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JPH08186456A - 自動利得制御装置 - Google Patents

自動利得制御装置

Info

Publication number
JPH08186456A
JPH08186456A JP32640294A JP32640294A JPH08186456A JP H08186456 A JPH08186456 A JP H08186456A JP 32640294 A JP32640294 A JP 32640294A JP 32640294 A JP32640294 A JP 32640294A JP H08186456 A JPH08186456 A JP H08186456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
field strength
information
fluorescent lamp
fading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32640294A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyuki Soeya
みゆき 添谷
Hiroshi Tsurumi
博史 鶴見
Tadahiko Maeda
忠彦 前田
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32640294A priority Critical patent/JPH08186456A/ja
Publication of JPH08186456A publication Critical patent/JPH08186456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】蛍光灯フェージングのような高速の受信電界強
度変動に対しても追従可能とした無線通信端末用の自動
利得制御装置を提供する。 【構成】無線通信端末の受信信号を入力とする可変利得
回路13と、受信信号の電界強度を検出して電界強度情
報を出力する電界強度検出回路14と、電界強度情報を
所定のサンプリング周期でサンプリングするサンプリン
グ回路18と、サンプリングされた電界強度情報を入力
して所定周期の電界強度変動成分の少なくとも1周期分
の情報を記憶するメモリ21と、このメモリ21から読
み出される情報に基づいて可変利得回路13の利得を制
御する利得制御回路17,23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動利得制御装置に係
り、特に無線LANや第二世代コードレス電話システム
等において屋内で使用される無線通信端末に適した自動
利得制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信に用いられる無線端末では、端
末自身の移動または端末周囲の人の移動等により、受信
信号の電界強度が変動する。このため端末には通常、検
波部へ入力する信号電圧を適正値に設定し、常に良好な
通話品質を確保するために、自動利得制御(AGC)機
能を備えられている。このようなAGCに要求される性
能の一つに、受信電界強度変動への追従性がある。受信
電界強度変動の周波数は一般に端末の移動速度と使用さ
れる無線周波数帯から決まるので、端末が使用される状
況に応じて様々な値となり、一般には想定される最悪値
を基準としてAGCは設計される。受信電界強度変動の
周波数は、例えば第二世代コードレス電話では6Hz程
度であり、自動車電話では50Hz〜80Hzである。
【0003】一方、コードレス電話の端末のような屋内
で使用される無線通信端末では、上記のような端末や周
囲の人の移動に起因する受信電界強度の変動のほか、さ
らに蛍光灯による受信電界強度の変動がある。蛍光灯
は、点灯時には電波にとって導体に見え、消灯時には絶
縁体に見えるため、蛍光灯に入射した電波は商用交流電
源の電源周波数の2倍で振幅変調を受ける。このため、
受信信号には蛍光灯からの反射波と蛍光灯に入射しない
直接波との干渉により、電源周波数に同期した電界強度
変動が生ずる。このような蛍光灯による受信電界強度の
変動は蛍光灯フェージングと呼ぶ。この蛍光灯フェージ
ングによる受信電界強度の変動速度は蛍光灯の点灯周期
の2倍、つまり電源周波数の2倍であり、具体的には関
東地区の場合で100Hz、関西地区の場合で120H
zと、端末の移動や周囲の人の移動による変動速度に比
較して高速である。
【0004】このような高速の受信電界強度の変動に対
して、無線通信端末の持つAGCが追従可能であれば問
題ないが、従来のAGCは低速フェージングに対して追
従するように設計されており、蛍光灯フェージングのよ
うな高速の電界強度変動に追従するのは困難であった。
この結果、蛍光灯フェージングに対してはAGC後段の
検波器の入力電圧が所定範囲内に制御されず、通信品質
の劣化が生ずるという問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の無線通信端末に内蔵されたAGCでは、蛍光灯による
高速な受信電界強度の変動に追従することができないた
め、屋内で使用される無線通信端末においては、通信品
質が劣化するという問題があった。本発明は、蛍光灯フ
ェージングのような高速の受信電界強度変動に対しても
追従可能とした自動利得制御装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は受信信号の蛍光灯による受信電界強度の変
動は電源周波数に依存して周期性を持つ点に着目し、そ
の周期の電界強度変動成分の情報を記憶しておき、これ
に基づいて自動利得制御を行うようにしたことを骨子と
する。
【0007】すなわち、本発明に係る自動利得制御装置
は、無線通信端末の受信信号を入力とする可変利得手段
と、前記受信信号の電界強度を検出し、その電界強度情
報を所定のサンプリング周期でサンプリングするサンプ
リング手段と、このサンプリング手段によりサンプリン
グされた電界強度情報を入力して所定周期の電界強度変
動成分の少なくとも1周期分の情報を記憶する記憶手段
と、この記憶手段から読み出される情報に基づいて前記
可変利得手段の利得を制御する利得制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】この場合、サンプリング手段でのサンプリ
ング周期は、無線通信端末が使用される屋内に設置され
た蛍光灯によるフェージング周期と異なる周期であるこ
とが望ましい。すなわち、サンプリング周波数は商用交
流電源の周波数の整数倍と異なる周波数であることが望
ましい。さらに言い換えれば、サンプリング周期はと蛍
光灯フェージングの周期の差分の整数倍が蛍光灯フェー
ジングの周期と等しくなるように設定することが望まし
い。
【0009】また、本発明に係る他の自動利得制御装置
は、上記の記憶手段から読み出される情報と前記電界強
度情報との差分を検出する差分検出手段と、この差分検
出手段の出力を所定時間積分する積分手段と、この積分
手段の出力が所定値以上になったとき前記記憶手段の内
容を更新する更新手段をさらに具備することを特徴とす
る。
【0010】また、本発明を時分割多重システムに用い
られる無線通信端末に使用される自動利得制御装置に適
用する場合は、前記電界強度情報と記憶手段から読み出
されるサンプリングされた情報を比較し、同じ電界強度
となるサンプリング点の蛍光灯フェージングの周期に対
する相対位相を出力する位相検出手段と、時刻tn
(n;整数)に検出された位相検出手段の出力を初期値
とし、この初期値および記憶手段から読み出された情報
を入力とし、時刻tn+m(ここに、tn+m>tn,
m;1以上の整数)で検出が予想される電界強度を推定
して出力する電界強度推定手段とをさらに具備すること
を特徴とする。
【0011】この場合、無線通信端末の電源として用い
られる商用交流電源の出力を蛍光灯フェージングの周期
の情報として位相検出手段の入力としてもよい。また、
本発明においては蛍光灯の点灯時刻および消灯時刻を検
出する光検出手段を具備し、この光検出手段の出力を蛍
光灯フェージングの周期の情報として上記の位相検出手
段の入力としてもよい。
【0012】さらに、本発明においては無線通信端末の
電源として用いられる商用交流電源の周波数の2倍に遮
断中心周波数を有する遮断特性を持つ帯域遮断フィルタ
を用いて、受信信号に含まれる蛍光灯フェージングの影
響を除去することも可能である。
【0013】
【作用】蛍光灯フェージングの周期、つまり蛍光灯の点
滅に起因する無線通信端末の受信電界強度の変動の周期
は、蛍光灯を駆動する商用交流電源の周波数により依存
する固定の値であり、また充分長い時間において蛍光灯
フェージングによる受信電界強度の変動はフェージング
周期の周期関数と見なせる。
【0014】本発明では、予め蛍光灯フェージングなど
による周期的な受信電界強度の変動情報を記憶してお
き、所定時刻での受信電界強度を精度良く推定すること
が可能となるため、これを用いて自動利得制御を行う。
このようにすることにより、蛍光灯フェージングのよう
な高速の受信電界強度変動への追従が可能となる。
【0015】また、蛍光灯フェージングは無線通信端末
の周囲にいる人や、端末自身の移動により状況が変化す
る。このように蛍光灯フェージングの状況が変化した場
合、記憶手段に記憶されている情報は、実際の蛍光灯フ
ェージングによる電界強度変動を反映しない不適切なも
のとなる。
【0016】そこで、本発明では記憶手段から読み出さ
れる情報と電界強度検出手段によりリアルタイムで得ら
れる電界強度情報との差分を検出してこれを所定時間積
分し、その積分値が所定値以上になったとき記憶手段の
内容を更新することにより、このように蛍光灯フェージ
ングの状況変化に対応して常に最適な自動利得制御を行
うことができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の一実施例に係る自動利得
制御装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、アンテナ11で受信された受信信号はバンドパスフ
ィルタ12により所望周波数の成分のみ抽出された後、
可変利得回路13と電界強度検出回路14に入力され
る。電界強度検出回路14は、無線端末内では通常、中
間周波数帯またはベースバンド帯で受信信号の電界強度
を検出する。電界強度検出を中間周波数帯で検出する場
合には、一般に低域通過特性をもつフィルタを通過させ
た後、電圧検出を行う。また、ベースバンド帯で電界強
度検出を行う場合には直交復調後のI,Qチャネルから
複素包絡を検出することにより行う。本発明は、これら
いずれの場合にも適用できるが、特に応答速度の高速化
が困難なベースバンド帯での検出が有効である。
【0018】電界強度検出回路14から出力される電界
強度情報Etは、減算器15により基準値との差分がと
られ、この差分がローパスフィルタ16および加算器1
7を経て可変利得回路17に利得制御信号として供給さ
れる。可変利得回路17は、例えば利得を電気的に制御
できる可変利得増幅器により構成される。これらの電界
強度検出回路14〜減算器15〜ローパスフィルタ16
〜加算器17〜可変利得回路17による制御ループは、
無線通信端末の移動や周囲の人の移動による通常の受信
電界強度変動に対して、可変利得回路17から出力され
る信号の振幅を一定にするための従来から設けられてい
るAGCループと同様のものである。
【0019】また、電界強度検出回路14から出力され
る電界強度情報Etは、蛍光灯フェージングに対するA
GCのために、まずサンプリング回路18にも入力さ
れ、サンプリングクロック発生回路19からの周期Ts
のサンプリングクロックによりサンプリングされる。な
お、これらサンプリング回路12と電界強度検出回路1
4の順序は図1と逆であってもよい。サンプリングクロ
ックは、無線通信端末内で発生されるクロックを分周し
たもので代用することもできる。サンプリング回路18
からは、サンプリングされた離散的な電界強度情報Ek
が出力される。この電界強度情報Ekはデータレジスタ
20に一旦保持される。
【0020】データレジスタ20は例えばシフトレジス
タにより構成されたもので、その段数は蛍光灯フェージ
ングの周期とサンプリングクロックの周波数に基づいて
設定され、例えば蛍光灯フェージングの一周期分のサン
プリングされた電界強度情報Ekを保持するものとすれ
ば、蛍光体フェージングの周期とサンプリング間隔の差
が蛍光体フェージングの1周期の1/10の場合、10
段である。データレジスタ20に格納できるデータ長を
n(n;整数)とすると、データレジスタ20には{e
1,e2,……,en}なる電界強度情報が保持される
ことになる。
【0021】データレジスタ20の出力は、メモリ21
に書き込み許可信号WEによる指示の下で書き込まれ
る。メモリ21は、製造後に外部から書き替えできるも
のであり、RAM,EPROMあるいはシフトレジスタ
等が用いられる。メモリ21の内容は、通信中に読み出
し用クロック発生回路22からの読み出し用クロックに
よ読み出される。読み出し用クロックに代えて、これに
同期したアドレス信号を用いてもよい。また、図1では
データレジスタ20の出力を直接メモリ21に入力して
いるが、CPUを介して入力してもよい。
【0022】メモリ21から読み出される電界強度変動
情報は、D/A変換器23により蛍光灯フェージングに
対するAGCのためのアナログの利得制御信号とされた
後、加算器17を介して可変利得回路13に利得制御信
号として供給される。なお、利得制御を離散的に行う場
合には、D/A変換器23を用いず、メモリ21から読
み出されるディジタル的な電界強度情報をそのまま利得
制御信号として用いてもよい。
【0023】次に、図2を参照して本実施例の動作を説
明する。蛍光灯フェージング、つまり蛍光灯による受信
電界強度の変動は、充分長い時間において周期TfLの関
数と見なすことが出来る。ここで、TfLは蛍光灯フェー
ジングの周期である。すなわち、蛍光灯による受信電界
強度の変動は E(t)=E(t−n・TfL) n:整数 で表わされ、波形で表わすと図2(a)に示すようにな
る。この蛍光灯による電界強度の最大変動レベルは、図
2(a)に示すように周期TfL毎に発生する。本実施例
では、蛍光灯フェージングに相当する電界強度変動情報
をフェージング周期TfLの一周期分だけメモリ21で記
憶し、これを随時メモリ21から読み出して可変利得回
路13に対する利得制御に反映させる。
【0024】次に、サンプリング回路18によりサンプ
リングした電界強度情報を用いて、フェージング周期の
一周期分の電界強度変動を推定する手法について述べ
る。図2(a)に示す電界強度情報E(t)を電界強度
検出回路14からサンプリング回路18に入力し、サン
プリングクロック発生回路19からの図2(b)に示す
適当な周期Ts(サンプリング周期)のサンプリングク
ロックでサンプリングすることによって、図2(c)に
示す離散的な電界強度情報{e1,e2,e3,…,e
6}を得たとする。ここで、サンプリング周期TsをT
s≠m・TfL(n:整数)と設定することより、相異な
る位相の電界強度情報をサンプリングすることが可能で
ある。このようにサンプリング周期Tsを設定すること
より、等価的に周期TfL−Tsのサンプリングクロック
によって一周期分の電界強度情報をサンプリングしたこ
とになる。この点について、図3を用いて詳細に説明す
る。
【0025】図3は、サンプリング周期Tsと蛍光灯フ
ェージングの周期TfL、および両者の差分で定義される
周期Ter=TfL−Tsの関係を示す。なお、図3では
Ts<TfLとしたが、Ts>TfLであってもよい。ここ
で、図3に示すサンプリングクロックの立ち上がりで、
電界強度情報をサンプリングすることにすると、電界強
度情報は蛍光灯フェージングの一周期内で1サンプル検
出され、検出時刻は蛍光灯フェージングの一周期区間
で、Ter→2×Ter→3×Terのように、Terなる時間
ずつシフトする。この場合、フェージング周期の(TfL
/Ter)倍の時間において、蛍光灯フェージングの一周
期区間が繰り返されるとすれば、蛍光灯フェージングに
よる電界強度変動を(TfL/Ter)サンプル/周期した
ことに等しい。例えば、フェージング周期TfLを1/1
00Hz、サンプリングクロックの周波数を11kHz
とすると、単位周期当たり10サンプルであり、全デー
タの取得に要する時間は1secである。
【0026】このように、サンプリング周期Tsと蛍光
灯フェージングの周期TfLの差分の整数倍がTfLに等し
くなるようにサンプリング周期Tsを設定することによ
り、蛍光灯フェージングである図2(a)に示す電界強
度変動を推定することができる。
【0027】次に、メモリ21に記憶した電界強度変動
情報を読み出し、利得制御に反映させる手法について述
べる。サンプリングされた電界強度情報は、充分長い時
間において有効であるから、これをEPROMやRAM
あるいはレジスタ等のラッチ回路を含むメモリ21に記
憶させ、読み出しクロックに同期したアドレスデータを
入力して読み出すことにより、従来のAGCで用いられ
ていた積分操作を行わずに電界強度を推定することが可
能である。この動作に関して、図2を用いて説明する。
【0028】図2(e)に示した周期TR のクロック
は、メモリ21に記憶されたサンプリングされた電界強
度情報のデータを読み出すための読み出しクロックであ
り、読み出し用クロック発生回路22で発生される。こ
こでは、TR =Terとすることにより、蛍光灯フェージ
ングに起因する図2(d)に示す電界強度変動を推定す
ることが可能となる。そして、メモリ21から読み出さ
れる電界強度変動の推定値を図2(a)に示した受信電
界強度変動に同期させ、可変利得回路13の利得制御に
使用する。
【0029】次に、こうして推定した図2(d)の電界
強度変動を図2(a)の受信電界強度情報と同期させる
手法について述べる。無線通信端末に入力する受信信号
の蛍光灯フェージングによる電界強度変動は、蛍光灯の
点灯周期および無線通信端末が使用する商用交流電源に
同期する。従って、蛍光灯の点灯時刻と消灯時刻を検出
する光検出器出力、並びに商用交流電源の振幅情報を用
いることにより、無線通信端末に入力する受信信号の蛍
光灯フェージングがメモリ21内のどのサンプル値に相
当するかが分かる。すなわち、光検出器出力が最大値と
なったとき蛍光灯フェージングも最大であるような光検
出器を用いた場合、光検出器出力が最大となった時刻に
同期して、メモリ21内のサンプリング値から最大値の
データつまり図2(d)のe6を読み出せばよい。一
方、商用交流電源の振幅値を検出し、振幅の最大値を検
出した時刻に同期して、メモリ21内のサンプリング値
の中から所定のものを出力すればよい。
【0030】本実施例では、蛍光灯フェージングが蛍光
灯の点灯周期および商用交流電源の周期に同期する性質
を利用したものであるが、検出された電界強度情報のみ
から蛍光灯フェージングに相当する電界強度変動の推定
値と無線通信端末で受信される実際の蛍光灯フェージン
グの同期確立が可能である。これに関しては、後に詳細
に述べる。
【0031】(実施例2)図4は、本実施例に係る自動
利得制御装置の要部を示したもので、図1の構成に加え
て、メモリ21に記憶されたデータの更新手段が新たに
設けられている。メモリ21は、前述したように一周期
分の蛍光灯フェージングによる電界強度変動情報を記憶
しているが、無線通信端末の周囲にいる人や物体、ある
いは無線通信端末の移動に伴い、蛍光灯フェージングの
様子は変化する。従って、現実にはメモリ21の内容を
蛍光灯フェージングの変化に応じて適宜更新かることが
必要である。
【0032】図4において、図1のサンプリング回路1
8でサンプリングされた電界強度情報Ekは、データレ
ジスタ20に保持される。データレジスタ20はシフト
レジスタであり、保持したデータをサンプリング回路1
8のサンプリング周期で一つずつ図の下方にシフトさせ
る。メモリ21は書き込み許可信号WEにより、データ
レジスタ21に保持したデータを読み込む。ここで、本
実施例では図1の電界強度検出回路14によりリアルタ
イムで検出している電界強度情報と、メモリ21から出
力される電界強度変動情報を比較し、比較出力がある一
定値以上となったときに書き込み許可信号WEを出力す
る。
【0033】すなわち、差分検出回路25においてデー
タレジスタ20を介して出力される電界強度検出回路1
4からの電界強度情報と、メモリ21からデータレジス
タ26を介して出力されるメモリ21からの電界強度変
動情報との差分がとられる。データレジスタ26は、差
分検出回路25の二つの入力を同期させるために設けら
れている。差分検出回路25から出力される差分情報は
累積加算器27に入力され、一定時間累積加算、つまり
積分される。この累積加算器27の出力は比較器28に
入力され、所定値Vthと比較される。比較器28は、
累積加算器27の出力が所定値Vth以上になったこと
をもって、書き込み許可信号WEをメモリ21に出力す
る。
【0034】このように本実施例では、図1の電界強度
検出回路14によりリアルタイムで検出されている電界
強度情報と、メモリ21に保持されている電界強度変動
情報を比較し、両者の差分が所定値以上になったときメ
モリ21の内容を更新することにより、常に蛍光灯フェ
ージングの変化に対応したより適切な自動利得制御を行
うことができる。
【0035】(実施例3)本実施例では、時分割多重通
信(TDMA)に用いられる無線通信端末に内蔵される
自動利得制御装置について説明する。時分割多重通信に
おいては、無線通信端末はフレーム周期のタイミングで
受信を行う。時分割スロットの長さに対してフェージン
グによる電界強度変動は充分長い場合、スロット内では
電界強度は一定とみなすことが出来る。特に、利得制御
を連続的にでなく切替えて離散的に行うAGCの場合に
は、切替時に雑音が発生し伝送品質が劣化する。これを
回避するためには、時刻tnで受信したスロット内で検
出される電界強度を基に、時刻tn+1で受信されるス
ロットにおける利得設定を、使用しないスロット区間で
行うことが有効である。
【0036】しかし、このような利得制御はフェージン
グによる電界強度変動がスロット間隔に対して充分ゆっ
くりであると前提された場合にのみ適用できるもので、
蛍光灯フェージングのように高速な電界強度変動への追
従は従来困難であった。例えば、第二世代コードレス電
話のフレーム周波数は200Hzであり、関東地区では
蛍光灯フェージングの周波数(100Hz)の2倍に相
当する。すなわち、蛍光灯フェージングの1周期に2回
スロットを受信することになり、前回の受信スロット内
で検出した受信電界強度情報を利用する利得切替型AG
Cの場合、利得切替えの誤動作により受信品質が劣化す
ると予測される。
【0037】これに対し、本実施例では無線通信端末が
次に受信するスロットの時刻が分かる点に着目して、予
め学習し記憶させた蛍光灯フェージングのパターンと、
過去に検出した電界強度の履歴とから、次の受信スロッ
トにおける蛍光灯フェージングの電界強度変動を推定
し、利得制御に反映させることによって、利得切替の誤
動作を未然に回避することが可能である。
【0038】この動作について図5を用いて詳細に説明
する。図5(a)は、端末が予め学習した蛍光灯フェー
ジングの波形である。ここに、TfLは蛍光灯フェージン
グの周期である。学習した波形は充分長い時間有効であ
るとする。蛍光灯フェージングが図5(a)のように生
ずるとき、一例として受信するスロットのタイミングを
同図(b)に示した。ここで、受信スロットの間隔、す
なわちフレーム周期はTsLである。各スロットで検出さ
れる電界強度を図5(a)中にe0〜e4で示した。こ
こで、フレーム周期TsLとフェージング周期TfLは一定
であるため、最初のスロットの位置B0をフェージング
周期に対する相対位相として特定することにより、その
後に検出される電界強度e1〜e4が推定できる。以
下、初期スロットの蛍光灯フェージングに対する位相検
出を行う方法について詳細に説明する。
【0039】図6では、最初の1スロットで位相検出を
行う方法について述べる。ここに、位相とは蛍光灯フェ
ージングの周期に対するスロットの受信時刻で定義す
る。本実施例では、電界強度値と差分値を検出すること
により位相検出を行うものであり、一スロット区間内で
の電界強度変動が多少ある場合有効である。図6におい
て、電界強度検出回路30は電界強度の瞬間値をスロッ
ト内の平均電界強度を検出するものであり、通常はスロ
ット内で積分した値を用いるが、スロットの中央あるい
は後部付近において所定時間積分した値で代用してもよ
い。ここで、スロットの平均電界強度をeiとする。そ
の他の電界強度検出回路31,32,33は、各々スロ
ットの前、中、後において瞬時電界強度を所定時間積分
した値eib,eim,eieをそれぞれ出力する。
【0040】差分回路34,35は、スロット前段部を
基準とした中央部の相対強度(eim−eib)、並び
にスロット中央部を基準とした後段部の相対強度(ei
e−eim)を求め、双方の符号情報(+または−)を
出力する。ここで、差分回路34,35から出力された
符号情報が正の場合には、検出区間で電界強度は増加し
たと判定でき、逆に、符号情報が負の場合には、検出区
間で電界強度は減少したと判定できる。尚、差分回路3
4,35をディジタル信号処理で実現する場合は、符号
情報をMSBで代用してもよい。
【0041】メモリ36は、電界強度の絶対値と差分回
路34,35からの符号情報により相対初期位相B0を
推定して出力する。すなわち、電界強度検出回路30で
検出した電界強度は2つの位相をとる可能性がある。単
調増加部分でのeiに対する位相と、単調減少部分での
eiに対する位相である。本実施例では、これらの区別
をスロットの前後で検出した電界強度の差分情報を用い
ることにより行う。
【0042】次に、検出した電界強度の履歴情報を基
に、蛍光灯フェージングに対する受信スロットの位相を
特定する方法について述べる。本実施例では第一スロッ
トに検出した電界強度情報を基に、第二スロットで検出
されると推定できる電界強度の候補値群を決定し、候補
値群と第二スロットで検出した電界強度とから第一スロ
ットの位相情報を決定する。
【0043】この初期位相決定手順を図7に示すフロー
チャートを用いて説明する。先ず、時刻tiでスロット
を受信し、電界強度eiを検出する(ステップS1〜S
2)。端末は、予め蛍光灯フェージングの位相に対する
電界強度変動を学習し、ステップS3中に示される記憶
テーブルに記憶しているものとする。従って、この記憶
テーブルを参照することにより、電界強度変動eiに対
する位相の候補φ1,φ2を知ることができる。更に、
スロットiの相対位相がφ1,φ2であるとしたとき、
スロットi+1で検出される電界強度の絶対値が推定可
能である。
【0044】次のステップS4では、初期位相に対する
自スロットの電界強度推定値をそれぞれφ1→e3,φ
2→e4とする。続いて、時刻ti+1でスロットi+
1を受信し(ステップS5)、さらに電界強度ei+1
を検出して先に推定した電界強度の候補値と検出値ei
+1との比較を行い(ステップS6)、e3である場合
は初期位相がφ1と判定し(ステップS7)、e4であ
る場合は初期位相がφ2であると判定する(ステップS
8)。ここにe3とe4の誤差が充分小さいときには、
ほぼφ1=φ2であることは明らかである。さらに、検
出した電界強度ei+1と各候補値e3,e4との差分
をとり、差の小さい方と組になっている位相を初期値と
してもよい。なお、蛍光灯による電界強度変動の学習
は、実施例1においてサンプリング周期Tsをフレーム
周期に一致させることにより可能である。
【0045】(実施例4)図8は、第二世代コードレス
電話のように、フレーム周期が蛍光灯フェージングの周
期の整数倍である場合の実施例を示す図である。本実施
例では、フレーム周期が周期に対して同期するため、ス
ロットでサンプリングした電界強度と同一のものが繰り
返される確率が高いことを利用して、過去の検出値を基
に利得制御を行う。可変利得回路41は、利得制御テー
ブル45からの利得制御信号により所望の利得に制御さ
れる。受信信号は、この可変利得回路41により後段の
A/D変換器42に適正な電圧値になるように増幅され
た後、A/D変換器42によりディジタル化される。A
/D変換器42の出力は電界強度検出回路43に入力さ
れ、受信信号の包絡線レベルが検出されることにより、
電界強度情報が出力される。
【0046】この電界強度情報はシフトレジスタ44に
入力され、スロットに同期したクロック46により遅延
されて出力される。シフトレジスタ44の遅延量は、出
力される電界強度と利得制御されるスロットで検出され
る電界強度とが一致するように設定される。
【0047】受信信号は、実際には度々述べたように周
囲の人の動きや端末の移動により、ゆっくりとしたフェ
ージングを受けている。これに対応するため、本実施例
ではシフトレジスタ44の出力と、電界強度検出回路4
3で検出された電界強度との差分を求める差分回路47
により電界強度変動量が算出され、これが利得制御テー
ブル45による利得制御に反映される。利得制御テーブ
ル45は、連続的な制御により利得制御を行う場合に
は、D/A変換器を含むものとする。
【0048】次に、本実施例の動作を図9を用いて説明
する。図9(a)は周期TfLの蛍光灯フェージングの上
に、更に周囲の人の移動や端末自身の移動に伴う比較的
ゆっくりとしたフェージングが重畳した場合の電界強度
変動を示している。本実施例では無線端末は時分割多重
のシステムへの適用を前提とし、周期TsL毎にバースト
的に受信を行う場合について述べる。例えば、第二世代
コードレス電話では1/TsL=200Hzであり、図9
(b)に示すように蛍光灯フェージングの一周期区間当
たり2回バースト受信を行う。図9(c)に、各受信バ
ースト内で検出した受信電界強度値E(k)に示す。こ
こで、連続したバースト間の電界強度検出値の遷移50
に対し、一つおきに検出した電界強度遷移51,52の
方がバースト間のレベル変動が少ない。またバーストの
長さはフェージング周期に比べ充分時間的に短いことか
ら、バースト内で利得設定は1回のみ行えば良い。
【0049】すなわち、ゆっくりとしたフェージングが
想定される場合は、前々回の受信スロット内で検出した
電界強度情報を基に次の利得を設定することが可能であ
る。これは一般に、蛍光灯フェージングの周期TfLとT
DMAのフレーム周期TsLの関係が整数倍のときに有効
である。すなわち、TfL=m・TsL(m;整数)である
とき、mバースト前に検出した電界強度情報を参照すれ
ばよい。
【0050】(実施例5)ところで、実際にはフレーム
周期TsLとフェージング周期TfLの同期誤差や、端末の
使用条件の変化により定期的に図7中に示す記憶テーブ
ル(e,φ)の更新が必要である。そこで、本実施例で
はこの記憶テーブル(e,φ)の更新手段を備えた自動
利得制御装置について述べる。
【0051】図10において、可変利得回路60は利得
推定部61からの制御信号により利得が制御される。記
憶テーブル62は、予め学習され記憶された電界強度e
と相対位相φに対応したテーブル(e,φ)を持ち、初
期電界強度e0とスロット受信時刻tiを入力として、
これらと過去の電界強度の履歴{e0,e1,……,e
i−1}とから所定時刻tiに受信される電界強度を予
測し、同期回路65へ出力する。減算器63は、同期回
路65を介して入力される受信電界強度の推定値と、こ
れを基に設定した利得を有する可変利得回路60で増幅
した受信信号から電界強度検出回路63で得られる実際
の電界強度との誤差を求める。そして、積分回路66で
減算器65からの誤差出力を一定時間積分した値67を
出力し、これを用いてテーブル62の更新を行う。
【0052】(実施例6)図11に、本実施例に係る自
動利得制御装置を示す。蛍光灯フェージングの周期は通
常の場合、人や周辺の動きによるフェージング周期に比
べ充分速いことから、実施例1ではこれらの異なるフェ
ージング周期に対応する二通りのAGCを2通り持って
いる。
【0053】これに対し、本実施例では蛍光灯のフェー
ジング周期が予め分かることを利用して、図12(c)
示すような蛍光灯フェージングの周波数TfLに遮断帯域
のある特性をもつ帯域遮断フィルタを用いることによ
り、蛍光灯フェージングの影響を除去することによって
AGCの構成の簡易化を図っている。
【0054】具体的には、本実施例においては可変利得
回路70の出力信号をA/D変換器75でディジタル化
した後、包絡線検出回路74でディジタル的に包絡線レ
ベルを検出し、さらにその変動を検出する。ここで、包
絡線レベル変動の検出は、包絡線検出回路74と、この
包絡線検出回路74の出力と基準値との差分をとる差分
回路73と、雑音抑圧のためのループフィルタ72およ
びループゲイン付与回路71によって行われる。ここ
で、ループゲイン付与回路71により付与されるループ
ゲインは、人や周辺の動き等を考慮した時定数に基づい
て設定する。本実施例では、AGCがフィードバックル
ープであるが、フィードフォワードループであっても差
し支えない。
【0055】一方、蛍光灯フェージングの周期に帯域遮
断特性を持つ帯域遮断フィルタ76をA/D変換器75
の出力側に配置することにより、高速なフェージングに
よる電界強度変動を吸収する。この動作を図12を用い
て説明する。
【0056】図12(a)は、蛍光灯フェージングの影
響を受けた受信信号波形Einを示している。図のように
周期TfL毎に電界強度が大きく下がる。この蛍光灯フェ
ージングの影響を受けた受信信号Einの大きさは、通
常、直接波が干渉により弱まる条件で20〜30dBと
大きくなるが、大部分において10dB程度である。ま
た、電界強度が落ち込む周期が一定であることから、図
12(c)に示すような1/TfLに遮断中心周波数を持
つ帯域遮断フィルタ76を通過させることにより、同図
(d)に示すように電界強度変動の影響を弱めることが
できる。なお、帯域遮断フィルタ76の出力を包絡線検
出回路74の入力としてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば蛍光
灯フェージングによる電界強度変動が周期性を有するこ
と、すなわちフェージング周波数が商用交流電源周波数
の2倍であることと、蛍光灯フェージングの電界強度変
動のレベルは周囲の人間や無線端末の動きに比べ充分長
い時間でほぼ一定であることに着目して、蛍光灯フェー
ジングによる所定周期の受信電界強度の変動の情報をサ
ンプリングして記憶しておき、これを読み出して自動利
得制御を行うことにより、簡単な構成で高速な蛍光灯フ
ェージングによる電界強度変動への追従が可能な自動利
得制御装置を提供することができる。
【0058】また、記憶した電界強度変動の情報とリア
ルタイムで検出される電界強度情報との差分を積分して
その積分値が所定値以上になったとき記憶内容を更新す
ることにより、無線通信端末の周囲にいる人や端末自身
の移動による蛍光灯フェージングの状況変化にも対応し
た常に最適な自動利得制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る自動利得制御装置の構
成を示すブロック図
【図2】実施例1の動作を説明するためのタイミング図
【図3】実施例1の動作を説明するためのサンプリング
クロックのタイミング図
【図4】本発明の実施例2に係る自動利得制御装置の要
部の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施例3に係る自動利得制御装置を説
明するためのタイミング図
【図6】実施例3に係る自動利得制御装置の要部の構成
を示すブロック図
【図7】実施例3における初期位相決定手順を説明する
ためのフローチャート
【図8】本発明の実施例4に係る自動利得制御装置の要
部の構成を示すブロック図
【図9】実施例4の動作を説明するためのタイミング図
【図10】本発明の実施例5に係る自動利得制御装置の
要部の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施例6に係る自動利得制御装置の
要部の構成を示すブロック図
【図12】実施例6の動作を説明するための図
【符号の説明】
11…アンテナ 12…フィルタ 13…可変利得回路 14…電界強度検出回路 15…減算器 16…ローパスフィルタ 17…加算器 18…サンプリング回路 19…サンプリングクロック発生回路 20…データレジスタ 21…メモリ 22…読み出しクロック発生回路 23…D/A変換器 24…利得制御信号 25…差分検出回路 26…データレジスタ 27…累積加算器 28…比較器 30〜33…電界強度検出回路 34…,35…差分回路 36…メモリ 41…可変利得回路 42…A/D変換器 43…電界強度検出回路 44…シフトレジスタ 45…利得制御テーブル 46…クロック 47…減算器 60…可変利得回路 61…利得推定部 62…記憶テーブル 63…電界強度検出回路 64…減算器 65…同期回路 66…積分回路 67…積分値 70…可変利得回路 71…ループゲイン付与回路 72…ループフィルタ 73…減算器 74…包絡線検出回路 75…A/D変換器 76…帯域遮断フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信端末の受信信号を入力とする可変
    利得手段と、 前記受信信号の電界強度を検出し、その電界強度情報を
    所定のサンプリング周期でサンプリングするサンプリン
    グ手段と、 このサンプリング手段によりサンプリングされた電界強
    度情報を入力して所定周期の電界強度変動成分の少なく
    とも1周期分の情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段から読み出される情報に基づいて前記可変
    利得手段の利得を制御する利得制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 【請求項2】無線通信端末の受信信号を入力とする可変
    利得手段と、 前記受信信号の電界強度を検出し、その電界強度情報を
    所定のサンプリング周期でサンプリングするサンプリン
    グ手段と、 このサンプリング手段によりサンプリングされた電界強
    度情報を入力して所定周期の電界強度変動成分の少なく
    とも1周期分の情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段から読み出される情報と前記電界強度情報
    との差分を検出する差分検出手段と、 この差分検出手段の出力を所定時間積分する積分手段
    と、 この積分手段の出力が所定値以上になったとき前記記憶
    手段の内容を更新する更新手段と、 前記記憶手段から読み出される情報に基づいて前記可変
    利得手段の利得を制御する利得制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする自動利得制御装置。
JP32640294A 1994-12-27 1994-12-27 自動利得制御装置 Pending JPH08186456A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853837B1 (en) 1999-10-13 2005-02-08 Nec Corporation CDMA receiver and DCMA demodulator with AGC circuit
USRE40376E1 (en) 2001-09-21 2008-06-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Radio apparatus carrying out automatic gain control and gain control method
JP2009232089A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujitsu Ltd 無線通信装置および無線通信方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6853837B1 (en) 1999-10-13 2005-02-08 Nec Corporation CDMA receiver and DCMA demodulator with AGC circuit
USRE40376E1 (en) 2001-09-21 2008-06-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Radio apparatus carrying out automatic gain control and gain control method
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