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JPH0817968B2 - 少なくとも二つの反応合成成分を低圧で混合する混合ヘッド - Google Patents

少なくとも二つの反応合成成分を低圧で混合する混合ヘッド

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Publication number
JPH0817968B2
JPH0817968B2 JP1505435A JP50543589A JPH0817968B2 JP H0817968 B2 JPH0817968 B2 JP H0817968B2 JP 1505435 A JP1505435 A JP 1505435A JP 50543589 A JP50543589 A JP 50543589A JP H0817968 B2 JPH0817968 B2 JP H0817968B2
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JP
Japan
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mixing
shaft
stirrer
mixing head
peripheral surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1505435A
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English (en)
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JPH03504212A (ja
Inventor
プリグニツツ,ヘルベルト
Original Assignee
プリグニツツ,ヘルベルト
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Filing date
Publication date
Priority claimed from DE8806267U external-priority patent/DE8806267U1/de
Priority claimed from EP19880110528 external-priority patent/EP0314874B1/de
Application filed by プリグニツツ,ヘルベルト filed Critical プリグニツツ,ヘルベルト
Publication of JPH03504212A publication Critical patent/JPH03504212A/ja
Publication of JPH0817968B2 publication Critical patent/JPH0817968B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 適用範囲 本発明は、内部で撹拌器が高速回転することによって
二つの反応合成成分を低圧で混合せしめる管状の混合ヘ
ッドに関する。
背景技術 従来より、発泡材であるポリウレタン混合物は、混合
ヘッドによって低圧で生産されている。すなわち、発泡
材は、混合ヘッドから混合ヘッドの下を通過する基板の
上に放出せしめられることによって製品化されている。
このために極めて多くの種類の方法および装置が提案さ
れてきているが、これらの方法および装置は、以下に述
べるような本発明が解決した多くの問題点をかかえてい
た。
すなわち、このような問題としては、発泡材料混合物
は高い粘性を有するために、その放出流れが滞りがちに
なり、基板が移動する方向に対し鉛直に混合ヘッドを往
復移動させたとしても、発泡材料混合物を基板上に均一
に広がるように流すことができないことが挙げられる。
これを解決するために、例えば、角の尾の形をした放出
ノズルが使用される。そのほかにも、小径チューブに圧
搾空気を導通させて、この圧搾空気の助けにより発泡材
料混合物を放出する方式もある。また、発泡材料混合物
を放出するための前段階として、発泡材料の混合を行う
必要があるが、従来のすべての方法では、この混合作業
に多大な労力を費やさなければならず、しかも混合がう
まくゆくとは限らなかった。また、圧搾空気による放出
の場合には、人体の衛生上害があるという問題があっ
た。
目的,解決手段,利点 本発明の目的は、上述の問題点を解決し、発泡材料を
均質に放出せしめることができ、発泡材料の混合中も放
出作業を中断する必要がなく、様々な場所および様々な
状態で発泡材料を放出することのできる冒頭で述べた種
類の混合ヘッドを提供することにある。
この技術的課題を解決するために、本発明に係る混合
ヘッドにおいては、混合・反応せしめられた混合物が遠
心力の作用によって放出されて、基板上に散布せしめら
れ、この基板上でこの混合物が完全に反応して発泡す
る。
本発明により提案された混合ヘッドでは、発泡材混合
物が高い粘性を有しており、かつ放出量が少ない場合で
あっても、上述の問題点を回避することができる。特
に、簡単に基板上へ発泡材混合物を均一に分布させるこ
とができるという利点がある。
本発明に係る好適な混合ヘッドは、一方のみでは反応
しない少なくとも二つの材料成分を低圧で混合する筒状
の混合チューブと、上記混合チューブの上端を閉鎖する
蓋状の閉鎖体とを具備しており、機械のフレームに取付
けられている混合ヘッドであって、上記閉鎖体内には、
軸受が設置されており、上記軸受には軸が宙に浮いた状
態で支持されており、上記軸は駆動手段により回転され
るようになっており、上記混合チューブ内を通過して上
記放出開口まで延びていると共に、上記軸には、上記円
柱状の撹拌器が装着されており、上記軸受の下方には、
上記撹拌器との間に、隙間状の第一の混合空間が設けら
れており、上記閉鎖体には第一の供給路が穿設されてお
り、この第一の供給路を通じて一方の材料成分が上記第
一の混合空間に供給されるようになっており、上記軸の
遠心力によってこの第一の混合空間から一方の材料成分
が流出するようになっており、上記混合チューブには第
二の供給路が穿設されており、この第二の供給路の通じ
て他方の材料成分が、上記混合チューブの内周面と攪拌
器の外周面との間に設けられた第二の混合空間に供給さ
れるようになっており、上記混合チューブの下端には、
上記材料成分を円錐状に広がるように放出する放出開口
が設けられていることを特徴とするものである。
例えば、発泡材を製造する際に、その分布する幅を調
節する必要がある場合は、混合ヘッドを垂直方向に調整
する。この場合、遠心力によって広がった発泡材混合物
の円錐体は、分布すべき幅に応じた領域を覆うことが可
能である。
また、混合ヘッドを直立状態から僅かな角度だけ傾け
て、水平方向へ僅かに移動させることにより、走行方向
に対して横方向に異なる厚さの発泡材を製造することが
でき、これにより例えば楔状のパネルを生産することも
可能である。
(例えば1000mmを越える)より広い幅に分布する必要
がある場合には、混合ヘッドを基板の走行方向に対し
て、横方向へ往復移動させずに二つの混合ヘッドを横に
並べて配置するとよい。
上記第一の混合空間には、それ自体では反応しない一
方の材料成分が供給される。そして軸の遠心作用によっ
て、混合チューブと攪拌器との間の第二の混合空間にそ
の材料成分を移動せしめ、この第二の混合空間でその材
料成分と他方の材料成分とを混合・反応せしめるように
することによって、上記軸受の汚染が回避され、混合ヘ
ッド全体の連続的な運転に支障が生じないよになってい
る。
上記撹拌器の外周面の周囲には螺旋溝が形成され、こ
れら螺旋溝は接続用溝によって部分的に接続されるよう
になっているが、これらの接続用溝は、撹拌器の下端ま
で延びるようには形成されていない方が望ましい。も
し、接続用溝が撹拌器の下端まで延びていると、材料成
分の速度が大きい場合や、撹拌器による材料の混合処理
能力が小さい場合に、材料成分が上記螺旋溝に満たされ
ずに、空気が撹拌器の下端に到達したり、ここで材料成
分が汚染されるのを回避することができる。
また、本発明は、上記の混合ヘッドを用いて生産さ
れ、数平方メートルのかなり大きな面積を一度に覆うこ
とが可能であって、屋根を断熱して密封する層として使
用される断熱材を提供することを目的とする。この断熱
材は、基板上に接着された複数の断熱材細長片を有して
いる。
平らな屋根、特にいわゆる非断熱屋根においては、断
熱体上に数層の密封体を重ねて装着することが知られて
いる。断熱材の製造業者により、この多層の密封体の装
着を単純化するために、1m×0.5mの標準サイズの断熱材
片に単層の密封材を取付けて一つの断熱材となし、この
密封材が断熱材片の両側からはみ出した重ね合せ部を有
するようにして、この重ね合せ部を既に敷設されている
同様な断熱材に貼着することが試みられている。これに
より、屋根ふき作業全体を簡素化し、断熱材を大気の影
響から保護しようとした。しかし、この場合、さらに
(少なくとも一層の)本来の密封材を設けなければなら
ない。というのは、断熱材の装着時の重ね合せ部は、余
りにも短かいので外部から湿気が浸透するおそれが依然
としてあるからである。
この場合、さらに簡素化しかつ作業を迅速化するため
に、10mに及ぶ長さと適当な幅を持つ密封材料からなる
ウエブロールが生産された。この長さが10mに及ぶウエ
ブロールは、繰広げられて、発泡材(断熱材)細長片に
接着されるようになっている。通常このウエブロール
は、幅が1m,長さが5mになるようにされて、一回の作業
で5平方メートルの屋根面積を覆うことができるように
される。ここで5mは、断熱材の重ね合せ部が短過ぎない
ように必要とされる最短の長さである。
このウエブロールにより、断熱材をかなり大きな面積
まで繰り広げて平面を覆うように敷設することが可能に
なった。この密封材からなるウエブとしては、標準的な
アスファルトを含む屋根ふき用ウエブが使用される。し
かしながら、ロールを巻きほどいた時、断熱材細長片を
支持するこのウエブロールは多数の折りじわが生じるの
で、仕上げた平屋根に非封止箇所が生じるおそれがあっ
た。従ってさらに、いくつかの(少なくとも一つの)屋
根ふきウエブを追加して使用しなければならなかった。
今日でもなお、3%以上の勾配を有する平屋根の場合
には、断熱材の上に少なくとも二層の密封層を敷設する
ことが必要とされる。当業者の常識として、勾配が3%
以下の場合、または全くの無勾配の場合には、断熱材上
に三層の密封材(例えばアスファルトを含有するシー
ト)が必要とされる。今日その品質が格段の発達を遂げ
ているために、勾配零の屋根でも一層でよいとされてい
るプラスチックシートを密封材として使用した場合で
も、断熱材の継ぎ目に敷設されたプラスチックシートが
損傷したり軟化したりして密封機能を失う場合の対策と
して、この継ぎ目上に別のウエブを設けなければならな
いとされている。また、ウエブロール上にあるどのよう
な種類のウエブもシートを保護するものとして認められ
る。
屋根を多層状態で密封した場合のさらに別の大きな欠
点は、平屋根に気泡が形成されるおそれがあるというこ
とである。これはウエブ等からなる密封層間に接着され
ていない箇所があることによって引き起こされる。密封
層を相互に重ねるか密封層を断熱材上に敷設するとき、
ほんの僅かでも水蒸気が侵入すると、接着されていない
箇所が生じて、この箇所に気泡または水泡が形成されて
しまう。
形成された気泡は、、例えば太陽光の放射により蒸気
圧が著しく上昇して、しばしば破裂する。気泡が破裂す
るには、蒸気圧が大気圧より高まった場合だが、大気圧
以上の蒸気圧は100℃以上において生じ得るに過ぎな
い。たが、塗布層での気泡の破裂は、ゲイ−リュサック
(Gay−Lussac)の法則により接合されていない各箇所
に閉じ込められた空気の体積が膨張することにより起こ
りうる。この法則によれば、空気の体積は絶対温度に比
例する。従って、接着または溶着により個々の密封層間
の結合が、一体的で完全でなければ、各密封層間の空気
の膨張を避けることができない。しかしながら、複数の
層を一体かつ完全に結合することは不可能である。現在
までのところ、接合される二枚のウエブの表面が融合さ
れる溶着可能なウエブの使用によって多くの改善はされ
てきた。これによって、気泡の形成は、相互に重なった
層すなわち密封層が一体に接合された場合のみ、回避で
きる。
現在ではさらに別の要求が出されている。すなわち新
築あるいは改築した建物において、降雨後平屋根の上に
水が残らないようにするという要求が強まっている。こ
のため必然的に、より多く傾斜した屋根が作られるよう
になっている。
このような屋根は、傾斜した被覆物として重いコンク
リートあるいは軽量のコンクリートを使用することによ
って従来の方法で構築されている。これにより、勾配を
つけることはできるが、断熱材や密封材を使用するよう
な対策はなされていない。
このような断熱材や密封材を使用するような対策がさ
れていない場合を除けば、当然断熱材を使用することが
できる。そのような断熱材の多くは、ポリスチレン材料
からなり楔形に形成されている。特に1%ないし3%の
勾配の場合には、各種の要求がなされている。この場
合、主として既に出来上がった図面に応じて、仕事をこ
なさなければならない。このような要求は多岐にわたっ
ており、現場では、どのような傾斜状態であるか、これ
に応じてどのように断熱材を切断したり組合わせたりす
るかといったことが決められる。従って、断熱材はウエ
ブ状の構造を有しており、これによって一回の作業で大
きい面積の断熱材を製造することが可能であると望まし
い。また、一度に数平方メートルの大面積を覆うことが
可能な断熱材を提供することが望ましい。
また、屋根面積に対してたった一枚の屋根ふき部材と
して使用することができ、大面積の上に一回の作業で敷
設することができ、あらかじめ傾斜片を使用することな
しに屋根の傾斜を構成するように使用することもでき、
作業中のくずの発生や、複雑な組立て作業の必要生、折
りじわおよび気泡の発生といった従来の方法による諸欠
点を回避し得る断熱材を提供することが望ましい。
本発明に係る方法および断熱材は、上記事情を考慮し
てなされたものであって、本発明に係る断熱材によれ
ば、断熱材を断熱して密封する層として使用することが
可能であって、密封作用が適当なシートウエブ上に断熱
材細長片を積層して、互いに並べて敷設する際に別の密
封層を使用する必要がなく、しかも断熱材細長片が矩形
または楔状の断面を有するようになる。
この場合、楔形のウエブロールの長手方向に対する横
方向の傾斜角を1%,2%または3%の勾配に対応するよ
うにするのが好ましい。
このような断熱材により、別の密封用ウエブを使用す
ることなく、必要な断熱密封層を備えた屋根を提供する
ことができる。それにより労力と材料を大幅に節約する
ことができ、同時に熟練作業を減らしても間違いの起こ
るおそれを少なくすることができるので、屋根ふきの質
が改善される。
この場合、密封層をプラスチックシートで形成するこ
ともできるし、密封層を金属箔で形成することもでき
る。この場合、重要なのは、かかる密封層により、断熱
材が適切な断熱効果を発揮するようにすることができ、
同時にその断熱材が敷設後の大気の影響から保護される
ように重なり合った領域内で容易に結合することのでき
る密封層を設けることができるということである。
この場合、断熱材はポリウレタンの細長片からなって
いてもよいし、発泡ポリスチレン粒子または押出し成形
されたポリスチレンからなっていてもよい。この種の断
熱材細長片は、固い発泡材料の形をなしており、最良の
断熱効果を発揮する。この断熱材は、敷設状態で間にど
んな隙間もできないように並設されるように製造され
て、使用に供されるとよい。
この場合、断熱材には、密封層とは反対側の面に複数
の拡散溝が形成されている。これらの溝は、密封層とは
反対側の面に、球状,リブ状,円錐台状またはその他の
幾何学的形状を有する複数の突起を規則正しく配列する
ことにより、形成されているとよい。
断熱材自体の安定性を増大させるために、特に最も苛
酷な使用条件に応ずるために、断熱材および/または積
層材には安定用または補強用の織物を付設するのが好ま
しい。
本発明の各種の利点および好適実施態様は請求の範囲
の従属項において特徴付けられている。
図面の簡単な説明 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明に係る混合ヘッドの概略を示す縦断
面図である。
第2図は、この混合ヘッドが機械フレームに懸吊され
て、発泡材を放出している状態を示す概略図である。
第3図は、第2図と同様な図であるが、混合ヘッドが
垂直線から旋回せしめられて傾斜されて使用されている
状態を示す概略図である。
第4図は、本発明に係る混合ヘッドを用いて生産され
得る断熱材を部分的に示す下面図である。
第5図は、第4図におけるV−V線に沿って破断した
断熱材の縦断面図、 第6図は、平屋根上に斜面を設けるために配置された
複数の断熱材の断面図である。
発明の詳細な説明および発明を実施する最良の形態 第1図ないし第3図は、本発明に係る混合ヘッド10を
示す。この混合ヘッド10は、図示されていない合成成分
AおよびBを混合して、発泡材を形成し、この混合物で
ある発泡材を放出する。このような混合ヘッド10は機械
フレーム11に取付けられており、駆動手段12に駆動され
ることによって移動可能になされている。また、合成成
分AおよびBは、図示されていない供給管路を経て混合
ヘッド10に供給される。
混合ヘッド10は混合チューブ13と閉鎖体17とを有して
おり、この混合チューブ13の下端部14には放出開口15が
形成されている。また、混合チューブ13の上端部16は、
閉鎖体17に固着されており、両者の間は封止されてい
る。
混合チューブ13の放出開口15には、面取り部15aが形
成されており、これによって第2図に示すように、ここ
から放出される発泡材(合成成分AおよびBが混合され
てなる)が円錐形状Kを有するようになっている。
駆動手段12に固着されている閉鎖体17の内部には、宙
に浮いた状態で支持された軸19が設けられている。この
軸19は、捩れに耐えるように軸受18に支持されており、
この軸受18も閉鎖体17の内部に配設されている。軸受18
の下方において、軸19には円筒状の撹拌器20が担持され
ており、この両者は混合チューブ13の放出開口15まで延
在している。
なお、撹拌器20の中央には、その軸線方向に沿って貫
通孔120が穿設されており、この貫通孔120に軸19が挿入
されて取付けられている。軸19には、肩部19aが設けら
れている一方、貫通孔120には段20aが設けられている。
そして、肩部19aと段20aとが接触する限界まで、撹拌器
20は軸19に押し込まれている。
円筒状に形成された撹拌器20は、二つの部分21,22を
有する。すなわち、上部21の外周面20bには、例えば切
頭円柱状のマンドレル23が突設されており、下部22の外
周面には螺旋状の送りネジ24が形成されている。この送
りネジ24の間の螺旋溝25を通じて、撹拌器20が回された
とき材料A,Bは下方へ移動せしめられるようになってい
る。
撹拌器20の円形の上端面121にはリング状の外側リム1
21aが突設されている。この外側リム121aは、撹拌器20
の回転に伴って回転する。この上端面121と、これに対
向する閉鎖体17との間には、間隙26が設けられており、
この間隙26のうちの外側リム121aで囲まれた空間に面す
るように、第一の供給路28が閉鎖体17に設けられてい
る。合成成分Aは、この供給路28を通じて、この空間内
に供給されるようになっている。
回転リム121aの下方、かつマンドレル23が設けられた
領域の上方においては、外周面20bにマンドレル23のな
い領域21aがある。このマンドレル23のない領域21aと、
混合チューブ13の内周面13aとの間には、一定の距離が
おかれ、これによって円環状の第一混合空間27が形成さ
れている。
上記の合成成分Aは、軸19の回転時の遠心力によっ
て、第一混合空間27に移動する。また、第一の混合空間
27に面するように、混合チューブ13には第二の供給路29
が設けられている。この第二の供給路29によって、合成
成分Bが第一の混合空間27まで供給されるようになって
いる。
従って、合成成分AおよびBは、混合空間27内で混合
され始めるが、混合のかなりの部分はマンドレル23によ
って行われる。合成成分AおよびBは、加圧されながら
供給路28,29を経て供給されるので、混合空間27で混合
され始めてマンドレル23によって十分に混合された合成
成分混合物は、送りネジ24で送られて螺旋溝25に流入す
る。
合成成分AおよびB、あるいはその他の様々な要因と
影響に適応するように、混合空間27の大きさ(軸線方向
における)は、調整できるようになっている。この調整
は、軸19の肩部19aに円環板30を一つ以上当接させてか
ら、軸19に撹拌器20を取付けて、軸19の下端部のネジに
ナット31を螺合させることによって可能である。この場
合には、円環板30に当接することになる段20aの位置が
変更されるから、撹拌器20の位置を長手方向に変更で
き、隙間状空間26の大きさもそれに応じて調整できる。
さて、送りネジ24には、中断部132が形成されてお
り、これによって送りネジ24の間の多数の螺旋溝25が接
続されている。この結果、送りネジ24の螺旋溝25間で、
軸の長手方向Lに沿って延びる一個または数個の接続部
が設けられている。これらの中断部132は接続用溝32と
して形成されているとよい。この場合、放出開口15の付
近には、中断部132すなわち接続用溝32は形成されず、
螺旋溝25が接続されないようになっている。
混合チューブ13の放出開口15の付近の外周面13bは、
リング状のワイパー33によって包囲されている。このワ
イパー33は、軸の長手方向Lに沿って混合チューブ13す
なわち外周面13b上を摺動するように取付けられてい
る。図面において、ワイパー33の作動位置が符号Iで、
ワイパー33の休止位置が符号IIで示されている。
第2図に示されているように、発泡材混合物の混合お
よび反応合成成分AおよびBは、撹拌器20に送られて、
ここで発生する遠心力と面取り部15aの形状により円錐
形状Kを呈しながら、放出開口15から放出される。この
放出によって、発泡材は混合ヘッド10から下方に流動せ
しめられる。また、面取り部15aが設けられていること
により、発泡材が所定の半径範囲まで急角度をもって広
がるようになる。
上述のように、混合ヘッド10は機械フレーム11に沿っ
て移動可能になされており、混合ヘッド10の下を基板が
機械フレーム11の方向と鉛直に搬送されるようになって
いるから、混合ヘッド10が第2図に示すような直立姿勢
になっているときは、泡34がほぼ矩形に分散される。
また、第3図に示すように、混合ヘッド10を垂直線に
対して旋回し(傾け)た状態では、発生した泡134も勾
配Stを有することになる。これにより、楔状横断面を有
する発泡材(断熱材)細長片を形成することも可能であ
る。
なお、本発明に係る混合ヘッドは、図面を参照して説
明した実施例には限定されない。本発明の技術的範囲内
で、放出開口の形状や、撹拌器の外周面の混合用の部材
の形状・構造を変更することは任意である。
混合ヘッド10を用い上述した方法によって製造された
断熱材100が、第4図ないし第6図に示されている。こ
の断熱材100は、密封層50としてのシートウエブ150と、
断熱層40とを有している。断熱層40は、断熱材細長片14
0から構成されており、シートウエブ150に貼着されてい
る。
ここで、シートウエブ150は、断熱材細長片140により
も突出する縁状の重ね合せ部51,52を有している。すな
わち、この重ね合せ部51,52は、シートウエブ150が断熱
材細長片140から縦横に一箇所ずつはみ出した縁であ
る。断熱材100を相互に並べて敷設する際(第6図)、
既に敷設されている断熱材100のシートウエブ150に、後
から敷設する断熱材100のシートウエブ150の重ね合せ部
51,52を重ね合せて、それらを互いに接着せしめること
によって、外気の影響を全く受けないようにすることが
可能である。断熱材細長片140は、ポリウレタンまたは
ポリスチレンである断熱層40からなる。また断熱層40
は、ガラス繊維や岩綿片から作られていてもよい。この
場合には、断熱層40が安定繊維を備えることになる。
さらに、断熱材細長片140のシートウエブ150とは反対
側の面には、球状突起部41が規則的に配置されており、
これによって拡散溝42が設けられている。これらの球状
突起部41の頂面は平らな円として形成されているが、こ
の断熱材100で覆われる屋根(図示せず)と断熱材100と
の間に除湿区域が作られ、その区域と周囲の大気との圧
力関係に基づいて建物の表面から湿気を確実に除くこと
になるものであるならば、他の適当な形状および配置に
することも可能である。図示の構造では、特に幅が広く
規則的な蒸気拡散路が設けられるようになり、除湿が確
実に行われるようになっている。
さらに、断熱層40のシートウエブ150とは反対側の面
には、金属箔60が接着されている。なお単層の密封層50
としてのシートウエブ50は、プラスチック板,金属箔,
接着ウエブまたはアスファルトを含む密封ウエブから形
成されている。
第5図及び第6図は、第3図を参照して既述した方法
で製造された断熱層40をなす断熱材細長片140を示す。
断熱材細長片140は、シートウエブ150の長手方向(図の
紙面に鉛直方向)において均一な横断面を有し、ウエブ
の横方向において楔状の断面を有している。屋根面に所
望の傾斜を設けるために、例えば断熱材細長片140の勾
配を1%,2%または3%とすることも可能であるし、こ
れらの中間の勾配を与えるように調節することも可能で
ある。
なお、密封層50としてのシートウエブ150は、織物53
を埋設することによって補強されていてもよいし、不織
布を加圧してプラスチック板内に埋設したものであって
もよい。いずれの場合にも、シートウエブ150と断熱材
細長片140との接着性を向上させるために、シートウエ
ブ150の表面に、ポリエステルの不織布または織布、ガ
ラス繊維または黄麻等のような有機繊維が付設されてい
る。
また、好ましくは、断熱層40はパネル状のまま、積層
機械によってシートウエブ150に接着され、その後に断
熱材細長片140になるように切削成形されるとよい。こ
の場合、断熱層40がパネルとして製造され、断熱材細長
片140を切削成形する時、パネルが完全には切断されな
いようにする。これによって、断熱材細長片がかなり大
きな面積を覆うことができるように結合されたままにす
ることが可能である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のみでは反応しない少なくとも二つの
    材料成分(A,B)を低圧で混合する筒状の混合チューブ
    (13)と、該混合チューブ(13)内に回転可能に収容さ
    れた円柱状の撹拌器(20)と、上記混合チューブ(13)
    の上端(16)を閉鎖する蓋状の閉鎖体(17)とを備えて
    いて、機械フレーム(11)に取付けられた混合ヘッドで
    あって、 上記閉鎖体(17)内には軸受(18)が配置されており、 上記軸受(18)には肩部(19a)を有する軸(19)が宙
    に浮いた状態で支持されており、 上記軸(19)は駆動手段(12)により回転されるように
    なっていて、上記混合チューブ(13)の下端(14)に設
    けられた上記材料成分(A,B)を放出する放出開口(1
    5)まで延びており、 上記撹拌器には上記軸(19)と嵌合し上記肩部(19a)
    と係合可能の段部(20a)を有する縦孔(120)が穿設さ
    れていて、上記軸(19)に上記撹拌器(20)を挿入して
    上記肩部(19a)と上記段部(20a)が直接または間接に
    係合することにより上記撹拌器(20)は上記軸(19)に
    固着されるようになっており、 上記軸受(18)の下方には上記撹拌器(20)との間に隙
    間状の第一の混合空間(26)が設けられており、 上記閉鎖体(17)には第一の供給路(28)が穿設されて
    おり、該第一の供給路(28)を通じて一方の材料成分
    (A)が上記第一の混合空間(26)に供給されるように
    なっており、上記軸(19)の遠心力によって上記第一の
    混合空間(26)から一方の材料成分(A)が流出するよ
    うになっており、 上記混合チューブ(13)には第二の供給路(29)が穿設
    されており、該第二の供給路(29)を通じて他方の材料
    成分(B)が、上記混合チューブの内周面(13a)と攪
    拌器(20)の外周面(20b)との間に設けられた第二の
    混合空間(27)に供給されるようになっており、 上記放出開口(15)には下方に向けて広がるように面取
    り部(15a)が形成されていることによって上記材料成
    分(A,B)が円錐状に広がるようになっており、 上記軸(19)に上記撹拌器(20)が固着されるとき、上
    記肩部(19a)と上記段部(20a)との間に種々の厚さの
    円環板(30)を交換可能に介在せしめることによって、
    上記第一の空間(26)の寸法を上記軸(19)の長手方向
    (L)に沿って調節することができるようにしたことを
    特徴とする混合ヘッド。
  2. 【請求項2】上記撹拌器(20)の外周面(20b)には、
    第一の区画(21)と第二の区画(22)とがあり、 上記第一の区画(21)には、複数のマンドレル(23)が
    設けられ、 上記第二の区画(22)には、混合された合成成分(A,
    B)を送出するための送りネジ(24)が設けられている
    ことを特徴とする請求の範囲1に記載の混合ヘッド。
  3. 【請求項3】上記駆動手段(12)の速度が制御されるよ
    うになっていることを特徴とする請求の範囲1又は2に
    記載の混合ヘッド。
  4. 【請求項4】上記撹拌器(20)の外周面(20b)に、上
    記送りネジ(24)が数条の溝を有するように形成されて
    いることを特徴とする請求の範囲1乃至3の何れかに記
    載の混合ヘッド。
  5. 【請求項5】上記撹拌器(20)の外周面(20b)の周囲
    に形成された螺旋溝(25)は、互いに間隔を置くように
    配置されており、上記軸(19)の長手方向(L)に沿っ
    て延びている多数の接続用溝(32)によって、上記螺旋
    溝(25)は少なくとも部分的に接続されていることを特
    徴とする請求の範囲1乃至4の何れかに記載の混合ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】上記撹拌器(20)の外周面(20b)上にあ
    る上記接続用溝(32)は上記撹拌器(20)の放出開口
    (15)側の端までは形成されておらず、 上記放出開口(15)付近では、上記送りネジ(24)の上
    記螺旋溝(25)は上記接続用溝(32)によって接続され
    ていないことを特徴とする請求の範囲5に記載の混合ヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】上記軸(19)の長手方向(L)が、垂直な
    位置(S)から旋回して傾斜角度を調節可能なように、
    機械フレーム(11)に取付けられていることを特徴とす
    る請求の範囲1乃至6の何れかに記載の混合ヘッド。
JP1505435A 1988-05-11 1989-04-28 少なくとも二つの反応合成成分を低圧で混合する混合ヘッド Expired - Lifetime JPH0817968B2 (ja)

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HU211781B (en) 1995-12-28
HUT56754A (en) 1991-10-28
MY106414A (en) 1995-05-30
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RU2070856C1 (ru) 1996-12-27

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