JPH08166585A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
反射型液晶表示装置Info
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- JPH08166585A JPH08166585A JP6309212A JP30921294A JPH08166585A JP H08166585 A JPH08166585 A JP H08166585A JP 6309212 A JP6309212 A JP 6309212A JP 30921294 A JP30921294 A JP 30921294A JP H08166585 A JPH08166585 A JP H08166585A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示色のずれの発生を防ぎ、かつ、明状態時
に明るい表示を行うことが可能な反射型液晶表示装置を
提供する。 【構成】 液晶層8を挾んで対峙するように配置された
第1の基板1及び第2の基板2と、第1の基板1の液晶
層8側にそれぞれ設けられた第1の透明電極4及び第1
の配向膜6と、第2の基板2の液晶層8側に順次設けら
れた平坦化層10で覆われたカラーフィルタ層9、第2
の透明電極5及び第2の配向膜7とを備えた反射型液晶
表示装置において、第1の基板1の光入射側(外側)に
偏光板3を設け、第2の基板2と平坦化層10で覆われ
たカラーフィルタ層9との間に反射板11を設けた。こ
れにより、入射光及び反射光の伝送光路長を短くし、入
射光の入射位置と反射光の出射位置との間隔Δd’を狭
め、入射光及び反射光が同一画素及び同一カラーフィル
タ層10を通るようにした。
に明るい表示を行うことが可能な反射型液晶表示装置を
提供する。 【構成】 液晶層8を挾んで対峙するように配置された
第1の基板1及び第2の基板2と、第1の基板1の液晶
層8側にそれぞれ設けられた第1の透明電極4及び第1
の配向膜6と、第2の基板2の液晶層8側に順次設けら
れた平坦化層10で覆われたカラーフィルタ層9、第2
の透明電極5及び第2の配向膜7とを備えた反射型液晶
表示装置において、第1の基板1の光入射側(外側)に
偏光板3を設け、第2の基板2と平坦化層10で覆われ
たカラーフィルタ層9との間に反射板11を設けた。こ
れにより、入射光及び反射光の伝送光路長を短くし、入
射光の入射位置と反射光の出射位置との間隔Δd’を狭
め、入射光及び反射光が同一画素及び同一カラーフィル
タ層10を通るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射型液晶表示装置に
係わり、特に、光入射側の(第1の)基板の外側にだけ
に偏光板を設け、反射側の(第2の)基板とカラーフィ
ルタ層との間に反射板を設けることにより、明状態の光
反射率を高くするようにした反射型液晶表示装置に関す
る。
係わり、特に、光入射側の(第1の)基板の外側にだけ
に偏光板を設け、反射側の(第2の)基板とカラーフィ
ルタ層との間に反射板を設けることにより、明状態の光
反射率を高くするようにした反射型液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型液晶表示装置は、液晶層を
挾んで対峙するように配置された第1及び第2の基板
と、第1の基板の液晶層側にそれぞれ設けられた第1の
透明電極及び第1の配向膜と、第1の基板の外側に設け
られた第1の偏光板と、第2の基板の液晶層側に順次設
けられたカラーフィルタ層、第2の透明電極及び第2の
配向膜と、第2の基板の外側に順次設けられた第2の偏
光板及び反射板とを備えた構造になっている。
挾んで対峙するように配置された第1及び第2の基板
と、第1の基板の液晶層側にそれぞれ設けられた第1の
透明電極及び第1の配向膜と、第1の基板の外側に設け
られた第1の偏光板と、第2の基板の液晶層側に順次設
けられたカラーフィルタ層、第2の透明電極及び第2の
配向膜と、第2の基板の外側に順次設けられた第2の偏
光板及び反射板とを備えた構造になっている。
【0003】図6は、前記既知の反射型液晶表示装置の
一例を示す断面構成図であって、反射型液晶表示装置の
断面構成の極く一部を示すものである。
一例を示す断面構成図であって、反射型液晶表示装置の
断面構成の極く一部を示すものである。
【0004】図6において、21は透明材料からなる光
入射側の(第1の)基板、22は透明材料からなる反射
側の(第2の)基板、23は第1の偏光板、24は第2
の偏光板、25は第1の透明電極、26は第2の透明電
極、27は第1の配向膜、28は第2の配向膜、29は
液晶層、30はカラーフィルタ層、31は平坦化層、3
2は金属反射板である。
入射側の(第1の)基板、22は透明材料からなる反射
側の(第2の)基板、23は第1の偏光板、24は第2
の偏光板、25は第1の透明電極、26は第2の透明電
極、27は第1の配向膜、28は第2の配向膜、29は
液晶層、30はカラーフィルタ層、31は平坦化層、3
2は金属反射板である。
【0005】そして、第1の基板21と第2の基板22
は、液晶層29を挾んで対峙するように構成配置され
る。第1の基板21の光入射側(外側)には、第1の偏
光板23が設けられ、第1の基板21の液晶層29側
(内側)には、一方方向に延びる第1の透明電極25及
び第1の配向膜27がそれぞれ設けられ、第1の配向膜
27は第1の透明電極25上及び第1の基板21の露出
部を覆うように設けられている。第2の基板22の外側
には、第2の偏光板24を介して金属反射板32が設け
られ、第2の基板22の液晶層29側(内側)には、平
坦化層31で覆われたカラーフィルタ層30が設けら
れ、カラーフィルタ層30の上側、即ち、平坦化層31
の上側には、第1の透明電極25に直交方向に延びる第
2の透明電極26及び第2の配向膜28がそれぞれ設け
られ、この場合においても、第2の配向膜28は第2の
透明電極26上及び平坦化層31の露出部を覆うように
設けられている。第1の透明電極25と第2の透明電極
26間には、交流駆動電源(図番なし)が接続され、ま
た、図6に図示されていないが、第1の基板21と第1
の透明電極25との間には、それぞれ薄膜トランジスタ
が配置されている。
は、液晶層29を挾んで対峙するように構成配置され
る。第1の基板21の光入射側(外側)には、第1の偏
光板23が設けられ、第1の基板21の液晶層29側
(内側)には、一方方向に延びる第1の透明電極25及
び第1の配向膜27がそれぞれ設けられ、第1の配向膜
27は第1の透明電極25上及び第1の基板21の露出
部を覆うように設けられている。第2の基板22の外側
には、第2の偏光板24を介して金属反射板32が設け
られ、第2の基板22の液晶層29側(内側)には、平
坦化層31で覆われたカラーフィルタ層30が設けら
れ、カラーフィルタ層30の上側、即ち、平坦化層31
の上側には、第1の透明電極25に直交方向に延びる第
2の透明電極26及び第2の配向膜28がそれぞれ設け
られ、この場合においても、第2の配向膜28は第2の
透明電極26上及び平坦化層31の露出部を覆うように
設けられている。第1の透明電極25と第2の透明電極
26間には、交流駆動電源(図番なし)が接続され、ま
た、図6に図示されていないが、第1の基板21と第1
の透明電極25との間には、それぞれ薄膜トランジスタ
が配置されている。
【0006】前記構成による既知の反射型液晶表示装置
においては、図6に図示されるような入射光が入射され
た場合、その光は、第1の偏光板23、第1の基板2
1、第1の透明電極25、第1の配向膜27、液晶層2
9、第2の配向膜28、第2の透明電極26、カラーフ
ィルタ層30及び平坦化層31、第2の基板22、第2
の偏光板24をそれぞれ介して金属反射板32に達し、
そこで反射される。次いで、この反射光は、第2の偏光
板24、第2の基板22、カラーフィルタ層30及び平
坦化層31、第2の透明電極26、第2の配向膜28、
液晶層29、第1の配向膜27、第1の透明電極25、
第1の基板21、第1の偏光板23をそれぞれ介して反
射型液晶表示装置の外に反射光として放出され、観測者
によって観測される。この場合、光が透過する第1の透
明電極25及び第2の透明電極26間の液晶層29(こ
の部分の液晶層29はそれぞれ各別の画素を構成してい
る)が透明状態にあったときは、観測者が反射光を充分
に観測することができるのに対して、光が透過する第1
の透明電極25及び第2の透明電極26間の液晶層29
(画素)が不透明状態にあったときは、観測者が反射光
を観測することができないものである。
においては、図6に図示されるような入射光が入射され
た場合、その光は、第1の偏光板23、第1の基板2
1、第1の透明電極25、第1の配向膜27、液晶層2
9、第2の配向膜28、第2の透明電極26、カラーフ
ィルタ層30及び平坦化層31、第2の基板22、第2
の偏光板24をそれぞれ介して金属反射板32に達し、
そこで反射される。次いで、この反射光は、第2の偏光
板24、第2の基板22、カラーフィルタ層30及び平
坦化層31、第2の透明電極26、第2の配向膜28、
液晶層29、第1の配向膜27、第1の透明電極25、
第1の基板21、第1の偏光板23をそれぞれ介して反
射型液晶表示装置の外に反射光として放出され、観測者
によって観測される。この場合、光が透過する第1の透
明電極25及び第2の透明電極26間の液晶層29(こ
の部分の液晶層29はそれぞれ各別の画素を構成してい
る)が透明状態にあったときは、観測者が反射光を充分
に観測することができるのに対して、光が透過する第1
の透明電極25及び第2の透明電極26間の液晶層29
(画素)が不透明状態にあったときは、観測者が反射光
を観測することができないものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の反射型液晶
表示装置においては、観測者が反射型液晶表示装置の表
面からの反射光を観測する場合に、反射型液晶表示装置
の表面と直交する方向(真上方向)から観測する場合よ
りも、反射型液晶表示装置の表面に対して90°以外の
角度方向(やや斜め方向)から観測する場合が多い。そ
して、反射型液晶表示装置の表面に対して90°以外の
角度方向から観測する際には、反射型液晶表示装置の表
面における入射光の入射位置と反射光と出射位置とが異
なるようになり、入射光の入射位置と反射光と出射位置
との間隔は、図6に図示するように、Δdのようにな
る。
表示装置においては、観測者が反射型液晶表示装置の表
面からの反射光を観測する場合に、反射型液晶表示装置
の表面と直交する方向(真上方向)から観測する場合よ
りも、反射型液晶表示装置の表面に対して90°以外の
角度方向(やや斜め方向)から観測する場合が多い。そ
して、反射型液晶表示装置の表面に対して90°以外の
角度方向から観測する際には、反射型液晶表示装置の表
面における入射光の入射位置と反射光と出射位置とが異
なるようになり、入射光の入射位置と反射光と出射位置
との間隔は、図6に図示するように、Δdのようにな
る。
【0008】ところで、前記既知の反射型液晶表示装置
は、間隔Δdがある程度以上に拡がると、図6の実線で
図示されるように、入射光が透過する画素と反射光が透
過する画素とが異なってしまったり、また、図6の点線
で図示されるように、入射光が透過するカラーフィルタ
層30と反射光が透過するカラーフィルタ層30とが異
なってしまったりするようになり、その結果、観測者が
反射光を観測する場合に、表示色にずれを生じてしまう
という問題がある。
は、間隔Δdがある程度以上に拡がると、図6の実線で
図示されるように、入射光が透過する画素と反射光が透
過する画素とが異なってしまったり、また、図6の点線
で図示されるように、入射光が透過するカラーフィルタ
層30と反射光が透過するカラーフィルタ層30とが異
なってしまったりするようになり、その結果、観測者が
反射光を観測する場合に、表示色にずれを生じてしまう
という問題がある。
【0009】一方で、前記既知の反射型液晶表示装置
は、入射光及び反射光が第1の偏光板23及び第2の偏
光板24をそれぞれ透過し、都合、4回も偏光板を透過
することから、入射光及び反射光の偏光板23、24の
透過時の損失が大きくなってしまい、明状態時に明るい
表示を行うことができないという問題もある。
は、入射光及び反射光が第1の偏光板23及び第2の偏
光板24をそれぞれ透過し、都合、4回も偏光板を透過
することから、入射光及び反射光の偏光板23、24の
透過時の損失が大きくなってしまい、明状態時に明るい
表示を行うことができないという問題もある。
【0010】本発明は、かかる問題点を除去するもので
あって、その目的は、表示色のずれの発生を防ぎ、か
つ、明状態時に明るい表示を行うことが可能な反射型液
晶表示装置を提供することにある。
あって、その目的は、表示色のずれの発生を防ぎ、か
つ、明状態時に明るい表示を行うことが可能な反射型液
晶表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、液晶層を挾んで対峙するように配置され
た第1及び第2の基板と、前記第1の基板の前記液晶層
側にそれぞれ設けられた第1の透明電極及び第1の配向
膜と、前記第2の基板の前記液晶層側に順次設けられた
カラーフィルタ層、第2の透明電極及び第2の配向膜と
を備えた反射型液晶表示装置において、前記第1の基板
の外側に偏光板を設け、前記第2の基板と前記カラーフ
ィルタ層との間に反射板を設けた手段を具備する。
に、本発明は、液晶層を挾んで対峙するように配置され
た第1及び第2の基板と、前記第1の基板の前記液晶層
側にそれぞれ設けられた第1の透明電極及び第1の配向
膜と、前記第2の基板の前記液晶層側に順次設けられた
カラーフィルタ層、第2の透明電極及び第2の配向膜と
を備えた反射型液晶表示装置において、前記第1の基板
の外側に偏光板を設け、前記第2の基板と前記カラーフ
ィルタ層との間に反射板を設けた手段を具備する。
【0012】
【作用】前記手段においては、反射側の(第2の)基板
とカラーフィルタ層との間に反射板を設けるようにして
いるので、反射型液晶表示装置の表面に入射された入射
光は、偏光板、光入射側の(第1の)基板、第1の透明
電極、第1の配向膜、液晶層、第2の配向膜、第2の透
明電極、カラーフィルタ層をそれぞれ介して反射板に達
し、一方、反射板からの反射光は、カラーフィルタ層、
第2の透明電極、第2の配向膜、液晶層、第1の配向
膜、第1の透明電極、第1の基板、偏光板をそれぞれ介
して反射型液晶表示装置の外に反射光として放出され
る。
とカラーフィルタ層との間に反射板を設けるようにして
いるので、反射型液晶表示装置の表面に入射された入射
光は、偏光板、光入射側の(第1の)基板、第1の透明
電極、第1の配向膜、液晶層、第2の配向膜、第2の透
明電極、カラーフィルタ層をそれぞれ介して反射板に達
し、一方、反射板からの反射光は、カラーフィルタ層、
第2の透明電極、第2の配向膜、液晶層、第1の配向
膜、第1の透明電極、第1の基板、偏光板をそれぞれ介
して反射型液晶表示装置の外に反射光として放出され
る。
【0013】このように、前記手段によれば、既知の反
射型液晶表示装置に比べて、第2の偏光板及び第2の基
板をそれぞれ2回づつ透過する分だけ入射光及び反射光
の伝送光路長が短縮されるので、入射光が反射型液晶表
示装置の表面に、既知の反射型液晶表示装置と同じ角度
で入射されたとしても、入射光の入射位置と反射光と出
射位置との間隔Δd’は、既知の反射型液晶表示装置に
おける同間隔Δdに比べて短くなり、その分、入射光が
透過する画素と反射光が透過する画素とが異なる確率、
また、入射光が透過するカラーフィルタ層と反射光が透
過するカラーフィルタ層とが異なる確率がそれぞれ相当
に小さくなり、表示色のずれの発生を未然に防ぐことが
できる。
射型液晶表示装置に比べて、第2の偏光板及び第2の基
板をそれぞれ2回づつ透過する分だけ入射光及び反射光
の伝送光路長が短縮されるので、入射光が反射型液晶表
示装置の表面に、既知の反射型液晶表示装置と同じ角度
で入射されたとしても、入射光の入射位置と反射光と出
射位置との間隔Δd’は、既知の反射型液晶表示装置に
おける同間隔Δdに比べて短くなり、その分、入射光が
透過する画素と反射光が透過する画素とが異なる確率、
また、入射光が透過するカラーフィルタ層と反射光が透
過するカラーフィルタ層とが異なる確率がそれぞれ相当
に小さくなり、表示色のずれの発生を未然に防ぐことが
できる。
【0014】また、前記手段においては、光入射側の
(第1の)基板の外側だけに偏光板を設け、反射側の
(第2の)基板に偏光板を設けていないので、入射光及
び反射光はそれぞれ1回づつ偏光板を透過するだけにな
る。
(第1の)基板の外側だけに偏光板を設け、反射側の
(第2の)基板に偏光板を設けていないので、入射光及
び反射光はそれぞれ1回づつ偏光板を透過するだけにな
る。
【0015】このように、前記手段によれば、既知の反
射型液晶表示装置に比べて、偏光板を透過する光の透過
回数が半減するので、偏光板における光の透過損失を半
減させることができ、それによって明状態時に明るい表
示を行うことが可能になる。
射型液晶表示装置に比べて、偏光板を透過する光の透過
回数が半減するので、偏光板における光の透過損失を半
減させることができ、それによって明状態時に明るい表
示を行うことが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0017】図1は、本発明による反射型液晶表示装置
の第1の実施例を示す断面構成図であって、反射型液晶
表示装置の断面構成の極く一部を示すものである。
の第1の実施例を示す断面構成図であって、反射型液晶
表示装置の断面構成の極く一部を示すものである。
【0018】図1において、1は透明材料からなる光入
射側の(第1の)基板、2は透明材料からなる反射側の
(第2の)基板、3は偏光板、4は第1の透明電極、5
は第2の透明電極、6は第1の配向膜、7は第2の配向
膜、8は液晶層、9はカラーフィルタ層、10は平坦化
層、11は金属反射板である。
射側の(第1の)基板、2は透明材料からなる反射側の
(第2の)基板、3は偏光板、4は第1の透明電極、5
は第2の透明電極、6は第1の配向膜、7は第2の配向
膜、8は液晶層、9はカラーフィルタ層、10は平坦化
層、11は金属反射板である。
【0019】そして、第1の基板1と第2の基板2は、
液晶層8を挾んで対峙するように構成配置される。第1
の基板1の光入射側(外側)には、偏光板3が設けら
れ、第1の基板1の液晶層8側(内側)には、一方方向
に平行に延びる多数本の第1の透明電極4(図1には2
本だけが図示されている)及び第1の配向膜6がそれぞ
れ設けられ、第1の配向膜6は多数本の第1の透明電極
4上及び第1の基板1の露出部を覆うように設けられて
いる。第2の基板2の液晶層8側(内側)には、始め
に、金属反射板11が設けられ、この金属反射板11上
に平坦化層10で覆われたカラーフィルタ層9が設けら
れ、カラーフィルタ層9の上側、即ち、平坦化層10の
上側には、第1の透明電極4に直交方向に平行に延びる
多数本の第2の透明電極5(図1には1本だけが図示さ
れている)及び第2の配向膜7がそれぞれ設けられ、第
2の配向膜7は多数本の第2の透明電極5上及び平坦化
層10の露出部を覆うように設けられている。第1の透
明電極4と第2の透明電極5間には、交流駆動電源(図
示なし)が接続され、また、第1の基板1と第1の透明
電極4との間には、それぞれ薄膜トランジスタ(図示な
し)が配置されている。この場合、金属反射板11は、
例えば、第2の基板2上にアルミ蒸着によって形成され
る。液晶層8は、例えば、240°のねじれ角を有する
ものからなっている。また、カラーフィルタ層9は、レ
ッド(赤)、グリーン(緑)、ブルー(青)の各色をそ
れぞれ個別に透過させるものである。
液晶層8を挾んで対峙するように構成配置される。第1
の基板1の光入射側(外側)には、偏光板3が設けら
れ、第1の基板1の液晶層8側(内側)には、一方方向
に平行に延びる多数本の第1の透明電極4(図1には2
本だけが図示されている)及び第1の配向膜6がそれぞ
れ設けられ、第1の配向膜6は多数本の第1の透明電極
4上及び第1の基板1の露出部を覆うように設けられて
いる。第2の基板2の液晶層8側(内側)には、始め
に、金属反射板11が設けられ、この金属反射板11上
に平坦化層10で覆われたカラーフィルタ層9が設けら
れ、カラーフィルタ層9の上側、即ち、平坦化層10の
上側には、第1の透明電極4に直交方向に平行に延びる
多数本の第2の透明電極5(図1には1本だけが図示さ
れている)及び第2の配向膜7がそれぞれ設けられ、第
2の配向膜7は多数本の第2の透明電極5上及び平坦化
層10の露出部を覆うように設けられている。第1の透
明電極4と第2の透明電極5間には、交流駆動電源(図
示なし)が接続され、また、第1の基板1と第1の透明
電極4との間には、それぞれ薄膜トランジスタ(図示な
し)が配置されている。この場合、金属反射板11は、
例えば、第2の基板2上にアルミ蒸着によって形成され
る。液晶層8は、例えば、240°のねじれ角を有する
ものからなっている。また、カラーフィルタ層9は、レ
ッド(赤)、グリーン(緑)、ブルー(青)の各色をそ
れぞれ個別に透過させるものである。
【0020】次いで、図2は、第1の実施例の反射型液
晶表示装置の動作を説明するための入射光及び反射光の
伝送光路付きの断面構成図であって、既知の反射型液晶
表示装置における伝送光路付きの断面構成図を示す図6
に対応するものである。
晶表示装置の動作を説明するための入射光及び反射光の
伝送光路付きの断面構成図であって、既知の反射型液晶
表示装置における伝送光路付きの断面構成図を示す図6
に対応するものである。
【0021】図2において、図1に図示された構成要素
と同じ構成要素については同じ符号を付けている。この
場合、図2に図示の実線は、第1の実施例の反射型液晶
表示装置における光の伝送光路を示すものであり、一
方、図2に図示の点線は、既知の反射型液晶表示装置に
おける光の伝送光路を示すものである。
と同じ構成要素については同じ符号を付けている。この
場合、図2に図示の実線は、第1の実施例の反射型液晶
表示装置における光の伝送光路を示すものであり、一
方、図2に図示の点線は、既知の反射型液晶表示装置に
おける光の伝送光路を示すものである。
【0022】図2を用い、前記構成による第1の実施例
の反射型液晶表示装置の動作について説明する。
の反射型液晶表示装置の動作について説明する。
【0023】いま、図2に図示されるように入射光が入
射された場合、その光は、図2の実線に示されるよう
に、偏光板23、第1の基板1、第1の透明電極4、第
1の配向膜6、液晶層8、第2の配向膜7、第2の透明
電極5、カラーフィルタ層9及び平坦化層10をそれぞ
れ介して金属反射板11に達し、そこで反射される。次
に、金属反射板11からの反射光は、同じく図2の実線
に示されるように、カラーフィルタ層9及び平坦化層1
0、第2の透明電極5、第2の配向膜7、液晶層8、第
1の配向膜6、第1の透明電極4、第1の基板1、偏光
板3をそれぞれ介して反射型液晶表示装置の外に反射光
として放出され、その光が観測者によって観測される。
この場合に、入射光及び反射光が透過する第1の透明電
極4及び第2の透明電極5間の液晶層8(この部分の液
晶層8はそれぞれ各別の画素を構成している)が透明状
態にあったときは、観測者が反射光を充分に観測するこ
とができるのに対して、入射光及び反射光が透過する第
1の透明電極4及び第2の透明電極5間の液晶層8(前
述のように各別の画素を構成している)が不透明状態に
あったときは、観測者が反射光を観測することができな
いものであることは、既知の反射型液晶表示装置と同様
である。
射された場合、その光は、図2の実線に示されるよう
に、偏光板23、第1の基板1、第1の透明電極4、第
1の配向膜6、液晶層8、第2の配向膜7、第2の透明
電極5、カラーフィルタ層9及び平坦化層10をそれぞ
れ介して金属反射板11に達し、そこで反射される。次
に、金属反射板11からの反射光は、同じく図2の実線
に示されるように、カラーフィルタ層9及び平坦化層1
0、第2の透明電極5、第2の配向膜7、液晶層8、第
1の配向膜6、第1の透明電極4、第1の基板1、偏光
板3をそれぞれ介して反射型液晶表示装置の外に反射光
として放出され、その光が観測者によって観測される。
この場合に、入射光及び反射光が透過する第1の透明電
極4及び第2の透明電極5間の液晶層8(この部分の液
晶層8はそれぞれ各別の画素を構成している)が透明状
態にあったときは、観測者が反射光を充分に観測するこ
とができるのに対して、入射光及び反射光が透過する第
1の透明電極4及び第2の透明電極5間の液晶層8(前
述のように各別の画素を構成している)が不透明状態に
あったときは、観測者が反射光を観測することができな
いものであることは、既知の反射型液晶表示装置と同様
である。
【0024】ここで、第1の実施例の反射型液晶表示装
置における光の伝送光路と、既知の反射型液晶表示装置
における光の伝送光路とを比べると、既知の反射型液晶
表示装置においては、図2に図示のように入射光が入射
された場合、その光は、カラーフィルタ層9及び平坦化
層10を透過するまで、図2の実線に示される伝送光路
と同じであるが、それ以後は、図2の点線に示されるよ
うに、第2の基板11及び第2の偏光板24(図6参
照)を透過して金属反射板11に達し、そこで反射され
る。次いで、金属反射板11からの反射光は、同じく図
2の点線に示されるように、再び、第2の偏光板24
(図6参照)及び第2の基板11を透過した後に、カラ
ーフィルタ層9及び平坦化層10、第2の透明電極5、
第2の配向膜7、液晶層8、第1の配向膜6、第1の透
明電極4、第1の基板1、偏光板3をそれぞれ介して反
射型液晶表示装置の外に反射光として放出される。
置における光の伝送光路と、既知の反射型液晶表示装置
における光の伝送光路とを比べると、既知の反射型液晶
表示装置においては、図2に図示のように入射光が入射
された場合、その光は、カラーフィルタ層9及び平坦化
層10を透過するまで、図2の実線に示される伝送光路
と同じであるが、それ以後は、図2の点線に示されるよ
うに、第2の基板11及び第2の偏光板24(図6参
照)を透過して金属反射板11に達し、そこで反射され
る。次いで、金属反射板11からの反射光は、同じく図
2の点線に示されるように、再び、第2の偏光板24
(図6参照)及び第2の基板11を透過した後に、カラ
ーフィルタ層9及び平坦化層10、第2の透明電極5、
第2の配向膜7、液晶層8、第1の配向膜6、第1の透
明電極4、第1の基板1、偏光板3をそれぞれ介して反
射型液晶表示装置の外に反射光として放出される。
【0025】このように、既知の反射型液晶表示装置に
おいては、光の伝送光路長が反射型液晶表示装置の厚み
の略2倍を下回ることがないため、反射型液晶表示装置
の表面における入射光の入射位置と反射光と出射位置と
の間隔Δdは、比較的長いものになる。また、既知の反
射型液晶表示装置においては、入射光及び反射光がそれ
ぞれ偏光板3及び第2の偏光板24(図6参照)を透過
するので、偏光板3及び第2の偏光板24において光透
過損失が生じるようになる。
おいては、光の伝送光路長が反射型液晶表示装置の厚み
の略2倍を下回ることがないため、反射型液晶表示装置
の表面における入射光の入射位置と反射光と出射位置と
の間隔Δdは、比較的長いものになる。また、既知の反
射型液晶表示装置においては、入射光及び反射光がそれ
ぞれ偏光板3及び第2の偏光板24(図6参照)を透過
するので、偏光板3及び第2の偏光板24において光透
過損失が生じるようになる。
【0026】一方、第1の実施例の反射型液晶表示装置
においては、前述のように、第2の基板11及び第2の
偏光板24(図6参照)を透過することがなく、光の伝
送光路長が反射型液晶表示装置の厚みの略2倍以下に短
縮されるようになるので、反射型液晶表示装置の表面に
おける入射光の入射位置と反射光と出射位置との間隔Δ
d’は、前記間隔Δdに比べてかなり短くなる。
においては、前述のように、第2の基板11及び第2の
偏光板24(図6参照)を透過することがなく、光の伝
送光路長が反射型液晶表示装置の厚みの略2倍以下に短
縮されるようになるので、反射型液晶表示装置の表面に
おける入射光の入射位置と反射光と出射位置との間隔Δ
d’は、前記間隔Δdに比べてかなり短くなる。
【0027】このように、第1の実施例の反射型液晶表
示装置においては、入射光が透過する画素(液晶層8)
と反射光が透過する画素(液晶層8)とが異なる確率が
既知の反射型液晶表示装置に比べて大幅に少なくなり、
また、入射光が透過するカラーフィルタ層10と反射光
が透過するカラーフィルタ層10とが異なる確率も既知
の反射型液晶表示装置に比べて大幅に少なくなるので、
表示色のずれの発生を大きく低減させることができる。
ちなみに、第1の実施例の反射型液晶表示装置によれ
ば、図2に図示の光の入射角度θが±36°以内のとき
に、表示色のずれの発生が低減されるようになった。
示装置においては、入射光が透過する画素(液晶層8)
と反射光が透過する画素(液晶層8)とが異なる確率が
既知の反射型液晶表示装置に比べて大幅に少なくなり、
また、入射光が透過するカラーフィルタ層10と反射光
が透過するカラーフィルタ層10とが異なる確率も既知
の反射型液晶表示装置に比べて大幅に少なくなるので、
表示色のずれの発生を大きく低減させることができる。
ちなみに、第1の実施例の反射型液晶表示装置によれ
ば、図2に図示の光の入射角度θが±36°以内のとき
に、表示色のずれの発生が低減されるようになった。
【0028】また、第1の実施例の反射型液晶表示装置
においては、入射光及び反射光がそれぞれ偏光板3を1
回づつ透過するに過ぎないので、偏光板3に生じる光透
過損失だけで済み、既知の反射型液晶表示装置に比べ
て、明状態の反射率を約23%程度向上させることがで
きるようになった。
においては、入射光及び反射光がそれぞれ偏光板3を1
回づつ透過するに過ぎないので、偏光板3に生じる光透
過損失だけで済み、既知の反射型液晶表示装置に比べ
て、明状態の反射率を約23%程度向上させることがで
きるようになった。
【0029】続いて、図3は、本発明による反射型液晶
表示装置の第2の実施例を示す断面構成図であって、反
射型液晶表示装置の断面構成の極く一部を示すものであ
る。
表示装置の第2の実施例を示す断面構成図であって、反
射型液晶表示装置の断面構成の極く一部を示すものであ
る。
【0030】図3において、12は薄膜トランジスタ
(TFT)、13はブラックマトリクスであり、その
他、図1に示された構成要素と同じ構成要素については
同じ符号を付けている。
(TFT)、13はブラックマトリクスであり、その
他、図1に示された構成要素と同じ構成要素については
同じ符号を付けている。
【0031】そして、薄膜トランジスタ12は、第1の
基板1と第1の透明電極4との間に配置形成され、1画
素毎に1つの薄膜トランジスタ12が配置形成される。
ブラックマトリクス13は、第1の透明電極4間及び第
2の透明電極5間の第1の基板1上に配置形成される。
液晶層8には、90°のねじれ角を有するものが用いら
れる。また、第2の実施例における他の構成は、図1に
図示の第1の実施例の構成と同じであるので、その余の
構成の説明については省略する。
基板1と第1の透明電極4との間に配置形成され、1画
素毎に1つの薄膜トランジスタ12が配置形成される。
ブラックマトリクス13は、第1の透明電極4間及び第
2の透明電極5間の第1の基板1上に配置形成される。
液晶層8には、90°のねじれ角を有するものが用いら
れる。また、第2の実施例における他の構成は、図1に
図示の第1の実施例の構成と同じであるので、その余の
構成の説明については省略する。
【0032】この第2の実施例の動作、特に、入射光及
び反射光が反射型液晶表示装置内を伝送されるする場合
の動作は、前述の第1の実施例の動作と殆んど同じであ
るので、第2の実施例の動作については、説明を省略す
る。
び反射光が反射型液晶表示装置内を伝送されるする場合
の動作は、前述の第1の実施例の動作と殆んど同じであ
るので、第2の実施例の動作については、説明を省略す
る。
【0033】この第2の実施例によれば、光の入射角度
θが±34°以内のときに、表示色のずれの発生が低減
されるようになり、また、既知の反射型液晶表示装置に
比べて、明状態の反射率を約33%程度向上させること
ができた。
θが±34°以内のときに、表示色のずれの発生が低減
されるようになり、また、既知の反射型液晶表示装置に
比べて、明状態の反射率を約33%程度向上させること
ができた。
【0034】なお、この第2の実施例において、薄膜ト
ランジスタ12だけを配置形成し、ブラックマトリクス
13を設けないものを構成した場合には、光の入射角度
θが±28°以内のときに、表示色のずれの発生が低減
されるようになり、また、既知の反射型液晶表示装置に
比べて、明状態の反射率を約33%程度向上させること
ができた。
ランジスタ12だけを配置形成し、ブラックマトリクス
13を設けないものを構成した場合には、光の入射角度
θが±28°以内のときに、表示色のずれの発生が低減
されるようになり、また、既知の反射型液晶表示装置に
比べて、明状態の反射率を約33%程度向上させること
ができた。
【0035】次いで、図4は、本発明による反射型液晶
表示装置の第3の実施例を示す断面構成図であって、反
射型液晶表示装置の断面構成の極く一部を示すものであ
る。
表示装置の第3の実施例を示す断面構成図であって、反
射型液晶表示装置の断面構成の極く一部を示すものであ
る。
【0036】図4において、14は位相差板であり、そ
の他、図1に示された構成要素と同じ構成要素について
は同じ符号を付けている。
の他、図1に示された構成要素と同じ構成要素について
は同じ符号を付けている。
【0037】そして、位相差板14は、第1の基板1と
偏光板3との間に設けられ、例えば、Δn・dが600
nmのものである。また、第3の実施例におけるその他
の構成は、図1に図示の第1の実施例の構成と同じであ
るので、その余の構成の説明については省略する。
偏光板3との間に設けられ、例えば、Δn・dが600
nmのものである。また、第3の実施例におけるその他
の構成は、図1に図示の第1の実施例の構成と同じであ
るので、その余の構成の説明については省略する。
【0038】この第3の実施例の動作も、入射光及び反
射光が位相差板14を透過して伝送される点を除けば、
前述の第1の実施例の動作と殆んど同じであるので、第
2の実施例の動作についても、説明を省略する。
射光が位相差板14を透過して伝送される点を除けば、
前述の第1の実施例の動作と殆んど同じであるので、第
2の実施例の動作についても、説明を省略する。
【0039】ここで、図5は、第3の実施例における分
光反射率を示す特性図であって、図5(a)は補色カラ
ーフィルタを用いない場合、図5(b)は補色カラーフ
ィルタを用いた場合の特性を示すものである。
光反射率を示す特性図であって、図5(a)は補色カラ
ーフィルタを用いない場合、図5(b)は補色カラーフ
ィルタを用いた場合の特性を示すものである。
【0040】図5(a)、(b)において、縦軸は%で
表した反射率、横軸はnmで表した光波長である。
表した反射率、横軸はnmで表した光波長である。
【0041】図5(a)に示されるように、位相差板1
4を有する第3の実施例の反射型液晶表示装置は、光波
長が約500nmのとき、明状態において最高50%程
度の分光反射率特性を得ることができた。
4を有する第3の実施例の反射型液晶表示装置は、光波
長が約500nmのとき、明状態において最高50%程
度の分光反射率特性を得ることができた。
【0042】また、図5(b)に示されるように、位相
差板14を有する第3の実施例の反射型液晶表示装置
に、カラーフィルタ10としてシアン、マゼンタ、イエ
ローの補色型顔料を用い、混色加法表示を行うようにす
れば、光波長が約600nmのとき、明状態において最
高60%以上の分光反射率特性を得ることができ、図5
(a)に示される位相差板14を有する第3の実施例の
反射型液晶表示装置に比べて、明状態の明るさを約25
%程度向上させることができた。
差板14を有する第3の実施例の反射型液晶表示装置
に、カラーフィルタ10としてシアン、マゼンタ、イエ
ローの補色型顔料を用い、混色加法表示を行うようにす
れば、光波長が約600nmのとき、明状態において最
高60%以上の分光反射率特性を得ることができ、図5
(a)に示される位相差板14を有する第3の実施例の
反射型液晶表示装置に比べて、明状態の明るさを約25
%程度向上させることができた。
【0043】なお、第3の実施例において、位相差板1
4の配置位置は、第1の基板1と偏光板3との間に設け
たものに限られるものではなく、第1の基板1内に設け
てもよく、また、第1の基板1の液晶層8側に設けるよ
うにしてもよい。
4の配置位置は、第1の基板1と偏光板3との間に設け
たものに限られるものではなく、第1の基板1内に設け
てもよく、また、第1の基板1の液晶層8側に設けるよ
うにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、既知の反射型液晶表示装置に比べて、第2の偏光
板及び反射側の(第2の)基板をそれぞれ2回づつ透過
する分だけ入射光及び反射光の伝送光路長が短縮される
ので、入射光が反射型液晶表示装置の表面に、既知の反
射型液晶表示装置と同じ角度θで入射されたとしても、
入射光の入射位置と反射光と出射位置との間隔Δd’
は、既知の反射型液晶表示装置における同間隔Δdに比
べてかなり短くなり、その分、入射光が透過する画素と
反射光が透過する画素とが異なる確率、また、入射光が
透過するカラーフィルタ層と反射光が透過するカラーフ
ィルタ層とが異なる確率がそれぞれ相当に小さくなり、
表示色のずれの発生を大きく低減できるという効果があ
る。
れば、既知の反射型液晶表示装置に比べて、第2の偏光
板及び反射側の(第2の)基板をそれぞれ2回づつ透過
する分だけ入射光及び反射光の伝送光路長が短縮される
ので、入射光が反射型液晶表示装置の表面に、既知の反
射型液晶表示装置と同じ角度θで入射されたとしても、
入射光の入射位置と反射光と出射位置との間隔Δd’
は、既知の反射型液晶表示装置における同間隔Δdに比
べてかなり短くなり、その分、入射光が透過する画素と
反射光が透過する画素とが異なる確率、また、入射光が
透過するカラーフィルタ層と反射光が透過するカラーフ
ィルタ層とが異なる確率がそれぞれ相当に小さくなり、
表示色のずれの発生を大きく低減できるという効果があ
る。
【0045】また、本発明によれば、既知の反射型液晶
表示装置に比べて、偏光板を透過する光の透過回数が半
減するので、偏光板における光の透過損失を半減させる
ことができ、それによって明状態時に明るい表示を行う
ことができるという効果もある。
表示装置に比べて、偏光板を透過する光の透過回数が半
減するので、偏光板における光の透過損失を半減させる
ことができ、それによって明状態時に明るい表示を行う
ことができるという効果もある。
【図1】本発明による反射型液晶表示装置の第1の実施
例を示す断面構成図である。
例を示す断面構成図である。
【図2】第1の実施例の反射型液晶表示装置の動作を説
明するための入射光及び反射光の伝送光路付きの断面構
成図である。
明するための入射光及び反射光の伝送光路付きの断面構
成図である。
【図3】本発明による反射型液晶表示装置の第2の実施
例を示す断面構成図である。
例を示す断面構成図である。
【図4】本発明による反射型液晶表示装置の第3の実施
例を示す断面構成図である。
例を示す断面構成図である。
【図5】図4に図示の第3の実施例における分光反射率
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図6】既知の反射型液晶表示装置の一例を示す断面構
成図である。
成図である。
1 光入射側の(第1の)基板 2 反射側の(第2の)基板 3 偏光板 4 第1の透明電極 5 第2の透明電極 6 第1の配向膜 7 第2の配向膜 8 液晶層 9 カラーフィルタ層 10 平坦化層 11 金属反射板 12 薄膜トランジスタ(TFT) 13 ブラックマトリクス 14 位相差板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 理 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 藤井 達久 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 大平 智秀 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 文倉 辰紀 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 液晶層を挾んで対峙するように配置され
た第1及び第2の基板と、前記第1の基板の前記液晶層
側にそれぞれ設けられた第1の透明電極及び第1の配向
膜と、前記第2の基板の前記液晶層側に設けられたカラ
ーフィルタ層、第2の透明電極及び第2の配向膜とを備
えた反射型液晶表示装置において、前記第1の基板の外
側に偏光板を設け、前記第2の基板と前記カラーフィル
タ層との間に反射板を設けたことを特徴とする反射型液
晶表示装置。 - 【請求項2】 前記カラーフィルタ層は、平坦化膜で覆
われていることを特徴とする請求項1に記載の反射型液
晶表示装置。 - 【請求項3】 前記カラーフィルタ層は、シアン、マゼ
ンタ、イエローの補色顔料を用いたものであることを特
徴とする請求項2に記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記第1の基板と前記偏光板との間に1
枚以上の位相差板を挿入配置したことを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記第1の基板と前記第1の透明電極及
び第1の配向膜との間に薄膜トランジスタを形成配置し
たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
反射型液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記第1の透明電極の間の前記第1の基
板上にブラックマトリクス層を配置したことを特徴とす
る請求項1乃至5のいずれかに記載の反射型液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6309212A JPH08166585A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 反射型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6309212A JPH08166585A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 反射型液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166585A true JPH08166585A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17990283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6309212A Pending JPH08166585A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 反射型液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166585A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0992839A1 (en) * | 1998-03-24 | 2000-04-12 | Idemitsu Kosan Company Limited | Color filter for reflection liquid crystal display and reflection liquid crystal display comprising the same |
US6646702B1 (en) | 1999-03-31 | 2003-11-11 | Kyocera Corporation | Liquid crystal display device having a semi-transmissive dielectric film |
US7609344B2 (en) | 2004-12-14 | 2009-10-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Transflective liquid crystal display and manufacturing method thereof |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP6309212A patent/JPH08166585A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0992839A1 (en) * | 1998-03-24 | 2000-04-12 | Idemitsu Kosan Company Limited | Color filter for reflection liquid crystal display and reflection liquid crystal display comprising the same |
EP0992839A4 (en) * | 1998-03-24 | 2002-07-10 | Idemitsu Kosan Co | COLOR FILTER FOR REFLECTIVE LIQUID CRYSTAL DISPLAY AND A REFLECTIVE LIQUID CRYSTAL DISPLAY CONTAINING THIS |
US6552765B2 (en) | 1998-03-24 | 2003-04-22 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Color filter for reflection liquid crystal display and reflection liquid crystal display comprising the same |
US6646702B1 (en) | 1999-03-31 | 2003-11-11 | Kyocera Corporation | Liquid crystal display device having a semi-transmissive dielectric film |
US7609344B2 (en) | 2004-12-14 | 2009-10-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Transflective liquid crystal display and manufacturing method thereof |
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