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JPH08171243A - 自動濃度調節方法及び装置 - Google Patents

自動濃度調節方法及び装置

Info

Publication number
JPH08171243A
JPH08171243A JP6325714A JP32571494A JPH08171243A JP H08171243 A JPH08171243 A JP H08171243A JP 6325714 A JP6325714 A JP 6325714A JP 32571494 A JP32571494 A JP 32571494A JP H08171243 A JPH08171243 A JP H08171243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ads
sensor
density
document
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6325714A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyuki Suzuki
公之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6325714A priority Critical patent/JPH08171243A/ja
Publication of JPH08171243A publication Critical patent/JPH08171243A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、常に適正な画像濃度調節を行える
ようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、任意の原稿の地肌濃度をセンサ
で自動的に測定し、制御手段40〜44によりそのセン
サの出力値xと,既に記憶手段に記憶されている基準原
稿地肌濃度に対する前記センサの出力値dと,定数a,
b,cからVB(AD S)=a(x−d)2+b(x−d)+
cなる式で画像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この
制御量VB(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度
を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成方法における自
動濃度調節方法、及び複写機,ファクシミリなどの画像
形成装置における自動濃度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えばアナログ複写機で
は、図20に示すように原稿台11上にセットされた原
稿12をランプ13、ランプヒータ14及び反射板15
からなる露光用光源により照明してその反射光を所定の
光学系を介して感光体に結像すると同時に、露光用光源
及び可動光学系からなるスキャナ(光学テーブル)の移
動により原稿を走査して原稿画像の露光を行っている。
上記感光体は、感光体ドラムや感光体ベルトなどが用い
られ、帯電装置により均一に帯電された後に上記原稿画
像の露光により静電潜像が形成される。この静電潜像
は、現像装置により現像されてトナー像となり、転写装
置により転写紙に転写されて定着装置により定着され
る。現像装置は現像バイアス電源から現像バイアス電圧
が印加される。このようなアナログ複写機には原稿の地
肌濃度に応じて現像バイアス電圧を制御することで画像
濃度を自動的に調節する自動濃度調節装置が設けられて
いる。この自動濃度調節装置では、図21にも示すよう
に光学テーブルのホームポジションより光軸方向へ26
mm離れた点から光軸方向へ50mmの長さを有する範
囲を原稿地肌濃度検出領域とし、スキャナが原稿地肌濃
度検出領域を往動する時に露光用光源により原稿台11
上の原稿12を照射してその反射光を光ファイバー16
を介してメイン制御板17内に導入して自動濃度調節用
センサ(以下ADSセンサと呼ぶ)18で光電変換して
いる。また、露光用光源からの光が光ファイバー16を
介して調光センサ19により受光される。メイン制御板
17は、光学テーブルが原稿地肌濃度検出領域を往動す
る時におけるADSセンサ18の出力値が最も高い値を
基準値と比較し、その高い値が基準値より高い(明る
い)か低い(暗い)かにより現像バイアス電圧を図22
に示すように階段状、もしくは直線的に変化させて画像
濃度を一定に保つようにしている。現像バイアス電圧を
階段状に変化させる方式は階段状フィードバック方式と
呼ばれ、現像バイアス電圧を直線的に変化させる方式は
直線回帰方式と呼ばれる。
【0003】なお、上記基準値については、メインスイ
ッチのオン後(定着装置の定着温度が100℃以下のと
き)に原稿台11の光学テーブルホームポジション側端
部裏側に設けられている白色パターンからなる基準濃度
パターン20を露光用光源により一定の光量で照射し、
その反射光を光ファイバー16を介してADSセンサ1
8で光電変換してその値が3.2Vになるように自動的
に設定し、その設定した値を上記基準値としている。
【0004】また、特開昭61ー52658号公報に
は、原稿濃度検出センサ出力と基準値とを演算し、その
結果により画像形成手段を制御する画像形成装置が記載
されている。特開昭61ー151666号公報には、原
稿濃度検出センサ出力により光量及びプロセス手段を制
御する像形成装置が記載されている。特開昭61ー33
048号公報には、画像濃度を判定する画像濃度検出装
置において、光ファイバの第1開口に筒状の光遮蔽物を
設けたことを特徴とする画像濃度検出装置が記載されて
いる。
【0005】特開昭61ー68262号公報には、自動
的に原稿を取り込む原稿送り装置と、原稿濃度を検出す
る濃度検出センサを有することを特徴とする自動原稿濃
度検出装置が記載されている。特開昭61ー99146
号公報には、濃度検出ユニットからの信号線をフレキシ
ブルプリント板で構成するとともに光源への電力供給の
フレキシブルプリント板と一体的に形成したことを特徴
とする原稿濃度検出装置が記載されている。
【0006】特開昭61ー157952号公報には、濃
度センサをプラテンに面した領域で回動させ濃度を検知
することを特徴とする複写機の原稿濃度検知装置が記載
されている。特開昭62ー73749号公報には、標準
白板の白度を白紙程度にしたことを特徴とする画像形成
装置が記載されている。特開昭62ー103661号公
報には、白色原稿の反射光量を記憶し、実際の原稿の反
射光量と前記記憶した反射光量との比較によりコピー形
成条件を変化させる電子複写機の画像調整方法が記載さ
れている。
【0007】特開昭62ー169182号公報には、標
準白色板からの反射光量を記憶し、実際の原稿濃度を補
正する複写機等における画像濃度調整方法が記載されて
いる。特開昭62ー19654号公報には、光源から原
稿に光を照射し、その反射光を光センサにより受光して
画像濃度を検出し、この画像濃度に応じて光量又は現像
バイアス等を制御するトナー濃度自動調整機能を有する
複写機が記載されている。特開昭63ー73749号公
報には、標準白板の白度を白紙程度にしたことを特徴と
する画像形成装置が記載されている。
【0008】特開昭63ー100742号公報には、原
稿濃度検知手段周囲に黒色ブラシ状の遮光部材を有する
ことを特徴とする電子写真複写装置が記載されている。
特開昭63ー240540号公報には、自動露光量制御
モード時の失敗を防止するようにした画像形成装置が記
載されている。特開平1ー85838号公報には、原稿
像受光手段に照射される直前の原稿反射光の光量に基づ
いて得られた最高電圧の値に基づいて現像バイアスを補
正するようにした複写機が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本来、自動濃度調節装
置のユーザ使用頻度は非常に高い(90%以上)。複写
機等の画像形成装置にとっては、自動濃度調節装置がそ
れだけ重要な機能の1つである。この自動濃度調節装置
を実現するためには、現像バイアスフィードバック量
(原稿地肌濃度に応じて現像バイアスを制御する量)を
図23に示すような感光体感度特性により近づける必要
がある。上述した従来の自動濃度調節装置では、ADS
センサ18の出力値の最も高い値が基準値より高いか低
いかにより現像バイアス電圧を階段状、もしくは直線的
に変化させるので、原稿地肌濃度に該当する電位分を忠
実に現像バイアスにフィードバックすることができず、
画像濃度調節を適正に行うことができない。このため、
現像バイアスフィードバック量による補正が過多になっ
たり不足したりし、常に良好な地肌の抜けた画像を形成
することはできない。
【0010】本発明は、上記問題点を改善し、常に適正
な画像濃度調節を行うことができる自動濃度調節方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、任意の原稿に基づいて画像
形成を行う画像形成方法において、前記任意の原稿の地
肌濃度をセンサで自動的に測定し、このセンサの出力値
xと,既に記憶手段に記憶されている基準原稿地肌濃度
に対する前記センサの出力値dと,定数a,b,cから
B(ADS)=a(x−d)2+b(x−d)+cなる式で
画像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この制御量V
B(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調節す
る。
【0012】請求項2記載の発明は、任意の原稿に基づ
いて画像形成を行う画像形成装置において、原稿の地肌
濃度を自動的に測定するセンサと、基準原稿地肌濃度に
対する前記センサの出力値x0を記憶する記憶手段と、
前記任意の原稿に対するセンサの出力値xと,前記記憶
手段に記憶されているx0と,定数a,b,cからVB
(ADS)=a(x−x02+b(x−x0)+cなる式で画
像形成条件の制御量VB (ADS)を求め、この制御量V
B(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調節す
る制御手段とを備えたものである。
【0013】請求項3記載の発明は、露光用光源を用い
て任意の原稿に基づく画像形成を行う画像形成装置にお
いて、原稿の地肌濃度を自動的に測定するセンサと、前
記露光用光源の発光光量を検出する光量検出手段と、基
準原稿地肌濃度に対する前記センサの出力値dを記憶す
る記憶手段と、前記任意の原稿に基づく画像形成を行わ
ない所定のタイミングにおける前記露光用光源の発光光
量に対する前記光量検出手段の出力値A0と,前記任意
の原稿に基づく画像形成を行う時における前記露光用光
源の発光光量に対する前記光量検出手段の出力値A
1と,前記任意の原稿に対するセンサの出力値xと,前
記記憶手段に記憶されているdと,定数a,b,cから
B(ADS)=a{x×(A0/A1)−d}2+b{x×
(A0/A1)−d}+cなる式で画像形成条件の制御量
B(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により画像形成条
件を制御して画像濃度を調節する制御手段とを備えたも
のである。
【0014】請求項4記載の発明は、露光用光源を用い
て任意の原稿に基づく画像形成を行う画像形成装置にお
いて、原稿の地肌濃度を自動的に測定するセンサと、前
記露光用光源の発光光量を検出する光量検出手段と、基
準原稿地肌濃度に対する前記センサの出力値x0を記憶
する記憶手段と、前記任意の原稿に基づく画像形成を行
わない所定のタイミングにおける前記露光用光源の発光
光量に対する前記光量検出手段の出力値A0と,前記任
意の原稿に基づく画像形成を行う時における前記露光用
光源の発光光量に対する前記光量検出手段の出力値A1
と,前記任意の原稿に対するセンサの出力値xと,前記
記憶手段に記憶されているx0と,定数a,b,cから
B(ADS)=a{x×(A0/A1)−x02+b{x×
(A0/A1)−x0}+cなる式で画像形成条件の制御
量VB(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により画像形成
条件を制御して画像濃度を調節する制御手段とを備えた
ものである。
【0015】
【作用】請求項2記載の発明では、原稿の地肌濃度が自
動的にセンサにより測定され、基準原稿地肌濃度に対す
るセンサの出力値x0が記憶手段で記憶される。制御手
段は、任意の原稿に対するセンサの出力値xと,記憶手
段に記憶されているx0と,定数a,b,cからV
B(ADS)=a(x−x02+b(x−x0)+cなる式で
画像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この制御量V
B(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調節す
る。
【0016】請求項3記載の発明では、原稿の地肌濃度
が自動的にセンサにより測定され、露光用光源の発光光
量が光量検出手段により検出され、基準原稿地肌濃度に
対するセンサの出力値dが記憶手段で記憶される。制御
手段は、任意の原稿に基づく画像形成を行わない所定の
タイミングにおける露光用光源の発光光量に対する光量
検出手段の出力値A0と,任意の原稿に基づく画像形成
を行う時における露光用光源の発光光量に対する光量検
出手段の出力値A1と,任意の原稿に対するセンサの出
力値xと,記憶手段に記憶されているdと,定数a,
b,cからVB(AD S)=a{x×(A0/A1)−d}2
b{x×(A0/A1)−d}+cなる式で画像形成条件
の制御量VB(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により画
像形成条件を制御して画像濃度を調節する。
【0017】請求項4記載の発明では、原稿の地肌濃度
が自動的にセンサにより測定され、露光用光源の発光光
量が光量検出手段により検出され、基準原稿地肌濃度に
対するセンサの出力値x0が記憶手段で記憶される。制
御手段は、任意の原稿に基づく画像形成を行わない所定
のタイミングにおける露光用光源の発光光量に対する光
量検出手段の出力値A0と,任意の原稿に基づく画像形
成を行う時における露光用光源の発光光量に対する光量
検出手段の出力値A1と,任意の原稿に対するセンサの
出力値xと,記憶手段に記憶されているx0と,定数
a,b,cからVB (ADS)=a{x×(A0/A1)−
02+b{x×(A0/A1)−x0}+cなる式で画
像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この制御量V
B(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調節す
る。
【0018】
【実施例】自動濃度調節装置において、あらかじめ感光
体特性をサンプリングしてn次回帰式を求め、ADSセ
ンサの出力値の最も高い値が基準値より高いか低いかに
より現像バイアス電圧をn次回帰式で変化させた場合、
n次回帰式を図19に示すような次の2次回帰式として
も十分に適正な画像濃度調節を行えることが判明した。
【0019】VB(ADS)=ax2+bx+c VB(ADS):現像バイアスフィードバック量、x:ADS
センサ18の出力値の最も高い値、a:2次回帰係数、
b:1次回帰係数、c:定数 係数a,b,cをあらかじめRAMに記憶させておけ
ば、ADSセンサの出力値に応じてより現実に近い適正
な現像バイアスフィードバック量VADSを得ることがで
きる。本発明は、この点に着目してなされたものであ
り、現像バイアスの現像バイアスフィードバック量によ
る補正が過多になったり不足したりすることを防止で
き、常に良好な地肌の抜けた画像を形成することができ
る。
【0020】図2は請求項1記載の発明を応用したアナ
ログ複写機からなる画像形成装置の一例の概略を示し、
図3はその一部を示す。
【0021】このアナログ複写機においては、感光体か
らなる像担持体21は、例えば感光体ドラムが用いら
れ、複写動作時にはモータにより回転駆動されて帯電用
チャージャからなる帯電手段22により均一に帯電され
た後に露光手段による原稿画像の露光で静電潜像が形成
される。この静電潜像は、現像装置23により現像され
てトナー像となり、給紙装置から給送されてきた転写紙
24へ転写用チャージャからなる転写手段25により転
写される。
【0022】この転写紙24は、分離用チャージャから
なる分離手段26により感光体ドラム21から分離さ
れ、定着装置によりトナー像が定着されて外部へコピー
として排出される。また、感光体ドラム21は、転写紙
分離後にクリーニング装置27によりクリーニングされ
て残留トナーが除去され、除電器28により除電されて
次の複写動作に備える。現像装置23は現像バイアス電
源29から現像バイアス電圧が印加される。
【0023】上記露光手段では、原稿台30上にセット
された任意の原稿31がランプ32、ランプヒータ33
及び反射板34からなる露光用光源により照明されてそ
の反射光が所定の光学系を介して感光体ドラム21上に
結像されると同時に、露光用光源及び可動光学系(上記
光学系の一部)からなる光学テーブル(スキャナ)の移
動により原稿台30上の原稿31を走査して原稿画像の
露光を行う。
【0024】また、光ファイバ35,36の一端部は光
学テーブルと一体に固定され、露光用光源により原稿台
30上の原稿31が照射されてその反射光が光ファイバ
ー35を介して制御手段たるメイン制御板37内に導入
されてADSセンサ38で光電変換される。また、露光
用光源からの光が光ファイバー36を介してメイン制御
板37内に導入されて調光センサ39で光電変換され
る。この光ファイバー35、ADSセンサ38及びメイ
ン制御板37は自動濃度調節装置を構成する。
【0025】メイン制御板37は、光学テーブルが原稿
地肌濃度検出領域を往動する時におけるADSセンサ3
8の出力値が最も高い値を原稿地肌濃度として測定し、
その測定値に応じて2次回帰式で現像バイアス電源29
を制御して現像バイアス電圧を変化させることにより複
写画像濃度を一定に保つ。原稿地肌濃度検出領域は例え
ば図4に示すように光学テーブルのホームポジションよ
り光軸方向(光学テーブル往復方向)へ26mm離れた
点から光軸方向へ50mmの長さを有する範囲である。
【0026】図1は自動濃度調節装置のシステム構成を
示す。メイン制御板37は複写プログラムを実行するマ
イクロCPU40、バス41、読み出し専用メモリ(R
OM)42、読み書き両用メモリ(RAM)43、入出
力ポート44を用いて構成され、ROM42、RAM4
3及び入出力ポート44はバス41を通してマイクロC
PU40に接続されている。ADSセンサ38の出力値
は入力部45より入出力ポート44に入力され、調光セ
ンサ39の出力値は入力部46より入出力ポート44に
入力される。現像バイアス制御信号は入出力ポート44
から現像バイアス電源29へ出力され、操作表示パネル
47が入出力ポート44に接続される。また、本複写機
の各部は入出力ポート44に接続されて入出力ポート4
4からの制御信号により制御される。RAM43は不揮
発性を有する。
【0027】次に、本例の自動濃度調節について説明す
る。
【0028】図6は本例における自動濃度調節に関する
制御の流れを示すフローチャートである。図5に示すよ
うに原稿台(コンタクトガラス)30上に任意の原稿3
1がセットされて操作表示パネル47のスタートキーが
押されると(S1)、マイクロCPU40はスタートキ
ーからの入力信号により上記複写動作を実行させるが、
その複写動作における現像装置23の現像動作前に自動
濃度調節を行う。すなわち、マイクロCPU40は光学
テーブルの走査(スキャン)を開始させて光学テーブル
がホームポジションから光軸方向へ26mm離れた位置
(原稿地肌濃度検出領域の始点)に達したか否かを判断
し、光学テーブルがホームポジションから光軸方向へ2
6mm離れた位置に達した時には原稿台30上にセット
された原稿31に対するADSセンサ38の出力値を入
力部45より入出力ポート44を介して取り込んでRA
M43に格納するという測定動作を開始する(S2)。
【0029】そして、マイクロCPU40は、光学テー
ブルが原稿地肌濃度検出領域の始点より光軸方向へ50
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の終点)に達し
たか否かを判断して光学テーブルが原稿地肌濃度検出領
域の終点に達した時には測定動作を終了し(S3)、今
RAM43に格納した測定データ(ADSセンサ38の
出力値)のうちの最大値xmaxを求めてRAM43に原
稿31の地肌濃度データxとして格納する(S4)。
【0030】次に、マイクロCPU40は、ROM42
に予め記憶されている基準原稿地肌濃度に対するADS
センサ38の出力値d、定数a,b,c、VB(ADS)=a
(xmax−d)2+b(xmax−d)+cなる2次回帰式
(自動濃度調節式:ADS制御式)を読み込み、このV
B(ADS)=a(xmax−d)2+b(xmax−d)+cなる
式に今読み込んだd,a,b,cとRAM43内のxma
xを代入して現像バイアスフィードバック量VB(ADS)
計算する。そして、マイクロCPU40は、その計算結
果VB(ADS)を図7に示すように所定の上限値以下に制限
して入出力ポート44を介して現像バイアス電源29へ
出力して現像バイアス電源29を制御することにより現
像バイアス電圧を原稿31の地肌濃度に応じてVB(ADS)
=a(xmax−d)2+b(xmax−d)+cなる2次回
帰式で変化させて(補正して)複写画像濃度が適正な濃
度となるようにし(S5,S6)、その補正した現像バ
イアス電圧にて上述した複写動作を行わせて適正な濃度
のコピーを作成させる。
【0031】この例では、自動濃度調節式を2次回帰式
としたので、現実に近い適正な現像バイアスフィードバ
ック量VB(ADS)を得ることができ、常に適正な画像濃度
調節を行うことができる。
【0032】図8及び図9は請求項2記載の発明を応用
したアナログ複写機の一例における自動濃度調節に関す
る制御の流れを示すフローチャートである。この例で
は、上記アナログ複写機の例において、図8及び図9に
示すように自動濃度調節を行う。すなわち、図10に示
すように原稿台30上に基準となる濃度を有する原稿4
8がセットされてテストキーが押されると(S7)、マ
イクロCPU40はテストキーからの入力信号により光
学テーブルの走査(スキャン)を開始させて光学テーブ
ルがホームポジションから光軸方向へ26mm離れた位
置(原稿地肌濃度検出領域の始点)に達したか否かを判
断し、光学テーブルが原稿地肌濃度検出領域の始点に達
した時には原稿台30上にセットされた基準濃度の原稿
48に対するADSセンサ38の出力値を入力部45よ
り入出力ポート44を介して取り込んでRAM43に格
納するという測定動作を開始する(S8)。
【0033】そして、マイクロCPU40は、光学テー
ブルが原稿地肌濃度検出領域の始点より光軸方向へ50
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の終点)に達し
たか否かを判断して光学テーブルが原稿地肌濃度検出領
域の終点に達した時には測定動作を終了し(S9)、今
RAM43に格納した測定データ(ADSセンサ38の
出力値)のうちの最大値x0maxを求めてRAM43に基
準原稿地肌濃度に対する測定データ(ADSセンサ38
の出力値)として格納し(S10)、光学テーブルをホ
ームポジションに戻してテスト動作を終了する(S1
1)。この作業S7〜S11は本複写機の工場出荷前に
実施される。
【0034】また、図5に示すように原稿台30上に任
意の原稿31がセットされて操作表示パネル47のスタ
ートキーが押されると(S12)、マイクロCPU40
はスタートキーからの入力信号により上記複写動作を実
行させるが、その複写動作における現像装置23の現像
動作前に自動濃度調節を行う。すなわち、マイクロCP
U40は光学テーブルの走査(スキャン)を開始させて
光学テーブルがホームポジションから光軸方向へ26m
m離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の始点)に達した
か否かを判断し、光学テーブルがホームポジションから
光軸方向へ26mm離れた位置に達した時には原稿台3
0上にセットされた原稿31に対するADSセンサ38
の出力値を入力部45より入出力ポート44を介して取
り込んでRAM43に格納するという測定動作を開始す
る(S13)。
【0035】そして、マイクロCPU40は、光学テー
ブルが原稿地肌濃度検出領域の始点より光軸方向へ50
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の終点)に達し
たか否かを判断して光学テーブルが原稿地肌濃度検出領
域の終点に達した時には測定動作を終了し(S14)、
今RAM43に格納した測定データ(ADSセンサ38
の出力値)のうちの最大値xmaxを求めてRAM43に
原稿31の地肌濃度データとして格納する(S15)。
【0036】次に、マイクロCPU40は、ROM42
に予め記憶されている定数a,b,c、VB(ADS)=a
(xmax−x0max)2+b(xmax−x0max)+cなる2
次回帰式(自動濃度調節式:ADS制御式)を読み込
み、RAM43からx0max,xmaxを読み込んでV
B(ADS)=a(xmax−x0max)2+b(xmax−x0max)
+cなる式に今読み込んだa,b,c、x0max,xmax
を代入して現像バイアスフィードバック量VB(ADS)を計
算する(S16)。
【0037】そして、マイクロCPU40は、その計算
結果VB(ADS)を図11に示すように所定の上限値以下に
制限して入出力ポート44を介して現像バイアス電源2
9へ出力して現像バイアス電源29を制御することによ
り現像バイアス電圧を原稿31の地肌濃度に応じてV
B(ADS)=a(xmax−x0max)2+b(xmax−x0max)
+cなる2次回帰式で変化させて(補正して)複写画像
濃度が適正な濃度となるようにし(S17)、その補正
した現像バイアス電圧にて上述した複写動作を行わせて
適正な濃度のコピーを作成させる。
【0038】この例では、上述の例と同様な効果が得ら
れるだけでなく、工場出荷前にx0maxを求めるので、機
械毎のADSセンサ38の出力値のバラツキを吸収する
ことができる。
【0039】図12は請求項3記載の発明を応用したア
ナログ複写機の一例における自動濃度調節に関する制御
の流れを示すフローチャートである。この例では、上記
アナログ複写機の例において、図12に示すように自動
濃度調節を行う。すなわち、本複写機のメインスイッチ
がオンされて電源が投入されると、マイクロCPU40
は、定着装置の定着温度を検知するセンサからの入力信
号により定着装置の定着温度が100℃以下であるかど
うかを判断し、朝一番などにメインスイッチがオンされ
て定着温度が100℃以下である場合にはランプ32を
オンさせて調光センサ39の出力値A0を入力部46か
ら入出力ポート44を介して読み込んでRAM43に格
納し(S18)、所定の条件が成立して複写可能状態に
なることにより複写待機状態とする。
【0040】複写待機状態にて図13に示すように原稿
台30上に任意の原稿31がセットされてスタートキー
が押されると(S19)、マイクロCPU40はスター
トキーからの入力信号により上記複写動作を実行させる
が、その複写動作における現像装置23の現像動作前に
自動濃度調節を行う。マイクロCPU40は、まず、光
学テーブルの走査(スキャン)を開始させて光学テーブ
ルがホームポジションから光軸方向へ26mm離れた位
置(原稿地肌濃度検出領域の始点)に達したか否かを判
断し、光学テーブルが原稿地肌濃度検出領域の始点に達
した時には原稿台30上にセットされた任意の原稿31
に対するADSセンサ38の出力値を入力部45より入
出力ポート44を介して取り込んでRAM43に格納す
るという測定動作を開始する(S20)。
【0041】そして、マイクロCPU40は、光学テー
ブルが原稿地肌濃度検出領域の始点より光軸方向へ50
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の終点)に達し
たか否かを判断して光学テーブルが原稿地肌濃度検出領
域の終点に達した時には測定動作を終了し(S21)、
ランプ32をオンさせて調光センサ39の出力値A1
入力部46から入出力ポート44を介して読み込んでR
AM43に格納する(S22)。
【0042】次に、マイクロCPU40は、今RAM4
3に格納した測定データ(ADSセンサ38の出力値)
のうちの最大値xmaxを求めてRAM43に原稿31の
地肌濃度に対する測定データ(ADSセンサ38の出力
値)として格納し(S23)、ROM42に予め記憶さ
れている定数a,b,c、基準原稿地肌濃度に対するA
DSセンサ38の出力値(定数)d、VB(ADS)=a{x
max×(A0/A1)−d}2+b{xmax×(A0/A1
−d}+cなる2次回帰式(自動濃度調節式:ADS制
御式)を読み込み(S24)、RAM43からA0
1,xmaxを読み込んでVB(ADS)=a{xmax×(A0
1)−d}2+b{xmax×(A0/A1)−d}+cな
る式に今読み込んだa,b,c,d,A0,A1,xmax
を代入して現像バイアスフィードバック量VB(ADS)を計
算する。
【0043】そして、マイクロCPU40は、その計算
結果VB(ADS)を図14に示すように所定の上限値以下に
制限して入出力ポート44を介して現像バイアス電源2
9へ出力して現像バイアス電源29を制御することによ
り現像バイアス電圧を原稿31の地肌濃度に応じてV
B(ADS)=a{xmax×(A0/A1)−d}2+b{xmax
×(A0/A1)−d}+cなる2次回帰式で変化させて
(補正して)複写画像濃度が適正な濃度となるようにし
(S25,S26)、その補正した現像バイアス電圧に
て上述した複写動作を行わせて適正な濃度のコピーを作
成させる。
【0044】マイクロCPU40は、メインスイッチが
オンされる毎に上記処理S18〜S26を実行し、メイ
ンスイッチがオンしている時には待機状態にてスタート
キーが押される毎に上記処理S19〜S26を実行す
る。
【0045】この例では、上述した最初の例と同様な効
果が得られるだけでなく、測定データxmaxを調光セン
サ39の電源投入直後の出力値A0と各原稿の複写時の
出力値A1との比A0/A1で補正するので、露光用光源
の光量低下に対しても画像濃度を補正することができ
る。
【0046】図15及び図16は請求項4記載の発明を
応用したアナログ複写機の一例における自動濃度調節に
関する制御の流れを示すフローチャートである。この例
では、上記アナログ複写機の例において、図15及び図
16に示すように自動濃度調節を行う。すなわち、図1
5に示すように本複写機のメインスイッチがオンされて
電源が投入されると、マイクロCPU40は、定着装置
の定着温度を検知するセンサからの入力信号により定着
装置の定着温度が100℃以下であるかどうかを判断
し、朝一番などにメインスイッチがオンされて定着温度
が100℃以下である場合にはランプ32をオンさせて
調光センサ39の出力値A0を入力部46から入出力ポ
ート44を介して読み込んでRAM43に格納し(S2
7)、所定の条件が成立して複写可能状態になることに
より複写待機状態とする。
【0047】複写待機状態にて図17に示すように原稿
台30上に基準となる濃度を有する原稿48がセットさ
れてスタートキーが押されると(S28)、マイクロC
PU40はスタートキーからの入力信号により上記複写
動作を実行させるが、その複写動作における現像装置2
3の現像動作前に自動濃度調節を行う。マイクロCPU
40は、まず、光学テーブルの走査(スキャン)を開始
させて光学テーブルがホームポジションから光軸方向へ
26mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の始点)に
達したか否かを判断し、光学テーブルが原稿地肌濃度検
出領域の始点に達した時には原稿台30上にセットされ
た原稿48に対するADSセンサ38の出力値を入力部
45より入出力ポート44を介して取り込んでRAM4
3に格納するという測定動作を開始する(S29)。
【0048】そして、マイクロCPU40は、光学テー
ブルが原稿地肌濃度検出領域の始点より光軸方向へ50
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の終点)に達し
たか否かを判断して光学テーブルが原稿地肌濃度検出領
域の終点に達した時には測定動作を終了する(S3
0)。次に、マイクロCPU40は、今RAM43に格
納した測定データ(ADSセンサ38の出力値)のうち
の最大値x0maxを求めてRAM43に基準原稿地肌濃度
に対する測定データ(ADSセンサ38の出力値)とし
て格納し(S31)、光学テーブルをホームポジション
に戻す(S32)。この作業S27〜S32は本複写機
の工場出荷前に行われる。
【0049】また、図16に示すように原稿台30上に
任意の原稿31がセットされて操作表示パネル47のス
タートキーが押されると(S33)、マイクロCPU4
0はスタートキーからの入力信号により上記複写動作を
実行させるが、その複写動作における現像装置23の現
像動作前に自動濃度調節を行う。すなわち、マイクロC
PU40は光学テーブルの走査(スキャン)を開始させ
て光学テーブルがホームポジションから光軸方向へ26
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の始点)に達し
たか否かを判断し、光学テーブルがホームポジションか
ら光軸方向へ26mm離れた位置に達した時には原稿台
30上にセットされた原稿31に対するADSセンサ3
8の出力値を入力部45より入出力ポート44を介して
取り込んでRAM43に格納するという測定動作を開始
する(S34)。
【0050】そして、マイクロCPU40は、光学テー
ブルが原稿地肌濃度検出領域の始点より光軸方向へ50
mm離れた位置(原稿地肌濃度検出領域の終点)に達し
たか否かを判断して光学テーブルが原稿地肌濃度検出領
域の終点に達した時には測定動作を終了し(S35)、
ランプ32をオンさせて調光センサ39の出力値A1
入力部46から入出力ポート44を介して読み込んでR
AM43に格納する(S36)。
【0051】次に、マイクロCPU40は、今RAM4
3に格納した測定データ(ADSセンサ38の出力値)
のうちの最大値xmaxを求めてRAM43に原稿31の
地肌濃度データとして格納する(S37)。次に、マイ
クロCPU40は、ROM42に予め記憶されている定
数a,b,c、VB(ADS)=a{xmax×(A0/A1)−
0max}2+b{xmax×(A0/A1)−x0max}+cな
る2次回帰式(自動濃度調節式:ADS制御式)を読み
込み、RAM43からA0,A1,x0max,xmaxを読み
込んでVB(ADS)=a{xmax×(A0/A1)−x0max}2
+b{xmax×(A0/A1)−x0max}+cなる式に今
読み込んだa,b,c,A0,A1,x0max,xmaxを代
入して現像バイアスフィードバック量VB(ADS)を計算す
る。
【0052】そして、マイクロCPU40は、その計算
結果VB(ADS)を図18に示すように所定の上限値以下に
制限して入出力ポート44を介して現像バイアス電源2
9へ出力して現像バイアス電源29を制御することによ
り現像バイアス電圧を原稿31の地肌濃度に応じてV
B(ADS)=a{xmax×(A0/A1)−x0max}2+b{x
max×(A0/A1)−x0max}+cなる2次回帰式で変
化させて(補正して)複写画像濃度が適正な濃度となる
ようにし(S39)、その補正した現像バイアス電圧に
て上述した複写動作を行わせて適正な濃度のコピーを作
成させる。
【0053】この例では、上記2番目の例と同様な効果
が得られるだけでなく、上記3番目の例と同様な効果が
得られる。
【0054】なお、本発明は、上述の例に限定されるも
のではなく、例えばデジタル複写機やファクシミリなど
の画像形成装置に同様に応用することができ、また、上
述の例において現像バイアス電圧の代りに露光量などの
画像形成条件を変化させて画像濃度調節を行うようにし
てもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、任意の原稿に基づいて画像形成を行う画像形成方法
において、前記任意の原稿の地肌濃度をセンサで自動的
に測定し、このセンサの出力値xと,既に記憶手段に記
憶されている基準原稿地肌濃度に対する前記センサの出
力値dと,定数a,b,cからVB(ADS)=a(x−d)
2+b(x−d)+cなる式で画像形成条件の制御量V
B(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により画像形成条件
を制御して画像濃度を調節するので、現実に近い適正な
画像形成条件の制御量VB(ADS)を得ることができ、常に
適正な画像濃度調節を行うことができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、任意の原稿
に基づいて画像形成を行う画像形成装置において、原稿
の地肌濃度を自動的に測定するセンサと、基準原稿地肌
濃度に対する前記センサの出力値x0を記憶する記憶手
段と、前記任意の原稿に対するセンサの出力値xと,前
記記憶手段に記憶されているx0と,定数a,b,cか
らVB(ADS)=a(x−x02+b(x−x0)+cなる
式で画像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この制御量
B(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調節
する制御手段とを備えたので、現実に近い適正な画像形
成条件の制御量VB(ADS)を得ることができて常に適正な
画像濃度調節を行うことができ、かつ、機械毎のセンサ
の出力値のバラツキを吸収することができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、露光用光源
を用いて任意の原稿に基づく画像形成を行う画像形成装
置において、原稿の地肌濃度を自動的に測定するセンサ
と、前記露光用光源の発光光量を検出する光量検出手段
と、基準原稿地肌濃度に対する前記センサの出力値dを
記憶する記憶手段と、前記任意の原稿に基づく画像形成
を行わない所定のタイミングにおける前記露光用光源の
発光光量に対する前記光量検出手段の出力値A0と,前
記任意の原稿に基づく画像形成を行う時における前記露
光用光源の発光光量に対する前記光量検出手段の出力値
1と,前記任意の原稿に対するセンサの出力値xと,
前記記憶手段に記憶されているdと,定数a,b,cか
らVB(ADS)=a{x×(A0/A1)−d}2+b{x×
(A0/A1)−d}+cなる式で画像形成条件の制御量
B(ADS)を求め、この制御量VB(A DS)により画像形成条
件を制御して画像濃度を調節する制御手段とを備えたの
で、現実に近い適正な画像形成条件の制御量VB(ADS)
得ることができて常に適正な画像濃度調節を行うことが
でき、かつ、露光用光源の光量低下に対しても画像濃度
を補正することができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、露光用光源
を用いて任意の原稿に基づく画像形成を行う画像形成装
置において、原稿の地肌濃度を自動的に測定するセンサ
と、前記露光用光源の発光光量を検出する光量検出手段
と、基準原稿地肌濃度に対する前記センサの出力値x0
を記憶する記憶手段と、前記任意の原稿に基づく画像形
成を行わない所定のタイミングにおける前記露光用光源
の発光光量に対する前記光量検出手段の出力値A0と,
前記任意の原稿に基づく画像形成を行う時における前記
露光用光源の発光光量に対する前記光量検出手段の出力
値A1と,前記任意の原稿に対するセンサの出力値x
と,前記記憶手段に記憶されているx0と,定数a,
b,cからVB(ADS)=a{x×(A0/A1)−x02
b{x×(A0/A1)−x0}+cなる式で画像形成条
件の制御量VB(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により
画像形成条件を制御して画像濃度を調節する制御手段と
を備えたので、現実に近い適正な画像形成条件の制御量
B(ADS)を得ることができて常に適正な画像濃度調節を
行うことができ、かつ、機械毎のセンサの出力値のバラ
ツキを吸収することができ、さらに、露光用光源の光量
低下に対しても画像濃度を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を応用したアナログ複写機
における自動濃度調節装置のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同アナログ複写機を示す概略図である。
【図3】同アナログ複写機の一部を示す正面図である。
【図4】同アナログ複写機を説明するための図である。
【図5】同アナログ複写機の一部を示す正面図である。
【図6】同アナログ複写機における自動濃度調節に関す
る制御の流れを示すフローチャートである。
【図7】同アナログ複写機のADSセンサ出力値と現像
バイアスフィードバック量との関係を示す特性曲線図で
ある。
【図8】請求項2記載の発明を応用したアナログ複写機
における自動濃度調節に関する制御の流れの一部を示す
フローチャートである。
【図9】同アナログ複写機における自動濃度調節に関す
る制御の流れの他の一部を示すフローチャートである。
【図10】同アナログ複写機の一部を示す正面図であ
る。
【図11】同アナログ複写機のADSセンサ出力値と現
像バイアスフィードバック量との関係を示す特性曲線図
である。
【図12】請求項3記載の発明を応用したアナログ複写
機における自動濃度調節に関する制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図13】同アナログ複写機の一部を示す正面図であ
る。
【図14】同アナログ複写機のADSセンサ出力値と現
像バイアスフィードバック量との関係を示す特性曲線図
である。
【図15】請求項4記載の発明を応用したアナログ複写
機における自動濃度調節に関する制御の流れの一部を示
すフローチャートである。
【図16】同アナログ複写機における自動濃度調節に関
する制御の流れの他の一部を示すフローチャートであ
る。
【図17】同アナログ複写機の一部を示す正面図であ
る。
【図18】同アナログ複写機のADSセンサ出力値と現
像バイアスフィードバック量との関係を示す特性曲線図
である。
【図19】本発明を説明するための特性曲線図である。
【図20】従来のアナログ複写機の一部を示す概略図で
ある。
【図21】同アナログ複写機を説明するための図であ
る。
【図22】従来のアナログ複写機におけるADSセンサ
出力値と現像バイアスフィードバック量との関係を示す
特性曲線図である。
【図23】感光体特性を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
29 現像バイアス電源 38 ADSセンサ 39 調光センサ 37 メイン制御板 40 マイクロCPU 41 バス 42 ROM 43 RAM 44 入出力ポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の原稿に基づいて画像形成を行う画像
    形成方法において、前記任意の原稿の地肌濃度をセンサ
    で自動的に測定し、このセンサの出力値xと,既に記憶
    手段に記憶されている基準原稿地肌濃度に対する前記セ
    ンサの出力値dと,定数a,b,cからVB(ADS)=a
    (x−d)2+b(x−d)+cなる式で画像形成条件
    の制御量VB(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により画
    像形成条件を制御して画像濃度を調節することを特徴と
    する自動濃度調節方法。
  2. 【請求項2】任意の原稿に基づいて画像形成を行う画像
    形成装置において、原稿の地肌濃度を自動的に測定する
    センサと、基準原稿地肌濃度に対する前記センサの出力
    値x0を記憶する記憶手段と、前記任意の原稿に対する
    センサの出力値xと,前記記憶手段に記憶されているx
    0と,定数a,b,cからVB(ADS)=a(x−x02
    b(x−x0)+cなる式で画像形成条件の制御量V
    B(ADS)を求め、この制御量VB(ADS)により画像形成条件
    を制御して画像濃度を調節する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする自動濃度調節装置。
  3. 【請求項3】露光用光源を用いて任意の原稿に基づく画
    像形成を行う画像形成装置において、原稿の地肌濃度を
    自動的に測定するセンサと、前記露光用光源の発光光量
    を検出する光量検出手段と、基準原稿地肌濃度に対する
    前記センサの出力値dを記憶する記憶手段と、前記任意
    の原稿に基づく画像形成を行わない所定のタイミングに
    おける前記露光用光源の発光光量に対する前記光量検出
    手段の出力値A0と,前記任意の原稿に基づく画像形成
    を行う時における前記露光用光源の発光光量に対する前
    記光量検出手段の出力値A1と,前記任意の原稿に対す
    るセンサの出力値xと,前記記憶手段に記憶されている
    dと,定数a,b,cからVB(ADS)=a{x×(A0
    1)−d}2+b{x×(A0/A1)−d}+cなる式
    で画像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この制御量V
    B(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調節す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする自動濃度調節装
    置。
  4. 【請求項4】露光用光源を用いて任意の原稿に基づく画
    像形成を行う画像形成装置において、原稿の地肌濃度を
    自動的に測定するセンサと、前記露光用光源の発光光量
    を検出する光量検出手段と、基準原稿地肌濃度に対する
    前記センサの出力値x0を記憶する記憶手段と、前記任
    意の原稿に基づく画像形成を行わない所定のタイミング
    における前記露光用光源の発光光量に対する前記光量検
    出手段の出力値A0と,前記任意の原稿に基づく画像形
    成を行う時における前記露光用光源の発光光量に対する
    前記光量検出手段の出力値A1と,前記任意の原稿に対
    するセンサの出力値xと,前記記憶手段に記憶されてい
    るx0と,定数a,b,cからVB(ADS)=a{x×(A0
    /A1)−x02+b{x×(A0/A1)−x0}+cな
    る式で画像形成条件の制御量VB(ADS)を求め、この制御
    量VB(ADS)により画像形成条件を制御して画像濃度を調
    節する制御手段とを備えたことを特徴とする自動濃度調
    節装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337846B1 (ko) * 1998-09-18 2002-05-24 미다라이 후지오 화상 형성 장치의 본체에 탈착가능한 유닛 및 화상 형성 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337846B1 (ko) * 1998-09-18 2002-05-24 미다라이 후지오 화상 형성 장치의 본체에 탈착가능한 유닛 및 화상 형성 장치

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