JPH08154168A - 色変換装置 - Google Patents
色変換装置Info
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- JPH08154168A JPH08154168A JP6291677A JP29167794A JPH08154168A JP H08154168 A JPH08154168 A JP H08154168A JP 6291677 A JP6291677 A JP 6291677A JP 29167794 A JP29167794 A JP 29167794A JP H08154168 A JPH08154168 A JP H08154168A
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Links
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Landscapes
- Color Electrophotography (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指定された範囲の色を正確に、かつ違和感な
く他の指定色に色変換する。 【構成】 タブレット入力装置7で原稿内の変換したい
色の位置を指定するとともに、操作パネル5から彩度範
囲と変換後の色を入力すると、変換対象色の範囲が決定
される。原稿がスキャナで読み取って得られた各画素位
置のC,M,Yの各画像データは順次、画像処理部10
に入力され、色変換回路103で色変換処理が行なわれ
る。色変換回路103は、各画像位置のC,M,Yの各
画像データをH,L,Sの各画像データに変換して上記
色相及び彩度範囲内にある画像位置のC,M,Yの各画
像データを変換対象色として抽出するとともに、抽出し
たC,M,Yの各画像データを所定の変換式により変換
前の色の濃度を保持したまま指定された変換後の色の
C,M,Yの各画像データに変換する。
く他の指定色に色変換する。 【構成】 タブレット入力装置7で原稿内の変換したい
色の位置を指定するとともに、操作パネル5から彩度範
囲と変換後の色を入力すると、変換対象色の範囲が決定
される。原稿がスキャナで読み取って得られた各画素位
置のC,M,Yの各画像データは順次、画像処理部10
に入力され、色変換回路103で色変換処理が行なわれ
る。色変換回路103は、各画像位置のC,M,Yの各
画像データをH,L,Sの各画像データに変換して上記
色相及び彩度範囲内にある画像位置のC,M,Yの各画
像データを変換対象色として抽出するとともに、抽出し
たC,M,Yの各画像データを所定の変換式により変換
前の色の濃度を保持したまま指定された変換後の色の
C,M,Yの各画像データに変換する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像データ
を他の色の画像データに変換する色変換装置に関するも
のである。
を他の色の画像データに変換する色変換装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー写真等の原稿をカラースキ
ャナ等で読み取って得られた画像データを他の色の画像
データに変換する色変換装置が知られている。
ャナ等で読み取って得られた画像データを他の色の画像
データに変換する色変換装置が知られている。
【0003】例えば特開平3−127284号公報に
は、カラーディスプレイに表示されたカラー画像内の指
定された一部領域の色を指定された他の色に変換する色
変換装置が示されている。
は、カラーディスプレイに表示されたカラー画像内の指
定された一部領域の色を指定された他の色に変換する色
変換装置が示されている。
【0004】上記色変換装置は、カーソルやキーボード
等によりカラーディスプレイに表示されたカラー画像の
上記一部領域内の任意の位置を指定するとともに、R,
G,Bの色成分データを入力することにより変換後の色
を指定すると、当該指定位置を含む一定領域の色をH
(hue(色相)),L(Lightness(明度)),S(Saturati
on(彩度))の色成分データに変換した後、該色成分デー
タを明度を保持したまま、H成分を回転し、L成分を拡
大することにより指定された系統色に変換するものであ
る。
等によりカラーディスプレイに表示されたカラー画像の
上記一部領域内の任意の位置を指定するとともに、R,
G,Bの色成分データを入力することにより変換後の色
を指定すると、当該指定位置を含む一定領域の色をH
(hue(色相)),L(Lightness(明度)),S(Saturati
on(彩度))の色成分データに変換した後、該色成分デー
タを明度を保持したまま、H成分を回転し、L成分を拡
大することにより指定された系統色に変換するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の色変換装置
は、色を変換したい領域と変換後の色とを指定し、領域
単位で色変換するようにしているので、変換したい色が
複数の領域に分散している場合には全領域を指定しなけ
ればならず、操作が煩雑となる。また、指定した領域内
に複数の色が含まれ、その領域内の特定の色についての
み色変換をしたい場合は、その色のみを変換対象として
指定することができず、変換を希望しない色まで色変換
されることがある。
は、色を変換したい領域と変換後の色とを指定し、領域
単位で色変換するようにしているので、変換したい色が
複数の領域に分散している場合には全領域を指定しなけ
ればならず、操作が煩雑となる。また、指定した領域内
に複数の色が含まれ、その領域内の特定の色についての
み色変換をしたい場合は、その色のみを変換対象として
指定することができず、変換を希望しない色まで色変換
されることがある。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ユーザが指定した範囲の色を正確かつ違和感な
く他の指定色に色変換し得る色変換装置を提供すること
を目的とする。
であり、ユーザが指定した範囲の色を正確かつ違和感な
く他の指定色に色変換し得る色変換装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力された画像データを他の色の画像データに変換する
色変換装置であって、色相とこの色相における彩度範囲
とにより変換対象色を指定する変換対象色指定手段と、
変換後の色を指定する変換色指定手段と、入力された画
像データを色相、彩度及び明度の三属性の画像データに
変換するデータ変換手段と、変換された色相データ及び
彩度データと指定された色相及び彩度の範囲とから変換
対象色の画像データを抽出する色抽出手段と、抽出され
た各色の画像データを変換前の明度と略同一の明度を有
する指定色に変換する色変換手段とを備えたものであ
る。
入力された画像データを他の色の画像データに変換する
色変換装置であって、色相とこの色相における彩度範囲
とにより変換対象色を指定する変換対象色指定手段と、
変換後の色を指定する変換色指定手段と、入力された画
像データを色相、彩度及び明度の三属性の画像データに
変換するデータ変換手段と、変換された色相データ及び
彩度データと指定された色相及び彩度の範囲とから変換
対象色の画像データを抽出する色抽出手段と、抽出され
た各色の画像データを変換前の明度と略同一の明度を有
する指定色に変換する色変換手段とを備えたものであ
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記色変換
装置において、上記データ変換手段は、互いに独立した
色成分からなるABC表色系の画像データをHLS表色
系の画像データに変換するものである。
装置において、上記データ変換手段は、互いに独立した
色成分からなるABC表色系の画像データをHLS表色
系の画像データに変換するものである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、CMY表色
系の画像データをHLS表色系の画像データに変換する
ものであり、請求項4記載の発明は、RGB表色系の画
像データをHLS表色系の画像データに変換するもので
ある。
系の画像データをHLS表色系の画像データに変換する
ものであり、請求項4記載の発明は、RGB表色系の画
像データをHLS表色系の画像データに変換するもので
ある。
【0010】また、請求項5記載の発明は、上記色変換
装置において、上記色変換手段は、変換対象色として指
定された色の基準明度と入力された色画像データの明度
との明度比を変換すべき色の基準明度に乗じて色変換す
るものである。
装置において、上記色変換手段は、変換対象色として指
定された色の基準明度と入力された色画像データの明度
との明度比を変換すべき色の基準明度に乗じて色変換す
るものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、画像データが入
力されると、この画像データは色相、彩度及び明度の三
属性の画像データに変換され、変換後の色相データ及び
彩度データがそれぞれ指定された色相及び個の色相の彩
度範囲内にあれば、当該画像データが変換対象色として
抽出される。そして、この画像データは、変換前の明度
と略同一の明度を有する指定された系統色の画像データ
に変換される。
力されると、この画像データは色相、彩度及び明度の三
属性の画像データに変換され、変換後の色相データ及び
彩度データがそれぞれ指定された色相及び個の色相の彩
度範囲内にあれば、当該画像データが変換対象色として
抽出される。そして、この画像データは、変換前の明度
と略同一の明度を有する指定された系統色の画像データ
に変換される。
【0012】請求項2記載の発明によれば、互いに独立
した色成分からなるABC表色系で入力された画像デー
タは、HLS表色系の三属性の色成分の画像データに変
換される。
した色成分からなるABC表色系で入力された画像デー
タは、HLS表色系の三属性の色成分の画像データに変
換される。
【0013】請求項3記載の発明によれば、CMY表色
系の三原色の色成分で入力された画像データは、HLS
表色系の三属性の色成分の画像データに変換される。
系の三原色の色成分で入力された画像データは、HLS
表色系の三属性の色成分の画像データに変換される。
【0014】請求項4記載の発明によれば、RGB表色
系の三原色の色成分で入力された画像データは、HLS
表色系の三属性の色成分の画像データに変換される。
系の三原色の色成分で入力された画像データは、HLS
表色系の三属性の色成分の画像データに変換される。
【0015】請求項5記載の発明によれば、変換対象色
として抽出された画像データは、変換対象色として指定
された色の基準明度と入力された画像データの明度との
明度比を変換すべき色の基準明度に乗じて指定された系
統の色に変換される。
として抽出された画像データは、変換対象色として指定
された色の基準明度と入力された画像データの明度との
明度比を変換すべき色の基準明度に乗じて指定された系
統の色に変換される。
【0016】
【実施例】図1は、本発明に係る色変換装置を備えたカ
ラー複写機の斜視図、図2は、同カラー複写機の内部構
成を示す図である。
ラー複写機の斜視図、図2は、同カラー複写機の内部構
成を示す図である。
【0017】カラー複写機1は、カラー原稿を読み取る
スキャナ部2と該スキャナ部2で読み取られた画像デー
タに基づいて記録紙にカラー画像を形成するプリンタ部
3とから構成されている。
スキャナ部2と該スキャナ部2で読み取られた画像デー
タに基づいて記録紙にカラー画像を形成するプリンタ部
3とから構成されている。
【0018】スキャナ部2は、カラー複写機1の本体上
部に設けられ、プリンタ部3は、スキャナ部2の下部に
設けられている。スキャナ部2の上面には原稿がセット
されるプラテンガラス4及び操作パネル5が設けられ、
更にこのプラテンガラス4の上部に原稿押え6が開閉自
在に設けられている。
部に設けられ、プリンタ部3は、スキャナ部2の下部に
設けられている。スキャナ部2の上面には原稿がセット
されるプラテンガラス4及び操作パネル5が設けられ、
更にこのプラテンガラス4の上部に原稿押え6が開閉自
在に設けられている。
【0019】また、原稿押え6の上面にはタブレット7
1とスタイラスペン72からなるタブレット入力装置7
が設けられている。このタブレット入力装置7は、後述
する色変換処理における変換対象色を指定するもので、
タブレット71の任意の位置をスタイラスペン72で指
示することにより、その位置における原稿の色を変換対
象色として指定できるようになっている。
1とスタイラスペン72からなるタブレット入力装置7
が設けられている。このタブレット入力装置7は、後述
する色変換処理における変換対象色を指定するもので、
タブレット71の任意の位置をスタイラスペン72で指
示することにより、その位置における原稿の色を変換対
象色として指定できるようになっている。
【0020】操作パネル5には、コピーキー、テンキ
ー、クリアキー及び濃度調整キー等のコピー動作に関連
した操作スイッチと上記色変換処理における変換対象色
の範囲を指定する操作スイッチが設けられている。変換
対象色の範囲指定は、彩度範囲(ΔS)を指定すること
により行なわれ、上記タブレット入力装置7により指定
された位置の色(色相Ho,彩度So)を中心として
(Ho±ΔH,So±ΔS)の範囲の色が変換対象色と
して指定されるようになっている。
ー、クリアキー及び濃度調整キー等のコピー動作に関連
した操作スイッチと上記色変換処理における変換対象色
の範囲を指定する操作スイッチが設けられている。変換
対象色の範囲指定は、彩度範囲(ΔS)を指定すること
により行なわれ、上記タブレット入力装置7により指定
された位置の色(色相Ho,彩度So)を中心として
(Ho±ΔH,So±ΔS)の範囲の色が変換対象色と
して指定されるようになっている。
【0021】なお、色相の範囲ΔHは、予め設定されて
おり、タブレット入力装置7により指定された色に対し
て所定の色相範囲ΔHの色が変換対象色となるようにな
っているが、任意の色相範囲ΔHを操作スイッチで設定
するようにしてもよい。色変換処理の詳細は後述する。
おり、タブレット入力装置7により指定された色に対し
て所定の色相範囲ΔHの色が変換対象色となるようにな
っているが、任意の色相範囲ΔHを操作スイッチで設定
するようにしてもよい。色変換処理の詳細は後述する。
【0022】上記プラテンガラス4の下方には、画像読
取部9がホームポジションから最大原稿サイズの終端位
置まで図中、A方向に往復動可能に配設されている。上
記画像読取部9は、プラテンガラス4上に載置された原
稿を照明する照明ランプ91、反射傘92、原稿からの
反射光を撮像素子94に結像させるセルフォックレンズ
93、結像された原稿像を読み取るCCD(Charge Cou
pled Device)カラーラインセンサ等からなる撮像素子
94及び撮像素子94(以下、CCD94という)で読
み取られたR(赤),G(緑),B(青)の各色成分の
画像データをC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー)の各色成分の画像データに変換する変換回路95
とを備えている。
取部9がホームポジションから最大原稿サイズの終端位
置まで図中、A方向に往復動可能に配設されている。上
記画像読取部9は、プラテンガラス4上に載置された原
稿を照明する照明ランプ91、反射傘92、原稿からの
反射光を撮像素子94に結像させるセルフォックレンズ
93、結像された原稿像を読み取るCCD(Charge Cou
pled Device)カラーラインセンサ等からなる撮像素子
94及び撮像素子94(以下、CCD94という)で読
み取られたR(赤),G(緑),B(青)の各色成分の
画像データをC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー)の各色成分の画像データに変換する変換回路95
とを備えている。
【0023】CCD94は、各画素に対してR,G,B
のカラーフィルタを有し、同一画素位置の画像をR,
G,Bの色成分の画像信号(アナログ信号)に分離して
出力する。変換回路95は、R,G,Bの各画像信号を
A/D変換した後、減色法の3原色であるC,M,Yの
各色成分の画像データに変換して出力する。
のカラーフィルタを有し、同一画素位置の画像をR,
G,Bの色成分の画像信号(アナログ信号)に分離して
出力する。変換回路95は、R,G,Bの各画像信号を
A/D変換した後、減色法の3原色であるC,M,Yの
各色成分の画像データに変換して出力する。
【0024】なお、R,G,Bの各画像データは、下記
数1によりC,M,Yの各画像データに変換される。
数1によりC,M,Yの各画像データに変換される。
【0025】
【数1】
【0026】例えば画像データを8ビットデータで構成
した場合、画像濃度は256階調の分解能で表され、最
大濃度レベルR0,G0,B0は255となるから、C,
M,Yの各画像データは、C=(1−Ri/255)、M=
(1−Gi/255)、Y=(1−Bi/255)となる。
した場合、画像濃度は256階調の分解能で表され、最
大濃度レベルR0,G0,B0は255となるから、C,
M,Yの各画像データは、C=(1−Ri/255)、M=
(1−Gi/255)、Y=(1−Bi/255)となる。
【0027】画像読取部9は、ホームポジションから原
稿サイズの終端位置まで往動する間にライン単位で原稿
の画像を読み取り、この画像信号は、前述したように
C,M,Yの各画像データに変換されてプリンタ部3内
に設けられた画像処理部10に送出される。
稿サイズの終端位置まで往動する間にライン単位で原稿
の画像を読み取り、この画像信号は、前述したように
C,M,Yの各画像データに変換されてプリンタ部3内
に設けられた画像処理部10に送出される。
【0028】プリンタ部3は、上記画像処理部10の
外、原稿像の潜像を形成すべく感光体ドラム121を露
光する露光部11、記録紙に原稿のカラー画像を形成す
る像形成部12、該像形成部12への記録紙の給送/排
出を行なう用紙搬送部13及び排出された記録紙を収納
する排出トレイ8を備えている。
外、原稿像の潜像を形成すべく感光体ドラム121を露
光する露光部11、記録紙に原稿のカラー画像を形成す
る像形成部12、該像形成部12への記録紙の給送/排
出を行なう用紙搬送部13及び排出された記録紙を収納
する排出トレイ8を備えている。
【0029】露光部11は、画像データで変調されたレ
ーザ光を発光するレーザ発光器111、レーザ光を感光
体ドラム121の表面上で軸方向に走査させるポリゴン
ミラー112及びレーザ光を感光体ドラム121に導く
ミラー113から構成されている。
ーザ光を発光するレーザ発光器111、レーザ光を感光
体ドラム121の表面上で軸方向に走査させるポリゴン
ミラー112及びレーザ光を感光体ドラム121に導く
ミラー113から構成されている。
【0030】像形成部12は、原稿の潜像及びカラー顕
像を生成する感光体ドラム121を備え、この周囲に該
感光体ドラム121を帯電させる帯電装置122、感光
体ドラム121に形成された潜像を顕在化させる現像装
置123、感光体ドラム121に残留した不要トナーを
除去するクリーニング装置124が配設されている。ま
た、現像装置123の下流側に感光体ドラム121の周
面に接触させて記録紙を給送する転写ドラム133が配
設されている。
像を生成する感光体ドラム121を備え、この周囲に該
感光体ドラム121を帯電させる帯電装置122、感光
体ドラム121に形成された潜像を顕在化させる現像装
置123、感光体ドラム121に残留した不要トナーを
除去するクリーニング装置124が配設されている。ま
た、現像装置123の下流側に感光体ドラム121の周
面に接触させて記録紙を給送する転写ドラム133が配
設されている。
【0031】感光体ドラム121は、潜像及び顕像形成
に際し、所定速度で矢印B方向に回転駆動されるように
なっている。また、転写ドラム133は、感光体ドラム
121の回転駆動に同期して矢印C方向に回転駆動され
るようになっている。このとき、転写ドラム133の周
速度は感光体ドラム121の周速度と同一となるように
回転制御される。
に際し、所定速度で矢印B方向に回転駆動されるように
なっている。また、転写ドラム133は、感光体ドラム
121の回転駆動に同期して矢印C方向に回転駆動され
るようになっている。このとき、転写ドラム133の周
速度は感光体ドラム121の周速度と同一となるように
回転制御される。
【0032】現像装置123は、縦方向に多段配置さ
れ、かつ、一体的に昇降可能な4個の現像器123a〜
123dを有し、各現像器123a〜123dには上か
らシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのカラート
ナーが収納されている。現像器123a〜123dは、
高さ方向の所定の現像位置で感光体ドラム121の周面
に当接可能になされ、現像器123a〜123dを順
次、所定の現像位置に昇降させ、シアン、マゼンタ、イ
エロー及びブラックの順にトナー像を形成することで、
感光体ドラム121に形成された潜像を顕在化させる。
れ、かつ、一体的に昇降可能な4個の現像器123a〜
123dを有し、各現像器123a〜123dには上か
らシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのカラート
ナーが収納されている。現像器123a〜123dは、
高さ方向の所定の現像位置で感光体ドラム121の周面
に当接可能になされ、現像器123a〜123dを順
次、所定の現像位置に昇降させ、シアン、マゼンタ、イ
エロー及びブラックの順にトナー像を形成することで、
感光体ドラム121に形成された潜像を顕在化させる。
【0033】用紙搬送部13は、プリンタ部3の下部に
記録紙が収納された給紙カセット131a,131b、
該給紙カセット131a,131bから搬送された記録
紙を転写ドラム133に案内するガイド機構132、転
写ドラム133の表面に静電吸着された記録紙を分離す
る分離爪134、分離された記録紙を定着装置136に
搬送する搬送機構135及び記録紙に形成されたトナー
像を定着する定着装置136からなる。
記録紙が収納された給紙カセット131a,131b、
該給紙カセット131a,131bから搬送された記録
紙を転写ドラム133に案内するガイド機構132、転
写ドラム133の表面に静電吸着された記録紙を分離す
る分離爪134、分離された記録紙を定着装置136に
搬送する搬送機構135及び記録紙に形成されたトナー
像を定着する定着装置136からなる。
【0034】転写ドラム133の内部には、感光体ドラ
ム121に形成されたトナー像をコロナ放電により記録
紙に転写させる転写器133aが設けられている。ま
た、転写器133aよりも転写ドラム133の回転方向
に沿う下流側であって転写ドラム133の内部及び外部
に、コロナ放電により記録紙を転写ドラム133からの
分離させるための一対の分離器133bが対向配置され
ている。そして、この分離器134bの下流側に上記分
離爪134が配設されている。
ム121に形成されたトナー像をコロナ放電により記録
紙に転写させる転写器133aが設けられている。ま
た、転写器133aよりも転写ドラム133の回転方向
に沿う下流側であって転写ドラム133の内部及び外部
に、コロナ放電により記録紙を転写ドラム133からの
分離させるための一対の分離器133bが対向配置され
ている。そして、この分離器134bの下流側に上記分
離爪134が配設されている。
【0035】更に転写ドラム133の周囲であって分離
爪134の下流側に、記録紙が分離された後、転写ドラ
ム133の表面をクリーニングするクリーニング装置1
37が設けられている。
爪134の下流側に、記録紙が分離された後、転写ドラ
ム133の表面をクリーニングするクリーニング装置1
37が設けられている。
【0036】上記構成において、スキャナ部2で取り込
まれた原稿のR,G,Bの各画像データは、C,M,Y
の各画像データに変換された後、画像処理部10に出力
され、該画像処理部10で後述する所定の画像信号処理
が行なわれる。この画像信号処理においては、BK
(黒)の画像データが生成され、画像処理部10からプ
リンタ部3にC,M,Y及びBKの各画像データが順
次、送出され、これら各色の画像データに基づいて記録
紙に原稿のカラー画像が形成される。
まれた原稿のR,G,Bの各画像データは、C,M,Y
の各画像データに変換された後、画像処理部10に出力
され、該画像処理部10で後述する所定の画像信号処理
が行なわれる。この画像信号処理においては、BK
(黒)の画像データが生成され、画像処理部10からプ
リンタ部3にC,M,Y及びBKの各画像データが順
次、送出され、これら各色の画像データに基づいて記録
紙に原稿のカラー画像が形成される。
【0037】カラー画像は、C,M,Y及びBKの4種
類のトナー像を記録紙に4回転写して形成される。
類のトナー像を記録紙に4回転写して形成される。
【0038】すなわち、最初、Cの画像データで変調さ
れたレーザ光が露光部11から帯電装置122で所定電
位に帯電された感光体ドラム121に照射されて、原稿
像のC成分の潜像が形成される。レーザ光は、感光体ド
ラム121の周速度に同期して該感光体ドラム121の
表面をラスター方向に走査しつつ照射され、これにより
潜像が形成される。
れたレーザ光が露光部11から帯電装置122で所定電
位に帯電された感光体ドラム121に照射されて、原稿
像のC成分の潜像が形成される。レーザ光は、感光体ド
ラム121の周速度に同期して該感光体ドラム121の
表面をラスター方向に走査しつつ照射され、これにより
潜像が形成される。
【0039】感光体ドラム121に形成された潜像は、
現像位置に回転移動され、現像装置123の現像器12
3aによりシアンのトナーを静電吸着させて顕在化され
る。そして、このトナー像は、像形成位置に回転移動さ
れ、転写ドラム133により給送された記録紙に圧接さ
れて該記録紙に原稿像のC成分の像が転写形成される。
現像位置に回転移動され、現像装置123の現像器12
3aによりシアンのトナーを静電吸着させて顕在化され
る。そして、このトナー像は、像形成位置に回転移動さ
れ、転写ドラム133により給送された記録紙に圧接さ
れて該記録紙に原稿像のC成分の像が転写形成される。
【0040】像形成後の感光体ドラム121は、クリー
ニング装置124によりその表面がクリーニングされた
後、再度、帯電装置122により所定電位に帯電され、
前述と同様の方法で原稿像のM成分の潜像形成とマゼン
タのトナーによる現像化が行なわれる。そして、このマ
ゼンタのトナー像は、分離されることなく転写ドラム1
33より再度、転写位置に給送された記録紙に転写形成
される。
ニング装置124によりその表面がクリーニングされた
後、再度、帯電装置122により所定電位に帯電され、
前述と同様の方法で原稿像のM成分の潜像形成とマゼン
タのトナーによる現像化が行なわれる。そして、このマ
ゼンタのトナー像は、分離されることなく転写ドラム1
33より再度、転写位置に給送された記録紙に転写形成
される。
【0041】以下、同様の方法で原稿像のY成分及びB
K成分のトナー像が順次、記録紙に転写形成されると、
カラー画像の像形成が終了し、転写ドラム133に吸着
された記録紙は、分離爪134で剥離され、搬送機構1
35により定着装置136に搬送され、転写されたトナ
ー像の定着処理が行なわれた後、排出トレイ8に排出さ
れる。
K成分のトナー像が順次、記録紙に転写形成されると、
カラー画像の像形成が終了し、転写ドラム133に吸着
された記録紙は、分離爪134で剥離され、搬送機構1
35により定着装置136に搬送され、転写されたトナ
ー像の定着処理が行なわれた後、排出トレイ8に排出さ
れる。
【0042】図3は、画像処理部10の基本ブロック構
成図である。画像処理部10は、入力処理回路101、
画像判別回路102、色変換回路103、出力色セレク
ト回路104、出力フォーマット処理回路105、画質
補正回路106、階調調整回路107、出力制御回路1
08及び制御回路(CPU)109から構成されてい
る。画像処理部10には各画素位置のC,M,Yの各画
像データがパラレルに入力され、色変換処理までパラレ
ルに画像処理が行なわれる。
成図である。画像処理部10は、入力処理回路101、
画像判別回路102、色変換回路103、出力色セレク
ト回路104、出力フォーマット処理回路105、画質
補正回路106、階調調整回路107、出力制御回路1
08及び制御回路(CPU)109から構成されてい
る。画像処理部10には各画素位置のC,M,Yの各画
像データがパラレルに入力され、色変換処理までパラレ
ルに画像処理が行なわれる。
【0043】入力処理回路101は、記録紙における像
形成位置の調整やカラー/モノクロの判別等を行なう回
路である。入力処理回路101は、原稿のエッジ部の画
像データをカットし、記録紙のエッジ部に像が形成され
るのを防止するとともに、入力画像の記録紙における像
形成位置を調整する。また、C,M,Yの各画像データ
の信号レベルから入力画像がカラー画像かモノクロ画像
かの判別を行なう。
形成位置の調整やカラー/モノクロの判別等を行なう回
路である。入力処理回路101は、原稿のエッジ部の画
像データをカットし、記録紙のエッジ部に像が形成され
るのを防止するとともに、入力画像の記録紙における像
形成位置を調整する。また、C,M,Yの各画像データ
の信号レベルから入力画像がカラー画像かモノクロ画像
かの判別を行なう。
【0044】画像判別回路102は、入力画像内の文字
画像領域、写真画像領域及び網点画像領域を判別する回
路である。画像判別回路102は、画像を構成する各画
像データの信号レベル及び配列に基づいて上記領域の判
別を行なう。
画像領域、写真画像領域及び網点画像領域を判別する回
路である。画像判別回路102は、画像を構成する各画
像データの信号レベル及び配列に基づいて上記領域の判
別を行なう。
【0045】色変換回路103は、入力された画像デー
タの中からタブレット入力装置7で指定された色と操作
パネル5から入力された色相範囲(ΔH)及び彩度範囲
(ΔS)とにより決定される変換対象色の画像データを
抽出し、この画像データを濃度レベルを保持したまま操
作パネル5から入力された変換後の色に変換するととも
に、C,M,Yの3個の画像データから黒色の画素位置
を抽出し、該画素位置に対するBK(黒)の画像データ
を生成する回路である。
タの中からタブレット入力装置7で指定された色と操作
パネル5から入力された色相範囲(ΔH)及び彩度範囲
(ΔS)とにより決定される変換対象色の画像データを
抽出し、この画像データを濃度レベルを保持したまま操
作パネル5から入力された変換後の色に変換するととも
に、C,M,Yの3個の画像データから黒色の画素位置
を抽出し、該画素位置に対するBK(黒)の画像データ
を生成する回路である。
【0046】色変換回路103は、C,M,Yの各画像
データが同一レベルであれば、この画素位置の色を黒色
と判断し、当該画素位置のC,M,Yの各画像データを
所定レベルのBKの画像データに置換して出力する。
データが同一レベルであれば、この画素位置の色を黒色
と判断し、当該画素位置のC,M,Yの各画像データを
所定レベルのBKの画像データに置換して出力する。
【0047】色変換回路103は、下記数2に示すCM
Y−HLS変換式により各画素位置のC,M,Yの各画
像データをH,L,Sの画像データに変換する。
Y−HLS変換式により各画素位置のC,M,Yの各画
像データをH,L,Sの画像データに変換する。
【0048】
【数2】
【0049】そして、色変換回路103は、色相DH及
び彩度DSがそれぞれ設定された色相範囲ΔHと彩度範
囲ΔSに入っている画素位置の色を変換対象色として抽
出する。すなわち、変換対象色の色相及び彩度の基準値
をHo、Soとすると、(Ho−ΔH)≦DH≦(Ho
+ΔH)及び(So−ΔS)≦DS≦(So+ΔS)を
満足する画素位置の色が変換対象色として抽出される。
び彩度DSがそれぞれ設定された色相範囲ΔHと彩度範
囲ΔSに入っている画素位置の色を変換対象色として抽
出する。すなわち、変換対象色の色相及び彩度の基準値
をHo、Soとすると、(Ho−ΔH)≦DH≦(Ho
+ΔH)及び(So−ΔS)≦DS≦(So+ΔS)を
満足する画素位置の色が変換対象色として抽出される。
【0050】更に、色変換回路103は、変換対象色と
して抽出したC,M,Yの各画像データDC,DM,DY
を下記数3の変換式により指定された色のC,M,Yの
各画像データDC′,DM′,DY′に変換する。
して抽出したC,M,Yの各画像データDC,DM,DY
を下記数3の変換式により指定された色のC,M,Yの
各画像データDC′,DM′,DY′に変換する。
【0051】
【数3】
【0052】数3において、(DCO+DMO+DYO)は、
変換対象色のC,M,Yの各色成分の濃度レベルの総和
であり、(DC+DM+DY)は、変換対象色として抽出
された色のC,M,Yの各色成分の濃度レベルの総和で
ある。従って、(DC+DM+DY)/(DCO+DMO+D
YO)は、変換対象色として指定された基準色に対する変
換対象色として抽出された色の濃度比Kを示し、この濃
度比Kを変換後の色として指定された基準色のC,M,
Yの各色成分に乗ずることで、変換後の色は変換前の明
度を保持し得るようになっている。
変換対象色のC,M,Yの各色成分の濃度レベルの総和
であり、(DC+DM+DY)は、変換対象色として抽出
された色のC,M,Yの各色成分の濃度レベルの総和で
ある。従って、(DC+DM+DY)/(DCO+DMO+D
YO)は、変換対象色として指定された基準色に対する変
換対象色として抽出された色の濃度比Kを示し、この濃
度比Kを変換後の色として指定された基準色のC,M,
Yの各色成分に乗ずることで、変換後の色は変換前の明
度を保持し得るようになっている。
【0053】なお、本実施例では、C,M,Yの色成分
で画像データが入力されているので、C,M,Yの色成
分による画像データをHLS変換して変換対象色を抽出
するとともに、抽出された変換対象色のC,M,Yの各
色成分の画像データを、指定された変換後の色のC,
M,Yの各色成分の画像データに変換するようにしてい
るが、R,G,Bの色成分で画像データが入力されてい
る場合にも同様の方法で変換対象色の抽出及び色変換処
理を行なうことができる。
で画像データが入力されているので、C,M,Yの色成
分による画像データをHLS変換して変換対象色を抽出
するとともに、抽出された変換対象色のC,M,Yの各
色成分の画像データを、指定された変換後の色のC,
M,Yの各色成分の画像データに変換するようにしてい
るが、R,G,Bの色成分で画像データが入力されてい
る場合にも同様の方法で変換対象色の抽出及び色変換処
理を行なうことができる。
【0054】この場合は、上記数2に代えて下記数4に
示すRGB−HLS変換式により各画素位置のR,G,
Bの各画像データがH,L,Sの各属性の画像データに
変換される。
示すRGB−HLS変換式により各画素位置のR,G,
Bの各画像データがH,L,Sの各属性の画像データに
変換される。
【0055】
【数4】
【0056】また、上記数3に代えて下記数5に示す色
変換式により変換対象色の画像データが指定された色の
画像データに変換される。
変換式により変換対象色の画像データが指定された色の
画像データに変換される。
【0057】
【数5】
【0058】一般に、C,M,Y、R,G,B等のよう
に、相互に独立したA,B,Cの3色の色成分で画像が
入力されている場合には、上記数2又は数4に相当する
下記数6に示すABC−HLS変換式によりデータ変換
し、上記数3又は数5に相当する下記数7に示す色変換
式により色変換を行うことができる。
に、相互に独立したA,B,Cの3色の色成分で画像が
入力されている場合には、上記数2又は数4に相当する
下記数6に示すABC−HLS変換式によりデータ変換
し、上記数3又は数5に相当する下記数7に示す色変換
式により色変換を行うことができる。
【0059】
【数6】
【0060】
【数7】
【0061】出力色セレクト回路104は、色変換回路
103からパラレルで入力されたC,M,Y,BKの各
画像データをC,M,Y,BKの画像データの順にシリ
アルに出力する回路である。
103からパラレルで入力されたC,M,Y,BKの各
画像データをC,M,Y,BKの画像データの順にシリ
アルに出力する回路である。
【0062】出力フォーマット処理回路105は、操作
パネル5でセットされた鏡像、ズーム、移動等の出力フ
ォーマットに基づいてC,M,Y,BKの各画像データ
を加工する回路である。
パネル5でセットされた鏡像、ズーム、移動等の出力フ
ォーマットに基づいてC,M,Y,BKの各画像データ
を加工する回路である。
【0063】画質補正回路106は、記録紙に像形成さ
れる画像の画質を補正する回路である。例えばスキャナ
部2の分解能により入力画像の輪郭が不明瞭となった場
合に輪郭補正を行なって明瞭度を高くしたり、入力画像
が硬調になっている場合に出力画像のソフト化を行な
う。
れる画像の画質を補正する回路である。例えばスキャナ
部2の分解能により入力画像の輪郭が不明瞭となった場
合に輪郭補正を行なって明瞭度を高くしたり、入力画像
が硬調になっている場合に出力画像のソフト化を行な
う。
【0064】階調処理回路107は、中間調の画像の各
色の画像データの階調を補正する回路である。出力制御
回路108は、露光部11のレーザ発光器111へ出力
される発光制御信号を生成する回路である。出力制御回
路108は、基準クロックを画像データでPWM変調し
てなる制御信号を生成し、この制御信号を露光部11に
出力する。
色の画像データの階調を補正する回路である。出力制御
回路108は、露光部11のレーザ発光器111へ出力
される発光制御信号を生成する回路である。出力制御回
路108は、基準クロックを画像データでPWM変調し
てなる制御信号を生成し、この制御信号を露光部11に
出力する。
【0065】制御回路109は、マイクロコンピュータ
からなり、上記入力処理回路101〜出力制御回路10
8の動作を集中的に統括制御する回路である。
からなり、上記入力処理回路101〜出力制御回路10
8の動作を集中的に統括制御する回路である。
【0066】次に、上記画像処理部10の色変換処理に
ついて、図4を用いて説明する。図4は、色見本のパッ
チをマトリックス状に配列したものである。同図におい
て、「□」マークは、色見本のパッチを示し、縦方向に
明度、横方向に色相を取っている。
ついて、図4を用いて説明する。図4は、色見本のパッ
チをマトリックス状に配列したものである。同図におい
て、「□」マークは、色見本のパッチを示し、縦方向に
明度、横方向に色相を取っている。
【0067】カラー原稿内の変換対象色は、前述したよ
うにタブレット入力装置7及び操作パネル5により指定
される。コピー動作を行なう前に、操作者がタブレット
71上の所定位置にカラー原稿を載置し、変換したい系
統色の領域(例えば緑系統の領域)の任意の位置をスタ
イラスペン72で指定すると、原稿上の当該指定位置が
制御回路(CPU)109(以下、CPU109とい
う)に入力される。また、操作パネル5から彩度範囲
(ΔS)の情報と変換後の色(例えばマゼンタ)の情報
が入力されると、この情報もCPU109に入力され
る。
うにタブレット入力装置7及び操作パネル5により指定
される。コピー動作を行なう前に、操作者がタブレット
71上の所定位置にカラー原稿を載置し、変換したい系
統色の領域(例えば緑系統の領域)の任意の位置をスタ
イラスペン72で指定すると、原稿上の当該指定位置が
制御回路(CPU)109(以下、CPU109とい
う)に入力される。また、操作パネル5から彩度範囲
(ΔS)の情報と変換後の色(例えばマゼンタ)の情報
が入力されると、この情報もCPU109に入力され
る。
【0068】続いて、カラー原稿をプラテンガラス4の
所定位置に載置してコピー動作を開始させると、プレス
キャンを行なって画像読取部9によりカラー原稿が読み
取られ、読み取られたR,G,Bの各画像データはC,
M,Yの各画像データに変換された後、画像処理部10
に入力される。
所定位置に載置してコピー動作を開始させると、プレス
キャンを行なって画像読取部9によりカラー原稿が読み
取られ、読み取られたR,G,Bの各画像データはC,
M,Yの各画像データに変換された後、画像処理部10
に入力される。
【0069】そして、画像処理部10に入力されたC,
M,Yの各画像データのうち、タブレット入力装置7に
より指定された位置の画像データが抽出され、この画像
データから変換対象色として指定された色(緑色)が判
別され、この色情報と彩度範囲(ΔS)の情報とから変
換対象色の範囲、例えば図4において、A1の範囲の緑
系統の色が決定される。
M,Yの各画像データのうち、タブレット入力装置7に
より指定された位置の画像データが抽出され、この画像
データから変換対象色として指定された色(緑色)が判
別され、この色情報と彩度範囲(ΔS)の情報とから変
換対象色の範囲、例えば図4において、A1の範囲の緑
系統の色が決定される。
【0070】続いて、本スキャンが行なわれ、画像読取
部9で読み取られたカラー原稿のR,G,Bの各画像デ
ータがC,M,Yの各画像データに変換された後、画像
処理部10に入力される。画像処理部10に入力された
C,M,Yの各画像データは、入力処理回路101及び
画像判別回路102で所定の画像処理が行なわれた後、
色変換回路103で変換対象色として指定されたA1の
範囲の色が変換後の色として指定されたマゼンタ系統の
色(図4において、A2の範囲の色)に変換される。
部9で読み取られたカラー原稿のR,G,Bの各画像デ
ータがC,M,Yの各画像データに変換された後、画像
処理部10に入力される。画像処理部10に入力された
C,M,Yの各画像データは、入力処理回路101及び
画像判別回路102で所定の画像処理が行なわれた後、
色変換回路103で変換対象色として指定されたA1の
範囲の色が変換後の色として指定されたマゼンタ系統の
色(図4において、A2の範囲の色)に変換される。
【0071】色変換処理は、時系列的に入力されるC,
M,Yの各画像データ毎に、上記数2示すCMY−HL
S変換を行ない、変換後の色相データDH及び彩度デー
タDSから変換対象色であるか否かが判別され、変換対
象色でなければ、色変換処理を行なうことなくC,M,
Yの各画像データが出力色セレクト回路104に出力さ
れ、変換対象色であれば、上記数3に示す変換式により
変換前の明度を保持したまま指定された変換後の系統色
のC,M,Yの各画像データに変換されて出力色セレク
ト回路104に出力される。
M,Yの各画像データ毎に、上記数2示すCMY−HL
S変換を行ない、変換後の色相データDH及び彩度デー
タDSから変換対象色であるか否かが判別され、変換対
象色でなければ、色変換処理を行なうことなくC,M,
Yの各画像データが出力色セレクト回路104に出力さ
れ、変換対象色であれば、上記数3に示す変換式により
変換前の明度を保持したまま指定された変換後の系統色
のC,M,Yの各画像データに変換されて出力色セレク
ト回路104に出力される。
【0072】例えば変換対象色として抽出された色が白
っぽい緑色G1の場合、この緑色G1と同じ明度を有す
る白っぽいマゼンタM1の画像データに変換される。ま
た、変換対象色として抽出された色が黒っぽい緑色G4
の場合、この緑色G4と同じ明度を有する黒っぽいマゼ
ンタM4の画像データに変換される。
っぽい緑色G1の場合、この緑色G1と同じ明度を有す
る白っぽいマゼンタM1の画像データに変換される。ま
た、変換対象色として抽出された色が黒っぽい緑色G4
の場合、この緑色G4と同じ明度を有する黒っぽいマゼ
ンタM4の画像データに変換される。
【0073】なお、この色変換処理と同時にBKの画像
データが生成され、C,M,Yの各画像データとともに
出力色セレクト回路104に出力される。
データが生成され、C,M,Yの各画像データとともに
出力色セレクト回路104に出力される。
【0074】そして、出力色セレクト回路104に入力
されたC,M,Y,BKの各画像データは、C、M、Y
及びBKの色の順に後段の処理回路105〜108に出
力され、所定の画像処理が行なわれた後、プリンタ部3
に出力される。
されたC,M,Y,BKの各画像データは、C、M、Y
及びBKの色の順に後段の処理回路105〜108に出
力され、所定の画像処理が行なわれた後、プリンタ部3
に出力される。
【0075】プリンタ部3では、上記C、M、Y及びB
Kの各画像データに基づき記録紙に、指定された変換対
象色が指定された変換後の色に色変換されたカラー原稿
のカラー画像が形成される。すなわち、カラー原稿のA
1の範囲の緑系統の色が変換前の明度を保持したままA
2の範囲のマゼンタ系統の色に変換されたカラー画像が
記録紙に形成される。
Kの各画像データに基づき記録紙に、指定された変換対
象色が指定された変換後の色に色変換されたカラー原稿
のカラー画像が形成される。すなわち、カラー原稿のA
1の範囲の緑系統の色が変換前の明度を保持したままA
2の範囲のマゼンタ系統の色に変換されたカラー画像が
記録紙に形成される。
【0076】上記のように、C,M,Yの各画像データ
をH,L,Sの各画像データに変換した後、変換対象色
を抽出し、抽出した変換対象色のC,M,Yの各画像デ
ータを明度を保持しつつ指定された他の色のC,M,Y
の各画像データに変換するようにしているので、ユーザ
が指定した変換対象色のみを正確に抽出し、指定された
他の色に違和感のない自然な色変換を行なうことができ
る。
をH,L,Sの各画像データに変換した後、変換対象色
を抽出し、抽出した変換対象色のC,M,Yの各画像デ
ータを明度を保持しつつ指定された他の色のC,M,Y
の各画像データに変換するようにしているので、ユーザ
が指定した変換対象色のみを正確に抽出し、指定された
他の色に違和感のない自然な色変換を行なうことができ
る。
【0077】なお、上記実施例では、カラー複写機を例
に説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
く、カラーCRT、カラーLCD等の表示装置やカラー
プリンタにコンピュータで作成したカラー画像やビデオ
カメラ若しくはスチルカメラで撮影したカラー画像を表
示させるシステムにも適用することができる。
に説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
く、カラーCRT、カラーLCD等の表示装置やカラー
プリンタにコンピュータで作成したカラー画像やビデオ
カメラ若しくはスチルカメラで撮影したカラー画像を表
示させるシステムにも適用することができる。
【0078】また、上記実施例では、操作パネル5から
彩度範囲を入力して変換対象色の範囲を指定するように
していたが、予め一定の色相範囲及び彩度範囲を設定し
ておいてもよい。また、タブレット入力装置7で2種類
の系統色を指定することにより変換対象色の範囲を指定
するようにしてもよく、変換対象の色、色相及び彩度の
範囲を操作パネル5から入力するようにしてもよい。
彩度範囲を入力して変換対象色の範囲を指定するように
していたが、予め一定の色相範囲及び彩度範囲を設定し
ておいてもよい。また、タブレット入力装置7で2種類
の系統色を指定することにより変換対象色の範囲を指定
するようにしてもよく、変換対象の色、色相及び彩度の
範囲を操作パネル5から入力するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、入力された三原色の画像データを三属性の
画像データに変換し、変換後の色相データ及び彩度デー
タと指定された色相及びこの色相に対する彩度範囲とか
ら変換対象色の画像データを抽出し、更に抽出された各
画像データを変換前の明度と略同一の明度を有する指定
された他の色に変換するようにしたので、簡単な変換処
理により変換前の系統色をグラデーションを残したまま
他の系統色に変換することができる。
明によれば、入力された三原色の画像データを三属性の
画像データに変換し、変換後の色相データ及び彩度デー
タと指定された色相及びこの色相に対する彩度範囲とか
ら変換対象色の画像データを抽出し、更に抽出された各
画像データを変換前の明度と略同一の明度を有する指定
された他の色に変換するようにしたので、簡単な変換処
理により変換前の系統色をグラデーションを残したまま
他の系統色に変換することができる。
【0080】請求項2〜4記載の発明によれば、CMY
表色系、RGB表色系等の互いに独立した色成分からな
るABC表色系の画像データをHLS表色系の画像デー
タに変換するようにしたので、入力された画像データか
ら変換対象色の画像データのみを確実に抽出することが
できる。
表色系、RGB表色系等の互いに独立した色成分からな
るABC表色系の画像データをHLS表色系の画像デー
タに変換するようにしたので、入力された画像データか
ら変換対象色の画像データのみを確実に抽出することが
できる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、変換対象色
として指定された色の基準明度と入力された画像データ
の明度との明度比を変換すべき色の基準明度に乗じて指
定された系統色に変換するようにしたので、変換対象色
が変換前の明度を保持しつつ指定された他の色に変換さ
れ、自然な色変換が可能になる。
として指定された色の基準明度と入力された画像データ
の明度との明度比を変換すべき色の基準明度に乗じて指
定された系統色に変換するようにしたので、変換対象色
が変換前の明度を保持しつつ指定された他の色に変換さ
れ、自然な色変換が可能になる。
【図1】本発明に係る色変換装置を備えたカラー複写機
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本発明に係る色変換装置を備えたカラー複写機
の内部構成を示す図である。
の内部構成を示す図である。
【図3】画像処理部の基本ブロック構成図である。
【図4】色見本のパッチをマトリックス状に配列した図
である。
である。
1 カラー複写機 2 スキャナ部 3 プリンタ部 4 プラテンガラス 5 操作パネル 6 原稿押え 7 タブレット入力装置 71 タブレット 72 スタイラスペン 8 排出トレイ 9 画像読取部 10 画像処理部 101 入力処理回路 102 画像判別回路 103 色変換回路 104 出力色セレクト回路 105 出力フォーマット処理回路 106 画質補正回路 107 階調処理回路 108 出力制御回路 109 制御回路 11 露光部 12 像形成部 13 用紙搬送部
Claims (5)
- 【請求項1】 入力された画像データを他の色の画像デ
ータに変換する色変換装置であって、色相とこの色相に
おける彩度範囲とにより変換対象色を指定する変換対象
色指定手段と、変換後の色を指定する変換色指定手段
と、入力された画像データを色相、彩度及び明度の三属
性の画像データに変換するデータ変換手段と、変換され
た色相データ及び彩度データと指定された色相及び彩度
の範囲とから変換対象色の画像データを抽出する色抽出
手段と、抽出された各色の画像データを変換前の明度と
略同一の明度を有する指定色に変換する色変換手段とを
備えたことを特徴とする色変換装置。 - 【請求項2】 上記データ変換手段は、互いに独立した
色成分からなるABC表色系の画像データをHLS表色
系の画像データに変換するものであることを特徴とする
請求項1記載の色変換装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の色変換装置において、A
BC表色系は、CMY表色系であることを特徴とする色
変換装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の色変換装置において、A
BC表色系は、RGB表色系であることを特徴とする色
変換装置。 - 【請求項5】 上記色変換手段は、変換対象色として指
定された色の基準明度と入力された画像データの明度と
の明度比を、指定された変換後の色の基準明度に乗じて
色変換するものであることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載の色変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6291677A JPH08154168A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 色変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6291677A JPH08154168A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 色変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154168A true JPH08154168A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17771999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6291677A Pending JPH08154168A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 色変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08154168A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8427721B2 (en) | 2007-08-17 | 2013-04-23 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Device and method for dynamically changing color |
JP2015153072A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | スズカファイン株式会社 | 物品の配色デザインシミュレータ、そのためのコンピュータプログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び物品の配色デザイン用シミュレーション方法 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP6291677A patent/JPH08154168A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8427721B2 (en) | 2007-08-17 | 2013-04-23 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Device and method for dynamically changing color |
JP2015153072A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | スズカファイン株式会社 | 物品の配色デザインシミュレータ、そのためのコンピュータプログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び物品の配色デザイン用シミュレーション方法 |
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