JPH08158315A - コンクリート製外ケーブル定着体の固定工法 - Google Patents
コンクリート製外ケーブル定着体の固定工法Info
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- JPH08158315A JPH08158315A JP6299387A JP29938794A JPH08158315A JP H08158315 A JPH08158315 A JP H08158315A JP 6299387 A JP6299387 A JP 6299387A JP 29938794 A JP29938794 A JP 29938794A JP H08158315 A JPH08158315 A JP H08158315A
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- fixing body
- concrete
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Abstract
に於いて、鋼棒長が短いことによる緊張管理の問題、P
C鋼棒の伸びが小さく、コンクリートのクリープで緊張
力が抜け易いと言う問題、主桁間の狭い範囲で張力を導
入せねばならないため、工数が掛かりコスト高となると
言う問題、プレストレスを付与する材料が鋼材なので、
発錆の恐れがあると言う問題に対処した工法を提供す
る。 【構成】 コンクリート製外ケーブル定着体の固定工法
に於いて、複数の既成の桁の腹部に定着体締め付け材が
貫通するような孔を明け、定着体用の鉄筋を組み、PC
鋼線又はアラミドFRP材よりなるプレテンション用の
定着体締め付け材を貫通させ、締結治具を介して定着体
締め付け材を緊張し、定着体のコンクリートを打設養生
し、定着体のブロック毎に定着体締め付け材を切断し
て、定着体にプレストレスを導入する工法とする。又プ
レキャスト製コンクリート定着体にも応用出来る。
Description
方向に、外ケーブルによるプレストレスを追加する際、
緊張端部及びサドル部にコンクリートブラケットを使用
する場合がある。本発明は、前記コンクリートブラケッ
トにプレストレスを導入して既設桁に固定する工法に関
する。
大型化に伴う諸基準が改正され、従来の設計基準で対応
されていたものは、将来何らかの補強が必要となる。道
路を構成する既成の主桁の場合、桁と桁に機構的な接合
を施工することなく、外ケーブルを応用した連続化構造
によって補強することが行われている。図10は、外ケ
ーブルを応用した桁の連続化構造の概念図で、図11は
図10C部詳細でコンクリート製定着体部の斜視図であ
る。外ケーブルを桁に固定する方法として、プレキャス
トコンクリート製、現場打ちコンクリート製又は鋳鉄製
の定着体がある。
の桁毎に定着体を設け、PC鋼線を通しポストテンショ
ン方式でプレストレスを付与し、桁と定着体との間の摩
擦力を応用する工法が行われている。図9は従来の定着
体にプレストレスを付与する方法を示す図である。
着体の固定法では、次のような問題点がある。
である。
ートのクリープで緊張力が抜け易い。
ばならないため、工数が掛かりコスト高となる。
なので、発錆の恐れがあり、耐久性に対して考慮が必要
である。
よる問題点を解決する手段として、プレテンション方式
による定着体の固定法を提供する。
ル定着体の固定工法に於いて、複数の既成の桁の腹部に
定着体締め付け材が貫通するような孔を明け、定着体用
の鉄筋を組み、PC鋼線又はコンクリートとの付着強度
が高くヤング係数の低い材料として、例えばアラミドF
RP材よりなるプレテンション用の定着体締め付け材を
前記孔に貫通させ、定着体締め付け材を緊張し、定着体
のコンクリートを打設養生し、定着体のブロック毎に定
着体締め付け材を切断して、定着体にプレストレスを導
入してなることを特徴とするコンクリート製外ケーブル
定着体の固定工法又は、コンクリート製外ケーブル定着
体の固定工法に於いて、複数の既成桁の腹部に定着体締
め付け材が貫通するような孔を明け、プレキャスト製コ
ンクリート定着体で桁を挟持し、PC鋼線又はコンクリ
ートとの付着強度が高くヤング係数の低い材料として、
例えばアラミドFRP材よりなるプレテンション用の定
着体締め付け材を貫通させ、桁とプレキャスト製コンク
リート定着体との間にモルタルを間詰めし、定着体締め
付け材を緊張し、プレキャスト製コンクリート定着体
と、定着体しめ付け材の孔にモルタルを注入し定着体締
め付け材を定着させ、プレキャスト製コンクリート定着
体のブロック毎に定着体締め付け材を切断して、定着体
にプレストレスを導入してなることを特徴とするコンク
リート製外ケーブル定着体の固定工法を主旨とする。
トレスの管理が容易であり、かつ作業性が向上する。特
に既設の主桁間隔が狭く、定着体を主桁に緊結時にジャ
ッキスペースが確保出来ない場合には本工法が有利であ
る。狭いスペースでジャッキの持ち運びがないことも特
徴である。
ため、コンクリートのクリープによる緊張力が抜け難
い。
を用いた場合は、露出する金属部分がないので保守管理
が容易である。
を用いた場合は、鋼材に比べて軽量であるから、このよ
うな作業スペースに制約がある現場作業には特に有利で
ある。
を用いた場合は、PC鋼線より切断が容易である。
る。
の平面図である。複数本の桁1をそれぞれコンクリート
の定着体3で挟持するように配置し、横桁2に沿ってP
C鋼又はコンクリートとの付着強度が高くヤング係数の
低い材料例えばアラミドFRP材からなる定着体締め付
け材5を貫通させ、両端には緊張治具4を配置しナット
6を締め付けて緊張を与える。ナット6を締め付けてス
トレスを導入する場合の反力は、一方は横桁2が受け持
ち、一方は調整ジャッキ7等を利用した治具を用いる。
図2は図1のA−A視図である。図3は図2のB−B視
図である。図4は、本発明のコンクリート製外ケーブル
定着体の固定法の概念図である。定着体締め付け材5で
あるPC鋼線又はアラミドFRP材は、プレテンション
を与え定着体3のコンクリートに定着後は定着体3はブ
ロック毎に切断して定着体3にプレストレスを付与す
る。
る。
付け材5が貫通するような孔9を明ける。
鉄筋10を組んだところを示す図である。
なるプレテンション用の定着体締め付け材5を貫通させ
る。
ころを示す図である。
5を緊張する。
し養生する。
付け材5を切断して、定着体3にプレストレスを導入す
る。
状態を示す図である。
クリートを基本とするが、シースによって孔をあけたプ
レキャスト製コンクリート定着体12を用いることも可
能である。図8はプレキャスト製コンクリート定着体を
用いた場合の工法を示す図である。その工法を順を追っ
て説明する。
付け材5が貫通するような孔9を明ける。
12で桁1を挟持する。
なるプレテンション用の定着体締め付け材5を貫通させ
る。
定着体12との間にモルタル13を間詰めし、定着体締
め付け材5を緊張する。
12と、定着体締め付け材5の孔にモルタル13を間詰
めし定着体締め付け材5を定着させる。
12のブロック毎に定着体締め付け材5を切断して、定
着体3にプレストレスを導入する。
トレスの管理が容易であり、かつ作業性が向上する。特
に既設の主桁間隔が狭く、定着体を主桁に緊結時にジャ
ッキスペースが確保出来ない場合には本工法が有利であ
る。狭いスペースでジャッキの持ち運びがないことも特
徴である。
ため、コンクリートのクリープによる緊張力が抜け難
い。
を用いた場合は、露出する金属部分がないので保守管理
が容易である。
を用いた場合は、鋼材に比べて軽量であるから、このよ
うな作業スペースに制約がある現場作業には特に有利で
ある。
を用いた場合は、PC鋼線より切断が容易である。
る。
定法の概念図である。
ころを示す図である。
ある。
である。
合の工法を示す図である。
示す図である。
図である。
の斜視図である。
・・締結治具、5・・・アラミドFRP定着体締め付け
材、6・・・ナット、7・・・調整ジャッキ、8・・・
外ケーブル、9・・・定着体締め付け材用孔、10・・
・鉄筋、11・・・コンクリート、12・・・プレキャ
スト製コンクリート定着体、13・・・モルタル
Claims (2)
- 【請求項1】 コンクリート製外ケーブル定着体の固定
工法に於いて、複数の既成の桁の腹部に定着体締め付け
材が貫通するような孔を明け、定着体用の鉄筋を組み、
PC鋼線又はコンクリートとの付着強度が高くヤング係
数の低いプレテンション用の定着体締め付け材を前記孔
に貫通させ、締結治具を介して定着体締め付け材を緊張
し、定着体のコンクリートを打設養生し、定着体のブロ
ック毎に定着体締め付け材を切断して、定着体にプレス
トレスを導入してなることを特徴とするコンクリート製
外ケーブル定着体の固定工法。 - 【請求項2】 コンクリート製外ケーブル定着体の固定
工法に於いて、複数の既成桁の腹部に定着体締め付け材
が貫通するような孔を明け、シースで孔を明けたプレキ
ャスト製コンクリート定着体で桁を挟持し、PC鋼線又
はコンクリートとの付着強度が高くヤング係数の低いプ
レテンション用の定着体締め付け材を貫通させ、桁とプ
レキャスト製コンクリート定着体との間にモルタルを間
詰めし、定着体締め付け材を緊張し、プレキャスト製コ
ンクリート定着体と、定着体しめ付け材の孔にモルタル
を注入し定着体締め付け材を定着させ、プレキャスト製
コンクリート定着体のブロック毎に定着体締め付け材を
切断して、定着体にプレストレスを導入してなることを
特徴とするコンクリート製外ケーブル定着体の固定工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299387A JP2563764B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | コンクリート製外ケーブル定着体の固定工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299387A JP2563764B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | コンクリート製外ケーブル定着体の固定工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08158315A true JPH08158315A (ja) | 1996-06-18 |
JP2563764B2 JP2563764B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=17871904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6299387A Expired - Fee Related JP2563764B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | コンクリート製外ケーブル定着体の固定工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563764B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009263879A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 外ケーブル定着構造 |
JP6117898B1 (ja) * | 2015-11-25 | 2017-04-19 | 中日本高速技術マーケティング株式会社 | 構造物緊結一体化工法 |
CN108517985A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-09-11 | 重庆建工集团股份有限公司 | 一种无粘结预应力型钢混凝土墙及其施工方法 |
JP2019065605A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | 東日本高速道路株式会社 | Pc構造物の補修方法 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP6299387A patent/JP2563764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009263879A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 外ケーブル定着構造 |
JP6117898B1 (ja) * | 2015-11-25 | 2017-04-19 | 中日本高速技術マーケティング株式会社 | 構造物緊結一体化工法 |
JP2017095984A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 中日本高速技術マーケティング株式会社 | 構造物緊結一体化工法 |
JP2019065605A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | 東日本高速道路株式会社 | Pc構造物の補修方法 |
CN108517985A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-09-11 | 重庆建工集团股份有限公司 | 一种无粘结预应力型钢混凝土墙及其施工方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2563764B2 (ja) | 1996-12-18 |
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