JPH08180688A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH08180688A JPH08180688A JP6322661A JP32266194A JPH08180688A JP H08180688 A JPH08180688 A JP H08180688A JP 6322661 A JP6322661 A JP 6322661A JP 32266194 A JP32266194 A JP 32266194A JP H08180688 A JPH08180688 A JP H08180688A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/34—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
- G11C11/40—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
- G11C11/401—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
- G11C11/4063—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
- G11C11/407—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
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- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/56—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
- G11C11/565—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using capacitive charge storage elements
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- G11C—STATIC STORES
- G11C2211/00—Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C2211/56—Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
- G11C2211/564—Miscellaneous aspects
- G11C2211/5642—Multilevel memory with buffers, latches, registers at input or output
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
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- G11C7/00—Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
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Abstract
(57)【要約】
【目的】1メモリセル複数ビット記憶における動作速度
の向上をはかる。 【構成】メモリセルM1,M2から読出されたビット線
B11,B12の信号の電位を4段階に区分して高位側
2段階,低位側2段階の判定を行い第1,第2の読出し
電位を発生するセンス増幅器SA1、最高位とそれ以外
とを判定して第3,第4の読出し電位を発生するセンス
増幅器SA2、最低位とそれ以外とを判定して第5,第
6の読出し電位を発生するセンス増幅器SA3を設け
る。第1〜第6の読出し電位から4段階の書込み電位を
発生するデータ転送制御回路2及びビット線バランス回
路1を設ける。第1〜第6の読出し電位を2ビットのデ
ータとして出力するA/D変換回路3,出力バッファ回
路4を設ける。書込みデータから第1〜第6の読出し電
位と同一の電位を発生させる入力バッファ回路5を設け
る。
の向上をはかる。 【構成】メモリセルM1,M2から読出されたビット線
B11,B12の信号の電位を4段階に区分して高位側
2段階,低位側2段階の判定を行い第1,第2の読出し
電位を発生するセンス増幅器SA1、最高位とそれ以外
とを判定して第3,第4の読出し電位を発生するセンス
増幅器SA2、最低位とそれ以外とを判定して第5,第
6の読出し電位を発生するセンス増幅器SA3を設け
る。第1〜第6の読出し電位から4段階の書込み電位を
発生するデータ転送制御回路2及びビット線バランス回
路1を設ける。第1〜第6の読出し電位を2ビットのデ
ータとして出力するA/D変換回路3,出力バッファ回
路4を設ける。書込みデータから第1〜第6の読出し電
位と同一の電位を発生させる入力バッファ回路5を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特に1つのメモリセルに2値より多く多値情報を記憶す
る多値記憶DRAM型の半導体記憶装置に関する。
特に1つのメモリセルに2値より多く多値情報を記憶す
る多値記憶DRAM型の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM型の半導体記憶装置は、微細化
技術,高集積化技術等の進歩に支えられてその容量は増
加の一途をたどっている。一方、構造的な微細化,高集
積化とは別に、1つのメモリセルに4値等の多値情報を
記憶させるようにして大容量化を実現しようとする半導
体記憶装置が提案されている。
技術,高集積化技術等の進歩に支えられてその容量は増
加の一途をたどっている。一方、構造的な微細化,高集
積化とは別に、1つのメモリセルに4値等の多値情報を
記憶させるようにして大容量化を実現しようとする半導
体記憶装置が提案されている。
【0003】このような多値記憶型の半導体記憶装置と
しては、特開昭62−95796号(第1の例),特開
昭63−195896号(第2の例),特開平1−19
6791号(第3の例)などに記載のものが挙げられ
る。
しては、特開昭62−95796号(第1の例),特開
昭63−195896号(第2の例),特開平1−19
6791号(第3の例)などに記載のものが挙げられ
る。
【0004】これらの従来例は複雑な構成となっている
ので、以下にその構成の要旨を簡単に説明する。
ので、以下にその構成の要旨を簡単に説明する。
【0005】まず、第1の例であるが、これは従来から
1セル1ビット記憶型のDRAMで用いられてきた1ト
ランジスタ1キャパシタ型のセルにN値の情報を蓄えて
おき、読出し時にはワード線に上昇階段波を与え、ビッ
ト線に生じる差電位を(N−1)個の基準電位と順次比
較していく構成をとっている。又、書込み時には読出し
時にN個のレジスタに格納しておいた内容に応じて、下
降階段波を用いてN値の階段波の各レベルをセルに書込
んでいく構成をとっている。
1セル1ビット記憶型のDRAMで用いられてきた1ト
ランジスタ1キャパシタ型のセルにN値の情報を蓄えて
おき、読出し時にはワード線に上昇階段波を与え、ビッ
ト線に生じる差電位を(N−1)個の基準電位と順次比
較していく構成をとっている。又、書込み時には読出し
時にN個のレジスタに格納しておいた内容に応じて、下
降階段波を用いてN値の階段波の各レベルをセルに書込
んでいく構成をとっている。
【0006】第2の例では、第1の例における書込みに
要する時間を短縮する為に、(N−1)個のレジスタ、
ビット線と容量値が等しくレジスタの内容に従って電荷
が蓄積される(N−2)個の容量素子、及び(N−2)
個の容量素子とビット線を接続するスイッチング手段を
設け、書込み動作時に階段波を用いることなく1度に書
込む構成をとっている。
要する時間を短縮する為に、(N−1)個のレジスタ、
ビット線と容量値が等しくレジスタの内容に従って電荷
が蓄積される(N−2)個の容量素子、及び(N−2)
個の容量素子とビット線を接続するスイッチング手段を
設け、書込み動作時に階段波を用いることなく1度に書
込む構成をとっている。
【0007】第3の例では、読出し時の時間を短縮する
為に、第1,第2の例とは全く異なる新しい原理の多値
セルを用いたDRAMを提供している。このDRAM
は、第1ビット線対と、第1ビット線の1/2の容量値
を持つ第2ビット線対と、それぞれのビット線対に生じ
た差電位を増加する2台のセンス増幅器と、センス増幅
器に入力する参照電位をつくる3つのダミーメモリセル
と2つの補助ダミーセルとから構成される。
為に、第1,第2の例とは全く異なる新しい原理の多値
セルを用いたDRAMを提供している。このDRAM
は、第1ビット線対と、第1ビット線の1/2の容量値
を持つ第2ビット線対と、それぞれのビット線対に生じ
た差電位を増加する2台のセンス増幅器と、センス増幅
器に入力する参照電位をつくる3つのダミーメモリセル
と2つの補助ダミーセルとから構成される。
【0008】この第3の例の読出し動作を原理的に説明
すると、まず、第1及び第2のビット線対上にメモリセ
ル選択による差動位を生じさせた後に、第1,第2ビッ
ト線対を電気的に切り離し、第1ビット線対のみセンス
増幅器で増幅する。この時、メモリセルに蓄えられた4
値の情報が上位2値か下位2値のいずれかに属するかを
判定するために第1のダミーセルにより参照電位VR1
を作っておく。
すると、まず、第1及び第2のビット線対上にメモリセ
ル選択による差動位を生じさせた後に、第1,第2ビッ
ト線対を電気的に切り離し、第1ビット線対のみセンス
増幅器で増幅する。この時、メモリセルに蓄えられた4
値の情報が上位2値か下位2値のいずれかに属するかを
判定するために第1のダミーセルにより参照電位VR1
を作っておく。
【0009】次にセンス増幅器の増幅により判定の決着
をつけ、この情報を第2ビット線対に存在する2つのダ
ミーセルに転送して、2つの参照電位を生成する。生成
した2つの参照電位をVR2,VR3とすれば、VR2
はもともとメモリセルに蓄えられていた上位2値のうち
の上下関係を判定する参照電位であり、VR3は下位2
値のうちの上下関係を判定できる構成となっている。
をつけ、この情報を第2ビット線対に存在する2つのダ
ミーセルに転送して、2つの参照電位を生成する。生成
した2つの参照電位をVR2,VR3とすれば、VR2
はもともとメモリセルに蓄えられていた上位2値のうち
の上下関係を判定する参照電位であり、VR3は下位2
値のうちの上下関係を判定できる構成となっている。
【0010】この第3の例が第1,第2の例と異なる点
は、読出し,書込み、いずれの動作においても階段波を
用いることなく、従来の1セル1ビット記憶型のDAR
Mの延長線上の技術のみで構成でき、読出し,書込み、
いずれの時間をも大幅に短縮できる点にある。
は、読出し,書込み、いずれの動作においても階段波を
用いることなく、従来の1セル1ビット記憶型のDAR
Mの延長線上の技術のみで構成でき、読出し,書込み、
いずれの時間をも大幅に短縮できる点にある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
記憶装置の第3の例は、読出し,書込み、いずれの動作
においても階段波を用いることなく、1セル1ビット記
憶型のDRAMの延長線上の技術のみで構成でき、読出
し,書込み、いずれの時間も第1,第2の例より大幅に
短縮できるものの、1回の読出しサイクルでセンス増幅
器による判定をシリアルに2度行う必要があり、かつセ
ンス増幅器による判定情報をダミーセルに転送して参照
電位生成する必要があるため、1セル1ビット記憶型に
比べまだまだ読出し時間が長いという問題点がある。
記憶装置の第3の例は、読出し,書込み、いずれの動作
においても階段波を用いることなく、1セル1ビット記
憶型のDRAMの延長線上の技術のみで構成でき、読出
し,書込み、いずれの時間も第1,第2の例より大幅に
短縮できるものの、1回の読出しサイクルでセンス増幅
器による判定をシリアルに2度行う必要があり、かつセ
ンス増幅器による判定情報をダミーセルに転送して参照
電位生成する必要があるため、1セル1ビット記憶型に
比べまだまだ読出し時間が長いという問題点がある。
【0012】又、これら3つの従来例は、いずれも1ト
ランジスタ1キャパシタ型のメモリセルを用いてn値の
データを蓄える構成をとっているので、低電源電圧化に
伴い、メモリセルに蓄えられる1ビット当たりの電荷量
が減少し、結果的にセンス増幅器入力信号量も減り、そ
の動作マージンが低下するという問題点がある。
ランジスタ1キャパシタ型のメモリセルを用いてn値の
データを蓄える構成をとっているので、低電源電圧化に
伴い、メモリセルに蓄えられる1ビット当たりの電荷量
が減少し、結果的にセンス増幅器入力信号量も減り、そ
の動作マージンが低下するという問題点がある。
【0013】例えば、図20(A)のように、1トラン
ジスタ1キャパシタのメモリセルM1とビット線B11
とを備えたモデルを考える。ビット線B11の容量をC
b、キャパシタC1の容量値をCs、メモリセルM1の
記憶節点S1の初期電位をVs、対極の電位をVhと
し、ワード線WL1による選択前後で、ビット線B11
の電位がViからVxになったとすれば、電荷保存の法
則から以下の等式が成り立つ。
ジスタ1キャパシタのメモリセルM1とビット線B11
とを備えたモデルを考える。ビット線B11の容量をC
b、キャパシタC1の容量値をCs、メモリセルM1の
記憶節点S1の初期電位をVs、対極の電位をVhと
し、ワード線WL1による選択前後で、ビット線B11
の電位がViからVxになったとすれば、電荷保存の法
則から以下の等式が成り立つ。
【0014】CbVi+Cs(Vs−Vh)=CbVx
+Cs(Vx−Vh) これにより、ビット線B11の変化後の電位Vxは以下
の様になる。
+Cs(Vx−Vh) これにより、ビット線B11の変化後の電位Vxは以下
の様になる。
【0015】 Vx=(CbVi+CsVs)/(Cb+Cs) 具体的な数値を求める為に、電源電圧Vcc=5V、V
i=2.5Vと仮定し、第3の例で用いられているのと
同じ値のCb=350fF,Cs=50fFの値を用い
てVxを求めてみる。
i=2.5Vと仮定し、第3の例で用いられているのと
同じ値のCb=350fF,Cs=50fFの値を用い
てVxを求めてみる。
【0016】例えば、メモリセルの初期値Vsが最大値
の5Vの時、Vx=2.81V、最小値0Vの時、Vx
=2.19Vとなる。従って、1トランジスタ1キャパ
シタ型のメモリセルM1で、例えば、2ビット分のデー
タを蓄えておくには、更にメモリセルの初期値として0
〜5Vの間の2値が必要になるから、これを例えば、1
/3Vcc(1.67V),2/3Vcc(3.33
V)と仮定すれば、これらに対するVxの値はそれぞ
れ、2.4V,2.6Vの2値となる。
の5Vの時、Vx=2.81V、最小値0Vの時、Vx
=2.19Vとなる。従って、1トランジスタ1キャパ
シタ型のメモリセルM1で、例えば、2ビット分のデー
タを蓄えておくには、更にメモリセルの初期値として0
〜5Vの間の2値が必要になるから、これを例えば、1
/3Vcc(1.67V),2/3Vcc(3.33
V)と仮定すれば、これらに対するVxの値はそれぞ
れ、2.4V,2.6Vの2値となる。
【0017】こうして求めた4つのVxの値と、これら
を増幅して判定する為に必要となる参照電位VR1〜V
R3の値との関係を明らかにしたのが図20(B)であ
る。この図を見れば明らかな様に、VR1と(b)もし
くは(c)、VR2と(a)もしくは(b)、VR3と
(c)もしくは(d)との間の電位差は約100mV程
度になっている。(b),(c)におけるVsの値およ
びVR1〜R3は、かならずしもこの関係をとらなくて
もよいが、これらのうちのどこかの間を拡げれば、どこ
かは狭くなるだけで、電源電圧Vccをさらに下げてい
けば、上記電位差は更に小さくなっていく。
を増幅して判定する為に必要となる参照電位VR1〜V
R3の値との関係を明らかにしたのが図20(B)であ
る。この図を見れば明らかな様に、VR1と(b)もし
くは(c)、VR2と(a)もしくは(b)、VR3と
(c)もしくは(d)との間の電位差は約100mV程
度になっている。(b),(c)におけるVsの値およ
びVR1〜R3は、かならずしもこの関係をとらなくて
もよいが、これらのうちのどこかの間を拡げれば、どこ
かは狭くなるだけで、電源電圧Vccをさらに下げてい
けば、上記電位差は更に小さくなっていく。
【0018】従って、本発明の第1の目的は、読出し時
間を含むアクセスタイムを短縮できる半導体記憶装置を
提供することにあり、第2の目的は、低電源電圧でもセ
ンス増幅時の動作マージンを大きくすることができる半
導体記憶装置を提供することにある。
間を含むアクセスタイムを短縮できる半導体記憶装置を
提供することにあり、第2の目的は、低電源電圧でもセ
ンス増幅時の動作マージンを大きくすることができる半
導体記憶装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、信号を伝達するビット線と、スイッチング用のトラ
ンジスタ及び電荷蓄積用のキャパシタを備え選択状態の
とき前記ビット線と接続してこのビット線に伝達された
信号を書込み記憶し、記憶している信号を前記ビット線
に読出す複数のメモリセルと、これら複数のメモリセル
から前記ビット線に読出された信号の電位範囲を4段階
に区分し、前記ビット線に読出された信号の電位を第1
の基準電位と比較して前記4段階のうちの高位側の2段
階であるときは第1の読出し電位、低位側の2段階であ
るときは第2の読出し電位を出力する第1の読出し電位
発生手段と、前記ビット線に読出された信号の電位を第
2の基準電位と比較して前記4段階のうちの最高位であ
るときは第3の読出し電位、最高位以外であるときは第
4の読出し電位を出力する第2の読出し電位発生手段
と、前記ビット線に読出された信号の電位を第3の基準
電位と比較して前記4段階のうちの最低位であるときは
第5の読出し電位、最低位以外であるときは第6の読出
し電位を出力する第3の読出し電位発生手段と、前記第
1の読出し電位発生手段の出力が第1の読出し電位であ
るときは“1”レベル、第2の読出し電位であるときは
“0”レベルのデータを出力し前記第2の読出し電位発
生手段の出力が第3の読出し電位であるときは“1”レ
ベル、第4の読出し電位であるときは“0”レベルのデ
ータを出力し前記第3の読出し電位発生手段の出力が第
5の読出し電位であるときは“0”レベル、第6の読出
し電位であるときは“1”レベルのデータを出力するA
/D変換回路と、このA/D変換回路の出力データのう
ち前記第1の読出し電位発生手段対応のデータを第1の
データ入出力端子に出力し、前記第1の読出し電位発生
手段対応のデータが“1”レベルのときは前記第2の読
出し電位発生手段対応のデータを第2のデータ入出力端
子に出力し“0”レベルのときは前記第3の読出し電位
発生手段対応のデータを前記第2のデータ入出力端子に
出力する出力バッファ回路と、前記第1〜第3の読出し
電位発生手段の出力に従って前記ビット線に読出された
信号の電位と対応する第1〜第4の書込み電位を発生し
前記ビット線に伝達する再書込み電位発生手段と、前記
第1及び第2のデータ入出力端子に入力された書込み用
のデータに従って前記再書込み電位発生手段に前記第1
〜第4の書込み電位を発生させる入力バッファ・D/A
変換手段とを有している。
は、信号を伝達するビット線と、スイッチング用のトラ
ンジスタ及び電荷蓄積用のキャパシタを備え選択状態の
とき前記ビット線と接続してこのビット線に伝達された
信号を書込み記憶し、記憶している信号を前記ビット線
に読出す複数のメモリセルと、これら複数のメモリセル
から前記ビット線に読出された信号の電位範囲を4段階
に区分し、前記ビット線に読出された信号の電位を第1
の基準電位と比較して前記4段階のうちの高位側の2段
階であるときは第1の読出し電位、低位側の2段階であ
るときは第2の読出し電位を出力する第1の読出し電位
発生手段と、前記ビット線に読出された信号の電位を第
2の基準電位と比較して前記4段階のうちの最高位であ
るときは第3の読出し電位、最高位以外であるときは第
4の読出し電位を出力する第2の読出し電位発生手段
と、前記ビット線に読出された信号の電位を第3の基準
電位と比較して前記4段階のうちの最低位であるときは
第5の読出し電位、最低位以外であるときは第6の読出
し電位を出力する第3の読出し電位発生手段と、前記第
1の読出し電位発生手段の出力が第1の読出し電位であ
るときは“1”レベル、第2の読出し電位であるときは
“0”レベルのデータを出力し前記第2の読出し電位発
生手段の出力が第3の読出し電位であるときは“1”レ
ベル、第4の読出し電位であるときは“0”レベルのデ
ータを出力し前記第3の読出し電位発生手段の出力が第
5の読出し電位であるときは“0”レベル、第6の読出
し電位であるときは“1”レベルのデータを出力するA
/D変換回路と、このA/D変換回路の出力データのう
ち前記第1の読出し電位発生手段対応のデータを第1の
データ入出力端子に出力し、前記第1の読出し電位発生
手段対応のデータが“1”レベルのときは前記第2の読
出し電位発生手段対応のデータを第2のデータ入出力端
子に出力し“0”レベルのときは前記第3の読出し電位
発生手段対応のデータを前記第2のデータ入出力端子に
出力する出力バッファ回路と、前記第1〜第3の読出し
電位発生手段の出力に従って前記ビット線に読出された
信号の電位と対応する第1〜第4の書込み電位を発生し
前記ビット線に伝達する再書込み電位発生手段と、前記
第1及び第2のデータ入出力端子に入力された書込み用
のデータに従って前記再書込み電位発生手段に前記第1
〜第4の書込み電位を発生させる入力バッファ・D/A
変換手段とを有している。
【0020】また、ビット線が対をなす第1及び第2の
ビット線から成り、複数のメモリセルそれぞれが、選択
状態のとき前記第1のビット線と接続する1トランジス
タ1キャパシタ型の複数の第1のメモリセルと、選択状
態のとき前記第2のビット線と接続する1トランジスタ
1キャパシタ型の複数の第2のメモリセルとから成り、
前記第1及び第2のビット線を所定のタイミングで中間
基準電位にプリチャージするプリチャージ回路を備え、
第1の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回路に
よるプリチャージの解除後に読出されて前記第1及び第
2のビット線のうちの一方に伝達された信号の電位を他
方のビット線の中間基準電位と比較し一方の信号入出力
端にその比較結果に応答した第1又は第2の読出し電位
を発生する第1のセンス増幅器とを含んで構成され、第
2及び第3の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ
回路によるプリチャージの解除後に読出されて前記第1
及び第2のビット線のうちの一方に伝達された信号の電
位を受けて所定電位だけ低位側に移動させる第1の電位
移動回路と、この第1の電位移動回路により移動された
電位と前記第1及び第2のビット線のうちの他方のビッ
ト線の中間基準電位とを比較し一方の信号入出力端にそ
の比較結果に応答した第3又第4の読出し電位を発生す
る第2のセンス増幅器と、前記プリチャージ回路による
プリチャージの解除後に前記第1及び第2のビット線の
うちの他方のビット線の中間基準電位を受けて所定の電
位だけ低位側に移動させる第2の電位移動回路と、この
第2の電位移動回路により移動された電位と前記第1及
び第2のビット線のうちの一方のビット線の電位とを比
較して一方の信号入出力端にその比較結果に応答した第
5又は第6の読出し電位を発生する第3のセンス増幅器
とを含んで構成され、再書込み電位発生手段が、前記第
1のセンス増幅器の一方の信号入出力端の第1及び第2
の読出し電位を前記第1及び第2のビット線のうちの一
方のビット線に伝達する第1のスイッチ素子と、前記第
1のセンス増幅器の一方の信号入出力端が第1の読出し
電位のときは第2のセンス増幅器の一方の信号入出力端
の第3及び第4の読出し電位を、第2の読出し電位のと
きは第3のセンス増幅器の一方の信号入出力端の第5及
び第6の読出し電位を前記第1及び第2のビット線のう
ちの他方のビット線に伝達する第2及び第3のスイッチ
素子と、所定のタイミングで前記第1及び第2のビット
線を接続してこれらビット線に伝達された電位を均一化
しこれらビット線に第1〜第4の書込み電位を発生する
ビット線バランス回路とを含んで構成され、入力バッフ
ァ・D/A変換手段が、第1のデータ入出力端子のデー
タを前記第1のセンス増幅器に伝達し第2のデータ入出
力端子のデータを前記第2及び第3のセンス増幅器に伝
達し、この伝達されたデータに従ってこれら第1〜第3
のセンス増幅器の一方の信号入出力端に前記第1〜第6
の読出し電位と同一の電位を発生させる入力バッファ回
路を含んで構成され、更に、中間基準電位を電源電位の
1/2の電位とし、第1及び第3の読出し電位を前記電
源電位と同一の電位とし、第2及び第5の読出し電位を
接地電位とし、第4の読出し電位を前記電源電位の1/
3の電位とし、前記第6の読出し電位を前記電源電位の
2/3の電位とし、第1の書込み電位を前記電源電位と
し、第2の書込み電位を前記電源電位の2/3の電位と
し、第3の書込み電位を前記電源電位の1/3の電位と
し、第4の書込み電位を前記接地電位とし、中間基準電
位を前記電源電位の1/2の電位とし、メモリセルのキ
ャパシタの2つの端子のうちのビット線と接続する側の
端子とは異なる端子を前記中間電位として構成される。
ビット線から成り、複数のメモリセルそれぞれが、選択
状態のとき前記第1のビット線と接続する1トランジス
タ1キャパシタ型の複数の第1のメモリセルと、選択状
態のとき前記第2のビット線と接続する1トランジスタ
1キャパシタ型の複数の第2のメモリセルとから成り、
前記第1及び第2のビット線を所定のタイミングで中間
基準電位にプリチャージするプリチャージ回路を備え、
第1の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回路に
よるプリチャージの解除後に読出されて前記第1及び第
2のビット線のうちの一方に伝達された信号の電位を他
方のビット線の中間基準電位と比較し一方の信号入出力
端にその比較結果に応答した第1又は第2の読出し電位
を発生する第1のセンス増幅器とを含んで構成され、第
2及び第3の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ
回路によるプリチャージの解除後に読出されて前記第1
及び第2のビット線のうちの一方に伝達された信号の電
位を受けて所定電位だけ低位側に移動させる第1の電位
移動回路と、この第1の電位移動回路により移動された
電位と前記第1及び第2のビット線のうちの他方のビッ
ト線の中間基準電位とを比較し一方の信号入出力端にそ
の比較結果に応答した第3又第4の読出し電位を発生す
る第2のセンス増幅器と、前記プリチャージ回路による
プリチャージの解除後に前記第1及び第2のビット線の
うちの他方のビット線の中間基準電位を受けて所定の電
位だけ低位側に移動させる第2の電位移動回路と、この
第2の電位移動回路により移動された電位と前記第1及
び第2のビット線のうちの一方のビット線の電位とを比
較して一方の信号入出力端にその比較結果に応答した第
5又は第6の読出し電位を発生する第3のセンス増幅器
とを含んで構成され、再書込み電位発生手段が、前記第
1のセンス増幅器の一方の信号入出力端の第1及び第2
の読出し電位を前記第1及び第2のビット線のうちの一
方のビット線に伝達する第1のスイッチ素子と、前記第
1のセンス増幅器の一方の信号入出力端が第1の読出し
電位のときは第2のセンス増幅器の一方の信号入出力端
の第3及び第4の読出し電位を、第2の読出し電位のと
きは第3のセンス増幅器の一方の信号入出力端の第5及
び第6の読出し電位を前記第1及び第2のビット線のう
ちの他方のビット線に伝達する第2及び第3のスイッチ
素子と、所定のタイミングで前記第1及び第2のビット
線を接続してこれらビット線に伝達された電位を均一化
しこれらビット線に第1〜第4の書込み電位を発生する
ビット線バランス回路とを含んで構成され、入力バッフ
ァ・D/A変換手段が、第1のデータ入出力端子のデー
タを前記第1のセンス増幅器に伝達し第2のデータ入出
力端子のデータを前記第2及び第3のセンス増幅器に伝
達し、この伝達されたデータに従ってこれら第1〜第3
のセンス増幅器の一方の信号入出力端に前記第1〜第6
の読出し電位と同一の電位を発生させる入力バッファ回
路を含んで構成され、更に、中間基準電位を電源電位の
1/2の電位とし、第1及び第3の読出し電位を前記電
源電位と同一の電位とし、第2及び第5の読出し電位を
接地電位とし、第4の読出し電位を前記電源電位の1/
3の電位とし、前記第6の読出し電位を前記電源電位の
2/3の電位とし、第1の書込み電位を前記電源電位と
し、第2の書込み電位を前記電源電位の2/3の電位と
し、第3の書込み電位を前記電源電位の1/3の電位と
し、第4の書込み電位を前記接地電位とし、中間基準電
位を前記電源電位の1/2の電位とし、メモリセルのキ
ャパシタの2つの端子のうちのビット線と接続する側の
端子とは異なる端子を前記中間電位として構成される。
【0021】また、ビット線が対をなす第1及び第2の
ビット線から成り、複数のメモリセルそれぞれが、ソー
ス,ドレインのうちの一方を前記第1のビット線と接続
しゲートを対応するワード線と接続する第1のトランジ
スタと、ソース,ドレインのうちの一方を前記第2のビ
ット線と接続しゲートを前記対応するワード線と接続す
る第2のトランジスタと、前記第1及び第2のトランジ
スタそれぞれのソース,ドレインのうちの他方間に接続
されたキャパシタとを含んで構成され、前記第1及び第
2のビット線を所定のタイミングで中間基準電位にプリ
チャージするプリチャージ回路を備え、このプリチャー
ジ回路によるプリチャージの解除後に読出された前記第
1及び第2のビット線間の差電位範囲を4段階に区分
し、第1の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回
路によるプリチャージの解除後に読出されて前記第1及
び第2のビット線に伝達された信号の電位を比較し前記
第1のビット線側が前記第2ビット線側より高い高位側
の2段階のときは第1のビット線側の第1の信号入力出
力端に第1の読出し電位、第2のビット線側の第2の信
号入出力端に第2の読出し電位を発生し前記第1のビッ
ト線側が前記第2のビット線側より低いときは前記第1
の信号入出力端に前記第2の読出し電位、前記第2の信
号入出力端に前記第1の読出し電位を発生する第1のセ
ンス増幅器を含んで構成され、第2及び第3の読出し電
位発生手段が、前記プリチャージ回路によるプリチャー
ジの解除後に読出されて低位側に移動させる第1の電位
移動回路と、この第1の電位移動回路により移動された
電位と前記第2のビット線の電位とを比較し前記第2の
ビット線側が低くこの第2のビット線に対する前記第1
のビット線の電位が最高位のときはこの第2のビット線
側の第2の信号入出力端に第3の読出し電位を発生し前
記第2のビット線側が高い前記最高位以外のときはこの
第2の信号入出力端に第4の読出し電位を発生する第2
のセンス増幅器と、前記プリチャージ回路によるプリチ
ャージの解除後に読出されて前記第2のビット線に伝達
された信号の電位を受けて所定の電位だけ低位側に移動
させる第2の電位移動回路と、この第2の電位移動回路
により移動された電位と前記第1のビット線の電位とを
比較し前記第1のビット線側が低く前記第2のビット線
に対し最低位のときは前記第2のビット線側の第2の信
号入出力端に第5の読出し電位を発生し前記第1のビッ
ト線側が高い前記最低位以外のときはこの第2の信号入
出力端に第6の読出し電位を発生する第3のセンス増幅
器とを含んで構成され、再書込み電位発生手段が、前記
第1のセンス増幅器の第1の信号入出力端の第1及び第
2の読出し電位を前記第1のビット線側の第1〜第4の
書込み電位として前記第1のビット線に伝達する第1の
スイッチ素子と、前記第1のセンス増幅器の第1の信号
入出力端が第1の読出し電位のときは前記第2のセンス
増幅器の第2の信号入出力端の第3及び第4の読出し電
位を前記第2のビット線側の第1及び第2の書込み電位
とし第2の読出し電位のときは前記第3のセンス増幅器
の第2の信号入出力端の第5及び第6の読出し電位を前
記第2のビット線側の第3及び第4の書込み電位として
前記第2のビット線に伝達する第2及び第3のスイッチ
素子とを含んで構成され、入力バッファ・D/A変換手
段が、第1のデータ入力端子のデータを前記第1のセン
ス増幅器に伝達し第2のデータ入出力端子のデータを前
記第2及び第3のセンス増幅器に伝達し、この伝達され
たデータに従って前記第1のセンス増幅器の第1の信号
入出力端子及び前記第2,第3のセンス増幅器の第2の
信号入出力端子それぞれに前記第1〜第6の読出し電位
と同一の電位を発生させる入力バッファ回路を含んで構
成され、更に、中間基準電位を電源電位の1/2の電位
とし、第1の読出し電位を前記電源電圧と同一の電位と
し、第2の読出し電位を接地電位とし、第3及び第6の
読出し電位を前記電源電位の1/4の電位とし、第4及
び第5の読出し電位を前記電源電位の3/4の電位とし
て構成される。
ビット線から成り、複数のメモリセルそれぞれが、ソー
ス,ドレインのうちの一方を前記第1のビット線と接続
しゲートを対応するワード線と接続する第1のトランジ
スタと、ソース,ドレインのうちの一方を前記第2のビ
ット線と接続しゲートを前記対応するワード線と接続す
る第2のトランジスタと、前記第1及び第2のトランジ
スタそれぞれのソース,ドレインのうちの他方間に接続
されたキャパシタとを含んで構成され、前記第1及び第
2のビット線を所定のタイミングで中間基準電位にプリ
チャージするプリチャージ回路を備え、このプリチャー
ジ回路によるプリチャージの解除後に読出された前記第
1及び第2のビット線間の差電位範囲を4段階に区分
し、第1の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回
路によるプリチャージの解除後に読出されて前記第1及
び第2のビット線に伝達された信号の電位を比較し前記
第1のビット線側が前記第2ビット線側より高い高位側
の2段階のときは第1のビット線側の第1の信号入力出
力端に第1の読出し電位、第2のビット線側の第2の信
号入出力端に第2の読出し電位を発生し前記第1のビッ
ト線側が前記第2のビット線側より低いときは前記第1
の信号入出力端に前記第2の読出し電位、前記第2の信
号入出力端に前記第1の読出し電位を発生する第1のセ
ンス増幅器を含んで構成され、第2及び第3の読出し電
位発生手段が、前記プリチャージ回路によるプリチャー
ジの解除後に読出されて低位側に移動させる第1の電位
移動回路と、この第1の電位移動回路により移動された
電位と前記第2のビット線の電位とを比較し前記第2の
ビット線側が低くこの第2のビット線に対する前記第1
のビット線の電位が最高位のときはこの第2のビット線
側の第2の信号入出力端に第3の読出し電位を発生し前
記第2のビット線側が高い前記最高位以外のときはこの
第2の信号入出力端に第4の読出し電位を発生する第2
のセンス増幅器と、前記プリチャージ回路によるプリチ
ャージの解除後に読出されて前記第2のビット線に伝達
された信号の電位を受けて所定の電位だけ低位側に移動
させる第2の電位移動回路と、この第2の電位移動回路
により移動された電位と前記第1のビット線の電位とを
比較し前記第1のビット線側が低く前記第2のビット線
に対し最低位のときは前記第2のビット線側の第2の信
号入出力端に第5の読出し電位を発生し前記第1のビッ
ト線側が高い前記最低位以外のときはこの第2の信号入
出力端に第6の読出し電位を発生する第3のセンス増幅
器とを含んで構成され、再書込み電位発生手段が、前記
第1のセンス増幅器の第1の信号入出力端の第1及び第
2の読出し電位を前記第1のビット線側の第1〜第4の
書込み電位として前記第1のビット線に伝達する第1の
スイッチ素子と、前記第1のセンス増幅器の第1の信号
入出力端が第1の読出し電位のときは前記第2のセンス
増幅器の第2の信号入出力端の第3及び第4の読出し電
位を前記第2のビット線側の第1及び第2の書込み電位
とし第2の読出し電位のときは前記第3のセンス増幅器
の第2の信号入出力端の第5及び第6の読出し電位を前
記第2のビット線側の第3及び第4の書込み電位として
前記第2のビット線に伝達する第2及び第3のスイッチ
素子とを含んで構成され、入力バッファ・D/A変換手
段が、第1のデータ入力端子のデータを前記第1のセン
ス増幅器に伝達し第2のデータ入出力端子のデータを前
記第2及び第3のセンス増幅器に伝達し、この伝達され
たデータに従って前記第1のセンス増幅器の第1の信号
入出力端子及び前記第2,第3のセンス増幅器の第2の
信号入出力端子それぞれに前記第1〜第6の読出し電位
と同一の電位を発生させる入力バッファ回路を含んで構
成され、更に、中間基準電位を電源電位の1/2の電位
とし、第1の読出し電位を前記電源電圧と同一の電位と
し、第2の読出し電位を接地電位とし、第3及び第6の
読出し電位を前記電源電位の1/4の電位とし、第4及
び第5の読出し電位を前記電源電位の3/4の電位とし
て構成される。
【0022】また、第1の読出し電位発生手段をビット
線の両端それぞれに配置し、第2の読出し電位発生手段
を前記ビット線の一方の端に第3の読出し電位発生手段
を前記ビット線の他方の端にそれぞれ配置し、これら第
1〜第3の読出し電位発生手段の配置に応じて再書込み
電位発生手段を分割配置して構成される。
線の両端それぞれに配置し、第2の読出し電位発生手段
を前記ビット線の一方の端に第3の読出し電位発生手段
を前記ビット線の他方の端にそれぞれ配置し、これら第
1〜第3の読出し電位発生手段の配置に応じて再書込み
電位発生手段を分割配置して構成される。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図、図2はこの実施例の主要部の具体的な回路例を示
す回路図である。
ク図、図2はこの実施例の主要部の具体的な回路例を示
す回路図である。
【0025】第1及び第2のビット線B11,B12は
互いに対をなし、第1のビット線B11には、このビッ
ト線B11にソース,ドレインのうちの一方を接続しゲ
ートを対応するワード線(WL1,…)と接続するスイ
ッチング用のトランジスタQ1と、一端をこのトランジ
スタQ1のソース,ドレインのうちの他方と接続し他端
に電源電位Vccの1/2の電位の中間基準電圧Vhを
受ける電荷蓄積用のキャパシタC1とをそれぞれ備えた
1トランジスタ1キャパシタ型の複数の第1のメモリセ
ルM1が接続され、第2のビット線B12には、同様に
1トランジスタ1キャパシタ型の複数の第2のメモリセ
ルM2が接続されていて、選択状態のメモリセル(M
1,M2)への書込み用の信号、これらメモリセル(M
1,M2)から読出された信号の伝達を行う。またこれ
らメモリセル(M1,M2)は対応するワード線(WL
1,WL2,…)が選択レベルのとき選択状態となり、
ビット線B11,B12に伝達された信号を書込み記憶
し、また記憶している信号をビット線B11,B12に
読出す。
互いに対をなし、第1のビット線B11には、このビッ
ト線B11にソース,ドレインのうちの一方を接続しゲ
ートを対応するワード線(WL1,…)と接続するスイ
ッチング用のトランジスタQ1と、一端をこのトランジ
スタQ1のソース,ドレインのうちの他方と接続し他端
に電源電位Vccの1/2の電位の中間基準電圧Vhを
受ける電荷蓄積用のキャパシタC1とをそれぞれ備えた
1トランジスタ1キャパシタ型の複数の第1のメモリセ
ルM1が接続され、第2のビット線B12には、同様に
1トランジスタ1キャパシタ型の複数の第2のメモリセ
ルM2が接続されていて、選択状態のメモリセル(M
1,M2)への書込み用の信号、これらメモリセル(M
1,M2)から読出された信号の伝達を行う。またこれ
らメモリセル(M1,M2)は対応するワード線(WL
1,WL2,…)が選択レベルのとき選択状態となり、
ビット線B11,B12に伝達された信号を書込み記憶
し、また記憶している信号をビット線B11,B12に
読出す。
【0026】プリチャージ回路PREは、プリチャージ
制御信号φPに従って所定のタイミングで第1及び第2
のビット線B11,B12を中間基準電位Vhにプリチ
ャージする。
制御信号φPに従って所定のタイミングで第1及び第2
のビット線B11,B12を中間基準電位Vhにプリチ
ャージする。
【0027】第1の読出し電位発生手段である第1のセ
ンス増幅器SA1は、選択状態のメモリセル(M1,M
2)から第1,第2のビット線B11,B12に読出さ
れた信号の電位範囲を4段階に区分し、これら第1,第
2のビット線のうちの一方に読出された信号の電位を他
方のビット線の中間基準電位Vh(第1の基準電位)と
比較し、その比較結果が4段階のうちの高位側の2段階
であるときは、センス増幅活性化信号φS1P,φS1
Nに従って第1の信号入出力端D1に電源電位と同一の
第1の読出し電位を発生し(第2の信号入出力端D1B
は接地電位)、低位側の2段階であるときは第1の信号
入出力端D1に接地電位の第2の読出し電位を発生する
(第2の信号入出力端D1Bは電源電位)。
ンス増幅器SA1は、選択状態のメモリセル(M1,M
2)から第1,第2のビット線B11,B12に読出さ
れた信号の電位範囲を4段階に区分し、これら第1,第
2のビット線のうちの一方に読出された信号の電位を他
方のビット線の中間基準電位Vh(第1の基準電位)と
比較し、その比較結果が4段階のうちの高位側の2段階
であるときは、センス増幅活性化信号φS1P,φS1
Nに従って第1の信号入出力端D1に電源電位と同一の
第1の読出し電位を発生し(第2の信号入出力端D1B
は接地電位)、低位側の2段階であるときは第1の信号
入出力端D1に接地電位の第2の読出し電位を発生する
(第2の信号入出力端D1Bは電源電位)。
【0028】第2の読出し電位発生手段は第2のセンス
増幅器SA2及び第1の電位移動回路DPC1から成
り、この電位移動回路DPC1はキャパシタC2を備
え、第1及び第2のビット線B11,B12のうちの一
方(この実施例ではB11、以下同じ)に読出された信
号の電位を受けて電位移動制御信号φDBに従って所定
の電位だけ低位側に移動させ、第2のセンス増幅器SA
2は、この移動された電位と他方のビット線(B12)
の中間基準電位とを比較し、ビット線(B11)に読出
された信号の電位が4段階のうちの最高位であるとき
は、センス増幅活性化信号φS2P,φS2Nに従って
第1の信号入出力端D2に電源電位と同一電位の第3の
読出し電位、第2の信号入出力端D2Bには電源電位の
1/3の電位の第4の読出し電位を発生し、最高位以外
のときは第1の信号入出力端D2に第4の読出し電位、
第2の信号入出力端D2Bには第3の読出し電位を発生
する。
増幅器SA2及び第1の電位移動回路DPC1から成
り、この電位移動回路DPC1はキャパシタC2を備
え、第1及び第2のビット線B11,B12のうちの一
方(この実施例ではB11、以下同じ)に読出された信
号の電位を受けて電位移動制御信号φDBに従って所定
の電位だけ低位側に移動させ、第2のセンス増幅器SA
2は、この移動された電位と他方のビット線(B12)
の中間基準電位とを比較し、ビット線(B11)に読出
された信号の電位が4段階のうちの最高位であるとき
は、センス増幅活性化信号φS2P,φS2Nに従って
第1の信号入出力端D2に電源電位と同一電位の第3の
読出し電位、第2の信号入出力端D2Bには電源電位の
1/3の電位の第4の読出し電位を発生し、最高位以外
のときは第1の信号入出力端D2に第4の読出し電位、
第2の信号入出力端D2Bには第3の読出し電位を発生
する。
【0029】第3の読出し電位発生手段は第3のセンス
増幅器SA3及び第2の電位移動回路DPC2から成
り、この電位移動回路DPC2はキャパシタC3を備
え、第1及び第2のビット線B11,B12のうちの他
方(B12)の中間基準電位Vhを受けて電位移動制御
信号φDBに従って所定の電位だけ低位側に移動させ、
第3のセンス増幅器SA3は、この移動された電位(第
3の基準電位)と一方のビット線(B11)の信号の電
位とを比較し、ビット線(B11)に読出された信号の
電位が4段階のうちの最低位であるときは、センス増幅
活性化信号φS3P,φS3Nに従って第1の信号入出
力端D3に接地電位の第5の読出し電位、第2の信号入
出力端D3Bに電源電位の2/3の電位の第6の読出し
電位を発生し、最低位以外のときは第1の信号入出力端
D3に第6の読出し電位、第2の信号入出力端D3Bに
第5の読出し電位を発生する。
増幅器SA3及び第2の電位移動回路DPC2から成
り、この電位移動回路DPC2はキャパシタC3を備
え、第1及び第2のビット線B11,B12のうちの他
方(B12)の中間基準電位Vhを受けて電位移動制御
信号φDBに従って所定の電位だけ低位側に移動させ、
第3のセンス増幅器SA3は、この移動された電位(第
3の基準電位)と一方のビット線(B11)の信号の電
位とを比較し、ビット線(B11)に読出された信号の
電位が4段階のうちの最低位であるときは、センス増幅
活性化信号φS3P,φS3Nに従って第1の信号入出
力端D3に接地電位の第5の読出し電位、第2の信号入
出力端D3Bに電源電位の2/3の電位の第6の読出し
電位を発生し、最低位以外のときは第1の信号入出力端
D3に第6の読出し電位、第2の信号入出力端D3Bに
第5の読出し電位を発生する。
【0030】A/D変換回路3は、コラム選択信号φC
Sによって所定のコラム(ビット線)を選択するコラム
スイッチ回路CSW1〜CSW3及び入出力データバス
IO1T,IO1B〜IO3T,IO3Bを介してセン
ス増幅器SA1〜SA3の信号入出力端D1,D1B〜
D3,D3Bの読出し電位を受け、センス増幅器SA1
の第1の信号入出力端D1が第1の読出し電位であると
きは“1”レベル、第2の読出し電位であるときは
“0”レベルのデータを出力し、センス増幅器SA2の
第1の信号入出力端D2が第3の読出し電位であるとき
は“1”レベル、第4の読出し電位であるときは“0”
レベルのデータを出力し、センス増幅器SA3の第1の
信号入出力端D3が第5の読出し電位であるときは
“0”レベル、第6の読出し電位であるときは“1”レ
ベルのデータを出力する。
Sによって所定のコラム(ビット線)を選択するコラム
スイッチ回路CSW1〜CSW3及び入出力データバス
IO1T,IO1B〜IO3T,IO3Bを介してセン
ス増幅器SA1〜SA3の信号入出力端D1,D1B〜
D3,D3Bの読出し電位を受け、センス増幅器SA1
の第1の信号入出力端D1が第1の読出し電位であると
きは“1”レベル、第2の読出し電位であるときは
“0”レベルのデータを出力し、センス増幅器SA2の
第1の信号入出力端D2が第3の読出し電位であるとき
は“1”レベル、第4の読出し電位であるときは“0”
レベルのデータを出力し、センス増幅器SA3の第1の
信号入出力端D3が第5の読出し電位であるときは
“0”レベル、第6の読出し電位であるときは“1”レ
ベルのデータを出力する。
【0031】出力バッファ回路4は、A/D変換回路3
の出力データを受け、第1のセンス増幅器SA1対応の
データを第1のデータ入出力端子IOT1に出力し、こ
のセンス増幅器SA1対応のデータが“1”レベルのと
きは第2のセンス増幅器SA2対応のデータを第2のデ
ータ入出力端子IOT2に出力し“0”レベルのときは
第3のセンス増幅器SA3対応のデータを出力する。
の出力データを受け、第1のセンス増幅器SA1対応の
データを第1のデータ入出力端子IOT1に出力し、こ
のセンス増幅器SA1対応のデータが“1”レベルのと
きは第2のセンス増幅器SA2対応のデータを第2のデ
ータ入出力端子IOT2に出力し“0”レベルのときは
第3のセンス増幅器SA3対応のデータを出力する。
【0032】再書込み電位発生手段はデータ転送制御回
路2及びビット線バランス回路1を含み、データ転送制
御回路2は、転送制御信号φ1B〜φ3Bに従って、第
1,第2のビット線B11,B12とセンス増幅器SA
1〜SA3の第1,第2の信号入出力端D1,D1B〜
D3,D3Bとの間の信号の転送制御を行うトランジス
タQ3〜Q8と、センス増幅器SA1の第1,第2の信
号入出力端D1,D1Bの電位に応じてオン,オフする
トランジスタQ9,Q13,Q11,Q15と、転送制
御信号φ2B,φ3Bに従ってオン,オフするトランジ
スタQ10,Q12,Q14,Q16とを備え、第1,
第2のビット線B11,B12の信号を各センス増幅器
SA1〜SA3に転送した後、これらセンス増幅器SA
1〜SA3の信号入出力端に発生した読出し電位を、選
択状態のメモリセル(例えばM1)と接続するビット線
(B11)にセンス増幅器SA1のこのビット線と対応
する側の信号入出力端(D1)の読出し電位を伝達し、
このセンス増幅器SA1の信号入出力端(D1)が第1
の読出し電位のときはセンス増幅器SA2の信号入出力
端D2の読出し電位、第2の読出し電位のときはセンス
増幅器SA3の信号入出力D3の読出し電位を他方のビ
ット線(B12)に伝達する。また、ビット線バランス
回路1は、ゲートに制御信号φ4Bに受けソース,ドレ
インを第1,第2のビット線B11,B12と接続する
トランジスタQ2を備え、所定のタイミングでビット線
B11,B12間を接続してこれらビット線に伝達され
た電位を均一化し、これらビット線B11,B12に4
段階の第1〜第4の書込み電位を発生してメモリセル
(M1)の記憶節点S1に供給する。
路2及びビット線バランス回路1を含み、データ転送制
御回路2は、転送制御信号φ1B〜φ3Bに従って、第
1,第2のビット線B11,B12とセンス増幅器SA
1〜SA3の第1,第2の信号入出力端D1,D1B〜
D3,D3Bとの間の信号の転送制御を行うトランジス
タQ3〜Q8と、センス増幅器SA1の第1,第2の信
号入出力端D1,D1Bの電位に応じてオン,オフする
トランジスタQ9,Q13,Q11,Q15と、転送制
御信号φ2B,φ3Bに従ってオン,オフするトランジ
スタQ10,Q12,Q14,Q16とを備え、第1,
第2のビット線B11,B12の信号を各センス増幅器
SA1〜SA3に転送した後、これらセンス増幅器SA
1〜SA3の信号入出力端に発生した読出し電位を、選
択状態のメモリセル(例えばM1)と接続するビット線
(B11)にセンス増幅器SA1のこのビット線と対応
する側の信号入出力端(D1)の読出し電位を伝達し、
このセンス増幅器SA1の信号入出力端(D1)が第1
の読出し電位のときはセンス増幅器SA2の信号入出力
端D2の読出し電位、第2の読出し電位のときはセンス
増幅器SA3の信号入出力D3の読出し電位を他方のビ
ット線(B12)に伝達する。また、ビット線バランス
回路1は、ゲートに制御信号φ4Bに受けソース,ドレ
インを第1,第2のビット線B11,B12と接続する
トランジスタQ2を備え、所定のタイミングでビット線
B11,B12間を接続してこれらビット線に伝達され
た電位を均一化し、これらビット線B11,B12に4
段階の第1〜第4の書込み電位を発生してメモリセル
(M1)の記憶節点S1に供給する。
【0033】入力バッファ・D/A変換手段は、入力バ
ッファ回路5とセンス増幅器SA1〜SA3とを含み、
入力バッファ回路5は、第1のデータ入出力端子IOT
1のデータを入出力データバスIO1T,IO1B及び
カラムスイッチ回路CSW1を介してセンス増幅器SA
1に伝達し、第2のデータ入出力端子IOT2のデータ
を入出力データバスIO2T,IO2B,IO3T,I
O3B及びカラムスイッチ回路CSW2,CSW3を介
して増幅器SA2,SA3に伝達する。また、センス増
幅器SA1〜SA3は、伝達されたデータに従って第1
〜第6の読出し電位と同一の電位を発生し、これら電位
はデータ転送制御回路2及びビット線バランス回路1に
よって4段階の第1〜第4の書込み電位となり、メモリ
セル(M1)に供給される。
ッファ回路5とセンス増幅器SA1〜SA3とを含み、
入力バッファ回路5は、第1のデータ入出力端子IOT
1のデータを入出力データバスIO1T,IO1B及び
カラムスイッチ回路CSW1を介してセンス増幅器SA
1に伝達し、第2のデータ入出力端子IOT2のデータ
を入出力データバスIO2T,IO2B,IO3T,I
O3B及びカラムスイッチ回路CSW2,CSW3を介
して増幅器SA2,SA3に伝達する。また、センス増
幅器SA1〜SA3は、伝達されたデータに従って第1
〜第6の読出し電位と同一の電位を発生し、これら電位
はデータ転送制御回路2及びビット線バランス回路1に
よって4段階の第1〜第4の書込み電位となり、メモリ
セル(M1)に供給される。
【0034】なお、センス増幅器SA1〜SA3は、例
えば図3(A)に示すように、CMOSフリップフロッ
プ型の回路であり、コラムスイッチ回路CSW1〜CS
W3は図3(B)に示すような単純な回路で構成され
る。また、A/D変換回路3及び出力バッファ回路4は
図4(A)、入力バッファ回路5は図4(B)に示すよ
うな回路で構成される。
えば図3(A)に示すように、CMOSフリップフロッ
プ型の回路であり、コラムスイッチ回路CSW1〜CS
W3は図3(B)に示すような単純な回路で構成され
る。また、A/D変換回路3及び出力バッファ回路4は
図4(A)、入力バッファ回路5は図4(B)に示すよ
うな回路で構成される。
【0035】次に、この実施例の動作について、図5に
示された各制御信号のタイミング図及び図6に示された
各部の信号波形図を併せて参照し説明する。
示された各制御信号のタイミング図及び図6に示された
各部の信号波形図を併せて参照し説明する。
【0036】まず、スタンバイ状態のプリチャージ期間
においては、転送制御信号φ1B〜φ3B、制御信号φ
4B、電位移動制御信号φDBは高レベルにあり、また
センス増幅活性化信号φS1P,φS1N〜φS3P,
φS3Nは電源電圧Vcc=5Vの1/2の電位(2.
5V)となっており、ビット線B11,B12、センス
増幅器SA1〜SA3の各信号入出力端は中間基準電位
の2.5Vに保たれている。またこの状態でメモリセル
(M1,M2)の記憶節点S1には書込み電位がそのま
ま保持されている(以下、初期値Vsという)ものとす
る。更に、ビット線の容量,メモリセルの容量,ワード
線による選択後のビット線の電位変化等は、図20
(A),(B)及び「発明が解決しようとする課題」の
項で説明した条件と同一であるとする。なお、図6に
は、4段階のうちの(b)に相当する、初期値Vsが
3.33Vのときの例が示されている。
においては、転送制御信号φ1B〜φ3B、制御信号φ
4B、電位移動制御信号φDBは高レベルにあり、また
センス増幅活性化信号φS1P,φS1N〜φS3P,
φS3Nは電源電圧Vcc=5Vの1/2の電位(2.
5V)となっており、ビット線B11,B12、センス
増幅器SA1〜SA3の各信号入出力端は中間基準電位
の2.5Vに保たれている。またこの状態でメモリセル
(M1,M2)の記憶節点S1には書込み電位がそのま
ま保持されている(以下、初期値Vsという)ものとす
る。更に、ビット線の容量,メモリセルの容量,ワード
線による選択後のビット線の電位変化等は、図20
(A),(B)及び「発明が解決しようとする課題」の
項で説明した条件と同一であるとする。なお、図6に
は、4段階のうちの(b)に相当する、初期値Vsが
3.33Vのときの例が示されている。
【0037】プリチャージ制御信号φP,制御信号φ4
Bが高電位(以下Hレベルと略す)から低電位(以下L
レベルと略す)へと変化し、ワード線による選択前の準
備が完了する。
Bが高電位(以下Hレベルと略す)から低電位(以下L
レベルと略す)へと変化し、ワード線による選択前の準
備が完了する。
【0038】次に時刻t1にワード線WL1がHレベル
になると、ビット線及びセンス増幅器SA1〜SA3の
各信号入出力端の電位はB11,D1,D2,D3が
2.6V、B12,D1B,D2B,D3Bが2.5V
になる。
になると、ビット線及びセンス増幅器SA1〜SA3の
各信号入出力端の電位はB11,D1,D2,D3が
2.6V、B12,D1B,D2B,D3Bが2.5V
になる。
【0039】こうしてビット線B11,B12間および
センス増幅器SA1〜SA3の信号入出力端間に差電位
が現れた後の時刻t2に、転送制御信号φ1B,φ2
B,φ3BをHレベルからLレベルへと変化させ、ビッ
ト線B11,B12とセンス増幅器SA1〜SA3とを
電気的に切り離す。
センス増幅器SA1〜SA3の信号入出力端間に差電位
が現れた後の時刻t2に、転送制御信号φ1B,φ2
B,φ3BをHレベルからLレベルへと変化させ、ビッ
ト線B11,B12とセンス増幅器SA1〜SA3とを
電気的に切り離す。
【0040】次に時刻t3に、3台のセンス増幅器SA
1〜SA3の基準電位の調整を行なう為に、電位移動制
御信号φDBが5Vから0Vへと変化する。ここでキャ
パシタC2,C3の容量Crは次の様な目的からあらか
じめ設定しておけばよい。
1〜SA3の基準電位の調整を行なう為に、電位移動制
御信号φDBが5Vから0Vへと変化する。ここでキャ
パシタC2,C3の容量Crは次の様な目的からあらか
じめ設定しておけばよい。
【0041】すなわち、センス増幅器SA2の信号入出
力端D2の電位(2.6V)を、4段階のうちの1段階
低位とした電位(2.4V)まで移動させる。これは、
センス増幅器SA2が4段階のうちの最高位(a)の状
態を“1”と判定し、それ以外の状態を“0”と判定す
るようにする為である。このようにする為には、Crの
値を次の計算で求める値にあからじめ設定しておく。
力端D2の電位(2.6V)を、4段階のうちの1段階
低位とした電位(2.4V)まで移動させる。これは、
センス増幅器SA2が4段階のうちの最高位(a)の状
態を“1”と判定し、それ以外の状態を“0”と判定す
るようにする為である。このようにする為には、Crの
値を次の計算で求める値にあからじめ設定しておく。
【0042】すなわち、信号入出力端D2の容量をC
d、φDB変化前の初期電位をVj、そのφDB変化後
の電位をVyとすれば、以下の関係式が成り立つ。
d、φDB変化前の初期電位をVj、そのφDB変化後
の電位をVyとすれば、以下の関係式が成り立つ。
【0043】 CdVj+Cr(Vj−5)=CdVy+CrVy これより、Cr=Cd/[5/(Vj−Vy)−1]が
求まる。
求まる。
【0044】具体的な数値としてVj=2.6V,Vy
=2.4V,Cd=30fFを代入すれば、Crの値は
1.25fF程度になる。
=2.4V,Cd=30fFを代入すれば、Crの値は
1.25fF程度になる。
【0045】こうすることで、センス増幅器SA2は4
段階のうちの最高位の(a)の状態のみを“1”と判定
し、それ以外の(b)〜(d)の状態を“0”と判定す
る。
段階のうちの最高位の(a)の状態のみを“1”と判定
し、それ以外の(b)〜(d)の状態を“0”と判定す
る。
【0046】又、センス増幅器SA3の信号入出力端D
3Bの電位に関しては、Cd及びCrの値を上で求めた
値と同一に設計し、φDBを同じく5Vから0Vへと変
化させれば、上記D2と同じだけ、すなわち0.2Vだ
け低い方へ移動する。
3Bの電位に関しては、Cd及びCrの値を上で求めた
値と同一に設計し、φDBを同じく5Vから0Vへと変
化させれば、上記D2と同じだけ、すなわち0.2Vだ
け低い方へ移動する。
【0047】こうすることで、センス増幅器SA3は、
4段階のうちの(a)〜(c)の状態を“1”と判定
し、(d)の状態のみを“0”と判定することが出来
る。
4段階のうちの(a)〜(c)の状態を“1”と判定
し、(d)の状態のみを“0”と判定することが出来
る。
【0048】以上よりセンス増幅器SA1〜SA3が活
性化される時刻t4の直前では、各信号入出力端の電位
は、D1が2.6V、D1Bが2.5V、D2が2.4
V、D2Bが2.5V、D3が2.6V、D3Bが2.
3Vとなっている。従って、時刻t4でセンス増幅器S
A1〜SA3を活性化させると、D1,D2B,D3が
Hレベルへ、D1B,D2,D3BがLレベルへ電位変
化する。ただし、センス増幅活性化信号はいずれも初期
値は2.5Vであるが、最終到達電位をφS1Pは5
V、φS1Nは0V、φS2Pは5V、φ2Nは1.6
7V、φS3Pは3.33V、φS3Nは0Vとなる様
に設定しているので、時刻t4よりしばらくしてD1は
5V、D1Bは0V、D2は1.67V、D2Bは5
V、D3は3.33V、D3Bは0Vになる。
性化される時刻t4の直前では、各信号入出力端の電位
は、D1が2.6V、D1Bが2.5V、D2が2.4
V、D2Bが2.5V、D3が2.6V、D3Bが2.
3Vとなっている。従って、時刻t4でセンス増幅器S
A1〜SA3を活性化させると、D1,D2B,D3が
Hレベルへ、D1B,D2,D3BがLレベルへ電位変
化する。ただし、センス増幅活性化信号はいずれも初期
値は2.5Vであるが、最終到達電位をφS1Pは5
V、φS1Nは0V、φS2Pは5V、φ2Nは1.6
7V、φS3Pは3.33V、φS3Nは0Vとなる様
に設定しているので、時刻t4よりしばらくしてD1は
5V、D1Bは0V、D2は1.67V、D2Bは5
V、D3は3.33V、D3Bは0Vになる。
【0049】次に、時刻t5で転送制御信号φ2Bのみ
をLレベルからHレベルへと戻すことで、ビット線B1
1,B12への再書込みを開始する。つまり、転送制御
信号φ1B,φ3BはLレベルのままであるので、デー
タ転送制御回路2を構成するNMOS型のトランジスタ
Q3〜Q8のうちQ3以外はすべてオフしたままである
ので、ビット線B11と電気的に繋がれるセンス増幅器
の信号入出力端はD1のみとなる。又、ビット線B1
1,B12はNMOS型のトランジスタQ9〜Q16に
よりD2もしくはD3のいずれかと電気的に繋がること
になる。ところが、D1が5V、D1Bが0Vとなって
いるので、トランジスタQ9,Q11,Q13,Q15
のうちQ11,Q15はオフしているし、転送制御信号
φ3BがLレベルであるので、トランジスタQ10,Q
12,Q14,Q16のうちQ14,Q16はオフして
いる。この為、結局D2とビット線B12とが、トラン
ジスタQ9,Q10により電気的に繋がることになる。
従って、転送制御信号φ2BがHレベルになってしばら
くの間は、ビット線対B11,B12の電位がワード線
による選択直後の電位にある為、不安定な状態にある
が、最終的にはビット線B11の電位はセンス増幅活性
化信号φS1Pの電位と同一の5Vへ、B12の電位は
φS3Nの電位と同一の1.67Vへと変化していく。
をLレベルからHレベルへと戻すことで、ビット線B1
1,B12への再書込みを開始する。つまり、転送制御
信号φ1B,φ3BはLレベルのままであるので、デー
タ転送制御回路2を構成するNMOS型のトランジスタ
Q3〜Q8のうちQ3以外はすべてオフしたままである
ので、ビット線B11と電気的に繋がれるセンス増幅器
の信号入出力端はD1のみとなる。又、ビット線B1
1,B12はNMOS型のトランジスタQ9〜Q16に
よりD2もしくはD3のいずれかと電気的に繋がること
になる。ところが、D1が5V、D1Bが0Vとなって
いるので、トランジスタQ9,Q11,Q13,Q15
のうちQ11,Q15はオフしているし、転送制御信号
φ3BがLレベルであるので、トランジスタQ10,Q
12,Q14,Q16のうちQ14,Q16はオフして
いる。この為、結局D2とビット線B12とが、トラン
ジスタQ9,Q10により電気的に繋がることになる。
従って、転送制御信号φ2BがHレベルになってしばら
くの間は、ビット線対B11,B12の電位がワード線
による選択直後の電位にある為、不安定な状態にある
が、最終的にはビット線B11の電位はセンス増幅活性
化信号φS1Pの電位と同一の5Vへ、B12の電位は
φS3Nの電位と同一の1.67Vへと変化していく。
【0050】次に、時刻t6において制御信号φ4Bの
電位をHレベルへ、転送制御信号φ2Bの電位をLレベ
ルへと戻すことで、ビット線B11,B12がセンス増
幅器SA1,SA2と電気的に切り離され、かつ互いに
接続される。ここで、ビット線B11,B12は元々同
一の容量を持ち、それぞれ5V,1.67Vの電位にあ
るのでビット線B11,B12及びメモリセルM1の記
憶節点S1の電位は3.33Vになる。
電位をHレベルへ、転送制御信号φ2Bの電位をLレベ
ルへと戻すことで、ビット線B11,B12がセンス増
幅器SA1,SA2と電気的に切り離され、かつ互いに
接続される。ここで、ビット線B11,B12は元々同
一の容量を持ち、それぞれ5V,1.67Vの電位にあ
るのでビット線B11,B12及びメモリセルM1の記
憶節点S1の電位は3.33Vになる。
【0051】次に、時刻t7にワード線WL1がLレベ
ルに戻ると記憶節点S1にはワード線WL1による選択
前と同一の電位3.33Vが書込まれたことになり、リ
フレッシュが完了したことになる。
ルに戻ると記憶節点S1にはワード線WL1による選択
前と同一の電位3.33Vが書込まれたことになり、リ
フレッシュが完了したことになる。
【0052】この後は、ビット線B11,B12、各信
号入出力端D1,D1B,D2,D2B,D3,D3B
の電位をスタンバイ状態の2.5Vへと戻すために、転
送制御信号φ1B,φ2B,φ3Bプリチャージ制御信
号φPをHレベルへ、センス増幅活性化信号φS1P,
φS1N〜φS3P,φS3Nを2.5Vへと戻せばよ
い。
号入出力端D1,D1B,D2,D2B,D3,D3B
の電位をスタンバイ状態の2.5Vへと戻すために、転
送制御信号φ1B,φ2B,φ3Bプリチャージ制御信
号φPをHレベルへ、センス増幅活性化信号φS1P,
φS1N〜φS3P,φS3Nを2.5Vへと戻せばよ
い。
【0053】4段階のうちの(a),(c),(d)の
ときの各部の信号波形図を図7,図8,図9に示す。こ
れらの動作は上述の(b)の場合と同様であるので、そ
の動作説明は省略する。また、4段階の(a)〜(d)
の上述の動作を1つにまとめると図10(A),(B)
のようになる。
ときの各部の信号波形図を図7,図8,図9に示す。こ
れらの動作は上述の(b)の場合と同様であるので、そ
の動作説明は省略する。また、4段階の(a)〜(d)
の上述の動作を1つにまとめると図10(A),(B)
のようになる。
【0054】次に、メモリセル(M1)から読出された
データを、データ入出力端子IOT1,IOT2を介し
て外部へ出力するときの動作について図11(A)を併
せて参照し説明する。
データを、データ入出力端子IOT1,IOT2を介し
て外部へ出力するときの動作について図11(A)を併
せて参照し説明する。
【0055】時刻t4〜t7におけるセンス増幅器SA
1〜SA3の各信号入出力端の読出し電位が安定してい
る期間において、コラム選択信号φCSがHレベルにな
り、コラムスイッチ回路CSW1〜CSW3及びデータ
入出力バスIO1T,IO1B〜IO3T,IO3Bを
介して、センス増幅器SA1〜SA3の各信号入出力端
の読出し電位がA/D変換回路3に伝達され、A/D変
換される。このA/D変換回路3の出力データR1〜R
3は、センス増幅器SA1の信号入出力端D1が第1の
読出し電位(5V)であればR1は“1”、第2の読出
し電位(0V)であれば“0”、センス増幅器SA2の
信号入出力端D2が第3の読出し電位(5V)であれば
R2は“1”、第4の読出し電位(1.67V)であれ
ば“0”、センス増幅器SA3の信号入出力端D3が第
5の読出し電位(0V)であればR3は“0”、第6の
読出し電位(3.33V)であれば“1”となる。
1〜SA3の各信号入出力端の読出し電位が安定してい
る期間において、コラム選択信号φCSがHレベルにな
り、コラムスイッチ回路CSW1〜CSW3及びデータ
入出力バスIO1T,IO1B〜IO3T,IO3Bを
介して、センス増幅器SA1〜SA3の各信号入出力端
の読出し電位がA/D変換回路3に伝達され、A/D変
換される。このA/D変換回路3の出力データR1〜R
3は、センス増幅器SA1の信号入出力端D1が第1の
読出し電位(5V)であればR1は“1”、第2の読出
し電位(0V)であれば“0”、センス増幅器SA2の
信号入出力端D2が第3の読出し電位(5V)であれば
R2は“1”、第4の読出し電位(1.67V)であれ
ば“0”、センス増幅器SA3の信号入出力端D3が第
5の読出し電位(0V)であればR3は“0”、第6の
読出し電位(3.33V)であれば“1”となる。
【0056】そして、データ入出力端子IOT1からは
R1のデータが、また、IOT2からは、R1が“1”
のときR2のデータが、“0”のときR3のデータが出
力される。こうして、4段階の電位、すなわち4値の信
号が2ビットのデータとして外部へ出力される。
R1のデータが、また、IOT2からは、R1が“1”
のときR2のデータが、“0”のときR3のデータが出
力される。こうして、4段階の電位、すなわち4値の信
号が2ビットのデータとして外部へ出力される。
【0057】外部からの2ビットのデータを4値の信
号、すなわち4段階の電位としてメモリセル(M1,M
2)に書込み記憶させるときの各部のデータ及び電位は
図11(B)のとおりであり、その動作は、前述の入力
バッファ・D/A変換手段の説明及び再書込み電位発生
手段の説明から明らかであるので、その説明は省略す
る。
号、すなわち4段階の電位としてメモリセル(M1,M
2)に書込み記憶させるときの各部のデータ及び電位は
図11(B)のとおりであり、その動作は、前述の入力
バッファ・D/A変換手段の説明及び再書込み電位発生
手段の説明から明らかであるので、その説明は省略す
る。
【0058】この実施例においては、メモリセル(M
1,M2)から読出されたビット線B11,B12の信
号の電位を、3台のセンス増幅器SA1〜SA3に同時
に伝達してこれら3台のセンス増幅器の同時動作により
その信号の電位が4段階のうちのどの電位にあるかを判
定し、2ビットのデータとして外部に出力するので、1
メモリセル1ビット記憶型の通常のDRAMと殆んど変
らない読出し動作速度が得られる。また、データ再書込
みは、読出し動作時に3台のセンス増幅器で発生した読
出し電位をビット線B11,B12に選択,伝達してこ
れらを均一化するだけで再書込み電位を発生し、メモリ
セルのリフレッシュが可能となる。
1,M2)から読出されたビット線B11,B12の信
号の電位を、3台のセンス増幅器SA1〜SA3に同時
に伝達してこれら3台のセンス増幅器の同時動作により
その信号の電位が4段階のうちのどの電位にあるかを判
定し、2ビットのデータとして外部に出力するので、1
メモリセル1ビット記憶型の通常のDRAMと殆んど変
らない読出し動作速度が得られる。また、データ再書込
みは、読出し動作時に3台のセンス増幅器で発生した読
出し電位をビット線B11,B12に選択,伝達してこ
れらを均一化するだけで再書込み電位を発生し、メモリ
セルのリフレッシュが可能となる。
【0059】図12は本発明の第2の実施例の主要部分
の回路図である。
の回路図である。
【0060】この実施例では、各メモリセル(M1a,
M2a,…)それぞれが、ソース,ドレインのうちの一
方を第1のビット線B11と接続しゲートを対応するワ
ード線(例えばWL1)と接続する第1のトランジスタ
Q1aと、ソース,ドレインのうちの一方を第2のビッ
ト線B12と接続しゲートを対応するワード線(WL
1)と接続する第2のトランジスタQ1bと、第1及び
第2のトランジスタQ1a,Q1bそれぞれのソース,
ドレインのうちの他方間に接続されたキャパシタC1と
を含んだ2トランジスタ1キャパシタ型となっている。
M2a,…)それぞれが、ソース,ドレインのうちの一
方を第1のビット線B11と接続しゲートを対応するワ
ード線(例えばWL1)と接続する第1のトランジスタ
Q1aと、ソース,ドレインのうちの一方を第2のビッ
ト線B12と接続しゲートを対応するワード線(WL
1)と接続する第2のトランジスタQ1bと、第1及び
第2のトランジスタQ1a,Q1bそれぞれのソース,
ドレインのうちの他方間に接続されたキャパシタC1と
を含んだ2トランジスタ1キャパシタ型となっている。
【0061】そして、プリチャージ回路PREによるプ
リチャージの解除後に読出された第1及び第2のビット
線B11,B12間の差電位範囲を4段階に区分し、第
1の読出し電位発生手段が、プリチャージ回路PREに
よるプリチャージの解除後に読出されて第1及び第2の
ビット線B11,B12に伝達された信号の電位を比較
し第1のビット線B11側が第2ビット線B12側より
高い4段階のうちの高位側の段階のときは第1のビット
線B11側の第1の信号入出力端D1に第1の読出し電
位(5V)、第2のビット線B12側の第2の信号入出
力端D1Bに第2の読出し電位(0V)を発生し第1の
ビット線B11側が第2のビット線B12側より低いと
きは第1の信号入出力端D1に第2の読出し電位(0
V)、第2の信号入出力端D1Bに第1の読出し電位
(5V)を発生する第1のセンス増幅器SA1を含んで
構成される。
リチャージの解除後に読出された第1及び第2のビット
線B11,B12間の差電位範囲を4段階に区分し、第
1の読出し電位発生手段が、プリチャージ回路PREに
よるプリチャージの解除後に読出されて第1及び第2の
ビット線B11,B12に伝達された信号の電位を比較
し第1のビット線B11側が第2ビット線B12側より
高い4段階のうちの高位側の段階のときは第1のビット
線B11側の第1の信号入出力端D1に第1の読出し電
位(5V)、第2のビット線B12側の第2の信号入出
力端D1Bに第2の読出し電位(0V)を発生し第1の
ビット線B11側が第2のビット線B12側より低いと
きは第1の信号入出力端D1に第2の読出し電位(0
V)、第2の信号入出力端D1Bに第1の読出し電位
(5V)を発生する第1のセンス増幅器SA1を含んで
構成される。
【0062】また、第2及び第3の読出し電位発生手段
は、プリチャージ回路PREによるプリチャージの解除
後に読出されて第1のビット線B11に伝達された信号
の電位を受けて所定電位だけ低位側に移動させる第1の
電位移動回路DPC1aと、この第1の電位移動回路D
PC1aにより移動された電位と第2のビット線B12
の電位とを比較し第2のビット線B12側が低く第1の
ビット線B11の信号の電位が最高位(B12に対し)
のときはこの第2のビット線B12側の第2の信号入出
力端D2Bに第3の読出し電位(1.25V)を発生し
第2のビット線B12側が高い上記最高位以外のときは
この第2の信号入出力端D2Bに第4の読出し電位
(3.75V)を発生する第2のセンス増幅器SA2
と、プリチャージ回路PREによるプリチャージの解除
後に読出されて第2のビット線B12に伝達された信号
の電位を受けて所定の電位だけ低位側に移動させる第2
の電位移動回路DPC2aと、この第2の電位移動回路
DPC2aにより移動された電位と第1のビット線B1
1の電位とを比較し第1のビット線B11側が低い最低
位(B12に対し)のときは第2のビット線B12側の
第2の信号入出力端D3Bに第5の読出し電位(3.7
5V)を発生し第1のビット線B11側が高い上記最低
位以外のときはこの第2の信号入出力端D3Bに第6の
読出し電位(1.25V)を発生する第3のセンス増幅
器SA3とを含んで構成される。
は、プリチャージ回路PREによるプリチャージの解除
後に読出されて第1のビット線B11に伝達された信号
の電位を受けて所定電位だけ低位側に移動させる第1の
電位移動回路DPC1aと、この第1の電位移動回路D
PC1aにより移動された電位と第2のビット線B12
の電位とを比較し第2のビット線B12側が低く第1の
ビット線B11の信号の電位が最高位(B12に対し)
のときはこの第2のビット線B12側の第2の信号入出
力端D2Bに第3の読出し電位(1.25V)を発生し
第2のビット線B12側が高い上記最高位以外のときは
この第2の信号入出力端D2Bに第4の読出し電位
(3.75V)を発生する第2のセンス増幅器SA2
と、プリチャージ回路PREによるプリチャージの解除
後に読出されて第2のビット線B12に伝達された信号
の電位を受けて所定の電位だけ低位側に移動させる第2
の電位移動回路DPC2aと、この第2の電位移動回路
DPC2aにより移動された電位と第1のビット線B1
1の電位とを比較し第1のビット線B11側が低い最低
位(B12に対し)のときは第2のビット線B12側の
第2の信号入出力端D3Bに第5の読出し電位(3.7
5V)を発生し第1のビット線B11側が高い上記最低
位以外のときはこの第2の信号入出力端D3Bに第6の
読出し電位(1.25V)を発生する第3のセンス増幅
器SA3とを含んで構成される。
【0063】また、再書込み電位発生手段はデータ転送
制御回路2aに含まれ、第1のセンス増幅器SA1の第
1の信号入出力端D1の第1及び第2の読出し電位を第
1のビット線B11側の第1〜第4の書込み電位として
第1のビット線B11に伝達するトランジスタQ3と、
第1のセンス増幅器SA1の第1の信号入出力端D1が
第1の読出し電位のときは第2のセンス増幅器SA2の
第2の信号入出力端D2Bの第3及び第4の読出し電位
を、第2のビット線B12側の第1及び第2の書込み電
位とし第2の読出し電位のときは第3のセンス増幅器S
A3の第2の信号入出力端D3Bの第5及び第6の読出
し電位を第2のビット線B12側の第3及び第4の書込
み電位として第2のビット線B12に伝達するトランジ
スタQ9〜Q12とから成り、データ転送制御回路2a
にはその他、ビット線B11,B12とセンス増幅器S
A1〜SA3の各信号入出力端D1,D1B〜D3,D
3Bとの間の信号の伝達制御を行うトランジスタQ3〜
Q8(Q3は再書込み電位発生手段を共用)が含まれて
いる。
制御回路2aに含まれ、第1のセンス増幅器SA1の第
1の信号入出力端D1の第1及び第2の読出し電位を第
1のビット線B11側の第1〜第4の書込み電位として
第1のビット線B11に伝達するトランジスタQ3と、
第1のセンス増幅器SA1の第1の信号入出力端D1が
第1の読出し電位のときは第2のセンス増幅器SA2の
第2の信号入出力端D2Bの第3及び第4の読出し電位
を、第2のビット線B12側の第1及び第2の書込み電
位とし第2の読出し電位のときは第3のセンス増幅器S
A3の第2の信号入出力端D3Bの第5及び第6の読出
し電位を第2のビット線B12側の第3及び第4の書込
み電位として第2のビット線B12に伝達するトランジ
スタQ9〜Q12とから成り、データ転送制御回路2a
にはその他、ビット線B11,B12とセンス増幅器S
A1〜SA3の各信号入出力端D1,D1B〜D3,D
3Bとの間の信号の伝達制御を行うトランジスタQ3〜
Q8(Q3は再書込み電位発生手段を共用)が含まれて
いる。
【0064】その他の部分は第1の実施例と同様の構成
となっている。
となっている。
【0065】この実施例の動作を説明する前に、メモリ
セル選択時のビット線B11,B12間に得られる差電
位を計算により求めておく。従来例との差が明らかにな
る様に各ビット線の容量をCb、メモリセルのキャパシ
タC1の容量をCsとする。ここでCbにはセンス増幅
器を構成するMOS型のトランジスタのゲート容量の他
にセンス増幅器信号入出力端D1,D1B〜D3,D3
Bの配線容量、トランジスタQ3,Q4の拡散層容量等
の全てが含まれるのは、多値セルを使用するしないに関
わらずDRAMすべてに共通の条件である。
セル選択時のビット線B11,B12間に得られる差電
位を計算により求めておく。従来例との差が明らかにな
る様に各ビット線の容量をCb、メモリセルのキャパシ
タC1の容量をCsとする。ここでCbにはセンス増幅
器を構成するMOS型のトランジスタのゲート容量の他
にセンス増幅器信号入出力端D1,D1B〜D3,D3
Bの配線容量、トランジスタQ3,Q4の拡散層容量等
の全てが含まれるのは、多値セルを使用するしないに関
わらずDRAMすべてに共通の条件である。
【0066】ワード線による選択前にビット線B11,
B12の電位がVi、メモリセルの節点S1,S2の電
位(初期値)がそれぞれVs1,Vs2であるとし、ワ
ード線による選択後にビット線B11がVx、ビット線
B12がVyに変化したとする。ここでB11側につい
て全電荷量を選択前後で求め、等式により結ぶと以下の
式が得られる。
B12の電位がVi、メモリセルの節点S1,S2の電
位(初期値)がそれぞれVs1,Vs2であるとし、ワ
ード線による選択後にビット線B11がVx、ビット線
B12がVyに変化したとする。ここでB11側につい
て全電荷量を選択前後で求め、等式により結ぶと以下の
式が得られる。
【0067】CbVi+Cs(Vs1−Vs2)=Cb
Vx+Cs(Vx−Vy) 同じくB12側について得られる式は CbVi+Cs(Vs2−Vs1)=CbVy+Cs
(Vy−Vx) これら2式より、Vx,Vyは、以下の簡単な2式で表
される様になる。
Vx+Cs(Vx−Vy) 同じくB12側について得られる式は CbVi+Cs(Vs2−Vs1)=CbVy+Cs
(Vy−Vx) これら2式より、Vx,Vyは、以下の簡単な2式で表
される様になる。
【0068】Vx+Vy=2Vi Vx−Vy[2Cs/(Cb+2Cs)]×(Vs1−
Vs2) Vx,Vyの具体的数値を求める為に、従来例で用いた
Cb=350fF,Cs=50fF,Vi=2.5V等
の値を使い、Vs1,Vs2として前述した書込み電位
を使用すると、ワード線による選択後の各部の電位は、
後述する図18(A)のとおりとなる。
Vs2) Vx,Vyの具体的数値を求める為に、従来例で用いた
Cb=350fF,Cs=50fF,Vi=2.5V等
の値を使い、Vs1,Vs2として前述した書込み電位
を使用すると、ワード線による選択後の各部の電位は、
後述する図18(A)のとおりとなる。
【0069】次にこの実施例の動作について、図13に
示された各制御信号のタイミング図及び図14に示され
た各部の信号波形図を併せて参照し説明する。なお図1
4には4段階の差電位のうちの最低位(B12に対し)
側から2番目の段階の場合の例(図18(A)のβの段
階)が示されている。
示された各制御信号のタイミング図及び図14に示され
た各部の信号波形図を併せて参照し説明する。なお図1
4には4段階の差電位のうちの最低位(B12に対し)
側から2番目の段階の場合の例(図18(A)のβの段
階)が示されている。
【0070】まず、プリチャージ回路PREによりビッ
ト線B11,B12センス増幅器SA1〜SA3の各信
号入出力端D1,D1B〜D3,D3Bは全て電源電位
5Vの1/2の中間基準電位Vh(2.5V)に保た
れ、メモリセルの記憶節点S1,S2の電位(初期値)
Vs1,Vs2は0V,1.25Vとなっている。
ト線B11,B12センス増幅器SA1〜SA3の各信
号入出力端D1,D1B〜D3,D3Bは全て電源電位
5Vの1/2の中間基準電位Vh(2.5V)に保た
れ、メモリセルの記憶節点S1,S2の電位(初期値)
Vs1,Vs2は0V,1.25Vとなっている。
【0071】プリチャージ制御信号φPがHレベルから
Lレベルへと変化し、ワード線による選択前の準備が完
了する。
Lレベルへと変化し、ワード線による選択前の準備が完
了する。
【0072】次に時刻t1にワード線WL1がHレベル
になると、ビット線及びセンス増幅器SA1〜SA3の
各信号入出力端の電位は前に計算で求め図18(A)に
示されたようにB11,D1,D2,D3が2.36
V、B12,D1B,D2B,D3Bが2.64Vにな
る。
になると、ビット線及びセンス増幅器SA1〜SA3の
各信号入出力端の電位は前に計算で求め図18(A)に
示されたようにB11,D1,D2,D3が2.36
V、B12,D1B,D2B,D3Bが2.64Vにな
る。
【0073】この様にビット線B11,B12およびセ
ンス増幅器の各信号入出力端に電位が現われた後の時刻
t2に、転送制御信号φ1B,φ2BをHレベルからL
レベルへと変化させビット線B11,B12とセンス増
幅器SA1〜SA3とを電気的に切り離す。
ンス増幅器の各信号入出力端に電位が現われた後の時刻
t2に、転送制御信号φ1B,φ2BをHレベルからL
レベルへと変化させビット線B11,B12とセンス増
幅器SA1〜SA3とを電気的に切り離す。
【0074】次に時刻t3に、3台のセンス増幅器の基
準電位の調整を行なう為に、制御信号φDBが5Vから
0Vへと変化する。ここで電位移動回路DPC1a,D
PC2aのキャパシタC2,C3の容量Crは次の様な
目的からあらかじめ設定しておけばよい。
準電位の調整を行なう為に、制御信号φDBが5Vから
0Vへと変化する。ここで電位移動回路DPC1a,D
PC2aのキャパシタC2,C3の容量Crは次の様な
目的からあらかじめ設定しておけばよい。
【0075】すなわち、4段階の差電位のうちの最高位
(B12に対し、以下同じ)から2番目(図18(A)
のδ)の場合のD2の電位(2.64V)を、最高位の
場合のD2Bの電位(2.08V)まで移動させる。こ
れは、センス増幅器SA2が最高位以外の状態を“0”
と判定し、最高位(図18(A)のδ)の状態を“1”
と判定する為である。この様にする為には、Crの値の
次の計算で求める値にあらかじめ設定しておく。
(B12に対し、以下同じ)から2番目(図18(A)
のδ)の場合のD2の電位(2.64V)を、最高位の
場合のD2Bの電位(2.08V)まで移動させる。こ
れは、センス増幅器SA2が最高位以外の状態を“0”
と判定し、最高位(図18(A)のδ)の状態を“1”
と判定する為である。この様にする為には、Crの値の
次の計算で求める値にあらかじめ設定しておく。
【0076】すなわち、第1の実施例の説明で行なった
のと同様に、D2の容量をCd、そのφDB変化前の初
期電位をVj、φDB変化後の電位をVyとすれば、以
下の関係式が成り立つ。
のと同様に、D2の容量をCd、そのφDB変化前の初
期電位をVj、φDB変化後の電位をVyとすれば、以
下の関係式が成り立つ。
【0077】 CdVj+Cr(Vj−5)=CdVy+CrVy これにより、Cr=Cd/[5/(Vj−Vy)−1]
が求まる。
が求まる。
【0078】具体的な数値としてVj=2.64V,V
y=2.08V,Cd=30fFを代入すれば、Crの
値は3.8fF程度になる。その他の段階(図18
(A)のα,β,δ)におけるD2の電位は(Vj−V
y)、すなわち0.56Vだけ低い電位に移動する。
y=2.08V,Cd=30fFを代入すれば、Crの
値は3.8fF程度になる。その他の段階(図18
(A)のα,β,δ)におけるD2の電位は(Vj−V
y)、すなわち0.56Vだけ低い電位に移動する。
【0079】又、センス増幅器SA3の信号入出力端D
3Bの電位に関しては、Cd及びCrの値を上で求めた
値と同一に設計し、φDBを同じく5Vから0Vへと変
化させれば、D2と同じだけ、すなわち0.56Vだけ
低い方へ移動する。
3Bの電位に関しては、Cd及びCrの値を上で求めた
値と同一に設計し、φDBを同じく5Vから0Vへと変
化させれば、D2と同じだけ、すなわち0.56Vだけ
低い方へ移動する。
【0080】こうするとことで、センス増幅器SA3は
4段階の差電位のうちの最低位の状態(図18(A)の
α)を“0”と判定し最低位以外の状態を“1”と判定
出来る。
4段階の差電位のうちの最低位の状態(図18(A)の
α)を“0”と判定し最低位以外の状態を“1”と判定
出来る。
【0081】以上より、センス増幅器活性化直前の時刻
t4では、各信号入出力端の電位は、D1が2.36
V、D1Bが2.64V、D2が1.8V、D2Bが
2.64V、D3が2.36V、D3Bが2.08Vと
なっている。従って、センス増幅器SA1〜SA3を活
性化させると、D1,D2,D3BがLレベルへ、D1
B,D2B,D3がHレベルへ電位変化する。ただし、
センス増幅活性化信号を、いずれも活性化前は2.5V
であるが、活性化後の最終到達電位をφS1Pは5V、
φS1Nは0V、φS2P,φS3Pは3.75V、φ
S2N,φS3Nは1.25Vとなる様に設定している
ので、時刻t4よりしばらくしてD1は0V、D1Bは
5V、D2,D3Bは1.25V、D2B、D3は3.
75Vになる。
t4では、各信号入出力端の電位は、D1が2.36
V、D1Bが2.64V、D2が1.8V、D2Bが
2.64V、D3が2.36V、D3Bが2.08Vと
なっている。従って、センス増幅器SA1〜SA3を活
性化させると、D1,D2,D3BがLレベルへ、D1
B,D2B,D3がHレベルへ電位変化する。ただし、
センス増幅活性化信号を、いずれも活性化前は2.5V
であるが、活性化後の最終到達電位をφS1Pは5V、
φS1Nは0V、φS2P,φS3Pは3.75V、φ
S2N,φS3Nは1.25Vとなる様に設定している
ので、時刻t4よりしばらくしてD1は0V、D1Bは
5V、D2,D3Bは1.25V、D2B、D3は3.
75Vになる。
【0082】次に時刻t5で転送制御信号φ2Bのみを
LレベルからHレベルへと戻すことでメモリセルMC1
a,MC2aへのリフレッシュを開始する。つまり、転
送制御信号φ1BはLレベルのままであるのでNMOS
型のトランジスタQ3〜Q8のうちQ3を除いてはすべ
てオフしたままであり、ビット線B11と電気的に繋が
れるセンス増幅器の信号入出力端はD1のみとなる。
又、ビット線B12はトランジスタQ9〜Q12により
D2BもしくはD3Bのいずれかと電気的に繋がること
になるが、トランジスタQ9,Q11のうちQ9はオフ
しているので、Q11,Q12によりD3Bと繋がるこ
とになる。従って、転送制御信号φ2BがHレベルにな
ってしばらくの間は、ビット線B11,B12の電位が
ワード線による選択直後の電位にある為、不安定な状態
にあるが、最終的にはB11の電位はセンス増幅器SA
1のD1の電位0Vへ、B12の電位はセンス増幅器S
A3のD3Bの電位1.25Vへと変化していく。
LレベルからHレベルへと戻すことでメモリセルMC1
a,MC2aへのリフレッシュを開始する。つまり、転
送制御信号φ1BはLレベルのままであるのでNMOS
型のトランジスタQ3〜Q8のうちQ3を除いてはすべ
てオフしたままであり、ビット線B11と電気的に繋が
れるセンス増幅器の信号入出力端はD1のみとなる。
又、ビット線B12はトランジスタQ9〜Q12により
D2BもしくはD3Bのいずれかと電気的に繋がること
になるが、トランジスタQ9,Q11のうちQ9はオフ
しているので、Q11,Q12によりD3Bと繋がるこ
とになる。従って、転送制御信号φ2BがHレベルにな
ってしばらくの間は、ビット線B11,B12の電位が
ワード線による選択直後の電位にある為、不安定な状態
にあるが、最終的にはB11の電位はセンス増幅器SA
1のD1の電位0Vへ、B12の電位はセンス増幅器S
A3のD3Bの電位1.25Vへと変化していく。
【0083】つまり、時刻t6においてワード線WL1
を非選択の状態のLレベルへ戻すことで、メモリセルM
C1aの記憶節点S1,S2の電位はワード線による選
択前と同一の電位0V,1.25Vへとリフレッシュさ
れたことになる。
を非選択の状態のLレベルへ戻すことで、メモリセルM
C1aの記憶節点S1,S2の電位はワード線による選
択前と同一の電位0V,1.25Vへとリフレッシュさ
れたことになる。
【0084】この後は、ビット線B11,B12、セン
ス増幅器SA1〜SA3の各信号入出力端の電位を中間
基準電位の2.5Vへと戻すために、各制御信号のφ1
B,φPをHレベルへ、φSiP(i=1〜3),φS
iN(i=1〜3)を2.5Vへと戻せばよい。
ス増幅器SA1〜SA3の各信号入出力端の電位を中間
基準電位の2.5Vへと戻すために、各制御信号のφ1
B,φPをHレベルへ、φSiP(i=1〜3),φS
iN(i=1〜3)を2.5Vへと戻せばよい。
【0085】4段階のうちのα,γ,δのときの各部の
信号波形図を図15,図16,図17に示す。これらの
動作は上述のβの段階と同様であるのでその動作の説明
は省略する。また、4段階のα〜δの動作を1つにまと
めると図18(A),(B)のとおりとなる。
信号波形図を図15,図16,図17に示す。これらの
動作は上述のβの段階と同様であるのでその動作の説明
は省略する。また、4段階のα〜δの動作を1つにまと
めると図18(A),(B)のとおりとなる。
【0086】この実施例における外部へのデータの読出
し、及び外部からのデータの書込みは第1の実施例と同
様に行なわれるので、図19(A),(B)にその動作
時の各部の信号,データの値を示すにとどめ、詳細な説
明は省略する。
し、及び外部からのデータの書込みは第1の実施例と同
様に行なわれるので、図19(A),(B)にその動作
時の各部の信号,データの値を示すにとどめ、詳細な説
明は省略する。
【0087】この実施例においては、第1の実施例と同
様に高速動作が得られるほか、センス増幅器SA1〜S
A3における信号入出力期間の基準電位との差電位が第
1の実施例の100mVに対し最低280mVとなって
いるので、低電源電位動作の状態となっても、その動作
マージンを大きくとることができるという利点と、読出
し電位をビット線間のバランス動作なしに直ちに書込み
電位とするのでその分、更に高速動作が得られるという
利点がある。
様に高速動作が得られるほか、センス増幅器SA1〜S
A3における信号入出力期間の基準電位との差電位が第
1の実施例の100mVに対し最低280mVとなって
いるので、低電源電位動作の状態となっても、その動作
マージンを大きくとることができるという利点と、読出
し電位をビット線間のバランス動作なしに直ちに書込み
電位とするのでその分、更に高速動作が得られるという
利点がある。
【0088】上述した第1,第2の実施例においては、
1対のビット線B11,B12とその関連部分とを抽出
して説明したが、実際の半導体記憶装置では、複数対の
ビット線とその関連部分とを含んだ構成となっているこ
とは言うまでもない。
1対のビット線B11,B12とその関連部分とを抽出
して説明したが、実際の半導体記憶装置では、複数対の
ビット線とその関連部分とを含んだ構成となっているこ
とは言うまでもない。
【0089】また、これら実施例においては、ビット線
の片端にのみ読出し電位発生手段,最書込み電位発生手
段及びデータ入出力手段を配置した例を示したが、第1
の読出し電位発生手段をビット線の両端それぞれに配置
し、第2の読出し電位発生手段をビット線の一方の端に
第3の読出し電位発生手段をビット線の他方の端にそれ
ぞれ配置し、これら第1〜第3の読出し電位発生手段の
配置に応じて再書込み電位発生手段等を分割配置する構
成とすることもできる。
の片端にのみ読出し電位発生手段,最書込み電位発生手
段及びデータ入出力手段を配置した例を示したが、第1
の読出し電位発生手段をビット線の両端それぞれに配置
し、第2の読出し電位発生手段をビット線の一方の端に
第3の読出し電位発生手段をビット線の他方の端にそれ
ぞれ配置し、これら第1〜第3の読出し電位発生手段の
配置に応じて再書込み電位発生手段等を分割配置する構
成とすることもできる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、1つ(1
対)のビット線に対して3台のセンス増幅器を設け、こ
れらセンス増幅器にビット線の信号の電位を同時に伝達
してその信号の電位が4段階のうちどの段階にあるかを
判定し、2ビットのデータとして外部へ出力し、またそ
の判定結果による読出し電位から書込み電位を発生して
再書込みする構成となっているので、従来例より大幅に
動作の高速化ができて1メモリセル1ビットの通常のD
RAMをほぼ同程度の動作速度を得ることができ、ま
た、メモリセルを2トランジスタキャパシタ型としてす
ることにより、低電源電位動作時でも、センス増幅器の
動作マージンを大きくすることができる効果がある。
対)のビット線に対して3台のセンス増幅器を設け、こ
れらセンス増幅器にビット線の信号の電位を同時に伝達
してその信号の電位が4段階のうちどの段階にあるかを
判定し、2ビットのデータとして外部へ出力し、またそ
の判定結果による読出し電位から書込み電位を発生して
再書込みする構成となっているので、従来例より大幅に
動作の高速化ができて1メモリセル1ビットの通常のD
RAMをほぼ同程度の動作速度を得ることができ、ま
た、メモリセルを2トランジスタキャパシタ型としてす
ることにより、低電源電位動作時でも、センス増幅器の
動作マージンを大きくすることができる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1に示された実施例の主要部分の具体的回路
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図3】図1に示された実施例のセンス増幅器及びコラ
ムスイッチ回路の具体的回路例を示す回路図である。
ムスイッチ回路の具体的回路例を示す回路図である。
【図4】図1に示された実施例のA/D変換回路,出力
バッファ回路及び入力バッファ回路の具体的回路例を示
す回路図である。
バッファ回路及び入力バッファ回路の具体的回路例を示
す回路図である。
【図5】図1に示された実施例の各制御信号のタイミン
グ図である。
グ図である。
【図6】図1に示された実施例の各部の信号波形の第1
の例の信号波形図である。
の例の信号波形図である。
【図7】図1に示された実施例の各部の信号波形の第2
の例の信号波形図である。
の例の信号波形図である。
【図8】図1に示された実施例の各部の信号波形の第3
の例の信号波形図である。
の例の信号波形図である。
【図9】図1に示された実施例の各部の信号波形の第4
の例の信号波形図である。
の例の信号波形図である。
【図10】図1に示された実施例の再書込み動作時の各
部の信号,データの値を示す図である。
部の信号,データの値を示す図である。
【図11】図1に示された実施例のデータ読出し動作時
及びデータ書込み動作時の各部の信号及びデータの値を
示す図である。
及びデータ書込み動作時の各部の信号及びデータの値を
示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例を示す主要部分の回路
図である。
図である。
【図13】図12に示された実施例の各制御信号のタイ
ミング図である。
ミング図である。
【図14】図12に示された実施例の各部の信号波形の
第1の例の信号波形図である。
第1の例の信号波形図である。
【図15】図12に示された実施例の各部の信号波形の
第2の例の信号波形図である。
第2の例の信号波形図である。
【図16】図12に示された実施例の各部の信号波形の
第3の例の信号波形図である。
第3の例の信号波形図である。
【図17】図12に示された実施例の各部の信号波形の
第4の例の信号波形図である。
第4の例の信号波形図である。
【図18】図12に示された実施例の再書込み動作時の
各部の信号,データの値を示す図である。
各部の信号,データの値を示す図である。
【図19】図12に示された実施例のデータ読出し動作
時及びデータ書込み動作時の各部の信号,データの値を
示す図である。
時及びデータ書込み動作時の各部の信号,データの値を
示す図である。
【図20】従来の半導体記憶装置の課題を説明するため
のメモリセル及びその周辺の回路図、並びに4値データ
の電位置分を示す図である。
のメモリセル及びその周辺の回路図、並びに4値データ
の電位置分を示す図である。
1 ビット線バランス回路 2,2a データ転送制御回路 3 A/D変換回路 4 出力バッファ回路 5 入力バッファ回路 B11,B12 ビット線 BA31,BA41 バッファ増幅器 C1〜C3,C2a,C3a キャパシタ CSW1〜CSW3 コラムスイッチ回路 DPC1,DPC2,DPC1a,DPC2a 電位
移動回路 G41,G42,G51〜G53 論理ゲート IO1T,IO1B〜IO3T,IO3B データ入
出力バス IV41〜IV43,IV51〜IV54 インバー
タ M1,M2,M1a,M2a メモリセル OP31 演算増幅器 PRE プリチャージ回路 Q1〜Q18,Q1a,Q1b,Qc1,Qc2,Qn
41〜Qn44,Qsn1,Qsn2,Qsp1,Qs
p2 トランジスタ SA1〜SA3 センス増幅器 TG41,TG42 トランスファゲート
移動回路 G41,G42,G51〜G53 論理ゲート IO1T,IO1B〜IO3T,IO3B データ入
出力バス IV41〜IV43,IV51〜IV54 インバー
タ M1,M2,M1a,M2a メモリセル OP31 演算増幅器 PRE プリチャージ回路 Q1〜Q18,Q1a,Q1b,Qc1,Qc2,Qn
41〜Qn44,Qsn1,Qsn2,Qsp1,Qs
p2 トランジスタ SA1〜SA3 センス増幅器 TG41,TG42 トランスファゲート
Claims (6)
- 【請求項1】 信号を伝達するビット線と、スイッチン
グ用のトランジスタ及び電荷蓄積用のキャパシタを備え
選択状態のとき前記ビット線と接続してこのビット線に
伝達された信号を書込み記憶し、記憶している信号を前
記ビット線に読出す複数のメモリセルと、これら複数の
メモリセルから前記ビット線に読出された信号の電位範
囲を4段階に区分し、前記ビット線に読出された信号の
電位を第1の基準電位と比較して前記4段階のうちの高
位側の2段階であるときは第1の読出し電位、低位側の
2段階であるときは第2の読出し電位を出力する第1の
読出し電位発生手段と、前記ビット線に読出された信号
の電位を第2の基準電位と比較して前記4段階のうちの
最高位であるときは第3の読出し電位、最高位以外であ
るときは第4の読出し電位を出力する第2の読出し電位
発生手段と、前記ビット線に読出された信号の電位を第
3の基準電位と比較して前記4段階のうちの最低位であ
るときは第5の読出し電位、最低位以外であるときは第
6の読出し電位を出力する第3の読出し電位発生手段
と、前記第1の読出し電位発生手段の出力が第1の読出
し電位であるときは“1”レベル、第2の読出し電位で
あるときは“0”レベルのデータを出力し前記第2の読
出し電位発生手段の出力が第3の読出し電位であるとき
は“1”レベル、第4の読出し電位であるときは“0”
レベルのデータを出力し前記第3の読出し電位発生手段
の出力が第5の読出し電位であるときは“0”レベル、
第6の読出し電位であるときは“1”レベルのデータを
出力するA/D変換回路と、このA/D変換回路の出力
データのうち前記第1の読出し電位発生手段対応のデー
タを第1のデータ入出力端子に出力し、前記第1の読出
し電位発生手段対応のデータが“1”レベルのときは前
記第2の読出し電位発生手段対応のデータを第2のデー
タ入出力端子に出力し“0”レベルのときは前記第3の
読出し電位発生手段対応のデータを前記第2のデータ入
出力端子に出力する出力バッファ回路と、前記第1〜第
3の読出し電位発生手段の出力に従って前記ビット線に
読出された信号の電位と対応する第1〜第4の書込み電
位を発生し前記ビット線に伝達する再書込み電位発生手
段と、前記第1及び第2のデータ入出力端子に入力され
た書込み用のデータに従って前記再書込み電位発生手段
に前記第1〜第4の書込み電位を発生させる入力バッフ
ァ・D/A変換手段とを有することを特徴とする半導体
記憶装置。 - 【請求項2】 ビット線が対をなす第1及び第2のビッ
ト線から成り、複数のメモリセルそれぞれが、選択状態
のとき前記第1のビット線と接続する1トランジスタ1
キャパシタ型の複数の第1のメモリセルと、選択状態の
とき前記第2のビット線と接続する1トランジスタ1キ
ャパシタ型の複数の第2のメモリセルとから成り、前記
第1及び第2のビット線を所定のタイミングで中間基準
電位にプリチャージするプリチャージ回路を備え、第1
の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回路による
プリチャージの解除後に読出されて前記第1及び第2の
ビット線のうちの一方に伝達された信号の電位を他方の
ビット線の中間基準電位と比較し一方の信号入出力端に
その比較結果に応答した第1又は第2の読出し電位を発
生する第1のセンス増幅器とを含んで構成され、第2及
び第3の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回路
によるプリチャージの解除後に読出されて前記第1及び
第2のビット線のうちの一方に伝達された信号の電位を
受けて所定電位だけ低位側に移動させる第1の電位移動
回路と、この第1の電位移動回路により移動された電位
と前記第1及び第2のビット線のうちの他方のビット線
の中間基準電位とを比較し一方の信号入出力端にその比
較結果に応答した第3又第4の読出し電位を発生する第
2のセンス増幅器と、前記プリチャージ回路によるプリ
チャージの解除後に前記第1及び第2のビット線のうち
の他方のビット線の中間基準電位を受けて所定の電位だ
け低位側に移動させる第2の電位移動回路と、この第2
の電位移動回路により移動された電位と前記第1及び第
2のビット線のうちの一方のビット線の電位とを比較し
て一方の信号入出力端にその比較結果に応答した第5又
は第6の読出し電位を発生する第3のセンス増幅器とを
含んで構成され、再書込み電位発生手段が、前記第1の
センス増幅器の一方の信号入出力端の第1及び第2の読
出し電位を前記第1及び第2のビット線のうちの一方の
ビット線に伝達する第1のスイッチ素子と、前記第1の
センス増幅器の一方の信号入出力端が第1の読出し電位
のときは第2のセンス増幅器の一方の信号入出力端の第
3及び第4の読出し電位を、第2の読出し電位のときは
第3のセンス増幅器の一方の信号入出力端の第5及び第
6の読出し電位を前記第1及び第2のビット線のうちの
他方のビット線に伝達する第2及び第3のスイッチ素子
と、所定のタイミングで前記第1及び第2のビット線を
接続してこれらビット線に伝達された電位を均一化しこ
れらビット線に第1〜第4の書込み電位を発生するビッ
ト線バランス回路とを含んで構成され、入力バッファ・
D/A変換手段が、第1のデータ入出力端子のデータを
前記第1のセンス増幅器に伝達し第2のデータ入出力端
子のデータを前記第2及び第3のセンス増幅器に伝達
し、この伝達されたデータに従ってこれら第1〜第3の
センス増幅器の一方の信号入出力端に前記第1〜第6の
読出し電位と同一の電位を発生させる入力バッファ回路
を含んで構成された請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 中間基準電位を電源電位の1/2の電位
とし、第1及び第3の読出し電位を前記電源電位と同一
の電位とし、第2及び第5の読出し電位を接地電位と
し、第4の読出し電位を前記電源電位の1/3の電位と
し、前記第6の読出し電位を前記電源電位の2/3の電
位とし、第1の書込み電位を前記電源電位とし、第2の
書込み電位を前記電源電位の2/3の電位とし、第3の
書込み電位を前記電源電位の1/3の電位とし、第4の
書込み電位を前記接地電位とし、中間基準電位を前記電
源電位の1/2の電位とし、メモリセルのキャパシタの
2つの端子のうちのビット線と接続する側の端子とは異
なる端子を前記中間電位とする請求項2記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項4】 ビット線が対をなす第1及び第2のビッ
ト線から成り、複数のメモリセルそれぞれが、ソース,
ドレインのうちの一方を前記第1のビット線と接続しゲ
ートを対応するワード線と接続する第1のトランジスタ
と、ソース,ドレインのうちの一方を前記第2のビット
線と接続しゲートを前記対応するワード線と接続する第
2のトランジスタと、前記第1及び第2のトランジスタ
それぞれのソース,ドレインのうちの他方間に接続され
たキャパシタとを含んで構成され、前記第1及び第2の
ビット線を所定のタイミングで中間基準電位にプリチャ
ージするプリチャージ回路を備え、このプリチャージ回
路によるプリチャージの解除後に読出された前記第1及
び第2のビット線間の差電位範囲を4段階に区分し、第
1の読出し電位発生手段が、前記プリチャージ回路によ
るプリチャージの解除後に読出されて前記第1及び第2
のビット線に伝達された信号の電位を比較し前記第1の
ビット線側が前記第2ビット線側より高い高位側の2段
階のときは第1のビット線側の第1の信号入力出力端に
第1の読出し電位、第2のビット線側の第2の信号入出
力端に第2の読出し電位を発生し前記第1のビット線側
が前記第2のビット線側より低いときは前記第1の信号
入出力端に前記第2の読出し電位、前記第2の信号入出
力端に前記第1の読出し電位を発生する第1のセンス増
幅器を含んで構成され、第2及び第3の読出し電位発生
手段が、前記プリチャージ回路によるプリチャージの解
除後に読出されて低位側に移動させる第1の電位移動回
路と、この第1の電位移動回路により移動された電位と
前記第2のビット線の電位とを比較し前記第2のビット
線側が低くこの第2のビット線に対する前記第1のビッ
ト線の電位が最高位のときはこの第2のビット線側の第
2の信号入出力端に第3の読出し電位を発生し前記第2
のビット線側が高い前記最高位以外のときはこの第2の
信号入出力端に第4の読出し電位を発生する第2のセン
ス増幅器と、前記プリチャージ回路によるプリチャージ
の解除後に読出されて前記第2のビット線に伝達された
信号の電位を受けて所定の電位だけ低位側に移動させる
第2の電位移動回路と、この第2の電位移動回路により
移動された電位と前記第1のビット線の電位とを比較し
前記第1のビット線側が低く前記第2のビット線に対し
最低位のときは前記第2のビット線側の第2の信号入出
力端に第5の読出し電位を発生し前記第1のビット線側
が高い前記最低位以外のときはこの第2の信号入出力端
に第6の読出し電位を発生する第3のセンス増幅器とを
含んで構成され、再書込み電位発生手段が、前記第1の
センス増幅器の第1の信号入出力端の第1及び第2の読
出し電位を前記第1のビット線側の第1〜第4の書込み
電位として前記第1のビット線に伝達する第1のスイッ
チ素子と、前記第1のセンス増幅器の第1の信号入出力
端が第1の読出し電位のときは前記第2のセンス増幅器
の第2の信号入出力端の第3及び第4の読出し電位を前
記第2のビット線側の第1及び第2の書込み電位とし第
2の読出し電位のときは前記第3のセンス増幅器の第2
の信号入出力端の第5及び第6の読出し電位を前記第2
のビット線側の第3及び第4の書込み電位として前記第
2のビット線に伝達する第2及び第3のスイッチ素子と
を含んで構成され、入力バッファ・D/A変換手段が、
第1のデータ入力端子のデータを前記第1のセンス増幅
器に伝達し第2のデータ入出力端子のデータを前記第2
及び第3のセンス増幅器に伝達し、この伝達されたデー
タに従って前記第1のセンス増幅器の第1の信号入出力
端子及び前記第2,第3のセンス増幅器の第2の信号入
出力端子それぞれに前記第1〜第6の読出し電位と同一
の電位を発生させる入力バッファ回路を含んで構成され
た請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 中間基準電位を電源電位の1/2の電位
とし、第1の読出し電位を前記電源電圧と同一の電位と
し、第2の読出し電位を接地電位とし、第3及び第6の
読出し電位を前記電源電位の1/4の電位とし、第4及
び第5の読出し電位を前記電源電位の3/4の電位とし
た請求項4記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 第1の読出し電位発生手段をビット線の
両端それぞれに配置し、第2の読出し電位発生手段を前
記ビット線の一方の端に第3の読出し電位発生手段を前
記ビット線の他方の端にそれぞれ配置し、これら第1〜
第3の読出し電位発生手段の配置に応じて再書込み電位
発生手段を分割配置した請求項1記載の半導体記憶装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6322661A JPH08180688A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 半導体記憶装置 |
EP95120254A EP0720174B1 (en) | 1994-12-26 | 1995-12-21 | A multi-valued semiconductor memory device |
DE69519015T DE69519015T2 (de) | 1994-12-26 | 1995-12-21 | Mehrzustand-Halbleiterspeicheranordnung |
US08/576,574 US5610855A (en) | 1994-12-26 | 1995-12-21 | Multi-valued semiconductor memory device |
KR1019950072155A KR100226951B1 (ko) | 1994-12-26 | 1995-12-26 | 다값 반도체 기억 장치 |
KR1019950072155A KR960025780A (ko) | 1994-12-26 | 1995-12-26 | 다값 반도체 기억 장치 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6322661A JPH08180688A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180688A true JPH08180688A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18146195
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6322661A Pending JPH08180688A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 半導体記憶装置 |
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EP (1) | EP0720174B1 (ja) |
JP (1) | JPH08180688A (ja) |
KR (2) | KR100226951B1 (ja) |
DE (1) | DE69519015T2 (ja) |
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- 1995-12-21 US US08/576,574 patent/US5610855A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-26 KR KR1019950072155A patent/KR100226951B1/ko not_active Expired - Fee Related
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EP0720174A2 (en) | 1996-07-03 |
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DE69519015D1 (de) | 2000-11-09 |
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KR960025780A (ko) | 1996-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980331 |