JPH08223885A - ディスク駆動用モータ - Google Patents
ディスク駆動用モータInfo
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- JPH08223885A JPH08223885A JP7026611A JP2661195A JPH08223885A JP H08223885 A JPH08223885 A JP H08223885A JP 7026611 A JP7026611 A JP 7026611A JP 2661195 A JP2661195 A JP 2661195A JP H08223885 A JPH08223885 A JP H08223885A
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- disk
- yoke
- stator coil
- field magnet
- magnet
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/12—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
- H02K21/24—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets axially facing the armatures, e.g. hub-type cycle dynamos
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K29/00—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
- H02K29/06—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices
- H02K29/08—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices using magnetic effect devices, e.g. Hall-plates, magneto-resistors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 漏れ磁束によるディスク記録面への悪影響
をなくし、高出力で回転駆動する。 【構成】 非磁性体からなる回転フレーム3、界磁用
磁石5、ヨーク4とによりロータを形成する。回転フレ
ーム3にディスク12を載置する。ヨーク4に開口部4
bを形成することにより、界磁用磁石5の吸着用磁束が
ディスクのクランプ用ヨーク13に有効に作用するた
め、ディスク12を確実にクランプできる。ヨーク4は
界磁用磁石5におけるディスク12側の外周面を覆い、
ディスク12方向への漏れ磁束を遮断するため、ディス
クの記録面への悪影響がなくなる。回転磁石5との間で
ステータコイル6を挟む補助ヨーク7を回転フレーム3
に取り付けて、回転の有効磁束を多くし、出力トルクを
増大する。
をなくし、高出力で回転駆動する。 【構成】 非磁性体からなる回転フレーム3、界磁用
磁石5、ヨーク4とによりロータを形成する。回転フレ
ーム3にディスク12を載置する。ヨーク4に開口部4
bを形成することにより、界磁用磁石5の吸着用磁束が
ディスクのクランプ用ヨーク13に有効に作用するた
め、ディスク12を確実にクランプできる。ヨーク4は
界磁用磁石5におけるディスク12側の外周面を覆い、
ディスク12方向への漏れ磁束を遮断するため、ディス
クの記録面への悪影響がなくなる。回転磁石5との間で
ステータコイル6を挟む補助ヨーク7を回転フレーム3
に取り付けて、回転の有効磁束を多くし、出力トルクを
増大する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録用あるいは光磁
気記録用に用いられるディスクを駆動するディスク駆動
用モータに関する。
気記録用に用いられるディスクを駆動するディスク駆動
用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は特開昭64−64165号公報に
記載された従来のディスク駆動用モータを示す。シール
ド部材21に軸受22が取り付けられ、この軸受を介し
て回転軸23がシールド部材21に回転自在に取り付け
られている。この回転軸23には非磁性体からなる回転
フレーム39が取り付けられている。この回転フレーム
39は記録媒体としてのディスク34を着脱自在に支持
するものである。このディスク34の支持はディスクの
中央部分に設けられた磁性体からなるクランプ用マグネ
ット36を磁気吸引することにより行われる。26はこ
の磁気吸引を行うため、回転フレーム39の片側の面に
周上に配置された界磁用磁石である。この界磁用磁石2
6はディスク34の磁気吸引を行うと共に、回転用磁界
を形成するものである。回転用磁界は、界磁用磁石26
と対向するように配置されたステータコイル38に電流
を入力することにより行われる。このステータコイル3
8はシールド部材21に取り付けられた回路基板29に
固着されている。28は回路基板29に実装されたホー
ル素子である。
記載された従来のディスク駆動用モータを示す。シール
ド部材21に軸受22が取り付けられ、この軸受を介し
て回転軸23がシールド部材21に回転自在に取り付け
られている。この回転軸23には非磁性体からなる回転
フレーム39が取り付けられている。この回転フレーム
39は記録媒体としてのディスク34を着脱自在に支持
するものである。このディスク34の支持はディスクの
中央部分に設けられた磁性体からなるクランプ用マグネ
ット36を磁気吸引することにより行われる。26はこ
の磁気吸引を行うため、回転フレーム39の片側の面に
周上に配置された界磁用磁石である。この界磁用磁石2
6はディスク34の磁気吸引を行うと共に、回転用磁界
を形成するものである。回転用磁界は、界磁用磁石26
と対向するように配置されたステータコイル38に電流
を入力することにより行われる。このステータコイル3
8はシールド部材21に取り付けられた回路基板29に
固着されている。28は回路基板29に実装されたホー
ル素子である。
【0003】上記構成では界磁用磁石26がディスク用
ヨーク36を磁気吸引することにより、ディスクが回転
フレーム39に装着される。この状態でステータコイル
38に電流を入力して界磁用磁石26との間に回転用磁
界を発生させることで、回転軸23と共に回転フレーム
39が一体的に回転してディスク34が回転する。
ヨーク36を磁気吸引することにより、ディスクが回転
フレーム39に装着される。この状態でステータコイル
38に電流を入力して界磁用磁石26との間に回転用磁
界を発生させることで、回転軸23と共に回転フレーム
39が一体的に回転してディスク34が回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構造のモ
ータは、ディスク34を磁気吸引する界磁用磁石26の
磁路が非磁性体からなる回転フレーム39を通過する
が、この磁路からの漏れ磁束を遮断することができな
い。このため、この漏れ磁束によりディスク34の記録
面に悪影響が生じて磁気あるいは光磁気による記録の信
頼性に欠けている。
ータは、ディスク34を磁気吸引する界磁用磁石26の
磁路が非磁性体からなる回転フレーム39を通過する
が、この磁路からの漏れ磁束を遮断することができな
い。このため、この漏れ磁束によりディスク34の記録
面に悪影響が生じて磁気あるいは光磁気による記録の信
頼性に欠けている。
【0005】従来の構造に基づいて薄型化をする場合、
界磁用磁石26にネオジマグネット等の高吸着性磁石を
用いて、界磁用磁石26を薄くすることが考えられる。
ところが、この界磁用磁石は高吸着力を有しているた
め、ディスク34のクランプ用ヨーク36に対するクラ
ンプ力が大きくなり、そのクランプの解除に大きな力を
必要とすると共に、ディスク34の装着時に大きな衝撃
が加わる問題がある。このためディスク34のクランプ
用ヨーク36の径を小さくして、クランプ力の適正化を
図る場合は、ディスク34の記録面側への漏れ磁束が多
くなり、情報記録に悪影響を及ぼす。
界磁用磁石26にネオジマグネット等の高吸着性磁石を
用いて、界磁用磁石26を薄くすることが考えられる。
ところが、この界磁用磁石は高吸着力を有しているた
め、ディスク34のクランプ用ヨーク36に対するクラ
ンプ力が大きくなり、そのクランプの解除に大きな力を
必要とすると共に、ディスク34の装着時に大きな衝撃
が加わる問題がある。このためディスク34のクランプ
用ヨーク36の径を小さくして、クランプ力の適正化を
図る場合は、ディスク34の記録面側への漏れ磁束が多
くなり、情報記録に悪影響を及ぼす。
【0006】また、従来のモータは界磁用磁石36の回
転に基づいた磁極変化の繰り返しでシールド部材21に
渦電流が発生するため、高速回転時におけるモータの効
率が大幅に劣化する問題がある。さらにステータコイル
38巻線により作製されたコイルであるため、その径を
大きくする場合には、外側にはみ出たり、その取り付け
部分が大きくなって、小型化ができない不都合を有して
いる。
転に基づいた磁極変化の繰り返しでシールド部材21に
渦電流が発生するため、高速回転時におけるモータの効
率が大幅に劣化する問題がある。さらにステータコイル
38巻線により作製されたコイルであるため、その径を
大きくする場合には、外側にはみ出たり、その取り付け
部分が大きくなって、小型化ができない不都合を有して
いる。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、請求項1の発明は、回転駆動力とディスクのク
ランプ力とを適正に確保すると共に、ディスクの記録面
への漏れ磁束を削減して、信頼性のある記録を可能と
し、さらには全体を薄型化できるディスク駆動用モータ
を提供することを目的とする。請求項2の発明は、請求
項1の発明に加えて、駆動効率の向上と、ステータコイ
ルへの反力に基づいた振動の低減とを目的とする。請求
項3の発明は、出力トルクの増大を可能とすることを目
的とする。
であり、請求項1の発明は、回転駆動力とディスクのク
ランプ力とを適正に確保すると共に、ディスクの記録面
への漏れ磁束を削減して、信頼性のある記録を可能と
し、さらには全体を薄型化できるディスク駆動用モータ
を提供することを目的とする。請求項2の発明は、請求
項1の発明に加えて、駆動効率の向上と、ステータコイ
ルへの反力に基づいた振動の低減とを目的とする。請求
項3の発明は、出力トルクの増大を可能とすることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成する請求項1の発明は、ブラケットに取り付けられる
ステータコイルと、前記ブラケットに回転可能に取り付
けられる回転軸とこの回転軸に取り付けられ回転軸と一
体的に回転するロータとを備え、前記ロータがクランプ
用ヨークを有したディスクを着脱自在に支持する非磁性
体からなる回転フレームと、ディスクのクランプ用ヨー
クに対してクランプ用の磁力を作用すると共に、前記ス
テータコイルと対向して同コイルとの間に回転用磁界を
形成するように回転フレームに配置された界磁用磁石
と、ディスクのクランプ用ヨークと対応する部分に開口
部が形成されると共に、前記界磁用磁石におけるディス
ク側の外周部分を覆う磁性体からなるヨークとにより形
成されていることを特徴とする。
成する請求項1の発明は、ブラケットに取り付けられる
ステータコイルと、前記ブラケットに回転可能に取り付
けられる回転軸とこの回転軸に取り付けられ回転軸と一
体的に回転するロータとを備え、前記ロータがクランプ
用ヨークを有したディスクを着脱自在に支持する非磁性
体からなる回転フレームと、ディスクのクランプ用ヨー
クに対してクランプ用の磁力を作用すると共に、前記ス
テータコイルと対向して同コイルとの間に回転用磁界を
形成するように回転フレームに配置された界磁用磁石
と、ディスクのクランプ用ヨークと対応する部分に開口
部が形成されると共に、前記界磁用磁石におけるディス
ク側の外周部分を覆う磁性体からなるヨークとにより形
成されていることを特徴とする。
【0009】上記構成において、ロータの界磁用磁石は
非磁性体からなる回転フレームを介して、ディスクのク
ランプ用ヨークを磁気吸引する。この磁気吸引を行う磁
気回路は回転フレームを通過するが、界磁用磁石におけ
るディスク側の外周部分を磁性体からなるヨークが覆っ
ているため、ディスクの記録面への漏れ磁束を遮断する
ことができる。このため漏れ磁束によるディスク記録面
への悪影響がなくなる。この場合、ヨークにはディスク
のクランプ用ヨークと対向する開口部が形成されている
ため、磁気吸引のための磁束がクランプ用ヨークに良好
に作用し、これにより適正なクランプ力でディスクをク
ランプすることができる。
非磁性体からなる回転フレームを介して、ディスクのク
ランプ用ヨークを磁気吸引する。この磁気吸引を行う磁
気回路は回転フレームを通過するが、界磁用磁石におけ
るディスク側の外周部分を磁性体からなるヨークが覆っ
ているため、ディスクの記録面への漏れ磁束を遮断する
ことができる。このため漏れ磁束によるディスク記録面
への悪影響がなくなる。この場合、ヨークにはディスク
のクランプ用ヨークと対向する開口部が形成されている
ため、磁気吸引のための磁束がクランプ用ヨークに良好
に作用し、これにより適正なクランプ力でディスクをク
ランプすることができる。
【0010】請求項2の発明は、上記構成における回転
フレームに、界磁用磁石との間でステータコイルを挟む
補助ヨークを取り付けたものである。これにより、回転
用の磁気回路の有効磁束が多くなり、駆動の効率が向上
する。また、補助ヨークは界磁用磁石と一体的に回転す
るため、回転による磁極の変化がない。このため渦電流
が発生せず、効率がさらに向上する。
フレームに、界磁用磁石との間でステータコイルを挟む
補助ヨークを取り付けたものである。これにより、回転
用の磁気回路の有効磁束が多くなり、駆動の効率が向上
する。また、補助ヨークは界磁用磁石と一体的に回転す
るため、回転による磁極の変化がない。このため渦電流
が発生せず、効率がさらに向上する。
【0011】請求項3の発明は、ステータコイルとして
平板状のシートコイルを用い、このシートコイルの一部
または全体をロータの界磁用磁石の外径よりも大きくし
たものである。ステータコイルを平板状のシートコイル
で作製することにより、厚みが薄くなると共に、ブラケ
ットへの固定が簡単となる。また、界磁用磁石より大き
くし、軸方向の直線部を長くすることにより、回転トル
クを大きくすることができる。
平板状のシートコイルを用い、このシートコイルの一部
または全体をロータの界磁用磁石の外径よりも大きくし
たものである。ステータコイルを平板状のシートコイル
で作製することにより、厚みが薄くなると共に、ブラケ
ットへの固定が簡単となる。また、界磁用磁石より大き
くし、軸方向の直線部を長くすることにより、回転トル
クを大きくすることができる。
【0012】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示す。こ
のディスク駆動用モータはブラケット1に取り付けられ
たステータコイル6と、ボールベアリング等の軸受9,
10を介してブラケット1に回転可能に取り付けられた
回転軸8と、この回転軸8に一体回転するように取り付
けられたロータとを備えている。ロータはその軸方向と
直交する方向に延びて回転軸8に取り付けられた回転フ
レーム3と、この回転フレーム3に配置された界磁用磁
石5と、この界磁用磁石5を部分的に覆うヨーク4とを
備えている。
のディスク駆動用モータはブラケット1に取り付けられ
たステータコイル6と、ボールベアリング等の軸受9,
10を介してブラケット1に回転可能に取り付けられた
回転軸8と、この回転軸8に一体回転するように取り付
けられたロータとを備えている。ロータはその軸方向と
直交する方向に延びて回転軸8に取り付けられた回転フ
レーム3と、この回転フレーム3に配置された界磁用磁
石5と、この界磁用磁石5を部分的に覆うヨーク4とを
備えている。
【0013】ステータコイル6は平板状のシートコイル
が使用されており、ブラケット1に凹み形成した段部1
aに一端(左端)が当接して、ブラケット1上に接着さ
れている。このようなステータコイル6の取付構造で
は、ブラケット1の上面と同一高さとすることができる
ため、薄型化が可能となる。このシートコイルからなる
ステータコイル6の下面にはホール素子11が実装され
ている。これによりホール素子11を実装するための回
路基板が不要となり、さらにその分、薄型化することが
できる。
が使用されており、ブラケット1に凹み形成した段部1
aに一端(左端)が当接して、ブラケット1上に接着さ
れている。このようなステータコイル6の取付構造で
は、ブラケット1の上面と同一高さとすることができる
ため、薄型化が可能となる。このシートコイルからなる
ステータコイル6の下面にはホール素子11が実装され
ている。これによりホール素子11を実装するための回
路基板が不要となり、さらにその分、薄型化することが
できる。
【0014】ロータの回転フレーム3は全体が非磁性体
により成形されており、その上面には情報記録媒体とし
てのディスク12が装着される。このディスク12の装
着を行うため、回転フレームの外周部分にはクランプ凸
起3aが周状に形成されており、このクランプ凸起3a
にディスク12の下面が当接する。また、このクランプ
用凸起3aの内周側部分は段状に低くなった平坦部3b
が形成されたり、この平坦部3bにディスク12のクラ
ンプ用ヨーク13が臨んでいる。
により成形されており、その上面には情報記録媒体とし
てのディスク12が装着される。このディスク12の装
着を行うため、回転フレームの外周部分にはクランプ凸
起3aが周状に形成されており、このクランプ凸起3a
にディスク12の下面が当接する。また、このクランプ
用凸起3aの内周側部分は段状に低くなった平坦部3b
が形成されたり、この平坦部3bにディスク12のクラ
ンプ用ヨーク13が臨んでいる。
【0015】ロータの界磁用磁石5は回転用フレーム3
に支持されたディスク12のクランプ用ヨーク13を磁
気吸引すると共に、ステータコイル6との間で回転駆動
用の磁界を形成する。この界磁用磁石5としては、ネオ
ジウムマグネット等の高吸着性磁石が使用され、これに
より界磁用磁石5を薄型化しても、上述した磁気吸引及
び回転駆動用の磁界発生を良好に行うことができる。
に支持されたディスク12のクランプ用ヨーク13を磁
気吸引すると共に、ステータコイル6との間で回転駆動
用の磁界を形成する。この界磁用磁石5としては、ネオ
ジウムマグネット等の高吸着性磁石が使用され、これに
より界磁用磁石5を薄型化しても、上述した磁気吸引及
び回転駆動用の磁界発生を良好に行うことができる。
【0016】ロータのヨーク4は内周部分に開口部4b
が形成されたカップ形状の磁性体により成形されてい
る。このヨーク4の開口部4bには非磁性体からなる回
転フレーム3が嵌め込まれ、同フレーム3の下面が界磁
用磁石5に接触する。かかるヨーク4は界磁用磁石5に
おけるディスク12側の外周部分を覆うように、界磁用
磁石5に固定されている。4cはこの界磁用磁石におけ
るディスク12側の外周面を覆う第1のカバー部であ
り、4aはこの第1のカバー部4cから垂下するように
連設され、界磁用磁石5の外周端を覆う第2のカバー部
である。これらの第1及び第2のカバー部4c,4aに
より界磁用磁石5からのディスク12の記録面側への漏
れ磁束を遮断することができる。
が形成されたカップ形状の磁性体により成形されてい
る。このヨーク4の開口部4bには非磁性体からなる回
転フレーム3が嵌め込まれ、同フレーム3の下面が界磁
用磁石5に接触する。かかるヨーク4は界磁用磁石5に
おけるディスク12側の外周部分を覆うように、界磁用
磁石5に固定されている。4cはこの界磁用磁石におけ
るディスク12側の外周面を覆う第1のカバー部であ
り、4aはこの第1のカバー部4cから垂下するように
連設され、界磁用磁石5の外周端を覆う第2のカバー部
である。これらの第1及び第2のカバー部4c,4aに
より界磁用磁石5からのディスク12の記録面側への漏
れ磁束を遮断することができる。
【0017】このような構造では、ディスク12のクラ
ンプ用ヨーク13を磁気吸引する界磁用磁石5の磁束
は、ヨーク4の開口部4bから非磁性体からなる回転フ
レーム3を通過してクランプ用ヨーク13に達する。こ
の場合、この磁束は肉薄となった回転フレーム3の平坦
部3bを介してクランプ用ヨーク13に達するため、良
好な吸引力でディスク12をクランプすることができ
る。またヨーク4の第1及び第2のカバー部4c,4a
が界磁用磁石5の外周部分を覆っており、界磁用磁石5
からのディスク12方向への漏れ磁束を遮断するため、
ディスク12の記録面12aへの悪影響がなく、記録を
確実に行なうことができる。
ンプ用ヨーク13を磁気吸引する界磁用磁石5の磁束
は、ヨーク4の開口部4bから非磁性体からなる回転フ
レーム3を通過してクランプ用ヨーク13に達する。こ
の場合、この磁束は肉薄となった回転フレーム3の平坦
部3bを介してクランプ用ヨーク13に達するため、良
好な吸引力でディスク12をクランプすることができ
る。またヨーク4の第1及び第2のカバー部4c,4a
が界磁用磁石5の外周部分を覆っており、界磁用磁石5
からのディスク12方向への漏れ磁束を遮断するため、
ディスク12の記録面12aへの悪影響がなく、記録を
確実に行なうことができる。
【0018】図1において、3cは回転フレーム3から
回転軸8の軸方向に延設された筒部である。この筒部は
ステータコイル6よりも下方に延びる長さを有してお
り、その下端部には磁性体からなる補助ヨーク7が固定
されている。補助ヨーク7は筒部3cから回転軸8と直
交する方向に延びており、界磁用磁石5との間でステー
タコイル6を挟んでいる。この補助ヨーク7は回転フレ
ーム3と一体的に回転する。このような補助ヨーク7を
配置することにより、ロータを回転させる回転用磁界の
有効磁束が多くなる。このため、駆動力が増大すると共
に、駆動効率が向上する。また、補助ヨーク7は界磁用
マグネット5と一体的に回転し、界磁用磁石5との相対
位置が変化しない。このため、磁極の変化がなく、渦電
流が発生しないため、モータ全体としての駆動効率がさ
らに向上する。
回転軸8の軸方向に延設された筒部である。この筒部は
ステータコイル6よりも下方に延びる長さを有してお
り、その下端部には磁性体からなる補助ヨーク7が固定
されている。補助ヨーク7は筒部3cから回転軸8と直
交する方向に延びており、界磁用磁石5との間でステー
タコイル6を挟んでいる。この補助ヨーク7は回転フレ
ーム3と一体的に回転する。このような補助ヨーク7を
配置することにより、ロータを回転させる回転用磁界の
有効磁束が多くなる。このため、駆動力が増大すると共
に、駆動効率が向上する。また、補助ヨーク7は界磁用
マグネット5と一体的に回転し、界磁用磁石5との相対
位置が変化しない。このため、磁極の変化がなく、渦電
流が発生しないため、モータ全体としての駆動効率がさ
らに向上する。
【0019】前記ステータコイル6は平板状のシートコ
イルにより作製されており、これによりホール素子11
実装用のランドを形成できる。このため、回路基板が不
要となる。図3はこのステータコイル6を示し、複数の
コイル部6aが放射状に配置されている。本実施例で
は、このステータコイル6の一部又は全体をロータの界
磁用磁石5の外径よりも大きく設定している。これによ
りロータを回転駆動する回転用磁界が大きくなるため、
モータ全体としてのトルクを大きく出力できるメリット
がある。
イルにより作製されており、これによりホール素子11
実装用のランドを形成できる。このため、回路基板が不
要となる。図3はこのステータコイル6を示し、複数の
コイル部6aが放射状に配置されている。本実施例で
は、このステータコイル6の一部又は全体をロータの界
磁用磁石5の外径よりも大きく設定している。これによ
りロータを回転駆動する回転用磁界が大きくなるため、
モータ全体としてのトルクを大きく出力できるメリット
がある。
【0020】
【発明の効果】本発明のディスク駆動用モータは、ディ
スクを磁気吸引すると共に、回転用磁界を発生する界磁
用磁石の外周部分をヨークで覆うため漏れ磁束を遮断で
き、ディスクの記録面への悪影響がなく、情報記録を良
好に行うことができる。また、ディスクの磁気吸引はヨ
ークに開口部を設け、この開口部を介して行うため、デ
ィスクを確実にクランプできる。
スクを磁気吸引すると共に、回転用磁界を発生する界磁
用磁石の外周部分をヨークで覆うため漏れ磁束を遮断で
き、ディスクの記録面への悪影響がなく、情報記録を良
好に行うことができる。また、ディスクの磁気吸引はヨ
ークに開口部を設け、この開口部を介して行うため、デ
ィスクを確実にクランプできる。
【0021】本発明では界磁用磁石との間でステータコ
イルを挟む補助ヨーク7を配置することにより、渦電流
がなくなると共に、回転駆動用の有効磁束が多くなり、
駆動効率が向上する。また、ステータコイルとして駆動
用磁石よりも径が大きく、軸方向の直線部の長いステー
タコイルを用いることにより、出力トルクが大きくな
る。
イルを挟む補助ヨーク7を配置することにより、渦電流
がなくなると共に、回転駆動用の有効磁束が多くなり、
駆動効率が向上する。また、ステータコイルとして駆動
用磁石よりも径が大きく、軸方向の直線部の長いステー
タコイルを用いることにより、出力トルクが大きくな
る。
【図1】本発明の一実施例の断面図であり、図2のA−
A線断面図。
A線断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】ステータコイルの平面図。
【図4】従来のモータの断面図。
1 ブラケット 3 回転フレーム 4 ヨーク 5 界磁用磁石 6 ステータコイル 7 補助ヨーク 8 回転軸
Claims (3)
- 【請求項1】 ブラケットに取り付けられるステータコ
イルと、 前記ブラケットに回転可能に取り付けられる回転軸とこ
の回転軸に取り付けられ回転軸と一体的に回転するロー
タとを備え、 前記ロータがクランプ用ヨークを有したディスクを着脱
自在に支持する非磁性体からなる回転フレームと、 ディスクのクランプ用ヨークに対してクランプ用の磁力
を作用すると共に、前記ステータコイルと対向して同コ
イルとの間に回転用磁界を形成するように回転フレーム
に配置された界磁用磁石と、 ディスクのクランプ用ヨークと対応する部分に開口部が
形成されると共に、前記界磁用磁石におけるディスク側
の外周部分を覆う磁性体からなるヨークとにより形成さ
れていることを特徴とするディスク駆動用モータ。 - 【請求項2】 前記ロータの回転フレームには、界磁用
磁石との間で前記ステータコイルを挟む補助ヨークが取
り付けられていることを特徴とする請求項1記載のディ
スク駆動用モータ。 - 【請求項3】 前記ステータコイルが前記ロータの界磁
用磁石の外径に対して一部または全体が大きな平板状に
形成されていることを特徴とする請求項1記載のディス
ク駆動用モータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7026611A JPH08223885A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | ディスク駆動用モータ |
US08/595,775 US5796193A (en) | 1995-02-15 | 1996-02-02 | Disk driving motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7026611A JPH08223885A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | ディスク駆動用モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08223885A true JPH08223885A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12198302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7026611A Pending JPH08223885A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | ディスク駆動用モータ |
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JP (1) | JPH08223885A (ja) |
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- 1995-02-15 JP JP7026611A patent/JPH08223885A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |