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JPH08211427A - 光マルチプレクサ・デマルチプレクサ - Google Patents

光マルチプレクサ・デマルチプレクサ

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Publication number
JPH08211427A
JPH08211427A JP7020084A JP2008495A JPH08211427A JP H08211427 A JPH08211427 A JP H08211427A JP 7020084 A JP7020084 A JP 7020084A JP 2008495 A JP2008495 A JP 2008495A JP H08211427 A JPH08211427 A JP H08211427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
waveguide
waveguide type
type optical
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7020084A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Yoshimoto
直人 吉本
Toshio Ito
敏夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7020084A priority Critical patent/JPH08211427A/ja
Publication of JPH08211427A publication Critical patent/JPH08211427A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超高速光交換システムおよび光伝送システム
に使用される光マルチプレクサ・デマルチプレクサを提
供する。 【構成】 本素子は、1本の光入力導波路1、3個2段
構成の電界を印加するための電極を有した方向性結合器
2、および4本の光入力導波路3から構成され、上記方
向性結合器2は光行路切り替えを行うための屈折率変調
に、電界効果を用いているため高速の光行路切り替えが
可能であり、これを多段に接続することによってより大
規模な光シリアル・パラレル変換が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高速光交換システム
および光伝送システムに使用される光マルチプレクサ・
デマルチプレクサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光伝送の超高速化に伴い、光マル
チプレクサ・デマルチプレクサへの需要が高まってい
る。従来のデマルチプレクサとしてニオブ酸リチウムを
用いた例が報告されている(例えばIEEE Jounal of Lig
htwave Technology Vol.3, P116-120(1985) )。これ
は、1×2光スイッチ3個から構成された1×4スイッ
チであり、4Gbit/sの入力光信号を、1Gbit
/sの光信号に分配出力している。この材料を用いたデ
マルチプレクサは、低損失という特徴を有しているが、
以下に述べる問題点が指摘されている。 基板面積の制約から1×4以上の大規模化が困難で
ある。 大規模化のためにスイッチ素子の寸法を小さくしよ
うとすると、駆動電圧が大きくなり高速駆動が不可能に
なる。 この材料を用いた場合生じるDCドリフトが素子の
信頼性を損ねる点である。
【0003】一方、これらの問題点を克服するため、図
8に示す光分岐回路とゲートスイッチを用いた構成が提
案されている(例えば、特願平2−199645号、特
願平3−174069号参照)。同図中、符号49は光
入出力導波路、50は光合分岐回路、51は光ゲートス
イッチ及び52は光入出力導波路を各々図示する。これ
らの素子は前記ニオブ酸リチウムを用いた構成に比べ、
小形で低駆動電圧が可能となる。またDCドリフトとい
う信頼性を損ねる要因もない。しかし、この構成でデマ
ルチプレクシングを行う場合、光入出力導波路49から
高速で入力した光信号(例えば40GHzの光信号)
を、同等の速度で複数のゲートスイッチ51を駆動しな
ければならず、駆動系の高コスト化が問題となる。ま
た、光信号の速度が速くなるほど、光合分岐回路50の
段数が増加してゲートスイッチの数が増加するとゲート
スイッチ51間の同期をとるのが非常に困難となる。
【0004】また、光マルチプレクサ・デマルチプレク
サは必然的に光り入出力ポートがアレイとなる。したが
って、モジュールを作製する上でアレイ光ファイバをア
レイメントしなければならない。しかし、半導体光マル
チプレクサ・デマルチプレクサの入出力光のスポットサ
イズは1μm程度と小さく、アレイファイバとの高効率
結合は極めて難しく、モジュール化をする上で歩留まり
を下げる大きな原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の小形化・高速化を図った半導体光マルチプレクサ
・デマルチプレクサは、高速光信号の同期の困難、駆動
系の高コスト化、さらにモジュール化における低歩留ま
りといった問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記問題点の解決を図
り、半導体集積素子の特徴である小形化・高速化を維持
しつつ、構成素子間の同期が容易にでき、かつ低コスト
で駆動系を構築でき、さらにモジュール化時の歩留まり
を向上させた光マルチプレクサ・デマルチプレクサを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明の請求項1では、光マルチプレクサ・デマル
チプレクサの構成要素である分岐回路として高速で光の
経路を切り替えることが可能な導波路形光スイッチ素子
を適用することとし、その構成は、半導体基板と、当該
基板上に形成された少なくとも1本の光入力または出力
導波路と、当該同一基板上において前記光入力導波路に
光結合する位置に配した少なくとも1個の電界印加ある
いは電流注入することによって光の経路を切り替える導
波路形光スイッチと、当該同一基板上において前記導波
路形光スイッチに光結合する位置に配した少なくとも2
本の光出力あるいは入力導波路と、前記導波路形光スイ
ッチを駆動する電極とを具備することを特徴とする。
【0008】請求項2では、光マルチプレクサ・デマル
チプレクサの構成要素である分岐回路として高速で光の
経路を切り替えることが可能な導波路形光スイッチ素子
を適用するとともに、スポットサイズ変換機能を有する
テーパ形光導波路をマルチプレクサ・デマルチプレクサ
の光入力端あるいは出力端に集積することとし、その構
成は、半導体基板と、当該基板上に形成された少なくと
も1本の光導波層がテーパ形状である光入出力導波路
と、当該同一基板上において前記光入力導波路に光結合
する位置に配した少なくとも1個の電界印加あるいは電
流注入することによって光の経路を切り替える導波路形
光スイッチと、当該同一基板上において前記導波路形光
スイッチに光結合する位置に配した少なくとも2本の光
導波層がテーパ形状である光出力あるいは入力導波路
と、前記導波路形光スイッチと導波路形光受光器を駆動
する電極とを具備することを特徴とする。
【0009】請求項3では、光デマルチプレクサの構成
要素である分岐回路として高速で光の経路を切り替える
ことが可能な導波路形光スイッチ素子を適用するととも
に、導波路形光受光器を集積することとし、その構成
は、半導体基板と、当該基板上に形成された少なくとも
1本の光入出力導波路と、当該同一基板上において前記
光入力導波路に光結合する位置に配した少なくとも1個
の電界印加あるいは電流注入することによって光の経路
を切り替える導波路形光スイッチと、当該同一基板上に
おいて前記導波路形光スイッチに光結合する位置に配し
た少なくとも2個の導波路形光受光器と、前記導波路形
光スイッチと導波路形光受光器を駆動する電極とを具備
することを特徴とする。
【0010】請求項4では、光デマルチプレクサの構成
要素である分岐回路として高速で光の経路を切り替える
ことが可能な導波路形光スイッチ素子を適用するととも
に、スポットサイズ変換機能を有するテーパ形光導波路
をデマルチプレクサの入力端に集積し、かつ導波路形光
受光器を集積するととし、その構成は、半導体基板と、
当該基板上に形成された少なくとも1本の光導波層がテ
ーパ形状である光入出力導波路と、当該同一基板上にお
いて前記光入力導波路に光結合する位置に配した少なく
とも1個の電界印加あるいは電流注入することによって
光の経路を切り替える導波路形光スイッチと、当該同一
基板上において前記導波路形光スイッチに光結合する位
置に配した少なくとも2個の導波路形光受光器と、前記
導波路形光スイッチと導波路形光受光器を駆動する電極
とを具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、本マルチプレクサ・デマルチ
プレクサは、分岐回路として高速で光の経路を切り替え
ることが可能な導波路形光スイッチ素子を適用してい
る。これを多段に接続することによってより大規模な光
シリアル・パラレル変換が可能となる。また多段に接続
することによって光の経路から見て後段(デマルチプレ
クサの場合)あるいは前段(マルチプレクサの場合)の
導波路光スイッチ素子はより低速での駆動が可能とな
り、これら構成素子を駆動するときの同期が非常に容易
になる。また低速で駆動できるため、低コストで駆動系
を構築できる。
【0012】また、光マルチプレクサ・デマルチプレク
サの構成要素である分岐回路として高速で光の経路を切
り替えることが可能な導波路形光スイッチ素子を適用す
るとともに、スポットサイズ変換機能を有するテーパ形
光導波路をマルチプレクサ・デマルチプレクサの光入力
端あるいは出力端に集積することにより、アレイファイ
バとの光結合が容易になり、モジュール化時の歩留まり
が大幅に向上する。
【0013】また、光デマルチプレクサの構成要素であ
る分岐回路として高速で光の経路を切り替えることが可
能な導波路形光スイッチ素子を適用するとともに、スポ
ットサイズ変換機能を有するテーパ形光導波路をデマル
チプレクサの入力端に集積し、かつ導波路形光受光器を
集積することにより、出力側のアレイ導波路とアレイフ
ァイバとの結合が不要となり、モジュール作製時の工程
が大幅に簡略でき、歩留まりも向上する。また、導波路
形光受光器で光信号を電気信号に変換してしまうため、
外部に光−電気変換器を要することなく、直接電気信号
のままその後の信号処理をすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0015】<実施例1>図1には、本発明の実施例1
を説明する上面図を示す。図1に示すように、本素子
は、1本の光入力導波路1、3個2段構成の電界を印加
するための電極を有した方向性結合器2、および4本の
光入力導波路3から構成されている。
【0016】図2には、その断面図を示す。図2に示す
ように、本素子は、上からp側電極11、0.2μm厚の
p−InGaAs層12、1.5μm厚のp−InP層1
3、10nm厚のi−InGaAsP層14、50nm
厚のi−InP層15、0.4μm厚のi−InGaAl
As/InAlAsMQW層16、1.0μm厚のn−I
nP層17、n−InP基板18、n側電極53から構
成されている。なお、上記i−InGaAlAs/In
AlAsMQW層16は、9nm厚のInGaAlAs
ウェル層と5nm厚のInAlAsバリア層とから構成
されている。
【0017】次に素子の作製方法を示す。n−InP基
板18上に、n−InP層17、i−InGaAlAs
/InAlAsMQW層16、i−InP層15、i−
InGaAsP層14、p−InP層13そしてp−I
nGaAs層12をMOVPEで成長する。次いでp側
電極11を形成した後、フォトリソグラフィで導波路パ
ターンを描画する。次に塩素ガスを用いた反応性イオン
ビームエッチング(RIBE)でp−InGaAs層1
2をエッチングする。その後、塩酸と燐酸の混合液によ
ってp−InP層13をエッチングし、導波路を形成す
る。その後、再びRIBEより方向性結合器間の電気的
分離溝を形成し、素子間絶縁を行う。本素子に用いられ
ている方向性結合器の結合長は1.2mm、導波路幅は2
μm、ギャップ幅は2μmである。
【0018】本素子に用いられている方向性結合器2は
光行路切り替えを行うための屈折率変調に、電界効果を
用いているため高速の光行路切り替えが可能である。図
3に、本素子を用いたデマルチプレクシングの実験結果
を示す。図3に示すように、1段目の方向性結合器によ
って、10Gbit/sの入力光信号(図3(a)参
照)を、5Gbit/sに切り分けている(図3(b)
参照)。次に、2段目の方向性結合器によって、さらに
この光信号を2.5Gbit/sに切り分けている(図3
(c)参照)。ここで用いた方向性結合器は、1段目の
10Gbit/sの光信号を切り替えられる高速な光ス
イッチング速度を要求されるが、2段目の方向性結合器
は5Gbit/sの光信号を切り替えられる程度の光ス
イッチング速度でよい。
【0019】なお、ここでは方向性結合器3個を用いた
2段構成1×4マルチプレクサ・デマルチプレクサにつ
いて述べたが、これが3段構成1×8、4段構成1×1
6と規模が増大しても同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0020】また、ここでは高速の光行路切り替えを行
うために方向性結合器を用いたが、マッハツェンダ干渉
計を用いた2×2光スイッチを用いてもよい。
【0021】また、ここでは光行路切り替えを行うため
の屈折率変調に量子閉じ込め効果(QCSE)を用いた
が、ポッケルス効果やフランツケルディッシュ効果を用
いてもよい。また、電流注入における屈折率変調を行っ
てもよい。
【0022】また、ここではQCSEを得るために導波
路のコアにInGaAlAs/InAlAsMQWを用
いたが、ウェルにInGaAsを用いてもよい。また、
InGaAsP系のMQWを用いてもよい。
【0023】<実施例2>図4は本発明の第2の実施例
を説明する斜視図である。本素子の概要は、スポットサ
イズ変換導波路部19、光行路の切り替え動作を行う方
向性結合器部20、引き出しp側電極パッド21から構
成されている。
【0024】図5に本素子の断面図を示し、光ファイバ
22で光を入射させるようにしている。同図に示すよう
に、本実施例の素子は、スポットサイズ変換部のクラッ
ドであるi−InP層23、p側電極24、p−InG
aAs層25、p−InP層26、i−InGaAsP
層27、i−InP層28、i−InGaAlAs/I
nAlAsMQW層29、n−InP層30、1.1μm
組成のn−InGaAsPs層31、n−InP層3
2、n−InP基板33、n側電極54から構成されて
いる。
【0025】次に素子の作製例を示す。n−InP基板
33上に、1.0μm厚のn−InP層32、1.1μm組
成で80nm厚のn−InGaAsPs層31、0.2μ
m厚のn−InP層30、0.4μm厚のi−InGaA
lAs/InAlAsMQW層29、50nm厚のi−
InP層28、10nm厚のi−InGaAsP層2
7、1.5μm厚のp−InP層26、0.2μm厚のp−
InGaAs層25をMOVPE法で連続成長する。次
にスポットサイズ変換部のi−InP層28、i−In
GaAsP層27、p−InP層26、p−InGaA
s層25をドライエッチングまたはウェットエッチング
によって除去する。次に、i−InGaAlAs/In
AlAsMQW層29をフォトリソグラフィによって長
さ300μmにわたりテーパ状に描画する。次に、RI
BEによってi−InGaAlAs/InAlAsMQ
W層29をテーパ形状に加工する。次に、スポットサイ
ズ変換部のクラッドi−InP層23をMOVPEによ
り成長する。その後、p−InGaAs層25の表面に
p側電極24を形成した後、フォトリソグラフィで導波
路パターンを描画する。次に、塩素ガスを用いた反応性
イオンビームエッチング(RIBE)でp−InGaA
s層26をエッチングする。その後、塩酸と燐酸の混合
液によってp−InP層23および26をエッチング
し、導波路を形成する。導波路幅方向性結合器部が2μ
m、スポットサイズ変換部が10μmである。その後、
再びRIBEより方向性結合器間の電気的分離溝を形成
し、素子間絶縁を行う。最後に、n側電極54を素子の
裏面に形成する。
【0026】図4中の左下の2ポートのいずれかより光
ファイバによって入力された光(スポットサイズは5μ
m程度)は、スポットサイズ変換器19によって半導体
導波路と同等のスポットサイズに変換させる。その導波
光は、2段の方向性結合器20を経てデマルチプレクシ
ングされた後、再びスポットサイズ変換器19によっ
て、ファイバと同程度のスポットサイズに変換される。
したがって、4ポートのアレイ導波路となる出力端にお
いても、スポットサイズがファイバと同程度に拡大され
ているため、アライメントのトレランスは、結合損失1
dBダウンのマージンが約xy方向とも2μm程あり、
モジュール化時の光結合を容易化することができる。4
ポートのアレイ導波路と4アレイの光ファイバとの結合
損失の平均は0.7dBであり、光ファイバ接着時の軸ず
れによる損失増加量は4ポート平均で0.2dBである。
【0027】<実施例3>図6は、本発明の実施例3を
説明するための上面図である。図6に示すように、本実
施例の素子は、光入力導波路34と光切り替え機能のた
めの3個の方向性結合器35および4個の導波路形光受
光器36から構成されている。
【0028】図7はその断面図である。図7に示すよう
に、本実施例の素子は、n−InP基板44上に、方向
性結合器部分としては、p側電極37、p−InGaA
s層38、p−InP層39、i−InGaAsP層4
0、i−InP層41、i−InGaAlAs/InA
lAsMQW層42、n−InP層43で構成されてい
る。尚、各層厚は実施例1に等しいので、説明は省略す
る。また、導波路形受光器の吸収層は、p−InGaA
s層45で層厚は0.9μm、吸収層の長さは300μ
m、幅は10μmである。方向性結合器と受光器以外の
導波路のクラッド層はi−InP層56である。
【0029】次に素子の作製例を示す。まず、n−In
P基板44上に、1.0μm厚のn−InP層43、0.4
μm厚のi−InGaAlAs/InAlAsMQW層
42、50nm厚のi−InP層41、10nm厚のi
−InGaAsP層40、1.5μm厚のp−InP層3
9、0.2μm厚のp−InGaAs層38をMOVPE
法で連続成長する。次に受光器部のi−InP層41、
i−InGaAsP層40、p−InP層39、p−I
nGaAs層38をドライエッチングまたはウェットエ
ッチングによって除去する。次に受光器部の光吸収層p
−InGaAs層45、p−InP層39、p−InG
aAs層38をMOVPE法で成長する。その後、p側
電極37を形成した後、フォトリソグラフィで導波路パ
ターンを描画する。次に塩素ガスを用いた反応性イオン
ビームエッチング(RIBE)でp−InGaAs層3
8をエッチングする。その後、塩酸と燐酸の混合液によ
ってp−InP層39をエッチングし、続いて硫酸と過
酸化水素水の混合液によって、p−InGaAs層45
をエッチングしてリッジ形の導波路および導波路形の受
光器を形成する。上記形成した導波路幅は、方向性結合
器部が2μm、受光器部が10μmである。次に、方向
性結合器と受光器物品とをSiO2 でカバーする。続い
て、再び、MOVPE法により、i−InP層を成長す
る。次に塩素ガスを用いた反応性イオンビームエッチン
グ(RIBE)で方向性結合器と受光器以外の導波路の
クラッド層のi−InP層56を成長する。最後にn側
電極55を素子の裏面に形成する。なお、本素子の光入
力導波路34をスポットサイズ変換導波路としてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば半
導体素子の特徴である小形化・高速化を活かしつつ、大
規模なマルチプレクシング・デマルチプレクシングを行
っても光行路切り替えを行う導波路形光スイッチ素子間
の同期が容易にでき、かつ低コストの駆動系を用いるこ
とができる。
【0031】さらに、スポットサイズ変換導波路をマル
チプレクサ・デマルチプレクサの光入出力端に用いるこ
とにより、モジュール化時の歩留まりを向上させた光マ
ルチプレクサ・デマルチプレクサを提供することが可能
となる。
【0032】また、導波路形光受光器を集積することに
より、出力側のアレイ導波路とアレイファイバとの結合
が不要となり、モジュール作製時の工程が大幅に簡略で
き、歩留まりも向上する。
【0033】また、導波路形光受光器で光信号を電気信
号に変換してしまうため、外部に光−電気変換器を要す
ることなく、直接電気信号のままその後の信号処理をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明する上面図。
【図2】本発明の実施例1を説明する断面図。
【図3】本発明の実施例1のデマルチプレクシングの実
験結果を示す図。
【図4】本発明の実施例2を説明する斜視図。
【図5】本発明の実施例2を説明する断面図。
【図6】本発明の実施例3を説明する上面図。
【図7】本発明の実施例3を説明する断面図。
【図8】従来方式による光マルチプレクサ・デマルチプ
レクサ。
【符号の説明】
1 光入力導波路 2 方向性結合器 3 光入力導波路 11 p側電極 12 p−InGaAs層 13 p−InP層 14 i−InGaAsP層 15 i−InP層 16 i−InGaAlAs/InAlAsMQW層 17 n−InP層 18 n−InP基板 19 スポットサイズ変換導波路 20 方向性結合器 21 引き出しp側電極パッド 22 光ファイバ 23 i−InP層 24 p側電極 25 p−InGaAs層 26 p−InP層 27 i−InGaAsP層 28 i−InP層 29 i−InGaAlAs/InAlAsMQW層 30 n−InP層 31 n−InGaAsPs層 32 n−InP層 33 n−InP基板 34 光入力導波路 35 方向性結合器 36 導波路形光受光器 37 p側電極 38 p−InGaAs層 39 p−InP層 40 i−InGaAsP層 41 i−InP層 42 i−InGaAlAs/InAlAsMQW層 43 n−InP層 44 n−InP層 45 p−InGaAs層 49 光入出力導波路 50 光合分岐回路 51 光ゲートスイッチ 52 光入出力導波路 53 n側電極 54 n側電極 55 n側電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、当該基板上に形成された
    少なくとも1本の光入力または出力導波路と、当該同一
    基板上において前記光入力導波路に光結合する位置に配
    した少なくとも1個の電界印加あるいは電流注入するこ
    とによって光の経路を切り替える導波路形光スイッチ
    と、当該同一基板上において前記導波路形光スイッチに
    光結合する位置に配した少なくとも2本の光出力あるい
    は入力導波路と、前記導波路形光スイッチを駆動する電
    極とを具備することを特徴とする光マルチプレクサ・デ
    マルチプレクサ。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、当該基板上に形成された
    少なくとも1本の光導波層がテーパ形状である光入出力
    導波路と、当該同一基板上において前記光入力導波路に
    光結合する位置に配した少なくとも1個の電界印加ある
    いは電流注入することによって光の経路を切り替える導
    波路形光スイッチと、当該同一基板上において前記導波
    路形光スイッチに光結合する位置に配した少なくとも2
    本の光導波層がテーパ形状である光出力あるいは入力導
    波路と、前記導波路形光スイッチと導波路形光受光器を
    駆動する電極とを具備することを特徴とする光マルチプ
    レクサ・デマルチプレクサ。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、当該基板上に形成された
    少なくとも1本の光入出力導波路と、当該同一基板上に
    おいて前記光入力導波路に光結合する位置に配した少な
    くとも1個の電界印加あるいは電流注入することによっ
    て光の経路を切り替える導波路形光スイッチと、当該同
    一基板上において前記導波路形光スイッチに光結合する
    位置に配した少なくとも2個の導波路形光受光器と、前
    記導波路形光スイッチと導波路形光受光器を駆動する電
    極とを具備することを特徴とする光デマルチプレクサ。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、当該基板上に形成された
    少なくとも1本の光導波層がテーパ形状である光入出力
    導波路と、当該同一基板上において前記光入力導波路に
    光結合する位置に配した少なくとも1個の電界印加ある
    いは電流注入することによって光の経路を切り替える導
    波路形光スイッチと、当該同一基板上において前記導波
    路形光スイッチに光結合する位置に配した少なくとも2
    個の導波路形光受光器と、前記導波路形光スイッチと導
    波路形光受光器を駆動する電極とを具備することを特徴
    とする光デマルチプレクサ。
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