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JPH08171681A - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

Info

Publication number
JPH08171681A
JPH08171681A JP6314871A JP31487194A JPH08171681A JP H08171681 A JPH08171681 A JP H08171681A JP 6314871 A JP6314871 A JP 6314871A JP 31487194 A JP31487194 A JP 31487194A JP H08171681 A JPH08171681 A JP H08171681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion
area
video signal
detecting
detecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6314871A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Watabe
光彦 渡部
Yoshinori Okada
義憲 岡田
Koichi Ono
公一 小野
Sunao Horiuchi
直 堀内
Kazuya Yamashita
和也 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6314871A priority Critical patent/JPH08171681A/ja
Publication of JPH08171681A publication Critical patent/JPH08171681A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像監視装置において、モニター画面上を移
動する物体のすべての移動方向を検出する。 【構成】 映像信号レベルの時間的変動差分を検出する
複数の動き検出手段1a〜1iを備え、所定箇所に設定
した動き検出を行う領域を、エリア分割設定手段48に
よって基準となる動き検出を行う領域と、その周囲すべ
ての方向に他の動き検出領域が配置されるように分割
し、基準領域からの動き検出出力に対する他の領域の動
き検出出力に応じて、画面上を移動する物体のすべての
移動方向を動き方向検出手段30によって検出する。 【効果】 モニター画面中の物体のすべての移動方向を
検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばITVカメラ等
により、監視領域への第3者の侵入を検知するなどの監
視を行なう画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの工事現場、大型プラント、
コンビニエンスストアーなどにおいて、安全性の確保や
保安上の問題などから、監視カメラなどによって各所を
集中的に監視する監視システムが導入されている。その
中で画像監視装置は、カメラで撮影した監視領域の映像
から、本来なんら動きがあってはならない領域に、例え
ば第3者の無断侵入などにより発生する動きを自動的に
検出して警報を発するので、監視要員が常に監視モニタ
ーにより視覚的に監視し続ける事なく、事故や被害の発
生を最小限に押さえる事が可能となる。画像監視装置は
従来、入力映像信号の信号レベルの変化を検出したり、
また特開平4−175089号公報に示されているよう
に、物体が監視領域内に侵入する事によって発生する入
力信号の時間的な変動差分をフィールド単位で比較・検
出し、その変化分があらかじめ設けたしきい値を越えれ
ば動きありと判定するものであった。
【0003】図24は、映像信号に発生した動きを検出
し、動き信号を発生する動き信号発生手段の回路構成の
一例を示す構成図である。図24において、100は入
力された映像信号106をデジタル信号に変換するA/
D変換器、101は入力されたデジタル映像信号107
の信号レベルを、モニター画面上の所定の範囲を示す検
出エリア信号108の範囲内でデジタルサンプリングデ
ータ毎に加算市、現加算データ109を出力する入力デ
ータ加算手段、102はモニター画面上で映像信号レベ
ルを加算する範囲を設定する検出エリア信号108を出
力するエリア設定手段、103はエリア設定手段102
で設定した範囲内の映像信号レベル加算データをフィー
ルド単位で時間的に遅延し、遅延加算データ110を出
力するデータ遅延可変手段、104は入力された現加算
データ109と遅延加算データ110との差を演算し時
間変動データ111を出力する差検出手段、105は差
検出手段104で検出した映像信号の時間変動データ1
11を物体の動きとして判断するかどうかの比較しきい
値112を発生するしきい値入力手段、113は時間変
動データ111と比較しきい値112を比較し、比較し
きい値112に対して時間変動データ111が大きけれ
ば動き検出信号114を出力する比較手段である。
【0004】このような構成の動き検出手段によって、
モニター画面上の所定の場所に設定した検出エリア内で
映像信号に変化があった場合、検出エリア内の時間的な
信号変動分を検出してしきい値と比較し、信号変化分が
しきい値を越えれば監視画像に動きがあると判断して動
き検出信号114は”1”が出力され、時間的変化がし
きい値を越えていない場合は監視画像に動きがないと判
断して動き検出信号114は”0”が出力される。また
しきい値を可変することにより、感度が調節できる。し
きい値の可変範囲は検出エリアの大きさで決まる。例え
ば、検出エリア内の映像信号サンプリングデータが10
00ポイントで、さらに8ビットサンプリングで映像信
号の階調数が256階調だとすると、検出エリア内の映
像信号加算データの最大値は 1000×256=256000 となるので、加算データの可変範囲は0〜256000
となる。しきい値はこの範囲内で可変させ、例えばしき
い値を下げれば、映像信号中に僅かな動きがあるだけで
も動き信号”1”が出力されるので感度が高くなり、逆
にしきい値を上げると大きな動きがあっても”0”と判
断され、動き信号はlowのままとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像監視装置は
上記の通り、入力映像信号の時間的な信号レベル変化を
検出してその差分から動きを判定し、警報を発する。こ
れにより、常に人がモニターを見続けていなくても、無
人のまま自動的にモニター内の動きを監視することが出
来る。しかしながらこの場合、次のような問題がある。
【0006】図25はモニター画面上に設定した領域内
を物体が通り抜ける様子を表したものである。図25に
おいて、115はモニター画面、116は小さく設定し
た検出エリア、117は大きく設定した検出エリア、1
18はモニター画面上を移動する物体である。物体11
8が検出エリア117を通り抜けるとき、検出エリア内
の映像信号レベルが変動するので、図24のような構成
に従って動き信号が検出される。しかしこの時検出する
のは画面上に動きがあるかないかということだけで、例
えば物体118がモニター上でどちらの方向からどちら
の方向に移動したのかはわからない。上記のような動き
検出を行う画像監視装置ではモニターをだれも見ていな
い状態で無人の監視を行う場合が多いので、物体の移動
方向がわからなければ、例えば監視用のカメラを動かし
て物体の動きを追跡したりすることが出来ず、使い勝手
が悪くなってしまう。
【0007】また、次のような問題もある。図24のよ
うな構成で、しきい値入力手段において入力した比較し
きい値112が8ビットのデータとし、また図25の検
出エリア117内のサンプリングデータ数が100とす
ると、映像信号加算データの最大値可変範囲は0〜25
600となるので、しきい値を8ビットのまま比較する
場合きざみ幅は256となる。この時検出エリアを図2
5の116のように小さく設定すると、例えば検出エリ
ア116内のサンプリングデータ数が10とすると映像
信号加算データの最大値可変範囲は0〜2560となる
ので、8ビットのしきい値と比較する場合そのきざみ幅
は256のままなのできざみ幅が大きすぎて荒い設定し
かできず、非常に使いづらくなってしまう。逆に小さい
エリアにしきい値のきざみ幅をあわせてきざみ幅を小さ
くして、この状態で大きいエリアに対応してしきい値の
設定を行う場合、エリア内の映像信号加算データの最大
値にまでしきい値を可変させる必要があるので、そのた
めにしきい値データのビット数が多くなって、回路規模
が増えるなどの問題が生じる。このように検出エリアの
サイズによって比較しきい値の設定がしずらくなった
り、回路規模が非常に増えて無駄が生じるという問題が
あった。
【0008】また、従来データ遅延可変手段によって遅
延させるデータの遅延量は可変出来なかった。このため
次のような問題が生じる。図26はモニター上を物体が
ゆっくりと動いた場合の、検出エリア内の加算データの
フィールド毎の変化の一例を示した図である。この時遅
延時間を1フィールドに設定し、また比較しきい値を1
0に設定していたとすると、物体の移動量が小さく1フ
ィールド後の映像信号変動量が小さいのでしきい値を時
間変動データを越えることはなく、物体の移動を検出で
きないという問題が生じる。また逆に遅延時間を長く設
定しておくと、次のような問題が生じる。図27は物体
が速い速度で移動したときの、検出エリア内の加算デー
タのフィールド毎の変化の一例を示した図である。しき
い値を10に設定しておくと、エリア内に物体が進入し
てから物体の動きを検出するまでには6フィールド目と
いうことになり、すでに物体は検出エリア内を通り過ぎ
ているという事になる。このように遅延時間を長く設定
すると、動きが生じてもそれを検出するまでに長い時間
かかるという問題がある。
【0009】また従来動き検出手段において、しきい値
設定は図24において外部よりしきい値入力手段105
によって設定していたため、次のような問題があった。
図28は風景をカメラ等で撮影しモニター画面に映し
て、検出エリアを設定した一例である。図28において
117はモニター画面、118は画面上に設定された第
1の検出エリア、119は第2の検出エリア、120は
樹木を表している。このような風景において動きを検出
する場合、画面上に車や人など明らかな移動対象がない
場合でも、例えば樹木が風に揺られる事等本来監視対象
ではない物体の動きによって、検出エリア内に映像信号
レベルの時間的な変動が生じることがある。またこの他
の例として、屋内の蛍光灯照明されたところを撮影して
いる場合、例えば蛍光灯のフリッカ等によって同じよう
に検出エリア内に映像信号レベルの変動を生じる場合が
ある。
【0010】これを説明するのが図29、図30であ
る。図29の121は図28の画面上に設定された第1
の検出エリア118での時間経過に伴う映像信号レベル
変動量を表し、図30の122は図28の画面上に設定
された第2の検出エリア119内の映像信号レベル変動
量を表している。どちらの検出エリアにおいても、時間
経過の伴って不規則な映像信号レベルの変動が生じてい
る。従来では、このような本来監視対象ではない物体の
動きによる映像信号レベルの変動を検出すると誤動作に
なるので、これらの映像信号のレベル変動を検出しない
ように、所定のレベルのしきい値を設定していたが、図
29、30に示すようなレベル変動は不規則なものであ
るので、それを考慮してしきい値を設定するのは非常に
困難でありかつ不正確なしきい値設定となり、また画面
上に複数の検出エリアを設定する場合には、それぞれの
検出エリアにおいて前記の通り不規則な映像信号レベル
変動を考慮してしきい値設定しなければならず、非常に
手間がかかるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、通常の物体の動きは良好
に検知しながら、かつモニター上で物体の移動方向を検
出する画像監視装置を提供する事である。またモニター
上に設定した検出領域の大きさに関わらず、常に使い勝
手のよいきざみ幅でしきい値を可変出来る動き検出手段
を具備した画像監視装置を提供する事である。また、モ
ニター上を移動する物体の移動速度に関わらず、常に良
好な動き検出を行う動き検出手段を具備した画像監視装
置を提供する事である。また、モニター画面上の本来監
視・検出すべきでない物体によって発生した映像信号の
時間的変動を検出しないようなしきい値を簡単に設定で
きる動き検出手段を具備した画像監視装置を提供する事
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、動き検出手段によって複数個検出されるモ
ニター画面上の映像信号レベル変動情報の検出タイミン
グの時間的ずれ、及び前記複数の領域の映像信号中の設
定箇所の違いを検知することによって、信号レベル変動
のモニター画面上での移動方向を検出する動き方向検出
手段を備える。
【0013】また、動き検出を行う領域を、第1の動き
検出手段の周囲すべての方向に他の動き検出手段が配置
されるように複数個に分割する領域設定手段を備える。
さらに、領域の大きさが変化することによって生じるし
きい値の可変範囲の変化に応じたきざみ値を、領域の大
きさに応じて可変するきざみ幅可変手段を備える。ま
た、映像信号の時間的な遅延量を可変するためのデータ
遅延可変手段を備えるとともに、本来監視対象ではない
映像信号レベルの時間的な変動を考慮してしきい値を設
定するために、変動差分記憶手段及びしきい値加算手段
を備える。
【0014】
【作用】動き方向検出手段は、モニター画面上に設定さ
れた領域において発生した複数の映像信号レベル変動情
報の時間的なタイミングの違いから、画面上における物
体の動き方向を検出することができる。また領域設定手
段は、基準となる第1の動き検出手段の周囲すべての方
向に他の動き検出手段が配置されるように動き検出領域
を分割することが出来る。また、きざみ幅可変手段は、
画面上に設定した領域の大きさに応じて、映像信号の時
間的変化を検出するためのしきい値のきざみ幅を最も適
切な値に可変設定する事ができる。また、データ遅延可
変手段は、外部からの設定により映像信号の時間的な遅
延量を物体の動く速度に応じて可変することができる。
また変動差分記憶手段及びしきい値加算手段は、モニタ
ー画面中の本来監視対象ではない物体の動きなどによっ
て発生する映像信号レベルの所定時間での時間的変動量
を記憶する事が出来る。
【0015】これらの手段により、画面上の本来監視対
象ではない物体の不規則な映像信号レベル変動を考慮し
たしきい値設定が行える動き検出手段を持ち、また画面
上で映像信号の時間的変化を検出する領域の大きさを変
化させても使い勝手が悪くならず、またモニター画面上
の物体に生じた動きの方向を物体の動く速度に関係なく
良好に検出する事ができる画像監視装置を実現できる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す画像監視装
置のブロック図である。図1において、17は入力映像
信号、23はアナログ信号をデジタル信号に変換するA
/D変換器、1は動き検出手段であり、2は入力されデ
ジタル変換されたデジタル映像信号11の信号レベルを
画素毎に加算する入力データ加算手段、3は入力データ
加算手段2から出力された加算データを時間的に遅延さ
せるデータ遅延可変手段、4は遅延されていない現加算
データ13とデータ遅延可変手段3によって遅延された
遅延加算データ14の差を演算し映像信号の時間的な変
化量を表す時間変動分データ22を出力する差検出手
段、5は差検出手段5から出力された映像信号レベルの
総和データの時間的変化分と外部から入力されたしきい
値とを比較する比較手段である。
【0017】また6はモニター画面上に映像信号の変動
を検出する検出エリアを設定するエリア信号12a及び
12bを発生する検出エリア入力手段、7は映像信号の
遅延時間の可変量を設定する遅延設定信号16を発生す
る遅延量設定手段、8は映像信号レベル総和の時間的な
変化分と比較して動き検出の基準となる基準しきい値信
号15を発生する検出感度設定手段であり、9は検出エ
リア入力手段で設定された検出エリアの大きさを示すエ
リアサイズ信号25に応じて基準しきい値信号15のき
ざみ幅を可変し、比較しきい値信号24を発生するきざ
み幅可変手段である。18、19は比較手段5におい
て、映像信号の時間的な変化分と外部より入力されたし
きい値とを比較した結果によって出力される動き検出信
号、20、21は入力された動き検出信号18、19よ
り動き方向検出手段10によって判断された動き方向検
出信号である。
【0018】つぎに図1の実施例における動作を説明す
る。入力された映像信号17はA/D変換器23によっ
てデジタル映像信号11に変換され、入力データ加算手
段2に入力される。同時に入力データ加算手段2には検
出エリア入力手段6によって設定された検出エリア信号
12a及び12bが入力され、入力データ加算手段2で
は入力された検出エリア信号によって制限された領域内
のデジタル映像信号のみをデジタルサンプリングデータ
単位に加算して、検出エリア内の信号レベルの総和を計
算し、現加算データ13を出力する。現加算データ13
は一方では差検出手段4に入力され、もう一方はデータ
遅延可変手段3に入力される。データ遅延可変手段3で
は、遅延量設定手段7によって設定された遅延設定信号
16に基づいて、入力データが遅延され、時間的に遅延
された遅延加算データ14が出力される。
【0019】現加算データ13と遅延加算データ14は
差検出手段14に入力され、加算データの差が演算され
る。現加算データ13と遅延加算データ14は遅延量設
定手段7によって設定された遅延量だけ時間差があるの
で、入力映像信号に時間的な変化がある場合、その時間
変化分が差となって検出・出力される。検出された映像
信号の時間変動分データ22は比較手段5に入力され、
検出感度設定手段9によって設定され、検出エリアの大
きさに応じてきざみ幅を可変させた比較しきい値24と
比較され、比較結果が動き検出信号18及び19となっ
て出力される。これによって画面上に設定した検出エリ
ア内に生じた動きを検出することができる。出力された
動き検出信号18及び19は、動き方向検出手段10に
入力される。
【0020】図2は、動き方向検出手段10の動作を示
す。モニター画面上で検出エリア入力手段6によって設
定された検出エリアは図2のようになる。図2におい
て、50はモニター画面、51はモニター画面に表示さ
れた物体、52、53はモニター画面上で物体51が動
く方向、54、55は検出エリアであり、それぞれメイ
ンエリア(M領域)、サブエリア(S領域)とする。物
体51が図2中の方向1、もしくは方向2のように動く
とき、上記したように検出エリア内の映像信号レベルが
時間的に変動するので、各領域から動き検出信号が出力
される。この時、動き方向検出手段10では、図3に示
すようなフローチャートに従って動き検出信号が処理さ
れる。
【0021】図3で1の状態からスタートしたフローチ
ャートでは、物体51が53に示す方向1のように動く
場合、物体51がM領域内に入るとM領域から動き検出
信号が出力されるので、フローチャートでは3の状態に
進む。さらに物体51が方向1に向かって進み続ける
と、M領域を抜けてS領域へと入っていく。よってM領
域では反応がなくなるので、フローチャートは4の状態
になる。この時、すでにS領域では物体51による動き
検出信号が出力されているので、フローチャート5の状
態となり、物体51の右方向の動きを検出する事が可能
となる。これに対して物体51が52に示す方向2のよ
うに動く場合、M領域で動き検出をしてフローチャート
が3の状態になった後、M領域を抜けてもS領域には入
らないので、S領域からは動き信号は検出されない。よ
って右方向の動き方向検出は行われない。このような動
作によって、モニター上の物体の動き方向を検出するこ
とができる。またこの実施例の場合では、図2中左側の
検出エリアをメインエリア、右側をサブエリアとして右
方向の動きを検出しているが、メインエリアとサブエリ
アを逆に考え、左方向の動きを検出する場合でも、まっ
たく同様である。
【0022】また、本第1実施例には次のような効果も
ある。図4は、データ遅延可変手段3の構成を示す。図
4において3a〜3dは遅延回路であり、3eは遅延量
選択スイッチである。また3f〜3iは、入力された現
加算データ13が各遅延回路3a〜3dを通り各々遅延
された遅延出力である。本実施例では遅延回路1個につ
き1フィールド単位で遅延する事として説明する。遅延
回路3a〜3dよって遅延された加算データは遅延量選
択スイッチ3eに入力され、遅延設定信号16によって
選択されて遅延加算信号14が出力される。これによ
り、本実施例では入力映像信号の検出エリア内信号レベ
ル加算データは1フィールドから4フィールドまで選択
的に遅延され出力されるようになっている。
【0023】図6〜図9はデータ遅延可変手段3の動作
を説明する説明図である。図6はモニター上に設定され
た検出エリア56内に、物体57が入っていく場合を説
明する説明図であり、図7は図6の場合の、フィールド
の経過に伴うエリア内の映像信号レベルの加算データが
データ遅延可変手段3の各遅延回路3a〜3dより出力
される状態を説明する説明図である。図6のように物体
57が検出エリア56内に入ると、図7のようにエリア
内の信号レベル加算データ(現加算データ13)が毎フ
ィールドごとにa,b,c,d,e・・・・と出力され
る。この時、データ遅延可変手段3の各遅延回路3a〜
3dからは図7に示すように加算値1フィールド遅延出
力、加算値2フィールド遅延出力、加算値3フィールド
遅延出力、加算値4フィールド遅延出力が出力される。
これら遅延出力は、現加算データ13に対してそれぞれ
1フィールド〜4フィールドまで遅延して出力される。
【0024】図8は物体57がゆっくりと動く場合の、
エリア内信号レベルの加算データの変化の一例を示す説
明図である。ゆっくりと物体57が動く場合、信号レベ
ルの加算データの変化はゆっくりとしたものになる。こ
こで検出感度設定手段により、基準しきい値信号を10
に設定した場合、1フィールド遅延出力3fを選択する
と、現加算データと1フィールド遅延出力3fとでは、
時間的変化分が少ないので、差検出手段4によって演算
された差分も小さくなり、基準データしきい値を越える
ことがないので、動きを検出することは出来ない。これ
に対して遅延出力3g〜3iを選択した場合では、4フ
ィールド目、あるいは5フィールド目に現加算データ1
3と各遅延出力との差がしきい値10を越えるので、動
きを検出することが可能となる。
【0025】一方、図9は物体57が速い速度で動いた
場合の、エリア内信号レベルの加算データの変化の一例
を示す説明図である。物体57が速く動く場合、信号レ
ベルの現加算データ13の変化は図に示すとおり、最初
の数フィールドで急速に変化し、また動きが速くすぐに
検出エリア56を外れてしまうので、5フィールド目に
は再び最初と同じ加算データに戻っている。ここで図8
と同様に検出感度設定手段により基準しきい値信号を1
0に設定する場合、遅延出力3h〜3iを選択した場合
では、現加算データ13と各遅延出力との差がしきい値
10を越えるのは5フィールド目、あるいは6フィール
ド目となり、この時すでに検出エリア内を物体は通り過
ぎてしまっているので、せっかく物体の動きを検出して
も良好な監視を行えない場合がある。これに対して、1
フィールド遅延出力3f、2フィールド遅延出力3gを
選択すると、物体が領域内にとどまっている2フィール
ド目もしくは3フィールド目には現加算データ13との
データの差がしきい値を越えるので、良好に動き検出信
号を出力することが出来る。
【0026】このように、データ遅延可変手段3によっ
てエリア内の加算データの遅延量を物体の動く速度に応
じて可変することにより、常に良好にかつ的確なタイミ
ングで動き検出を行うことが出来る。なお、図4に示す
例は本発明の1実施例であり、遅延回路を増やすことに
よって遅延量を増大させ、さらにゆっくりとした動きに
対応することが可能である事は明らかである。
【0027】また、本第1実施例には次のような効果も
ある。図5はきざみ幅可変手段9の構成を示す。図5に
おいて9aは入力された基準しきい値信号15の各ビッ
トを比較手段5の入力ビットへの割り当てを行うしきい
値ビット選択スイッチ、9bは検出エリア入力手段6か
ら入力されるエリアサイズ信号25に応じて、設定され
た領域のサイズに最も適したビット選択を行うビット選
択信号9cを出力する領域サイズ変換手段である。
【0028】図10〜図12は動作を示す説明図であ
る。例えば図5に示すように比較手段5に時間変動分デ
ータ22が16ビットのデータで入力されているとする
と、これと比較する側であるしきい値も16ビットで入
力されている。一方、図5のように検出感度設定手段8
で設定する基準しきい値信号15が8ビットデータの場
合、基準しきい値信号15の8ビットデータを比較手段
5に入力するしきい値データ16ビットのどのビットに
割り当てるかによって比較しきい値24の可変範囲とき
ざみ幅が違ってくる。これを説明するのが図10であ
る。基準しきい値信号15の8ビットを比較しきい値2
4の上位ビットに割り当てれば可変範囲は広くなるがき
ざみ幅は荒くなり、逆に下位ビットに割り当てれば可変
範囲が小さくなるかわりにきざみ幅は細かくなる。
【0029】一方、モニター上に設定される検出エリア
は図11に示すように、使用者の使い方によって大きく
設定されたり小さく設定されたりする。X,Yで示すエ
リア58のように大きく設定された場合、そのエリア内
の映像信号加算データも大きな値となり時間変動分デー
タ22にも大きな可変範囲が必要となる。逆にx,yで
示す59のように小さく設定された場合は、そのエリア
内の映像信号加算データは大きな値とはならないので、
時間変動分データ22も大きな可変範囲は必要なくな
り、そのぶんきざみ幅が細かい方がしきい値設定時に使
いやすくなる。
【0030】このため領域サイズ変換手段9bにおい
て、図12に示すように設定した検出エリアの大きさか
ら映像信号加算データの時間変化分である時間変動分デ
ータ22の最大値を計算し、最大値に応じて基準しきい
値15の比較しきい値24へのビット割り当てを決める
ビット選択信号9cを発生する。これによってしきい値
ビット選択スイッチ9aを切り替えることにより、検出
エリアのサイズに関わらず、使い勝手が良く良好なしき
い値設定を行うことが出来る。なお、図5で示した構成
は本実施例を説明するための一例であり、比較手段5へ
の比較しきい値24のビット数や基準しきい値15のビ
ット数がエリアサイズの大きさやデジタル変換時の映像
信号階調数に応じて変化する場合も、本実施例の場合と
同様である。
【0031】図13は本発明の第2実施例を示す画像監
視装置のブロック図である。図13において、1a〜1
iまでは動き検出手段であり、モニター上に設定される
検出エリア毎に動き検出を行う。また30は動き方向検
出手段、1a〜1iは動き検出手段、40〜47は動き
方向検出信号であり、それぞれ上下左右、斜め上下左右
方向の動き方向検出信号を表している。また48は設定
された動き検出領域を分割するエリア分割設定手段、4
9は動き検出を行う所定領域への侵入方向を検出するた
めに、侵入方向検出エリアを設定することが出来る。そ
の検出方向を設定する侵入方向設定手段である。他は第
1実施例と同様である。
【0032】次に第2実施例の動作を説明する。図14
は第2実施例のような構成の画像監視装置において、モ
ニター上にて検出エリアを設定した状態を表している。
図14において、60はモニター画面、61はモニター
画面上に設定された検出エリアで、エリア分割設定手段
48によってM領域及びS1領域〜S8領域に分割され
ている状態を示している。62はモニター画面に映され
た物体である。図15は図14のような状態の後、物体
62が検出エリア61内を通り抜ける状態を表してい
る。63、64は物体が移動する方向を示しており、矢
印のように移動するとき、第1実施例と同様にM領域、
S4領域、S2領域、S5領域では物体に動きによって
映像信号の時間的変化が生じ、動き検出信号が出力され
る。
【0033】図16は方向検出手段30における信号処
理の状態を表すフローチャートである。まず64に示す
方向に移動するときは次のようになる。物体62がM領
域に入ったとき、その動きを検出して3の状態に進む。
さらに動き続けてS5領域に入り、M領域の反応がなく
なると4の状態に進む。S2領域、S4領域では動き検
出はされていないのでフローチャートは8の状態に進
み、S5で動き検出されているので9の状態となって右
方向に動き方向検出される。そして右方向動き検出信号
43を出力する。63に示すような方向に物体62が移
動したときも同様で、M領域で動き検出を行いさらに動
いてM領域内では検出しなくなったときに、S2領域で
は動き検出されているので、フローチャートでは4の状
態から5の状態となり、上方向動き検出信号41が出力
される。
【0034】その他の方向の場合も同様で、本実施例の
ように複数の動き検出手段を設け、基準となる領域(M
領域)の周囲を囲むように他の検出エリアを配置するこ
とによって、このようにM領域を抜けてS1領域〜S8
領域に移動する物体の移動方向を検出することが出来
る。このように、動き検出を行うM領域の周囲すべての
方向に他の動き検出エリアを設定することによって、画
面上で物体が移動するすべての方向を検出することが出
来る。また第2実施例の動き方向検出手段30におい
て、図17に示すように大きな物体が画面上を動く場合
でも、図18に示すようなフローチャートによって信号
処理を行うことにより、正確な動き方向を検出すること
が出来る。
【0035】図17は設定した検出エリアに対して移動
する物体が検出エリアをはみ出す程度に大きい場合を示
している。65は検出エリアでM領域及びS1領域〜S
8領域に分割されている。66、67は物体の動く方向
で、68はモニター上に設定された検出エリア内を移動
する物体である。図17のように移動物体が大きい時、
例えば67のように物体が移動する場合、M領域を通り
過ぎた後動き検出はS5領域だけでなく、S3領域やS
8領域で同時に検出される。66の場合も同様で、S2
領域で動き検出されると同時に、S3領域やS1領域で
も動き検出される場合がある。このような場合、図18
のようなフローチャートで信号処理を行うと、良好に動
き方向を検出することが出来る。
【0036】図17において66のように物体が移動す
る場合、M領域で動き検出され、上方向に移動してM領
域から抜けてM領域で動き検出がなくなった後、S2領
域、あるいは(S1,S2)領域、あるいは(S2,S
3)領域、あるいは(S1,S2,S3)領域、それぞ
れの領域で同時に動き検出されたときは上方向の動き方
向検出があると判断して、動き方向検出信号41を出力
する。67のように移動する場合でも、M領域を抜けて
動き検出がなくなった後、S5領域、あるいは(S1,
S2)領域、あるいは(S2,S3)領域、あるいは
(S1,S2,S3)領域、それぞれの領域で同時に動
き検出されたときは右方向の動き方向検出があると判断
して、動き方向検出信号44を出力する。
【0037】他の方向でも同様で、M領域に動き検出信
号がなくなった後、S7領域、あるいは(S6,S7)
領域、あるいは(S7,S8)領域、あるいは(S6,
S7,S8)領域、それぞれの領域で同時に動き検出さ
れたときは下方向の動き方向検出があると判断して動き
方向検出信号42を出力し、S4領域、あるいは(S
1,S4)領域、あるいは(S4,S6)領域、あるい
は(S1,S4,S6)領域、それぞれの領域で同時に
動き検出されたときは右方向の動き方向検出があると判
断して、動き方向検出信号43を出力する。このよう
に、基準となるM領域の動き検出信号がなくなってか
ら、その周囲に配置された複数の検出エリアから同時に
動き検出信号が出力されても、良好に動き方向を検出す
ることが出来る。
【0038】図19は、侵入方向設定手段において、物
体が図14で設定したM領域へと侵入してくる方向を検
出する信号処理を説明するフローチャートである。本実
施例では、物体侵入の検出方向を、侵入方向設定手段4
9によって左方向(S4方向)に設定した場合について
図15を用いて説明する。物体が図15の63もしくは
64のように、S4領域の方向(左方向)から移動して
くると、S4領域から動き検出信号が出力され、図19
のフローチャートにおいて3の状態に進む。そしてその
まま物体がM領域にはいるとM領域から動き信号が出力
されるので、図19のフローチャート4の状態に進み、
左方向からM領域への侵入を検出できる。同様に侵入方
向設定手段によって侵入の検出方向をS1〜S8のいず
れかに設定すれば、画面上のすべての方向からのM領域
への侵入方向を検出できる。この図19のような信号処
理と、図16、図18に示す信号処理とを組み合わせる
ことにより、物体が移動していく方向のみならず、物体
が侵入してくる方向も検出できるので、より正確な監視
を行える画像監視装置を実現できる。
【0039】図20は本発明の第3実施例を示す構成図
である。図20において68は所定時間内における映像
信号レベルの時間的変動差分である時間変動分データ2
2の最大値の値を記憶する最大変動差分記憶手段、69
は最大変動差分記憶手段68から出力された時間変動分
データ22の所定の値と、外部より入力されたしきい値
とを加算するしきい値加算器、70は時間変動分データ
22の所定の値に比較しきい値分の信号階調数を加えた
初期変動加算しきい値である。他は第1実施例と同じで
ある。
【0040】次に第3実施例の動作を図21〜図23を
用いて説明する。図21は第3実施例のような構成の画
像監視装置によって、ある風景の監視を行った一例であ
る。図21において,71はモニター画面、72はモニ
ター画面上に設定された第1の検出エリア、73は第2
の検出エリア、74は樹木である。このような風景を図
21のような検出エリアで監視を行う場合、たとえモニ
ター画面上に人や車などの明らかな移動物体がない場合
でも、例えば樹木が風によって揺らされる等の事によっ
て映像信号レベルに時間的な変動が生じ、時間差分デー
タ22が出力される場合がある。これを説明するのが図
22及び図23である。図22及び図23において、7
5、77は第1及び第2の検出エリア内の樹木の揺れ等
明らかな移動物体(人や車など本来監視するべき物体)
以外の要因によって発生している時間差分データ22の
時間的変動量、76、78はそれぞれの検出エリアごと
に設定された初期変動加算しきい値の設定階調数であ
る。
【0041】風などの要因により発生する樹木の揺れな
ど、本来監視すべき対象ではない物体の動きによって発
生する映像信号レベルの時間的変動は、図22、図23
の75、77に示すように急に大きくなったり急に小さ
くなったりせず、小さな変動をゆっくりと繰り返す場合
が多い。よって図20の第2実施例のような構成におい
て、監視を始めてから所定時間内のこのような時間変動
分データ22の変動の所定の値(この説明図では最大
値、図22中α及び図23中β)を記憶しておき、この
所定値に検出感度設定手段8によって設定されるしきい
値(図22、22中A)を、しきい値加算器69によっ
て加えた値を初期変動加算しきい値70として比較手段
5に入力して動き検出を行う。
【0042】これにより、本来監視すべき対象ではない
物体の動きによって発生する映像信号レベルの時間的変
動によって誤動作が起こらず、しかも常に検出感度設定
手段8によって設定したしきい値に応じた正確な動き検
出を行う動き検出手段を実現できる。また複数のエリア
毎に、本来監視すべき対象ではない物体の動きによって
発生する映像信号レベルの時間的変動を考慮して別々に
しきい値を設定する必要なく、すべてのエリアについて
検出感度設定手段8によって設定したしきい値によって
動き検出が行えるので、しきい値設定に手間のかからな
い使い勝手のよい画像監視装置を実現できる。
【0043】
【発明の効果】動き方向検出手段は、モニター画面上に
複数個設定された検出エリアにおいて発生する動き検出
信号の時間的な発生タイミングの違いによって、モニタ
ー画面上を移動する物体の移動方向を検出することが出
来る。エリア分割設定手段は、動き検出エリアを分割す
ることによって、動き検出基準エリアの周囲すべての方
向に複数の検出エリアを配置し、基準エリアの動き検出
出力に対する周囲エリアからの動き検出出力に応じて、
画面上で移動する物体のすべての方向を検出できる。侵
入方向設定手段は、画面上で分割設定した基準エリアの
周囲に配置された上記複数の検出エリアから物体が侵入
してくるのを検出するための検出エリアを設定すること
が出来る。
【0044】きざみ幅可変手段は、画面上に設定した領
域の大きさに応じて、映像信号の時間的変化を検出する
ためのしきい値のきざみ幅を最も適切な値に可変設定す
る事ができる。データ遅延可変手段は、外部からの設定
により映像信号の時間的な遅延量を物体の動く速度に応
じて可変することができる。変動差分記憶手段及びしき
い値加算手段は、モニター画面中の本来監視対象ではな
い物体の動きなどによって発生する映像信号レベルの所
定時間での時間的変動量を記憶し、検出感度設定手段に
よって設定されたしきい値を加算して比較しきい値とす
ることによって、前記時間的変動による信号レベル変動
を誤って動き検出するというような誤動作することがな
くなり、かつ複数の検出エリアにわたって同時に正確な
しきい値を設定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示す構成図。
【図2】第1実施例によって物体の動き方向検出を行う
動作を説明する説明図。
【図3】動き方向検出手段での信号処理を説明するフロ
ーチャート。
【図4】データ遅延可変手段の構成を示す構成図。
【図5】きざみ幅可変手段の構成を示す構成図。
【図6】モニター画面上に設定された検出エリア内に物
体が進入する様子を表す説明図。
【図7】図6の場合に、検出エリアから出力される映像
信号レベルの加算出力をデータ遅延手段によって遅延さ
せた出力を説明する説明図。
【図8】図6のにおいて物体がゆっくりと移動する場合
に、検出エリアから出力される映像信号レベルの加算出
力をデータ遅延可変手段によって遅延させた出力を説明
する説明図。
【図9】図6のにおいて物体が速い速度で移動する場合
に、検出エリアから出力される映像信号レベルの加算出
力をデータ遅延可変手段によって遅延させた出力を説明
する説明図。
【図10】比較手段へ入力するしきい値のビット割り当
てによるしきい値可変範囲としきい値きざみ幅との関係
を説明する説明図。
【図11】モニター画面上に設定した異なったサイズの
検出エリアを説明する説明図。
【図12】検出エリアのサイズに応じたしきい値のビッ
ト割り当てを説明する説明図。
【図13】本発明の第2実施例を説明する説明図。
【図14】第2実施例のような構成によってモニター画
面上に検出エリアを設定した場合を説明する説明図。
【図15】第2実施例のような構成によって物体の移動
方向を検出する動作を説明する説明図。
【図16】第2実施例における動き方向検出手段の信号
処理を説明するフローチャート。
【図17】第2実施例のような構成によって大きな物体
の移動方向を検出する動作を説明する説明図。
【図18】図17の場合の、動き方向検出手段の信号処
理を説明するフローチャート。
【図19】図15の場合の、物体が侵入してくる侵入方
向を検出する信号処理を説明するフローチャート。
【図20】本発明の第3実施例の構成を説明する説明
図。
【図21】第3実施例の動作を説明する説明図。
【図22】第3実施例におけるしきい値設定方法を説明
する説明図。
【図23】第3実施例におけるしきい値設定方法を説明
する説明図。
【図24】従来の動き検出手段の構成図。
【図25】従来の動き検出手段の構成において、しきい
値設定を行う場合を説明する説明図。
【図26】従来の動き検出手段の構成において、物体が
ゆっくり動いた場合を説明する説明図。
【図27】従来の動き検出手段の構成において、物体が
速い速度で動いた場合を説明する説明図。
【図28】従来の動き検出手段の構成において、動き検
出を行った場合を説明する説明図。
【図29】従来の動き検出手段の構成において、時間経
過に伴って検出エリアから出力される映像信号レベルの
変動量。
【図30】従来の動き検出手段の構成において、時間経
過に伴って検出エリアから出力される映像信号レベルの
変動量。
【符号の説明】
1 動き検出手段 2 入力データ加算手段 3 データ遅延可変手段 4 差検出手段 5 比較手段 6 検出手段設定手段 7 遅延量設定手段 8 検出感度設定手段 9 きざみ幅可変手段 10 動き方向検出手段 11 デジタル映像信号 12 エリア信号 13 現加算データ 14 遅延加算データ 15 基準しきい値信号 16 遅延設定信号 17 入力映像信号 18・19 動き検出信号 20・21 動き方向検出信号 22 時間変動分データ 23 A/D変換器 24 比較しきい値 25 エリアサイズ信号 30 動き方向検出手段 31〜39 動き検出信号 40〜47 動き方向検出信号 48 エリア分割設定手段 49 侵入方向設定手段 68 変動差分記憶手段 69 しきい値加算器 70 初期変動加算しきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 25/00 510 M 8621−2E H04N 7/18 K (72)発明者 堀内 直 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 山下 和也 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号レベルの時間的な変動差分を検
    出する事によって映像信号中の物体の動きを検出する複
    数の動き検出手段を具備した画像監視装置において、 所定箇所に設定された上記動き検出を行う領域を複数個
    に分割して設定するとともに、第1の動き検出手段の周
    囲すべての方向に他の動き検出手段を配設し、上記第1
    の動き手段の出力を基準として他の動き検出手段からの
    出力に応じて、映像信号中のすべての方向への物体の移
    動する方向を検出する領域設定手段を備えたことを特徴
    とする画像監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像監視装置において、
    分割された領域に配設された上記複数の動き検出手段の
    うち、第1の動き検出手段の出力がなくなった時、第1
    の動き検出手段に隣接して設定されている他の動き検出
    手段から同時に出力される複数の信号に応じて、映像信
    号中の物体の移動するすべての方向を検出する動き方向
    検出手段を備えたことを特徴とする画像監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像監視装置において、
    上記第1の動き検出手段の周囲すべての方向に配置され
    た他の動き検出手段のうち、所定の第2の動き検出手段
    を設定する侵入方向設定手段と、前記第2の動き検出手
    段からの出力を基準として、隣接する他の動き検出手段
    からの出力に応じて、映像信号中の物体の移動する方向
    を検出する動き方向検出手段とを備えたことを特徴とす
    る画像監視装置。
  4. 【請求項4】 映像信号レベルの時間的な変動差分を検
    出する事によって映像信号中の物体の動きを検出する複
    数の動き検出手段を具備した画像監視装置において、複
    数の上記動き検出手段のうち、所定箇所に設定された第
    1の動き検出手段からの出力がなくなった時、上記第1
    の動き検出手段に対する第2の動き検出手段からの出力
    タイミングのずれ、及び設定箇所の違いに応じて、映像
    信号中の物体の動く移動方向を検出する動き方向検出手
    段を備えたことを特徴とする画像監視装置。
  5. 【請求項5】 映像信号レベルの時間的な変動差分を検
    出する事によって映像信号中の物体の動きを検出する複
    数の動き検出手段を具備した画像監視装置において、映
    像信号を時間的に遅延させた信号と、遅延させない信号
    とを比較することによって映像信号レベルの時間的な変
    動差分を検出する動き検出手段と、信号を遅延する時間
    を可変するデータ遅延可変手段を備えたことを特徴とす
    る画像監視装置。
  6. 【請求項6】 映像信号レベルの時間的な変動差分を検
    出する事によって映像信号中の物体の動きを検出する複
    数の動き検出手段を具備した画像監視装置において、映
    像信号レベルの時間的変動差分を得るために、動き検出
    手段の設定された領域の大きさに応じて、前記領域内の
    信号レベル変動を検出するしきい値のきざみ値を可変す
    るしきい値きざみ可変手段を備えたことを特徴とする画
    像監視装置。
  7. 【請求項7】 映像信号レベルの時間的な変動差分を検
    出する事によって映像信号中の物体の動きを検出する複
    数の動き検出手段を具備した画像監視装置において、あ
    る所定時間に生じている上記領域内の映像信号レベルの
    時間的変動差分を記憶する変動差分記憶手段と、前記記
    憶手段からの出力に応じてしきい値を可変制御するしき
    い値加算手段とを具備した動き信号検出手段を備えたこ
    とを特徴とする画像監視装置。
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