JPH08213611A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及び半導体装置Info
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-
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐圧が高く、しかも下地層への影響の少ない
ONO型絶縁膜の形成工程を備えた半導体装置の製造方
法及び耐圧の高いONO型絶縁膜を備えた半導体装置を
提供する。 【構成】 ONO型の3層構造の絶縁膜を有する半導体
装置を製造する際に、3層構造の絶縁膜を形成する工程
が、シリコン基板10の熱酸化処理又は熱酸窒化処理の
いずれかを行うことにより第1層16のSiO2 層又は
SiON層を成膜する工程と、CVD法により第2層の
SiN層18を第1層上に成膜する工程と、CVD法に
より第3層のSiO2 層20を第2層上に成膜する工程
と、800°C から1150°C の範囲の温度条件下で
酸素雰囲気中に0.5分から5分の間維持して第3層に
熱酸化処理を施す工程又は熱酸窒化処理を施す工程とを
備えている。
ONO型絶縁膜の形成工程を備えた半導体装置の製造方
法及び耐圧の高いONO型絶縁膜を備えた半導体装置を
提供する。 【構成】 ONO型の3層構造の絶縁膜を有する半導体
装置を製造する際に、3層構造の絶縁膜を形成する工程
が、シリコン基板10の熱酸化処理又は熱酸窒化処理の
いずれかを行うことにより第1層16のSiO2 層又は
SiON層を成膜する工程と、CVD法により第2層の
SiN層18を第1層上に成膜する工程と、CVD法に
より第3層のSiO2 層20を第2層上に成膜する工程
と、800°C から1150°C の範囲の温度条件下で
酸素雰囲気中に0.5分から5分の間維持して第3層に
熱酸化処理を施す工程又は熱酸窒化処理を施す工程とを
備えている。
Description
【0001】本発明は、半導体装置の製造方法に関し、
更に詳細には特性の優れたゲート絶縁膜又はゲート間絶
縁膜を備えた半導体装置の製造方法及び半導体装置に関
するものである。
更に詳細には特性の優れたゲート絶縁膜又はゲート間絶
縁膜を備えた半導体装置の製造方法及び半導体装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、SiO2 に比べて構造が緻密なS
iNをゲート酸化膜に使用して、ゲート電極とソース/
ドレイン領域間の耐圧を向上させると共にP+ 電極から
のボロンの突き抜けを防止することにより、トランジス
タ特性の信頼性を向上させることが試みられている。一
方、SiNをゲート酸化膜として使用することは、Si
とSiO2 との界面に比べてSiとSiNとの界面に高
密度な界面準位が存在するために、トランジスタの基本
特性にとっては不利である。そこで、MOSFETのゲ
ート絶縁膜として、図4(c)に示すように、下から順
に、第1層にSiO2 又はSiON層16、第2層にS
iN層18、第3層にSiO2 又はSiON層20を形
成した3層構造のいわゆるONO構造を採用することに
より、トランジスタの基本特性の向上と信頼性の向上の
双方を両立させることが検討されている。
iNをゲート酸化膜に使用して、ゲート電極とソース/
ドレイン領域間の耐圧を向上させると共にP+ 電極から
のボロンの突き抜けを防止することにより、トランジス
タ特性の信頼性を向上させることが試みられている。一
方、SiNをゲート酸化膜として使用することは、Si
とSiO2 との界面に比べてSiとSiNとの界面に高
密度な界面準位が存在するために、トランジスタの基本
特性にとっては不利である。そこで、MOSFETのゲ
ート絶縁膜として、図4(c)に示すように、下から順
に、第1層にSiO2 又はSiON層16、第2層にS
iN層18、第3層にSiO2 又はSiON層20を形
成した3層構造のいわゆるONO構造を採用することに
より、トランジスタの基本特性の向上と信頼性の向上の
双方を両立させることが検討されている。
【0003】また、不揮発性メモリの種類には、図7
(j)に示すフローティングゲート(Floating Gate)型
メモリがあって、フローティングゲート46に電荷を蓄
積するようになっている。この種の不揮発性メモリにお
いても、フローティングゲート46とコントロールゲー
ト56との間に図8(c)に示すようなSiN層52の
上下両面をSiO2 層50及び54で挟んだONO型の
3層構造のゲート間絶縁膜を備えて、SiO2 よりも誘
電率の高いSiNを用いて大きな静電容量を確保しつつ
コントロールゲート側に電荷が漏れるのを防止する試み
が行われている。
(j)に示すフローティングゲート(Floating Gate)型
メモリがあって、フローティングゲート46に電荷を蓄
積するようになっている。この種の不揮発性メモリにお
いても、フローティングゲート46とコントロールゲー
ト56との間に図8(c)に示すようなSiN層52の
上下両面をSiO2 層50及び54で挟んだONO型の
3層構造のゲート間絶縁膜を備えて、SiO2 よりも誘
電率の高いSiNを用いて大きな静電容量を確保しつつ
コントロールゲート側に電荷が漏れるのを防止する試み
が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらONO型絶縁膜
における第3層のSiO2 は、従来、中間層のSiN層
を酸化することにより形成されているが、SiNは、そ
の酸化の速度がSiの2〜3%程度であるため、Siの
酸化条件より一層苛酷な酸化条件で酸化処理を施すこと
が必要である。例えば、基板を約950°C の温度で酸
素雰囲気中に1時間から2時間程度維持することが必要
である。このように高温の酸素雰囲気中に基板を長時間
露出しておくことが必要であるため、下地層への影響が
極めて大きく、トランジスタ特性の向上を妨げていた。
また、CVD法により第3層のSiO2 を形成する方法
も提案されているが、CVD法により形成したSiO2
層は、水素分子を層内に含有し、またSiO2結晶構造
中のSiとOの比率が必ずしも1:2になっていないた
めに、ゲート絶縁膜としての耐圧特性が熱酸化膜に比べ
て劣っていると言う問題があった。
における第3層のSiO2 は、従来、中間層のSiN層
を酸化することにより形成されているが、SiNは、そ
の酸化の速度がSiの2〜3%程度であるため、Siの
酸化条件より一層苛酷な酸化条件で酸化処理を施すこと
が必要である。例えば、基板を約950°C の温度で酸
素雰囲気中に1時間から2時間程度維持することが必要
である。このように高温の酸素雰囲気中に基板を長時間
露出しておくことが必要であるため、下地層への影響が
極めて大きく、トランジスタ特性の向上を妨げていた。
また、CVD法により第3層のSiO2 を形成する方法
も提案されているが、CVD法により形成したSiO2
層は、水素分子を層内に含有し、またSiO2結晶構造
中のSiとOの比率が必ずしも1:2になっていないた
めに、ゲート絶縁膜としての耐圧特性が熱酸化膜に比べ
て劣っていると言う問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、耐圧が高く、し
かも下地層への影響の少ないONO型絶縁膜の形成工程
を備えた半導体装置の製造方法及び耐圧の高いONO型
絶縁膜を備えた半導体装置を提供することである。
かも下地層への影響の少ないONO型絶縁膜の形成工程
を備えた半導体装置の製造方法及び耐圧の高いONO型
絶縁膜を備えた半導体装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、順次、積層
して成膜された、SiO2 膜又はSiON膜のいずれか
からなる第1層と、SiN層からなる第2層と、及びS
iO2 膜又はSiON膜のいずれかからなる第3層とで
構成された3層構造の絶縁膜を半導体基板上にゲート絶
縁膜として形成する工程を有する半導体装置の製造方
法、又はフローティングゲート型不揮発性メモリのフロ
ーティングゲートとコントロールゲートとの間にゲート
間絶縁膜としてを前記3層構造の絶縁膜を形成する工程
を有する半導体装置の製造方法において、前記3層構造
の絶縁膜を形成する工程が、シリコン基板の熱酸化処理
又は熱酸窒化処理のいずれかを行うことにより第1層を
成膜する工程と、CVD法により第2層を第1層上に成
膜する工程と、CVD法により第3層を第2層上に成膜
する工程と、800°C から1150°C の範囲の温度
条件下で酸素雰囲気中に0.5分から5分の間維持して
第3層に熱酸化処理を施す工程とを備えることを特徴と
している。
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、順次、積層
して成膜された、SiO2 膜又はSiON膜のいずれか
からなる第1層と、SiN層からなる第2層と、及びS
iO2 膜又はSiON膜のいずれかからなる第3層とで
構成された3層構造の絶縁膜を半導体基板上にゲート絶
縁膜として形成する工程を有する半導体装置の製造方
法、又はフローティングゲート型不揮発性メモリのフロ
ーティングゲートとコントロールゲートとの間にゲート
間絶縁膜としてを前記3層構造の絶縁膜を形成する工程
を有する半導体装置の製造方法において、前記3層構造
の絶縁膜を形成する工程が、シリコン基板の熱酸化処理
又は熱酸窒化処理のいずれかを行うことにより第1層を
成膜する工程と、CVD法により第2層を第1層上に成
膜する工程と、CVD法により第3層を第2層上に成膜
する工程と、800°C から1150°C の範囲の温度
条件下で酸素雰囲気中に0.5分から5分の間維持して
第3層に熱酸化処理を施す工程とを備えることを特徴と
している。
【0007】本発明方法において、シリコンを熱酸化又
は熱酸窒化することにより第1層を成膜する工程、CV
D法により第2層を第1層上に成膜する工程及びCVD
法により第3層を第2層上に成膜する工程は、従来と同
じ成膜条件で同じ装置を使用して実施される。
は熱酸窒化することにより第1層を成膜する工程、CV
D法により第2層を第1層上に成膜する工程及びCVD
法により第3層を第2層上に成膜する工程は、従来と同
じ成膜条件で同じ装置を使用して実施される。
【0008】また、別法として、本発明に係る半導体装
置の製造方法は、上述の製造方法において、第3層を熱
酸化する工程に代えて、800°C から1150°C の
範囲の温度条件下で窒素の酸化物ガス雰囲気中に0.5
分間から5分間維持して第3層を酸窒化する工程を備え
ことを特徴としている。ここで、窒素の酸化物ガスと
は、窒素の酸化化合物ガスを言い、例えばN2 O、NO
等のガスを言う。
置の製造方法は、上述の製造方法において、第3層を熱
酸化する工程に代えて、800°C から1150°C の
範囲の温度条件下で窒素の酸化物ガス雰囲気中に0.5
分間から5分間維持して第3層を酸窒化する工程を備え
ことを特徴としている。ここで、窒素の酸化物ガスと
は、窒素の酸化化合物ガスを言い、例えばN2 O、NO
等のガスを言う。
【0009】本発明に係る半導体装置の別の製造方法
は、順次、積層して成膜された、SiO2 膜からなる第
1層と、SiN層からなる第2層と、及びSiO2 膜か
らなる第3層とで構成された3層構造の絶縁膜を半導体
基板上にゲート絶縁膜として形成する工程を有する半導
体装置の製造方法、又はフローティングゲート型不揮発
性メモリのフローティングゲートとコントロールゲート
との間にゲート間絶縁膜としてを前記3層構造の絶縁膜
を形成する工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、前記3層構造の絶縁膜を形成する工程が、シリコン
基板を熱酸化することにより第1層を成膜する工程と、
CVD法により第2層を第1層上に成膜する工程と、C
VD法により第3層を第2層上に成膜する工程と、ハロ
ゲンガスを含有する不活性ガス中で第3層を熱処理する
工程とを備えることを特徴としている。
は、順次、積層して成膜された、SiO2 膜からなる第
1層と、SiN層からなる第2層と、及びSiO2 膜か
らなる第3層とで構成された3層構造の絶縁膜を半導体
基板上にゲート絶縁膜として形成する工程を有する半導
体装置の製造方法、又はフローティングゲート型不揮発
性メモリのフローティングゲートとコントロールゲート
との間にゲート間絶縁膜としてを前記3層構造の絶縁膜
を形成する工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、前記3層構造の絶縁膜を形成する工程が、シリコン
基板を熱酸化することにより第1層を成膜する工程と、
CVD法により第2層を第1層上に成膜する工程と、C
VD法により第3層を第2層上に成膜する工程と、ハロ
ゲンガスを含有する不活性ガス中で第3層を熱処理する
工程とを備えることを特徴としている。
【0010】また、本発明に係るMOS型電界効果トラ
ンジスタは、ゲート絶縁膜が、請求項1から3のうちの
いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法により形成
されていることを特徴としている。
ンジスタは、ゲート絶縁膜が、請求項1から3のうちの
いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法により形成
されていることを特徴としている。
【0011】本発明に係るフローティングゲート型不揮
発性メモリは、フローティングゲートとコントロールゲ
ートとの間に形成されたゲート間絶縁膜が、請求項1か
ら3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
法により形成されていることを特徴としている。
発性メモリは、フローティングゲートとコントロールゲ
ートとの間に形成されたゲート間絶縁膜が、請求項1か
ら3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
法により形成されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明方法により製造された半導体装置のON
O型ゲート絶縁膜又はゲート間絶縁膜は、CVD法によ
り形成された第3層のSiO2 膜が熱酸化又は熱窒化に
より改質されているので、第3層のSiO2 膜がSiN
膜の熱酸化により形成されたONO型ゲート絶縁膜又は
ゲート間絶縁膜と同程度の耐圧特性を有する。
O型ゲート絶縁膜又はゲート間絶縁膜は、CVD法によ
り形成された第3層のSiO2 膜が熱酸化又は熱窒化に
より改質されているので、第3層のSiO2 膜がSiN
膜の熱酸化により形成されたONO型ゲート絶縁膜又は
ゲート間絶縁膜と同程度の耐圧特性を有する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。実施例1 実施例1は、MOSFETの製造に本発明方法を適用し
た例である。図1(a)から図3(h)は、本発明方法
を実施する工程毎の基板の断面図を示す。従来の方法と
同様にして、図1(a)に示すようにP型半導体基板1
0上に素子分離のための分離膜(LOCOS膜)12を
形成した。次いで、素子分離された領域内に本発明方法
によるゲート絶縁膜14を形成した(図1(b)参
照)。
本発明をより詳細に説明する。実施例1 実施例1は、MOSFETの製造に本発明方法を適用し
た例である。図1(a)から図3(h)は、本発明方法
を実施する工程毎の基板の断面図を示す。従来の方法と
同様にして、図1(a)に示すようにP型半導体基板1
0上に素子分離のための分離膜(LOCOS膜)12を
形成した。次いで、素子分離された領域内に本発明方法
によるゲート絶縁膜14を形成した(図1(b)参
照)。
【0014】ゲート絶縁膜14を形成するに際しては、
先ず図4(a)に示すように、O2流量2SLM 及び温度
800°C の酸化条件でRTO(Rapid Thermal Oxidat
ion)法により膜厚2nmになるように基板10上に第1
層のSiO2 層16を成膜した。次いで、減圧CVD装
置(LPCVD装置(Thermal CVD装置))により、
図4(b)に示すように、圧力10Pa、温度760°
C 、SiH2 Cl2 流量5sccm、NH4 流量200sccm
の条件で第1層16の上に第2層のSiN層18を膜厚
4nmになるように成膜した。更に、減圧CVD装置に
より、図4(c)に示すように、圧力1Pa、温度85
0°C 、SiH4 流量5sccm、O2 流量100sccmの条
件で第3層のSiO2層20を膜厚2nmになるように
第2層18の上に成膜した。次に、O2 流量2SLM 及び
温度1100°C の酸化条件でRTO(Rapid Thermal
Oxidation)法により第3層のSiO2 CVD膜20を約
1分間熱酸化した。
先ず図4(a)に示すように、O2流量2SLM 及び温度
800°C の酸化条件でRTO(Rapid Thermal Oxidat
ion)法により膜厚2nmになるように基板10上に第1
層のSiO2 層16を成膜した。次いで、減圧CVD装
置(LPCVD装置(Thermal CVD装置))により、
図4(b)に示すように、圧力10Pa、温度760°
C 、SiH2 Cl2 流量5sccm、NH4 流量200sccm
の条件で第1層16の上に第2層のSiN層18を膜厚
4nmになるように成膜した。更に、減圧CVD装置に
より、図4(c)に示すように、圧力1Pa、温度85
0°C 、SiH4 流量5sccm、O2 流量100sccmの条
件で第3層のSiO2層20を膜厚2nmになるように
第2層18の上に成膜した。次に、O2 流量2SLM 及び
温度1100°C の酸化条件でRTO(Rapid Thermal
Oxidation)法により第3層のSiO2 CVD膜20を約
1分間熱酸化した。
【0015】熱酸化による第3層のSiO2 層20の改
質法に代わる別法として、Rapid Thermal Oxinitridati
on(RTON)法により、N2 O流量2SLM 、温度11
00°C の条件で第3層のSiO2 層20を約1分間酸
窒化してSiON層を形成しても良い。尚、第1層16
には、SiO2 層に代えてシリコン基板の熱酸窒化によ
りSiON層を成膜しても良い。その成膜条件は、N2
O流量が2SLM 、温度が900°C である。
質法に代わる別法として、Rapid Thermal Oxinitridati
on(RTON)法により、N2 O流量2SLM 、温度11
00°C の条件で第3層のSiO2 層20を約1分間酸
窒化してSiON層を形成しても良い。尚、第1層16
には、SiO2 層に代えてシリコン基板の熱酸窒化によ
りSiON層を成膜しても良い。その成膜条件は、N2
O流量が2SLM 、温度が900°C である。
【0016】次いで、図1(c)に示すように、ポリシ
リコン膜22aとWSiX 膜22bとからなるゲート電
極22を形成し、次いで図2(d)に示すようにゲート
電極22をマスクにしてイオン注入を行いソース/ドレ
イン領域を形成した。次に、図2(e)に示すように層
間絶縁膜24を形成した後、図2(f)に示すように層
間絶縁膜24をドライエッチングしてゲート電極22及
びソース/ドレイン領域上にコンタクトホール26を形
成した。更に、Rapid Thermal Anealing(RTA)にて
熱処理した後、図3(g)に示すようにスパッタリング
によりアルミニウム配線層28を形成し、続いてドライ
エッチングにより図3(h)に示すように電極30を形
成した。更に、通常の後続工程を経て、本発明に係るM
OS型電界効果トランジスタを得た。
リコン膜22aとWSiX 膜22bとからなるゲート電
極22を形成し、次いで図2(d)に示すようにゲート
電極22をマスクにしてイオン注入を行いソース/ドレ
イン領域を形成した。次に、図2(e)に示すように層
間絶縁膜24を形成した後、図2(f)に示すように層
間絶縁膜24をドライエッチングしてゲート電極22及
びソース/ドレイン領域上にコンタクトホール26を形
成した。更に、Rapid Thermal Anealing(RTA)にて
熱処理した後、図3(g)に示すようにスパッタリング
によりアルミニウム配線層28を形成し、続いてドライ
エッチングにより図3(h)に示すように電極30を形
成した。更に、通常の後続工程を経て、本発明に係るM
OS型電界効果トランジスタを得た。
【0017】実施例2 実施例2は、フローティングゲート型不揮発性メモリの
製造に本発明方法を適用した例である。図5(a)から
図7(j)は、本発明方法を実施する工程毎の基板の断
面図を示す。従来の方法と同様にして、図5(a)に示
すようにP型半導体基板40上に素子分離のための分離
膜(LOCOS膜)42を形成し、次いで素子分離され
た領域内に、図5(b)に示すように、熱酸化によりト
ンネル酸化膜44を形成した。更に、図5(c)に示す
ように、CVD法によりポリシリコン膜からなるフロー
ティングゲート46を形成した。次いで、図6(d)に
示すように、フローティングゲート46上に本発明方法
によりインターポリシリコン絶縁膜48を形成した。
製造に本発明方法を適用した例である。図5(a)から
図7(j)は、本発明方法を実施する工程毎の基板の断
面図を示す。従来の方法と同様にして、図5(a)に示
すようにP型半導体基板40上に素子分離のための分離
膜(LOCOS膜)42を形成し、次いで素子分離され
た領域内に、図5(b)に示すように、熱酸化によりト
ンネル酸化膜44を形成した。更に、図5(c)に示す
ように、CVD法によりポリシリコン膜からなるフロー
ティングゲート46を形成した。次いで、図6(d)に
示すように、フローティングゲート46上に本発明方法
によりインターポリシリコン絶縁膜48を形成した。
【0018】インターポリシリコン絶縁膜48を形成す
るに際しては、先ず、図8(a)に示すように、O2 流
量2SLM 及び温度900°C の酸化条件でRTO(Rapi
d Thermal Oxidation)法により第1層のSiO2 層50
を膜厚3nmになるように基板40上に成膜した。次い
で、減圧CVD装置(LPCVD装置(Thermal CVD
装置))により、図8(b)に示すように、圧力10P
a、温度760°C 、SiH2 Cl2 流量5sccm、NH
4 流量200sccmの条件で第1層50の上に第2層のS
iN層52を膜厚7nmになるように成膜した。更に、
減圧CVD装置により、図8(c)に示すように、圧力
1Pa、温度850°C 、SiH4 流量5sccm、O2 流
量100sccmの条件で第3層のSiO2層54を膜厚3
nmになるように第2層52の上に成膜した。次に、O
2 流量2SLM 及び温度1100°C の酸化条件でRTO
(Rapid Thermal Oxidation)法により第3層CVD膜の
SiO2 層54を約1分間熱酸化した。
るに際しては、先ず、図8(a)に示すように、O2 流
量2SLM 及び温度900°C の酸化条件でRTO(Rapi
d Thermal Oxidation)法により第1層のSiO2 層50
を膜厚3nmになるように基板40上に成膜した。次い
で、減圧CVD装置(LPCVD装置(Thermal CVD
装置))により、図8(b)に示すように、圧力10P
a、温度760°C 、SiH2 Cl2 流量5sccm、NH
4 流量200sccmの条件で第1層50の上に第2層のS
iN層52を膜厚7nmになるように成膜した。更に、
減圧CVD装置により、図8(c)に示すように、圧力
1Pa、温度850°C 、SiH4 流量5sccm、O2 流
量100sccmの条件で第3層のSiO2層54を膜厚3
nmになるように第2層52の上に成膜した。次に、O
2 流量2SLM 及び温度1100°C の酸化条件でRTO
(Rapid Thermal Oxidation)法により第3層CVD膜の
SiO2 層54を約1分間熱酸化した。
【0019】熱酸化による第3層のSiO2 層20の改
質法に代わる別法として、Rapid Thermal Oxinitridati
on(RTON)により、N2 O流量2SLM 、温度110
0°C の条件で第3層54を酸窒化しても良い。尚、第
1層50には、SiO2 層に代えてシリコン基板の熱酸
窒化によりSiON層を成膜しても良い。その成膜条件
は、N2 O流量が2SLM 、温度が900°C である。
質法に代わる別法として、Rapid Thermal Oxinitridati
on(RTON)により、N2 O流量2SLM 、温度110
0°C の条件で第3層54を酸窒化しても良い。尚、第
1層50には、SiO2 層に代えてシリコン基板の熱酸
窒化によりSiON層を成膜しても良い。その成膜条件
は、N2 O流量が2SLM 、温度が900°C である。
【0020】次いで、図6(e)に示すように、コント
ロールゲート56を形成し、次いで図6(f)に示すよ
うにコントロールゲート56をマスクにしてイオン注入
を行い、ソース/ドレイン領域を形成した。次に、図7
(g)に示すように、層間絶縁膜58を形成した後、図
7(h)に示すように、層間絶縁膜58をドライエッチ
ングしてコントロールゲート56及びソース/ドレイン
領域上にコンタクトホール60を形成した。更に、Rapi
d Thermal Anealing(RTA)にて熱処理後、図7
(i)に示すようにスパッタリングによりアルミニウム
配線層62を形成し、続いてドライエッチングにより図
7(j)に示すように電極64を形成した。更に、通常
の後続工程を経て、本発明に係るフローティングゲート
型不揮発性メモリを得た。
ロールゲート56を形成し、次いで図6(f)に示すよ
うにコントロールゲート56をマスクにしてイオン注入
を行い、ソース/ドレイン領域を形成した。次に、図7
(g)に示すように、層間絶縁膜58を形成した後、図
7(h)に示すように、層間絶縁膜58をドライエッチ
ングしてコントロールゲート56及びソース/ドレイン
領域上にコンタクトホール60を形成した。更に、Rapi
d Thermal Anealing(RTA)にて熱処理後、図7
(i)に示すようにスパッタリングによりアルミニウム
配線層62を形成し、続いてドライエッチングにより図
7(j)に示すように電極64を形成した。更に、通常
の後続工程を経て、本発明に係るフローティングゲート
型不揮発性メモリを得た。
【0021】実施例3 実施例3は、MOSFETの製造に本発明に係る別の方
法を適用した例である。実施例3では、実施例1で示し
た図4(c)において、第3層のSiO2 層20を熱酸
化又は酸窒化する代わりに、常圧、温度850°C 、H
CLの流量10sccm、N2 の流量10slm の条件でアニ
ール処理を施した。尚、本実施例では、第1層16はS
iO2 膜であって、SiON膜は好ましくない。
法を適用した例である。実施例3では、実施例1で示し
た図4(c)において、第3層のSiO2 層20を熱酸
化又は酸窒化する代わりに、常圧、温度850°C 、H
CLの流量10sccm、N2 の流量10slm の条件でアニ
ール処理を施した。尚、本実施例では、第1層16はS
iO2 膜であって、SiON膜は好ましくない。
【0022】実施例4 実施例4は、フローティングゲート型不揮発性メモリの
製造に本発明に係る別の方法を適用した例である。実施
例4では、実施例2で示した図8(c)において、第3
層のSiO2 層20を熱酸化又は酸窒化する代わりに、
常圧、温度850°C 、HCLの流量10sccm、N2 の
流量10slm の条件でアニール処理を施した。尚、本実
施例では、第1層50はSiO2 膜であって、SiON
膜は好ましくない。
製造に本発明に係る別の方法を適用した例である。実施
例4では、実施例2で示した図8(c)において、第3
層のSiO2 層20を熱酸化又は酸窒化する代わりに、
常圧、温度850°C 、HCLの流量10sccm、N2 の
流量10slm の条件でアニール処理を施した。尚、本実
施例では、第1層50はSiO2 膜であって、SiON
膜は好ましくない。
【0023】実施例1から4で得た半導体装置の耐圧
は、従来の製造方法により、第3層のSiO2 膜をSi
N膜の熱酸化により形成したONO型ゲート絶縁膜又は
ゲート間絶縁膜と同程度の耐圧特性、即ち14 MV/cm
を有する。しかも、下地層に悪い影響を与えないように
して第3層の形成及び改質が施されているので、実施例
品の半導体装置の基本特性は良好であった。
は、従来の製造方法により、第3層のSiO2 膜をSi
N膜の熱酸化により形成したONO型ゲート絶縁膜又は
ゲート間絶縁膜と同程度の耐圧特性、即ち14 MV/cm
を有する。しかも、下地層に悪い影響を与えないように
して第3層の形成及び改質が施されているので、実施例
品の半導体装置の基本特性は良好であった。
【0024】
【発明の効果】本発明の構成によれば、CVD法により
成膜したSiO2 膜からなる第3層を熱酸化処理、熱酸
窒化処理及びHCLアリール処理のいずれかを施すこと
により、第2層のSiN膜を酸化して形成した第3層S
iO2 膜と殆ど同じ性質を備えた第3層SiO2 膜を形
成することができる。本発明による熱酸化工程及び熱酸
窒化工程は、従来の熱酸化工程及び熱酸窒化工程に比べ
て極めて短時間で処理されるので、下地層に対する影響
が極めて小さい。よって、本発明方法によるONO構造
の絶縁膜は、耐圧特性に優れており、しかも下地層に悪
い影響を与えないようにして第3層の形成及び改質が施
されているので、本発明方法は、耐圧特性とトランジス
タ基本特性との双方に優れた半導体装置、例えばMOS
FET及びフローティングゲート型不揮発性メモリを提
供することができる。
成膜したSiO2 膜からなる第3層を熱酸化処理、熱酸
窒化処理及びHCLアリール処理のいずれかを施すこと
により、第2層のSiN膜を酸化して形成した第3層S
iO2 膜と殆ど同じ性質を備えた第3層SiO2 膜を形
成することができる。本発明による熱酸化工程及び熱酸
窒化工程は、従来の熱酸化工程及び熱酸窒化工程に比べ
て極めて短時間で処理されるので、下地層に対する影響
が極めて小さい。よって、本発明方法によるONO構造
の絶縁膜は、耐圧特性に優れており、しかも下地層に悪
い影響を与えないようにして第3層の形成及び改質が施
されているので、本発明方法は、耐圧特性とトランジス
タ基本特性との双方に優れた半導体装置、例えばMOS
FET及びフローティングゲート型不揮発性メモリを提
供することができる。
【図1】図1(a)、(b)及び(c)は、実施例1及
び3の工程毎の基板の断面図を示す。
び3の工程毎の基板の断面図を示す。
【図2】図2(d)、(e)及び(f)は、図1に続く
実施例1及び3の工程毎の基板の断面図を示す。
実施例1及び3の工程毎の基板の断面図を示す。
【図3】図3(g)及び(h)は、図2に続く実施例1
及び3の工程毎の基板の断面図を示す。
及び3の工程毎の基板の断面図を示す。
【図4】図4(a)、(b)及び(c)は、実施例1及
び3のゲート絶縁膜形成工程毎の基板の断面図を示す。
び3のゲート絶縁膜形成工程毎の基板の断面図を示す。
【図5】図5(a)、(b)及び(c)は、実施例2及
び4の工程毎の基板の断面図を示す。
び4の工程毎の基板の断面図を示す。
【図6】図6(d)、(e)及び(f)は、図5に続く
実施例2及び4の工程毎の基板の断面図を示す。
実施例2及び4の工程毎の基板の断面図を示す。
【図7】図7(g)から(j)は、図6に続く実施例2
及び4の工程毎の基板の断面図を示す。
及び4の工程毎の基板の断面図を示す。
【図8】図8(a)、(b)及び(c)は、実施例2及
び4のインターポリシリコン絶縁膜形成工程毎の基板の
断面図を示す。
び4のインターポリシリコン絶縁膜形成工程毎の基板の
断面図を示す。
10 P型半導体基板 12 LOCOS膜 14 ゲート絶縁膜 16 SiO2 層(第1層) 18 SiN層(第2層) 20 SiO2 層(第3層) 22 ゲート電極 24 層間絶縁膜 26 コンタクトホール 28 アルミニウム配線層 30 電極 40 P型半導体基板 42 LOCOS膜 44 トンネル酸化膜 46 フローティングゲート 48 インターポリシリコン絶縁膜 50 SiO2 層(第1層) 52 SiN層(第2層) 54 SiO2 層(第3層) 56 コントロールゲート 58 層間絶縁膜 60 コンタクトホール 62 アルミニウム配線層 64 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336 21/8247 29/788 29/792 H01L 29/78 301 P 371
Claims (5)
- 【請求項1】 順次、積層して成膜された、SiO2 膜
又はSiON膜のいずれかからなる第1層と、SiN層
からなる第2層と、及びSiO2 膜又はSiON膜のい
ずれかからなる第3層とで構成された3層構造の絶縁膜
を半導体基板上にゲート絶縁膜として形成する工程を有
する半導体装置の製造方法、又はフローティングゲート
型不揮発性メモリのフローティングゲートとコントロー
ルゲートとの間にゲート間絶縁膜としてを前記3層構造
の絶縁膜を形成する工程を有する半導体装置の製造方法
において、 前記3層構造の絶縁膜を形成する工程が、シリコン基板
の熱酸化処理又は熱酸窒化処理のいずれかを行うことに
より第1層を成膜する工程と、 CVD法により第2層を第1層上に成膜する工程と、 CVD法により第3層を第2層上に成膜する工程と、 800°C から1150°C の範囲の温度条件下で酸素
雰囲気中に0.5分から5分の間維持して第3層に熱酸
化処理を施す工程とを備えることを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
において、 第3層を熱酸化する工程に代えて、800°C から11
50°C の範囲の温度条件下で窒素の酸化物ガス雰囲気
中に0.5分から5分の間維持して第3層を酸窒化する
工程を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 順次、積層して成膜された、SiO2 膜
からなる第1層と、SiN層からなる第2層と、及びS
iO2 膜からなる第3層とで構成された3層構造の絶縁
膜を半導体基板上にゲート絶縁膜として形成する工程を
有する半導体装置の製造方法、又はフローティングゲー
ト型不揮発性メモリのフローティングゲートとコントロ
ールゲートとの間にゲート間絶縁膜としてを前記3層構
造の絶縁膜を形成する工程を有する半導体装置の製造方
法において、 前記3層構造の絶縁膜を形成する工程が、シリコン基板
を熱酸化することにより第1層を成膜する工程と、 CVD法により第2層を第1層上に成膜する工程と、 CVD法により第3層を第2層上に成膜する工程と、 ハロゲンガスを含有する不活性ガス中で第3層を熱処理
する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項4】 ゲート絶縁膜が、請求項1から3のうち
のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法により形
成されていることを特徴とするMOS型電界効果トラン
ジスタ。 - 【請求項5】 フローティングゲートとコントロールゲ
ートとの間に形成されたゲート間絶縁膜が、請求項1か
ら3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
法により形成されていることを特徴とするフローティン
グゲート型不揮発性メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247795A JPH08213611A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247795A JPH08213611A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08213611A true JPH08213611A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12637152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4247795A Pending JPH08213611A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08213611A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004523134A (ja) * | 2000-09-19 | 2004-07-29 | マットソン テクノロジイ インコーポレイテッド | 誘電体膜の形成方法 |
JP2005333112A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-12-02 | Denso Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2019040972A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション | 不揮発性半導体記憶装置 |
JP2019186349A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション | フラッシュメモリおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP4247795A patent/JPH08213611A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004523134A (ja) * | 2000-09-19 | 2004-07-29 | マットソン テクノロジイ インコーポレイテッド | 誘電体膜の形成方法 |
JP2005333112A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-12-02 | Denso Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2019040972A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション | 不揮発性半導体記憶装置 |
US11683935B2 (en) | 2017-08-24 | 2023-06-20 | Winbond Electronics Corp. | NOR flash memory |
JP2019186349A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション | フラッシュメモリおよびその製造方法 |
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