JPH08179689A - 画像データ処理装置及び画像データ処理方法 - Google Patents
画像データ処理装置及び画像データ処理方法Info
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- JPH08179689A JPH08179689A JP6336694A JP33669494A JPH08179689A JP H08179689 A JPH08179689 A JP H08179689A JP 6336694 A JP6336694 A JP 6336694A JP 33669494 A JP33669494 A JP 33669494A JP H08179689 A JPH08179689 A JP H08179689A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 任意の画像データを暗号化して画像の形式で
出力し、出力した画像を読み取って復号する画像処理装
置を提供することである。 【構成】 暗号化対象の画像をイメージリーダ12から
読み込む。制御部22は読み込んだ画像を複数の画像ブ
ロックに分割し、暗号化鍵に従って並べ変え、更に、白
黒反転、ミラー変換を行う。さらに、暗号化画像を印刷
制御部15を制御して印刷する。暗号化画像を復号する
場合、暗号化画像をイメージリーダ12により読み込
む。制御部22は、暗号化鍵に従って白黒反転、ミラー
変換を行い、各画像ブロックを並べ変えて復号する。復
号した画像を印刷制御部15を制御して印刷する。
出力し、出力した画像を読み取って復号する画像処理装
置を提供することである。 【構成】 暗号化対象の画像をイメージリーダ12から
読み込む。制御部22は読み込んだ画像を複数の画像ブ
ロックに分割し、暗号化鍵に従って並べ変え、更に、白
黒反転、ミラー変換を行う。さらに、暗号化画像を印刷
制御部15を制御して印刷する。暗号化画像を復号する
場合、暗号化画像をイメージリーダ12により読み込
む。制御部22は、暗号化鍵に従って白黒反転、ミラー
変換を行い、各画像ブロックを並べ変えて復号する。復
号した画像を印刷制御部15を制御して印刷する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像データを読み込
んで暗号化して印刷し、印刷された暗号化画像を読み込
んで復号する画像データ処理装置に関する。
んで暗号化して印刷し、印刷された暗号化画像を読み込
んで復号する画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便や人目に曝される可能性のある場所
において、書類を取り交わす場合に、第三者に対し内容
を秘密にしたい場合、書類の内容を暗号化することが考
えられる。
において、書類を取り交わす場合に、第三者に対し内容
を秘密にしたい場合、書類の内容を暗号化することが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、所定の暗号
化・復号化の手順にのっとり手作業で文書を作成するこ
とになるが、手作業で文書を暗号化・復号化することは
非常に手間がかかるものであった。また、手作業ではな
く自動的に暗号化・復号化させる場合にあっては、電気
信号上でデータを暗号化・復号化するものであり、暗号
化されたデータを目的とする相手に渡すためには、電話
回線、無線等を介して送信するか、或いは暗号化された
データが記憶されているメモリ自体を送付する必要があ
った。
化・復号化の手順にのっとり手作業で文書を作成するこ
とになるが、手作業で文書を暗号化・復号化することは
非常に手間がかかるものであった。また、手作業ではな
く自動的に暗号化・復号化させる場合にあっては、電気
信号上でデータを暗号化・復号化するものであり、暗号
化されたデータを目的とする相手に渡すためには、電話
回線、無線等を介して送信するか、或いは暗号化された
データが記憶されているメモリ自体を送付する必要があ
った。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、任意のデータを暗号化して画像の形式で印刷出力
したり、通信回線で送った相手側で印刷出力し、一方、
郵送あるいは通信で受け取った印刷画像を読み込んで復
号する画像データ処理装置及び画像処理方法を提供する
ことを目的とする。また、この発明は紙等の基本的な記
録媒体を利用して簡単な操作で暗号化し、人目に曝され
る場所において書類を取り交わしても第三者に内容が知
られることのない画像データ処理装置を提供することを
他の目的とする。
ので、任意のデータを暗号化して画像の形式で印刷出力
したり、通信回線で送った相手側で印刷出力し、一方、
郵送あるいは通信で受け取った印刷画像を読み込んで復
号する画像データ処理装置及び画像処理方法を提供する
ことを目的とする。また、この発明は紙等の基本的な記
録媒体を利用して簡単な操作で暗号化し、人目に曝され
る場所において書類を取り交わしても第三者に内容が知
られることのない画像データ処理装置を提供することを
他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る画像データ処理装置
は、画像データを読み込む画像データ読み込み手段と、
前記画像データ読み込み手段により読み込まれた原画像
の画像データを暗号化画像の画像データに変換する暗号
化手段と、前記データ読み込み手段から読み込まれた暗
号化画像の画像データを復号化して原画像の画像データ
に変換する復号化手段と、前記暗号化手段により得られ
た前記暗号化画像の画像データ及び前記復号化手段によ
り得られた前記原画像の画像データを記録媒体に印刷す
る印刷手段と、を備えることを特徴とする。
め、この発明の第1の観点に係る画像データ処理装置
は、画像データを読み込む画像データ読み込み手段と、
前記画像データ読み込み手段により読み込まれた原画像
の画像データを暗号化画像の画像データに変換する暗号
化手段と、前記データ読み込み手段から読み込まれた暗
号化画像の画像データを復号化して原画像の画像データ
に変換する復号化手段と、前記暗号化手段により得られ
た前記暗号化画像の画像データ及び前記復号化手段によ
り得られた前記原画像の画像データを記録媒体に印刷す
る印刷手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】また、この発明の第2の観点に係る画像デ
ータ処理方法は、原画像を入力する原画像入力ステップ
と、前記画像入力ステップにより入力された原画像を複
数の微小画像に分割して、並べ替える暗号化ステップ
と、前記暗号化ステップにより並べ変えられた微小画像
からなる暗号化画像を出力する暗号化画像出力ステップ
と、前記暗号化画像出力ステップにおいて出力された暗
号化画像を入力する暗号化画像入力ステップと、前記暗
号化画像入力ステップで入力された暗号化画像を複数の
微小画像に分割し、並べ変えることにより、原画像を復
号する復号ステップと、前記復号ステップにより復号さ
れた原画像を出力する復号画像出力ステップと、を備え
ることを特徴とする。
ータ処理方法は、原画像を入力する原画像入力ステップ
と、前記画像入力ステップにより入力された原画像を複
数の微小画像に分割して、並べ替える暗号化ステップ
と、前記暗号化ステップにより並べ変えられた微小画像
からなる暗号化画像を出力する暗号化画像出力ステップ
と、前記暗号化画像出力ステップにおいて出力された暗
号化画像を入力する暗号化画像入力ステップと、前記暗
号化画像入力ステップで入力された暗号化画像を複数の
微小画像に分割し、並べ変えることにより、原画像を復
号する復号ステップと、前記復号ステップにより復号さ
れた原画像を出力する復号画像出力ステップと、を備え
ることを特徴とする。
【0007】また、この発明の第3の観点に係る画像デ
ータ処理装置は、画像データを読み込む画像データ読み
込み手段と、前記画像データ読み込み手段により読み込
まれた原画像の画像データを暗号化画像の画像データを
変換する暗号化手段と、この暗号化手段で得られた前記
暗号化画像の画像データを送信するデータ送信手段と、
暗号化画像の画像データを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段により受信された暗号化画像の画像
データを復号化して原画像の画像データに変換する復号
化手段と、前記暗号化手段により得られた前記暗号化画
像の画像データ及び前記復号化手段により得られた前記
原画像の画像データを記録媒体に印刷する印刷手段と、
を備えることを特徴とする。
ータ処理装置は、画像データを読み込む画像データ読み
込み手段と、前記画像データ読み込み手段により読み込
まれた原画像の画像データを暗号化画像の画像データを
変換する暗号化手段と、この暗号化手段で得られた前記
暗号化画像の画像データを送信するデータ送信手段と、
暗号化画像の画像データを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段により受信された暗号化画像の画像
データを復号化して原画像の画像データに変換する復号
化手段と、前記暗号化手段により得られた前記暗号化画
像の画像データ及び前記復号化手段により得られた前記
原画像の画像データを記録媒体に印刷する印刷手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】また、この発明の第4の観点に係る画像デ
ータ処理方法は、原画像を入力する原画像入力ステップ
と、前記画像入力ステップにより入力された原画像を複
数の微小画像に分割して、並べ替える暗号化ステップ
と、前記暗号化ステップにより並べ変えられた微小画像
からなる暗号化画像を送信するステップと、前記送信ス
テップにより送信された暗号化画像を受信する受信ステ
ップと、前記受信ステップにより受信した暗号化画像を
出力する暗号化画像出力ステップと、前記暗号化画像出
力ステップにおいて出力された暗号化画像を入力する暗
号化画像入力ステップと、前記暗号化画像入力ステップ
で入力された暗号化画像を複数の微小画像に分割し、並
べ変えることにより、原画像を復号する復号ステップ
と、前記復号ステップにより復号された原画像を出力す
る復号画像出力ステップと、を備えることを特徴とす
る。
ータ処理方法は、原画像を入力する原画像入力ステップ
と、前記画像入力ステップにより入力された原画像を複
数の微小画像に分割して、並べ替える暗号化ステップ
と、前記暗号化ステップにより並べ変えられた微小画像
からなる暗号化画像を送信するステップと、前記送信ス
テップにより送信された暗号化画像を受信する受信ステ
ップと、前記受信ステップにより受信した暗号化画像を
出力する暗号化画像出力ステップと、前記暗号化画像出
力ステップにおいて出力された暗号化画像を入力する暗
号化画像入力ステップと、前記暗号化画像入力ステップ
で入力された暗号化画像を複数の微小画像に分割し、並
べ変えることにより、原画像を復号する復号ステップ
と、前記復号ステップにより復号された原画像を出力す
る復号画像出力ステップと、を備えることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記構成とすることにより、この発明の第1及
び第2の観点にかかる画像データ処理装置及び方法によ
れば、入力した(読み込んだ)画像を暗号化して出力
(印刷)することができる。出力された画像を見てもそ
の内容を認識することができない。従って、画像の状態
で通常の郵便等の通信手段を用いて伝送しても、文書の
内容が漏洩する虞れがない。また、受信者は原画像を復
号して内容を確認できる。
び第2の観点にかかる画像データ処理装置及び方法によ
れば、入力した(読み込んだ)画像を暗号化して出力
(印刷)することができる。出力された画像を見てもそ
の内容を認識することができない。従って、画像の状態
で通常の郵便等の通信手段を用いて伝送しても、文書の
内容が漏洩する虞れがない。また、受信者は原画像を復
号して内容を確認できる。
【0010】また、この発明の第3及び第4の観点にか
かる画像データ処理装置及び方法によれば、入力した
(読み込んだ)画像を暗号化して、出力(印刷)するこ
となく相手側に送信することができる。また、受信した
暗号化画像を暗号状態のまま出力(印刷)し、これを復
号して内容を確認できる。
かる画像データ処理装置及び方法によれば、入力した
(読み込んだ)画像を暗号化して、出力(印刷)するこ
となく相手側に送信することができる。また、受信した
暗号化画像を暗号状態のまま出力(印刷)し、これを復
号して内容を確認できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。 (第1実施例)図1は、この発明の画像データ処理装置
をワードプロセッサに適用した第1の実施例の回路構成
を示す。
明する。 (第1実施例)図1は、この発明の画像データ処理装置
をワードプロセッサに適用した第1の実施例の回路構成
を示す。
【0012】図1のワードプロセッサは、キー入力部1
1と、イメージリーダ12と、A/D変換部13、表示
部14と、印刷制御部15と、印刷ヘッド16と、紙送
りモータ17と、キャリッジ駆動モータ18と、ROM
(リードオンリメモリ)19と、文字フォントメモリ2
0と、RAM(ランダムアクセスメモリ)21と、制御
部22とを備えている。
1と、イメージリーダ12と、A/D変換部13、表示
部14と、印刷制御部15と、印刷ヘッド16と、紙送
りモータ17と、キャリッジ駆動モータ18と、ROM
(リードオンリメモリ)19と、文字フォントメモリ2
0と、RAM(ランダムアクセスメモリ)21と、制御
部22とを備えている。
【0013】キー入力部11は、画像読み込みモード、
文字入力モード、印刷モード等の動作モードを設定する
為のモードキー、通常の印刷を指示するための印刷キ
ー、暗号化された画像を印刷する暗号化印刷キー、復号
した画像を印刷する復号化印刷キー、文字を入力するた
めの文字キー、数字を入力するための数値キー、実行キ
ーなどの種々のデータ・命令を入力するためのキーを備
える。
文字入力モード、印刷モード等の動作モードを設定する
為のモードキー、通常の印刷を指示するための印刷キ
ー、暗号化された画像を印刷する暗号化印刷キー、復号
した画像を印刷する復号化印刷キー、文字を入力するた
めの文字キー、数字を入力するための数値キー、実行キ
ーなどの種々のデータ・命令を入力するためのキーを備
える。
【0014】イメージリーダ12は、CCD等から構成
され、任意の画像を読み込み、アナログ画像信号に変換
して、A/D変換部13に出力する。A/D変換部13
は、イメージリーダ12から供給されたアナログ画像信
号をディジタル画像信号に変換し、制御部22に供給す
る。
され、任意の画像を読み込み、アナログ画像信号に変換
して、A/D変換部13に出力する。A/D変換部13
は、イメージリーダ12から供給されたアナログ画像信
号をディジタル画像信号に変換し、制御部22に供給す
る。
【0015】表示部14は種々の表示データを表示す
る。印刷ヘッド16は、例えば、印刷制御部15の通電
制御により発熱する発熱素子を備えるサーマルヘッドか
らなり、熱溶融性インクリボンを加熱して用紙(記録
紙)にドットパターンを印刷する。
る。印刷ヘッド16は、例えば、印刷制御部15の通電
制御により発熱する発熱素子を備えるサーマルヘッドか
らなり、熱溶融性インクリボンを加熱して用紙(記録
紙)にドットパターンを印刷する。
【0016】紙送りモータ17は、プラテンを駆動し、
記録紙を副走査方向に搬送する。キャリッジ駆動モータ
18は、印刷ヘッド16を含むキャリッジを主走査方向
に往復移動させ、また、印刷ヘッド16をプラテンに対
してアップ・ダウンさせて、用紙に接触させ或いは開離
させる。
記録紙を副走査方向に搬送する。キャリッジ駆動モータ
18は、印刷ヘッド16を含むキャリッジを主走査方向
に往復移動させ、また、印刷ヘッド16をプラテンに対
してアップ・ダウンさせて、用紙に接触させ或いは開離
させる。
【0017】印刷制御部15は、印刷ヘッドドライバ
と、紙送りモータドライバと、キャリッジ駆動モータド
ライバとを有し、印刷動作を制御する。
と、紙送りモータドライバと、キャリッジ駆動モータド
ライバとを有し、印刷動作を制御する。
【0018】ROM(リードオンリメモリ)19は、制
御部22の動作プログラム、例えば、図6に示す画像デ
ータの読み込み、暗号化、復号化、印刷等の動作、或い
は、データ入力動作等を実行するためのプログラムその
他の書き換え不要な情報を格納する。文字フォントメモ
リ20は、文字フォントデータを記憶する。
御部22の動作プログラム、例えば、図6に示す画像デ
ータの読み込み、暗号化、復号化、印刷等の動作、或い
は、データ入力動作等を実行するためのプログラムその
他の書き換え不要な情報を格納する。文字フォントメモ
リ20は、文字フォントデータを記憶する。
【0019】制御部22は、CPU(中央制御装置)等
から構成され、ROM19に記憶されたプログラムに従
って、システム全体を制御すると共に後述する画像デー
タの読み込み、暗号化、復号化、印刷等の処理を行う。
から構成され、ROM19に記憶されたプログラムに従
って、システム全体を制御すると共に後述する画像デー
タの読み込み、暗号化、復号化、印刷等の処理を行う。
【0020】RAM(ランダムアクセスメモリ)21
は、図2に示すように、モードレジスタ21Aと、入力
データメモリ21Bと、印刷データメモリ21Cと、画
像メモリ21Dと、暗号化鍵メモリ21Eと、データ処
理メモリ21Fと、画像ブロック位置メモリ21Gとを
備える。
は、図2に示すように、モードレジスタ21Aと、入力
データメモリ21Bと、印刷データメモリ21Cと、画
像メモリ21Dと、暗号化鍵メモリ21Eと、データ処
理メモリ21Fと、画像ブロック位置メモリ21Gとを
備える。
【0021】モードレジスタ21Aは、画像読み込みモ
ード、文字入力モード、印刷モード、暗号化印刷モー
ド、復号化印刷モード等の各動作モードに応じたモード
フラグを記憶する。入力データメモリ21Bは、キー入
力部11から入力された文字データ(コードデータ)等
を記憶する。印刷データメモリ21Cは印刷対象のビッ
トパターンデータを記憶する。
ード、文字入力モード、印刷モード、暗号化印刷モー
ド、復号化印刷モード等の各動作モードに応じたモード
フラグを記憶する。入力データメモリ21Bは、キー入
力部11から入力された文字データ(コードデータ)等
を記憶する。印刷データメモリ21Cは印刷対象のビッ
トパターンデータを記憶する。
【0022】画像メモリ21Dは、イメージリーダ12
により読み込んだ画像データをビットマップパターンで
記憶する。暗号化鍵メモリ21Eは、読み込んだ画像デ
ータを暗号化或いは復号化するための暗号化鍵或いは復
号化鍵を記憶する。この暗号化鍵及び復号化鍵はキー入
力部11から入力される。暗号化鍵及び復号化鍵の詳細
は後述する。
により読み込んだ画像データをビットマップパターンで
記憶する。暗号化鍵メモリ21Eは、読み込んだ画像デ
ータを暗号化或いは復号化するための暗号化鍵或いは復
号化鍵を記憶する。この暗号化鍵及び復号化鍵はキー入
力部11から入力される。暗号化鍵及び復号化鍵の詳細
は後述する。
【0023】データ処理メモリ21Fは、画像データの
分割並び換え、白黒反転、ミラー反転の際に、一時的に
データの変換処理を行い、処理した内容で画像メモリ2
1Dの内容を書き換える際に使用される作業領域であ
る。画像ブロック位置メモリ21Gは、画像を分割して
得られる画像ブロックの位置データ(アドレス)を記憶
する。
分割並び換え、白黒反転、ミラー反転の際に、一時的に
データの変換処理を行い、処理した内容で画像メモリ2
1Dの内容を書き換える際に使用される作業領域であ
る。画像ブロック位置メモリ21Gは、画像を分割して
得られる画像ブロックの位置データ(アドレス)を記憶
する。
【0024】次に、この実施例で使用する画像データの
暗号化の手法について説明する。この実施例において
は、暗号化対象の画像(原画像)を図3に示すように、
縦65mm、横50mmの画像とする。暗号化対象画像は、
図3に示すように、縦横13×10、計130の画像ブ
ロックに分割される。これらの画像ブロックには、図示
するように画像ブロック番号1〜130が付されてい
る。
暗号化の手法について説明する。この実施例において
は、暗号化対象の画像(原画像)を図3に示すように、
縦65mm、横50mmの画像とする。暗号化対象画像は、
図3に示すように、縦横13×10、計130の画像ブ
ロックに分割される。これらの画像ブロックには、図示
するように画像ブロック番号1〜130が付されてい
る。
【0025】画像データの暗号化はこれらの画像ブロッ
クを、暗号化鍵に従って、画像ブロック単位で並べ替え
を行った後、各画像ブロック内の画像データをミラー反
転又は白黒反転することにより行われる暗号化鍵は4桁
の数字「P1P2P3P4」からなる。
クを、暗号化鍵に従って、画像ブロック単位で並べ替え
を行った後、各画像ブロック内の画像データをミラー反
転又は白黒反転することにより行われる暗号化鍵は4桁
の数字「P1P2P3P4」からなる。
【0026】第1桁の値P1は第1の暗号化パラメータ
であり、第1〜第130画像ブロックを、画像ブロック
単位で(P1+2)画像ブロック上位方向にシフトする
ことを指示する。オーバーフローした画像ブロックは第
1画像ブロックにシフトする。例えば、P1=1の場
合、シフト量は3画像ブロックとなり、例えば、第1画
像ブロック〜第127画像ブロックは第4〜第130画
像ブロックとされ、第128画像ブロック〜第130画
像ブロックは第1〜第3画像ブロックとされる。
であり、第1〜第130画像ブロックを、画像ブロック
単位で(P1+2)画像ブロック上位方向にシフトする
ことを指示する。オーバーフローした画像ブロックは第
1画像ブロックにシフトする。例えば、P1=1の場
合、シフト量は3画像ブロックとなり、例えば、第1画
像ブロック〜第127画像ブロックは第4〜第130画
像ブロックとされ、第128画像ブロック〜第130画
像ブロックは第1〜第3画像ブロックとされる。
【0027】第2桁の値P2は第2の暗号化パラメータ
であり、第1〜第130の画像ブロックを、画像ブロッ
ク行(横方向に並ぶ10画像ブロック)単位で、(P2
+2)画像ブロック下方向にシフトすることを指示す
る。オーバーフローした画像ブロック行は第1画像ブロ
ック行にシフトする。例えば、P2=2の場合、シフト
量は4画像ブロック行となり、例えば、第1画像ブロッ
ク行の第1画像ブロック〜第10画像ブロックは、第5
画像ブロック行の第41画像ブロック〜第50画像ブロ
ックとされる。同様に、第13画像ブロック行の第12
1画像ブロック〜第130画像ブロックは、第4画像ブ
ロック行の第31画像ブロック〜第40画像ブロックと
される。
であり、第1〜第130の画像ブロックを、画像ブロッ
ク行(横方向に並ぶ10画像ブロック)単位で、(P2
+2)画像ブロック下方向にシフトすることを指示す
る。オーバーフローした画像ブロック行は第1画像ブロ
ック行にシフトする。例えば、P2=2の場合、シフト
量は4画像ブロック行となり、例えば、第1画像ブロッ
ク行の第1画像ブロック〜第10画像ブロックは、第5
画像ブロック行の第41画像ブロック〜第50画像ブロ
ックとされる。同様に、第13画像ブロック行の第12
1画像ブロック〜第130画像ブロックは、第4画像ブ
ロック行の第31画像ブロック〜第40画像ブロックと
される。
【0028】第3位の値P3は第3の暗号化パラメータ
であり、第1〜第130の画像ブロックを、画像ブロッ
ク列(縦方向に並ぶ13画像ブロック)単位で、(P3
+2)画像ブロック右方向にシフトすることを指示す
る。オーバーフローした画像ブロック列は第1画像ブロ
ック列にシフトする。例えば、P3=3の場合、シフト
量は5画像ブロック列となり、例えば、第1画像ブロッ
ク列の、第1、11、〜、121画像ブロックは、第6
画像ブロック列の第6、16、〜、126画像ブロック
とされる。同様に、第9画像ブロック列の第9、19、
〜、129画像ブロックは、第4画像ブロック列の第
4、14、〜、124画像ブロックとされる。
であり、第1〜第130の画像ブロックを、画像ブロッ
ク列(縦方向に並ぶ13画像ブロック)単位で、(P3
+2)画像ブロック右方向にシフトすることを指示す
る。オーバーフローした画像ブロック列は第1画像ブロ
ック列にシフトする。例えば、P3=3の場合、シフト
量は5画像ブロック列となり、例えば、第1画像ブロッ
ク列の、第1、11、〜、121画像ブロックは、第6
画像ブロック列の第6、16、〜、126画像ブロック
とされる。同様に、第9画像ブロック列の第9、19、
〜、129画像ブロックは、第4画像ブロック列の第
4、14、〜、124画像ブロックとされる。
【0029】第4位の値P4は第4の暗号化パラメータ
であり、並び替え後の第1〜第130の画像ブロックの
画像データを、白黒反転及びミラー反転を行うか否かを
指示するパラメータである。ここで、白黒反転は各画像
ブロックの画像の白黒を反転する処理を意味する。ま
た、ミラー反転は各画像ブロックの画像を鏡像に変換す
る処理を意味する。白黒反転は、例えば、各画像ブロッ
ク内のビットデータの値”1”又は”0”を反転するこ
とにより、実現できる。また、ミラー反転は各画像ブロ
ック内の各ドット行の第1ビットデータと第40ビット
データを入れ替え、第2ビットデータと第39ビットデ
ータを入れ替え、・・・・・・、第20ビットデータと第21
ビットデータを入れ替えることにより実現できる。
であり、並び替え後の第1〜第130の画像ブロックの
画像データを、白黒反転及びミラー反転を行うか否かを
指示するパラメータである。ここで、白黒反転は各画像
ブロックの画像の白黒を反転する処理を意味する。ま
た、ミラー反転は各画像ブロックの画像を鏡像に変換す
る処理を意味する。白黒反転は、例えば、各画像ブロッ
ク内のビットデータの値”1”又は”0”を反転するこ
とにより、実現できる。また、ミラー反転は各画像ブロ
ック内の各ドット行の第1ビットデータと第40ビット
データを入れ替え、第2ビットデータと第39ビットデ
ータを入れ替え、・・・・・・、第20ビットデータと第21
ビットデータを入れ替えることにより実現できる。
【0030】例えば、P4=0、1、2の場合、白黒反
転とミラー反転は共に「有り」となり、P4=3、4、
5の場合、白黒反転とミラー反転は「有り」と「なし」
となり、P4=6、7、8の場合、白黒反転とミラー反
転は「なし」と「有り」となり、P4=9の場合、白黒
反転とミラー反転は共に「なし」となる。
転とミラー反転は共に「有り」となり、P4=3、4、
5の場合、白黒反転とミラー反転は「有り」と「なし」
となり、P4=6、7、8の場合、白黒反転とミラー反
転は「なし」と「有り」となり、P4=9の場合、白黒
反転とミラー反転は共に「なし」となる。
【0031】ここで、暗号化対象画像の画像ブロック1
に白地に黒で右矢印「→」が描かれており、暗号化パラ
メータが、「1230」であったと仮定する。この場
合、第1パラメータP1により、第1画像ブロックは3
画像ブロック上位方向にシフトして、第4画像ブロック
となる。そして、第2パラメータP2により、第4画像
ブロックは4画像ブロック行上位行方向にシフトして、
第44画像ブロックとなる。そして、第3パラメータP
3により、第44画像ブロックは5画像ブロック列上位
方向シフトして、第49画像ブロックとなる。そして、
第4パラメータにより、第49画像ブロックの白黒反転
とミラー反転は「有り」となり、第49画像ブロックの
画像データは黒地に白抜きの左矢印「←」となる。
に白地に黒で右矢印「→」が描かれており、暗号化パラ
メータが、「1230」であったと仮定する。この場
合、第1パラメータP1により、第1画像ブロックは3
画像ブロック上位方向にシフトして、第4画像ブロック
となる。そして、第2パラメータP2により、第4画像
ブロックは4画像ブロック行上位行方向にシフトして、
第44画像ブロックとなる。そして、第3パラメータP
3により、第44画像ブロックは5画像ブロック列上位
方向シフトして、第49画像ブロックとなる。そして、
第4パラメータにより、第49画像ブロックの白黒反転
とミラー反転は「有り」となり、第49画像ブロックの
画像データは黒地に白抜きの左矢印「←」となる。
【0032】このような処理が全画像ブロックに対して
実行されて、暗号化が完了する。
実行されて、暗号化が完了する。
【0033】復号化は、上述の各処理の逆の動作を行え
ばよい。即ち、第4パラメータP4に従って白黒反転と
ミラー反転を行い、第3パラメータP3に従って(P3+
2)画像ブロック列数だけ画像ブロック列を下位列方向
にシフトし、第2パラメータP2に従って(P2+2)画
像ブロック行数だけ画像ブロック行を下位方向にシフト
し、第1パラメータP1に従って各画像ブロックを(P1
+2)画像ブロック数だけ下位方向にシフトする。
ばよい。即ち、第4パラメータP4に従って白黒反転と
ミラー反転を行い、第3パラメータP3に従って(P3+
2)画像ブロック列数だけ画像ブロック列を下位列方向
にシフトし、第2パラメータP2に従って(P2+2)画
像ブロック行数だけ画像ブロック行を下位方向にシフト
し、第1パラメータP1に従って各画像ブロックを(P1
+2)画像ブロック数だけ下位方向にシフトする。
【0034】尚、復号化の為に暗号化された画像をイメ
ージリーダ12で読み込むと、図4に示すように、暗号
化画像(暗号化した後の画像)とイメージリーダ12の
向きが正確に一致しないため、暗号化画像を傾いた状態
で読み込み、正確に復号化できなくなる虞れがある。そ
こで、この実施例では、暗号化画像を印刷する時に暗号
化画像の周囲に図5に示すようなガイド枠を印刷してお
く。ガイド枠を構成する各位置マークの長さは各画像ブ
ロックのサイズに等しい。復号化画像を斜めに読み込ん
だ場合、各位置マークの位置から計算により各画像ブロ
ックの位置及びその中の各ドットの位置を正確に求める
ことができる。
ージリーダ12で読み込むと、図4に示すように、暗号
化画像(暗号化した後の画像)とイメージリーダ12の
向きが正確に一致しないため、暗号化画像を傾いた状態
で読み込み、正確に復号化できなくなる虞れがある。そ
こで、この実施例では、暗号化画像を印刷する時に暗号
化画像の周囲に図5に示すようなガイド枠を印刷してお
く。ガイド枠を構成する各位置マークの長さは各画像ブ
ロックのサイズに等しい。復号化画像を斜めに読み込ん
だ場合、各位置マークの位置から計算により各画像ブロ
ックの位置及びその中の各ドットの位置を正確に求める
ことができる。
【0035】例えば、図4に示すように、第4行第2列
の画像ブロックB4−2の先頭アドレス(左上のアドレ
スをいい、図4では点Qで示す)は位置マークF1とF
2とを結ぶ直線L1と、位置マークF3とF4を結ぶ直
線L2との交点から求めることができる。各画像ブロッ
ク内の各ドットの座標は先頭アドレスと直線L1とL2
で示される傾きから計算により求めることができる。
の画像ブロックB4−2の先頭アドレス(左上のアドレ
スをいい、図4では点Qで示す)は位置マークF1とF
2とを結ぶ直線L1と、位置マークF3とF4を結ぶ直
線L2との交点から求めることができる。各画像ブロッ
ク内の各ドットの座標は先頭アドレスと直線L1とL2
で示される傾きから計算により求めることができる。
【0036】次に、任意の画像を入力し(読み込み)、
暗号化し、印刷するまでの動作を図1〜図6を参照して
説明する。
暗号化し、印刷するまでの動作を図1〜図6を参照して
説明する。
【0037】画像を読み込む場合、使用者は、キー入力
部11の読み込みキーを操作して、制御部22に画像の
読み込みを指示する。この指示に応答し、制御部22
は、RAM21内のモードレジスタ21Aに読み込みモ
ードフラグを設定し、イメージリーダ12及びA/D変
換部13を制御する。使用者がイメージリーダ12を走
査して画像を読み込むと、読み込んだ画像信号はA/D
変換部13を介して制御部22に供給される。制御部2
2は供給された画像データを画像データメモリ21Dに
ビットマップパターンで書き込む。
部11の読み込みキーを操作して、制御部22に画像の
読み込みを指示する。この指示に応答し、制御部22
は、RAM21内のモードレジスタ21Aに読み込みモ
ードフラグを設定し、イメージリーダ12及びA/D変
換部13を制御する。使用者がイメージリーダ12を走
査して画像を読み込むと、読み込んだ画像信号はA/D
変換部13を介して制御部22に供給される。制御部2
2は供給された画像データを画像データメモリ21Dに
ビットマップパターンで書き込む。
【0038】次に、画像メモリ21Dに展開された画像
データを暗号化して印刷する処理について図6を参照し
て説明する。まず、使用者はキー入力部11のキーを操
作して、印刷モードを設定する。続いて、使用者は、画
像を暗号化して印刷するために、「暗号化印刷キー」を
操作する。このキー操作はフローチャートのステップS
1を介してステップS2で検出される。制御部22は、
RAM21のモードレジスタ21Aに暗号化印刷モード
フラグを設定する。
データを暗号化して印刷する処理について図6を参照し
て説明する。まず、使用者はキー入力部11のキーを操
作して、印刷モードを設定する。続いて、使用者は、画
像を暗号化して印刷するために、「暗号化印刷キー」を
操作する。このキー操作はフローチャートのステップS
1を介してステップS2で検出される。制御部22は、
RAM21のモードレジスタ21Aに暗号化印刷モード
フラグを設定する。
【0039】続いて、制御部22はRAM21内の暗号
化鍵メモリ21E、データ処理メモリ21F、画像ブロ
ックの位置メモリ21Gをクリアする(ステップS
3)。続いて、制御部22は、暗号化鍵を入力させるた
め、表示部14に例えば「暗号化鍵?」と表示し、暗号
化鍵の入力を要求する。暗号化鍵が4桁の数字で構成さ
れるため、4桁の数字が入力されたか否かをステップS
5でチェックし、4桁の数字が入力されるまでステップ
S4,S5を繰り返す。
化鍵メモリ21E、データ処理メモリ21F、画像ブロ
ックの位置メモリ21Gをクリアする(ステップS
3)。続いて、制御部22は、暗号化鍵を入力させるた
め、表示部14に例えば「暗号化鍵?」と表示し、暗号
化鍵の入力を要求する。暗号化鍵が4桁の数字で構成さ
れるため、4桁の数字が入力されたか否かをステップS
5でチェックし、4桁の数字が入力されるまでステップ
S4,S5を繰り返す。
【0040】4桁の数字が入力されたことをステップS
5で確認すると、制御部22は暗号化鍵の登録を要求す
るため、表示部14に例えば、「ENTRY?」を表示
させる(ステップS6)。実行キーが操作されると(ス
テップS7)、入力データメモリ21Bに保持されてい
た暗号化鍵を暗号化鍵メモリ21Eに格納する(ステッ
プS8)。なお、取り消しキーが操作された場合には、
ステップS4にリターンする。
5で確認すると、制御部22は暗号化鍵の登録を要求す
るため、表示部14に例えば、「ENTRY?」を表示
させる(ステップS6)。実行キーが操作されると(ス
テップS7)、入力データメモリ21Bに保持されてい
た暗号化鍵を暗号化鍵メモリ21Eに格納する(ステッ
プS8)。なお、取り消しキーが操作された場合には、
ステップS4にリターンする。
【0041】暗号化鍵が登録されると、制御部22は、
画像メモリ21D上の暗号化画像データを複数の画像ブ
ロックに論理的に分割する(ステップS9)。制御部2
2は、分割した各画像ブロックの先頭アドレス(左上の
位置のアドレス)を検出して、RAM21の画像ブロッ
ク位置メモリ21Gに格納する。
画像メモリ21D上の暗号化画像データを複数の画像ブ
ロックに論理的に分割する(ステップS9)。制御部2
2は、分割した各画像ブロックの先頭アドレス(左上の
位置のアドレス)を検出して、RAM21の画像ブロッ
ク位置メモリ21Gに格納する。
【0042】続いて、画像ブロックを並び替える処理を
行う(ステップS10)。即ち、登録された暗号化鍵の
第1桁の値P1に基づいて、各画像ブロックを上位方向
に画像ブロック単位でシフトし、登録された暗号化鍵の
第2桁の値P2に基づいて、各画像ブロック行を上位方
向に画像ブロック行単位でシフトし、登録された暗号化
鍵の第3桁の値に基づいて、各画像ブロック列を上位方
向に画像ブロック列単位でシフトする。これらの作業
は、データ処理メモリ21Fを用いて行う。
行う(ステップS10)。即ち、登録された暗号化鍵の
第1桁の値P1に基づいて、各画像ブロックを上位方向
に画像ブロック単位でシフトし、登録された暗号化鍵の
第2桁の値P2に基づいて、各画像ブロック行を上位方
向に画像ブロック行単位でシフトし、登録された暗号化
鍵の第3桁の値に基づいて、各画像ブロック列を上位方
向に画像ブロック列単位でシフトする。これらの作業
は、データ処理メモリ21Fを用いて行う。
【0043】次に、登録された暗号化鍵の第4桁の値に
基づいて、必要に応じて白黒反転処理とミラー反転処理
を各画像ブロックに施す(ステップS11〜S16)。
この作業もデータ処理メモリ21Fを用いて行う。
基づいて、必要に応じて白黒反転処理とミラー反転処理
を各画像ブロックに施す(ステップS11〜S16)。
この作業もデータ処理メモリ21Fを用いて行う。
【0044】続いて、復号の際の位置決めのため、画像
メモリ21D上で上述のガイド枠(位置マーク)を付加
する(ステップS17)。その後、画像メモリ21D上
の画像データを1印刷ライン分ずつプリントデータメモ
リ21Cに転送し、更に、1行分ずつ切り出して、印刷
制御部15に送る。印刷制御部15は、印刷ヘッド1
6、紙送りモータ17、キャリッジ駆動モータ18を制
御して画像を印刷する(ステップS33)。
メモリ21D上で上述のガイド枠(位置マーク)を付加
する(ステップS17)。その後、画像メモリ21D上
の画像データを1印刷ライン分ずつプリントデータメモ
リ21Cに転送し、更に、1行分ずつ切り出して、印刷
制御部15に送る。印刷制御部15は、印刷ヘッド1
6、紙送りモータ17、キャリッジ駆動モータ18を制
御して画像を印刷する(ステップS33)。
【0045】暗号化された画像を受け取った場合、その
ままでは内容を判別できないため、これを復号化する必
要がある。この場合、使用者は、発送者より暗号化の際
に使用した暗号化鍵を取得すると共に前述の読み込み動
作と同様の処理によりイメージリーダ12を用いて暗号
化画像をガイド枠と共に読み込む。
ままでは内容を判別できないため、これを復号化する必
要がある。この場合、使用者は、発送者より暗号化の際
に使用した暗号化鍵を取得すると共に前述の読み込み動
作と同様の処理によりイメージリーダ12を用いて暗号
化画像をガイド枠と共に読み込む。
【0046】読み込みが完了すると、キー入力部11の
復号化印刷キーを操作する。このキー操作は、ステップ
S1とS2を介してステップS18で検出され、処理は
ステップS19に進み、RAM21のモードレジスタ2
1Aに復号化印刷モードフラグを設定する。なお、操作
されたキーが印刷キー、暗号化印刷キー、複合化印刷キ
ーのいずれでもない場合は、他の処理(ステップS3
4)が実効される。
復号化印刷キーを操作する。このキー操作は、ステップ
S1とS2を介してステップS18で検出され、処理は
ステップS19に進み、RAM21のモードレジスタ2
1Aに復号化印刷モードフラグを設定する。なお、操作
されたキーが印刷キー、暗号化印刷キー、複合化印刷キ
ーのいずれでもない場合は、他の処理(ステップS3
4)が実効される。
【0047】ステップS19において、制御部22はR
AM21内の暗号化鍵メモリ21E、データ処理メモリ
21F、画像ブロック位置メモリ21Gをクリアする
(ステップS19)。続いて、表示部14に例えば「復
号化鍵?」と表示し、復号化鍵の入力を要求する(ステ
ップS20)。なお、この復号化鍵は、前記暗号化鍵と
全く同一の4桁の数字とするが、暗号化鍵に対応した、
例えばP4、P3、P2、P1とした逆並びの異なる4
桁の数字としてもよい。4桁の数字が入力されたか否か
をステップS21でチェックし、4桁の数字が入力され
るまでステップS20,S21を繰り返す。4桁の数字
が入力されたことをステップS21で確認すると、制御
部22は復号化鍵の登録を要求するため、表示部14に
例えば、「ENTRY?」を表示させる(ステップS2
2)。実行キーが操作されると(ステップS23)、入
力された復号化鍵を暗号化鍵メモリ21Eに格納する
(ステップS24)。また、取り消しキーが操作された
場合には、ステップS20にリターンする。
AM21内の暗号化鍵メモリ21E、データ処理メモリ
21F、画像ブロック位置メモリ21Gをクリアする
(ステップS19)。続いて、表示部14に例えば「復
号化鍵?」と表示し、復号化鍵の入力を要求する(ステ
ップS20)。なお、この復号化鍵は、前記暗号化鍵と
全く同一の4桁の数字とするが、暗号化鍵に対応した、
例えばP4、P3、P2、P1とした逆並びの異なる4
桁の数字としてもよい。4桁の数字が入力されたか否か
をステップS21でチェックし、4桁の数字が入力され
るまでステップS20,S21を繰り返す。4桁の数字
が入力されたことをステップS21で確認すると、制御
部22は復号化鍵の登録を要求するため、表示部14に
例えば、「ENTRY?」を表示させる(ステップS2
2)。実行キーが操作されると(ステップS23)、入
力された復号化鍵を暗号化鍵メモリ21Eに格納する
(ステップS24)。また、取り消しキーが操作された
場合には、ステップS20にリターンする。
【0048】復号化鍵が登録されると、制御部22は、
画像メモリ21D上のガイド枠の位置から各画像ブロッ
クの先頭アドレス及び、画像の傾きを求める(ステップ
S25)。復号されるべき各ドットの位置をこの段階で
全て計算しても良い。
画像メモリ21D上のガイド枠の位置から各画像ブロッ
クの先頭アドレス及び、画像の傾きを求める(ステップ
S25)。復号されるべき各ドットの位置をこの段階で
全て計算しても良い。
【0049】次に、登録された復号化鍵の第4桁の値P
4に基づいて、白黒反転処理とミラー反転処理を各画像
ブロックに施す(ステップS26〜S31)。この作業
はデータ処理メモリ21Fを用いて行う。
4に基づいて、白黒反転処理とミラー反転処理を各画像
ブロックに施す(ステップS26〜S31)。この作業
はデータ処理メモリ21Fを用いて行う。
【0050】続いて、各画像ブロックを元の状態に並び
替える(ステップS32)。即ち、まず、復号化鍵の第
3桁の値P3に基づいて、各画像ブロック列を下位方向
にシフトする。次に、登録された復号化鍵の第2桁P2
の値に基づいて、各画像ブロック行を下位方向にシフト
し、復号化鍵の第1桁の値P1に基づいて、各画像ブロ
ックを下位方向にシフトする。これらの作業は、データ
処理メモリ21Fを用いて行う。
替える(ステップS32)。即ち、まず、復号化鍵の第
3桁の値P3に基づいて、各画像ブロック列を下位方向
にシフトする。次に、登録された復号化鍵の第2桁P2
の値に基づいて、各画像ブロック行を下位方向にシフト
し、復号化鍵の第1桁の値P1に基づいて、各画像ブロ
ックを下位方向にシフトする。これらの作業は、データ
処理メモリ21Fを用いて行う。
【0051】このようにして、画像メモリ21D上に復
号化された画像データが得られると、制御部22は、画
像メモリ21D上の画像データを1印刷ライン分ずつプ
リントデータメモリ21Cに転送し、更に、1行分ずつ
切り出して、印刷制御部15に送る。印刷制御部15
は、印刷ヘッド16、紙送りモータ17、キャリッジ駆
動モータ18を制御して画像を印刷する。
号化された画像データが得られると、制御部22は、画
像メモリ21D上の画像データを1印刷ライン分ずつプ
リントデータメモリ21Cに転送し、更に、1行分ずつ
切り出して、印刷制御部15に送る。印刷制御部15
は、印刷ヘッド16、紙送りモータ17、キャリッジ駆
動モータ18を制御して画像を印刷する。
【0052】このようにして、任意の画像を読み込んで
暗号化して任意の記録媒体に印刷して他者に送信するこ
とができる。例えば、媒体としてはがきを選択してこれ
を郵送し、或いは、普通紙に印刷してこれをファクシミ
リ送信等することができる。この画像が第三者の目に触
れてもその内容が漏れることはない。また、他者から送
られて来た暗号化画像を読み込んで復号化して印刷し、
その内容を確認することができる。従って、第三者に通
信内容を知られることなく、通常の通信手段を用いて文
書や画像を互いに通信することができる。しかも、画像
の形式で暗号化通信を行うことができるので、コンピュ
ータ通信(パソコン通信)等の複雑な手順を踏まなくて
も簡単に秘密通信を行うことができる。
暗号化して任意の記録媒体に印刷して他者に送信するこ
とができる。例えば、媒体としてはがきを選択してこれ
を郵送し、或いは、普通紙に印刷してこれをファクシミ
リ送信等することができる。この画像が第三者の目に触
れてもその内容が漏れることはない。また、他者から送
られて来た暗号化画像を読み込んで復号化して印刷し、
その内容を確認することができる。従って、第三者に通
信内容を知られることなく、通常の通信手段を用いて文
書や画像を互いに通信することができる。しかも、画像
の形式で暗号化通信を行うことができるので、コンピュ
ータ通信(パソコン通信)等の複雑な手順を踏まなくて
も簡単に秘密通信を行うことができる。
【0053】なお、画像をイメージリーダ12で読み込
んで暗号化する例を説明したが、キー入力部11から入
力した文書(テキストデータ等)を暗号化して印刷し、
さらにこれを復号することも可能である。この場合、通
常のワードプロセッサにおける文字入力動作により、キ
ー入力部11から文字(文字コード)を入力し、入力デ
ータメモリ21Bに格納する。続いて、文字フォントメ
モリ(キャラクタジェネレータ)から入力データメモリ
21Bに格納された文字コードに対応するフォントを読
み出し、RAM21上の画像メモリ21Dに展開する。
画像メモリ21D上に展開されたパターンデータをステ
ップS2〜S17の処理により暗号化して印刷する。
んで暗号化する例を説明したが、キー入力部11から入
力した文書(テキストデータ等)を暗号化して印刷し、
さらにこれを復号することも可能である。この場合、通
常のワードプロセッサにおける文字入力動作により、キ
ー入力部11から文字(文字コード)を入力し、入力デ
ータメモリ21Bに格納する。続いて、文字フォントメ
モリ(キャラクタジェネレータ)から入力データメモリ
21Bに格納された文字コードに対応するフォントを読
み出し、RAM21上の画像メモリ21Dに展開する。
画像メモリ21D上に展開されたパターンデータをステ
ップS2〜S17の処理により暗号化して印刷する。
【0054】また、通常の印刷が指示された場合には、
フローはステップS1からステップS33に進み、画像
メモリ21D上の画像をそのまま印刷する。
フローはステップS1からステップS33に進み、画像
メモリ21D上の画像をそのまま印刷する。
【0055】(第2実施例)上記実施例では、暗号化し
た画像を用紙に印刷して送信したが、例えば、この発明
をファクシミリ装置に適用し、読み込んだ画像を暗号化
し、これを印刷することなしに相手側に直接送信するこ
とも可能である。この場合、受信側では、通常のファク
シミリと同様に一旦暗号化画像のまま印刷し、これをイ
メージリーダを用いて読み込んで復号化する。
た画像を用紙に印刷して送信したが、例えば、この発明
をファクシミリ装置に適用し、読み込んだ画像を暗号化
し、これを印刷することなしに相手側に直接送信するこ
とも可能である。この場合、受信側では、通常のファク
シミリと同様に一旦暗号化画像のまま印刷し、これをイ
メージリーダを用いて読み込んで復号化する。
【0056】このようなファクシミリ装置に関する第2
実施例を以下に説明する。第2実施例のファクシミリ装
置の構成を図7に示す。図7のファクシミリ装置は、キ
ー入力部31と、画像読み込み部32と、表示部33
と、印刷部34と、ROM35と、RAM36と、受信
部37と、送信部38と制御部39とを備えている。
実施例を以下に説明する。第2実施例のファクシミリ装
置の構成を図7に示す。図7のファクシミリ装置は、キ
ー入力部31と、画像読み込み部32と、表示部33
と、印刷部34と、ROM35と、RAM36と、受信
部37と、送信部38と制御部39とを備えている。
【0057】キー入力部31は、暗号化された画像を送
信する暗号化送信キー、復号した画像を印刷する復号化
印刷キー、相手先ファクシミリ番号等を入力するための
数値キー、実行キーなどの種々のキーを備える。
信する暗号化送信キー、復号した画像を印刷する復号化
印刷キー、相手先ファクシミリ番号等を入力するための
数値キー、実行キーなどの種々のキーを備える。
【0058】画像読み込み部32は、第1実施例の、イ
メージリーダ12とA/D変換部13の機能を有する。
メージリーダ12とA/D変換部13の機能を有する。
【0059】表示部33はデータを表示する。印刷部3
4は、感熱紙に印刷するもの、感光ドラム上にトナー像
を形成してこれを媒体に転写する静電写真方式のもの等
の構成を有する。
4は、感熱紙に印刷するもの、感光ドラム上にトナー像
を形成してこれを媒体に転写する静電写真方式のもの等
の構成を有する。
【0060】ROM(リードオンリメモリ)35は、制
御部39の動作プログラム、例えば、図8〜図10に示
す画像データの読み込み、暗号化、送信、受信、復号
化、印刷等の動作を実行するためのプログラムその他の
書き換え不要な情報を格納する。RAM(ランダムアク
セスメモリ)36は、各種情報を記憶する。
御部39の動作プログラム、例えば、図8〜図10に示
す画像データの読み込み、暗号化、送信、受信、復号
化、印刷等の動作を実行するためのプログラムその他の
書き換え不要な情報を格納する。RAM(ランダムアク
セスメモリ)36は、各種情報を記憶する。
【0061】受信部37は電話回線等の通信回線に接続
され、ファクシミリ信号を受信する。送信部38は電話
回線等の通信回線に接続され、通常の画像のファクシミ
リ信号或いは暗号化した画像のファクシミリ信号等を送
信する。制御部39はROM19に記憶されたプログラ
ムに従って、システム全体を制御すると共に後述する画
像データの読み込み、暗号化、復号化、印刷等の処理を
行う。
され、ファクシミリ信号を受信する。送信部38は電話
回線等の通信回線に接続され、通常の画像のファクシミ
リ信号或いは暗号化した画像のファクシミリ信号等を送
信する。制御部39はROM19に記憶されたプログラ
ムに従って、システム全体を制御すると共に後述する画
像データの読み込み、暗号化、復号化、印刷等の処理を
行う。
【0062】次に、上記構成のファクシミリ装置の動作
を図8〜図10を参照して説明する。まず、図8に示す
ように、暗号化された画像データを送信する場合、画像
読み込み部32で画像データを読み込み(ステップT
1)、RAM36内の画像メモリに記憶させる(ステッ
プT2)。この状態で、使用者は、送信先のファクシミ
リ番号と暗号送信キー、暗号化鍵をキー入力部31から
入力する。制御部39は第1実施例と同様に、入力され
た暗号化鍵に基づいて、RAM36に格納された画像を
暗号化し、ガイド枠を付加する(ステップT3)。続い
て、制御部39は、ランレングス法等を用いて暗号化さ
れた画像をファクシミリ通信用の画像データに変換す
る。送信部38はこの暗号化画像データを送信する(ス
テップT4)。
を図8〜図10を参照して説明する。まず、図8に示す
ように、暗号化された画像データを送信する場合、画像
読み込み部32で画像データを読み込み(ステップT
1)、RAM36内の画像メモリに記憶させる(ステッ
プT2)。この状態で、使用者は、送信先のファクシミ
リ番号と暗号送信キー、暗号化鍵をキー入力部31から
入力する。制御部39は第1実施例と同様に、入力され
た暗号化鍵に基づいて、RAM36に格納された画像を
暗号化し、ガイド枠を付加する(ステップT3)。続い
て、制御部39は、ランレングス法等を用いて暗号化さ
れた画像をファクシミリ通信用の画像データに変換す
る。送信部38はこの暗号化画像データを送信する(ス
テップT4)。
【0063】一方、暗号化画像データがファクシミリ送
信されて来た場合、図9に示すように、受信部37はこ
れを受信し(ステップT11)、制御部39に供給す
る。制御部39は受信データを伸長し、印刷部34によ
り暗号化画像データをそのまま印刷して出力する(ステ
ップT12)。この受信処理は、受信データを伸長して
印刷する通常のファクシミリ受信時の動作と同一であ
る。
信されて来た場合、図9に示すように、受信部37はこ
れを受信し(ステップT11)、制御部39に供給す
る。制御部39は受信データを伸長し、印刷部34によ
り暗号化画像データをそのまま印刷して出力する(ステ
ップT12)。この受信処理は、受信データを伸長して
印刷する通常のファクシミリ受信時の動作と同一であ
る。
【0064】受信して印刷した暗号化画像を復号する場
合、使用者は画像読み込み部32により、暗号化画像デ
ータを印刷したものをガイド枠と共に読み込み、RAM
36に格納する(ステップT21)。次に、暗号化鍵あ
るいはそれに対応した復号化鍵を入力すると共に復号印
刷キーを操作する。制御部39は入力された鍵に従って
画像メモリに格納された画像データを復号する(ステッ
プT22)。そして、復号された画像データを印刷部に
より印刷する(ステップT23)。
合、使用者は画像読み込み部32により、暗号化画像デ
ータを印刷したものをガイド枠と共に読み込み、RAM
36に格納する(ステップT21)。次に、暗号化鍵あ
るいはそれに対応した復号化鍵を入力すると共に復号印
刷キーを操作する。制御部39は入力された鍵に従って
画像メモリに格納された画像データを復号する(ステッ
プT22)。そして、復号された画像データを印刷部に
より印刷する(ステップT23)。
【0065】このように、第2実施例によれば、暗号化
された画像を印刷することなく、ファクシミリ通信で送
信し、受信者側で復号して印刷することができる。
された画像を印刷することなく、ファクシミリ通信で送
信し、受信者側で復号して印刷することができる。
【0066】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、第2実
施例では、ファクシミリ通信により暗号化画像データを
伝送したが、他の有線又は無線通信により画像データを
伝送してもよい。また、暗号化の為のシフト方向、シフ
ト量等は例示であり、任意に変更できる。また、上記実
施例で使用した暗号化及び復号化のアルゴリズムは一例
にすぎず、他の任意の暗号化・復号化アルゴリズムを使
用することができる。
ず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、第2実
施例では、ファクシミリ通信により暗号化画像データを
伝送したが、他の有線又は無線通信により画像データを
伝送してもよい。また、暗号化の為のシフト方向、シフ
ト量等は例示であり、任意に変更できる。また、上記実
施例で使用した暗号化及び復号化のアルゴリズムは一例
にすぎず、他の任意の暗号化・復号化アルゴリズムを使
用することができる。
【0067】上記実施例においては、画像の読み込みか
ら印刷までの一連の処理を行う画像データ処理装置にこ
の発明を適用したが、この発明はこれに限定されない。
例えば、画像を読み込んで暗号化して印刷する機能のみ
を有する装置、暗号化画像データを復号する機能のみを
有する装置を配置してもよい。
ら印刷までの一連の処理を行う画像データ処理装置にこ
の発明を適用したが、この発明はこれに限定されない。
例えば、画像を読み込んで暗号化して印刷する機能のみ
を有する装置、暗号化画像データを復号する機能のみを
有する装置を配置してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力して暗号化し、これを印刷したものを用いて通
信を行うことができる。従って、任意の文書を通常の通
信手段を用いて、しかも、機密性を保持した状態で通信
することができる。
ば、入力して暗号化し、これを印刷したものを用いて通
信を行うことができる。従って、任意の文書を通常の通
信手段を用いて、しかも、機密性を保持した状態で通信
することができる。
【図1】この発明の第1実施例にかかる画像データ処理
装置を適用したワードプロセッサの構成を示す回路ブロ
ック図である。
装置を適用したワードプロセッサの構成を示す回路ブロ
ック図である。
【図2】図1に示すRAMの構成例を示すメモリマップ
である。
である。
【図3】画像を暗号化する手法を説明するための図であ
る。
る。
【図4】画像に対しイメージリーダが傾いた状態を示す
図である。
図である。
【図5】暗号化画像とガイド枠との関係を示す図であ
る。
る。
【図6】画像を読み込んで暗号化して印刷する処理、及
び、暗号化された画像を読み込んで復号して印刷する処
理を説明するためのフローチャートである。
び、暗号化された画像を読み込んで復号して印刷する処
理を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の第2実施例にかかる画像データ処理
装置を適用したファクシミリ装置の構成を示す回路ブロ
ック図である。
装置を適用したファクシミリ装置の構成を示す回路ブロ
ック図である。
【図8】画像を読み込んで暗号化し、暗号化した画像デ
ータをファクシミリ送信する処理を説明するフローチャ
ートである。
ータをファクシミリ送信する処理を説明するフローチャ
ートである。
【図9】ファクシミリ送信されて来た画像データを受信
して印刷する処理を説明するフローチャートである。
して印刷する処理を説明するフローチャートである。
【図10】受信した暗号化画像データから元画像を復元
して印刷する処理を説明するフローチャートである。
して印刷する処理を説明するフローチャートである。
11…キー入力部、12…イメージリーダ、13・・・A
/D変換部、14・・・表示部、15・・・印刷制御部、16
・・・印刷ヘッド、17…紙送りモータ、18…キャリッ
ジ駆動モータ、19…ROM、20…文字フォントメモ
リ、21…RAM、22・・・制御部、31…キー入力
部、32…画像読み込み部、33・・・表示部、34・・・印
刷部、35・・・ROM、36・・・RAM、37…受信部、
38…送信部、39…制御部
/D変換部、14・・・表示部、15・・・印刷制御部、16
・・・印刷ヘッド、17…紙送りモータ、18…キャリッ
ジ駆動モータ、19…ROM、20…文字フォントメモ
リ、21…RAM、22・・・制御部、31…キー入力
部、32…画像読み込み部、33・・・表示部、34・・・印
刷部、35・・・ROM、36・・・RAM、37…受信部、
38…送信部、39…制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/10 9/12
Claims (7)
- 【請求項1】画像データを読み込む画像データ読み込み
手段と、 前記画像データ読み込み手段により読み込まれた原画像
の画像データを暗号化画像の画像データに変換する暗号
化手段と、 前記画像データ読み込み手段から読み込まれた暗号化画
像の画像データを復号化して原画像の画像データに変換
する復号化手段と、 前記暗号化手段により得られた前記暗号化画像の画像デ
ータ及び前記復号化手段により得られた前記原画像の画
像データを記録媒体に印刷する印刷手段と、 を備えることを特徴とする画像データ処理装置。 - 【請求項2】画像データを読み込む画像データ読み込み
手段と、 前記画像データ読み込み手段により読み込まれた原画像
の画像データを暗号化画像の画像データに変換する暗号
化手段と、 前記暗号化手段で得られた前記暗号化画像の画像データ
を送信するデータ送信手段と、 暗号化画像の画像データを受信するデータ受信手段と、 前記データ受信手段により受信された暗号化画像の画像
データを復号化して原画像の画像データに変換する復号
化手段と、 前記暗号化手段により得られた前記暗号化画像の画像デ
ータ及び前記復号化手段により得られた前記原画像の画
像データを記録媒体に印刷する印刷手段と、 を備えることを特徴とする画像データ処理装置。 - 【請求項3】更に、暗号化鍵及び復号化鍵を入力する入
力手段を備え、 前記暗号化手段は、前記入力手段から入力された暗号化
鍵に基づいて前記画像データを作成し、前記復号化手段
は、前記入力手段から入力される暗号化画像の暗号化の
際の暗号化鍵に対応する復号化鍵に基づいて暗号化画像
データを復号化することを特徴とする請求項1又は2に
記載の画像データ処理装置。 - 【請求項4】前記暗号化手段は、画像データを複数エリ
アに分割して並べ替え、且つ、エリア毎にデータの反転
処理を行うことにより暗号化画像データを生成すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の画像データ処理装
置。 - 【請求項5】前記印刷手段は、前記複数のエリアに対応
する位置合わせ指標を前記暗号化画像データと共に記録
媒体に印刷することを特徴とする請求項4に記載の画像
データ処理装置。 - 【請求項6】原画像を入力する原画像入力ステップと、 前記画像入力ステップにより入力された原画像を複数の
微小画像に分割して、並べ替える暗号化ステップと、 前記暗号化ステップにより並べ変えられた微小画像から
なる暗号化画像を出力する暗号化画像出力ステップと、 前記暗号化画像出力ステップにおいて出力された暗号化
画像を入力する暗号化画像入力ステップと、 前記暗号化画像入力ステップで入力された暗号化画像を
複数の微小画像に分割し、並べ変えることにより、原画
像を復号する復号ステップと、 前記復号ステップにより復号された原画像を出力する復
号画像出力ステップと、 を備えることを特徴とする画像データ処理方法。 - 【請求項7】原画像を入力する原画像入力ステップと、 前記画像入力ステップにより入力された原画像を複数の
微小画像に分割して、並べ替える暗号化ステップと、 前記暗号化ステップにより並べ変えられた微小画像から
なる暗号化画像を送信するステップと、 前記送信ステップにより送信された暗号化画像を受信す
る受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した暗号化画像を出力する
暗号化画像出力ステップと、 前記暗号化画像出力ステップにおいて出力された暗号化
画像を入力する暗号化画像入力ステップと、 前記暗号化画像入力ステップで入力された暗号化画像を
複数の微小画像に分割し、並べ変えることにより、原画
像を復号する復号ステップと、 前記復号ステップにより復号された原画像を出力する復
号画像出力ステップと、 を備えることを特徴とする画像データ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6336694A JPH08179689A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 画像データ処理装置及び画像データ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6336694A JPH08179689A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 画像データ処理装置及び画像データ処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08179689A true JPH08179689A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18301843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6336694A Pending JPH08179689A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 画像データ処理装置及び画像データ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08179689A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053576A1 (fr) | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Fujitsu Limited | Dispositif, procédé et programme de codage/décodage d'image |
EP2096858A2 (en) | 2008-02-28 | 2009-09-02 | Fujitsu Limited | Image decrypting apparatus, image encrypting apparatus, and image decrypting method |
JP2009200847A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Fujitsu Ltd | 画像暗号化装置および画像復号化装置、画像暗号化方法および画像復号化方法、並びに、画像暗号化プログラム |
EP2104331A1 (en) | 2008-03-21 | 2009-09-23 | Fujitsu Limited | Image processing apparatus and image processing method for partial encryption of image blocks |
EP2107792A1 (en) | 2008-03-31 | 2009-10-07 | Fujitsu Limited | Image encryption apparatus and image decryption apparatus |
US20100091337A1 (en) * | 2007-05-31 | 2010-04-15 | Pfu Limited | Paper medium information encrypting system, decrypting system, program and method |
JP2013117929A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Ricoh Co Ltd | 印刷システム及び印刷方法 |
US8509425B2 (en) | 2007-05-31 | 2013-08-13 | Pfu Limited | Image processing system, program and method |
US8515062B2 (en) | 2007-05-30 | 2013-08-20 | Fujitsu Limited | Image encryption/decryption apparatus, method and program |
US8873744B2 (en) | 2008-05-29 | 2014-10-28 | Pfu Limited | Electronic document processing system |
US8948385B2 (en) | 2007-05-31 | 2015-02-03 | Pfu Limited | Electronic document encrypting system, decrypting system, program and method |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP6336694A patent/JPH08179689A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053576A1 (fr) | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Fujitsu Limited | Dispositif, procédé et programme de codage/décodage d'image |
US8433067B2 (en) | 2006-10-31 | 2013-04-30 | Fujitsu Limited | Device, method, and program for image encryption/decryption |
US8515062B2 (en) | 2007-05-30 | 2013-08-20 | Fujitsu Limited | Image encryption/decryption apparatus, method and program |
US8948385B2 (en) | 2007-05-31 | 2015-02-03 | Pfu Limited | Electronic document encrypting system, decrypting system, program and method |
US8810862B2 (en) | 2007-05-31 | 2014-08-19 | Pfu Limited | Paper medium information encrypting system, decrypting system, program and method |
US8509425B2 (en) | 2007-05-31 | 2013-08-13 | Pfu Limited | Image processing system, program and method |
US20100091337A1 (en) * | 2007-05-31 | 2010-04-15 | Pfu Limited | Paper medium information encrypting system, decrypting system, program and method |
JP2009200847A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Fujitsu Ltd | 画像暗号化装置および画像復号化装置、画像暗号化方法および画像復号化方法、並びに、画像暗号化プログラム |
US8170208B2 (en) | 2008-02-28 | 2012-05-01 | Fujitsu Limited | Image decrypting apparatus, image encrypting apparatus, and image decrypting method |
CN102227125A (zh) * | 2008-02-28 | 2011-10-26 | 富士通株式会社 | 图像解密装置、图像加密装置和图像解密方法 |
EP2096858A2 (en) | 2008-02-28 | 2009-09-02 | Fujitsu Limited | Image decrypting apparatus, image encrypting apparatus, and image decrypting method |
EP2104331A1 (en) | 2008-03-21 | 2009-09-23 | Fujitsu Limited | Image processing apparatus and image processing method for partial encryption of image blocks |
US8843756B2 (en) | 2008-03-21 | 2014-09-23 | Fujitsu Limited | Image processing apparatus and image processing method |
US8306221B2 (en) | 2008-03-31 | 2012-11-06 | Fujitsu Limited | Image encryption apparatus and image decryption apparatus |
JP2009244775A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 画像暗号装置及び画像復号化装置 |
EP2107792A1 (en) | 2008-03-31 | 2009-10-07 | Fujitsu Limited | Image encryption apparatus and image decryption apparatus |
US8873744B2 (en) | 2008-05-29 | 2014-10-28 | Pfu Limited | Electronic document processing system |
JP2013117929A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Ricoh Co Ltd | 印刷システム及び印刷方法 |
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