JPH08230755A - 車速検出機能付き電動自転車 - Google Patents
車速検出機能付き電動自転車Info
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- JPH08230755A JPH08230755A JP4048795A JP4048795A JPH08230755A JP H08230755 A JPH08230755 A JP H08230755A JP 4048795 A JP4048795 A JP 4048795A JP 4048795 A JP4048795 A JP 4048795A JP H08230755 A JPH08230755 A JP H08230755A
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- motor
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- vehicle speed
- electric motor
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Links
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Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車速を検出する車速センサを用いずに、電動
モータに印加される電圧と電流から車速を算出する。 【構成】 モータ駆動部と、モータ電流センサと、モー
タ印加電圧検出部と、モータの巻線抵抗、誘起電圧定数
などの回路定数をあかじめ記憶したメモリと、CPUを
備え、CPUにより、モータ電流センサによって検出さ
れた電流値とモータ印加電圧検出部によって検出された
電圧値とメモリに記憶された回路定数からモータの回転
数を算出し、算出したモータの回転数に対してモータ駆
動部の駆動力を逆相方向に制御する。
モータに印加される電圧と電流から車速を算出する。 【構成】 モータ駆動部と、モータ電流センサと、モー
タ印加電圧検出部と、モータの巻線抵抗、誘起電圧定数
などの回路定数をあかじめ記憶したメモリと、CPUを
備え、CPUにより、モータ電流センサによって検出さ
れた電流値とモータ印加電圧検出部によって検出された
電圧値とメモリに記憶された回路定数からモータの回転
数を算出し、算出したモータの回転数に対してモータ駆
動部の駆動力を逆相方向に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機によって駆動さ
れる電動自転車や、人力による人力駆動部と電動機によ
る電動駆動部との両方を兼ね備え、人力による駆動力の
大きさに応じて電動機を駆動し、人力の駆動力を電動機
の駆動力によって補助する電動自転車に関する。
れる電動自転車や、人力による人力駆動部と電動機によ
る電動駆動部との両方を兼ね備え、人力による駆動力の
大きさに応じて電動機を駆動し、人力の駆動力を電動機
の駆動力によって補助する電動自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような電動自転車としては、
特開平5−246378号公報に示されているように、
人力による駆動系と電動モータによる駆動系とを並列に
設け、人力による駆動系の駆動力を検出して電動モータ
の出力を制御するようにしたものが知られている。
特開平5−246378号公報に示されているように、
人力による駆動系と電動モータによる駆動系とを並列に
設け、人力による駆動系の駆動力を検出して電動モータ
の出力を制御するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電動自転車においては、車速を検出するために、車
輪の回転を機械的、電磁的あるいは光学的に検出する車
速センサが必要であるが、この車速センサは、一般的に
構造が複雑であり、また精度、耐久性にも問題があっ
た。
うな電動自転車においては、車速を検出するために、車
輪の回転を機械的、電磁的あるいは光学的に検出する車
速センサが必要であるが、この車速センサは、一般的に
構造が複雑であり、また精度、耐久性にも問題があっ
た。
【0004】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、車速を検出する車速センサを用いずに、
電動モータに印加される電圧と電流から車速を算出する
ようにした電動自転車を提供するものである。
されたもので、車速を検出する車速センサを用いずに、
電動モータに印加される電圧と電流から車速を算出する
ようにした電動自転車を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1はこの発明の構成を
示すブロック図である。この図に示すように、この発明
は、電動機によって車輪を駆動する電動駆動手段101
と、電動機に流れる電流を検出する電流検出手段102
と、電動機に印加される電圧を検出する電圧検出手段1
03と、電動機の巻線抵抗、誘起電圧定数などの回路定
数をあかじめ記憶した記憶手段104と、電流検出手段
102によって検出された電流値と電圧検出手段103
によって検出された電圧値と記憶手段104に記憶され
た回路定数から電動機の回転数を算出する算出手段10
5と、算出手段105によって算出された電動機の回転
数に対して電動駆動手段101の駆動力を逆相方向に制
御する制御手段106とを備えてなる電動自転車であ
る。
示すブロック図である。この図に示すように、この発明
は、電動機によって車輪を駆動する電動駆動手段101
と、電動機に流れる電流を検出する電流検出手段102
と、電動機に印加される電圧を検出する電圧検出手段1
03と、電動機の巻線抵抗、誘起電圧定数などの回路定
数をあかじめ記憶した記憶手段104と、電流検出手段
102によって検出された電流値と電圧検出手段103
によって検出された電圧値と記憶手段104に記憶され
た回路定数から電動機の回転数を算出する算出手段10
5と、算出手段105によって算出された電動機の回転
数に対して電動駆動手段101の駆動力を逆相方向に制
御する制御手段106とを備えてなる電動自転車であ
る。
【0006】この発明において、電動駆動手段101と
しては、電動モータとそのトルクを車輪に伝達するため
のギヤあるいはベルトなどの伝達系を使用することがで
きる。
しては、電動モータとそのトルクを車輪に伝達するため
のギヤあるいはベルトなどの伝達系を使用することがで
きる。
【0007】電流検出手段102としては、電動モータ
に流れる電流を検出できるものであればどのようなタイ
プの電流センサを用いてもよいが、4.5mΩ程度の抵
抗値と14A程度の許容容量を持つ抵抗(シャント抵
抗)を2本並列に接続し、その電圧降下を差動アンプで
検出するようにする。
に流れる電流を検出できるものであればどのようなタイ
プの電流センサを用いてもよいが、4.5mΩ程度の抵
抗値と14A程度の許容容量を持つ抵抗(シャント抵
抗)を2本並列に接続し、その電圧降下を差動アンプで
検出するようにする。
【0008】電圧検出手段103としては、電動モータ
に印加される電圧を検出できるものであればよく、各種
の電圧センサを用いることができる。電動モータの駆動
電源としては、通常、ニッカド(Ni−cd)電池の2
4V、2.5Ah又は5.0Ah程度の直流電源を用い
るので、この直流電源をスイッチング制御したときのデ
ューティ比からモータ印加電圧を算出することができ
る。
に印加される電圧を検出できるものであればよく、各種
の電圧センサを用いることができる。電動モータの駆動
電源としては、通常、ニッカド(Ni−cd)電池の2
4V、2.5Ah又は5.0Ah程度の直流電源を用い
るので、この直流電源をスイッチング制御したときのデ
ューティ比からモータ印加電圧を算出することができ
る。
【0009】算出手段105及び制御手段106として
は、CPU,ROM,RAM,I/Oポートからなるマ
イクロコンピュータを用いるのが便利であり、記憶手段
104としては、通常、その中のROMが用いられる。
は、CPU,ROM,RAM,I/Oポートからなるマ
イクロコンピュータを用いるのが便利であり、記憶手段
104としては、通常、その中のROMが用いられる。
【0010】上記構成においては、人力によって車輪を
駆動する人力駆動手段と、人力駆動手段の駆動力を検出
する人力検出手段と、電動駆動手段101の駆動力を検
出する電動力検出手段と、算出手段105によって算出
された電動機の回転数から電動自転車の車速を演算する
車速演算手段とをさらに設け、制御手段106を、電動
駆動手段101の駆動力を制御することにより、車速演
算手段によって演算された車速に応じて、人力駆動手段
の駆動力と電動駆動手段101の駆動力との比率を調整
する機能を併せ備えた構成とすることが好ましい。
駆動する人力駆動手段と、人力駆動手段の駆動力を検出
する人力検出手段と、電動駆動手段101の駆動力を検
出する電動力検出手段と、算出手段105によって算出
された電動機の回転数から電動自転車の車速を演算する
車速演算手段とをさらに設け、制御手段106を、電動
駆動手段101の駆動力を制御することにより、車速演
算手段によって演算された車速に応じて、人力駆動手段
の駆動力と電動駆動手段101の駆動力との比率を調整
する機能を併せ備えた構成とすることが好ましい。
【0011】この発明において、人力駆動手段とは、人
力によって車輪を駆動するための装置を意味し、通常の
自転車においては、ペダルとチェーンによる車輪の駆動
装置を意味する。人力駆動手段の駆動力とは、ペダルに
かけられた踏力によって生ずる車輪の回転力を意味し、
このため、この人力駆動手段の駆動力は、通常の自転車
においては「踏力」と表現することができる。
力によって車輪を駆動するための装置を意味し、通常の
自転車においては、ペダルとチェーンによる車輪の駆動
装置を意味する。人力駆動手段の駆動力とは、ペダルに
かけられた踏力によって生ずる車輪の回転力を意味し、
このため、この人力駆動手段の駆動力は、通常の自転車
においては「踏力」と表現することができる。
【0012】人力検出手段としては、主としてペダルの
踏力を検出するポテンショメータなどが適用される。
踏力を検出するポテンショメータなどが適用される。
【0013】電動駆動手段101の駆動力とは、電動モ
ータに生ずるトルクを意味し、このトルクを検出する電
動力検出手段としては、電動モータに流れる電流を電流
センサで検出し、検出した電流値から電動モータのトル
クを算出するものが適用される。車速演算手段として
は、上記マイクロコンピュータを用いることができる。
ータに生ずるトルクを意味し、このトルクを検出する電
動力検出手段としては、電動モータに流れる電流を電流
センサで検出し、検出した電流値から電動モータのトル
クを算出するものが適用される。車速演算手段として
は、上記マイクロコンピュータを用いることができる。
【0014】
【作用】この発明によれば、算出手段105により、電
流検出手段102によって検出された電流値と電圧検出
手段103によって検出された電圧値と記憶手段104
に記憶された巻線抵抗、誘起電圧定数などの回路定数値
から、電動機の回転数が算出され、制御手段106によ
り、例えば算出手段105によって算出された電動機の
回転数が低下した場合には、これに応じて電動駆動手段
101の駆動力が、増大する方向、すなわち逆相方向に
制御される。
流検出手段102によって検出された電流値と電圧検出
手段103によって検出された電圧値と記憶手段104
に記憶された巻線抵抗、誘起電圧定数などの回路定数値
から、電動機の回転数が算出され、制御手段106によ
り、例えば算出手段105によって算出された電動機の
回転数が低下した場合には、これに応じて電動駆動手段
101の駆動力が、増大する方向、すなわち逆相方向に
制御される。
【0015】したがって、従来のような、車輪の回転を
機械的、電磁的あるいは光学的に検出する車速センサが
不要となる。
機械的、電磁的あるいは光学的に検出する車速センサが
不要となる。
【0016】また、人力駆動手段と人力検出手段と電動
力検出手段と車速演算手段とをさらに設け、電動駆動手
段101の駆動力を制御することにより、車速演算手段
によって演算された車速に応じて、人力駆動手段の駆動
力と電動駆動手段101の駆動力との比率を、例えば車
速が時速15Km以下であれば人力と電動力の比率を1
対1とし、車速が時速15Kmを越えた時には電動力の
比率を低下させる、というように調整する機能を、制御
手段106に併せ持たせるようにした場合には、人力の
駆動力を電動機の駆動力によって補助するタイプの電動
自転車に適用することができ、電動自転車における車速
センサが不要となる。
力検出手段と車速演算手段とをさらに設け、電動駆動手
段101の駆動力を制御することにより、車速演算手段
によって演算された車速に応じて、人力駆動手段の駆動
力と電動駆動手段101の駆動力との比率を、例えば車
速が時速15Km以下であれば人力と電動力の比率を1
対1とし、車速が時速15Kmを越えた時には電動力の
比率を低下させる、というように調整する機能を、制御
手段106に併せ持たせるようにした場合には、人力の
駆動力を電動機の駆動力によって補助するタイプの電動
自転車に適用することができ、電動自転車における車速
センサが不要となる。
【0017】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
【0018】図2は本発明における電動自転車の一実施
例の全体を示す斜視図である。この図において、1は電
動自転車本体で、この電動自転車本体1には後述する電
動機8が備えてあり、人力によるトルクの大きさに応じ
て電動機8の駆動力を変化させ、人力による力を電動機
8の力によって補助して走行させるものである。
例の全体を示す斜視図である。この図において、1は電
動自転車本体で、この電動自転車本体1には後述する電
動機8が備えてあり、人力によるトルクの大きさに応じ
て電動機8の駆動力を変化させ、人力による力を電動機
8の力によって補助して走行させるものである。
【0019】2,3はメインフレーム4に設けられた前
輪及び後輪で、前輪2は回転自在に軸支されており、後
輪3の回転軸の部分には盤状ケーシング5が設けられて
いる。盤状ケーシング5は回転側ケーシング6と固定側
ケーシング7とから構成されており、回転側ケーシング
6が後輪3と一体になって回転するようになっている。
また、盤状ケーシング5には電動機8が内蔵してあり、
電動駆動が必要な時に駆動して、後述する人力駆動部1
0と共に回転側ケーシング6を回転させる。この盤状ケ
ーシング5からなる駆動部分を電動駆動部9という。
輪及び後輪で、前輪2は回転自在に軸支されており、後
輪3の回転軸の部分には盤状ケーシング5が設けられて
いる。盤状ケーシング5は回転側ケーシング6と固定側
ケーシング7とから構成されており、回転側ケーシング
6が後輪3と一体になって回転するようになっている。
また、盤状ケーシング5には電動機8が内蔵してあり、
電動駆動が必要な時に駆動して、後述する人力駆動部1
0と共に回転側ケーシング6を回転させる。この盤状ケ
ーシング5からなる駆動部分を電動駆動部9という。
【0020】10はペダル11を踏むことで、チェーン
12を介して後輪3を回転させる人力駆動部である。本
例では、チェーン12を伝達部材としたが、チェーン1
2の代わりにベルト、回転軸等によるものを用いても構
わない。
12を介して後輪3を回転させる人力駆動部である。本
例では、チェーン12を伝達部材としたが、チェーン1
2の代わりにベルト、回転軸等によるものを用いても構
わない。
【0021】13は前輪2を操舵するハンドルである。
14,15は左右のブレーキレバーで、このブレーキレ
バー14,15を引くことでワイヤー16,17が引っ
張られ、このワイヤー16,17によってそれぞれ前後
のブレーキ装置18,19が動作するようになってい
る。また、このワイヤー16,17の途中にはブレーキ
スイッチ20が設けてあり、ブレーキレバー14,15
を操作したときに電動機8への通電が停止する機構にな
っている。
14,15は左右のブレーキレバーで、このブレーキレ
バー14,15を引くことでワイヤー16,17が引っ
張られ、このワイヤー16,17によってそれぞれ前後
のブレーキ装置18,19が動作するようになってい
る。また、このワイヤー16,17の途中にはブレーキ
スイッチ20が設けてあり、ブレーキレバー14,15
を操作したときに電動機8への通電が停止する機構にな
っている。
【0022】21はサドルである。22は電動機8の電
源となるバッテリ部で、このバッテリ部22は、フレー
ム4にスライド着脱可能に取り付けられるバッテリケー
ス23と、このバッテリケース23に収納した単一型充
電式電池によって構成されている。この電源電圧は約2
4ボルトである。
源となるバッテリ部で、このバッテリ部22は、フレー
ム4にスライド着脱可能に取り付けられるバッテリケー
ス23と、このバッテリケース23に収納した単一型充
電式電池によって構成されている。この電源電圧は約2
4ボルトである。
【0023】次に、図3に基づき、盤状ケーシング5に
ついて説明する。図3は盤状ケーシング5内の構成を示
す正面図である。この図において、7は電動自転車本体
1に固定される固定側ケーシングで、この固定側ケーシ
ング7には制御基板24、放熱板25等からなる制御部
26、電動機8、第1プーリー27、第2プーリー2
8、最終段プーリー29の3つのプーリーからなる減速
機構30、減速機構30を連結する伝達ベルト31が配
置されている。
ついて説明する。図3は盤状ケーシング5内の構成を示
す正面図である。この図において、7は電動自転車本体
1に固定される固定側ケーシングで、この固定側ケーシ
ング7には制御基板24、放熱板25等からなる制御部
26、電動機8、第1プーリー27、第2プーリー2
8、最終段プーリー29の3つのプーリーからなる減速
機構30、減速機構30を連結する伝達ベルト31が配
置されている。
【0024】減速機構30の最終段プーリー29は、回
転側ケーシング6に固定されており、電動機8が回転す
ると第1から最終段プーリーまでが伝達ベルト31によ
って回転し、減速されて最終段プーリー29と共に回転
側ケーシング6が回転する。また、第2プーリー28と
最終段プーリー29とが連結される第2プーリー28の
小さいほうのプーリーには、一方向クラッチが介入され
ており、ペダル11からの力が加わった時に電動機8を
回さないように、即ちペダル11が軽いようにしてあ
る。
転側ケーシング6に固定されており、電動機8が回転す
ると第1から最終段プーリーまでが伝達ベルト31によ
って回転し、減速されて最終段プーリー29と共に回転
側ケーシング6が回転する。また、第2プーリー28と
最終段プーリー29とが連結される第2プーリー28の
小さいほうのプーリーには、一方向クラッチが介入され
ており、ペダル11からの力が加わった時に電動機8を
回さないように、即ちペダル11が軽いようにしてあ
る。
【0025】32は伝達ベルト31の張りを調節するた
めの押圧部材である。33は伝達ベルト31の張りを調
節する調節ネジで、第1プーリー27の回転軸の取り付
け部分には長孔が形成してあり、第1プーリー27を伝
達ベルト31が張る方向に移動させるとともに、移動さ
せた状態で調節ネジ33によってプーリーを固定するよ
うになっている。
めの押圧部材である。33は伝達ベルト31の張りを調
節する調節ネジで、第1プーリー27の回転軸の取り付
け部分には長孔が形成してあり、第1プーリー27を伝
達ベルト31が張る方向に移動させるとともに、移動さ
せた状態で調節ネジ33によってプーリーを固定するよ
うになっている。
【0026】37はチェーン12からの駆動力を回転側
ケーシング6に伝達するためのチェーンスプロケット
で、このチェーンスプロケット37と回転側ケーシング
6との間にはフリーホイール38が設けられており、チ
ェーン12が逆回転したときには回転側ケーシング6に
チェーン12からの駆動力を伝達しない構成になってい
る。39は後輪3の車軸である。
ケーシング6に伝達するためのチェーンスプロケット
で、このチェーンスプロケット37と回転側ケーシング
6との間にはフリーホイール38が設けられており、チ
ェーン12が逆回転したときには回転側ケーシング6に
チェーン12からの駆動力を伝達しない構成になってい
る。39は後輪3の車軸である。
【0027】最終段プーリー29の構成について、図
4,図5,図6に基づき詳述する。これらの図におい
て、40は最終段プーリー29の内側で車軸39に対称
に2か所に設けられた弾性体、即ちバネで、このバネ4
0は片側を最終段プーリー29に固定し、他側を伸縮自
在に開放している。また、バネ40は伸縮方向を車軸3
9、或いは最終段プーリー29と同心円の略接線方向に
配置し、ペダル11に踏力が加わったとき、後述する押
圧部材42によって力を受けやすい方向にしている。
4,図5,図6に基づき詳述する。これらの図におい
て、40は最終段プーリー29の内側で車軸39に対称
に2か所に設けられた弾性体、即ちバネで、このバネ4
0は片側を最終段プーリー29に固定し、他側を伸縮自
在に開放している。また、バネ40は伸縮方向を車軸3
9、或いは最終段プーリー29と同心円の略接線方向に
配置し、ペダル11に踏力が加わったとき、後述する押
圧部材42によって力を受けやすい方向にしている。
【0028】41はバネ40の開放側に当接する受圧部
材で、この受圧部材41はバネ40の径より小さい部分
と大きい部分とがあり、小さい部分がバネ40内に入り
込み、大きい部分がバネ40を蓋するように設けられて
いる。また、受圧部材41は、鉄やセラミックなどの滑
りやすい材質のものが使われている。
材で、この受圧部材41はバネ40の径より小さい部分
と大きい部分とがあり、小さい部分がバネ40内に入り
込み、大きい部分がバネ40を蓋するように設けられて
いる。また、受圧部材41は、鉄やセラミックなどの滑
りやすい材質のものが使われている。
【0029】42はチェーンスプロケット37の回転に
よって回動し、車軸39の周りに設けられた回動板で、
この回動板42には車軸39の中心軸を点対称として、
受圧部材41をチェーンスプロケット37の回転によっ
て押さえる押圧部材43が設けられている。この押圧部
材43は、鉄やセラミック等、滑りやすい材質のもので
形成されている。
よって回動し、車軸39の周りに設けられた回動板で、
この回動板42には車軸39の中心軸を点対称として、
受圧部材41をチェーンスプロケット37の回転によっ
て押さえる押圧部材43が設けられている。この押圧部
材43は、鉄やセラミック等、滑りやすい材質のもので
形成されている。
【0030】また、回動板42は最終段プーリー29の
内側に同心円状に挿入されて、押圧部材43がバネ40
を押さえることによって最終段プーリー29と共に回転
する。また、押圧部材43は、受圧部材41を押さえる
時に、押さえる位置が若干ずれるため、先端部分が曲面
になっている。
内側に同心円状に挿入されて、押圧部材43がバネ40
を押さえることによって最終段プーリー29と共に回転
する。また、押圧部材43は、受圧部材41を押さえる
時に、押さえる位置が若干ずれるため、先端部分が曲面
になっている。
【0031】更に、回動板42には回動方向にむかって
形成した傾斜部44を、車軸39の中心軸を点対称とし
て2か所に形成しており、回動板42の回動と共に回動
する。
形成した傾斜部44を、車軸39の中心軸を点対称とし
て2か所に形成しており、回動板42の回動と共に回動
する。
【0032】45は回動板42の回動により傾斜部44
の作用で車軸39方向に移動可能な摺動部材で、摺動部
材45の傾斜部44に当接する部分に突起46を設けて
おり、また、この突起46と反対位置には弾性部材、即
ちバネ47が回動板42方向に付勢して設けてある。即
ち、回動板42の回動で摺動部材45が押されたときの
み摺動するようになっており、回動板42が元の位置に
戻ると摺動部材45も元に戻るようになっている。更
に、摺動部材45には磁性部材、本実施例ではフェライ
ト48が設けてあり、摺動部材45の移動とともに移動
するようになっている。
の作用で車軸39方向に移動可能な摺動部材で、摺動部
材45の傾斜部44に当接する部分に突起46を設けて
おり、また、この突起46と反対位置には弾性部材、即
ちバネ47が回動板42方向に付勢して設けてある。即
ち、回動板42の回動で摺動部材45が押されたときの
み摺動するようになっており、回動板42が元の位置に
戻ると摺動部材45も元に戻るようになっている。更
に、摺動部材45には磁性部材、本実施例ではフェライ
ト48が設けてあり、摺動部材45の移動とともに移動
するようになっている。
【0033】49は固定側ケーシング7の内側で、フェ
ライト48の移動範囲内に設けられたコイルであり、こ
のコイル49の巻線が巻いてあるコイルボビン50中を
フェライト48が移動するようになっている。
ライト48の移動範囲内に設けられたコイルであり、こ
のコイル49の巻線が巻いてあるコイルボビン50中を
フェライト48が移動するようになっている。
【0034】上述の回動板42、摺動部材45を合わせ
て変換部材51という。また、摺動部材45に設けたフ
ェライト48と、固定側ケーシング7に取り付けられた
コイル49を合わせてトルク検出部52という。
て変換部材51という。また、摺動部材45に設けたフ
ェライト48と、固定側ケーシング7に取り付けられた
コイル49を合わせてトルク検出部52という。
【0035】次に、人力による駆動と、このトルク検出
部52におけるトルクの検出について説明をする。
部52におけるトルクの検出について説明をする。
【0036】電動自転車本体1が走行を始めるとき、使
用者はペダル11に踏力を掛けて走行する。この時、後
輪3は止まろうとする力が大きく働くため、チェーンス
プロケット37、回動板42は回転しようとし、バネ4
0を押さえてバネ40が最終段プーリー29を押さえ
て、最終段プーリー29と固定した回転側ケーシング
6、後輪3が回転して走行する。この時、走行時には大
きなトルクが生じるため、バネ40は大きく縮むことに
なり、即ちバネ40の縮みと共に回動板42が回動し、
傾斜部44も回動をする。
用者はペダル11に踏力を掛けて走行する。この時、後
輪3は止まろうとする力が大きく働くため、チェーンス
プロケット37、回動板42は回転しようとし、バネ4
0を押さえてバネ40が最終段プーリー29を押さえ
て、最終段プーリー29と固定した回転側ケーシング
6、後輪3が回転して走行する。この時、走行時には大
きなトルクが生じるため、バネ40は大きく縮むことに
なり、即ちバネ40の縮みと共に回動板42が回動し、
傾斜部44も回動をする。
【0037】傾斜部44が回動すると、これに当接した
突起46が車軸39方向に押され、摺動部材45も車軸
39方向に移動する。摺動部材45が車軸39方向に移
動すると、フェライト48がコイル49内を移動するこ
とになり、これによってコイル49のインダクタンスが
変化することになる。
突起46が車軸39方向に押され、摺動部材45も車軸
39方向に移動する。摺動部材45が車軸39方向に移
動すると、フェライト48がコイル49内を移動するこ
とになり、これによってコイル49のインダクタンスが
変化することになる。
【0038】即ち、踏力が大きくなればなるほどコイル
49内に挿入されるフェライト48の体積が大きくな
り、インダクタンスが大きくなる。即ち、コイル49に
印加される電圧が、インダクタンスの変化によって変化
し、インダクタンスが大きいほど電圧は小さくなり、イ
ンダクタンスが小さいほど電圧は大きくなるので、この
電圧の変化を検出することによって踏力の大きさを検出
することができ、この大きさに応じて電動機8を駆動制
御する。
49内に挿入されるフェライト48の体積が大きくな
り、インダクタンスが大きくなる。即ち、コイル49に
印加される電圧が、インダクタンスの変化によって変化
し、インダクタンスが大きいほど電圧は小さくなり、イ
ンダクタンスが小さいほど電圧は大きくなるので、この
電圧の変化を検出することによって踏力の大きさを検出
することができ、この大きさに応じて電動機8を駆動制
御する。
【0039】また、平地走行時において、使用者が踏力
を加えない状態について説明すると、回動板42は最終
段プーリー29と共に回転し、この状態では踏力がない
のでバネ40は縮まず、摺動部材45も移動しない。即
ち、コイル49のインダクタンスの変化もないため、コ
イル49に印加される電圧も変わらず、電動機8からの
駆動は行われない。
を加えない状態について説明すると、回動板42は最終
段プーリー29と共に回転し、この状態では踏力がない
のでバネ40は縮まず、摺動部材45も移動しない。即
ち、コイル49のインダクタンスの変化もないため、コ
イル49に印加される電圧も変わらず、電動機8からの
駆動は行われない。
【0040】更に、平地や上り坂などで使用者が加速を
する場合について説明すると、前述した走行を始めると
きと同様、踏力が加わるとバネ40が縮み、よって回動
板42が人力のトルクの大きさに合わせて回動し、傾斜
部44に当接した突起46が傾斜部44の回動によって
押さえられて、摺動部材45が移動し、フェライト48
がコイル49内を移動する。
する場合について説明すると、前述した走行を始めると
きと同様、踏力が加わるとバネ40が縮み、よって回動
板42が人力のトルクの大きさに合わせて回動し、傾斜
部44に当接した突起46が傾斜部44の回動によって
押さえられて、摺動部材45が移動し、フェライト48
がコイル49内を移動する。
【0041】47はバネ40の付勢によって押される押
圧部材43を衝撃から防ぐためのラバープレートであ
る。48はバネ40を施蓋するカバーである。
圧部材43を衝撃から防ぐためのラバープレートであ
る。48はバネ40を施蓋するカバーである。
【0042】次に、図7及び図8に基づきトルク検出部
52の回路について説明をする。これらの図において、
49はCPU(図示せず)から出力される交流電圧が印
加されるコイルで、この交流電圧は図8の(A)に示す
ような波形が入力される。また、このコイル49は、フ
ェライト48を近づけたり遠ざけたりすることで、コイ
ル49のインダクタンスが大きくなったり小さくなった
りし、図8の(B)で示すような波形になって出力され
る。出力されたパルスは、直流変換部60でパルスの平
均値が取られて直流変換される。つまり、図8の(C)
に示す波形に変換されて、次の増幅器61によって増幅
され、A/D変換器(図示しない)でA/D変換されて
前記CPUに入力される。
52の回路について説明をする。これらの図において、
49はCPU(図示せず)から出力される交流電圧が印
加されるコイルで、この交流電圧は図8の(A)に示す
ような波形が入力される。また、このコイル49は、フ
ェライト48を近づけたり遠ざけたりすることで、コイ
ル49のインダクタンスが大きくなったり小さくなった
りし、図8の(B)で示すような波形になって出力され
る。出力されたパルスは、直流変換部60でパルスの平
均値が取られて直流変換される。つまり、図8の(C)
に示す波形に変換されて、次の増幅器61によって増幅
され、A/D変換器(図示しない)でA/D変換されて
前記CPUに入力される。
【0043】また、図8の(B)の波形の破線で示す部
分は、フェライト48がコイル49に近づいたときの波
形を示し、これが直流変換部60で、前述する場合より
も、図8の(C)の破線で示すようにレベルが低くなっ
て、前記CPUに入力される。
分は、フェライト48がコイル49に近づいたときの波
形を示し、これが直流変換部60で、前述する場合より
も、図8の(C)の破線で示すようにレベルが低くなっ
て、前記CPUに入力される。
【0044】このように、踏力を車軸39方向のフェラ
イト48の動きに変換し、これによって変化するコイル
のインダクタンスの変化を電圧の変化に変換して電気信
号を取り出しているので、正確で細かなトルクの検出が
でき、的確な制御で人力を補助することができる。
イト48の動きに変換し、これによって変化するコイル
のインダクタンスの変化を電圧の変化に変換して電気信
号を取り出しているので、正確で細かなトルクの検出が
でき、的確な制御で人力を補助することができる。
【0045】なお、フェライトの位置はコイル内を移動
するようにしたが、接近するだけでもコイルのインダク
タンスは変化するので、摺動部材45の移動で接近する
だけの構成、即ちコイル近傍にフェライトを設けるよう
な構成にしても構わない。
するようにしたが、接近するだけでもコイルのインダク
タンスは変化するので、摺動部材45の移動で接近する
だけの構成、即ちコイル近傍にフェライトを設けるよう
な構成にしても構わない。
【0046】更に、バネ40は使用せず、弾性部材47
のみの弾性力で、踏力が加わったときに摺動部材45が
弾性部材47を押さえ、踏力がなくなると弾性部材47
の弾性力で摺動部材45を元に戻すようにして、トルク
を検出するようにしてもよい。
のみの弾性力で、踏力が加わったときに摺動部材45が
弾性部材47を押さえ、踏力がなくなると弾性部材47
の弾性力で摺動部材45を元に戻すようにして、トルク
を検出するようにしてもよい。
【0047】図9は電動自転車の車速を検出するための
回路を示すブロック図である。この図において、71は
トルク検出部52からなる踏力検出部、72はCPU、
73は回路のスイッチングを行うスイッチング素子、7
4はスイッチング素子73を制御して電源のデューティ
制御(PWM制御)を行うスイッチング素子コントロー
ラ、75は直流電源である。この直流電源75は、ニッ
カド(Ni−cd)電池の24V、2.5Ahのものを
用いている。
回路を示すブロック図である。この図において、71は
トルク検出部52からなる踏力検出部、72はCPU、
73は回路のスイッチングを行うスイッチング素子、7
4はスイッチング素子73を制御して電源のデューティ
制御(PWM制御)を行うスイッチング素子コントロー
ラ、75は直流電源である。この直流電源75は、ニッ
カド(Ni−cd)電池の24V、2.5Ahのものを
用いている。
【0048】76はフライホイルダイオード、77は電
源電圧検出器、78は電動機8に流れる電流を検出する
モータ電流センサ、79はアンプ、80はゲイン可変ア
ンプである。
源電圧検出器、78は電動機8に流れる電流を検出する
モータ電流センサ、79はアンプ、80はゲイン可変ア
ンプである。
【0049】モータ電流センサ78は、4.5mΩの抵
抗値と14Aの許容容量を持つ抵抗(シャント抵抗)を
2本並列に接続したものを配置し、その電圧降下を差動
アンプで検出し、その検出値をA/D変換してCPU7
2に入力するようにしている。
抗値と14Aの許容容量を持つ抵抗(シャント抵抗)を
2本並列に接続したものを配置し、その電圧降下を差動
アンプで検出し、その検出値をA/D変換してCPU7
2に入力するようにしている。
【0050】図10は車速信号を得るための原理を示す
ブロック図である。直流モータにおいては、一般に、図
10に示すような制御回路が成立する。ここで、Eiは
モータ印加電圧、Evは誘起電圧、Iaはモータ電流、
Tはモータ発生トルク、Teは負荷トルク、ΔTは全ト
ルク、Nはモータ回転数、Raは巻線抵抗、Ktはトル
ク定数、Jは慣性モーメント、Kvは誘起電圧定数であ
る。
ブロック図である。直流モータにおいては、一般に、図
10に示すような制御回路が成立する。ここで、Eiは
モータ印加電圧、Evは誘起電圧、Iaはモータ電流、
Tはモータ発生トルク、Teは負荷トルク、ΔTは全ト
ルク、Nはモータ回転数、Raは巻線抵抗、Ktはトル
ク定数、Jは慣性モーメント、Kvは誘起電圧定数であ
る。
【0051】この制御回路では、モータ印加電圧Ei
は、モータ電流Iaに巻線抵抗Raを乗じたものと、モ
ータに誘起される誘起電圧Evとを加えたものとなるの
で、次式が成立する。 Ia・Ra=Ei−Ev
は、モータ電流Iaに巻線抵抗Raを乗じたものと、モ
ータに誘起される誘起電圧Evとを加えたものとなるの
で、次式が成立する。 Ia・Ra=Ei−Ev
【0052】モータに生ずる誘起電圧Evは、誘起電圧
定数Kvとモータ回転数Nとの積で表されるので、誘起
電圧Evは、 Ev=Kv・N であり、したがって、モータ回転数Nは、 N=(1/Kv)Ei−(Ra/Kv)Ia となって、モータの回転数が分かり、これから車速が演
算できる。
定数Kvとモータ回転数Nとの積で表されるので、誘起
電圧Evは、 Ev=Kv・N であり、したがって、モータ回転数Nは、 N=(1/Kv)Ei−(Ra/Kv)Ia となって、モータの回転数が分かり、これから車速が演
算できる。
【0053】したがって、これを図9の回路に適用した
場合、モータ印加電圧Eiは、電源電圧検出器77で検
出した電源電圧にデューティを加えることで得ればよ
く、また、モータ電流Iaはモータ電流センサ78から
得ればよい。
場合、モータ印加電圧Eiは、電源電圧検出器77で検
出した電源電圧にデューティを加えることで得ればよ
く、また、モータ電流Iaはモータ電流センサ78から
得ればよい。
【0054】そこで、図9に示したアンプ79及びゲイ
ン可変アンプ80のゲインを適切に調整して、ゲイン可
変アンプ80の出力を“(1/Kv)Ei”に、アンプ
79の出力を“(Ra/Kv)Ia”にすることによ
り、電動機8の回転数Nを求め、これから電動自転車の
車速を演算することができる。
ン可変アンプ80のゲインを適切に調整して、ゲイン可
変アンプ80の出力を“(1/Kv)Ei”に、アンプ
79の出力を“(Ra/Kv)Ia”にすることによ
り、電動機8の回転数Nを求め、これから電動自転車の
車速を演算することができる。
【0055】次に、CPU72の動作を図11に示すフ
ローチャートに従って説明する。まず、踏力検出部71
によって踏力を検出してA/D(アナログ/デジタル)
変換し(ステップS1)、踏力を人力トルクに変換し
(ステップS2)、電動機8の電流、つまりモータ電流
を検出してA/D変換し(ステップS3)、モータ電流
をモータトルクに変換する(ステップS4)。
ローチャートに従って説明する。まず、踏力検出部71
によって踏力を検出してA/D(アナログ/デジタル)
変換し(ステップS1)、踏力を人力トルクに変換し
(ステップS2)、電動機8の電流、つまりモータ電流
を検出してA/D変換し(ステップS3)、モータ電流
をモータトルクに変換する(ステップS4)。
【0056】次に、図9で示した車速信号から車速を演
算し、車速が時速15Km未満であるのか(ステップS
5)、車速が時速24Kmを越えているのかを判定し
(ステップS6)、時速15Km未満であれば、旧人力
トルクを新人力トルクとし(ステップS7)、時速15
Km〜時速24Kmの範囲であれば、旧人力トルクに
(24−車速)/9(Km/S)を乗じたものを新人力
トルクとし(ステップS8)、時速24Km以上であれ
ば、新人力トルクを“0”とする。
算し、車速が時速15Km未満であるのか(ステップS
5)、車速が時速24Kmを越えているのかを判定し
(ステップS6)、時速15Km未満であれば、旧人力
トルクを新人力トルクとし(ステップS7)、時速15
Km〜時速24Kmの範囲であれば、旧人力トルクに
(24−車速)/9(Km/S)を乗じたものを新人力
トルクとし(ステップS8)、時速24Km以上であれ
ば、新人力トルクを“0”とする。
【0057】そして、旧デューティ+(新人力トルク−
モータトルク)/定数を算出、つまり積分計算を行っ
て、これを新デューティとし(ステップS10)、デュ
ーティを出力する(ステップS11)。
モータトルク)/定数を算出、つまり積分計算を行っ
て、これを新デューティとし(ステップS10)、デュ
ーティを出力する(ステップS11)。
【0058】なお、図9において、直流電源75の電圧
が一定の場合には、電源電圧検出器77は不要であり、
その場合には図12に示すような回路となる。この場
合、ゲイン可変アンプ80を用いる必要はなく、アンプ
79と同じアンプ81を用いる。図12においては、図
9と同じ構成要素については同じ参照番号で示してい
る。
が一定の場合には、電源電圧検出器77は不要であり、
その場合には図12に示すような回路となる。この場
合、ゲイン可変アンプ80を用いる必要はなく、アンプ
79と同じアンプ81を用いる。図12においては、図
9と同じ構成要素については同じ参照番号で示してい
る。
【0059】また、図9においては、CPU72は、デ
ューティ制御を行いながら、車速の演算を行うこともで
きる。このように、CPU72でデューティ制御を行い
ながら車速の演算を行う場合の回路を図13に示す。
ューティ制御を行いながら、車速の演算を行うこともで
きる。このように、CPU72でデューティ制御を行い
ながら車速の演算を行う場合の回路を図13に示す。
【0060】この回路では、直流電源75の電圧は一定
としている。また、この回路では、デューティ信号はC
PU72が出力しているため、外部から取り込む必要は
なく、CPU72自身で得たデューティ比に基づいて車
速を演算する。図13においても、図9と同じ構成要素
については同じ参照番号で示している。
としている。また、この回路では、デューティ信号はC
PU72が出力しているため、外部から取り込む必要は
なく、CPU72自身で得たデューティ比に基づいて車
速を演算する。図13においても、図9と同じ構成要素
については同じ参照番号で示している。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、電動機に流れる電流
と電動機に印加される電圧を検出することにより、車輪
の回転を機械的、電磁的あるいは光学的に検出する車速
センサを用いることなく、電動自転車の車速を演算する
ことができる。
と電動機に印加される電圧を検出することにより、車輪
の回転を機械的、電磁的あるいは光学的に検出する車速
センサを用いることなく、電動自転車の車速を演算する
ことができる。
【0062】また、この発明を、人力の駆動力を電動機
の駆動力によって補助するタイプの電動自転車に適用し
た場合には、通常設けられているモータ電流センサを利
用して車速を演算することができるので、電動自転車に
おける車速センサが不要となる。
の駆動力によって補助するタイプの電動自転車に適用し
た場合には、通常設けられているモータ電流センサを利
用して車速を演算することができるので、電動自転車に
おける車速センサが不要となる。
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明における電動自転車の一実施例を示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図3】本発明における盤状ケーシング内の構成を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】本発明における電動自転車の最終段プーリーの
構成を示す側面断面図である。
構成を示す側面断面図である。
【図5】本発明における電動自転車の最終段プーリーの
構成を示す平面構成図である。
構成を示す平面構成図である。
【図6】本発明における電動自転車の最終段プーリーの
構成を示す側面断面図である。
構成を示す側面断面図である。
【図7】本発明における電動自転車のトルク検出部の回
路図である。
路図である。
【図8】本発明における電動自転車のトルク検出部の回
路における各部分の波形を示す説明図である。
路における各部分の波形を示す説明図である。
【図9】本発明における電動自転車の車速を検出するた
めの回路を示すブロック図である。
めの回路を示すブロック図である。
【図10】車速信号を得るための原理を示すブロック図
である。
である。
【図11】本発明における電動自転車のCPUの動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図12】本発明において電源電圧が一定の場合の車速
検出回路を示すブロック図である。
検出回路を示すブロック図である。
【図13】本発明においてCPUでデューティ制御を行
いながら車速の演算を行う場合の車速検出回路を示すブ
ロック図である。
いながら車速の演算を行う場合の車速検出回路を示すブ
ロック図である。
3 車輪(後輪) 5 盤状ケーシング 8 電動機 9 電動駆動部 10 人力駆動部 11 ペダル 26 制御部 39 車軸 40 弾性体(バネ) 42 回動板 44 傾斜部 45 摺動部材 46 突起 47 弾性部材(バネ) 48 磁性部材(フェライト) 49 コイル 51 変換部材 52 トルク検出部 71 踏力検出部 72 CPU 73 スイッチング素子 74 スイッチング素子コントローラ 75 直流電源 76 ダイオード 77 電源電圧検出器 78 モータ電流センサ 79,81 アンプ 80 ゲイン可変アンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 電動機によって車輪を駆動する電動駆動
手段と、 電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、 電動機に印加される電圧を検出する電圧検出手段と、 電動機の巻線抵抗、誘起電圧定数などの回路定数をあか
じめ記憶した記憶手段と、 電流検出手段によって検出された電流値と電圧検出手段
によって検出された電圧値と記憶手段に記憶された回路
定数から電動機の回転数を算出する算出手段と、 算出手段によって算出された電動機の回転数に対して電
動駆動手段の駆動力を逆相方向に制御する制御手段とを
備えてなる車速検出機能付き電動自転車。 - 【請求項2】 人力によって車輪を駆動する人力駆動手
段と、 人力駆動手段の駆動力を検出する人力検出手段と、 電動駆動手段の駆動力を検出する電動力検出手段と、 算出手段によって算出された電動機の回転数から電動自
転車の車速を演算する車速演算手段とをさらに備え、 制御手段が、電動駆動手段の駆動力を制御することによ
り、車速演算手段によって演算された車速に応じて、人
力駆動手段の駆動力と電動駆動手段の駆動力との比率を
調整する機能を併せ備えたことを特徴とする請求項1記
載の車速検出機能付き電動自転車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048795A JPH08230755A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 車速検出機能付き電動自転車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048795A JPH08230755A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 車速検出機能付き電動自転車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08230755A true JPH08230755A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12581955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4048795A Pending JPH08230755A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 車速検出機能付き電動自転車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08230755A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998012456A1 (fr) * | 1996-09-20 | 1998-03-26 | Metarex Research Institute Corp. | Dispositif d'entrainement d'un vehicule |
WO1998019144A1 (fr) * | 1996-10-25 | 1998-05-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Vehicule a manoeuvre manuelle dote d'un dispositif de puissance auxiliaire |
WO2019188042A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 自転車電動化装置、及び、車輪 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4048795A patent/JPH08230755A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998012456A1 (fr) * | 1996-09-20 | 1998-03-26 | Metarex Research Institute Corp. | Dispositif d'entrainement d'un vehicule |
WO1998019144A1 (fr) * | 1996-10-25 | 1998-05-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Vehicule a manoeuvre manuelle dote d'un dispositif de puissance auxiliaire |
US6173801B1 (en) | 1996-10-25 | 2001-01-16 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Manually operated travelling vehicle with auxiliary power |
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CN111699130A (zh) * | 2018-03-29 | 2020-09-22 | 松下知识产权经营株式会社 | 自行车电动化装置和车轮 |
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