JPH08177689A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給装置Info
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- JPH08177689A JPH08177689A JP6328284A JP32828494A JPH08177689A JP H08177689 A JPH08177689 A JP H08177689A JP 6328284 A JP6328284 A JP 6328284A JP 32828494 A JP32828494 A JP 32828494A JP H08177689 A JPH08177689 A JP H08177689A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 延長管を用いて燃料噴霧を吸気弁の直上へ供
給するエアアシスト式の燃料噴射弁の問題を解決する。 【構成】 電磁コイル33とスプリング13によって上
下に駆動される可動コア7には、パイプ材1aとその先
端に接合された鋼球1bのような弁体からなるニードル
1の基部が取り付けられており、パイプ材4aとバルブ
ボディ4bからなる延長管4の先端の燃料噴射孔36を
開閉するようになっている。17は孔17aを有する燃
料噴霧の微粒化促進用プレートである。燃料噴霧が延長
管によって導かれる従来のものと異なり、延長管4の内
面に燃料噴霧が付着しない。
給するエアアシスト式の燃料噴射弁の問題を解決する。 【構成】 電磁コイル33とスプリング13によって上
下に駆動される可動コア7には、パイプ材1aとその先
端に接合された鋼球1bのような弁体からなるニードル
1の基部が取り付けられており、パイプ材4aとバルブ
ボディ4bからなる延長管4の先端の燃料噴射孔36を
開閉するようになっている。17は孔17aを有する燃
料噴霧の微粒化促進用プレートである。燃料噴霧が延長
管によって導かれる従来のものと異なり、延長管4の内
面に燃料噴霧が付着しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用の燃料供給
装置に係り、特に自動車用のガソリン機関において吸気
通路へ燃料を噴射して供給するものに関する。
装置に係り、特に自動車用のガソリン機関において吸気
通路へ燃料を噴射して供給するものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃焼を安定化するために、エ
アアシスト燃料噴射弁からの噴射燃料を延長管を介して
燃焼室内へ噴出させる燃料供給装置が特開平6−108
06公報に記載されている。該公報に開示された燃料噴
射弁は、燃料噴射弁の先端部の噴孔に延長管を接続し、
その先端噴口を各吸気弁の傘部直上位置に開口させ、延
長管の先端噴口部に、上流から下流にかけて径が徐々に
大きくなる円錐状の末広がり筒部を一体成形して設ける
もので、これにより、吸気弁の開弁時期に燃料噴射弁の
先端噴口から噴出する燃料噴霧は延長管を通って適度な
広がりを持って燃焼室内へ拡散され、燃料噴霧と吸入空
気との混合が促進されて、燃焼室に流入した燃料の空間
浮遊率が高くなり、濃い混合気が形成されるので燃焼の
安定化を図ることができる。
アアシスト燃料噴射弁からの噴射燃料を延長管を介して
燃焼室内へ噴出させる燃料供給装置が特開平6−108
06公報に記載されている。該公報に開示された燃料噴
射弁は、燃料噴射弁の先端部の噴孔に延長管を接続し、
その先端噴口を各吸気弁の傘部直上位置に開口させ、延
長管の先端噴口部に、上流から下流にかけて径が徐々に
大きくなる円錐状の末広がり筒部を一体成形して設ける
もので、これにより、吸気弁の開弁時期に燃料噴射弁の
先端噴口から噴出する燃料噴霧は延長管を通って適度な
広がりを持って燃焼室内へ拡散され、燃料噴霧と吸入空
気との混合が促進されて、燃焼室に流入した燃料の空間
浮遊率が高くなり、濃い混合気が形成されるので燃焼の
安定化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、コスト低減のためにアシストエアを供給するエアポ
ンプを廃止した場合、或いは何らかの原因でエアポンプ
が正常に作動しなくなって、アシストエアの供給圧が低
下した場合には、燃料噴射弁に対するエアアシストの作
用が無くなるため、延長管内面への燃料付着と、延長管
内における噴霧の流速の低下により、噴霧の液滴が大き
くなって延長管の先端から燃料が垂れるという不具合が
生じる。
て、コスト低減のためにアシストエアを供給するエアポ
ンプを廃止した場合、或いは何らかの原因でエアポンプ
が正常に作動しなくなって、アシストエアの供給圧が低
下した場合には、燃料噴射弁に対するエアアシストの作
用が無くなるため、延長管内面への燃料付着と、延長管
内における噴霧の流速の低下により、噴霧の液滴が大き
くなって延長管の先端から燃料が垂れるという不具合が
生じる。
【0004】そこで本発明は、従来技術におけるこの問
題に鑑み、延長管付噴射弁の構造に改良を加えることに
より、上記従来技術の問題点を解消することを目的とす
る。
題に鑑み、延長管付噴射弁の構造に改良を加えることに
より、上記従来技術の問題点を解消することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、燃
料噴射弁の先端の燃料噴射孔が延長管を介して吸気弁の
傘部直上位置に設けられており、その位置から燃焼室に
向けて燃料噴霧を噴射するように構成されていると共
に、前記延長管の先端部に前記燃料噴射孔を開閉する弁
の開閉機構を設け、燃料の噴出及び遮断を前記延長管の
先端部において制御するようにした内燃機関の燃料供給
装置を提供する。
料噴射弁の先端の燃料噴射孔が延長管を介して吸気弁の
傘部直上位置に設けられており、その位置から燃焼室に
向けて燃料噴霧を噴射するように構成されていると共
に、前記延長管の先端部に前記燃料噴射孔を開閉する弁
の開閉機構を設け、燃料の噴出及び遮断を前記延長管の
先端部において制御するようにした内燃機関の燃料供給
装置を提供する。
【0006】
【作用】延長管の先端部が吸気弁の直上位置まで伸びて
いるばかりか、その先端部の燃料噴射孔が弁によって開
閉されるようになっているので、燃料は延長管先端部の
燃料噴射孔から高速で噴射されるときに霧化されること
になる。従って、燃料噴霧を延長管によって導く従来の
ものと異なり、延長管内壁面への燃料噴霧の付着及び、
延長管の先端からの燃料垂れという不具合が生じること
がなく、燃料を円滑に噴射することが出来る。
いるばかりか、その先端部の燃料噴射孔が弁によって開
閉されるようになっているので、燃料は延長管先端部の
燃料噴射孔から高速で噴射されるときに霧化されること
になる。従って、燃料噴霧を延長管によって導く従来の
ものと異なり、延長管内壁面への燃料噴霧の付着及び、
延長管の先端からの燃料垂れという不具合が生じること
がなく、燃料を円滑に噴射することが出来る。
【0007】
【実施例】図示実施例は、本発明をガソリン機関の燃料
供給装置の燃料噴射弁に適用したものである。図1に示
すように、燃料噴射弁20には、主要な構成部分とし
て、板状磁性材料からなる略円筒状のヨーク26内に、
軸方向に固定鉄心21、可動コア7、ニードル1、延長
管4、磁性パイプ8a、非磁性パイプ8b等が設けられ
る。
供給装置の燃料噴射弁に適用したものである。図1に示
すように、燃料噴射弁20には、主要な構成部分とし
て、板状磁性材料からなる略円筒状のヨーク26内に、
軸方向に固定鉄心21、可動コア7、ニードル1、延長
管4、磁性パイプ8a、非磁性パイプ8b等が設けられ
る。
【0008】ヨーク26の内周には樹脂製のスプール3
2が固定される。このスプール32には電磁コイル33
が巻装される。スプール32の内部には磁性材料からな
り筒状に形成された固定鉄心21が、スプール32の上
方から突出するように挿入される。そして、固定鉄心2
1の下部には、非磁性パイプ8bが接続される。この非
磁性パイプ8bは、大径部81、小径部82からなる段
付きパイプ状に形成されたものである。そして、上記固
定鉄心21の下部には大径部81が接続され、固定鉄心
21の下端から一部突出するように設けられる。さら
に、非磁性パイプ8bの小径部82の下端には、磁性材
料からなり段付きパイプ状に形成された磁性パイプ8a
の小径部83が接続される。なお、非磁性パイプ8bの
小径部82の内径は、磁性パイプ8aの小径部83の内
径よりもやや小さく設定されている。この延長管4の先
端に接合されるバルブボディ4bの内部には、後述のニ
ードル1の鋼球1bが摺動する円筒面4dと、ニードル
1の鋼球1bのシート部14が着座する弁座4cとが形
成される。さらに底部中央には燃料噴射孔36が形成さ
れる。
2が固定される。このスプール32には電磁コイル33
が巻装される。スプール32の内部には磁性材料からな
り筒状に形成された固定鉄心21が、スプール32の上
方から突出するように挿入される。そして、固定鉄心2
1の下部には、非磁性パイプ8bが接続される。この非
磁性パイプ8bは、大径部81、小径部82からなる段
付きパイプ状に形成されたものである。そして、上記固
定鉄心21の下部には大径部81が接続され、固定鉄心
21の下端から一部突出するように設けられる。さら
に、非磁性パイプ8bの小径部82の下端には、磁性材
料からなり段付きパイプ状に形成された磁性パイプ8a
の小径部83が接続される。なお、非磁性パイプ8bの
小径部82の内径は、磁性パイプ8aの小径部83の内
径よりもやや小さく設定されている。この延長管4の先
端に接合されるバルブボディ4bの内部には、後述のニ
ードル1の鋼球1bが摺動する円筒面4dと、ニードル
1の鋼球1bのシート部14が着座する弁座4cとが形
成される。さらに底部中央には燃料噴射孔36が形成さ
れる。
【0009】次に、非磁性パイプ8bおよび磁性パイプ
8aの内部の空間には、磁性材料からなり筒状に形成さ
れた可動コア7が設けられる。この可動コア7の外径は
非磁性パイプ8bの小径部82の内径よりもやや小さく
設定され、可動コア7は非磁性パイプ8bに対して摺動
可能に挿入される。また、可動コア7の上端面は、上記
固定鉄心21の下端面と所定の隙間を介して対向するよ
うに設けられる。さらに、可動コア7の下端内周にはニ
ードル1が連結される。
8aの内部の空間には、磁性材料からなり筒状に形成さ
れた可動コア7が設けられる。この可動コア7の外径は
非磁性パイプ8bの小径部82の内径よりもやや小さく
設定され、可動コア7は非磁性パイプ8bに対して摺動
可能に挿入される。また、可動コア7の上端面は、上記
固定鉄心21の下端面と所定の隙間を介して対向するよ
うに設けられる。さらに、可動コア7の下端内周にはニ
ードル1が連結される。
【0010】このニードル1は、燃料を噴射孔36へ導
くためと、ニードル自体の重量を軽くするために、複数
個の穴5aが設けられた中空円筒状の比較的安価なパイ
プ材1aと、図2及び図3に示すように、パイプ材1a
の先端に接合され燃料を噴射孔36へ導くために4ヶ所
の面取り加工を施こされた鋼球1bとより構成されてい
る。そして、接合部10と可動コア7の内周面とがレー
ザ溶接されることによって、ニードル1と可動コア7と
は1体に連結される。なお、パイプ材1aの先端面1c
は、鋼球1bとの接合のために、図5に示すように面取
り加工した形状とする。また、パイプ材1aに複数個の
穴5aを設ける代りに、同様の目的で、図6に示すよう
に複数のスリット1dを設けてもよい。延長管4は、中
空円筒状の比較的安価なパイプ材4aと精密加工された
バルブボディ4bとの結合により構成されている。ここ
で、延長管4を構成するパイプ材4a、バルブボディ4
b、及びニードル1に使用するパイプ材1aが、熱膨張
率の違う材質のものであると、この燃料噴射弁を内燃機
関に装着した時に、熱による形状変化によって、それぞ
れの材料が異なった変形をするため、可動コア7と固定
鉄心21の間のエアギャップ7bの寸法に変化が生じて
ニードル1のリフト量が変わるため、噴射弁20の燃料
噴射量も変わってしまうという問題がある。このため、
延長管4を構成するパイプ材4a、バルブボディ4b、
及びニードル1のパイプ材1aには熱膨張率が同じ材質
のものを使用する。
くためと、ニードル自体の重量を軽くするために、複数
個の穴5aが設けられた中空円筒状の比較的安価なパイ
プ材1aと、図2及び図3に示すように、パイプ材1a
の先端に接合され燃料を噴射孔36へ導くために4ヶ所
の面取り加工を施こされた鋼球1bとより構成されてい
る。そして、接合部10と可動コア7の内周面とがレー
ザ溶接されることによって、ニードル1と可動コア7と
は1体に連結される。なお、パイプ材1aの先端面1c
は、鋼球1bとの接合のために、図5に示すように面取
り加工した形状とする。また、パイプ材1aに複数個の
穴5aを設ける代りに、同様の目的で、図6に示すよう
に複数のスリット1dを設けてもよい。延長管4は、中
空円筒状の比較的安価なパイプ材4aと精密加工された
バルブボディ4bとの結合により構成されている。ここ
で、延長管4を構成するパイプ材4a、バルブボディ4
b、及びニードル1に使用するパイプ材1aが、熱膨張
率の違う材質のものであると、この燃料噴射弁を内燃機
関に装着した時に、熱による形状変化によって、それぞ
れの材料が異なった変形をするため、可動コア7と固定
鉄心21の間のエアギャップ7bの寸法に変化が生じて
ニードル1のリフト量が変わるため、噴射弁20の燃料
噴射量も変わってしまうという問題がある。このため、
延長管4を構成するパイプ材4a、バルブボディ4b、
及びニードル1のパイプ材1aには熱膨張率が同じ材質
のものを使用する。
【0011】可動コア7の上端面には、可動コア7に溶
接固定されるニードル1を図中下方へ付勢し、ニードル
1のシート部14を延長管4の弁座4cに着座させるス
プリング13が設けられる。このスプリング13の上端
は、可動コア7の内部から固定鉄心21の内部へ突出
し、固定鉄心21の内部に挿入固定されるアジャスティ
ングパイプ11の下端によって支持される。そして、こ
のアジャスティングパイプ11の軸方向位置を調節する
ことによってスプリング13の付勢力が調節される。さ
らに、可動コア7の内部には、噴射弁20の静的噴射量
を調節するオリフィス12が形成される。
接固定されるニードル1を図中下方へ付勢し、ニードル
1のシート部14を延長管4の弁座4cに着座させるス
プリング13が設けられる。このスプリング13の上端
は、可動コア7の内部から固定鉄心21の内部へ突出
し、固定鉄心21の内部に挿入固定されるアジャスティ
ングパイプ11の下端によって支持される。そして、こ
のアジャスティングパイプ11の軸方向位置を調節する
ことによってスプリング13の付勢力が調節される。さ
らに、可動コア7の内部には、噴射弁20の静的噴射量
を調節するオリフィス12が形成される。
【0012】また、固定鉄心21の上方には、燃料タン
クから燃料ポンプ等によって圧送され、燃料噴射弁20
内に流入する燃料中のゴミ等を除去するフィルタ24が
設けられる。従って、固定鉄心21内に流入する燃料
は、アジャスティングパイプ11を通り、可動コア7の
オリフィス12から、さらには延長管4およびニードル
1の内部を通過して、燃料噴射孔36に到る。
クから燃料ポンプ等によって圧送され、燃料噴射弁20
内に流入する燃料中のゴミ等を除去するフィルタ24が
設けられる。従って、固定鉄心21内に流入する燃料
は、アジャスティングパイプ11を通り、可動コア7の
オリフィス12から、さらには延長管4およびニードル
1の内部を通過して、燃料噴射孔36に到る。
【0013】また、延長管4以外の概ね筒状の外周部3
5はコネクタ35aの部分を含めて合成樹脂によって形
成されている。そして、電磁コイル33に電気的に接続
されるターミナル34がコネクタ35aおよびスプール
32に埋設される。また、ターミナル34は図示しない
電子制御装置にワイヤーハーネスを介して接続され、電
子制御装置によってターミナル34を介して電磁コイル
33に励磁電流が流れる。それによってニードル1およ
び可動コア7が、スプリング28の付勢力に抗して固定
鉄心21の方向へ吸引される。
5はコネクタ35aの部分を含めて合成樹脂によって形
成されている。そして、電磁コイル33に電気的に接続
されるターミナル34がコネクタ35aおよびスプール
32に埋設される。また、ターミナル34は図示しない
電子制御装置にワイヤーハーネスを介して接続され、電
子制御装置によってターミナル34を介して電磁コイル
33に励磁電流が流れる。それによってニードル1およ
び可動コア7が、スプリング28の付勢力に抗して固定
鉄心21の方向へ吸引される。
【0014】さらに延長管4の外周底部には、図4
(a),(b)に拡大して示された円板状のプレート1
7がはめ込まれている。このプレート17の中央には複
数の孔17aが形成されている。なお、図示実施例の燃
料噴射弁20では、非磁性パイプ8b、磁性パイプ8
a、延長管4によってハウジングを構成する。上記の構
成を有する電磁式燃料噴射弁20の作動を説明する。図
示しない燃料ポンプと圧力レギュレータとにより一定圧
力に加圧された燃料は、固定鉄心21の上部からフィル
タ24、アジャスティングパイプ11、可動コア7内部
のオリフィス12、延長管4およびニードル1の内部を
通過して、弁座4c上流に供給される。そして、図示し
ない電子制御装置によってコネクタ35aのターミナル
34を介して電磁コイル33に通電されると、電磁コイ
ル33は電磁力(この場合は吸引力)を発生し、この電
磁力によって、可動コア7とそれに接合して一体化され
たニードル1は、スプリング13の付勢力に抗して可動
コア7と固定鉄心21が衝突する位置まで上昇する。そ
して、ニードル1と可動コア7とはこの位置で、電磁コ
イル33の電磁力により保持される。その後、電磁コイ
ル33への噴射信号が出力されなくなり、電磁力が作用
しなくなると、スプリング13の付勢力により、ニード
ル1は下降し、先端の鋼球1bのシート部14が延長管
4の先端のバルブボディ4bに形成された弁座4cと当
接する。
(a),(b)に拡大して示された円板状のプレート1
7がはめ込まれている。このプレート17の中央には複
数の孔17aが形成されている。なお、図示実施例の燃
料噴射弁20では、非磁性パイプ8b、磁性パイプ8
a、延長管4によってハウジングを構成する。上記の構
成を有する電磁式燃料噴射弁20の作動を説明する。図
示しない燃料ポンプと圧力レギュレータとにより一定圧
力に加圧された燃料は、固定鉄心21の上部からフィル
タ24、アジャスティングパイプ11、可動コア7内部
のオリフィス12、延長管4およびニードル1の内部を
通過して、弁座4c上流に供給される。そして、図示し
ない電子制御装置によってコネクタ35aのターミナル
34を介して電磁コイル33に通電されると、電磁コイ
ル33は電磁力(この場合は吸引力)を発生し、この電
磁力によって、可動コア7とそれに接合して一体化され
たニードル1は、スプリング13の付勢力に抗して可動
コア7と固定鉄心21が衝突する位置まで上昇する。そ
して、ニードル1と可動コア7とはこの位置で、電磁コ
イル33の電磁力により保持される。その後、電磁コイ
ル33への噴射信号が出力されなくなり、電磁力が作用
しなくなると、スプリング13の付勢力により、ニード
ル1は下降し、先端の鋼球1bのシート部14が延長管
4の先端のバルブボディ4bに形成された弁座4cと当
接する。
【0015】従って、燃料はニードル1が上昇してから
下降するまで、ニードル1のシート部14と弁座4cと
の隙間から燃料噴射孔36を通過し、プレート17の中
央に形成された複数の孔17aから噴出することによっ
て燃料同士を衝突させて微粒化し、燃料噴霧が内燃機関
の吸気弁の背面に向かうように、また図示しない吸気マ
ニホールドの内壁面になるべく付着しないように噴射さ
れる。また、燃料の微粒化手段として、プレート17を
用いる代りに、図7に示すように、燃料噴射孔36に対
向して鉤状体37を延長管4の先端に取付け、噴射孔3
6から出た燃料噴霧を鉤状体37に衝突させて燃料の微
粒化をはかるようにしてもよい。
下降するまで、ニードル1のシート部14と弁座4cと
の隙間から燃料噴射孔36を通過し、プレート17の中
央に形成された複数の孔17aから噴出することによっ
て燃料同士を衝突させて微粒化し、燃料噴霧が内燃機関
の吸気弁の背面に向かうように、また図示しない吸気マ
ニホールドの内壁面になるべく付着しないように噴射さ
れる。また、燃料の微粒化手段として、プレート17を
用いる代りに、図7に示すように、燃料噴射孔36に対
向して鉤状体37を延長管4の先端に取付け、噴射孔3
6から出た燃料噴霧を鉤状体37に衝突させて燃料の微
粒化をはかるようにしてもよい。
【0016】なお、図1〜図8に示す実施例ではニード
ル1は鋼球1bを用いたボールバルブの形をとっている
が、これは、長い延長管4を用いる燃料噴射弁20にお
いては、通常のものよりも長いニードル1を使用するた
め、ニードル1の先端のシート部が弁座に着座した時の
ニードルの傾斜が問題になり、図8(a),(b)に示
すように、先端が円錐形のニードル1′を用いるバルブ
では、ニードル1′の傾斜によってバルブボディ4b′
の弁座4c′への着座が不完全になる場合があるが、図
8(c),(d)に示すように、ボールバルブを用いる
と、ニードル1のパイプ材1aが傾斜しても鋼球1bが
弁座4cに着座することができるためである。
ル1は鋼球1bを用いたボールバルブの形をとっている
が、これは、長い延長管4を用いる燃料噴射弁20にお
いては、通常のものよりも長いニードル1を使用するた
め、ニードル1の先端のシート部が弁座に着座した時の
ニードルの傾斜が問題になり、図8(a),(b)に示
すように、先端が円錐形のニードル1′を用いるバルブ
では、ニードル1′の傾斜によってバルブボディ4b′
の弁座4c′への着座が不完全になる場合があるが、図
8(c),(d)に示すように、ボールバルブを用いる
と、ニードル1のパイプ材1aが傾斜しても鋼球1bが
弁座4cに着座することができるためである。
【0017】次に、燃料噴射弁の他の実施例を説明す
る。図9に示す燃料噴射弁20bにおいて、略円筒状の
ヨーク26、軸方向の固定鉄心21、合成樹脂製のスプ
ール32、電磁コイル33、合成樹脂製の外周部35、
コネクタ35a、ターミナル34、プレート17は、先
に説明した実施例の燃料噴射弁20と実質的に同じもの
でよく、その作用も同じである。
る。図9に示す燃料噴射弁20bにおいて、略円筒状の
ヨーク26、軸方向の固定鉄心21、合成樹脂製のスプ
ール32、電磁コイル33、合成樹脂製の外周部35、
コネクタ35a、ターミナル34、プレート17は、先
に説明した実施例の燃料噴射弁20と実質的に同じもの
でよく、その作用も同じである。
【0018】磁性コア81は固定鉄心21の内部に固定
されていて、燃料を通過させ得るように面取り加工がな
されている。また、磁性コア81の下部には、バネ受延
長軸51が固定、接続されている。非磁性リング85は
固定鉄心21の下部に接続され、磁性リング86は非磁
性リング85の下部の、略円筒状のヨーク26の内部に
固定される。磁性リング86の内部は延長管71との接
合部90となり、延長管71はこの部分で固定される。
されていて、燃料を通過させ得るように面取り加工がな
されている。また、磁性コア81の下部には、バネ受延
長軸51が固定、接続されている。非磁性リング85は
固定鉄心21の下部に接続され、磁性リング86は非磁
性リング85の下部の、略円筒状のヨーク26の内部に
固定される。磁性リング86の内部は延長管71との接
合部90となり、延長管71はこの部分で固定される。
【0019】この延長管71は、中空円筒状の比較的安
価なパイプ材71aと、精密加工されたバルブボディ7
1bとの結合により構成されている。ただし、前記の実
施例と同様に、熱による形状変化を考えて、パイプ材7
1aとバルブボディ71bは熱膨張率が同じ材質のもの
を使用する。バネ受延長軸51は、棒状の磁性鉄心51
aと、磁性鉄心51aに磁束が通る時、延長管71への
磁束もれを防ぐために、磁性鉄心51aを取り巻く形で
取り付けられた非磁性のバネ受け円筒棒51bとによっ
て構成されている。そして、このバネ受け延長軸51
に、スプリング61と板状の磁性プレート62が1体と
なったものが、図9に示すように取り付けられている。
価なパイプ材71aと、精密加工されたバルブボディ7
1bとの結合により構成されている。ただし、前記の実
施例と同様に、熱による形状変化を考えて、パイプ材7
1aとバルブボディ71bは熱膨張率が同じ材質のもの
を使用する。バネ受延長軸51は、棒状の磁性鉄心51
aと、磁性鉄心51aに磁束が通る時、延長管71への
磁束もれを防ぐために、磁性鉄心51aを取り巻く形で
取り付けられた非磁性のバネ受け円筒棒51bとによっ
て構成されている。そして、このバネ受け延長軸51
に、スプリング61と板状の磁性プレート62が1体と
なったものが、図9に示すように取り付けられている。
【0020】上記の構成を有する電磁式燃料噴射弁の作
動を説明する。図示しない燃料ポンプと圧力レギュレー
タとにより一定圧力に加圧された燃料は、中空の固定鉄
心21から磁性コア81の面とり部に形成される隙間を
流れ、さらに延長管71の内部を通過して磁性プレート
62まで供給される。そして、図示しない電子制御装置
によってコネクタ35aのターミナル34を介して電磁
コイル33に通電されると、電磁コイル33が電磁力
(この場合は吸引力)を発生する。この電磁力によっ
て、磁性プレート62は、スプリング61の付勢力に抗
して、延長管71の下端部71dに衝突する位置まで上
昇する。そしてその位置で電磁コイル33の電磁力によ
り保持される。その後、制御装置から電磁コイル33へ
の噴射信号が出力されなくなり、磁性プレート62に電
磁力が作用しなくなると、スプリング61の付勢力によ
り磁性プレート62は下降し、バルブボディ71bの弁
座71cと当接する。
動を説明する。図示しない燃料ポンプと圧力レギュレー
タとにより一定圧力に加圧された燃料は、中空の固定鉄
心21から磁性コア81の面とり部に形成される隙間を
流れ、さらに延長管71の内部を通過して磁性プレート
62まで供給される。そして、図示しない電子制御装置
によってコネクタ35aのターミナル34を介して電磁
コイル33に通電されると、電磁コイル33が電磁力
(この場合は吸引力)を発生する。この電磁力によっ
て、磁性プレート62は、スプリング61の付勢力に抗
して、延長管71の下端部71dに衝突する位置まで上
昇する。そしてその位置で電磁コイル33の電磁力によ
り保持される。その後、制御装置から電磁コイル33へ
の噴射信号が出力されなくなり、磁性プレート62に電
磁力が作用しなくなると、スプリング61の付勢力によ
り磁性プレート62は下降し、バルブボディ71bの弁
座71cと当接する。
【0021】従って、燃料は、磁性プレート62が上昇
してから下降するまで、磁性プレート62と弁座71c
との隙間から燃料噴射孔36を通過し、さらにプレート
17の中央に形成された複数の穴17aを通過した燃料
噴霧が相互に衝突して微粒化し、内燃機関の吸気弁の傘
部に向かうように、また図示しない吸気マニホールドの
内壁面になるべく付着しないように噴射される。また、
この場合、先の実施例と同様に、微粒化手段として、プ
レート17のかわりに図7に示す鉤状体37を用いても
よい。
してから下降するまで、磁性プレート62と弁座71c
との隙間から燃料噴射孔36を通過し、さらにプレート
17の中央に形成された複数の穴17aを通過した燃料
噴霧が相互に衝突して微粒化し、内燃機関の吸気弁の傘
部に向かうように、また図示しない吸気マニホールドの
内壁面になるべく付着しないように噴射される。また、
この場合、先の実施例と同様に、微粒化手段として、プ
レート17のかわりに図7に示す鉤状体37を用いても
よい。
【0022】図10に本発明による燃料噴射弁20(或
いは20b)の内燃機関への装着例を示す。図中100
は内燃機関の気筒の一つを示しており、101は吸気
弁、101aはその傘部、102は排気弁、103はシ
リンダ、104はピストン、105は燃焼室、106は
吸気通路である。この図に示すように、燃料噴射弁20
の延長管4(或いは71)の先端から噴射される燃料噴
霧40は、従来のものと異なって吸気弁101の傘部1
01aの近傍へ直接に供給される。そのため燃料噴霧4
0が吸気通路106の壁面に付着することがない。ま
た、燃料噴霧40は延長管4(或いは71)の先端の燃
料噴射孔によって発生し、それがプレート17のような
微粒化手段によって微粒化されたものであるから、従来
例のように延長管の内面に燃料粒が付着するようなこと
もない。
いは20b)の内燃機関への装着例を示す。図中100
は内燃機関の気筒の一つを示しており、101は吸気
弁、101aはその傘部、102は排気弁、103はシ
リンダ、104はピストン、105は燃焼室、106は
吸気通路である。この図に示すように、燃料噴射弁20
の延長管4(或いは71)の先端から噴射される燃料噴
霧40は、従来のものと異なって吸気弁101の傘部1
01aの近傍へ直接に供給される。そのため燃料噴霧4
0が吸気通路106の壁面に付着することがない。ま
た、燃料噴霧40は延長管4(或いは71)の先端の燃
料噴射孔によって発生し、それがプレート17のような
微粒化手段によって微粒化されたものであるから、従来
例のように延長管の内面に燃料粒が付着するようなこと
もない。
【0023】なお、延長管4(71)の先端にプレート
17(図2参照)のような燃料噴霧40のための微粒化
手段を設けない他の例を図11及び図12に示す。図1
1に示す例は、燃料噴霧40の微粒化手段として吸気弁
101の傘部101aを利用するもので、燃料噴射弁2
0(20b)の延長管4(71)の先端に開口する燃料
噴射孔36から噴射される燃料噴霧40は、燃焼室10
5の熱を受けて高温となる吸気弁101の傘部101a
の背面に向って直接に噴射されるので、燃料噴霧40は
傘部101aに衝突して微粒化されるだけでなく、その
熱を吸収して多くの部分が気化するため、燃料の微粒化
が更に促進される。
17(図2参照)のような燃料噴霧40のための微粒化
手段を設けない他の例を図11及び図12に示す。図1
1に示す例は、燃料噴霧40の微粒化手段として吸気弁
101の傘部101aを利用するもので、燃料噴射弁2
0(20b)の延長管4(71)の先端に開口する燃料
噴射孔36から噴射される燃料噴霧40は、燃焼室10
5の熱を受けて高温となる吸気弁101の傘部101a
の背面に向って直接に噴射されるので、燃料噴霧40は
傘部101aに衝突して微粒化されるだけでなく、その
熱を吸収して多くの部分が気化するため、燃料の微粒化
が更に促進される。
【0024】また、図12に示す例では、燃料噴霧40
の微粒化手段として、機関のシリンダヘッド107から
燃焼室105内へ突出して燃料噴霧40の噴流を遮るよ
うな突起部41を形成している。この場合は、吸気弁1
01が開いている時に燃料噴射弁20(20b)の先端
の燃料噴射孔36から燃料を噴射させると燃料噴霧40
は弁開口を通過して燃焼室105内の突起部41に直接
に衝突し、突起部41が燃焼熱を受けて高温になってい
るために、衝突によって微粒化されると共に多くの部分
が瞬時に気化されるので、燃焼室105内の燃料の気化
状態、ひいては燃焼状態が良好になる。いずれの場合
も、燃料噴射孔36が吸気弁101の近傍の延長管4
(71)の先端にあり、噴射された燃料噴霧40は至近
距離から傘部101aや突起部41に向って衝突するた
め、目的個所に確実に衝突して壁面等を濡らすことがな
いだけでなく、燃料噴霧40の噴出速度が低下する前に
衝突するので、衝突による燃料噴霧40の微粒化効率が
高くなる。
の微粒化手段として、機関のシリンダヘッド107から
燃焼室105内へ突出して燃料噴霧40の噴流を遮るよ
うな突起部41を形成している。この場合は、吸気弁1
01が開いている時に燃料噴射弁20(20b)の先端
の燃料噴射孔36から燃料を噴射させると燃料噴霧40
は弁開口を通過して燃焼室105内の突起部41に直接
に衝突し、突起部41が燃焼熱を受けて高温になってい
るために、衝突によって微粒化されると共に多くの部分
が瞬時に気化されるので、燃焼室105内の燃料の気化
状態、ひいては燃焼状態が良好になる。いずれの場合
も、燃料噴射孔36が吸気弁101の近傍の延長管4
(71)の先端にあり、噴射された燃料噴霧40は至近
距離から傘部101aや突起部41に向って衝突するた
め、目的個所に確実に衝突して壁面等を濡らすことがな
いだけでなく、燃料噴霧40の噴出速度が低下する前に
衝突するので、衝突による燃料噴霧40の微粒化効率が
高くなる。
【0025】
【発明の効果】本発明の燃料噴射弁は、吸気弁の傘部直
上位置まで伸びている延長管を用いた噴射弁において、
延長管の先端に弁の開閉機構を備えており、さらに燃料
噴射孔に対向して微粒化手段を設けることにより、エア
アシスト機能がない状態でも、延長管内面への燃料の付
着と、延長管先端からの燃料垂れなしに、燃焼室に流入
する燃料の微粒化が促進されて空間浮遊率を高くするこ
とができるので、燃焼がより安定化し、燃費や排気エミ
ッションの向上を図ることができる。
上位置まで伸びている延長管を用いた噴射弁において、
延長管の先端に弁の開閉機構を備えており、さらに燃料
噴射孔に対向して微粒化手段を設けることにより、エア
アシスト機能がない状態でも、延長管内面への燃料の付
着と、延長管先端からの燃料垂れなしに、燃焼室に流入
する燃料の微粒化が促進されて空間浮遊率を高くするこ
とができるので、燃焼がより安定化し、燃費や排気エミ
ッションの向上を図ることができる。
【図1】本発明を適用した燃料噴射弁の断面図である。
【図2】図1に示した燃料噴射弁の延長管先端部分の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図3】ニードルの先端に接合する鋼球の断面図であ
る。
る。
【図4】(a)は燃料噴射弁の先端に取り付けられるプ
レートの正面図、(b)はその断面図である。
レートの正面図、(b)はその断面図である。
【図5】図1に示した燃料噴射弁のニードルに用いたパ
イプ材の先端部の拡大断面図である。
イプ材の先端部の拡大断面図である。
【図6】(a)は図1に示した燃料噴射弁のニードルに
用いたパイプ材の変形例を示す正面図であって、(b)
は(a)におけるB−B断面図である。
用いたパイプ材の変形例を示す正面図であって、(b)
は(a)におけるB−B断面図である。
【図7】(a)は図1に示した燃料噴射弁の延長管先端
部分の変形例を示す断面図であって、(b)はそれをB
方向から見た図である。
部分の変形例を示す断面図であって、(b)はそれをB
方向から見た図である。
【図8】(a)及び(b)は円錐バルブを用いた時に、
ニードルの傾斜がある場合と無い場合を比較した断面図
であり、(c)及び(d)は実施例のボールバルブを用
いた時に、ニードルの傾斜がある場合と無い場合を比較
した断面図である。
ニードルの傾斜がある場合と無い場合を比較した断面図
であり、(c)及び(d)は実施例のボールバルブを用
いた時に、ニードルの傾斜がある場合と無い場合を比較
した断面図である。
【図9】本発明の他の実施例としての燃料噴射弁の断面
図である。
図である。
【図10】燃料噴射弁の装着例を示す断面図である。
【図11】燃料噴射弁の他の装着例を示す断面図であ
る。
る。
【図12】燃料噴射弁の更に他の装着例を示す断面図で
ある。
ある。
1…ニードル 1a…パイプ材 1b…鋼球 1d…スリット 4…延長管 4a…パイプ材 4b…バルブボディ 4c…弁座 5a…穴 7…可動コア 12…オリフィス 13…スプリング 17…円板状のプレート 17a…孔 20,20b…燃料噴射弁 21…固定鉄心 32…スプール 33…電磁コイル 34…ターミナル 35a…コネクタ 36…燃料噴射孔 37…鉤状体 40…燃料噴霧 41…突起部 51…バネ受け延長軸 51a…磁性鉄心 51b…バネ受け円筒棒 61…スプリング 62…磁性プレート 71…延長管 71a…パイプ材 71b…バルブボディ 71c…弁座 81…磁性コア 100…内燃機関 101…吸気弁 101a…傘部 105…燃焼室 106…吸気通路 107…シリンダヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 61/18 340 D B 69/00 310 P
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料噴射弁の先端の燃料噴射孔が延長管
を介して吸気弁の傘部直上位置に設けられており、その
位置から燃焼室に向けて燃料噴霧を噴射するように構成
されていると共に、前記延長管の先端部に前記燃料噴射
孔を開閉する弁の開閉機構を設け、燃料の噴出及び遮断
を前記延長管の先端部において制御するようにしたこと
を特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項2】 前記延長管先端部に、前記燃料噴射孔と
対向して燃料噴霧の微粒化手段を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項3】 前記延長管及びニードルを含む前記弁の
開閉機構を構成する部品の材質として熱膨張率が同じも
のを選択して使用したことを特徴とする請求項1記載の
内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項4】 前記弁の開閉機構が、ニードルの先端に
取り付けられた球状の弁体と、前記燃料噴射孔によって
構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載された内燃機関の燃料供給装置。 - 【請求項5】 前記弁の開閉機構が、前記延長管の先端
部において電磁力によって前記燃料噴射孔を開閉する磁
性プレートを含んでいることを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載の内燃機関の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6328284A JPH08177689A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6328284A JPH08177689A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177689A true JPH08177689A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18208512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6328284A Withdrawn JPH08177689A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08177689A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6032652A (en) * | 1997-11-27 | 2000-03-07 | Denso Corporation | Fuel injection system having variable fuel atomization control |
JP2001295738A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-26 | Denso Corp | 内燃機関の燃料供給装置 |
WO2004074673A1 (en) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Magneti Marelli Powertrain S.P.A. | Fuel injector with an antirebound device |
JP2005009424A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Hitachi Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
JP2006037958A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Magneti Marelli Holding Spa | 電磁式燃料噴射弁 |
KR100692132B1 (ko) * | 2004-12-17 | 2007-03-12 | 현대자동차주식회사 | 컷오프 솔레노이드 인젝터 구조 |
KR100831330B1 (ko) * | 2007-02-22 | 2008-05-22 | 한양대학교 산학협력단 | 인젝터를 갖는 직분식 가솔린 엔진 |
DE10108541B4 (de) * | 2000-02-22 | 2009-02-05 | Hitachi, Ltd. | Verfahren und Vorrichtung zur Kraftstoffeinspritzung für Brennkraftmaschinen |
JP2018025126A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 本田技研工業株式会社 | インジェクタ |
JPWO2021090388A1 (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6328284A patent/JPH08177689A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6032652A (en) * | 1997-11-27 | 2000-03-07 | Denso Corporation | Fuel injection system having variable fuel atomization control |
DE10108541B4 (de) * | 2000-02-22 | 2009-02-05 | Hitachi, Ltd. | Verfahren und Vorrichtung zur Kraftstoffeinspritzung für Brennkraftmaschinen |
JP2001295738A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-26 | Denso Corp | 内燃機関の燃料供給装置 |
CN100417805C (zh) * | 2003-02-21 | 2008-09-10 | 玛涅蒂玛瑞利动力系公开有限公司 | 带有防回弹装置的燃料喷射器 |
WO2004074673A1 (en) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Magneti Marelli Powertrain S.P.A. | Fuel injector with an antirebound device |
US7506827B2 (en) | 2003-02-21 | 2009-03-24 | Magneti Marelli Powertrain S.P.A. | Fuel injector with an antirebound device |
JP2005009424A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Hitachi Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
JP2006037958A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Magneti Marelli Holding Spa | 電磁式燃料噴射弁 |
KR100692132B1 (ko) * | 2004-12-17 | 2007-03-12 | 현대자동차주식회사 | 컷오프 솔레노이드 인젝터 구조 |
KR100831330B1 (ko) * | 2007-02-22 | 2008-05-22 | 한양대학교 산학협력단 | 인젝터를 갖는 직분식 가솔린 엔진 |
JP2018025126A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 本田技研工業株式会社 | インジェクタ |
JPWO2021090388A1 (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | ||
WO2021090388A1 (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | 三菱電機株式会社 | 燃料噴射弁 |
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