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JPH08197299A - 油圧プレスの球面ポイント装置 - Google Patents

油圧プレスの球面ポイント装置

Info

Publication number
JPH08197299A
JPH08197299A JP1143995A JP1143995A JPH08197299A JP H08197299 A JPH08197299 A JP H08197299A JP 1143995 A JP1143995 A JP 1143995A JP 1143995 A JP1143995 A JP 1143995A JP H08197299 A JPH08197299 A JP H08197299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut member
slide
press
ram
spheric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1143995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nakabayashi
秀明 中林
Hitoshi Sawamura
均 沢村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu Industries Corp filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1143995A priority Critical patent/JPH08197299A/ja
Publication of JPH08197299A publication Critical patent/JPH08197299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/068Drive connections, e.g. pivotal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス本体の変形により発生する偏荷重を吸
収し、かつプレス本体の全高も低くできる球面ポイント
装置を提供する。 【構成】 油圧シリンダ2によりスライド4を上下駆動
する油圧プレスにおいて、上記油圧シリンダ2のピスト
ン杆2a先端とスライド4を接続するポイント3に、凸
球面3bを有するナット部材3aと、該ナット部材3a
の凸球面3bに摺接する凹球面3dを有するラム3cを
設けると共に、これらナット部材3a及びラム3cを油
の充填されたカバー3e,3f内に収容したもので、凸
球面3bと凹球面3dが互に摺接して偏荷重を吸収する
ため、油圧シリンダの各部に曲げ応力が発生することが
なく、また球体を使用した球面軸受けよりポイント3の
高さが低くできるためプレス本体の全高も低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は油圧プレスの球面ポイ
ント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プレス機械には、クランク機構によ
り回転動を往復動に変換してスライドへ伝達する機械プ
レスと、油圧シリンダにより直接スライドを往復動させ
る油圧プレスなどがある。機械プレスでは、クランク軸
の回転を往復動に変換するコンロッドが揺動するため、
コンロッドとスライドの間に、例えば実開昭63−18
9500号公報や実開平1−105097号公報に示す
ように、球面ポイントを設けている。
【0003】また油圧プレスの場合は、コンロッドのよ
うな揺動する部材はないため、球面ポイントを使用せ
ず、例えば図1の(イ)に示すように、油圧シリンダa
のピストン杆b先端にフランジcを設けて、このフラン
ジcを2分割されたカバーdで囲むと共に、カバーdを
固着でスライドeに固着することにより、ピストン杆b
とスライドeの間で連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし球面ポイントに
球体を使用した機械プレスでは、球体やこれを受ける球
面受け体を精度よく加工するのに多くの手間がかかるた
め、高価になると共に、球面ポイントの高さも高いた
め、プレスの全高が高くなってプレスが大型化するなど
の不具合がある。
【0005】またピストン杆bの先端に設けたフランジ
cをカバーdで囲んでスライドeに固定したものでは、
プレス本体が図1の(ロ)に示すようにCフレームfで
形成されている場合、成形荷重によりCフレームfが図
1の(ロ)の仮想線に示すように口開きが発生し、その
結果Cフレームfの上部に取付けられた油圧シリンダa
が図1の(ハ)に示すように傾斜し、その結果油圧シリ
ンダaのAやBで示す部分に曲げ応力が発生してこれら
部分が早期に破損したり、シール材が早期に摩耗して油
漏れの原因となるなどの不具合がある。この発明はかか
る不具合を改善するためになされたもので、プレス本体
の変形などにより発生する偏荷重を吸収でき、かつプレ
ス本体の全高も低くできる油圧プレスの球面ポイント装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、油圧シリンダによりスライドを上下駆動
する油圧プレスにおいて、上記油圧シリンダのピストン
杆先端とスライドを接続するポイントに、凸球面を有す
るナット部材と、該ナット部材の凸球面に摺接する凹球
面を有するラムを設けると共に、これらナット部材及び
ラムを油の充填されたカバー内に収容したものである。
またナット部材とカバー内面の間に、ナット部材の上下
及び水平方向の動きを許容する隙間を、そしてラムとカ
バー内面の間に、ラムの水平方向の移動を許容する隙間
を設けたものである。
【0007】
【作 用】上記構成によりポイントに球体よりなる球
面軸受けを設けた場合に比べて球面の加工面積を大幅に
低減できると共に、ポイント部分の高さも小さくでき
る。またプレス荷重によりCフレームに変形が発生して
も、ナット部材とラムの凸球面及び凹球面が互に摺接し
てこれを吸収するため、油圧シリンダの各部に過大な曲
げ応力が発生することもない。さらにワークを打抜き加
工する際、スライドが3次元方向へ動いても、ナット部
材とカバー間及びラムとカバー間に設けた隙間がこれを
吸収するため、ピストン杆に過度の曲げ応力が加わるこ
ともない。
【0008】
【実 施 例】この発明の一実施例を図2及び図3に示
す図面を参照して詳述する。図2は油圧プレスの側面
図、図3は球面ポイント装置の拡大断面図である。図2
において1はプレス本体で、Cフレーム1aを有してお
り、このCフレーム1aの上部に油圧シリンダ2がほぼ
垂直に取付けられている。上記油圧シリンダ2からは下
方にピストン杆2aが突設されていて、このピストン杆
2aの先端にポイント3を介してスライド4が取付けら
てれいる。上記スライド4は図示しないスライドガイド
に上下動が案内されていて、このスライド4の下面に取
付けられた上型(図示せず)と、Cフレーム1aのベッ
ド1b上に固定されたボルスタ5上に載置された下型
(図示せず)の間でプレス成形を行うようになってい
る。
【0009】また上記ポイント3は図3に示すように、
ピストン杆2aの先端に螺着されたナット部材3aを有
している。上記ナット部材3aの底面は半球面よりさら
に高さの低い皿状の凸球面3bとなっていて、この凸球
面3bでプレス荷重を受けるようになっていると共に、
この凸球面3bにラム3cの上面に形成された凹球面3
dが接動自在に密接されている。上記ナット部材3aの
凸球面3bとラム3cは上下に分割された筒状の上部カ
バー3e及び下部カバー3f内に収容されている。上記
上部カバー3eにはナット部材3aの上部の外径よりや
や大きい円孔3gが開口されていて、この円孔3gより
ナット部材3aの上部が突出されていると共に、ナット
部材3aの下部は上部より大径となっていて、この大径
な下部の上面及び外周面と下部カバー3fの内上面及び
内周面の間に隙間3h,3iが設けられている。
【0010】一方上記ラム3cの外径はナット部材3a
の下部の外径よりやや小形に形成されていて、底面は下
部カバー3fの内底面に摺動自在に当接され、かつ外周
面と下部カバー3f内周面間に隙間3kが設けられてい
ると共に、下部カバー3fの底面には、キー3jが突設
されていて、このキー3jをスライド4側に設けられた
キー溝4aに嵌合した状態でスライド4に下部カバー3
fが固着されている。
【0011】次に作用を説明すると、油圧シリンダ2の
上室へ油圧を供給してスライド4を下降させ、スライド
4下面に取付けた上型とボルスタ5上に載置された下型
の間でプレス成形を行うが、プレス荷重はナット部材3
aの凸球面3bで支承する。またプレス荷重によりCフ
レーム1aが変形し、これによってCフレーム1aの上
部に設けられた油圧シリンダ2が傾斜しても、ナット部
材3aの凸球面3bとラム3cの凹球面3dが摺動して
これを吸収するため、油圧シリンダ2側に過大な曲げ応
力が加わることがないと共に、プレス成形時偏荷重によ
りスライド4側が傾斜した場合でも、ナット部材3aの
凸球面3bとラム3cの凹球面3dが摺動してこれを吸
収するため、油圧シリンダ2側に偏荷重が作用すること
もない。さらにナット部材3aの凸球面3bとラム3c
の凹球面3dは3次元方向に摺動可能な上、ナット部材
3aと上部カバー3eの間及びラム3cと下部カバー3
fの間に隙間3h,3i,3kが設けられていることか
ら、例えばプレスで打抜き作業を行う場合にスライド4
が3次元方向に傾斜しても、摺動面と隙間3h,3i,
3kがこれを吸収するため、油圧シリンダ2のピストン
杆2a側に過度の曲げ応力が加わることもない。
【0012】なお上記実施例では、ナット部材3a側を
凸球面3bに、そしてラム3c側を凹球面3dとして
が、図4に示すようにナット部材3a側に凹球面3d
を、そしてラム3c側に凸球面3bを形成しても勿論よ
い。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、油圧シ
リンダのピストン杆とスライドの間を接続する球面ポイ
ントを、互に摺接する凸球面及び凹球面を有するナット
部材とラムより形成したことから、従来の球面ポイント
に球体を使用したものに比べて球面の加工面積が大幅に
少なくなるため、精密加工を有する球面の加工費を大幅
に削減することができる。またポイント部分の高さを小
さくできることから、プレスの全高が低くなり、これに
よってプレスの小型化及び高剛性化が図れると共に、プ
レス荷重によりCフレームが変形しても、ナット部材と
ラムの凸球面及び凹球面が互に摺接してこれを吸収する
ため、油圧シリンダの各部に過大な曲げ応力が発生する
ことがなく、これによって油圧シリンダやシールが破損
されたり、早期に摺動部が摩耗するなどの不具合も解消
することができる。さらにワークを打抜き加工する際、
スライドが3次元方向へ動いても、ナット部材とラムの
摺動面、ナット部材とカバー間及びラムとカバー間に設
けた隙間がこれを吸収するため、ピストン杆に過度の曲
げ応力が加わることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)ないし(ハ)は従来の油圧プレスを示す
説明図である。
【図2】この発明の一実施例になる油圧プレスの側面図
である。
【図3】この発明の一実施例になる油圧プレスの球面ポ
イント装置を示す断面図である。
【図4】この発明の他の実施例になる油圧プレスの球面
ポイント装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1…プレス本体 2…油圧シリンダ 2a…ピストン杆 3…ポイント 3a…ナット部材 3b…凸球面 3c…ラム 3d…凹球面 3e…上部カバー 3f…下部カバー 3h,3i,3k…隙間 4…スライド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダ2によりスライド4を上下
    駆動する油圧プレスにおいて、上記油圧シリンダ2のピ
    ストン杆2a先端とスライド4を接続するポイント3
    に、凸球面3bを有するナット部材3aと、該ナット部
    材3aの凸球面3bに摺接する凹球面3dを有するラム
    3cを設けると共に、これらナット部材3a及びラム3
    cを油の充填されたカバー3e,3f内に収容したこと
    を特徴とする油圧プレスの球面ポイント装置。
  2. 【請求項2】 ナット部材3aとカバー3e,3f内面
    の間に、ナット部材3aの上下及び水平方向の動きを許
    容する隙間3h,3iを、またラム3cとカバー3f内
    面の間に、ラム3cの水平方向の移動を許容する隙間3
    kの設けてなる請求項1記載の油圧プレスの球面ポイン
    ト装置。
JP1143995A 1995-01-27 1995-01-27 油圧プレスの球面ポイント装置 Pending JPH08197299A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007679A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Yaskawa Electric Corp 積層コア用背圧装置およびそれを備えたプレス順送金型
JP2010058334A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Bridgestone Corp 加圧機構、タイヤ加硫装置及びタイヤ製造方法
CN102582100A (zh) * 2012-02-17 2012-07-18 天津市天锻压力机有限公司 液压机用单向柱塞式油缸
JP2015016507A (ja) * 2013-07-08 2015-01-29 ボルディニョン シルバーノ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ プレス機械用の非平衡圧縮力に対する補償装置
US20230213058A1 (en) * 2022-01-05 2023-07-06 Jeffery L. Johnson Joint for connecting an attachment to a hydraulic ram

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