JPH0820591B2 - 自動焦点調節装置 - Google Patents
自動焦点調節装置Info
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- JPH0820591B2 JPH0820591B2 JP62291713A JP29171387A JPH0820591B2 JP H0820591 B2 JPH0820591 B2 JP H0820591B2 JP 62291713 A JP62291713 A JP 62291713A JP 29171387 A JP29171387 A JP 29171387A JP H0820591 B2 JPH0820591 B2 JP H0820591B2
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- focus motor
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Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビデオカメラまたはカメラの自動焦点調節装
置、とくに繰り返しパターンを含む被写体の撮影時に発
生し易いハンチングを防止するようにした自動焦点調節
装置に関する。
置、とくに繰り返しパターンを含む被写体の撮影時に発
生し易いハンチングを防止するようにした自動焦点調節
装置に関する。
(従来技術) ビデオカメラやカメラのオートフォーカス(AFまたは
自動焦点調節)においては位相差方式と呼ばれる焦点検
出法が実用化されている。この方式は撮影レンズからの
被写体光束を撮影レンズの上半分からの光と下半分から
の光とに分け、それぞれ異なる受光素子で受光するもの
で、焦点が合っているときは上側光線を受けた受光素子
の出力と下側光線を受けた受光素子の出力とが一致する
が、焦点が外れたときにはそれぞれの受光素子の出力に
位相のずれが生ずる。この位相のずれ量を検出し、この
ずれ量に基づいて所定の演算式を用いて撮影レンズのデ
フォーカス量を求めることができる。また撮影レンズの
上側光線と下側光線は焦点の前後で入れ替わるので、こ
の性質を利用してデフォーカスの方向(前ピンまたは後
ピン)も検出することができる。
自動焦点調節)においては位相差方式と呼ばれる焦点検
出法が実用化されている。この方式は撮影レンズからの
被写体光束を撮影レンズの上半分からの光と下半分から
の光とに分け、それぞれ異なる受光素子で受光するもの
で、焦点が合っているときは上側光線を受けた受光素子
の出力と下側光線を受けた受光素子の出力とが一致する
が、焦点が外れたときにはそれぞれの受光素子の出力に
位相のずれが生ずる。この位相のずれ量を検出し、この
ずれ量に基づいて所定の演算式を用いて撮影レンズのデ
フォーカス量を求めることができる。また撮影レンズの
上側光線と下側光線は焦点の前後で入れ替わるので、こ
の性質を利用してデフォーカスの方向(前ピンまたは後
ピン)も検出することができる。
さて位相差方式にもいくつかの方式が知られており、
その1つとして第7図に米国ハネウェル社が開発したTC
L(Through Camera Lens)方式を示す。図において、1
は撮影レンズ、2は赤外カットフィルタ、3は補正レン
ズ、4は遮光板、5はマイクロレンズアレイ、6はマイ
クロレンズアレイ5の背後に配置されたCCD(Charge Co
upled Device)である。撮影レンズ1の射出瞳とCCD6の
受光面とは共役の関係になっており、射出瞳の上半分を
CCD6のA列受光素子が、下半分をB列の受光素子が見る
構成になっている。合焦時にはCCD6のA列受光素子から
の出力信号とB列受光素子からの出力信号は一致する
が、焦点が合っていないときは第8図に示すように2つ
の出力信号にずれが生じる。このずれ量Sはマイクロコ
ンピュータ(マイコン)を用いて以下に示すHF論理と呼
ばれる演算によって求められる(特開昭57−45510号参
照)。
その1つとして第7図に米国ハネウェル社が開発したTC
L(Through Camera Lens)方式を示す。図において、1
は撮影レンズ、2は赤外カットフィルタ、3は補正レン
ズ、4は遮光板、5はマイクロレンズアレイ、6はマイ
クロレンズアレイ5の背後に配置されたCCD(Charge Co
upled Device)である。撮影レンズ1の射出瞳とCCD6の
受光面とは共役の関係になっており、射出瞳の上半分を
CCD6のA列受光素子が、下半分をB列の受光素子が見る
構成になっている。合焦時にはCCD6のA列受光素子から
の出力信号とB列受光素子からの出力信号は一致する
が、焦点が合っていないときは第8図に示すように2つ
の出力信号にずれが生じる。このずれ量Sはマイクロコ
ンピュータ(マイコン)を用いて以下に示すHF論理と呼
ばれる演算によって求められる(特開昭57−45510号参
照)。
ここでai,biはそれぞれCCD6のi番目のA列受光素子
およびB列受光素子の出力である。(1)式の加算値Vj
をj=−12〜12に対して第9図のようにプロットしVk>
0,Vk+1<0であってVkとVk+1の差Deが最大となるkを求
めVkとVk+1の間を次式で内挿するとずれ量Sが求まる。
およびB列受光素子の出力である。(1)式の加算値Vj
をj=−12〜12に対して第9図のようにプロットしVk>
0,Vk+1<0であってVkとVk+1の差Deが最大となるkを求
めVkとVk+1の間を次式で内挿するとずれ量Sが求まる。
このときの差Vk−Vk+1は検出像のコントラストに相関
があり、AF処理の際にコントラスト判別にも利用され
る。
があり、AF処理の際にコントラスト判別にも利用され
る。
以上のように求められたずれ量Sを撮影レンズの結像
位置とビデオカメラの撮像素子面とのずれ量(デフォー
カス量)に変換し、このデフォーカス量に応じて撮影レ
ンズ1を合焦位置までフォーカスモータによって移動さ
せる。
位置とビデオカメラの撮像素子面とのずれ量(デフォー
カス量)に変換し、このデフォーカス量に応じて撮影レ
ンズ1を合焦位置までフォーカスモータによって移動さ
せる。
ところでビデオカメラの被写体が、たとえば同一形状
の窓のあるビルや格子模様などのような繰り返しパター
ンを有する場合は、(1)式の加算値Vjをグラフにプロ
ットすると第10図のようになり、VkとVk+1との差Deが最
大となり得る点が複数発生する(図のa,b点)。すなわ
ち1回の演算においてVk−Vk+1(De)の最大値が1個所
だけ検出されたとしても、繰り返しパターンを有する被
写体の場合、受光素子の出力信号の微かな揺ぎによって
Vk−Vk+1(De)が最大となる位置が変化し、検出ごとに
合焦位置が変化する。このため撮影レンズがフォーカス
モータによって前後に繰り返し駆動されるハンチング現
象が発生して不自然に動作してしまう。
の窓のあるビルや格子模様などのような繰り返しパター
ンを有する場合は、(1)式の加算値Vjをグラフにプロ
ットすると第10図のようになり、VkとVk+1との差Deが最
大となり得る点が複数発生する(図のa,b点)。すなわ
ち1回の演算においてVk−Vk+1(De)の最大値が1個所
だけ検出されたとしても、繰り返しパターンを有する被
写体の場合、受光素子の出力信号の微かな揺ぎによって
Vk−Vk+1(De)が最大となる位置が変化し、検出ごとに
合焦位置が変化する。このため撮影レンズがフォーカス
モータによって前後に繰り返し駆動されるハンチング現
象が発生して不自然に動作してしまう。
このことは上述したTCL方式による焦点検出法に限ら
ず、位相差方式による焦点検出装置に共通する原理的問
題である。
ず、位相差方式による焦点検出装置に共通する原理的問
題である。
(発明の目的および構成) 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、位相
差方式によるカメラの焦点検出装置において、被写体に
繰り返しパターンなどを含む場合でもハンチングを起こ
すことなくスムーズなAF動作ができるようにすることを
目的とする。
差方式によるカメラの焦点検出装置において、被写体に
繰り返しパターンなどを含む場合でもハンチングを起こ
すことなくスムーズなAF動作ができるようにすることを
目的とする。
この目的を達成するため、本願発明においては、第1
図にその全体構成を示すように、演算手段の演算値に基
づいて、合焦点として判断可能な点が複数あるか否かを
判定し、複数あると判定されたときは停止手段によって
フォーカスモータの駆動を停止するように構成した。
図にその全体構成を示すように、演算手段の演算値に基
づいて、合焦点として判断可能な点が複数あるか否かを
判定し、複数あると判定されたときは停止手段によって
フォーカスモータの駆動を停止するように構成した。
(実施例) 以下本発明を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明による自動焦点調節装置を備えたビデ
オカメラのブロック線図であり、図において、7は焦点
を合わせるための合焦レンズ、8は合焦レンズ7を光軸
方向に移動させるフォーカスモータ、9はフォーカスモ
ータ8を駆動させる駆動回路、10は被写体像の倍率を換
えるためのズームレンズ、11はズームリング(図示せ
ず)を回してズームレンズ10を移動させるズームモー
タ、12はズームモータ11の駆動回路、13はズームレンズ
10の位置を検出する位置センサ、14は被写体像を撮像素
子15に結像させるマスターレンズである。被写体光束は
ハーフミラー16によって焦点検出光学系へ導かれ、AFレ
ンズ17およびマイクロレンズ18によってCCD19に結像さ
れる。さらに20はCCD19を駆動するCCDドライバ、21はCC
D19からのアナログ出力をデジタル値に変換するA/D変換
器、22はCCDドライバ20およびA/D変換器21とマイクロコ
ンピュータ(マイコン)23とのインターフェースであ
る。
オカメラのブロック線図であり、図において、7は焦点
を合わせるための合焦レンズ、8は合焦レンズ7を光軸
方向に移動させるフォーカスモータ、9はフォーカスモ
ータ8を駆動させる駆動回路、10は被写体像の倍率を換
えるためのズームレンズ、11はズームリング(図示せ
ず)を回してズームレンズ10を移動させるズームモー
タ、12はズームモータ11の駆動回路、13はズームレンズ
10の位置を検出する位置センサ、14は被写体像を撮像素
子15に結像させるマスターレンズである。被写体光束は
ハーフミラー16によって焦点検出光学系へ導かれ、AFレ
ンズ17およびマイクロレンズ18によってCCD19に結像さ
れる。さらに20はCCD19を駆動するCCDドライバ、21はCC
D19からのアナログ出力をデジタル値に変換するA/D変換
器、22はCCDドライバ20およびA/D変換器21とマイクロコ
ンピュータ(マイコン)23とのインターフェースであ
る。
マイコン23では前述したHF論理を用いてずれ量Sを求
め、このずれ量Sからデフォーカス量を演算する。この
デフォーカス量を予め設定した合焦範囲と比較すること
によって前ピン、合焦、後ピンが判断される。前ピンの
ときにはマイコン23から駆動回路9に信号が出力され、
先に演算したデフォーカス量に応じた時間だけフォーカ
スモータ8が駆動されて合焦レンズ7が繰り込み方向に
移動される。逆に後ピンのときはマイコン23から駆動回
路9に信号が出力され、合焦レンズ7は繰り出し方向に
移動される。
め、このずれ量Sからデフォーカス量を演算する。この
デフォーカス量を予め設定した合焦範囲と比較すること
によって前ピン、合焦、後ピンが判断される。前ピンの
ときにはマイコン23から駆動回路9に信号が出力され、
先に演算したデフォーカス量に応じた時間だけフォーカ
スモータ8が駆動されて合焦レンズ7が繰り込み方向に
移動される。逆に後ピンのときはマイコン23から駆動回
路9に信号が出力され、合焦レンズ7は繰り出し方向に
移動される。
次に第3図のフローチャートを用いて本発明による自
動焦点調節装置の動作を説明する。
動焦点調節装置の動作を説明する。
まずマイコン23からの指令によってCCDドライバ20が
駆動されるとCCD19の電荷蓄積が開始され(F−1)、C
CD19からの出力信号はA/D変換器21によってデジタル値
に変換されてマイコン23に入力される(F−2)。マイ
コン23では前述したHF論理を用いてずれ量Sを求め、こ
のずれ量Sからデフォーカス量を演算する(F−3)。
このとき前述の(1)式で演算したVkのうちVk>0、V
k+1<0になるような個所が数箇所あり、かつVkとVk+1
の値の差Deがあらかじめ決められた所定の値(たとえば
256)より大きい場合には、合焦点として判断可能な点
が数箇所あると判断する。このように合焦点として判断
可能な点が数箇所ある場合、ハンチングなどの不自然な
動作をする可能性があるので、これを指標とし特別の処
理をさせる必要がある。そこで、所定値以上のDeが2つ
以上あるか否かを判断し(F−4)、2つ以上ある場合
はハンチングの可能性があるから、マイコン23は駆動回
路9に指令を出し、フォーカスモータ8を停止させる
(F−5)。所定値以上のDeが1つの場合はステップ
(F−3)で求めた演算値に基づいてフォーカスモータ
8を駆動させて合焦レンズ7を合焦位置まで移動させ
(F−6)、その後はフローを次段へ進める。要するに
本実施例においては所定値以上のDeが2つ以上検出され
ればフォーカスモータ8を停止させ、Deが1つになった
ら再びフォーカスモータ8を駆動させて合焦レンズ7を
移動させるわけである。
駆動されるとCCD19の電荷蓄積が開始され(F−1)、C
CD19からの出力信号はA/D変換器21によってデジタル値
に変換されてマイコン23に入力される(F−2)。マイ
コン23では前述したHF論理を用いてずれ量Sを求め、こ
のずれ量Sからデフォーカス量を演算する(F−3)。
このとき前述の(1)式で演算したVkのうちVk>0、V
k+1<0になるような個所が数箇所あり、かつVkとVk+1
の値の差Deがあらかじめ決められた所定の値(たとえば
256)より大きい場合には、合焦点として判断可能な点
が数箇所あると判断する。このように合焦点として判断
可能な点が数箇所ある場合、ハンチングなどの不自然な
動作をする可能性があるので、これを指標とし特別の処
理をさせる必要がある。そこで、所定値以上のDeが2つ
以上あるか否かを判断し(F−4)、2つ以上ある場合
はハンチングの可能性があるから、マイコン23は駆動回
路9に指令を出し、フォーカスモータ8を停止させる
(F−5)。所定値以上のDeが1つの場合はステップ
(F−3)で求めた演算値に基づいてフォーカスモータ
8を駆動させて合焦レンズ7を合焦位置まで移動させ
(F−6)、その後はフローを次段へ進める。要するに
本実施例においては所定値以上のDeが2つ以上検出され
ればフォーカスモータ8を停止させ、Deが1つになった
ら再びフォーカスモータ8を駆動させて合焦レンズ7を
移動させるわけである。
以上のようにすれば所定値以上のDeが2つ以上あった
ときはフォーカスモータ8を停止させるので、繰り返し
パターンを有する被写体の場合もハンチング現象は生じ
なくなる。
ときはフォーカスモータ8を停止させるので、繰り返し
パターンを有する被写体の場合もハンチング現象は生じ
なくなる。
第4図は本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
第3図の実施例では所定値以上のDeが2つ以上検出さ
れたらフォーカスモータ8すぐに停止させたが、このよ
うな場合でも数回合焦レンズ7を移動させるとピントが
合ってくる場合がある。そこで本実施例では所定値以上
のDeが2つ以上検出されたときは所定回数(たとえば5
回)だけフォーカスモータ8を駆動させた後に停止させ
るようにした。
れたらフォーカスモータ8すぐに停止させたが、このよ
うな場合でも数回合焦レンズ7を移動させるとピントが
合ってくる場合がある。そこで本実施例では所定値以上
のDeが2つ以上検出されたときは所定回数(たとえば5
回)だけフォーカスモータ8を駆動させた後に停止させ
るようにした。
第4図はその動作を示すもので、図のステップ(F−
1)から(F−4)までは第3図の実施例と同じであ
る。しかし所定値以上のDeが2つ以上あるときは、モー
タストップフラグが立っているかどうかをみて(F−
5)、立っていなければフラグを立て(F−6)、フラ
グが既に立っていれば次にモータストップカウンタの計
数値をチェックする(F−7)。このカウンタは初期値
を「5」に設定されフォーカスモータ8が作動するごと
に1ずつ減算するもので、カウンタの計数値が「0」で
あればフォーカスモータ8を停止させ(F−8)、
「0」でなければカウンタをデクリメントして(F−
9)、フォーカスモータ8をステップ(F−3)で求め
たデフォーカス量に応じて駆動させる。
1)から(F−4)までは第3図の実施例と同じであ
る。しかし所定値以上のDeが2つ以上あるときは、モー
タストップフラグが立っているかどうかをみて(F−
5)、立っていなければフラグを立て(F−6)、フラ
グが既に立っていれば次にモータストップカウンタの計
数値をチェックする(F−7)。このカウンタは初期値
を「5」に設定されフォーカスモータ8が作動するごと
に1ずつ減算するもので、カウンタの計数値が「0」で
あればフォーカスモータ8を停止させ(F−8)、
「0」でなければカウンタをデクリメントして(F−
9)、フォーカスモータ8をステップ(F−3)で求め
たデフォーカス量に応じて駆動させる。
所定値以上のDeが2つ以上なければフォーカスモータ
8を停止させる必要はなく、モータストップフラグをリ
セットして(F−11)カウンタを初期値「5」にセット
し(F−12)、フォーカスモータ8を駆動させる(F−
10)。
8を停止させる必要はなく、モータストップフラグをリ
セットして(F−11)カウンタを初期値「5」にセット
し(F−12)、フォーカスモータ8を駆動させる(F−
10)。
この実施例によれば数回モータを駆動している間に合
焦点に到達する可能性がある。
焦点に到達する可能性がある。
次に第5図に第3の実施例のフローチャートの一部を
示す。他の部分は第4図と同様である。この実施例にお
いては所定値以上でDeが2つ以上のとき、すぐにモータ
ストップフラグを立てるのではなく、演算されたデフォ
ーカス量およびその方向の履歴をマイコン23のメモリに
記憶しておき、その履歴に応じてフォーカスモータ8を
停止させるようにした。マイコン23は前述したとおりHS
論理式の演算結果から前ピン、後ピンを判断できるが、
前ピンの演算値が出力された後に後ピンの演算値が出力
されたとき又はその逆の場合、すなわち前ピン後ピン情
報が入ったときは実際にハンチングを起こしていると判
断してよい。
示す。他の部分は第4図と同様である。この実施例にお
いては所定値以上でDeが2つ以上のとき、すぐにモータ
ストップフラグを立てるのではなく、演算されたデフォ
ーカス量およびその方向の履歴をマイコン23のメモリに
記憶しておき、その履歴に応じてフォーカスモータ8を
停止させるようにした。マイコン23は前述したとおりHS
論理式の演算結果から前ピン、後ピンを判断できるが、
前ピンの演算値が出力された後に後ピンの演算値が出力
されたとき又はその逆の場合、すなわち前ピン後ピン情
報が入ったときは実際にハンチングを起こしていると判
断してよい。
そこで前ピン後ピン情報が入ったかどうかをマイコン
23が判断し(F−13)、入っていればモータストップフ
ラグを立て(F−6)、入っていなければステップ(F
−10)へ進んでフォーカスモータ8を駆動させる。
23が判断し(F−13)、入っていればモータストップフ
ラグを立て(F−6)、入っていなければステップ(F
−10)へ進んでフォーカスモータ8を駆動させる。
第1の実施例(第3図参照)においては、所定値以上
のDeが2つ以上検出されるとフォーカスモータ8を停止
させるので、実際にハンチングが起こらない場合にでも
フォーカスモータ8を停止させてしまうおそれがあった
が、本実施例によればこのようなことはなく実際にハン
チングが起きてからフォーカスモータ8を停止させるよ
うにしている。またすぐにフォーカスモータ8を止める
のではなく数回駆動させるようにしているから、その間
にハンチングがおさまって合焦位置に到達できることが
あるという第2の実施例の効果も得られる。
のDeが2つ以上検出されるとフォーカスモータ8を停止
させるので、実際にハンチングが起こらない場合にでも
フォーカスモータ8を停止させてしまうおそれがあった
が、本実施例によればこのようなことはなく実際にハン
チングが起きてからフォーカスモータ8を停止させるよ
うにしている。またすぐにフォーカスモータ8を止める
のではなく数回駆動させるようにしているから、その間
にハンチングがおさまって合焦位置に到達できることが
あるという第2の実施例の効果も得られる。
ところでフォーカスモータ8を駆動させる場合に、駆
動系の寸法をバラツキなどにより演算されたフォーカス
量を越えてモータ8が駆動されるオーバーシュートが起
こることがあるが、上記第3の実施例によればこのオー
バーシュートによって条件を満たしてしまいフォーカス
モータ8が停止する場合が考えられる。しかし、仮にオ
ーバーシュートが起きても、それが合焦点近くであれば
最終的にはハンチングを起こさずに合焦位置で停止する
可能性が大きい。
動系の寸法をバラツキなどにより演算されたフォーカス
量を越えてモータ8が駆動されるオーバーシュートが起
こることがあるが、上記第3の実施例によればこのオー
バーシュートによって条件を満たしてしまいフォーカス
モータ8が停止する場合が考えられる。しかし、仮にオ
ーバーシュートが起きても、それが合焦点近くであれば
最終的にはハンチングを起こさずに合焦位置で停止する
可能性が大きい。
そこで第6図に示す第4の実施例においては、前ピン
後ピン情報が入った場合には(F−13)、次にデフォー
カス量が合焦近傍の所定値以内かどうかを判断し(F−
14)、所定値以内でなければモータストップフラグを立
てるが(F−6)、所定値以内であれば、ハンチングを
起こさずに合焦位置に達すると考えられるので、モータ
8を停止させずに駆動させるようにした(F−10)。こ
の場合、合焦近傍の所定値はセンサの分解能、AF光学系
の倍率、またはモータの制御性などに応じて設定され
る。なおこの実施例のフローチャートの他の部分は第4
図と同様である。
後ピン情報が入った場合には(F−13)、次にデフォー
カス量が合焦近傍の所定値以内かどうかを判断し(F−
14)、所定値以内でなければモータストップフラグを立
てるが(F−6)、所定値以内であれば、ハンチングを
起こさずに合焦位置に達すると考えられるので、モータ
8を停止させずに駆動させるようにした(F−10)。こ
の場合、合焦近傍の所定値はセンサの分解能、AF光学系
の倍率、またはモータの制御性などに応じて設定され
る。なおこの実施例のフローチャートの他の部分は第4
図と同様である。
上記実施例ではビデオカメラを例にとったが、本発明
はそれに限らず、一般のスチルカメラにも適用すること
ができる。また焦点検出方式もTCL方式に限らず他の公
知の位相差方式にも適用可能である。
はそれに限らず、一般のスチルカメラにも適用すること
ができる。また焦点検出方式もTCL方式に限らず他の公
知の位相差方式にも適用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においては、演算手段の
演算値に基づいて、合焦点として判断可能な点が複数あ
るか否かを判定し、複数あると判定されたときは停止手
段によってフォーカスモータの駆動を停止するように構
成したので、被写体に繰り返しパターンなどが含む場合
であっても、ハンチングを起こすことなくスムーズなAF
動作ができるようになる。
演算値に基づいて、合焦点として判断可能な点が複数あ
るか否かを判定し、複数あると判定されたときは停止手
段によってフォーカスモータの駆動を停止するように構
成したので、被写体に繰り返しパターンなどが含む場合
であっても、ハンチングを起こすことなくスムーズなAF
動作ができるようになる。
第1図は本発明による自動焦点調節装置の全体構成図、
第2図は本発明による自動焦点調節装置の一実施例を示
すブロック線図、第3図は第2図の実施例の動作を示す
フローチャート、第4図ないし第6図は他の実施例を示
すフローチャート、第7図ないし第10図はTCL方式の原
理説明図である。 1……撮影レンズ、6、19……CCD、14……マスターレ
ンズ、15……撮像素子
第2図は本発明による自動焦点調節装置の一実施例を示
すブロック線図、第3図は第2図の実施例の動作を示す
フローチャート、第4図ないし第6図は他の実施例を示
すフローチャート、第7図ないし第10図はTCL方式の原
理説明図である。 1……撮影レンズ、6、19……CCD、14……マスターレ
ンズ、15……撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 3/00 A
Claims (2)
- 【請求項1】イメージセンサ上に2種類の被写体像を結
像させ、この2種類の画像信号の位相差に基づいて撮影
レンズのデフォーカス量および方向を演算する演算手段
を有し、該演算手段の演算値に基づいてフォーカスモー
タを用いて撮影レンズをその合焦位置に移動させる自動
焦点調節装置において、前記演算手段の演算値に基づい
て合焦点として判断可能な点が複数あるか否かを判定す
る判定手段と、該判定手段によって合焦点として判断可
能な点が複数あると判定されたときは前記フォーカスモ
ータの駆動を停止する停止手段とを設けたことを特徴と
する自動焦点調節装置。 - 【請求項2】前記演算手段が前ピン、もしくは後ピンの
演算値を出力し、該演算手段の演算値に基づき前記撮影
レンズを駆動させた後該演算手段が前記前ピンに続いて
後ピン、あるいは前記後ピンに続いて前ピンの演算値を
出力した場合は、前記停止手段が前記フォーカスモータ
の駆動を停止させることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の自動焦点調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62291713A JPH0820591B2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 自動焦点調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62291713A JPH0820591B2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 自動焦点調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01134317A JPH01134317A (ja) | 1989-05-26 |
JPH0820591B2 true JPH0820591B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=17772434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62291713A Expired - Lifetime JPH0820591B2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 自動焦点調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820591B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6614783B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2019-12-04 | キヤノン株式会社 | 自動焦点調節装置およびその制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160080A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-27 | Asahi Optical Co Ltd | オ−トフオ−カス装置 |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP62291713A patent/JPH0820591B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01134317A (ja) | 1989-05-26 |
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