JPH0821074A - 下地パネル、加温装置、床暖房床および施工方法 - Google Patents
下地パネル、加温装置、床暖房床および施工方法Info
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- JPH0821074A JPH0821074A JP7028340A JP2834095A JPH0821074A JP H0821074 A JPH0821074 A JP H0821074A JP 7028340 A JP7028340 A JP 7028340A JP 2834095 A JP2834095 A JP 2834095A JP H0821074 A JPH0821074 A JP H0821074A
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- Japan
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- base panel
- hot water
- grooves
- groove
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
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- Floor Finish (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温水を用いた床暖房用の床の構造を一般の工
務店でも簡単に施工できるものとして、一般の家庭でも
容易に採用できる床暖房を提供する。 【構成】 木質製の平板31の上に、複数の帯状で木質
性の板材32を隙間35を設けて張り付けた下地パネル
30を、根太1の上に取り付ける。隙間35に温水配管
20を敷設し、これらの上を平らな金属板25で覆う。
そして、床仕上げ材6を釘止めする。木質性の部材によ
って温水配管を敷設する領域を施工できるので、大工工
事の範疇で床暖房用の床を施工できる。また、特殊な技
術のいるパネルは不要であり、短期間の工期で安価で快
適な床暖房を提供できる。
務店でも簡単に施工できるものとして、一般の家庭でも
容易に採用できる床暖房を提供する。 【構成】 木質製の平板31の上に、複数の帯状で木質
性の板材32を隙間35を設けて張り付けた下地パネル
30を、根太1の上に取り付ける。隙間35に温水配管
20を敷設し、これらの上を平らな金属板25で覆う。
そして、床仕上げ材6を釘止めする。木質性の部材によ
って温水配管を敷設する領域を施工できるので、大工工
事の範疇で床暖房用の床を施工できる。また、特殊な技
術のいるパネルは不要であり、短期間の工期で安価で快
適な床暖房を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床暖房用の床構造、特
に、温水を用いた床暖房用の床に関し、また、これに好
適な下地パネルの構造に関するものである。
に、温水を用いた床暖房用の床に関し、また、これに好
適な下地パネルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温水を用いた床暖房は、省エネであり、
室内の空気汚染もないなど多くの利点を備えているの
で、一般家庭用や、別荘用などの暖房設備として広く普
及しつつある。従来の床暖房の概略構成は図17に示し
た通りである。図17(a)は、根太1の間を用いて床
暖房用の温水配管10を敷設する方法であり、図17
(b)は、根太1の上に床暖房用の温水配管10を敷設
する方法である。
室内の空気汚染もないなど多くの利点を備えているの
で、一般家庭用や、別荘用などの暖房設備として広く普
及しつつある。従来の床暖房の概略構成は図17に示し
た通りである。図17(a)は、根太1の間を用いて床
暖房用の温水配管10を敷設する方法であり、図17
(b)は、根太1の上に床暖房用の温水配管10を敷設
する方法である。
【0003】図17(a)では、温水配管10を敷設す
るために、根太1の間の寸法に合わせて成形した断熱材
の細長いパネル2を用いている。このパネル2は、予め
細長く成形した断熱層3と、この断熱層3の上に敷かれ
た亜鉛鉄板やアルミニウムなどの熱伝達の良い金属板4
とを有し、そのパネル10の上方の面には、断熱層3と
金属板4を成形して温水配管20の通る凹み5を設けて
ある。根太1の下場にコンパネ2を捨て張りとして取付
けた後、このパネル10を根太1の間に設定する。パネ
ル10の凹み5に温水配管20を敷設した後、フローリ
ングなどの床仕上げ材6を取り付ける。温水配管20の
中に温水を流すと、金属板4を伝わって熱が仕上げ材6
に供給され、床の温度が上昇する。
るために、根太1の間の寸法に合わせて成形した断熱材
の細長いパネル2を用いている。このパネル2は、予め
細長く成形した断熱層3と、この断熱層3の上に敷かれ
た亜鉛鉄板やアルミニウムなどの熱伝達の良い金属板4
とを有し、そのパネル10の上方の面には、断熱層3と
金属板4を成形して温水配管20の通る凹み5を設けて
ある。根太1の下場にコンパネ2を捨て張りとして取付
けた後、このパネル10を根太1の間に設定する。パネ
ル10の凹み5に温水配管20を敷設した後、フローリ
ングなどの床仕上げ材6を取り付ける。温水配管20の
中に温水を流すと、金属板4を伝わって熱が仕上げ材6
に供給され、床の温度が上昇する。
【0004】このような根太間工法は根太1の間の空間
を有効に利用できるので、省スペースである。しかし、
温水配管20を接続するために、根太の一部を削る必要
があり、また、床構造によって根太の間隔が異なるとそ
の度に寸法の異なるパネルを用意する必要がある。さら
に、根太の上にあたる床は冷たいままなので、根太の間
隔毎に温度差が生じてしまう。また、図18(a)に示
すように、仕上げ材6は、根太1の上でしか釘止めでき
ない。さらに、パネル10の上にあたる部分は断熱層3
によって支持されるだけなので柔らかく、沈み込んだ
り、あるいは重い家具を置くと仕上げ材6が変形するこ
ともある。
を有効に利用できるので、省スペースである。しかし、
温水配管20を接続するために、根太の一部を削る必要
があり、また、床構造によって根太の間隔が異なるとそ
の度に寸法の異なるパネルを用意する必要がある。さら
に、根太の上にあたる床は冷たいままなので、根太の間
隔毎に温度差が生じてしまう。また、図18(a)に示
すように、仕上げ材6は、根太1の上でしか釘止めでき
ない。さらに、パネル10の上にあたる部分は断熱層3
によって支持されるだけなので柔らかく、沈み込んだ
り、あるいは重い家具を置くと仕上げ材6が変形するこ
ともある。
【0005】図17(b)は、根太1の上にコンパネ2
を捨て張りとして設置し、その上に専用のパネル11を
一面に敷いた後、温水配管20を敷設している。このパ
ネル11も構造的にはパネル10と略同じであり、複数
の凹み5が所定の間隔で成形された断熱層3と、断熱層
3の上方の面の形状に合わせて成形され、張り付けられ
た金属板4とから構成してある。このように根太1の空
間で温水配管20を処理できれば、連続して温水配管を
設置するために根太を貫通する必要はない。この工法で
は、断熱材を用いて曲がった軌跡の凹みを有するパネル
も成形しておき、これらのパネルを組み合わせて根太1
の上に温水配管を敷設している。また、根太1の間に断
熱材9を敷設しておけるので、この方式のパネル11は
比較的薄くてすむ。このため、パネル11の上に取り付
ける床仕上げ材6をコンパネ2から比較的強固に支持で
きる。
を捨て張りとして設置し、その上に専用のパネル11を
一面に敷いた後、温水配管20を敷設している。このパ
ネル11も構造的にはパネル10と略同じであり、複数
の凹み5が所定の間隔で成形された断熱層3と、断熱層
3の上方の面の形状に合わせて成形され、張り付けられ
た金属板4とから構成してある。このように根太1の空
間で温水配管20を処理できれば、連続して温水配管を
設置するために根太を貫通する必要はない。この工法で
は、断熱材を用いて曲がった軌跡の凹みを有するパネル
も成形しておき、これらのパネルを組み合わせて根太1
の上に温水配管を敷設している。また、根太1の間に断
熱材9を敷設しておけるので、この方式のパネル11は
比較的薄くてすむ。このため、パネル11の上に取り付
ける床仕上げ材6をコンパネ2から比較的強固に支持で
きる。
【0006】この工法では、図18(b)に示すよう
に、仕上げ材6を固定する釘8はパネル11の断熱層3
を貫通して打つ必要がある。このため、長い釘を用いる
必要があり、そのわりには床を強固に固定できない。ま
た、断熱層3は床にかかる荷重によって伸び縮みするの
で釘のききが緩くなることも懸念される。さらに、パネ
ル11を根太1やコンパネ2に固定する際は、仕上げ材
6がバタつかないように、釘の頭をパネル11から突出
しないように打つ必要がある。そのためには、パネル1
1の上方の面に設けてある金属板4を、その板が凹むま
で釘を打ちつける必要がある。
に、仕上げ材6を固定する釘8はパネル11の断熱層3
を貫通して打つ必要がある。このため、長い釘を用いる
必要があり、そのわりには床を強固に固定できない。ま
た、断熱層3は床にかかる荷重によって伸び縮みするの
で釘のききが緩くなることも懸念される。さらに、パネ
ル11を根太1やコンパネ2に固定する際は、仕上げ材
6がバタつかないように、釘の頭をパネル11から突出
しないように打つ必要がある。そのためには、パネル1
1の上方の面に設けてある金属板4を、その板が凹むま
で釘を打ちつける必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】温水を用いた床暖房
は、一般の家庭にも普及しつつあるが、現状では、上記
のような特注のパネルを用いて温水配管を敷設してお
り、また、これらのパネルを取り付ける上でも専門の技
能や経験が必要とされる。従って、一般の住宅の工事を
請け負う工務店などでは、床暖房の設置を専門業者に発
注することとなり、床暖房の工費の低減は難しい。ま
た、床などの工事の途中で専門業者が入るために、工期
の調整も必要となる。さらに、専用のパネルを設置する
空間が必要となるので、床も厚くなる傾向がある。
は、一般の家庭にも普及しつつあるが、現状では、上記
のような特注のパネルを用いて温水配管を敷設してお
り、また、これらのパネルを取り付ける上でも専門の技
能や経験が必要とされる。従って、一般の住宅の工事を
請け負う工務店などでは、床暖房の設置を専門業者に発
注することとなり、床暖房の工費の低減は難しい。ま
た、床などの工事の途中で専門業者が入るために、工期
の調整も必要となる。さらに、専用のパネルを設置する
空間が必要となるので、床も厚くなる傾向がある。
【0008】そこで、本発明は、一般の工務店にとっ
て、特殊な技能や経験が必要されるようなパネルを用い
ずに床暖房を実現できる構造を提供することを目的とし
ている。また、床に限らず、温水を用いた加温装置を屋
根などにも手軽に設置できる構造およびそれに適した下
地パネルを提供することを目的としている。
て、特殊な技能や経験が必要されるようなパネルを用い
ずに床暖房を実現できる構造を提供することを目的とし
ている。また、床に限らず、温水を用いた加温装置を屋
根などにも手軽に設置できる構造およびそれに適した下
地パネルを提供することを目的としている。
【0009】特に、床暖房に用いた場合には、木製のフ
ローリングなどを確実に、かつ、簡単に取付けでき、床
を先行して工事できるなどの長所を持ち、安価で短期間
に施工のできる床暖房用の床構造、およびそれに好適な
下地パネルを提供することも目的としている。また、温
水配管のルートや密度を自由に設定することにより、部
屋毎、あるいは場所毎の暖房を適正に保ち、快適な床暖
房を実現できる下地パネル、床暖房床を提供することも
目的としている。
ローリングなどを確実に、かつ、簡単に取付けでき、床
を先行して工事できるなどの長所を持ち、安価で短期間
に施工のできる床暖房用の床構造、およびそれに好適な
下地パネルを提供することも目的としている。また、温
水配管のルートや密度を自由に設定することにより、部
屋毎、あるいは場所毎の暖房を適正に保ち、快適な床暖
房を実現できる下地パネル、床暖房床を提供することも
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】一般の工務店の作業は木
質性の部材の加工および組立が中心であり、これらの技
術に関する技能、経験は豊富である。従って、成形した
断熱材のような特殊なパネルを用いずに、木質性のパネ
ルを用いて床暖房用の床を構成できれば、一般の工務店
の取り扱える範囲で迅速に建屋の工事を行える。そこ
で、本発明においては、木質性で平板状の下地パネルで
あって、その表裏の少なくともいずれかに複数の溝が並
列に形成された下地パネルを用意し、この下地パネルを
床などの支持部材に取り付け、下地パネルに形成された
溝に温水配管を敷設することで暖房装置が構成できるよ
うにしている。
質性の部材の加工および組立が中心であり、これらの技
術に関する技能、経験は豊富である。従って、成形した
断熱材のような特殊なパネルを用いずに、木質性のパネ
ルを用いて床暖房用の床を構成できれば、一般の工務店
の取り扱える範囲で迅速に建屋の工事を行える。そこ
で、本発明においては、木質性で平板状の下地パネルで
あって、その表裏の少なくともいずれかに複数の溝が並
列に形成された下地パネルを用意し、この下地パネルを
床などの支持部材に取り付け、下地パネルに形成された
溝に温水配管を敷設することで暖房装置が構成できるよ
うにしている。
【0011】本発明の下地パネルは、厚手の板の面に複
数の溝を彫っても良く、あるいは、基板の表裏いずれか
の面に帯状の板材を一定の隙間を開けて貼りつけて構成
しても良い。現在、建築に多様されているいわゆる3×
6板(910mm×1820mm)と呼ばれる寸法を採
用する場合は、170mm幅の板材を12mmの隙間を
開けて繰り返し貼ると、12mm角の断面を持つ溝を1
70mmの間隔をおいて形成できる。あるいは、この間
隔を半分の79mm程度にしてももちろん良い。また、
下地パネルの縁をパネル内に形成された溝の半分の幅で
階段状に加工すれば、下地パネルを繰り返し設置するこ
とによって、広い面積にわたって等ピッチで溝を簡単に
形成できる。
数の溝を彫っても良く、あるいは、基板の表裏いずれか
の面に帯状の板材を一定の隙間を開けて貼りつけて構成
しても良い。現在、建築に多様されているいわゆる3×
6板(910mm×1820mm)と呼ばれる寸法を採
用する場合は、170mm幅の板材を12mmの隙間を
開けて繰り返し貼ると、12mm角の断面を持つ溝を1
70mmの間隔をおいて形成できる。あるいは、この間
隔を半分の79mm程度にしてももちろん良い。また、
下地パネルの縁をパネル内に形成された溝の半分の幅で
階段状に加工すれば、下地パネルを繰り返し設置するこ
とによって、広い面積にわたって等ピッチで溝を簡単に
形成できる。
【0012】さらに、下地パネルの一方の面に溝を設
け、他方の面に発泡スチロール板などの断熱材を貼って
おくと、根太などの支持部材の上に置くだけで暖房用の
下地ができあがる。また、発泡スチロール板などの断熱
材はコンクリートとの馴染みが良いので、コンクリート
製の土間の上に床暖房床を簡単に形成できる。
け、他方の面に発泡スチロール板などの断熱材を貼って
おくと、根太などの支持部材の上に置くだけで暖房用の
下地ができあがる。また、発泡スチロール板などの断熱
材はコンクリートとの馴染みが良いので、コンクリート
製の土間の上に床暖房床を簡単に形成できる。
【0013】本発明に係る下地パネルは、建屋工事にお
いて多用されている木材とほぼ同等の取り扱いが可能な
ものである。したがって、温水配管を敷設する領域を大
工工事によって容易に施工できる。特に、本発明に係る
下地パネルは、そのまま通常の床などの下地パネルとし
て使用できるので、温水配管の設置の有無に限らず、例
えば建屋全体の床の下地を本発明の下地パネルによって
構成することができる。さらに、ルーターなどによって
下地パネルに用意された溝同士を接続する溝を現場で簡
単に施工できる。このため、大工など一般の工務店の作
業員が現場で部屋の配置や、部屋内の間取りに合わせて
温水配管の敷設ルートを自由に設定できる。また、窓際
などの暖房の負荷の大きくなる箇所は温水配管を密に敷
設し、暖房の負荷の低い箇所は溝を飛ばして温水配管を
敷設するなどの調整も簡単に行える。
いて多用されている木材とほぼ同等の取り扱いが可能な
ものである。したがって、温水配管を敷設する領域を大
工工事によって容易に施工できる。特に、本発明に係る
下地パネルは、そのまま通常の床などの下地パネルとし
て使用できるので、温水配管の設置の有無に限らず、例
えば建屋全体の床の下地を本発明の下地パネルによって
構成することができる。さらに、ルーターなどによって
下地パネルに用意された溝同士を接続する溝を現場で簡
単に施工できる。このため、大工など一般の工務店の作
業員が現場で部屋の配置や、部屋内の間取りに合わせて
温水配管の敷設ルートを自由に設定できる。また、窓際
などの暖房の負荷の大きくなる箇所は温水配管を密に敷
設し、暖房の負荷の低い箇所は溝を飛ばして温水配管を
敷設するなどの調整も簡単に行える。
【0014】本発明に係る下地パネルはこれらの長所を
有し、さらに、断熱材を特殊な形状に成形したり、溝を
掘るような特殊加工したパネルは不要なので、床暖房用
の床にかかる費用を大幅に低減できる。温水配管として
は、敷設が容易で信頼性も高い架橋ポリエチレン性など
のパイプが市販されているので、配管を敷設する作業も
簡単である。
有し、さらに、断熱材を特殊な形状に成形したり、溝を
掘るような特殊加工したパネルは不要なので、床暖房用
の床にかかる費用を大幅に低減できる。温水配管として
は、敷設が容易で信頼性も高い架橋ポリエチレン性など
のパイプが市販されているので、配管を敷設する作業も
簡単である。
【0015】本発明の下地パネルは、全体が木質性なの
で床仕上げ材を張り付け、支持する捨て張りとしての機
能を合わせて持っている。従って、従来の工法で用いて
いた捨て張りなどの床下の部材を省くことができるの
で、床厚を薄くでき、また、工費も安く出来る。さら
に、下地パネルおよび板材は、根太などの床支持部材に
釘で簡単に固定できる。釘を打ちつける上方の面は金属
でなく木材なので、釘の頭の処理も簡単である。また、
この下地パネルおよび板材は全体が木質性なので、温水
配管さえ避ければ、これらの上の何処にでもフローリン
グなどの床仕上げ材を釘止めできる。
で床仕上げ材を張り付け、支持する捨て張りとしての機
能を合わせて持っている。従って、従来の工法で用いて
いた捨て張りなどの床下の部材を省くことができるの
で、床厚を薄くでき、また、工費も安く出来る。さら
に、下地パネルおよび板材は、根太などの床支持部材に
釘で簡単に固定できる。釘を打ちつける上方の面は金属
でなく木材なので、釘の頭の処理も簡単である。また、
この下地パネルおよび板材は全体が木質性なので、温水
配管さえ避ければ、これらの上の何処にでもフローリン
グなどの床仕上げ材を釘止めできる。
【0016】床を均一に加温するために熱伝導性に優れ
た金属板を設置することも有効である。金属板は、床仕
上げ材と上記の板材との間に、複数の隙間に敷設された
温水配管を覆うように設けることでき、市販されている
ままの定型で板状の金属板を、温水配管と板材との上に
敷くだけも良い。金属板を溝に合わせて形状に加工して
も良い。さらに、金属板は、床仕上げ板と板材とで挟ん
で固定できるので、金属板自体を釘止めする必要はな
い。床仕上げ材を釘止めすれば、金属板も固定できるの
で、釘の頭の処理も簡単である。
た金属板を設置することも有効である。金属板は、床仕
上げ材と上記の板材との間に、複数の隙間に敷設された
温水配管を覆うように設けることでき、市販されている
ままの定型で板状の金属板を、温水配管と板材との上に
敷くだけも良い。金属板を溝に合わせて形状に加工して
も良い。さらに、金属板は、床仕上げ板と板材とで挟ん
で固定できるので、金属板自体を釘止めする必要はな
い。床仕上げ材を釘止めすれば、金属板も固定できるの
で、釘の頭の処理も簡単である。
【0017】また、このような構成の床暖房では、金属
板は、温水配管を流れる温水によって温度が上がり易い
配管の上部で接するので、床の温まる速度も早い。さら
に、この工法では、平板状の金属板を温水配管の上に敷
いておくと、この金属板を温水配管を曲げた領域や、あ
るいはボイラーとの間に敷設された接続用の配管の上に
も延ばすことによって、より広い床面を平均的に、効率
良く加温できる。
板は、温水配管を流れる温水によって温度が上がり易い
配管の上部で接するので、床の温まる速度も早い。さら
に、この工法では、平板状の金属板を温水配管の上に敷
いておくと、この金属板を温水配管を曲げた領域や、あ
るいはボイラーとの間に敷設された接続用の配管の上に
も延ばすことによって、より広い床面を平均的に、効率
良く加温できる。
【0018】本発明の下地パネルを現場で制作してもも
ちろん良いが、予めプレハブしておくことが望ましく、
現場で寸法を合わせて板材を取り付けるなどの手間を省
くことによって短い工期で安価に施工できる。また、工
場プレハブによって隙間の幅や間隔の精度を上げられる
ので、床暖房の効率の向上や、床の温度の均一化を図る
ことができる。
ちろん良いが、予めプレハブしておくことが望ましく、
現場で寸法を合わせて板材を取り付けるなどの手間を省
くことによって短い工期で安価に施工できる。また、工
場プレハブによって隙間の幅や間隔の精度を上げられる
ので、床暖房の効率の向上や、床の温度の均一化を図る
ことができる。
【0019】また、プレハブした下地パネルは、大工工
事で用いる治具によって簡単に切断、組立できるので、
床暖房を積極的に行う床暖房領域を形成する際のみなら
ず、ボイラーへの給水用の配管を敷設する際にも使用で
きる。また、屋根の下地に本発明の下地パネルを用いて
軒先の雪などを加温し溶雪する装置などを構成すること
も可能である。さらに、下地パネルは溝のある面を下に
して支持部材の上に取り付けても良い。これによって床
暖房を行う場所と同じ高さで、どこでも釘止めできる領
域を形成できる。床の壁際などをこのような構成で施工
すれば、床仕上げ材を固定したり、巾木を施工するのに
都合が良い。
事で用いる治具によって簡単に切断、組立できるので、
床暖房を積極的に行う床暖房領域を形成する際のみなら
ず、ボイラーへの給水用の配管を敷設する際にも使用で
きる。また、屋根の下地に本発明の下地パネルを用いて
軒先の雪などを加温し溶雪する装置などを構成すること
も可能である。さらに、下地パネルは溝のある面を下に
して支持部材の上に取り付けても良い。これによって床
暖房を行う場所と同じ高さで、どこでも釘止めできる領
域を形成できる。床の壁際などをこのような構成で施工
すれば、床仕上げ材を固定したり、巾木を施工するのに
都合が良い。
【0020】
(実施例1)以下に図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1に本発明の実施例に係る床暖房用の床の概
略構成を展開して示してある。また、図2に組み立てら
れた本例の床暖房用の床の断面を示してある。
明する。図1に本発明の実施例に係る床暖房用の床の概
略構成を展開して示してある。また、図2に組み立てら
れた本例の床暖房用の床の断面を示してある。
【0021】本例の床暖房用の床は、根太1の上に設置
された下地パネル30と、この下地パネル30に設けて
ある複数の溝35に敷設された温水配管20と、下地パ
ネル30の上に敷かれた薄い金属板25と、金属板25
の上に敷かれた床仕上げ材6とを備えている。また、根
太1の間には断熱材9を敷き込んである。
された下地パネル30と、この下地パネル30に設けて
ある複数の溝35に敷設された温水配管20と、下地パ
ネル30の上に敷かれた薄い金属板25と、金属板25
の上に敷かれた床仕上げ材6とを備えている。また、根
太1の間には断熱材9を敷き込んである。
【0022】図3に示すように、本例の下地パネル30
は、コンパネと称されているようなベニヤ板等の木質性
の平板31と、この平板31の上に張り付けられた複数
の木質性で帯状の板材32とから構成してあり、この下
地パネル30を床用の下地パネルとして用いている。平
板31は、通常、捨て張りとして床下に施工される厚さ
のベニヤ板でよく、例えば厚みは約12mmである。ま
た、板材32は、施工される温水配管35の外径と略同
じ厚みの板材で良く、例えば、約9mmの板材である。
複数のこのような板材32を平板31の一方の面33
に、所定の間隔を開けて規則正しく接着剤や釘などの固
定具によって張り付けてある。そして、板材32によっ
て平板31の面33に、幅約9mmの隙間35を略30
0mmピッチで形成してある。もちろんん、下地パネル
の厚み、隙間35の幅、ピッチなどの諸寸法は上記に限
らず、床の荷重条件や、温水配管の直径、発熱量などに
よって設定できる。
は、コンパネと称されているようなベニヤ板等の木質性
の平板31と、この平板31の上に張り付けられた複数
の木質性で帯状の板材32とから構成してあり、この下
地パネル30を床用の下地パネルとして用いている。平
板31は、通常、捨て張りとして床下に施工される厚さ
のベニヤ板でよく、例えば厚みは約12mmである。ま
た、板材32は、施工される温水配管35の外径と略同
じ厚みの板材で良く、例えば、約9mmの板材である。
複数のこのような板材32を平板31の一方の面33
に、所定の間隔を開けて規則正しく接着剤や釘などの固
定具によって張り付けてある。そして、板材32によっ
て平板31の面33に、幅約9mmの隙間35を略30
0mmピッチで形成してある。もちろんん、下地パネル
の厚み、隙間35の幅、ピッチなどの諸寸法は上記に限
らず、床の荷重条件や、温水配管の直径、発熱量などに
よって設定できる。
【0023】また、このようにプレハブされた下地パネ
ル30を用いなくとも、図1および図2に示した床暖房
用の床は構成可能である。しかし、工場でプレハブした
下地パネル30を用いて施工すれば、工期および配管敷
設の精度などの点でメリットが多い。また、本例の下地
パネル30は、建屋工事現場で一般的に良く使用されて
いる部材を組み合わせたものである。従って、断熱材を
特殊な形状に成形したり、あるいは板に特殊な形状の溝
を掘ったりする必要はなく、工場で簡単に製造でき安価
に提供できるパネルである。さらに、必要であれば、こ
のような下地パネルは、工事現場でも製造できる。床暖
房を行う床面積が広い場合は複数の下地パネル30を組
み合わせれば良く、また、床面積が狭い場合は床に合わ
せて下地パネル30を切断すれば良い。本例の下地パネ
ルを床の形状に合わせて現場で切断したり、あるいは組
み合わせたりすることは、従来用いられている治具で簡
単にでき、大工工事の経験や技能を活かした施工を行え
る。従って、複雑な形状をした床でも簡単に施工でき
る。
ル30を用いなくとも、図1および図2に示した床暖房
用の床は構成可能である。しかし、工場でプレハブした
下地パネル30を用いて施工すれば、工期および配管敷
設の精度などの点でメリットが多い。また、本例の下地
パネル30は、建屋工事現場で一般的に良く使用されて
いる部材を組み合わせたものである。従って、断熱材を
特殊な形状に成形したり、あるいは板に特殊な形状の溝
を掘ったりする必要はなく、工場で簡単に製造でき安価
に提供できるパネルである。さらに、必要であれば、こ
のような下地パネルは、工事現場でも製造できる。床暖
房を行う床面積が広い場合は複数の下地パネル30を組
み合わせれば良く、また、床面積が狭い場合は床に合わ
せて下地パネル30を切断すれば良い。本例の下地パネ
ルを床の形状に合わせて現場で切断したり、あるいは組
み合わせたりすることは、従来用いられている治具で簡
単にでき、大工工事の経験や技能を活かした施工を行え
る。従って、複雑な形状をした床でも簡単に施工でき
る。
【0024】図4に示すように、本例の床暖房用の床を
施工する際は、まず、下地パネル30を床支持部材であ
る根太1の上に取り付ける。本例の下地パネル30は全
てが木質性であり、床仕上げ材を施工する際の捨て張り
としての機能を果たすので、根太1の上には本例の下地
パネル30を張れば、捨て張りとしてのコンパネなどを
省略できる。また、本例の下地パネル30は、木質性の
部材の組み合わせなので、釘との馴染みも良く確りと固
定できる。根太1に釘止めした後も断熱材のような伸び
縮みはないので取付けが緩むことはない。また、釘8の
頭も、下地パネル30の内部に簡単に収まるので、下地
パネル30の上方の面を平坦に仕上げることは容易であ
る。
施工する際は、まず、下地パネル30を床支持部材であ
る根太1の上に取り付ける。本例の下地パネル30は全
てが木質性であり、床仕上げ材を施工する際の捨て張り
としての機能を果たすので、根太1の上には本例の下地
パネル30を張れば、捨て張りとしてのコンパネなどを
省略できる。また、本例の下地パネル30は、木質性の
部材の組み合わせなので、釘との馴染みも良く確りと固
定できる。根太1に釘止めした後も断熱材のような伸び
縮みはないので取付けが緩むことはない。また、釘8の
頭も、下地パネル30の内部に簡単に収まるので、下地
パネル30の上方の面を平坦に仕上げることは容易であ
る。
【0025】次に、下地パネル30に用意してある溝3
5へ温水配管20を敷設する。床暖房用の温水配管とし
ては、近年、架橋ポリエチレン製のパイプやシームレス
化されたパイプなどの温水配管に適したパイプが市販さ
れ、使用できるようになっている。これらのパイプは軽
量で柔軟性があり、耐久性や耐スケール性にも優れてい
るので、水漏れなどの心配なしに床暖房の施工を行える
ようになっている。また、これらのパイプを接続する治
具も市販されており、温水配管の施工は一般の工務店で
も負担のない工事となっている。
5へ温水配管20を敷設する。床暖房用の温水配管とし
ては、近年、架橋ポリエチレン製のパイプやシームレス
化されたパイプなどの温水配管に適したパイプが市販さ
れ、使用できるようになっている。これらのパイプは軽
量で柔軟性があり、耐久性や耐スケール性にも優れてい
るので、水漏れなどの心配なしに床暖房の施工を行える
ようになっている。また、これらのパイプを接続する治
具も市販されており、温水配管の施工は一般の工務店で
も負担のない工事となっている。
【0026】温水配管20を敷設した後、温水配管20
と下地パネル30を覆うように、平らな金属板25を載
せる。金属板25としては、熱伝達が良く、耐久性に優
れた亜鉛鉄板やアルミニウム板などを用いることができ
る。板厚は0.35mm、0.6mmなど、素材や強度
などを考慮して決定すれば良い。本例の床暖房用の床で
は、一般に市販されている状態の平らな金属板25を熱
伝達部材として用いている。従って、従来のようにパイ
プに合わせて特殊な加工を施した金属板は不要であり、
この面でも床を施工するコストを下げられる。また、平
らな金属板で良いので、現場での加工も簡単である。こ
のため、床の形状に合わせて金属板を切断したり、組み
合わせて床に敷き込むことができ、床の隅々まで温める
ことができる。
と下地パネル30を覆うように、平らな金属板25を載
せる。金属板25としては、熱伝達が良く、耐久性に優
れた亜鉛鉄板やアルミニウム板などを用いることができ
る。板厚は0.35mm、0.6mmなど、素材や強度
などを考慮して決定すれば良い。本例の床暖房用の床で
は、一般に市販されている状態の平らな金属板25を熱
伝達部材として用いている。従って、従来のようにパイ
プに合わせて特殊な加工を施した金属板は不要であり、
この面でも床を施工するコストを下げられる。また、平
らな金属板で良いので、現場での加工も簡単である。こ
のため、床の形状に合わせて金属板を切断したり、組み
合わせて床に敷き込むことができ、床の隅々まで温める
ことができる。
【0027】この金属板25の上に、床の仕上げ材6を
施工する。床の仕上げ材としては、木質性のフローリン
グが多く用いられており、これらを釘8で下地パネル3
0に固定する。本例の床暖房用の床では、仕上げ材6の
下に位置する下地パネル30が全て木質性なので、仕上
げ材6を固定する釘8は、金属板25を貫通してパネル
30に到達する長さで良い。また、金属板25の直ぐ下
に木質性のパネル30が位置するので、釘のききも良
く、強固に仕上げ材6を固定できる。さらに、従来のよ
うに断熱層が仕上げ材の下にある場合と比較し、床の強
度は高く、重量物などによって仕上げ材が凹むなどの不
具合も少ない。
施工する。床の仕上げ材としては、木質性のフローリン
グが多く用いられており、これらを釘8で下地パネル3
0に固定する。本例の床暖房用の床では、仕上げ材6の
下に位置する下地パネル30が全て木質性なので、仕上
げ材6を固定する釘8は、金属板25を貫通してパネル
30に到達する長さで良い。また、金属板25の直ぐ下
に木質性のパネル30が位置するので、釘のききも良
く、強固に仕上げ材6を固定できる。さらに、従来のよ
うに断熱層が仕上げ材の下にある場合と比較し、床の強
度は高く、重量物などによって仕上げ材が凹むなどの不
具合も少ない。
【0028】さらに、本例の床暖房用の床では、金属板
25を仕上げ材6と下地パネル30とで挟み込んで固定
してある。すなわち、金属板25を仕上げ材6の上から
打った釘で固定してある。このため、金属板25を釘止
めする手間を省け、さらに、金属板25から釘の頭が突
出して、仕上げ材6がバタつくようなトラブルも未然に
防止できる。
25を仕上げ材6と下地パネル30とで挟み込んで固定
してある。すなわち、金属板25を仕上げ材6の上から
打った釘で固定してある。このため、金属板25を釘止
めする手間を省け、さらに、金属板25から釘の頭が突
出して、仕上げ材6がバタつくようなトラブルも未然に
防止できる。
【0029】仕上げ材6を固定する際は、温水配管を傷
つけないことが重要である。本例のように隙間35のピ
ッチが精度良く設定された下地パネル30を用いて施工
すれば、温水配管の位置は明確なので配管を傷つけるこ
とはない。また、仕上げ材6で金属板を挟み込みながら
施工していくことにより、配管の位置を確認しながら工
事を行うことが可能である。さらに、パンチングメタル
ような穴の開いた金属板を用いても、配管の位置を確認
しながら施工を行っても良い。
つけないことが重要である。本例のように隙間35のピ
ッチが精度良く設定された下地パネル30を用いて施工
すれば、温水配管の位置は明確なので配管を傷つけるこ
とはない。また、仕上げ材6で金属板を挟み込みながら
施工していくことにより、配管の位置を確認しながら工
事を行うことが可能である。さらに、パンチングメタル
ような穴の開いた金属板を用いても、配管の位置を確認
しながら施工を行っても良い。
【0030】このように、本例の床暖房用の床は、木質
性の下地パネル30を用いて簡単に短期間で施工が可能
である。また、床暖房としての性能も十分に発揮でき
る。本例では、温水配管20として外径が略9mmのパ
イプを使用している。従って、下地パネル30に用意し
てある溝35に温水配管20は収まり、温水配管20の
温度が高い上部の領域が熱伝達用の金属板25と接触す
る。また、図5(a)に示すように、架橋ポリエチレン
製などのプラスチック製のパイプは温度の上昇によって
膨張するので、金属板25との接触面積を十分に確保で
きる。従って、施工上の誤差や、温水配管の施工を容易
とするために溝35の幅を温水配管の外径より多少広げ
ても良い。溝35が多少広い場合であっても、配管が膨
張すれば上部に配置する金属板25との十分な接触を確
保できるからである。温水配管20を溝35に敷設した
後、溝35に熱伝導性セメントなどの熱伝達材を充填し
てももちろん良い。
性の下地パネル30を用いて簡単に短期間で施工が可能
である。また、床暖房としての性能も十分に発揮でき
る。本例では、温水配管20として外径が略9mmのパ
イプを使用している。従って、下地パネル30に用意し
てある溝35に温水配管20は収まり、温水配管20の
温度が高い上部の領域が熱伝達用の金属板25と接触す
る。また、図5(a)に示すように、架橋ポリエチレン
製などのプラスチック製のパイプは温度の上昇によって
膨張するので、金属板25との接触面積を十分に確保で
きる。従って、施工上の誤差や、温水配管の施工を容易
とするために溝35の幅を温水配管の外径より多少広げ
ても良い。溝35が多少広い場合であっても、配管が膨
張すれば上部に配置する金属板25との十分な接触を確
保できるからである。温水配管20を溝35に敷設した
後、溝35に熱伝導性セメントなどの熱伝達材を充填し
てももちろん良い。
【0031】金属板25との接触面積を増大させるため
に、図5(b)に示すような、折り曲げたりコ字型にプ
レスした金属板26の一端を溝に挿入しても良い。ある
いは、下地パネルの溝35の間隔と幅に合わせて複数の
溝の成形された金属板を、溝35および下地パネル35
の上に設置しても良い。そして、この金属板の溝の中に
温水配管20を敷設しても金属板と温水配管との接触面
積を増大でき、効率の良い床暖房を提供できる。また、
図5(c)に示すように、パッキンなどの弾性帯27を
溝35の底に張り付けておいても良い。溝35のピッチ
や、温水配管20の直径を変えることによっても床暖房
の能力を調整できることはもちろんである。
に、図5(b)に示すような、折り曲げたりコ字型にプ
レスした金属板26の一端を溝に挿入しても良い。ある
いは、下地パネルの溝35の間隔と幅に合わせて複数の
溝の成形された金属板を、溝35および下地パネル35
の上に設置しても良い。そして、この金属板の溝の中に
温水配管20を敷設しても金属板と温水配管との接触面
積を増大でき、効率の良い床暖房を提供できる。また、
図5(c)に示すように、パッキンなどの弾性帯27を
溝35の底に張り付けておいても良い。溝35のピッチ
や、温水配管20の直径を変えることによっても床暖房
の能力を調整できることはもちろんである。
【0032】図6および図7に、本例の下地パネル30
を組み合わせて暖房用の床を構成した例を示してある。
図6は、断面を用いて床の構成の概略を示してある。ま
た、図7は、床仕上げ板および金属板を除いて床の平面
的な概略構成を示してある。
を組み合わせて暖房用の床を構成した例を示してある。
図6は、断面を用いて床の構成の概略を示してある。ま
た、図7は、床仕上げ板および金属板を除いて床の平面
的な概略構成を示してある。
【0033】床中央部の暖房を積極的に行う暖房領域
は、下地パネル30を、その溝35の構成された面を上
にして、これらの溝35が平行に並ぶように組み合わせ
てある。
は、下地パネル30を、その溝35の構成された面を上
にして、これらの溝35が平行に並ぶように組み合わせ
てある。
【0034】そして、これらの溝35に温水配管20を
敷設する。図6および図7の左右に当たる暖房領域の両
側は、下地パネル30を用いずに、根太1の上にコンパ
ネ39を一層取り付けてある。このコンパネ39の上に
開いた空間に、複数の溝35にわたってパイプを敷設す
るためのベント部21を設置してある。
敷設する。図6および図7の左右に当たる暖房領域の両
側は、下地パネル30を用いずに、根太1の上にコンパ
ネ39を一層取り付けてある。このコンパネ39の上に
開いた空間に、複数の溝35にわたってパイプを敷設す
るためのベント部21を設置してある。
【0035】図6および図7の左側の壁40際で、根太
1を大引41によって支持してある。温水配管20のベ
ント部21の設置された空間の外側で、この大引41の
略上に相当する場所では、下地パネル30を溝35を下
にして根太1に取り付けてある。温水配管20のベント
部21の設置された空間の両側にある下地パネル30は
上下反対に根太1に取り付けてあるだけなので、ベント
部21の両側の高さは等しい。従って、ベント部21の
両側にある下地パネル30にわたって金属板25と床仕
上げ材6とを取り付ければ、平らな床面を簡単に構成で
きる。ベント部21の空間は下地パネルがないが、この
空間の幅は狭くてよいので、金属板25と床仕上げ材6
で十分な床強度を確保できる。ベント部21の空間に断
熱材や熱伝導セメントを充填してももちろん良い。ま
た、このベント部21の上も金属板25で覆うことによ
り、ベント部21の発熱を利用して、暖房領域を外れた
床面も略均等に暖房できる。
1を大引41によって支持してある。温水配管20のベ
ント部21の設置された空間の外側で、この大引41の
略上に相当する場所では、下地パネル30を溝35を下
にして根太1に取り付けてある。温水配管20のベント
部21の設置された空間の両側にある下地パネル30は
上下反対に根太1に取り付けてあるだけなので、ベント
部21の両側の高さは等しい。従って、ベント部21の
両側にある下地パネル30にわたって金属板25と床仕
上げ材6とを取り付ければ、平らな床面を簡単に構成で
きる。ベント部21の空間は下地パネルがないが、この
空間の幅は狭くてよいので、金属板25と床仕上げ材6
で十分な床強度を確保できる。ベント部21の空間に断
熱材や熱伝導セメントを充填してももちろん良い。ま
た、このベント部21の上も金属板25で覆うことによ
り、ベント部21の発熱を利用して、暖房領域を外れた
床面も略均等に暖房できる。
【0036】壁40の際は、下地パネル30が溝35を
下にして取り付ることにより、凹凸のない木質性の下地
を構成できる。従って、床仕上げ材の端部を釘止めする
際に便利であるし、巾木42を設定する際も釘止めする
場所を選ばなくて済む。
下にして取り付ることにより、凹凸のない木質性の下地
を構成できる。従って、床仕上げ材の端部を釘止めする
際に便利であるし、巾木42を設定する際も釘止めする
場所を選ばなくて済む。
【0037】図6および図7の右側の壁際は、下地パネ
ル30を2本の溝35が用意できる幅でカットし、暖房
領域とこれらの溝が直行するように根太1の上に取り付
けてある。すなわち、壁際では、壁と平行に溝35が走
るように下地パネル30を取り付けてある。この壁際の
溝35には、ボイラーから温水を暖房領域に供給し、あ
るいは排出する配管22を敷設してある。このように本
例の下地パネル30は自由に切断したり、組み合わせる
ことができるので、大工工事の範疇で簡単に温水配管を
アレンジできる。また、壁際を走る配管22の上も金属
板25で覆うことが出来るので、この配管22も床暖房
用の熱源として利用でき、床を略均等に温めることがで
きる。このように、本例の床暖房の床では、平たい金属
板を用いることにより床の隅々まで温かくすることが簡
単にできる。
ル30を2本の溝35が用意できる幅でカットし、暖房
領域とこれらの溝が直行するように根太1の上に取り付
けてある。すなわち、壁際では、壁と平行に溝35が走
るように下地パネル30を取り付けてある。この壁際の
溝35には、ボイラーから温水を暖房領域に供給し、あ
るいは排出する配管22を敷設してある。このように本
例の下地パネル30は自由に切断したり、組み合わせる
ことができるので、大工工事の範疇で簡単に温水配管を
アレンジできる。また、壁際を走る配管22の上も金属
板25で覆うことが出来るので、この配管22も床暖房
用の熱源として利用でき、床を略均等に温めることがで
きる。このように、本例の床暖房の床では、平たい金属
板を用いることにより床の隅々まで温かくすることが簡
単にできる。
【0038】(実施例2)以下に本発明の異なる実施例
を説明する。なお、以下において、上記の実施例と37
する部分は、同じ符号を付して説明を省略する。図8お
よび図9に、本実施例に係る下地パネル30をシステム
化された根太50の上に設置して床を構成する様子を示
してある。本例の下地パネル30は、図10に示すよう
にベニヤ板等の木質性の平板31の上に木質性で帯状の
板材32を複数枚貼り付けて構成してあり、それぞれの
厚みは、例えば約12mmである。平板31は、建屋の
建築等で多用されるいわゆる3×6板とよばれる幅Wが
910mm、長さLが1820mmの寸法であり、この
表面に幅bが170mmの板材32を5枚を貼り付けて
ある。それぞれの板材32は、約12mmの間隔aを開
けて並列に取り付けられており、これらの板材32によ
って断面が12mm角の溝35が平板31の上に4本ほ
ぼ平行に形成されている。さらに、板材32は、平板3
1の長手方向の縁に対し約6mm内側に入った位置に貼
りつけられており、これによって平板31の縁に溝35
の半分の幅cの段差のある部分37が形成されている。
平板31の裏面、すなわち、板材32の貼りつけられた
面と反対側には発泡スチロール製の板60が全面に貼り
つけられている。この発泡スチロール製の板60は断熱
材としての機能を果たし、さらに、コンクリート製の土
間との密着性を高める効果も備えている。上記の示した
寸法は本発明に係る下地パネルの一例にすぎないことは
もちろんである。例えば、幅bを約79mmにすれば9
本の溝35を形成でき、また、間隔aは細い温水配管に
合わせて9mm程度にしても良い。平板や板材の厚みも
上記に限定されるものではなく、例えば9mm程度の板
を用いても良い。
を説明する。なお、以下において、上記の実施例と37
する部分は、同じ符号を付して説明を省略する。図8お
よび図9に、本実施例に係る下地パネル30をシステム
化された根太50の上に設置して床を構成する様子を示
してある。本例の下地パネル30は、図10に示すよう
にベニヤ板等の木質性の平板31の上に木質性で帯状の
板材32を複数枚貼り付けて構成してあり、それぞれの
厚みは、例えば約12mmである。平板31は、建屋の
建築等で多用されるいわゆる3×6板とよばれる幅Wが
910mm、長さLが1820mmの寸法であり、この
表面に幅bが170mmの板材32を5枚を貼り付けて
ある。それぞれの板材32は、約12mmの間隔aを開
けて並列に取り付けられており、これらの板材32によ
って断面が12mm角の溝35が平板31の上に4本ほ
ぼ平行に形成されている。さらに、板材32は、平板3
1の長手方向の縁に対し約6mm内側に入った位置に貼
りつけられており、これによって平板31の縁に溝35
の半分の幅cの段差のある部分37が形成されている。
平板31の裏面、すなわち、板材32の貼りつけられた
面と反対側には発泡スチロール製の板60が全面に貼り
つけられている。この発泡スチロール製の板60は断熱
材としての機能を果たし、さらに、コンクリート製の土
間との密着性を高める効果も備えている。上記の示した
寸法は本発明に係る下地パネルの一例にすぎないことは
もちろんである。例えば、幅bを約79mmにすれば9
本の溝35を形成でき、また、間隔aは細い温水配管に
合わせて9mm程度にしても良い。平板や板材の厚みも
上記に限定されるものではなく、例えば9mm程度の板
を用いても良い。
【0039】図8に戻って、システム化された根太50
は、捨コンクリートあるいは基礎コンクリートの上に設
置して床を支えることができるように構成されており、
例えば、床材を支持するほぼ正方形の支持部51と、こ
の支持部51の高さを調整するロッド52と、支持部5
1を基礎となるコンクリート面59に対し支える基部5
3とから構成されている。このようなシステム化された
根太50を床の加重に合わせて適当な密度に配置するこ
とによって、従来のように木材や鉄骨によって床を支持
する大引きなどの梁を組まなくても簡単に床を構成でき
る。本例の下地パネル30およびシステム化された根太
50を用いて床を構成する際は、システム化された根太
50の配置に合わせて、下地パネル30の縁37を配置
する。そして、下地パネル30を根太50の上に乗せる
と即座に床の下地ができあがる。
は、捨コンクリートあるいは基礎コンクリートの上に設
置して床を支えることができるように構成されており、
例えば、床材を支持するほぼ正方形の支持部51と、こ
の支持部51の高さを調整するロッド52と、支持部5
1を基礎となるコンクリート面59に対し支える基部5
3とから構成されている。このようなシステム化された
根太50を床の加重に合わせて適当な密度に配置するこ
とによって、従来のように木材や鉄骨によって床を支持
する大引きなどの梁を組まなくても簡単に床を構成でき
る。本例の下地パネル30およびシステム化された根太
50を用いて床を構成する際は、システム化された根太
50の配置に合わせて、下地パネル30の縁37を配置
する。そして、下地パネル30を根太50の上に乗せる
と即座に床の下地ができあがる。
【0040】下地パネル30の上面には複数の溝35が
並列に走っているので、この溝35に温水パイプ20を
敷設することによって床暖房も簡単にできあがる。
並列に走っているので、この溝35に温水パイプ20を
敷設することによって床暖房も簡単にできあがる。
【0041】さらに詳しく説明すると、図9に示してあ
るように本例の下地パネル30の下側の面には、発泡ス
チロール60が断熱材として着いているので、このまま
根太50の上に乗せるだけで断熱工事が終了する。もち
ろん、後から床下の断熱材を増設することも可能であ
る。また、下地パネル30の上面には、あらかじめ複数
の溝35が並列に形成されており、さらに、下地パネル
30の縁は段差37が用意されているので、下地パネル
同士を合わせると、その合わせた部分38にもほぼ同じ
幅の溝35が構成される。したがって、本例の下地パネ
ル30を敷きつめると一定の間隔、本例では170mm
の間隔で幅12mmの溝35がほぼ並列に形成された床
下地ができあがる。そこで、これらの溝35のうち、適
当な溝をえられで温水パイプ20を敷設し、これらの上
に床仕上げ材6を釘止めすれば床暖房の床が完成する。
なお、本例では、直径11mmの温水パイプを敷設する
ように溝の幅を決めているが、実施例1のように敷設す
る温水パイプの直径に合わせて溝の幅はきめることがで
きる。本例の幅12mmの溝に直径9mmの温水パイプ
を敷設してももちろん良い。
るように本例の下地パネル30の下側の面には、発泡ス
チロール60が断熱材として着いているので、このまま
根太50の上に乗せるだけで断熱工事が終了する。もち
ろん、後から床下の断熱材を増設することも可能であ
る。また、下地パネル30の上面には、あらかじめ複数
の溝35が並列に形成されており、さらに、下地パネル
30の縁は段差37が用意されているので、下地パネル
同士を合わせると、その合わせた部分38にもほぼ同じ
幅の溝35が構成される。したがって、本例の下地パネ
ル30を敷きつめると一定の間隔、本例では170mm
の間隔で幅12mmの溝35がほぼ並列に形成された床
下地ができあがる。そこで、これらの溝35のうち、適
当な溝をえられで温水パイプ20を敷設し、これらの上
に床仕上げ材6を釘止めすれば床暖房の床が完成する。
なお、本例では、直径11mmの温水パイプを敷設する
ように溝の幅を決めているが、実施例1のように敷設す
る温水パイプの直径に合わせて溝の幅はきめることがで
きる。本例の幅12mmの溝に直径9mmの温水パイプ
を敷設してももちろん良い。
【0042】本発明に係る下地パネルは、このようなシ
ステム化された根太を用いた床工法に非常に適してい
る。まず、2枚の板、すなわち平板31と帯状の板材3
2との2層によって構成されているので、厚みがあり強
度が高いことである。したがって、根太50の上に置く
だけで床に必要とされる強度を確保できる。さらに、こ
れら平板31および板材32は両方とも木質であるた
め、床の仕上げ材6を釘8で固定するために必要な厚み
が十分にとれる。すなわち、実施例1においても説明し
たように、釘8を用いて床の仕上げ材6を固定するため
には、釘が貫通しない程度の厚みをもった木質性の部分
が必要とされる。このため、本例の下地パネルを設置す
ることによって、溝35の部分を除いたどの場所にでも
釘8を打てるので、床の仕上げ材を手間をかけずに確実
に固定できる。また、本例の下地パネルを置くだけで断
熱工事ができることは上述した通りである。したがっ
て、温水パイプを用いて床暖房する場合に限らず、本例
の下地パネルは床を構成する下地用のパネルとしても優
れている。
ステム化された根太を用いた床工法に非常に適してい
る。まず、2枚の板、すなわち平板31と帯状の板材3
2との2層によって構成されているので、厚みがあり強
度が高いことである。したがって、根太50の上に置く
だけで床に必要とされる強度を確保できる。さらに、こ
れら平板31および板材32は両方とも木質であるた
め、床の仕上げ材6を釘8で固定するために必要な厚み
が十分にとれる。すなわち、実施例1においても説明し
たように、釘8を用いて床の仕上げ材6を固定するため
には、釘が貫通しない程度の厚みをもった木質性の部分
が必要とされる。このため、本例の下地パネルを設置す
ることによって、溝35の部分を除いたどの場所にでも
釘8を打てるので、床の仕上げ材を手間をかけずに確実
に固定できる。また、本例の下地パネルを置くだけで断
熱工事ができることは上述した通りである。したがっ
て、温水パイプを用いて床暖房する場合に限らず、本例
の下地パネルは床を構成する下地用のパネルとしても優
れている。
【0043】さらに、図11に示すように、本例の下地
パネル30はコンクリート製の土間59に直接乗せて床
を構成する工法においても有用である。コンクリート製
の土間に木質製のパネルを敷いても、コンクリートとパ
ネルとは馴染みはそれほど良好でないので、剥がれや歪
みが発生することがある。しかしながら、本例の下地パ
ネル30は、裏面に発泡スチロール板60をあらかじめ
貼りつけてある。発泡スチロールなどの断熱材とコンク
リートとの馴染みは良好であり、これらの断熱材と木質
の部分とはあらかじめ強固に貼りあわせてあるので、コ
ンクリートの面から下地パネルが剥がれたり、歪みが発
生するといったトラブルを防ぐことができる。さらに、
コンクリート製の土間59と床との間に断熱材があるの
で、床暖房を行う際に土間に逃げる熱量を少なくして、
床の温度の立ち上げを早められる。また、図9に基づき
説明したように、本例の下地パネルは木質製の部分の厚
みが確保されているので、床の仕上げ材を釘止めするに
は好適である。もちろん、クッションフロアーなど、釘
止めをしない床にも適用できる。
パネル30はコンクリート製の土間59に直接乗せて床
を構成する工法においても有用である。コンクリート製
の土間に木質製のパネルを敷いても、コンクリートとパ
ネルとは馴染みはそれほど良好でないので、剥がれや歪
みが発生することがある。しかしながら、本例の下地パ
ネル30は、裏面に発泡スチロール板60をあらかじめ
貼りつけてある。発泡スチロールなどの断熱材とコンク
リートとの馴染みは良好であり、これらの断熱材と木質
の部分とはあらかじめ強固に貼りあわせてあるので、コ
ンクリートの面から下地パネルが剥がれたり、歪みが発
生するといったトラブルを防ぐことができる。さらに、
コンクリート製の土間59と床との間に断熱材があるの
で、床暖房を行う際に土間に逃げる熱量を少なくして、
床の温度の立ち上げを早められる。また、図9に基づき
説明したように、本例の下地パネルは木質製の部分の厚
みが確保されているので、床の仕上げ材を釘止めするに
は好適である。もちろん、クッションフロアーなど、釘
止めをしない床にも適用できる。
【0044】さらに、本例の下地パネル30を用いれ
ば、温水パイプ20を用いた床暖房が簡単に設置でき
る。本例の下地パネル30を用いた床暖房床は、溝35
を用いて温水パイプ20のルートを自由に設定できるの
で、暖房負荷に合わせて温水パイプの敷設密度を変える
ことができる。すなわち、暖房負荷の低い部屋や、場所
では、溝35を1つあるいはそれ以上飛ばして温水パイ
プを敷設することが可能である。一方、窓際などの暖房
負荷の高い部屋や場所では溝35全部に温水パイプを敷
設して暖房効果を高めることができる。また、下地パネ
ル30と床の仕上げ材6との間に金属板を敷き込まなく
ても十分に快適な床暖房を楽しめる。溝と溝との間隔を
79mm程度あるいはそれ以下に設定した下地パネルを
敷いても良く、これによってさらに温水パイプの敷設密
度を調整できる範囲がひろがる。
ば、温水パイプ20を用いた床暖房が簡単に設置でき
る。本例の下地パネル30を用いた床暖房床は、溝35
を用いて温水パイプ20のルートを自由に設定できるの
で、暖房負荷に合わせて温水パイプの敷設密度を変える
ことができる。すなわち、暖房負荷の低い部屋や、場所
では、溝35を1つあるいはそれ以上飛ばして温水パイ
プを敷設することが可能である。一方、窓際などの暖房
負荷の高い部屋や場所では溝35全部に温水パイプを敷
設して暖房効果を高めることができる。また、下地パネ
ル30と床の仕上げ材6との間に金属板を敷き込まなく
ても十分に快適な床暖房を楽しめる。溝と溝との間隔を
79mm程度あるいはそれ以下に設定した下地パネルを
敷いても良く、これによってさらに温水パイプの敷設密
度を調整できる範囲がひろがる。
【0045】図12ないし図14に基づき、本例の下地
パネル30を用いて床先行で建築を行っていく工程を説
明する。まず、図12に示したように上述したような従
来の根太や、システム化された根太、あるいはコンクリ
ート製の土間に複数の下地パネル30を敷く。外壁71
の間にこれらの下地パネル30によって建屋の床下地7
0が完成し、床下地の上面にはほぼ一定の間隔を開けて
溝35が並列に走った状態となる。これらの下地パネル
30は、間仕切り壁などの位置にかかわらず建屋内に敷
きつめることができるので、非常に早く床下地70を完
成できる。
パネル30を用いて床先行で建築を行っていく工程を説
明する。まず、図12に示したように上述したような従
来の根太や、システム化された根太、あるいはコンクリ
ート製の土間に複数の下地パネル30を敷く。外壁71
の間にこれらの下地パネル30によって建屋の床下地7
0が完成し、床下地の上面にはほぼ一定の間隔を開けて
溝35が並列に走った状態となる。これらの下地パネル
30は、間仕切り壁などの位置にかかわらず建屋内に敷
きつめることができるので、非常に早く床下地70を完
成できる。
【0046】次に、図13に示すように間仕切り壁72
を形成する。これと前後して、ルーターなどにより溝3
5を接続するU字型の溝65を下地パネル30の上に形
成する。本例の下地パネル30は木製であるので、ルー
ターやノミなどによって簡単にU字型の溝65を形成で
きる。U字型の溝65を形成する場所も下地パネルの上
であれば場所を問わない。すなわち、本例の下地パネル
30にはほぼ等間隔で溝35をあらかじめ形成してあ
り、さらに、下地パネル同士のつなぎ目も同じピッチで
溝37が形成される。したがって、下地パネルの端でも
真ん中でも、あるいは複数の下地パネルにわたる位置で
あってもU字型の溝65を簡単に形成できる。また、U
字型の溝65は、隣接する溝35を接続するものに限ら
ず、一本あるいはそれ以上の溝を飛ばすような形で延び
た溝65を形成することも可能である。U字型の溝65
は、温水パイプが無理なく敷設できる半径で形成されて
いれば良く、溝65の位置は、建屋の構造、部屋の配
置、部屋内の家具の配置などに基づき現場で自由に調整
できる。例えば、外壁71に近い部分は暖房負荷が高く
成りやすいので、隣接する溝35同士をU字型の溝65
で接続し、温水パイプの密度を高くすることができる。
これに対し、部屋の中央は暖房負荷が低くても良いの
で、溝を一本開けて接続し、温水パイプの密度を下げる
ことができる。また、U字型の溝によって温水パイプの
供給側と排出側を部屋の同じ方向に集めるように温水パ
イプの配置を調整することも可能である。
を形成する。これと前後して、ルーターなどにより溝3
5を接続するU字型の溝65を下地パネル30の上に形
成する。本例の下地パネル30は木製であるので、ルー
ターやノミなどによって簡単にU字型の溝65を形成で
きる。U字型の溝65を形成する場所も下地パネルの上
であれば場所を問わない。すなわち、本例の下地パネル
30にはほぼ等間隔で溝35をあらかじめ形成してあ
り、さらに、下地パネル同士のつなぎ目も同じピッチで
溝37が形成される。したがって、下地パネルの端でも
真ん中でも、あるいは複数の下地パネルにわたる位置で
あってもU字型の溝65を簡単に形成できる。また、U
字型の溝65は、隣接する溝35を接続するものに限ら
ず、一本あるいはそれ以上の溝を飛ばすような形で延び
た溝65を形成することも可能である。U字型の溝65
は、温水パイプが無理なく敷設できる半径で形成されて
いれば良く、溝65の位置は、建屋の構造、部屋の配
置、部屋内の家具の配置などに基づき現場で自由に調整
できる。例えば、外壁71に近い部分は暖房負荷が高く
成りやすいので、隣接する溝35同士をU字型の溝65
で接続し、温水パイプの密度を高くすることができる。
これに対し、部屋の中央は暖房負荷が低くても良いの
で、溝を一本開けて接続し、温水パイプの密度を下げる
ことができる。また、U字型の溝によって温水パイプの
供給側と排出側を部屋の同じ方向に集めるように温水パ
イプの配置を調整することも可能である。
【0047】これらのU字型の溝65および真っ直ぐな
溝35によって構成されたルート67に、図14に実線
で示すように温水配管20を敷設し、その上から床仕上
げ材6を取り付けると床暖房用の床が完成する。もちろ
ん、温水配管を設置せずに床仕上げ材6を取り付けても
良く、クッションフロアーなどにすることも可能であ
る。このように、本例の下地パネル30を用いれば、床
先行工法によって、床暖房の可能な床を短期間に仕上げ
ることが可能となる。さらに、本例の下地パネル30を
用いることによって、温水配管のルート、密度などは自
由に設定でき、しかも現場で木質の素材の施工になれば
工務店の作業員がその調整が行える。したがって、短期
間で安価に床暖房を施工できることはもちろん、ユーザ
ーの意向や、建屋の配置、さらに家具の配置などを考慮
した非常に快適な床暖房を提供できる。また、本例の下
地パネルは、上述したように、仕上げ材の施工も確実に
行え、断熱効果も高い。
溝35によって構成されたルート67に、図14に実線
で示すように温水配管20を敷設し、その上から床仕上
げ材6を取り付けると床暖房用の床が完成する。もちろ
ん、温水配管を設置せずに床仕上げ材6を取り付けても
良く、クッションフロアーなどにすることも可能であ
る。このように、本例の下地パネル30を用いれば、床
先行工法によって、床暖房の可能な床を短期間に仕上げ
ることが可能となる。さらに、本例の下地パネル30を
用いることによって、温水配管のルート、密度などは自
由に設定でき、しかも現場で木質の素材の施工になれば
工務店の作業員がその調整が行える。したがって、短期
間で安価に床暖房を施工できることはもちろん、ユーザ
ーの意向や、建屋の配置、さらに家具の配置などを考慮
した非常に快適な床暖房を提供できる。また、本例の下
地パネルは、上述したように、仕上げ材の施工も確実に
行え、断熱効果も高い。
【0048】本例の下地パネル30を用いた加温装置
は、床暖房に限らない。例えば、図15に示すように、
屋根の軒先80に下地パネル30を敷いて、その溝35
に温水配管を敷設しても良い。これによって軒先80の
上に溜まった雪を溶かし、雪や氷柱の落下等によるトラ
ブルを防止できる。屋根の軒先80に下地パネル30を
設置する一例を図16に示してある。屋根を支持する根
太81の軒先の部分を一段、例えば本例の下地パネルに
合わせて約12mm削って落とし、そこに本例の下地パ
ネル30を溝が軒と平行になるように取り付ける。そし
て、下地パネル30のない部分には12mmの屋根の下
張り82を設けて高さを揃えた後、鋼板83などを張っ
て屋根を完成する。下地パネル30の溝35には床暖房
と同様に温水パイプを敷設して、冬期には温水を流して
溶雪を行う。このように、本例の下地パネルを用いるこ
とにより、床に限らず、屋根、あるいは壁などにも安価
に極めて簡単に加温領域を設定することができ、ユーザ
ーの自由な発想によって個性豊かな快適な家を形成でき
る。
は、床暖房に限らない。例えば、図15に示すように、
屋根の軒先80に下地パネル30を敷いて、その溝35
に温水配管を敷設しても良い。これによって軒先80の
上に溜まった雪を溶かし、雪や氷柱の落下等によるトラ
ブルを防止できる。屋根の軒先80に下地パネル30を
設置する一例を図16に示してある。屋根を支持する根
太81の軒先の部分を一段、例えば本例の下地パネルに
合わせて約12mm削って落とし、そこに本例の下地パ
ネル30を溝が軒と平行になるように取り付ける。そし
て、下地パネル30のない部分には12mmの屋根の下
張り82を設けて高さを揃えた後、鋼板83などを張っ
て屋根を完成する。下地パネル30の溝35には床暖房
と同様に温水パイプを敷設して、冬期には温水を流して
溶雪を行う。このように、本例の下地パネルを用いるこ
とにより、床に限らず、屋根、あるいは壁などにも安価
に極めて簡単に加温領域を設定することができ、ユーザ
ーの自由な発想によって個性豊かな快適な家を形成でき
る。
【0049】なお、以上の例においては木造の建屋に基
づき主に説明しているが、コンクリート製やレンガ製の
建屋であっても本発明に係る下地パネルを用いることが
できる。また、本発明に係る下地パネルは平板および板
材を貼り合わせた合板タイプのものであっても良いし、
平板上に溝を機械加工したものであっても良い。さら
に、板材を貼り合わせる場合に、平板や板材は一層に限
らず、複数の板を積み重ねて構成してももちろん良い。
また、上記に示した間隔、溝、さらに板厚などの寸法は
本発明の下地パネルの一例であり、これらの寸法に限定
されるものではない。
づき主に説明しているが、コンクリート製やレンガ製の
建屋であっても本発明に係る下地パネルを用いることが
できる。また、本発明に係る下地パネルは平板および板
材を貼り合わせた合板タイプのものであっても良いし、
平板上に溝を機械加工したものであっても良い。さら
に、板材を貼り合わせる場合に、平板や板材は一層に限
らず、複数の板を積み重ねて構成してももちろん良い。
また、上記に示した間隔、溝、さらに板厚などの寸法は
本発明の下地パネルの一例であり、これらの寸法に限定
されるものではない。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る下
地パネルは、通常の建屋工事で使用される材料と同質の
木質性のものであり、通常の大工工事で用いられる技量
や経験に基づき取り扱うことができる。そして、短期間
に快適な床暖房などの加温設備を組み立てることができ
る。したがって、本発明に係る下地パネルを用いて床暖
房床を構成すると、簡単に短期間で安く施工できる。ま
た、床仕上げ材の下に設定する捨て張りを省くことがで
きるなど、構成を簡素化した床暖房を実現できる。さら
に、温水配管のレイアウトは現場でも自由になるので、
建屋の条件や内部のレイアウト、さらにユーザーの意向
に応じた快適な床暖房床を実現できる。したがって、本
発明に係る下地パネルを用いることによって、一般家庭
や、別荘などに普及し易い安価で安全な床暖房を提供す
ることができ、快適な生活環境を作りだすことできる。
さらに、本発明の下地パネルを用いて屋根の溶雪装置な
どの加温装置を提供することも可能である。
地パネルは、通常の建屋工事で使用される材料と同質の
木質性のものであり、通常の大工工事で用いられる技量
や経験に基づき取り扱うことができる。そして、短期間
に快適な床暖房などの加温設備を組み立てることができ
る。したがって、本発明に係る下地パネルを用いて床暖
房床を構成すると、簡単に短期間で安く施工できる。ま
た、床仕上げ材の下に設定する捨て張りを省くことがで
きるなど、構成を簡素化した床暖房を実現できる。さら
に、温水配管のレイアウトは現場でも自由になるので、
建屋の条件や内部のレイアウト、さらにユーザーの意向
に応じた快適な床暖房床を実現できる。したがって、本
発明に係る下地パネルを用いることによって、一般家庭
や、別荘などに普及し易い安価で安全な床暖房を提供す
ることができ、快適な生活環境を作りだすことできる。
さらに、本発明の下地パネルを用いて屋根の溶雪装置な
どの加温装置を提供することも可能である。
【図1】本発明の実施例1に係る床暖房用の床の構造を
展開して示す図である。
展開して示す図である。
【図2】図1に示す床暖房用の床の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す床暖房用の床に使用されている下地
パネルの構成を示す斜視図である。
パネルの構成を示す斜視図である。
【図4】図2に示す床暖房用の床を施工した状態を拡大
して示す説明図である。
して示す説明図である。
【図5】下地パネルの溝へ温水配管を敷設する例を示す
拡大図である。
拡大図である。
【図6】図3に示す下地パネルを組み合わせて構成した
床暖房用の床を示す断面図である。
床暖房用の床を示す断面図である。
【図7】図6に示す床暖房用の床の構成を床仕上げ材と
金属板を除いて示す平面図である。
金属板を除いて示す平面図である。
【図8】本発明の実施例2に係る床暖房用の床の構造を
展開して示す図である。
展開して示す図である。
【図9】図8に示す床暖房用の床の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図10】図8に示す床暖房用の床に使用されている下
地パネルの構成を示す斜視図である。
地パネルの構成を示す斜視図である。
【図11】図10に示す下地パネルを用いてコンクリー
ト製の土間の上に設けた床暖房床の構成を示す断面図で
ある。
ト製の土間の上に設けた床暖房床の構成を示す断面図で
ある。
【図12】図10に示す下地パネルを用いた床先行工法
を示す図である。
を示す図である。
【図13】図12に示す床下地の上に壁および温水配管
用のルートを形成する様子を示す図である。
用のルートを形成する様子を示す図である。
【図14】図13に示す温水配管用のルートに温水配管
を敷設し、床仕上げ材を取り付ける様子を示す図であ
る。
を敷設し、床仕上げ材を取り付ける様子を示す図であ
る。
【図15】屋根の軒先に設けた溶雪用の加温装置を示す
概略図である。
概略図である。
【図16】図15に示す溶雪用の加温装置の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図17】従来の床暖房用の床の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図18】図17に示す床暖房床の一部を拡大して示す
図である。
図である。
1・・根太 3・・断熱層 4・・金属板 5・・温水配管用の凹み 6・・床仕上げ材 7・・捨て張り 8・・釘 9・・床下断熱材 10、11・・温水配管用の断熱材パネル 20・・温水配管 25・・金属板 27・・パッキン 30・・下地パネル 31・・平板 32・・板材 35・・下地パネルの溝 37・・下地パネルの縁の段差の部分 38・・下地パネルの合わせ目 39・・コンパネ 40・・壁 42・・巾木 50・・システム化された根太 59・・コンクリート基礎面 60・・発泡スチロール板 65・・U字型の溝 70・・床面 72・・間仕切り壁 80・・軒先
Claims (11)
- 【請求項1】 木質性で平板状の下地パネルであって、
その表裏少なくともいずれかに複数の溝が並列に形成さ
れていることを特徴とする下地パネル。 - 【請求項2】 請求項1において、平板状の基板と、こ
の基板の表裏いずれかの面にほぼ平行して一定の隙間を
開けて貼られた複数の帯状の板材とを有することを特徴
とする下地パネル。 - 【請求項3】 請求項1において、前記複数の溝は、ほ
ぼ同じ幅のものがほぼ等間隔に平行に延びており、さら
に、前記下地パネルの前記溝に沿った縁が、前記溝のほ
ぼ半分の幅で階段状になっていることを特徴とする下地
パネル。 - 【請求項4】 請求項1において、前記下地パネルの表
側に前記溝が形成されており、前記下地パネルの裏側に
は断熱材が取り付けられていることを特徴とする下地パ
ネル。 - 【請求項5】 請求項4において、前記下地パネルの裏
側に発泡スチロール板が貼られていることを特徴とする
下地パネル。 - 【請求項6】 請求項1に記載の下地パネルが支持部材
に取り付けられており、前記複数の溝の少なくともいず
れかに温水配管が敷設されていることを特徴とする加温
装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の下地パネルが床支持用
の部材に取り付けられており、前記複数の溝の少なくと
もいずれかに温水配管が敷設されていることを特徴とす
る床暖房床。 - 【請求項8】 請求項7において、さらに、前記下地パ
ネルの前記溝のある面の上に、前記温水配管を覆うよう
に設けられた金属板と、床仕上げ材とを下からこの順番
に有することを特徴とする床暖房床。 - 【請求項9】 床支持用の部材の上に請求項1に記載の
下地パネルが前記溝の形成された面を上にして取り付け
られた領域と、この下地パネルが前記溝の形成されてい
ない面を上にして取り付けられた領域とを有することを
特徴とする床暖房床。 - 【請求項10】 床支持用の部材に、請求項1に記載の
下地パネルを前記溝を上にして取り付け、これらの溝の
間を湾曲した溝状に加工し、前記溝の少なくともいずれ
かを用いて温水配管を敷設し、床仕上げ材を取り付ける
ことを特徴とする建屋の施工方法。 - 【請求項11】 床支持用の部材に、請求項1に記載の
下地パネルを前記溝を上にして取り付け、これらの溝に
温水配管を敷設し、前記溝を金属板で覆った後、床仕上
げ材を取り付けることを特徴とする建屋の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028340A JPH0821074A (ja) | 1994-02-17 | 1995-02-16 | 下地パネル、加温装置、床暖房床および施工方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309394 | 1994-02-17 | ||
JP6-43093 | 1994-02-17 | ||
JP7028340A JPH0821074A (ja) | 1994-02-17 | 1995-02-16 | 下地パネル、加温装置、床暖房床および施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0821074A true JPH0821074A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=26366423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7028340A Pending JPH0821074A (ja) | 1994-02-17 | 1995-02-16 | 下地パネル、加温装置、床暖房床および施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821074A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11229599A (ja) * | 1998-02-16 | 1999-08-24 | Asahi Woodtec Corp | 暖房床用パネルおよび暖房床構造 |
CN105064651A (zh) * | 2015-08-05 | 2015-11-18 | 佛山岳源建材有限公司 | 金属基复合地热地板 |
CN107013964A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-08-04 | 济源市北海源泉包装材料加工厂 | 一种地暖安装板 |
CN110552480A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-12-10 | 浙江亚厦装饰股份有限公司 | 地暖保温板及地暖系统 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP7028340A patent/JPH0821074A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11229599A (ja) * | 1998-02-16 | 1999-08-24 | Asahi Woodtec Corp | 暖房床用パネルおよび暖房床構造 |
CN105064651A (zh) * | 2015-08-05 | 2015-11-18 | 佛山岳源建材有限公司 | 金属基复合地热地板 |
CN107013964A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-08-04 | 济源市北海源泉包装材料加工厂 | 一种地暖安装板 |
CN110552480A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-12-10 | 浙江亚厦装饰股份有限公司 | 地暖保温板及地暖系统 |
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