[go: up one dir, main page]

JPH08197480A - 産業用ロボットの手首機構 - Google Patents

産業用ロボットの手首機構

Info

Publication number
JPH08197480A
JPH08197480A JP1388895A JP1388895A JPH08197480A JP H08197480 A JPH08197480 A JP H08197480A JP 1388895 A JP1388895 A JP 1388895A JP 1388895 A JP1388895 A JP 1388895A JP H08197480 A JPH08197480 A JP H08197480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spline
rotor
ball screw
shaft
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1388895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Hashimoto
正規 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1388895A priority Critical patent/JPH08197480A/ja
Publication of JPH08197480A publication Critical patent/JPH08197480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業用ロボットの手首をなすスプライン軸を
スプライン係合を介して案内するスプライン案内部材に
よってスプライン軸を回動させる機構において、その回
転方向の位置決め精度を向上させることにある。 【構成】 スプライン案内部材をモータにより低精度の
減速機構を介することなく低速回転させるために、その
モータを超音波モータとし、そのローターをスプライン
案内部材に直結させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンドを直線的に往復移
動させ、及び軸回りに回動させるスプラインを有する産
業用ロボットの手首機構に係り、その駆動をモータによ
って行う手首機構に関する。
【0002】
【従来の技術】水平多関節型ロボットや直交座標型ロボ
ットでは、ハンドを取り付ける手首軸が直線移動及び回
動の二自由度を有する機構になっいるのが一般的であ
る。その具体的構成は、手首軸がスプライン軸をなし、
このスプライン軸にスプライン係合するスプラインナッ
トが回動用サーボモータによって駆動されることにより
手首軸に回動が与えられ、及び手首軸に上下動等の直線
移動を与えるためにボールネジ機構が設けられている。
このボールネジ機構は直線移動用サーボモータによって
ボールネジ及びボールナットのうち、一方を回転駆動す
ることによって他方を直線移動させ、その移動をスプラ
イン軸、即ち手首軸に直線移動として伝えるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のロボットの手
首機構では、手首軸の回動用サーボモータの回転速度と
直線移動用サーボモータの回転速度とを比較すると、直
線移動がネジ送り機構によってもたらされるため、前者
ではモータの通常速度で差支えないが、後者ではネジ送
り機構を利用しないので減速する必要がある。このた
め、従来では回動用サーボモータとスプラインナットと
の間に減速機構が介在されていた。 この減速機構はタ
イミングベルトや歯車伝達機構によって構成されるの
で、それらのバックラッシュが回転方向の位置決め精度
を向上させる際の制約になっていた。経験的には、最終
的な回転方向の位置繰り返し精度は±0.03〜0.0
5程度と不十分なものであった。また、その減速機構が
装置の小形化を阻む要因にもなっていた。本発明の目的
は、手首軸の回転方向の位置決め精度を向上できる産業
用ロボットの手首機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、支持体に
超音波モータからなる第1のモータを取り付け、この第
1のモータのローターにスプライン案内部材を直結し、
このスプライン案内部材にスプライン係合部を有するス
プライン軸をそのスプライン係合部によって軸方向移動
可能で且つ回転方向において係合するように、即ちスプ
ライン係合するように挿通し、更にこのスプライン軸を
軸方向に往復移動させる軸方向移動装置を設けてなる。
【0005】第2の手段は、スプライン案内部材に代
え、第1のモータのローターの回転中心に貫通孔を形成
し、この貫通孔の内周に前記スプライン軸がスプライン
係合するスプライン案内部を形成してなる。第3の手段
は、スプライン軸にスプライン係合部と共にボールネジ
溝を形成し、軸方向移動装置に、前記ボールネジ溝に係
合するボールネジナットとこのボールネジナットを回転
させそれによってスプライン軸を往復移動させる第2の
モータとを設けてなる。
【0006】
【作用】第1の手段によれば、超音波モータが駆動され
るとそのローターに直結されたスプライン案内部材が回
転されのるで、手首軸即ちスプライン軸が回動される。
このスプライン軸の直線移動は軸方向移動装置によって
なされる。ローターにスプライン案内部を直接形成した
第2の手段では、そのスプライン案内部がスプライン案
内部材と同様に作用する。また、第3の手段では、軸方
向移動装置に有する第2のモータにより回転されるボー
ルネジナットがスプライン軸に形成されたボールネジ溝
と係合して回転するので、そのネジ送り作用によってス
プライン軸が往復移動される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。支持体、即ち中空の支持フレーム1
の下方に第1のモータである超音波モータ2が支持さ
れ、また支持フレーム1の中空部内には軸方向移動装置
3を構成するネジ送り機構4のボールネジナット5がボ
ールベアリング6を介して回転自在に支持されている。
このボールネジナット5を回転させる第2のモータ即ち
サーボモータ7が支持フレーム1の上端に支持され、そ
のローター8の回転軸8aが中空になっており、この回
転軸8aの下端が前記ボールネジナット5にこれを回転
するように直結されている。
【0008】このボールネジナット5及びサーボーモー
タ7の中空の回転軸8aに手首軸としてのスプライン軸
9が貫通してあり、このスプライン軸9にはスプライン
係合部としてのスプライン溝9a及び前記ボールネジナ
ット5に係合するボールネジ溝9bが形成されている。
超音波モータ2はモータフレーム10に支持された圧電
素子からなるステーター10aと前記スプライン軸9が
貫通する貫通孔10bを回転中心に形成したローター1
0cとからなり、このローター10cは更に中空回転軸
部材11に連結され、この中空回転軸部材11がモータ
フレーム10にベアリング11aを介して回転自在に支
持されている。
【0009】このローター10cに、すなわち、中空回
転軸部材11に円筒状のスプライン案内部材12がボル
ト13により直結されており、前記スプライン軸9が、
前記ステーター10a側の中心に予め形成された開口1
0d、中空回転軸部材11内、従ってローター10cの
貫通孔10b内、及びスプライン案内部材12に貫通さ
れている。このスプライン案内部材12は周知のものと
同様にスプライン軸9に対して相対的に軸方向移動が可
能で、且つ回転方向に係合するように、スプライン溝9
aとスプライン係合する構成になっている。
【0010】前記超音波モータ2には、これを制御する
めの回転速度情報及び角度情報を得るためのエンコーダ
ー14が設けられている。スプライン案内部材12を貫
通したスプライン軸9の先端(図示下端)にいわゆるハ
ンドが連結されるようになっている。
【0011】以上のように構成されたこの手首機構の作
用は次の通りである。サーボモータ7が通電されそのロ
ーター8が回転されると、これに直結されたボールネジ
ナット5が回転されるので、このボールネジナット5に
ボールネジ溝9bを介して係合すなわち螺合されたスプ
ライン軸9は、そのローター8の往復回転に応じて直線
的に往復移動される。
【0012】これと同時または別に、超音波モータ2が
通電されそのローター10cが回転されると、これに直
結されたスプライン案内部材12が回転され、そのスプ
ライン溝9aを介して回転方向に係合されたスプライン
軸9が、そのローター10cの回転方向に応じて往復回
動される。尚、本発明は上記実施例に限定されず、スプ
ライン案内部材12を無くし、代わりに、超音波モータ
2のローター10cの貫通孔10bの内周面にスプライ
ン軸9とスプライン係合するスプライン案内部を形成し
てもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べた実施例から理解されるように
本発明によれば、低速回転で所要のトルクを出力する超
音波モータを設け、そのローターにスプライン案内部を
形成し、或いはスプライン案内部材を直結しているので
減速機構が不要になる。バックラッシュなどにより高精
度が望めない減速機構を省き得るので、スプライン軸、
したがって手首軸の回転方向の位置決め精度を向上させ
ることができる。また、減速機構を必要としない分、装
置の小形化及び低廉化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手首機構の一実施例を一部破断して示
す側面図である。
【符号の説明】
1は支持体(支持フレーム)、2は超音波モータ(第1
のモータ)、3は軸方向移動装置、5はボールネジナッ
ト、7はサーボーモータ(第2のモータ)、9はスプラ
イン軸、9aはスプライン溝(スプライン係合部)、9
bはボールネジ溝、10bは貫通孔、10cはロータ
ー、12はスプライン案内部材である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、この支持体に取り付けられた
    超音波モータからなる第1のモータと、この第1のモー
    タのローターに直結されたスプライン案内部材と、スプ
    ライン係合部を有しこのスプライン係合部によって軸方
    向移動可能で且つ回転方向において係合するように前記
    スプライン案内部材に挿通されたスプライン軸と、この
    スプライン軸を軸方向に往復移動させる軸方向移動装置
    とからなる産業用ロボットの手首機構。
  2. 【請求項2】 第1のモータのローターの回転中心に貫
    通孔を有し、この貫通孔をスプライン軸が軸方向移動可
    能に貫通していることを特徴とする請求項1に記載の産
    業用ロボットの手首機構。
  3. 【請求項3】 スプライン案内部材に代えローターの貫
    通孔の内側にスプライン案内部が形成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の産業用ロボットの手首機
    構。
  4. 【請求項4】 スプライン軸にスプライン係合部と共に
    ボールネジ溝が形成され、軸方向移動装置には、前記ボ
    ールネジ溝に係合するボールネジナットとこのボールネ
    ジナットを回転させそれによってスプライン軸を往復移
    動させる第2のモータとからなることを特徴とする請求
    項1または2に記載の産業用ロボットの手首機構。
JP1388895A 1995-01-31 1995-01-31 産業用ロボットの手首機構 Pending JPH08197480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1388895A JPH08197480A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 産業用ロボットの手首機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1388895A JPH08197480A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 産業用ロボットの手首機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08197480A true JPH08197480A (ja) 1996-08-06

Family

ID=11845743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1388895A Pending JPH08197480A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 産業用ロボットの手首機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08197480A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103707318A (zh) * 2013-12-03 2014-04-09 广西大学 一种电动机械手手腕
JP2014079863A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Iai Corp 産業用ロボット
CN104385260A (zh) * 2014-11-21 2015-03-04 华南理工大学 一种新型四自由度平面关节机器人结构
GB2596546A (en) * 2020-06-30 2022-01-05 Saab Seaeye Ltd Manipulation module

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079863A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Iai Corp 産業用ロボット
CN103707318A (zh) * 2013-12-03 2014-04-09 广西大学 一种电动机械手手腕
CN104385260A (zh) * 2014-11-21 2015-03-04 华南理工大学 一种新型四自由度平面关节机器人结构
CN104385260B (zh) * 2014-11-21 2016-04-13 华南理工大学 一种四自由度平面关节机器人结构
GB2596546A (en) * 2020-06-30 2022-01-05 Saab Seaeye Ltd Manipulation module
GB2596546B (en) * 2020-06-30 2023-06-21 Saab Seaeye Ltd Manipulator module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4566847A (en) Industrial robot
US5056971A (en) Operating head chuck unit for automatic machine tools
JP2001277176A (ja) 旋回装置
JPH08197480A (ja) 産業用ロボットの手首機構
JP2000220715A (ja) リニアアクチュエータ
WO2008001460A1 (fr) Dispositif d'engrenage
GB2315033A (en) Machine tool
JPH02298451A (ja) 複合運動アクチュエータ
JP2896677B2 (ja) ボールスプラインとボールねじの複合構造
JP3298724B2 (ja) ねじ締め装置およびねじ緩め装置
JP2649381B2 (ja) 回転直進ユニットの教示方法
JPH0737765Y2 (ja) ドリルユニット
JPH06277962A (ja) ねじ締め装置
JPH0271984A (ja) ロボット
JPH074762B2 (ja) テ−ブル送り装置
JPH0885091A (ja) ロボットの回転誤差補正装置
JPH03277442A (ja) ボールネジ・スプライン装置
JPH0988954A (ja) 複合運動駆動装置
JPH1110576A (ja) 産業ロボット装置
JPH0593637U (ja) 押圧装置のアクチュエータ
JPH0785839B2 (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JP2003134779A (ja) ロボット用モータ
JPH076712U (ja) 往復直動する移動体の位置検出機構
JPS60114441A (ja) 送り機構
JP2593822Y2 (ja) リニアアクチュエータ