JPH0815344A - Vswr検出回路 - Google Patents
Vswr検出回路Info
- Publication number
- JPH0815344A JPH0815344A JP14458294A JP14458294A JPH0815344A JP H0815344 A JPH0815344 A JP H0815344A JP 14458294 A JP14458294 A JP 14458294A JP 14458294 A JP14458294 A JP 14458294A JP H0815344 A JPH0815344 A JP H0815344A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vswr
- waveguide
- detection
- connectors
- detection circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 VSWR検出を簡単かつ容易に行う。
【構成】 増幅装置1の出力を負荷5へ導出する導波管
2の一管面上に、管内波長の1/4の距離だけ離れて2
つのコネクタ3,4を設ける。これ等コネクタの出力を
検波器6a,6bで夫々直流変換し、これ等直流レベル
の差を比較器9で検出してVSWRの振幅値を検出する
ようにする。
2の一管面上に、管内波長の1/4の距離だけ離れて2
つのコネクタ3,4を設ける。これ等コネクタの出力を
検波器6a,6bで夫々直流変換し、これ等直流レベル
の差を比較器9で検出してVSWRの振幅値を検出する
ようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVSWR(定在波比)検
出回路に関し、特にマイクロ波帯の高電力増幅装置に使
用されるVSWR検出回路に関するものである。
出回路に関し、特にマイクロ波帯の高電力増幅装置に使
用されるVSWR検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のVSWR検出回路では、
図3にその構成を示す如く、マイクロ波高電力増幅装置
1の出力端子と負荷回路5との間に出力電力検出用方向
性結合器11と反射電力検出用方向性結合器12とを設
け、これ等各方向性結合器11,12に導波管同軸変換
器13,14を夫々接続して構成されている。
図3にその構成を示す如く、マイクロ波高電力増幅装置
1の出力端子と負荷回路5との間に出力電力検出用方向
性結合器11と反射電力検出用方向性結合器12とを設
け、これ等各方向性結合器11,12に導波管同軸変換
器13,14を夫々接続して構成されている。
【0003】出力電力検出用方向性結合器11の出力電
圧は検波器6aにて直流電圧8に変換され、図示せぬ出
力電圧測定回路へ供給される。また、反射電力検出用方
向性結合器12の出力電圧は検波器6bにて直流電圧7
に変換されてVSWR検出回路15へ送出され、予め設
定されている基準レベルと比較される。この直流電圧7
が当該基準レベル以上になるとVSWR特性が劣化した
ものとみなして増幅装置1へ警報10を発生して増幅出
力を断にする等の処置を講ずるようになっている。
圧は検波器6aにて直流電圧8に変換され、図示せぬ出
力電圧測定回路へ供給される。また、反射電力検出用方
向性結合器12の出力電圧は検波器6bにて直流電圧7
に変換されてVSWR検出回路15へ送出され、予め設
定されている基準レベルと比較される。この直流電圧7
が当該基準レベル以上になるとVSWR特性が劣化した
ものとみなして増幅装置1へ警報10を発生して増幅出
力を断にする等の処置を講ずるようになっている。
【0004】尚、この場合の基準レベルの設定値は出力
電力と反射電力との比率により決定されるものである。
電力と反射電力との比率により決定されるものである。
【0005】一方、実開平2−36217号公報には、
マイクロ波高電力増幅装置の増幅率を増幅出力が一定に
なるように制御するための技術が開示されている。この
技術力では、VSWRに常に無関係に増幅出力を正確に
検出して増幅装置へフィードバックして増幅率を制御す
る必要があり、そのために、増幅装置の出力検出を、1
/4波長間隔を有して設けられた2つの検出点で行い、
これ等2つの検出点での検出出力を加算合成すること
で、VSWRに依存しない正確な出力検出を行うように
なっている。
マイクロ波高電力増幅装置の増幅率を増幅出力が一定に
なるように制御するための技術が開示されている。この
技術力では、VSWRに常に無関係に増幅出力を正確に
検出して増幅装置へフィードバックして増幅率を制御す
る必要があり、そのために、増幅装置の出力検出を、1
/4波長間隔を有して設けられた2つの検出点で行い、
これ等2つの検出点での検出出力を加算合成すること
で、VSWRに依存しない正確な出力検出を行うように
なっている。
【0006】
【発解決しようとする課題】図3に示した構成では、V
SWRの検出を導波管方向性結合器を使用しているの
で、構造的に導波管回路が複雑かつ大規模となるという
欠点がある。また、出力電力が大きくなると、導波管方
向性結合器の結合量を極めて少なくする必要があり、高
い工作精度が要求されてコストアップの要因となるとい
う欠点もある。
SWRの検出を導波管方向性結合器を使用しているの
で、構造的に導波管回路が複雑かつ大規模となるという
欠点がある。また、出力電力が大きくなると、導波管方
向性結合器の結合量を極めて少なくする必要があり、高
い工作精度が要求されてコストアップの要因となるとい
う欠点もある。
【0007】また、実開平2−36217号公報に開示
の技術では、VSWRを検出するのではなく、逆にこの
VSWRの変動の影響を完全に無くして増幅出力電圧の
検出を正確に行うものであることから、VSWRの検出
をおこなうことはできないようになっている。
の技術では、VSWRを検出するのではなく、逆にこの
VSWRの変動の影響を完全に無くして増幅出力電圧の
検出を正確に行うものであることから、VSWRの検出
をおこなうことはできないようになっている。
【0008】本発明の目的は、VSWRの検出を極めて
簡単な構成で正確に行うことが可能なVSWR検出回路
を提供することである。
簡単な構成で正確に行うことが可能なVSWR検出回路
を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、出力電力が大きくな
ってもまた逆に小さくなっても簡単にVSWRを検出す
ることが可能なVSWR検出回路を提供することであ
る。
ってもまた逆に小さくなっても簡単にVSWRを検出す
ることが可能なVSWR検出回路を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、増幅手
段の増幅出力を導波管により導出して負荷へ供給するよ
うにした増幅装置のVSWR検出回路であって、前記導
波管の一管面上に管内波長の1/4に相当する距離だけ
離れて設けられた2つの検出用コネクタを有するVSW
R検出回路が得られる。
段の増幅出力を導波管により導出して負荷へ供給するよ
うにした増幅装置のVSWR検出回路であって、前記導
波管の一管面上に管内波長の1/4に相当する距離だけ
離れて設けられた2つの検出用コネクタを有するVSW
R検出回路が得られる。
【0011】
【作用】増幅出力を導出する導波管の管内波長の1/4
に相当する距離だけ互いに離れた場所の検波出力差は常
にVSWRの振幅値に比例した値を示す様になっている
ので、この事実を利用して、導波管の一管面上に管内波
長の1/4に相当する距離だけ互いに離れた場所に2つ
の検出用コネクタを設けたものである。
に相当する距離だけ互いに離れた場所の検波出力差は常
にVSWRの振幅値に比例した値を示す様になっている
ので、この事実を利用して、導波管の一管面上に管内波
長の1/4に相当する距離だけ互いに離れた場所に2つ
の検出用コネクタを設けたものである。
【0012】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0013】図1(A)は本発明の実施例の回路図であ
り、図4と同等部分は同一符号により示している。図に
おいて、マイクロ波帯高電力増幅装置1の出力と負荷5
との間には導波管2が接続されており、この導波管5に
より増幅電力が負荷5へ供給されている。
り、図4と同等部分は同一符号により示している。図に
おいて、マイクロ波帯高電力増幅装置1の出力と負荷5
との間には導波管2が接続されており、この導波管5に
より増幅電力が負荷5へ供給されている。
【0014】この導波管2の一管面上(幅広面が良い)
には、管内波長λの1/4に相当する距離だけ互いに離
れて設けられた2つの検出用コネクタ3,4が設けられ
ている。これ等検出用コネクタ3,4の各検出出力は検
波器6a,6bにより夫々検出されて直流レベル7,8
へ変換される。これ等変換直流レベル7,8は比較器9
にてレベレ比較され、両直流レベル7,8のレベル差が
検出される。
には、管内波長λの1/4に相当する距離だけ互いに離
れて設けられた2つの検出用コネクタ3,4が設けられ
ている。これ等検出用コネクタ3,4の各検出出力は検
波器6a,6bにより夫々検出されて直流レベル7,8
へ変換される。これ等変換直流レベル7,8は比較器9
にてレベレ比較され、両直流レベル7,8のレベル差が
検出される。
【0015】ここで、図1(B)を参照すると、導波管
2の負荷5からの距離とVSWRの電圧との関係を示し
ており、このVSWRの波長は増幅装置1の増幅出力の
波長(導波管2の管内波長λ)の1/2となっている。
そして、検出用コネクタ3及び4の負荷5からの各距離
をA及びBとすれば、A−B=λ/4であるから、これ
等A,B点における検出出力の差は常にVSWRの振幅
値に対応した値となっていることが分かる。
2の負荷5からの距離とVSWRの電圧との関係を示し
ており、このVSWRの波長は増幅装置1の増幅出力の
波長(導波管2の管内波長λ)の1/2となっている。
そして、検出用コネクタ3及び4の負荷5からの各距離
をA及びBとすれば、A−B=λ/4であるから、これ
等A,B点における検出出力の差は常にVSWRの振幅
値に対応した値となっていることが分かる。
【0016】尚、図1(B)の例では、コネクタ3,4
の位置が丁度VSWRの正のピークと負のピークとに夫
々対応する位置に存在するので、これ等両者の検出出力
の差はまさにVSWRの振幅そのものを示すものとなっ
ている。よって、理想的には、この図1(B)に示す位
置A,Bに各コネクタ3,4を設けるのが良く、これ等
位置はVSWRの測定を行うことで容易に判定可能であ
る。
の位置が丁度VSWRの正のピークと負のピークとに夫
々対応する位置に存在するので、これ等両者の検出出力
の差はまさにVSWRの振幅そのものを示すものとなっ
ている。よって、理想的には、この図1(B)に示す位
置A,Bに各コネクタ3,4を設けるのが良く、これ等
位置はVSWRの測定を行うことで容易に判定可能であ
る。
【0017】従って、比較器9の比較結果であるVSW
Rの振幅が所定レベル以上になると警告10を増幅装置
1へ供給して増幅出力の断等の制御が可能となる。
Rの振幅が所定レベル以上になると警告10を増幅装置
1へ供給して増幅出力の断等の制御が可能となる。
【0018】図2は検出用コネクタ3,4の例を示す図
であり、当該コネクタ3,4の中心導体30をアンテナ
として導波管2の管内信号を抽出する様になっている。
この中心導体30の形状及び長さに応じて抽出電力が異
なるために、これ等形状や長さを適宜選定して使用すれ
ば、増幅出力電力が大きくなっても小さくなっても、所
望の電力が抽出可能となる。尚、中心導体の形状は一般
に円筒形が採用され、この円筒形の内径や外径の変更で
抽出電力が変化するものである。
であり、当該コネクタ3,4の中心導体30をアンテナ
として導波管2の管内信号を抽出する様になっている。
この中心導体30の形状及び長さに応じて抽出電力が異
なるために、これ等形状や長さを適宜選定して使用すれ
ば、増幅出力電力が大きくなっても小さくなっても、所
望の電力が抽出可能となる。尚、中心導体の形状は一般
に円筒形が採用され、この円筒形の内径や外径の変更で
抽出電力が変化するものである。
【0019】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、導波管に
コネクタを取付けるだけの極めて簡単な構成で良いため
に、構造が簡単でかつローコストとなるという効果があ
る。また、検出器の電力検出量の変更は、コネクタの中
心導体の長さや形状を変更するのみで良いために、これ
また容易に増幅出力の電力の大小に対処可能となる。
コネクタを取付けるだけの極めて簡単な構成で良いため
に、構造が簡単でかつローコストとなるという効果があ
る。また、検出器の電力検出量の変更は、コネクタの中
心導体の長さや形状を変更するのみで良いために、これ
また容易に増幅出力の電力の大小に対処可能となる。
【図1】(A)は本発明の実施例の回路図、(B)は本
発明の原理を説明するための図である。
発明の原理を説明するための図である。
【図2】図1の検出用コネクタの構成を示す図である。
【図3】従来のVSWR検出回路の回路例を示す図であ
る。
る。
1 マイクロ波帯電力増幅装置 2 導波管 3,4 検出用コネクタ 5 負荷 6a,6b 検波器 9 比較器
Claims (3)
- 【請求項1】 増幅手段の増幅出力を導波管により導出
して負荷へ供給するようにした増幅装置のVSWR検出
回路であって、前記導波管の一管面上に管内波長の1/
4に相当する距離だけ離れて設けられた2つの検出用コ
ネクタを有するVSWR検出回路。 - 【請求項2】 前記検出用コネクタの各々の出力の差に
応じてVSWRを検出するようにしたことを特徴とする
請求項1記載のVSWR検出回路。 - 【請求項3】 前記検出用コネクタの各々の出力を検波
する検波手段と、これ等検波出力の差を検出する比較手
段とを含み、この比較結果により前記VSWRを検出す
ることを特徴とする請求項2記載のVSWR検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14458294A JPH0815344A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | Vswr検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14458294A JPH0815344A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | Vswr検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815344A true JPH0815344A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15365485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14458294A Withdrawn JPH0815344A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | Vswr検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815344A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101900763A (zh) * | 2010-07-23 | 2010-12-01 | 四川九洲电器集团有限责任公司 | 一种恒定驻波比监测方法 |
US9236790B2 (en) | 2009-10-02 | 2016-01-12 | Panasonic Corporation | Power distribution device and power distribution system using same |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14458294A patent/JPH0815344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9236790B2 (en) | 2009-10-02 | 2016-01-12 | Panasonic Corporation | Power distribution device and power distribution system using same |
CN101900763A (zh) * | 2010-07-23 | 2010-12-01 | 四川九洲电器集团有限责任公司 | 一种恒定驻波比监测方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |