JPH08162069A - 平面型蛍光ランプ - Google Patents
平面型蛍光ランプInfo
- Publication number
- JPH08162069A JPH08162069A JP33093694A JP33093694A JPH08162069A JP H08162069 A JPH08162069 A JP H08162069A JP 33093694 A JP33093694 A JP 33093694A JP 33093694 A JP33093694 A JP 33093694A JP H08162069 A JPH08162069 A JP H08162069A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor layer
- fluorescent lamp
- film thickness
- flat fluorescent
- light emitting
- Prior art date
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- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のこの種一面の側のみから光が出力され
る平面型蛍光ランプに対しては、夫々の蛍光体層に対す
る適正な膜厚が検討されることがなく、従って、この使
用形態に対しての最高の発光効率と成っていないと言う
問題点を生じている。 【構成】 本発明により、発光面側の蛍光体層5は膜厚
を5〜10μmとされ、反射面側の蛍光体層8は膜厚を
25〜40μmとされている平面型蛍光ランプ1とした
ことで、一方の蛍光体層5の側のみから直接の光の出力
が行われ、他の一方の蛍光体層8の側からは一方の蛍光
体層5を透過して光の出力が行われるこの種の平面型蛍
光ランプ1に対して、夫々の蛍光体層5、8に発光効率
を向上させるための最適条件を与えるものとなり、これ
により発光効率の向上を可能として課題を解決するもの
である。
る平面型蛍光ランプに対しては、夫々の蛍光体層に対す
る適正な膜厚が検討されることがなく、従って、この使
用形態に対しての最高の発光効率と成っていないと言う
問題点を生じている。 【構成】 本発明により、発光面側の蛍光体層5は膜厚
を5〜10μmとされ、反射面側の蛍光体層8は膜厚を
25〜40μmとされている平面型蛍光ランプ1とした
ことで、一方の蛍光体層5の側のみから直接の光の出力
が行われ、他の一方の蛍光体層8の側からは一方の蛍光
体層5を透過して光の出力が行われるこの種の平面型蛍
光ランプ1に対して、夫々の蛍光体層5、8に発光効率
を向上させるための最適条件を与えるものとなり、これ
により発光効率の向上を可能として課題を解決するもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光ランプに関するもの
であり、詳細には例えば携帯用テレビジョン受像機の表
示画面として使用される液晶表示装置のバックライト用
として適するように発光面が矩形状の平面とされた平面
型蛍光ランプに係るものである。
であり、詳細には例えば携帯用テレビジョン受像機の表
示画面として使用される液晶表示装置のバックライト用
として適するように発光面が矩形状の平面とされた平面
型蛍光ランプに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の平面型蛍光ランプ90の
構成を示すものが図4であり、この平面型蛍光ランプ9
0が例えば上記した液晶表示装置のバックライト用とし
て用いられる時には何れか一方が発光面ガラス基板9
1、他方が反射面ガラス基板92として形成されるもの
となる。
構成を示すものが図4であり、この平面型蛍光ランプ9
0が例えば上記した液晶表示装置のバックライト用とし
て用いられる時には何れか一方が発光面ガラス基板9
1、他方が反射面ガラス基板92として形成されるもの
となる。
【0003】前記発光面ガラス基板91の反射面ガラス
基板92との相対面には、ITOなど透明導電性部材と
することで透光性を持たせた透明電極93と、酸化ケイ
素などによる透明誘電体層94とが成膜され、更にその
上面に蛍光体層95が15μm近傍の膜厚としてディッ
プ法などにより成膜されている。一方、反射面ガラス基
板92の相対面には、アルミ蒸着膜などにより反射電極
96が成膜され、この反射電極96の面上には上記と同
様に透明誘電体層94と蛍光体層95とが成膜されてい
る。
基板92との相対面には、ITOなど透明導電性部材と
することで透光性を持たせた透明電極93と、酸化ケイ
素などによる透明誘電体層94とが成膜され、更にその
上面に蛍光体層95が15μm近傍の膜厚としてディッ
プ法などにより成膜されている。一方、反射面ガラス基
板92の相対面には、アルミ蒸着膜などにより反射電極
96が成膜され、この反射電極96の面上には上記と同
様に透明誘電体層94と蛍光体層95とが成膜されてい
る。
【0004】上記のように形成された発光面ガラス基板
91と反射面ガラス基板92とは、周縁部をフリットガ
ラスなどのシール材97で封止されて放電室90aが形
成され、前記放電室90a内には希ガス、水銀などが封
入されて平面型蛍光ランプ90として完成されるもので
ある。
91と反射面ガラス基板92とは、周縁部をフリットガ
ラスなどのシール材97で封止されて放電室90aが形
成され、前記放電室90a内には希ガス、水銀などが封
入されて平面型蛍光ランプ90として完成されるもので
ある。
【0005】上記の構成としたことで、平面型蛍光ラン
プ90を点灯するときには、発光面ガラス基板91側の
蛍光体層95からの発光は透明誘電体層94と透明電極
93とを透過して外部に放射されるものとなり、反射面
ガラス基板92側の蛍光体層95からの発光は一部は発
光面ガラス基板91側の蛍光体層95に直接に達し、一
部は反射電極96で反射した後に発光面ガラス基板91
側の蛍光体層95に達するものとなり、これにより外部
への放射光が増強される。
プ90を点灯するときには、発光面ガラス基板91側の
蛍光体層95からの発光は透明誘電体層94と透明電極
93とを透過して外部に放射されるものとなり、反射面
ガラス基板92側の蛍光体層95からの発光は一部は発
光面ガラス基板91側の蛍光体層95に直接に達し、一
部は反射電極96で反射した後に発光面ガラス基板91
側の蛍光体層95に達するものとなり、これにより外部
への放射光が増強される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の平面型蛍光ラ
ンプ90においては、電池など小容量の電源で点灯され
る場合が多く、それ故に少しでも消費電力を低減させ使
用可能時間を延長させるために一層の発光効率の向上が
要求されるものとなっている。しかしながら、現状の構
成ではより以上の発光効率の向上は困難で、市場の要望
に応じられないと言う問題点を生じ、この点の解決が課
題とされるものとなっていた。
ンプ90においては、電池など小容量の電源で点灯され
る場合が多く、それ故に少しでも消費電力を低減させ使
用可能時間を延長させるために一層の発光効率の向上が
要求されるものとなっている。しかしながら、現状の構
成ではより以上の発光効率の向上は困難で、市場の要望
に応じられないと言う問題点を生じ、この点の解決が課
題とされるものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、対峙する二
枚のガラス基板の夫々の相対側の面に電極、誘電体層、
蛍光体層が形成されて成る平面型蛍光ランプであり、且
つ、一方の側の電極および誘電体層が透光性とされ、他
の一方の電極が反射性とされて、前記一方の側の面が発
光面、他の一方の側の面が反射面とされる平面型蛍光ラ
ンプにおいて、前記発光面側の前記蛍光体層は膜厚を5
〜10μmとされ、前記反射面側の前記蛍光体層は膜厚
を25〜40μmとされていることを特徴とする平面型
蛍光ランプを提供することで、より一層の発光効率の向
上を可能とし課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的な手段として、対峙する二
枚のガラス基板の夫々の相対側の面に電極、誘電体層、
蛍光体層が形成されて成る平面型蛍光ランプであり、且
つ、一方の側の電極および誘電体層が透光性とされ、他
の一方の電極が反射性とされて、前記一方の側の面が発
光面、他の一方の側の面が反射面とされる平面型蛍光ラ
ンプにおいて、前記発光面側の前記蛍光体層は膜厚を5
〜10μmとされ、前記反射面側の前記蛍光体層は膜厚
を25〜40μmとされていることを特徴とする平面型
蛍光ランプを提供することで、より一層の発光効率の向
上を可能とし課題を解決するものである。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る平面型蛍光ランプであり、この平面型蛍光ランプ1
は発光面と反射面とが定められているものであり、一方
の発光側ガラス基板2側の相対面にはITOなどによる
透明電極層3が成膜され、該透明電極層3を覆い透明誘
電体層4が成膜され、更に発光側蛍光体層5が成膜され
ている。
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る平面型蛍光ランプであり、この平面型蛍光ランプ1
は発光面と反射面とが定められているものであり、一方
の発光側ガラス基板2側の相対面にはITOなどによる
透明電極層3が成膜され、該透明電極層3を覆い透明誘
電体層4が成膜され、更に発光側蛍光体層5が成膜され
ている。
【0009】また、他方の反射側ガラス基板6の相対面
にはアルミ蒸着などにより反射電極層7が成膜され、こ
の反射電極層7を覆っては前記発光側ガラス基板2のも
のと同様の透明誘電体層3が成膜され、更に上面には反
射側蛍光体層8が成膜されている。尚、図中に符号9で
示すものは発光側ガラス基板2と反射側ガラス基板6と
で放電室1aを形成させるためのフリットガラスによる
シール材である。
にはアルミ蒸着などにより反射電極層7が成膜され、こ
の反射電極層7を覆っては前記発光側ガラス基板2のも
のと同様の透明誘電体層3が成膜され、更に上面には反
射側蛍光体層8が成膜されている。尚、図中に符号9で
示すものは発光側ガラス基板2と反射側ガラス基板6と
で放電室1aを形成させるためのフリットガラスによる
シール材である。
【0010】ここで、この発明を成すための発明者によ
る検討の結果を示すものが図2であり、前記発光側蛍光
体層5は背面側から励起され発光を行うものであり、加
えて反射側蛍光体層8からの光を透過させるものである
ので、この図2においては透過輝度TBと透過率TTと
が膜厚tに関して測定されている。また、前記反射側蛍
光体層8は前面側から励起が行われるものであるので反
射輝度TRの測定が行われ、夫々の結果が表示されてい
る。
る検討の結果を示すものが図2であり、前記発光側蛍光
体層5は背面側から励起され発光を行うものであり、加
えて反射側蛍光体層8からの光を透過させるものである
ので、この図2においては透過輝度TBと透過率TTと
が膜厚tに関して測定されている。また、前記反射側蛍
光体層8は前面側から励起が行われるものであるので反
射輝度TRの測定が行われ、夫々の結果が表示されてい
る。
【0011】上記の測定結果によれば、前記発光側蛍光
体層5の透過輝度TBは膜厚tが厚くなる程に輝度は低
下する傾向にあり、同時に透過率TTも膜厚t1が厚く
なる程に低下する。従って、発光側蛍光体層5において
は可能な限りに膜厚t1を薄く形成することが平面型蛍
光ランプ1の輝度向上の手段として有効となることが推
定できるものとなる。
体層5の透過輝度TBは膜厚tが厚くなる程に輝度は低
下する傾向にあり、同時に透過率TTも膜厚t1が厚く
なる程に低下する。従って、発光側蛍光体層5において
は可能な限りに膜厚t1を薄く形成することが平面型蛍
光ランプ1の輝度向上の手段として有効となることが推
定できるものとなる。
【0012】これに対して、反射側蛍光体層8の反射輝
度TRは膜厚t2が厚くなるほどに向上する傾向にあ
る。但し、膜厚t2が35〜40μmで輝度は飽和し、
それ以上に膜厚t2を増しても、より一層の輝度の向上
は認められないことが明らかとなった。従って、前記反
射側蛍光体層8は上記した膜厚t2の範囲、即ち、40
μm迄の範囲で膜厚t2を厚くすることがの輝度向上の
手段として有効となることが推定できるものとなる。
度TRは膜厚t2が厚くなるほどに向上する傾向にあ
る。但し、膜厚t2が35〜40μmで輝度は飽和し、
それ以上に膜厚t2を増しても、より一層の輝度の向上
は認められないことが明らかとなった。従って、前記反
射側蛍光体層8は上記した膜厚t2の範囲、即ち、40
μm迄の範囲で膜厚t2を厚くすることがの輝度向上の
手段として有効となることが推定できるものとなる。
【0013】図3は、上記の検討結果に基づき試作した
平面型蛍光ランプ1の輝度特性を示したもので、試作に
あたっては発光側蛍光体層5の膜厚t1と、反射側蛍光
体層8の膜厚t2とに、夫々8μm、18μm、25μ
mおよび35μmのものを用意し、これらを相互に組合
わせて平面型蛍光ランプ1を作成し、点灯させて輝度測
定を行った。
平面型蛍光ランプ1の輝度特性を示したもので、試作に
あたっては発光側蛍光体層5の膜厚t1と、反射側蛍光
体層8の膜厚t2とに、夫々8μm、18μm、25μ
mおよび35μmのものを用意し、これらを相互に組合
わせて平面型蛍光ランプ1を作成し、点灯させて輝度測
定を行った。
【0014】図中の曲線F8は発光側蛍光体層5を8μ
mに固定し反射側蛍光体層8の膜厚を変化させたときに
得られる輝度特性であり、以下同様に曲線F18は発光
側蛍光体層5が18μm時、曲線F25は発光側蛍光体
層5が25μm時、曲線F35は発光側蛍光体層5が3
5μm時の輝度特性を夫々に示すものである。
mに固定し反射側蛍光体層8の膜厚を変化させたときに
得られる輝度特性であり、以下同様に曲線F18は発光
側蛍光体層5が18μm時、曲線F25は発光側蛍光体
層5が25μm時、曲線F35は発光側蛍光体層5が3
5μm時の輝度特性を夫々に示すものである。
【0015】尚、上記夫々の曲線の比較に当たっては、
従来この種の蛍光ランプにおいて蛍光体層の膜厚の標準
値として一般的に実施されている18μmの膜厚を発光
側蛍光体層5、反射側蛍光体層8の両者に成膜したとき
の輝度の値を100として基準値Pで示してあり、この
基準値Pが即ち従来のこの種の平面型蛍光ランプの明る
さである。
従来この種の蛍光ランプにおいて蛍光体層の膜厚の標準
値として一般的に実施されている18μmの膜厚を発光
側蛍光体層5、反射側蛍光体層8の両者に成膜したとき
の輝度の値を100として基準値Pで示してあり、この
基準値Pが即ち従来のこの種の平面型蛍光ランプの明る
さである。
【0016】この試作によっても、発光側蛍光体層5を
可能な限りに薄く形成し、反射側蛍光体層8を40μm
迄の範囲で厚く形成することが輝度向上に有効であるこ
とが確認され、具体的には発光側蛍光体層5を8μmと
して形成し、反射側蛍光体層8を35μmとして形成し
たときには略1.3倍の輝度向上が図れる(曲線F8参
照)ものであることが明らかとなった。
可能な限りに薄く形成し、反射側蛍光体層8を40μm
迄の範囲で厚く形成することが輝度向上に有効であるこ
とが確認され、具体的には発光側蛍光体層5を8μmと
して形成し、反射側蛍光体層8を35μmとして形成し
たときには略1.3倍の輝度向上が図れる(曲線F8参
照)ものであることが明らかとなった。
【0017】ここで、両蛍光体層5、8に所望の膜厚t
1、t2を得る手段について説明する。従来のディップ
法によれば得られる膜厚は15〜18μmに限定され所
望の膜厚を得ることはできない。そこで本発明では上記
のディップ法に換えて双方の蛍光体層5、8の形成にス
クリーン印刷法を採用し、膜厚の調整を可能とするもの
である。
1、t2を得る手段について説明する。従来のディップ
法によれば得られる膜厚は15〜18μmに限定され所
望の膜厚を得ることはできない。そこで本発明では上記
のディップ法に換えて双方の蛍光体層5、8の形成にス
クリーン印刷法を採用し、膜厚の調整を可能とするもの
である。
【0018】このとき先ず、三波長(R、G、B)蛍光
体の粉末にはアクリルエステルポリマ系のバインダ、芳
香族あるいはエステル系の溶剤を混和してペースト状の
インクとし、スクリーン印刷に備える。その後に、スク
リーン印刷によりガラス基板2、6上に印刷し、乾燥、
焼成を行うことで溶剤およびバインダは完全に気化、分
解して蛍光体層5、8が得られるものとなる。
体の粉末にはアクリルエステルポリマ系のバインダ、芳
香族あるいはエステル系の溶剤を混和してペースト状の
インクとし、スクリーン印刷に備える。その後に、スク
リーン印刷によりガラス基板2、6上に印刷し、乾燥、
焼成を行うことで溶剤およびバインダは完全に気化、分
解して蛍光体層5、8が得られるものとなる。
【0019】従って、スクリーン印刷を行うときのシル
クスクリーンの膜厚を適宜なものとしておくことで蛍光
体層5、8の基本的な膜厚は決定されるものとなり、更
には、前記した三波長蛍光体の粉末とバインダおよび溶
剤との混合比を適宜に調整することで膜厚の微調整が行
え、これらの手段により所望の膜厚の蛍光体層5、8が
得られるものとなる。
クスクリーンの膜厚を適宜なものとしておくことで蛍光
体層5、8の基本的な膜厚は決定されるものとなり、更
には、前記した三波長蛍光体の粉末とバインダおよび溶
剤との混合比を適宜に調整することで膜厚の微調整が行
え、これらの手段により所望の膜厚の蛍光体層5、8が
得られるものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、発
光面側の蛍光体層は膜厚を5〜10μmとされ、反射面
側の蛍光体層は膜厚を25〜40μmとされている平面
型蛍光ランプとしたことで、一方の蛍光体層の側のみか
ら直接の光の出力が行われ、他の一方の蛍光体層の側か
らは一方の蛍光体層を透過して光の出力が行われるこの
種の平面型蛍光ランプに対して、夫々の蛍光体層に発光
効率を向上させるための最適条件を与えるものとなり、
これにより発光効率の向上を可能として、この種の平面
型蛍光ランプの性能向上に極めて優れた効果を奏するも
のである。
光面側の蛍光体層は膜厚を5〜10μmとされ、反射面
側の蛍光体層は膜厚を25〜40μmとされている平面
型蛍光ランプとしたことで、一方の蛍光体層の側のみか
ら直接の光の出力が行われ、他の一方の蛍光体層の側か
らは一方の蛍光体層を透過して光の出力が行われるこの
種の平面型蛍光ランプに対して、夫々の蛍光体層に発光
効率を向上させるための最適条件を与えるものとなり、
これにより発光効率の向上を可能として、この種の平面
型蛍光ランプの性能向上に極めて優れた効果を奏するも
のである。
【0021】また、従来はディップ法で蛍光体層が形成
され、この蛍光体層の膜厚に所望の値を得ることが不可
能であったのに対し、本発明によりスクリーン印刷で形
成し、印刷時の膜厚、蛍光体粉末に対するバインダの混
合比を調整することで所望の膜厚が自在に得られるもの
として、実施を容易とする優れた効果も奏するものであ
る。
され、この蛍光体層の膜厚に所望の値を得ることが不可
能であったのに対し、本発明によりスクリーン印刷で形
成し、印刷時の膜厚、蛍光体粉末に対するバインダの混
合比を調整することで所望の膜厚が自在に得られるもの
として、実施を容易とする優れた効果も奏するものであ
る。
【図1】 本発明に係る平面型蛍光ランプの一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】 蛍光体層の特性を示すグラフである。
【図3】 発光面側と反射面側との蛍光体層の膜厚と光
出力との関係を示すグラフである。
出力との関係を示すグラフである。
【図4】 従来例を示す断面図である。
1……平面型蛍光ランプ 1a……放電室 2……発光側ガラス基板 3……透明電極層 4……透明誘電体層 5……発光側蛍光体層 6……反射側ガラス基板 7……反射電極層 8……反射側蛍光体層 9……シール材 t1……発光側蛍光体層の膜厚 t2……反射側蛍光体層の膜厚
Claims (2)
- 【請求項1】 対峙する二枚のガラス基板の夫々の相対
側の面に電極、誘電体層、蛍光体層が形成されて成る平
面型蛍光ランプであり、且つ、一方の側の電極および誘
電体層が透光性とされ、他の一方の電極が反射性とされ
て、前記一方の側の面が発光面、他の一方の側の面が反
射面とされる平面型蛍光ランプにおいて、前記発光面側
の前記蛍光体層は膜厚を5〜10μmとされ、前記反射
面側の前記蛍光体層は膜厚を25〜40μmとされてい
ることを特徴とする平面型蛍光ランプ。 - 【請求項2】 前記蛍光体層はスクリーン印刷で形成さ
れ、印刷時の膜厚、蛍光体粉末に対するバインダの混合
比が調整されて所定の膜厚とされていることを特徴とす
る請求項1記載の平面型蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33093694A JPH08162069A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 平面型蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33093694A JPH08162069A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 平面型蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162069A true JPH08162069A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18238091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33093694A Pending JPH08162069A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 平面型蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08162069A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999059179A1 (fr) * | 1998-05-11 | 1999-11-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Structure a revetement phosphorique et dispositif lumineux presentant ladite structure |
EP1187160A2 (en) * | 2000-09-08 | 2002-03-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Plasma display |
KR100369308B1 (ko) * | 2000-05-24 | 2003-01-24 | 주식회사 이.엠.디 | 평판형 형광램프 및 그 제조 방법 |
JP2006085943A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発光管、蛍光ランプ及び照明装置 |
US7078857B2 (en) * | 2000-12-27 | 2006-07-18 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Flat luminescent lamp and method for manufacturing the same |
EP1970939A2 (en) * | 2007-03-14 | 2008-09-17 | Jenn-Wei Mii | Light illuminating element |
CN102655075A (zh) * | 2008-03-14 | 2012-09-05 | 芈振伟 | 发光组件 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP33093694A patent/JPH08162069A/ja active Pending
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