JPH08207805A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH08207805A JPH08207805A JP7018274A JP1827495A JPH08207805A JP H08207805 A JPH08207805 A JP H08207805A JP 7018274 A JP7018274 A JP 7018274A JP 1827495 A JP1827495 A JP 1827495A JP H08207805 A JPH08207805 A JP H08207805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- motor current
- value
- power steering
- parameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 143
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 claims description 7
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 30
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 11
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 10
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 7
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
び変動の影響を受けず、舵輪が操作され始めてから電動
モータへ印加する電圧が一段上げられ、待機回転モード
からアシスト回転モードへ切換えられる迄の時間のズレ
が小さく、操舵感覚の良好なパワーステアリング装置の
提供。 【構成】 待機回転モード及びアシスト回転モードによ
り回転される電動モータ4が駆動する油圧ポンプ5を作
動油圧の発生源として操舵補助を行うパワーステアリン
グ装置。電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電
流検出回路3と、その検出したモータ電流値に基づい
て、前記モードの切換えを制御するためのパラメータを
演算するパラメータ演算手段10と、その演算したパラ
メータと所定値との大小を判定する判定手段9aと、判
定手段9aの判定結果に応じて、前記モードの切換え制
御を行うモータ制御手段8,2とを備えている。
Description
油圧ポンプを作動油圧の発生源として操舵補助を行うパ
ワーステアリング装置の改良に関するものである。
プを作動油圧の発生源として操舵補助を行うパワーステ
アリング装置の1例の要部構成を示すブロック図であ
る。このパワーステアリング装置は、制御部1が指示す
る印加電圧の目標値に従って、モータ駆動回路2が電動
モータ4に電圧を印加して駆動させ、電動モータ4は油
圧ポンプ5を駆動して作動油圧を発生させる。
れ、舵輪軸の下端に設けられたピニオンギア6cを含む
ギア装置(図示せず)が作動することにより、パワーシ
リンダへ通じるパイプライン6a,6bへ圧送する作動
油の圧力を制御する。これにより、パワーシリンダが作
動して、舵輪7の操作方向に操作量に応じた操舵補助力
を発生するようになっている。モータ駆動回路2及び電
動モータ4の間には、電動モータ4に流れる電流を検出
するモータ電流検出回路3が設けられ、そのモータ電流
検出信号は制御部1へ入力される。制御部1は、このモ
ータ電流検出信号により、電動モータ4へ印加する電圧
を制御するようになっている。
グ装置では、制御部1は、舵輪7が操作されず操舵補助
力を必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小
さい)は、エネルギー消費量を抑えるため、図11に示
すように、モータ駆動モードを待機回転モード(低電
圧、低回転速度)にして、電動モータ4の出力を減少さ
せている。そして、舵輪7が操作されてコントロールバ
ルブ6が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電
動モータ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回
路3のモータ電流検出信号が所定値(例えば12A相
当)に達すると、制御部1は、モータ駆動モードをアシ
スト回転モード(高電圧、高回転速度)に切換えて、電
動モータ4の出力を増加させるようにしている。尚、待
機回転モードは、アシスト回転モードと比較して、相対
的に低いモータ出力を生じるモータ駆動モードである。
ング装置は、舵輪7が操作されないときに電動モータ4
に流れる電流は、装置毎に製造時に起因するバラツキが
あり、また、作動油の粘性が温度により変化することに
よっても変動するので、待機回転モードからアシスト回
転モードへの切換えのためのモータ電流の閾値は、上述
のように高め(例えば12A相当)に設定されている。
は、図10(a)に示すように、舵輪7が操作され始め
て、コントロールバルブ6が作動し、作動油圧が上昇し
て負荷が増大し、図10(b)に示すように、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3の
モータ電流検出信号が12A相当に達し、図10(c)
に示すように、電動モータ4へ印加する電圧が一段上げ
られる迄に、時間のズレ(図10(e))が生じる。
モータ4へ印加する電圧が一段上げられる迄の時間(ズ
レ)は、操舵補助力が小さいので、図10(d)円内に
示すように、操舵トルクが大きくなり、操舵開始時に引
っ掛かりが生じていた。本発明は、上述のような事情に
鑑みてなされたものであり、操舵以外に起因するモータ
電流のバラツキ及び変動の影響を受けず、舵輪が操作さ
れ始めてから電動モータへ印加する電圧が一段上げられ
る迄の時間のズレ、つまり待機回転モードからアシスト
回転モードへ切換えられる迄の時間のズレが小さく操舵
感覚の良いパワーステアリング装置を提供することを目
的とする。
パワーステアリング装置は、待機回転モード及びアシス
ト回転モードにより回転される電動モータが駆動する油
圧ポンプを作動油圧の発生源として操舵補助を行うパワ
ーステアリング装置において、前記電動モータに流れる
電流を検出するモータ電流検出回路と、該モータ電流検
出回路が検出したモータ電流値に基づいて、前記モード
の切換えを制御するためのパラメータを演算するパラメ
ータ演算手段と、該パラメータ演算手段が演算したパラ
メータと所定値との大小を判定する判定手段と、該判定
手段の判定結果に応じて、前記モードの切換え制御を行
うモータ制御手段とを備えることを特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記モータ電流検出回
路が検出したモータ電流値を微分する微分演算手段であ
ることを特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記モータ電流検出回
路が検出したモータ電流値を所定時間で平均又は積分す
る演算手段と、前記モータ電流値と該演算手段が平均又
は積分した値との差を求める減算手段とを有することを
特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記モータ電流検出回
路が検出したモータ電流値を微分する微分演算手段と、
該微分演算手段が微分した値及びモータ電流値を加算す
る加算手段とを有することを特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記モータ電流検出回
路が検出したモータ電流値を所定時間で平均又は積分す
る演算手段と、モータ電流値と該演算手段が平均又は積
分した値との差を求める減算手段と、該減算手段が求め
た差及び前記モータ電流値を加算する加算手段とを有す
ることを特徴とする。
は、待機回転モード及びアシスト回転モードにより回転
される電動モータが駆動する油圧ポンプを作動油圧の発
生源として操舵補助を行うパワーステアリング装置にお
いて、前記電動モータに流れる電流を検出するモータ電
流検出回路と、該モータ電流検出回路が検出したモータ
電流値に基づいて、前記モードの切換えを制御するため
のパラメータを演算するパラメータ演算手段と、該パラ
メータ演算手段が演算したパラメータと所定値との大小
を判定するパラメータ判定手段と、前記モータ電流値と
所定の電流値との大小を判定するモータ電流判定手段
と、前記パラメータ判定手段及び前記モータ電流判定手
段の各判定結果の論理を演算する論理手段と、該論理手
段の演算結果に応じて、前記モードの切換え制御を行う
モータ制御手段とを備えることを特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記モータ電流検出回
路が検出したモータ電流値を微分する微分演算手段であ
ることを特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記モータ電流検出回
路が検出したモータ電流値を所定時間で平均又は積分す
る演算手段と、前記モータ電流値と該演算手段が平均又
は積分した値との差を求める減算手段とを有することを
特徴とする。
置では、パラメータ演算手段が、モータ電流検出回路が
検出したモータ電流値に基づいて、待機回転モード及び
アシスト回転モードの切換えを制御するためのパラメー
タを演算し、判定手段が、このパラメータと所定値との
大小を判定する。そして、モータ制御手段は、判定手段
の判定結果に応じて、モードの切換え制御を行う。
は、微分演算手段は、モータ電流検出回路が検出したモ
ータ電流値を微分し、この微分値に基づいてモードの切
換えを制御するので、舵輪が操作され始めて、電動モー
タに流れる電流が増加し始めると、直ちに待機回転モー
ドからアシスト回転モードに切換えられ、モードが切換
えられる迄の時間のズレが小さくなる。
は、演算手段が、モータ電流検出回路が検出したモータ
電流値を所定時間で平均又は積分し、減算手段は、モー
タ電流値とこの平均又は積分した値との差を求める。そ
して、この求めた差に基づいてモードの切換えを制御す
るので、舵輪が操作され始めて、電動モータに流れる電
流が増加し始めると、直ちに待機回転モードからアシス
ト回転モードに切換えられ、モードが切換えられる迄の
時間のズレが小さくなる。また、作動油の粘性が温度に
より変化することによって、モータ電流値が変動して
も、モータ電流値とモータ電流値の所定時間当たりの平
均値又は積分値との差を取っているので、モータ電流値
の、作動油の温度による変動分を消去できる。
は、微分演算手段が、モータ電流検出回路が検出したモ
ータ電流値を微分し、加算手段がこの微分した値及びモ
ータ電流値を加算する。そして、この加算した値に基づ
いてモードの切換えを制御するので、舵輪が操作され始
めて、モータ電流が増加し始めると、直ちに待機回転モ
ードからアシスト回転モードに切換えられ、モードが切
換えられる迄の時間のズレが小さくなる。また、舵輪の
操作が緩やかで、モータ電流値の増加率(微分した値)
が小さいときでも、少なくとも、モータ電流値によりモ
ードの切換えを制御できる。
は、平均演算手段又は積分演算手段が、モータ電流検出
回路が検出したモータ電流値を所定時間で平均又は積分
し、減算手段が、モータ電流値とこの平均又は積分した
値との差を求めて、加算手段が、この差及び前記モータ
電流値を加算する。そして、この加算した値に基づいて
モードの切換えを制御するので、舵輪が操作され始め
て、モータ電流が増加し始めると、直ちに待機回転モー
ドからアシスト回転モードに切換えられ、モードが切換
えられる迄の時間のズレが小さくなる。また、舵輪の操
作が緩やかで、モータ電流値の増加率(差)が小さいと
きでも、少なくとも、モータ電流値によりモードの切換
えを制御できる。
は、パラメータ演算手段が、モータ電流検出回路が検出
したモータ電流値に基づいて、モードの切換えを制御す
るためのパラメータを演算し、パラメータ判定手段が、
この演算したパラメータと所定値との大小を判定する。
さらに、モータ電流判定手段が、モータ電流値と所定の
電流値との大小を判定する。そして、論理手段が、パラ
メータ判定手段及びモータ電流判定手段の各判定結果の
論理を演算し、この論理手段の演算結果に従って、モー
ドの切換え制御を行う。
は、微分演算手段が、モータ電流検出回路が検出したモ
ータ電流値を微分し、パラメータ判定手段が、この微分
した値と所定値との大小を判定する。また、モータ電流
判定手段が、モータ電流値と所定の電流値との大小を判
定する。そして、論理手段が、パラメータ判定手段及び
モータ電流判定手段の各判定結果の論理を演算し、この
論理手段の演算結果に従って、モードの切換え制御を行
う。
は、平均演算手段又は積分演算手段が、モータ電流検出
回路が検出したモータ電流値を所定時間で平均又は積分
し、減算手段が、モータ電流値とこの平均又は積分した
値との差を求めて、パラメータ判定手段が、この差と所
定値との大小を判定する。さらに、モータ電流判定手段
が、モータ電流値と所定の電流値との大小を判定する。
そして、論理手段が、パラメータ判定手段及びモータ電
流判定手段の各判定結果の論理を演算し、この論理手段
の演算結果に従って、モードの切換え制御を行う。
置の実施例を、それを示す図面を参照しながら説明す
る。図1は、第1,2発明に係るパワーステアリング装
置の1実施例の要部構成を示すブロック図である。この
パワーステアリング装置は、制御部1aが有するモータ
印加電圧指示部8が指示する印加電圧に従って、モータ
駆動回路2が電動モータ4に電圧を印加して回転駆動さ
せ、電動モータ4は油圧ポンプ5を駆動して作動油圧を
発生させる。
れ、舵輪軸の下端に設けられたピニオンギア6cを含む
ギア装置(図示せず)が作動することにより、パワーシ
リンダへ通じるパイプライン6a,6bへ圧送する作動
油の圧力を制御する。これにより、パワーシリンダが作
動して、舵輪7の操作方向に操作量に応じた操舵補助力
を発生するようになっている。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は制御部
1aが有する微分演算部10へ入力される。微分演算部
10は、このモータ電流検出信号を微分し、この微分さ
れた値(パラメータ演算値)は、制御部1aが有する判
定部9aへ入力される。判定部9aは、この微分された
値の、所定値との大小を判定し、その判定結果をモータ
印加電圧指示部8へ送り、モータ印加電圧指示部8は、
この判定結果に従って、電動モータ4への印加電圧を指
示する。
ング装置の動作を説明する。制御部1aが有するモータ
印加電圧指示部8は、舵輪7が操作されず操舵補助力を
必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小さ
い)は、エネルギー消費量を抑えるため、図2に示すよ
うに、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ
印加電圧指示信号を出力し、電動モータ4の出力を減少
させている(待機回転モード)。微分演算部10は、常
時、モータ電流検出回路3が出力するモータ電流検出信
号を微分し、その微分した値を判定部9aへ入力してい
る。判定部9aは、この微分した値の、所定値との大小
を判定し、その判定結果をモータ印加電圧指示部8へ送
っている。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、微分演算
部10がモータ電流検出信号を微分した値は大きくな
る。判定部9aは、この微分した値(パラメータ演算
値)が所定値P1より大きくなると、その判定結果をモ
ータ印加電圧指示部8へ送り、モータ印加電圧指示部8
は、この判定結果により、図2に示すように、電動モー
タ4へ印加する電圧を一段上げるモータ印加電圧指示信
号を出力する。モータ駆動回路2は、このモータ印加電
圧指示信号に従って、印加する電圧を一段上げて電動モ
ータ4を回転駆動させ、その出力を増加させる(アシス
ト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、微分演算部10がモ
ータ電流検出信号を微分した値は小さくなる(負の値に
なる)。判定部9aは、この微分した値(パラメータ演
算値)が所定値P2より小さくなると、その判定結果を
モータ印加電圧指示部8へ送り、モータ印加電圧指示部
8は、この判定結果により、図2に示すように、電動モ
ータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ印加電圧指示
信号を出力する。モータ駆動回路2は、このモータ印加
電圧指示信号に従って、印加する電圧を一段下げて電動
モータ4を回転駆動させ、その出力を減少させる(待機
回転モード)。このパワーステアリング装置では、電動
モータに流れる電流が増加し始めると、直ちに電動モー
タへの印加電圧が一段上げられ、舵輪が操作され始めて
から、待機回転モードからアシスト回転モードへ切換え
られる迄の時間のズレが小さくなる。
リング装置の1実施例の要部構成を示すブロック図であ
る。このパワーステアリング装置は、制御部1bが有す
るモータ印加電圧指示部8が指示する印加電圧に従っ
て、モータ駆動回路2が電動モータ4に電圧を印加して
駆動させ、電動モータ4は油圧ポンプ5を駆動して作動
油圧を発生させる。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は制御部
1bが有する、モータ電流検出信号を所定時間で積分す
るための積分演算部11へ入力される。積分演算部11
は、このモータ電流検出信号を所定の積分時間で積分
し、この積分された値は、差引点12でモータ電流検出
信号との差が求められ、この求められた差(パラメータ
演算値)は、制御部1bが有する判定部9bへ入力され
る。判定部9bは、この求められた差の、所定値との大
小を判定し、その判定結果をモータ印加電圧指示部8へ
送り、モータ印加電圧指示部8は、この判定結果に従っ
て、電動モータ4への印加電圧を指示する。その他の要
部構成は、上述で説明した第1,2発明に係るパワース
テアリング装置の要部構成と同様であるので、説明を省
略する。
ング装置の動作を説明する。制御部1bが有するモータ
印加電圧指示部8は、舵輪7が操作されず操舵補助力を
必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小さ
い)は、エネルギー消費量を抑えるため、図2に示すよ
うに、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ
印加電圧指示信号を出力し、電動モータ4の出力を減少
させている(待機回転モード)。積分演算部11は、常
時、モータ電流検出回路3が出力するモータ電流検出信
号を積分し、その積分した値は、差引点12でモータ電
流検出信号との差が求められる。求められた差は判定部
9bへ入力され、判定部9bは、この求められた差の、
所定値との大小を判定し、その判定結果をモータ印加電
圧指示部8へ送っている。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、積分演算
部11がモータ電流検出信号を積分した値は大きくな
る。差引点12は、モータ電流検出信号とモータ電流検
出信号を積分した値との差を求め、この差を判定部9b
へ送っている。判定部9bは、この差(パラメータ演算
値)が所定値P1より大きくなると、その判定結果をモ
ータ印加電圧指示部8へ送る。モータ印加電圧指示部8
は、この判定結果により、図2に示すように、電動モー
タ4へ印加する電圧を一段上げるモータ印加電圧指示信
号を出力する。モータ駆動回路2は、このモータ印加電
圧指示信号に従って、印加する電圧を一段上げて電動モ
ータ4を回転駆動させ、その出力を増加させる(アシス
ト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、積分演算部11がモ
ータ電流検出信号を所定時間当たりに積分した値も小さ
くなる。差引点12は、モータ電流検出信号とモータ電
流検出信号を積分した値との差を求め、この差を判定部
9bへ送っている。判定部9bは、この差(パラメータ
演算値)が所定値P2より小さくなると、その判定結果
をモータ印加電圧指示部8へ送り、モータ印加電圧指示
部8は、この判定結果により、図2に示すように、電動
モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ印加電圧指
示信号を出力する。モータ駆動回路2は、このモータ印
加電圧指示信号に従って、印加する電圧を一段下げて電
動モータ4を回転駆動させ、その出力を減少させる(待
機回転モード)。
電流値とモータ電流値の所定時間当たりの積分値との差
を取っているので、モータ電流値の変化の度合いを見て
いることになり、電動モータに流れる電流が増加し始め
ると、直ちに電動モータへの印加電圧が一段上げられ、
舵輪が操作され始めてから、待機回転モードからアシス
ト回転モードへ切換えられる迄の時間のズレが小さくな
る。また、作動油の粘性が温度により変化することによ
って、モータ電流値が変動した場合でも、モータ電流値
とモータ電流値の所定時間当たりの積分値との差を取っ
ているので、モータ電流値の、作動油の温度による変動
分を消去できる。尚、上述の積分演算部11を、モータ
電流検出信号を所定時間で平均する平均演算部に置き換
えても、同様の効果を得ることができる。
リング装置の1実施例の要部構成を示すブロック図であ
る。このパワーステアリング装置は、制御部1cが有す
るモータ印加電圧指示部8が指示する印加電圧に従っ
て、モータ駆動回路2が電動モータ4に電圧を印加して
駆動させ、電動モータ4は油圧ポンプ5を駆動して作動
油圧を発生させる。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は制御部
1cが有する微分演算部10へ入力される。微分演算部
10は、このモータ電流検出信号を微分し、この微分さ
れた値は、加え合わせ点13でモータ電流検出信号に加
算され、この加算された値(パラメータ演算値)は、制
御部1cが有する判定部9cへ入力される。判定部9c
は、この加算された値の、所定値との大小を判定し、そ
の判定結果をモータ印加電圧指示部8へ送り、モータ印
加電圧指示部8は、この判定結果に従って、電動モータ
4への印加電圧を指示する。その他の要部構成は、上述
で説明した第1,2発明に係るパワーステアリング装置
の要部構成と同様であるので、説明を省略する。
ング装置の動作を説明する。制御部1cが有するモータ
印加電圧指示部8は、舵輪7が操作されず操舵補助力を
必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小さ
い)は、エネルギー消費量を抑えるため、図2に示すよ
うに、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ
印加電圧指示信号を出力し、電動モータ4の出力を減少
させている(待機回転モード)。微分演算部10は、常
時、モータ電流検出回路3が出力するモータ電流検出信
号を微分し、その微分した値は、加え合わせ点13でモ
ータ電流検出信号に加算される。加算された値は判定部
9cへ入力され、判定部9cは、この加算された値の、
所定値との大小を判定し、その判定結果をモータ印加電
圧指示部8へ送っている。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、微分演算
部10がモータ電流検出信号を微分した値は大きくな
る。加え合わせ点13は、モータ電流検出信号にモータ
電流検出信号を微分した値を加算し、この加算した値を
判定部9cへ送っている。判定部9cは、この加算した
値(パラメータ演算値)が所定値P1より大きくなる
と、その判定結果をモータ印加電圧指示部8へ送り、モ
ータ印加電圧指示部8は、この判定結果により、図2に
示すように、電動モータ4へ印加する電圧を一段上げる
モータ印加電圧指示信号を出力する。モータ駆動回路2
は、このモータ印加電圧指示信号に従って、印加する電
圧を一段上げて電動モータ4を回転駆動させ、その出力
を増加させる(アシスト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、微分演算部10がモ
ータ電流検出信号を微分した値は小さくなる(負の値に
なる)。加え合わせ点13は、モータ電流検出信号にモ
ータ電流検出信号を微分した値を加算し、この加算した
値を判定部9cへ送っている。判定部9cは、この加算
した値(パラメータ演算値)が所定値P2より小さくな
ると、その判定結果をモータ印加電圧指示部8へ送り、
モータ印加電圧指示部8は、この判定結果により、図2
に示すように、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げ
るモータ印加電圧指示信号を出力する。モータ駆動回路
2は、このモータ印加電圧指示信号に従って、印加する
電圧を一段下げて電動モータ4を回転駆動させ、その出
力を減少させる(待機回転モード)。
ータに流れる電流が増加し始めると、直ちに電動モータ
への印加電圧が一段上げられ、舵輪が操作され始めてか
ら、待機回転モードからアシスト回転モードへ切換えら
れる迄の時間のズレが小さくなる。また、舵輪の操作が
緩やかで、モータ電流値の増加率(微分した値)が小さ
いときでも、少なくとも、モータ電流値により電動モー
タへの印加電圧を制御できる。
リング装置の1実施例の要部構成を示すブロック図であ
る。このパワーステアリング装置は、制御部1dが有す
るモータ印加電圧指示部8が指示する印加電圧に従っ
て、モータ駆動回路2が電動モータ4に電圧を印加して
駆動させ、電動モータ4は油圧ポンプ5を駆動して作動
油圧を発生させる。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は制御部
1dが有する、モータ電流検出信号を所定時間で積分す
るための積分演算部11へ入力される。積分演算部11
は、このモータ電流検出信号を所定の積分時間で積分
し、この積分された値は、差引点16でモータ電流検出
信号との差が求められる。この求められた差は加え合わ
せ点15でモータ電流検出信号に加算され、この加算さ
れた値(パラメータ演算値)は、制御部1dが有する判
定部9dへ入力される。判定部9dは、この加算された
値の、所定値との大小を判定し、その判定結果をモータ
印加電圧指示部8へ送り、モータ印加電圧指示部8は、
この判定結果に従って、電動モータ4への印加電圧を指
示する。その他の要部構成は、上述で説明した第1,2
発明に係るパワーステアリング装置の要部構成と同様で
あるので、説明を省略する。
ング装置の動作を説明する。制御部1dが有するモータ
印加電圧指示部8は、舵輪7が操作されず操舵補助力を
必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小さ
い)は、エネルギー消費量を抑えるため、図2に示すよ
うに、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ
印加電圧指示信号を出力し、電動モータ4の出力を減少
させている(待機回転モード)。積分演算部11は、常
時、モータ電流検出回路3が出力するモータ電流検出信
号を積分し、その積分した値は差引点16へ入力され
る。差引点16では、モータ電流検出信号とその積分し
た値との差が求められる。この求められた差は加え合わ
せ点15でモータ電流検出信号に加算される。この加算
された値(パラメータ演算値)は判定部9dへ入力さ
れ、判定部9dは、この加算された値の、所定値との大
小を判定し、その判定結果をモータ印加電圧指示部8へ
送っている。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、積分演算
部11がモータ電流検出信号を積分した値は大きくな
る。その積分した値は差引点16へ入力され、差引点1
6では、モータ電流検出信号とその積分した値との差が
求められる。この求められた差は加え合わせ点15でモ
ータ電流検出信号に加算され、加え合わせ点15は、こ
の加算した値を判定部9dへ送っている。判定部9d
は、この加算した値(パラメータ演算値)が所定値P1
より大きくなると、その判定結果をモータ印加電圧指示
部8へ送り、モータ印加電圧指示部8は、この判定結果
により、図2に示すように、電動モータ4へ印加する電
圧を一段上げるモータ印加電圧指示信号を出力する。モ
ータ駆動回路2は、このモータ印加電圧指示信号に従っ
て、印加する電圧を一段上げて電動モータ4を回転駆動
させ、その出力を増加させる(アシスト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、積分演算部11がモ
ータ電流検出信号を所定の積分時間で積分した値は小さ
くなる。その積分した値は差引点16へ入力され、差引
点16では、モータ電流検出信号とその積分した値との
差が求められる。この求められた差は加え合わせ点15
でモータ電流検出信号に加算され、加え合わせ点15
は、この加算した値を判定部9dへ送っている。判定部
9dは、この加算した値(パラメータ演算値)が所定値
P2より小さくなると、その判定結果をモータ印加電圧
指示部8へ送り、モータ印加電圧指示部8は、この判定
結果により、図2に示すように、電動モータ4へ印加す
る電圧を一段下げるモータ印加電圧指示信号を出力す
る。モータ駆動回路2は、このモータ印加電圧指示信号
に従って、印加する電圧を一段下げて電動モータ4を回
転駆動させ、その出力を減少させる(待機回転モー
ド)。
ータに流れる電流が増加し始めると、直ちに電動モータ
への印加電圧が一段上げられ、舵輪が操作され始めてか
ら、待機回転モードからアシスト回転モードへ切換えら
れる迄の時間のズレが小さくなる。また、作動油の粘性
が温度により変化することによって、モータ電流値が変
動した場合でも、モータ電流値とモータ電流値の所定時
間当たりの積分値との差を取っているので、モータ電流
値の、作動油の温度による変動分を消去できる。また、
舵輪の操作が緩やかで、モータ電流値の増加率(積分し
た値)が小さいときでも、少なくとも、モータ電流値に
より電動モータへの印加電圧を制御できる。尚、上述の
積分演算部11を、モータ電流検出信号を所定時間で平
均する平均演算部に置き換えても、同様の効果を得るこ
とができる。
リング装置の1実施例の要部構成を示すブロック図であ
る。このパワーステアリング装置は、制御部1eが有す
るモータ印加電圧指示部8が指示する印加電圧に従っ
て、モータ駆動回路2が電動モータ4に電圧を印加して
駆動させ、電動モータ4は油圧ポンプ5を駆動して作動
油圧を発生させる。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は制御部
1eが有する微分演算部10へ入力される。微分演算部
10は、このモータ電流検出信号を微分し、この微分さ
れた値は、制御部1eが有する微分値判定部9fへ入力
される。微分値判定部9fは、この微分された値の、所
定値との大小を判定し、その判定結果を論理積部14へ
送る。一方、モータ電流検出信号は制御部1eが有する
モータ電流判定部9eへも入力される。モータ電流判定
部9eは、この入力されたモータ電流検出信号の、所定
値との大小を判定し、その判定結果を論理積部14へ送
る。
ータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の論理積を演
算し、その演算結果をモータ印加電圧指示部8へ送る。
モータ印加電圧指示部8は、この演算結果に従って、電
動モータ4への印加電圧を指示する。その他の要部構成
は、上述で説明した第1,2発明に係るパワーステアリ
ング装置の要部構成と同様であるので、説明を省略す
る。
ング装置の動作を説明する。制御部1eが有するモータ
印加電圧指示部8は、舵輪7が操作されず操舵補助力を
必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小さ
い)は、エネルギー消費量を抑えるため、図2に示すよ
うに、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ
印加電圧指示信号を出力し、電動モータ4の出力を減少
させている。微分演算部10は、常時、モータ電流検出
回路3が出力するモータ電流検出信号を微分し、その微
分した値は微分値判定部9fへ入力される。微分値判定
部9fは、この微分された値の、所定値との大小を判定
し、その判定結果を論理積部14へ送っている。
流検出回路3が出力するモータ電流検出信号の、所定値
との大小を判定し、その判定結果を論理積部14へ送っ
ている。論理積部14は、微分値判定部9f及びモータ
電流判定部9eのそれぞれの判定結果の論理積を演算
し、その演算結果をモータ印加電圧指示部8へ送る。モ
ータ印加電圧指示部8は、この演算結果に従って、電動
モータ4への印加電圧を指示する。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が増加すると、微分演算部
10がモータ電流検出信号を微分した値は大きくなる。
微分値判定部9fは、この微分した値(パラメータ演算
値)が所定値P1より大きくなると、その判定結果をH
レベル信号として論理積部14へ送る。モータ電流判定
部9eは、モータ電流検出回路3が出力するモータ電流
検出信号が所定値より大きくなると、その判定結果をH
レベル信号として論理積部14へ送る。
ータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果が共にHレベ
ルであるとき、Hレベル信号をモータ印加電圧指示部8
へ送る。モータ印加電圧指示部8は、このHレベル信号
により、図2に示すように、電動モータ4へ印加する電
圧を一段上げるモータ印加電圧指示信号を出力する。モ
ータ駆動回路2は、このモータ印加電圧指示信号に従っ
て、印加する電圧を一段上げて電動モータ4を回転駆動
させ、その出力を増加させる(アシスト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、微分演算部10がモ
ータ電流検出信号を微分した値は小さくなる(負の値に
なる)。微分値判定部9fは、この微分した値(パラメ
ータ演算値)が所定値P2より小さくなると、その判定
結果をLレベル信号として論理積部14へ送る。モータ
電流判定部9eは、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が所定値より小さくなると、その判定
結果をLレベル信号として論理積部14へ送る。
ータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の何れか又は
両方がLレベルであるとき、Lレベル信号をモータ印加
電圧指示部8へ送る。モータ印加電圧指示部8は、この
Lレベル信号により、図2に示すように、電動モータ4
へ印加する電圧を一段下げるモータ印加電圧指示信号を
出力する。モータ駆動回路2は、このモータ印加電圧指
示信号に従って、印加する電圧を一段下げて電動モータ
4を回転駆動させ、その出力を減少させる(待機回転モ
ード)。
微分値判定部9f及びモータ電流判定部9eのそれぞれ
の判定結果の論理積により、モータ印加電圧指示部8が
指示電圧を制御するので、モータ電流判定部9eの大小
判定のための所定値を低めに設定でき、舵輪が操作され
始めてから電動モータへ印加する電圧が一段上げられ、
待機回転モードからアシスト回転モードへ切換えられる
迄の時間のズレが小さくなり操舵感覚が良くなる。
びモータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の論理和
を演算する論理手段であっても良い。その場合は、モー
タ電流判定部9eの大小判定のための所定値を低めには
設定できないが、電動モータに流れる電流が増加し始め
ると、モータ電流検出信号を微分した値により、直ちに
電動モータへの印加電圧が一段上げられ、舵輪が操作さ
れ始めてから、待機回転モードからアシスト回転モード
へ切換えられる迄の時間のズレが小さくなる。また、舵
輪の操作が緩やかで、モータ電流値の増加率(微分した
値)が小さいときでも、少なくとも、モータ電流値によ
り電動モータへの印加電圧を制御できる。
リング装置の1実施例の要部構成を示すブロック図であ
る。このパワーステアリング装置は、制御部1fが有す
るモータ印加電圧指示部8が指示する印加電圧に従っ
て、モータ駆動回路2が電動モータ4に電圧を印加して
駆動させ、電動モータ4は油圧ポンプ5を駆動して作動
油圧を発生させる。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は、制御
部1fが有する、モータ電流検出信号を所定時間で積分
するための積分演算部11へ入力される。積分演算部1
1は、このモータ電流検出信号を所定の積分時間で積分
し、この積分された値は、差引点17でモータ電流検出
信号との差が求められる。この求められた差は、制御部
1fが有する積分値判定部9gへ入力される。積分値判
定部9gは、この求められた差の、所定値との大小を判
定し、その判定結果を論理積部14へ送る。一方、モー
タ電流検出信号は、制御部1fが有するモータ電流判定
部9hへも入力される。モータ電流判定部9hは、この
入力されたモータ電流検出信号の、所定値との大小を判
定し、その判定結果を論理積部14へ送る。
ータ電流判定部9hのそれぞれの判定結果の論理積を演
算し、その演算結果をモータ印加電圧指示部8へ送る。
モータ印加電圧指示部8は、この演算結果に従って、電
動モータ4への印加電圧を指示する。その他の要部構成
は、上述で説明した第1,2発明に係るパワーステアリ
ング装置の要部構成と同様であるので、説明を省略す
る。
ング装置の動作を説明する。制御部1fが有するモータ
印加電圧指示部8は、舵輪7が操作されず操舵補助力を
必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小さ
い)は、エネルギー消費量を抑えるため、図2に示すよ
うに、電動モータ4へ印加する電圧を一段下げるモータ
印加電圧指示信号を出力し、電動モータ4の出力を減少
させている(待機回転モード)。積分演算部11は、常
時、モータ電流検出回路3が出力するモータ電流検出信
号を所定の積分時間で積分し、その積分した値は、差引
点17で積分終了時のモータ電流検出信号との差が求め
られる。この求められた差は、制御部1fが有する積分
値判定部9gへ入力される。積分値判定部9gは、この
求められた差の、所定値との大小を判定し、その判定結
果を論理積部14へ送っている。
流検出回路3が出力するモータ電流検出信号の、所定値
との大小を判定し、その判定結果を論理積部14へ送っ
ている。論理積部14は、積分値判定部9g及びモータ
電流判定部9hのそれぞれの判定結果の論理積を演算
し、その演算結果をモータ印加電圧指示部8へ送る。モ
ータ印加電圧指示部8は、この演算結果に従って、電動
モータ4への印加電圧を指示する。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、積分演算
部11がモータ電流検出信号を積分した値は大きくな
る。その積分した値は差引点17へ入力され、差引点1
7では、モータ電流検出信号とその積分した値との差が
求められる。この求められた差は積分値判定部9gへ入
力される。積分値判定部9gは、この求められた差(パ
ラメータ演算値)が所定値P1より大きくなると、その
判定結果をHレベル信号として論理積部14へ送る。モ
ータ電流判定部9hは、モータ電流検出回路3が出力す
るモータ電流検出信号が所定値より大きくなると、その
判定結果をHレベル信号として論理積部14へ送る。
ータ電流判定部9hのそれぞれの判定結果が共にHレベ
ルであるとき、Hレベル信号をモータ印加電圧指示部8
へ送る。モータ印加電圧指示部8は、このHレベル信号
により、図2に示すように、電動モータ4へ印加する電
圧を一段上げるモータ印加電圧指示信号を出力する。モ
ータ駆動回路2は、このモータ印加電圧指示信号に従っ
て、印加する電圧を一段上げて電動モータ4を回転駆動
させ、その出力を増加させる(アシスト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、積分演算部11がモ
ータ電流検出信号を所定時間当たりに積分した値は小さ
くなる。その積分した値は差引点17へ入力され、差引
点17では、モータ電流検出信号とその積分した値との
差が求められる。積分値判定部9gは、この積分した値
(パラメータ演算値)が所定値P2より小さくなると、
その判定結果をLレベル信号として論理積部14へ送
る。モータ電流判定部9hは、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が所定値より小さくなる
と、その判定結果をLレベル信号として論理積部14へ
送る。
ータ電流判定部9hのそれぞれの判定結果の何れか又は
両方がLレベルであるとき、Lレベル信号をモータ印加
電圧指示部8へ送る。モータ印加電圧指示部8は、この
Lレベル信号により、図2に示すように、電動モータ4
へ印加する電圧を一段下げるモータ印加電圧指示信号を
出力する。モータ駆動回路2は、このモータ印加電圧指
示信号に従って、印加する電圧を一段下げて電動モータ
4を回転駆動させ、その出力を減少させる(待機回転モ
ード)。
積分値判定部9g及びモータ電流判定部9hのそれぞれ
の判定結果の論理積により、モータ印加電圧指示部8が
指示電圧を制御するので、モータ電流判定部9hの大小
判定のための所定値を低めに設定でき、舵輪が操作され
始めてから電動モータへ印加する電圧が一段上げられ、
待機回転モードからアシスト回転モードへ切換えられる
迄の時間のズレが小さくなり操舵感覚が良くなる。
びモータ電流判定部9hのそれぞれの判定結果の論理和
を演算する論理手段であっても良い。その場合は、モー
タ電流判定部9hの大小判定のための所定値を低めには
設定できないが、電動モータに流れる電流が増加し始め
ると、モータ電流検出信号とその積分した値との差によ
り、直ちに電動モータへの印加電圧が一段上げられ、舵
輪が操作され始めてから、待機回転モードからアシスト
回転モードへ切換えられる迄の時間のズレが小さくな
る。また、舵輪の操作が緩やかで、モータ電流値の増加
率(求められた差)が小さいときでも、少なくとも、モ
ータ電流値により電動モータへの印加電圧を制御でき
る。
モード及び待機回転モードをモータ印加電圧指示値の高
低により行う場合を示したが、本発明は、これに限定さ
れる必要はなく、例えば、アシスト回転モード及び待機
回転モードをモータ回転速度指示値の高低により行う場
合にも適用できる。図8は、そのモータ回転速度制御を
採用したパワーステアリング装置の1例の要部構成を示
すブロック図で、第1,2発明の実施例である。
18は、判定部9aの判定結果により、図2に示すよう
に、アシスト回転モード(高回転速度)及び待機回転モ
ード(低回転速度)のモータ回転速度指示信号を出力す
る。差引点20で、そのモータ回転速度指示信号とモー
タ回転速度検出回路19で検出されたモータ回転速度検
出値との差が求められる。その求められた差は、モータ
駆動回路2へ与えられ、電動モータ4を駆動する。
モータ電流のリップル周波数fと、電動モータ4のスロ
ットの数Nとから、次式(1)より、 V=f/N ……(1) モータ回転速度Vを検出する。微分演算部10及び判定
部9aの作用は、第1図の実施例の場合と同様であるの
で、説明を省略する。尚、第3乃至第8発明も、モータ
回転速度制御を採用したパワーステアリング装置に適用
できることは、言うまでもない。
装置によれば、舵輪が操作され始めて、電動モータに流
れる電流が増加し始めると、直ちに待機回転モードから
アシスト回転モードに切換えられ、モードが切換えられ
る迄の時間のズレが小さくなる。
置によれば、舵輪が操作され始めて、電動モータに流れ
る電流が増加し始めると、直ちに待機回転モードからア
シスト回転モードに切換えられ、モードが切換えられる
迄の時間のズレが小さくなる。また、作動油の粘性が温
度により変化することによって、モータ電流値が変動し
ても、モータ電流値とモータ電流値の所定時間当たりの
平均又は積分した値との差を取っていることになるの
で、モータ電流値の、作動油の温度による変動分を消去
できる。
グ装置によれば、舵輪が操作され始めて、モータ電流が
増加し始めると、直ちに待機回転モードからアシスト回
転モードに切換えられ、モードが切換えられる迄の時間
のズレが小さくなる。また、舵輪の操作が緩やかで、モ
ータ電流値の増加率が小さいときでも、少なくとも、モ
ータ電流値によりモードの切換えを制御できる。
グ装置によれば、モータ電流値の大小判定のための所定
値を低めに設定でき、舵輪が操作され始めてから、モー
ドが切換えられる迄の時間のズレが小さくなり操舵感覚
が良くなる。
1実施例の要部構成を示すブロック図である。
説明するための説明図である。
1実施例の要部構成を示すブロック図である。
1実施例の要部構成を示すブロック図である。
1実施例の要部構成を示すブロック図である。
1実施例の要部構成を示すブロック図である。
1実施例の要部構成を示すブロック図である。
1変形例の要部構成を示すブロック図である。
示すブロック図である。
するための説明図である。
するための説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 待機回転モード及びアシスト回転モード
により回転される電動モータが駆動する油圧ポンプを作
動油圧の発生源として操舵補助を行うパワーステアリン
グ装置において、 前記電動モータに流れる電流を検出するモータ電流検出
回路と、該モータ電流検出回路が検出したモータ電流値
に基づいて、前記モードの切換えを制御するためのパラ
メータを演算するパラメータ演算手段と、該パラメータ
演算手段が演算したパラメータと所定値との大小を判定
する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて、前記
モードの切換え制御を行うモータ制御手段とを備えるこ
とを特徴とするパワーステアリング装置。 - 【請求項2】 前記パラメータ演算手段は、前記モータ
電流検出回路が検出したモータ電流値を微分する微分演
算手段である請求項1記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項3】 前記パラメータ演算手段は、前記モータ
電流検出回路が検出したモータ電流値を所定時間で平均
又は積分する演算手段と、前記モータ電流値と該演算手
段が平均又は積分した値との差を求める減算手段とを有
する請求項1記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項4】 前記パラメータ演算手段は、前記モータ
電流検出回路が検出したモータ電流値を微分する微分演
算手段と、該微分演算手段が微分した値及びモータ電流
値を加算する加算手段とを有する請求項1記載のパワー
ステアリング装置。 - 【請求項5】 前記パラメータ演算手段は、前記モータ
電流検出回路が検出したモータ電流値を所定時間で平均
又は積分する演算手段と、モータ電流値と該演算手段が
平均又は積分した値との差を求める減算手段と、該減算
手段が求めた差及び前記モータ電流値を加算する加算手
段とを有する請求項1記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項6】 待機回転モード及びアシスト回転モード
により回転される電動モータが駆動する油圧ポンプを作
動油圧の発生源として操舵補助を行うパワーステアリン
グ装置において、 前記電動モータに流れる電流を検出するモータ電流検出
回路と、該モータ電流検出回路が検出したモータ電流値
に基づいて、前記モードの切換えを制御するためのパラ
メータを演算するパラメータ演算手段と、該パラメータ
演算手段が演算したパラメータと所定値との大小を判定
するパラメータ判定手段と、前記モータ電流値と所定の
電流値との大小を判定するモータ電流判定手段と、前記
パラメータ判定手段及び前記モータ電流判定手段の各判
定結果の論理を演算する論理手段と、該論理手段の演算
結果に応じて、前記モードの切換え制御を行うモータ制
御手段とを備えることを特徴とするパワーステアリング
装置。 - 【請求項7】 前記パラメータ演算手段は、前記モータ
電流検出回路が検出したモータ電流値を微分する微分演
算手段である請求項6記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項8】 前記パラメータ演算手段は、前記モータ
電流検出回路が検出したモータ電流値を所定時間で平均
又は積分する演算手段と、前記モータ電流値と該演算手
段が平均又は積分した値との差を求める減算手段とを有
する請求項6記載のパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01827495A JP3543182B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01827495A JP3543182B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | パワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08207805A true JPH08207805A (ja) | 1996-08-13 |
JP3543182B2 JP3543182B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=11967075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01827495A Expired - Fee Related JP3543182B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543182B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0913317A2 (en) * | 1997-10-31 | 1999-05-06 | General Motors Corporation | Electro-hydraulic power steering control with fluid temperature and motor speed compensation of power steering load signal |
EP0913315A3 (en) * | 1997-10-31 | 2001-03-07 | Delphi Technologies, Inc. | Self-calibrating electro-hydraulic power steering system |
EP0913316A3 (en) * | 1997-10-31 | 2001-03-14 | Delphi Technologies, Inc. | Electro-hydraulic power steering control with motor speed switching and fluid temperature compensation of standby switch-points |
CN113844533A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-28 | 凡己科技(苏州)有限公司 | 一种转向控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP01827495A patent/JP3543182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0913317A2 (en) * | 1997-10-31 | 1999-05-06 | General Motors Corporation | Electro-hydraulic power steering control with fluid temperature and motor speed compensation of power steering load signal |
EP0913315A3 (en) * | 1997-10-31 | 2001-03-07 | Delphi Technologies, Inc. | Self-calibrating electro-hydraulic power steering system |
EP0913316A3 (en) * | 1997-10-31 | 2001-03-14 | Delphi Technologies, Inc. | Electro-hydraulic power steering control with motor speed switching and fluid temperature compensation of standby switch-points |
CN113844533A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-28 | 凡己科技(苏州)有限公司 | 一种转向控制方法、装置、设备及存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3543182B2 (ja) | 2004-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101421148B (zh) | 电动动力转向装置 | |
JP3525269B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
US20090071745A1 (en) | Control unit for electric power steering apparatus | |
CN101213126A (zh) | 电动转向设备 | |
US20030178246A1 (en) | Electric power steering apparatus | |
JP4356456B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
US20030106737A1 (en) | Electric power steering apparatus | |
JPH09221047A (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP4923785B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御方法及び装置 | |
JPH08207805A (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2005262936A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5166820B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4600005B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP2007283916A (ja) | 電動パワーステアリング制御装置、および方法 | |
KR20060013684A (ko) | 전력 조종 장치의 전자 펌프 구동 모터를 제어하는 방법 | |
JP3860104B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5181540B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH11255134A (ja) | 電動油圧パワーステアリング装置 | |
JP2005007991A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4564159B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH08310416A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP3857209B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH09290763A (ja) | 電動ポンプ式動力舵取装置 | |
JP2008087662A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2006076331A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |