[go: up one dir, main page]

JPH08193759A - 冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置 - Google Patents

冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置

Info

Publication number
JPH08193759A
JPH08193759A JP488595A JP488595A JPH08193759A JP H08193759 A JPH08193759 A JP H08193759A JP 488595 A JP488595 A JP 488595A JP 488595 A JP488595 A JP 488595A JP H08193759 A JPH08193759 A JP H08193759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
refrigerant
output
outputting
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP488595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Yamaguchi
成人 山口
Akira Fujitaka
章 藤高
Toru Yasuda
透 安田
Kiyoshi Sawai
澤井  清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP488595A priority Critical patent/JPH08193759A/ja
Publication of JPH08193759A publication Critical patent/JPH08193759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機内の冷媒と冷凍機油の二相分離を防
ぎ、圧縮機摺動部の潤滑性を向上させ、液冷媒の圧縮機
摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぐ。 【構成】 圧縮機1にヒータ加熱器6と、室外熱交換器
3には外気温度を検出して出力する外気温度検出器7を
設置し、冷暖房の各運転起動前に外気温度検出器7から
出力される外気温度と設定値とを比較して制御信号を出
力する第一の比較手段、ヒータ加熱器6が動作している
時間を測定して出力する加熱時間検出器6a、加熱時間
検出器6aから出力される値と設定値とを比較して制御
信号を出力する第二の比較手段、ヒータ加熱器6のON
/OFFを制御する出力モードを記憶したメモリ22、
前記第一、第二の比較手段から発生する制御信号により
メモリ22の出力モードの一つを選択する選択手段と、
メモリ22の出力モードに従いヒータ加熱器6のON/
OFFを制御する出力手段を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒に非相溶の冷凍機
油を用いた冷凍装置および冷凍装置の制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の立場から、オゾン
層を破壊するフロンに対する規制が強化されてきてお
り、特に破壊力が大きなCFC(クロロフルオロカーボ
ン)については1995年末に全廃が決定しており、ま
た破壊力が比較的小さなHCFC(ハイドロクロロフル
オロカーボン)についても1996年より総量規制が開
始され、将来的には全廃される事が決定している。従っ
て、冷媒としてフロンを用いた機器について、その代替
冷媒の開発が進められており、オゾン層を破壊しないH
FC(ハイドロフルオロカーボン)が検討されている
が、冷凍機や空調機に用いられているHCFCの代替冷
媒として単独で用いることのできるものはHFCの中に
は見あたらず、従って2種類以上のHFC系冷媒を混合
させた非共沸の混合冷媒が有望視されている。
【0003】従来の冷凍装置には、圧縮機内の摺動部の
潤滑性を保つ為、冷媒と良く溶け合う相溶性の冷凍機油
を使うことが必須とされてきた。エステル系オイルはH
FC系冷媒を混合させた非共沸混合冷媒と相溶性がある
ため、HFC系混合冷媒を用いた場合の冷凍機油の候補
としてあげられているが、エステル系オイルは吸湿性が
強いため、水分管理を怠ると冷凍装置内で冷凍機油が加
水分解を起こしたり、異物と化学反応を起こし易いため
圧縮機メカの摩耗等によって冷凍能力およびCOP(成
績係数)が低下する。また、HCFC系冷媒はClを含
むため冷媒自体に潤滑性能があるが、HFC系冷媒には
ないため潤滑性は全て冷凍機油に依存するになるため、
冷凍機油の選定は重要な問題である。
【0004】そこで、HFC系の混合冷媒を用いた冷凍
装置の冷凍機油として、非相溶の冷凍機油(例えばアル
キルベンゼン油)についても現在見直され、検討が行わ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、HFC系混
合冷媒を用いた冷凍装置の冷凍機油として、非相溶の冷
凍機油(例えばアルキルベンゼン油)を用いた場合、圧
縮機の温度が低下したときに、冷媒と冷凍機油が二相分
離(冷媒と冷凍機油が溶け合わない状態)をおこし摺動
部の潤滑不良を起こし、圧縮機を破損させる課題を有し
ていた。本発明は上記従来例の課題を解決するもので、
圧縮機内の冷媒と冷凍機油の二相分離を防ぎ、摺動部の
潤滑性を向上させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明の冷凍装置の制御装置は、冷媒に非相溶の冷凍機
油を用いた圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室
内熱交換器を環状に連結して冷媒回路を構成し、前記圧
縮機に加熱手段と、前記室外熱交換器には外気温度を検
出して出力する外気温度検出手段を設置し、冷暖房の各
運転起動前に前記外気温度検出手段から出力される外気
温度と設定値とを比較して制御信号を出力する第一の比
較手段、前記加熱手段が動作している時間を測定して出
力する加熱時間検出手段、前記加熱時間検出手段から出
力される値と設定値とを比較して制御信号を出力する第
二の比較手段、前記加熱手段のON/OFFを制御する
出力モードを記憶した記憶手段、前記第一、第二の比較
手段から発生する制御信号により前記記憶手段の出力モ
ードの一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の出力
モードに従い前記加熱手段のON/OFFを制御する出
力手段を有するものである。
【0007】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前記室内熱
交換器には室内ファン制御手段、前記室外熱交換器に室
外ファン制御調節手段を設け、前記室外熱交換器に外気
温度を検出して出力する外気温度検出手段を設置し、冷
暖房の各運転起動前に前記外気温度検出手段から出力さ
れる外気温度と設定値とを比較して制御信号を出力する
第一の比較手段と、前記加熱手段が動作している時間を
測定して出力する加熱時間検出手段と、前記加熱時間検
出手段から出力される値と設定値とを比較して制御信号
を出力する第二の比較手段と、前記加熱手段と前記室内
ファン制御手段と前記室外ファン制御手段のON/OF
Fを制御する出力モードを記憶した記憶手段と、前記第
一、第二の比較手段から発生する制御信号により前記記
憶手段の出力モードの一つを選択する選択手段と、前記
記憶手段の出力モードに従い前記加熱手段と前記室内フ
ァン制御手段と前記室外ファン制御手段のON/OFF
を制御する出力手段を有するものである。
【0008】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前記室内熱
交換器に室内ファン制御手段、前記室外熱交換器に室外
ファン制御手段を設け、前記室外熱交換器に外気温度を
検出して出力する外気温度検出手段を設置し、冷暖房の
各運転起動前に前記外気温度検出手段から出力される外
気温度と複数の設定値とを比較して制御信号を出力する
第一の比較手段と、前記加熱手段が動作している時間を
測定して出力する加熱時間検出手段と、前記加熱時間検
出手段から出力される値と設定値とを比較して制御信号
を出力する第二の比較手段と、前記加熱手段と前記室内
ファン制御手段と前記室外ファン制御手段のON/OF
Fを制御する出力モードを記憶した記憶手段、前記の第
一、第二の比較手段から発生する制御信号により前記記
憶手段の出力モードの一つを選択する選択手段と、前記
記憶手段の出力モードに従い前記加熱手段と前記室内フ
ァン制御手段と前記室外ファン制御手段のON/OFF
を制御する出力手段を有するものである。
【0009】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前記室内熱
交換器に室内ファン制御手段、前記室外熱交換器に室外
ファン制御手段を設け、前記圧縮機に圧縮機の温度を検
出して出力する圧縮機温度検出手段を設置し、冷暖房の
各運転起動前に前記圧縮機温度検出手段から出力される
値と設定値とを比較して制御信号を出力する比較手段
と、前記加熱手段と前記室内ファン制御手段と前記室外
ファン制御手段のON/OFFを制御する出力モードを
記憶した記憶手段、前記比較手段から発生する制御信号
により前記記憶手段の出力モードの一つを選択する選択
手段と、前記記憶手段の出力モードに従い前記加熱手段
と前記室内ファン制御手段と前記室外ファン制御手段の
ON/OFFを制御する出力手段を有するものである。
【0010】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前記室内熱
交換器に室内ファン制御手段と、前記室外熱交換器に室
外ファン制御手段を設け、前記圧縮機に圧縮機の温度を
検出して出力する圧縮機温度検出手段と、前記圧縮機に
圧縮機内の圧力を検出して飽和温度を演算し出力する圧
縮機内飽和温度検出手段を設置し、冷暖房の各運転起動
前に前記圧縮機温度検出手段から出力される値と前記圧
縮機飽和温度検出手段から出力される値を比較して制御
信号を出力する比較手段と、前記加熱手段と前記室内フ
ァン制御手段と前記室外ファン制御手段のON/OFF
を制御する出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手
段から発生する制御信号により前記記憶手段の出力モー
ドの一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モ
ードに従い前記加熱手段と前記室内ファン制御手段と前
記室外ファン制御手段のON/OFFを制御する出力手
段を有するものである。
【0011】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前記圧縮機
の温度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧
縮機内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段
を設置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手
段より検出された値から冷媒の飽和温度を演算して出力
する演算手段と、前記演算手段により出力された値と前
記圧縮機温度検出手段から検出された値を比較し制御信
号を出力する比較手段と、前記加熱手段のON/OFF
を制御する出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手
段から発生する制御信号により前記記憶手段の出力モー
ドの一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モ
ードに従い前記加熱手段のON/OFFを制御する出力
手段を有するものである。
【0012】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記四方弁には運転モードを検知し
て出力する運転モード検出手段、前記室内熱交換器に室
内ファン制御手段と室内ファンの回転数を検出して出力
する室内ファン回転数検出手段、前記室外熱交換器に室
外ファン制御手段と室外ファンの回転数を検出し出力す
る室外ファン回転数検出手段、前記圧縮機の温度を検出
して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧縮機内の圧力
を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段を設置し、冷
暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手段より検出さ
れた値から冷媒の飽和温度を演算して出力する演算手段
と、前記演算手段により出力された値と前記圧縮機温度
検出手段から検出された値を比較し制御信号を出力する
比較手段と、前記室内ファンと前記室外ファンの回転数
を制御する出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手
段から発生する制御信号により前記記憶手段の出力モー
ドの一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モ
ードに従い前記室内ファンと前記室外ファンの回転数を
制御する出力手段を有するものである。
【0013】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記四方弁には運転モードを検知し
て出力する運転モード検出手段、前記室外熱交換器に室
外ファン制御手段と室外ファンの回転数を検知し出力す
る室外ファン回転数検出手段、前記圧縮機に圧縮機の温
度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧縮機
内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段を設
置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手段よ
り検出された値から冷媒の飽和温度を演算して出力する
演算手段と、前記演算手段により出力された値と前記圧
縮機温度検出手段から検出された値を比較し制御信号を
出力する比較手段と、前記室外ファンの回転数を制御す
る出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手段から発
生する制御信号により前記記憶手段の出力モードの一つ
を選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モードに従
い前記室外ファンの回転数を制御する出力手段を有する
ものである。
【0014】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機には圧縮機運転周波数を
検出して出力する運転周波数検出手段、前記圧縮機の温
度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧縮機
内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段を設
置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手段よ
り検出された値から冷媒の飽和温度を演算して出力する
演算手段と、前記演算手段により出力された値と前記圧
縮機温度検出手段から検出された値を比較し制御信号を
出力する比較手段と、前記圧縮機の運転周波数を制御す
る出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手段から発
生する制御信号により前記記憶手段の出力モードの一つ
を選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モードに従
い前記圧縮機の運転周波数を制御する出力手段を有する
ものである。
【0015】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、四方弁、
室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に連結して
冷媒回路を構成し、前記圧縮機の温度を検出して出力す
る圧縮機温度検出手段、前記圧縮機内の圧力を検出して
出力する圧縮機内圧力検出手段、前記減圧器の開度を検
出して出力する開度検出手段を設置し、冷暖房の各運転
中に前記圧縮機内圧力検出手段より検出された値から冷
媒の飽和温度を演算して出力する演算手段と、前記演算
手段により出力された値と前記圧縮機温度検出手段から
検出された値を比較し制御信号を出力する比較手段と、
前記減圧器の開度の制御を行う出力モードを記憶した記
憶手段、前記比較手段から発生する制御信号により前記
記憶手段の出力モードの一つを選択する選択手段と、前
記記憶手段の出力モードに従い前記減圧器の開度の制御
を行う出力手段を有するものである。
【0016】また、本発明の他の冷凍装置の制御装置
は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機の下部に冷
凍機油の吸入口を有し、また、前記圧縮機の下部を局部
的に加熱する加熱手段を有するものである。
【0017】
【作用】本発明は、上記手段により次のような作用を有
する。
【0018】すなわち、外気温度検出手段により検出し
た外気温度と設定値とを比較して制御信号を出力する第
一の比較手段、加熱時間検出手段から出力される値と設
定値とを比較して制御信号を出力する第二の比較手段
と、加熱手段を有することで、外気温度が低下したとき
に、圧縮機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であると考えられる条件で
は、ヒータ加熱器をONにして圧縮機を加熱することに
より、凝縮液化した冷媒を蒸発させて、起動時の液冷媒
の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を
防ぎ、最適な起動時の運転の実現を図ることができる。
【0019】また、外気温度検出手段により検出した外
気温度と設定値とを比較して制御信号を出力する第一の
比較手段、加熱時間検出手段から出力される値と設定値
とを比較して制御信号を出力する第二の比較手段と、ヒ
ータ加熱手段、室内ファン制御手段、室外ファン制御手
段を有することで、外気温度が低下したときに、圧縮機
内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶
け合わない)状態であると考えられる条件では、ヒータ
加熱器をONにして圧縮機を加熱することにより、凝縮
液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、ヒータ
加熱器をONと同時に室内ファンまたは室外ファンをO
Nすることにより、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換
器と室外熱交換器に凝縮させることができ、起動時の液
冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破
損を防ぎ、最適な起動時の運転の実現を図ることができ
る。
【0020】また、外気温度検出手段により検出した外
気温度と複数の設定値とを比較して制御信号を出力する
第一の比較手段、加熱時間検出手段から出力される値と
設定値とを比較して制御信号を出力する第二の比較手段
と、加熱手段、室内ファン制御手段、室外ファン制御手
段を有することで、外気温度が低下したときに、圧縮機
内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶
け合わない)状態であると考えられる条件では、ヒータ
加熱器をONにし、外気温度に対し圧縮機を加熱する時
間を変更することにより、凝縮液化した冷媒を効率よく
蒸発させて圧縮機外に追い出し、ヒータ加熱器ONと同
時に室内ファンおよび室外ファンをONすることによ
り、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換器と室外熱交換
器に凝縮させることができ、起動時の液冷媒の圧縮機摺
動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、最適
な起動時の運転の実現を図ることができる。
【0021】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と設定値とを比較して制御信号を出力する第
一の比較手段、加熱時間検出手段から出力される値と設
定値とを比較して制御信号を出力する第二の比較手段
と、加熱手段、室内ファン制御手段、室外ファン制御手
段を有することで、圧縮機温度が低下したときに、圧縮
機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離
(溶け合わない)状態であると考えられる条件では、ヒ
ータ加熱器をONにして圧縮機を加熱することにより、
凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、室
内ファンおよび室外ファンを同時にONすることによ
り、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換器と室外熱交換
器に凝縮させることができ、起動時の液冷媒の圧縮機摺
動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、最適
な起動時の運転の実現を図ることができる。
【0022】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と演算手段から出力される圧縮機内圧力の飽
和温度を比較して制御信号を出力する比較手段と、加熱
手段、室内ファン制御手段、室外ファン制御手段を有す
ることで、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷
媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合わ
ない)状態であると考えられる条件では、ヒータ加熱器
をONにして圧縮機を加熱することにより、凝縮液化し
た冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、ヒータ加熱器
ONと同時に室内ファンおよび室外ファンをONするこ
とにより、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換器と室外
熱交換器に凝縮させることができ、起動時の液冷媒の圧
縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防
ぎ、最適な起動時の運転の実現を図ることができる。
【0023】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と演算手段から出力される圧縮機内圧力の飽
和温度を比較して制御信号を出力する比較手段と、加熱
手段を有することで、運転中に圧縮機温度が低下したと
きに、圧縮機内に冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が
二相分離(溶け合わない)状態であると考えられる条件
では、ヒータ加熱器をONにして圧縮機を加熱すること
により、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い
出し、運転中での液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによ
る潤滑不良による破損を防ぎ、最適な状態での運転実現
を図ることができる。
【0024】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と演算手段から出力される圧縮機内圧力の飽
和温度を比較して制御信号を出力する比較手段と、運転
モード検出手段、室内ファン制御手段と室外ファン制御
手段を有することで、運転中に圧縮機温度が低下したと
きに、四方弁のON、OFFにより暖房運転か冷房運転
かを確認し、暖房運転の場合は室外ファン回転数をUP
して能力を向上させ、室内ファン回転数をDOWNして
能力を低下させ、冷房運転の場合は室外ファン回転数を
DOWNして能力を低下させ、室内ファン回転数をUP
して能力を向上させることにより圧縮機内圧力の上昇と
共に圧縮機の温度を上昇させることで、圧縮機内に冷媒
が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合わな
い)状態であると考えられる条件では、凝縮液化した冷
媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、運転中での液冷媒
の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を
防ぎ、最適な状態での運転実現を図ることができる。
【0025】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と演算手段から出力される飽和温度を比較し
て制御信号を出力する比較手段と、運転モード検出手
段、室外ファン制御手段を有することで、運転中に圧縮
機温度が低下したときに、四方弁のON、OFFにより
暖房運転か冷房運転かを確認し、暖房運転の場合は室外
ファン回転数をDOWN、冷房運転の場合は室外ファン
回転数をUPさせることにより圧縮機内圧力の上昇と共
に圧縮機の温度を上昇させることで、圧縮機内に冷媒が
凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合わな
い)状態であると考えられる条件では、凝縮液化した冷
媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、運転中での液冷媒
の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を
防ぎ、最適な状態での運転実現を図ることができる。
【0026】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と演算手段から出力される飽和温度を比較し
て制御信号を出力する比較手段と、運転周波数検出手段
を有することで、運転中に圧縮機温度が低下したとき
に、圧縮機内に冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であると考えられる条件で
は、圧縮機の運転周波数を上げることにより圧縮機内圧
力の上昇と共に圧縮機の温度を上昇させることで、凝縮
液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、運転中
での液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良に
よる破損を防ぎ、最適な状態での運転実現を図ることが
できる。
【0027】また、圧縮機温度検出手段により検出した
圧縮機温度と演算手段から出力される飽和温度を比較し
て制御信号を出力する比較手段と、弁開度検出手段を有
することで、運転中に圧縮機温度が低下したときに、圧
縮機内に冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離
(溶け合わない)状態であると考えられる条件では、電
動式膨張弁の弁開度を絞ることにより圧縮機内圧力の上
昇と共に圧縮機の温度を上昇させることで、凝縮液化し
た冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、運転中での液
冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破
損を防ぎ、最適な状態での運転実現を図ることができ
る。
【0028】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧
縮機の下部に冷凍機油の吸入口を有し、また、前記圧縮
機の下部を局部的に加熱する加熱手段を有することで、
圧縮機温度が低下して冷媒が圧縮機内部で凝縮液化した
場合に冷凍機油と共に圧縮機底部に滞留するため、圧縮
機の加熱は底部に限定することにより、より効果的に発
生した液冷媒を気化除去することができ、よって、より
確実に圧縮機吸入口に直接液冷媒が流れ込むのを防止で
きる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜4を
参考に説明する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施例における冷
凍サイクル図である。同図において、1は圧縮機、2は
四方弁、3は室外熱交換器、4は減圧器、5は室内熱交
換器であり、これらは順に環状に連結されている。6は
圧縮機を加熱するヒータ加熱器、7は外気温度を検出す
る外気温度検出器で、6aはヒータ加熱器6の加熱時間
を検出する加熱時間検出器である。9はマイクロコンピ
ュータ(以下LSIと称す)であり、入力回路20、C
PU21、メモリ22、出力回路23を有している。入
力回路20には、加熱時間検出器6aの出力と外気温度
検出器7の出力がA/D変換器8を通じて入力され、出
力回路23の出力によりヒータ加熱器6のON/OFF
を制御する。
【0031】ここで、図3に示すブロック図と図2に示
す電子制御回路図について説明する。図2の外気温度検
出器7は外気温度を検出して出力する外気温度検出手段
であり、図2のLSI9のメモリに外気温度検出手段に
より検出された値と設定値とを比較し制御信号を出力す
る第一の比較手段と、加熱時間検出手段から検出された
値と設定値とを比較し制御信号を出力する第二の比較手
段と、ヒータ加熱器6のON/OFFを制御する出力モ
ードを記憶した記憶手段と、第一、第二の比較手段から
発生する出力信号により、前記記憶手段の出力モードの
一つを選択する選択手段に相当する。上記構成におい
て、冷凍装置運転起動前の制御回路の構成と動作を図4
を参考に説明する。図4はLSI9のメモリ22に記憶
された冷凍装置のプログラムを示すフローチャートであ
る。このフローチャートから判るように、本発明におい
ては、外気温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒が凝
縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)
状態であると考えられる条件下においてのみヒータ加熱
器6のON/OFFを制御する。
【0032】冷凍装置運転前の運転停止中の状態におい
て、図4のステップ30が実行されて、タイマ計測t=
0にリセットされ、ステップ31に進み、外気温度検出
器により外気温度Tgが検出された後、ステップ32で
外気温度Tgと設定温度T1(例:20度)との比較演
算により、Tg<T1であれば「YES」の判定がなさ
れステップ33に進む。Tg>T1であれば「NO」の
判定がなされステップ30に戻る。ステップ33ではメ
モリ22内蔵の選択手段により記憶回路の第一の出力モ
ードが選択され、出力回路23により制御信号が出力さ
れヒータ加熱器6がONされ、ステップ34に進み、加
熱時間検出器により時間tが検出された後、ステップ3
5で、加熱時間tと設定時間t1(例:10分)の比較
演算により、t>t1であれば「YES」の判定がなさ
れステップ36に進む。t<t1であれば「NO」の判
定がなされステップ34に戻る。ステップ36ではタイ
マ計測t=0リセットされ、ステップ37においてメモ
リ22内蔵の選択手段により記憶回路の第二の出力モー
ドが選択され、出力回路23により制御信号が出力され
ヒータ加熱器6がOFFされ、ステップ38に進み、再
びタイマ計測され、ステップ39において計測時間tと
設定時間t2(例:5分)の比較演算によりt>t2で
あれば「YES」の判定がなされステップ30に、t<
t2であれば「NO」の判定がなされステップ38に戻
る。
【0033】即ち、圧縮機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを判断し、ヒータ加熱器のON/OFFの制御を決
定し、更に、ステップ39ではヒータ加熱器が無意味に
連続してONしないように設定してある。
【0034】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、外気温度が低下したときに、圧縮機内で
冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合
わない)状態であると考えられる条件では、ヒータ加熱
器をONにして圧縮機を加熱することにより、凝縮液化
した冷媒を蒸発させて、起動時の液冷媒の圧縮機摺動部
に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、最適な起
動時の運転と冷凍サイクル制御の実現を図ることができ
る。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について、図
1と図5〜7を参考に説明する。本発明の第2の実施例
における冷凍サイクル図は第1の実施例と同じである。
第1の実施例と異なるのは、図5の電子制御回路図に示
す室内熱交換器5と室外熱交換器3各々の室内外ファン
をON/OFF制御することである。
【0036】この冷凍装置運転起動前の制御回路の構成
と動作を図7を参考に説明する。図7はLSI9のメモ
リ22に記憶された冷凍装置のプログラムを示すフロー
チャートである。このフローチャートから判るように、
本発明においては、外気温度が低下したときに、圧縮機
内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶
け合わない)状態であると考えられる条件下においての
みヒータ加熱器6、室内ファン16、室外ファン17の
ON/OFFを制御する。
【0037】冷凍装置運転前の運転停止中の状態におい
て、図7のステップ40が実行されて、タイマ計測t=
0にリセットされ、ステップ41に進み、外気温度検出
器により外気温度Tgが検出された後、ステップ42で
外気温度Tgと設定温度T1(例:20度)との比較演
算により、Tg<T1であれば「YES」の判定がなさ
れステップ43に進む。Tg>T1であれば「NO」の
判定がなされステップ40に戻る。ステップ43と44
ではメモリ22内蔵の選択手段により記憶回路の第一の
出力モードと第三の出力モードと第五の出力モードが選
択され、出力回路23により制御信号が出力されヒータ
加熱器6と室内ファン16と室外ファン17がONさ
れ、ステップ45に進み、タイマ計測され、ステップ4
6において計測時間tと設定時間t1(例:10分)の
比較演算により、t>t1であれば「YES」の判定が
なされステップ47に進む。t<t1であれば「NO」
の判定がなされステップ45に戻る。ステップ47では
タイマ計測t=0にリセットされステップ48と49に
進み、ステップ48と49ではメモリ22内蔵の選択手
段により記憶回路の第二の出力モードと第四の出力モー
ドと第六の出力モードが選択され、出力回路23により
制御信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン16と
室外ファン17がOFFされ、ステップ50に進み、タ
イマ計測され、ステップ51において計測時間tと設定
時間t2(例:5分)の比較演算により、t>t2であ
れば「YES」の判定がなされステップ40に、t<t
2であれば「NO」の判定がなされステップ50に戻
る。
【0038】ステップの意図を説明する。即ち、圧縮機
内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶
け合わない)状態であるかどうかを判断し、ヒータ加熱
器、室内ファン、室外ファンのON/OFFの制御を決
定し、更に、ステップ51ではヒータ加熱器、室内ファ
ン、室外ファンが無意味に連続してONしないように設
定してある。
【0039】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、外気温度が低下したときに、圧縮機内で
冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合
わない)状態であると考えられる条件では、ヒータ加熱
器をONにして圧縮機を加熱することにより、凝縮液化
した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、ヒータ加熱
器をONと同時に室内ファンと室外ファンをONするこ
とにより、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換器と室外
熱交換器に凝縮させることができ、起動時の液冷媒の圧
縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防
ぎ、最適な起動時の運転と冷凍サイクル制御の実現を図
ることができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施例について、図
1と図5、6と図8を参考に説明する。本発明の第3の
実施例における冷凍サイクル図は第1、2の実施例と同
じである。第2の実施例と異なるのは、図6のブロック
図に示す温度設定値と時間設定値を三つに分けて設定
し、外気温度の違いによりヒータ加熱器6、室内熱交換
器5と室外熱交換器3各々の室内外ファンをON/OF
Fの制御する時間を変更したことである。
【0041】この冷凍装置運転起動前の制御回路の構成
と動作を図8を参考に説明する。図8はLSI9のメモ
リ22に記憶された冷凍装置のプログラムを示すフロー
チャートである。このフローチャートから判るように、
本発明においては、外気温度が低下したときに、圧縮機
内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶
け合わない)状態であると考えられる条件下においての
みヒータ加熱器6、室内ファン16、室外ファン17の
ON/OFF時間を制御する。
【0042】冷凍装置運転前の運転停止中の状態におい
て、図8のステップ60が実行されて、タイマ計測t=
0にリセットされ、ステップ61に進み、外気温度検出
器により外気温度Tgが検出された後、ステップ62で
外気温度Tgと設定温度T1(例:20度)との比較演
算により、Tg<T1であれば「YES」の判定がなさ
れステップ63に進む。Tg>T1であれば「NO」の
判定がなされステップ67に進む。
【0043】ステップ67ではメモリ22内蔵の選択手
段により記憶回路の第一の出力モードと第三の出力モー
ドと第五の出力モードが選択され、出力回路23により
制御信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン16と
室外ファン17がONされ、ステップ68に進み、タイ
マ計測され、ステップ69において計測時間tと設定時
間t1(例:10分)の比較演算により、t>t1であ
れば「YES」の判定がなされステップ70、71に進
み、t<t1であれば「NO」の判定がなされステップ
68に戻る。ステップ70、71ではメモリ22内蔵の
選択手段により記憶回路の第二の出力モードと第四の出
力モードと第六の出力モードが選択され、出力回路23
により制御信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン
16と室外ファン17がOFFされステップ72へ進
む。
【0044】ステップ63では外気温度Tgと設定温度
T2(例:10度)との比較演算により、Tg<T2で
あれば「YES」の判定がなされステップ64に進む。
Tg>T2であれば「NO」の判定がなされステップ7
4に進む。ステップ74ではメモリ22内蔵の選択手段
により記憶回路の第一の出力モードと第三の出力モード
と第五の出力モードが選択され、出力回路23により制
御信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン16と室
外ファン17がONされ、ステップ75に進み、タイマ
計測され、ステップ76において計測時間tと設定時間
t3(例:20分)の比較演算により、t>t3であれ
ば「YES」の判定がなされステップ77、78に進
み、t<t3であれば「NO」の判定がなされステップ
75に戻る。ステップ77、78ではメモリ22内蔵の
選択手段により記憶回路の第二の出力モードと第四の出
力モードと第六の出力モードが選択され、出力回路23
により制御信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン
16と室外ファン17がOFFされステップ72へ進
む。
【0045】ステップ64では外気温度Tgと設定温度
T3(例:0度)との比較演算により、Tg<T3であ
れば「YES」の判定がなされステップ65、66に進
み第一の出力モードと第三の出力モードと第五の出力モ
ードが選択され、出力回路23により制御信号が出力さ
れヒータ加熱器6と室内ファン16と室外ファン17が
ONされた後、ステップ60に戻る。ステップ64でT
g>T3であれば「NO」の判定がなされステップ79
に進む。ステップ79ではメモリ22内蔵の選択手段に
より記憶回路の第一の出力モードと第三の出力モードと
第五の出力モードが選択され、出力回路23により制御
信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン16と室外
ファン17がONされ、ステップ80に進み、タイマ計
測され、ステップ81において計測時間tと設定時間t
3(例:20分)の比較演算により、t>t3であれば
「YES」の判定がなされステップ82、83に進み、
t<t3であれば「NO」の判定がなされステップ80
に戻る。ステップ82、83ではメモリ22内蔵の選択
手段により記憶回路の第二の出力モードと第四の出力モ
ードと第六の出力モードが選択され、出力回路23によ
り制御信号が出力されヒータ加熱器6と室内ファン16
と室外ファン17がOFFされステップ72へ進む。
【0046】ステップ72では、タイマ計測され、ステ
ップ73において計測時間tと設定時間t2(例:5
分)の比較演算により、t>t2であれば「YES」の
判定がなされステップ60に、t<t2であれば「N
O」の判定がなされステップ72に戻る。
【0047】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、外気温度が低下したときに、圧縮機内で
冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合
わない)状態であると考えられる条件では、ヒータ加熱
器をONにし、外気温度に対し圧縮機を加熱する時間を
変更することにより、凝縮液化した冷媒を効率よく蒸発
させて圧縮機外に追い出し、ヒータ加熱器ONと同時に
室内ファンと室外ファンをONすることにより、蒸発し
た冷媒を速やかに室内熱交換器と室外熱交換器に凝縮さ
せることができ、起動時の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ
込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、最適な起動時の
運転と冷凍サイクル制御の実現を図ることができる。
【0048】次に、本発明の第4の実施例について、図
9〜12を参考に説明する。図9は本発明の第4の実施
例における冷凍サイクル図である。第2の実施例と異な
るのは、外気温度検出器7と加熱時間検出器6aの代わ
りに、圧縮機温度を検出して出力する圧縮機温度検出器
10を使用したことである。
【0049】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たときに、圧縮機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機
油が二相分離(溶け合わない)状態であると考えられる
条件下においてのみヒータ加熱器6と室内ファン16と
室外ファン17のON/OFFを制御する。
【0050】冷凍装置運転前の運転停止中の状態におい
て、図12のステップ90が実行されて、圧縮機温度検
出器10により圧縮機温度Tsが検出された後、ステッ
プ91で圧縮機温度Tsと設定温度T4(例:25度)
との比較演算により、Ts<T4であれば「YES」の
判定がなされステップ92、93に進む。Ts>T4で
あれば「NO」の判定がなされステップ90に戻る。ス
テップ92、93ではメモリ22内蔵の選択手段により
記憶回路の第一の出力モードと第三の出力モードと第五
の出力モードが選択され、出力回路23により制御信号
が出力されヒータ加熱器6と室内ファン16と室外ファ
ン17がONされステップ94へ進む。
【0051】ステップ94で圧縮機温度検出器10によ
り圧縮機温度Tsが検出された後、ステップ95では圧
縮機温度Tsと設定温度T4+α(例:30度)との比
較演算により、Ts>T4+αであれば「YES」の判
定がなされ二相分離状態であると判断し、ステップ9
6、97に進む。Ts<T4+αであれば「NO」の判
定がなされ二相分離状態であると判断し、ステップ94
に戻る。
【0052】ステップ96、97ではヒータ加熱器6と
室内ファン16と室外ファン17がOFFされステップ
90に戻る。
【0053】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け
合わない)状態であると考えられる条件では、ヒータ加
熱器をONにして圧縮機を加熱することにより、外気温
度の変化に影響されず確実に凝縮液化した冷媒を蒸発さ
せて圧縮機外に追い出し、ヒータ加熱器と同時に室内フ
ァンと室外ファンをONすることにより、蒸発した冷媒
を速やかに室内熱交換器と室外熱交換器に凝縮させるこ
とができ、起動時の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みに
よる潤滑不良による破損を防ぎ、最適な起動時の運転と
冷凍サイクル制御の実現を図ることができる。
【0054】次に、本発明の第5の実施例について、図
13〜16を参考に説明する。図13は本発明の第5の
実施例における冷凍サイクル図である。第4の実施例と
異なるのは、圧縮機内圧力検出器11が圧縮機内の圧力
を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段であり、メモ
リ22に圧縮機内圧力検出手段より出力された値から、
飽和温度を算出したことである。
【0055】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たきとに、圧縮機内圧力に対する飽和温度と冷媒温度の
比較より、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)
状態であるかを検出する。
【0056】冷凍装置運転前の運転停止中の状態におい
て、図16のステップ100が実行されて、圧縮機温度
検出器10により圧縮機温度Tsが検出された後、ステ
ップ101に進み、圧縮機内圧力検出器11により圧縮
機内の圧力Psが出力され、ステップ102でCPU2
1により圧力Psでの飽和温度Twが算出された後、ス
テップ103に進み、ステップ103では圧縮機温度T
sと飽和定温度Twとの比較演算により、Ts<Twで
あれば「YES」の判定がなされステップ104、10
5に進む。Ts>Twであれば「NO」の判定がなされ
ステップ100に戻る。ステップ104、105ではメ
モリ22内蔵の選択手段により記憶回路の第一の出力モ
ードと第三の出力モードと第五の出力モードが選択さ
れ、出力回路23により制御信号が出力されヒータ加熱
器6と室内ファン16と室外ファン17がONされ、同
様にステップ106、107、108に進み、圧縮機温
度Tsと圧縮機内の圧力Psでの飽和温度Twが算出さ
れた後、ステップ109に進み、ステップ109では圧
縮機温度Tsと飽和定温度Twとの比較演算により、T
s>Tw+αであれば「YES」の判定がなされステッ
プ110、111に進む。Ts<Tw+αであれば「N
O」の判定がなされステップ106に戻る。ステップ1
10、111ではヒータ加熱器6と室内ファン16と室
外ファン17がOFFされステップ100に戻る。
【0057】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
の圧力から飽和温度を算出することで、圧縮機内で冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを確実に判断でき、ヒータ加熱器をONにして圧縮
機を加熱することにより、凝縮液化した冷媒を蒸発させ
て圧縮機外に追い出し、ヒータ加熱器ONと同時に室内
ファンと室外ファンをONすることにより、蒸発した冷
媒を速やかに室内熱交換器と室外熱交換器に凝縮させる
ことができ、起動時の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込み
による潤滑不良による破損を防ぎ、最適な起動時の運転
と冷凍サイクル制御の実現を図ることができる。
【0058】次に、本発明の第6の実施例について、図
14〜15、図17を参考に説明する。本発明の第6の
実施例は第5実施例の冷凍サイクル図と同じである。
【0059】第5の実施例と異なるのは、冷凍装置運転
中の制御についてのものであり、運転中に冷媒と冷凍機
油の二相分離(溶け合わない)状態であるときに、ヒー
タ加熱器のみで回避しようとするものである。
【0060】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たときに、圧縮機の飽和温度と冷媒の温度より、冷媒と
冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であると考え
られる条件下においてのみヒータ加熱器6のON/OF
Fを制御する。
【0061】冷凍装置運転中の状態において、図17の
ステップ120が実行されて、圧縮機温度検出器10に
より圧縮機温度Tsが検出された後、ステップ121に
進み、圧縮機内圧力検出器11により圧縮機内の圧力P
sが出力され、ステップ122で圧力Psでの飽和温度
Twが算出された後、ステップ123に進み、ステップ
123では圧縮機温度Tsと飽和定温度Twとの比較演
算により、Ts<Twであれば「YES」の判定がなさ
れステップ124に進む。Ts>Twであれば「NO」
の判定がなされステップ120に戻る。ステップ124
ではメモリ22内蔵の選択手段により記憶回路の第一の
出力モードが選択され、出力回路23により制御信号が
出力されヒータ加熱器6がONされ、同様にステップ1
25、126、127に進み、圧縮機温度Tsと圧縮機
内の圧力Psでの飽和温度Twが算出された後、ステッ
プ128に進み、ステップ28では圧縮機温度Tsと飽
和定温度Twとの比較演算により、Ts>Tw+αであ
れば「YES」の判定がなされステップ129に進む。
Ts<Tw+αであれば「NO」の判定がなされステッ
プ125に戻る。ステップ129ではヒータ加熱器6が
OFFされステップ120に戻る。
【0062】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
の圧力から飽和温度を算出することで、圧縮機内で冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを確実に判断でき、圧縮機内で冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実に判
断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、ヒータ加熱
器をONにして圧縮機を加熱することにより、凝縮液化
した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、運転中の液
冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破
損を防ぎ、最適な運転と冷凍サイクル制御の実現を図る
ことができる。
【0063】次に、本発明の第7の実施例について、図
13〜15、18を参考に説明する。本発明の第7の実
施例は第5、6、実施例の冷凍サイクル図と同じであ
る。第6の実施例と異なるのは、冷凍装置運転中の制御
について、図14の電子制御回路図に示す室内ファン1
6と室外ファン17を制御することである。
【0064】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たときに、圧縮機の飽和温度と冷媒の温度より、冷媒と
冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であると考え
られる条件下においてのみ室内ファン16と室外ファン
17の制御を行う。
【0065】冷凍装置運転中の状態において、図18の
ステップ130が実行されて、圧縮機温度検出器10に
より圧縮機温度Tsが検出された後、ステップ131に
進み、圧縮機内圧力検出器11により圧縮機内の圧力P
sが出力され、ステップ132で圧力Psでの飽和温度
Twが算出された後、ステップ133に進み、ステップ
133では圧縮機温度Tsと飽和定温度Twとの比較演
算により、Ts<Twであれば「YES」の判定がなさ
れステップ134に進む。Ts>Twであれば「NO」
の判定がなされステップ130に戻る。ステップ13
4、135では室内ファン回転数検出器12と室外ファ
ン回転数検出器13により室内ファン16の回転数Fn
と室外ファン17の回転数Fgが検出され、ステップ1
36に進み、運転モード検出器24により四方弁2のO
N/OFFが検出され、ステップ137において、四方
弁2=ONであれば「YES」の判定がなされステップ
138に進み、ステップ138で暖房運転でると判断さ
れステップ139に進む。四方弁2=OFFであれば
「NO」の判定がなされステップ140に進み、冷房運
転であると判断されステップ141に進む。ステップ1
39では出力回路23により、室内ファン16の回転数
Fn1=Fn−β(例:β=200rpm)にDOWN
し、室外ファン17の回転数Fg1=Fg+ε1(例:
ε1=150rpm)にUPされステップ142へ進
む。またステップ141ではステップ139と同様に、
出力回路23により、室内ファン16の回転数Fn1=
Fn+β(例:β=200rpm)にUPし、室外ファ
ン17の回転数Fg1=Fg−ε1(例:ε1=150
rpm)にDOWNされステップ142へ進む。ステッ
プ142、143、144では、圧縮機温度Tsと圧縮
機内の圧力Psでの飽和温度Twが算出された後、ステ
ップ145に進み、ステップ145では圧縮機温度Ts
と飽和定温度Twとの比較演算により、Ts>Tw+α
であれば「YES」の判定がなされステップ146に進
む。Ts<Tw+αであれば「NO」の判定がなされス
テップ142に戻る。ステップ146では室内ファン1
6の回転数Fn1が初期の回転数Fnに復帰し、室外フ
ァン17の回転数Fg1が初期の回転数Fgに復帰され
ステップ130に戻る。
【0066】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
の圧力から飽和温度を算出することで、圧縮機内で冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを確実に判断でき、圧縮機内で冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実に判
断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、室内ファン
と室外ファンの回転数を変化させることにより圧縮機の
温度を上昇させ、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機
外に追い出し、運転中の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込
みによる潤滑不良による破損を防ぎ、最適な運転と冷凍
サイクル制御の実現を図ることができる。
【0067】次に、本発明の第8の実施例について、図
13、15、19、20を参考に説明する。本発明の第
8の実施例は第5、6、7実施例の冷凍サイクル図と同
じである。第7の実施例と異なるのは、冷凍装置運転中
の制御について、図19の電子制御回路図に示す室外フ
ァン17のみを制御することである。
【0068】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たときに、圧縮機の飽和温度と冷媒の温度より、冷媒と
冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であると考え
られる条件下において室外ファン17のみ制御を行う。
【0069】本発明の第8の実施例が第7の実施例の冷
凍装置プログラムとほぼ同じである為、本発明の第8の
実施例の冷凍装置プログラムのフローチャートの図20
中で、第7の実施例の冷凍装置プログラムと異なるステ
ップについてのみ説明することにする。
【0070】第7の実施例と異なる図20中のステップ
は、ステップ154とステップ158、160、165
である。まず、ステップ154では室外ファン回転数検
出器13により室外ファン17の回転数Fgのみが検出
され、ステップ158では室外ファン17の回転数Fg
2=Fg+ε2(例:ε2=250rpm)にUPされ
ステップ161へ進む。またステップ160ではステッ
プ158と同様に、室外ファン17の回転数Fg2=F
g−ε2(例:ε2=250rpm)にDOWNされス
テップ161へ進む。ステップ165においては、室外
ファン17の回転数Fg2が初期の回転数Fgに復帰さ
れステップ150に戻る。
【0071】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
の圧力から飽和温度を算出することで、圧縮機内で冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを確実に判断でき、圧縮機内で冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実に判
断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、室内ファン
回転数を変えず、室外ファンのみ回転数を変化させるこ
とにより圧縮機の温度を上昇させると共に室内の快適性
を損なわずに、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外
に追い出し、運転中の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込み
による潤滑不良による破損を防ぎ、最適な運転と冷凍サ
イクル制御の実現を図ることができる。
【0072】次に、本発明の第9の実施例について、図
13、15、19、21を参考に説明する。本発明の第
9の実施例は第5、6、7、8実施例の冷凍サイクル図
と同じである。第8の実施例と異なるのは、冷凍装置運
転中の制御について、図19の電子制御回路図に示す圧
縮機モータ18の周波数のみを制御することである。
【0073】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たときに、圧縮機の飽和温度と冷媒の温度より、冷媒と
冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であると考え
られる条件下において圧縮機モータ18の周波数のみ制
御を行う。
【0074】冷凍装置運転中の状態において、図21の
ステップ170が実行されて、圧縮機温度検出器10に
より圧縮機温度Tsが検出された後、ステップ171に
進み、圧縮機内圧力検出器11により圧縮機内の圧力P
sが出力され、ステップ172で圧力Psでの飽和温度
Twが算出された後、ステップ173に進み、ステップ
173では圧縮機温度Tsと飽和定温度Twとの比較演
算により、Ts<Twであれば「YES」の判定がなさ
れステップ174に進む。Ts>Twであれば、「N
O」の判定がなされステップ170に戻る。ステップ1
74においては、圧縮機運転周波数検出器14により、
圧縮機モータ18の運転周波数fが検出され、ステップ
175に進み、ステップ175では出力回路23によ
り、運転周波数fa=f+δ(例:δ=20Hz)にU
Pし、ステップ176に進む、ステップ176、17
7、178では、圧縮機温度Tsと圧縮機内の圧力Ps
での飽和温度Twが算出された後、ステップ179に進
み、ステップ179では圧縮機温度Tsと飽和定温度T
wとの比較演算により、Ts>Tw+αであれば「YE
S」の判定がなされステップ180に進む。Ts<Tw
+αであれば「NO」の判定がなされステップ176に
戻る。ステップ180では圧縮機モータ18の運転周波
数faが初期の運転周波数fに復帰されステップ170
に戻る。
【0075】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
の圧力から飽和温度を算出することで、圧縮機内で冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを確実に判断でき、圧縮機内で冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実に判
断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、圧縮機の運
転周波数を変化させることにより圧縮機の温度を上昇さ
せると共に、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に
追い出し、運転中の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みに
よる潤滑不良による破損を防ぎ、最適な運転と冷凍サイ
クル制御の実現を図ることができる。
【0076】次に、本発明の第10の実施例について、
図13、15、19、22を参考に説明する。本発明の
第10の実施例は第5、6、7、8、9実施例の冷凍サ
イクル図と同じである。第9の実施例と異なるのは、冷
凍装置運転中の制御について、図19の電子制御回路図
に示す膨張弁19の弁開度のみを制御することである。
【0077】本発明においては、圧縮機の温度が低下し
たときに、圧縮機の飽和温度と冷媒の温度より、冷媒と
冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であると考え
られる条件下において膨張弁19の弁開度のみ制御を行
う。本発明の第10の実施例が第9の実施例の冷凍装置
プログラムとほぼ同じである為、本発明の第10の実施
例の冷凍装置プログラムのフローチャートの図22中
で、第9の実施例の冷凍装置プログラムと異なるステッ
プについてのみ説明することにする。
【0078】第9の実施例と異なる図22中のステップ
は、ステップ194、195、200である。まず、ス
テップ194では膨張弁開度検出器15により、膨張弁
19の弁開度Kが検出され、ステップ195に進み、ス
テップ195では出力回路23により、弁開度Ka=K
−η(例:η=10パルス)絞られ、ステップ196に
進む。ステップ200では膨張弁19の膨張弁開度Ka
が初期の弁開度Kに復帰されステップ190に戻る。
【0079】このように、冷媒に非相溶の冷凍機油を用
いた場合でも、圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内
の圧力から飽和温度を算出することで、圧縮機内で冷媒
と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状態であるかど
うかを確実に判断でき、圧縮機内で冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実に判
断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、膨張弁の弁
開度を変化させることにより圧縮機の温度を上昇させる
と共に、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い
出し、運転中の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる
潤滑不良による破損を防ぎ、簡単に最適な運転と冷凍サ
イクル制御の実現を図ることができる。
【0080】次に、本発明の第11の実施例について、
図23aと図23bを用いて説明する。図23aは圧縮
機全体の構成概要図であり、また図23bは圧縮機底部
の詳細図である。
【0081】例えば図23aに示す様な縦型圧縮機の場
合、圧縮機下部に冷凍機油と液冷媒が滞留することにな
る。この詳細について図23bを用いて説明すると、同
図に示すように液冷媒と冷凍機油は二相分離した状態で
滞留する。よって、圧縮機の底部にヒータ加熱器6を設
置して加熱することにより、液冷媒をより効果的に気化
除去させることができる。
【0082】
【発明の効果】上記実施例からも明かなように本発明の
冷凍装置の制御装置は、冷媒に非相溶の冷凍機油を用い
た場合でも、外気温度を検出するための外気温度検出器
と圧縮機を加熱するためのヒータ加熱器を有すること
で、外気温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒が凝縮
液化し、冷媒と冷凍機油が二相分離(溶け合わない)状
態であると考えられる条件では、ヒータ加熱器をONに
して圧縮機を加熱することにより、凝縮液化した冷媒を
蒸発させて、起動時の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込み
による潤滑不良による破損を防ぎ、最適な起動時の運転
と冷凍サイクル制御の実現を図ることが可能となる。
【0083】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、外気温度を検出するための外気温度検出器と圧
縮機を加熱するためのヒータ加熱器、室内ファンと室外
ファン装置を有することで、外気温度が低下したとき
に、圧縮機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であると考えられる条件で
は、ヒータ加熱器をONにして圧縮機を加熱することに
より、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出
し、ヒータ加熱器をONと同時に室内ファンと室外ファ
ンをONすることにより、蒸発した冷媒を速やかに室内
熱交換器と室外熱交換器に凝縮させることができ、起動
時の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良に
よる破損を防ぎ、より最適な起動時の運転と冷凍サイク
ル制御の実現を図ることが可能となる。
【0084】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、外気温度を検出するための外気温度検出器と圧
縮機を加熱するためのヒータ加熱器、室内ファンと室外
ファン装置を有することで、外気温度が低下したとき
に、圧縮機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油が二
相分離(溶け合わない)状態であると考えられる条件で
は、ヒータ加熱器をONにし、外気温度に対し圧縮機を
加熱する時間を変更することにより、凝縮液化した冷媒
をより無駄なく効率良く蒸発させて圧縮機外に追い出
し、ヒータ加熱器ONと同時に室内ファンと室外ファン
をONすることにより、蒸発した冷媒を速やかに室内熱
交換器と室外熱交換器に凝縮させることができ、起動時
の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良によ
る破損を防ぎ、更に最適な起動時の運転と冷凍サイクル
制御の実現を図ることが可能となる。
【0085】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機を加熱するためのヒータ加熱器、室内ファンと
室外ファン装置を有することで、圧縮機温度が低下した
ときに、圧縮機内で冷媒が凝縮液化し、冷媒と冷凍機油
が二相分離(溶け合わない)状態であると考えられる条
件では、ヒータ加熱器をONにして圧縮機を加熱するこ
とにより、外気温度に影響されずに、無駄なくより確実
に効率良く凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追
い出し、室内ファンと室外ファンを同時にONすること
により、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換器と室外熱
交換器に凝縮させることができ、起動時の液冷媒の圧縮
機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、
最適な起動時の運転と冷凍サイクル制御の実現を図るこ
とが可能となる。
【0086】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機内圧力検出器から飽和温度を算出することで、
圧縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒と冷凍機
油が二相分離(溶け合わない)状態であるかどうかをよ
り確実に精度良く判断でき、ヒータ加熱器をONにして
圧縮機を加熱することにより、外気温度に影響されず
に、無駄なくより確実に精度良く凝縮液化した冷媒が完
全に無くなるまで蒸発させて圧縮機外に追い出し、ヒー
タ加熱器ONと同時に室内ファンと室外ファンをONす
ることにより、蒸発した冷媒を速やかに室内熱交換器と
室外熱交換器に凝縮させることができ、起動時の液冷媒
の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を
防ぎ、最適な起動時の運転と冷凍サイクル制御の実現を
図ることが可能となる。
【0087】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機内圧力検出器から飽和温度を算出することで圧
縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒と冷凍機油
が二相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実
に判断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、ヒータ
加熱器をONにして圧縮機を加熱することにより、凝縮
液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に追い出し、運転中
の液冷媒の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良によ
る破損を防ぎ、最適な運転と冷凍サイクル制御の実現を
図ることができる。
【0088】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機内圧力検出器から飽和温度を算出することで圧
縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒と冷凍機油
が二相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実
に判断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、室内フ
ァンと室外ファンの回転数を変化させることにより圧縮
機の温度を上昇させ、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧
縮機外に追い出し、運転中の液冷媒の圧縮機摺動部に流
れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、より簡易的な
手段により最適な運転と冷凍サイクル制御の実現を図る
ことが可能となる。
【0089】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機内圧力検出器から飽和温度を算出することで圧
縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒と冷凍機油
が二相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実
に判断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、室外フ
ァンのみの回転数を変化させることにより圧縮機の温度
を上昇させ、凝縮液化した冷媒を蒸発させて圧縮機外に
追い出し、室内の快適性を損なわずに、運転中の液冷媒
の圧縮機摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を
防ぎ、より簡易的な手段により最適で快適な運転と冷凍
サイクル制御の実現を図ることが可能となる。
【0090】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機内圧力検出器から飽和温度を算出することで圧
縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒と冷凍機油
が二相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実
に判断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、圧縮機
の運転周波数を変化させることにより圧縮機の温度を即
座に上昇させると共に、凝縮液化した冷媒を短時間で蒸
発させて圧縮機外に追い出し、運転中の液冷媒の圧縮機
摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、よ
り最適な運転と冷凍サイクル制御の実現を図ることが可
能となる。
【0091】また、冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた場
合でも、圧縮機温度を検出するための圧縮機温度検出器
と圧縮機内圧力検出器から飽和温度を算出することで圧
縮機温度が低下したときに、圧縮機内で冷媒と冷凍機油
が二相分離(溶け合わない)状態であるかどうかを確実
に判断でき、冷凍装置運転中の状態であっても、膨張弁
の弁開度を変化させることにより即座により簡易的に圧
縮機の温度を上昇させると共に、凝縮液化した冷媒を蒸
発させて圧縮機外に追い出し、運転中の液冷媒の圧縮機
摺動部に流れ込みによる潤滑不良による破損を防ぎ、よ
り簡易的な最適な運転と冷凍サイクル制御の実現を図る
ことが可能となる。
【0092】また、圧縮機の底部にヒータ加熱器6を設
置して加熱することにより、圧縮機底部に滞留する液冷
媒をより効果的に気化除去させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の制御装置の第1、第2、第
3実施例を示す冷凍サイクル図
【図2】第1実施例における電子制御回路図
【図3】第1実施例におけるブロック図
【図4】第1実施例におけるフローチャート
【図5】第2、第3実施例における電子制御回路図
【図6】第2、第3実施例におけるブロック図
【図7】第2実施例におけるフローチャート
【図8】第3実施例におけるフローチャート
【図9】本発明の冷凍装置の制御装置の第4実施例を示
す冷凍サイクル図
【図10】第4実施例における電子制御回路図
【図11】第4実施例におけるブロック図
【図12】第4実施例におけるフローチャート
【図13】本発明の冷凍装置の制御装置の第5、第6、
第7、第8、第9、第10の実施例を示す冷凍サイクル
【図14】第5、第6、第7実施例における電子制御回
路図
【図15】第5、第6、第7、第8、第9、第10にお
けるブロック図
【図16】第5実施例におけるフローチャート
【図17】第6実施例におけるフローチャート
【図18】第7実施例におけるフローチャート
【図19】第8、第9、第10実施例における電子制御
回路図
【図20】第8実施例におけるフローチャート
【図21】第9実施例におけるフローチャート
【図22】第10実施例におけるフローチャート
【図23】(a)第11実施例における圧縮機全体の構
成概要図 (b)第11実施例における圧縮機底部の詳細図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 4 減圧器 5 室内熱交換器 6 ヒータ加熱器 6a 加熱時間検出器 7 外気温度検出器 8 A/D変換器 9 LSI 10 圧縮機温度検出器 11 圧縮機内圧力検出器 12 室内ファン回転数検出器 13 室外ファン回転数検出器 14 運転周波数検出器 15 弁開度検出器 16 室内ファン 17 室外ファン 18 圧縮機モータ 19 膨張弁 20 入力回路 21 CPU 22 メモリ 23 出力回路 24 運転モード検出器 25 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤井 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段と、
    前記室外熱交換器には外気温度を検出して出力する外気
    温度検出手段を設置し、冷暖房の各運転起動前に前記外
    気温度検出手段から出力される外気温度と設定値とを比
    較して制御信号を出力する第一の比較手段、前記加熱手
    段が動作している時間を測定して出力する加熱時間検出
    手段、前記加熱時間検出手段から出力される値と設定値
    とを比較して制御信号を出力する第二の比較手段、前記
    加熱手段のON/OFFを制御する出力モードを記憶し
    た記憶手段、前記第一、第二の比較手段から発生する制
    御信号により前記記憶手段の出力モードの一つを選択す
    る選択手段と、前記記憶手段の出力モードに従い前記加
    熱手段のON/OFFを制御する出力手段により構成し
    た冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装
    置。
  2. 【請求項2】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前
    記室内熱交換器には室内ファン制御手段、前記室外熱交
    換器に室外ファン制御手段と外気温度を検出して出力す
    る外気温度検出手段を設置し、冷暖房の各運転起動前に
    前記外気温度検出手段から出力される外気温度と設定値
    とを比較して制御信号を出力する第一の比較手段と、前
    記加熱手段が動作している時間を測定して出力する加熱
    時間検出手段と、前記加熱時間検出手段から出力される
    値と設定値とを比較して制御信号を出力する第二の比較
    手段と、前記加熱手段と前記室内ファン制御手段と前記
    室外ファン制御手段のON/OFFを制御する出力モー
    ドを記憶した記憶手段と、前記第一、第二の比較手段か
    ら発生する制御信号により前記記憶手段の出力モードの
    一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モード
    に従い前記加熱手段と前記室内ファン制御手段と前記室
    外ファン制御手段のON/OFFを制御する出力手段に
    より構成した冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置
    の制御装置。
  3. 【請求項3】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段、前
    記室内熱交換器に室内ファン制御手段、前記室外熱交換
    器に室外ファン制御手段を設け、前記室外熱交換器に外
    気温度を検出して出力する外気温度検出手段を設置し、
    冷暖房の各運転起動前に前記外気温度検出手段から出力
    される外気温度と複数の設定値とを比較して制御信号を
    出力する第一の比較手段と、前記加熱手段が動作してい
    る時間を測定して出力する加熱時間検出手段と、前記加
    熱時間検出手段から出力される値と設定値とを比較して
    制御信号を出力する第二の比較手段と、前記加熱手段と
    前記室内ファン制御手段と前記室外ファン制御手段のO
    N/OFFを制御する出力モードを記憶した記憶手段、
    前記の第一、第二の比較手段から発生する制御信号によ
    り前記記憶手段の出力モードの一つを選択する選択手段
    と、前記記憶手段の出力モードに従い前記加熱手段と前
    記室内ファン制御手段と前記室外ファン制御手段のON
    /OFFを制御する出力手段により構成した冷媒に非相
    溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置。
  4. 【請求項4】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記室内熱交換器に室内フ
    ァン制御手段、前記室外熱交換器に室外ファン制御手段
    を設け、前記圧縮機に加熱手段と圧縮機の温度を検出し
    て出力する圧縮機温度検出手段を設置し、冷暖房の各運
    転起動前に前記圧縮機温度検出手段から出力される値と
    設定値とを比較して制御信号を出力する比較手段と、前
    記加熱手段と前記室内ファン制御手段と前記室外ファン
    制御手段のON/OFFを制御する出力モードを記憶し
    た記憶手段、前記比較手段から発生する制御信号により
    前記記憶手段の出力モードの一つを選択する選択手段
    と、前記記憶手段の出力モードに従い前記加熱手段と前
    記室内ファン制御手段と前記室外ファン制御手段のON
    /OFFを制御する出力手段により構成した冷媒に非相
    溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置。
  5. 【請求項5】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記室内熱交換器に室内フ
    ァン制御手段、前記室外熱交換器に室外ファン制御手段
    を設け、前記圧縮機に加熱手段と前記圧縮機の温度を検
    出して出力する圧縮機温度検出手段と前記圧縮機内の圧
    力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段を設置し、
    冷暖房の各運転起動前に前記圧縮機内圧力検出手段より
    検出された値から冷媒の飽和温度を演算して出力する演
    算手段と、前記演算手段により出力された値と前記圧縮
    機温度検出手段から検出された値と前記圧縮機飽和温度
    検出手段から出力される値を比較して制御信号を出力す
    る比較手段と、前記加熱手段と前記室内ファン制御手段
    と前記室外ファン制御手段のON/OFFを制御する出
    力モードを記憶した記憶手段、前記比較手段から発生す
    る制御信号により前記記憶手段の出力モードの一つを選
    択する選択手段と、前記記憶手段の出力モードに従い前
    記加熱手段と前記室内ファン制御手段と前記室外ファン
    制御手段のON/OFFを制御する出力手段により構成
    した冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装
    置。
  6. 【請求項6】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記圧縮機に加熱手段と圧
    縮機の温度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前
    記圧縮機内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出
    手段を設置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検
    出手段より検出された値から冷媒の飽和温度を演算して
    出力する演算手段と、前記演算手段により出力された値
    と前記圧縮機温度検出手段から検出された値を比較して
    制御信号を出力する比較手段と、前記加熱手段のON/
    OFFを制御する出力モードを記憶した記憶手段、前記
    比較手段から発生する制御信号により前記記憶手段の出
    力モードの一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の
    出力モードに従い前記加熱手段のON/OFFを制御す
    る出力手段により構成した冷媒に非相溶の冷凍機油を用
    いた冷凍装置の制御装置。
  7. 【請求項7】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記四方弁には運転モード
    を検出して出力する運転モード検出手段、前記室内熱交
    換器に室内ファン制御手段と室内ファンの回転数を検出
    して出力する室内ファン回転数検出手段、前記室外熱交
    換器に室外ファン制御手段と室外ファンの回転数を検出
    して出力する室外ファン回転数検出手段、前記圧縮機の
    温度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧縮
    機内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段を
    設置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手段
    より検出された値から冷媒の飽和温度を演算して出力す
    る演算手段と、前記演算手段により出力された値と前記
    圧縮機温度検出手段から検出された値を比較し制御信号
    を出力する比較手段と、前記室内ファンと前記室外ファ
    ンの回転数を制御する出力モードを記憶した記憶手段、
    前記比較手段から発生する制御信号により前記記憶手段
    の出力モードの一つを選択する選択手段と、前記記憶手
    段の出力モードに従い前記室内ファンと室外ファンの回
    転数を制御する出力手段により構成した冷媒に非相溶の
    冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置。
  8. 【請求項8】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記四方弁には運転モード
    を検出して出力する運転モード検出手段、前記室外熱交
    換器に室外ファン制御手段と室外ファンの回転数を検知
    し出力する室外ファン回転数検出手段、前記圧縮機の温
    度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧縮機
    内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段を設
    置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手段よ
    り検出された値から冷媒の飽和温度を演算して出力する
    演算手段と、前記演算手段により出力された値と前記圧
    縮機温度検出手段から検出された値を比較し制御信号を
    出力する比較手段と、前記室外ファンの回転数を制御す
    る出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手段から発
    生する制御信号により前記記憶手段の出力モードの一つ
    を選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モードに従
    い前記室外ファンの回転数を制御する出力手段により構
    成した冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御
    装置。
  9. 【請求項9】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機、
    四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環状に
    連結して冷媒回路を構成し、前記圧縮機には圧縮機運転
    周波数を検出して出力する運転周波数検出手段、前記圧
    縮機の温度を検出して出力する圧縮機温度検出手段、前
    記圧縮機内の圧力を検出して出力する圧縮機内圧力検出
    手段を設置し、冷暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検
    出手段より検出された値から冷媒の飽和温度を演算して
    出力する演算手段と、前記演算手段により出力された値
    と前記圧縮機温度検出手段から検出された値を比較し制
    御信号を出力する比較手段と、前記圧縮機の運転周波数
    を制御する出力モードを記憶した記憶手段、前記比較手
    段から発生する制御信号により前記記憶手段の出力モー
    ドの一つを選択する選択手段と、前記記憶手段の出力モ
    ードに従い前記圧縮機の運転周波数を制御する出力手段
    により構成した冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装
    置の制御装置。
  10. 【請求項10】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮
    機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を環
    状に連結して冷媒回路を構成し、前記圧縮機の温度を検
    出して出力する圧縮機温度検出手段、前記圧縮機内の圧
    力を検出して出力する圧縮機内圧力検出手段、前記減圧
    器の開度を検出して出力する開度検出手段を設置し、冷
    暖房の各運転中に前記圧縮機内圧力検出手段より検出さ
    れた値から冷媒の飽和温度を演算して出力する演算手段
    と、前記演算手段により出力された値と前記圧縮機温度
    検出手段から検出された値を比較し制御信号を出力する
    比較手段と、前記減圧器の開度の制御を行う出力モード
    を記憶した記憶手段、前記比較手段から発生する制御信
    号により前記記憶手段の出力モードの一つを選択する選
    択手段と、前記記憶手段の出力モードに従い前記減圧器
    の開度の制御を行う出力手段により構成した冷媒に非相
    溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置。
  11. 【請求項11】冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた圧縮機
    下部に冷凍機油の吸入口を有し、前記圧縮機下部を局部
    的に加熱する加熱手段を具備する請求項1から請求項6
    記載の冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御
    装置。
JP488595A 1995-01-17 1995-01-17 冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置 Pending JPH08193759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP488595A JPH08193759A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP488595A JPH08193759A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08193759A true JPH08193759A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11596144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP488595A Pending JPH08193759A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08193759A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102748A1 (ja) * 2007-02-23 2008-08-28 Daikin Industries, Ltd. 冷凍装置
WO2010091350A3 (en) * 2009-02-09 2011-02-17 Earthlinked Technologies, Inc. Oil return system and method for active charge control in an air conditioning system
CN102538134A (zh) * 2010-12-09 2012-07-04 三菱电机株式会社 空气调节机
JP2015025578A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 三浦工業株式会社 ヒートポンプ
CN109539465A (zh) * 2018-11-15 2019-03-29 珠海格力电器股份有限公司 一种压缩机的预热控制方法、装置、存储介质及空调
CN110949650A (zh) * 2019-12-04 2020-04-03 泰豪科技股份有限公司 一种空调防冻系统及其控制方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102748A1 (ja) * 2007-02-23 2008-08-28 Daikin Industries, Ltd. 冷凍装置
JP2008209036A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
WO2010091350A3 (en) * 2009-02-09 2011-02-17 Earthlinked Technologies, Inc. Oil return system and method for active charge control in an air conditioning system
CN102538134A (zh) * 2010-12-09 2012-07-04 三菱电机株式会社 空气调节机
AU2011223987B2 (en) * 2010-12-09 2013-01-31 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
CN102538134B (zh) * 2010-12-09 2014-11-19 三菱电机株式会社 空气调节机
JP2015025578A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 三浦工業株式会社 ヒートポンプ
CN109539465A (zh) * 2018-11-15 2019-03-29 珠海格力电器股份有限公司 一种压缩机的预热控制方法、装置、存储介质及空调
CN110949650A (zh) * 2019-12-04 2020-04-03 泰豪科技股份有限公司 一种空调防冻系统及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3861451B2 (ja) 超臨界冷凍サイクル
JP2004156858A (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクル装置の制御方法
JP3852591B2 (ja) 冷凍サイクル
JP3584276B2 (ja) 空調システム
JPH08193759A (ja) 冷媒に非相溶の冷凍機油を用いた冷凍装置の制御装置
JP2009085463A (ja) 空気調和機
JPH109687A (ja) 空気調和装置
JPH10227533A (ja) 空気調和機
JPH10325624A (ja) 冷凍サイクル装置
KR100347899B1 (ko) 공기조화기의인버터압축기제어방법
JPH10253205A (ja) 冷凍サイクル制御装置
JP5381749B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP3853550B2 (ja) 空気調和装置
JP2006118788A (ja) 空気調和機
JP4286064B2 (ja) 冷却装置
JPH0763430A (ja) 冷凍サイクルの飽和蒸気温度検出回路
JP2000018777A (ja) 冷暖房装置
JP3531049B2 (ja) 冷凍サイクル制御装置
JP2006118731A (ja) 空気調和機
JPH09159295A (ja) 冷凍装置の制御装置
JP2007010254A (ja) 空気調和機
JPH0776640B2 (ja) スクロール圧縮機を用いた冷凍装置の起動方法
JP2006170575A (ja) 圧縮機制御システム
JPH05215417A (ja) 空気調和装置
JPH08327194A (ja) 空気調和機