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JPH08171779A - 圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置 - Google Patents

圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置

Info

Publication number
JPH08171779A
JPH08171779A JP6334855A JP33485594A JPH08171779A JP H08171779 A JPH08171779 A JP H08171779A JP 6334855 A JP6334855 A JP 6334855A JP 33485594 A JP33485594 A JP 33485594A JP H08171779 A JPH08171779 A JP H08171779A
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JP
Japan
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data
digital audio
audio data
recording unit
processing
Prior art date
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Granted
Application number
JP6334855A
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English (en)
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JP3674714B2 (ja
Inventor
Ryuzo Nagai
龍三 永井
Masaaki Isozaki
正明 五十崎
Satoshi Takagi
聡 高木
Bureerii Jieremii
ブレーリー ジエレミー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP33485594A priority Critical patent/JP3674714B2/ja
Publication of JPH08171779A publication Critical patent/JPH08171779A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は圧縮データ再生方法及び圧縮データ再
生装置において、圧縮符号化されたデイジタルオーデイ
オデータを±1倍以下の速度で再生する。 【構成】繰り返し再生される記録単位のデイジタルオー
デイオデータのうち、復元不可能な部分に応じた所定デ
ータ量分、デコード可能な連続した1つ前の記録単位の
デイジタルオーデイオデータを遅延させたりメモリに記
憶して、復元不可能な部分に対応させるようにしたこと
により、圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータ
を±1倍以下の速度で再生し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図9及び図10) 発明が解決しようとする課題(図11〜図13) 課題を解決するための手段(図1〜図4) 作用(図1〜図4) 実施例(図1〜図8) (1)第1実施例(図1及び図2) (2)第2実施例(図3及び図4) (3)他の実施例(図5〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮データ再生方法及び
圧縮データ再生装置に関し、特にデイジタルオーデイオ
信号を前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で
符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順
次記録したデイジタルオーデイオデータを±1倍以下の
速度で再生するいわゆるJOGオーデイオ再生するもの
に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、デイジタルオーデイオ信号がベー
スバンド記録されたビデオテープレコーダ(VTR)等
では、アナログ長手デイジタルオーデイオデータと同様
に、再生速度を±1倍以下に変化させ、その速度に合わ
せて周波数特性を変化させる、いわゆるJOGオーデイ
オ再生が行われる。例えば、図9に示すVTR1の場合
には、以下の手順でデイジタルオーデイオデータのJO
Gオーデイオ再生が行われる。
【0004】すなわちテープ2上よりドラム3中のヘツ
ドによつて読み出されたデータは、ECC(符号訂正処
理)4でメモリ5を用いて誤り訂正された後、クロツク
コンバート処理5でクロツクの載せ換えが行われる。そ
の後テープ搬送系のドラム3又はシステムマイコンから
テープ2の速度情報やジヤンプ信号を得、再生したデー
タに対してラグランジエ(Lagrange)補間等、メモリ8
を用いてJOG処理7を行い、データ出力9として音声
出力する。
【0005】このJOGオーデイオ再生を、図10に示
すように、1トラツクに1フイールド又は1フレームの
データが記録されている場合で説明する(図10
(A))。JOGオーデイオ再生はノーマル再生(図1
0(B))に比較して、テープ2の速度が遅くなるた
め、ヘツドがデータの記録されているトラツクを数回ト
レースし、この結果同じトラツクのデータが繰り返され
て再生される。データの繰り返しはシステムからのジヤ
ンプ信号で得る(図10(C))。
【0006】この繰り返されたデータの内、時間的に連
続したデータのみをJOG処理7のメモリ8上で再構成
する。なお再度読み出された同一フイールドのデータを
捨てる場合もある。そして時間軸上で引き延ばされた状
態で音声出力することで、JOG再生処理が完了する
(図10(D))。この例では1/2倍速で、アナログ
出力は周波数が低くなつたことを表している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでVTRにおけ
るデイジタルオーデイオデータの記録方法として、上述
したベースバンド記録方法に代えて、デイジタルオーデ
イオ信号を周波数分割して圧縮符号化し、複数の符号化
ブロツクをフレーム単位で記録するいわゆるサブバンド
符号化方法がある。
【0008】このように圧縮符号化されたデイジタルオ
ーデイオデータをJOGオーデイオ再生する場合、図9
との対応部分に同一符号を付した図11に示すように、
圧縮符号化されたデータを復号化した後のベースバンド
デイジタルオーデイオデータに対して処理される。この
ため、サブバンド復号化処理(SBCデコーダ)11
は、ベースバンド記録によるVTR1に対してECC処
理4とJOG処理7の間に配置される。
【0009】ここで問題になるのがJOGオーデイオ再
生時に、データが連続しない場合のサブバンド符号化デ
ータの復号化である。すなわち図12に示すように、サ
ブバンド符号化は、フレーム又はフイールド内に数個あ
る圧縮の基本単位サンプルを1ブロツクとし、それを基
準に圧縮符号化が行われている。ここでは、 320サンプ
ルを1ブロツクとし、サブバンド符号化のフイルタタツ
プ数を 512、、JOGオーデイオ再生は1フレーム1920
サンプルの繰り返しによつて処理される例を示す。
【0010】1つのブロツクを完全にベースバンドデイ
ジタルデータに復号化するためには1ブロツクとそれを
境に、前後フイルタのタツプ数分のサンプルが必要であ
る。実際上、サブバンド符号化の構成から、ブロツクの
スタートポイントを境に前後256サンプル(計 512)の
データを計算することで、 32Oサンプルの復号化を行
う。このとき、その 512サンプルが連続であれば復号化
可能であるが、不連続点が存在する場合には(図12
(A))、その部分を含む 512サンプルの計算は正しい
結果を得ることはできない。
【0011】つまりサブバンド符号化されたデイジタル
オーデイオデータのJOGオーデイオ再生では、繰り返
されるフレーム又はフイールドの不連続点において、正
しいデータの復号化ができない。従つて図13に示すよ
うに、サブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデ
ータを、このままJOGオーデイオ再生しようとする
と、音声出力中にノイズが発生する問題があり、上述し
たJOGオーデイオ再生の処理手順は、このままではサ
ブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータに適
用できない問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータを±
1倍以下の速度で再生し得る圧縮データ再生方法及び圧
縮データ再生装置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、デイジタルオーデイオ信号を、前
後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化
し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録
したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ
再生方法において、デイジタルオーデイオデータを±1
倍以下の速度で再生する際に、繰り返し再生される記録
単位のデイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能
な部分に応じたデータ量分、復元可能な連続した1つ前
の記録単位のデイジタルオーデイオデータを遅延させ
て、復元不可能な部分に対応させるようにした。
【0014】また本発明においては、デイジタルオーデ
イオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮
方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位と
して順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生す
る圧縮データ再生方法において、デイジタルオーデイオ
データを±1倍以下の速度で再生する際に、繰り返し再
生される記録単位のデイジタルオーデイオデータのう
ち、復元不可能な部分に応じたデータ量分、復元可能な
連続した1つ前の記録単位のデイジタルオーデイオデー
タをメモリ(31)に記憶し、復元不可能な部分をメモ
リ(31)中のデイジタルオーデイオデータに置き換え
るようにした。
【0015】また本発明においては、デイジタルオーデ
イオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮
方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位と
して順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生す
る圧縮データ再生装置(20)において、デイジタルオ
ーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、繰
り返し再生される記録単位のデイジタルオーデイオデー
タのうち、復元不可能な部分に応じたデータ量分、復元
可能な連続した1つ前の記録単位のデイジタルオーデイ
オデータを遅延させる遅延手段(21)を設け、遅延手
段(21)で遅延したデイジタルオーデイオデータを復
元不可能な部分に対応させるようにした。
【0016】また本発明においては、デイジタルオーデ
イオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮
方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位と
して順次記録されたデイジタルオーデイオデータを再生
する圧縮データ再生装置(30)において、デイジタル
オーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、
繰り返し再生される記録単位のデイジタルオーデイオデ
ータのうち、復元不可能な部分に応じたデータ量分、復
元可能な連続した1つ前の記録単位のデイジタルオーデ
イオデータを記憶するメモリ手段(31)を設け、復元
不可能な部分をメモリ手段(31)中のデイジタルオー
デイオデータに置き換えるようにした。
【0017】
【作用】繰り返し再生される記録単位のデイジタルオー
デイオデータのうち、復元不可能な部分に応じたデータ
量分、復元可能な連続した1つ前の記録単位のデイジタ
ルオーデイオデータを遅延させたり又はメモリ(31)
に記憶して、復元不可能な部分に対応させたり又は置き
換えるようにしたことにより、圧縮符号化されたデイジ
タルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生し得
る。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0019】(1)第1実施例 図11との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体として本発明によるサブバンド符号化さ
れたデイジタルオーデイオデータについてのJOGオー
デイオ再生方法を適用したVTRの第1実施例を示し、
サブバンド復号化されたデイジタルオーデイオデータに
対して、後段のJOG処理7に転送するデータにある固
定のデイレイ量を与え、データの不定区間をJOG処理
7で使用しない区間へシフトし、最終的な音声出力上に
ノイズが残らないようにする。
【0020】すなわちこのVTR20では、サブバンド
復号化処理11とJOG処理7の間に、データデイレイ
処理21を配置する。このサブバンド復号化処理11で
デコードされたサブバンド符号化データは、データデイ
レイ処理21において固定デイレイを与えられる。この
デイレイ量はサブバンド符号化の基本ブロツクのサンプ
ル数と計算のためのフイルタタツプ数に依存する。ここ
では簡単のため基本ブロツクを 320サンプルとし、フイ
ルタタツプ数を 512とし、JOGオーデイオ再生がフレ
ーム単位でリピートされる場合を示す。
【0021】従来について上述したように、サブバンド
符号化されたデイジタルオーデイオデータがフレーム単
位で繰り返し再生された場合、その繰り返されたデータ
の不連続点において、図2にハツチングした領域で示す
ように、データの復元不可能な部分が発生する。このま
までは、JOGオーデイオ再生できないので上述したデ
ータデイレイ処理21で、復元不可能な部分がフレーム
内に入る量だけシフトする。
【0022】図2では上述した条件のサブバンド符号化
方法で、データデイレイ処理21として 224サンプルの
固定デイレイを与えることにより、JOG処理7で不定
区間を全て含む部分をリピートフレームとして処理で
き、この結果そのフレームのデータを使用しないので、
一連のデータ列に不定区間のデータが残らないようにで
きる。従つてJOG処理7を行つた再生後の音声出力に
ノイズは発生しない。JOG処理7でのデータ処理は、
ジヤンプ信号を元にフレーム単位のデータの選択を行
う。従つてこの場合繰り返されるフレーム内の不定区間
をシフトすることでJOG処理7のメモリ8上でのデー
タは、ノイズのないデータ列を復元できる。
【0023】以上の構成によれば、繰り返し再生される
記録単位のデイジタルオーデイオデータのうち、復元不
可能な部分に応じた所定データ量分、復元可能な連続し
た1つ前の記録単位のデイジタルオーデイオデータを遅
延させて、復元不可能な部分に対応させるようにしたこ
とにより、サブバンド符号化方法で圧縮符号化されたデ
イジタルオーデイオデータをJOGオーデイオ再生して
ノイズの無い音声出力を得ることができる。
【0024】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図3におい
て、30は全体として本発明によるサブバンド符号化さ
れたデイジタルオーデイオデータについてのJOGオー
デイオ再生方法を適用したVTRの第2実施例を示し、
サブバンド復号化されたデイジタルオーデイオデータに
対して、不連続点を先頭とするフレーム又はフイールド
の不定データ部分を直前のフレームデータから置換す
る。なおJOG処理7では繰り返されたデータを捨てる
のではなく、メモリ8上にオーバーライトする。
【0025】すなわちこのVTR30では、サブバンド
復号化処理11とJOG処理7の間に、メモリ31とデ
ータセレクタ32を配置する。サブバンド復号化処理1
1でデコードされたサブバンド符号化データは、システ
ムコントロールから与えられるジヤンプ信号に応じてメ
モリ31に一旦記憶し読み出される。このジヤンプ信号
は、JOGオーデイオ再生の際に、リピートしたフレー
ムを表すもので、実際上図4に示すような、シーケンス
で処理される。
【0026】まず連続しているフレーム処理の先頭のデ
ータ(ここでは 256サンプル)を毎フレーム、メモリ3
1に書き込み更新する。このデータはフレームが連続し
ている部分でデコードされたデータであるから、データ
としては正しい。ここでジヤンプ信号(図4(B))が
アクテイブになると、フレームが繰り返されていること
を意味するため、データの書き込みをやめ逆に前フレー
ムで書き込んでいたデータの読み出しを行い、データセ
レクタ32を通じてそのフレームの先頭部分のデータと
置換する。
【0027】本来、不連続点である部分のデコードでき
ない区間のフレーム先頭部分のデータが前フレームから
置き換えられ、繰り返されたフレームの一番最後のフレ
ームはデータが全てデコードされたことになる。このデ
ータをJOG処理7に出力する。JOG処理7では上述
した処理に代えて、メモリ8上でのデータの復元の段階
で繰り返さているフレームの一番最後のデータを採用す
ることで、最終的なデータに不定区間は残らなくなる。
なおJOG処理7での具体的なデータ処理としては、メ
モリ8でデータをオーバーライトする。従つてJOG処
理7を行つて再生された音声出力にノイズは発生しな
い。
【0028】図4の場合、フレームF1、F2の境界は
デコード可能であり、メモリ31に書き込まれる。その
後ジヤンプ信号がアクテイブになり、そのデータをフレ
ームの先頭の不定区間のデータに置換する。その置換さ
れたフレームの先頭データはJOG処理7において、前
のフレームF2のデータにオーバーライトされるので、
JOG処理7のメモリ8上にはノイズのないデータ列が
復元できる。
【0029】以上の構成によれば、繰り返し再生される
記録単位のデイジタルオーデイオデータのうち、復元不
可能な部分に応じた所定データ量分、復元可能な連続し
た1つ前の記録単位のデイジタルオーデイオデータをメ
モリに記憶して、復元不可能な部分に置換させるように
したことにより、サブバンド符号化方法で圧縮符号化さ
れたデイジタルオーデイオデータをJOGオーデイオ再
生してノイズの無い音声出力を得ることができる。
【0030】(3)他の実施例 上述の実施例においては、サブバンド符号化ブロツクが
フレーム又はフイールドにロツク、すなわちフレーム又
はフイールドのサンプル数が、ブロツク内サンプル数の
整数倍である場合について述べたが、本発明はロツクし
てない場合でも適用し得る。例えばサブバンド符号化ブ
ロツクを 384サンプル、フレームサンプル数を 525/60
システムの1601/1602サンプルの場合で説明する。実際
上、フレームサンプル数1601又は1602内にサブバンド符
号化( 384サンプル)ブロツクは、1フレーム当たり
4.2ブロツク存在することになる。従つて符号化された
データは図5に示すように、2フレームに渡り記録され
る場合が発生する。
【0031】サブバンド符号化の復号化には、1ブロツ
クとその前後の 256サンプルが必要であるから、JOG
オーデイオ再生でフレームが連続しない場合には、不定
になる区間がロツクする場合に比較し大きくなる。その
最悪の場合をフレームの前後の場合に分けて示す。この
場合に上述した第1実施例の構成では、図6に示すよう
に、デイレイ量として 256+ 383= 639サンプルを与え
ることで、上述したJOGオーデイオ再生が可能とな
る。また第2実施例の構成では、図7に示すように、フ
レームの先頭のデータとして、最悪の場合の 256+ 383
= 639サンプルをメモリ31に記憶することで、上述し
たJOGオーデイオ再生が可能となる。
【0032】なお上述の実施例においては、JOGオー
デイオ再生可能なブロツクサンプル数で説明したが、サ
ブバンド符号化ブロツクのサンプル数がある値を越える
と不可能になる場合がある。実際上上述と同様にブロツ
クサンプル数を拡大していき、ブロツクでの処理ができ
るためには、連続フレームが再生された部分において、
そのフレームの先頭が正しくデコードされなければなら
ない。上述の第1、第2実施例のいずれにしても、フレ
ーム内に必ずデータのデコードが行われて、復元されて
いる部分がなければならない。
【0033】逆に不定区間のサンプル数が連続しても、
フレームのサンプル数以下であれば、第1実施例のよう
にデータをデイレイするときには、フレームエンド側の
最悪分のデイレイ量を与えることで、JOGオーデイオ
再生は可能である。また第2実施例のデータを置換する
ときには、フレームスタート側の最悪分をメモリによつ
てデータ保持することで、JOGオーデイオ再生は可能
となる。
【0034】従つて図8に示すようにフレーム又はフイ
ールドのサンプル数の1/2のサンプル数以下のブロツ
クサンプル数であれば、どのようなブロツクでもJOG
オーデイオ再生できる。図では1フレーム1601/1602サ
ンプルなので、限界のブロツクサンプル数は 800サンプ
ルということになる。第1、第2実施例のいずれでも、
フレーム又はフイールドのデータ全てがデコード不可能
とならない限りJOGオーデイオ再生できる。
【0035】このようにJOG処理をフレーム又はフイ
ールドのリピートで行うとすると、サブバンド符号化の
単位ブロツクはそれの1/2のサンプル数まで対応可能
であり、具体的なブロツクサンプル数は、PAL( 625
/50)方式のフイールド処理で 960サンプルの場合、 4
80サンプル以下であり、フレーム処理1920サンプルの場
合、 960サンプル以下である。またNTSC( 525/6
0)方式のフイールド処理 800/ 801サンプルの場合、
400サンプル以下であり、フレーム処理1601/1602サン
プルの場合、 800サンプル以下である。
【0036】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、繰り返し
再生される記録単位のデイジタルオーデイオデータのう
ち、復元不可能な部分に応じた所定データ量分、デコー
ド可能な連続した1つ前の記録単位のデイジタルオーデ
イオデータを遅延させたりメモリに記憶して、復元不可
能な部分に対応させるようにしたことにより、圧縮符号
化されたデイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速
度で再生し得る圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生
装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮データ再生方法の第1実施例
によるVTRのJOGオーデイオ再生処理手順を示すブ
ロツク図である。
【図2】図1のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタ
イミングチヤートである。
【図3】本発明による圧縮データ再生方法の第2実施例
によるVTRのJOGオーデイオ再生処理手順を示すブ
ロツク図である。
【図4】図3のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタ
イミングチヤートである。
【図5】384サンプルブロツクでの不連続フレームパタ
ーンの説明に供する略線図である。
【図6】図5の不連続フレームパターンについて図1の
JOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤー
トである。
【図7】図5の不連続フレームパターンについて図3の
JOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤー
トである。
【図8】NTSC( 525/60)システムにおけるブロツ
ク数の最大値を示す略線図である。
【図9】従来のベースバンド記録VTRによるJOGオ
ーデイオ再生処理手順を示すブロツク図である。
【図10】図9のJOGオーデイオ再生処理動作を示す
タイミングチヤートである。
【図11】従来の圧縮符号化データを記録したVTRに
おけるJOGオーデイオ再生処理手順を示すブロツク図
である。
【図12】図11のJOGオーデイオ再生処理動作を示
すタイミングチヤートである。
【図13】図11のJOGオーデイオ再生処理動作を示
すタイミングチヤートである。
【符号の説明】
1、10、20、30……VTR、2……テープ、3…
…ドラム、4……ECC(符号訂正処理)、5、8……
メモリ、6……クロツクコンバート処理、7……JOG
処理、9……データ出力、11……サブバンド復号化処
理、21……データデイレイ処理、31……メモリ、3
2……データセレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 M 8940−5D 570 E 8940−5D 572 G 8940−5D H03M 7/30 Z 9382−5K (72)発明者 ジエレミー ブレーリー 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関
    を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の
    符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジ
    タルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生方法に
    おいて、 上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で
    再生する際に、繰り返し再生される上記記録単位の上記
    デイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分
    に応じたデータ量分、復元可能な連続した1つ前の記録
    単位の上記デイジタルオーデイオデータを遅延させて、
    上記復元不可能な部分に対応させるようにしたことを特
    徴とする圧縮データ再生方法。
  2. 【請求項2】デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関
    を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の
    符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジ
    タルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生方法に
    おいて、 上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で
    再生する際に、繰り返し再生される上記記録単位の上記
    デイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分
    に応じたデータ量分、復元可能な連続した1つ前の記録
    単位の上記デイジタルオーデイオデータをメモリに記憶
    し、上記復元不可能な部分を上記メモリ中の上記デイジ
    タルオーデイオデータに置き換えるようにしたことを特
    徴とする圧縮データ再生方法。
  3. 【請求項3】上記符号化ブロツクのサンプル数を、上記
    デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生
    する際のサンプル数の1/2以下とするブロツク符号化
    圧縮方式で、上記デイジタルオーデイオ信号を符号化す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮
    データ再生方法。
  4. 【請求項4】デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関
    を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の
    符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジ
    タルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生装置に
    おいて、 上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で
    再生する際に、繰り返し再生される上記記録単位の上記
    デイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分
    に応じたデータ量分、復元可能な連続した1つ前の記録
    単位の上記デイジタルオーデイオデータを遅延させる遅
    延手段を具え、上記遅延手段で遅延した上記デイジタル
    オーデイオデータを復元不可能な部分に対応させるよう
    にしたことを特徴とする圧縮データ再生装置。
  5. 【請求項5】デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関
    を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の
    符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジ
    タルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生装置に
    おいて、 上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で
    再生する際に、繰り返し再生される上記記録単位の上記
    デイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分
    に応じたデータ量分、復元可能な連続した1つ前の記録
    単位の上記デイジタルオーデイオデータを記憶するメモ
    リ手段を具え、上記復元不可能な部分を上記メモリ手段
    中の上記デイジタルオーデイオデータに置き換えるよう
    にしたことを特徴とする圧縮データ再生装置。
  6. 【請求項6】符号化ブロツクのサンプル数を、上記デイ
    ジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する
    際のサンプル数の1/2以下とするブロツク符号化圧縮
    方式で、上記デイジタルオーデイオ信号を符号化するこ
    とを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の圧縮デー
    タ再生装置。
JP33485594A 1994-12-19 1994-12-19 圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置 Expired - Fee Related JP3674714B2 (ja)

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