JPH08217681A - 老人性痴呆症予防治療剤 - Google Patents
老人性痴呆症予防治療剤Info
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- JPH08217681A JPH08217681A JP7047778A JP4777895A JPH08217681A JP H08217681 A JPH08217681 A JP H08217681A JP 7047778 A JP7047778 A JP 7047778A JP 4777895 A JP4777895 A JP 4777895A JP H08217681 A JPH08217681 A JP H08217681A
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- JP
- Japan
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- forskolin
- senile dementia
- treating agent
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 コレウス・フォルスコリィの根の抽出物又は
フォルスコリン、或いはコレウス・フォルスコリィの根
の抽出物又はフォルスコリンと抗酸化剤とを併用したも
のを有効成分とする老人性痴呆症予防治療剤。 【効果】 神経細胞組織に対する賦活化作用が高く、抗
老化効果に優れた安全性の高い老人性痴呆症予防治療剤
により、脳の老化を効果的に防止できる。
フォルスコリン、或いはコレウス・フォルスコリィの根
の抽出物又はフォルスコリンと抗酸化剤とを併用したも
のを有効成分とする老人性痴呆症予防治療剤。 【効果】 神経細胞組織に対する賦活化作用が高く、抗
老化効果に優れた安全性の高い老人性痴呆症予防治療剤
により、脳の老化を効果的に防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脳・神経細胞に特有の
ポスト・ミオティック(post−miotic;一端
形成されると死ぬまで分裂・増殖することがない)な細
胞組織に対する賦活化作用が高く、抗老化効果に優れた
老人性痴呆症予防治療剤に関する。
ポスト・ミオティック(post−miotic;一端
形成されると死ぬまで分裂・増殖することがない)な細
胞組織に対する賦活化作用が高く、抗老化効果に優れた
老人性痴呆症予防治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】脳をは
じめとする中枢神経系の中心的役割を果たす神経細胞組
織は、他の組織と異なり、いったん形成された後、分裂
・増殖することはない。従って、脳の器質的疾患(アル
ツハイマー症、或いは老年期の痴呆症など)では年齢が
高くなるにつれて、神経細胞死が指数関数的に急激に増
加し、特にアルツハイマー症では短期間の間に記銘力・
記憶力の低下、人格障害などが生じ、進行性で治癒が困
難とされている。また、元気な人の脳の中でも神経細胞
死は加齢と共に確実に進行しており、記憶力の低下や器
質的疾患の原因となっている。したがって、神経細胞組
織を賦活化し、脳の老化を防止することは高齢化社会を
迎えるにあたって特に大きな課題となっている。
じめとする中枢神経系の中心的役割を果たす神経細胞組
織は、他の組織と異なり、いったん形成された後、分裂
・増殖することはない。従って、脳の器質的疾患(アル
ツハイマー症、或いは老年期の痴呆症など)では年齢が
高くなるにつれて、神経細胞死が指数関数的に急激に増
加し、特にアルツハイマー症では短期間の間に記銘力・
記憶力の低下、人格障害などが生じ、進行性で治癒が困
難とされている。また、元気な人の脳の中でも神経細胞
死は加齢と共に確実に進行しており、記憶力の低下や器
質的疾患の原因となっている。したがって、神経細胞組
織を賦活化し、脳の老化を防止することは高齢化社会を
迎えるにあたって特に大きな課題となっている。
【0003】これらの課題に対して、多方面から多彩な
方法によりアプローチが試みられており、なかでも、脳
の活性化には神経細胞の生存維持、突起再生促進因子に
関する研究が最も進んでいる。即ち、生体成分である神
経成長促進因子(NGF)を脳内に注入し、神経細胞の
生存延長と神経突起の伸長促進という作用を働かせよう
とするものである。また、脳内で多量に発生する活性酸
素による酸化タンパク質の蓄積の影響も重大なものであ
る。即ち、代謝の場として最も重要なタンパク質が酸化
障害を受け、代謝能が低下する結果、酸化タンパク質の
蓄積、細胞活性の低下が起こり、脳の老化が進行すると
いうものである。これに対し、α−フェニル−N−t−
ブチルニトロンの様なスピントラップ剤を投与すること
によって、老齢スナネズミ脳の酸化タンパク質蓄積を抑
制し、脳の学習能力が若齢スナネズミ並に回復すること
が確かめられている(Proc.Natl.Acad.
Sci.U.S.A.,88,3633(199
1))。
方法によりアプローチが試みられており、なかでも、脳
の活性化には神経細胞の生存維持、突起再生促進因子に
関する研究が最も進んでいる。即ち、生体成分である神
経成長促進因子(NGF)を脳内に注入し、神経細胞の
生存延長と神経突起の伸長促進という作用を働かせよう
とするものである。また、脳内で多量に発生する活性酸
素による酸化タンパク質の蓄積の影響も重大なものであ
る。即ち、代謝の場として最も重要なタンパク質が酸化
障害を受け、代謝能が低下する結果、酸化タンパク質の
蓄積、細胞活性の低下が起こり、脳の老化が進行すると
いうものである。これに対し、α−フェニル−N−t−
ブチルニトロンの様なスピントラップ剤を投与すること
によって、老齢スナネズミ脳の酸化タンパク質蓄積を抑
制し、脳の学習能力が若齢スナネズミ並に回復すること
が確かめられている(Proc.Natl.Acad.
Sci.U.S.A.,88,3633(199
1))。
【0004】しかしながら、神経細胞組織を賦活化し、
脳の老化防止作用を与える有効成分については上述の通
り種々の検討、提案等がなされているが、更に神経細胞
組織賦活化、脳の老化防止作用に優れ、かつ安全性が高
く扱いやすい有効成分の開発が望まれている。
脳の老化防止作用を与える有効成分については上述の通
り種々の検討、提案等がなされているが、更に神経細胞
組織賦活化、脳の老化防止作用に優れ、かつ安全性が高
く扱いやすい有効成分の開発が望まれている。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、神経細胞組織に対する賦活化作用が高く、抗老化効
果に優れた安全性の高い老人性痴呆症予防治療剤を提供
することを目的とする。
で、神経細胞組織に対する賦活化作用が高く、抗老化効
果に優れた安全性の高い老人性痴呆症予防治療剤を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、コレ
ウス・フォルスコリィ(Coleus forskoh
lii)の根の抽出物或いはフォルスコリンが、非分裂
・増殖細胞組織からなる線虫C.エレガンス成虫の寿命
を延ばす効果が高く、また酸化タンパク質の蓄積を抑制
する効果が高いこと、そしてこれらの効果は抗酸化剤と
併用される場合、より顕著に増強されること、従ってコ
レウス・フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリ
ン、特にはコレウス・フォルスコリィの根の抽出物又は
フォルスコリンと抗酸化剤との組み合わせが、神経細胞
組織をはじめとする非分裂・増殖細胞組織に対して優れ
た賦活化作用を有し、抗老化効果が高いことを見い出し
た。
上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、コレ
ウス・フォルスコリィ(Coleus forskoh
lii)の根の抽出物或いはフォルスコリンが、非分裂
・増殖細胞組織からなる線虫C.エレガンス成虫の寿命
を延ばす効果が高く、また酸化タンパク質の蓄積を抑制
する効果が高いこと、そしてこれらの効果は抗酸化剤と
併用される場合、より顕著に増強されること、従ってコ
レウス・フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリ
ン、特にはコレウス・フォルスコリィの根の抽出物又は
フォルスコリンと抗酸化剤との組み合わせが、神経細胞
組織をはじめとする非分裂・増殖細胞組織に対して優れ
た賦活化作用を有し、抗老化効果が高いことを見い出し
た。
【0007】即ち、C.エレガンスは老化研究に適した
モデル動物として広く知られおり、その老化プロセスは
遺伝子レベルで研究が進められ、ヒトをはじめとする哺
乳類の老化研究には欠かせないモデル系となっている
(Journal of the American
Geriatrics Society 40(9).
1992.936−945)。その平均寿命は遺伝的に
制御されて一定(20℃でおよそ20日)な上、神経細
胞組織と同じく、成熟後分裂・増殖することのないポス
ト・ミオティック(post−miotic;一端形成
されると死ぬまで分裂・増殖することがない)な状態に
至る。しかも、加齢と共に細胞内及び組織の代謝活性が
低下し、酸化タンパク質が蓄積するなど高等動物の脳と
同様のプロセスを経て死に至る。したがって、C.エレ
ガンスの寿命・酸化タンパク質蓄積量は神経細胞組織の
活性化、或いは抗老化効果の格好の指標になるといえ
る。
モデル動物として広く知られおり、その老化プロセスは
遺伝子レベルで研究が進められ、ヒトをはじめとする哺
乳類の老化研究には欠かせないモデル系となっている
(Journal of the American
Geriatrics Society 40(9).
1992.936−945)。その平均寿命は遺伝的に
制御されて一定(20℃でおよそ20日)な上、神経細
胞組織と同じく、成熟後分裂・増殖することのないポス
ト・ミオティック(post−miotic;一端形成
されると死ぬまで分裂・増殖することがない)な状態に
至る。しかも、加齢と共に細胞内及び組織の代謝活性が
低下し、酸化タンパク質が蓄積するなど高等動物の脳と
同様のプロセスを経て死に至る。したがって、C.エレ
ガンスの寿命・酸化タンパク質蓄積量は神経細胞組織の
活性化、或いは抗老化効果の格好の指標になるといえ
る。
【0008】それ故、線虫C.エレガンスを飼育する培
地にある成分を添加してC.エレガンスの寿命を延ば
し、酸化タンパク質蓄積を抑えることができた場合、こ
の成分は神経細胞組織をはじめとする非分裂・増殖細胞
組織に対する賦活化効果を有し、抗老化効果を与えるも
のと評価することができる。
地にある成分を添加してC.エレガンスの寿命を延ば
し、酸化タンパク質蓄積を抑えることができた場合、こ
の成分は神経細胞組織をはじめとする非分裂・増殖細胞
組織に対する賦活化効果を有し、抗老化効果を与えるも
のと評価することができる。
【0009】本発明者らは、このような点から、線虫
C.エレガンスにおける寿命延長効果と酸化タンパク質
蓄積抑制効果をスクリーニング指標に選定し、スクリー
ニングを重ねた結果、コレウス・フォルスコリィの根の
抽出物又はフォルスコリン、或いはコレウス・フォルス
コリィの根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸化剤とを
組み合わせたものに顕著な寿命延長効果及び酸化タンパ
ク質蓄積抑制効果があることを知見し、老人性痴呆症の
安全な予防剤として顕著な効果を発揮できることを見い
出し、本発明を完成するに至ったものである。
C.エレガンスにおける寿命延長効果と酸化タンパク質
蓄積抑制効果をスクリーニング指標に選定し、スクリー
ニングを重ねた結果、コレウス・フォルスコリィの根の
抽出物又はフォルスコリン、或いはコレウス・フォルス
コリィの根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸化剤とを
組み合わせたものに顕著な寿命延長効果及び酸化タンパ
ク質蓄積抑制効果があることを知見し、老人性痴呆症の
安全な予防剤として顕著な効果を発揮できることを見い
出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0010】なお、従来から、コレウス・フォルスコリ
ィの根の抽出物或いはフォルスコリンが皮膚外用剤や毛
髪用組成物或いはダイエット食品の有効成分として用い
られることは公知である(特開昭63−304978
号、同64−79107号、特開平3−188024
号、同1−216912号、同6−133731号、特
表平5−501108号公報等)が、コレウス・フォル
スコリィの根の抽出物又はフォルスコリン、或いはコレ
ウス・フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリン
と抗酸化剤との併用により、非分裂・増殖細胞に高い抗
老化効果及び賦活化効果を与えることは本発明者らによ
る新知見である。
ィの根の抽出物或いはフォルスコリンが皮膚外用剤や毛
髪用組成物或いはダイエット食品の有効成分として用い
られることは公知である(特開昭63−304978
号、同64−79107号、特開平3−188024
号、同1−216912号、同6−133731号、特
表平5−501108号公報等)が、コレウス・フォル
スコリィの根の抽出物又はフォルスコリン、或いはコレ
ウス・フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリン
と抗酸化剤との併用により、非分裂・増殖細胞に高い抗
老化効果及び賦活化効果を与えることは本発明者らによ
る新知見である。
【0011】従って、本発明は、コレウス・フォルスコ
リィの根の抽出物又はフォルスコリン、及びコレウス・
フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸
化剤とを併用したものを有効成分とする老人性痴呆症予
防治療剤を提供する。
リィの根の抽出物又はフォルスコリン、及びコレウス・
フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸
化剤とを併用したものを有効成分とする老人性痴呆症予
防治療剤を提供する。
【0012】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明に用いられるコレウス・フォルスコリィ(C
oleus forskohlii)とは、シソ科に属
し、インド、アラブ、アフリカ、ブラジル等の地域に自
生する。その根は古くから民間薬として用いられてお
り、心臓、呼吸器系の疾患あるいは腹痛などにも効くと
されている。また、インドではこれをつけ物として食し
ており、コレウス・フォルスコリィは人体に対して安全
性の高いものである。本発明で用いるコレウス・フォル
スコリィとしては、これらの地域で栽培・自生するもの
を用いることができるが、特に制限されず、例えば日本
で栽培されたコレウス・フォルスコリィは、成分的にも
有効性の面でも上記地域から入手したものと何等変わり
はなく、従って、これらのものも有効に用いることがで
きる。また、マイクロチューバー、不定芽、不定根、毛
状根、カルスなど組織培養手法によって得られる器官も
用いることが可能である。
と、本発明に用いられるコレウス・フォルスコリィ(C
oleus forskohlii)とは、シソ科に属
し、インド、アラブ、アフリカ、ブラジル等の地域に自
生する。その根は古くから民間薬として用いられてお
り、心臓、呼吸器系の疾患あるいは腹痛などにも効くと
されている。また、インドではこれをつけ物として食し
ており、コレウス・フォルスコリィは人体に対して安全
性の高いものである。本発明で用いるコレウス・フォル
スコリィとしては、これらの地域で栽培・自生するもの
を用いることができるが、特に制限されず、例えば日本
で栽培されたコレウス・フォルスコリィは、成分的にも
有効性の面でも上記地域から入手したものと何等変わり
はなく、従って、これらのものも有効に用いることがで
きる。また、マイクロチューバー、不定芽、不定根、毛
状根、カルスなど組織培養手法によって得られる器官も
用いることが可能である。
【0013】本発明に適用されるコレウス・フォルスコ
リィの根抽出物を得る方法には、特に制限はなく、通常
の抽出法が採用され、水、親水性溶剤、含水親水性有機
溶剤、及びその他の有機溶剤を使用して抽出される。
リィの根抽出物を得る方法には、特に制限はなく、通常
の抽出法が採用され、水、親水性溶剤、含水親水性有機
溶剤、及びその他の有機溶剤を使用して抽出される。
【0014】この場合、このような有機溶剤として具体
的には、含水エタノール、含水メタノール、ヘキサン、
クロロホルム、シクロヘキサン、ベンゼン、プロピレン
グリコール、ジクロロメタン、エタノール、メタノー
ル、アセトン、酢酸エチル等が挙げられ、これらの1種
を単独で又は2種以上を併用して用いることができる
が、本発明においては中でもメタノール、エタノール、
アセトン、ジクロロメタンが好適に用いられる。
的には、含水エタノール、含水メタノール、ヘキサン、
クロロホルム、シクロヘキサン、ベンゼン、プロピレン
グリコール、ジクロロメタン、エタノール、メタノー
ル、アセトン、酢酸エチル等が挙げられ、これらの1種
を単独で又は2種以上を併用して用いることができる
が、本発明においては中でもメタノール、エタノール、
アセトン、ジクロロメタンが好適に用いられる。
【0015】本発明においては公知の方法で抽出された
コレウス・フォルスコリィの根抽出物を用いることがで
きる。また、フォルスコリンはコレウス・フォルスコリ
ィの根中から見い出される既知の化合物であり、この物
質を含む根抽出エキスを得る方法としては、次の方法が
好適である。即ち、コレウス・フォルスコリィの根を乾
燥させたものをメタノールかエタノールを用いて冷浸し
て抽出液を得、これを濃縮して抽出エキスを得る方法で
ある。なお、この方法は、本発明のフォルスコリンを含
むコレウス・フォルスコリィの根抽出エキスを得るため
の方法としての一態様を示すものであり、本発明にかか
る製造過程において、抽出に用いる溶剤ならびにその使
用順序は特に制限されることなく、任意に選択し得るも
のである。
コレウス・フォルスコリィの根抽出物を用いることがで
きる。また、フォルスコリンはコレウス・フォルスコリ
ィの根中から見い出される既知の化合物であり、この物
質を含む根抽出エキスを得る方法としては、次の方法が
好適である。即ち、コレウス・フォルスコリィの根を乾
燥させたものをメタノールかエタノールを用いて冷浸し
て抽出液を得、これを濃縮して抽出エキスを得る方法で
ある。なお、この方法は、本発明のフォルスコリンを含
むコレウス・フォルスコリィの根抽出エキスを得るため
の方法としての一態様を示すものであり、本発明にかか
る製造過程において、抽出に用いる溶剤ならびにその使
用順序は特に制限されることなく、任意に選択し得るも
のである。
【0016】本発明において、上記コレウス・フォルス
コリィの根抽出物としては、その抽出溶媒が水、エタノ
ール、水−エタノール等の非毒性のものである場合は抽
出液をそのまま用いてもよく、或いは希釈液として用い
ることができる。また、濃縮エキスとしてもよく、凍結
乾燥などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調整
してもよい。必要に応じては、エキス中のフォルスコリ
ン含量を高めるために精製工程を加えてもよく、最終抽
出物がフォルスコリンでもよい。
コリィの根抽出物としては、その抽出溶媒が水、エタノ
ール、水−エタノール等の非毒性のものである場合は抽
出液をそのまま用いてもよく、或いは希釈液として用い
ることができる。また、濃縮エキスとしてもよく、凍結
乾燥などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調整
してもよい。必要に応じては、エキス中のフォルスコリ
ン含量を高めるために精製工程を加えてもよく、最終抽
出物がフォルスコリンでもよい。
【0017】一方、本発明で使用する抗酸化剤は、特に
制限されるものではなく、抗酸化作用を有するものであ
れば使用可能である。例えば、ビタミンA、ビタミン
B、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ、トコト
リエノール、フラボノイド、タンニン、エラグ酸、ポリ
フェノール類、ラジカル阻止剤、ヒドロペルオキシド分
解剤、金属キレート剤、活性酸素除去剤、これらの誘導
体などが挙げられるが、特に安全性、抗酸化力などの点
からトコトリエノールが好適である。ここで、トコトリ
エノールとは、植物油中から見い出される脂溶性ビタミ
ンで、ビタミンE誘導体の一群をなすものである。な
お、上記抗酸化剤の1種又は2種以上を併用することも
可能である。上記抗酸化剤のコレウス・フォルスコリィ
の根抽出物又はフォルスコリンに対する併用割合は適宜
選定されるが、フォルスコリン1重量部に対し0.01
〜100重量部、特に0.1重量部〜50重量部とする
ことが好ましい。抗酸化剤が0.01重量部より少ない
と抗酸化剤配合の効果がほとんど得られず、100重量
部より多くても必要以上の効果は上がらない。
制限されるものではなく、抗酸化作用を有するものであ
れば使用可能である。例えば、ビタミンA、ビタミン
B、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ、トコト
リエノール、フラボノイド、タンニン、エラグ酸、ポリ
フェノール類、ラジカル阻止剤、ヒドロペルオキシド分
解剤、金属キレート剤、活性酸素除去剤、これらの誘導
体などが挙げられるが、特に安全性、抗酸化力などの点
からトコトリエノールが好適である。ここで、トコトリ
エノールとは、植物油中から見い出される脂溶性ビタミ
ンで、ビタミンE誘導体の一群をなすものである。な
お、上記抗酸化剤の1種又は2種以上を併用することも
可能である。上記抗酸化剤のコレウス・フォルスコリィ
の根抽出物又はフォルスコリンに対する併用割合は適宜
選定されるが、フォルスコリン1重量部に対し0.01
〜100重量部、特に0.1重量部〜50重量部とする
ことが好ましい。抗酸化剤が0.01重量部より少ない
と抗酸化剤配合の効果がほとんど得られず、100重量
部より多くても必要以上の効果は上がらない。
【0018】本発明の老人性痴呆症予防治療剤は、コレ
ウス・フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリ
ン、或いはコレウス・フォルスコリィの根の抽出物又は
フォルスコリンと抗酸化剤の必須成分の他に現行の抗老
化作用を有する薬剤など通常の医薬品、医薬部外品等に
用いられている薬剤および製剤上許容し得る基剤との混
合物として使用に供することができる。この場合、剤型
としては、錠剤、カプセル剤、散剤、内服液、細粒剤、
顆粒剤等の形態とすることができ、本発明の老人性痴呆
症予防治療剤が配合される組成物の形態は特に制限され
るものではない。また、本発明の老人性痴呆症予防治療
剤が配合される組成物を構成する成分としても、その組
成物の種類、使用目的、形態などに応じた公知の成分を
使用し得、その配合量も常用量とすることができる。
ウス・フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリ
ン、或いはコレウス・フォルスコリィの根の抽出物又は
フォルスコリンと抗酸化剤の必須成分の他に現行の抗老
化作用を有する薬剤など通常の医薬品、医薬部外品等に
用いられている薬剤および製剤上許容し得る基剤との混
合物として使用に供することができる。この場合、剤型
としては、錠剤、カプセル剤、散剤、内服液、細粒剤、
顆粒剤等の形態とすることができ、本発明の老人性痴呆
症予防治療剤が配合される組成物の形態は特に制限され
るものではない。また、本発明の老人性痴呆症予防治療
剤が配合される組成物を構成する成分としても、その組
成物の種類、使用目的、形態などに応じた公知の成分を
使用し得、その配合量も常用量とすることができる。
【0019】本発明の老人性痴呆症予防治療剤の投与量
は、成人1日当たりフォルスコリン量として1〜100
0mg、特に10〜500mgになるように投与するこ
とができる。
は、成人1日当たりフォルスコリン量として1〜100
0mg、特に10〜500mgになるように投与するこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる老
人性痴呆症予防治療剤は、コレウス・フォルスコリィの
根抽出物又はフォルスコリンを有効成分としていること
により、優れた細胞組織の賦活化作用並びに酸化タンパ
ク質蓄積抑制作用を与え、脳老化防止作用が高く、かつ
安全性が高いものである。
人性痴呆症予防治療剤は、コレウス・フォルスコリィの
根抽出物又はフォルスコリンを有効成分としていること
により、優れた細胞組織の賦活化作用並びに酸化タンパ
ク質蓄積抑制作用を与え、脳老化防止作用が高く、かつ
安全性が高いものである。
【0021】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0022】[製造例]コレウス・フォルスコリィ根抽出物の製造方法 コレウス・フォルスコリィの根2kgを20Lのエタノ
ールで3回にわたりそれぞれ3日間ずつ冷浸して抽出液
を得た。この抽出液よりエバポレーターを用いて溶媒を
留去して、1Lの濃縮エキスを得た(以下、根抽出エキ
スという)。 コレウス・フォルスコリィ精製エキスの製造方法 上で得られた濃縮エキスをカラムクロマトグラフィー
[担体:シリカゲル(ワコーゲルC−200)、移動
相:ベンゼン/酢酸エチル=90/10]にかけた。更
に、逆相系シリカゲルカラム[ODS−AQ(250×
30mm i.d.):YMC社製]を用いて高速液体
クロマトグラフィーによる分取を行った。溶媒は65%
アセトニトリル、流速は40ml/分とし、紫外部21
0nmで検出した。保持時間11分から12分の部分を
分取し、濃縮乾固して薄茶褐色の粉末4.2gを得た
(以下、精製エキスという)。
ールで3回にわたりそれぞれ3日間ずつ冷浸して抽出液
を得た。この抽出液よりエバポレーターを用いて溶媒を
留去して、1Lの濃縮エキスを得た(以下、根抽出エキ
スという)。 コレウス・フォルスコリィ精製エキスの製造方法 上で得られた濃縮エキスをカラムクロマトグラフィー
[担体:シリカゲル(ワコーゲルC−200)、移動
相:ベンゼン/酢酸エチル=90/10]にかけた。更
に、逆相系シリカゲルカラム[ODS−AQ(250×
30mm i.d.):YMC社製]を用いて高速液体
クロマトグラフィーによる分取を行った。溶媒は65%
アセトニトリル、流速は40ml/分とし、紫外部21
0nmで検出した。保持時間11分から12分の部分を
分取し、濃縮乾固して薄茶褐色の粉末4.2gを得た
(以下、精製エキスという)。
【0023】[実施例1]線虫C.エレガンスの寿命延長能評価 NG培地(nematode growth)上でエシ
ェリヒア・コリ(Escherichia coli
strain OP50)を培養し、NGM培地(ne
matode growth mediumu)とし
た。次に、このNGM培地上で、線虫C.エレガンス
(Caenorhabditis elegans v
ar. Bristol)を大量に飼育した。同一生育
ステージのC.エレガンスを得るため、大量飼育した個
体群より採卵した。即ち、水酸化ナトリウムと次亜塩素
酸ナトリウムに大量の成虫を浸漬し、成虫の体表を溶か
すことにより卵だけを得ることができた。卵はS緩衝液
(0.1MNaClを含む0.05Mリン酸緩衝液,p
H6.0)中で十分に洗浄し、20℃で18時間静置し
た。その後、孵化してきた幼虫を集め、NGM培地上で
成虫になるまで3日間飼育した。次世代幼虫の孵化遊出
を抑制する目的で5−フルオロ−2’−デオキシウリジ
ンを3日目より培地に添加した。
ェリヒア・コリ(Escherichia coli
strain OP50)を培養し、NGM培地(ne
matode growth mediumu)とし
た。次に、このNGM培地上で、線虫C.エレガンス
(Caenorhabditis elegans v
ar. Bristol)を大量に飼育した。同一生育
ステージのC.エレガンスを得るため、大量飼育した個
体群より採卵した。即ち、水酸化ナトリウムと次亜塩素
酸ナトリウムに大量の成虫を浸漬し、成虫の体表を溶か
すことにより卵だけを得ることができた。卵はS緩衝液
(0.1MNaClを含む0.05Mリン酸緩衝液,p
H6.0)中で十分に洗浄し、20℃で18時間静置し
た。その後、孵化してきた幼虫を集め、NGM培地上で
成虫になるまで3日間飼育した。次世代幼虫の孵化遊出
を抑制する目的で5−フルオロ−2’−デオキシウリジ
ンを3日目より培地に添加した。
【0024】次に、上記製造例で得られた検体、レチノ
イン酸、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)、
アスコルビン酸、α−トコフェロール、コエンザイム
Q、及びトコトリエノールの1種を極少量のエタノール
とTween80に溶解させた後、最終濃度が2mg/
mlとなるように水で調整し、10種類のサンプル(N
O.1〜10)を作成した。なお、NO.1はコントロ
ールであり、これらの成分が無添加のものである。次
に、上記各サンプルの最終濃度が25μg/mlとなる
ように、4mlのNGM培地に添加した。成虫に育った
4日目より、C.エレガンスを検体添加培地の上で飼育
し、その寿命の変動を調査した。なお、平均寿命は各検
体を投与した個体群の寿命曲線から得た。
イン酸、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)、
アスコルビン酸、α−トコフェロール、コエンザイム
Q、及びトコトリエノールの1種を極少量のエタノール
とTween80に溶解させた後、最終濃度が2mg/
mlとなるように水で調整し、10種類のサンプル(N
O.1〜10)を作成した。なお、NO.1はコントロ
ールであり、これらの成分が無添加のものである。次
に、上記各サンプルの最終濃度が25μg/mlとなる
ように、4mlのNGM培地に添加した。成虫に育った
4日目より、C.エレガンスを検体添加培地の上で飼育
し、その寿命の変動を調査した。なお、平均寿命は各検
体を投与した個体群の寿命曲線から得た。
【0025】また、フラビンアデニンジヌクレオチド
(FAD)、アスコルビン酸、α−トコフェロール、コ
エンザイムQ、トコトリエノールとフォルスコリィとを
組み合わせて6種類のサンプル(NO.11〜16)を
作成した。この場合、サンプルは、精製エキスについて
は12μg/ml、他の検体は25μg/mlとなるよ
うに、4mlのNGM培地に添加した。成虫に育った4
日目より、C.エレガンスを検体添加培地の上で飼育
し、上記と同様に寿命の変動を調査した。得られた結果
を表1に示す。
(FAD)、アスコルビン酸、α−トコフェロール、コ
エンザイムQ、トコトリエノールとフォルスコリィとを
組み合わせて6種類のサンプル(NO.11〜16)を
作成した。この場合、サンプルは、精製エキスについて
は12μg/ml、他の検体は25μg/mlとなるよ
うに、4mlのNGM培地に添加した。成虫に育った4
日目より、C.エレガンスを検体添加培地の上で飼育
し、上記と同様に寿命の変動を調査した。得られた結果
を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1の結果から明らかなように、精製エキ
スと抗酸化物質とを組み合わせることにより、寿命延長
効果は強いものとなった。その中でも特にトコトリエノ
ールとの組み合わせによる寿命延長に対する相乗効果は
顕著であり、他を遥かに凌いでいる(NO.16)。な
お、根抽出エキスを用いた場合でも全く同様な結果が得
られている。
スと抗酸化物質とを組み合わせることにより、寿命延長
効果は強いものとなった。その中でも特にトコトリエノ
ールとの組み合わせによる寿命延長に対する相乗効果は
顕著であり、他を遥かに凌いでいる(NO.16)。な
お、根抽出エキスを用いた場合でも全く同様な結果が得
られている。
【0028】[実施例2]酸化タンパク質蓄積抑制能評価 実施例1と同一の方法でC.エレガンスを大量に飼育
し、飼育開始後4日目、9日目、15日目に生きている
虫だけを約1000頭づつ回収した。回収した虫はS緩
衝液中で十分に洗浄後、酸化タンパク質量を測定するま
で−80℃で保存した。酸化タンパク質の定量はC.
N.Oliverらの方法(The Journal
of Biological Chemistry 2
62,5488−5491(1987))に準じて行っ
た。即ち、タンパク質が酸化を受けた結果タンパク分子
中に生じたカルボニル基を2,4−ジニトロフェニルヒ
ドラジンで発色させ、タンパク質1mg当たりのカルボ
ニル基の量から酸化タンパク質の蓄積量を定量するもの
である。具体的には、虫をホモジナイズ後、トリクロロ
酢酸を用いて全タンパク質を抽出し、2,4−ジニトロ
フェニルヒドラジン(10mM)と室温で1時間反応さ
せた。その後、未反応の2,4−ジニトロフェニルヒド
ラジンを酢酸エチル/エタノールで抽出し、得られたタ
ンパク質を6M塩酸グアニジンに溶解した。ここから一
部を分取し、タンパク質濃度をBCA法で定量すると同
時にタンパク質中のカルボニル基と結合している2,4
−ジニトロフェニルヒドラジンの量を分光光度計で測定
し(360nm、分子吸光係数=21mM/cm)、酸
化タンパク質量を算出した。その結果を表2に示す。
し、飼育開始後4日目、9日目、15日目に生きている
虫だけを約1000頭づつ回収した。回収した虫はS緩
衝液中で十分に洗浄後、酸化タンパク質量を測定するま
で−80℃で保存した。酸化タンパク質の定量はC.
N.Oliverらの方法(The Journal
of Biological Chemistry 2
62,5488−5491(1987))に準じて行っ
た。即ち、タンパク質が酸化を受けた結果タンパク分子
中に生じたカルボニル基を2,4−ジニトロフェニルヒ
ドラジンで発色させ、タンパク質1mg当たりのカルボ
ニル基の量から酸化タンパク質の蓄積量を定量するもの
である。具体的には、虫をホモジナイズ後、トリクロロ
酢酸を用いて全タンパク質を抽出し、2,4−ジニトロ
フェニルヒドラジン(10mM)と室温で1時間反応さ
せた。その後、未反応の2,4−ジニトロフェニルヒド
ラジンを酢酸エチル/エタノールで抽出し、得られたタ
ンパク質を6M塩酸グアニジンに溶解した。ここから一
部を分取し、タンパク質濃度をBCA法で定量すると同
時にタンパク質中のカルボニル基と結合している2,4
−ジニトロフェニルヒドラジンの量を分光光度計で測定
し(360nm、分子吸光係数=21mM/cm)、酸
化タンパク質量を算出した。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】表2の結果より、フォルスコリンとトコト
リエノール(抗酸化剤)との組み合わせは、老化した細
胞組織での酸化タンパク質の蓄積を抑制するだけでな
く、若い細胞組織においては酸化タンパク質を積極的に
分解し、代謝の賦活化を与えていることが認められる。
なお、根抽出物を用いた場合でも同様な結果が得られて
いる。
リエノール(抗酸化剤)との組み合わせは、老化した細
胞組織での酸化タンパク質の蓄積を抑制するだけでな
く、若い細胞組織においては酸化タンパク質を積極的に
分解し、代謝の賦活化を与えていることが認められる。
なお、根抽出物を用いた場合でも同様な結果が得られて
いる。
【0031】次に、本発明の老人性痴呆症予防治療剤を
含む製剤の具体的な配合例を示す。 [配合例1]:錠剤 コレウス・フォルスコリィ根抽出物 10mg/1錠 パーム油トコトリエノール 10 トウモロコシデンプン 55 カルボキシメチルセルロースナトリウム 32 硬化油 3 上記成分を常法により打錠する。
含む製剤の具体的な配合例を示す。 [配合例1]:錠剤 コレウス・フォルスコリィ根抽出物 10mg/1錠 パーム油トコトリエノール 10 トウモロコシデンプン 55 カルボキシメチルセルロースナトリウム 32 硬化油 3 上記成分を常法により打錠する。
【0032】 [配合例2]:顆粒剤 フォルスコリン 2mg/1包 パーム油トコトリエノール 10 結晶セルロース 100 ヒドロキシプロピルセルロース 20
【0033】 [配合例3]:軟カプセル剤 コレウス・フォルスコリィ根抽出物 20mg/1カプセル パーム油トコトリエノール 20 フラビンアデニンジヌクレオチド 10 サフラワー油 200 常法によりゼラチン軟カプセルに充填する。
【0034】 [配合例4]:ドリンク剤 A成分 コレウス・フォルスコリィ根抽出物 1.0% フラビンアデニンジヌクレオチド 1.0 アスコルビン酸 1.0 α−トコフェロール 1.0 B成分 D−ソルビトール 20.0 ショ糖 10.0 安息香酸ナトリウム 0.5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.4 ポリビニルピロリドン 0.2 ポリソルベート80 0.1 香料 適量 蒸留水 バランス B成分を溶解した後、A成分を加えて混合し、TSKホ
モジナイザーにより均一化し、撹拌下でガラスビンに5
0mlづつ充填した。充填後アルミキャップをし、12
1℃で20分間オートクレーブ滅菌を行い懸濁液剤を製
造した。
モジナイザーにより均一化し、撹拌下でガラスビンに5
0mlづつ充填した。充填後アルミキャップをし、12
1℃で20分間オートクレーブ滅菌を行い懸濁液剤を製
造した。
Claims (4)
- 【請求項1】 コレウス・フォルスコリィの根の抽出物
を有効成分とする老人性痴呆症予防治療剤。 - 【請求項2】 フォルスコリンを有効成分とする老人性
痴呆症予防治療剤。 - 【請求項3】 更に抗酸化剤を配合した請求項1又は2
記載の老人性痴呆症予防治療剤。 - 【請求項4】 抗酸化剤がトコトリエノールである請求
項3記載の老人性痴呆症予防治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047778A JPH08217681A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 老人性痴呆症予防治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047778A JPH08217681A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 老人性痴呆症予防治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217681A true JPH08217681A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12784840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7047778A Pending JPH08217681A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 老人性痴呆症予防治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08217681A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000078296A3 (en) * | 1999-06-17 | 2002-05-30 | Basf Ag | Tocotrienol and/or tocotrienol derivatives for the treatment or prophylaxis of glutamate- and/or calcium-induced disorders |
JP2005350391A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Noevir Co Ltd | アルツハイマー病予防・治療剤 |
DE102005044815A1 (de) * | 2005-09-20 | 2007-03-22 | Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh | Verwendung von Inhibitoren des Na+/H+ Austauschers, Subtyp 5 (NHE5) zur Gedächtnisverbesserung |
EP2391375A1 (en) * | 2009-01-29 | 2011-12-07 | Malaysian Palm Oil Board | Composition comprising oil palm phenolics for use in providing neuroprotective effects and cognitive-enhancement |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP7047778A patent/JPH08217681A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000078296A3 (en) * | 1999-06-17 | 2002-05-30 | Basf Ag | Tocotrienol and/or tocotrienol derivatives for the treatment or prophylaxis of glutamate- and/or calcium-induced disorders |
JP2005350391A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Noevir Co Ltd | アルツハイマー病予防・治療剤 |
JP4698167B2 (ja) * | 2004-06-10 | 2011-06-08 | 株式会社ノエビア | アルツハイマー病予防・治療剤 |
DE102005044815A1 (de) * | 2005-09-20 | 2007-03-22 | Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh | Verwendung von Inhibitoren des Na+/H+ Austauschers, Subtyp 5 (NHE5) zur Gedächtnisverbesserung |
EP2391375A1 (en) * | 2009-01-29 | 2011-12-07 | Malaysian Palm Oil Board | Composition comprising oil palm phenolics for use in providing neuroprotective effects and cognitive-enhancement |
EP2391375A4 (en) * | 2009-01-29 | 2014-01-29 | Malaysian Palm Oil Board | COMPOSITION OF OIL-PALM MT PHENOLES FOR NEUROPROTECTIVE EFFECT AND IMPROVEMENT OF COGNITIVE SKILLS |
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