JPH08182647A - カバー方式の内視鏡 - Google Patents
カバー方式の内視鏡Info
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Abstract
つ、カバー先端部と内視鏡先端面との略密着状態を保持
してフレア等を防止できるようにする。 【構成】 挿入部カバー部18のカバー先端構成部36
には、側周部に挿入部長手方向後端側に延出した弾性変
形可能な細長の係合腕部40が設けられ、係合腕部40
の中間部に屈曲部42が、端部に係合爪を有してなる係
合部41が設けられている。一方、内視鏡先端構成部4
3の側方外周部には、係合腕部40の係合部41と係合
する溝状の係止部46が設けられている。カバー装着時
には、係合腕部40の変形により内視鏡カバーと内視鏡
先端部の突当面から係止部46までの距離に対して係合
部41までの距離を調整して係合させると共に、係合腕
部40の復元力により前記二つの距離を同一値に保持
し、フレアが発生しないよう収納部底面47と内視鏡先
端面48の密着を保持する。
Description
する内視鏡カバーを有し、内視鏡本体をカバーで被覆し
た状態で用いるカバー方式の内視鏡に関する。
用いられるようになった。医療分野における内視鏡検査
には、検査前に十分な洗浄消毒をした清潔な内視鏡を使
用する必要がある。このため内視鏡を用いる際には、使
用後に感染症等を確実に防ぐために洗浄とか滅菌処理を
施すようにしているが、完全に滅菌処理等を実施するに
は手間がかかるので、内視鏡の使用効率が低下するとい
う問題がある。
すため、内視鏡本体にカバーを装着した状態で内視鏡検
査を実施し、検査後にカバーのみを使い捨てとして交換
し、使用後においても内視鏡自体は不潔にならないよう
にして衛生上の配慮を不要としたカバー方式の内視鏡が
提案されている。
視鏡本体の挿入部を軟性の挿入部カバー内に装着するこ
とで、挿入部カバーにより内視鏡挿入部の外表面を覆
い、内視鏡本体を常に清潔に保つようにしている。従っ
て、使用時に滅菌したカバーで覆われたカバー式内視鏡
の挿入部が汚染された場合でもカバーの隔離効果により
内視鏡挿入部自体は汚染されることなく、カバーを清潔
なものに交換することで患者への感染を防止できる。
用中の動作などによってカバーの先端部と内視鏡挿入部
先端面との間に隙間ができると、フレアが生じて良好な
観察が行えなくなるおそれがある。このような不具合を
解決するため、例えば特開平3−193023号公報に
は、内視鏡の挿入部先端部にカバー先端部を係止させる
係止手段を設けたものが提案されており、内視鏡光学系
とカバー先端部の透明窓とを密着させることによってフ
レアを防止するようにしている。
の構成では、係止手段が剛体で形成されており、カバー
の密着を保つためには内視鏡側の突当面から係止部まで
の距離(寸法Aとする)と内視鏡カバー側の突当面から
係合部までの距離(寸法Bとする)とを一致させるため
に精度良く作る必要があった。このことは内視鏡カバー
のコストの上昇につながる。使い捨てかあるいはそれに
近いわずかな回数しか使わない内視鏡カバーのコストを
上げることは内視鏡検査費の上昇につながり、医療費が
増大するという問題点が生じる。
ることは容易でなく、両者の部品公差等の寸法のばらつ
きにより内視鏡光学系とカバー先端との間に空間が生じ
ると、内視鏡光学系とカバーとが十分近接あるいは密着
した状態に保持できないので、両者の間でゴースト、フ
レア等の光学的な不具合が生じる恐れがあった。
ット形式のものを用いる場合には、前記寸法Aを寸法B
よりも小さくすることで係止手段を係合しやすくしてカ
バーの装着作業を容易にしているが、前記公報のもので
はカバーを密着させるために寸法Aと寸法Bを一致させ
た構成となっているため、カバーの装着が難しい問題点
がある。
もので、カバーの装着が容易でかつ安価な構成としつ
つ、カバー先端部と内視鏡先端面との略密着状態を保持
してフレア等の光学的な不具合を防止することが可能な
カバー方式の内視鏡を提供することを目的としている。
の内視鏡は、挿入部の遠位端に観察光学系を備えた内視
鏡と、前記内視鏡の観察光学系に対向する透明部を先端
部に有し少なくとも前記内視鏡挿入部を覆う内視鏡カバ
ーとを含んでなる内視鏡において、前記内視鏡挿入部の
先端部に係止部を、前記内視鏡カバーの先端部に前記係
止部と係合する係合部をそれぞれ設け、これらの係止部
と係合部との係合によって前記内視鏡カバーに対する前
記内視鏡挿入部の長手方向の動きを規制する係合手段
と、前記内視鏡挿入部の先端と前記内視鏡カバーの内視
鏡収納部との突当面から前記係止部までの距離と前記突
当面から前記係合部までの距離の少なくとも一方を他方
に対して相対的に変化させる長さ調整手段と、前記内視
鏡カバーを前記内視鏡に装着したときに、前記内視鏡挿
入部と前記内視鏡カバーとの間で前記内視鏡挿入部の長
手方向へ相対的に付勢力を発して前記突当面から係止部
までの距離と前記突当面から係合部までの距離とを同一
値に保持する付勢手段と、を備えたものである。
整手段により内視鏡挿入部の先端と内視鏡カバーの内視
鏡収納部との突当面から係止部までの距離とこの突当面
から係合部までの距離の少なくとも一方を他方に対して
相対的に変化させ、係合手段の係止部と係合部を係合す
る。このとき、付勢手段により前記突当面から係止部ま
での距離と前記突当面から係合部までの距離とを同一値
に保持し、内視鏡の観察光学系と内視鏡カバーの透明部
との距離をフレア等が発生しない所定値に保持する。
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡装置の全体構成を示す斜視図、図2はカバー
方式の内視鏡の挿入部先端部の詳細構成を示す長手方向
断面図、図3は内視鏡カバー先端部に設けられる内視鏡
先端部と係合する係合腕部を側方から見た構成説明図、
図4は内視鏡挿入部に内視鏡カバーを装着完了した状態
での先端部近傍を示す長手方向断面図である。
方式の内視鏡2を有しており、このカバー方式の内視鏡
2は、後述するように送気・送水・吸引・処置具チャン
ネルなどの各種のチャンネルを設けたチャンネル付き内
視鏡カバー(以下、単に内視鏡カバーと略記する)3
と、この内視鏡カバー3によって覆われることにより、
汚染等が防止されるカバー用内視鏡4との組み合わせか
ら構成されている。
は、前記カバー方式の内視鏡2と接続される各種周辺機
器を内設したカート5と、前記カバー方式の内視鏡2を
保持するカバー保持具6とを備えている。
光を供給する光源装置7,内視鏡の撮像手段を駆動し得
られた被写体画像信号の信号処理を行うビデオプロセッ
サ8,送気・送水・吸引等の流体の制御を行う流体制御
装置9,拡張機構を備えた内視鏡カバー拡張器(以下、
拡張器と略記する)10などを収納している。
ッサ8からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示するモ
ニタ11が載置されている。
有する挿入部12と、この挿入部12の手元側基端部に
設けられた太径の把持部を兼ねた操作部13とを連設
し、この操作部13の側部からユニバーサルコード14
が延出されている。このユニバーサルコード14の端部
には光源装置7に接続するためのコネクタ15が設けて
ある。ユニバーサルコード14は、内部にライトガイ
ド、信号ケーブルが挿通されている。
カバー用内視鏡4と着脱自在に接続され、カバー用内視
鏡4に内設した照明光伝送手段に照明光を供給し、この
照明光伝送手段の先端側の照明光出射手段から出射され
る照明光で体腔内を照明する。
ネクタ15の側部から延出するカールコード16を介し
てカバー用内視鏡4と着脱自在に接続され、カバー用内
視鏡4に内蔵した撮像手段の駆動及び、この撮像手段か
ら出力された信号の信号処理を行い、標準的な映像信号
に変換してモニタ11へ出力する。
して空気を内視鏡カバー3内に送り込むためのものであ
り、この内視鏡カバー3に空気を送り込んで拡張するこ
とによって、カバー用内視鏡4の内視鏡カバー3への装
着、或は、抜去を容易に行えるようにしている。このた
め、装着或は抜去の場合には拡張器10に一方の端部が
接続された拡張チューブ17の他端は挿入部カバー部1
8の基端に設けられた拡張チューブ口体21に接続され
る。
装着、或は、抜去する際にはカバー保持具6を用い、こ
のカバー保持具6によって内視鏡カバー3の基端側を保
持して行う。
ー部18と、薄肉で軟性な、例えば、ポリエチレン,塩
化ビニルなどの高分子材料で形成した操作部カバー部1
9及びユニバーサルコードカバー部20とを備えてお
り、カバー用内視鏡4の挿入部12(及びその近傍部
分),操作部13,ユニバーサルコード14をそれぞれ
覆う構成となっている。これらのカバー部は、使用前に
は全て滅菌されている。
ングルノブ22部分も、アングルノブカバー23で覆わ
れている。
8から延出している送気管路チューブ24,送水管路チ
ューブ25,吸引管路チューブ26(以下ではチューブ
を省略する)がそれぞれ接続される。
続した吸引びん30に連通する吸引チューブ31及びリ
ーク管路32と3方活栓33にて接続されている。リー
ク管路32と吸引管路26は、電磁式ピンチバルブ34
に取付けてあり、この電磁式ピンチバルブ34により吸
引流路の開閉が制御される。また図示しないが、送気管
路24,送水管路25の開閉は流体制御装置9内部の電
磁弁にて制御される。
端側から延出される送気管路24、送水管路24及び吸
引管路26は流体制御装置9に接続される付近までの途
中をユニバーサルコード14と共に、ユニバーサルコー
ドカバー部20でまとめて覆うようにしている。
ら内視鏡カバー3に設けた鉗子チャンネル内に生検鉗子
28等の処置具を挿入して治療処置などを行うことがで
きるようになっている。なお、色素を注入したシリンジ
を鉗子挿入口27に装着して鉗子チャンネルを介して色
素を散布することもできる。このとき内視鏡カバー3を
使い捨てとして用いれば色素が鉗子チャンネルに付着乾
燥して滑り性を損なう心配をしなくても良い。
その装着脱の際、挿入部カバー部18と接続される部分
であり、U字形状に形成されている。このカバー保持部
材6aの表面も、汚染防止用のカバー保持部材カバー2
9で被覆されている。
入部12及び挿入部カバー部18の先端部の詳細構成を
説明する。図2は挿入部カバー部18に内視鏡挿入部1
2を挿入した状態、図4は内視鏡挿入部12と挿入部カ
バー部18の先端部の固定を完了した状態でのそれぞれ
の長手方向断面を示したものである。
や塩化ビニルなどの薄肉チューブからなる外皮35によ
りカバー本体が構成されており、外皮35の先端側端部
にはカバー先端構成部36が気密的に接合して設けられ
ている。カバー先端構成部36は、送気管路24,送水
管路25,吸引管路26と連通する開口37と、内視鏡
挿入部12の先端部を収納する収納部38と、外界と収
納部38との間で光の授受を可能にする透明部材からな
る透明部39とを有して構成されている。また、カバー
先端構成部36の側周部には、挿入部長手方向後端側に
延出した細長な係合腕部40が設けられている。
に、中間部に腕部本体が折れ曲がった屈曲部42を有
し、端部に係合爪を有してなる係合部41が設けられて
いる。係合腕部40を含むカバー先端構成部36は、ポ
リカーボネートや変性ポニフェニレンオキサイドなどの
樹脂で構成されている。係合腕部40は、充分な弾性を
持つように肉厚が0.2〜0.7mm程度、係合部41に
充分な強度を持たせるように幅が2〜5mm程度に形成さ
れ、また、係合部41の爪の高さは充分な係合を得るた
めに0.4〜0.8mm程度となっている。
成部36の収納部38内に嵌合収納される外側形状を有
する内視鏡先端構成部43を先端に有して構成されてい
る。内視鏡先端構成部43には、透明部39と対向した
位置に観察光学系44と図示しない照明光学系とが設け
られている。観察光学系44の後方にはCCDを有して
なる固体撮像装置45が配設されている。また、内視鏡
先端構成部43の側方外周部には、係合腕部40の係合
部41と係合する溝状に凹んだ係止部46が設けられて
いる。
状態であるときの収納部底面47と係合部41との挿入
部軸方向(長手方向)距離(図2における寸法A)は、
内視鏡先端面48と係止部46との挿入部軸方向距離
(図2における寸法B)よりも小さくなるようカバー先
端構成部36及び内視鏡先端構成部43における各寸法
が設定されている。
装着するために、内視鏡挿入部12を挿入部カバー部1
8内に挿入すると、図2に示すように収納部底面47と
内視鏡先端面48が突当面となって止まる。この状態
で、長さ調整手段である係合腕部40の屈曲部42を外
皮35の外側から押すと、図4に示すように屈曲部42
が進展して係合腕部40の端部が後方へ延び、係合部4
1が内視鏡先端構成部43の係止部46に係合する。
とする弾性復元力が付勢手段として働き、内視鏡先端構
成部43がカバー先端構成部36の収納部38の底面側
に付勢され、収納部底面47と内視鏡先端面48との密
着が保持される。収納部底面47と透明部39,内視鏡
先端面48と観察光学系44の光軸方向の位置関係を所
定の位置に固定しておけば、透明部39と観察光学系4
4とのクリアランスが所定値(例えば0.1mm以下)に
保持されるので、観察に支障のあるフレアやゴーストが
発生しない。
は、収納部底面47と内視鏡先端面48の間には10〜
20ニュートン程度の付勢力が働いており、アングルノ
ブ22の操作により内視鏡挿入部12に湾曲をかけた
り、内視鏡挿入部12をループさせたりして内視鏡挿入
部12と挿入部カバー部18との間で長手方向に摺動す
る力が発生した場合においても、収納部底面47と内視
鏡先端面48の密着は保たれる。
先端構成部36と内視鏡先端構成部43との突当面(内
視鏡先端面48及びこれに接する収納部底面47)から
の内視鏡側の係止部46までの距離に対して、内視鏡カ
バー側の係合部41までの距離を調整する長さ調整手段
として、弾性変形可能な屈曲部42を有する係合腕部4
0を設けているため、内視鏡の係止部46とカバーの係
合部41との係合が容易に実施できる。また、前記2つ
の距離を同一値に保持する付勢手段として係合腕部40
の弾性復元力を利用しているため、内視鏡の観察光学系
と内視鏡カバーの透明部との距離をフレアが発生しない
所定の位置に保持することができ、観察時の障害を防ぐ
ことができる。
係合腕部と内視鏡の係止部とにより構成される係合手段
によって、内視鏡先端部とカバー先端部とを確実に固定
できると共に、カバー装着時の係合部と係止部との係合
などの装着作業を容易にできる。そして、前記係合手段
によってフレアやゴーストを防止できるので、観察に支
障をきたすことなく、良好な内視鏡像が得られる。ま
た、係合腕部40がカバー先端構成部36と一体成形で
加工できるので、内視鏡カバーを安価に構成でき、カバ
ー方式の内視鏡装置のコストを低減できる。また、係止
部46は内視鏡先端構成部43の側面のデッドスペース
に設けられるので、挿入部を小型化でき、患者の苦痛を
低減できる。
バー先端部に設けられる係合腕部の構成を示す説明図で
ある。
部と一体的に設けた構成としたが、第2実施例では係合
腕部を別体に設けた変形例を示す。ここでは、第1実施
例と異なる部分の構成についてのみ説明する。
れた細長の係合腕部40aが設けられている。この係合
腕部40aは、シリコンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴ
ム等の弾性に富むエラストマー材で形成されており、一
端に内視鏡先端構成部43の係止部46と係合する係合
爪を有してなる係合部41が設けられている。係合腕部
40aの他端にはT字形状の固定部50が設けられ、こ
の固定部50によって係合腕部40aがカバー先端構成
部36に固定されている。前記係合部41は、剛性を高
めるために、前述のエラストマー材に金属板を被覆した
り、樹脂や金属で形成し係合腕部本体と一体化した構造
としても良い。
長手方向に伸縮可能となっており、係合腕部40aが自
然長のときの係合部41と収納部底面47との距離は、
係止部46と内視鏡先端面48との距離より短くなって
いる。
が長さ調整手段となっており、内視鏡挿入部12に挿入
部カバー部18を装着する際には、係合腕部40aを引
張って後方へ延ばし、係合部41を内視鏡先端構成部4
3の係止部46に係合させる。このとき、係合腕部40
aの弾性復元力が付勢手段として働き、内視鏡先端構成
部43がカバー先端構成部36の収納部38の底面側に
引っ張られて付勢され、収納部底面47と内視鏡先端面
48の突当て部が密着しこの状態が保持される。
例と同様に、装着が容易でかつ安価な構成を用いて、フ
レアの発生を防止できる効果が得られる。また、係合腕
部50において屈曲部を設けない構成であるため、係合
腕部の薄肉化ができ、係合手段をより小型化してさらな
る挿入部の細径化が実現できる。
り、図6はカバー方式の内視鏡の挿入部先端部の詳細構
成を示す長手方向断面図、図7はカバー先端構成部に設
けられる係合腕部を側方から見た構成説明図、図8及び
図9は内視鏡カバーの係合部と内視鏡の係止部との係合
状態を示す作用説明図である。
端部の形状を第1実施例と異ならせ、係合手段の構成を
変更した例である。
端部にカバー先端構成部52が気密的に接合して設けら
れている。カバー先端構成部52の側周部には接合溝5
3が形成されており、この接合溝53に外皮35の端部
を位置させ、その外周に架橋ポリエチレンやフッ素系樹
脂などからなる熱収縮チューブ54を加熱して収縮させ
ることにより、外皮35とカバー先端構成部52との接
合を行っている。なお、熱収縮チューブ54を収縮させ
る前に接着剤を添加して接合強度を増すようにしても良
い。
観察光学系44に導く透明部39は、第1実施例のよう
にカバー先端構成部に嵌合されずに、カバー先端構成部
52端面に貼り合わされて配設されている。
成部55と係合する係合腕部56が設けられている。係
合腕部56は、図7に示すように、カバー先端構成部5
2と一体的に樹脂等で構成され挿入部長手方向後方に延
出して形成されており、一端はカバー先端構成部52に
固定され、他端は自由端となっている。係合腕部56の
中間部内側には、三角形の山状に突出した傾斜面を持つ
係合部57が設けられている。係合腕部56は、基端部
のカバー先端構成部52との固定部58を支点として、
係合部57を含む末端側が弾性変形可能となっている。
合部57に対応した三角形の山状に突出した傾斜面を持
つ係止部59が設けられている。これらの係合部57と
係止部59の山の高さは0.2〜0.6mm程度で、山の
頂角は110°〜130°程度となっている。
収納部底面47と係合部57との挿入部軸方向距離は、
内視鏡先端面48と係止部59との挿入部軸方向距離よ
りも小さくなっている。
装着するために、内視鏡挿入部60を挿入部カバー部5
1内に挿入すると、図6に示すように収納部底面47と
内視鏡先端面48とが突当たる。このとき、カバー先端
構成部52の係合部57と内視鏡先端構成部55の係止
部59とが当接し、係合部57が係止部59の斜面部を
乗り越えて係合する。
軸方向距離が自然状態での係合部57と収納部底面47
との挿入部軸方向距離よりわずかに大きい場合は、図8
に示すように係合腕部56の固定部58はわずかに変形
して係合部57と係止部59の斜面が当接して係合す
る。このときの係合腕部56の変形回復力が係合部57
と係止部59の斜面部により内視鏡先端構成部55をカ
バー内へ引き込む力となり、収納部底面47と内視鏡先
端面48との突当て部の付勢力となってカバー収納部と
内視鏡先端との密着が保持される。
軸方向距離が自然状態での係合部57と収納部底面47
との挿入部軸方向距離よりかなり大きい場合は、図9に
示すように係合腕部56の固定部58は大きく変形して
係合部57と係止部59の斜面が当接して係合する。こ
のとき、係合腕部56の変形回復力が固定部58に大き
く作用し、内視鏡先端構成部55がカバー内へ引き込ま
れ、この変形回復力が収納部底面47と内視鏡先端面4
8との突当て部の付勢力となってカバー収納部と内視鏡
先端との密着が保持される。
固定部58における回転変形度合の長手方向成分が長さ
調整手段として作用し、係合腕部56の変形回復力が付
勢手段として作用する。
施例と同様に、装着が容易でかつ安価な構成としつつ、
フレアの発生を防止できる効果が得られる。
方式の内視鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面
図である。
付勢手段が異なる構成例である。ここでは、第3実施例
と異なる部分の構成についてのみ説明する。
5の自然状態の内径よりもカバー先端構成部52aの係
合腕部56aが側方へ突出するように、係合腕部56a
の端部外側には膨大部62が設けられている。その他の
部分は第3実施例と同様に構成されている。
を挿入した状態では、係合腕部56a基端部の固定部5
8の変形度合にかかわらず膨大部62が外皮35を押し
広げており、この係合腕部56a末端の膨大部62の部
分は外皮35から内側への付勢力を受けている。この外
皮35からの付勢力が係合部57から係止部59に伝わ
り、係合部57と係止部59の斜面部により内視鏡先端
構成部55をカバー内へ引き込む力となり、収納部底面
47と内視鏡先端面48との突当て部の付勢力となって
カバー収納部と内視鏡先端との密着が保持される。
の固定部58の変形回復力に加えて、膨大部62で外皮
35を外側へ押圧することで受ける外皮35のカバー内
側への付勢力を付勢手段として利用している。
に、装着が容易でかつ安価な構成としつつ、フレアの発
生を防止できる効果が得られる。また、本実施例では、
係合腕部56aの固定部58における変形が小さい場合
でも、膨大部62を大きく設けておくことで十分大きな
付勢力が得られ、内視鏡カバーの透明部39と内視鏡先
端構成部の観察光学系44との密着を確実に保持するこ
とが可能である。
係り、図11はカバー方式の内視鏡の挿入部先端部の構
成を示す長手方向断面図、図12は係合腕部を付勢する
リング部材及び装着時に用いるリング取付治具の構成を
示す説明図である。
力にて収納部底面47と内視鏡先端面48の突き当て付
勢力を発生させていたが、第5実施例は弾性変形可能な
リング部材により突き当て付勢力を発生させるようにし
た構成例である。
部56bの端部外側にリング部材64を位置させるため
のリング収納溝A65が設けられている。また、このリ
ング収納溝A65に続くように、カバー先端構成部52
bの外周部にもリング収納溝B66が概略全周に渡って
設けられている。
字形状の金属あるいは樹脂からなるリングやシリコンゴ
ムなどのエラストマー材からなるOリングが用いられ、
外皮35を間にはさんでリング収納溝A65,リング収
納溝B66内に収納される。リング部材64の自然状態
での内径は、リング収納溝A65及びリング収納溝B6
6の凹部外径よりも小さくなっている。その他の部分は
第3実施例と同様に構成されている。
装着する際には、内視鏡挿入部60を挿入部カバー部6
3内に挿入し、収納部底面47と内視鏡先端面48を突
き当てた状態でリング部材64を外皮35の外側からリ
ング収納溝A65,リング収納溝B66に装着する。
用いる場合は、図12に示すようなリング取付治具67
を用いて装着する。リング取付治具67は、2本の腕6
8と支軸69からなるはさみ状の治具で構成されてい
る。腕68は支軸69の一方に位置する握り部68aと
他方に位置するリング部材64を覆う円弧部68bとを
有してなり、円弧部68bの端部にはリング部材64の
切欠部に係合する爪70が設けられている。リング取付
治具67でリング部材64を保持して握り部68aを握
ると、爪70によりリング部材64の切欠部が押し広げ
られ、リング収納溝A65,B66に容易に装着するこ
とができる。リング部材64を取り外すときも、リング
取付治具67を用いて同様な操作を行うことにより容易
に外すことができる。
に装着されると、リング部材64の弾性復元力が働き、
係合腕部56bのリング収納溝A65が内側に付勢され
る。このリング部材64からの付勢力が係合部57及び
係止部59の斜面部を介し、内視鏡先端構成部55をカ
バー内へ引き込む力となり、収納部底面47と内視鏡先
端面48の突当て付勢力となってカバー収納部と内視鏡
先端との密着が保持される。
弾性材からなるリング部材64を設けてこの付勢力を利
用している。この構成においても、第4実施例と同様
に、装着が容易でかつ安価な構成としつつ、フレアの発
生を防止できる効果が得られる。本実施例ではリング部
材の材質や形状を選定することにより大きな付勢力を容
易に得ることができる。
方式の内視鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面
図である。
として弾性変形可能な板状の弾性部材を内視鏡先端面に
設けた例である。
平板状のエラストマー材よりなる弾性部材72が観察光
学系44の観察視野及び照明光学系の照明範囲に支障を
与えない範囲に接着等で固定されている。一方、カバー
先端構成部73は、内部に内視鏡先端構成部71を収納
する収納部38が形成され、この収納部38を密閉する
よう先端部に透明部39が接着固定されている。カバー
先端構成部73の側周部には、挿入部長手方向後端側に
延出した細長な係合腕部74が設けられている。係合腕
部74は、端部に第1実施例と同様に係合爪を有してな
る係合部75が設けられ、内視鏡先端構成部71の側周
部に形成された溝状の係止部76と係合するようになっ
ている。
収納部底面47と係合部75との挿入部軸方向距離は、
内視鏡先端面48と係止部76との挿入部軸方向距離よ
りも小さくなっている。
73内に収納していくと、弾性部材72の遠位端側端面
である内視鏡先端面48とカバー側の収納部底面47が
突き当たる。さらに内視鏡先端構成部71を押し込む
と、長さ調節手段として弾性部材72が薄肉に変形し、
係合腕部74の係合部75と内視鏡先端構成部71の係
止部76が係合する。この状態で、弾性部材72の復元
力が挿入部長手方向に働き、付勢手段として作用して収
納部底面47と内視鏡先端面48との密着が保持され、
透明部39と観察光学系44とのクリアランスが所定値
に保たれる。
同様に、装着が容易でかつ安価な構成としつつ、フレア
の発生を防止できる効果が得られる。本実施例では、長
さ調節手段及び付勢手段を内視鏡側に設けているため、
カバーをより安価に構成できる。
方式の内視鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面
図である。
長さ調節手段及び付勢手段としての弾性部材を内視鏡カ
バー側に設けた例である。
同様に端部に係合部75を有する係合腕部74が設けら
れている。一方、内視鏡先端構成部78には、外側方へ
突出した斜面部を有する係止部79が設けられ、係合部
75と係合するようになっている。
納部38の底面に平板状の弾性部材72が観察光学系4
4の観察視野を妨げない範囲に接着固定されている。こ
の場合、内視鏡先端構成部78の遠位端端面が内視鏡先
端面48となり、弾性部材72の近位端側端面が収納部
底面47となる。
77内に収納していくと、内視鏡先端面48とカバー側
の収納部底面47が突き当たり、さらに内視鏡先端構成
部78を押し込むと、長さ調節手段として弾性部材72
が薄肉に変形し、係合腕部74の係合部75が内視鏡先
端構成部78の係止部79を乗り越えて係合する。この
状態で、弾性部材72の復元力が挿入部長手方向に働
き、付勢手段として作用して収納部底面47と内視鏡先
端面48との密着が保持される。
様の効果が得られる。本実施例では、長さ調節手段及び
付勢手段としての弾性部材を内視鏡カバー側に設けてい
るため、弾性部材はあまり耐久性が要求されず安価な材
料で構成できる。
方式の内視鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面
図である。
を内視鏡先端部側に設けた構成例である。
実施例と同様に端部に係合部75を有する係合腕部74
が設けられている。一方、内視鏡先端構成部81には、
挿入部軸方向に対して傾斜した方向に切り欠き形成され
た有底状のバネ溝82が設けられている。バネ溝82の
内部には、板ばねなどからなるバネ溝82に沿って弾性
変形可能なバネ83が収納され、このバネ83の上部に
円すい形状の係止部材84が収納されている。係止部材
84の底部はバネ83の一端と当接し、係止部材84の
頭部はバネ溝82の開口部より突出して係合部75と対
向している。バネ溝82の開口部には、バネ83と係止
部材84の脱落を防止するための開口部より小さい孔を
有する抜け止め板85が固定されている。
80内に収納していくと、係止部材84がバネ溝82内
部へ押し込まれてバネ83が圧縮側に変形し、係止部材
84が係合腕部74の係合部75を乗り越えて係止部材
84と係合部75が係合する。係止部材84は挿入部軸
方向に対して斜め方向に移動するため、このときのバネ
83の変形量が長さ調整手段として機能する。また、バ
ネ83の復元力が付勢手段として機能し、収納部底面4
7と内視鏡先端面48との密着が保持される。
同様に、装着が容易でかつ安価な構成としつつフレアの
発生を防止できる効果が得られ、さらに長さ調節手段及
び付勢手段を内視鏡側に設けているため、カバーをより
安価に構成できる。また、長さ調節手段及び付勢手段と
してのバネを挿入部軸方向に対して傾斜して設けている
ため、挿入部長さ方向にあまり配置スペースを必要とせ
ず、内視鏡の先端硬質部の長さを短く構成でき、先端部
を小型化できる。
方式の内視鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面
図である。
整手段及び付勢手段を内視鏡先端部側に設けた構成例で
ある。
に延設された有底状のバネ溝87が設けられている。バ
ネ溝87の内部には、つる巻きばねなどからなるバネ溝
87に沿って弾性変形可能なバネ88と、このバネ88
の一端に接続されバネ溝87内を摺動可能なバネ受け8
9とが収納されている。バネ受け89には、バネ溝87
から突出した係止部90が設けられ、係合部75と対向
している。
80内に収納していくと、バネ88が圧縮側に変形し、
バネ受け89の係止部90と係合腕部74の係合部75
が係合する。このときのバネ88の変形量が長さ調整手
段として機能する。また、バネ88の復元力が付勢手段
として機能し、収納部底面47と内視鏡先端面48との
密着が保持される。
同様に、装着が容易でかつ安価な構成としつつフレアの
発生を防止できる効果が得られ、さらに長さ調節手段及
び付勢手段を内視鏡側に設けているため、カバーをより
安価に構成できる。また、長さ調節手段及び付勢手段と
してのバネを挿入部軸方向に延在させて設けているた
め、挿入部径方向にあまり配置スペースを必要とせず、
内視鏡先端部の外径を細径化できる。
係止部とによる係合手段の変形例を以下に示す。
例を示したものである。この例では、カバー先端構成部
101の側周部に設けられた弾性変形可能な細長の係合
腕部102には、内側へ球面状に突出した係合部103
が形成されている。一方、内視鏡先端構成部104の側
方外周部には、係合部103と係合する溝状の係止部1
05が設けられている。
態での断面を図18に拡大して示す。係合部103は断
面がR形状となっており、係合部103の挿入部軸方向
寸法aと係止部105の挿入部軸方向寸法bとは、a>
bの関係となっている。よって係合した状態では、係合
部103のR形状部分と係止部105の角部とが当接
し、係合腕部102の弾性復元力により内視鏡先端構成
部104が収納部底面の方へ付勢され、収納部底面と内
視鏡先端面との密着が保持される。また、収納部底面か
ら係合部103までの寸法に対して内視鏡先端面から係
止部105までの寸法が若干ばらついても係合部103
のR形状部分と係止部105の角部との当接位置が移動
することで寸法のばらつきを吸収できる。
バー側と内視鏡側とで逆にして、球状の突出部を内視鏡
側に設け、溝状の凹部をカバー側に設けても良い。
23を参照して説明する。この例では、カバー先端構成
部106の側周部に設けられた弾性変形可能な細長の係
合腕部107は、末端部に内側へ角柱状に突出した係合
部108が設けられ、基端部には薄肉となったヒンジ部
109が設けられている。一方、内視鏡先端構成部11
0の側周部には、係合腕部107の係合部108と係合
するように外側方へ突出した斜面部を有する係止部11
1が設けられている。
部106内に挿入していくと、ヒンジ部109を支点と
して係合腕部107が弾性変形し、図20に示すように
係合部108が内視鏡先端構成部110の係止部111
を斜面部に沿って乗り越え、さらに挿入すると図19の
ように係合する。このとき、係合腕部107及び外皮3
5の弾性復元力により内視鏡先端構成部110が収納部
底面の方へ付勢され、収納部底面と内視鏡先端面との密
着が保持される。
である。内視鏡カバーを取り外す際には、図22に示す
ような先端に向かって略三角状に細幅となった離脱冶具
112を用いて係合部108を係止部111から離脱さ
せる。このとき、離脱冶具112を係合腕部107の側
部の隙間に押し込んで係入させ、離脱冶具112のガイ
ド斜面部113に沿って係合腕部107を横方向へ押し
広げることにより、図23の二点鎖線で示すように係止
部111に係合していた係合部108を実線のように横
にずらして外す。このように冶具を用いることにより係
合部分を容易に離脱させることができる。
ず、一部の要素を省略して構造を簡略化したものや各実
施例の内容を組み換えても当然良いし、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 (1) 挿入部の遠位端に観察光学系を備えた内視鏡
と、前記内視鏡の観察光学系に対向する透明部を先端部
に有し少なくとも前記内視鏡挿入部を覆う内視鏡カバー
とを含んでなるカバー方式の内視鏡において、前記内視
鏡挿入部の先端部に係止部を、前記内視鏡カバーの先端
部に前記係止部と係合する係合部をそれぞれ設け、これ
らの係止部と係合部との係合によって前記内視鏡カバー
に対する前記内視鏡挿入部の長手方向の動きを規制する
係合手段と、前記内視鏡挿入部の先端と前記内視鏡カバ
ーの内視鏡収納部との突当面から前記係止部までの距離
と前記突当面から前記係合部までの距離の少なくとも一
方を他方に対して相対的に変化させる長さ調整手段と、
前記内視鏡カバーを前記内視鏡に装着したときに、前記
内視鏡挿入部と前記内視鏡カバーとの間で前記内視鏡挿
入部の長手方向へ相対的に付勢力を発して前記突当面か
ら係止部までの距離と前記突当面から係合部までの距離
とを同一値に保持する付勢手段と、を備えたことを特徴
とするカバー方式の内視鏡。
の一方が突出部、他方が凹部により形成され、これらの
突出部と凹部とが対向して係合する付記1に記載のカバ
ー方式の内視鏡。
の両方が突出部により形成され、二つの突出部が隣り合
った位置で対向して係合する付記1に記載のカバー方式
の内視鏡。
状に突出した斜面部を有する二つの突出部が対向してな
る付記3に記載のカバー方式の内視鏡。
内視鏡挿入部の長手方向に延設した係合腕部を有し、こ
の係合腕部に前記係合部を設けた付記1に記載のカバー
方式の内視鏡。
けた付記5に記載のカバー方式の内視鏡。
料で構成される付記6に記載のカバー方式の内視鏡。
有し、この屈曲部において弾性変形可能である付記6に
記載のカバー方式の内視鏡。
性変形可能である付記6に記載のカバー方式の内視鏡。
変形可能な材料で構成される付記6に記載のカバー方式
の内視鏡。
カバーに設けた付記1に記載のカバー方式の内視鏡。
挿入部に設けた付記1に記載のカバー方式の内視鏡。
ーに設けた付記1に記載のカバー方式の内視鏡。
バー側に設けることにより、これらの手段の構成に耐久
性があまり必要とされず、安価に構成できる。
部に設けた付記1に記載のカバー方式の内視鏡。
に設けることにより、内視鏡カバー先端部が厚肉となっ
たり大型化することなく、挿入部の細径化または先端硬
質部の短縮が可能となる。
記長さ調整手段となる付記7に記載のカバー方式の内視
鏡。
記付勢手段となる付記7に記載のカバー方式の内視鏡。
部の外周面を覆う弾性チューブ材を有してなり、この弾
性チューブ材の復元力が前記付勢手段となる付記5に記
載のカバー方式の内視鏡。
変形可能なエラストマー材で構成され、この係合腕部の
伸縮変形量が前記長さ調整手段となり、復元力が前記付
勢手段となる付記5に記載のカバー方式の内視鏡。
部は、前記内視鏡挿入部の長手方向に対して斜めに傾い
た斜面部を有する二つの突出部が対向して構成され、こ
の斜面部における前記係止部と係合部の当接位置変化量
が前記長さ調整手段となる付記1に記載のカバー方式の
内視鏡。
した斜面部によって付勢力が発生するため、弾性変形す
る屈曲部等を設ける必要がなく、細径化が可能である。
記係合部を含む外周部に弾性変形可能なリング部材を有
し、このリング部材の締付力が前記付勢手段となる付記
1に記載のカバー方式の内視鏡。
ングである付記20に記載のカバー方式の内視鏡。
材からなる円形状のリングである付記20に記載のカバ
ー方式の内視鏡。
カバーとの突当面に、前記長さ調整手段及び前記付勢手
段としての圧縮変形自在な板状部材を設けた付記1に記
載のカバー方式の内視鏡。
内視鏡との突当面に、前記長さ調整手段及び前記付勢手
段としての圧縮変形自在な板状部材を設けた付記1に記
載のカバー方式の内視鏡。
からなる付記23または24に記載のカバー方式の内視
鏡。
さ調整手段及び前記付勢手段としてのバネ材を設けた付
記1に記載のカバー方式の内視鏡。
26に記載のカバー方式の内視鏡。
る付記26に記載のカバー方式の内視鏡。
の長手方向と平行に設けた付記26に記載のカバー方式
の内視鏡。
の長手方向に対して斜めに傾けて設けた付記26に記載
のカバー方式の内視鏡。
バーの装着が容易でかつ安価な構成とすることができ、
さらにこの構成においてカバー先端部と内視鏡先端面と
の略密着状態を保持してフレア等の光学的な不具合を防
止することが可能なカバー方式の内視鏡を提供できる効
果がある。
の挿入部先端部の詳細構成を示す長手方向断面図
内視鏡先端部と係合する係合腕部を側方から見た構成説
明図
態での先端部近傍を示す長手方向断面図
に設けられる係合腕部の構成を示す説明図
の挿入部先端部の詳細構成を示す長手方向断面図
合腕部を側方から見た構成説明図
向距離が自然状態での内視鏡カバーの係合部と収納部底
面との挿入部軸方向距離よりわずかに大きい場合での係
合部と係止部との係合状態を示す作用説明図
向距離が自然状態での内視鏡カバーの係合部と収納部底
面との挿入部軸方向距離よりかなり大きい場合での係合
部と係止部との係合状態を示す作用説明図
鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面図
鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面図
材及び装着時に用いるリング取付治具の構成を示す説明
図
鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面図
鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面図
鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面図
鏡の挿入部先端部の構成を示す長手方向断面図
の長手方向断面図
図
の長手方向断面図
していく途中の状態を示す長手方向断面図
説明図
係合を解除する離脱冶具を示す説明図
係合部分を離脱させる際の係合腕部の状態を示す作用説
明図
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入部の遠位端に観察光学系を備えた内
視鏡と、前記内視鏡の観察光学系に対向する透明部を先
端部に有し少なくとも前記内視鏡挿入部を覆う内視鏡カ
バーとを含んでなるカバー方式の内視鏡において、 前記内視鏡挿入部の先端部に係止部を、前記内視鏡カバ
ーの先端部に前記係止部と係合する係合部をそれぞれ設
け、これらの係止部と係合部との係合によって前記内視
鏡カバーに対する前記内視鏡挿入部の長手方向の動きを
規制する係合手段と、 前記内視鏡挿入部の先端と前記内視鏡カバーの内視鏡収
納部との突当面から前記係止部までの距離と前記突当面
から前記係合部までの距離の少なくとも一方を他方に対
して相対的に変化させる長さ調整手段と、 前記内視鏡カバーを前記内視鏡に装着したときに、前記
内視鏡挿入部と前記内視鏡カバーとの間で前記内視鏡挿
入部の長手方向へ相対的に付勢力を発して前記突当面か
ら係止部までの距離と前記突当面から係合部までの距離
とを同一値に保持する付勢手段と、 を備えたことを特徴とするカバー方式の内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32816994A JP3394617B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | カバー方式の内視鏡 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32816994A JP3394617B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | カバー方式の内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08182647A true JPH08182647A (ja) | 1996-07-16 |
JP3394617B2 JP3394617B2 (ja) | 2003-04-07 |
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ID=18207260
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JP (1) | JP3394617B2 (ja) |
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