ
ーフィルタにおける3色の着色画素3を形成する方法と
しては、染色法、顔料分散法、印刷法、電着法、転写法
等があるが、いずれの方法においても遮光層2の形成さ
れた基板1上に各着色画素3を順次形成する工程でパタ
ーン同士の位置合わせが必要である。
的なカラーフィルタの構造は図1の断面図に示すようで
あり、このカラーフィルタは、ガラス、プラスチック等
の基板1の上にクロム等の薄膜で遮光層2のパターンを
形成した後、R,G,Bからなる3色の微細な着色画素
3のパターンを順次繰り返し形成し、さらにその上に保
護膜4を設けるとともに、透明電極5としてITO膜を
成膜することにより作製されている。そして、このカラ
ーフィルタにおける3色の着色画素3を形成する方法と
しては、染色法、顔料分散法、印刷法、電着法、転写法
等があるが、いずれの方法においても遮光層2の形成さ
れた基板1上に各着色画素3を順次形成する工程でパタ
ーン同士の位置合わせが必要である。
【0003】この位置合わせを行う方法の一つとして、
例えば特開平4−333018号公報に記載のものがあ
る。この方法では、フォトマスク基板の適当な2箇所に
「井」形のマスクマークを書き込むとともに、カラーフ
ィルタ基板上には各マスクマークに対応した位置に「+
++」形の基板マークを書き込んでおき、X及びY方向
の位置合わせを2箇所のマークについて行うことにより
各着色画素のパターンに対する位置合わせを行うように
している。
例えば特開平4−333018号公報に記載のものがあ
る。この方法では、フォトマスク基板の適当な2箇所に
「井」形のマスクマークを書き込むとともに、カラーフ
ィルタ基板上には各マスクマークに対応した位置に「+
++」形の基板マークを書き込んでおき、X及びY方向
の位置合わせを2箇所のマークについて行うことにより
各着色画素のパターンに対する位置合わせを行うように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた位
置合わせ方法では、3色兼用のフォトマスク基板に設け
られたマスクマークの中心点に対して、カラーフィルタ
基板に設けられた基板マークの対応した3点をそれぞれ
一致させて位置合わせがなされるので、色別の取り違え
の心配がなく、各色の着色画素に対する位置合わせが確
実に行えるという利点はあるものの、位置合わせのため
にX及びY方向の2ライン上をセンサで検出する必要が
あり、このため検出時間がかかって位置合わせを迅速に
できないという問題点がある。また、通常の場合、この
種の基板マークは遮光層のパターンを形成する時に同時
に形成されているが、着色感光性材料等の着色材を塗布
又は転写等した時にこの基板マーク上にも着色材が塗布
又は転写等され、基板マークの検出しにくいという問題
点もあった。
置合わせ方法では、3色兼用のフォトマスク基板に設け
られたマスクマークの中心点に対して、カラーフィルタ
基板に設けられた基板マークの対応した3点をそれぞれ
一致させて位置合わせがなされるので、色別の取り違え
の心配がなく、各色の着色画素に対する位置合わせが確
実に行えるという利点はあるものの、位置合わせのため
にX及びY方向の2ライン上をセンサで検出する必要が
あり、このため検出時間がかかって位置合わせを迅速に
できないという問題点がある。また、通常の場合、この
種の基板マークは遮光層のパターンを形成する時に同時
に形成されているが、着色感光性材料等の着色材を塗布
又は転写等した時にこの基板マーク上にも着色材が塗布
又は転写等され、基板マークの検出しにくいという問題
点もあった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、フォトマ
スク基板とカラーフィルタ基板との位置合わせを速くし
て製造効率を上げることのできるカラーフィルタの製造
方法を提供し、合わせてその製造方法に使用するカラー
フィルタ基板を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、フォトマ
スク基板とカラーフィルタ基板との位置合わせを速くし
て製造効率を上げることのできるカラーフィルタの製造
方法を提供し、合わせてその製造方法に使用するカラー
フィルタ基板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るカラーフィルタの製造方法は、遮光層
のパターンを形成したカラーフィルタ基板上に赤、緑、
青の各着色画素のパターンを順次位置合わせして形成す
ることによりカラーフィルタを製造する方法において、
くさび型の第1のアライメントマークを形成したフォト
マスク基板と、くさび型の第2のアライメントマークを
形成したカラーフィルタ基板とを用い、前記第1のアラ
イメントマークと前記第2のアライメントマークにより
フォトマスク基板とカラーフィルタ基板の位置合わせを
行うことを特徴とする。
め、本発明に係るカラーフィルタの製造方法は、遮光層
のパターンを形成したカラーフィルタ基板上に赤、緑、
青の各着色画素のパターンを順次位置合わせして形成す
ることによりカラーフィルタを製造する方法において、
くさび型の第1のアライメントマークを形成したフォト
マスク基板と、くさび型の第2のアライメントマークを
形成したカラーフィルタ基板とを用い、前記第1のアラ
イメントマークと前記第2のアライメントマークにより
フォトマスク基板とカラーフィルタ基板の位置合わせを
行うことを特徴とする。
【0007】そして、前記カラーフィルタ基板における
前記第2のアライメントマークを遮光層のパターンの形
成時と同時に形成し、当該第2のアライメントマークを
形成しない領域に前記各着色画素のパターンを形成する
ことが好ましい。
前記第2のアライメントマークを遮光層のパターンの形
成時と同時に形成し、当該第2のアライメントマークを
形成しない領域に前記各着色画素のパターンを形成する
ことが好ましい。
【0008】また、上記の製造方法に用いるカラーフィ
ルタ基板は、赤、緑、青の各着色画素のパターンを形成
する時に用いる位置合わせ用の第2のアライメントマー
クが付されたカラーフィルタ基板であって、該第2のア
ライメントマークが、フォトマスク基板に形成したくさ
び型の第1のアライメントマークに対応して形成された
くさび型のアライメントマークであることを特徴とす
る。
ルタ基板は、赤、緑、青の各着色画素のパターンを形成
する時に用いる位置合わせ用の第2のアライメントマー
クが付されたカラーフィルタ基板であって、該第2のア
ライメントマークが、フォトマスク基板に形成したくさ
び型の第1のアライメントマークに対応して形成された
くさび型のアライメントマークであることを特徴とす
る。
【0009】そして、前記第2のアライメントマークが
遮光層のパターンの形成時と同時に形成され、各着色画
素のパターンが形成されるパターン部分の脇に形成され
たものであることが好ましい。
遮光層のパターンの形成時と同時に形成され、各着色画
素のパターンが形成されるパターン部分の脇に形成され
たものであることが好ましい。
【0010】
【作用】上述の構成からなるカラーフィルタの製造方法
では、フォトマスク基板とカラーフィルタ基板の位置合
わせにくさび型のアライメントマークを使用したので、
1ライン上での検出により各アライメントマークの位置
関係を認識することができる。また、フォトマスク基板
とカラーフィルタ基板の向きや表裏を間違えた場合、く
さび型のアライメントマークが逆向きになるので、両者
のセッティング間違いを防止できる。そして、カラーフ
ィルタ基板における第2のアライメントマークを形成し
ない領域に各着色画素のパターンを形成することによ
り、着色材がアライメントマークにかからないので検出
が容易となる。
では、フォトマスク基板とカラーフィルタ基板の位置合
わせにくさび型のアライメントマークを使用したので、
1ライン上での検出により各アライメントマークの位置
関係を認識することができる。また、フォトマスク基板
とカラーフィルタ基板の向きや表裏を間違えた場合、く
さび型のアライメントマークが逆向きになるので、両者
のセッティング間違いを防止できる。そして、カラーフ
ィルタ基板における第2のアライメントマークを形成し
ない領域に各着色画素のパターンを形成することによ
り、着色材がアライメントマークにかからないので検出
が容易となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0012】図2はくさび型のアライメントマークを形
成したカラーフィルタ基板を示す平面図である。
成したカラーフィルタ基板を示す平面図である。
【0013】このカラーフィルタ基板10は、上面から
見て長方形(350mm×300mm)で厚みは0.7
mmであり、材質はガラスである。この基板10上の中
央に遮光層とR,G,Bの各着色画素とで構成されたパ
ターン部分11を上下に設けて2面付けとしてある。パ
ターン部分11は、はじめに遮光層のパターン形成工程
を経て、青の着色画素パターンの形成工程、緑の着色画
素パターンの形成工程、赤の着色画素パターンの形成工
程で形成されていく。各着色画素のパターンは100μ
m間隔である。
見て長方形(350mm×300mm)で厚みは0.7
mmであり、材質はガラスである。この基板10上の中
央に遮光層とR,G,Bの各着色画素とで構成されたパ
ターン部分11を上下に設けて2面付けとしてある。パ
ターン部分11は、はじめに遮光層のパターン形成工程
を経て、青の着色画素パターンの形成工程、緑の着色画
素パターンの形成工程、赤の着色画素パターンの形成工
程で形成されていく。各着色画素のパターンは100μ
m間隔である。
【0014】カラーフィルタ基板10上の周囲であって
前記パターン部分11の両脇にはアライメントマーク領
域12(概ね12mm×4mm)が設けられており、こ
の領域12(右側だけ図示している)に遮光層と同じ材
料でくさび型のアライメントマークが3つずつ形成され
ている。このアライメントマークの斜め線及び横線の線
幅はそれぞれ50μmである。また斜め線は横線と45
度の角度になっており、斜め線の長さは2.1mmで横
線の長さは1.5mmである。このアライメントマーク
が、図2に示す位置関係でアライメントマーク領域12
の中に約3.75mmの間隔を置いて配置されている。
そして、これらのアライメントマークの近傍には、各ア
ライメントマークが何色の着色画素パターンの位置合わ
せに利用されるマークかを示すため、青、緑、赤それぞ
れの色を示す記号として「b」,「g」,「r」等の記
号を設けてある。遮光層はブラックマトリクスと呼ば
れ、主にクロムにより形成され、前記アライメントマー
クもクロムにて同時に形成される。このクロム層の厚み
は0.05μmから0.2μmである。
前記パターン部分11の両脇にはアライメントマーク領
域12(概ね12mm×4mm)が設けられており、こ
の領域12(右側だけ図示している)に遮光層と同じ材
料でくさび型のアライメントマークが3つずつ形成され
ている。このアライメントマークの斜め線及び横線の線
幅はそれぞれ50μmである。また斜め線は横線と45
度の角度になっており、斜め線の長さは2.1mmで横
線の長さは1.5mmである。このアライメントマーク
が、図2に示す位置関係でアライメントマーク領域12
の中に約3.75mmの間隔を置いて配置されている。
そして、これらのアライメントマークの近傍には、各ア
ライメントマークが何色の着色画素パターンの位置合わ
せに利用されるマークかを示すため、青、緑、赤それぞ
れの色を示す記号として「b」,「g」,「r」等の記
号を設けてある。遮光層はブラックマトリクスと呼ば
れ、主にクロムにより形成され、前記アライメントマー
クもクロムにて同時に形成される。このクロム層の厚み
は0.05μmから0.2μmである。
【0015】本実施例においては、アライメントマーク
領域12をパターン部分11の両脇に設けてあるが、カ
ラーフィルタのR,G,Bの各着色画素と遮光層との位
置合わせ(アライメント、見当合わせとも言う)を細か
く実施したければ、カラーフィルタ基板10の周囲に数
多く設けるとよい。また、本実施例では、カラーフィル
タのパターン部分11を2面付けとしているが、図3
(a)に示すようなカラーフィルタ基板10の中央にカ
ラーフィルタのパターン部分11を持つ1面付け、さら
に図3(b)に示すような4隅寄りにパターン部分11
を持つ4面付け等がある。ここで、いずれの面付けにお
いても図示の如くパターン部分11の両脇にアライメン
トマーク領域12を設けても或いは周囲に多く設けても
よい。なお、カラーフィルタ基板10には320mm×
300mm、400mm×300mm等があり、厚みも
1.1mmのものがある。
領域12をパターン部分11の両脇に設けてあるが、カ
ラーフィルタのR,G,Bの各着色画素と遮光層との位
置合わせ(アライメント、見当合わせとも言う)を細か
く実施したければ、カラーフィルタ基板10の周囲に数
多く設けるとよい。また、本実施例では、カラーフィル
タのパターン部分11を2面付けとしているが、図3
(a)に示すようなカラーフィルタ基板10の中央にカ
ラーフィルタのパターン部分11を持つ1面付け、さら
に図3(b)に示すような4隅寄りにパターン部分11
を持つ4面付け等がある。ここで、いずれの面付けにお
いても図示の如くパターン部分11の両脇にアライメン
トマーク領域12を設けても或いは周囲に多く設けても
よい。なお、カラーフィルタ基板10には320mm×
300mm、400mm×300mm等があり、厚みも
1.1mmのものがある。
【0016】次に上記カラーフィルタ基板10に着色画
素パターンを形成する工程にて使用するパターン転写用
のフォトマスク基板について説明する。図4はこのフォ
トマスク基板を説明するための平面図である。
素パターンを形成する工程にて使用するパターン転写用
のフォトマスク基板について説明する。図4はこのフォ
トマスク基板を説明するための平面図である。
【0017】図4に示されるようにフォトマスク基板2
0にはパターン部分21が上下2段に設けられており、
その両脇にアライメントマーク領域22(右側のみ図示
している)が設けられている。そして、アライメントマ
ーク領域22には、図2のカラーフィルタ基板10上に
形成されているくさび型のアライメントマークに順番に
対応するように図4に示す位置関係でくさび型のアライ
メントマークが形成されている。つまり、アライメント
マーク領域22の上部に第1色用として青色用のくさび
型マークを配置し、中央に第2色用として緑色用のくさ
び型マークを配置し、下部に第3色用として赤色用のく
さび型マークを配置してある。このアライメントマーク
の大きさはカラーフィルタ基板の上に設けたくさび型ア
ライメントマークと同じ形状で同じ大きさとする。さら
に、各アライメントマークの近傍にはそれぞれの色を示
す記号として「B」,「G」,「R」等の記号を設けて
ある。これらの記号は位置合わせを行った時にカラーフ
ィルタ基板10の記号と並んで確認できるように形成し
てもよいし、重なるようにしても構わない。なお、アラ
イメントの許容量は±30μm程度であるが、実際には
それ以下が好ましく、このためには線幅はさらに細くす
る必要がある。
0にはパターン部分21が上下2段に設けられており、
その両脇にアライメントマーク領域22(右側のみ図示
している)が設けられている。そして、アライメントマ
ーク領域22には、図2のカラーフィルタ基板10上に
形成されているくさび型のアライメントマークに順番に
対応するように図4に示す位置関係でくさび型のアライ
メントマークが形成されている。つまり、アライメント
マーク領域22の上部に第1色用として青色用のくさび
型マークを配置し、中央に第2色用として緑色用のくさ
び型マークを配置し、下部に第3色用として赤色用のく
さび型マークを配置してある。このアライメントマーク
の大きさはカラーフィルタ基板の上に設けたくさび型ア
ライメントマークと同じ形状で同じ大きさとする。さら
に、各アライメントマークの近傍にはそれぞれの色を示
す記号として「B」,「G」,「R」等の記号を設けて
ある。これらの記号は位置合わせを行った時にカラーフ
ィルタ基板10の記号と並んで確認できるように形成し
てもよいし、重なるようにしても構わない。なお、アラ
イメントの許容量は±30μm程度であるが、実際には
それ以下が好ましく、このためには線幅はさらに細くす
る必要がある。
【0018】このように、フォトマスク基板20におけ
るR,G,Bの各着色画素用のくさび型マークとそれぞ
れの色に対応したカラーフィルタ基板10のくさび型マ
ークとが、それぞれアライメントマーク領域の下部と中
央部と上部とで重ね合わさるように一列に形成されてい
る。さらに、アライメントマークが斜め線と横線とから
なるくさび型マークであるため、カラーフィルタ基板1
0の表裏や前後を間違えた場合にその誤りを容易にチェ
ックできることから、自動位置合わせ後の目視検査がし
やすくなる。さらに、R,G,Bの各着色画素用のくさ
び型マークの近傍にはそれぞれの色に対応した記号を設
けることにより目視確認の効率がアップする。なお、ア
ライメントマークの近傍には、それぞれの色に対応した
前記記号に代わる他の記号を利用してもよい。もちろ
ん、この時の記号は目視確認のときに容易に認識できる
ものであればよいのである。
るR,G,Bの各着色画素用のくさび型マークとそれぞ
れの色に対応したカラーフィルタ基板10のくさび型マ
ークとが、それぞれアライメントマーク領域の下部と中
央部と上部とで重ね合わさるように一列に形成されてい
る。さらに、アライメントマークが斜め線と横線とから
なるくさび型マークであるため、カラーフィルタ基板1
0の表裏や前後を間違えた場合にその誤りを容易にチェ
ックできることから、自動位置合わせ後の目視検査がし
やすくなる。さらに、R,G,Bの各着色画素用のくさ
び型マークの近傍にはそれぞれの色に対応した記号を設
けることにより目視確認の効率がアップする。なお、ア
ライメントマークの近傍には、それぞれの色に対応した
前記記号に代わる他の記号を利用してもよい。もちろ
ん、この時の記号は目視確認のときに容易に認識できる
ものであればよいのである。
【0019】次に、図5の工程図により本発明のカラー
フィルタの製造方法について説明する。カラーフィルタ
の製造方法には前記したように染色法、顔料分散法、印
刷法、電着法、転写法等があり、本発明の製造方法はこ
れらの製造方法すべてに利用できるが、ここでは顔料分
散法による製造工程によってモザイク型のカラーフィル
タパターンを形成する場合を例にとって説明する。
フィルタの製造方法について説明する。カラーフィルタ
の製造方法には前記したように染色法、顔料分散法、印
刷法、電着法、転写法等があり、本発明の製造方法はこ
れらの製造方法すべてに利用できるが、ここでは顔料分
散法による製造工程によってモザイク型のカラーフィル
タパターンを形成する場合を例にとって説明する。
【0020】まず、ステップ1においてガラス基板を洗
浄する。次いで、ステップ2においてクロムを成膜した
後、ステップ3でクロム薄膜を加工して遮光層パターン
を形成する。この時、併せて遮光層と同じ材料でくさび
型のアライメントマークをアライメントマーク領域12
の下部、中央、上部に形成するように加工する。これに
より図2に示したカラーフィルタ基板10においてパタ
ーン部分11に遮光層のみを形成したものが出来上が
る。つまり、R,G,Bの各着色画素パターンを除いた
基板が出来上がる。
浄する。次いで、ステップ2においてクロムを成膜した
後、ステップ3でクロム薄膜を加工して遮光層パターン
を形成する。この時、併せて遮光層と同じ材料でくさび
型のアライメントマークをアライメントマーク領域12
の下部、中央、上部に形成するように加工する。これに
より図2に示したカラーフィルタ基板10においてパタ
ーン部分11に遮光層のみを形成したものが出来上が
る。つまり、R,G,Bの各着色画素パターンを除いた
基板が出来上がる。
【0021】続いて、ステップ4において第1色目であ
る青(B)の着色レジストを塗布する。ここでは、カラ
ーフィルタ基板10上のアライメントマーク領域12に
着色レジストが塗布されないようにダイヘッドコーティ
ング等を行う。このようにするとアライメントマーク上
に着色レジストが塗布されないので以下に示すステップ
6での位置合わせ処理の時にCCDカメラから入力する
画像データの処理がしやすくなる。つまり、着色レジス
トは3色あり、アライメントマークは遮光層と同じ材料
で形成されているため、スライスレベルの設定は3種類
必要であったが、アライメントマーク上に着色レジスト
がないと、透明基板上での検出となって1種類で済むと
いうメリットがある。そして、ステップ5においてカラ
ーフィルタ基板をプリベーク(乾燥)し溶剤のみ蒸発さ
せる。
る青(B)の着色レジストを塗布する。ここでは、カラ
ーフィルタ基板10上のアライメントマーク領域12に
着色レジストが塗布されないようにダイヘッドコーティ
ング等を行う。このようにするとアライメントマーク上
に着色レジストが塗布されないので以下に示すステップ
6での位置合わせ処理の時にCCDカメラから入力する
画像データの処理がしやすくなる。つまり、着色レジス
トは3色あり、アライメントマークは遮光層と同じ材料
で形成されているため、スライスレベルの設定は3種類
必要であったが、アライメントマーク上に着色レジスト
がないと、透明基板上での検出となって1種類で済むと
いうメリットがある。そして、ステップ5においてカラ
ーフィルタ基板をプリベーク(乾燥)し溶剤のみ蒸発さ
せる。
【0022】ステップ6の位置合わせについて図6を用
いて説明する。前記カラーフィルタ基板10に対して図
4に示すフォトマスク基板20をそれぞれのアライメン
トマークがほぼ重なるようにして上方に50μmの間隔
を空けて重ねる。これらの基板10,20はそれぞれ図
示していない調整可能な保持具により保持されている。
また、アライメントマークを監視できるように約25万
画素のエリアセンサを持つCCDカメラ6と2つの光源
7,7をアライメントマーク領域12,22の上方に設
置してある。まずはじめに、カメラ6はアライメントマ
ーク領域12,22を覆う12mm×12mmの面積
(1画素あたり24μm×24μmの面積)を撮影する
ことで概ねの位置合わせを行う。つまり、3組分のくさ
び型アライメントマークが所定の位置関係になるように
各基板10,20の保持具を調整する。次に、カメラ6
はアライメントマーク領域12,22の下部に配置した
青色用の1組のアライメントマークを撮影する。この時
のカメラ6の入力領域は3.5mm×3.5mmであ
り、1画素あたり7μm×7μmの面積を撮影してい
る。そして、保持具を移動調整して精密な位置合わせを
行う。さらに高解像度、高精度の位置合わせを行う場合
とか線幅やマークの大きさを小さくする場合には、前記
エリアセンサの画素数が多いセンサにするか、前記エリ
アセンサを複数配置したCCDカメラを利用すればよ
い。もちろん画像メモリ等もこれらのデータにしたがっ
て増加する必要がある。
いて説明する。前記カラーフィルタ基板10に対して図
4に示すフォトマスク基板20をそれぞれのアライメン
トマークがほぼ重なるようにして上方に50μmの間隔
を空けて重ねる。これらの基板10,20はそれぞれ図
示していない調整可能な保持具により保持されている。
また、アライメントマークを監視できるように約25万
画素のエリアセンサを持つCCDカメラ6と2つの光源
7,7をアライメントマーク領域12,22の上方に設
置してある。まずはじめに、カメラ6はアライメントマ
ーク領域12,22を覆う12mm×12mmの面積
(1画素あたり24μm×24μmの面積)を撮影する
ことで概ねの位置合わせを行う。つまり、3組分のくさ
び型アライメントマークが所定の位置関係になるように
各基板10,20の保持具を調整する。次に、カメラ6
はアライメントマーク領域12,22の下部に配置した
青色用の1組のアライメントマークを撮影する。この時
のカメラ6の入力領域は3.5mm×3.5mmであ
り、1画素あたり7μm×7μmの面積を撮影してい
る。そして、保持具を移動調整して精密な位置合わせを
行う。さらに高解像度、高精度の位置合わせを行う場合
とか線幅やマークの大きさを小さくする場合には、前記
エリアセンサの画素数が多いセンサにするか、前記エリ
アセンサを複数配置したCCDカメラを利用すればよ
い。もちろん画像メモリ等もこれらのデータにしたがっ
て増加する必要がある。
【0023】カラーフィルタ基板10とフォトマスク基
板20の位置合わせをした後、ステップ7において第1
色目の着色画素パターンをカラーフィルタ基板10のパ
ターン部分11に露光する。続いてステップ8において
これらを現像することで露光されていない不要な領域の
パターンを除去する。そして、ステップ9においてポス
トベークすることで露光されたパターンを固める。
板20の位置合わせをした後、ステップ7において第1
色目の着色画素パターンをカラーフィルタ基板10のパ
ターン部分11に露光する。続いてステップ8において
これらを現像することで露光されていない不要な領域の
パターンを除去する。そして、ステップ9においてポス
トベークすることで露光されたパターンを固める。
【0024】さらに第2色目として緑(G)、第3色目
として赤(R)の着色レジストを使用して上記のステッ
プ4からステップ9までを繰り返して行う。ここでは、
アライメントマーク領域12,22の中央に配置したア
ライメントマークを利用して第2色目の形成工程での位
置合わせを行い、下部に配置したアライメントマークを
利用して第3色目の形成工程での位置合わせを行う。
として赤(R)の着色レジストを使用して上記のステッ
プ4からステップ9までを繰り返して行う。ここでは、
アライメントマーク領域12,22の中央に配置したア
ライメントマークを利用して第2色目の形成工程での位
置合わせを行い、下部に配置したアライメントマークを
利用して第3色目の形成工程での位置合わせを行う。
【0025】なお、上記で使用したフォトマスク基板2
0は図4に示したものであって、1枚で3色分を兼用す
る時に使用するものである。1色ごとに異なるフォトマ
スク基板を用いる場合には図7に例示するように1色分
のアライメントマークを持ったフォトマスク基板20を
使用すればよい。
0は図4に示したものであって、1枚で3色分を兼用す
る時に使用するものである。1色ごとに異なるフォトマ
スク基板を用いる場合には図7に例示するように1色分
のアライメントマークを持ったフォトマスク基板20を
使用すればよい。
【0026】ここで、ステップ6で行う位置合わせにつ
いて詳しく説明するが、はじめに図8〜図11を用いて
説明し、次に図12を用いて説明する。
いて詳しく説明するが、はじめに図8〜図11を用いて
説明し、次に図12を用いて説明する。
【0027】図8〜図11にはカラーフィルタにおける
着色画素パターンの基本配置図が示してあるが、これら
から分かるように、図8〜図10のパターンではR,
G,B兼用のパターンとして縦方向に2画素分ずつ大き
めに形成したフォトマスク基板を用いることにより1枚
のフォトマスク基板を兼用することができる。これは、
第1色目(青)を形成した後、フォトマスク基板を1画
素ずらして第2色目(緑)を形成し、さらにフォトマス
ク基板をもう1画素ずらして第3色目(赤)を形成すれ
ばよいからである。また、図11のパターンでは緑用の
パターンは兼用ができないので別途準備する必要がある
が、この場合には図7のようにアライメントマークを設
けておけばよく、赤,青用のパターンは縦方向に1画素
分ずつ大きめに形成したフォトマスク基板を兼用すれば
よい。このように形成することで露光マスクの数を減ら
すことができる。
着色画素パターンの基本配置図が示してあるが、これら
から分かるように、図8〜図10のパターンではR,
G,B兼用のパターンとして縦方向に2画素分ずつ大き
めに形成したフォトマスク基板を用いることにより1枚
のフォトマスク基板を兼用することができる。これは、
第1色目(青)を形成した後、フォトマスク基板を1画
素ずらして第2色目(緑)を形成し、さらにフォトマス
ク基板をもう1画素ずらして第3色目(赤)を形成すれ
ばよいからである。また、図11のパターンでは緑用の
パターンは兼用ができないので別途準備する必要がある
が、この場合には図7のようにアライメントマークを設
けておけばよく、赤,青用のパターンは縦方向に1画素
分ずつ大きめに形成したフォトマスク基板を兼用すれば
よい。このように形成することで露光マスクの数を減ら
すことができる。
【0028】図12(a)は、図2のカラーフィルタ基
板10と図4のフォトマスク基板20を図6のように重
ねた後、CCDカメラ6からアライメントマーク領域1
2,22の全体を見た状態を示している。図示のように
各アライメントマークが見えることにより両基板10,
20が概ね整合していることが確認できる。もちろん、
1枚のフォトマスク基板20で3色分を兼用できるよう
に図中にその位置関係を示す如くフォトマスク基板20
側のアライメントマークは1画素分ずつずらしてある。
このずらして配置されたアライメントマークを各色毎に
ステップ6において位置合わせをすれば、各色が所定の
位置に形成される。
板10と図4のフォトマスク基板20を図6のように重
ねた後、CCDカメラ6からアライメントマーク領域1
2,22の全体を見た状態を示している。図示のように
各アライメントマークが見えることにより両基板10,
20が概ね整合していることが確認できる。もちろん、
1枚のフォトマスク基板20で3色分を兼用できるよう
に図中にその位置関係を示す如くフォトマスク基板20
側のアライメントマークは1画素分ずつずらしてある。
このずらして配置されたアライメントマークを各色毎に
ステップ6において位置合わせをすれば、各色が所定の
位置に形成される。
【0029】第1色目(青)の着色画素パターンを形成
する際には、カラーフィルタ基板10上に形成してある
くさび型のアライメントマークのうち第1色目のアライ
メントマーク(b)に対して、各色兼用のフォトマスク
基板20上に形成してあるくさび型のアライメントマー
ク(B)を所定の位置になるように合わせる。ここで正
常の場合、第2色目(緑)のアライメントマーク(g)
と(G)は1画素分ずれ、第3色目(赤)のアライメン
トマーク(r)と(R)は2画素分ずれることになる。
イメージとして図12(a)のようになる。
する際には、カラーフィルタ基板10上に形成してある
くさび型のアライメントマークのうち第1色目のアライ
メントマーク(b)に対して、各色兼用のフォトマスク
基板20上に形成してあるくさび型のアライメントマー
ク(B)を所定の位置になるように合わせる。ここで正
常の場合、第2色目(緑)のアライメントマーク(g)
と(G)は1画素分ずれ、第3色目(赤)のアライメン
トマーク(r)と(R)は2画素分ずれることになる。
イメージとして図12(a)のようになる。
【0030】図12(b)は位置合わせ動作中のCCD
カメラ6からアライメントマーク領域12,22を見た
図であって、位置ズレを起こしていない正常状態のマー
ク位置である。この時、a1 =b1 であり、L1 =2.
0mm(所定値)である。もっとも、±30μm程度の
許容値を設けてある。
カメラ6からアライメントマーク領域12,22を見た
図であって、位置ズレを起こしていない正常状態のマー
ク位置である。この時、a1 =b1 であり、L1 =2.
0mm(所定値)である。もっとも、±30μm程度の
許容値を設けてある。
【0031】図12(c)は位置ズレの発生している状
態である。この時、a2 =b2 ±cとなり、L2 =L1
(2.0mm)±dとなる。これらのズレ量c,dが±
30μm以上であれば、それぞれ±30μm以下になる
ようにカラーフィルタ基板10の位置を調整する。そし
て、再度CCDカメラ6より画像を入力し、正常状態に
なるまで上記処理を繰り返す。ここで、dは縦方向のズ
レ量を表す。またcは横方向のズレ量に対応する。すな
わち、くさびの角度を45度にしているので、cから横
方向のズレを演算して一義的に求めることができる。他
の角度とした場合にはその角度に応じた演算を行えばよ
い。なお、ここではカラーフィルタ基板の位置を調整し
ているが、フォトマスク基板の位置を調整してもよい。
態である。この時、a2 =b2 ±cとなり、L2 =L1
(2.0mm)±dとなる。これらのズレ量c,dが±
30μm以上であれば、それぞれ±30μm以下になる
ようにカラーフィルタ基板10の位置を調整する。そし
て、再度CCDカメラ6より画像を入力し、正常状態に
なるまで上記処理を繰り返す。ここで、dは縦方向のズ
レ量を表す。またcは横方向のズレ量に対応する。すな
わち、くさびの角度を45度にしているので、cから横
方向のズレを演算して一義的に求めることができる。他
の角度とした場合にはその角度に応じた演算を行えばよ
い。なお、ここではカラーフィルタ基板の位置を調整し
ているが、フォトマスク基板の位置を調整してもよい。
【0032】ここで、カラーフィルタ基板10の搬送方
向や表裏が逆であったり、或いはフォトマスク基板20
のセッティング位置や表裏が逆であったりすると、カラ
ーフィルタ基板10側のアライメントマークとフォトマ
スク基板20側のアライメントマークが逆向きになる。
これによりカラーフィルタ基板10やフォトマスク基板
20の設定が不良であることが確認できるのである。
向や表裏が逆であったり、或いはフォトマスク基板20
のセッティング位置や表裏が逆であったりすると、カラ
ーフィルタ基板10側のアライメントマークとフォトマ
スク基板20側のアライメントマークが逆向きになる。
これによりカラーフィルタ基板10やフォトマスク基板
20の設定が不良であることが確認できるのである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラーフ
ィルタの製造方法は、フォトマスク基板とカラーフィル
タ基板の位置合わせにくさび型のアライメントマークを
使用したことにより、各基板上のアライメントマークの
位置関係を1ライン上の検出のみで素早く認識できるこ
とから、位置合わせに要する時間を短縮して製造効率を
上げることができる。また、フォトマスク基板とカラー
フィルタ基板の向きや表裏を間違えた場合、くさび型の
アライメントマークが逆になるので、両者のセッティン
グ間違いを簡単に発見でき、その後の無駄な工程を未然
に防止することができる。
ィルタの製造方法は、フォトマスク基板とカラーフィル
タ基板の位置合わせにくさび型のアライメントマークを
使用したことにより、各基板上のアライメントマークの
位置関係を1ライン上の検出のみで素早く認識できるこ
とから、位置合わせに要する時間を短縮して製造効率を
上げることができる。また、フォトマスク基板とカラー
フィルタ基板の向きや表裏を間違えた場合、くさび型の
アライメントマークが逆になるので、両者のセッティン
グ間違いを簡単に発見でき、その後の無駄な工程を未然
に防止することができる。
【0034】そして、カラーフィルタ基板におけるアラ
イメントマークを形成しない領域に各着色画素のパター
ンを形成することにより、着色材がアライメントマーク
にかからないので検出を容易に行うことができる。
イメントマークを形成しない領域に各着色画素のパター
ンを形成することにより、着色材がアライメントマーク
にかからないので検出を容易に行うことができる。
【図1】一般的なカラーフィルタの構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】アライメントマークを形成したカラーフィルタ
基板を示す平面図である。
基板を示す平面図である。
【図3】パターン部分の面付けの他の例を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】フォトマスク基板を示す平面図である。
【図5】カラーフィルタの製造工程を示す工程図であ
る。
る。
【図6】カラーフィルタ基板とフォトマスク基板の位置
合わせ方法の具体例を示す説明図である。
合わせ方法の具体例を示す説明図である。
【図7】G用のフォトマスク基板を示す平面図である。
【図8】カラーフィルタにおける着色画素のパターン配
置図である。
置図である。
【図9】同じく別のパターン配置図である。
【図10】同じく別のパターン配置図である。
【図11】同じく別のパターン配置図である。
【図12】カラーフィルタ基板とフォトマスク基板のア
ライメント状態を示す説明図である。
ライメント状態を示す説明図である。
10 カラーフィルタ基板 11 パターン部分 12 アライメントマーク領域 20 フォトマスク基板 21 パターン部分 22 アライメントマーク領域
Claims (4)
- 【請求項1】 遮光層のパターンを形成したカラーフィ
ルタ基板上に赤、緑、青の各着色画素のパターンを順次
位置合わせして形成することによりカラーフィルタを製
造する方法において、くさび型の第1のアライメントマ
ークを形成したフォトマスク基板と、くさび型の第2の
アライメントマークを形成したカラーフィルタ基板とを
用い、前記第1のアライメントマークと前記第2のアラ
イメントマークによりフォトマスク基板とカラーフィル
タ基板の位置合わせを行うことを特徴とするカラーフィ
ルタの製造方法。 - 【請求項2】 前記カラーフィルタ基板における前記第
2のアライメントマークを遮光層のパターンの形成時と
同時に形成し、当該第2のアライメントマークを形成し
ない領域に前記各着色画素のパターンを形成することを
特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項3】 赤、緑、青の各着色画素のパターンを形
成する時に用いる位置合わせ用の第2のアライメントマ
ークが付されたカラーフィルタ基板であって、該第2の
アライメントマークが、フォトマスク基板に形成したく
さび型の第1のアライメントマークに対応して形成され
たくさび型のアライメントマークであることを特徴とす
るカラーフィルタ基板。 - 【請求項4】 前記第2のアライメントマークが遮光層
のパターンの形成時と同時に形成され、各着色画素のパ
ターンが形成されるパターン部分の脇に形成されたもの
であることを特徴とする請求項3記載のカラーフィルタ
基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151595A JPH08234014A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | カラーフィルタの製造方法及びそれに用いるカラーフィルタ基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151595A JPH08234014A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | カラーフィルタの製造方法及びそれに用いるカラーフィルタ基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08234014A true JPH08234014A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12610523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4151595A Pending JPH08234014A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | カラーフィルタの製造方法及びそれに用いるカラーフィルタ基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08234014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009042354A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差制御部材とのその製造方法、およびアライメント調整方法。 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP4151595A patent/JPH08234014A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009042354A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差制御部材とのその製造方法、およびアライメント調整方法。 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |