JPH08229844A - 爆発力作動ピン打込装置 - Google Patents
爆発力作動ピン打込装置Info
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- JPH08229844A JPH08229844A JP8000892A JP89296A JPH08229844A JP H08229844 A JPH08229844 A JP H08229844A JP 8000892 A JP8000892 A JP 8000892A JP 89296 A JP89296 A JP 89296A JP H08229844 A JPH08229844 A JP H08229844A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D9/00—Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25C—HAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
- B25C1/00—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
- B25C1/08—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure
- B25C1/10—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure generated by detonation of a cartridge
- B25C1/12—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure generated by detonation of a cartridge acting directly on the bolt
- B25C1/123—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure generated by detonation of a cartridge acting directly on the bolt trigger operated
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25C—HAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
- B25C1/00—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
- B25C1/08—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure
- B25C1/10—Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure generated by detonation of a cartridge
- B25C1/18—Details and accessories, e.g. splinter guards, spall minimisers
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- Safety Valves (AREA)
- Fertilizing (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構成簡単かつ寿命が長く、作業員に不快な衝撃
を与えることがない爆発力作業ピン打込装置を得る。 【解決手段】グリップ部分15を液状媒体21の流れの抵抗
に抗してシリンダ18内で移動自在のピストン23と連係動
作する部分として構成した爆発力作動ピン打込装置にお
いて、緩衝装置17を可動のバルブ部分のない構成にし、
またピストン23の移動行程中に圧力が加わる液状媒体21
のための少なくとも1個の貫通孔24を設け、ピストン23
がシリンダ内に入り込むことによって前方シリンダ空間
25内に流れ込む液状媒体21に対して貫通孔24の最小断面
部Mに対応する有効通過断面Sを生じ、ピストン23が元
の位置に復帰するとき、逆に後方シリンダ空間26に流れ
込む液状媒体21の貫通孔24の領域における有効通過断面
Sが最小断面部Mより小さくなる構成とする。
を与えることがない爆発力作業ピン打込装置を得る。 【解決手段】グリップ部分15を液状媒体21の流れの抵抗
に抗してシリンダ18内で移動自在のピストン23と連係動
作する部分として構成した爆発力作動ピン打込装置にお
いて、緩衝装置17を可動のバルブ部分のない構成にし、
またピストン23の移動行程中に圧力が加わる液状媒体21
のための少なくとも1個の貫通孔24を設け、ピストン23
がシリンダ内に入り込むことによって前方シリンダ空間
25内に流れ込む液状媒体21に対して貫通孔24の最小断面
部Mに対応する有効通過断面Sを生じ、ピストン23が元
の位置に復帰するとき、逆に後方シリンダ空間26に流れ
込む液状媒体21の貫通孔24の領域における有効通過断面
Sが最小断面部Mより小さくなる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧−空気圧作動
の緩衝装置と、駆動ピストン案内よりなる部分及びグリ
ップ部よりなる部分を有する案内ハウジングとを具え、
前記グリップ部を案内ハウジングに対して前記液圧−空
気圧作動緩衝装置の力に抗して打ち込み方向に移動自在
にし、更に、前記グリップ部分を、ガス圧を受ける液状
媒体を含むシリンダの収容部として構成し、また前記グ
リップ部分を、液状媒体の流れの抵抗に抗してシリンダ
内で移動自在のピストンと連係動作する部分として構成
し、前記ピストンにより前記シリンダを前方シリンダ空
間と後方シリンダ空間とに区分する構成とした爆発力作
動ピン打込装置に関するものである。
の緩衝装置と、駆動ピストン案内よりなる部分及びグリ
ップ部よりなる部分を有する案内ハウジングとを具え、
前記グリップ部を案内ハウジングに対して前記液圧−空
気圧作動緩衝装置の力に抗して打ち込み方向に移動自在
にし、更に、前記グリップ部分を、ガス圧を受ける液状
媒体を含むシリンダの収容部として構成し、また前記グ
リップ部分を、液状媒体の流れの抵抗に抗してシリンダ
内で移動自在のピストンと連係動作する部分として構成
し、前記ピストンにより前記シリンダを前方シリンダ空
間と後方シリンダ空間とに区分する構成とした爆発力作
動ピン打込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】爆発力作動ピン打込装置は、装薬を点火
することによりもたらされる膨張するガスにより駆動さ
れる駆動ピストンを有し、この駆動ピストンは打ち込む
べきピンに作用する。しかし、このような装置は、比較
的大きな反動があるのが一般的である。過去において、
反動を緩衝し、作業員に快適な装置とする点で幾つかの
提案がなされている。
することによりもたらされる膨張するガスにより駆動さ
れる駆動ピストンを有し、この駆動ピストンは打ち込む
べきピンに作用する。しかし、このような装置は、比較
的大きな反動があるのが一般的である。過去において、
反動を緩衝し、作業員に快適な装置とする点で幾つかの
提案がなされている。
【0003】米国特許第第2,731,636号には、
駆動ピストン案内のための案内ハウジングを設けた爆発
力作動ピン打込装置が記載されている。この装置は、案
内ハウジングとこの案内ハウジングに対して相対的に移
動可能なグリップ部との間にばねを設け、このばねによ
り、ピンの打ち込み作業によって作業員に加わる反動を
吸収し、また減衰するものである。このようなばね処理
による緩衝(減衰)作用は小さいばね係数で十分であ
る。しかし、小さいばね係数は、ばねを大きくして占有
面積を大きくすることになり、このような緩衝装置を装
備した装置は扱いにくいものになる。また大きなばね係
数を有する小さいばねを使用することは緩衝(減衰)作
用を低下させ、従って、好ましくない反動力の大部分が
作業員に加わることになる。更に、このような既知のば
ねでは戻り運動の速度が極めて高く、戻り運動で作業員
に好ましくない衝撃が加わることになる。
駆動ピストン案内のための案内ハウジングを設けた爆発
力作動ピン打込装置が記載されている。この装置は、案
内ハウジングとこの案内ハウジングに対して相対的に移
動可能なグリップ部との間にばねを設け、このばねによ
り、ピンの打ち込み作業によって作業員に加わる反動を
吸収し、また減衰するものである。このようなばね処理
による緩衝(減衰)作用は小さいばね係数で十分であ
る。しかし、小さいばね係数は、ばねを大きくして占有
面積を大きくすることになり、このような緩衝装置を装
備した装置は扱いにくいものになる。また大きなばね係
数を有する小さいばねを使用することは緩衝(減衰)作
用を低下させ、従って、好ましくない反動力の大部分が
作業員に加わることになる。更に、このような既知のば
ねでは戻り運動の速度が極めて高く、戻り運動で作業員
に好ましくない衝撃が加わることになる。
【0004】この問題を解決するため、ヨーロッパ特許
公開第0331168号において、ばね素子の位置にバ
ルブ装置を有する液圧−空気圧作動の緩衝装置を配置す
ることが提案された。この対策によって、液圧−空気圧
作動緩衝装置の反動を吸収することができ、この緩衝装
置は、ガス圧を受ける液状媒体を含むシリンダと、シリ
ンダ内で液状媒体の抵抗に抗して移動可能なピストンと
を有する。シリンダは案内部分に連結したハウジング部
分内に配置する。ピストンに連結したシャフトをシリン
ダから突出させ、グリップ部に支持する。グリップ部と
案内ハウジングは相対的に移動し、この移動力はシャフ
トを介してピストンに伝達される。ピストンはシリンダ
を前方のシリンダ空間と後方のシリンダ空間に分割す
る。ピストンのシリンダ内への入り込み又は復帰によっ
て圧力が加わる液状媒体は、バルブを経て、後方のシリ
ンダ空間から前方のシリンダ空間へ又はその逆に流動す
る。このバルブ機構は、ピストンの運動方向の下流域の
絞り弁でシリンダ内の液状媒体の貫通孔の開度を制御す
る。ピストンのシリンダ内への入り込みによってバルブ
の開口断面は、ピストンが復帰状態にあるときよりも大
きくなるようにする。これにより、ピストンの復帰移動
による減衰作用はピストンの入り込み移動におけるより
も大きくなり、ピストンはゆっくりと停止(初期)位置
に向かって復帰する。このバルブの開口断面の制御がな
いと、ピストンは弾発的に復帰することになり、好まし
くない衝撃を発生し、この衝撃が作業員に加わることに
なる。
公開第0331168号において、ばね素子の位置にバ
ルブ装置を有する液圧−空気圧作動の緩衝装置を配置す
ることが提案された。この対策によって、液圧−空気圧
作動緩衝装置の反動を吸収することができ、この緩衝装
置は、ガス圧を受ける液状媒体を含むシリンダと、シリ
ンダ内で液状媒体の抵抗に抗して移動可能なピストンと
を有する。シリンダは案内部分に連結したハウジング部
分内に配置する。ピストンに連結したシャフトをシリン
ダから突出させ、グリップ部に支持する。グリップ部と
案内ハウジングは相対的に移動し、この移動力はシャフ
トを介してピストンに伝達される。ピストンはシリンダ
を前方のシリンダ空間と後方のシリンダ空間に分割す
る。ピストンのシリンダ内への入り込み又は復帰によっ
て圧力が加わる液状媒体は、バルブを経て、後方のシリ
ンダ空間から前方のシリンダ空間へ又はその逆に流動す
る。このバルブ機構は、ピストンの運動方向の下流域の
絞り弁でシリンダ内の液状媒体の貫通孔の開度を制御す
る。ピストンのシリンダ内への入り込みによってバルブ
の開口断面は、ピストンが復帰状態にあるときよりも大
きくなるようにする。これにより、ピストンの復帰移動
による減衰作用はピストンの入り込み移動におけるより
も大きくなり、ピストンはゆっくりと停止(初期)位置
に向かって復帰する。このバルブの開口断面の制御がな
いと、ピストンは弾発的に復帰することになり、好まし
くない衝撃を発生し、この衝撃が作業員に加わることに
なる。
【0005】作動にあたり、装置の駆動ガスの爆発的膨
張によって極度の衝撃応力を発生する。これにより、衝
撃波がシャフトを介して緩衝装置に伝達される。しか
し、特に、バルブ装置の絞り弁は荷重が大きく、また破
損する恐れがあり、減衰作用を低下させる恐れがある。
極端な場合、ピストンの復帰移動の際のバルブの開口断
面が縮小せず、減衰作用が高まらず、従って、ピストン
が弾発的に復帰することもある。
張によって極度の衝撃応力を発生する。これにより、衝
撃波がシャフトを介して緩衝装置に伝達される。しか
し、特に、バルブ装置の絞り弁は荷重が大きく、また破
損する恐れがあり、減衰作用を低下させる恐れがある。
極端な場合、ピストンの復帰移動の際のバルブの開口断
面が縮小せず、減衰作用が高まらず、従って、ピストン
が弾発的に復帰することもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、打ち込み作業で生ずる反動に対して減衰作用がそれ
ほど低下せずに作動寿命の長い装置となる上述の液圧−
空気圧作動緩衝装置を有する爆発力作動ピン打込装置を
得るにある。また作動中作業員に快適な操作感を与え、
好ましくない衝撃が作業員に加わらないようにする打込
装置を得るにある。更に、上述の課題を達成するため取
り扱いが容易な構造の打込装置を得るにある。
は、打ち込み作業で生ずる反動に対して減衰作用がそれ
ほど低下せずに作動寿命の長い装置となる上述の液圧−
空気圧作動緩衝装置を有する爆発力作動ピン打込装置を
得るにある。また作動中作業員に快適な操作感を与え、
好ましくない衝撃が作業員に加わらないようにする打込
装置を得るにある。更に、上述の課題を達成するため取
り扱いが容易な構造の打込装置を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
め、本発明による爆発力作動ピン打込装置は、前記緩衝
装置を可動のバルブ部分のない構成にし、また前記ピス
トンの移動行程中に圧力が加わる液状媒体のための少な
くとも1個の貫通孔を設け、この貫通孔には最小断面部
を設け、前記ピストンがシリンダ内に入り込むことによ
って打ち込み方向に前方のシリンダ空間内に流れ込む前
記液状媒体に対して貫通孔の最小断面部に対応する有効
通過断面を生じ、前記ピストンが元の位置に復帰すると
き、打ち込み方向とは逆に後方のシリンダ空間に流れ込
む液状媒体の貫通孔の領域における有効通過断面は最小
断面部よりも小さくなる構成としたことを特徴とする。
め、本発明による爆発力作動ピン打込装置は、前記緩衝
装置を可動のバルブ部分のない構成にし、また前記ピス
トンの移動行程中に圧力が加わる液状媒体のための少な
くとも1個の貫通孔を設け、この貫通孔には最小断面部
を設け、前記ピストンがシリンダ内に入り込むことによ
って打ち込み方向に前方のシリンダ空間内に流れ込む前
記液状媒体に対して貫通孔の最小断面部に対応する有効
通過断面を生じ、前記ピストンが元の位置に復帰すると
き、打ち込み方向とは逆に後方のシリンダ空間に流れ込
む液状媒体の貫通孔の領域における有効通過断面は最小
断面部よりも小さくなる構成としたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による液圧−空気圧作動緩
衝装置の絞り弁のない構成は、打ち込み作業によって生
ずる衝撃波によってバルブ装置が損傷を受けることがな
く、また緩衝装置の減衰作用を損なうことがないという
利点がある。本発明の好適な実施例においては、ピスト
ンの移動中に、後方シリンダ空間から前方シリンダ空間
に、またその逆向きに流れる液状媒体のための少なくと
も1個の貫通孔を設け、ピストンがシリンダ内に迅速に
入り込むことができ、またこのようにして、打ち込み作
業によって生ずる反動を吸収しまた減衰し、これとは逆
に、ピストンの停止(初期)位置への復帰は大きな減衰
を加えられる。特に、ピストンのシリンダ内への入り込
みによって後方シリンダ空間から排除される液状媒体
は、貫通孔の最小断面部全体を利用でき、流れの有効通
過断面は最小断面部に対応する。逆に、本発明による貫
通孔の特別な構成に基づいて後方シリンダ空間に戻る液
状媒体は収縮を受けてピストンの停止(初期)位置への
復帰運動は抑止される。即ち、貫通孔の領域における復
帰液状媒体の有効通過断面は減少するためである。この
場合の有効通過断面は貫通孔の最小断面部よりも40%
も小さい。このような有効通過断面の減少は高い抵抗を
生じ、この高い抵抗がピストンの停止(初期)位置への
復帰移動中に加わる。
衝装置の絞り弁のない構成は、打ち込み作業によって生
ずる衝撃波によってバルブ装置が損傷を受けることがな
く、また緩衝装置の減衰作用を損なうことがないという
利点がある。本発明の好適な実施例においては、ピスト
ンの移動中に、後方シリンダ空間から前方シリンダ空間
に、またその逆向きに流れる液状媒体のための少なくと
も1個の貫通孔を設け、ピストンがシリンダ内に迅速に
入り込むことができ、またこのようにして、打ち込み作
業によって生ずる反動を吸収しまた減衰し、これとは逆
に、ピストンの停止(初期)位置への復帰は大きな減衰
を加えられる。特に、ピストンのシリンダ内への入り込
みによって後方シリンダ空間から排除される液状媒体
は、貫通孔の最小断面部全体を利用でき、流れの有効通
過断面は最小断面部に対応する。逆に、本発明による貫
通孔の特別な構成に基づいて後方シリンダ空間に戻る液
状媒体は収縮を受けてピストンの停止(初期)位置への
復帰運動は抑止される。即ち、貫通孔の領域における復
帰液状媒体の有効通過断面は減少するためである。この
場合の有効通過断面は貫通孔の最小断面部よりも40%
も小さい。このような有効通過断面の減少は高い抵抗を
生じ、この高い抵抗がピストンの停止(初期)位置への
復帰移動中に加わる。
【0009】本発明の好適な実施例においては、前記貫
通孔の最小断面部の領域には鋭利な稜線部を設け、前記
貫通孔は前記ピストンの入り込みの際に液状媒体の流れ
の方向に拡開する構成とする。貫通孔をこのように仕上
げることによって、ピストンの入り込み中の液状媒体の
有効通過断面が貫通孔の図形的最小断面部に対応するこ
とを保証する。液状媒体の逆向きに流れる間には、最小
断面部の領域における貫通孔の角張った稜線によって液
状体の流れに渦巻きを発生する。この渦巻きによって貫
通孔の最も狭い領域の後方に流れの収縮を生ずる。これ
により、液状媒体の有効通過断面は狭くなる。
通孔の最小断面部の領域には鋭利な稜線部を設け、前記
貫通孔は前記ピストンの入り込みの際に液状媒体の流れ
の方向に拡開する構成とする。貫通孔をこのように仕上
げることによって、ピストンの入り込み中の液状媒体の
有効通過断面が貫通孔の図形的最小断面部に対応するこ
とを保証する。液状媒体の逆向きに流れる間には、最小
断面部の領域における貫通孔の角張った稜線によって液
状体の流れに渦巻きを発生する。この渦巻きによって貫
通孔の最も狭い領域の後方に流れの収縮を生ずる。これ
により、液状媒体の有効通過断面は狭くなる。
【0010】本発明の他の好適な実施例においては、前
記貫通孔の断面は、ほぼ連続的又は断続的に拡開する構
成とし、前記貫通孔の少なくとも絞り側面は湾曲形状に
し、又は1個若しくはそれ以上の段差を形成する。この
ようにして、ピストンのシリンダ内への入り込みの間に
はほぼ層状の液状媒体の流れを生じ、この流れの有効通
過断面は貫通孔の最小断面部に対応する。ピストンの復
帰移動中は、液状媒体の逆の流れを生じて、貫通孔の衝
突する稜線のすぐ後方に渦巻きを発生し、この渦巻きに
よって貫通孔の有効通過断面を狭くする。
記貫通孔の断面は、ほぼ連続的又は断続的に拡開する構
成とし、前記貫通孔の少なくとも絞り側面は湾曲形状に
し、又は1個若しくはそれ以上の段差を形成する。この
ようにして、ピストンのシリンダ内への入り込みの間に
はほぼ層状の液状媒体の流れを生じ、この流れの有効通
過断面は貫通孔の最小断面部に対応する。ピストンの復
帰移動中は、液状媒体の逆の流れを生じて、貫通孔の衝
突する稜線のすぐ後方に渦巻きを発生し、この渦巻きに
よって貫通孔の有効通過断面を狭くする。
【0011】比較的簡単な実施例においては、ピストン
に又はピストンの周りに1個又はそれ以上の貫通孔を設
ける。
に又はピストンの周りに1個又はそれ以上の貫通孔を設
ける。
【0012】更に、本発明の好適な実施例においては、
前記貫通孔を前記ピストンとシリンダ壁との間で案内経
路を遮るスリットとして構成し、前方シリンダ空間に対
向するピストン側面を前記シリンダ壁に対してほぼ垂直
にしかつ最大直径を有する形状にし、ピストンの直径を
後方シリンダ空間に向かって連続的又は断続的に小さく
する。このようにして、所要の形状の貫通孔が得られ、
案内段差に基づいてシリンダ内のピストンの信頼できる
案内を行うことができる。
前記貫通孔を前記ピストンとシリンダ壁との間で案内経
路を遮るスリットとして構成し、前方シリンダ空間に対
向するピストン側面を前記シリンダ壁に対してほぼ垂直
にしかつ最大直径を有する形状にし、ピストンの直径を
後方シリンダ空間に向かって連続的又は断続的に小さく
する。このようにして、所要の形状の貫通孔が得られ、
案内段差に基づいてシリンダ内のピストンの信頼できる
案内を行うことができる。
【0013】更に、本発明の他の好適な実施例において
は、1個又はそれ以上の貫通孔をシリンダ壁に設けたバ
イパス経路として構成し、最小断面部を有する貫通孔の
前方通口を前方シリンダ空間に配置し、最小断面部より
も大きい断面を有する後方通口を後方シリンダ空間に配
置し、双方の通口間をピストンの移動行程とする。この
実施例によれば、ピストンの構成に関連する特別な配置
は不要である。
は、1個又はそれ以上の貫通孔をシリンダ壁に設けたバ
イパス経路として構成し、最小断面部を有する貫通孔の
前方通口を前方シリンダ空間に配置し、最小断面部より
も大きい断面を有する後方通口を後方シリンダ空間に配
置し、双方の通口間をピストンの移動行程とする。この
実施例によれば、ピストンの構成に関連する特別な配置
は不要である。
【0014】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
【0015】本発明によるピン打込装置は、多くの部分
を一つのユニットに連結した案内ハウジング1を有し、
この案内ハウジング1は、前方ハウジング部分2と、後
方ハウジング部分3と、この後方ハウジング部分3を閉
鎖するキャップ4とにより構成する。前方のハウジング
部分2内には銃身部5を移動自在に配置し、この銃身部
5の前方にはピン案内6を設ける。銃身部5及びピン案
内6内には駆動ピストン7を収容する。駆動ピストン7
の案内として作用する銃身孔5aは後方の薬筒収容部5
bに連通する。銃身部5及びピン案内6の移動行程の制
限は止めねじ8により行い、この止めねじ8は銃身部5
の肩部5cに掛合する。銃身部5は後方のハウジング部
分3内で移動自在のタペット9によりばね11の力の下
で図1に示す停止位置に変位する。
を一つのユニットに連結した案内ハウジング1を有し、
この案内ハウジング1は、前方ハウジング部分2と、後
方ハウジング部分3と、この後方ハウジング部分3を閉
鎖するキャップ4とにより構成する。前方のハウジング
部分2内には銃身部5を移動自在に配置し、この銃身部
5の前方にはピン案内6を設ける。銃身部5及びピン案
内6内には駆動ピストン7を収容する。駆動ピストン7
の案内として作用する銃身孔5aは後方の薬筒収容部5
bに連通する。銃身部5及びピン案内6の移動行程の制
限は止めねじ8により行い、この止めねじ8は銃身部5
の肩部5cに掛合する。銃身部5は後方のハウジング部
分3内で移動自在のタペット9によりばね11の力の下
で図1に示す停止位置に変位する。
【0016】例えば、保持ベルトにストックされている
薬筒を案内ハウジング1に供給するため、横方向に貫通
するチャンネル1aを設ける。後方ハウジング部分3に
は点火装置12を配置する。この点火装置12は点火ピ
ン13を有し、、この点火ピン13のノーズ13aを打
ち込み方向にチャンネル1a内に突入できるようにす
る。点火ピン13には横方向に伝達ピン13bを突設
し、この伝達ピン13bは点火装置12の引き絞り行程
でタペット9の伝達肩部9aの移動経路内に挿入する。
点火ピン13は点火ばね14により打ち込み方向に押圧
し、この点火ばね14はばね11と同様に後方のキャッ
プ4に支持する。
薬筒を案内ハウジング1に供給するため、横方向に貫通
するチャンネル1aを設ける。後方ハウジング部分3に
は点火装置12を配置する。この点火装置12は点火ピ
ン13を有し、、この点火ピン13のノーズ13aを打
ち込み方向にチャンネル1a内に突入できるようにす
る。点火ピン13には横方向に伝達ピン13bを突設
し、この伝達ピン13bは点火装置12の引き絞り行程
でタペット9の伝達肩部9aの移動経路内に挿入する。
点火ピン13は点火ばね14により打ち込み方向に押圧
し、この点火ばね14はばね11と同様に後方のキャッ
プ4に支持する。
【0017】案内ハウジング1には、ほぼ側方に突出す
るグリップ部15を設け、このグリップ部15を銃身軸
線に平行に移動自在にする。グリップ部15にトリガ1
6を配置する。後方のハウジング部分3の支持部3aと
グリップ部15に配置したおけ部15aとの間に緩衝装
置17を嵌め込む。この緩衝装置17はシリンダ18に
より構成し、このシリンダ内の後方領域に分離ピストン
19を配置する。分離ピストン19の前方のシリンダ容
積部に液状媒体21、特に、オイルを充填する。分離ピ
ストンの後方は予圧したガスクッション22とする。ガ
ス圧は分離ピストン19を介して流体媒体21に伝達さ
れる。液状媒体21を含むシリンダ空間内にピストン2
3を配置し、このピストン23のシャフト23aをシリ
ンダ18から突出させ、ハウジング部分2に支持する。
ピストン23は、静止状態にある液状媒体の制御のため
に前方のシリンダ空間25と後方のシリンダ空間26と
に区分し、この後方シリンダ空間は分離ピストン19及
び予圧したガスクッションの空間に隣接する。
るグリップ部15を設け、このグリップ部15を銃身軸
線に平行に移動自在にする。グリップ部15にトリガ1
6を配置する。後方のハウジング部分3の支持部3aと
グリップ部15に配置したおけ部15aとの間に緩衝装
置17を嵌め込む。この緩衝装置17はシリンダ18に
より構成し、このシリンダ内の後方領域に分離ピストン
19を配置する。分離ピストン19の前方のシリンダ容
積部に液状媒体21、特に、オイルを充填する。分離ピ
ストンの後方は予圧したガスクッション22とする。ガ
ス圧は分離ピストン19を介して流体媒体21に伝達さ
れる。液状媒体21を含むシリンダ空間内にピストン2
3を配置し、このピストン23のシャフト23aをシリ
ンダ18から突出させ、ハウジング部分2に支持する。
ピストン23は、静止状態にある液状媒体の制御のため
に前方のシリンダ空間25と後方のシリンダ空間26と
に区分し、この後方シリンダ空間は分離ピストン19及
び予圧したガスクッションの空間に隣接する。
【0018】ガスクッション22の圧力の下に静止して
いる液状媒体21はピストン23のシリンダ18内に存
在する部分に全面的に加わる。ピストン23の軸線方向
の後方の表面積を、シャフト23aを横断する方向に縮
小した前方表面積よりも大きくする。この面積差は、ピ
ストン23を支持部3aとは逆方向に移動させる作用を
生ずる。このことにより、グリップ部15は案内ハウジ
ング1に対して打ち込み方向とは逆の図示の位置に保持
される。この保持位置はグリップ側のストッパ部分15
bが前方ハウジング部分2の細長い開口2aの末端部に
突き当たって止まることにより限定される。
いる液状媒体21はピストン23のシリンダ18内に存
在する部分に全面的に加わる。ピストン23の軸線方向
の後方の表面積を、シャフト23aを横断する方向に縮
小した前方表面積よりも大きくする。この面積差は、ピ
ストン23を支持部3aとは逆方向に移動させる作用を
生ずる。このことにより、グリップ部15は案内ハウジ
ング1に対して打ち込み方向とは逆の図示の位置に保持
される。この保持位置はグリップ側のストッパ部分15
bが前方ハウジング部分2の細長い開口2aの末端部に
突き当たって止まることにより限定される。
【0019】点火準備状態を示す図2の位置は、薬筒1
0及びくぎ20を装填したピン打込装置のピン案内6を
構造部分27に当接した被固定部分28に対して押し付
ける。これにより、タペット9は案内ハウジング1内の
銃身部5によってばね11の力に抗して打ち込み方向と
は逆向きに押し込まれる。タペット9は伝達肩部9aが
伝達ピン13bに掛合することによって点火ピン13を
点火ばね14の力に抗して打ち込み方向とは逆方向に一
緒に移動する。ばね力に打ち勝って点火準備状態に達す
る力は、緩衝装置17の応答力よりも小さく、これら部
分の反対方向の移動を生じない限り、上述の力はグリッ
プ部15により案内ハウジング1に伝達することができ
る。
0及びくぎ20を装填したピン打込装置のピン案内6を
構造部分27に当接した被固定部分28に対して押し付
ける。これにより、タペット9は案内ハウジング1内の
銃身部5によってばね11の力に抗して打ち込み方向と
は逆向きに押し込まれる。タペット9は伝達肩部9aが
伝達ピン13bに掛合することによって点火ピン13を
点火ばね14の力に抗して打ち込み方向とは逆方向に一
緒に移動する。ばね力に打ち勝って点火準備状態に達す
る力は、緩衝装置17の応答力よりも小さく、これら部
分の反対方向の移動を生じない限り、上述の力はグリッ
プ部15により案内ハウジング1に伝達することができ
る。
【0020】緩衝装置17は、打ち込み作業によって生
ずる反動を吸収するためのものであり、不快な又は有害
なショックが作業員に伝わらないようにする。銃身部5
の反動力は案内ハウジング1からピストン23に伝達さ
れる。既知の装置とは異なり、本発明による緩衝装置
は、圧力が加わる液状媒体21のための絞り弁のない貫
通孔24を有する。銃身部5の反動によって、ピストン
はシリンダ18内に入り込み、ピストン23の後方のシ
リンダ空間26から前方シリンダ空間25に液状媒体2
1が流動する。貫通孔24は、ピストンがシリンダ内に
入り込むことによって、貫通孔24の最小断面部を液状
媒体21が利用できるようにする。後方のシリンダ空間
26から前方のシリンダ空間25へ流れる液状媒体21
の流れの有効貫通断面Sは、貫通孔24の最小断面に対
応する。この最小断面並びに貫通孔24の数は、迅速で
緩衝するピストンの沈み込みを生ずるよう選択する。
ずる反動を吸収するためのものであり、不快な又は有害
なショックが作業員に伝わらないようにする。銃身部5
の反動力は案内ハウジング1からピストン23に伝達さ
れる。既知の装置とは異なり、本発明による緩衝装置
は、圧力が加わる液状媒体21のための絞り弁のない貫
通孔24を有する。銃身部5の反動によって、ピストン
はシリンダ18内に入り込み、ピストン23の後方のシ
リンダ空間26から前方シリンダ空間25に液状媒体2
1が流動する。貫通孔24は、ピストンがシリンダ内に
入り込むことによって、貫通孔24の最小断面部を液状
媒体21が利用できるようにする。後方のシリンダ空間
26から前方のシリンダ空間25へ流れる液状媒体21
の流れの有効貫通断面Sは、貫通孔24の最小断面に対
応する。この最小断面並びに貫通孔24の数は、迅速で
緩衝するピストンの沈み込みを生ずるよう選択する。
【0021】この後、ピストン23はガスクッション2
2の圧力によって、上述のように、図1に示す停止位置
に復帰する。ピストン23が弾発的に復帰するのを防止
するため、有効通過断面積Sは前方のシリンダ空間25
から後方のシリンダ空間26に流動する液状媒体21が
貫通孔24の最小直径よりも小さくなるよう貫通孔24
を構成する。このとき、液状媒体21によってピストン
23の復帰運動に対して抵抗が高まり、緩衝作用が向上
し、ピストン23はゆっくりと停止位置に向かって復帰
する。ピン打込装置を引き離すと、ばね11及び点火ば
ね14は他の部分を静止位置に向けて駆動する。
2の圧力によって、上述のように、図1に示す停止位置
に復帰する。ピストン23が弾発的に復帰するのを防止
するため、有効通過断面積Sは前方のシリンダ空間25
から後方のシリンダ空間26に流動する液状媒体21が
貫通孔24の最小直径よりも小さくなるよう貫通孔24
を構成する。このとき、液状媒体21によってピストン
23の復帰運動に対して抵抗が高まり、緩衝作用が向上
し、ピストン23はゆっくりと停止位置に向かって復帰
する。ピン打込装置を引き離すと、ばね11及び点火ば
ね14は他の部分を静止位置に向けて駆動する。
【0022】図3及び図4においては、特別な構成の貫
通孔24を有する本発明による緩衝装置17の動作状態
を示す。図3の緩衝装置17の断面では、ピストン23
の入り込みを矢印Eで示す。ピストンの入り込み中、液
状媒体21が後方シリンダ空間26から貫通孔24を経
て前方シリンダ空間25に流動する。貫通孔24はシリ
ンダ壁18a及びこの壁に対向するピストン側面23b
により画定される。液状媒体21は流れのラインによっ
て示す。貫通孔24のこの特別な構成により、液状媒体
はほぼ層状の流れを構成し、有効通過断面は貫通孔24
の最小断面Mに対応する。図示の実施例では、貫通孔2
4の断面を最小断面部Mから後方シリンダ空間26の方
向に向かって連続的に大きくしていく。このことは、シ
リンダ壁18aに対向するピストン側面23bである貫
通孔24の制限側面を曲面状に構成することによって達
成される。
通孔24を有する本発明による緩衝装置17の動作状態
を示す。図3の緩衝装置17の断面では、ピストン23
の入り込みを矢印Eで示す。ピストンの入り込み中、液
状媒体21が後方シリンダ空間26から貫通孔24を経
て前方シリンダ空間25に流動する。貫通孔24はシリ
ンダ壁18a及びこの壁に対向するピストン側面23b
により画定される。液状媒体21は流れのラインによっ
て示す。貫通孔24のこの特別な構成により、液状媒体
はほぼ層状の流れを構成し、有効通過断面は貫通孔24
の最小断面Mに対応する。図示の実施例では、貫通孔2
4の断面を最小断面部Mから後方シリンダ空間26の方
向に向かって連続的に大きくしていく。このことは、シ
リンダ壁18aに対向するピストン側面23bである貫
通孔24の制限側面を曲面状に構成することによって達
成される。
【0023】図4にはやはり、貫通孔24の断面におけ
る他の状態を示す。シリンダ壁18aに対向するピスト
ン側面23bは1個又はそれ以上の段差として構成する
こともできる。例えば、ピストン側面23bに3個の段
差を設けることができる。図3と同様に、ピストン23
の復帰運動を矢印Rで示す。液状媒体21は流れのライ
ンで示す。ピストン23の停止位置(図1参照)に向か
う復帰移動中、前方のシリンダ空間25から排除される
液状媒体21が貫通孔24を経て後方のシリンダ空間2
6に流動する。前方シリンダ空間25に対向する貫通孔
24の角張った端縁により渦巻きWを生じ、このことは
液状媒体21の流れの収縮を生ずる。これにより、有効
通過断面Sは貫通孔24の最小断面Mよりも小さくな
る。従って、液状媒体の復帰流は大きく絞られ、ピスト
ン23はゆっくりと停止位置に向かって復帰する。
る他の状態を示す。シリンダ壁18aに対向するピスト
ン側面23bは1個又はそれ以上の段差として構成する
こともできる。例えば、ピストン側面23bに3個の段
差を設けることができる。図3と同様に、ピストン23
の復帰運動を矢印Rで示す。液状媒体21は流れのライ
ンで示す。ピストン23の停止位置(図1参照)に向か
う復帰移動中、前方のシリンダ空間25から排除される
液状媒体21が貫通孔24を経て後方のシリンダ空間2
6に流動する。前方シリンダ空間25に対向する貫通孔
24の角張った端縁により渦巻きWを生じ、このことは
液状媒体21の流れの収縮を生ずる。これにより、有効
通過断面Sは貫通孔24の最小断面Mよりも小さくな
る。従って、液状媒体の復帰流は大きく絞られ、ピスト
ン23はゆっくりと停止位置に向かって復帰する。
【0024】図5には緩衝装置17の他の実施例を線図
的に示す。この実施例の場合、貫通孔24をシリンダ1
8の壁に設けたバイパス通路として形成する。このバイ
パス通路は2個の通口を設け、これら通口をチャンネル
24cに接続する。前方の通口24aを、ピストン23
が休止位置にあるときの前方シリンダ空間25に配置
し、後方の通口24bをピストン23の最大入り込み位
置にあるときの後方シリンダ空間26に位置するように
形成する。ピストン23の移動は双方の通過24aと2
4bとの間の範囲である。ピストンの入り込み時と休止
位置に向かうときとの緩衝装置17の異なる挙動は、通
口における異なる構成によって得られる。後方の通口2
4bは主に漏斗状に拡開させ、かつ角張った制限領域が
全くない形状にする。これとは逆に、前方の通口24a
には、渦巻きが発生する鋭利な稜線を設けてチャンネル
24cに接続し、通過する液状媒体の流れの収縮を生ず
るようにする。
的に示す。この実施例の場合、貫通孔24をシリンダ1
8の壁に設けたバイパス通路として形成する。このバイ
パス通路は2個の通口を設け、これら通口をチャンネル
24cに接続する。前方の通口24aを、ピストン23
が休止位置にあるときの前方シリンダ空間25に配置
し、後方の通口24bをピストン23の最大入り込み位
置にあるときの後方シリンダ空間26に位置するように
形成する。ピストン23の移動は双方の通過24aと2
4bとの間の範囲である。ピストンの入り込み時と休止
位置に向かうときとの緩衝装置17の異なる挙動は、通
口における異なる構成によって得られる。後方の通口2
4bは主に漏斗状に拡開させ、かつ角張った制限領域が
全くない形状にする。これとは逆に、前方の通口24a
には、渦巻きが発生する鋭利な稜線を設けてチャンネル
24cに接続し、通過する液状媒体の流れの収縮を生ず
るようにする。
【0025】図示しない他の構成簡単な緩衝装置の実施
例として、シリンダ壁に、シリンダ空間の領域と後方の
シリンダ空間の領域との間に延びる溝を形成することが
できる。これら溝はピストンと連係して作用し、このピ
ストンのシャフト側では溝をシリンダ壁に近接させ、後
方シリンダ空間の方向にピストンが移動する領域の断面
では連続的に又は断続的にシリンダ壁から低下させる。
例として、シリンダ壁に、シリンダ空間の領域と後方の
シリンダ空間の領域との間に延びる溝を形成することが
できる。これら溝はピストンと連係して作用し、このピ
ストンのシャフト側では溝をシリンダ壁に近接させ、後
方シリンダ空間の方向にピストンが移動する領域の断面
では連続的に又は断続的にシリンダ壁から低下させる。
【0026】
【発明の効果】本発明による爆発力作動打込装置は、装
置の総打ち込み時間にわたり、打ち込み作業で発生する
反動に対して緩衝作用をそれほど低下させることがな
い。ピストンのシリンダ内への入り込み後のピストンの
弾発的な跳ね返りは、高い信頼性で回避できる。この打
込装置は、作業員に快適な作業を与えまたほとんど衝撃
を与えない。更に、本発明装置は取り扱い易い構造であ
る。
置の総打ち込み時間にわたり、打ち込み作業で発生する
反動に対して緩衝作用をそれほど低下させることがな
い。ピストンのシリンダ内への入り込み後のピストンの
弾発的な跳ね返りは、高い信頼性で回避できる。この打
込装置は、作業員に快適な作業を与えまたほとんど衝撃
を与えない。更に、本発明装置は取り扱い易い構造であ
る。
【図1】本発明によるピン打込装置の休止位置の状態を
示す一部断面とする側面図である。
示す一部断面とする側面図である。
【図2】図1の装置を点火準備位置にある状態を示す一
部断面とする側面図である。
部断面とする側面図である。
【図3】本発明によるピン打込装置の緩衝装置の第1実
施例のピストンがシリンダ内に入り込むときの動作を示
す線図的説明図である。
施例のピストンがシリンダ内に入り込むときの動作を示
す線図的説明図である。
【図4】本発明によるピン打込装置の緩衝装置の第1実
施例のピストンが復帰するときの動作を示す線図的説明
図である。
施例のピストンが復帰するときの動作を示す線図的説明
図である。
【図5】本発明によるピン打込装置の緩衝装置の第2実
施例の線図的説明図である。
施例の線図的説明図である。
1 案内ハウジング 2 前方ハウジング部分 3 後方ハウジング部分 4 キャップ 5 銃身部 6 ピン案内 7 駆動ピストン 8 止めねじ 9 タペット 10 薬筒 11 ばね 12 点火装置 13 点火ピン 14 点火ばね 15 グリップ部 16 トリガ 17 緩衝装置 18 シリンダ 19 分離ピストン 20 くぎ 21 液状媒体 22 ガスクッション 23 ピストン 24 貫通孔 25 前方のシリンダ空間 26 後方のシリンダ空間 27 構造部分 28 被固定部分
Claims (6)
- 【請求項1】 液圧−空気圧作動の緩衝装置と、駆動ピ
ストン案内(5,6)よりなる部分及びグリップ部(1
5)よりなる部分を有する案内ハウジング(1)とを具
え、前記グリップ部(15)を案内ハウジング(1)に
対して前記液圧−空気圧作動緩衝装置の力に抗して打ち
込み方向に移動自在にし、更に、前記グリップ部分(1
5)を、ガス圧を受ける液状媒体(21)を含むシリン
ダ(18)の収容部として構成し、また前記グリップ部
分(15)を、液状媒体(21)の流れの抵抗に抗して
シリンダ(18)内で移動自在のピストン(23)と連
係動作する部分として構成し、前記ピストン(23)に
より前記シリンダ(18)を前方シリンダ空間(25)
と後方シリンダ空間(26)とに区分する構成とした爆
発力作動ピン打込装置において、前記緩衝装置(17)
を可動のバルブ部分のない構成にし、また前記ピストン
(23)の移動行程中に圧力が加わる液状媒体(21)
のための少なくとも1個の貫通孔(24)を設け、この
貫通孔(24)には最小断面部(M)を設け、前記ピス
トン(23)がシリンダ内に入り込むことによって打ち
込み方向に前方のシリンダ空間(25)内に流れ込む前
記液状媒体(21)に対して貫通孔(24)の最小断面
部(M)に対応する有効通過断面(S)を生じ、前記ピ
ストン(23)が元の位置に復帰するとき、打ち込み方
向とは逆に後方のシリンダ空間(26)に流れ込む液状
媒体(21)の貫通孔(24)の領域における有効通過
断面(S)は最小断面部(M)よりも小さくなる構成と
したことを特徴とする爆発力作動ピン打込装置。 - 【請求項2】 前記貫通孔(24)の最小断面部(M)
の領域には鋭利な稜線部を設け、前記貫通孔(24)は
前記ピストン(23)の入り込みの際に液状媒体の流れ
の方向に拡開する構成とした請求項1記載の爆発力作動
ピン打込装置。 - 【請求項3】 前記貫通孔(24)の断面は、ほぼ連続
的又は断続的に拡開する構成とし、前記貫通孔(24)
の少なくとも絞り側面(23b)は湾曲形状にし、又は
1個若しくはそれ以上の段差を形成した請求項2記載の
爆発力作動ピン打込装置。 - 【請求項4】 1個又はそれ以上の貫通孔(24)をピ
ストン(23)に設けるか、又はピストンの周囲に設け
た請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の爆発力
作動ピン打込装置。 - 【請求項5】 前記貫通孔(24)を前記ピストン(2
3)とシリンダ壁(18a)との間で案内経路を遮るス
リットとして構成し、前方シリンダ空間(25)に対向
するピストン側面を前記シリンダ壁(18a)に対して
ほぼ垂直にしかつ最大直径を有する形状にし、ピストン
(23)の直径を後方シリンダ空間(26)に向かって
連続的又は断続的に小さくした請求項4記載の爆発力作
動ピン打込装置。 - 【請求項6】 1個又はそれ以上の貫通孔(24)をシ
リンダ壁(18a)に設けたバイパス経路(24a,2
4b,24c)として構成し、最小断面部(M)を有す
る貫通孔(24)の前方通口(24a)を前方シリンダ
空間(25)に配置し、最小断面部よりも大きい断面を
有する後方通口(24b)を後方シリンダ空間(26)
に配置し、双方の通口(24a,24b)間をピストン
(23)の移動行程とした請求項1乃至5のうちのいず
れか一項に記載の爆発力作動ピン打込装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19500320A DE19500320A1 (de) | 1995-01-07 | 1995-01-07 | Pulverkraftbetriebenes Bolzensetzgerät |
DE19500320:9 | 1995-01-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08229844A true JPH08229844A (ja) | 1996-09-10 |
JP3451157B2 JP3451157B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=7751099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00089296A Expired - Fee Related JP3451157B2 (ja) | 1995-01-07 | 1996-01-08 | 爆発力作動ピン打込装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5653370A (ja) |
EP (1) | EP0720893B1 (ja) |
JP (1) | JP3451157B2 (ja) |
KR (1) | KR100354367B1 (ja) |
AT (1) | ATE168919T1 (ja) |
AU (1) | AU699758B2 (ja) |
DE (2) | DE19500320A1 (ja) |
ES (1) | ES2119346T3 (ja) |
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DE19831053A1 (de) * | 1998-07-13 | 2000-01-20 | Hilti Ag | Pulverkraftbetriebenes Setzgerät |
US5992723A (en) * | 1998-08-04 | 1999-11-30 | Lee; Chung-Heng | Shaft-operated nailing tool |
DE19903993A1 (de) * | 1999-02-02 | 2000-08-03 | Hilti Ag | Setzgerät |
US6729356B1 (en) | 2000-04-27 | 2004-05-04 | Endovascular Technologies, Inc. | Endovascular graft for providing a seal with vasculature |
US6658288B1 (en) | 2000-05-05 | 2003-12-02 | Endovascular Technologies, Inc. | Apparatus and method for aiding thrombosis through the application of electric potential |
DE10107979B4 (de) * | 2001-02-19 | 2012-12-13 | Hilti Aktiengesellschaft | Setzgerät |
DE10251307B4 (de) * | 2002-11-04 | 2014-04-10 | Hilti Aktiengesellschaft | Brennkraftbetriebenes Setzgerät |
DE10259567A1 (de) * | 2002-12-19 | 2004-07-01 | Hilti Ag | Brennkraftbetriebenes Setzgerät |
DE102005000113B4 (de) * | 2005-09-13 | 2014-03-27 | Hilti Aktiengesellschaft | Setzgerät |
CA493745A (en) * | 2006-10-04 | 1953-06-16 | E. Glassburn William | Bridge-connected relay |
EP2886257A1 (de) * | 2013-12-18 | 2015-06-24 | HILTI Aktiengesellschaft | Eintreibgerät |
EP2886258A1 (de) * | 2013-12-18 | 2015-06-24 | HILTI Aktiengesellschaft | Eintreibgerät |
EP2886260A1 (de) * | 2013-12-19 | 2015-06-24 | HILTI Aktiengesellschaft | Eintreibgerät |
EP2923800A1 (de) * | 2014-03-28 | 2015-09-30 | HILTI Aktiengesellschaft | Pyrotechnisches Eintreibgerät |
CN111347375B (zh) * | 2020-02-17 | 2022-11-01 | 天津大学 | 一种液氮射钉枪装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR927979A (fr) * | 1946-04-26 | 1947-11-14 | Schneider & Cie | Récupérateur hydro-pneumatique ou pneumatique à puissance variable |
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US2966829A (en) * | 1957-05-02 | 1961-01-03 | Tannenbaum Joseph | Recoil mechanism |
US3646757A (en) * | 1969-09-29 | 1972-03-07 | Aerpat Ag | Lock bolt placing apparatus |
US3985061A (en) * | 1975-05-21 | 1976-10-12 | The United States Of America | Sleeve bearing for supporting reciprocating members |
DE2843727C2 (de) * | 1978-10-06 | 1986-02-06 | Gasfeder Verwaltungsgesellschaft mbh, 7336 Uhingen | Ausziehbare Haltevorrichtung für ein Werkzeug, insbesondere Montagewerkzeug |
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US4774873A (en) * | 1986-09-15 | 1988-10-04 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Sleeve recuperator |
DE3806831A1 (de) | 1988-03-03 | 1989-09-14 | Hilti Ag | Pulverkraftbetriebenes bolzensetzgeraet |
DE4032204C2 (de) * | 1990-10-11 | 1999-10-21 | Hilti Ag | Setzgerät für Befestigungselemente |
-
1995
- 1995-01-07 DE DE19500320A patent/DE19500320A1/de not_active Withdrawn
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