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JPH08228152A - A/d変換回路 - Google Patents

A/d変換回路

Info

Publication number
JPH08228152A
JPH08228152A JP3204795A JP3204795A JPH08228152A JP H08228152 A JPH08228152 A JP H08228152A JP 3204795 A JP3204795 A JP 3204795A JP 3204795 A JP3204795 A JP 3204795A JP H08228152 A JPH08228152 A JP H08228152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
digital
sampling pulse
frequency
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3204795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hashi
賢二 橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3204795A priority Critical patent/JPH08228152A/ja
Publication of JPH08228152A publication Critical patent/JPH08228152A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は映像信号のように広周波数帯域の信
号に対しても量子化誤差少なくアナログ・ディジタル変
換し得るA/D変換回路を提供することを目的とする。 【構成】 サンプリングパルス発生回路6は、入力映像
信号の最高周波数の2倍以上の周波数のサンプリングパ
ルスを発生する。重畳信号発生回路3は、サンプリング
パルスの1/2倍以下の周波数で、かつ、入力映像信号
の最高周波数よりも高い周波数で一定振幅の重畳信号を
発生し、加算回路2で入力映像信号に加算する。A/D
コンバータ4は、加算回路2の出力信号をサンプリング
パルスに基づいてディジタル信号に変換する。ディジタ
ルローパスフィルタ5は、A/Dコンバータ4の出力デ
ィジタル信号から重畳信号成分を減衰して出力端子7へ
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はA/D変換回路に係り、
特に映像信号をアナログ・ディジタル変換するA/D変
換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アナログ信号をディジタル信
号に変換するA/D変換回路は広く用いられているが、
映像信号をディジタル映像信号に変換するA/D変換回
路は、映像信号の周波数帯域が比較的広帯域であるた
め、比較的高速度が要求される。このため、映像用A/
D変換回路としては、従来全並列型のA/D変換回路知
られている。
【0003】この全並列型のA/D変換回路は、Nビッ
トの分解能を得る場合は(2N−1)ビットのコンパレ
ータと、この複数のコンパレータのそれぞれに入力映像
信号と比較させるための互いに異なる基準電圧を発生さ
せる複数の分圧抵抗と、複数のコンパレータの出力ディ
ジタル信号をNビットのバイナリコードに変換するため
のエンコーダとより構成され、入力映像信号を上記の複
数のコンパレータにより対応する基準電圧と別々に、か
つ、同時にレベル比較し、その比較結果をエンコーダを
通すことにより出力ディジタル信号を得る。この全並列
型のA/D変換回路は、高速であり、また微分的な1量
子化の精度が比較的良好であるという特長がある。
【0004】また、従来の他のA/D変換回路として
は、上位複数ビットと残りのビットの2つに分けて変換
する、所謂2ステップフラッシュ型A/D変換回路が知
られている。この従来のA/D変換回路は、上位複数ビ
ット用の複数の第1のコンパレータと、下位ビット用の
複数の第2のコンパレータと、互いに異なるレベルの参
照電圧を第1及び第2のコンパレータに入力する参照電
圧発生手段と、第1のコンパレータの出力結果に応じて
第2のコンパレータに印加する参照電圧を切り換える切
換手段と、第1及び第2のコンパレータの各出力をそれ
ぞれ所定のビット数のディジタル信号に変換するエンコ
ーダとよりなる。
【0005】この従来のA/D変換回路によれば、入力
映像信号をそれぞれ複数の第1及び第2のコンパレータ
に並列に入力し、第一ステップで上位側の第1のコンパ
レータと参照電圧とを比較し、第二ステップで上記の比
較結果に応じて下位側の第2のコンパレータへの参照電
圧を切り換えて第2のコンパレータにより入力映像信号
との比較を行う。そして、このようにして得られた第1
及び第2のコンパレータの各比較出力をそれぞれ対応し
て設けられたエンコーダにより上位複数ビットのディジ
タル信号と、下位複数ビットのディジタル信号を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のA/D変換回路のうち前者の構成のものは、10ビッ
トのディジタル映像信号を出力しようとする場合は、約
1024(=210)個のコンパレータと基準電圧発生用
の分圧抵抗とを必要とするため、回路規模が大きくなる
と共に、消費電力が大であるという問題がある。
【0007】また、上記の従来のA/D変換回路のうち
後者の構成のものは、コンパレータの数が少なく回路規
模、消費電力が少なくて済む反面、上位のディジタル信
号出力と下位のディジタル信号出力のつなぎ目での誤差
が大きいという問題がある。
【0008】例えば、上位6ビットと下位4ビットに分
けてディジタル信号出力を得る構成の場合、入力アナロ
グ信号に対する出力ディジタル信号の特性は図4に示す
ようになり、10ビット出力が”000000111
0”から”0000001111”への1量子化幅の変
化は下位4ビットの変化だけであるため良好である
が、”0000001111”から”00000100
00”への1量子化幅の変化は上位6ビットと下位4ビ
ットの両方の変化を伴うつなぎ目での変化であるために
同図にAで示すように精度が悪い(歪みが大きい)とい
う問題がある。
【0009】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
映像信号のように広周波数帯域の信号に対しても量子化
誤差少なくアナログ・ディジタル変換し得るA/D変換
回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、入力信号の最高周波数の2倍以上の周波
数のサンプリングパルスを発生するサンプリングパルス
発生回路と、サンプリングパルスの1/2倍以下の周波
数で、かつ、入力信号の最高周波数よりも高い周波数で
一定振幅の重畳信号を発生する重畳信号発生回路と、入
力信号と重畳信号とを加算する加算回路と、加算回路の
出力信号をサンプリングパルスに基づいてディジタル信
号に変換するA/Dコンバータとを有する構成としたも
のである。
【0011】
【作用】本発明では、入力信号とこれよりも高周波数の
重畳信号との加算合成信号に対してA/Dコンバータに
よりアナログ・ディジタル変換してディジタル信号を生
成するようにしているため、入力信号に対して直接アナ
ログ・ディジタル変換するよりもディジタル値(サンプ
リング値)の変化を小さくできる。
【0012】また、重畳信号はA/Dコンバータの出力
ディジタル信号から重畳信号成分を減衰するディジタル
ローパスフィルタを更に有することで低減でき、所望の
ディジタル信号を得ることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例のブロック図を示す。同図中、入
力端子1に入力されたアナログ映像信号は加算回路2に
供給され、ここで重畳信号発生回路3よりの重畳信号と
加算された後、A/Dコンバータ4に供給されてサンプ
リングパルス発生回路6よりのサンプリングパルスに基
づいてディジタル信号に変換される。
【0014】このA/Dコンバータ4は従来より公知の
所謂2ステップフラッシュ型のA/Dコンバータであ
り、前記したように、第一ステップでは入力合成信号を
上位ビット用の複数のコンパレータにおいて互いに異な
る参照電圧と比較し、その比較結果に応じて第二ステッ
プでは参照電圧を切り換えて下位ビット用の別の複数の
コンパレータに印加し、この参照電圧と上記の入力合成
信号とを比較し、以下同様の動作を繰り返す。そして、
上記の上位ビット用の複数のコンパレータから取り出さ
れた各出力を上位ビット用のエンコーダを介して上位複
数ビットのディジタル値を出力し、また、上記の下位ビ
ット用の複数のコンパレータから取り出された各出力を
下位ビット用のエンコーダを介して残りの下位複数ビッ
トのディジタル値を出力する。
【0015】ここで、サンプリングパルスの周波数は、
ナイキストのサンプリング定理より通過させようとする
入力アナログ映像信号の最高周波数の2倍以上の周波数
であり、ここでは例えば入力アナログ映像信号の色副搬
送波周波数の4倍の周波数である14.3MHzであ
る。また、上記重畳信号は、このサンプリングパルスの
周波数の1/2倍の周波数の正弦波で、振幅は1量子化
幅の5倍程度である。
【0016】このようにして、A/Dコンバータ4から
は映像信号と重畳信号との合成信号が上位ビットと下位
ビットの2つに分けてディジタル信号に変換され、全体
として量子化ビット数が例えば10ビットで取り出さ
れ、このディジタル信号はサンプリングパルス発生回路
6よりのサンプリングパルスに同期して動作しているデ
ィジタルフィルタであるローパスフィルタ5に供給され
る。このディジタルローパスフィルタ5は、遮断周波数
が重畳信号よりも低周波数で、かつ、入力アナログ映像
信号の最高周波数よりも高い周波数の例えば6MHzに
設定されているため、映像信号成分はそのまま出力端子
7へ通過出力され、重畳信号は減衰されて出力端子7へ
出力されない。
【0017】図2はA/Dコンバータ4の入力信号波形
の一例を示す。同図に示すように、例えば単調増加する
入力映像信号Iに対して上記の重畳信号発生回路3より
の重畳信号IIが加算回路2で合成され、その合成信号
がA/Dコンバータ4において上記サンプリングパルス
により図2に矢印で示すタイミングでサンプリングされ
ると、そのサンプリング点は図2に黒丸で示す位置とな
る。よって、A/Dコンバータ4の量子化誤差の大きな
入力レベルにおいても、そのレベルの前後のサンプリン
グ値が少し離れたレベルとの平均値となるので、量子化
誤差が低減する。
【0018】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図3は本発明になるA/D変換回路の他の実施例の
ブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。図3において、入
力端子1より入力された最高周波数6MHz程度のアナ
ログ映像信号は、遮断周波数が14MHzのローパスフ
ィルタ(LPF)10を介して加算回路2内の加算器2
aに供給される。
【0019】一方、サンプリングパルス発生回路12は
入力端子11よりの同期パルスに同期した28.6MH
zのサンプリングパルスを発生し、このサンプリングパ
ルスをA/Dコンバータ4及びディジタルローパスフィ
ルタ14にそれぞれ供給すると共に、重畳信号発生回路
13に供給する。
【0020】重畳信号発生回路13は入力サンプリング
パルスに同期した1/2倍の周波数の14.3MHz
で、かつ、振幅が前記したように5量子化幅程度の重畳
信号を発生して加算器2aに供給し、ここでLPF10
よりのアナログ映像信号と加算させる。
【0021】この加算器2aより取り出されたアナログ
映像信号と重畳信号との合成信号は、増幅器2bで増幅
された後、A/Dコンバータ4に供給されて28.6M
Hzのサンプリングパルスによりオーバーサンプリング
されて、例えば量子化ビット数10ビットのディジタル
信号に変換される。このディジタル信号は通過帯域が約
6MHzのディジタルローパスフィルタ14により、映
像信号成分がそのまま通過されて出力端子7へ出力さ
れ、重畳信号成分は減衰される。本実施例は、重畳信号
がサンプリングパルスに同期しているので、重畳信号の
山と谷の部分をそれぞれ正確にサンプリングでき、ま
た、オーバーサンプリングしているのでより正確で量子
化誤差の少ないディジタル信号に変換できる。
【0022】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば実施例では重畳信号減衰のための
ディジタルローパスフィルタ5、14をA/D変換回路
内に設けたが、後続するD/A変換回路内に設けられた
フィルタで重畳信号を減衰させることも可能である。ま
た、重畳信号はサンプリングパルスの周波数の1/2倍
未満の周波数で、かつ、入力信号(映像信号でなくても
よい)の最高周波数よりも高い周波数であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力信号とこれよりも高周波数の重畳信号との加算合成
信号に対してA/Dコンバータによりアナログ・ディジ
タル変換してディジタル信号を生成することにより、入
力信号に対して直接アナログ・ディジタル変換するより
もディジタル値(サンプリング値)の変化を小さくでき
るため、従来に比べて微分的な量子化誤差を低減したデ
ィジタル信号を得ることができ、よって、上位複数ビッ
トと残りのビットの2つに分けて変換する構成のA/D
コンバータを使用できるために、全並列型のA/D変換
回路に比べて回路規模を低減できると共に、消費電力も
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1のA/Dコンバータの入力波形の一例を示
す図である。
【図3】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図4】従来のA/D変換回路の変換特性の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 アナログ映像信号入力端子 2 加算回路 3、13 重畳信号発生回路 4 A/Dコンバータ 5、14 ディジタルローパスフィルタ 6、12 サンプリングパルス発生回路 7 ディジタル映像信号出力端子 11 同期パルス入力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の最高周波数の2倍以上の周波
    数のサンプリングパルスを発生するサンプリングパルス
    発生回路と、 該サンプリングパルスの1/2倍以下の周波数で、か
    つ、前記入力信号の最高周波数よりも高い周波数で一定
    振幅の重畳信号を発生する重畳信号発生回路と、 前記入力信号と前記重畳信号とを加算する加算回路と、 該加算回路の出力信号を前記サンプリングパルスに基づ
    いてディジタル信号に変換するA/Dコンバータとを有
    することを特徴とするA/D変換回路。
  2. 【請求項2】 前記A/Dコンバータは、入力信号を上
    位ビットと残りの下位ビットとの2つに分けてディジタ
    ル信号に変換する構成であることを特徴とする請求項1
    記載のA/D変換回路。
  3. 【請求項3】 A/Dコンバータの出力ディジタル信号
    から前記重畳信号成分を減衰するディジタルローパスフ
    ィルタを更に有することを特徴とする請求項1記載のA
    /D変換回路。
  4. 【請求項4】 前記重畳信号発生回路は、前記サンプリ
    ングパルスに基づいて該サンプリングパルスに同期した
    前記重畳信号を発生することを特徴とする請求項1乃至
    3のうちいずれか一項記載のA/D変換回路。
JP3204795A 1995-02-21 1995-02-21 A/d変換回路 Pending JPH08228152A (ja)

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JP3204795A JPH08228152A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 A/d変換回路

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JPH08228152A true JPH08228152A (ja) 1996-09-03

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JP3204795A Pending JPH08228152A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 A/d変換回路

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56136027A (en) * 1980-03-27 1981-10-23 Victor Co Of Japan Ltd Signal processor having quantization distortion reduced
JPS63256018A (ja) * 1987-04-13 1988-10-24 Nippon Precision Saakitsutsu Kk A/d変換装置

Patent Citations (2)

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