JPH08177931A - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
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- JPH08177931A JPH08177931A JP6319850A JP31985094A JPH08177931A JP H08177931 A JPH08177931 A JP H08177931A JP 6319850 A JP6319850 A JP 6319850A JP 31985094 A JP31985094 A JP 31985094A JP H08177931 A JPH08177931 A JP H08177931A
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- JP
- Japan
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- valve
- leaf valve
- piston
- communication passage
- leaf
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
- F16F9/348—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body
- F16F9/3484—Throttling passages in the form of annular discs or other plate-like elements which may or may not have a spring action, operating in opposite directions or singly, e.g. annular discs positioned on top of the valve or piston body characterised by features of the annular discs per se, singularly or in combination
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/50—Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics
- F16F9/512—Means responsive to load action, i.e. static load on the damper or dynamic fluid pressure changes in the damper, e.g. due to changes in velocity
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リーフバルブに高い背圧が作用し得るような
状況下においても、リーフバルブに変形が生じるのを確
実に防止する。 【構成】 ピストン36の上下端面には、リーフバルブ
56及びチェックバルブ58から成るバルブ機構46が
それぞれ配設されている。チェックバルブ58はリーフ
バルブ56に所定値以上の背圧が作用した場合に圧縮コ
イルスプリング68の付勢力に抗して連通孔62を開放
する。従って、リーフバルブ58に高い背圧が作用する
のを未然に防止することができる。この結果、リーフバ
ルブ56に変形が生じることもない。
状況下においても、リーフバルブに変形が生じるのを確
実に防止する。 【構成】 ピストン36の上下端面には、リーフバルブ
56及びチェックバルブ58から成るバルブ機構46が
それぞれ配設されている。チェックバルブ58はリーフ
バルブ56に所定値以上の背圧が作用した場合に圧縮コ
イルスプリング68の付勢力に抗して連通孔62を開放
する。従って、リーフバルブ58に高い背圧が作用する
のを未然に防止することができる。この結果、リーフバ
ルブ56に変形が生じることもない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ン等に用いられ、筒体、隔成部材、連通路、バルブ機構
を含んで構成される油圧緩衝器に関する。
ン等に用いられ、筒体、隔成部材、連通路、バルブ機構
を含んで構成される油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、油圧緩衝器は種々の装置に用いられているが、一例
として自動車のサスペンションの構成要素であるショッ
クアブソーバとして用いられている。以下、実公平2−
5135号公報に開示されたショックアブソーバを例に
して従来の技術を説明する。
ら、油圧緩衝器は種々の装置に用いられているが、一例
として自動車のサスペンションの構成要素であるショッ
クアブソーバとして用いられている。以下、実公平2−
5135号公報に開示されたショックアブソーバを例に
して従来の技術を説明する。
【0003】図11には、この公報に開示された発明に
対する従来構造の要部が示されている。この図に示され
るように、内筒100内を軸方向移動するピストンロッ
ド102の先端部には小径部102Aが形成されてお
り、この小径部102Aにワッシャ104、リテーナ1
06、二層構造のリーフバルブ108、ピストン11
0、四層構造のリーフバルブ112、リテーナ114、
ワッシャ116といった部材がこの順に挿通配置されて
ナット118で固定されている。
対する従来構造の要部が示されている。この図に示され
るように、内筒100内を軸方向移動するピストンロッ
ド102の先端部には小径部102Aが形成されてお
り、この小径部102Aにワッシャ104、リテーナ1
06、二層構造のリーフバルブ108、ピストン11
0、四層構造のリーフバルブ112、リテーナ114、
ワッシャ116といった部材がこの順に挿通配置されて
ナット118で固定されている。
【0004】また、ピストン110の上端面及び下端面
には、これらの各周縁近傍に環状溝120、122が形
成されている。さらに、ピストン110には、ピストン
上端面側の環状溝120とピストン下室124とを連通
するオリフィス126、及び、ピストン下端面側の環状
溝122とピストン上室128とを連通するオリフィス
130がそれぞれ設けられている。
には、これらの各周縁近傍に環状溝120、122が形
成されている。さらに、ピストン110には、ピストン
上端面側の環状溝120とピストン下室124とを連通
するオリフィス126、及び、ピストン下端面側の環状
溝122とピストン上室128とを連通するオリフィス
130がそれぞれ設けられている。
【0005】上記構成によれば、伸び工程時には、ピス
トン110が矢印A方向へ摺動し、これに伴って四層構
造のリーフバルブ112がワッシャ116側へ撓む。こ
れにより、ピストン上室128内のオイルがオリフィス
130及び環状溝122を通ってピストン下室124内
へ流入し、伸び工程時における減衰力が発生する。一
方、縮み工程時には、ピストン110が矢印B方向へ摺
動し、これに伴って二層構造のリーフバルブ108がワ
ッシャ104側へ撓む。これにより、ピストン下室12
4内のオイルがオリフィス126及び環状溝120を通
ってピストン上室128内へ流入し、縮み工程時におけ
る減衰力が発生する。
トン110が矢印A方向へ摺動し、これに伴って四層構
造のリーフバルブ112がワッシャ116側へ撓む。こ
れにより、ピストン上室128内のオイルがオリフィス
130及び環状溝122を通ってピストン下室124内
へ流入し、伸び工程時における減衰力が発生する。一
方、縮み工程時には、ピストン110が矢印B方向へ摺
動し、これに伴って二層構造のリーフバルブ108がワ
ッシャ104側へ撓む。これにより、ピストン下室12
4内のオイルがオリフィス126及び環状溝120を通
ってピストン上室128内へ流入し、縮み工程時におけ
る減衰力が発生する。
【0006】しかしながら、上記構成による場合、伸び
工程時の減衰力の方を縮み工程時の減衰力よりも高く設
定すべくリーフバルブ108を二層にしてリーフバルブ
112よりも剛性を落としていることから、図12に示
される如く、伸び工程時にリーフバルブ108に背圧が
加わった場合に、リーフバルブ108の一部が環状溝1
20の内方へ変形するおそれがある。
工程時の減衰力の方を縮み工程時の減衰力よりも高く設
定すべくリーフバルブ108を二層にしてリーフバルブ
112よりも剛性を落としていることから、図12に示
される如く、伸び工程時にリーフバルブ108に背圧が
加わった場合に、リーフバルブ108の一部が環状溝1
20の内方へ変形するおそれがある。
【0007】そこで、上記公報に開示された構造では、
図13に示される如く、二層構造のリーフバルブ108
とワッシャ104との間に比較的高強度の補強板140
を配設している。この補強板140はリング状とされて
おり、軸芯部にはリテーナ106に相当するガイドリン
グ142が配設されている。また、補強板140とワッ
シャ104との間には所定形状の板バネ144が配設さ
れており、これにより通常は補強板140を介してリー
フバルブ108によって環状溝120が閉止される。な
お、補強板140はガイドリング142に対して遊嵌さ
れており、リーフバルブ108が板バネ144の付勢力
に抗してワッシャ104側へ撓んだ際には、ガイドリン
グ142に沿ってスライドし得るようになっている。
図13に示される如く、二層構造のリーフバルブ108
とワッシャ104との間に比較的高強度の補強板140
を配設している。この補強板140はリング状とされて
おり、軸芯部にはリテーナ106に相当するガイドリン
グ142が配設されている。また、補強板140とワッ
シャ104との間には所定形状の板バネ144が配設さ
れており、これにより通常は補強板140を介してリー
フバルブ108によって環状溝120が閉止される。な
お、補強板140はガイドリング142に対して遊嵌さ
れており、リーフバルブ108が板バネ144の付勢力
に抗してワッシャ104側へ撓んだ際には、ガイドリン
グ142に沿ってスライドし得るようになっている。
【0008】この構成によれば、伸び工程時に、補強板
140に背圧が加わるものの補強板140は高剛性部材
であるので、リーフバルブ108の一部が環状溝120
内へ変形するのを防止することができるというものであ
る。
140に背圧が加わるものの補強板140は高剛性部材
であるので、リーフバルブ108の一部が環状溝120
内へ変形するのを防止することができるというものであ
る。
【0009】ところが、上記の如く、補強板140を設
ける構成を採ったとしても、強度的に不十分な場合があ
り得る。すなわち、悪路走行時等においては、瞬間的に
急激に伸び工程が生じることから、非常に高い背圧が補
強板140に加わることがある。このような場合には、
補強板140自体が変形するおそれがあり、リーフバル
ブ108の変形防止効果を得ることができなくなる。な
お、これを解消するためには補強板140の板厚を厚く
すればよいが、単純に補強板140を厚くすると減衰力
特性が変化してしまうので好ましくない。
ける構成を採ったとしても、強度的に不十分な場合があ
り得る。すなわち、悪路走行時等においては、瞬間的に
急激に伸び工程が生じることから、非常に高い背圧が補
強板140に加わることがある。このような場合には、
補強板140自体が変形するおそれがあり、リーフバル
ブ108の変形防止効果を得ることができなくなる。な
お、これを解消するためには補強板140の板厚を厚く
すればよいが、単純に補強板140を厚くすると減衰力
特性が変化してしまうので好ましくない。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、リーフバルブ
に高い背圧が作用し得るような状況下においても、リー
フバルブに変形が生じるのを確実に防止することができ
る油圧緩衝器を得ることが目的である。
に高い背圧が作用し得るような状況下においても、リー
フバルブに変形が生じるのを確実に防止することができ
る油圧緩衝器を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に流体が
充填された筒体と、この筒体内の室を隔成する隔成部材
と、この隔成部材によって隔成される各室を相互に連通
する連通路と、この連通路の開放側の端部に設けられ、
連通路を開閉するバルブ機構と、を有する油圧緩衝器で
あって、前記バルブ機構は、連通路の開放側の端部に弾
性変形可能に設けられ、非変形状態では連通路を閉止し
弾性変形することにより連通路を開放するリーフバルブ
と、このリーフバルブにおける連通路と対応する位置に
形成された連通孔を開閉可能に設けられ、リーフバルブ
に閉止方向かつ所定値以上の背圧が作用した場合に連通
路を開放するチェックバルブと、を有することを特徴と
している。
充填された筒体と、この筒体内の室を隔成する隔成部材
と、この隔成部材によって隔成される各室を相互に連通
する連通路と、この連通路の開放側の端部に設けられ、
連通路を開閉するバルブ機構と、を有する油圧緩衝器で
あって、前記バルブ機構は、連通路の開放側の端部に弾
性変形可能に設けられ、非変形状態では連通路を閉止し
弾性変形することにより連通路を開放するリーフバルブ
と、このリーフバルブにおける連通路と対応する位置に
形成された連通孔を開閉可能に設けられ、リーフバルブ
に閉止方向かつ所定値以上の背圧が作用した場合に連通
路を開放するチェックバルブと、を有することを特徴と
している。
【0012】
【作用】以下、一例として、隔成部材が複筒式の筒体の
内筒内部に配置された場合でかつ連通路の開放側の両端
部にバルブ機構を設けた場合を例にして、本発明の作用
を説明する。
内筒内部に配置された場合でかつ連通路の開放側の両端
部にバルブ機構を設けた場合を例にして、本発明の作用
を説明する。
【0013】この場合、初期状態では、リーフバルブは
非変形状態にあるので連通路を閉止している。また、こ
の状態では、リーフバルブに閉止方向かつ所定値以上の
背圧が作用することはないので、チェックバルブも連通
孔を閉止している。
非変形状態にあるので連通路を閉止している。また、こ
の状態では、リーフバルブに閉止方向かつ所定値以上の
背圧が作用することはないので、チェックバルブも連通
孔を閉止している。
【0014】この状態から、伸び工程になると、隔成部
材の上端面側のリーフバルブに閉止方向の背圧が作用す
る。従って、リーフバルブにあっては閉止状態を維持す
る。このとき、リーフバルブに作用する背圧が所定値未
満であればチェックバルブも閉止状態を維持するが、リ
ーフバルブに作用する背圧が所定値以上になるとチェッ
クバルブが開放状態になる。これにより、リーフバルブ
に設けられた連通孔は開放されるので、流体は連通孔を
通って連通路へと流動していく。
材の上端面側のリーフバルブに閉止方向の背圧が作用す
る。従って、リーフバルブにあっては閉止状態を維持す
る。このとき、リーフバルブに作用する背圧が所定値未
満であればチェックバルブも閉止状態を維持するが、リ
ーフバルブに作用する背圧が所定値以上になるとチェッ
クバルブが開放状態になる。これにより、リーフバルブ
に設けられた連通孔は開放されるので、流体は連通孔を
通って連通路へと流動していく。
【0015】この場合、隔成部材の下端面側のリーフバ
ルブには開放方向の圧力が作用するので、当該リーフバ
ルブは弾性変形して連通路を開放する。なお、このと
き、リーフバルブに作用する圧力は開放方向であるの
で、チェックバルブは閉止状態を維持する。このため、
隔成部材の上端面側のリーフバルブの連通孔を通って連
通路を流動してきた流体は、隔成部材の下端面側のリー
フバルブ(弾性変形状態にある)と隔成部材の下端面と
の隙間を通って内筒の下室へと流動していく。
ルブには開放方向の圧力が作用するので、当該リーフバ
ルブは弾性変形して連通路を開放する。なお、このと
き、リーフバルブに作用する圧力は開放方向であるの
で、チェックバルブは閉止状態を維持する。このため、
隔成部材の上端面側のリーフバルブの連通孔を通って連
通路を流動してきた流体は、隔成部材の下端面側のリー
フバルブ(弾性変形状態にある)と隔成部材の下端面と
の隙間を通って内筒の下室へと流動していく。
【0016】なお、縮み工程時には、前述した作動と逆
の作動になる。上記の如く、本発明では、リーフバルブ
に設けた連通孔をリーフバルブに閉止方向かつ所定値以
上の背圧が作用した場合に開放するチェックバルブを設
けたので、リーフバルブに高い背圧が作用することがな
くなる。すなわち、リーフバルブに高い背圧が作用する
のを未然に防止することができる。従って、リーフバル
ブの一部が連通路側へ変形することもない。
の作動になる。上記の如く、本発明では、リーフバルブ
に設けた連通孔をリーフバルブに閉止方向かつ所定値以
上の背圧が作用した場合に開放するチェックバルブを設
けたので、リーフバルブに高い背圧が作用することがな
くなる。すなわち、リーフバルブに高い背圧が作用する
のを未然に防止することができる。従って、リーフバル
ブの一部が連通路側へ変形することもない。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図10を用いて、本発明の一実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0018】図3には、ショックアブソーバ10の全体
構成が示されている。この図に示されるように、ショッ
クアブソーバ10は内筒として機能するシリンダ12及
び外筒として機能するアウタシェル14を備えた所謂複
筒式のショックアブソーバである。
構成が示されている。この図に示されるように、ショッ
クアブソーバ10は内筒として機能するシリンダ12及
び外筒として機能するアウタシェル14を備えた所謂複
筒式のショックアブソーバである。
【0019】アウタシェル14の下端部には皿状のロア
キャップ16が嵌着されており、この状態で溶接されて
いる。これにより、アウタシェル14の下端部が閉止さ
れている。
キャップ16が嵌着されており、この状態で溶接されて
いる。これにより、アウタシェル14の下端部が閉止さ
れている。
【0020】一方、シリンダ12の下端部には皿状かつ
周縁部にフランジが形成されたベースケース18が嵌合
されている。また、シリンダ12の内方には、ピストン
ロッド20が一部上方へ突出した状態で配置されてい
る。ピストンロッド20の軸方向中間部には断面ハット
形状のリバウンドストッパプレート22が溶接されてお
り、更にその上端部には弾性体であるリバウンドストッ
パ24が配設されている。また、シリンダ12の上端部
には、所定形状のロッドガイド26が配設されている。
ロッドガイド26は円板状の基部26Aとこの基部26
Aの軸芯部から円筒状に突出するボス26Bとから成
り、この内ボス26Bがシリンダ12の上端部内に嵌合
されている。ボス26Bがシリンダ12の上端部に嵌合
された状態では、基部26Aの外周面がアウタシェル1
4の内周面に密着している。なお、ボス26Bの軸芯部
内周面には円筒形のブシュ28が圧入されており、ピス
トンロッド20の外周面に相対移動可能に密着してい
る。さらに、基部26Aの外周縁部には環状の溝が形成
されており、この溝内には角形シールリング30が嵌着
されている。角形シールリング30が嵌着された状態で
は、角形シールリング30の内端面及び下端面がロッド
ガイド26に接触し、外端面がアウタシェル14の内周
面に接触し、上端面がリングナット32の下端面に接触
することで三者相互のシール性を確保している。
周縁部にフランジが形成されたベースケース18が嵌合
されている。また、シリンダ12の内方には、ピストン
ロッド20が一部上方へ突出した状態で配置されてい
る。ピストンロッド20の軸方向中間部には断面ハット
形状のリバウンドストッパプレート22が溶接されてお
り、更にその上端部には弾性体であるリバウンドストッ
パ24が配設されている。また、シリンダ12の上端部
には、所定形状のロッドガイド26が配設されている。
ロッドガイド26は円板状の基部26Aとこの基部26
Aの軸芯部から円筒状に突出するボス26Bとから成
り、この内ボス26Bがシリンダ12の上端部内に嵌合
されている。ボス26Bがシリンダ12の上端部に嵌合
された状態では、基部26Aの外周面がアウタシェル1
4の内周面に密着している。なお、ボス26Bの軸芯部
内周面には円筒形のブシュ28が圧入されており、ピス
トンロッド20の外周面に相対移動可能に密着してい
る。さらに、基部26Aの外周縁部には環状の溝が形成
されており、この溝内には角形シールリング30が嵌着
されている。角形シールリング30が嵌着された状態で
は、角形シールリング30の内端面及び下端面がロッド
ガイド26に接触し、外端面がアウタシェル14の内周
面に接触し、上端面がリングナット32の下端面に接触
することで三者相互のシール性を確保している。
【0021】また、アウタシェル14の上端部内周面に
は雌ねじが形成されており、この雌ねじにはリングナッ
ト32が螺合されている。なお、リングナット32の軸
芯部にはオイルシール34が配設されており、リングナ
ット32とピストンロッド20との間をシールしてい
る。このリングナット32をシリンダ12の上端部に螺
合させることにより、ロッドガイド26、角形シールリ
ング30、シリンダ12、ベースケース18がアウタシ
ェル14内に固定されるようになっている。なお、この
際、ベースケース18のフランジの一部がロアキャップ
16の傾斜面に当接することにより、アウタシェル14
の軸線に対するシリンダ12の調芯が行われる。
は雌ねじが形成されており、この雌ねじにはリングナッ
ト32が螺合されている。なお、リングナット32の軸
芯部にはオイルシール34が配設されており、リングナ
ット32とピストンロッド20との間をシールしてい
る。このリングナット32をシリンダ12の上端部に螺
合させることにより、ロッドガイド26、角形シールリ
ング30、シリンダ12、ベースケース18がアウタシ
ェル14内に固定されるようになっている。なお、この
際、ベースケース18のフランジの一部がロアキャップ
16の傾斜面に当接することにより、アウタシェル14
の軸線に対するシリンダ12の調芯が行われる。
【0022】上述した構成において、シリンダ12の内
部に後述するピストン36が往復運動可能に配置された
ことにより、シリンダ12の内部の室は上室38と下室
40とに隔成されており、又内部にはオイルが充填され
ている。さらに、シリンダ12とアウタシェル14との
間に形成されたリザーバ室42内には、オイルと窒素ガ
ス等の気体とが分離した状態で封入されている。
部に後述するピストン36が往復運動可能に配置された
ことにより、シリンダ12の内部の室は上室38と下室
40とに隔成されており、又内部にはオイルが充填され
ている。さらに、シリンダ12とアウタシェル14との
間に形成されたリザーバ室42内には、オイルと窒素ガ
ス等の気体とが分離した状態で封入されている。
【0023】次に、ピストンロッド20の先端部に設け
られたピストン部の詳細について説明する。
られたピストン部の詳細について説明する。
【0024】図1に拡大して示されるように、ピストン
ロッド20の先端部には小径部20Aが設けられてい
る。この小径部20Aには、ストッパ44、バルブ機構
46、ピストン36、同一構成のバルブ機構46、スト
ッパ44がこの順に装着されている。なお、これらの部
品を装着させた後、小径部20Aの先端部にはナット4
8が締め付けられ、上記の部品が固定されるようになっ
ている。以下、各部品を具体的に説明するが、ストッパ
44及びバルブ機構46は上下で同一構成であるのでこ
れらについては上側のストッパ44及びバルブ機構46
についてのみ説明する。
ロッド20の先端部には小径部20Aが設けられてい
る。この小径部20Aには、ストッパ44、バルブ機構
46、ピストン36、同一構成のバルブ機構46、スト
ッパ44がこの順に装着されている。なお、これらの部
品を装着させた後、小径部20Aの先端部にはナット4
8が締め付けられ、上記の部品が固定されるようになっ
ている。以下、各部品を具体的に説明するが、ストッパ
44及びバルブ機構46は上下で同一構成であるのでこ
れらについては上側のストッパ44及びバルブ機構46
についてのみ説明する。
【0025】ピストン36は軸芯部に貫通孔を有し、こ
の貫通孔内をピストンロッド20の小径部20Aが貫通
している。また、ピストン36の外周部には、軸線に対
して平行に貫通する複数のポート50が形成されてい
る。さらに、ピストン36の上端面及び下端面には、環
状の凹溝52がそれぞれ形成されている。これら上下の
凹溝52は前述したポート50と連通されている。な
お、ピストン36の外周面にはピストンバンド54が嵌
着されており、シリンダ12の内周面とのシール性を確
保している。
の貫通孔内をピストンロッド20の小径部20Aが貫通
している。また、ピストン36の外周部には、軸線に対
して平行に貫通する複数のポート50が形成されてい
る。さらに、ピストン36の上端面及び下端面には、環
状の凹溝52がそれぞれ形成されている。これら上下の
凹溝52は前述したポート50と連通されている。な
お、ピストン36の外周面にはピストンバンド54が嵌
着されており、シリンダ12の内周面とのシール性を確
保している。
【0026】バルブ機構46は、薄肉円板状のリーフバ
ルブ56と、このリーフバルブ56の周縁近傍に設けら
れた複数のチェックバルブ58と、によって構成されて
いる。リーフバルブ56は、ピストン36の上端面に当
接した状態で配置されている。従って、通常は凹溝52
ひいてはポート50を閉止しているが、所定の圧力が凹
溝52側から作用することにより弾性変形してこれらを
開放する。
ルブ56と、このリーフバルブ56の周縁近傍に設けら
れた複数のチェックバルブ58と、によって構成されて
いる。リーフバルブ56は、ピストン36の上端面に当
接した状態で配置されている。従って、通常は凹溝52
ひいてはポート50を閉止しているが、所定の圧力が凹
溝52側から作用することにより弾性変形してこれらを
開放する。
【0027】また、図4に拡大図示される如く、リーフ
バルブ56の周縁近傍には、周方向に等間隔で複数のチ
ェックバルブ58が設けられている。リーフバルブ56
の周縁近傍には、中心孔60及びその周囲に配列された
複数の連通孔62が周方向に等間隔で形成されている
(図6参照)。中心孔60には、球面状の端面を持つ頭
部、この頭部の軸芯部から突出され頭部よりも小径とさ
れた軸部、軸部の先端部に設けられ軸部よりも小径とさ
れた小径部から成るピン(段付きピン)64の軸部が貫
通されている。また、ピン64の小径部にはすべての連
通孔62を閉止し得る径寸法を有する薄肉円板状の弁体
66が挿通され、挿通された後に小径部の先端がかしめ
られることにより弁体66がピン64に固定されてい
る。また、ピン64の軸部の周囲、すなわち頭部とリー
フバルブ56の中心孔60の周囲面との間には、圧縮コ
イルスプリング68が巻装されている。このため、圧縮
コイルスプリング68は、弁体66を常時連通孔62が
閉止される方向へ押圧付勢している。上記のチェックバ
ルブ58は、リーフバルブ56に閉止方向かつ所定値以
上の背圧が作用した場合に、圧縮コイルスプリング68
の付勢力に抗してリーフバルブ56から離間し連通孔6
2を開放するようになっている。
バルブ56の周縁近傍には、周方向に等間隔で複数のチ
ェックバルブ58が設けられている。リーフバルブ56
の周縁近傍には、中心孔60及びその周囲に配列された
複数の連通孔62が周方向に等間隔で形成されている
(図6参照)。中心孔60には、球面状の端面を持つ頭
部、この頭部の軸芯部から突出され頭部よりも小径とさ
れた軸部、軸部の先端部に設けられ軸部よりも小径とさ
れた小径部から成るピン(段付きピン)64の軸部が貫
通されている。また、ピン64の小径部にはすべての連
通孔62を閉止し得る径寸法を有する薄肉円板状の弁体
66が挿通され、挿通された後に小径部の先端がかしめ
られることにより弁体66がピン64に固定されてい
る。また、ピン64の軸部の周囲、すなわち頭部とリー
フバルブ56の中心孔60の周囲面との間には、圧縮コ
イルスプリング68が巻装されている。このため、圧縮
コイルスプリング68は、弁体66を常時連通孔62が
閉止される方向へ押圧付勢している。上記のチェックバ
ルブ58は、リーフバルブ56に閉止方向かつ所定値以
上の背圧が作用した場合に、圧縮コイルスプリング68
の付勢力に抗してリーフバルブ56から離間し連通孔6
2を開放するようになっている。
【0028】ストッパ44は、図5に示される如く、所
定の厚さに設定された円板形状とされており、軸芯部に
ピストンロッド20の貫通用の孔70を有する他、その
周囲には同心円上に不連続な長孔72、74が形成され
ている。ピストンロッド20の小径部20Aにストッパ
44が挿通されて配置された状態では、外周側の長孔7
2と内周側の長孔74との間の隔壁部44Aが前述した
ピン64の頭部の直上に位置している。
定の厚さに設定された円板形状とされており、軸芯部に
ピストンロッド20の貫通用の孔70を有する他、その
周囲には同心円上に不連続な長孔72、74が形成され
ている。ピストンロッド20の小径部20Aにストッパ
44が挿通されて配置された状態では、外周側の長孔7
2と内周側の長孔74との間の隔壁部44Aが前述した
ピン64の頭部の直上に位置している。
【0029】次に、シリンダ12の下端部に設けられた
ベース部の詳細について説明する。図2に拡大して示さ
れるように、シリンダ12の下端部には周縁部にフラン
ジが形成されて中央部が膨出されたベースケース18が
嵌合されている。ベースケース18の一方のフランジに
ついては先に説明した通りロアキャップ16の傾斜面に
当接してシリンダ12の調芯を行うが、他方のフランジ
についてはロアキャップ16の傾斜面から離間されてい
る。これにより、シリンダ12側とアウタシェル14の
内部とを連通する流路76が形成されている。また、ベ
ースケース18の軸芯部にはボス18Aが形成されてお
り、このボス18Aの上端面及び下端面にはピストン部
で用いられたストッパ44並びにバルブ機構46がそれ
ぞれ同一配列で配設されている。なお、ストッパ44並
びにバルブ機構46の構成は前述した通りであるので、
その説明は省略する。前記の如くしてベースケース18
にストッパ44並びにバルブ機構46が配列された状態
で、ボルト78及びナット80によってベースケース1
8にこれらの部品が固定され、ベースバルブが構成され
ている。
ベース部の詳細について説明する。図2に拡大して示さ
れるように、シリンダ12の下端部には周縁部にフラン
ジが形成されて中央部が膨出されたベースケース18が
嵌合されている。ベースケース18の一方のフランジに
ついては先に説明した通りロアキャップ16の傾斜面に
当接してシリンダ12の調芯を行うが、他方のフランジ
についてはロアキャップ16の傾斜面から離間されてい
る。これにより、シリンダ12側とアウタシェル14の
内部とを連通する流路76が形成されている。また、ベ
ースケース18の軸芯部にはボス18Aが形成されてお
り、このボス18Aの上端面及び下端面にはピストン部
で用いられたストッパ44並びにバルブ機構46がそれ
ぞれ同一配列で配設されている。なお、ストッパ44並
びにバルブ機構46の構成は前述した通りであるので、
その説明は省略する。前記の如くしてベースケース18
にストッパ44並びにバルブ機構46が配列された状態
で、ボルト78及びナット80によってベースケース1
8にこれらの部品が固定され、ベースバルブが構成され
ている。
【0030】以下に、本実施例の作用を説明する。初期
状態では、ピストン部のバルブ機構46及びベース部の
バルブ機構46は、図1及び図2図示状態にある。この
状態では、各リーフバルブ56の表裏面に圧力差が生じ
ていないので、各リーフバルブ56は非変形状態にあ
る。従って、ピストン36並びにベースケース18の各
環状の凹溝52及びポート50は、閉止されている。ま
た、この状態では、リーフバルブ56に閉止方向かつ所
定値以上の背圧が作用していないので、チェックバルブ
58の弁体66は圧縮コイルスプリング68の付勢力を
受けて連通孔62を閉止している。
状態では、ピストン部のバルブ機構46及びベース部の
バルブ機構46は、図1及び図2図示状態にある。この
状態では、各リーフバルブ56の表裏面に圧力差が生じ
ていないので、各リーフバルブ56は非変形状態にあ
る。従って、ピストン36並びにベースケース18の各
環状の凹溝52及びポート50は、閉止されている。ま
た、この状態では、リーフバルブ56に閉止方向かつ所
定値以上の背圧が作用していないので、チェックバルブ
58の弁体66は圧縮コイルスプリング68の付勢力を
受けて連通孔62を閉止している。
【0031】この状態から、ピストンロッド20が下方
へ移動されて縮み工程になると、シリンダ12の下室4
0の圧力の方が上室38の圧力よりも高くなる。このた
め、ピストン36の下端面側のリーフバルブ56は閉止
状態を維持するが、リーフバルブ56に作用する背圧が
所定値以上になった時点でチェックバルブ58の弁体6
6が圧縮コイルスプリング68の付勢力に抗して連通孔
62を開放する。従って、図7に矢印で示される如く、
下室40のオイルは、連通孔62を通った後、ピストン
36の下端面側の凹溝52を介してポート50内を流動
していく。
へ移動されて縮み工程になると、シリンダ12の下室4
0の圧力の方が上室38の圧力よりも高くなる。このた
め、ピストン36の下端面側のリーフバルブ56は閉止
状態を維持するが、リーフバルブ56に作用する背圧が
所定値以上になった時点でチェックバルブ58の弁体6
6が圧縮コイルスプリング68の付勢力に抗して連通孔
62を開放する。従って、図7に矢印で示される如く、
下室40のオイルは、連通孔62を通った後、ピストン
36の下端面側の凹溝52を介してポート50内を流動
していく。
【0032】この場合、ピストン36の上端面側のリー
フバルブ56には開放方向への圧力が作用するので、ピ
ストン36の上端面側のリーフバルブ56は弾性変形し
てピストン36の上端面の外周突起36A(図8参照)
から離間して外周突起36Aとの間に所定の隙間82を
形成する。なお、図8に示される状態は縮み工程時でか
つピストン36の移動スピードが低速域の場合であり、
この場合にはチェックバルブ58のピン64の頭部がス
トッパ44の隔壁部44Aには当接せずに、或いは接触
するのみでリーフバルブ56の弾性変形が停止される。
従って、チェックバルブ58の弁体66は圧縮コイルス
プリング68の付勢力によってリーフバルブ56の連通
孔62を閉止している。この結果、図8の矢印で示され
る如く、オイルはリーフバルブ56とピストン36の上
端面の外周突起36Aとの間の隙間82を通ってシリン
ダ12の上室38内へ流動していく。
フバルブ56には開放方向への圧力が作用するので、ピ
ストン36の上端面側のリーフバルブ56は弾性変形し
てピストン36の上端面の外周突起36A(図8参照)
から離間して外周突起36Aとの間に所定の隙間82を
形成する。なお、図8に示される状態は縮み工程時でか
つピストン36の移動スピードが低速域の場合であり、
この場合にはチェックバルブ58のピン64の頭部がス
トッパ44の隔壁部44Aには当接せずに、或いは接触
するのみでリーフバルブ56の弾性変形が停止される。
従って、チェックバルブ58の弁体66は圧縮コイルス
プリング68の付勢力によってリーフバルブ56の連通
孔62を閉止している。この結果、図8の矢印で示され
る如く、オイルはリーフバルブ56とピストン36の上
端面の外周突起36Aとの間の隙間82を通ってシリン
ダ12の上室38内へ流動していく。
【0033】一方、図2に示されるベースバルブ側にあ
っては、シリンダ12の下室40の圧力がリザーバ室4
2の圧力よりも高くなる。このため、ベースケース18
の上端面側のリーフバルブ56は閉止方向の背圧を受け
るので閉止状態を維持する。この背圧が所定値以上にな
ると、チェックバルブ58の弁体66が圧縮コイルスプ
リング68の付勢力に抗してリーフバルブ56から離間
する方向へ移動して連通孔62を開放する。従って、シ
リンダ12の下室40のオイルはベースケース18の上
端面側のリーフバルブ56の連通孔62を通った後、上
端面側の環状の凹溝52を通ってポート50内へ流動し
ていく。この場合、ベースケース18の下端面側のリー
フバルブ56には開放方向への圧力が作用するので、リ
ーフバルブ56は弾性変形してベースケース18の下端
面の外周突起18Bから離間して外周突起18Bとの間
に所定の隙間を形成する。なお、ピストン36の移動ス
ピードが低速域の場合であれば、ベースケース18の下
端面側のチェックバルブ58のピン64の頭部がストッ
パ44の隔壁部44Aには当接せずに、或いは接触する
のみでリーフバルブ56の弾性変形が停止される。従っ
て、チェックバルブ58の弁体66は圧縮コイルスプリ
ング68の付勢力によってリーフバルブ56の連通孔6
2を閉止している。この結果、オイルはベースケース1
8のポート50からリーフバルブ56とベースケース1
8の下端面の外周突起18Bとの間の隙間を通ってリザ
ーバ室42内へ流動していく。
っては、シリンダ12の下室40の圧力がリザーバ室4
2の圧力よりも高くなる。このため、ベースケース18
の上端面側のリーフバルブ56は閉止方向の背圧を受け
るので閉止状態を維持する。この背圧が所定値以上にな
ると、チェックバルブ58の弁体66が圧縮コイルスプ
リング68の付勢力に抗してリーフバルブ56から離間
する方向へ移動して連通孔62を開放する。従って、シ
リンダ12の下室40のオイルはベースケース18の上
端面側のリーフバルブ56の連通孔62を通った後、上
端面側の環状の凹溝52を通ってポート50内へ流動し
ていく。この場合、ベースケース18の下端面側のリー
フバルブ56には開放方向への圧力が作用するので、リ
ーフバルブ56は弾性変形してベースケース18の下端
面の外周突起18Bから離間して外周突起18Bとの間
に所定の隙間を形成する。なお、ピストン36の移動ス
ピードが低速域の場合であれば、ベースケース18の下
端面側のチェックバルブ58のピン64の頭部がストッ
パ44の隔壁部44Aには当接せずに、或いは接触する
のみでリーフバルブ56の弾性変形が停止される。従っ
て、チェックバルブ58の弁体66は圧縮コイルスプリ
ング68の付勢力によってリーフバルブ56の連通孔6
2を閉止している。この結果、オイルはベースケース1
8のポート50からリーフバルブ56とベースケース1
8の下端面の外周突起18Bとの間の隙間を通ってリザ
ーバ室42内へ流動していく。
【0034】なお、以上の作動において、ピストン36
の上端面側のリーフバルブ56が弾性変形してオイルが
隙間82を通る際、並びに、ベースケース18の下端面
側のリーフバルブ56が弾性変形してオイルが隙間を通
る際に、主たる流動抵抗が生じて圧縮工程時における減
衰力が得られる。
の上端面側のリーフバルブ56が弾性変形してオイルが
隙間82を通る際、並びに、ベースケース18の下端面
側のリーフバルブ56が弾性変形してオイルが隙間を通
る際に、主たる流動抵抗が生じて圧縮工程時における減
衰力が得られる。
【0035】ところで、例えば悪路走行時等の如く、縮
み工程時でかつピストン36の移動スピードが中・高速
域の場合には、図8に示される状態から図9に示される
状態に移行する。すなわち、この場合には、ピストン3
6の上端面側のリーフバルブ56の先端部がストッパ4
4の外周部下端面に当接するまでリーフバルブ56が弾
性変形する。この場合、チェックバルブ58のピン64
の頭部が既にストッパ44の隔壁部44Aに当接した状
態にあるので、リーフバルブ56が弾性変形することに
よって相対的に弁体66がリーフバルブ56から強制的
に離間されて開放状態となる。このため、ピストン36
のポート50を流動してきたオイルはリーフバルブ56
とピストン36の外周突起36Aとの隙間82を通る
他、リーフバルブ56の連通孔62をも通る。つまり、
オイルの流路が二系統に増加する。この結果、縮み工程
時における中・高速域の減衰力が低減される。
み工程時でかつピストン36の移動スピードが中・高速
域の場合には、図8に示される状態から図9に示される
状態に移行する。すなわち、この場合には、ピストン3
6の上端面側のリーフバルブ56の先端部がストッパ4
4の外周部下端面に当接するまでリーフバルブ56が弾
性変形する。この場合、チェックバルブ58のピン64
の頭部が既にストッパ44の隔壁部44Aに当接した状
態にあるので、リーフバルブ56が弾性変形することに
よって相対的に弁体66がリーフバルブ56から強制的
に離間されて開放状態となる。このため、ピストン36
のポート50を流動してきたオイルはリーフバルブ56
とピストン36の外周突起36Aとの隙間82を通る
他、リーフバルブ56の連通孔62をも通る。つまり、
オイルの流路が二系統に増加する。この結果、縮み工程
時における中・高速域の減衰力が低減される。
【0036】一方、伸び工程時においては、前述した作
動と逆の作動を行う。簡単に説明すると、伸び工程時の
ピストン36の移動スピードが低速域の場合は、シリン
ダ12の上室38の圧力が下室40の圧力よりも高くな
るので、ピストン36の上端面側のリーフバルブ56は
閉止状態を維持し、チェックバルブ58は開放状態とな
る。また、ピストン36の下端面側のチェックバルブ5
8は閉止状態を維持するが、リーフバルブ56は開放状
態となる。これにより、上室38のオイルはピストン3
6の上端面側のチェックバルブ58から連通孔62、ポ
ート50を通ってピストン36の下端面側の外周突起3
6Aとリーフバルブ56との隙間82を通って下室40
内へ流動していく。
動と逆の作動を行う。簡単に説明すると、伸び工程時の
ピストン36の移動スピードが低速域の場合は、シリン
ダ12の上室38の圧力が下室40の圧力よりも高くな
るので、ピストン36の上端面側のリーフバルブ56は
閉止状態を維持し、チェックバルブ58は開放状態とな
る。また、ピストン36の下端面側のチェックバルブ5
8は閉止状態を維持するが、リーフバルブ56は開放状
態となる。これにより、上室38のオイルはピストン3
6の上端面側のチェックバルブ58から連通孔62、ポ
ート50を通ってピストン36の下端面側の外周突起3
6Aとリーフバルブ56との隙間82を通って下室40
内へ流動していく。
【0037】ベースバルブ側にあっては、シリンダ12
の下室40の圧力の方がリザーバ室42の圧力よりも低
くなるので、ベースケース18の下端面側のリーフバル
ブ56は閉止状態を維持し、チェックバルブ58は開放
状態となる。また、ベースケース18の上端面側のチェ
ックバルブ58は閉止状態を維持するが、リーフバルブ
56は開放状態となる。これにより、リザーバ室42の
オイルはベースケース18の下端面側のチェックバルブ
58から連通孔62、ポート50を通ってベースケース
18の上端面側の外周突起18Bとリーフバルブ56と
の隙間84を通って下室40内へ流動していく。
の下室40の圧力の方がリザーバ室42の圧力よりも低
くなるので、ベースケース18の下端面側のリーフバル
ブ56は閉止状態を維持し、チェックバルブ58は開放
状態となる。また、ベースケース18の上端面側のチェ
ックバルブ58は閉止状態を維持するが、リーフバルブ
56は開放状態となる。これにより、リザーバ室42の
オイルはベースケース18の下端面側のチェックバルブ
58から連通孔62、ポート50を通ってベースケース
18の上端面側の外周突起18Bとリーフバルブ56と
の隙間84を通って下室40内へ流動していく。
【0038】この結果、伸び工程時における減衰力が得
られる。なお、ピストン速度が中・高速の場合の作動の
説明については、縮み工程時の場合と同様に作動するの
で省略する。
られる。なお、ピストン速度が中・高速の場合の作動の
説明については、縮み工程時の場合と同様に作動するの
で省略する。
【0039】上述したことから、本実施例に係るショッ
クアブソーバ10を用いた場合の減衰力特性は、図10
に示される如くとなる。すなわち、伸び側減衰力にあっ
ては、ピストン速度が低速域の場合には減衰力は従来同
様に低下せず、中・高速域では減衰力の傾斜が緩やかに
なり低減される。一方、縮み工程時における減衰力特性
も同様である。なお、縮み工程時における減衰力の方が
伸び工程時における減衰力よりも全体的に低下するよう
に設定されているが、このチューニングはポート50の
径や圧縮コイルスプリング68のバネ定数、リーフバル
ブ56の剛性等によりなされている。
クアブソーバ10を用いた場合の減衰力特性は、図10
に示される如くとなる。すなわち、伸び側減衰力にあっ
ては、ピストン速度が低速域の場合には減衰力は従来同
様に低下せず、中・高速域では減衰力の傾斜が緩やかに
なり低減される。一方、縮み工程時における減衰力特性
も同様である。なお、縮み工程時における減衰力の方が
伸び工程時における減衰力よりも全体的に低下するよう
に設定されているが、このチューニングはポート50の
径や圧縮コイルスプリング68のバネ定数、リーフバル
ブ56の剛性等によりなされている。
【0040】このように本実施例では、ピストン部及び
ベース部に設けられるバルブ機構46をリーフバルブ5
6とチェックバルブ58とによって構成し、リーフバル
ブ56に閉止方向かつ所定値以上の背圧が作用した場合
に、チェックバルブ58によってリーフバルブ56に形
成された連通孔62が開放されるように構成したので、
リーフバルブ56に高い背圧が作用するのを未然に防止
することができる。従って、リーフバルブ56の一部が
ピストン36或いはベースケース18の凹溝52側へ変
形して損傷を受けるのを防止することができる。なお、
これにより、従来用いられていた補強板も不要になる。
ベース部に設けられるバルブ機構46をリーフバルブ5
6とチェックバルブ58とによって構成し、リーフバル
ブ56に閉止方向かつ所定値以上の背圧が作用した場合
に、チェックバルブ58によってリーフバルブ56に形
成された連通孔62が開放されるように構成したので、
リーフバルブ56に高い背圧が作用するのを未然に防止
することができる。従って、リーフバルブ56の一部が
ピストン36或いはベースケース18の凹溝52側へ変
形して損傷を受けるのを防止することができる。なお、
これにより、従来用いられていた補強板も不要になる。
【0041】さらに、本実施例では、悪路走行時等の如
く、ピストン速度が低速域から中・高速域に急激に変化
する場合には、チェックバルブ58を再び開放するよう
にしたので、このような場合の減衰力を低減することが
できる。すなわち、ピストン速度が低速域の場合の減衰
力を落とすことなく、中・高速域の場合の減衰力のみを
落とすことができる。この結果、操縦安定性及び乗り心
地の良さの両立を図ることができる。
く、ピストン速度が低速域から中・高速域に急激に変化
する場合には、チェックバルブ58を再び開放するよう
にしたので、このような場合の減衰力を低減することが
できる。すなわち、ピストン速度が低速域の場合の減衰
力を落とすことなく、中・高速域の場合の減衰力のみを
落とすことができる。この結果、操縦安定性及び乗り心
地の良さの両立を図ることができる。
【0042】なお、本実施例では、ピストン部及びベー
ス部のいずれにおいても本発明が適用されたバルブ機構
46を設定したが、これに限らず、いずれか一方のみに
ついて本発明が適用されたバルブ機構46を設定しても
よい。また、ピストン部の上端面側及び下端面側のいず
れにおいても本発明が適用されたバルブ機構46を設定
したが、いずれか一方のみについて本発明が適用された
バルブ機構46を設定してもよい。なお、この点はベー
ス部についても同様に当てはまる。
ス部のいずれにおいても本発明が適用されたバルブ機構
46を設定したが、これに限らず、いずれか一方のみに
ついて本発明が適用されたバルブ機構46を設定しても
よい。また、ピストン部の上端面側及び下端面側のいず
れにおいても本発明が適用されたバルブ機構46を設定
したが、いずれか一方のみについて本発明が適用された
バルブ機構46を設定してもよい。なお、この点はベー
ス部についても同様に当てはまる。
【0043】また、本実施例では、複筒式のショックア
ブソーバ10に対して本発明を適用したが、これに限ら
ず、単筒式のショックアブソーバに対して本発明を適用
することも可能である。
ブソーバ10に対して本発明を適用したが、これに限ら
ず、単筒式のショックアブソーバに対して本発明を適用
することも可能である。
【0044】さらに、本実施例では、自動車のサスペン
ションの一部を構成するショックアブソーバ10に対し
て本発明を適用したが、本発明に係る油圧緩衝器の適用
対象はこれに限らず、種々の装置に適用可能である。
ションの一部を構成するショックアブソーバ10に対し
て本発明を適用したが、本発明に係る油圧緩衝器の適用
対象はこれに限らず、種々の装置に適用可能である。
【0045】また、請求項1記載の本発明におけるバル
ブ機構を、「連通路の開放側の端部に弾性変形可能に設
けられ、非変形状態では連通路を閉止し弾性変形するこ
とにより連通路を開放するリーフバルブと、このリーフ
バルブにおける連通路と対応する位置に形成された連通
孔を開閉可能に設けられ、リーフバルブに閉止方向かつ
所定値以上の背圧が作用した場合並びにリーフバルブが
所定量以上弾性変形した場合に連通孔を開放するチェッ
クバルブと、を有することを特徴とする」とした場合に
は、以下の作用及び効果が得られる。
ブ機構を、「連通路の開放側の端部に弾性変形可能に設
けられ、非変形状態では連通路を閉止し弾性変形するこ
とにより連通路を開放するリーフバルブと、このリーフ
バルブにおける連通路と対応する位置に形成された連通
孔を開閉可能に設けられ、リーフバルブに閉止方向かつ
所定値以上の背圧が作用した場合並びにリーフバルブが
所定量以上弾性変形した場合に連通孔を開放するチェッ
クバルブと、を有することを特徴とする」とした場合に
は、以下の作用及び効果が得られる。
【0046】すなわち、ピストン速度が低速域から中・
高速域に変化してリーフバルブが所定量以上弾性変形す
ると、チェックバルブが再び開放状態になる。これによ
り、リーフバルブに設けられた連通孔が再度開放され、
流体は連通孔を通って連通路へと流動していく。従っ
て、例えば自動車のショックアブソーバに適用した場合
には、中・高速域での減衰力を低下させることができ
る。この結果、操縦安定性及び乗り心地性を向上させる
ことができる。
高速域に変化してリーフバルブが所定量以上弾性変形す
ると、チェックバルブが再び開放状態になる。これによ
り、リーフバルブに設けられた連通孔が再度開放され、
流体は連通孔を通って連通路へと流動していく。従っ
て、例えば自動車のショックアブソーバに適用した場合
には、中・高速域での減衰力を低下させることができ
る。この結果、操縦安定性及び乗り心地性を向上させる
ことができる。
【0047】さらに、請求項1記載の本発明におけるバ
ルブ機構を、「連通路の開放側の端部に弾性変形可能に
設けられ、非変形状態では連通路を閉止し弾性変形する
ことにより連通路を開放するリーフバルブと、このリー
フバルブの弾性変形量を制限する制限手段(ストッパ4
4がこれに相当)と、リーフバルブにおける連通路と対
応する位置に形成された連通孔を開閉可能に設けられ、
リーフバルブに閉止方向かつ所定値以上の背圧が作用し
た場合並びにリーフバルブの弾性変形量が制限手段によ
って制限された場合に連通孔を開放するチェックバルブ
と、を有することを特徴とする」とした場合にも、同様
の作用及び効果が得られる。
ルブ機構を、「連通路の開放側の端部に弾性変形可能に
設けられ、非変形状態では連通路を閉止し弾性変形する
ことにより連通路を開放するリーフバルブと、このリー
フバルブの弾性変形量を制限する制限手段(ストッパ4
4がこれに相当)と、リーフバルブにおける連通路と対
応する位置に形成された連通孔を開閉可能に設けられ、
リーフバルブに閉止方向かつ所定値以上の背圧が作用し
た場合並びにリーフバルブの弾性変形量が制限手段によ
って制限された場合に連通孔を開放するチェックバルブ
と、を有することを特徴とする」とした場合にも、同様
の作用及び効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る油圧緩
衝器は、バルブ機構の一部を構成するリーフバルブに連
通孔を形成し、更にリーフバルブに閉止方向かつ所定値
以上の背圧が作用した場合にのみ連通孔を開放するチェ
ックバルブを設けたので、リーフバルブに高い背圧が作
用し得るような状況下においても、リーフバルブに変形
が生じるのを確実に防止することができるという優れた
効果を有する。
衝器は、バルブ機構の一部を構成するリーフバルブに連
通孔を形成し、更にリーフバルブに閉止方向かつ所定値
以上の背圧が作用した場合にのみ連通孔を開放するチェ
ックバルブを設けたので、リーフバルブに高い背圧が作
用し得るような状況下においても、リーフバルブに変形
が生じるのを確実に防止することができるという優れた
効果を有する。
【図1】本実施例に係るショックアブソーバのピストン
部の拡大断面図である。
部の拡大断面図である。
【図2】本実施例に係るショックアブソーバのベース部
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図3】本実施例に係るショックアブソーバの全体構成
図である。
図である。
【図4】図1及び図2に示されるチェックバルブの拡大
断面図である。
断面図である。
【図5】図1及び図2に示されるストッパの拡大平面図
である。
である。
【図6】図1及び図2に示されるリーフバルブの拡大平
面図である。
面図である。
【図7】縮み工程時における低速域のピストン下端面側
のバルブ機構の状態を説明するための説明図である。
のバルブ機構の状態を説明するための説明図である。
【図8】縮み工程時における低速域のピストン上端面側
のバルブ機構の状態を説明するための説明図である。
のバルブ機構の状態を説明するための説明図である。
【図9】縮み工程時における中・高速域のピストン上端
面側のバルブ機構の状態を説明するための説明図であ
る。
面側のバルブ機構の状態を説明するための説明図であ
る。
【図10】ピストン速度と減衰力との関係を示す減衰力
特性図である。
特性図である。
【図11】従来例に係る油圧緩衝器の要部を示す縦断面
図である。
図である。
【図12】図11に示される構造を用いた場合の問題点
を説明するための説明図である。
を説明するための説明図である。
【図13】別の従来例に係る油圧緩衝器の要部を示す縦
断面図である。
断面図である。
10 ショックアブソーバ(油圧緩衝器) 12 シリンダ(筒体) 14 アウタシェル(筒体) 18 ベースケース(隔成部材) 36 ピストン(隔成部材) 38 上室 40 下室 46 バルブ機構 50 ポート(連通路) 52 凹溝(連通路) 56 リーフバルブ 58 チェックバルブ 62 連通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に流体が充填された筒体と、 この筒体内の室を隔成する隔成部材と、 この隔成部材によって隔成される各室を相互に連通する
連通路と、 この連通路の開放側の端部に設けられ、連通路を開閉す
るバルブ機構と、 を有する油圧緩衝器であって、 前記バルブ機構は、連通路の開放側の端部に弾性変形可
能に設けられ、非変形状態では連通路を閉止し弾性変形
することにより連通路を開放するリーフバルブと、 このリーフバルブにおける連通路と対応する位置に形成
された連通孔を開閉可能に設けられ、リーフバルブに閉
止方向かつ所定値以上の背圧が作用した場合に連通路を
開放するチェックバルブと、 を有することを特徴とする油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6319850A JPH08177931A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6319850A JPH08177931A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177931A true JPH08177931A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18114929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6319850A Pending JPH08177931A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08177931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209000A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Zf Friedrichshafen Ag | ピストン・シリンダアッセンブリ用ピストン |
WO2014077265A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | カヤバ工業株式会社 | ピストン |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP6319850A patent/JPH08177931A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209000A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Zf Friedrichshafen Ag | ピストン・シリンダアッセンブリ用ピストン |
WO2014077265A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | カヤバ工業株式会社 | ピストン |
JP2014098465A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-29 | Kayaba Ind Co Ltd | ピストン |
CN104603496A (zh) * | 2012-11-16 | 2015-05-06 | 萱场工业株式会社 | 活塞 |
US9879777B2 (en) | 2012-11-16 | 2018-01-30 | Kyb Corporation | Shock absorber and piston |
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