[go: up one dir, main page]

JPH08210893A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

Info

Publication number
JPH08210893A
JPH08210893A JP7017144A JP1714495A JPH08210893A JP H08210893 A JPH08210893 A JP H08210893A JP 7017144 A JP7017144 A JP 7017144A JP 1714495 A JP1714495 A JP 1714495A JP H08210893 A JPH08210893 A JP H08210893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas meter
flow passage
gas
side flow
upper case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7017144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553172B2 (ja
Inventor
Isao Kaneko
功 金子
Mitsuhiro Nakamura
充博 中村
Yoshio Yumita
吉男 弓田
Yasunobu Satou
恭宣 佐藤
Kazuo Shimakawa
和郎 嶋川
Satoshi Aoshima
聡 青嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimmon Manufacturing Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Kimmon Manufacturing Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kimmon Manufacturing Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Kimmon Manufacturing Co Ltd
Priority to JP01714495A priority Critical patent/JP3553172B2/ja
Publication of JPH08210893A publication Critical patent/JPH08210893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553172B2 publication Critical patent/JP3553172B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガスメータ本体の高さ寸法を低く構成でき、狭
い設置スペース(特に高さ方向に余裕のないスペース)
でも据え付けることができるガスメータを提供すること
にある。 【構成】ガスメータ本体1をガス流入口4およびガス流
出口5を備えた上部ケース31と計量室を構成する下部
ケース3とから構成し、前記上部ケースの内部に前記ガ
ス流入口に連通する一次側流通路32と前記計量室に連
通する二次側流通路33とを区画する仕切り壁34を設
けるとともに連通口39を設け、緊急時に前記連通口を
遮断する遮断弁51を設けたガスメータにおいて、前記
一次側流通路を上部ケースの内部で、かつガスメータ本
体の前部側に迂回して形成し、前記連通口39をガスメ
ータ本体の前部に対向させるとともに、ガスメータ本体
の前部に、少なくとも前記連通口を遮断する前記遮断弁
を内蔵した機器ボックス40を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスの異常使用時、
地震発生時あるいはガス圧力低下時、その他の緊急時に
ガスの流通を遮断する遮断弁を備えたガスメータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガスメータ本体の内部に遮断弁、地震を
感知する感震器およびガス圧力低下を感知する圧力セン
サおよび制御回路を内蔵し、ガスの異常使用時、地震時
あるいはガス圧力低下時等の緊急時に遮断弁を作動させ
てガスの流通を遮断するようにしたガスメータは、マイ
コンメータとして知られている。
【0003】前記ガスメータは、図6および図7に示す
ように構成されている。すなわち、ガスメータ本体1
は、上部ケース2と下部ケース3とから構成されてい
る。上部ケース2の一側部にはガス流入口4が、他側部
にはガス流出口5が設けられている。
【0004】さらに、上部ケース2の内部には一次側流
通路6と二次側流通路7とを区画する仕切り壁8が設け
られ、この仕切り壁8には一次側流通路6と二次側流通
路7とを連通する連通口9が設けられている。一次側流
通路6は前記ガス流入口4に連通しており、二次側流通
路7には前記下部ケース3に設けられた計量室10にガ
スを分配する分配弁機構11および大肘金、小肘金から
なるクランク機構12が設けられている。
【0005】また、上部ケース2の内部で、二次側流通
路7の上部には区画壁13によって区画された機器収納
室14が設けられ、この感震器15、プリント基板16
および圧力センサ、電池(図示しない)が収納されてい
る。さらに、前記仕切り壁8に設けられた連通口9には
後述する遮断弁17が対向して設けられ、緊急時に連通
口9を遮断するようになっている。
【0006】前記遮断弁17は、前記連通口9の周囲に
設けられた弁座18と自己保持形ソレノイド19とから
構成されている。自己保持形ソレノイド19は上部ケー
ス2の後部に設けられた取付け凹部20にコイル部21
を収納し、プランジャ22を一次側流通路6に突出した
状態に固定されている。プランジャ22の先端部には前
記弁座18に対して接離可能な弁体23が設けられ、コ
イル部21は取付け凹部20の開口を閉塞する蓋体24
によって覆われている。
【0007】自己保持形ソレノイド19のプランジャ2
2にはスプリング25が設けられ、弁体23を弁座18
方向、つまり閉弁方向に付勢しているが、コイル部21
に無通電状態ではプランジャ22がスプリング25に打
ち勝ってマグネット(図示しない)に吸着し、弁体23
は弁座18から離間して開弁状態に保持されるようにな
っている。そして、コイル部21に瞬間的に通電して逆
磁場を与えると、スプリング25の復元力によって弁体
23を弁座18に圧接し、連通口9を遮断するようにな
っている。
【0008】また、上部ケース2の前部には前記連通口
9に対向して復帰操作ボタンを収納するボタンキャップ
26が設けられ、弁体23を弁座18から離間させて開
弁状態に復帰させるには復帰操作ボタン(図示しない)
を手指によって押し込み、弁体23をスプリング25の
復元力に抗して押し込み、プランジャ22をマグネット
に吸着させることにより、弁体23を開弁状態に保持で
きるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに構成されたマイコンガスメータは、上部ケース2の
クランク機構12の上部に機器収納室14が設けられ、
この機器収納室14に感震器15、プリント基板16、
圧力センサ、電池等の保安機器のすべてが収納された構
造である。したがって、保安機器を備えていない一般の
ガスメータより高さ寸法Hが高く、大型化している。
【0010】一方、ガスメータは計量法により、現行法
によれば、検定満期が7年または10年に設定されてお
り、検定満期に到達した際には新しいガスメータと交換
する必要がある。しかし、旧メータが保安機器を備えて
いない一般のガスメータの場合、その設置スペースが狭
いため(特に高さスペース)、旧メータを取り外しても
新しいマイコンガスメータを設置できない場合が生じて
いる。このような場合、当然のことながらガスメータの
設置場所を変更する必要があるが、変更するためにはガ
ス配管をし直す必要があり、工事に多くの手間と労力が
加わるという問題がある。
【0011】また、従来のマイコンガスメータは、機器
収納室14はガスメータ本体1の後部に開口が設けら
れ、この後部開口から感震器15、プリント基板16、
圧力センサ、電池等の保安機器を組み付ける構造であ
り、自己保持形ソレノイド19を取り付ける取付け凹部
20も後部に開口しており、その後部開口から自己保持
形ソレノイド19を組み付ける構造である。
【0012】したがって、保安機器を組み付け後、後部
開口を蓋体によって閉塞する必要があり、組み付け作業
が煩雑で、多くの組み付け工数を要している。さらに、
上部ケース2の仕切りが複雑となり、上部ケース2を成
形するためのダイキャスト金型が複雑で高価なものとな
っている。
【0013】さらに、上部ケース2の一次側流通路6と
二次側流通路7とを区画する仕切り壁8が、ガス流入口
4の内腔壁から下方に延長する縦壁8aと、この縦壁8
aと直角の横壁8bとからなり、縦壁8aに設けた連通
口9が前記横壁8bに近接している。
【0014】したがって、連通口9を開閉する弁体23
も横壁8bに近接しており、連通口9の周囲のスペース
が狭まり、ガスのスムーズな流通の妨げになっている。
ガスの流通をスムーズにするため、流通口9の口径を大
きくすることが考えられるが、弁体23を含む自己保持
形ソレノイド19も大型化し、コストアップの原因とな
るとともに、上部ケース2がさらに大型化するという不
都合がある。
【0015】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ガスメータ本体の高
さ寸法を低く構成でき、狭い設置スペースでも据え付け
ることができるとともに、上部ケースの構造の簡素化を
図り、組立て作業の容易化を図り、コストダウンを図る
ことができるガスメータを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、ガスメータ本体をガ
ス流入口およびガス流出口を備えた上部ケースと計量室
を構成する下部ケースとから構成し、前記上部ケースの
内部に前記ガス流入口に連通する一次側流通路と前記計
量室に連通する二次側流通路とを区画する仕切り壁を設
けるとともに、この仕切り壁に一次側流通路と二次側流
通路とを連通する連通口を設ける一方、緊急時に前記連
通口を遮断する遮断弁を設けたガスメータにおいて、前
記一次側流通路を上部ケースの内部で、かつガスメータ
本体の前部側に迂回して形成し、前記連通口をガスメー
タ本体の前部に対向させるとともに、ガスメータ本体の
前部に、少なくとも前記連通口を遮断する遮断弁を内蔵
した機器ボックスを設けたことを特徴とする。
【0017】請求項2は、前記機器ボックスを、少なく
とも遮断弁、圧力センサ、プリント基板および感震器等
の保安機器ユニットを備えたベースと、このベースに取
り付けられ前記保安機器ユニットを覆うカバーとから構
成したことを特徴とする。
【0018】請求項3は、前記機器ボックスを、ガスメ
ータ本体の前部に取付けることにより、一次側流通路を
構成したことを特徴とする。請求項4は、ガスメータ本
体をガス流入口およびガス流出口を備えた上部ケースと
計量室を構成する下部ケースとから構成し、前記上部ケ
ースの内部に前記ガス流入口に連通する一次側流通路と
前記計量室に連通する二次側流通路とを区画する仕切り
壁を設けるとともに、この仕切り壁に一次側流通路と二
次側流通路とを連通する連通口を設ける一方、緊急時に
前記連通口を遮断する遮断弁を設けたガスメータにおい
て、前記一次側流通路を上部ケースの内部で、かつガス
メータ本体の前部側に迂回して形成し、前記連通口をガ
スメータ本体の前部に対向させるとともに、ガスメータ
本体の前部に、ベースとカバーとからなる機器ボックス
を設け、前記ベースに前記連通口を遮断する遮断弁と圧
力センサを取付ける取付け板を設け、前記ベースと取付
け板との間に前記二次側流通路と圧力センサのガス圧導
入孔とを連通する圧力導入路を形成したことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】ガスメータ本体の前部に機器ボックスが設けら
れ、この機器ボックスの内部に遮断弁、圧力センサ、プ
リント基板および感震器等の保安機器ユニットが収納さ
れている。したがって、従来のように上部ケースの内部
に保安機器ユニットを収納した構造に比べて上部ケース
を小形化でき、ガスメータ本体の高さ寸法を小さく構成
できる。この結果、保安機器ユニットを備えたマイコン
ガスメータであっても、保安機器を備えていない一般の
ガスメータと同等の高さ寸法に構成できる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明するが、従来と同一構成部分は同一番号を付して説
明を省略する。図1および図2はマイコンガスメータの
全体構成を示し、図1は一部を断面した側面図、図2は
カバーを取り外した状態の正面図である。ガスメータ本
体1の上部ケース31は例えばダイキャストによって成
形され、内部には一次側流通路32と二次側流通路33
とを区画する仕切り壁34が一体に設けられている。
【0021】一次側流通路32は、図3および図4に示
すように、ガス流入口4の軸方向に対して直角にガス流
出口5方向に僅かに屈曲する横向通路35を有し、この
横向通路35はこれと直角にガスメータ本体1の前部方
向に屈曲する前向通路36を有している。さらに、この
前向通路36は上部ケース31の前部壁に設けられた開
口部37まで貫通している。また、前向通路36の終端
部から前記仕切り壁34の縦壁34aに沿って直角に下
方に屈曲する下向通路38を有しており、この下向通路
38の終端部は仕切り壁34の横壁34bによって閉塞
されている。
【0022】このように一次側流通路32はガス流入口
4から迂回してガスメータ本体1の前部まで導かれ、前
記開口部37および仕切り壁34に設けられた流通口3
9と連通している。
【0023】前記ガスメータ本体1の前部には機器ボッ
クス40が設けられている。この機器ボックス40は、
ガスメータ本体1の前面形状と近似した板状のベース4
1と、このベース41に嵌合する合成樹脂材料からなる
カバー42とからなり、内部に空間部43を構成してい
る。
【0024】ベース41の前記上部ケース31と対向す
る部分には複数個の取付け孔44が穿設され、これら取
付け孔44と対向する上部ケース31にはねじ穴45が
穿設されている。そして、ベース41側から前記取付け
孔44に取付けねじ46を挿通し、ねじ穴45に対して
ねじ込むことにより、ベース41は上部ケース31に対
して固定されている。また、前記カバー42は固定ねじ
47によってベース41に対してねじ込み固定されてい
る。
【0025】したがって、上部ケース31の開口部37
は機器ボックス40のベース41によって閉塞されてお
り、ベース41は前記一次側流通路32を構成する部材
の一部を兼ねている。
【0026】また、ベース41には上部ケース31の連
通口39と同心的に対向する貫通孔48が穿設されてお
り、この貫通孔48はベース41に対して複数本の取付
けねじ49によって取り付けられた取付け板50によっ
て閉塞されている。この取付け板50は縦長の長方形状
で、その上端部には後述する遮断弁51が設けられ、下
端部には圧力センサ52が設けられている。
【0027】前記遮断弁51は、自己保持形ソレノイド
53によって構成されている。自己保持形ソレノイド5
3は取付け板50に対してコイル部54が取付けねじ5
5によって固定され、プランジャ56は前記貫通孔48
を貫通して一次側流通路32まで突出している。プラン
ジャ56の先端部には連通口39の周縁部に対して接離
可能な弁体57が設けられ、この弁体57の前面にはシ
ールリング58が設けられている。
【0028】自己保持形ソレノイド53のプランジャ5
6にはスプリング59が設けられ、弁体57を閉弁方向
に付勢しているが、コイル部54に無通電状態ではプラ
ンジャ56がスプリング59に打ち勝ってマグネット
(図示しない)に吸着し、弁体57は開弁状態に保持さ
れるようになっている。
【0029】そして、マグネットによる磁場と逆の磁場
を発生させるようにコイル部54に瞬間的に通電する
と、スプリング59の復元力によって弁体57を連通口
39の周縁部に圧接し、連通口39を遮断するようにな
っている。
【0030】また、開弁状態に復帰する場合は、遮断す
る時の通電と逆の極性によりコイル部54に通電する
と、コイル部54による磁場はマグネットの磁場と同じ
向きで発生し、プランジャ56を引き戻し、弁体57を
連通口39の周縁部から離間させて行うようになってい
る。
【0031】さらに、図5に示すように、前記圧力セン
サ52は、そのフランジ部60を取付けねじ61によっ
て取付け板50にねじ込むことにより取り付けられ、ガ
ス圧導入孔52aは取付け板50に設けられた透孔62
に臨んでおり、この透孔62は後述するガス導入路63
を介して前記上部ケース31内の二次側流通路33に連
通している。
【0032】すなわち、上部ケース31の仕切り壁34
の横壁34bには横方向にガス導入孔64が穿設され、
この一端は二次側流通路33に開口し、他端は横壁34
bの前端面に開口している。また、前記ベース41には
横壁34bに設けられたガス導入孔64に同心的に対向
する連通孔65が穿設されている。さらに、ベース41
に接触する取付け板50の接触面側には一端が前記連通
孔65に連通し、他端が前記透孔62に連通する長溝6
6が設けられている。
【0033】そして、二次側流通路33内のガスはガス
導入孔64、連通孔65、長溝66の順に流れて透孔6
2に導かれ、圧力センサ52のガス圧導入孔52aで二
次側流通路33内の圧力を感知するようになっている。
【0034】なお、前記圧力センサ52と取付板50、
前記ガス導入孔64と連通孔65との接続部、連通孔6
5と長溝66の接続部および長溝66の周縁部は図示し
ないパッキンによって気密にシールされており、ガスリ
ークを防止している。
【0035】また、取付け板50のベース41との接触
する面に長溝66を設けたが、ベース41の取付け板5
0との接触する面に長溝66を設けてもよい。さらに、
圧力センサ52の取付け位置が上部ケース31の二次側
流通路33の位置からさらに下方に位置している場合に
は長溝66の長さを延ばすことにより対応でき、圧力セ
ンサ52の取付け位置に制約を受けることがない。
【0036】さらに、前記上部ケース31には前記遮断
弁51の隣側に位置して積算カウンタ67が取付けねじ
68によって固定され、この積算カウンタ67の下方に
位置するベース41には制御回路がプリント配線された
プリント基板69が取付けねじ70によって固定されて
いる。プリント基板69には感震器71および電池72
が搭載されている。さらに、プリント基板69の下端部
には接続端子73が設けられ、この接続端子73は外部
の警報器(図示しない)等と電気的に接続されるように
なっている。
【0037】また、前記カバー42は前記積算カウンタ
67と対向する部分が透明で、他の部分は不透明にシボ
加工されている。さらに、カバー42の一部には復帰ス
イッチ74が設けられ、この復帰スイッチ74をオンす
ると、前記自己保持形ソレノイド53の復帰用コイルが
励磁され、遮断状態の弁体57を開弁状態に復帰できる
ようになっている。
【0038】次に、前述のように構成されたガスメータ
の作用について説明する。通常の使用状態においては、
ガス流入口4から流入したガスは一次側流通路32の横
向通路35、前向通路36の順に流れてガスメータ本体
1の前部側に導かれ、さらに下向通路38を介して連通
口39から二次側流通路33に導かれる。二次側流通路
33に導かれたガスは分配弁機構11とクランク機構1
2によって計量室10に分配された後、ガス流出口5か
らガス需要側へ導かれる。
【0039】このとき、二次側流通路33内のガスは、
ガス導入路63を介して透孔62に導かれ、その透孔6
2には圧力センサ52のガス圧導入孔52aが臨んでい
るため、二次側流通路33内のガス圧を圧力センサ52
が常に感知している。そして、圧力センサ52が異常な
圧力変動を感知したときには遮断弁51に作動信号が入
力され、また、地震が発生し、感震器71が異常な振動
を感知したときは遮断弁51に作動信号が入力される。
【0040】遮断弁51を構成する自己保持形ソレノイ
ド53のコイル部54に瞬間的に通電して逆磁場を与え
ると、スプリング59の復元力によって弁体57を連通
口39の周縁部に圧接して連通口39を遮断する。つま
り、緊急時にはガスの流通をガスメータ本体1の内部で
遮断し、ガス需要側への供給を停止することができる。
【0041】また、前述のように構成されたガスメータ
は、ガスメータ本体1の前部に機器ボックス40が設け
られ、この機器ボックス40の内部に遮断弁51、圧力
センサ52、プリント基板69および感震器71等の保
安機器ユニットが収納されている。したがって、従来の
ように上部ケース2の内部に保安機器ユニットを収納し
た構造に比べて上部ケース31を小形化でき、ガスメー
タ本体1の高さ寸法Hを小さく構成できる。この結果、
保安機器ユニットを備えたマイコンガスメータであって
も、保安機器を備えていない一般のガスメータと同等の
高さ寸法に構成でき、一般のガスメータと同じ設置位置
に据え付けることができる。
【0042】さらに、ガスメータ本体1の前部に機器ボ
ックス40を設け、この機器ボックス40の内部に遮断
弁51、圧力センサ52、プリント基板69および感震
器71等の保安機器ユニットを収納することにより、ガ
スメータ本体1と機器ボックス40をそれぞれ別の組立
てラインで組立て、最後にガスメータ本体1に対して機
器ボックス40を組付けることが可能となり、組立て作
業性の向上を図ることができる。また、保安機器ユニッ
トの保守点検および修理の際にも、機器ボックス40を
ガスメータ本体1から取り外すことができ、新しい物と
交換することも容易である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、保安機器ユニットをガスメータ本体の外部に設ける
ことにより、ガスメータ本体の高さ寸法を低く構成で
き、狭い設置スペース(特に高さ方向に余裕のないスペ
ース)でも据え付けることができる。しかも、上部ケー
スの構造の簡素化を図ることができ、ダイキャスト金型
等の構造が簡素化し、また組立て作業の容易化を図るこ
とができるため、コストダウンを図ることができるとい
う効果がある。また、機器ボックスを交換することによ
って、多様な使用に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すガスメータの一部を
断面した側面図。
【図2】同実施例のガスメータの機器ボックスに設けら
れたカバーを取り外した状態の正面図。
【図3】同実施例のガスメータ本体の正面図。
【図4】同実施例のガスメータの一部を断面した平面
図。
【図5】同実施例のガス導入路の断面図。
【図6】従来のガスメータの縦断側面図。
【図7】従来のガスメータの縦断正面図。
【符号の説明】
1…ガスメータ本体、4…ガス流入口、5…ガス流出
口、31…上部ケース、32…一次側流通路、33…二
次側流通路、34…仕切り壁、39…連通口、40…機
器ボックス、41…ベース、42…カバー、51…遮断
弁、52…圧力センサ、52a…圧力導入孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 恭宣 東京都板橋区徳丸4−26−17−305 (72)発明者 嶋川 和郎 埼玉県与野市本町西2−5−7 (72)発明者 青嶋 聡 埼玉県朝霞市北原2−3−6−102

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメータ本体をガス流入口およびガス
    流出口を備えた上部ケースと計量室を構成する下部ケー
    スとから構成し、前記上部ケースの内部に前記ガス流入
    口に連通する一次側流通路と前記計量室に連通する二次
    側流通路とを区画する仕切り壁を設けるとともに、この
    仕切り壁に一次側流通路と二次側流通路とを連通する連
    通口を設ける一方、緊急時に前記連通口を遮断する遮断
    弁を設けたガスメータにおいて、 前記一次側流通路を上部ケースの内部で、かつガスメー
    タ本体の前部側に迂回して形成し、前記連通口をガスメ
    ータ本体の前部に対向させるとともに、ガスメータ本体
    の前部に、少なくとも前記連通口を遮断する遮断弁を内
    蔵した機器ボックスを設けたことを特徴とするガスメー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記機器ボックスは、少なくとも遮断
    弁、圧力センサ、プリント基板および感震器等の保安機
    器ユニットを備えたベースと、このベースに取り付けら
    れ前記保安機器ユニットを覆うカバーとから構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記機器ボックスは、ガスメータ本体の
    前部に取付けることにより、一次側流通路を構成してい
    ることを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  4. 【請求項4】 ガスメータ本体をガス流入口およびガス
    流出口を備えた上部ケースと計量室を構成する下部ケー
    スとから構成し、前記上部ケースの内部に前記ガス流入
    口に連通する一次側流通路と前記計量室に連通する二次
    側流通路とを区画する仕切り壁を設けるとともに、この
    仕切り壁に一次側流通路と二次側流通路とを連通する連
    通口を設ける一方、緊急時に前記連通口を遮断する遮断
    弁を設けたガスメータにおいて、 前記一次側流通路を上部ケースの内部で、かつガスメー
    タ本体の前部側に迂回して形成し、前記連通口をガスメ
    ータ本体の前部に対向させるとともに、ガスメータ本体
    の前部に、ベースとカバーとからなる機器ボックスを設
    け、前記ベースに前記連通口を遮断する遮断弁と圧力セ
    ンサを取付ける取付け板を設け、前記ベースと取付け板
    との間に前記二次側流通路と圧力センサのガス圧導入孔
    とを連通する圧力導入路を形成したことを特徴とするガ
    スメータ。
JP01714495A 1995-02-03 1995-02-03 ガスメータ Expired - Fee Related JP3553172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01714495A JP3553172B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 ガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01714495A JP3553172B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 ガスメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08210893A true JPH08210893A (ja) 1996-08-20
JP3553172B2 JP3553172B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=11935813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01714495A Expired - Fee Related JP3553172B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 ガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3553172B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001004425A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Aichi Tokei Denki Co Ltd 膜式ガスメータ
JP2003065824A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Osaka Gas Co Ltd ガスメータ及びその電気部品ユニット
JP2010019593A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2010019590A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2015206657A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 株式会社竹中製作所 膜式ガスメーター
JP2017049074A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社竹中製作所 膜式ガスメータ
JP2019158742A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 アズビル金門株式会社 ガスメータ
JP2019174357A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 アズビル金門株式会社 ガスメータ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63208718A (ja) * 1987-02-25 1988-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JPS63173574U (ja) * 1987-05-02 1988-11-10
JPH05164589A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Aichi Tokei Denki Co Ltd 膜式ガスメータ
JPH0687822U (ja) * 1993-06-08 1994-12-22 愛知時計電機株式会社 セキュリティ機能を備えたフルイディック式ガスメータ
JPH07234144A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Aichi Tokei Denki Co Ltd 膜式ガスメータ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63208718A (ja) * 1987-02-25 1988-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JPS63173574U (ja) * 1987-05-02 1988-11-10
JPH05164589A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Aichi Tokei Denki Co Ltd 膜式ガスメータ
JPH0687822U (ja) * 1993-06-08 1994-12-22 愛知時計電機株式会社 セキュリティ機能を備えたフルイディック式ガスメータ
JPH07234144A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Aichi Tokei Denki Co Ltd 膜式ガスメータ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001004425A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Aichi Tokei Denki Co Ltd 膜式ガスメータ
JP2003065824A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Osaka Gas Co Ltd ガスメータ及びその電気部品ユニット
JP2010019593A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2010019590A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2015206657A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 株式会社竹中製作所 膜式ガスメーター
JP2017049074A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社竹中製作所 膜式ガスメータ
JP2019158742A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 アズビル金門株式会社 ガスメータ
JP2019174357A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 アズビル金門株式会社 ガスメータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3553172B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08210893A (ja) ガスメータ
US20070221278A1 (en) Flow Interrupter for a Liquid or Gaseous Fluid Flow Pipe
US3257034A (en) Liquid flow controller
EP1075647A2 (en) A leakage detector, a latching solenoid, a flow meter, and a liquid dispensing apparatus including same
US5107894A (en) Electrically controlled shutoff valve and use of the latter
JP3504383B2 (ja) マイコンガスメータ
JPH07234144A (ja) 膜式ガスメータ
EP0253954B1 (en) Sensing the open and/or closed condition of valves
JP2000009511A (ja) マイコンガスメータ
JPH0460205B2 (ja)
JPH01172688A (ja) 電磁弁
JP4022633B2 (ja) 電磁弁
JPH09280490A (ja) バルブ付スチ―ムトラップ
JP2605044Y2 (ja) ガスメータ用遠隔表示装置
JPH11108725A (ja) マイコンガスメータ
JPH0338526Y2 (ja)
US20240209610A1 (en) Flush valve
JP2005283228A (ja) ガスメータ
JP2000009512A (ja) マイコンガスメータ
JPH04110592U (ja) 液体供給装置における圧力容器の補給口構造
JPH02238218A (ja) オイルサーバ
JPH0743570Y2 (ja) 遮断弁装置
JPH0718488B2 (ja) 遮断弁
JP6655567B2 (ja) マイコンメーターの通気構造
JPH05164589A (ja) 膜式ガスメータ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees