JPH08188445A - 赤外線透過ガラス - Google Patents
赤外線透過ガラスInfo
- Publication number
- JPH08188445A JPH08188445A JP6339099A JP33909994A JPH08188445A JP H08188445 A JPH08188445 A JP H08188445A JP 6339099 A JP6339099 A JP 6339099A JP 33909994 A JP33909994 A JP 33909994A JP H08188445 A JPH08188445 A JP H08188445A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- infrared radiation
- infrared
- transmitting glass
- radiation transmitting
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C4/00—Compositions for glass with special properties
- C03C4/10—Compositions for glass with special properties for infrared transmitting glass
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
- C03C13/04—Fibre optics, e.g. core and clad fibre compositions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/12—Silica-free oxide glass compositions
- C03C3/23—Silica-free oxide glass compositions containing halogen and at least one oxide, e.g. oxide of boron
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、可視域から波長8.0μmの赤外
域まで高い光線透過性を有し、しかも、熱的に安定で、
化学的耐久性が優れている赤外線透過ガラスを提供する
ことにある。 【構成】 モル%で、Bi2O3 20〜50%、PbO
10〜40%、ZnO0〜20%、CdF2 20〜
60%からなる。
域まで高い光線透過性を有し、しかも、熱的に安定で、
化学的耐久性が優れている赤外線透過ガラスを提供する
ことにある。 【構成】 モル%で、Bi2O3 20〜50%、PbO
10〜40%、ZnO0〜20%、CdF2 20〜
60%からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新しい赤外線透過ガラス
に関する。本発明のガラスは可視光域から波長8.0μ
mの赤外域まで高い光線透過性を有するため、近赤外、
赤外域において使用される各種光学機器に用いるレン
ズ、プリズム、フィルター、光計測ファイバーなどに利
用される。
に関する。本発明のガラスは可視光域から波長8.0μ
mの赤外域まで高い光線透過性を有するため、近赤外、
赤外域において使用される各種光学機器に用いるレン
ズ、プリズム、フィルター、光計測ファイバーなどに利
用される。
【0002】
【従来の技術】波長8.0μmの赤外域まで高い光線透
過性を有する赤外透過ガラスとしてフッ化物ガラスとカ
ルコゲン化物ガラスが知られている。しかし、どちらも
製造過程が繁雑で、かつ、熱的に不安定であるという欠
点がある。酸化物系ガラスとしては、アルミン酸塩ガラ
ス、ゲルマン酸塩ガラス、亜テルル酸塩ガラスなどが知
られているが、いずれも波長5.0μm以上の赤外域で
の光線透過性が非常に悪い。より長い波長の赤外域まで
良好な透過率を有する酸化物系ガラスとしては米国特許
3,723,141号に示されているBi2O3−PbO
−BaO−ZnO系のガラスと特開平5−132333
に開示されているGa2O3−Bi2O3−R2O(R:ア
ルカリ金属)系のガラスがある。しかし、これらの系の
ガラスは熱的に不安定で結晶化しやすく、安定なガラス
が得難い。
過性を有する赤外透過ガラスとしてフッ化物ガラスとカ
ルコゲン化物ガラスが知られている。しかし、どちらも
製造過程が繁雑で、かつ、熱的に不安定であるという欠
点がある。酸化物系ガラスとしては、アルミン酸塩ガラ
ス、ゲルマン酸塩ガラス、亜テルル酸塩ガラスなどが知
られているが、いずれも波長5.0μm以上の赤外域で
の光線透過性が非常に悪い。より長い波長の赤外域まで
良好な透過率を有する酸化物系ガラスとしては米国特許
3,723,141号に示されているBi2O3−PbO
−BaO−ZnO系のガラスと特開平5−132333
に開示されているGa2O3−Bi2O3−R2O(R:ア
ルカリ金属)系のガラスがある。しかし、これらの系の
ガラスは熱的に不安定で結晶化しやすく、安定なガラス
が得難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記の
欠点を除去すると同時に熱的に安定で、化学的耐久性が
よく、波長8.0μmの赤外域まで高い光線透過性を有
する赤外線透過ガラスを提供することにある。
欠点を除去すると同時に熱的に安定で、化学的耐久性が
よく、波長8.0μmの赤外域まで高い光線透過性を有
する赤外線透過ガラスを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、従来の技料
資料に具体的に示されていないBi2O3−PbO−Cd
F2三成分系において大きなガラス化範囲が存在するこ
とを発見した。この発見を基礎にさらにZnOを加えた
ところ、熱的に極めて安定で、化学的耐久性が優れてい
るガラスが得られることを見いだし、本発明をなすに至
った。
ために、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、従来の技料
資料に具体的に示されていないBi2O3−PbO−Cd
F2三成分系において大きなガラス化範囲が存在するこ
とを発見した。この発見を基礎にさらにZnOを加えた
ところ、熱的に極めて安定で、化学的耐久性が優れてい
るガラスが得られることを見いだし、本発明をなすに至
った。
【0005】すなわち、本発明はモル%で、Bi2O3
20〜50%、PbO 10〜40%、ZnO 0〜2
0%、CdF2 20〜60%からなることを特徴とす
る赤外線透過ガラスである。好ましい組成は、Bi2O3
20〜40%、PbO 15〜30%、ZnO 5〜
15%、CdF2 30〜50%からなる。これらの好
ましい組成から従来のガラス溶融および成形技術を使用
し、300gのバッチから均一なガラスが得られた。ガ
ラスの安定性および耐久性をさらに向上するためにP2
O5、SiO2、GeO2、B2O3、Al2O3、TeO2、
WO3などを添加することができるが、赤外透過性が悪
化するために各々2モル%以下にすべきである。
20〜50%、PbO 10〜40%、ZnO 0〜2
0%、CdF2 20〜60%からなることを特徴とす
る赤外線透過ガラスである。好ましい組成は、Bi2O3
20〜40%、PbO 15〜30%、ZnO 5〜
15%、CdF2 30〜50%からなる。これらの好
ましい組成から従来のガラス溶融および成形技術を使用
し、300gのバッチから均一なガラスが得られた。ガ
ラスの安定性および耐久性をさらに向上するためにP2
O5、SiO2、GeO2、B2O3、Al2O3、TeO2、
WO3などを添加することができるが、赤外透過性が悪
化するために各々2モル%以下にすべきである。
【0006】また、Li2O、Na2O、K2O、Mg
O、CaO、SrO、BaOなどを添加することが可能
であるが、それらの量が10モル%を超えるとガラスの
安定性と耐久性が低下するので、10モル%以下にすべ
きである。なお、レーザガラスとしてはTm、Erおよ
びPrなどの希土類酸化物を5モル%以下添加すること
もできる。
O、CaO、SrO、BaOなどを添加することが可能
であるが、それらの量が10モル%を超えるとガラスの
安定性と耐久性が低下するので、10モル%以下にすべ
きである。なお、レーザガラスとしてはTm、Erおよ
びPrなどの希土類酸化物を5モル%以下添加すること
もできる。
【0007】本発明ガラスは波長8.0μmの赤外域ま
で高い光線透過を示すと同時に、2.0以上という非常
に高い屈折率を持つため、光学レンズや非線形光学材料
としても期待できる。
で高い光線透過を示すと同時に、2.0以上という非常
に高い屈折率を持つため、光学レンズや非線形光学材料
としても期待できる。
【0008】本発明のガラスは通常の方法により容易に
製造できる。すなわち、上述の成分を所定のモル比で調
合し、よく混合した後白金坩堝に投入し、1000℃で
40分間溶融した。その後、溶液を金型に流し込み、冷
却することによって均一なガラスが容易に製造できる。
製造できる。すなわち、上述の成分を所定のモル比で調
合し、よく混合した後白金坩堝に投入し、1000℃で
40分間溶融した。その後、溶液を金型に流し込み、冷
却することによって均一なガラスが容易に製造できる。
【0009】
【実施例】次に実施例について説明する。表1に本発明
の実施例についてこれらのガラスの屈折率(nd)、可
視吸収端波長、赤外吸収端波長およびガラスの光透過率
の50%での波長を示す(厚さ1mm)。表に示すよう
に本発明のガラスは屈折率が高くて、可視域から波長1
1.5μmの赤外域まで透明で8.0μmまで50%以
上の透過率を有することがわかる。
の実施例についてこれらのガラスの屈折率(nd)、可
視吸収端波長、赤外吸収端波長およびガラスの光透過率
の50%での波長を示す(厚さ1mm)。表に示すよう
に本発明のガラスは屈折率が高くて、可視域から波長1
1.5μmの赤外域まで透明で8.0μmまで50%以
上の透過率を有することがわかる。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明の赤外線透過
ガラスは、Bi2O3−PbO−ZnO−CdF2系ガラ
スであり、熱的に安定で化学的耐久性にも優れており、
赤外域に優れた光線透過性を有するものである。
ガラスは、Bi2O3−PbO−ZnO−CdF2系ガラ
スであり、熱的に安定で化学的耐久性にも優れており、
赤外域に優れた光線透過性を有するものである。
図1は本発明ガラスNo.2の赤外透過スペクトルであ
る(厚さ1mm)。
る(厚さ1mm)。
Claims (3)
- 【請求項1】 Bi2O3−PbO−ZnO−CdF2系
からなることを特徴とする赤外線透過ガラス。 - 【請求項2】 モル%で、Bi2O3 20〜50%、P
bO 10〜40%、ZnO 0〜20%、CdF2
20〜60%からなることを特徴とする請求項1に記載
の赤外線透過ガラス。 - 【請求項3】 モル%で、Bi2O3 20〜40%、P
bO 15〜30%、ZnO 5〜15%、CdF2
30〜50%からなることを特徴とする請求項1に記載
の赤外線透過ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6339099A JPH08188445A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 赤外線透過ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6339099A JPH08188445A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 赤外線透過ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08188445A true JPH08188445A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=18324257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6339099A Pending JPH08188445A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 赤外線透過ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08188445A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001213635A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-08-07 | Asahi Glass Co Ltd | 光増幅ガラス |
US10466098B2 (en) | 2014-08-11 | 2019-11-05 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Infrared-transmitting glass |
-
1994
- 1994-12-29 JP JP6339099A patent/JPH08188445A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001213635A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-08-07 | Asahi Glass Co Ltd | 光増幅ガラス |
US10466098B2 (en) | 2014-08-11 | 2019-11-05 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Infrared-transmitting glass |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |