JPH08166449A - 超音波ドップラー方式検知装置 - Google Patents
超音波ドップラー方式検知装置Info
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- JPH08166449A JPH08166449A JP31195294A JP31195294A JPH08166449A JP H08166449 A JPH08166449 A JP H08166449A JP 31195294 A JP31195294 A JP 31195294A JP 31195294 A JP31195294 A JP 31195294A JP H08166449 A JPH08166449 A JP H08166449A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 限定された狭い空間でもその設置が可能であ
り、人体,物体の存在とか移動を確実に検出して容易に
距離情報を得る。 【構成】 送波器3は圧電素子のような超音波振動子に
より構成されており、発振器1の出力を増幅器2を介し
て送波器に入力する。発振器1の出力周波数に等しい周
波数f0 の超音波が送波器3から発射される。送波器3
により発射され被検知物となるべき移動物体体により反
射された超音波は受波器4により受信される。受信信号
f′を増幅器5により増幅した後、ミキサ6により発振
器1の出力と混合されてミキサ6の出力には送信周波数
と受信周波数とのビート信号が得られる。このビート信
号による出力(ドップラー信号Δf)を検波器7により
検波した後、増幅器8により増幅し、出力回路9により
あらかじめ定めたしきい値以上の入力が存在すれば負荷
10を駆動する。
り、人体,物体の存在とか移動を確実に検出して容易に
距離情報を得る。 【構成】 送波器3は圧電素子のような超音波振動子に
より構成されており、発振器1の出力を増幅器2を介し
て送波器に入力する。発振器1の出力周波数に等しい周
波数f0 の超音波が送波器3から発射される。送波器3
により発射され被検知物となるべき移動物体体により反
射された超音波は受波器4により受信される。受信信号
f′を増幅器5により増幅した後、ミキサ6により発振
器1の出力と混合されてミキサ6の出力には送信周波数
と受信周波数とのビート信号が得られる。このビート信
号による出力(ドップラー信号Δf)を検波器7により
検波した後、増幅器8により増幅し、出力回路9により
あらかじめ定めたしきい値以上の入力が存在すれば負荷
10を駆動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波ドップラー方式検
知装置に関するもので、距離情報のつかみ方とか負荷へ
の応用などドップラー方式を利用する技術に係るもので
ある。
知装置に関するもので、距離情報のつかみ方とか負荷へ
の応用などドップラー方式を利用する技術に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に使用されているドップラー
方式を利用した超音波検知装置は、主に移動物体の検出
を行うものであって、例えば室内,車内,ショーウィン
ドウなどに侵入する盗賊の侵入警戒用として多くの商品
が開発されている。ドップラー方式を利用した超音波検
知装置は、設置される環境の影響を受けることがなく、
狭い場所でも、また極端な場合には設置された正面にた
とえ物体が存在していてもこれを検知することがなく、
移動する物体の存在を絶えず探知しようとするものであ
る。
方式を利用した超音波検知装置は、主に移動物体の検出
を行うものであって、例えば室内,車内,ショーウィン
ドウなどに侵入する盗賊の侵入警戒用として多くの商品
が開発されている。ドップラー方式を利用した超音波検
知装置は、設置される環境の影響を受けることがなく、
狭い場所でも、また極端な場合には設置された正面にた
とえ物体が存在していてもこれを検知することがなく、
移動する物体の存在を絶えず探知しようとするものであ
る。
【0003】これに対して超音波パルス反射方式の検知
装置は、あらかじめ定めた検知エリア内への物体の有無
を常に検知することにより、物体までの距離情報を把握
できるものである。従って若し検知エリア内に常に静止
物体が配設されていると、検知状態のままとなり、その
ため検知装置の施工条件が必要となってくる。
装置は、あらかじめ定めた検知エリア内への物体の有無
を常に検知することにより、物体までの距離情報を把握
できるものである。従って若し検知エリア内に常に静止
物体が配設されていると、検知状態のままとなり、その
ため検知装置の施工条件が必要となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで超音波検知装
置におけるドップラー方式とパルス反射方式とは、被検
知物の移動と存在を検知することでそれぞれ機能・用途
を分けることができる。しかし、両者のそれぞれが持つ
特長を有効に活用するための簡単な方法が見当たらない
のが現状である。例えば狭い空間に設置して人体,物体
の存在とか距離感を掴みたい場合に、パルス反射方式で
は壁などの障害物を誤って検知するので使用できない
し、またドップラー方式を使用しても距離情報を取るこ
とができないという不便がある。
置におけるドップラー方式とパルス反射方式とは、被検
知物の移動と存在を検知することでそれぞれ機能・用途
を分けることができる。しかし、両者のそれぞれが持つ
特長を有効に活用するための簡単な方法が見当たらない
のが現状である。例えば狭い空間に設置して人体,物体
の存在とか距離感を掴みたい場合に、パルス反射方式で
は壁などの障害物を誤って検知するので使用できない
し、またドップラー方式を使用しても距離情報を取るこ
とができないという不便がある。
【0005】パルスドップラー方式という方式がある
が、これは原理的にはパルス反射方式を採用し、そのパ
ルスの中で連続波部分におけるドップラーを抽出する方
法により、ドップラー方式とパルス反射方式とを両立す
る方式であるが、このような方式を採用した検知装置は
内部回路が複雑となって実用的ではない。本発明に係る
ドップラー方式超音波検知装置は前記のような問題点に
鑑み、限定された狭い空間でもその設置が可能であり、
人体,物体の存在とか移動を確実に検出することはもち
ろん、距離感をも容易に把握することをその目的として
いる。
が、これは原理的にはパルス反射方式を採用し、そのパ
ルスの中で連続波部分におけるドップラーを抽出する方
法により、ドップラー方式とパルス反射方式とを両立す
る方式であるが、このような方式を採用した検知装置は
内部回路が複雑となって実用的ではない。本発明に係る
ドップラー方式超音波検知装置は前記のような問題点に
鑑み、限定された狭い空間でもその設置が可能であり、
人体,物体の存在とか移動を確実に検出することはもち
ろん、距離感をも容易に把握することをその目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波ドッ
プラー方式検知装置は前記の目的を達成するためのもの
であって、請求項1の発明は、超音波を連続的に送出す
る送波手段と、あらかじめ定められた空間領域内におい
て被検知物となるべき移動物体からの反射波によりその
移動物体の存在を検知する処理を行う受波手段とを備え
た超音波検知装置において、移動物体からの連続的な反
射波を受信し、その周波数偏移を含む受波系の信号の振
幅により、移動物体の距離情報をも取り込んで負荷を駆
動することを特徴とするものである。
プラー方式検知装置は前記の目的を達成するためのもの
であって、請求項1の発明は、超音波を連続的に送出す
る送波手段と、あらかじめ定められた空間領域内におい
て被検知物となるべき移動物体からの反射波によりその
移動物体の存在を検知する処理を行う受波手段とを備え
た超音波検知装置において、移動物体からの連続的な反
射波を受信し、その周波数偏移を含む受波系の信号の振
幅により、移動物体の距離情報をも取り込んで負荷を駆
動することを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、移動物体の距離情報に基づき負荷として光源となる
ランプの光量を可変する手段を有していることを特徴と
するものである。請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、移動物体の距離情報に基づき負荷として音源の
音量を可変する手段を有していることを特徴とするもの
である。
て、移動物体の距離情報に基づき負荷として光源となる
ランプの光量を可変する手段を有していることを特徴と
するものである。請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、移動物体の距離情報に基づき負荷として音源の
音量を可変する手段を有していることを特徴とするもの
である。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、移動物体により抽出したドップラー信号の周波数成
分をサンプリングし、負荷の状態を可変する手段をも併
せ持つことを特徴とするものである。請求項5の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、移動物体の
距離情報として遠い被検知物に対しては強い光量を放
ち、また近い被検知物に対しては弱い光量を放つような
制御動作を行う制御手段を有していることを特徴とする
ものである。
て、移動物体により抽出したドップラー信号の周波数成
分をサンプリングし、負荷の状態を可変する手段をも併
せ持つことを特徴とするものである。請求項5の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、移動物体の
距離情報として遠い被検知物に対しては強い光量を放
ち、また近い被検知物に対しては弱い光量を放つような
制御動作を行う制御手段を有していることを特徴とする
ものである。
【0009】請求項6の発明は、超音波を連続的に送出
する送波手段と、あらかじめ定められた空間領域内にお
いて被検知物となるべき移動物体からの反射波によりそ
の移動物体の存在を検知する処理を行う受波手段とを備
えた超音波検知装置において、移動物体により抽出した
ドップラー信号の振幅レベルをサンプリングし、これを
平均化処理することにより移動物体までの距離情報を取
り出す判定手段を有していることを特徴とするものであ
る。
する送波手段と、あらかじめ定められた空間領域内にお
いて被検知物となるべき移動物体からの反射波によりそ
の移動物体の存在を検知する処理を行う受波手段とを備
えた超音波検知装置において、移動物体により抽出した
ドップラー信号の振幅レベルをサンプリングし、これを
平均化処理することにより移動物体までの距離情報を取
り出す判定手段を有していることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項7の発明は、超音波を連続的に送出
する送波手段と、あらかじめ定められた空間領域内にお
いて被検知物となるべき移動物体からの反射波によりそ
の移動物体の存在を検知する処理を行う受波手段とを備
えた超音波検知装置において、移動物体からの反射波を
受信し、初段の受波増幅手段の出力振幅を判定する判定
手段を有していることを特徴とするものである。
する送波手段と、あらかじめ定められた空間領域内にお
いて被検知物となるべき移動物体からの反射波によりそ
の移動物体の存在を検知する処理を行う受波手段とを備
えた超音波検知装置において、移動物体からの反射波を
受信し、初段の受波増幅手段の出力振幅を判定する判定
手段を有していることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】次に本発明に係る超音波ドップラー方式検知装
置の作用について述べる。送波器は圧電素子のような超
音波振動子により構成されており、発振器の出力を増幅
器を介して送波器に入力する。そうすると発振器の出力
周波数に等しい周波数の超音波が送波器から発射され
る。送波器により発射され被検知物となるべき移動物体
体により反射された超音波は受波器により受信される。
この受信信号を増幅器により増幅した後、ミキサにより
発振器の出力と混合されてミキサの出力には送信周波数
と受信周波数とのビート信号が得られる。このビート信
号による出力(ドップラー信号)を検波器により検波し
た後、増幅器により増幅し、さらに出力回路によりあら
かじめ定めたしきい値以上の入力が存在すれば負荷を駆
動するのである。
置の作用について述べる。送波器は圧電素子のような超
音波振動子により構成されており、発振器の出力を増幅
器を介して送波器に入力する。そうすると発振器の出力
周波数に等しい周波数の超音波が送波器から発射され
る。送波器により発射され被検知物となるべき移動物体
体により反射された超音波は受波器により受信される。
この受信信号を増幅器により増幅した後、ミキサにより
発振器の出力と混合されてミキサの出力には送信周波数
と受信周波数とのビート信号が得られる。このビート信
号による出力(ドップラー信号)を検波器により検波し
た後、増幅器により増幅し、さらに出力回路によりあら
かじめ定めたしきい値以上の入力が存在すれば負荷を駆
動するのである。
【0012】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例を具
体的に説明する。図1は本発明に係る超音波ドップラー
方式検知装置の一つの実施例のブロック図を示したもの
であって、ドップラー効果を利用した超音波センーサを
使用している。図中の1は発振器、2は増幅器、3は送
波器、4は受波器、5は増幅器、6はミキサ、7は検波
器、8は増幅器、9は出力回路、10は負荷、11は判
定手段回路である。
体的に説明する。図1は本発明に係る超音波ドップラー
方式検知装置の一つの実施例のブロック図を示したもの
であって、ドップラー効果を利用した超音波センーサを
使用している。図中の1は発振器、2は増幅器、3は送
波器、4は受波器、5は増幅器、6はミキサ、7は検波
器、8は増幅器、9は出力回路、10は負荷、11は判
定手段回路である。
【0013】次に動作状態について述べる。送波器3に
より超音波を発射して被検知物となるべき移動物体によ
り反射された超音波を受波器4により受信し、送信周波
数と受信周波数とを比較することによりドップラー効果
である周波数偏移が生じているときに、検知エリア内で
被検知物の移動があったと判断するのである。送波器3
は圧電素子のような超音波振動子により構成されてお
り、発振器1の出力を増幅器2を介して送波器3に入力
することにより、発振器1の出力周波数f0 に等しい周
波数の超音波が送波器3から発射される。送波器3によ
り発射され被検知物により反射された超音波の受信信号
f′は受波器4により受信され、この受信信号を増幅器
5により増幅するのであるが、その後ミキサ6により発
振器1の出力と混合され、ミキサ6の出力には送信周波
数f0 と受信周波数f′とのビート信号が得られる。こ
のビート信号による出力(ドップラー信号Δf)を検波
器7により検波した後、増幅器8により増幅し、さらに
出力回路9によりあらかじめ定めたしきい値以上の入力
が存在すれば負荷10を駆動するのである。
より超音波を発射して被検知物となるべき移動物体によ
り反射された超音波を受波器4により受信し、送信周波
数と受信周波数とを比較することによりドップラー効果
である周波数偏移が生じているときに、検知エリア内で
被検知物の移動があったと判断するのである。送波器3
は圧電素子のような超音波振動子により構成されてお
り、発振器1の出力を増幅器2を介して送波器3に入力
することにより、発振器1の出力周波数f0 に等しい周
波数の超音波が送波器3から発射される。送波器3によ
り発射され被検知物により反射された超音波の受信信号
f′は受波器4により受信され、この受信信号を増幅器
5により増幅するのであるが、その後ミキサ6により発
振器1の出力と混合され、ミキサ6の出力には送信周波
数f0 と受信周波数f′とのビート信号が得られる。こ
のビート信号による出力(ドップラー信号Δf)を検波
器7により検波した後、増幅器8により増幅し、さらに
出力回路9によりあらかじめ定めたしきい値以上の入力
が存在すれば負荷10を駆動するのである。
【0014】ところで検波器7により検波して得られる
ドップラー信号Δfは、仮に同じ速度・大きさの被検知
物が検知装置に接近してくる場合、図2(A)に示すよ
うに遠い被検知物の移動により発生するときは振幅が小
さくなり、また図2(B)に示すように移動により被検
知物が近くなったときは、反射レベルの振幅が大きくな
って、そのために発生するドップラー信号Δfの振幅は
大きくなるのである。
ドップラー信号Δfは、仮に同じ速度・大きさの被検知
物が検知装置に接近してくる場合、図2(A)に示すよ
うに遠い被検知物の移動により発生するときは振幅が小
さくなり、また図2(B)に示すように移動により被検
知物が近くなったときは、反射レベルの振幅が大きくな
って、そのために発生するドップラー信号Δfの振幅は
大きくなるのである。
【0015】このドップラー信号Δfを判定手段回路1
1に入力し、図2(A),(B)に示すようにしきい値
を例えば4段階に設定して、それぞれのしきい値を超え
るドップラー信号Δfのピーク値をサンプリングしてお
き、これを平均化処理することにより大凡の距離情報を
取り出すことができる。この出力を出力回路9に入力す
ることにより負荷10に変化を与えることができる。
1に入力し、図2(A),(B)に示すようにしきい値
を例えば4段階に設定して、それぞれのしきい値を超え
るドップラー信号Δfのピーク値をサンプリングしてお
き、これを平均化処理することにより大凡の距離情報を
取り出すことができる。この出力を出力回路9に入力す
ることにより負荷10に変化を与えることができる。
【0016】なお、上述の動作においては検波器7によ
り検波して得られるドップラー信号Δfを利用している
が、増幅器8の増幅度が比較的低い場合には、この増幅
器8からの信号を利用しても同様な結果が得られる。図
3は本発明に係る超音波検知装置の他の実施例のブロッ
ク図を示したものであって、この図において図1に対応
する箇所には図1と同一に符号を付して説明すると、図
1で説明した動作と同様の動作を行うものである。しか
し距離情報としての振幅レベルの取り方が、図1で説明
した実施例の場合のようにドップラー信号Δfではな
く、超音波の反射波の受信信号f′を取るのである。そ
して周波数偏移を受けた受信信号f′そのものを増幅器
5により増幅するのであるが、増幅度の低い場所から抽
出すると、図4(A)に示すように遠い被検知物からの
反射は低い振幅レベルとなり、また図4(B)に示すよ
うに近い被検知物からの反射は大きな振幅レベルが得ら
れることになる。この信号を判定手段回路12を介して
出力回路9に入力することにより第1の実施例の場合と
同様に負荷10に変化を与えることができる。
り検波して得られるドップラー信号Δfを利用している
が、増幅器8の増幅度が比較的低い場合には、この増幅
器8からの信号を利用しても同様な結果が得られる。図
3は本発明に係る超音波検知装置の他の実施例のブロッ
ク図を示したものであって、この図において図1に対応
する箇所には図1と同一に符号を付して説明すると、図
1で説明した動作と同様の動作を行うものである。しか
し距離情報としての振幅レベルの取り方が、図1で説明
した実施例の場合のようにドップラー信号Δfではな
く、超音波の反射波の受信信号f′を取るのである。そ
して周波数偏移を受けた受信信号f′そのものを増幅器
5により増幅するのであるが、増幅度の低い場所から抽
出すると、図4(A)に示すように遠い被検知物からの
反射は低い振幅レベルとなり、また図4(B)に示すよ
うに近い被検知物からの反射は大きな振幅レベルが得ら
れることになる。この信号を判定手段回路12を介して
出力回路9に入力することにより第1の実施例の場合と
同様に負荷10に変化を与えることができる。
【0017】なお、上記した図1及び図2に示した実施
例において、負荷10に例えば光源としてランプを使用
した場合は、距離情報として遠い被検知物に対しては強
い光量を放ち、また近い被検知物に対しては弱い光量を
放つような制御動作を行うことにより、ランプの実使用
上において有益な用途が可能である。例えば自宅の庭や
駐車場において、使用者が遠い場所から接近してくる場
合、光源が一定であれば明るさは減衰して足元が暗くな
り、また光源の近くではまぶしくなるくらいの明るさが
得られる。こうしてバランスのよい制御動作を行うので
あるが、図4(A),(B)に示すようにしきい値がレ
べル4を超えた場合には出力回路9の出力を低下させ、
またしきい値がレべル1を超えた場合には出力回路9の
出力を高めるように制御すればよいことになる。
例において、負荷10に例えば光源としてランプを使用
した場合は、距離情報として遠い被検知物に対しては強
い光量を放ち、また近い被検知物に対しては弱い光量を
放つような制御動作を行うことにより、ランプの実使用
上において有益な用途が可能である。例えば自宅の庭や
駐車場において、使用者が遠い場所から接近してくる場
合、光源が一定であれば明るさは減衰して足元が暗くな
り、また光源の近くではまぶしくなるくらいの明るさが
得られる。こうしてバランスのよい制御動作を行うので
あるが、図4(A),(B)に示すようにしきい値がレ
べル4を超えた場合には出力回路9の出力を低下させ、
またしきい値がレべル1を超えた場合には出力回路9の
出力を高めるように制御すればよいことになる。
【0018】また負荷10としてスピーカ,ブザー,ホ
ーンのような音源を使用した場合を考えると、移動物体
の距離情報として被検知物が音源付近まで移動してきた
ときには、耳元で大音響の音を聴く必要もなくなる。図
5は本発明に係る超音波検知装置のさらに他の実施例の
ブロック図を示したものであって、この図において図1
及び図3に対応する箇所には図1及び図3と同一に符号
を付して説明すると、図1及び図3で説明した動作と同
様の動作を行うものである。この実施例では図1で説明
した距離情報だけではなく、ドップラー信号Δfそのも
のの値も加味することにより負荷10を制御動作する。
検波器7により検波して得られ、周波数判定手段13に
より判定されるドップラー信号Δfの周波数は、被検知
物が存在していなければ0Hzであるが、被検知物の移
動速度が速ければ速いほどドップラー信号Δfの周波数
は高くなる。
ーンのような音源を使用した場合を考えると、移動物体
の距離情報として被検知物が音源付近まで移動してきた
ときには、耳元で大音響の音を聴く必要もなくなる。図
5は本発明に係る超音波検知装置のさらに他の実施例の
ブロック図を示したものであって、この図において図1
及び図3に対応する箇所には図1及び図3と同一に符号
を付して説明すると、図1及び図3で説明した動作と同
様の動作を行うものである。この実施例では図1で説明
した距離情報だけではなく、ドップラー信号Δfそのも
のの値も加味することにより負荷10を制御動作する。
検波器7により検波して得られ、周波数判定手段13に
より判定されるドップラー信号Δfの周波数は、被検知
物が存在していなければ0Hzであるが、被検知物の移
動速度が速ければ速いほどドップラー信号Δfの周波数
は高くなる。
【0019】そしてドップラー信号Δfの周波数は、Δ
f=2Vf0 /Cで表されることになる。ここでVは被
検知物の移動速度、f0 は発振周波数、Cは音速であ
る。ドップラー信号Δfの周波数に、例えば(0〜Δf
1 ),(Δf1 〜Δf2 ),(Δf2 以上)というよう
に三段階のしきい値を設けておき、これを周波数判定手
段13により認識させて出力回路9の出力を制御するこ
とにより負荷10の新しい制御動作が可能となる。例え
ば夜間において、自宅の庭で家人の動きと盗賊による抜
き足,差し足,忍び足風の慎重な動きとを判別すること
により、一定時間、低速運動があり、盗賊(被検知物)
が接近してくれば大きな警報音を鳴らすというように応
用できる。
f=2Vf0 /Cで表されることになる。ここでVは被
検知物の移動速度、f0 は発振周波数、Cは音速であ
る。ドップラー信号Δfの周波数に、例えば(0〜Δf
1 ),(Δf1 〜Δf2 ),(Δf2 以上)というよう
に三段階のしきい値を設けておき、これを周波数判定手
段13により認識させて出力回路9の出力を制御するこ
とにより負荷10の新しい制御動作が可能となる。例え
ば夜間において、自宅の庭で家人の動きと盗賊による抜
き足,差し足,忍び足風の慎重な動きとを判別すること
により、一定時間、低速運動があり、盗賊(被検知物)
が接近してくれば大きな警報音を鳴らすというように応
用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る超音波ドップラー方式検知
装置は前記のように構成して成るものであって、各請求
項の発明はいずれも、回路的に簡単なブロックを追加す
るだけで簡単に距離情報を得ることができて、色々な新
しい負荷の制御動作が可能である。そして各請求項の発
明にはさらに以下のような効果がある。
装置は前記のように構成して成るものであって、各請求
項の発明はいずれも、回路的に簡単なブロックを追加す
るだけで簡単に距離情報を得ることができて、色々な新
しい負荷の制御動作が可能である。そして各請求項の発
明にはさらに以下のような効果がある。
【0021】請求項1の発明は、設定されたそれぞれの
しきい値を超えるドップラー信号のピーク値をサンプリ
ングしておき、これを平均化処理することにより大凡の
距離情報を取り出し、この出力を出力回路に入力するこ
とにより負荷に変化を与えることができる。請求項2の
発明は、負荷に光源としてランプを使用し、移動物体の
距離情報として遠い被検知物に対しては強い光量を放
ち、また近い被検知物に対しては弱い光量を放つような
制御動作を行うことができる。
しきい値を超えるドップラー信号のピーク値をサンプリ
ングしておき、これを平均化処理することにより大凡の
距離情報を取り出し、この出力を出力回路に入力するこ
とにより負荷に変化を与えることができる。請求項2の
発明は、負荷に光源としてランプを使用し、移動物体の
距離情報として遠い被検知物に対しては強い光量を放
ち、また近い被検知物に対しては弱い光量を放つような
制御動作を行うことができる。
【0022】請求項3の発明は、負荷にスピーカ,ブザ
ー,ホーンのような音源を使用し、移動物体の距離情報
として被検知物が音源付近まで移動してきたときには、
耳元で大音響の音を聴く必要がない。請求項4の発明
は、負荷としてランプの光量の変化,音源の音量の変化
などの機能を効率的に果たすことができる。
ー,ホーンのような音源を使用し、移動物体の距離情報
として被検知物が音源付近まで移動してきたときには、
耳元で大音響の音を聴く必要がない。請求項4の発明
は、負荷としてランプの光量の変化,音源の音量の変化
などの機能を効率的に果たすことができる。
【0023】請求項5の発明は、移動物体までの距離情
報として遠い被検知物に対しては強い光量を放ち、また
近い被検知物に対しては弱い光量を放つような制御動作
を確実に行うことができる。請求項6の発明は、移動物
体までの大凡の距離情報そのものを知ることができる。
報として遠い被検知物に対しては強い光量を放ち、また
近い被検知物に対しては弱い光量を放つような制御動作
を確実に行うことができる。請求項6の発明は、移動物
体までの大凡の距離情報そのものを知ることができる。
【0024】請求項7の発明は、請求項6の発明と同
様、移動物体までの大凡の距離情報そのものを知ること
ができる。
様、移動物体までの大凡の距離情報そのものを知ること
ができる。
【図1】本発明に係る超音波ドップラー方式検知装置の
一つの実施例を示すブロック図である。
一つの実施例を示すブロック図である。
【図2】同上において、(A)は遠い被検知物の移動に
よりドップラー信号が発生するときの振幅を示してお
り、(B)は移動により被検知物が近くなったときに、
ドップラー信号の反射レベルの振幅を示したグラフ図で
ある。
よりドップラー信号が発生するときの振幅を示してお
り、(B)は移動により被検知物が近くなったときに、
ドップラー信号の反射レベルの振幅を示したグラフ図で
ある。
【図3】本発明に係る超音波ドップラー方式検知装置の
他の実施例を示すブロック図である。
他の実施例を示すブロック図である。
【図4】同上において、(A)はしきい値が最高のレペ
ルを超える場合の振幅を示し、(B)はしきい値が最低
のレべルを超えた場合の振幅を示すグラフ図である。
ルを超える場合の振幅を示し、(B)はしきい値が最低
のレべルを超えた場合の振幅を示すグラフ図である。
【図5】本発明に係る超音波ドップラー方式検知装置の
さらに他の実施例を示すブロック図である。
さらに他の実施例を示すブロック図である。
1 発振器 2,5,8 増幅器 3 送波器 4 受波器 6 ミキサ 7 検波器 9 出力回路 10 負荷 11 判定手段回路
Claims (7)
- 【請求項1】 超音波を連続的に送出する送波手段と、
あらかじめ定められた空間領域内において被検知物とな
るべき移動物体からの反射波によりその移動物体の存在
を検知する処理を行う受波手段とを備えた超音波検知装
置において、移動物体からの連続的な反射波を受信し、
その周波数偏移を含む受波系の信号の振幅により、移動
物体の距離情報をも取り込んで負荷を駆動することを特
徴とする超音波ドップラー方式検知装置。 - 【請求項2】 移動物体の距離情報に基づき負荷として
光源となるランプの光量を可変する手段を有しているこ
とを特徴とする請求項1記載の超音波ドップラー方式検
知装置。 - 【請求項3】 移動物体の距離情報に基づき負荷として
音源の音量を可変する手段を有していることを特徴とす
る請求項1記載の超音波ドップラー方式検知装置。 - 【請求項4】 移動物体により抽出したドップラー信号
の周波数成分をサンプリングし、負荷の状態を可変する
手段をも併せ持つことを特徴とする請求項1記載の超音
波ドップラー方式検知装置。 - 【請求項5】 移動物体の距離情報として遠い被検知物
に対しては強い光量を放ち、また近い被検知物に対して
は弱い光量を放つような制御動作を行う制御手段を有し
ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の超
音波ドップラー方式検知装置。 - 【請求項6】 超音波を連続的に送出する送波手段と、
あらかじめ定められた空間領域内において被検知物とな
るべき移動物体からの反射波によりその移動物体の存在
を検知する処理を行う受波手段とを備えた超音波検知装
置において、移動物体により抽出したドップラー信号の
振幅レベルをサンプリングし、これを平均化処理するこ
とにより移動物体までの距離情報を取り出す判定手段を
有していることを特徴とする超音波ドップラー方式検知
装置。 - 【請求項7】 超音波を連続的に送出する送波手段と、
あらかじめ定められた空間領域内において被検知物とな
るべき移動物体からの反射波によりその移動物体の存在
を検知する処理を行う受波手段とを備えた超音波検知装
置において、移動物体からの反射波を受信し、初段の受
波増幅手段の出力振幅を判定する判定手段を有している
ことを特徴とする超音波ドップラー方式検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31195294A JPH08166449A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 超音波ドップラー方式検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31195294A JPH08166449A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 超音波ドップラー方式検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166449A true JPH08166449A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18023416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31195294A Pending JPH08166449A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 超音波ドップラー方式検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166449A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003036327A1 (fr) * | 2001-10-19 | 2003-05-01 | Optex Co., Ltd. | Capteur d'hyperfrequence |
WO2003038470A1 (fr) * | 2001-10-30 | 2003-05-08 | Optex Co., Ltd | Capteur micro-ondes double frequence |
JP2003207462A (ja) * | 2002-01-17 | 2003-07-25 | Optex Co Ltd | マイクロウエーブセンサ |
WO2007077940A1 (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-12 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 移動体検出装置 |
US11419573B2 (en) | 2016-02-02 | 2022-08-23 | Samsung Medison Co., Ltd. | Method for outputting speed of object and ultrasonic diagnosis device therefor |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP31195294A patent/JPH08166449A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100985451B1 (ko) * | 2006-01-06 | 2010-10-05 | 파나소닉 전공 주식회사 | 이동체 검출 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031216 |