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JPH082203Y2 - 水栓器具における吐水口の取付構造 - Google Patents

水栓器具における吐水口の取付構造

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Publication number
JPH082203Y2
JPH082203Y2 JP4889591U JP4889591U JPH082203Y2 JP H082203 Y2 JPH082203 Y2 JP H082203Y2 JP 4889591 U JP4889591 U JP 4889591U JP 4889591 U JP4889591 U JP 4889591U JP H082203 Y2 JPH082203 Y2 JP H082203Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
spout
water outlet
mounting surface
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4889591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04134575U (ja
Inventor
英治 小沢
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP4889591U priority Critical patent/JPH082203Y2/ja
Publication of JPH04134575U publication Critical patent/JPH04134575U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH082203Y2 publication Critical patent/JPH082203Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は水栓器具における吐水
口の取付構造に関する。 [従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 水栓器具の一種に、図4に一例を示しているようにハン
ドル100、吐水口102を取付面104上に露出さ
せ、水,湯を通すための通水路部,弁部,湯水混合部等
を含む本体を取付面104内部に埋め込む形式のものが
ある。この場合において、吐水口102を接続金具10
6に接続すると同時に取付面104上に固定することが
行われている。
【0002】図4(B)はその具体的な構造を示してい
る。図に示しているようにここでは管状の接続金具10
6を、その外周面に形成した雄ねじにおいて取付面10
4内部に埋設したソケット部108(図4(A)参照)
にねじ込んで先端を取付面104から突出させ、そして
吐水口102の基端部をこの突出部分に嵌め合わせてい
る。
【0003】ここで接続金具106に対する吐水口10
2の嵌込量は、接続金具106に形成したフランジ11
0に対する吐水口102側の段差部112の当接によっ
て規定される。
【0004】またこの取付構造では、吐水口102にね
じ込んだねじ114が接続金具106に形成されたテー
パ面116に当接することで吐水口の抜止めが行われ、
また取付面104側と吐水口102側とに跨るように差
し込まれたピン118によって吐水口102の回転方向
の位置が規定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで水栓金具の設
置に際しては、工事の際に取付位置等に多少のばらつき
が生ずるのを避けられず、而して上記構造において取付
面104内部におけるソケット部108の埋込位置が浅
かった場合、接続金具106のフランジ110が取付面
104より浮き上がった状態となり、従って吐水口10
2下端もまた取付面104より浮き上がった状態となっ
てしまう。
【0006】またこの取付構造の場合、ピン118の差
し込みによって吐水口102の回り止めを行っているた
め、その分吐水口102の肉厚を厚くする必要があり、
このために吐水口102の外径が大きくなってしまうと
いった不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するために成されたものであり、その要旨は、先
端側が取付面上に突出する状態で設けられる接続部材の
該突出部分に対して吐水口の基端側を接続するとともに
該吐水口を該取付面上に固定する水栓器具における吐水
口の取付構造において、該接続部材の少なくとも該取付
面から突出させられる部分を円筒形状に形成して外周面
に雄ねじを設けるとともに、半径方向外向きに突出する
フランジを備えたナットを該雄ねじに螺合し、該フラン
ジが前記取付面より予め定められた高さとなる位置にお
いて該ナットを該接続部材に回転不能に固定する一方、
前記吐水口基端側の凹所内に該ナットを入り込ませるよ
うに該吐水口を前記接続部材に外嵌した上、該吐水口の
管壁を貫通するように設けた係合突起の先端部を該フラ
ンジの下面に当接させて吐水口基端の軸方向の位置の規
定及び抜け止めをなす一方、該ナットと該吐水口とに跨
って回転阻止手段を設け、該回転阻止手段により該吐水
口の回転角度位置を規定するように成したことにある。
【0008】[作用及び考案の効果] 以上のように本考案においては、接続部材外周面の雄ね
じに螺合したナットのフランジと、吐水口の管壁を貫通
するように設けた係合突起との係合により吐水口の抜止
め、即ち吐水口基端の軸方向位置を規定している。
【0009】本考案の取付構造においては、工事のばら
つきによって例えば水栓本体が取付面内部の標準の埋込
位置よりも深く、或いは逆に浅く埋め込まれた場合にお
いても、接続部材外周面の雄ねじに対する上記ナットの
ねじ込量を調節することによって、かかるナットのフラ
ンジを取付面より常に一定の高さに位置させることがで
きる。
【0010】従って吐水口基端面を取付面から浮き上が
らせることなく、ナットのフランジと係合突起との係合
によって吐水口を取付面上にしっかりと固定することが
できる。
【0011】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は基端が取付面11に当接
する状態で取り付けられる吐水口で、その基端側に厚肉
部12が形成され、この厚肉部12の内側に通水路を兼
ねた凹所14が形成されている。
【0012】16は取付面11の内部に埋設されるソケ
ット金具であって、弁部を経て流出した水又は湯を通す
通水管の管端部をねじ込み固定するための雌ねじ穴18
を側面に有している。また上面には雌ねじ管20が設け
られており、ここに接続金具22の基端部がねじ込み固
定されている。
【0013】接続金具22は、内部に通水路24を有す
る管状の部材であって、その上端からソケット金具16
へのねじ込部位にかけて外周面に雄ねじ26が形成され
ている。
【0014】この雄ねじ26には、フランジ付六角ナッ
ト28が螺合されている。ナット28は、図2に示して
いるように上端部に半径方向外向きに突出する大径の円
環状フランジ30を有しており、また相対向する二箇所
において管壁を貫通するように雌ねじ穴32が設けら
れ、ここに止ねじ34がねじ込まれている。止ねじ34
は先端が尖った形をしており、その先端部を接続金具2
2の外周面に押し付けることでナット28を回転不能に
固定する。
【0015】前記吐水口10の基端側には大径の第二の
凹所36が形成され、ここにナット28が収容されてい
る。この第二の凹所36の周壁部には、これを貫通する
ようにして雌ねじ穴38が設けられ、ここに回転防止用
のねじ40がねじ込まれている。このねじ40は、先端
をナット28の6つの係合面42(図2(B)参照)の
何れかに当接させることによって吐水口10の回り止
め、即ちその回転方向の位置を規定する。
【0016】またこのねじ40は、先端をナット28の
フランジ30の下面に係合させることによって、吐水口
10基端部の抜止め及び軸方向位置の規定、つまり取付
面11と直角方向の位置を規定する作用を成す。
【0017】本例の取付構造の場合、吐水口10の上下
方向の取付位置はナット28の位置によって規定され
る。このナット28の位置は、ソケット金具16の埋込
深さの如何に拘らず、接続金具22に対するねじ込み量
の調節によって常に取付面11より一定の高さとするこ
とが可能である。
【0018】即ち図3(A)に示しているように例えば
ソケット金具16の埋込深さlが定められた標準深さよ
りも浅い場合、ナット28のねじ込み量を多くすること
でナット28の取付面11からの高さ、厳密にはフラン
ジ30下面の取付面11からの高さhを定められた一定
の高さとすることができ、また(B)に示しているよう
にソケット金具16の埋込深さlが標準深さよりも深か
った場合、ナット28のねじ込み量を少なくすることで
同じく取付面11からの高さhを一定高さとすることが
できる。
【0019】従ってこの構造によれば、ソケット金具1
6の埋込深さに関わりなく常に所望の位置において吐水
口10を取付面11上に取り付けることができる。
【0020】尚吐水口10の取付手順は、先ずソケット
金具16の埋込深さに対応して、取付面11からの高さ
hが上記一定の高さとなるように接続金具22に対する
ナット28のねじ込み量を調節し、しかる後止ねじ34
をねじ込んでナット28を接続金具22に回転不能に固
定する。尚ナット28の固定は接着剤によって行うこと
も可能である。
【0021】ナット28を接続金具22に固定したら、
次に吐水口10を接続金具22に嵌め合わせ、基端面を
取付面11に当接させる。この後吐水口10の回転角度
位置を所定位置に合わせた状態で、ねじ40を吐水口1
0の雌ねじ穴38に強くねじ込んで先端をナット28の
係合面42に押し付け、吐水口10の回転角度位置を定
めるとともに、ねじ40の先端をナット28のフランジ
30下面に係合させて吐水口10の抜止めを成す。
【0022】本例の取付構造においては、吐水口10の
管壁にねじ込まれたねじ40とナット28の係合面42
との係合に基づいて吐水口10の回り止め、即ち回転角
度位置を規定するようにしており、従って前述したピン
の差込みによる位置固定のように吐水口10の肉厚をそ
れ程厚くする必要が無い。これにより吐水口10の外径
を小さくできる利点が得られる。
【0023】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本考案は例えばソケット金具を接
続金具の一部として一体に設けることも可能であるし、
また吐水口10に対してねじ40を二箇所においてねじ
込み、それらによって吐水口10の回り止め及び抜止め
を成すようにすることも可能である。
【0024】その他、本考案は上例以外の他の種々形態
の水栓器具に対して適用することも可能である等、その
主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき
様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である吐水口取付構造の要部
断面図である。
【図2】図1におけるナットの構成説明図である。
【図3】図1に示す取付構造の作用説明図である。
【図4】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 吐水口 11 取付面 14,36 凹所 22 接続金具 26 雄ねじ 28 ナット 30 フランジ 34 止ねじ 40 ねじ 42 係合面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側が取付面上に突出する状態で設け
    られる接続部材の該突出部分に対して吐水口の基端側を
    接続するとともに該吐水口を該取付面上に固定する水栓
    器具における吐水口の取付構造において、該接続部材の
    少なくとも該取付面から突出させられる部分を円筒形状
    に形成して外周面に雄ねじを設けるとともに、半径方向
    外向きに突出するフランジを備えたナットを該雄ねじに
    螺合し、該フランジが前記取付面より予め定められた高
    さとなる位置において該ナットを該接続部材に回転不能
    に固定する一方、前記吐水口基端側の凹所内に該ナット
    を入り込ませるように該吐水口を前記接続部材に外嵌し
    た上、該吐水口の管壁を貫通するように設けた係合突起
    の先端部を該フランジの下面に当接させて吐水口基端の
    軸方向の位置の規定及び抜け止めをなす一方、該ナット
    と該吐水口とに跨って回転阻止手段を設け、該回転阻止
    手段により該吐水口の回転角度位置を規定するように成
    したことを特徴とする水栓器具における吐水口の取付構
    造。
JP4889591U 1991-05-30 1991-05-30 水栓器具における吐水口の取付構造 Expired - Lifetime JPH082203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4889591U JPH082203Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 水栓器具における吐水口の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH04134575U JPH04134575U (ja) 1992-12-15
JPH082203Y2 true JPH082203Y2 (ja) 1996-01-24

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JP4889591U Expired - Lifetime JPH082203Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 水栓器具における吐水口の取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005336758A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Mym Corp 埋込式水栓
JP6438688B2 (ja) * 2014-06-24 2018-12-19 株式会社Lixil 吐水装置

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