JPH08172374A - 携帯無線機 - Google Patents
携帯無線機Info
- Publication number
- JPH08172374A JPH08172374A JP6316921A JP31692194A JPH08172374A JP H08172374 A JPH08172374 A JP H08172374A JP 6316921 A JP6316921 A JP 6316921A JP 31692194 A JP31692194 A JP 31692194A JP H08172374 A JPH08172374 A JP H08172374A
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- JP
- Japan
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- antenna
- sleeve
- helical
- power level
- antennas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路構成を複雑にすることなく2本のアンテ
ナの相互結合が小さいダイバーシチアンテナを得ると共
に、小形で携帯性に優れた携帯無線機を提供することを
目的とする。 【構成】 方形マイクロストリップアンテナ11と、ヘ
リカル型スリーブアンテナ12と、前記2本のアンテナ
が接続されたアンテナ切替スイッチ13と、送受信切替
スイッチ14を介してアンテナ切替スイッチ13に接続
された送信機15及び受信機16と、受信信号の電力レ
ベルを検知する受信電力レベル検知回路17と、電力レ
ベルが予め設定されたしきい値以下になったときもう一
方のアンテナに切り替えるアンテナ切替信号aをアンテ
ナ切替スイッチ13に出力するマイコン18とを備え
た。
ナの相互結合が小さいダイバーシチアンテナを得ると共
に、小形で携帯性に優れた携帯無線機を提供することを
目的とする。 【構成】 方形マイクロストリップアンテナ11と、ヘ
リカル型スリーブアンテナ12と、前記2本のアンテナ
が接続されたアンテナ切替スイッチ13と、送受信切替
スイッチ14を介してアンテナ切替スイッチ13に接続
された送信機15及び受信機16と、受信信号の電力レ
ベルを検知する受信電力レベル検知回路17と、電力レ
ベルが予め設定されたしきい値以下になったときもう一
方のアンテナに切り替えるアンテナ切替信号aをアンテ
ナ切替スイッチ13に出力するマイコン18とを備え
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイバーシチ機能を有
する携帯無線機に関するものである。
する携帯無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯無線機においては、実現
性、操作性、携帯性、コスト等から考えて2つのアンテ
ナによる空間ダイバーシチが有力である。2つのアンテ
ナを備えた携帯無線機として例えば特開昭62−497
29号公報に開示されている。図3はその公報に開示さ
れている従来の携帯無線機の斜視図であり、同図(a)
に示す携帯無線機1は筐体の上部面に2本のスリーブア
ンテナ1a,1bを備えたものであり、同図(b)の携
帯無線機2は2本のホイップアンテナ2a,2bを備え
たものであり、また同図(c)に示す携帯無線機3は筐
体の背面側の内部に2つの方形マイクロストリップアン
テナ3a,3bを取り付けたものである。
性、操作性、携帯性、コスト等から考えて2つのアンテ
ナによる空間ダイバーシチが有力である。2つのアンテ
ナを備えた携帯無線機として例えば特開昭62−497
29号公報に開示されている。図3はその公報に開示さ
れている従来の携帯無線機の斜視図であり、同図(a)
に示す携帯無線機1は筐体の上部面に2本のスリーブア
ンテナ1a,1bを備えたものであり、同図(b)の携
帯無線機2は2本のホイップアンテナ2a,2bを備え
たものであり、また同図(c)に示す携帯無線機3は筐
体の背面側の内部に2つの方形マイクロストリップアン
テナ3a,3bを取り付けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3
(a),(b)に示す従来の携帯無線機では、2本のア
ンテナ1a,1b(又は2a,2b)が筐体の上部面に
おいて極めて接近して配置されているため、相互結合が
大きく、インピーダンス特性や指向性がお互いに影響を
受け易く設計が容易でなかった。また美的観点からも好
ましいものとはいえなかった。
(a),(b)に示す従来の携帯無線機では、2本のア
ンテナ1a,1b(又は2a,2b)が筐体の上部面に
おいて極めて接近して配置されているため、相互結合が
大きく、インピーダンス特性や指向性がお互いに影響を
受け易く設計が容易でなかった。また美的観点からも好
ましいものとはいえなかった。
【0004】さらに、図3(c)の携帯無線機では、前
述した無線機1,2と異なり、方形マイクロストリップ
アンテナ3a,3bが筐体の背面側の内部に収納されて
いることから携帯性や操作性については良好であるが、
アンテナ3a,3bの体積が大きくなるので電源部や電
気回路部の許容体積が小さくなり、また方形マイクロス
トリップアンテナ3a,3bの配置方式においても2つ
のアンテナ間の相互結合が大きいのでインピーダンス特
性や指向性がお互いに影響を受け易くなっていた。
述した無線機1,2と異なり、方形マイクロストリップ
アンテナ3a,3bが筐体の背面側の内部に収納されて
いることから携帯性や操作性については良好であるが、
アンテナ3a,3bの体積が大きくなるので電源部や電
気回路部の許容体積が小さくなり、また方形マイクロス
トリップアンテナ3a,3bの配置方式においても2つ
のアンテナ間の相互結合が大きいのでインピーダンス特
性や指向性がお互いに影響を受け易くなっていた。
【0005】従来、これらの課題を解決するための手段
として前記公報に開示されているが(図4参照)、その
携帯無線機4は、筐体の上部面のアンテナがスリーブア
ンテナ4a(又はホイップアンテナ)であるため、筐体
上部面からの突出が長く携帯性に欠けるものがあった。
また、筐体の背面側の内部に設けられた方形マイクロス
トリップアンテナ4bは受信専用であり、そのためスリ
ーブアンテナ4aに接続された受信機の外にもう一つ専
用の受信機を要し回路構成が複雑になっていた。
として前記公報に開示されているが(図4参照)、その
携帯無線機4は、筐体の上部面のアンテナがスリーブア
ンテナ4a(又はホイップアンテナ)であるため、筐体
上部面からの突出が長く携帯性に欠けるものがあった。
また、筐体の背面側の内部に設けられた方形マイクロス
トリップアンテナ4bは受信専用であり、そのためスリ
ーブアンテナ4aに接続された受信機の外にもう一つ専
用の受信機を要し回路構成が複雑になっていた。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、回路構成を複雑にすることなく2本のア
ンテナの相互結合が小さいダイバーシチアンテナを得る
と共に、小形で携帯性に優れた携帯無線機を提供するこ
とを目的とする。
されたもので、回路構成を複雑にすることなく2本のア
ンテナの相互結合が小さいダイバーシチアンテナを得る
と共に、小形で携帯性に優れた携帯無線機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る携帯無線機
は、スリーブ部及び該スリーブ部と同一長さの線状アン
テナ部からなるスリーブアンテナの線状アンテナ部をヘ
リカル状にしてなるヘリカル型スリーブアンテナと、方
形マイクロストリップアンテナと、ヘリカル型スリーブ
アンテナ及び方形マイクロストリップアンテナが接続さ
れたアンテナ切替スイッチと、アンテナ切替スイッチに
接続された受信機及び送信機と、受信時、受信信号のレ
ベルが予め設定されたしきい値以下になったときもう一
方のアンテナに切り替えるアンテナ切替信号を前記アン
テナ切替スイッチに出力するアンテナ選択回路とを有す
る。
は、スリーブ部及び該スリーブ部と同一長さの線状アン
テナ部からなるスリーブアンテナの線状アンテナ部をヘ
リカル状にしてなるヘリカル型スリーブアンテナと、方
形マイクロストリップアンテナと、ヘリカル型スリーブ
アンテナ及び方形マイクロストリップアンテナが接続さ
れたアンテナ切替スイッチと、アンテナ切替スイッチに
接続された受信機及び送信機と、受信時、受信信号のレ
ベルが予め設定されたしきい値以下になったときもう一
方のアンテナに切り替えるアンテナ切替信号を前記アン
テナ切替スイッチに出力するアンテナ選択回路とを有す
る。
【0008】また、前記ヘリカル型スリーブアンテナ
は、ヘリカル状アンテナ部のみが筐体の上部面より突出
している。さらに、前記方形マイクロストリップアンテ
ナは、使用者により把持される筐体の面及び前記上部面
以外の面の内側に設けられている。
は、ヘリカル状アンテナ部のみが筐体の上部面より突出
している。さらに、前記方形マイクロストリップアンテ
ナは、使用者により把持される筐体の面及び前記上部面
以外の面の内側に設けられている。
【0009】
【作用】本発明においては、ヘリカル型スリーブアンテ
ナは垂直偏波特性を持ち、方形マイクロストリップアン
テナは水平偏波特性を持ち、2本のアンテナのうち受信
レベルの大きい方のアンテナに切り替える。例えばアン
テナ切替スイッチがヘリカル型スリーブアンテナの方に
切り替わっているときに電波を受信すると、その受信波
はアンテナ切替スイッチを介して受信機に入力する。そ
のとき、アンテナ選択回路は、受信波の信号レベルと予
め設定されたしきい値と比較し、その信号レベルがしき
い値を越えるときはヘリカル型スリーブアンテナによる
受信を継続し、信号レベルがしきい値以下になったとき
はアンテナ切替信号をアンテナ切替スイッチに出力して
方形マイクロストリップアンテナ側に切り替えさせ電波
を継続して受信する。
ナは垂直偏波特性を持ち、方形マイクロストリップアン
テナは水平偏波特性を持ち、2本のアンテナのうち受信
レベルの大きい方のアンテナに切り替える。例えばアン
テナ切替スイッチがヘリカル型スリーブアンテナの方に
切り替わっているときに電波を受信すると、その受信波
はアンテナ切替スイッチを介して受信機に入力する。そ
のとき、アンテナ選択回路は、受信波の信号レベルと予
め設定されたしきい値と比較し、その信号レベルがしき
い値を越えるときはヘリカル型スリーブアンテナによる
受信を継続し、信号レベルがしきい値以下になったとき
はアンテナ切替信号をアンテナ切替スイッチに出力して
方形マイクロストリップアンテナ側に切り替えさせ電波
を継続して受信する。
【0010】また、ヘリカル型スリーブアンテナのヘリ
カル状アンテナ部だけを筐体の上部面より突出させた場
合には、携帯無線機の長さ方向の寸法が短くなるので、
小形になり携帯性に優れたものとなる。さらに、方形マ
イクロストリップアンテナをヘリカル型スリーブアンテ
ナより離した位置に、しかも使用者により把持される筐
体面以外の面の内側に設置しているので、両アンテナ間
の相互結合が極めて小さくなっている。
カル状アンテナ部だけを筐体の上部面より突出させた場
合には、携帯無線機の長さ方向の寸法が短くなるので、
小形になり携帯性に優れたものとなる。さらに、方形マ
イクロストリップアンテナをヘリカル型スリーブアンテ
ナより離した位置に、しかも使用者により把持される筐
体面以外の面の内側に設置しているので、両アンテナ間
の相互結合が極めて小さくなっている。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すデジタル式携
帯電話機の概要ブロック図、図2はその携帯電話機の外
観を示す斜視図である。
帯電話機の概要ブロック図、図2はその携帯電話機の外
観を示す斜視図である。
【0012】図において、10は前面に受話器10a及
び送話器10bを有する携帯電話機の筐体で、通常、そ
の両側面及び背面のほぼ中央部が把持部になっている。
11は水平偏波特性を持つ方形マイクロストリップアン
テナで、放射導体板11a、接地導体板11b及びこれ
らの両導体板11a,11bをお互いに接続する接続導
体板11cからなり、例えば受話器10a寄りの背面側
の内部に設けられている。なお、このアンテナを、受話
器10a寄りの両側面のうちいずれか一方の側面、ある
いは送話器10b寄りの両側面のうちいずれか一方の側
面に配置してもよい。
び送話器10bを有する携帯電話機の筐体で、通常、そ
の両側面及び背面のほぼ中央部が把持部になっている。
11は水平偏波特性を持つ方形マイクロストリップアン
テナで、放射導体板11a、接地導体板11b及びこれ
らの両導体板11a,11bをお互いに接続する接続導
体板11cからなり、例えば受話器10a寄りの背面側
の内部に設けられている。なお、このアンテナを、受話
器10a寄りの両側面のうちいずれか一方の側面、ある
いは送話器10b寄りの両側面のうちいずれか一方の側
面に配置してもよい。
【0013】12は垂直偏波特性を持つヘリカル型スリ
ーブアンテナで、スリーブアンテナの線状アンテナ部
(給電線12aの内部導体)をヘリカル状(ヘリカル状
アンテナ部)にしてなり、そのヘリカル状アンテナ部1
2bのみが筐体10の上部面より突出して保護カバー1
2dで覆われている。スリーブ12c及びヘリカル状ア
ンテナ部12bの長さはそれぞれλ/4であり、保護カ
バー12dの長さは約20mmである。
ーブアンテナで、スリーブアンテナの線状アンテナ部
(給電線12aの内部導体)をヘリカル状(ヘリカル状
アンテナ部)にしてなり、そのヘリカル状アンテナ部1
2bのみが筐体10の上部面より突出して保護カバー1
2dで覆われている。スリーブ12c及びヘリカル状ア
ンテナ部12bの長さはそれぞれλ/4であり、保護カ
バー12dの長さは約20mmである。
【0014】13はアンテナ切替信号aの入力に基づい
てアンテナ11,12の接続を切り替えるアンテナ切替
スイッチ、14は送受信切替スイッチで、通常、受信機
16側に切り替わっている。15は送信機、16は送信
機15が送信する周波数と同じ電波の周波数を受信する
受信機、17は受信機16に入力された受信波の電力レ
ベルを検知する受信電力レベル検知回路である。
てアンテナ11,12の接続を切り替えるアンテナ切替
スイッチ、14は送受信切替スイッチで、通常、受信機
16側に切り替わっている。15は送信機、16は送信
機15が送信する周波数と同じ電波の周波数を受信する
受信機、17は受信機16に入力された受信波の電力レ
ベルを検知する受信電力レベル検知回路である。
【0015】18はマイクロコンピュータ(以下、「マ
イコン」という)で、予めしきい値の切替レベルが設定
されており、受信電力レベル検知回路17からの電力レ
ベルがその切替レベルを越えているときはアンテナ切替
スイッチ13の接続状態を保持し、電力レベルが切替レ
ベル以下になったときアンテナ切替信号aをアンテナ切
替スイッチ13に出力してもう一方のアンテナと接続さ
せる。なお、前述した受信電力レベル検知回路17とそ
のマイコン18とで本発明のアンテナ切替回路が構成さ
れている。
イコン」という)で、予めしきい値の切替レベルが設定
されており、受信電力レベル検知回路17からの電力レ
ベルがその切替レベルを越えているときはアンテナ切替
スイッチ13の接続状態を保持し、電力レベルが切替レ
ベル以下になったときアンテナ切替信号aをアンテナ切
替スイッチ13に出力してもう一方のアンテナと接続さ
せる。なお、前述した受信電力レベル検知回路17とそ
のマイコン18とで本発明のアンテナ切替回路が構成さ
れている。
【0016】前記のように構成された携帯電話機におい
て、方形マイクロストリップアンテナ11及びヘリカル
型スリーブアンテナ12のうちいずれか一方で到来波を
受信すると、その受信波がアンテナ切替スイッチ13及
び送受信切替スイッチ14を順次に経て受信機16に入
力される。そして、復調器(図示せぬ)により復調され
音声信号に変換される。その際、受信電力レベル検知回
路17が受信波の電力レベルを検知しマイコン18に出
力する。マイコン18は、予め設定された切替レベルと
その電力レベルとを比較し、電力レベルが切替レベルを
越えているときはアンテナ切替スイッチ13の接続状態
を保持して受信波を継続して入力させ、電力レベルが切
替レベル以下になったときはアンテナ切替信号aをアン
テナ切替スイッチ13に出力する。このとき、方形マイ
クロストリップアンテナ11の方が接続状態になってい
た場合、アンテナ切替スイッチ13はヘリカル型スリー
ブアンテナ12の方に切り替えて到来波を受信させ、ま
た逆の場合は方形マイクロストリップアンテナ11の方
に切り替える。
て、方形マイクロストリップアンテナ11及びヘリカル
型スリーブアンテナ12のうちいずれか一方で到来波を
受信すると、その受信波がアンテナ切替スイッチ13及
び送受信切替スイッチ14を順次に経て受信機16に入
力される。そして、復調器(図示せぬ)により復調され
音声信号に変換される。その際、受信電力レベル検知回
路17が受信波の電力レベルを検知しマイコン18に出
力する。マイコン18は、予め設定された切替レベルと
その電力レベルとを比較し、電力レベルが切替レベルを
越えているときはアンテナ切替スイッチ13の接続状態
を保持して受信波を継続して入力させ、電力レベルが切
替レベル以下になったときはアンテナ切替信号aをアン
テナ切替スイッチ13に出力する。このとき、方形マイ
クロストリップアンテナ11の方が接続状態になってい
た場合、アンテナ切替スイッチ13はヘリカル型スリー
ブアンテナ12の方に切り替えて到来波を受信させ、ま
た逆の場合は方形マイクロストリップアンテナ11の方
に切り替える。
【0017】本実施例によれば、方形マイクロストリッ
プアンテナ11とヘリカル型スリーブアンテナ12を前
述した位置にそれぞれ配置して両アンテナ間の相互結合
が極めて小さくなるようにしたので、アンテナの特性が
お互いに影響を受け難く設計が容易になるという効果が
得られている。さらに、ヘリカル型スリーブアンテナ1
2のうちヘリカル状アンテナ部12bのみを筐体10の
上部面を突出させているので、携帯電話機の全長が従来
と比べ短くなり、携帯性に優れているという効果もあ
る。また、2本のアンテナのうち受信電力レベルの大き
い方のアンテナを選択するようにしたので、フェージン
グによる受信電力レベルの変動を改善できると共に、同
一周波数の電波伝送路の可逆性により送信側のフェージ
ングによる送信電力レベルの劣化も抑制できる。
プアンテナ11とヘリカル型スリーブアンテナ12を前
述した位置にそれぞれ配置して両アンテナ間の相互結合
が極めて小さくなるようにしたので、アンテナの特性が
お互いに影響を受け難く設計が容易になるという効果が
得られている。さらに、ヘリカル型スリーブアンテナ1
2のうちヘリカル状アンテナ部12bのみを筐体10の
上部面を突出させているので、携帯電話機の全長が従来
と比べ短くなり、携帯性に優れているという効果もあ
る。また、2本のアンテナのうち受信電力レベルの大き
い方のアンテナを選択するようにしたので、フェージン
グによる受信電力レベルの変動を改善できると共に、同
一周波数の電波伝送路の可逆性により送信側のフェージ
ングによる送信電力レベルの劣化も抑制できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヘリカル
型スリーブアンテナと方形マイクロストリップアンテナ
を用いることにより、小形で相互結合の小さいダイバー
シチアンテナが得られるという効果がある。
型スリーブアンテナと方形マイクロストリップアンテナ
を用いることにより、小形で相互結合の小さいダイバー
シチアンテナが得られるという効果がある。
【0019】また、ヘリカル型スリーブアンテナのヘリ
カル状アンテナ部だけを筐体の上部面より突出させるよ
うにしたので、従来の携帯無線機と比べ小形になり携帯
性に優れているという効果が得られている。
カル状アンテナ部だけを筐体の上部面より突出させるよ
うにしたので、従来の携帯無線機と比べ小形になり携帯
性に優れているという効果が得られている。
【0020】さらに、方形マイクロストリップアンテナ
をヘリカル型スリーブアンテナより離した位置に、しか
も使用者により把持される筐体面以外の面の内側に設置
するようにしたので、両アンテナ間の相互結合が極めて
小さくなり設計が容易になるという効果が得られてい
る。
をヘリカル型スリーブアンテナより離した位置に、しか
も使用者により把持される筐体面以外の面の内側に設置
するようにしたので、両アンテナ間の相互結合が極めて
小さくなり設計が容易になるという効果が得られてい
る。
【図1】 本発明の一実施例を示すデジタル式携帯電話
機の概要ブロック図である。
機の概要ブロック図である。
【図2】 デジタル式携帯電話機の外観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】 特開昭62−49729号公報に開示されて
いる従来の携帯無線機の斜視図である。
いる従来の携帯無線機の斜視図である。
【図4】 同公報に開示されている他の従来の携帯無線
機の斜視図である。
機の斜視図である。
11 方形マイクロストリップアンテナ、12 ヘリカ
ル型スリーブアンテナ、13 アンテナ切替スイッチ、
14 送受信切替スイッチ、17 受信電力レベル検知
回路、18 マイコン。
ル型スリーブアンテナ、13 アンテナ切替スイッチ、
14 送受信切替スイッチ、17 受信電力レベル検知
回路、18 マイコン。
Claims (3)
- 【請求項1】 スリーブ部及び該スリーブ部と同一長さ
の線状アンテナ部からなるスリーブアンテナの線状アン
テナ部をヘリカル状にしてなるヘリカル型スリーブアン
テナと、 方形マイクロストリップアンテナと、 前記ヘリカル型スリーブアンテナ及び方形マイクロスト
リップアンテナが接続されたアンテナ切替スイッチと、 該アンテナ切替スイッチに接続された受信機及び送信機
と、 受信時、受信信号のレベルが予め設定されたしきい値以
下になったときもう一方のアンテナに切り替えるアンテ
ナ切替信号を前記アンテナ切替スイッチに出力するアン
テナ選択回路とを有することを特徴とする携帯無線機。 - 【請求項2】 前記ヘリカル型スリーブアンテナは、ヘ
リカル状アンテナ部のみが筐体の上部面より突出してい
ることを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。 - 【請求項3】 前記方形マイクロストリップアンテナ
は、使用者により把持される筐体の面及び前記上部面以
外の面の内側に設けられていることを特徴とする請求項
1又は2記載の携帯無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316921A JPH08172374A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316921A JPH08172374A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 携帯無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08172374A true JPH08172374A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18082407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6316921A Pending JPH08172374A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08172374A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000041920A (ko) * | 1998-12-24 | 2000-07-15 | 서평원 | 휴대용 단말기의 안테나 장치 및 그것의 선택방법 |
KR100325248B1 (ko) * | 1998-08-20 | 2002-03-04 | 윤종용 | 송신 안테나 다이버시티를 사용하는 이동통신 시스템의 채널통신장치 및 방법 |
US6678532B1 (en) | 1998-11-19 | 2004-01-13 | Nec Corporation | Portable phone with detecting unit of contact of antenna with human body |
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KR20040038558A (ko) * | 2002-11-01 | 2004-05-08 | 주식회사 팬택앤큐리텔 | 오토튜닝 및 스페이스 다이버시티를 적용한 휴대폰 안테나회로 |
US7079877B2 (en) | 2001-05-08 | 2006-07-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Foldable portable telephone |
WO2013136794A1 (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-19 | セイコーエプソン株式会社 | スリーブアンテナ及び無線通信装置 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP6316921A patent/JPH08172374A/ja active Pending
Cited By (11)
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