JPH08197901A - トロリ車輪の摩耗点検方法 - Google Patents
トロリ車輪の摩耗点検方法Info
- Publication number
- JPH08197901A JPH08197901A JP7008694A JP869495A JPH08197901A JP H08197901 A JPH08197901 A JP H08197901A JP 7008694 A JP7008694 A JP 7008694A JP 869495 A JP869495 A JP 869495A JP H08197901 A JPH08197901 A JP H08197901A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- trolley
- rail
- mark
- inspection hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】車輪6に摩耗限界を示す印8を設け、点検の際
はレール1の側面に設けた点検孔9から車輪6の側面の
印8の有無を確認することにより、車輪6寿命判定をす
る。 【効果】点検時間・手間の大幅短縮と一層の安全性向上
が図れる。
はレール1の側面に設けた点検孔9から車輪6の側面の
印8の有無を確認することにより、車輪6寿命判定をす
る。 【効果】点検時間・手間の大幅短縮と一層の安全性向上
が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、囲い式のレールと組み
合わせて使用するトロリ車輪の摩耗の点検方法に関す
る。
合わせて使用するトロリ車輪の摩耗の点検方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】搬送用レール1は図2および図7に示す
ように、鋼板を折り曲げ溶接し囲い式にした後、レール
内部に挿入,設置したトロリ(横行装置)2を介して巻
上機(電気チェンブロックなど)3を懸下し、重量物の
搬送を行うものである。
ように、鋼板を折り曲げ溶接し囲い式にした後、レール
内部に挿入,設置したトロリ(横行装置)2を介して巻
上機(電気チェンブロックなど)3を懸下し、重量物の
搬送を行うものである。
【0003】(特開昭57−48588 号公報参照)その方法
は、図3に示すモノレール型(X方向のみの一次元的な
動きのみ)と図4に示す天井クレーン型(X−Y方向の
二次元的な動き)のものがある。
は、図3に示すモノレール型(X方向のみの一次元的な
動きのみ)と図4に示す天井クレーン型(X−Y方向の
二次元的な動き)のものがある。
【0004】また、図5に示すように、レール1の両端
にはトロリ2の動きを止めるストッパ4がねじ4aによ
り取り付けられており、更に、そのストッパ4がトロリ
2の衝突時の衝撃により破損した場合、レール1からト
ロリ2が脱落するのを防止するエンドカバー5がボルト
5aとナット5bにより取り付けられている。
にはトロリ2の動きを止めるストッパ4がねじ4aによ
り取り付けられており、更に、そのストッパ4がトロリ
2の衝突時の衝撃により破損した場合、レール1からト
ロリ2が脱落するのを防止するエンドカバー5がボルト
5aとナット5bにより取り付けられている。
【0005】このような使用形態において、トロリ2の
車輪6は走行中にレール1の転動面(車輪が接触してい
る面)との摩擦により次第に摩耗して来るため、定期的
にねじ4a,ボルト5aおよびナット5bを外しストッ
パ4,エンドカバー5を外し、レール1からトロリ2を
抜き出して車輪6の外径をノギスなどで測定し、摩耗量
が許容値内に有るかどうか点検する必要が有りその作業
は大変手間の掛かるものであった。
車輪6は走行中にレール1の転動面(車輪が接触してい
る面)との摩擦により次第に摩耗して来るため、定期的
にねじ4a,ボルト5aおよびナット5bを外しストッ
パ4,エンドカバー5を外し、レール1からトロリ2を
抜き出して車輪6の外径をノギスなどで測定し、摩耗量
が許容値内に有るかどうか点検する必要が有りその作業
は大変手間の掛かるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこのよ
うに手間の掛かる点検に対し、トロリをレールからわざ
わざ抜き出すこと無く、簡単にトロリの車輪の摩耗量を
点検出来る方法を提供することにある。
うに手間の掛かる点検に対し、トロリをレールからわざ
わざ抜き出すこと無く、簡単にトロリの車輪の摩耗量を
点検出来る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】トロリの車輪に摩耗限界
を示す印(すじなど)を付けると同時に、レール側面に
も車輪の摩耗点検用の孔を設けるものである。
を示す印(すじなど)を付けると同時に、レール側面に
も車輪の摩耗点検用の孔を設けるものである。
【0008】
【作用】図6に示すように、トロリ2の車輪6にはその
摩耗限界を示す印(すじ)8が設けてあるため、一目で
その車輪が継続使用可能か、交換時期かの判定が付く。
また、図1に示すように、レール1の側面のトロリ車輪
6が覗ける適当な位置に車輪6の点検孔9が設けてある
ため、トロリ2を点検孔9まで移動させて、その孔から
車輪6を観察して、車輪6の摩耗が限界値まで来ている
かどうか(印まで来ているかどうか)が一瞬にして判定
可能である。
摩耗限界を示す印(すじ)8が設けてあるため、一目で
その車輪が継続使用可能か、交換時期かの判定が付く。
また、図1に示すように、レール1の側面のトロリ車輪
6が覗ける適当な位置に車輪6の点検孔9が設けてある
ため、トロリ2を点検孔9まで移動させて、その孔から
車輪6を観察して、車輪6の摩耗が限界値まで来ている
かどうか(印まで来ているかどうか)が一瞬にして判定
可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図をもとに説明す
る。
る。
【0010】本発明の対象となる搬送レール1は、図7
に示すように鋼板を折り曲げたレール材1a,1bを溶
接し囲い式にしたものであり、両端にはエンドカバー5
を取り付けたり、レール1を複数本繋ぐ際に使用するパ
イプ1cが取り付けてあり、用途に応じて、このレール
1を単独または複数本繋いだりして、図3に示すモノレ
ール型ないしは図4に示す天井クレーン型に組み合わせ
て搬送装置として使用するものである。
に示すように鋼板を折り曲げたレール材1a,1bを溶
接し囲い式にしたものであり、両端にはエンドカバー5
を取り付けたり、レール1を複数本繋ぐ際に使用するパ
イプ1cが取り付けてあり、用途に応じて、このレール
1を単独または複数本繋いだりして、図3に示すモノレ
ール型ないしは図4に示す天井クレーン型に組み合わせ
て搬送装置として使用するものである。
【0011】図2のように、この囲い式レール1の中に
トロリ2を挿入し、両端にストッパ4およびエンドカバ
ー5を取り付け、更にトロリ2に電気チェンブロックの
ような巻上機3を懸下する。
トロリ2を挿入し、両端にストッパ4およびエンドカバ
ー5を取り付け、更にトロリ2に電気チェンブロックの
ような巻上機3を懸下する。
【0012】図6に示すように、トロリ2にはスムーズ
な回転が出来るようにベアリング7が組み込まれた車輪
6が片側に2個、両側で4個装着されており、作業者が
物を搬送する際の押し力によりこの車輪6が回転し、物
の移動が行われる。
な回転が出来るようにベアリング7が組み込まれた車輪
6が片側に2個、両側で4個装着されており、作業者が
物を搬送する際の押し力によりこの車輪6が回転し、物
の移動が行われる。
【0013】その際、車輪6の外周とレール1の転動面
の間で摩擦力が発生するため、使用している間に、車輪
6の外周部には摩耗が生ずることになる。
の間で摩擦力が発生するため、使用している間に、車輪
6の外周部には摩耗が生ずることになる。
【0014】特に、レール1の転動面と車輪6の摩擦係
数を低下させ操作性を向上させるためや静音化のため
に、車輪6の材質としてウレタンなどの樹脂を使用した
場合は、この摩耗が顕著となる。
数を低下させ操作性を向上させるためや静音化のため
に、車輪6の材質としてウレタンなどの樹脂を使用した
場合は、この摩耗が顕著となる。
【0015】この摩耗が進行すると操作性が低下するば
かりでなく、レール1から車輪6が外れ、最悪の場合、
トロリ2が脱落し、搬送物の落下事故に結び付くため、
定期的にこの車輪6の摩耗状態を点検する必要が有る。
かりでなく、レール1から車輪6が外れ、最悪の場合、
トロリ2が脱落し、搬送物の落下事故に結び付くため、
定期的にこの車輪6の摩耗状態を点検する必要が有る。
【0016】本実施例では、図6のように、車輪6の側
面に、前もって摩耗限界(摩耗限界:摩耗量が概ね初期
車輪外径の10%)の印(すじ)8を設けて有るため、
車輪6の外径がこの印8まで達していなければ継続使用
可能であり、摩耗の進行によりこの印8が消えれば車輪
6の交換時期である、という具合に一見して判別が可能
である。
面に、前もって摩耗限界(摩耗限界:摩耗量が概ね初期
車輪外径の10%)の印(すじ)8を設けて有るため、
車輪6の外径がこの印8まで達していなければ継続使用
可能であり、摩耗の進行によりこの印8が消えれば車輪
6の交換時期である、という具合に一見して判別が可能
である。
【0017】また、図1のようにレール1の側面に点検
用の孔9を設けてあるため、点検の際はトロリ2を点検
孔9の近くまで移動させ、点検孔9から車輪6を観察
し、車輪6の側面の印8の有無を確認するだけで点検は
完了し、従来のように工具を用いてエンドカバー5,ス
トッパ4を外し、トロリ2をレール1から引き出し、車
輪6の外径を測定するといった面倒な作業も不要とな
る。
用の孔9を設けてあるため、点検の際はトロリ2を点検
孔9の近くまで移動させ、点検孔9から車輪6を観察
し、車輪6の側面の印8の有無を確認するだけで点検は
完了し、従来のように工具を用いてエンドカバー5,ス
トッパ4を外し、トロリ2をレール1から引き出し、車
輪6の外径を測定するといった面倒な作業も不要とな
る。
【0018】また、点検孔9は車輪6の印8の一部が観
察できる程度(φ10程度)のもので良いため、レール
1の強度低下を引き起こすこともない。
察できる程度(φ10程度)のもので良いため、レール
1の強度低下を引き起こすこともない。
【0019】尚、車輪6の側面に付ける印8は、車輪が
ウレタンなどの樹脂製の場合は成型時に一緒に付与し、
鉄製の場合は車輪切削の際付与することが可能なため、
容易に付けることが出来る。
ウレタンなどの樹脂製の場合は成型時に一緒に付与し、
鉄製の場合は車輪切削の際付与することが可能なため、
容易に付けることが出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば従来に対し、車輪の摩耗
点検に要する時間と手間の大幅な短縮が図れる。またそ
の結果、点検を細めに実施することが可能となるため、
より一層の安全性向上が図れる。
点検に要する時間と手間の大幅な短縮が図れる。またそ
の結果、点検を細めに実施することが可能となるため、
より一層の安全性向上が図れる。
【図1】本発明を適用したレールの側面図。
【図2】本発明の対象となる搬送用レールの部分の斜視
図。
図。
【図3】搬送用レール使用形態の説明図。
【図4】搬送用レール使用形態の説明図。
【図5】搬送用レール構造の説明図。
【図6】本発明の一実施例によるトロリの説明図。
【図7】本発明の対象となる搬送用レールの斜視図。
1…レール、2…トロリ、6…車輪、8…摩耗限界の
印、9…点検孔。
印、9…点検孔。
Claims (1)
- 【請求項1】囲い式のレール内を横行するトロリにおい
て、トロリの前記車輪に摩耗限界を示す印を設け、前記
レール側面に設けた点検孔から車輪の印を観察すること
により行うことを特徴とするトロリ車輪の摩耗点検方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008694A JPH08197901A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | トロリ車輪の摩耗点検方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008694A JPH08197901A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | トロリ車輪の摩耗点検方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197901A true JPH08197901A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11700035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7008694A Pending JPH08197901A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | トロリ車輪の摩耗点検方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197901A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015087574A1 (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | 三菱重工業株式会社 | 案内輪、走行台車、及び車両 |
JP2016041629A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-03-31 | 株式会社日立産機システム | 移動装置、巻上機、クレーン装置、及びそれらに用いる車輪寿命推測方法 |
CN107757246A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-03-06 | 长沙开元仪器股份有限公司 | 一种轨道车辆及其分体式轨道车辆车轮 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP7008694A patent/JPH08197901A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015087574A1 (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | 三菱重工業株式会社 | 案内輪、走行台車、及び車両 |
JP2015113046A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 三菱重工業株式会社 | 案内輪、走行台車、及び車両 |
US9981509B2 (en) | 2013-12-12 | 2018-05-29 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Guide wheel, steering bogie, and vehicle |
JP2016041629A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-03-31 | 株式会社日立産機システム | 移動装置、巻上機、クレーン装置、及びそれらに用いる車輪寿命推測方法 |
CN107757246A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-03-06 | 长沙开元仪器股份有限公司 | 一种轨道车辆及其分体式轨道车辆车轮 |
CN107757246B (zh) * | 2017-11-16 | 2023-08-18 | 长沙开元仪器有限公司 | 一种轨道车辆及其分体式轨道车辆车轮 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3609612A (en) | Carriage or trolley for travel along an upright wall of magnetic material | |
JPH08197901A (ja) | トロリ車輪の摩耗点検方法 | |
US4691806A (en) | Apparatus for taking up and playing out lines | |
KR101931517B1 (ko) | 자력식 레일 스토퍼 | |
JP3236828U (ja) | コンベヤシステムの張力測定ユニット | |
KR101353664B1 (ko) | 와이어 점검장치 | |
JP4782048B2 (ja) | 天井クレーンレールの測量方法及び管理方法 | |
CN113843072B (zh) | 制动梁装配系统 | |
JP6502210B2 (ja) | 門型クレーン | |
KR101779149B1 (ko) | 크레인 장치 | |
CN210557485U (zh) | 一种固化炉台车用锁紧机构 | |
JP7297613B2 (ja) | 吊り具 | |
Sharma et al. | Computer aided analysis and design of hoisting mechanism of an EOT crane | |
JP7362542B2 (ja) | 電動巻上装置 | |
US5871247A (en) | Crane wheel puller | |
JPH0522868B2 (ja) | ||
JPH07243845A (ja) | 鉄道車両走行車輪検査装置 | |
JP4230479B2 (ja) | 取鍋搬送台車の停止位置決め方法および装置 | |
KR101253952B1 (ko) | 균열감지형 구동장치 | |
JP7119596B2 (ja) | クレーン設備およびその制御方法 | |
JP2000211849A (ja) | 重量物斜め搬送装置 | |
JP3358467B2 (ja) | クレーンの振れ角検出装置 | |
KR200166469Y1 (ko) | 장대레일운반용제동트롤리 | |
JP3965066B2 (ja) | 光海底ケーブル及び海底中継器の船積み方法、船積みライン及び船積み用台車 | |
JPH0673062U (ja) | 自動搬送装置用走行レール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |