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JPH0821382A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

Info

Publication number
JPH0821382A
JPH0821382A JP6156298A JP15629894A JPH0821382A JP H0821382 A JPH0821382 A JP H0821382A JP 6156298 A JP6156298 A JP 6156298A JP 15629894 A JP15629894 A JP 15629894A JP H0821382 A JPH0821382 A JP H0821382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
low
chamber
differential pressure
scroll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6156298A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroya Takada
浩哉 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP6156298A priority Critical patent/JPH0821382A/ja
Publication of JPH0821382A publication Critical patent/JPH0821382A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高差圧時押付け力が過大になったり、低差圧
時に押付け力が不足したりするのをなくし、押付け力の
過不足による効率低下を回避し、スラスト面の損傷を防
止する。 【構成】 軸受ハウジング3と可動スクロール5の鏡板
5bとの間に複数のシールリング21,22を設け、内
側シールリング21の径方向中心側に高圧室23を、外
側シールリング22の径方向外側に低圧室24を設け、
前記シールリング21,22の間に制御室25を設け
て、この制御室25を低圧室と高圧室との一方に切換え
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機、詳し
くは主として冷凍装置に用いるスクロール圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、固定スクロールと可動スクロール
とを備えたスクロール圧縮機において、前記可動スクロ
ールの鏡板背面をシールリングで区画し、その径方向中
心側を高圧室として高圧圧力を作用させ、前記可動スク
ロールを固定スクロールに押しつけるようにしたもの
が、特公平3−36160号公報に示されているように
知られている。
【0003】このスクロール圧縮機は図6に示したよう
に、密閉ケーシングCに、モ−タMの駆動軸Dを支持す
る軸受ハウジングHを設け、この軸受ハウジングHの反
モ−タ側に、固定スクロールFSと可動スクロールOS
とを噛合わせた圧縮要素Eを配置すると共に、前記軸受
ハウジングHと可動スクロールOSの鏡板Fとの間に、
オルダムリングを兼用したシールリングSを介装して前
記鏡板Fの背面側における径方向中心側に、前記ケーシ
ングCの高圧空間A、即ち、吐出ガス作用空間と連通す
る高圧室HRを設け、径方向外側に、前記ケーシングC
の低圧空間B、即ち吸入ガス作用空間と連通する低圧室
LRを設け、前記高圧室HRに作用させる高圧圧力と、
前記低圧室LRに作用させる低圧圧力との差圧により、
前記可動スクロールOSを固定スクロールFSに押付け
渦巻体と鏡板とのシールを図るようにしたもので、前記
鏡板Fの全面に高圧圧力を作用させて押付けるようにし
たものに比較してその押付け力(スラスト力)を低減
し、押付け力が過大になることによる摩損やモ−タの軸
動力損失が大きくなるのを防止したものである。尚、図
6においてGは吸入ガス管、Jは吐出ガス管である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上の構成に
おいて、前記高圧室HRでの受圧面積は前記シールリン
グSの内径により決まり、このため、この受圧面積を高
圧圧力と低圧圧力との差圧が最低となる最低差圧時にお
いて、前記可動スクロールOSが固定スクロールFSに
押し付けられるように設定すると、高差圧域においては
押し付け力が過大となり、モ−タの入力が大きくなって
運転効率が低下するし、場合によってはスラスト面が損
傷する問題があり、また、逆に前記受圧面積を最高差圧
時でもスラスト面圧が所定値以下になるように設定する
と、低差圧域において押付け力が不足し、このため前記
スクロールFS,OS間のシール性が低下して、圧縮効
率が低下し、場合によっては可動スクロールOSが遠心
力による半径方向の力とガス圧による力とで傾転してス
ラスト面を損傷する恐れが生ずる問題があった。
【0005】本発明の目的は、高差圧時押付け力が過大
になって運転効率が低下したり、スラスト面が損傷した
りするのを回避できながら、低差圧時、押付け力が不足
して圧縮効率が低下したりするのも同時に回避できるよ
うにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、駆動軸2を支持する軸受ハ
ウジング3と、可動スクロール5の鏡板5bとの間に、
シールリングを介装して、前記鏡板5bの径方向中心側
に、密閉ケーシング1の高圧空間9と連通する高圧室2
3を設け、径方向外側に、前記ケーシング1の低圧空間
8と連通する低圧室24を設けたスクロール圧縮機にお
いて、前記軸受ハウジング3と鏡板5bとの間に複数の
シールリング21,22を介装して、これらシールリン
グ21,22間に、制御室25を設けると共に、この制
御室25を、高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの高低
差圧ΔPが、所定差圧を越えると低圧空間8と連通して
低圧室に、また、所定差圧以下で高圧空間9と連通して
高圧室に切換える切換手段を設けたのである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記切換手
段が高低差圧ΔPで動作する差圧弁30から成り、この
差圧弁30の高圧側作用室32を、高圧空間9とスクロ
ール圧縮要素6における中間圧室との一方と連通させ、
前記差圧弁30の低圧側作用室33を、低圧空間8とス
クロール圧縮要素6における中間圧室との一方と連通さ
せ、高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの高低差圧ΔP
で切換動作し、制御室25を高圧室と低圧室との一方に
切換えるようにしたのであり、また、請求項3記載の発
明は、前記可動スクロール5の鏡板5bにシールリング
21,22を保持させたのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、前記制御室25を、
低圧室と高圧室との一方に切換えるようにしたから、高
圧圧力で作用する前記高圧室23の受圧面積を可変にで
き、即ち、高低差圧が大きい領域では前記受圧面積を減
少させ、高低差圧が小さい領域では前記受圧面積を増大
させることができるのである。
【0009】従って、高差圧領域において前記可動スク
ロール5を固定スクロール4に押し付ける押付け力(ス
ラスト力)が過大になるのを回避できるし、低差圧領域
において前記押付け力が不足するのを回避できるのであ
る。
【0010】この結果、従来例のように、押付け力が過
大となってモ−タの入力が増大して運転効率が低下した
り、スラスト面が損傷したりすることはなくなり、ま
た、押付け力が不足してシール性が悪くなり圧縮効率が
低下したり、可動スクロール5の傾きによりスラスト面
が損傷したりするのをなくせるのであって、EERを向
上でき、信頼性を向上できるのである。
【0011】また、請求項2では、前記切換手段として
差圧弁30を用い、高低差圧の変動で自動的に前記制御
室25を低圧室と高圧室との一方に切換えるようにした
から、殊更に高低差圧を検出するための検出手段を別途
設ける必要なく、また、この検出手段による高低差圧の
信号により電気的に動作する切換弁を用いる必要もなく
し得るのである。
【0012】従って、構造簡単にできて、前記押付け力
の過不足を防止でき、安価にEER向上及び信頼性向上
を達成できるのである。
【0013】
【実施例】図3に示したスクロール圧縮機は、冷凍装置
に用いる縦形のもので、縦形の密閉ケーシング1の下部
にモ−タMを内装し、このモ−タMの上部に前記モ−タ
Mの駆動軸2を支持する軸受ハウジング3を設けると共
に、この軸受ハウジング3の反モ−タ側に固定スクロー
ル4と可動スクロール5との渦巻体4a,5aを噛合わ
せた圧縮要素6を内装する一方、前記固定スクロール4
と軸受ハウジング3との間に、吸入管7が開口する低圧
空間8を設け、また、前記固定スクロール4における鏡
板4bの中央部に吐出口4cを設けて前記密閉ケーシン
グ1の上部空間に開口させると共に、この上部空間を、
前記軸受ハウジング3とモ−タMとの中間部空間に連通
させて前記密閉ケーシング1を高圧ドームとし、その高
圧空間9における前記中間部空間に吐出管10を開口さ
せ、更に、前記駆動軸2の中心部には、下部に設ける給
油ポンプ(図示せず)と連通する給油通路11を設け、
この給油通路11を前記駆動軸2における偏心軸2aの
軸端部に開口させ、前記可動スクロール5における鏡板
5bの背面に高圧圧力と、前記ポンプにより昇圧された
圧力との高圧圧力が作用するように構成している。
【0014】尚図3において12は前記可動スクロール
5の自転を防止するためのオルダムリングであり、5c
は前記可動スクロール5における鏡板5bの背面から突
出する筒軸で、前記駆動軸2の偏心軸部2aに嵌合させ
ている。また、13,14は軸受、15は仕切板であ
る。
【0015】従って、以上の構成で前記駆動軸2が駆動
回転することにより、前記可動スクロール5が前記固定
スクロール4に対し公転駆動され、前記吸入管7から低
圧空間8を介して吸入するガス冷媒を、前記各スクロー
ル4,5の渦巻体4a,5a間に形成する圧縮室16で
圧縮し、圧縮した高圧ガス冷媒を、前記吐出口4cから
前記高圧空間9に吐出させた後、前記吐出管10から外
部に取出すことができるのである。
【0016】しかして、図1に示した実施例は、以上の
ように構成するスクロール圧縮機において、前記軸受ハ
ウジング3と可動スクロール5の鏡板5bとの間に、二
つのシールリング21,22を介装し、このシールリン
グ21,22のうち内側シールリング21の径方向中心
側に、前記高圧空間9と前記給油通路11を介して連通
する高圧室23を設け、また、前記シールリング21,
22のうち外側シールリング22の径方向外側に、前記
低圧空間8と連通する低圧室24を設けると共に、前記
シールリング21,22間に制御室25を設け、更に、
この制御室25を、高圧側圧力HPと低圧側圧力LPと
の高低差圧ΔPが所定差を越える高差圧時に低圧室23
と連通して低圧室に、また、所定差圧以下で高圧室24
に連通して高圧室に切換える切換手段を設け、前記制御
室25を低圧室としたり高圧室とすることにより前記高
圧室23における前記鏡板5bの受圧面積を変更して前
記可動スクロール5を固定スクロール4に押付ける押付
け力を、差圧条件で調節できるようにしたのである。
【0017】第1実施例における前記シールリング2
1,22は、前記可動スクロール5の鏡板5bに、リン
グ溝5d,5eを設けて、例えばコイルばねや、Oリン
グなどの弾性体から成るバックアップばね26,27を
介して前記鏡板5bに保持させると共に、前記切換手段
として高低差圧ΔPで動作する差圧弁30を用いてい
る。
【0018】この差圧弁30は、3ランド形式のスプー
ル弁から成るもので前記軸受ハウジング3に設けるスプ
−ル孔に摺動可能に内装すると共に、スプ−ル31の長
さ方向一側に前記高圧室23に連通する高圧側作用室3
2を設け、また、他側に前記低圧室24に連通する低圧
側作用室33を設け、この低圧作用室33に前記スプ−
ル31を高圧側作用室側に押圧し、切換動作の高低差圧
を設定するスプリング34を設ける一方、前記スプ−ル
31に、一端側が前記高圧側作用室32に開口し、他端
側がランド間の高圧側環状室35に開口する高圧側通路
36と、一端側が前記低圧側作用室33に開口し、他端
側がランド間の低圧側環状室37に開口する低圧側通路
38とを設け、更に前記軸受ハウジング3に、一端側が
前記スプ−ル孔に開口し、他端側が前記制御室25に開
口する連通路39を設けて構成している。
【0019】従って、前記高低差圧ΔPが前記スプリン
グ34で設定する設定差圧を越える高差圧時には、前記
スプ−ル31が前記スプリング34に抗して低圧側作用
室33側に摺動し、図1に示したように前記低圧側環状
室37が前記連通路39に連通して、前記制御室25が
低圧室に切換えられるのであり、また、高低差圧ΔPが
設定差圧以下になると前記スプリング34の押圧力で前
記スプ−ル31が高圧側作用室32側に摺動し、図2に
示したように前記高圧側環状室35が前記連通路31に
連通して前記制御室25が高圧室に切換えられるのであ
る。
【0020】このように、高差圧時、前記制御室25が
低圧室に切換えられることで、前記高圧室23は前記内
側シールリング21の径方向中心側のみとなり、この結
果、前記可動スクロール5の鏡板5bにおける高圧圧力
の受圧面積が減少し、前記可動スクロール5の固定スク
ロール4への押付け力は弱められるのであり、また、低
差圧時、前記制御室25が高圧室に切換えられると、前
記高圧室23は、前記内側シールリング21の径方向中
心側と前記制御室25との合計となり、この結果、前記
可動スクロール5の前記受圧面積は増大し、前記押付力
を強められるのである。
【0021】即ち、図5に示したように高低差圧ΔPが
設定差圧以外の低差圧時には、前記受圧面積を鎖線で示
したように内側リング21の径方向中心側面積から破線
で示した外側リング22の径方向中心側面積に広げられ
ると共に、高低差圧ΔPが所定差圧を越えると、前記受
圧面積を内側リング21の径方向中心側面積に狭められ
るのであって、このように受圧面積を変更することによ
り、前記押付け力を所定荷重(例えば20Kg/cm2
下)に抑えられるのである。
【0022】従って、低差圧時でも押付け力が不足する
ことをなくし得ながら、高差圧時押付け力が過大になる
のも防止できるのであって、低差圧域において押付け力
が不足することによりシール性が低下したり、可動スク
ロールの傾転によるスラスト面の損傷を防止できなが
ら、高差圧域において押付け力が過大となって入力が増
大して運転効率が低下し、場合によってはスラスト面が
損傷するのも防止できるのである。
【0023】この結果、EERを向上でき、かつ、信頼
性も向上できるのである。
【0024】以上説明した実施例は、前記切換手段とし
て前記差圧弁30を用いたが、高圧圧力HPと低圧圧力
LPとを検出する圧力検出器を設けて、高低差圧を検出
すると共に、電磁切換弁を設け、前記圧力検出器による
高低差圧の電気信号をもとに前記切換弁を動作させて切
換えるようにしてもよい。
【0025】また、差圧弁30を用いる場合、図1,2
のように前記軸受ハウジング3に組込み、前記スプ−ル
31の高圧側作用室32を前記高圧室23に、前記低圧
側作用室33を前記低圧室24に連通させたが、前記可
動スクロール5の鏡板5bにスプ−ル孔を設けて、前記
スプ−ル31の高圧側作用室32を、前記可動スクロー
ル5と固定スクロール4との各渦巻体5a,4a間に形
成する圧縮室16のうち、中間圧となる中間圧室に連通
させ、低圧側作用室33を前記低圧室23又は前記低圧
空間8に連通させたり、又は前記高圧側作用室32を前
記高圧空間9に連通させ、低圧側作用室33を前記中間
圧室に連通させてもよい。何れの場合も、高圧圧力HP
と低圧圧力LPとの高低差圧ΔPを検知して前記スプ−
ル31を動作させられるのである。
【0026】また、図1,2に示した実施例は、前記シ
ールリング21,22を前記可動スクロール5の鏡板5
bに保持させたが、図4のように前記軸受ハウジング3
に保持させてもよい。
【0027】しかし、前記シールリング21,22を可
動スクロール5に保持させる場合には、前記可動スクロ
ール5の鏡板5bに作用する押付け力が、この可動スク
ロール5の公転駆動に拘らず、前記鏡板5bの中心に対
しずれることなく作用することになり、前記可動スクロ
ール5の姿勢を安定させられる点で有利となる。
【0028】更に、前記差圧弁30として、前記スプ−
ル31に高圧側通路36及び低圧側通路38を設けた
が、これら通路は、前記スプ−ル孔を設ける例えば軸受
ハウジング3に形成してもよい。
【0029】しかし、前記スプ−ル31に前記通路3
6,38を設けることにより、前記軸受ハウジングでの
通路構成が簡単になり、前記軸受ハウジング3の加工を
容易にできる点で有利となる。
【0030】また、図1,2及び図3に示した実施例で
は、前記スプ−ル31の低圧側作用室33に前記スプリ
ング34を介装して、前記スプ−ル31が動作を開始す
る高低差圧を設定したが、前記スプ−ル31の高圧側受
圧面と低圧側受圧面とに受圧面積の差を設けて設定して
もよいし、前記スプリング34と併用してもよい。又、
前記シールリング21,22は2個としたが、3個以上
の複数でもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記制御室2
5を、低圧室と高圧室との一方に切換えるようにしたか
ら、高圧圧力で作用する前記高圧室23の受圧面積を可
変にでき、即ち、高低差圧が大きい領域では前記受圧面
積を減少させ、高低差圧が小さい領域では前記受圧面積
を増大させることができるのである。
【0032】従って、高差圧領域において前記可動スク
ロール5を固定スクロール4に押し付ける押付け力(ス
ラスト力)が過大になるのを回避できるし、低差圧領域
において前記押付け力が不足するのを回避できるのであ
る。
【0033】この結果、従来例のように、押付け力が過
大となってモ−タの入力が増大して運転効率が低下した
り、スラスト面が損傷したりすることはなくなり、ま
た、押付け力が不足してシール性が悪くなり圧縮効率が
低下したり、可動スクロール5の傾きによりスラスト面
が損傷したりするのをなくせるのであって、EERを向
上でき、信頼性を向上できるのである。
【0034】また、請求項2では、前記切換手段として
差圧弁30を用い、高低差圧の変動で自動的に前記制御
室25を低圧室と高圧室との一方に切換えるようにした
から、殊更に高低差圧を検出するための検出手段を別途
設ける必要なく、また、この検出手段による高低差圧の
信号により電気的に動作する切換弁を用いる必要もなく
し得るのである。
【0035】従って、構造簡単にできて、前記押付け力
の過不足を防止でき、安価にEER向上及び信頼性向上
を達成できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例で高差圧時の作動状態を示
す要部の断面図。
【図2】 低差圧時の作動状態を示す要部の断面図。
【図3】 第1実施例の1部省略全体断面図。
【図4】 別の実施例を示す要部の断面図。
【図5】 高低差圧に対する押付け力の変化を示すグラ
フ。
【図6】 従来例の断面図。
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 2
駆動軸 3 軸受ハウジング 4
固定スクロール 5 可動スクロール 5b
鏡板 8 低圧空間 9
高圧空間 21 シールリング 22
シールリング 23 高圧室 24
低圧室 25 制御室 30
差圧弁 32 高圧側作用室 33
低圧側作用室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸(2)を支持する軸受ハウジング
    (3)と、可動スクロール(5)の鏡板(5b)との間
    に、シールリングを介装して、前記鏡板(5b)の径方
    向中心側に、密閉ケーシング(1)の高圧空間(9)と
    連通する高圧室(23)を設け、径方向外側に、前記ケ
    ーシング(1)の低圧空間(8)と連通する低圧室(2
    4)を設けたスクロール圧縮機において、 前記軸受ハウジング(3)と鏡板(5b)との間に複数
    のシールリング(21)(22)を介装して、これらシ
    ールリング(21)(22)間に、制御室(25)を設
    けると共に、 この制御室(25)を、高圧側圧力(HP)と低圧側圧
    力(LP)との高低差圧(ΔP)が、所定差圧を越える
    と低圧空間(8)と連通して低圧室に、また、所定差圧
    以下で高圧空間(9)と連通して高圧室に切換える切換
    手段を設けていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 切換手段が高低差圧(ΔP)で動作する
    差圧弁(30)から成り、この差圧弁(30)の高圧側
    作用室(32)を、高圧空間(9)とスクロール圧縮要
    素(6)における中間圧室との一方と連通させ、前記差
    圧弁(30)の低圧側作用室(33)を、低圧空間
    (8)とスクロール圧縮要素(6)における中間圧室と
    の一方と連通させ、高圧側圧力(HP)と低圧側圧力
    (LP)との高低差圧(ΔP)で切換動作し、制御室
    (25)を高圧室と低圧室との一方に切換えるようにし
    ている請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 可動スクロール(5)の鏡板(5b)に
    シールリング(21)(22)を保持させている請求項
    1又は2記載のスクロール圧縮機。
JP6156298A 1994-07-07 1994-07-07 スクロール圧縮機 Withdrawn JPH0821382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6156298A JPH0821382A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 スクロール圧縮機

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JP6156298A JPH0821382A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 スクロール圧縮機

Publications (1)

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JPH0821382A true JPH0821382A (ja) 1996-01-23

Family

ID=15624759

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JP6156298A Withdrawn JPH0821382A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 スクロール圧縮機

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JP (1) JPH0821382A (ja)

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