JPH08201548A - 表示装置 - Google Patents
表示装置Info
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- JPH08201548A JPH08201548A JP7014420A JP1442095A JPH08201548A JP H08201548 A JPH08201548 A JP H08201548A JP 7014420 A JP7014420 A JP 7014420A JP 1442095 A JP1442095 A JP 1442095A JP H08201548 A JPH08201548 A JP H08201548A
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- Japan
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- display device
- detection
- clock
- detection medium
- guide means
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- Electric Clocks (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指定方向へ傾けたときのみ表示するようにす
る。 【構成】 腕時計に配設される中空円板状の透明な密封
容器1 と、その密封容器1 内に封入された比重の異なる
2種の混合液体2,3 と、密封容器1 の3 時及び9時を結
ぶ中心線と6 時との間の位置に反射板4aと対向配置され
た一対のフォトリフレクタ (検知手段)4,4と、を備えて
構成されている。そして、密封容器1 を12時の方向が上
方となる指定方向に傾けたとき、透明な低比重液体3 よ
りも下側になった不透明な高比重液体2 により、一対の
フォトリフレクタ4,4 の両方共が光を遮蔽されてオフ状
態となって、表示面に時刻が表示されるのに対し、他の
方向に傾いているときには、一対のフォトリフレクタ4,
4 の少なくともいずれか一方が光を透過されてオン状態
となって、表示面には時刻が表示されないようになって
いる。
る。 【構成】 腕時計に配設される中空円板状の透明な密封
容器1 と、その密封容器1 内に封入された比重の異なる
2種の混合液体2,3 と、密封容器1 の3 時及び9時を結
ぶ中心線と6 時との間の位置に反射板4aと対向配置され
た一対のフォトリフレクタ (検知手段)4,4と、を備えて
構成されている。そして、密封容器1 を12時の方向が上
方となる指定方向に傾けたとき、透明な低比重液体3 よ
りも下側になった不透明な高比重液体2 により、一対の
フォトリフレクタ4,4 の両方共が光を遮蔽されてオフ状
態となって、表示面に時刻が表示されるのに対し、他の
方向に傾いているときには、一対のフォトリフレクタ4,
4 の少なくともいずれか一方が光を透過されてオン状態
となって、表示面には時刻が表示されないようになって
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を表示するための
腕時計等の表示装置に関する。
腕時計等の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置の一種として、液晶表示
により時刻等の情報を表示する腕時計があり、通常、そ
の液晶表示の電源供給は内蔵している電池でもって行わ
れる。また、その電池は、時間の計数のための電源とも
なっている。
により時刻等の情報を表示する腕時計があり、通常、そ
の液晶表示の電源供給は内蔵している電池でもって行わ
れる。また、その電池は、時間の計数のための電源とも
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の表示装
置の一種である腕時計にあっては、内蔵している電池
は、時刻等の情報を表示する液晶表示及び時間の計数の
ための電源となっており、常に、そのエネルギーが消費
される。
置の一種である腕時計にあっては、内蔵している電池
は、時刻等の情報を表示する液晶表示及び時間の計数の
ための電源となっており、常に、そのエネルギーが消費
される。
【0004】しかしながら、時計の主機能である時間の
計数を中断するわけにはいかないが、液晶表示について
は、必要なときに、人が自分の腕に着用している腕時計
を見て、つまり、液晶表示面が目線上に来るよう腕時計
自体を指定方向へ傾けて、表示内容を確認できればよい
のであって、常時、表示している必要はなく、そのため
に電池のエネルギーが殆ど無駄に消費されていることに
なる。
計数を中断するわけにはいかないが、液晶表示について
は、必要なときに、人が自分の腕に着用している腕時計
を見て、つまり、液晶表示面が目線上に来るよう腕時計
自体を指定方向へ傾けて、表示内容を確認できればよい
のであって、常時、表示している必要はなく、そのため
に電池のエネルギーが殆ど無駄に消費されていることに
なる。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、指定方向へ傾けたときの
み表示する表示装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、指定方向へ傾けたときの
み表示する表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、検知媒体と、検知媒体
が傾斜方向に沿って移動するようガイドするガイド手段
と、指定の傾斜方向に移動した検知媒体の位置変化を検
知し得る位置に設けられた検知手段と、検知手段の検知
信号により表示する表示手段と、を備えてなる構成にし
てある。
ために、請求項1記載のものは、検知媒体と、検知媒体
が傾斜方向に沿って移動するようガイドするガイド手段
と、指定の傾斜方向に移動した検知媒体の位置変化を検
知し得る位置に設けられた検知手段と、検知手段の検知
信号により表示する表示手段と、を備えてなる構成にし
てある。
【0007】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記検知媒体が導電体であって、そ
の導電体が前記ガイド手段となる容器内に収容されると
ともに、前記検知手段が容器内をカイドされて移動した
導電体を介して導通状態になり得る電極対からなる構成
にしてある。
載のものにおいて、前記検知媒体が導電体であって、そ
の導電体が前記ガイド手段となる容器内に収容されると
ともに、前記検知手段が容器内をカイドされて移動した
導電体を介して導通状態になり得る電極対からなる構成
にしてある。
【0008】また、請求項3記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記ガイド手段が円弧状の筒体であ
って、前記検知媒体がその筒体内をガイドされて転がり
得る球体からなる構成にしてある。
載のものにおいて、前記ガイド手段が円弧状の筒体であ
って、前記検知媒体がその筒体内をガイドされて転がり
得る球体からなる構成にしてある。
【0009】また、請求項4記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記検知手段が前記検知媒体により
遮蔽又は透過される光の有無を検知する光学系部材から
なる構成にしてある。
載のものにおいて、前記検知手段が前記検知媒体により
遮蔽又は透過される光の有無を検知する光学系部材から
なる構成にしてある。
【0010】また、請求項5記載のものは、請求項4記
載のものにおいて、前記ガイド手段が密封容器であっ
て、前記検知媒体がその密封容器内に封入された比重の
異なる2種の混合液体からなる構成にしてある。
載のものにおいて、前記ガイド手段が密封容器であっ
て、前記検知媒体がその密封容器内に封入された比重の
異なる2種の混合液体からなる構成にしてある。
【0011】また、請求項6記載のものは、請求項4記
載のものにおいて、前記ガイド手段が密封容器であっ
て、前記検知媒体がその密封容器内に気泡を含んで封入
された不透明な液体からなる構成にしてある。
載のものにおいて、前記ガイド手段が密封容器であっ
て、前記検知媒体がその密封容器内に気泡を含んで封入
された不透明な液体からなる構成にしてある。
【0012】また、請求項7記載のものは、請求項4記
載のものにおいて、前記ガイド手段が軸部材であって、
前記検知媒体がその軸部材に偏心位置を回動自在にガイ
ド支持された偏心振り子からなる構成にしてある。
載のものにおいて、前記ガイド手段が軸部材であって、
前記検知媒体がその軸部材に偏心位置を回動自在にガイ
ド支持された偏心振り子からなる構成にしてある。
【0013】
【作用】請求項1記載のものによれば、表示装置自体が
傾いたとき、検知媒体がガイド手段にガイドされて傾斜
方向に沿って移動し、その傾斜方向が指定された方向で
あれば、検知手段がその検知媒体の位置変化を検知する
とともに、その検知信号により表示手段で必要な情報が
表示されるようになり、表示装置自体が傾いていないと
き及び傾斜方向が指定された方向でないときには、検知
手段による検知信号がないから表示手段で表示されな
い。
傾いたとき、検知媒体がガイド手段にガイドされて傾斜
方向に沿って移動し、その傾斜方向が指定された方向で
あれば、検知手段がその検知媒体の位置変化を検知する
とともに、その検知信号により表示手段で必要な情報が
表示されるようになり、表示装置自体が傾いていないと
き及び傾斜方向が指定された方向でないときには、検知
手段による検知信号がないから表示手段で表示されな
い。
【0014】また、請求項2記載のものによれば、表示
装置自体が指定方向に傾いたとき、容器内に収容された
導電体が、その容器内をガイドされて傾斜方向に沿って
最下方位置まで移動して電極対に接触すると、電極対の
間が導電体を介して導通状態になって電流が流れ、その
電気信号により表示手段で表示されるようになり、この
場合、電極対は導電体に直接接触するために、容器外に
配置スペースを設けずに設置できる。
装置自体が指定方向に傾いたとき、容器内に収容された
導電体が、その容器内をガイドされて傾斜方向に沿って
最下方位置まで移動して電極対に接触すると、電極対の
間が導電体を介して導通状態になって電流が流れ、その
電気信号により表示手段で表示されるようになり、この
場合、電極対は導電体に直接接触するために、容器外に
配置スペースを設けずに設置できる。
【0015】また、請求項3記載のものによれば、表示
装置自体が指定方向に傾いたとき、円弧状の筒体に収容
された球体が、その筒体内をガイドされて傾斜方向に沿
って最下方位置まで転がって移動し、検知手段がその球
体の位置変化を検知するようになり、この場合、球体は
傾斜角度が小さくても筒体内を即座に転がることができ
るために、検知手段による検知までの応答速度が速い。
装置自体が指定方向に傾いたとき、円弧状の筒体に収容
された球体が、その筒体内をガイドされて傾斜方向に沿
って最下方位置まで転がって移動し、検知手段がその球
体の位置変化を検知するようになり、この場合、球体は
傾斜角度が小さくても筒体内を即座に転がることができ
るために、検知手段による検知までの応答速度が速い。
【0016】また、請求項4記載のものによれば、表示
装置自体が指定方向に傾いたとき、ガイド手段にガイド
されて傾斜方向に沿って移動した検知媒体が、透明体で
あれば透過した光を、不透明体であれば光が遮蔽された
ことを、それぞれ光学系部材により検知するようにな
り、この場合、検知媒体は、直接物理的に接する必要の
ある電極対の場合と違って、非接触な光が照射されるだ
けである。
装置自体が指定方向に傾いたとき、ガイド手段にガイド
されて傾斜方向に沿って移動した検知媒体が、透明体で
あれば透過した光を、不透明体であれば光が遮蔽された
ことを、それぞれ光学系部材により検知するようにな
り、この場合、検知媒体は、直接物理的に接する必要の
ある電極対の場合と違って、非接触な光が照射されるだ
けである。
【0017】また、請求項5記載のものによれば、表示
装置自体が指定方向に傾いたとき、密封容器内に封入さ
れた比重の異なる2種の混合液体は、高比重のものが低
比重のものよりも下側に移動して2層に分離されるか
ら、そのいずれか一方の液体が光を遮蔽又は透過するも
のであれば、光学系部材により検知することができ、こ
の場合、2種の混合液体の比重を変えれば、移動して2
層に分離する速度を適宜設定できる。
装置自体が指定方向に傾いたとき、密封容器内に封入さ
れた比重の異なる2種の混合液体は、高比重のものが低
比重のものよりも下側に移動して2層に分離されるか
ら、そのいずれか一方の液体が光を遮蔽又は透過するも
のであれば、光学系部材により検知することができ、こ
の場合、2種の混合液体の比重を変えれば、移動して2
層に分離する速度を適宜設定できる。
【0018】また、請求項6記載のものによれば、表示
装置自体が指定方向に傾いたとき、密封容器内に封入さ
れた液体に含まれている気泡が、密封容器の上方へ移動
し、不透明な液体で遮蔽されていた光が気泡を介して透
過し、その光を光学系部材により検知するようになり、
この場合、液体は混合でなく1種類でよい。
装置自体が指定方向に傾いたとき、密封容器内に封入さ
れた液体に含まれている気泡が、密封容器の上方へ移動
し、不透明な液体で遮蔽されていた光が気泡を介して透
過し、その光を光学系部材により検知するようになり、
この場合、液体は混合でなく1種類でよい。
【0019】また、請求項7記載のものによれば、表示
装置自体が指定方向に傾いたとき、偏心振り子は、軸部
材で偏心位置を回動自在にガイド支持されながら、重心
が傾斜方向に沿って最下方位置まで移動し、透過してい
た光が偏心振り子で遮蔽され、それを光学系部材により
検知するようになり、この場合、ガイド手段として容器
等を必要とせず、偏心振り子を軸部材でガイド支持する
だけでよい。
装置自体が指定方向に傾いたとき、偏心振り子は、軸部
材で偏心位置を回動自在にガイド支持されながら、重心
が傾斜方向に沿って最下方位置まで移動し、透過してい
た光が偏心振り子で遮蔽され、それを光学系部材により
検知するようになり、この場合、ガイド手段として容器
等を必要とせず、偏心振り子を軸部材でガイド支持する
だけでよい。
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に基づい
て以下に説明する。この表示装置は腕時計であって、通
常は図2(b) に示すように、腕に着用して携帯されてい
るだけの状態では、内蔵している電池を電源として時間
の計数が行われており、必要な時つまりにその時の時刻
を知りたい時に、同図(a) に示すように、腕を所定の位
置まで移動させ上記内蔵電池を電源とした液晶 (表示手
段) により時刻を表示する表示面A が目線上に来るよう
腕時計自体を傾けて確認される。
て以下に説明する。この表示装置は腕時計であって、通
常は図2(b) に示すように、腕に着用して携帯されてい
るだけの状態では、内蔵している電池を電源として時間
の計数が行われており、必要な時つまりにその時の時刻
を知りたい時に、同図(a) に示すように、腕を所定の位
置まで移動させ上記内蔵電池を電源とした液晶 (表示手
段) により時刻を表示する表示面A が目線上に来るよう
腕時計自体を傾けて確認される。
【0021】そのときの表示面A の傾斜方向は、図3
(a) に示すように、12時の方向が上方となる方向であっ
て、同図(b) 乃至(d) に示す他の方向とはならずに指定
されたものとなる。
(a) に示すように、12時の方向が上方となる方向であっ
て、同図(b) 乃至(d) に示す他の方向とはならずに指定
されたものとなる。
【0022】そして、この腕時計の表示面A の反対側に
は、図1に示す密封容器 (ガイド手段)1が配設される。
は、図1に示す密封容器 (ガイド手段)1が配設される。
【0023】密封容器1 は、透明なガラス又はプラスチ
ック材料により、中央孔1aを有して中空円板状に形成さ
れ、その中には比重の異なる2種の混合液体 (検知媒
体)2,3が封入されており、その高比重液体2 は不透明で
あるのに対し、低比重液体3 は透明であり、その量は低
比重液体3 が高比重液体2 よりも少し多くなっている。
従って腕時計が図3に示すどの方向に傾斜しても、不透
明の高比重液体2 が透明の低比重液体3 よりも下側にな
るよう傾斜方向に沿って移動し、密封容器2 内を中心線
よりも少し高比重液体2 側寄りの位置にて2層に分離さ
れる。このとき、密封容器 1は混合液体 (検知媒体)2,3
が傾斜方向に沿って移動するのをガイドするためのガイ
ド手段となっている。
ック材料により、中央孔1aを有して中空円板状に形成さ
れ、その中には比重の異なる2種の混合液体 (検知媒
体)2,3が封入されており、その高比重液体2 は不透明で
あるのに対し、低比重液体3 は透明であり、その量は低
比重液体3 が高比重液体2 よりも少し多くなっている。
従って腕時計が図3に示すどの方向に傾斜しても、不透
明の高比重液体2 が透明の低比重液体3 よりも下側にな
るよう傾斜方向に沿って移動し、密封容器2 内を中心線
よりも少し高比重液体2 側寄りの位置にて2層に分離さ
れる。このとき、密封容器 1は混合液体 (検知媒体)2,3
が傾斜方向に沿って移動するのをガイドするためのガイ
ド手段となっている。
【0024】また密封容器1 は、3 時及び9 時を結ぶ中
心線と6 時との間であって12時及び6 時を結ぶ中心線の
両側の位置の一方外側面に、一対のフォトリフレクタ
(光学系部材)4,4が取着されるとともに、その一対のフ
ォトリフレクタ4,4 と同位置の他方外側面には反射板4a
がそれぞれ対向配置されている。
心線と6 時との間であって12時及び6 時を結ぶ中心線の
両側の位置の一方外側面に、一対のフォトリフレクタ
(光学系部材)4,4が取着されるとともに、その一対のフ
ォトリフレクタ4,4 と同位置の他方外側面には反射板4a
がそれぞれ対向配置されている。
【0025】一対のフォトリフレクタ (光学系部材)4,4
は、反射板4aに向かって光を照射するとともに、混合液
体 (検知媒体)2,3の内の透明な一方の低比重液体3 を透
過して反射板4aからの反射光を検知した場合にはオン状
態となり、不透明な他方の高比重液体2 で遮蔽されて反
射板4aからの反射光を検知しない場合にはオフ状態とな
り、つまり混合液体 (検知媒体)2,3の位置変化を検知す
る検知手段となるものであって、その一対の両方共がオ
フ状態となったときのみ、その検知信号により液晶 (表
示手段) で表示面A に時刻が表示されるようになってい
る。
は、反射板4aに向かって光を照射するとともに、混合液
体 (検知媒体)2,3の内の透明な一方の低比重液体3 を透
過して反射板4aからの反射光を検知した場合にはオン状
態となり、不透明な他方の高比重液体2 で遮蔽されて反
射板4aからの反射光を検知しない場合にはオフ状態とな
り、つまり混合液体 (検知媒体)2,3の位置変化を検知す
る検知手段となるものであって、その一対の両方共がオ
フ状態となったときのみ、その検知信号により液晶 (表
示手段) で表示面A に時刻が表示されるようになってい
る。
【0026】上記した腕時計は、前述したように、表示
面A が目線上に来るよう12時の方向が上方となる図3
(a) に示す指定方向に腕時計を傾けたときには、図1
(a) に示すように、透明な低比重液体3 よりも下側にな
った不透明な高比重液体2 は、3時及び9 時を結ぶ中心
線よりも少し下側から6 時の位置まで占めることによっ
て、一対のフォトリフレクタ4,4 の両方共がオフ状態と
なって表示面A には時刻が表示されるのに対し、同図
(b) 乃至(d) に示す他の方向に傾いているときには、一
対のフォトリフレクタ4,4 の少なくともいずれか一方が
オン状態となって表示面A には時刻が表示されない。な
お、腕時計がいずれの方向にも傾いていないときには、
混合液体 (検知媒体)2,3が、密封容器1 の全面に渡って
円板状の厚さ方向において2層に分離されることになっ
て、不透明な高比重液体2 の厚さが略半分となるために
光の遮蔽度が落ちるから、その高比重液体2 の不透明度
を適宜設定することによって、フォトリフレクタ4 が反
射板4aからの反射光を検知してオン状態となり、表示面
A に時刻が表示されないようにしてある。
面A が目線上に来るよう12時の方向が上方となる図3
(a) に示す指定方向に腕時計を傾けたときには、図1
(a) に示すように、透明な低比重液体3 よりも下側にな
った不透明な高比重液体2 は、3時及び9 時を結ぶ中心
線よりも少し下側から6 時の位置まで占めることによっ
て、一対のフォトリフレクタ4,4 の両方共がオフ状態と
なって表示面A には時刻が表示されるのに対し、同図
(b) 乃至(d) に示す他の方向に傾いているときには、一
対のフォトリフレクタ4,4 の少なくともいずれか一方が
オン状態となって表示面A には時刻が表示されない。な
お、腕時計がいずれの方向にも傾いていないときには、
混合液体 (検知媒体)2,3が、密封容器1 の全面に渡って
円板状の厚さ方向において2層に分離されることになっ
て、不透明な高比重液体2 の厚さが略半分となるために
光の遮蔽度が落ちるから、その高比重液体2 の不透明度
を適宜設定することによって、フォトリフレクタ4 が反
射板4aからの反射光を検知してオン状態となり、表示面
A に時刻が表示されないようにしてある。
【0027】かかる腕時計 (表示装置) にあっては、上
述したように、人が時刻を知りたい時に、時刻を液晶
(表示手段) により表示する表示面A が目線上に来るよ
う、12時の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ
表示できるようになり、従って、液晶の電源である内蔵
電池のエネルギーを無駄に消費せずに済み、また、他の
人にとっては、表示されていない腕時計でもって時刻を
確認しているように錯覚され、遊び心をも追加できる。
述したように、人が時刻を知りたい時に、時刻を液晶
(表示手段) により表示する表示面A が目線上に来るよ
う、12時の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ
表示できるようになり、従って、液晶の電源である内蔵
電池のエネルギーを無駄に消費せずに済み、また、他の
人にとっては、表示されていない腕時計でもって時刻を
確認しているように錯覚され、遊び心をも追加できる。
【0028】また、2種の混合液体 (検知媒体)2,3の比
重の差が大きい程、移動して2層に分離する速度が速く
なるから、比重を調整することによって応答速度を適宜
設定できる。
重の差が大きい程、移動して2層に分離する速度が速く
なるから、比重を調整することによって応答速度を適宜
設定できる。
【0029】なお、本実施例では、一対のフォトリフレ
クタ4,4 は、密封容器1 の反対側に対向配置した反射板
4aからの反射光を検知するようになっているが、反射板
4aを配置せずに2種の混合液体 (検知媒体)2,3自体を反
射体として、例えば、反射率が高比重液体2 の方を低比
重液体3 よりも高くして、一対のフォトリフレクタ4,4
の両方共が高比重液体2 からの反射光を検知してオン状
態となったときのみ、表示面A に時刻が表示されるよう
にしてもよい。さらに、この場合、低比重液体3 を透明
体として光が透過してしまうようにしてもよい。
クタ4,4 は、密封容器1 の反対側に対向配置した反射板
4aからの反射光を検知するようになっているが、反射板
4aを配置せずに2種の混合液体 (検知媒体)2,3自体を反
射体として、例えば、反射率が高比重液体2 の方を低比
重液体3 よりも高くして、一対のフォトリフレクタ4,4
の両方共が高比重液体2 からの反射光を検知してオン状
態となったときのみ、表示面A に時刻が表示されるよう
にしてもよい。さらに、この場合、低比重液体3 を透明
体として光が透過してしまうようにしてもよい。
【0030】また、本実施例では、図1(a) に示すよう
に、一対のフォトリフレクタ4,4 が、密封容器1 の3 時
及び9 時を結ぶ中心線と6 時との間であって12時及び6
時を結ぶ中心線の両側の位置に取着されているが、図4
に示すように、1個のフォトリフレクタ4 だけが、12時
及び6 時を結ぶ中心線上の6 時側近傍に取着されてもよ
く、この場合は、この1個が検知すれば、表示面A に時
刻が表示される。このように、フォトリフレクタ4 は、
配置場所を適宜設定できれば個数を制限されるものでは
なく、その場合、個数が多くなる程、その複数個の全て
が検知したときのみ時刻が表示されるので、精度が良く
なる。
に、一対のフォトリフレクタ4,4 が、密封容器1 の3 時
及び9 時を結ぶ中心線と6 時との間であって12時及び6
時を結ぶ中心線の両側の位置に取着されているが、図4
に示すように、1個のフォトリフレクタ4 だけが、12時
及び6 時を結ぶ中心線上の6 時側近傍に取着されてもよ
く、この場合は、この1個が検知すれば、表示面A に時
刻が表示される。このように、フォトリフレクタ4 は、
配置場所を適宜設定できれば個数を制限されるものでは
なく、その場合、個数が多くなる程、その複数個の全て
が検知したときのみ時刻が表示されるので、精度が良く
なる。
【0031】次に、第2実施例を図5に基づいて以下に
説明する。このものは、第1実施例におけるガイド手段
が中空円板状の透明な密封容器5 であり、検知媒体がそ
の密封容器5 内に気泡7 を含んで封入された不透明な液
体6 であり、検知手段となる光学系部材が12時の位置に
投光部8a及び受光部8bが密封容器5 を介して対向配置さ
れたフォトインタラプタ8 である構成としてある。
説明する。このものは、第1実施例におけるガイド手段
が中空円板状の透明な密封容器5 であり、検知媒体がそ
の密封容器5 内に気泡7 を含んで封入された不透明な液
体6 であり、検知手段となる光学系部材が12時の位置に
投光部8a及び受光部8bが密封容器5 を介して対向配置さ
れたフォトインタラプタ8 である構成としてある。
【0032】この腕時計は、第1実施例と同様に、12時
の方向が上方となる指定方向に傾いたとき、密封容器5
内に封入された液体6 に含まれている気泡7 が密封容器
5 の上方である12時の位置へ移動する。そうすると、フ
ォトインタラプタ8 の投光部8a側から照射された光は、
それまで不透明な液体6 で遮蔽されていたが、気泡7を
介して透過するようになり、その光を受光部8b側で検知
することによって、表示面A に時刻が表示される。
の方向が上方となる指定方向に傾いたとき、密封容器5
内に封入された液体6 に含まれている気泡7 が密封容器
5 の上方である12時の位置へ移動する。そうすると、フ
ォトインタラプタ8 の投光部8a側から照射された光は、
それまで不透明な液体6 で遮蔽されていたが、気泡7を
介して透過するようになり、その光を受光部8b側で検知
することによって、表示面A に時刻が表示される。
【0033】かかる腕時計 (表示装置) にあっては、上
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになるとともに、検知媒体は液体6 の1種
類であって、第1実施例のように2種の混合液体とする
必要がない。
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになるとともに、検知媒体は液体6 の1種
類であって、第1実施例のように2種の混合液体とする
必要がない。
【0034】なお、本実施例では、光学系部材として、
それ自体に投光部8a及び受光部8bを有したフォトインタ
ラプタ8 を使用しているが、図6に示すように、第1実
施例と同様に、フォトリフレクタ4 及び反射板4aを使用
してもよい。
それ自体に投光部8a及び受光部8bを有したフォトインタ
ラプタ8 を使用しているが、図6に示すように、第1実
施例と同様に、フォトリフレクタ4 及び反射板4aを使用
してもよい。
【0035】また、本実施例では、密封容器5 は、中空
円板状に形成されているが、図7に示すように、半円板
状であってその半円弧部分が中空筒体に形成され、半円
弧の中央が12時の位置になるよう配置され、その密封容
器5 の中央両側にそれぞれフォトダイオードのような投
光素子8c及びフォトトランジスタのような受光素子8dを
配置してもよい。さらには、図8に示すように、密封容
器5 の中央にフォトリフレクタ4 及び反射板4aを配置し
てもよい。
円板状に形成されているが、図7に示すように、半円板
状であってその半円弧部分が中空筒体に形成され、半円
弧の中央が12時の位置になるよう配置され、その密封容
器5 の中央両側にそれぞれフォトダイオードのような投
光素子8c及びフォトトランジスタのような受光素子8dを
配置してもよい。さらには、図8に示すように、密封容
器5 の中央にフォトリフレクタ4 及び反射板4aを配置し
てもよい。
【0036】次に、第3実施例を図9に基づいて以下に
説明する。このものは、ガイド手段がリング状の透明な
中空円筒体9 であり、検知媒体がその円筒体9 内をガイ
ドされて転がり得る球体10であり、検知手段となる光学
系部材が6 時の位置にて円筒体9 の両側にそれぞれ配置
された投光素子8c及び受光素子8dである構成としてあ
る。
説明する。このものは、ガイド手段がリング状の透明な
中空円筒体9 であり、検知媒体がその円筒体9 内をガイ
ドされて転がり得る球体10であり、検知手段となる光学
系部材が6 時の位置にて円筒体9 の両側にそれぞれ配置
された投光素子8c及び受光素子8dである構成としてあ
る。
【0037】この腕時計は、12時の方向が上方となる指
定方向に傾いたとき、球体10が中空円筒体9 にガイドさ
れて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で転
がって移動する。そうすると、投光素子8c側から照射さ
れた光は、それまで透明な中空円筒体9 を透過して受光
素子8d側で検知されていたのが、球体10により遮蔽され
て検知されなくなり、その検知信号の変化によって、表
示面A に時刻が表示される。
定方向に傾いたとき、球体10が中空円筒体9 にガイドさ
れて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で転
がって移動する。そうすると、投光素子8c側から照射さ
れた光は、それまで透明な中空円筒体9 を透過して受光
素子8d側で検知されていたのが、球体10により遮蔽され
て検知されなくなり、その検知信号の変化によって、表
示面A に時刻が表示される。
【0038】かかる腕時計 (表示装置) にあっては、上
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになるとともに、検知媒体の球体10は、第
1及び第2実施例のような液体と違って、傾斜角度が小
さくても円筒体9 を即座に転がることができるために、
検知手段による検知までの応答速度が速い。
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになるとともに、検知媒体の球体10は、第
1及び第2実施例のような液体と違って、傾斜角度が小
さくても円筒体9 を即座に転がることができるために、
検知手段による検知までの応答速度が速い。
【0039】なお、本実施例では、ガイド手段がリング
状の中空円筒体9 となっているが、図10に示すように、
半円弧状の中空円筒体11であって、6 時の位置となる半
円弧の中央に、第1実施例と同様のフォトリフレクタ4
及び反射板4aを配置してもよい。
状の中空円筒体9 となっているが、図10に示すように、
半円弧状の中空円筒体11であって、6 時の位置となる半
円弧の中央に、第1実施例と同様のフォトリフレクタ4
及び反射板4aを配置してもよい。
【0040】次に、第4実施例を図11及び図12に基づい
て以下に説明する。このものは、第3実施例と同様に、
ガイド手段がリング状の透明な中空円筒体9 であり、検
知媒体がその円筒体9 内をガイドされて転がり得る球体
10であるが、その球体10を金属製の導電体としてあり、
検知手段が6 時の位置にて、図12に示すように、円筒体
9 内をカイドされて移動した球体10を介して導通状態に
なり得る電極対12,13である構成としてある。
て以下に説明する。このものは、第3実施例と同様に、
ガイド手段がリング状の透明な中空円筒体9 であり、検
知媒体がその円筒体9 内をガイドされて転がり得る球体
10であるが、その球体10を金属製の導電体としてあり、
検知手段が6 時の位置にて、図12に示すように、円筒体
9 内をカイドされて移動した球体10を介して導通状態に
なり得る電極対12,13である構成としてある。
【0041】詳しくは、電極対12,13 は円筒体9 内に突
出する毛状の先端部を有して円筒体9 に沿わして形成さ
れており、腕時計が12時の方向が上方となる指定方向に
傾いたとき、球体10が中空円筒体9 にガイドされて傾斜
方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で転がって移
動すると、電極対12,13 の毛状の先端部に接触する。そ
うすると、電極対12,13 の間が導電体の球体10を介して
導通状態になって電流が流れ、その電気信号の変化によ
って、表示面A に時刻が表示される。
出する毛状の先端部を有して円筒体9 に沿わして形成さ
れており、腕時計が12時の方向が上方となる指定方向に
傾いたとき、球体10が中空円筒体9 にガイドされて傾斜
方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で転がって移
動すると、電極対12,13 の毛状の先端部に接触する。そ
うすると、電極対12,13 の間が導電体の球体10を介して
導通状態になって電流が流れ、その電気信号の変化によ
って、表示面A に時刻が表示される。
【0042】かかる腕時計 (表示装置) にあっても、上
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになる。
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになる。
【0043】なお、本実施例では、電極対12,13 は円筒
体9 内に突出する毛状の先端部を有して形成されている
が、円筒体9 の断面を図13に示すように楕円状にすれ
ば、先端部を円筒体9 の内壁に沿った平面状の形状とす
ることができる。
体9 内に突出する毛状の先端部を有して形成されている
が、円筒体9 の断面を図13に示すように楕円状にすれ
ば、先端部を円筒体9 の内壁に沿った平面状の形状とす
ることができる。
【0044】次に、第5実施例を図14に基づいて以下に
説明する。このものは、ガイド手段が直方体状の中空容
器14であり、検知媒体がその中空容器14の長手方向と略
同じ長さを有し、中空容器14の短手方向にて移動し得る
金属製の導電ピン15であり、検知手段が6 時の位置にて
中空容器14内をカイドされて移動した導電ピン15を介し
て導通状態になり得る電極対12,13 である構成としてあ
る。
説明する。このものは、ガイド手段が直方体状の中空容
器14であり、検知媒体がその中空容器14の長手方向と略
同じ長さを有し、中空容器14の短手方向にて移動し得る
金属製の導電ピン15であり、検知手段が6 時の位置にて
中空容器14内をカイドされて移動した導電ピン15を介し
て導通状態になり得る電極対12,13 である構成としてあ
る。
【0045】この腕時計も、12時の方向が上方となる指
定方向に傾いたとき、導電ピン15が中空容器14にガイド
されて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で
移動すると、電極対12,13 に接触し、電極対12,13 の間
が導電体の導電ピン15を介して導通状態になって電流が
流れ、その電気信号の変化によって、表示面A に時刻が
表示される。
定方向に傾いたとき、導電ピン15が中空容器14にガイド
されて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で
移動すると、電極対12,13 に接触し、電極対12,13 の間
が導電体の導電ピン15を介して導通状態になって電流が
流れ、その電気信号の変化によって、表示面A に時刻が
表示される。
【0046】かかる腕時計 (表示装置) にあっても、上
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになる。
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになる。
【0047】また、上記の第4及び第5実施例のものに
あっては、検知手段の電極対12,13は、第1乃至第3実
施例のようにガイド手段の外部に配置スペースを必要と
する光学系部材と違って、導電体の球体10又は導電ピン
15に直接接触するために、ガイド手段である円筒体9 又
は中空容器14の外に配置スペースを設けずに設置でき
る。
あっては、検知手段の電極対12,13は、第1乃至第3実
施例のようにガイド手段の外部に配置スペースを必要と
する光学系部材と違って、導電体の球体10又は導電ピン
15に直接接触するために、ガイド手段である円筒体9 又
は中空容器14の外に配置スペースを設けずに設置でき
る。
【0048】次に、第6実施例を図15に基づいて以下に
説明する。このものは、ガイド手段が第5実施例と同じ
直方体状の中空容器14であり、検知媒体が第5実施例の
導電ピン15と同形状であってガラス又はプラスチック製
の透明ピン16であり、検知手段が6 時の位置にて中空容
器14内をカイドされて移動した透明ピン16内を屈折反射
するよう設置された投光素子8c及び受光素子8dである構
成としてある。
説明する。このものは、ガイド手段が第5実施例と同じ
直方体状の中空容器14であり、検知媒体が第5実施例の
導電ピン15と同形状であってガラス又はプラスチック製
の透明ピン16であり、検知手段が6 時の位置にて中空容
器14内をカイドされて移動した透明ピン16内を屈折反射
するよう設置された投光素子8c及び受光素子8dである構
成としてある。
【0049】この腕時計も、12時の方向が上方となる指
定方向に傾いたとき、透明ピン16が中空容器14にガイド
されて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で
移動すると、投光素子8cから照射された光が、透明ピン
16内を屈折反射して受光素子8dで検知され、その検知信
号の変化によって、表示面A に時刻が表示される。
定方向に傾いたとき、透明ピン16が中空容器14にガイド
されて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置まで自重で
移動すると、投光素子8cから照射された光が、透明ピン
16内を屈折反射して受光素子8dで検知され、その検知信
号の変化によって、表示面A に時刻が表示される。
【0050】かかる腕時計 (表示装置) にあっても、上
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになる。
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになる。
【0051】次に、第7実施例を図16に基づいて以下に
説明する。このものは、ガイド手段が軸部材17であり、
検知媒体がその軸部材17に偏心位置を回動自在にガイド
支持された扇型の金属製の偏心振り子18であり、検知手
段が6 時の位置にて投光部8a及び受光部8bを対向配置し
たフォトインタラプタ8 である構成としてある。
説明する。このものは、ガイド手段が軸部材17であり、
検知媒体がその軸部材17に偏心位置を回動自在にガイド
支持された扇型の金属製の偏心振り子18であり、検知手
段が6 時の位置にて投光部8a及び受光部8bを対向配置し
たフォトインタラプタ8 である構成としてある。
【0052】この腕時計も、12時の方向が上方となる指
定方向に傾いたとき、偏心振り子18が偏心位置を軸部材
17にガイドされて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置
まで自重で回動移動すると、投光部8a側から照射された
光は、それまで受光部8b側で検知されていたのが、偏心
振り子18により遮蔽されて検知されなくなり、その検知
信号の変化によって、表示面A に時刻が表示される。
定方向に傾いたとき、偏心振り子18が偏心位置を軸部材
17にガイドされて傾斜方向に沿って最下方の6 時の位置
まで自重で回動移動すると、投光部8a側から照射された
光は、それまで受光部8b側で検知されていたのが、偏心
振り子18により遮蔽されて検知されなくなり、その検知
信号の変化によって、表示面A に時刻が表示される。
【0053】かかる腕時計 (表示装置) にあっては、上
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになるとともに、ガイド手段として前述し
た第1乃至第6実施例のように検知媒体を収容する容器
等を必要とせず、偏心振り子18を軸部材17でガイド支持
するだけでよい。
述したように、第1実施例と同様の効果、つまり、12時
の方向が上方となる指定方向へ傾けたときのみ時刻が表
示できるようになるとともに、ガイド手段として前述し
た第1乃至第6実施例のように検知媒体を収容する容器
等を必要とせず、偏心振り子18を軸部材17でガイド支持
するだけでよい。
【0054】なお、本実施例では、検知手段の光学系部
材として、フォトインタラプタ8 を使用しているが、図
17に示すように、6 時の位置に移動した金属製の偏心振
り子18の表面で光を反射されて検知するフォトリフレク
タ4 を使用してもよい。
材として、フォトインタラプタ8 を使用しているが、図
17に示すように、6 時の位置に移動した金属製の偏心振
り子18の表面で光を反射されて検知するフォトリフレク
タ4 を使用してもよい。
【0055】また、前述した第1、第2、第3、第6、
第7実施例のように、検知手段として光学系部材を使用
したものにあっては、前述した第4及び第5実施例のよ
うに直接物理的に検知媒体に接する電極対の場合と違っ
て、非接触な光が照射されるだけであり、磨耗等による
劣化の恐れがない。
第7実施例のように、検知手段として光学系部材を使用
したものにあっては、前述した第4及び第5実施例のよ
うに直接物理的に検知媒体に接する電極対の場合と違っ
て、非接触な光が照射されるだけであり、磨耗等による
劣化の恐れがない。
【0056】そして、この光学系部材としては、前述し
たように、フォトリフレクタ4 、フォトインタラプタ8
、投光素子8c及び受光素子8d等があるが、それら個々
の使用例は各実施例において説明したものに限ることな
く、適宜、他のものを使用して構成してもよい。
たように、フォトリフレクタ4 、フォトインタラプタ8
、投光素子8c及び受光素子8d等があるが、それら個々
の使用例は各実施例において説明したものに限ることな
く、適宜、他のものを使用して構成してもよい。
【0057】また、各実施例では、表示装置として腕時
計の場合を示したが、指定方向へ傾けたときのみ表示し
たい表示情報を有するポータブル機器や据え置き型機器
等の他の表示装置に使用されてもよい。
計の場合を示したが、指定方向へ傾けたときのみ表示し
たい表示情報を有するポータブル機器や据え置き型機器
等の他の表示装置に使用されてもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載のものは、表示装置自体が
傾いたとき、検知媒体がガイド手段にガイドされて傾斜
方向に沿って移動し、その傾斜方向が指定された方向で
あれば、検知手段がその検知媒体の位置変化を検知する
とともに、その検知信号により表示手段で必要な情報が
表示されるようになり、表示装置自体が傾いていないと
き及び傾斜方向が指定された方向でないときには、検知
手段による検知信号がないから表示手段で表示されず、
指定方向へ傾けたときのみ表示できるようになり、ひい
ては、表示のための電源のエネルギーを無駄に消費せず
に済む。
傾いたとき、検知媒体がガイド手段にガイドされて傾斜
方向に沿って移動し、その傾斜方向が指定された方向で
あれば、検知手段がその検知媒体の位置変化を検知する
とともに、その検知信号により表示手段で必要な情報が
表示されるようになり、表示装置自体が傾いていないと
き及び傾斜方向が指定された方向でないときには、検知
手段による検知信号がないから表示手段で表示されず、
指定方向へ傾けたときのみ表示できるようになり、ひい
ては、表示のための電源のエネルギーを無駄に消費せず
に済む。
【0059】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、検知手段は導電体に直接接触
する電極対であるから、容器外に配置スペースを設けず
に設置できる。
載のものの効果に加えて、検知手段は導電体に直接接触
する電極対であるから、容器外に配置スペースを設けず
に設置できる。
【0060】また、請求項3記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、検知手段は傾斜角度が小さく
ても筒体内を即座に転がることができる球体であるか
ら、検知までの応答速度が速い。
載のものの効果に加えて、検知手段は傾斜角度が小さく
ても筒体内を即座に転がることができる球体であるか
ら、検知までの応答速度が速い。
【0061】また、請求項4記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、検知媒体は、直接物理的に接
する必要のある電極対の場合と違って、非接触な光が照
射されるだけの光学系部材であるから、磨耗等による劣
化の恐れがない。
載のものの効果に加えて、検知媒体は、直接物理的に接
する必要のある電極対の場合と違って、非接触な光が照
射されるだけの光学系部材であるから、磨耗等による劣
化の恐れがない。
【0062】また、請求項5記載のものは、請求項4記
載のものの効果に加えて、2種の混合液体の比重を変え
れば、移動して2層に分離する速度を適宜設定できる。
載のものの効果に加えて、2種の混合液体の比重を変え
れば、移動して2層に分離する速度を適宜設定できる。
【0063】また、請求項6記載のものは、請求項4記
載のものの効果に加えて、液体は混合でなく1種類でよ
い。
載のものの効果に加えて、液体は混合でなく1種類でよ
い。
【0064】また、請求項7記載のものは、請求項4記
載のものの効果に加えて、検知媒体をガイドするガイド
手段として容器等を必要とせず、偏心振り子を軸部材で
ガイド支持するだけでよい。
載のものの効果に加えて、検知媒体をガイドするガイド
手段として容器等を必要とせず、偏心振り子を軸部材で
ガイド支持するだけでよい。
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a) が正面図、
(b) が右側面図である。
(b) が右側面図である。
【図2】同上の腕時計を着用した状態を示し、(a) が指
定方向へ傾いたとき、(b) が指定方向以外の状態にある
ときである。
定方向へ傾いたとき、(b) が指定方向以外の状態にある
ときである。
【図3】同上の腕時計の表示面の傾き状態を示し、(a)
が指定方向へ傾いたとき、(b)乃至(d) が指定方向以外
の状態にあるときである。
が指定方向へ傾いたとき、(b)乃至(d) が指定方向以外
の状態にあるときである。
【図4】同上の変形例を示す正面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示し、(a) が正面図、
(b) が右側面図である。
(b) が右側面図である。
【図6】同上の第1の変形例を示す右側面図である。
【図7】同上の第2の変形例を示す正面図である。
【図8】同上の第3の変形例を示す正面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図10】同上の変形例を示す正面図である。
【図11】本発明の第4実施例を示す正面図である。
【図12】同上の要部を示す部分断面図である。
【図13】同上の変形例の要部を示す部分断面図である。
【図14】本発明の第5実施例を示し、(a) が正面図、
(b) が右側面図である。
(b) が右側面図である。
【図15】本発明の第6実施例を示し、(a) が正面図、
(b) が右側面図である。
(b) が右側面図である。
【図16】本発明の第7実施例を示し、(a) が正面図、
(b) が右側面図である。
(b) が右側面図である。
【図17】同上の変形例を示し、(a) が正面図、(b) が右
側面図である。
側面図である。
1 密封容器(ガイド手段) 2 高比重液体(混合液体の一方、検知媒体) 3 低比重液体(混合液体の他方、検知媒体) 4 フォトリフレクタ(光学系部材、検知手段) 5 密封容器(ガイド手段) 6 不透明な液体(検知媒体) 7 気泡 8 フォトインタラプタ(光学系部材、検知手段) 9 リング状の中空円筒体(ガイド手段) 10 球体(検知媒体) 11 半円弧状の中空円筒体(ガイド手段) 12 電極対の一方(検知手段) 13 電極対の他方(検知手段) 14 中空容器(ガイド手段) 15 導電ピン(検知媒体) 16 透明ピン(検知媒体) 17 軸部材(ガイド手段) 18 偏心振り子(検知媒体)
Claims (7)
- 【請求項1】 検知媒体と、検知媒体が傾斜方向に沿っ
て移動するようガイドするガイド手段と、指定の傾斜方
向に移動した検知媒体の位置変化を検知し得る位置に設
けられた検知手段と、検知手段の検知信号により表示す
る表示手段と、を備えてなることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項2】 前記検知媒体が導電体であって、その導
電体が前記ガイド手段となる容器内に収容されるととも
に、前記検知手段が容器内をカイドされて移動した導電
体を介して導通状態になり得る電極対からなることを特
徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記ガイド手段が円弧状の筒体であっ
て、前記検知媒体がその筒体内をガイドされて転がり得
る球体からなることを特徴とする請求項1記載の表示装
置。 - 【請求項4】 前記検知手段が前記検知媒体により遮蔽
又は透過される光の有無を検知する光学系部材からなる
ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記ガイド手段が密封容器であって、前
記検知媒体がその密封容器内に封入された比重の異なる
2種の混合液体からなることを特徴とする請求項4記載
の表示装置。 - 【請求項6】 前記ガイド手段が密封容器であって、前
記検知媒体がその密封容器内に気泡を含んで封入された
不透明な液体からなることを特徴とする請求項4記載の
表示装置。 - 【請求項7】 前記ガイド手段が軸部材であって、前記
検知媒体がその軸部材に偏心位置を回動自在にガイド支
持された偏心振り子からなることを特徴とする請求項4
記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7014420A JPH08201548A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7014420A JPH08201548A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201548A true JPH08201548A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11860536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7014420A Withdrawn JPH08201548A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08201548A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1273982A1 (en) * | 2000-04-12 | 2003-01-08 | Seiko Instruments Inc. | Analog electronic timepiece with posture sensor |
WO2016035571A1 (ja) * | 2014-09-04 | 2016-03-10 | ソニー株式会社 | 情報表示装置及びその情報表示方法、プログラム、並びに、通信システム |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7014420A patent/JPH08201548A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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