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JPH08175232A - 非接触給電システム - Google Patents

非接触給電システム

Info

Publication number
JPH08175232A
JPH08175232A JP6319941A JP31994194A JPH08175232A JP H08175232 A JPH08175232 A JP H08175232A JP 6319941 A JP6319941 A JP 6319941A JP 31994194 A JP31994194 A JP 31994194A JP H08175232 A JPH08175232 A JP H08175232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply line
power
guide rail
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6319941A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimoto Minoshima
紀元 蓑島
Masami Takami
正己 高三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP6319941A priority Critical patent/JPH08175232A/ja
Publication of JPH08175232A publication Critical patent/JPH08175232A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源を小型化し、電源内の電力損失を低下さ
せ、かつ給電線の敷設作業に必要な労力を増加させない
非接触給電システムを提供する。 【構成】 車両3を誘導するための誘導レール4に沿っ
て給電線11を1往復させるように設置する。給電線1
1は、N本の絶縁電線12から構成されるN心ケーブル
であり、車両3の受電ユニット2に非接触で収容され
る。誘導レール4の始点Xにおいて、給電線11−1お
よび11−2の端部から引き出された各1本ずつの絶縁
電線12を交流電源1に接続する。また、給電線11−
1および11−2の端部から引き出された他の複数の絶
縁電線12どうしを、それら絶縁電線12によってN回
巻きループを形成するように接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動式移動体に非接触
で電力を供給する非接触給電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電動式移動体としては、電車やモノレー
ル等の交通手段を始め、近年盛んに研究開発の行われて
いる電気自動車、工場内で部品などを運搬する自走式車
両等、様々な形態が知られている。これらの電動式移動
体に電力を供給する手段の1つとしては、電気自動車等
に用いられる充電ステーション方式が実施されている。
しかしながら、充電ステーション方式においては、移動
体に搭載されたバッテリに蓄えた電力を消費する度に充
電ステーションに立ち寄り、そこで停止して充電を行う
必要がある。このため、例えば工場内の部品運搬システ
ムとして充電ステーション方式で運用すると、その作業
効率に問題があった。したがって、電動式移動体が所定
の通路のみを移動するシステムの場合には、より効率的
な方式が望まれる。このような場合に実施されるのが、
例えば、電車のパンタグラフと架線に見られるような給
電線方式である。
【0003】給電線方式は、電車やモノレール等に見ら
れるように、接触式の電力供給方式が広く実施されてい
る。しかしながら、この方式では、接触部分が磨耗する
ためにメンテナンスが不可欠であり、定期的に接触部の
部品を交換する必要がある。また、接触式の電力供給方
式では、その接触部においてスパークが発生する恐れが
あるため防爆エリアでは使用できないという問題もあっ
た。
【0004】このような問題を解決するため、非接触式
の電力供給方式が実施されている。以下、給電線から非
接触で電力を供給する給電システムについて、図5およ
び図6を参照しながら説明する。
【0005】図5は、給電線から非接触で電力を供給す
る方式の搬送システムを模式的に示す図である。同図に
おいて、誘導レール4は、車両3(破線で示す)の移動
経路に敷設されており、そのレールに沿って銅線などが
絶縁材料によって被覆されている給電線5が配置されて
いる。給電線5は、誘導レール4の始点Xから終点Yま
でを一往復するように設置されており、交流電源1から
供給される高周波電流を流す。車両3は、走行輪と走行
用モータおよび、給電線5から電力を得るための受電ユ
ニット2を有する。なお、同図においては、走行輪と走
行用モータを省略している。
【0006】図6は、図5の搬送システムの一部断面図
であり、給電方法を説明するために受電ユニット2およ
び給電線5を中心とした要部を示している。なお、同図
においては、走行用モータ31および走行輪32が車両
3の上部に設けられている様子を示している。走行用モ
ータ31は、車両3の上部に取りつけられ、受電ユニッ
ト2から電力を受け取って誘導レール4の上面を回転す
る走行輪32を駆動する。そして、この走行輪32の回
転により、車両3が誘導レール4に沿って走行する。
【0007】鉄またはアルミニウムからなる誘導レール
4は、コの字型をしており、そのコの字形状によって作
られる内側の空間に向かって突出したガイド部6が設け
られている。受電ユニット2にはガイドローラ7が設け
られており、そのガイドローラ7によって誘導レール4
のガイド部6を両側から挟み込み、車両3が移動する際
に受電ユニット2も誘導レール4に沿って移動させるよ
うにしている。また、誘導レール4に沿って、互いに反
対方向の電流を流す給電線5の往路と復路の2本が、そ
れぞれ支持部材10に支えられて配置されている。受電
ユニット2は、断面がE字型をしたフェライト製のコア
8を有し、その中央の突出部に2次コイル9が形成され
ている。
【0008】E型フェライトコア8は、その2つの溝の
部分に給電線5をそれぞれ一本ずつ収容し、給電線5を
流れる高周波電流が生成する交番磁界を、E型フェライ
トコア8で受けるようにしている。そして、電磁誘導現
象を利用し、その磁束の変化から2次コイル9に電流を
発生させて電力を取り出す。このようにして、給電線5
から受電ユニット2に非接触で電力を供給する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な電磁誘導を利用した非接触給電では、車両3の用途に
よってはかなり大きな電力の供給が必要となる。例え
ば、車両3自体の重量が大きい場合や、車両3が荷物の
昇降等を行う場合には、大きな電力を消費する。
【0010】車両3に対して大きな電力を供給するため
には、給電線5に大きな電流を流すようにすればよい。
また、給電線5に流す交流電流の周波数を高くすること
によっても、受電ユニット2が取り出す電力を大きくす
ることができる。
【0011】しかしながら、高周波で、かつ大電流を発
生させるためには、交流電源1を構成する各素子(部
品)が大電流に耐えられるものでなくてはならず、電源
の大型化が避けられない。また、かなりの大電流を流す
ため、交流電源1の内部抵抗による電力損失もかなり大
きくなってしまう。例えば、交流電源1が、数kHz〜
数10kHz程度で10V−100Aの電力を供給する
場合、交流電源1内に設けられるスイッチング素子のオ
ン電圧が1V程度となり、上記100Aの電流が流れる
ことによって生じる電圧降下による電力損失もかなりの
ものとなる。
【0012】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、電源を小型化すると共に、その電源内での電力損失
を低下させ、しかも敷設作業に必要な労力を増加させる
ことのない非接触給電システムを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触給電シス
テムは、電動式移動体を誘導する誘導レールに沿って給
電線を設け、該給電線から上記電動式移動体の受電ユニ
ットに対して非接触で電力を供給する構成を前提とす
る。上記給電線を互いに絶縁されたN(Nは自然数)本
の導線から構成する。そして、そのN本の導線が1本の
電流経路となり且つ上記給電線内において上記N本の導
線を流れる電流の向きが同じになるように上記導線どう
しを接続する。上記給電線は、例えばN心ケーブル、ま
たはN本の導線からなるリッツ線で構成する。
【0014】本発明の非接触給電システムの他の態様
は、上記前提において、1本の導線でN(Nは自然数)
回巻きのループを形成し、そのループの少なくとも一部
を上記給電線として上記誘導レールに沿って設ける。
【0015】
【作用】本発明の非接触給電システムにおいては、上記
導線に所定の電流を流すと、上記給電線内ではN本の上
記導線に同じ方向の電流が流れるので、上記給電線を流
れる全電流は、1本の上記導線を流れる電流のN倍の大
きさとなる。このため、所定の強さの磁界を発生させる
ために所定の大きさの電流を上記給電線に流す場合、上
記導線に流す電流は、その所定電流のN分の1の大きさ
となる。従って、上記給電線に電力を供給する電源の内
部抵抗により生ずる電力損失が低減し、また、その電源
を構成する素子として耐大電流部品を使用する必要がな
くなり、電源そのものを小型化できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の一実施の非接触給電
システムを示す模式図である。同図において、図5で付
した符号と同じ符号は、同じ部分を示す。
【0017】図1において、給電線11はN心ケーブル
(Nは、自然数)であり、誘導レール4の始点Xから終
点Yまでを1往復するように設けられている。同図で
は、図面を見やすくするために、互いに電気的に絶縁さ
れている3本の絶縁電線12からなる3心ケーブルを示
している。
【0018】また、誘導レール4の始点Xにおいて、給
電線11の各端部13−1および13−2から1本ずつ
引き出された絶縁電線12が交流電源1に接続されてい
る。さらに、給電線11の各端部13−1および13−
2から引き出されている他の複数の絶縁電線12(ここ
では、2本ずつ)は、それら絶縁電線12が1本の導電
線となってループを形成するように、誘導レール4の始
点Xにおいて互いに接続されている。なお、この接続の
具体的な方法については後述する。
【0019】また、交流電源1と給電線11との間に共
振用コンデンサ14が設けられている。この共振用コン
デンサ14は、給電線11に生じるインダクタンスを打
ち消し、効率よく電力を供給出来るように設けられてい
る。
【0020】上述のような構成とすることにより、誘導
レール4の始点Xから終点Yまでを絶縁電線12が3回
巻ループを形成した状態になる。すなわち、交流電源1
から供給された電流は、絶縁電線12を介して誘導レー
ル4の始点Xから終点Yまでを3往復し、交流電源1に
戻る。このとき、給電線11−1内(または、給電線1
1−2内)では、各絶縁電線12を流れる電流の向きが
同じになっている。
【0021】図2は、図1の非接触給電システムの一部
断面図であり、受電ユニット2および給電線11を中心
とした要部を示している。ただし、図2においては、給
電線11として8心ケーブルを使用している。
【0022】図2に示すように、給電線11は、互いに
反対方向の電流を流す給電線11−1,11−2として
支持部材10により誘導レール4に沿って設置されてい
る。それら給電線11−1,11−2は、それぞれ電源
ユニット2のE型フェライトコア8の2つの溝の部分に
収容されている。
【0023】給電線11は、8本の独立した絶縁電線1
2から構成される8心ケーブルであり、給電線11−1
内(または、給電線11−2内)では、各絶縁電線12
に同じ方向の電流が流れる。したがって、絶縁電線12
に、例えば1アンペアの電流を流すと、給電線11−1
(または、給電線11−2)としては、8アンペアの電
流が流れることと等価となる。
【0024】このように、給電線11としてN本の絶縁
電線12から構成されるN心ケーブルを用い、それら絶
縁電線12をループ状に接続することによって、誘導レ
ール4の始点Xから終点Yまでの間で絶縁電線12をN
ターンさせると、絶縁電線12に所定の電流を流せば、
給電線11にはそのN倍の電流が流れる。従って、絶縁
電線12に小さな電流を流すことによって、給電線11
の回りに大きな磁界を生成することができる。
【0025】換言すれば、給電線11の回りに所定の強
さの磁界を得るためには、給電線11に所定の大きさの
電流を流す必要があるが、上記構成では、絶縁電線12
にその所定の大きさの電流のN分の1の電流を流せばよ
い。したがって、交流電源1が給電線11に流す電流は
小さくなるので、交流電源1の規模を小さくすることが
できる。ただし、給電線11から受電ユニット2に対し
て所定の大きさの電力を供給するためには、交流電源1
は、給電線11に対して所定の大きさの電力を供給する
必要がある。このため、上述のようにして電流値をN分
の1にすると、その電圧をN倍にする必要がある。
【0026】ところで、給電線11に電力を供給する交
流電源1は、スイッチング素子等を含んでおり、内部抵
抗Rを持っている。このため、交流電源1が給電線11
に電流を流すと、その電流は交流電源1の内部を流れる
ときに、上記内部抵抗Rでの電圧降下によって電力が消
費される。この交流電源1の内部で消費される電力(電
力損失)は、電流の大きさをIとすると、RI2 であ
る。したがって、本実施例の構成のように、従来の構成
と比べて電流をN分の1(図2の構成では、8分の1)
にすると、交流電源1の内部で電力損失は大幅に減少す
る。
【0027】ただし、この実施例の構成では、絶縁電線
12を8回ターンさせることによって8回巻きループを
形成しているので、実際に電流が流れる経路は、従来の
構成と比べて8倍になる。このため、給電線11のイン
ダクタンスは82 倍になり、交流電源1が給電線11に
印加すべき電圧をかなり高くする必要が生じるので、図
1に示す共振用コンデンサ14を設けている。
【0028】共振用コンデンサ14は、給電線11のイ
ンダクタンスに対して、共振回路を形成するような静電
容量を持つものを使用する。すなわち、共振用コンデン
サ14の静電容量をC、給電線11のインダクタンスを
L、交流電源1の供給する交流電流の角周波数をωとす
ると、共振用コンデンサ14の静電容量Cを下記数式
(1)に従うように選ぶ。
【0029】 1/(jωC)=jωL ・・・・・(1) ここで、給電線11のインダクタンスLは、その長さ、
断面積、材質等によって算出することができる。また、
jは虚数単位である。これにより、交流電源1から供給
される交流電流は給電線11で共振を起こし、大電圧を
印加しなくても充分に電力を供給できるようになる。
【0030】以上のように、本実施例によれば、交流電
源1が供給する電流を小さくすることが出来るので、交
流電源1の内部での電力損失を抑えることが出来ると共
に、交流電源1内の素子も小型のものですみ、電源装置
そのものを小型化することが出来る。
【0031】また、給電線11の設置作業は、給電線1
1を誘導レール4の始点Xから終点Yまでの間を一往復
させた後に、始点Xにおいて絶縁電線12どうしの接続
作業を行うだけでよい。すなわち、本実施例の構成で
は、実際に電流が流れる経路はN回巻きループ(図2の
構成では、8回)を形成しているが、給電線11として
N心ケーブルを用いているので、その設置作業におい
て、誘導レール4に沿って始点Xから終点Yまでの間で
給電線をN往復させる必要がない。したがって、従来の
ように1本の導線からなる給電線を敷設する作業を同じ
労力で、本実施例の給電線敷設作業を行うことができ、
そのことに要する労力は増加しない。
【0032】次に、図3(a) 及び図3(b) を参照しなが
ら、給電線11−1,11−2の端部13−1,13−
2における絶縁電線12どうしの接続方法の一例を示
す。給電線11は、誘導レール4の始点Xから終点Yま
での間を一往復するように設置されており、始点Xにお
いて給電線11−1,11−2の各端部13−1,13
−2から引き出されている絶縁電線12どうしを端子台
16を利用して接続する。
【0033】給電線11−1,11−2を構成する8本
の絶縁電線12は、互いに電気的に絶縁されており、例
えばその被覆の色によって各々を識別できる。ここで
は、絶縁電線12に〜の番号をつけて説明する。な
お、給電線11−1,11−2において同じ番号(〜
)が付された絶縁電線12は、同じ絶縁電線である。
また、共振コンデンサ14は図示されていないが、例え
ば交流電源1の内部に設けられている。
【0034】まず、給電線11−1から引き出された絶
縁電線12、および給電線11−2から引き出された
絶縁電線12を、交流電源1の出力端子17,18に
それぞれ接続する。また、給電線11−1から引き出さ
れた絶縁電線12〜、および給電線11−2から引
き出された絶縁電線12〜を、端子台16の各所定
の端子に接続する。端子台16内では、上記絶縁電線1
2どうしが、図3(b)に示す接続関係となるように接続
されている。
【0035】上述のように絶縁電線12どうしを接続す
ると、交流電源1の出力端子18から出力された電流
は、絶縁電線12を介して、誘導レール4に沿ってそ
の始点Xから終点Yまでを1往復してくる。絶縁電線1
2は、端子台16において絶縁電線12と接続され
ているので、上記電流は、絶縁電線12を介して再び
始点Xから終点Yまでを1往復してくる。同様にして、
上記電流は絶縁電線12〜を介して流れ、交流電源
1の出力端子17に到達する。
【0036】すなわち、交流電源1から出力された電流
は、給電線11の中では、ある瞬間において同じ方向に
流れる8本の平行電流となる。この結果、給電線11を
流れる電流としては、交流電源1から出力された電流の
8倍の大きさの電流が流れていることと等価であり、そ
の給電線11を流れる電流によって大きな磁界が生成さ
れる。
【0037】なお、上記実施例では、端子台16を用い
て絶縁電線12どうしを接続する例を示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、N心ケーブルを一本
の電流経路として接続し、N回巻きループ(本図の場
合、8回巻きループ)を形成するような接続構成であれ
ばよく、たとえば、絶縁電線12どうしを直接接続した
り、それらの先端に圧着端子等と設けて接続するように
してもよい。
【0038】また、上記実施例においては、給電線とし
てN心ケーブルを示した。N心ケーブルは、図4(a) に
示すように、N本の絶縁電線12から構成されるが、各
絶縁電線12は、撚り線21をそれぞれ被覆22で被覆
した構成であり、互いに電気的に絶縁されている。ま
た、給電線としては、図4(b) に示すような、複数本の
電線24から構成されるリッツ線23を用いることもで
きる。電線24は、互いにエナメル等で絶縁され細導線
を縒りあわせたものである。リッツ線23は、特に高周
波電流を流す場合、交流抵抗においてN心ケーブルより
も有利である。
【0039】さらに、上記実施例では、給電線としてN
心ケーブル等を用いているが、例えば、1本の導線でN
回巻きのループを形成し、そのループの少なくとも一部
を上記給電線として上記誘導レールに沿って設けるよう
にしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、給電線に流れる電流の
経路をN回巻きループを形成するようにしたので、給電
線に流す電流は、所定の強さの磁界を形成するのに必要
な電流のN分の1でよい。このため、交流電源内の素子
として耐大電流部品を使用する必要がなく小型のものを
使用できるので、電源そのものを小型化することが出来
る。また、流れる電流が小さくなるため、電源内の電力
損失が小さくなり、給電効率が向上する。さらに、給電
線としてN心線を用いるので、給電線を誘導レールに沿
って一往復させることによって上記N回巻きループを形
成でき、給電線を設置するための労力を増加させること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による非接触給電システムを
示す模式図である。
【図2】上記実施例の非接触給電システムの一部断面図
であり、受電ユニットおよび給電線を中心とした要部を
示す図である。
【図3】上記実施例において、給電線を構成する絶縁電
線間の接続方法を説明する図であり、同図(a) はその模
式図であり、同図(b) は端子台内での接続関係を示す図
である。
【図4】本発明の給電線の断面図であり、同図(a) はN
心ケーブルを示し、同図(b) はリッツ線を示す。
【図5】給電線から非接触で電力を供給する方式の搬送
システムを模式的に示す図である。
【図6】図5の搬送システムの一部断面であり、給電方
法を説明するために受電ユニットおよび給電線を中心と
した要部を示す図である。
【符号の説明】
1 交流電源(高周波電源) 2 受電ユニット 3 車両 4 誘導レール 5 給電線 6 ガイド部 7 ガイドローラ 8 E型フェライトコア 9 2次コイル 10 支持部材 11,11−1,11−2 給電線 12 絶縁電線 14 共振用コンデンサ 16 端子台 17,18 出力端子 21 撚り線 22 被覆 23 リッツ線 24 電線 31 走行用モータ 32 走行輪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式移動体を誘導する誘導レールに沿
    って給電線を設け、該給電線から上記電動式移動体の受
    電ユニットに対して非接触で電力を供給する非接触給電
    システムにおいて、 上記給電線は互いに絶縁されたN(Nは自然数)本の導
    線からなり、該N本の導線が1本の電流経路となり且つ
    上記給電線内において上記N本の導線を流れる電流の向
    きが同じになるように上記導線どうしを接続したことを
    特徴とする非接触給電システム。
  2. 【請求項2】 上記給電線はN心ケーブルであることを
    特徴とする請求項1記載の非接触給電システム。
  3. 【請求項3】 上記給電線はN本の導線からなるリッツ
    線であることを特徴とする請求項1記載の非接触給電シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記給電線に電力を供給する電源と上記
    給電線に対して直列に共振用コンデンサを設けたことを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の非接
    触給電システム。
  5. 【請求項5】 電動式移動体を誘導する誘導レールに沿
    って給電線を設け、該給電線から上記電動式移動体の受
    電ユニットに対して非接触で電力を供給する非接触給電
    システムにおいて、 1本の導線でN(Nは自然数)回巻きのループを形成
    し、そのループの少なくとも一部を上記給電線として上
    記誘導レールに沿って設けたことを特徴とする非接触給
    電システム。
JP6319941A 1994-12-22 1994-12-22 非接触給電システム Pending JPH08175232A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6319941A JPH08175232A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 非接触給電システム

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ID=18115957

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JP6319941A Pending JPH08175232A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 非接触給電システム

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JP (1) JPH08175232A (ja)

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