JPH08149522A - 位置検出装置及び画像補正装置 - Google Patents
位置検出装置及び画像補正装置Info
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- JPH08149522A JPH08149522A JP7113902A JP11390295A JPH08149522A JP H08149522 A JPH08149522 A JP H08149522A JP 7113902 A JP7113902 A JP 7113902A JP 11390295 A JP11390295 A JP 11390295A JP H08149522 A JPH08149522 A JP H08149522A
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- pattern
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プロジェクションテレビのコンバーゼンス歪
みや幾何学歪補正を自動的に行うため、テストパターン
の位置を検出する位置検出装置、及びその位置により短
時間で高精度の自動調整ができる画像補正装置を実現す
ること。 【構成】 画像を表示するスクリーン7の外周部に、複
数の光検出素子からなる光検出部8〜15を設ける。ま
たテストパターン発生回路1によりテストパターンを発
生し、光検出部8〜15で受光する。受光信号からテス
トパターンの表示位置を位置算出部17で検出する。誤
差検出部18はこの検出位置から表示位置の誤差を算出
する。この誤差値に基づいて補正信号発生回路19が補
正信号を作成し、コンバーゼンス補正回路20及び偏向
回路に与える。こうすると短時間でかつ高精度に画像歪
みが検出され、自動調整ができる。
みや幾何学歪補正を自動的に行うため、テストパターン
の位置を検出する位置検出装置、及びその位置により短
時間で高精度の自動調整ができる画像補正装置を実現す
ること。 【構成】 画像を表示するスクリーン7の外周部に、複
数の光検出素子からなる光検出部8〜15を設ける。ま
たテストパターン発生回路1によりテストパターンを発
生し、光検出部8〜15で受光する。受光信号からテス
トパターンの表示位置を位置算出部17で検出する。誤
差検出部18はこの検出位置から表示位置の誤差を算出
する。この誤差値に基づいて補正信号発生回路19が補
正信号を作成し、コンバーゼンス補正回路20及び偏向
回路に与える。こうすると短時間でかつ高精度に画像歪
みが検出され、自動調整ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、カラーテレビジョン
受像機の画像歪みを補正する装置に関し、スクリーンで
の3原色の位置ずれを検出する位置検出装置と、コンバ
ーゼンスや幾何学歪補正を自動的に行う画像補正装置に
関するものである。
受像機の画像歪みを補正する装置に関し、スクリーンで
の3原色の位置ずれを検出する位置検出装置と、コンバ
ーゼンスや幾何学歪補正を自動的に行う画像補正装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、3原色を発光する投射管を用い
てスクリーンに映像を拡大投射する投射型ディスプレイ
において、3原色投射管のスクリーンに対する集中角
や、投射型ディスプレイのスクリーンに対する投射角な
どの光学的条件により、画像の投射歪である幾何学歪や
ミスコンバーゼンスが生じる。
てスクリーンに映像を拡大投射する投射型ディスプレイ
において、3原色投射管のスクリーンに対する集中角
や、投射型ディスプレイのスクリーンに対する投射角な
どの光学的条件により、画像の投射歪である幾何学歪や
ミスコンバーゼンスが生じる。
【0003】投射型ディスプレイでは幾何学歪やコンバ
ーゼンスの調整が非常に複雑であり、手動では調整時間
がかかるため、自動的に調整を行う方法として、特公平
6−32486号公報、登録1685724号の自動コ
ンバーゼンス補正方式が提案されている。またコンバー
ゼンス調整後、受像機の電気的・材質的・機構的変動や
地磁気などの影響により発生するコンバーゼンスドリフ
トを自動的に調整する方法として、特公平6−9393
号公報、特公平6−5960号公報、米国特許4857
998号公報、特開昭63−48987号公報の位置検
出装置や画像補正装置が提案されている。
ーゼンスの調整が非常に複雑であり、手動では調整時間
がかかるため、自動的に調整を行う方法として、特公平
6−32486号公報、登録1685724号の自動コ
ンバーゼンス補正方式が提案されている。またコンバー
ゼンス調整後、受像機の電気的・材質的・機構的変動や
地磁気などの影響により発生するコンバーゼンスドリフ
トを自動的に調整する方法として、特公平6−9393
号公報、特公平6−5960号公報、米国特許4857
998号公報、特開昭63−48987号公報の位置検
出装置や画像補正装置が提案されている。
【0004】コンバーゼンスドリフトは、投射管のネッ
クチャージ、ガンセンタードリフト等や、各駆動出力回
路のドリフト、コンバーゼンスヨークや偏向ヨークの材
質的な感度変動、また地磁気や輸送などの機構的変動な
どが組み合わさったものである。
クチャージ、ガンセンタードリフト等や、各駆動出力回
路のドリフト、コンバーゼンスヨークや偏向ヨークの材
質的な感度変動、また地磁気や輸送などの機構的変動な
どが組み合わさったものである。
【0005】図87に自動的に調整を行う従来の画像補
正装置や、この装置に用いられる位置検出装置(特公平
6−32486号公報「フォトダイオード列およびミス
レジストレーション検出回路」)の基本構成を示す。図
87(a)に示すように、結像レンズ333と共働関係
にあり、X−Yモータアセンブリ335に取り付けられ
た象限フォトダイオードセンサ331からなる収束シス
テムが設けられている。X−Yモータアセンブリ335
は、結像レンズ333及び象限フォトダイオードセンサ
331を、映写されたイメージ(図示せず)上に焦点合
わせするため、2つのステップモータ337をX−Yジ
ンバル上に支持する機械構造体を有している。そしてそ
の一端に結像レンズ333を設け、他端に象限フォトダ
イオードセンサ331を設けた管状ハウジング334が
回動自在に取り付けられている。
正装置や、この装置に用いられる位置検出装置(特公平
6−32486号公報「フォトダイオード列およびミス
レジストレーション検出回路」)の基本構成を示す。図
87(a)に示すように、結像レンズ333と共働関係
にあり、X−Yモータアセンブリ335に取り付けられ
た象限フォトダイオードセンサ331からなる収束シス
テムが設けられている。X−Yモータアセンブリ335
は、結像レンズ333及び象限フォトダイオードセンサ
331を、映写されたイメージ(図示せず)上に焦点合
わせするため、2つのステップモータ337をX−Yジ
ンバル上に支持する機械構造体を有している。そしてそ
の一端に結像レンズ333を設け、他端に象限フォトダ
イオードセンサ331を設けた管状ハウジング334が
回動自在に取り付けられている。
【0006】象限フォトダイオードセンサ331は小表
面マウントの前置増幅ボードに取り付けられている。X
−Yモータアセンブリ335は、映写機(図示せず)の
中央のレンズの直下であって、映写機のフレームに取付
けられるのが好ましい。ワイヤ配線339は、象限フォ
トダイオードセンサ331及びステップモータ337を
カードケージ313内の親ボード311に接続してい
る。カードケージ313は、ステップモータ337の駆
動回路を有し、象限フォトダイオードセンサ331から
取り込んだ信号をディジタル化するための回路を有して
いる。これらの回路は主印刷回路基板315に設けられ
ている。
面マウントの前置増幅ボードに取り付けられている。X
−Yモータアセンブリ335は、映写機(図示せず)の
中央のレンズの直下であって、映写機のフレームに取付
けられるのが好ましい。ワイヤ配線339は、象限フォ
トダイオードセンサ331及びステップモータ337を
カードケージ313内の親ボード311に接続してい
る。カードケージ313は、ステップモータ337の駆
動回路を有し、象限フォトダイオードセンサ331から
取り込んだ信号をディジタル化するための回路を有して
いる。これらの回路は主印刷回路基板315に設けられ
ている。
【0007】映写イメージポイントにおける赤色
(R)、緑色(G)及び青色(B)のイメージ成分の各
々の位置は、象限フォトダイオードセンサ331によっ
て検出され、象限の中心と一致するように調整される。
スクリーン全体における収束は、ラスタイメージにおけ
る多数の収束ポイントについてこの動作を繰り返すこと
によって実現される。自動収束動作は、映写機の遠隔又
は内蔵のキューパッド(図示せず)を介して収束メニュ
ーの選択によって開始される。その後収束が完了し、又
はユーザーによって中断されるまで、収束システムにお
いて実行中のソフトフェアが映写機を制御する。
(R)、緑色(G)及び青色(B)のイメージ成分の各
々の位置は、象限フォトダイオードセンサ331によっ
て検出され、象限の中心と一致するように調整される。
スクリーン全体における収束は、ラスタイメージにおけ
る多数の収束ポイントについてこの動作を繰り返すこと
によって実現される。自動収束動作は、映写機の遠隔又
は内蔵のキューパッド(図示せず)を介して収束メニュ
ーの選択によって開始される。その後収束が完了し、又
はユーザーによって中断されるまで、収束システムにお
いて実行中のソフトフェアが映写機を制御する。
【0008】このような動作において、収束アルゴリズ
ムに必要とされるターゲット及びパターンを表示するた
め、カードケージ313に組み込まれたビデオ制御ボー
ド内のマイクロプロセッサが制御を行っている。図87
(b)は象限フォトダイオードセンサ331の構成図で
ある。本図に示すように象限フォトダイオードセンサ3
31は、フォトダイオード321A〜324Aと、その
四隅に配置したフォトダイオード321B〜324Bと
により構成される。
ムに必要とされるターゲット及びパターンを表示するた
め、カードケージ313に組み込まれたビデオ制御ボー
ド内のマイクロプロセッサが制御を行っている。図87
(b)は象限フォトダイオードセンサ331の構成図で
ある。本図に示すように象限フォトダイオードセンサ3
31は、フォトダイオード321A〜324Aと、その
四隅に配置したフォトダイオード321B〜324Bと
により構成される。
【0009】各々のフォトダイオード321A〜324
Aから、イメージの位置に比例した各々の直流電圧(す
なわち、光起電電位)が得られ、それらの信号はアナロ
グ・ディジタル変換器(以下、A/D変換器という)に
与えられる。A/D変換器はこれに応答して8ビットの
ディジタル値を出力し、収束システムのマイクロプロセ
ッサのデータバスに与える。マイクロプロセッサは8ビ
ットのディジタル値を比較することにより、よく知られ
ている方法でイメージのミスレジストレーションを検出
し、必要な収束コイル修正信号を発生し、レジストレー
ションの自動調整を行う。
Aから、イメージの位置に比例した各々の直流電圧(す
なわち、光起電電位)が得られ、それらの信号はアナロ
グ・ディジタル変換器(以下、A/D変換器という)に
与えられる。A/D変換器はこれに応答して8ビットの
ディジタル値を出力し、収束システムのマイクロプロセ
ッサのデータバスに与える。マイクロプロセッサは8ビ
ットのディジタル値を比較することにより、よく知られ
ている方法でイメージのミスレジストレーションを検出
し、必要な収束コイル修正信号を発生し、レジストレー
ションの自動調整を行う。
【0010】図88は自動的にドリフト調整を行う従来
の画像補正装置(米国特許4857998号公報「コン
バーゼンス装置」)の基本構成図である。スクリーン4
13の周辺部に配置されたフォトセンサ414、415
で検出用テスト信号416、417が検出される。この
検出信号を位置検出回路418に与え、コンバーゼンス
の誤差値を求める。これによりコンバーゼンス補正回路
(C補正回路)421を介してディスプレイのコンバー
ゼンスドリフトを自動的に調整している。こうして投射
スクリーン上に画像を表示した状態で、自動的にドリフ
ト調整を行うことができる。
の画像補正装置(米国特許4857998号公報「コン
バーゼンス装置」)の基本構成図である。スクリーン4
13の周辺部に配置されたフォトセンサ414、415
で検出用テスト信号416、417が検出される。この
検出信号を位置検出回路418に与え、コンバーゼンス
の誤差値を求める。これによりコンバーゼンス補正回路
(C補正回路)421を介してディスプレイのコンバー
ゼンスドリフトを自動的に調整している。こうして投射
スクリーン上に画像を表示した状態で、自動的にドリフ
ト調整を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成では、象限状に配置された複数のフォトダイオ
ードの各出力を比較することにより、各フォトダイオー
ドの交差点にレジストレーション調整用のパターンを収
束させるようにしている。そしてパターンを収束点まで
移動させたときの移動量から、パターンの表示位置座標
が検出される。このような方法では、調整精度がパター
ン移動量の分解能に依存する。また調整においてパター
ン移動に要する時間が必要であり、調整時間がかかると
いう問題点があった。
うな構成では、象限状に配置された複数のフォトダイオ
ードの各出力を比較することにより、各フォトダイオー
ドの交差点にレジストレーション調整用のパターンを収
束させるようにしている。そしてパターンを収束点まで
移動させたときの移動量から、パターンの表示位置座標
が検出される。このような方法では、調整精度がパター
ン移動量の分解能に依存する。また調整においてパター
ン移動に要する時間が必要であり、調整時間がかかると
いう問題点があった。
【0012】また、画面の周辺部に検出器を設けて検出
する場合、精度よく検出するためには複雑な信号処理が
必要で、回路規模が大きくなるという問題点を有してい
た。また装置のコンバーゼンスドリフトと画面位相の変
動を考えると、検出器の受光面積としては大きいものが
必要であり、検出部としては非常に高価なセンサが必要
であるという問題点があった。
する場合、精度よく検出するためには複雑な信号処理が
必要で、回路規模が大きくなるという問題点を有してい
た。また装置のコンバーゼンスドリフトと画面位相の変
動を考えると、検出器の受光面積としては大きいものが
必要であり、検出部としては非常に高価なセンサが必要
であるという問題点があった。
【0013】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、投射型のカラーディプレイ装置
において、画像の幾何学歪やコンバーゼンス調整を行う
に際し、調整用パターンの表示位置座標を精度高く検出
する位置検出装置を実現することと、この位置検出装置
を用いて短時間でかつ高精度に幾何学歪やコンバーゼン
ス調整を行うことができる画像補正装置を提供すること
を目的とする。
なされたものであって、投射型のカラーディプレイ装置
において、画像の幾何学歪やコンバーゼンス調整を行う
に際し、調整用パターンの表示位置座標を精度高く検出
する位置検出装置を実現することと、この位置検出装置
を用いて短時間でかつ高精度に幾何学歪やコンバーゼン
ス調整を行うことができる画像補正装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、表示画面の外周部に設けられ、少なくとも表示画面
の一方向に沿って複数の光検出素子を近接して配置した
複数の光検出部と、信号レベルが光検出部の光検出素子
の配置方向に沿って変化するテストパターンを、光検出
素子で受光できる位置に発生するテストパターン発生手
段と、光検出部の光検出素子で受光した信号レベルから
テストパターンの表示位置を算出するパターン位置算出
手段とを具備することを特徴とするものである。
は、表示画面の外周部に設けられ、少なくとも表示画面
の一方向に沿って複数の光検出素子を近接して配置した
複数の光検出部と、信号レベルが光検出部の光検出素子
の配置方向に沿って変化するテストパターンを、光検出
素子で受光できる位置に発生するテストパターン発生手
段と、光検出部の光検出素子で受光した信号レベルから
テストパターンの表示位置を算出するパターン位置算出
手段とを具備することを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項5の発明は、映像の表示画面
の外周部の所定位置に配置した複数の光検出素子と、信
号レベルが表示画面の平面に沿って変化するテストパタ
ーンを発生するテストパターン発生手段と、光検出素子
で受光できる範囲内でテストパターン発生手段で生成さ
れるテストパターンの表示位置を制御する表示位置制御
手段と、光検出素子で受光した信号レベルと表示位置制
御手段の制御量とから、テストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段とを具備することを特徴と
するものである。
の外周部の所定位置に配置した複数の光検出素子と、信
号レベルが表示画面の平面に沿って変化するテストパタ
ーンを発生するテストパターン発生手段と、光検出素子
で受光できる範囲内でテストパターン発生手段で生成さ
れるテストパターンの表示位置を制御する表示位置制御
手段と、光検出素子で受光した信号レベルと表示位置制
御手段の制御量とから、テストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段とを具備することを特徴と
するものである。
【0016】本願の請求項8の発明は、映像の表示画面
の外周部に設けられ、表示画面に沿って複数の光検出素
子を隣接して配置した複数の光検出部と、各光検出部の
受光領域より小さい照射範囲を有するテストパターン
を、光検出部で受光できる位置に発生するテストパター
ン発生手段と、各光検出素子に対して表示画面上の2次
元座標を割り当て、各光検出素子の出力を、割り当てら
れた座標で重み付け加算することにより、テストパター
ンの表示位置を算出する位置算出手段とを具備すること
を特徴とするものである。
の外周部に設けられ、表示画面に沿って複数の光検出素
子を隣接して配置した複数の光検出部と、各光検出部の
受光領域より小さい照射範囲を有するテストパターン
を、光検出部で受光できる位置に発生するテストパター
ン発生手段と、各光検出素子に対して表示画面上の2次
元座標を割り当て、各光検出素子の出力を、割り当てら
れた座標で重み付け加算することにより、テストパター
ンの表示位置を算出する位置算出手段とを具備すること
を特徴とするものである。
【0017】本願の請求項10の発明は、表示画面の外
周部に設けられ、少なくとも表示画面の一方向に沿って
複数の光検出素子を近接して配置した複数の光検出部
と、位置検出用と誤差検出用のテストパターンを、光検
出素子で受光できる位置に発生するテストパターン発生
手段と、光検出素子で受光した信号レベルからテストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、
パターン位置算出手段の信号から、画像歪みとしての幾
何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差
算出手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を
補正する信号を作成する補正信号作成手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
周部に設けられ、少なくとも表示画面の一方向に沿って
複数の光検出素子を近接して配置した複数の光検出部
と、位置検出用と誤差検出用のテストパターンを、光検
出素子で受光できる位置に発生するテストパターン発生
手段と、光検出素子で受光した信号レベルからテストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、
パターン位置算出手段の信号から、画像歪みとしての幾
何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差
算出手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を
補正する信号を作成する補正信号作成手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項12の発明は、画像の表示画
面の4隅では水平及び垂直の走査方向に対して斜めに複
数の光検出素子が配置され、表示画面の長辺外周部では
水平走査方向に複数の光検出素子が配置され、表示画面
の短辺外周部では垂直走査方向に複数の光検出素子が配
置された複数の光検出部と、光検出素子で受光できる位
置にテストパターンを発生するテストパターン発生手段
と、光検出素子で受光した信号レベルからテストパター
ンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パタ
ーン位置算出手段の信号から、画像歪みとしての幾何学
歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出
手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段とを具備すること
を特徴とするものである。
面の4隅では水平及び垂直の走査方向に対して斜めに複
数の光検出素子が配置され、表示画面の長辺外周部では
水平走査方向に複数の光検出素子が配置され、表示画面
の短辺外周部では垂直走査方向に複数の光検出素子が配
置された複数の光検出部と、光検出素子で受光できる位
置にテストパターンを発生するテストパターン発生手段
と、光検出素子で受光した信号レベルからテストパター
ンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パタ
ーン位置算出手段の信号から、画像歪みとしての幾何学
歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出
手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段とを具備すること
を特徴とするものである。
【0019】本願の請求項14の発明は、表示画面の外
周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検出部
と、光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、光検出素子で受光し
た信号を加算及び減算した値に基づいて、テストパター
ンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パタ
ーン位置算出手段の信号から、画像歪みとしての幾何学
歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出
手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段とを具備すること
を特徴とするものである。
周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検出部
と、光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、光検出素子で受光し
た信号を加算及び減算した値に基づいて、テストパター
ンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パタ
ーン位置算出手段の信号から、画像歪みとしての幾何学
歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出
手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段とを具備すること
を特徴とするものである。
【0020】本願の請求項17の発明は、映像の表示画
面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検
出部と、光検出素子で受光できる位置にテストパターン
を発生するテストパターン発生手段と、光検出素子で受
光した信号レベルによりテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段
の信号から、画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼン
ス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出
手段の出力により、検出領域である画面周辺部のみの補
正信号を作成する周辺部補正信号作成手段と、周辺部補
正信号作成手段からの補正波形で、コンバーゼンス補正
手段を駆動してテストパターンの表示位置を収束させ、
その収束結果に基づいて全画面の補正信号を作成する全
画面補正信号作成手段とを具備することを特徴とするも
のである。
面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検
出部と、光検出素子で受光できる位置にテストパターン
を発生するテストパターン発生手段と、光検出素子で受
光した信号レベルによりテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段
の信号から、画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼン
ス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出
手段の出力により、検出領域である画面周辺部のみの補
正信号を作成する周辺部補正信号作成手段と、周辺部補
正信号作成手段からの補正波形で、コンバーゼンス補正
手段を駆動してテストパターンの表示位置を収束させ、
その収束結果に基づいて全画面の補正信号を作成する全
画面補正信号作成手段とを具備することを特徴とするも
のである。
【0021】本願の請求項20の発明は、映像の表示画
面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検
出部と、光検出素子で受光できる位置にテストパターン
を発生するテストパターン発生手段と、光検出素子で受
光した信号レベルによりテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段
の信号から、所定時間経過毎に画像歪みとしての幾何学
歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出
手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段とを具備すること
を特徴とするものである。
面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検
出部と、光検出素子で受光できる位置にテストパターン
を発生するテストパターン発生手段と、光検出素子で受
光した信号レベルによりテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段
の信号から、所定時間経過毎に画像歪みとしての幾何学
歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出
手段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段とを具備すること
を特徴とするものである。
【0022】本願の請求項24の発明は、映像の表示画
面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検
出部と、光検出素子で受光できる位置にテストパターン
を発生するテストパターン発生手段と、光検出素子から
の受光位置に対応した位置情報が電圧情報に変換された
位置/電圧変換信号からテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段
の信号から画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼンス
誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出手
段の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作成する
補正信号作成手段とを具備することを特徴とするもので
ある。
面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数の光検
出部と、光検出素子で受光できる位置にテストパターン
を発生するテストパターン発生手段と、光検出素子から
の受光位置に対応した位置情報が電圧情報に変換された
位置/電圧変換信号からテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段
の信号から画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼンス
誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出手
段の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作成する
補正信号作成手段とを具備することを特徴とするもので
ある。
【0023】本願の請求項27の発明は、表示画面に表
示されるテストパターンの表示位置を検出する位置検出
装置であって、表示画面の外周部に複数の光検出素子を
隣接して配列した複数の光検出部と、信号レベルが幅方
向に変化する線状のテストパターンを光検出素子で受光
できる位置に発生するテストパターン発生手段と、光検
出部内の各光検出素子に対して表示画面上の座標を割り
当て、各光検出素子の出力比を、各光検出素子に割り当
てられた座標で重み付け加算することにより、テストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、
を具備することを特徴とするものである。
示されるテストパターンの表示位置を検出する位置検出
装置であって、表示画面の外周部に複数の光検出素子を
隣接して配列した複数の光検出部と、信号レベルが幅方
向に変化する線状のテストパターンを光検出素子で受光
できる位置に発生するテストパターン発生手段と、光検
出部内の各光検出素子に対して表示画面上の座標を割り
当て、各光検出素子の出力比を、各光検出素子に割り当
てられた座標で重み付け加算することにより、テストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0024】本願の請求項31の発明は、表示画面に表
示されるテストパターンの表示位置を検出する位置検出
装置であって、表示画面の外周部に配置した複数の光検
出素子と、信号レベルが幅方向に変化する線状のテスト
パターンを、光検出素子で受光できる位置に発生するテ
ストパターン発生手段と、テストパターン発生手段から
発生するテストパターンの表示位置をパターン幅以内で
時分割で微動させる表示位置制御手段と、光検出素子か
ら時分割に出力される各検出信号の出力比を算出し、こ
の出力比を表示位置制御手段から出力されたテストパタ
ーンの移動量で重み付け加算することにより、テストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、
を具備することを特徴とするものである。
示されるテストパターンの表示位置を検出する位置検出
装置であって、表示画面の外周部に配置した複数の光検
出素子と、信号レベルが幅方向に変化する線状のテスト
パターンを、光検出素子で受光できる位置に発生するテ
ストパターン発生手段と、テストパターン発生手段から
発生するテストパターンの表示位置をパターン幅以内で
時分割で微動させる表示位置制御手段と、光検出素子か
ら時分割に出力される各検出信号の出力比を算出し、こ
の出力比を表示位置制御手段から出力されたテストパタ
ーンの移動量で重み付け加算することにより、テストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0025】本願の請求項35の発明は、表示画面に表
示されるテストパターンの表示位置を検出する位置検出
装置であって、表示画面の外周部に複数の光検出素子を
隣接して配列した複数の光検出部と、信号レベルが幅方
向に変化する線状のテストパターンを光検出部に照射す
るとき、テストパターンの幅を光検出部の受光領域より
も小さくなるよう発生するテストパターン発生手段と、
光検出部における各光検出素子の出力のうちの最小値を
不要光レベルとして検出する最小値算出手段と、光検出
部における各光検出素子の夫々出力から、最小値算出手
段の出力を夫々減算する複数の差分手段と、光検出部に
おける各光検出素子に対応する差分手段の出力から、テ
ストパターンの表示位置を算出するパターン位置算出手
段と、を具備することを特徴とするものである。
示されるテストパターンの表示位置を検出する位置検出
装置であって、表示画面の外周部に複数の光検出素子を
隣接して配列した複数の光検出部と、信号レベルが幅方
向に変化する線状のテストパターンを光検出部に照射す
るとき、テストパターンの幅を光検出部の受光領域より
も小さくなるよう発生するテストパターン発生手段と、
光検出部における各光検出素子の出力のうちの最小値を
不要光レベルとして検出する最小値算出手段と、光検出
部における各光検出素子の夫々出力から、最小値算出手
段の出力を夫々減算する複数の差分手段と、光検出部に
おける各光検出素子に対応する差分手段の出力から、テ
ストパターンの表示位置を算出するパターン位置算出手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0026】本願の請求項39の発明は、画像を表示画
面に表示する際に画像歪み検出用のテストパターンの表
示位置を検出して画像歪みを補正する画像補正装置であ
って、表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して
配列した複数の光検出部と、信号レベルが幅方向に変化
する線状のテストパターンを光検出素子で受光できる位
置に発生するテストパターン発生手段と、入力画像信号
のレベルを少なくともフィールド単位で平均化する画像
平均化手段と、画像平均化手段の出力とテストパターン
発生手段の出力するテストパターンとを切り換える第1
の切換手段と、第1の切換手段の出力と入力画像信号と
を切り換える第2の切換手段と、画像の補正時に第2の
切換手段を用いて第1の切換手段の出力に切換え、表示
画面の有効表示範囲に画像平均化手段の出力画像を表示
し、表示画面の外周部にテストパターン発生手段のテス
トパターンを表示するよう、第1の切換手段に切換タイ
ミング信号を与えるタイミング発生部と、光検出部内の
各光検出素子に対して表示画面上の座標を割り当て、各
光検出素子の出力比を、各光検出素子に割り当てられた
座標で重み付け加算することにより、テストパターンの
表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パターン
位置算出手段の信号から画像の幾何学歪とコンバーゼン
ス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出
手段の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作成す
る補正信号作成手段と、を具備することを特徴とするも
のである。
面に表示する際に画像歪み検出用のテストパターンの表
示位置を検出して画像歪みを補正する画像補正装置であ
って、表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して
配列した複数の光検出部と、信号レベルが幅方向に変化
する線状のテストパターンを光検出素子で受光できる位
置に発生するテストパターン発生手段と、入力画像信号
のレベルを少なくともフィールド単位で平均化する画像
平均化手段と、画像平均化手段の出力とテストパターン
発生手段の出力するテストパターンとを切り換える第1
の切換手段と、第1の切換手段の出力と入力画像信号と
を切り換える第2の切換手段と、画像の補正時に第2の
切換手段を用いて第1の切換手段の出力に切換え、表示
画面の有効表示範囲に画像平均化手段の出力画像を表示
し、表示画面の外周部にテストパターン発生手段のテス
トパターンを表示するよう、第1の切換手段に切換タイ
ミング信号を与えるタイミング発生部と、光検出部内の
各光検出素子に対して表示画面上の座標を割り当て、各
光検出素子の出力比を、各光検出素子に割り当てられた
座標で重み付け加算することにより、テストパターンの
表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パターン
位置算出手段の信号から画像の幾何学歪とコンバーゼン
ス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出
手段の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作成す
る補正信号作成手段と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0027】本願の請求項41の発明は、画像を表示画
面に表示する際に画像歪み検出用のテストパターンの表
示位置を検出して画像歪みを補正する画像補正装置であ
って、表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して
配列した複数の光検出部と、線状のテストパターンを光
検出素子で受光できる位置に発生するテストパターン発
生手段と、テストパターン発生手段から発生する線状の
テストパターンの表示位置を、基準位置から最小ピッチ
の整数倍で表示画面の左右又は上下に順次移動させる表
示位置制御手段と、光検出部にテストパターンの検出信
号が得られたとき、表示位置制御手段の指示するテスト
パターンの移動回数に基づいてテストパターンの表示位
置を算出するパターン位置算出手段と、パターン位置算
出手段の信号から画像歪みとしての幾何学歪とコンバー
ゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差
算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作
成する補正信号作成手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
面に表示する際に画像歪み検出用のテストパターンの表
示位置を検出して画像歪みを補正する画像補正装置であ
って、表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して
配列した複数の光検出部と、線状のテストパターンを光
検出素子で受光できる位置に発生するテストパターン発
生手段と、テストパターン発生手段から発生する線状の
テストパターンの表示位置を、基準位置から最小ピッチ
の整数倍で表示画面の左右又は上下に順次移動させる表
示位置制御手段と、光検出部にテストパターンの検出信
号が得られたとき、表示位置制御手段の指示するテスト
パターンの移動回数に基づいてテストパターンの表示位
置を算出するパターン位置算出手段と、パターン位置算
出手段の信号から画像歪みとしての幾何学歪とコンバー
ゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差
算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作
成する補正信号作成手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0028】本願の請求項44の発明は、複数の表示画
面を縦横方向に隣接して配置したマルチ表示画面に対し
て複数の拡大投射管により画像を表示する際に、画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、各表示画面から拡
大投射管側に位置し、各投射ビームの放射外周部に複数
の光検出素子を隣接して配列した複数の光検出部と、光
検出部と拡大投射管との距離を投射距離としたとき、投
射距離の算出用の第1のテストパターンと画像歪み検出
用の第2のテストパターンを、光検出部の光検出素子で
受光できる位置に発生するテストパターン発生手段と、
光検出素子で受光した第1のテストパターンの信号レベ
ルにより光検出部への投射距離を算出する投射距離算出
手段と、各光検出部の光検出素子の出力と投射距離算出
手段の出力から第2のテストパターンの表示位置を算出
するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段の
信号から画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼンス誤
差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出手段
の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作成する補
正信号作成手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
面を縦横方向に隣接して配置したマルチ表示画面に対し
て複数の拡大投射管により画像を表示する際に、画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、各表示画面から拡
大投射管側に位置し、各投射ビームの放射外周部に複数
の光検出素子を隣接して配列した複数の光検出部と、光
検出部と拡大投射管との距離を投射距離としたとき、投
射距離の算出用の第1のテストパターンと画像歪み検出
用の第2のテストパターンを、光検出部の光検出素子で
受光できる位置に発生するテストパターン発生手段と、
光検出素子で受光した第1のテストパターンの信号レベ
ルにより光検出部への投射距離を算出する投射距離算出
手段と、各光検出部の光検出素子の出力と投射距離算出
手段の出力から第2のテストパターンの表示位置を算出
するパターン位置算出手段と、パターン位置算出手段の
信号から画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼンス誤
差の補正方向を算出する誤差算出手段と、誤差算出手段
の出力より画像歪みの誤差を補正する信号を作成する補
正信号作成手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0029】本願の請求項46の発明は、複数の表示画
面を縦横方向に隣接して配置したマルチ表示画面に対し
て複数の拡大投射管により画像を表示する際に、画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、各表示画面から拡
大投射管側に位置し、各投射ビームの放射外周部に複数
の光検出素子を隣接して配列した複数の光検出部と、光
検出部と拡大投射管との距離を投射距離としたとき、投
射距離の算出用の第1のテストパターンと画像歪み検出
用の第2のテストパターンを、光検出部の光検出素子で
受光できる位置に発生するテストパターン発生手段と、
光検出素子で受光した第1のテストパターンの信号レベ
ルにより光検出部への投射距離を算出する投射距離算出
手段と、投射距離算出手段の出力をもとに第2のテスト
パターンの表示位置を微動させる表示位置制御手段と、
各光検出部の光検出素子の出力から第2のテストパター
ンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パタ
ーン位置算出手段の信号から画像歪みとしての幾何学歪
とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出手
段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正す
る信号を作成する補正信号作成手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
面を縦横方向に隣接して配置したマルチ表示画面に対し
て複数の拡大投射管により画像を表示する際に、画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、各表示画面から拡
大投射管側に位置し、各投射ビームの放射外周部に複数
の光検出素子を隣接して配列した複数の光検出部と、光
検出部と拡大投射管との距離を投射距離としたとき、投
射距離の算出用の第1のテストパターンと画像歪み検出
用の第2のテストパターンを、光検出部の光検出素子で
受光できる位置に発生するテストパターン発生手段と、
光検出素子で受光した第1のテストパターンの信号レベ
ルにより光検出部への投射距離を算出する投射距離算出
手段と、投射距離算出手段の出力をもとに第2のテスト
パターンの表示位置を微動させる表示位置制御手段と、
各光検出部の光検出素子の出力から第2のテストパター
ンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、パタ
ーン位置算出手段の信号から画像歪みとしての幾何学歪
とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出手
段と、誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正す
る信号を作成する補正信号作成手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0030】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1〜4の
発明によれば、複数の光検出素子を設置した光検出部に
対し、信号レベルが変化するテストパターンを表示す
る。各光検出素子の信号レベルを比較することにより、
テストパターンの表示位置を算出する。こうするとテス
トパターンの方向とずれ量が直接検出できるため、短時
間でかつ高精度に画像歪みが検出される。
発明によれば、複数の光検出素子を設置した光検出部に
対し、信号レベルが変化するテストパターンを表示す
る。各光検出素子の信号レベルを比較することにより、
テストパターンの表示位置を算出する。こうするとテス
トパターンの方向とずれ量が直接検出できるため、短時
間でかつ高精度に画像歪みが検出される。
【0031】また本願の請求項5〜7の発明によれば、
検出方向に対し信号レベルが変化するテストパターンを
所定量だけ移動させる。このとき単一の光検出素子から
得られる信号レベルの変化からテストパターンの表示位
置を算出する。こうするとテストパターンの方向とずれ
量が光検出素子で直接検出できるため、短時間で高精度
に画像歪みが検出される。
検出方向に対し信号レベルが変化するテストパターンを
所定量だけ移動させる。このとき単一の光検出素子から
得られる信号レベルの変化からテストパターンの表示位
置を算出する。こうするとテストパターンの方向とずれ
量が光検出素子で直接検出できるため、短時間で高精度
に画像歪みが検出される。
【0032】また本願の請求項8、9の発明によれば、
所定の位置に配置された複数の各光検出素子に対して、
表示画面上の二次元平面座標を割り当てる。そしてスポ
ット状のテストパターンを表示し、各光検出素子の出力
で割り当てられた座標を重み付け加算すると、テストパ
ターンの表示位置が直接算出される。こうするとテスト
パターンの方向とずれ量が光検出素子で容易に検出でき
るため、短時間で高精度に画像歪みが検出される。
所定の位置に配置された複数の各光検出素子に対して、
表示画面上の二次元平面座標を割り当てる。そしてスポ
ット状のテストパターンを表示し、各光検出素子の出力
で割り当てられた座標を重み付け加算すると、テストパ
ターンの表示位置が直接算出される。こうするとテスト
パターンの方向とずれ量が光検出素子で容易に検出でき
るため、短時間で高精度に画像歪みが検出される。
【0033】また本願の請求項10、11の発明によれ
ば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用の2種類
のテストパターンを用いて、その方向や表示位置におけ
る誤差を算出する。この誤差値に基づいて幾何学歪やコ
ンバーゼンス歪みを補正する補正信号を作成する。こう
すると簡単な構成で短時間でかつ高精度の画像歪みの補
正が行える。
ば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用の2種類
のテストパターンを用いて、その方向や表示位置におけ
る誤差を算出する。この誤差値に基づいて幾何学歪やコ
ンバーゼンス歪みを補正する補正信号を作成する。こう
すると簡単な構成で短時間でかつ高精度の画像歪みの補
正が行える。
【0034】また本願の請求項12、13の発明によれ
ば、画面十字上は各走査方向に対し直角方向に、四隅は
各走査方向に対し斜め方向に、複数の光検出素子を夫々
設置する。そしてテストパターンの表示位置を算出し
て、幾何学歪やコンバーゼンス歪みを補正する補正信号
を作成する。こうすると安定でかつ高精度の画像歪みの
自動調整が行える。
ば、画面十字上は各走査方向に対し直角方向に、四隅は
各走査方向に対し斜め方向に、複数の光検出素子を夫々
設置する。そしてテストパターンの表示位置を算出し
て、幾何学歪やコンバーゼンス歪みを補正する補正信号
を作成する。こうすると安定でかつ高精度の画像歪みの
自動調整が行える。
【0035】また本願の請求項14〜16の発明によれ
ば、複数の光検出素子から得られる検出信号を加算し、
加算信号に基づいてテストパターンのおおよその方向と
発生位置を制御する。また各検出素子から得られる検出
信号を減算し、減算信号でテストパターンの表示位置の
誤差を算出する。このように2段階に分けて表示位置の
誤差値を検出すると、幾何学歪やコンバーゼンス歪みの
補正を安定でかつ高精度に自動調整できる。また減算値
を誤差信号値とするため、光検出部に対する不要光によ
る影響が少なくなる。
ば、複数の光検出素子から得られる検出信号を加算し、
加算信号に基づいてテストパターンのおおよその方向と
発生位置を制御する。また各検出素子から得られる検出
信号を減算し、減算信号でテストパターンの表示位置の
誤差を算出する。このように2段階に分けて表示位置の
誤差値を検出すると、幾何学歪やコンバーゼンス歪みの
補正を安定でかつ高精度に自動調整できる。また減算値
を誤差信号値とするため、光検出部に対する不要光によ
る影響が少なくなる。
【0036】また本願の請求項17〜19の発明によれ
ば、まず最初に画面周辺部に設置された光検出素子の検
出領域のみの収束動作を行い、次に全画面の収束動作を
行う。そして幾何学歪やコンバーゼンス歪みの補正を行
うことにより、有効画面内の映像を乱すことなく、安定
でかつ高精度に画像歪みの自動調整ができる。
ば、まず最初に画面周辺部に設置された光検出素子の検
出領域のみの収束動作を行い、次に全画面の収束動作を
行う。そして幾何学歪やコンバーゼンス歪みの補正を行
うことにより、有効画面内の映像を乱すことなく、安定
でかつ高精度に画像歪みの自動調整ができる。
【0037】また本願の請求項20〜23の発明によれ
ば、画像表示装置の電源投入後からの時間経過に伴いテ
ストパターンを出力する。そして光検出素子上に映出さ
れ、位置/電圧変換された値からテストパターンの位置
ずれ量を検出する。この検出信号に同期して画像歪みの
補正信号を作成する。こうすると高精度に画像歪みのド
リフトが補正できる。
ば、画像表示装置の電源投入後からの時間経過に伴いテ
ストパターンを出力する。そして光検出素子上に映出さ
れ、位置/電圧変換された値からテストパターンの位置
ずれ量を検出する。この検出信号に同期して画像歪みの
補正信号を作成する。こうすると高精度に画像歪みのド
リフトが補正できる。
【0038】さらに本願の請求項24〜26の発明によ
れば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用のテス
トパータンを夫々作成する。これらのテストパターンを
表示し、その表示位置を位置/電圧変換により検出す
る。こうすると簡単なテストパターンを用いて短時間で
かつ高精度に画像歪みを補正できる。
れば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用のテス
トパータンを夫々作成する。これらのテストパターンを
表示し、その表示位置を位置/電圧変換により検出す
る。こうすると簡単なテストパターンを用いて短時間で
かつ高精度に画像歪みを補正できる。
【0039】また本願の請求項27〜30の発明によれ
ば、光検出素子の出力比から、テストパターンの表示位
置を算出する。こうするとテストパターンのゲイン変動
やその他の変動要因の影響を受けにくく、かつテストパ
ターンの方向とずれ量が直接検出できるため、短時間で
かつ高精度に画像歪みが検出される。
ば、光検出素子の出力比から、テストパターンの表示位
置を算出する。こうするとテストパターンのゲイン変動
やその他の変動要因の影響を受けにくく、かつテストパ
ターンの方向とずれ量が直接検出できるため、短時間で
かつ高精度に画像歪みが検出される。
【0040】また本願の請求項31〜34の発明によれ
ば、テストパターンの表示位置をシフトした場合の輝度
レベルの出力比から、テストパターンの表示位置を直接
算出する。こうすると簡単な構成で短時間でかつ高精度
の画像歪みが検出される。
ば、テストパターンの表示位置をシフトした場合の輝度
レベルの出力比から、テストパターンの表示位置を直接
算出する。こうすると簡単な構成で短時間でかつ高精度
の画像歪みが検出される。
【0041】また本願の請求項35〜38の発明によれ
ば、光検出部の受光範囲より狭い照射領域を持つテスト
パターンを用いて、テストパターンが照射されておらず
不要光のみが入射している部分の光検出素子から不要光
成分を検出し、この不要光成分を各光検出素子の出力か
ら差分して、テストパターンの表示位置を算出する。こ
うすると投射装置セット内部の反射光や外光などの不要
光を除去できるため、安定でかつ高精度の画像歪みが検
出される。
ば、光検出部の受光範囲より狭い照射領域を持つテスト
パターンを用いて、テストパターンが照射されておらず
不要光のみが入射している部分の光検出素子から不要光
成分を検出し、この不要光成分を各光検出素子の出力か
ら差分して、テストパターンの表示位置を算出する。こ
うすると投射装置セット内部の反射光や外光などの不要
光を除去できるため、安定でかつ高精度の画像歪みが検
出される。
【0042】また本願の請求項39、40の発明によれ
ば、映像信号の平均値とテストパターンを切り換えて出
力して、テストパターンの位置ずれ量を算出して画像歪
みの補正信号を作成する。こうするとマルチスキャン、
マルチアスペクトの画像歪み補正を行う際にテストパタ
ーンの挿入操作が目立たなく、かつ高精度に画像歪みの
自動調整ができる。
ば、映像信号の平均値とテストパターンを切り換えて出
力して、テストパターンの位置ずれ量を算出して画像歪
みの補正信号を作成する。こうするとマルチスキャン、
マルチアスペクトの画像歪み補正を行う際にテストパタ
ーンの挿入操作が目立たなく、かつ高精度に画像歪みの
自動調整ができる。
【0043】また本願の請求項41〜43の発明によれ
ば、テストパターンの表示位置を制御し、この検出信号
と制御量から画像歪みの補正信号を作成する。こうする
と少ない回数でテストパターンのサーチを行うことがで
き、サーチの効率化、調整時間の短縮化が実現できる。
ば、テストパターンの表示位置を制御し、この検出信号
と制御量から画像歪みの補正信号を作成する。こうする
と少ない回数でテストパターンのサーチを行うことがで
き、サーチの効率化、調整時間の短縮化が実現できる。
【0044】また本願の請求項44、45の発明によれ
ば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射距
離を算出し、この算出信号と検出信号から画像歪みの補
正信号を作成する。こうすると特にマルチ画面のディス
プレイのように光検出部を非結像面に配置する場合にお
いても、正確な画像歪みの自動調整ができる。
ば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射距
離を算出し、この算出信号と検出信号から画像歪みの補
正信号を作成する。こうすると特にマルチ画面のディス
プレイのように光検出部を非結像面に配置する場合にお
いても、正確な画像歪みの自動調整ができる。
【0045】さらに本願の請求項46、47の発明によ
れば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射
距離を算出し、この算出信号によりテストパターンの位
相を制御して画像歪みの補正信号を作成する。こうする
と実際の非結像面上での位置検出ができ、より正確な画
像歪みの自動調整ができる。
れば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射
距離を算出し、この算出信号によりテストパターンの位
相を制御して画像歪みの補正信号を作成する。こうする
と実際の非結像面上での位置検出ができ、より正確な画
像歪みの自動調整ができる。
【0046】
【実施例】本発明の第1実施例における位置検出装置に
ついて図面を参照しつつ説明する。図1は一体型ビデオ
プロジェクタ(投射型ディスプレイ)の全体構成を示す
ブロック図である。図2は投射型ディスプレイの構造を
示す側面図である。図1,図2に示すように、投射型デ
ィスプレイ27は、R,G,BのCRT4と3つのレン
ズ5とを含む拡大投射装置24、ミラー6、スクリーン
7、自動調整装置25、位置検出装置26を含んで構成
される。
ついて図面を参照しつつ説明する。図1は一体型ビデオ
プロジェクタ(投射型ディスプレイ)の全体構成を示す
ブロック図である。図2は投射型ディスプレイの構造を
示す側面図である。図1,図2に示すように、投射型デ
ィスプレイ27は、R,G,BのCRT4と3つのレン
ズ5とを含む拡大投射装置24、ミラー6、スクリーン
7、自動調整装置25、位置検出装置26を含んで構成
される。
【0047】位置検出装置26とは、拡大投射装置24
によって投射されたR,B,Gの画像の位置ずれを検出
する装置である。以下に示す各実施例では、位置検出装
置は画像の幾何学歪やコンバーゼンスの自動調整に必要
なテストパターンの位置を検出するものとするが、他の
パターンの位置を検出する場合にも有効である。
によって投射されたR,B,Gの画像の位置ずれを検出
する装置である。以下に示す各実施例では、位置検出装
置は画像の幾何学歪やコンバーゼンスの自動調整に必要
なテストパターンの位置を検出するものとするが、他の
パターンの位置を検出する場合にも有効である。
【0048】図1において、テストパターン発生回路
(TP発生回路)1は幾何学歪やコンバーゼンス調整用
のテストパターンを発生する回路であり、その出力は切
換回路2に与えられる。切換回路2は外部から入力され
る映像信号とテストパターンの信号を切り換える回路で
あり、その出力は映像回路3に与えられる。映像回路3
は入力された信号に対して各種の処理を行い、R,B,
GのCRT4を駆動する回路である。3つのレンズ5は
夫々のCRT4に表示された画像を、図2に示すように
ミラー6を介してスクリーン7に拡大投射するレンズで
ある。
(TP発生回路)1は幾何学歪やコンバーゼンス調整用
のテストパターンを発生する回路であり、その出力は切
換回路2に与えられる。切換回路2は外部から入力され
る映像信号とテストパターンの信号を切り換える回路で
あり、その出力は映像回路3に与えられる。映像回路3
は入力された信号に対して各種の処理を行い、R,B,
GのCRT4を駆動する回路である。3つのレンズ5は
夫々のCRT4に表示された画像を、図2に示すように
ミラー6を介してスクリーン7に拡大投射するレンズで
ある。
【0049】光検出部8〜15はスクリーン7の周辺部
の所定位置に配置され、表示されたテストパターンの信
号レベルを検出する装置である。図1のマルチプレクサ
16は光検出部8〜15の出力信号を入力し、処理すべ
き信号を選択する回路である。位置算出部17はマルチ
プレクサ16の出力信号を処理してテストパターンの表
示位置を算出する回路である。このように光検出部8〜
15、マルチプレクサ16、位置算出部17は、スクリ
ーン7上の光検出部8〜15上に映出されたテストパタ
ーンの表示位置を検出する位置検出装置26を構成して
いる。
の所定位置に配置され、表示されたテストパターンの信
号レベルを検出する装置である。図1のマルチプレクサ
16は光検出部8〜15の出力信号を入力し、処理すべ
き信号を選択する回路である。位置算出部17はマルチ
プレクサ16の出力信号を処理してテストパターンの表
示位置を算出する回路である。このように光検出部8〜
15、マルチプレクサ16、位置算出部17は、スクリ
ーン7上の光検出部8〜15上に映出されたテストパタ
ーンの表示位置を検出する位置検出装置26を構成して
いる。
【0050】誤差算出部18は位置算出部17の出力か
ら、幾何学歪やミスコンバーゼンス量を算出する回路で
ある。補正信号発生回路19は誤差算出部18の出力を
もとに、幾何学歪やコンバーゼンス誤差補正用の補正信
号を発生する回路であり、その出力はコンバーゼンス補
正回路(C補正回路)20と偏向回路21とに与えられ
る。ここでテストパターン発生回路1、誤差算出部1
8、補正信号発生回路19は、画像の幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスを自動調整する自動調整装置25を構成し
ている。
ら、幾何学歪やミスコンバーゼンス量を算出する回路で
ある。補正信号発生回路19は誤差算出部18の出力を
もとに、幾何学歪やコンバーゼンス誤差補正用の補正信
号を発生する回路であり、その出力はコンバーゼンス補
正回路(C補正回路)20と偏向回路21とに与えられ
る。ここでテストパターン発生回路1、誤差算出部1
8、補正信号発生回路19は、画像の幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスを自動調整する自動調整装置25を構成し
ている。
【0051】コンバーゼンス補正回路20はコンバーゼ
ンスヨーク(以下、CYという)22にコンバーゼンス
補正用の制御信号を出力する回路である。偏向回路21
は偏向ヨーク(以下、DYという)23に偏向制御と偏
向補正用の制御信号を出力する回路である。このように
拡大投射装置24は、切換回路2、映像回路3、CY2
2とDY23とを装着したCRT4,レンズ5、コンバ
ーゼンス補正回路20、偏向回路21等により構成され
る。
ンスヨーク(以下、CYという)22にコンバーゼンス
補正用の制御信号を出力する回路である。偏向回路21
は偏向ヨーク(以下、DYという)23に偏向制御と偏
向補正用の制御信号を出力する回路である。このように
拡大投射装置24は、切換回路2、映像回路3、CY2
2とDY23とを装着したCRT4,レンズ5、コンバ
ーゼンス補正回路20、偏向回路21等により構成され
る。
【0052】さて図2において、投射拡大装置24から
の画像光はミラー6で反射され、透過型のスクリーン7
に拡大投射される。投射拡大装置24とスクリーン7の
間に設けられたミラー6は、一体型ビデオプロジェクタ
27のセットの奥行きを短くするための光学反射手段で
ある。自動調整装置25は前述したように、スクリーン
7上に配置した光検出部8〜15上に、信号(輝度)レ
ベルが変化するテストパターンを映出して、この光検出
部の検出信号からテストパターンの表示位置を検出し
て、拡大投射装置24の幾何学歪やミスコンバーゼンス
などの自動調整を行うものである。
の画像光はミラー6で反射され、透過型のスクリーン7
に拡大投射される。投射拡大装置24とスクリーン7の
間に設けられたミラー6は、一体型ビデオプロジェクタ
27のセットの奥行きを短くするための光学反射手段で
ある。自動調整装置25は前述したように、スクリーン
7上に配置した光検出部8〜15上に、信号(輝度)レ
ベルが変化するテストパターンを映出して、この光検出
部の検出信号からテストパターンの表示位置を検出し
て、拡大投射装置24の幾何学歪やミスコンバーゼンス
などの自動調整を行うものである。
【0053】このような構成のVSPに設けられた本実
施例の位置検出装置26の動作を説明する。幾何学歪や
コンバーゼンスの自動調整は、表示されたテストパター
ンの位置座標を位置算出部17により算出し、求められ
た位置座標から、幾何学歪やミスコンバーゼンス誤差を
算出し、誤差量に応じた補正信号をコンバーゼンス補正
回路20や偏向回路21に供給することにより行われ
る。
施例の位置検出装置26の動作を説明する。幾何学歪や
コンバーゼンスの自動調整は、表示されたテストパター
ンの位置座標を位置算出部17により算出し、求められ
た位置座標から、幾何学歪やミスコンバーゼンス誤差を
算出し、誤差量に応じた補正信号をコンバーゼンス補正
回路20や偏向回路21に供給することにより行われ
る。
【0054】ここで本実施例のテストパターンの位置座
標検出の動作を詳しく説明する。まず、表示画面周辺部
の所定位置に配置された光検出部8〜15と位置検出装
置26について図3を用いて説明する。図3の光検出素
子30〜32はスクリーン7を二次元平面とした場合、
水平方向(x方向と呼ぶ)、垂直方向(y方向と呼ぶ)
に沿って配置されたフォトダイオード又はフォトトラン
ジスタである。ピークホールド回路(PH回路)33,
34,35は夫々光検出素子32,31,30の信号を
入力し、そのピーク値を保持する回路である。差分回路
36は水平方向に沿って配置された光検出素子31と3
2の出力の差分値を算出する回路である。差分回路37
は垂直方向に沿って配置された光検出素子30と31の
出力の差分値を算出する回路である。
標検出の動作を詳しく説明する。まず、表示画面周辺部
の所定位置に配置された光検出部8〜15と位置検出装
置26について図3を用いて説明する。図3の光検出素
子30〜32はスクリーン7を二次元平面とした場合、
水平方向(x方向と呼ぶ)、垂直方向(y方向と呼ぶ)
に沿って配置されたフォトダイオード又はフォトトラン
ジスタである。ピークホールド回路(PH回路)33,
34,35は夫々光検出素子32,31,30の信号を
入力し、そのピーク値を保持する回路である。差分回路
36は水平方向に沿って配置された光検出素子31と3
2の出力の差分値を算出する回路である。差分回路37
は垂直方向に沿って配置された光検出素子30と31の
出力の差分値を算出する回路である。
【0055】2つの差分回路36,37の出力と、水平
方向、垂直方向共通の信号であるピークホールド回路3
4の出力は切換回路120に与えられる。切換回路12
0はアナログスイッチなどで構成され、2つの差分信号
とピークホールド回路34の信号とを入力し、座標算出
に必要な信号の選択を行う。破線L1で示す回路は光検
出部8〜15のうち、光検出部8のみの構成を示してい
るが、他の光検出部9〜15についても同様である。
方向、垂直方向共通の信号であるピークホールド回路3
4の出力は切換回路120に与えられる。切換回路12
0はアナログスイッチなどで構成され、2つの差分信号
とピークホールド回路34の信号とを入力し、座標算出
に必要な信号の選択を行う。破線L1で示す回路は光検
出部8〜15のうち、光検出部8のみの構成を示してい
るが、他の光検出部9〜15についても同様である。
【0056】切換回路120からのアナログの直流信号
はマルチプレクサ16を介して位置検出部17内のA/
D変換器121に与えられる。A/D変換器121は入
力信号をディジタルデータに変換し、CPUなどで構成
された座標算出回路122に出力する。座標算出回路1
22は入力信号のレベル値から位置座標を算出し、座標
出力を図1の誤差算出部18に与える回路である。
はマルチプレクサ16を介して位置検出部17内のA/
D変換器121に与えられる。A/D変換器121は入
力信号をディジタルデータに変換し、CPUなどで構成
された座標算出回路122に出力する。座標算出回路1
22は入力信号のレベル値から位置座標を算出し、座標
出力を図1の誤差算出部18に与える回路である。
【0057】次に本実施例のテストパターンについて説
明する。テストパターン発生回路1は図4(a)に示す
ように、スクリーン7の周辺部のオーバースキャン領域
の所定位置に投射されるテストパターンを発生する回路
である。ここでのテストパターンは図4(b)に示すよ
うな、表示面(スクリーン)の水平方向及び垂直方向に
対して輝度レベルが変化するテスト信号であり、例えば
線形山形の輝度分布を持つテストパターン40〜47で
ある。このようにスクリーン7に映出されたテストパタ
ーンが輝度レベル方向に対して線形となるためには、拡
大投射装置24のガンマ補正が必要となる。
明する。テストパターン発生回路1は図4(a)に示す
ように、スクリーン7の周辺部のオーバースキャン領域
の所定位置に投射されるテストパターンを発生する回路
である。ここでのテストパターンは図4(b)に示すよ
うな、表示面(スクリーン)の水平方向及び垂直方向に
対して輝度レベルが変化するテスト信号であり、例えば
線形山形の輝度分布を持つテストパターン40〜47で
ある。このようにスクリーン7に映出されたテストパタ
ーンが輝度レベル方向に対して線形となるためには、拡
大投射装置24のガンマ補正が必要となる。
【0058】ガンマ補正を考慮したテストパターン発生
回路1について説明する。一般にCRTの入力信号電圧
Eと発光出力Lの関係は次の(1)式により近似でき
る。
回路1について説明する。一般にCRTの入力信号電圧
Eと発光出力Lの関係は次の(1)式により近似でき
る。
【数2】 この式の入力信号電圧Eの指数γがCRTのガンマ特性
を表し、この値は一般にγ=2.2となる。このガンマ特性
はCRTに対し一意に決定される量なので、テストパタ
ーン発生回路において、例えばROMを用いて入力信号
電圧Eを以下のように変換する。
を表し、この値は一般にγ=2.2となる。このガンマ特性
はCRTに対し一意に決定される量なので、テストパタ
ーン発生回路において、例えばROMを用いて入力信号
電圧Eを以下のように変換する。
【数3】 そうすれば発光出力Lは、L=k・ Eとなり、入力に対
し線形となる。以下の説明においては、ガンマ特性がこ
のような補正をしたものとして説明を進める。
し線形となる。以下の説明においては、ガンマ特性がこ
のような補正をしたものとして説明を進める。
【0059】次にこのようなテストパターンを用いて、
位置算出部17により幾何学歪やミスコンバーゼンス量
を算出する方法について図5を用いて説明する。図5
(a)は幾何学歪やミスコンバーゼンスが生じていない
理想状態での、テストパターンと光検出素子の位置関係
を示す説明図である。この場合x方向、y方向共通の光
検出素子31の位置とテストパターンの頂点が一致して
いる。一方、図5(b)は幾何学歪やミスコンバーゼン
スが生じて変位したテストパターンと光検出素子との位
置関係を示している。この変位量x0 、y0 を検出する
ことにより、幾何学歪やミスコンバーゼンス量を算出す
ることもできる。
位置算出部17により幾何学歪やミスコンバーゼンス量
を算出する方法について図5を用いて説明する。図5
(a)は幾何学歪やミスコンバーゼンスが生じていない
理想状態での、テストパターンと光検出素子の位置関係
を示す説明図である。この場合x方向、y方向共通の光
検出素子31の位置とテストパターンの頂点が一致して
いる。一方、図5(b)は幾何学歪やミスコンバーゼン
スが生じて変位したテストパターンと光検出素子との位
置関係を示している。この変位量x0 、y0 を検出する
ことにより、幾何学歪やミスコンバーゼンス量を算出す
ることもできる。
【0060】このように光検出素子からの出力レベルよ
り高精度の幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出を行
うためには、このレベル検出精度が重要な要素である。
又一般にフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光
検出素子では検出の感度が異なるため、この補正を行わ
ないと高精度のレベル検出ができないことになる。よっ
て最小値テスト信号、即ちテスト信号が映出されない状
態での最小レベルと、ウインドウパターン等の最大値の
テスト信号が映出された状態での最大レベルをあらかじ
め測定しておき、前記線形山形の信号を映出してレベル
測定を行うことにより高精度のレベル検出が可能とな
る。
り高精度の幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出を行
うためには、このレベル検出精度が重要な要素である。
又一般にフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光
検出素子では検出の感度が異なるため、この補正を行わ
ないと高精度のレベル検出ができないことになる。よっ
て最小値テスト信号、即ちテスト信号が映出されない状
態での最小レベルと、ウインドウパターン等の最大値の
テスト信号が映出された状態での最大レベルをあらかじ
め測定しておき、前記線形山形の信号を映出してレベル
測定を行うことにより高精度のレベル検出が可能とな
る。
【0061】テストパターンの変位量x0 及びy0 の算
出は、x方向、y方向について順次行う。まずx方向に
ついて説明する。この場合図4(b)に示すように、テ
ストパターンとしてx方向について線形山形のパターン
を用いる。まずテストパターンのピークレベルVR を求
めるため、図6(a)に示すような、線形山形のテスト
パターンのピークレベルに等しいレベルを持つウィンド
ウ状のパターンを発生し、このウィンドウパターンの輝
度レベルVR を、x方向、y方向共通の光検出素子31
により検出する。
出は、x方向、y方向について順次行う。まずx方向に
ついて説明する。この場合図4(b)に示すように、テ
ストパターンとしてx方向について線形山形のパターン
を用いる。まずテストパターンのピークレベルVR を求
めるため、図6(a)に示すような、線形山形のテスト
パターンのピークレベルに等しいレベルを持つウィンド
ウ状のパターンを発生し、このウィンドウパターンの輝
度レベルVR を、x方向、y方向共通の光検出素子31
により検出する。
【0062】次に図6(b)に示すように、線形山形の
テストパターンを発生し、光検出素子31によりその位
置の輝度レベルVx を検出する。ここで図3の差分回路
36からの光検出素子31と32の差分出力をΔVx 、
光検出素子31と32の間隔をΔxとすれば、テストパ
ターンのx方向に対する傾きAx はAx =ΔVx /Δx
で求められる。幾何学歪やミスコンバーゼンスによるテ
ストパターンのx方向に対する変位量x0 は、テストパ
ターンの頂点の位置をx=0として次の(2)式で求め
られる。
テストパターンを発生し、光検出素子31によりその位
置の輝度レベルVx を検出する。ここで図3の差分回路
36からの光検出素子31と32の差分出力をΔVx 、
光検出素子31と32の間隔をΔxとすれば、テストパ
ターンのx方向に対する傾きAx はAx =ΔVx /Δx
で求められる。幾何学歪やミスコンバーゼンスによるテ
ストパターンのx方向に対する変位量x0 は、テストパ
ターンの頂点の位置をx=0として次の(2)式で求め
られる。
【0063】 x0 =Ax -1・(Vx −VR )・・・(2) y方向の変位量y0 は、図6(c)に示すように、y方
向について線形山形のテストパターンを用い、x方向の
場合と同様の方法により、テストパターンのy方向の傾
きAy (=ΔVy /Δy:差分回路37からの光検出素
子31と30の差分出力をΔVy 、光検出素子31と3
0の間隔をΔyとする)とすれば、テストパターンの頂
点の位置をy=0として、次の(3)式で求められる。 y0 =Ay -1・(Vy −VR )・・・(3)
向について線形山形のテストパターンを用い、x方向の
場合と同様の方法により、テストパターンのy方向の傾
きAy (=ΔVy /Δy:差分回路37からの光検出素
子31と30の差分出力をΔVy 、光検出素子31と3
0の間隔をΔyとする)とすれば、テストパターンの頂
点の位置をy=0として、次の(3)式で求められる。 y0 =Ay -1・(Vy −VR )・・・(3)
【0064】このような方法により、幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンの位置座標の変位を
検出できる。ここでは信号レベルが連続的に変化する線
形山形状の一つのテストパターンについて位置座標検出
の説明をしたが、その動作は図7(d)〜(g)に示す
ような他のパターンについても同様である。
ンバーゼンスによるテストパターンの位置座標の変位を
検出できる。ここでは信号レベルが連続的に変化する線
形山形状の一つのテストパターンについて位置座標検出
の説明をしたが、その動作は図7(d)〜(g)に示す
ような他のパターンについても同様である。
【0065】次に、前述した位置算出部17により算出
されたテストパターンの座標から、誤差算出部18での
誤差算出、及び補正信号発生回路19での補正信号作成
の動作について図8、図9、図10を用いて説明する。
図8(a)は表示画像において、幾何学歪が生じない理
想状態を示している。図8(b)は例えば台形の幾何学
歪が生じた場合のテストパターンの変位を示している。
されたテストパターンの座標から、誤差算出部18での
誤差算出、及び補正信号発生回路19での補正信号作成
の動作について図8、図9、図10を用いて説明する。
図8(a)は表示画像において、幾何学歪が生じない理
想状態を示している。図8(b)は例えば台形の幾何学
歪が生じた場合のテストパターンの変位を示している。
【0066】図8(b)のような台形歪の場合、スクリ
ーン上辺(あるいは下辺)の両端に対応するテストパタ
ーン40、42(又はテストパターン45、47)に注
目する。そしてこれらのテストパターンの位置座標の理
想状態からの変位を光検出部8、10(又は光検出部1
3、15)により求める。テストパターン40において
求められた変位がΔy1 、テストパターン42において
Δy2 であるとすれば、台形歪の歪成分はΔy1 +Δy
2 で求められる。誤差算出部18により求められた幾何
学歪やコンバーゼンス誤差をもとに、補正信号発生回路
19は図8(c)に示すように補正量がY1 +Y2 であ
る水平レートのノコギリ波形と垂直レートのノコギリ波
形を乗算した波形を発生させる。
ーン上辺(あるいは下辺)の両端に対応するテストパタ
ーン40、42(又はテストパターン45、47)に注
目する。そしてこれらのテストパターンの位置座標の理
想状態からの変位を光検出部8、10(又は光検出部1
3、15)により求める。テストパターン40において
求められた変位がΔy1 、テストパターン42において
Δy2 であるとすれば、台形歪の歪成分はΔy1 +Δy
2 で求められる。誤差算出部18により求められた幾何
学歪やコンバーゼンス誤差をもとに、補正信号発生回路
19は図8(c)に示すように補正量がY1 +Y2 であ
る水平レートのノコギリ波形と垂直レートのノコギリ波
形を乗算した波形を発生させる。
【0067】図9,図10に代表的な幾何学歪とそれに
対応する補正波形を示す。また、注目する補正点におい
てR、G、Bの各テストパターンの位置座標を上述した
方法により求め、Gのテストパターンに対するR及びB
のテストパターンの位置座標の誤差からミスコンバーゼ
ンス量を求める。
対応する補正波形を示す。また、注目する補正点におい
てR、G、Bの各テストパターンの位置座標を上述した
方法により求め、Gのテストパターンに対するR及びB
のテストパターンの位置座標の誤差からミスコンバーゼ
ンス量を求める。
【0068】次に補正信号発生回路19について図1
1、図12、図13、図14を用いて説明する。図11
は補正信号発生回路19の具体的な構成を示すブロック
図である。また図12〜図13は図11の補正波形発生
回路52で生成される各種の補正波形を示している。図
11において、水平同期信号と垂直同期信号は夫々補正
波形発生回路52の入力端子50、51に供給される。
補正波形発生回路52は例えば複数のミラー積分回路で
構成され、図12〜図14に示す幾何学歪やコンバーゼ
ンス補正に最低必要な12種類の基本波形(WF1〜W
F12)を発生している。補正波形発生回路52は入力
同期信号に同期した補正波形を乗算型D/A変換器(乗
算型D/A)53〜64の基準電位端子に与える。
1、図12、図13、図14を用いて説明する。図11
は補正信号発生回路19の具体的な構成を示すブロック
図である。また図12〜図13は図11の補正波形発生
回路52で生成される各種の補正波形を示している。図
11において、水平同期信号と垂直同期信号は夫々補正
波形発生回路52の入力端子50、51に供給される。
補正波形発生回路52は例えば複数のミラー積分回路で
構成され、図12〜図14に示す幾何学歪やコンバーゼ
ンス補正に最低必要な12種類の基本波形(WF1〜W
F12)を発生している。補正波形発生回路52は入力
同期信号に同期した補正波形を乗算型D/A変換器(乗
算型D/A)53〜64の基準電位端子に与える。
【0069】一方、図1の誤差算出部18の補正データ
は図11のシリアルデータ作成回路65に供給される。
シリアルデータ作成回路65では、誤差算出部18から
の制御信号に基づき図15に示すようなシリアル信号が
作成される。図15(a)に示すように、シリアル信号
にはアドレス信号(A3〜A0)とデータ信号(D7〜
D0)が多重されている。このアドレス信号Aにより乗
算型D/A変換器53〜64の選択を行い、その後デー
タ信号Dにより補正波形の振幅制御が行われる。
は図11のシリアルデータ作成回路65に供給される。
シリアルデータ作成回路65では、誤差算出部18から
の制御信号に基づき図15に示すようなシリアル信号が
作成される。図15(a)に示すように、シリアル信号
にはアドレス信号(A3〜A0)とデータ信号(D7〜
D0)が多重されている。このアドレス信号Aにより乗
算型D/A変換器53〜64の選択を行い、その後デー
タ信号Dにより補正波形の振幅制御が行われる。
【0070】乗算型D/A変換器53〜64のクロック
信号とロード信号を図15(b)、(c)に夫々示す。
乗算型D/A変換器53〜64では図15(c)のロー
ド信号がLOWで、かつ図15(b)のクロック信号が
ポジティブエッジでデータ入力するように設定されてい
る。図15に示した3つのシリアル信号は乗算型D/A
変換器53〜64の入力端子に供給され、補正波形発生
回路52からの12種類の基本補正波形(WF1〜WF
12)の極性と振幅が制御され、幾何学歪やミスコンバ
ーゼンスが補正される。
信号とロード信号を図15(b)、(c)に夫々示す。
乗算型D/A変換器53〜64では図15(c)のロー
ド信号がLOWで、かつ図15(b)のクロック信号が
ポジティブエッジでデータ入力するように設定されてい
る。図15に示した3つのシリアル信号は乗算型D/A
変換器53〜64の入力端子に供給され、補正波形発生
回路52からの12種類の基本補正波形(WF1〜WF
12)の極性と振幅が制御され、幾何学歪やミスコンバ
ーゼンスが補正される。
【0071】図14にアナログ方式の補正波形と補正変
化の関係を示す。図4の光検出部8の設置位置に示すよ
うに、画面中心と周辺部の表示位置を算出することによ
り、図12、図13の補正波形を用いて自動的に補正で
きることが分かる。
化の関係を示す。図4の光検出部8の設置位置に示すよ
うに、画面中心と周辺部の表示位置を算出することによ
り、図12、図13の補正波形を用いて自動的に補正で
きることが分かる。
【0072】このように本実施例によれば、複数の光検
出素子の設置方向に対し、信号レベルが変化するテスト
パターンを検出して、この検出信号のレベルと傾きから
テストパターンの表示位置を算出する。こうすると歪み
を有する画像の方向とずれ量が直接検出できるため、投
射された画像の画像歪みを短時間でかつ高精度に補正で
きる。
出素子の設置方向に対し、信号レベルが変化するテスト
パターンを検出して、この検出信号のレベルと傾きから
テストパターンの表示位置を算出する。こうすると歪み
を有する画像の方向とずれ量が直接検出できるため、投
射された画像の画像歪みを短時間でかつ高精度に補正で
きる。
【0073】次に本発明の第2実施例における位置検出
装置について図面を参照しつつ説明する。図16は第2
実施例の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体
構成を示すブロック図である。図16において、第1実
施例と同一部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略
する。本実施例の投射型ディスプレイは先に述べた図2
のように構成され、拡大投射装置24も図1と同様に構
成される。
装置について図面を参照しつつ説明する。図16は第2
実施例の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体
構成を示すブロック図である。図16において、第1実
施例と同一部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略
する。本実施例の投射型ディスプレイは先に述べた図2
のように構成され、拡大投射装置24も図1と同様に構
成される。
【0074】図16において、表示位置制御部29はテ
ストパターン発生回路1の発生するテストパターンの表
示位置を制御する回路である。光検出素子70〜77は
スクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表示され
たテストパターンの輝度レベルを検出する素子である。
ピークホールド回路39はマルチプレクサ16の出力す
る光検出信号を直流信号に変換する回路である。A/D
変換器38はピークホールド回路39の出力をディジタ
ルデータに変換する回路で、その出力は位置算出部17
に与えられる。このように構成された位置検出装置28
は、スクリーン7上の光検出素子70〜77上に映出さ
れたテストパターンの表示位置を検出する。
ストパターン発生回路1の発生するテストパターンの表
示位置を制御する回路である。光検出素子70〜77は
スクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表示され
たテストパターンの輝度レベルを検出する素子である。
ピークホールド回路39はマルチプレクサ16の出力す
る光検出信号を直流信号に変換する回路である。A/D
変換器38はピークホールド回路39の出力をディジタ
ルデータに変換する回路で、その出力は位置算出部17
に与えられる。このように構成された位置検出装置28
は、スクリーン7上の光検出素子70〜77上に映出さ
れたテストパターンの表示位置を検出する。
【0075】次に本実施例のテストパターンの位置座標
検出の動作について説明する。ここでは一つのテストパ
ターンについて位置座標検出の説明を行うが、その動作
は他のパターンについても同様である。まず本実施例の
テストパターンについて説明する。テストパターン発生
回路1は図17(a)に示すように、スクリーン7の周
辺部のオーバースキャン領域の所定位置に図17(b)
に示すように、表示面の水平方向及び垂直方向に対して
線形山形の輝度分布を有するテストパターン80〜87
を発生する。このようにスクリーンに映出されたテスト
パターンが輝度レベルに対して線形となるためには、第
1実施例で説明したように、表示装置におけるガンマ補
正が必要となる。
検出の動作について説明する。ここでは一つのテストパ
ターンについて位置座標検出の説明を行うが、その動作
は他のパターンについても同様である。まず本実施例の
テストパターンについて説明する。テストパターン発生
回路1は図17(a)に示すように、スクリーン7の周
辺部のオーバースキャン領域の所定位置に図17(b)
に示すように、表示面の水平方向及び垂直方向に対して
線形山形の輝度分布を有するテストパターン80〜87
を発生する。このようにスクリーンに映出されたテスト
パターンが輝度レベルに対して線形となるためには、第
1実施例で説明したように、表示装置におけるガンマ補
正が必要となる。
【0076】次に、このようなテストパターンにより、
幾何学歪やミスコンバーゼンス量を算出する方法につい
て図18を用いて説明する。図18(a)は幾何学歪や
ミスコンバーゼンスが生じていない理想状態におけるテ
ストパターンと光検出素子との位置関係の説明図であ
る。この場合、光検出素子の位置にテストパターンの頂
点が位置している。これに対して図18(b)は幾何学
歪やミスコンバーゼンスが生じて変位したテストパター
ンと光検出素子との位置関係を示す説明図である。ここ
でこの変位量x0 、y0 を検出することにより、幾何学
歪やミスコンバーゼンス量を算出できる。
幾何学歪やミスコンバーゼンス量を算出する方法につい
て図18を用いて説明する。図18(a)は幾何学歪や
ミスコンバーゼンスが生じていない理想状態におけるテ
ストパターンと光検出素子との位置関係の説明図であ
る。この場合、光検出素子の位置にテストパターンの頂
点が位置している。これに対して図18(b)は幾何学
歪やミスコンバーゼンスが生じて変位したテストパター
ンと光検出素子との位置関係を示す説明図である。ここ
でこの変位量x0 、y0 を検出することにより、幾何学
歪やミスコンバーゼンス量を算出できる。
【0077】図19は位置検出装置28の具体的な構成
図である。本図において光検出素子70〜77からの光
電変換信号は切換回路123に与えられる。切換回路1
23はアナログスイッチなどで構成された回路で、各位
置の座標算出に必要な信号の選択を行う。切換回路12
3から低周波数レートの信号は最大値検出回路124に
供給され、直流信号に変換される。最大値検出回路12
4から出力されるアナログの直流信号はA/D変換器1
25に供給され、ディジタルデータに変換される。この
信号はCPUなどで構成された座標算出回路126に供
給されて、信号レベルから座標信号に変換される。なお
位置座標算出回路126では各位置や検出方向を制御す
るための制御信号と、テストパターンの表示位置を制御
するための制御信号を発生して、切換回路123とテス
トパターン表示位置制御回路127に供給する。
図である。本図において光検出素子70〜77からの光
電変換信号は切換回路123に与えられる。切換回路1
23はアナログスイッチなどで構成された回路で、各位
置の座標算出に必要な信号の選択を行う。切換回路12
3から低周波数レートの信号は最大値検出回路124に
供給され、直流信号に変換される。最大値検出回路12
4から出力されるアナログの直流信号はA/D変換器1
25に供給され、ディジタルデータに変換される。この
信号はCPUなどで構成された座標算出回路126に供
給されて、信号レベルから座標信号に変換される。なお
位置座標算出回路126では各位置や検出方向を制御す
るための制御信号と、テストパターンの表示位置を制御
するための制御信号を発生して、切換回路123とテス
トパターン表示位置制御回路127に供給する。
【0078】テストパターンの変位量x0 及びy0 の算
出は、x方向、y方向について順次行う。まずx方向に
ついて説明する。この場合テストパターンは、x方向に
ついて線形山形のテストパターンを用いる。まず、テス
トパターンのピークレベルVR を求めるため、図20
(a)に示すような、線形山形テストパターンのピーク
レベルに等しいレベルを持つウィンドウ状のパターンを
発生する。そしてウィンドウパターンの輝度レベルVR
を光検出素子により検出する。
出は、x方向、y方向について順次行う。まずx方向に
ついて説明する。この場合テストパターンは、x方向に
ついて線形山形のテストパターンを用いる。まず、テス
トパターンのピークレベルVR を求めるため、図20
(a)に示すような、線形山形テストパターンのピーク
レベルに等しいレベルを持つウィンドウ状のパターンを
発生する。そしてウィンドウパターンの輝度レベルVR
を光検出素子により検出する。
【0079】次に図20(b)に示すように、先に説明
した線形山形のテストパターンを発生し、この場合の輝
度レベルVx を光検出素子により検出する。次に表示位
置制御部29によりテストパターンの表示位置をx方向
に微小距離Δx移動させる。この場合、光検出素子の出
力変化ΔVを検出し、テストパターンの水平方向xに対
する傾きAx =ΔV/Δxを求める。幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンのx方向の変位量x
0 は、テストパターンの頂点をx=0としてつぎの
(4)式で求められる。 x0 =Ax -1・(Vx −VR )・・・(4)
した線形山形のテストパターンを発生し、この場合の輝
度レベルVx を光検出素子により検出する。次に表示位
置制御部29によりテストパターンの表示位置をx方向
に微小距離Δx移動させる。この場合、光検出素子の出
力変化ΔVを検出し、テストパターンの水平方向xに対
する傾きAx =ΔV/Δxを求める。幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンのx方向の変位量x
0 は、テストパターンの頂点をx=0としてつぎの
(4)式で求められる。 x0 =Ax -1・(Vx −VR )・・・(4)
【0080】y方向の変位量y0 は図20(c)に示す
ように、y方向について線形山形のテストパターンを用
い、x方向の場合と同様の方法により算出する。即ち光
検出出力をVy 、テストパターンのy方向に対する傾き
Ay (=ΔVy /Δy:テストパターンを表示位置制御
部29により微小距離Δy移動させたときの光出力の変
化量をΔVy とする)、テストパターンの頂点の位置を
y=0として、次の(5)式で求められる。 y0 =Ay -1・(Vy −VR )・・・(5)
ように、y方向について線形山形のテストパターンを用
い、x方向の場合と同様の方法により算出する。即ち光
検出出力をVy 、テストパターンのy方向に対する傾き
Ay (=ΔVy /Δy:テストパターンを表示位置制御
部29により微小距離Δy移動させたときの光出力の変
化量をΔVy とする)、テストパターンの頂点の位置を
y=0として、次の(5)式で求められる。 y0 =Ay -1・(Vy −VR )・・・(5)
【0081】このような方法により、幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンの位置座標の変位が
検出できる。この後、検出されたテストパターンの位置
座標から、幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び
補正を行うが、これは、第1の実施例の場合と同様の処
理であるため、その説明は省略する。またテストパター
ンの形状については第1実施例で述べた他のパターンと
同様である。
ンバーゼンスによるテストパターンの位置座標の変位が
検出できる。この後、検出されたテストパターンの位置
座標から、幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び
補正を行うが、これは、第1の実施例の場合と同様の処
理であるため、その説明は省略する。またテストパター
ンの形状については第1実施例で述べた他のパターンと
同様である。
【0082】又あらかじめ作成された特定形状(レベル
変化)テストパターンを用いて表示位置を算出すること
により、簡単な構成で短時間での位置検出が実現でき
る。又より高精度の位置検出を行う方法としては、表示
画面上に映出されるテストパターンの表示寸法をあらか
じめ設定データとして与えておくことにより、より一層
の高精度化が実現できる。
変化)テストパターンを用いて表示位置を算出すること
により、簡単な構成で短時間での位置検出が実現でき
る。又より高精度の位置検出を行う方法としては、表示
画面上に映出されるテストパターンの表示寸法をあらか
じめ設定データとして与えておくことにより、より一層
の高精度化が実現できる。
【0083】このように本実施例によれば、検出方向に
対し信号レベルが変化するテストパターンを移動させて
表示位置を算出することにより、方向とずれ量が1個の
光検出素子で直接検出できる。このため簡単な構成で短
時間でかつ高精度に位置検出が実現できる。
対し信号レベルが変化するテストパターンを移動させて
表示位置を算出することにより、方向とずれ量が1個の
光検出素子で直接検出できる。このため簡単な構成で短
時間でかつ高精度に位置検出が実現できる。
【0084】次に本発明の第3実施例における位置検出
装置について図面を参照しつつ説明する。図21は第3
実施例の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体
構成を示すブロック図である。図21において第1,2
実施例と同一部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省
略する。
装置について図面を参照しつつ説明する。図21は第3
実施例の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体
構成を示すブロック図である。図21において第1,2
実施例と同一部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省
略する。
【0085】本図において光検出部100〜107はス
クリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表示された
テストパターンの輝度レベルを検出するものであり、複
数の光検出素子で構成される。位置算出部78はマルチ
プレクサ16の出力する光検出信号からテストパターン
の表示位置座標を求める回路である。位置検出装置69
はスクリーン7上の光検出部100〜107上に映出さ
れたテストパターンの表示位置を検出する装置である。
クリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表示された
テストパターンの輝度レベルを検出するものであり、複
数の光検出素子で構成される。位置算出部78はマルチ
プレクサ16の出力する光検出信号からテストパターン
の表示位置座標を求める回路である。位置検出装置69
はスクリーン7上の光検出部100〜107上に映出さ
れたテストパターンの表示位置を検出する装置である。
【0086】次に本実施例のテストパターンの位置座標
検出の動作について説明する。テストパターン発生回路
1は図22に示すように、有効画面外のオーバースキャ
ン領域の所定位置に、例えばcos2特性のような信号ピー
クの存在するテストパターン110〜117を発生す
る。ここではcos2特性のテストパターンを用いるが、ピ
ークが存在するような波形であれば、例えば図23に示
すように、表示面を底面、輝度レベル方向を高さ方向と
して見た場合、四角錘状となるようなテストパターンで
もよい。また、例えばクロスハッチのようなテストパタ
ーンについても有効である。
検出の動作について説明する。テストパターン発生回路
1は図22に示すように、有効画面外のオーバースキャ
ン領域の所定位置に、例えばcos2特性のような信号ピー
クの存在するテストパターン110〜117を発生す
る。ここではcos2特性のテストパターンを用いるが、ピ
ークが存在するような波形であれば、例えば図23に示
すように、表示面を底面、輝度レベル方向を高さ方向と
して見た場合、四角錘状となるようなテストパターンで
もよい。また、例えばクロスハッチのようなテストパタ
ーンについても有効である。
【0087】次にテストパターン発生回路1において発
生されたテストパターンの位置座標検出動作について図
24、図25を用いて詳しく説明する。ここでは、一つ
のテストパターンについて位置座標検出の説明を行う
が、その動作は他のテストパターンについても同様であ
る。図24は光検出部100〜107の構成図、図25
はパターン座標検出を行う位置検出装置69の具体的な
ブロック図である。
生されたテストパターンの位置座標検出動作について図
24、図25を用いて詳しく説明する。ここでは、一つ
のテストパターンについて位置座標検出の説明を行う
が、その動作は他のテストパターンについても同様であ
る。図24は光検出部100〜107の構成図、図25
はパターン座標検出を行う位置検出装置69の具体的な
ブロック図である。
【0088】図24において、光検出素子a〜iは例え
ば、マトリクス状に配置されたフォトダイオードやフォ
トトランジスタなどの光検出素子である。本実施例で
は、9個の各光検出素子a〜iは、中心の光検出素子e
を基準座標として表示面上の水平(x方向)、垂直方向
(y方向)の座標に対して格子状に配置されている。こ
れらの配置における各検出素子の座標は、a(−1,
1)、b(0,1)、c(1,1)、d(−1,0)、
e(0,0)、f(1,0)、g(−1,−1)、h
(0,−1)、i(1,−1)となっている。
ば、マトリクス状に配置されたフォトダイオードやフォ
トトランジスタなどの光検出素子である。本実施例で
は、9個の各光検出素子a〜iは、中心の光検出素子e
を基準座標として表示面上の水平(x方向)、垂直方向
(y方向)の座標に対して格子状に配置されている。こ
れらの配置における各検出素子の座標は、a(−1,
1)、b(0,1)、c(1,1)、d(−1,0)、
e(0,0)、f(1,0)、g(−1,−1)、h
(0,−1)、i(1,−1)となっている。
【0089】本実施例では、図26(a)に示すよう
に、点状のテストパターンを用い、9個の光検出素子に
より格子状に配置された光検出部により本パターンの位
置を算出する。例えば、図27(c)〜(f)に示すよ
うに、線状のテストパターンを用い、本パターンの位置
を図27(c)、(d)に示すようなL字型や、(e)
に示す十字型、(f)に示す×型等のように、格子状配
置の光検出素子により算出してもよい。図26、図27
において、水平方向のテストパターンのみを図示してい
るが、垂直方向のテストパターンについても水平方向と
同様である。また、説明を簡単にするため上記のような
xy座標の割り当てを行っているが、座標の割り当て方
法は、光検出素子の配置に見合うものであれば、他の割
り当て方法をとってもよい。
に、点状のテストパターンを用い、9個の光検出素子に
より格子状に配置された光検出部により本パターンの位
置を算出する。例えば、図27(c)〜(f)に示すよ
うに、線状のテストパターンを用い、本パターンの位置
を図27(c)、(d)に示すようなL字型や、(e)
に示す十字型、(f)に示す×型等のように、格子状配
置の光検出素子により算出してもよい。図26、図27
において、水平方向のテストパターンのみを図示してい
るが、垂直方向のテストパターンについても水平方向と
同様である。また、説明を簡単にするため上記のような
xy座標の割り当てを行っているが、座標の割り当て方
法は、光検出素子の配置に見合うものであれば、他の割
り当て方法をとってもよい。
【0090】図25において、ピークホールド回路19
0〜198はマルチプレクサ16より選択されたスクリ
ーン7の周辺部の所定位置に配置された各光検出素子a
〜iの各信号出力のピークを検出する回路である。A/
D変換器199〜207はピークホールド回路190〜
198の出力をディジタルデータに変換する回路であ
る。加算器208はA/D変換器199〜207の出力
するディジタルデータを全て加算する回路である。除算
器209〜217は加算器208の出力に対する各光検
出素子a〜iの出力の割合を求める回路である。座標変
換テーブル218は各除算器209〜217の出力から
テストパターンの表示位置座標(x, y)を求める回路
である。
0〜198はマルチプレクサ16より選択されたスクリ
ーン7の周辺部の所定位置に配置された各光検出素子a
〜iの各信号出力のピークを検出する回路である。A/
D変換器199〜207はピークホールド回路190〜
198の出力をディジタルデータに変換する回路であ
る。加算器208はA/D変換器199〜207の出力
するディジタルデータを全て加算する回路である。除算
器209〜217は加算器208の出力に対する各光検
出素子a〜iの出力の割合を求める回路である。座標変
換テーブル218は各除算器209〜217の出力から
テストパターンの表示位置座標(x, y)を求める回路
である。
【0091】座標変換テーブル218は、除算器209
〜217の出力を夫々ZA ZB …,ZI とすると、次の
(6)式で変換される値を出力する。
〜217の出力を夫々ZA ZB …,ZI とすると、次の
(6)式で変換される値を出力する。
【数4】
【0092】この変換式を具体例を用いて説明する。例
えば、図26(a)に示すようにテストパターンが光検
出素子a、b、d、eの配列の交差点に表示されている
場合、これら光検出素子の出力は等しくなり、その他の
光検出素子の出力は0となる。この場合光検出素子a、
b、d、eに対応する除算器209、210、212、
213の出力ZA 、ZB 、ZD 、ZE は図26(b)に
示すように、夫々0.25となる。これを(6)式の座
標変換テーブルに代入すると、次式(7)のようにな
る。
えば、図26(a)に示すようにテストパターンが光検
出素子a、b、d、eの配列の交差点に表示されている
場合、これら光検出素子の出力は等しくなり、その他の
光検出素子の出力は0となる。この場合光検出素子a、
b、d、eに対応する除算器209、210、212、
213の出力ZA 、ZB 、ZD 、ZE は図26(b)に
示すように、夫々0.25となる。これを(6)式の座
標変換テーブルに代入すると、次式(7)のようにな
る。
【数5】 上式により、テストパターンの表示位置座標は(x,
y)=(−0.5,0.5)と算出される。
y)=(−0.5,0.5)と算出される。
【0093】このように光検出素子を格子状(マトリク
ス状)に配置し、これらの光検出素子に表示画面上の座
標を割り当て、マトリクス状に配置された光検出素子の
全出力に対する割合で、各光検出素子に割り当てられた
座標を重み付け加算することにより、光検出部における
テストパターンの表示位置を直接算出することができ
る。
ス状)に配置し、これらの光検出素子に表示画面上の座
標を割り当て、マトリクス状に配置された光検出素子の
全出力に対する割合で、各光検出素子に割り当てられた
座標を重み付け加算することにより、光検出部における
テストパターンの表示位置を直接算出することができ
る。
【0094】従ってその表示位置から、幾何学歪やミス
コンバーゼンスによるテストパターンの位置座標の変位
を検出できる。検出されたテストパターンの位置座標か
ら幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行
うが、これは第1実施例の場合と同様の処理であり、説
明は省略する。本実施例では光検出素子を水平および垂
直方向に格子状(マトリクス状)に配置して、水平およ
び垂直方向の位置座標を同時に検出する場合で説明した
が、配列を変えて一方向のみの位置座標の検出も可能で
ある。
コンバーゼンスによるテストパターンの位置座標の変位
を検出できる。検出されたテストパターンの位置座標か
ら幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行
うが、これは第1実施例の場合と同様の処理であり、説
明は省略する。本実施例では光検出素子を水平および垂
直方向に格子状(マトリクス状)に配置して、水平およ
び垂直方向の位置座標を同時に検出する場合で説明した
が、配列を変えて一方向のみの位置座標の検出も可能で
ある。
【0095】このように本実施例によれば、複数の光検
出素子を所定の位置に配置し、これらの光検出素子に表
示画面上の座標を割り当てる。そして、各光検出素子の
各出力の各光検出素子の全出力に対する割合で、各光検
出素子に割り当てられた座標を重み付け加算することに
より、光検出部におけるテストパターンの表示位置を直
接算出することができる。このため、短時間でかつ高精
度の自動調整を行うことができる。
出素子を所定の位置に配置し、これらの光検出素子に表
示画面上の座標を割り当てる。そして、各光検出素子の
各出力の各光検出素子の全出力に対する割合で、各光検
出素子に割り当てられた座標を重み付け加算することに
より、光検出部におけるテストパターンの表示位置を直
接算出することができる。このため、短時間でかつ高精
度の自動調整を行うことができる。
【0096】次に本発明の第4実施例として画像補正装
置について図面を参照しつつ説明する。図28は画像補
正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブロ
ック図である。図28において第1〜第4実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。本図
において画像補正装置は拡大投射装置24、自動調整装
置25、光検出部8〜15を含んで構成される。
置について図面を参照しつつ説明する。図28は画像補
正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブロ
ック図である。図28において第1〜第4実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。本図
において画像補正装置は拡大投射装置24、自動調整装
置25、光検出部8〜15を含んで構成される。
【0097】画像補正装置とは、投射型ディスプレイに
おける幾何学歪やコンバーゼンスを自動調整し、画像歪
みのない映像を出力するための装置である。拡大投射装
置24は第1実施例と同様に、切換回路2、映像回路
3、R,B,GのCRT4,レンズ5、コンバーゼンス
補正回路20、偏向回路21を含んで構成される。自動
調整装置25は第1実施例と異なり、マルチプレクサ1
6、誤差算出部18、補正信号発生回路19、テストパ
ターン発生回路79、位置算出部88を含んで構成され
る。
おける幾何学歪やコンバーゼンスを自動調整し、画像歪
みのない映像を出力するための装置である。拡大投射装
置24は第1実施例と同様に、切換回路2、映像回路
3、R,B,GのCRT4,レンズ5、コンバーゼンス
補正回路20、偏向回路21を含んで構成される。自動
調整装置25は第1実施例と異なり、マルチプレクサ1
6、誤差算出部18、補正信号発生回路19、テストパ
ターン発生回路79、位置算出部88を含んで構成され
る。
【0098】テストパターン発生回路79は位置検出用
と誤差検出用のテストパターンを順次発生する回路であ
る。光検出部8〜15はスクリーン7の周辺部の所定位
置に配置され、表示されたテストパターンの輝度レベル
を検出するもので、複数の光検出素子で構成される。位
置算出部88はマルチプレクサ16を介して出力される
光検出信号から、テストパターンの表示位置座標を求め
る回路である。
と誤差検出用のテストパターンを順次発生する回路であ
る。光検出部8〜15はスクリーン7の周辺部の所定位
置に配置され、表示されたテストパターンの輝度レベル
を検出するもので、複数の光検出素子で構成される。位
置算出部88はマルチプレクサ16を介して出力される
光検出信号から、テストパターンの表示位置座標を求め
る回路である。
【0099】このように構成された画像補正装置の動作
について説明する。図29は各調整モード時のテストパ
ターンや位置検出方法を示す説明図である。まずテスト
パターンの大まかな位置検出を行う場合について述べ
る。この位置検出方法は図29(a)に示すように、第
1実施例の図5で述べた検出方法と同様である。即ち輝
度レベルが変化する大型のテストパターン98を映出し
て、テストパターンの大まかな方向とずれ量を検出し、
粗調整による収束を行う。この収束動作は第1実施例と
同様であるため説明は省略する。
について説明する。図29は各調整モード時のテストパ
ターンや位置検出方法を示す説明図である。まずテスト
パターンの大まかな位置検出を行う場合について述べ
る。この位置検出方法は図29(a)に示すように、第
1実施例の図5で述べた検出方法と同様である。即ち輝
度レベルが変化する大型のテストパターン98を映出し
て、テストパターンの大まかな方向とずれ量を検出し、
粗調整による収束を行う。この収束動作は第1実施例と
同様であるため説明は省略する。
【0100】次に、微調整の収束のための誤差検出につ
いて述べる。誤差検出方法は図29(b)に示すよう
に、クロスハッチ信号などの小型のテストパターン99
を映出して、テストパターンの微小な位置ずれ量を検出
し、微調整動作の収束動作を行う。表1に各調整モード
の比較を示す。
いて述べる。誤差検出方法は図29(b)に示すよう
に、クロスハッチ信号などの小型のテストパターン99
を映出して、テストパターンの微小な位置ずれ量を検出
し、微調整動作の収束動作を行う。表1に各調整モード
の比較を示す。
【表1】
【0101】ここでは誤差検出の動作について詳細に説
明するため、図30のブロック図、図31の動作波形
図、図32の動作特性図を用いる。図30は位置算出部
88の具体的な構成を示すブロック図である。光検出部
8の一部を構成する光検出素子30〜31は、フォトダ
イオ−ドやフォトトランジスタ等の複数の光電変換素子
で構成されている。基準位置X0 に対して左方向の光検
出換素子31(S1)からの光電変換信号と、基準位置
X0 に対して右方向の光検出素子32(S2)からの光
電変換信号は減算器160に供給されて減算される。
明するため、図30のブロック図、図31の動作波形
図、図32の動作特性図を用いる。図30は位置算出部
88の具体的な構成を示すブロック図である。光検出部
8の一部を構成する光検出素子30〜31は、フォトダ
イオ−ドやフォトトランジスタ等の複数の光電変換素子
で構成されている。基準位置X0 に対して左方向の光検
出換素子31(S1)からの光電変換信号と、基準位置
X0 に対して右方向の光検出素子32(S2)からの光
電変換信号は減算器160に供給されて減算される。
【0102】光検出部8の基準位置X0 にテストパター
ンが位置すれば、光検出素子30、31からの信号は図
31(a),(b)に示すように同じ振幅の波形とな
る。この場合、減算器160からの出力は図31(c)
に示すように電圧0(V)となる。また図30に示すよ
うに光検出素子31、32で受光される光が矢印P方向
に移動すると、光電変換信号も図31(a)(b)に示
すように矢印の方向に信号振幅が変化する。従って減算
器160からの出力は図31(d)に示すように、光検
出素子の基準位置X0 を基準として位置ずれ方向により
極性が変わり、位置ずれ量により信号振幅が変化する。
ンが位置すれば、光検出素子30、31からの信号は図
31(a),(b)に示すように同じ振幅の波形とな
る。この場合、減算器160からの出力は図31(c)
に示すように電圧0(V)となる。また図30に示すよ
うに光検出素子31、32で受光される光が矢印P方向
に移動すると、光電変換信号も図31(a)(b)に示
すように矢印の方向に信号振幅が変化する。従って減算
器160からの出力は図31(d)に示すように、光検
出素子の基準位置X0 を基準として位置ずれ方向により
極性が変わり、位置ずれ量により信号振幅が変化する。
【0103】この位置情報を含む信号は図30の最大値
検出回路161と最小値検出回路162に供給されて、
最大値と最小値が検出される。この直流電位の最大値と
最小値を加算器163で加算することにより、位置ずれ
方向と位置ずれ量に応じた直流電位が加算器163から
出力される。従って加算器163からの出力は、光検出
素子の基準位置X0 上にテストパタ−ンが位置すると
き、図31(e)に示すように電圧0(V)となる。ま
たテストパタ−ンが上方向(矢印P方向)に移動したと
きは、図31(f)に示すように電圧+V1(V)とな
り、またテストパターンが下方向に移動したときは、図
31(g)で示すように電圧−V2 (V)となる。
検出回路161と最小値検出回路162に供給されて、
最大値と最小値が検出される。この直流電位の最大値と
最小値を加算器163で加算することにより、位置ずれ
方向と位置ずれ量に応じた直流電位が加算器163から
出力される。従って加算器163からの出力は、光検出
素子の基準位置X0 上にテストパタ−ンが位置すると
き、図31(e)に示すように電圧0(V)となる。ま
たテストパタ−ンが上方向(矢印P方向)に移動したと
きは、図31(f)に示すように電圧+V1(V)とな
り、またテストパターンが下方向に移動したときは、図
31(g)で示すように電圧−V2 (V)となる。
【0104】図32は光検出素子30〜31上の位置に
対する加算器163の出力の特性図である。本図に示す
ように、光検出素子の基準位置X0 を電圧0(V)とし
た場合の位置情報を含む信号が得られる。図30におい
て加算器163の出力は比較器164に供給され、基準
位置の収束電位である0Vに収束するように誤差検出信
号が出力される。ここでは画面十字上の水平方向のみの
誤差検出を行う場合について説明した。その他の位置や
方向の誤差検出も同様に行なうものであるから、その説
明は省略する。
対する加算器163の出力の特性図である。本図に示す
ように、光検出素子の基準位置X0 を電圧0(V)とし
た場合の位置情報を含む信号が得られる。図30におい
て加算器163の出力は比較器164に供給され、基準
位置の収束電位である0Vに収束するように誤差検出信
号が出力される。ここでは画面十字上の水平方向のみの
誤差検出を行う場合について説明した。その他の位置や
方向の誤差検出も同様に行なうものであるから、その説
明は省略する。
【0105】このような方法により、幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。次に検出されたテストパターンの位置座標から、幾
何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行う
が、これは第1実施例の場合と同様の処理であるので説
明は省略する。このように、位置検出用(信号サーチ
用)と誤差検出用のテストパターンを用いて、方向や誤
差を検出して表示位置を算出して補正している。このた
め簡単な構成で短時間でかつ高精度の補正ができる。ま
た収束点がある基準位置となるため、画面位相の補正も
可能である。
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。次に検出されたテストパターンの位置座標から、幾
何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行う
が、これは第1実施例の場合と同様の処理であるので説
明は省略する。このように、位置検出用(信号サーチ
用)と誤差検出用のテストパターンを用いて、方向や誤
差を検出して表示位置を算出して補正している。このた
め簡単な構成で短時間でかつ高精度の補正ができる。ま
た収束点がある基準位置となるため、画面位相の補正も
可能である。
【0106】次に本発明の第5実施例における画像補正
装置について図面を参照しつつ説明する。図33は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
装置について図面を参照しつつ説明する。図33は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
【0107】図33のテストパターン発生回路1は位置
検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパターン
を順次発生する回路である。光検出部170〜177は
スクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表示され
たテストパターンの輝度レベルを検出するもので、複数
の光検出素子で構成される。位置算出部89はマルチプ
レクサ16の出力する光検出信号から、テストパターン
の表示位置座標を求める回路である。
検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパターン
を順次発生する回路である。光検出部170〜177は
スクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表示され
たテストパターンの輝度レベルを検出するもので、複数
の光検出素子で構成される。位置算出部89はマルチプ
レクサ16の出力する光検出信号から、テストパターン
の表示位置座標を求める回路である。
【0108】まず、表示画面周辺部の所定位置に配置さ
れた光検出部170〜177とテストパターン150〜
157について、図34を用いて詳細に説明する。光検
出素子132,133、142,143、136,13
7、138,139は、スクリーン7の画面十字上に各
走査方向に沿って配置された素子である。また光検出素
子130,131、134,135、140,141、
144,145は、スクリーン7上の四隅の周辺部に各
走査方向に対して斜め方向に配置された素子である。こ
れらの光検出素子はフォトダイオード又はフォトトラン
ジスタなどで構成されている。
れた光検出部170〜177とテストパターン150〜
157について、図34を用いて詳細に説明する。光検
出素子132,133、142,143、136,13
7、138,139は、スクリーン7の画面十字上に各
走査方向に沿って配置された素子である。また光検出素
子130,131、134,135、140,141、
144,145は、スクリーン7上の四隅の周辺部に各
走査方向に対して斜め方向に配置された素子である。こ
れらの光検出素子はフォトダイオード又はフォトトラン
ジスタなどで構成されている。
【0109】また光検出素子上に映出されるテストパタ
ーンは、画面十字上の上下のパターンは縦線ハッチ信
号、画面十字上の左右のパターンは横線ハッチ信号、四
隅周辺部は縦線と横線ハッチ信号が順次映出されて、テ
ストパターンの位置検出が行われる。このようなテスト
パターンの位置座標検出の動作をまず説明する。位置検
出モードとしては、図34に示すように画面十字上と、
四隅周辺部の位置検出を行うモードに大きく分類でき
る。画面十字上の位置検出の基本動作は第4実施例で述
べた検出方法と同様であり、またその場合の収束動作は
第1実施例と同様であるため説明は省略する。
ーンは、画面十字上の上下のパターンは縦線ハッチ信
号、画面十字上の左右のパターンは横線ハッチ信号、四
隅周辺部は縦線と横線ハッチ信号が順次映出されて、テ
ストパターンの位置検出が行われる。このようなテスト
パターンの位置座標検出の動作をまず説明する。位置検
出モードとしては、図34に示すように画面十字上と、
四隅周辺部の位置検出を行うモードに大きく分類でき
る。画面十字上の位置検出の基本動作は第4実施例で述
べた検出方法と同様であり、またその場合の収束動作は
第1実施例と同様であるため説明は省略する。
【0110】各検出モードにおける位置検出方法を図3
5に示す。図35(a)は画面十字上の上下、図35
(b)は画面十字上の左右、図35(c)(d)は四隅
周辺部の光検出素子とテストパターンの関係を示してい
る。図35(e)は第4実施例でも述べたように、各検
出領域において予め設定された2個の光検出素子の中央
の基準位置に対する位置ずれ量を位置検出信号として図
示したものである。
5に示す。図35(a)は画面十字上の上下、図35
(b)は画面十字上の左右、図35(c)(d)は四隅
周辺部の光検出素子とテストパターンの関係を示してい
る。図35(e)は第4実施例でも述べたように、各検
出領域において予め設定された2個の光検出素子の中央
の基準位置に対する位置ずれ量を位置検出信号として図
示したものである。
【0111】図36、図37は、四隅周辺部の位置検出
における収束動作図である。図36(a)は従来の走査
方向に沿って光検出素子(S3、S4)を設置した場合
の収束点で、テストパターンの基準位置が黒丸で示す一
点に集中されることが分かる。図36(b)は走査方向
に対して斜めに光検出素子(S3、S4)を設置した場
合を示し、収束点の基準位置を黒線で示すように、図3
6(a)に比べ広範囲に収束点が存在することが分か
る。従って図36(a)では1点の収束点に縦線のテス
トパターンは収束するが、破線や一点破線に示すように
収束点から離れるにしたがって位置ずれ誤差が発生する
ことになる。
における収束動作図である。図36(a)は従来の走査
方向に沿って光検出素子(S3、S4)を設置した場合
の収束点で、テストパターンの基準位置が黒丸で示す一
点に集中されることが分かる。図36(b)は走査方向
に対して斜めに光検出素子(S3、S4)を設置した場
合を示し、収束点の基準位置を黒線で示すように、図3
6(a)に比べ広範囲に収束点が存在することが分か
る。従って図36(a)では1点の収束点に縦線のテス
トパターンは収束するが、破線や一点破線に示すように
収束点から離れるにしたがって位置ずれ誤差が発生する
ことになる。
【0112】また投射光学系での収差やビームスポット
径などの変形により図36(c)に示すように、テスト
パターンの1ドットの変形(破線)などが生じる場合に
おいても高精度の位置検出が実現できる。図37(a)
に示すように、画面右上の周辺部に検出素子を設けた場
合、収束点は水平/垂直方向の各1点(黒丸)である。
これに対して図37(b)では、収束点は水平/垂直方
向とも幅広い範囲に存在しているため、高精度の補正が
実現できる。また図37(b)に示す斜線部の光検出素
子は収束動作には関係しないが、信号サーチ用のセンサ
として使用することにより、光検出素子を有効に利用で
きる。
径などの変形により図36(c)に示すように、テスト
パターンの1ドットの変形(破線)などが生じる場合に
おいても高精度の位置検出が実現できる。図37(a)
に示すように、画面右上の周辺部に検出素子を設けた場
合、収束点は水平/垂直方向の各1点(黒丸)である。
これに対して図37(b)では、収束点は水平/垂直方
向とも幅広い範囲に存在しているため、高精度の補正が
実現できる。また図37(b)に示す斜線部の光検出素
子は収束動作には関係しないが、信号サーチ用のセンサ
として使用することにより、光検出素子を有効に利用で
きる。
【0113】また四隅周辺部ではコンバーゼンスなどの
補正量が最大となるため、過大な補正量に設定された場
合、コイル駆動系でのつまりが発生して、ミスコンバー
ゼンスなどが生じるため、四隅周辺部の補正が非常に重
要となる。以上のことから、四隅周辺部の光検出素子を
走査方向に対し斜め方向に設置することにより、高精度
の補正が実現できることになる。
補正量が最大となるため、過大な補正量に設定された場
合、コイル駆動系でのつまりが発生して、ミスコンバー
ゼンスなどが生じるため、四隅周辺部の補正が非常に重
要となる。以上のことから、四隅周辺部の光検出素子を
走査方向に対し斜め方向に設置することにより、高精度
の補正が実現できることになる。
【0114】このような方法により、幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。検出されたテストパターンの位置座標から幾何学歪
やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行うが、これ
は第1実施例の場合と同様の処理であるため説明は省略
する。このように、画面十字上は各走査方向に対し直角
方向に、四隅は各走査方向に対し斜め方向に、複数の光
検出素子を夫々設置し、テストパターンの表示位置を算
出して幾何学歪やコンバーゼンスなどの補正を行うこと
により、安定でかつ高精度の自動調整が実現できる。
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。検出されたテストパターンの位置座標から幾何学歪
やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行うが、これ
は第1実施例の場合と同様の処理であるため説明は省略
する。このように、画面十字上は各走査方向に対し直角
方向に、四隅は各走査方向に対し斜め方向に、複数の光
検出素子を夫々設置し、テストパターンの表示位置を算
出して幾何学歪やコンバーゼンスなどの補正を行うこと
により、安定でかつ高精度の自動調整が実現できる。
【0115】次に本発明の第6実施例における画像補正
装置について図面を参照しつつ説明する。図38は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
装置について図面を参照しつつ説明する。図38は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
【0116】本図において、テストパターン発生回路1
は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパ
ターンを順次発生する回路である。光検出部170〜1
77はスクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表
示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。光検出部170,
172,175,177は表示画面の四隅に設けられ、
画像の水平及び垂直方向に対して斜めに複数の光検出素
子が配置されたものである。光検出部171,176は
表示画面の長辺外周部であって、水平走査方向に複数の
光検出素子が配置されたものである。光検出部173,
174は表示画面の短辺外周部であって、垂直走査方向
に複数の光検出素子が配置されたものである。
は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパ
ターンを順次発生する回路である。光検出部170〜1
77はスクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表
示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。光検出部170,
172,175,177は表示画面の四隅に設けられ、
画像の水平及び垂直方向に対して斜めに複数の光検出素
子が配置されたものである。光検出部171,176は
表示画面の長辺外周部であって、水平走査方向に複数の
光検出素子が配置されたものである。光検出部173,
174は表示画面の短辺外周部であって、垂直走査方向
に複数の光検出素子が配置されたものである。
【0117】加減算処理部108は複数の光検出素子の
各光電変換信号を加算及び減算する回路であり、その出
力は位置算出部89に与えられる。位置算出部89は加
減算処理部108の信号からテストパターンの表示位置
座標を求める回路である。なお、表示画面周辺部の所定
の位置に配置された各々の光検出部170〜177とテ
ストパターン及びテストパターンの位置検出方法は第5
実施例と同様であるため、説明は省略する。
各光電変換信号を加算及び減算する回路であり、その出
力は位置算出部89に与えられる。位置算出部89は加
減算処理部108の信号からテストパターンの表示位置
座標を求める回路である。なお、表示画面周辺部の所定
の位置に配置された各々の光検出部170〜177とテ
ストパターン及びテストパターンの位置検出方法は第5
実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0118】ここでは、複数の光検出素子の信号を加減
算した信号から、位置算出や誤差算出方法について説明
する。図39は光検出素子132、133から構成され
る光検出部170、加減算処理部108、位置算出部8
9、誤差算出部18の接続関係を表す構成図である。ま
た図40は図39の動作波形図である。画面十字上の上
部の基準位置X0 に対して上方向の光検出換素子132
(S3)からの光電変換信号と、基準位置X0 に対して
下方向の光検出素子133(S4)からの光電変換信号
は夫々加算器163と減算器160に供給されて加減算
処理される。
算した信号から、位置算出や誤差算出方法について説明
する。図39は光検出素子132、133から構成され
る光検出部170、加減算処理部108、位置算出部8
9、誤差算出部18の接続関係を表す構成図である。ま
た図40は図39の動作波形図である。画面十字上の上
部の基準位置X0 に対して上方向の光検出換素子132
(S3)からの光電変換信号と、基準位置X0 に対して
下方向の光検出素子133(S4)からの光電変換信号
は夫々加算器163と減算器160に供給されて加減算
処理される。
【0119】図40(a)〜(d)に光検出素子S3,
S4とテストパターンの相対関係を示す。図40(a)
〜(c)は光検出素子上でテストパターンが受光可能な
場合を示し、図40(d)は光検出素子上でテストパタ
ーンが受光できない場合の状態を示している。すなわち
光検出素子上でテストパターンが受光されれば、光検出
素子から光電変換信号が出力されることを意味してい
る。減算器160からの減算信号はピークホールド回路
165に供給され、低周波レートの波形が直流信号に変
換される。
S4とテストパターンの相対関係を示す。図40(a)
〜(c)は光検出素子上でテストパターンが受光可能な
場合を示し、図40(d)は光検出素子上でテストパタ
ーンが受光できない場合の状態を示している。すなわち
光検出素子上でテストパターンが受光されれば、光検出
素子から光電変換信号が出力されることを意味してい
る。減算器160からの減算信号はピークホールド回路
165に供給され、低周波レートの波形が直流信号に変
換される。
【0120】図40(e)に示すように、検出素子の基
準位置X0 を基準電圧0Vとして位置ずれ方向により、
減算器163の出力する位置検出信号の極性が変わり、
位置ずれ方向と位置ずれ量が検出される。また加算器1
63から加算信号は2値化回路166に供給されて2値
化処置される。この2値化信号を図40(f)に示す。
こうして検出素子上でテストパターンが受光された場
合、検出電圧が発生し、位置検出信号が出力される。
準位置X0 を基準電圧0Vとして位置ずれ方向により、
減算器163の出力する位置検出信号の極性が変わり、
位置ずれ方向と位置ずれ量が検出される。また加算器1
63から加算信号は2値化回路166に供給されて2値
化処置される。この2値化信号を図40(f)に示す。
こうして検出素子上でテストパターンが受光された場
合、検出電圧が発生し、位置検出信号が出力される。
【0121】ピークホールド回路165から図40
(e)の位置検出信号が出力され、2値化回路166か
ら図40(f)の位置検出信号が出力され、これらの信
号がアナログスイッチなどで構成された切換回路167
に供給される。こうして切換回路167は位置検出や誤
差検出に必要な信号の選択を行う。切換回路167のア
ナログの直流信号はA/D変換器168に供給され、デ
ィジタルデータに変換される。この信号はCPUなどで
構成された位置検出誤差検出回路169に供給されて、
信号レベルから位置座標が算出され、誤差算出信号が出
力される。この誤差算出信号は、基準位置の収束電位で
ある0Vに収束するように信号処理される。
(e)の位置検出信号が出力され、2値化回路166か
ら図40(f)の位置検出信号が出力され、これらの信
号がアナログスイッチなどで構成された切換回路167
に供給される。こうして切換回路167は位置検出や誤
差検出に必要な信号の選択を行う。切換回路167のア
ナログの直流信号はA/D変換器168に供給され、デ
ィジタルデータに変換される。この信号はCPUなどで
構成された位置検出誤差検出回路169に供給されて、
信号レベルから位置座標が算出され、誤差算出信号が出
力される。この誤差算出信号は、基準位置の収束電位で
ある0Vに収束するように信号処理される。
【0122】なお、図40(f)に示す加算処理による
位置検出信号は、信号サーチ用の位置検出用として、図
40(e)に示す減算処理による位置検出信号は収束の
ための誤差検出用して使用される。なお動作説明では図
34に示すように光検出素子を配列した場合について述
べたが、図41に示すように四隅周辺部に信号サーチ用
の黒丸で示す光検出素子(●印)を新たに追加すること
により、より高い精度で位置と誤差検出が行える。また
その他の位置や方向の位置検出も同様に行なうものであ
るから説明は省略する。
位置検出信号は、信号サーチ用の位置検出用として、図
40(e)に示す減算処理による位置検出信号は収束の
ための誤差検出用して使用される。なお動作説明では図
34に示すように光検出素子を配列した場合について述
べたが、図41に示すように四隅周辺部に信号サーチ用
の黒丸で示す光検出素子(●印)を新たに追加すること
により、より高い精度で位置と誤差検出が行える。また
その他の位置や方向の位置検出も同様に行なうものであ
るから説明は省略する。
【0123】このような方法により、幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。検出されたテストパターンの位置座標から、幾何学
歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行うが、こ
れは、第1実施例の場合と同様の処理であり、その説明
は省略する。このように複数の光検出素子からの各検出
信号を加算した信号でテストパターンの方向と発生位置
を制御し、また各検出素子からの検出信号を減算した信
号で誤差を算出して、幾何学歪やコンバーゼンスなどの
補正を行う。この方法では不要光による影響が少ないた
め、安定でかつ高精度の自動調整が実現できる。
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。検出されたテストパターンの位置座標から、幾何学
歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行うが、こ
れは、第1実施例の場合と同様の処理であり、その説明
は省略する。このように複数の光検出素子からの各検出
信号を加算した信号でテストパターンの方向と発生位置
を制御し、また各検出素子からの検出信号を減算した信
号で誤差を算出して、幾何学歪やコンバーゼンスなどの
補正を行う。この方法では不要光による影響が少ないた
め、安定でかつ高精度の自動調整が実現できる。
【0124】次に本発明の第7実施例における画像補正
装置について図面を参照しつつ説明する。図42は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第5実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
装置について図面を参照しつつ説明する。図42は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第5実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
【0125】本図において、テストパターン発生回路1
は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパ
ターンを順次発生する回路である。光検出部170〜1
77はスクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表
示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。位置算出部89は
マルチプレクサ16の出力する光検出信号から、テスト
パターンの表示位置座標を求める回路であり、その出力
は誤差算出部118に与えられる。誤差算出部118は
位置算出部89の信号より誤差値を算出する回路であ
る。補正信号発生回路119は誤差算出部118の誤差
値から、画面周辺部と全画面の補正信号を発生する回路
である。なお、表示画面周辺部の所定位置に配置された
各々の光検出部170〜177と、テストパターン及び
テストパターンの位置検出方法は第5実施例と同様であ
るため説明は省略する。
は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパ
ターンを順次発生する回路である。光検出部170〜1
77はスクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表
示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。位置算出部89は
マルチプレクサ16の出力する光検出信号から、テスト
パターンの表示位置座標を求める回路であり、その出力
は誤差算出部118に与えられる。誤差算出部118は
位置算出部89の信号より誤差値を算出する回路であ
る。補正信号発生回路119は誤差算出部118の誤差
値から、画面周辺部と全画面の補正信号を発生する回路
である。なお、表示画面周辺部の所定位置に配置された
各々の光検出部170〜177と、テストパターン及び
テストパターンの位置検出方法は第5実施例と同様であ
るため説明は省略する。
【0126】ここでは、光検出部を構成する複数の光検
出素子の信号から、位置算出や誤差算出方法について説
明する。図43は、光検出部170〜177、位置算出
部89、誤差算出部118、補正信号発生回路119の
具体的な接続関係を表すブロック図である。また図44
は光検出素子の配置図であり、図45は図43の動作波
形図である。図44に示すように各検出領域に設置され
た光検出素子130〜145において、基準位置に対し
て対称に設置された光検出換素子S3、S4を1組の光
検出部とする。8つの光検出部170〜177から出力
される光電変換信号は、減算回路180〜181に与え
られ、2つの光検出素子間の減算処理が行われる。その
信号はアナログスイッチなどで構成された切換回路18
2に供給され、位置検出や誤差検出に必要な信号の選択
が行われる。
出素子の信号から、位置算出や誤差算出方法について説
明する。図43は、光検出部170〜177、位置算出
部89、誤差算出部118、補正信号発生回路119の
具体的な接続関係を表すブロック図である。また図44
は光検出素子の配置図であり、図45は図43の動作波
形図である。図44に示すように各検出領域に設置され
た光検出素子130〜145において、基準位置に対し
て対称に設置された光検出換素子S3、S4を1組の光
検出部とする。8つの光検出部170〜177から出力
される光電変換信号は、減算回路180〜181に与え
られ、2つの光検出素子間の減算処理が行われる。その
信号はアナログスイッチなどで構成された切換回路18
2に供給され、位置検出や誤差検出に必要な信号の選択
が行われる。
【0127】切換回路182の出力はピークホールド回
路183に供給され、低周波レートの波形が直流信号に
変換される。この変換信号は前述したように光検出素子
の基準位置を基準電圧0Vとして、位置ずれ方向により
極性が変わり、位置ずれ量により信号振幅が変化する位
置検出信号となる。ピークホールド回路183からのア
ナログの直流信号はA/D変換器184に供給され、デ
ィジタルデータに変換される。この信号はCPUなどで
構成された誤差検出回路185に供給されて、信号レベ
ルから位置座標が算出され、誤差算出信号が出力され
る。
路183に供給され、低周波レートの波形が直流信号に
変換される。この変換信号は前述したように光検出素子
の基準位置を基準電圧0Vとして、位置ずれ方向により
極性が変わり、位置ずれ量により信号振幅が変化する位
置検出信号となる。ピークホールド回路183からのア
ナログの直流信号はA/D変換器184に供給され、デ
ィジタルデータに変換される。この信号はCPUなどで
構成された誤差検出回路185に供給されて、信号レベ
ルから位置座標が算出され、誤差算出信号が出力され
る。
【0128】この誤差算出信号は基準位置の収束電位で
ある0Vに収束するように誤差検出信号が求められる。
誤差検出回路185からの誤差検出信号は補正信号作成
回路186に供給され、図45(a)に示すような水平
方向の振幅を制御するための補正信号が作成される。補
正信号作成回路186の補正信号は切換回路187に供
給され、帰線消去信号(BLK)信号で有効表示領域の
みの補正信号が除去され、図45(b)に示す画面周辺
部のみの補正信号が出力される。この有効表示領域の補
正波形が除去された周辺部補正信号は駆動回路188に
供給され、コンバーゼンスヨークCY22を駆動して図
44に示す画面周辺部のみの収束動作を行う。
ある0Vに収束するように誤差検出信号が求められる。
誤差検出回路185からの誤差検出信号は補正信号作成
回路186に供給され、図45(a)に示すような水平
方向の振幅を制御するための補正信号が作成される。補
正信号作成回路186の補正信号は切換回路187に供
給され、帰線消去信号(BLK)信号で有効表示領域の
みの補正信号が除去され、図45(b)に示す画面周辺
部のみの補正信号が出力される。この有効表示領域の補
正波形が除去された周辺部補正信号は駆動回路188に
供給され、コンバーゼンスヨークCY22を駆動して図
44に示す画面周辺部のみの収束動作を行う。
【0129】この結果、検出領域である画面周辺部の収
束動作が完了した時点で、誤差検出回路185から制御
信号に基づき切換回路182、187を制御して、図4
5(c)に示す全画面の補正信号が出力され、全画面に
おいての補正が行われて全画面の収束動作が完了する。
図45(b)では例えば水平方向の振幅を制御する水平
ノコギリ波形を用いた場合について説明したが、図45
(d)に示すように直流電位の補正信号を作成して周辺
部のみに収束動作を行うこともできる。
束動作が完了した時点で、誤差検出回路185から制御
信号に基づき切換回路182、187を制御して、図4
5(c)に示す全画面の補正信号が出力され、全画面に
おいての補正が行われて全画面の収束動作が完了する。
図45(b)では例えば水平方向の振幅を制御する水平
ノコギリ波形を用いた場合について説明したが、図45
(d)に示すように直流電位の補正信号を作成して周辺
部のみに収束動作を行うこともできる。
【0130】一般に駆動回路188と数十μHのインダ
クタンス値のCY22を含む駆動系の帯域(カットオフ
周波数)は数百kHz程度であるため、実際には図45
(c),(d)に示すように急峻な立上り・立下り特性
を持つことは困難であるが、図45(e)に示すように
補正信号の発生タイミングを制御することにより、有効
画面内の映像を乱さない状態での周辺部の補正は実現で
きる。図46にその調整順序を示す。
クタンス値のCY22を含む駆動系の帯域(カットオフ
周波数)は数百kHz程度であるため、実際には図45
(c),(d)に示すように急峻な立上り・立下り特性
を持つことは困難であるが、図45(e)に示すように
補正信号の発生タイミングを制御することにより、有効
画面内の映像を乱さない状態での周辺部の補正は実現で
きる。図46にその調整順序を示す。
【0131】まず最初に、図44の示す画面十字上の光
検出素子132,133(上)、142,143
(下)、136,137(左)、138,139(右)
の4箇所に、クロスハッチ信号などのテストパターンを
映出して誤差値を検出し、検出領域のみにおいて図8に
示すスタティック、リニアリティ、サイズ、スキュー、
ボーの調整項目において周辺部の収束動作を行う。周辺
部の収束動作が完了した時点で全画面の収束動作を行
う。
検出素子132,133(上)、142,143
(下)、136,137(左)、138,139(右)
の4箇所に、クロスハッチ信号などのテストパターンを
映出して誤差値を検出し、検出領域のみにおいて図8に
示すスタティック、リニアリティ、サイズ、スキュー、
ボーの調整項目において周辺部の収束動作を行う。周辺
部の収束動作が完了した時点で全画面の収束動作を行
う。
【0132】次に、図44の示す画面四隅周辺部の光検
出素子130、131(左上)、134、135(右
上)、140、141(左下)、144、145(右
下)の4箇所に、クロスハッチ信号などのテストパター
ンを映出して誤差値を検出する。そして検出領域のみに
おいて図8に示すような台形歪、ピンクッション、四隅
独立の調整項目において周辺部の収束動作を行う。この
収束動作が完了した時点で全画面の収束動作を行い、全
ての調整を完了する。
出素子130、131(左上)、134、135(右
上)、140、141(左下)、144、145(右
下)の4箇所に、クロスハッチ信号などのテストパター
ンを映出して誤差値を検出する。そして検出領域のみに
おいて図8に示すような台形歪、ピンクッション、四隅
独立の調整項目において周辺部の収束動作を行う。この
収束動作が完了した時点で全画面の収束動作を行い、全
ての調整を完了する。
【0133】ここで補正信号発生回路119は、画面周
辺部のみの補正信号を作成する周辺部補正信号作成手段
と、全画面の補正信号を作成する全画面補正信号作成手
段との両機能を有している。このように、まず最初に画
面周辺部に設置された光検出素子の検出領域のみの収束
動作が完了した後、次に全画面の収束動作を行って幾何
学歪やコンバーゼンスなどの補正を行うことにより、有
効画面内の映像を乱すことなく安定でかつ高精度の自動
調整が実現できる。
辺部のみの補正信号を作成する周辺部補正信号作成手段
と、全画面の補正信号を作成する全画面補正信号作成手
段との両機能を有している。このように、まず最初に画
面周辺部に設置された光検出素子の検出領域のみの収束
動作が完了した後、次に全画面の収束動作を行って幾何
学歪やコンバーゼンスなどの補正を行うことにより、有
効画面内の映像を乱すことなく安定でかつ高精度の自動
調整が実現できる。
【0134】次に本発明の第8実施例における画像補正
装置について図面を参照しつつ説明する。図47は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
装置について図面を参照しつつ説明する。図47は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
【0135】本図において、テストパターン発生回路1
は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパ
ターンを順次発生する回路である。光検出部170〜1
77はスクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表
示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。位置算出部89は
マルチプレクサ16の出力する光検出信号から、テスト
パターンの表示位置座標を求める回路である。誤差算出
部18は位置算出部89の信号より誤差値を算出する回
路である。
は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテストパ
ターンを順次発生する回路である。光検出部170〜1
77はスクリーン7の周辺部の所定位置に配置され、表
示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。位置算出部89は
マルチプレクサ16の出力する光検出信号から、テスト
パターンの表示位置座標を求める回路である。誤差算出
部18は位置算出部89の信号より誤差値を算出する回
路である。
【0136】温度検出回路146は拡大投射装置24内
の温度を検出する回路である。タイマ回路147は拡大
投射装置24の電源投入時からの経過時間を測定する回
路である。補正信号発生回路148は誤差算出部18、
温度検出回路146及びタイマ回路147からの信号よ
り補正信号を発生する回路である。なお、表示画面周辺
部の所定位置に配置された各々の光検出部170〜17
7と、テストパターン及びテストパターンの位置検出方
法は第5実施例と同様であるため、説明は省略する。
の温度を検出する回路である。タイマ回路147は拡大
投射装置24の電源投入時からの経過時間を測定する回
路である。補正信号発生回路148は誤差算出部18、
温度検出回路146及びタイマ回路147からの信号よ
り補正信号を発生する回路である。なお、表示画面周辺
部の所定位置に配置された各々の光検出部170〜17
7と、テストパターン及びテストパターンの位置検出方
法は第5実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0137】ここでは、誤差算出部18からの誤差値を
もとに時間経過や周囲温度により補正信号を発生する発
生方法について説明する。図48は、光検出部170〜
177、位置算出部89、誤差算出部18、補正信号発
生回路148の接続関係を示すブロック図である。また
図49は図48の動作波形図である。図44に示すよう
に各検出領域に設置された光検出素子130〜145に
おいて、基準位置に対して光検出換素子(S3とS4)
が対称に設置されている。2つの光検出素子から構成さ
れる光検出部の出力は、夫々減算回路180〜181に
与えられる。8種類の光電変換信号は減算回路180〜
181で減算処理が行なわれた後、アナログスイッチな
どで構成された切換回路182に供給される。切換回路
182は位置検出や誤差検出に必要な信号の選択を行
う。
もとに時間経過や周囲温度により補正信号を発生する発
生方法について説明する。図48は、光検出部170〜
177、位置算出部89、誤差算出部18、補正信号発
生回路148の接続関係を示すブロック図である。また
図49は図48の動作波形図である。図44に示すよう
に各検出領域に設置された光検出素子130〜145に
おいて、基準位置に対して光検出換素子(S3とS4)
が対称に設置されている。2つの光検出素子から構成さ
れる光検出部の出力は、夫々減算回路180〜181に
与えられる。8種類の光電変換信号は減算回路180〜
181で減算処理が行なわれた後、アナログスイッチな
どで構成された切換回路182に供給される。切換回路
182は位置検出や誤差検出に必要な信号の選択を行
う。
【0138】切換回路182の出力はピークホールド回
路183に供給され、低周波レートの波形が直流信号に
変換される。この変換信号は前述したように光検出素子
の基準位置を基準電圧0Vとして位置ずれ方向により極
性が変わり、位置ずれ量により信号振幅が変化する位置
検出信号が出力される。ピークホールド回路183のア
ナログの直流信号はA/D変換器184に供給され、デ
ィジタルデータに変換される。この信号はCPUなどで
構成された誤差検出回路185に供給されて、信号レベ
ルから位置座標が算出され、誤差算出信号が出力され
る。この誤差算出信号は図49(a)に示すように時間
経過毎の基準位置に対する位置ずれ量である。誤差検出
回路185からの誤差算出信号は補正信号作成回路18
9に供給され、図49(b)に示すような時間経過毎の
補正信号が作成される。
路183に供給され、低周波レートの波形が直流信号に
変換される。この変換信号は前述したように光検出素子
の基準位置を基準電圧0Vとして位置ずれ方向により極
性が変わり、位置ずれ量により信号振幅が変化する位置
検出信号が出力される。ピークホールド回路183のア
ナログの直流信号はA/D変換器184に供給され、デ
ィジタルデータに変換される。この信号はCPUなどで
構成された誤差検出回路185に供給されて、信号レベ
ルから位置座標が算出され、誤差算出信号が出力され
る。この誤差算出信号は図49(a)に示すように時間
経過毎の基準位置に対する位置ずれ量である。誤差検出
回路185からの誤差算出信号は補正信号作成回路18
9に供給され、図49(b)に示すような時間経過毎の
補正信号が作成される。
【0139】また補正信号作成回路189にはセット内
の温度を検出する温度検出回路146からの温度検出信
号と、セットの電源投入後の時間を検出するタイマ回路
147からの検出信号が供給されている。補正信号作成
回路189では、光検出素子上にテストパターンを映出
する場合は、テストパターンの位置情報を検出して補正
信号を作成するが、テストパターンが映出されない場合
においても、図49(a)に示す時間経過毎の基準位置
に対する位置ずれ特性と、温度検出回路146の図49
(c)に示す温度特性より、図49(b)の補正特性に
近い最適な補正信号を順次作成するようにしている。
の温度を検出する温度検出回路146からの温度検出信
号と、セットの電源投入後の時間を検出するタイマ回路
147からの検出信号が供給されている。補正信号作成
回路189では、光検出素子上にテストパターンを映出
する場合は、テストパターンの位置情報を検出して補正
信号を作成するが、テストパターンが映出されない場合
においても、図49(a)に示す時間経過毎の基準位置
に対する位置ずれ特性と、温度検出回路146の図49
(c)に示す温度特性より、図49(b)の補正特性に
近い最適な補正信号を順次作成するようにしている。
【0140】このことは、投射型ディスプレイを設置し
調整する場合、予め時間経過に対する位置ずれ量を1度
検出しておけば、その後は光検出素子上にテストパター
ンをわざわざ映出することなく、フィードフォワード制
御で自動的にドリフト補正を行うことができるというこ
とを意味する。また図49(d)白丸(○印)に示すよ
うに周期的に光検出素子上にテストパターンを映出して
位置ずれ量の収束状態を確認し、位置ずれが発生した場
合にフィードバック制御の収束動作を行うことも可能で
ある。
調整する場合、予め時間経過に対する位置ずれ量を1度
検出しておけば、その後は光検出素子上にテストパター
ンをわざわざ映出することなく、フィードフォワード制
御で自動的にドリフト補正を行うことができるというこ
とを意味する。また図49(d)白丸(○印)に示すよ
うに周期的に光検出素子上にテストパターンを映出して
位置ずれ量の収束状態を確認し、位置ずれが発生した場
合にフィードバック制御の収束動作を行うことも可能で
ある。
【0141】光検出素子上にテストパターンを常に映出
してフィードバック制御を行えば常に補正ができるが、
室内照明などの不要光やセット本体の変形などの影響に
より誤動作するため、上記内容のように周期的に収束動
作を行っている。このような方法により、幾何学歪やミ
スコンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出
できる。そして検出されたテストパターンの位置座標か
ら、幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を
行うが、これは、第1実施例の場合と同様の処理であ
り、説明は省略する。
してフィードバック制御を行えば常に補正ができるが、
室内照明などの不要光やセット本体の変形などの影響に
より誤動作するため、上記内容のように周期的に収束動
作を行っている。このような方法により、幾何学歪やミ
スコンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出
できる。そして検出されたテストパターンの位置座標か
ら、幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を
行うが、これは、第1実施例の場合と同様の処理であ
り、説明は省略する。
【0142】このように、光検出素子上に映出されたテ
ストパターンから時間経過毎の位置ずれ量を検出し、こ
の検出信号と光検出素子からの検出信号により補正信号
を作成することにより、常時検出する必要がなく安定で
かつ高精度のドリフト補正が実現できる。
ストパターンから時間経過毎の位置ずれ量を検出し、こ
の検出信号と光検出素子からの検出信号により補正信号
を作成することにより、常時検出する必要がなく安定で
かつ高精度のドリフト補正が実現できる。
【0143】次に本発明の第9実施例における画像補正
装置について図面を参照しつつ説明する。図50は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
装置について図面を参照しつつ説明する。図50は画像
補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を示すブ
ロック図である。本図において第4実施例と同一部分は
同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。
【0144】本図において、テストパターン発生回路2
22は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテス
トパターンを順次発生する回路である。光検出部170
〜177はスクリーンの周辺部の所定位置に配置され、
表示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。位置算出部220
はマルチプレクサ16の出力する光検出信号から,受光
位置に対応した時間/電圧変換特性を変化させてテスト
パターンの表示位置座標を求める回路である。誤差算出
部221は位置算出部220からの信号より誤差値を算
出する回路であり、その出力は補正信号発生回路119
に与えられる。
22は位置検出用のためのクロスハッチ信号などのテス
トパターンを順次発生する回路である。光検出部170
〜177はスクリーンの周辺部の所定位置に配置され、
表示されたテストパターンの輝度レベルを検出するもの
で、複数の光検出素子で構成される。位置算出部220
はマルチプレクサ16の出力する光検出信号から,受光
位置に対応した時間/電圧変換特性を変化させてテスト
パターンの表示位置座標を求める回路である。誤差算出
部221は位置算出部220からの信号より誤差値を算
出する回路であり、その出力は補正信号発生回路119
に与えられる。
【0145】ここでは、位置/電圧変換特性を変化させ
て、テストパターンの表示位置座標を求める位置算出方
法について説明する。図51は光検出部170〜177
と位置算出部220の具体的な構成を示す回路図であ
る。また図52は位置算出部220の動作特性図であ
る。本実施例では、基準位置に対しての位置ずれを検出
して、常に基準位置にテストパタ−ンが位置するように
制御しているため、基準位置付近の検出感度が検出精度
に大きく影響される。そのため信号検出と誤差検出の場
合で受光位置に対する位置/電圧変換特性を変化させ
て、高速の信号サーチと高精度の誤差検出を実現するも
のである。
て、テストパターンの表示位置座標を求める位置算出方
法について説明する。図51は光検出部170〜177
と位置算出部220の具体的な構成を示す回路図であ
る。また図52は位置算出部220の動作特性図であ
る。本実施例では、基準位置に対しての位置ずれを検出
して、常に基準位置にテストパタ−ンが位置するように
制御しているため、基準位置付近の検出感度が検出精度
に大きく影響される。そのため信号検出と誤差検出の場
合で受光位置に対する位置/電圧変換特性を変化させ
て、高速の信号サーチと高精度の誤差検出を実現するも
のである。
【0146】図51において、演算器243,244は
演算増幅器(オペアンプ)260,261で構成された
加算器であり、演算器245はオペアンプ262で構成
された減算器である。一般に演算器243,244の出
力電圧は、次の(8)、(9)式で表わされる。オペア
ンプ260の出力電圧E01は、 E01=−(Rf/R1 ×E1 +Rf/R2 ×E2 ) ・・・(8) オペアンプ261の出力電圧E02は、 E02=−(Rf/R2 ×E3 +Rf/R1 ×E4 ) ・・・(9)
演算増幅器(オペアンプ)260,261で構成された
加算器であり、演算器245はオペアンプ262で構成
された減算器である。一般に演算器243,244の出
力電圧は、次の(8)、(9)式で表わされる。オペア
ンプ260の出力電圧E01は、 E01=−(Rf/R1 ×E1 +Rf/R2 ×E2 ) ・・・(8) オペアンプ261の出力電圧E02は、 E02=−(Rf/R2 ×E3 +Rf/R1 ×E4 ) ・・・(9)
【0147】また演算器245の出力電圧は、次の(1
0)式で表わされる(但しR3 =R4 ,R5 =R6 のと
き)。 E03=R5 /R3 ×(E01−E02)・・・(10)
0)式で表わされる(但しR3 =R4 ,R5 =R6 のと
き)。 E03=R5 /R3 ×(E01−E02)・・・(10)
【0148】基準位置X0 に隣接する光検出素子S2,
S3からの光電変換信号は、抵抗R2 を通してオペアン
プ260,261に供給される。また基準位置より離れ
た光電変換素子S1,S4からの光電変換信号は抵抗R
1 を通してオペアンプ260,261に供給される。基
準位置より上方向に位置する光検出素子(S1,S2)
はオペアンプ260に供給され、基準位置より下方向に
位置する光検出素子(S3,S4)はオペアンプ261
に供給され夫々加算される。このとき抵抗R1とR2 の
抵抗値を、R1 >R2 となるように設定することによ
り、基準位置付近での検出感度を上げることができる。
S3からの光電変換信号は、抵抗R2 を通してオペアン
プ260,261に供給される。また基準位置より離れ
た光電変換素子S1,S4からの光電変換信号は抵抗R
1 を通してオペアンプ260,261に供給される。基
準位置より上方向に位置する光検出素子(S1,S2)
はオペアンプ260に供給され、基準位置より下方向に
位置する光検出素子(S3,S4)はオペアンプ261
に供給され夫々加算される。このとき抵抗R1とR2 の
抵抗値を、R1 >R2 となるように設定することによ
り、基準位置付近での検出感度を上げることができる。
【0149】オペアンプ260,261からは基準位置
に隣接する光検出素子S2,S3の検出感度が上がった
信号が出力される。オペアンプ260からの信号はオペ
アンプ262のマイナス端子に、オペアンプ261から
の信号はオペアンプ262のプラス端子に供給されて減
算される。そうすると、図53(a)に示すように基準
位置を収束点とし、基準位置近傍の検出感度が上がった
非線形な位置検出信号が出力される。また抵抗R1 とR
2 の抵抗値を、R2 >R1 となるように設定することに
より、図53(b)に示すように検出範囲の広い線形な
位置検出信号が出力される。
に隣接する光検出素子S2,S3の検出感度が上がった
信号が出力される。オペアンプ260からの信号はオペ
アンプ262のマイナス端子に、オペアンプ261から
の信号はオペアンプ262のプラス端子に供給されて減
算される。そうすると、図53(a)に示すように基準
位置を収束点とし、基準位置近傍の検出感度が上がった
非線形な位置検出信号が出力される。また抵抗R1 とR
2 の抵抗値を、R2 >R1 となるように設定することに
より、図53(b)に示すように検出範囲の広い線形な
位置検出信号が出力される。
【0150】信号サーチでは収束方向と大凡の誤差値が
直接算出可能な図53(b)の線形特性を用い、最終の
誤差検出と収束動作では基準位置近傍に誤差が高精度に
検出可能な図53(a)の非線形特性を用いて位置検出
が行われる。それ以降の処理は前述したものと同様であ
り、信号の最大値及び最小値検出を行ない、その両検出
信号を加算して位置検出を行なっている。従って加算器
からの出力特性を光検出器上の位置に対応して示すと、
図53のようになり、受光位置に対する位置/電圧変換
された変換信号が得られる。
直接算出可能な図53(b)の線形特性を用い、最終の
誤差検出と収束動作では基準位置近傍に誤差が高精度に
検出可能な図53(a)の非線形特性を用いて位置検出
が行われる。それ以降の処理は前述したものと同様であ
り、信号の最大値及び最小値検出を行ない、その両検出
信号を加算して位置検出を行なっている。従って加算器
からの出力特性を光検出器上の位置に対応して示すと、
図53のようになり、受光位置に対する位置/電圧変換
された変換信号が得られる。
【0151】このように、演算器243,244での加
算比を変えることにより、基準位置の検出感度を制御し
て変換特性を制御するが、光検出素子の感度や指向特性
を変えても同様に行なえる。
算比を変えることにより、基準位置の検出感度を制御し
て変換特性を制御するが、光検出素子の感度や指向特性
を変えても同様に行なえる。
【0152】次に、テストパターン信号と位置算出方法
の関係について図53を用いて説明する。図53はテス
トパターンと位置検出性の関係を示す説明図である。ま
ず最初に信号サーチを行う。図53(b)に示す幅の狭
いクロスハッチ信号では、光検出素子の受光範囲内にテ
ストパターンが存在しなければ位置検出が不可能であ
る。このため、信号サーチ用としては図53(c)に示
すできるだけ幅の広いクロスハッチ信号が有利である。
このテストパターンを図53(a)に示す線形特性の位
置算出で収束方向とおおよその誤差値を検出する。
の関係について図53を用いて説明する。図53はテス
トパターンと位置検出性の関係を示す説明図である。ま
ず最初に信号サーチを行う。図53(b)に示す幅の狭
いクロスハッチ信号では、光検出素子の受光範囲内にテ
ストパターンが存在しなければ位置検出が不可能であ
る。このため、信号サーチ用としては図53(c)に示
すできるだけ幅の広いクロスハッチ信号が有利である。
このテストパターンを図53(a)に示す線形特性の位
置算出で収束方向とおおよその誤差値を検出する。
【0153】次に、誤差検出のため図53(e)に示す
幅の狭いクロスハッチ信号を映出し、図53(a)に示
す非線形特性の位置算出で基準位置近傍の誤差を高精度
の検出している。基準位置近傍の誤差検出の場合、図5
3(d)に示す幅の広いクロスハッチ信号を用い、図5
3(a)の非線形特性で位置検出を行うと、検出感度の
高い部分が両側に存在するため高精度の誤差検出が不可
能でる。
幅の狭いクロスハッチ信号を映出し、図53(a)に示
す非線形特性の位置算出で基準位置近傍の誤差を高精度
の検出している。基準位置近傍の誤差検出の場合、図5
3(d)に示す幅の広いクロスハッチ信号を用い、図5
3(a)の非線形特性で位置検出を行うと、検出感度の
高い部分が両側に存在するため高精度の誤差検出が不可
能でる。
【0154】このように、信号サーチ時は大型のテスト
パターンを映出して線形特性な位置/電圧変換信号で位
置検出を行った後、誤差検出時は小型のテストパターン
を映出して非線形特性な位置/電圧変換信号で誤差検出
を行う。こうすると高速の信号サーチと高精度の誤差検
出ができる。なお図53(f)は光検出素子(S1〜S
4)上の映出された幅の広いテストパターンと狭いテス
トパターンの様子を示す。
パターンを映出して線形特性な位置/電圧変換信号で位
置検出を行った後、誤差検出時は小型のテストパターン
を映出して非線形特性な位置/電圧変換信号で誤差検出
を行う。こうすると高速の信号サーチと高精度の誤差検
出ができる。なお図53(f)は光検出素子(S1〜S
4)上の映出された幅の広いテストパターンと狭いテス
トパターンの様子を示す。
【0155】このような方法により、幾何学歪やミスコ
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。そして検出されたテストパターンの位置座標から、
幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行う
が、これは、第1実施例の場合と同様の処理であり、そ
の説明は省略する。このように、位置検出用(信号サー
チ用)バターンと誤差検出用パターンを用いて位置検出
を行う位置/電圧変換特性を制御し、位置検出すること
により、短時間でかつ高精度の補正が実現できる。
ンバーゼンスによるテストパターンの誤差値が検出でき
る。そして検出されたテストパターンの位置座標から、
幾何学歪やミスコンバーゼンス量の算出及び補正を行う
が、これは、第1実施例の場合と同様の処理であり、そ
の説明は省略する。このように、位置検出用(信号サー
チ用)バターンと誤差検出用パターンを用いて位置検出
を行う位置/電圧変換特性を制御し、位置検出すること
により、短時間でかつ高精度の補正が実現できる。
【0156】本発明の第10実施例の位置検出装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図54は第10実施例
の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図5
4のテストパターン発生回路600は幾何学歪みやコン
バーゼンス調整用のテストパターンを発生する回路であ
り、テストパターンは切換回路2に与えられる。
いて図面を参照しつつ説明する。図54は第10実施例
の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図5
4のテストパターン発生回路600は幾何学歪みやコン
バーゼンス調整用のテストパターンを発生する回路であ
り、テストパターンは切換回路2に与えられる。
【0157】光検出部601〜608は表示画面のオー
バスキャン領域に設けられた光検出素子の集合体であ
る。光検出部602、604、605、607はスクリ
ーン7の十字上に配置され、光検出部601、603、
606、608はスクリーン7の角部に配置されてい
る。これらの光検出部はオーバスキャン領域に表示され
た幾何学歪みやコンバーゼンスの調整用テストパターン
の輝度レベルを検出する。マルチプレクサ609は光検
出部601〜608の出力を選択する回路である。位置
算出部610はマルチプレクサ609により選択された
光検出部601〜608の出力からテストパターンの表
示位置を算出する回路である。
バスキャン領域に設けられた光検出素子の集合体であ
る。光検出部602、604、605、607はスクリ
ーン7の十字上に配置され、光検出部601、603、
606、608はスクリーン7の角部に配置されてい
る。これらの光検出部はオーバスキャン領域に表示され
た幾何学歪みやコンバーゼンスの調整用テストパターン
の輝度レベルを検出する。マルチプレクサ609は光検
出部601〜608の出力を選択する回路である。位置
算出部610はマルチプレクサ609により選択された
光検出部601〜608の出力からテストパターンの表
示位置を算出する回路である。
【0158】図55は光検出部601〜608の具体的
な構成図である。ここで光検出部601〜608は夫々
同様の構成であるので、その一つである光検出部601
について説明する。本図において、光検出素子620、
621はフォトダイオードやフォトトランジスタなどの
光電素子であり、表示装置の水平走査方向x及び垂直走
査方向yに対して斜めに配列されている。この図では説
明を簡単にするため2個の光検出素子を設けているが、
光検出素子の個数は2個以上であれば有効である。
な構成図である。ここで光検出部601〜608は夫々
同様の構成であるので、その一つである光検出部601
について説明する。本図において、光検出素子620、
621はフォトダイオードやフォトトランジスタなどの
光電素子であり、表示装置の水平走査方向x及び垂直走
査方向yに対して斜めに配列されている。この図では説
明を簡単にするため2個の光検出素子を設けているが、
光検出素子の個数は2個以上であれば有効である。
【0159】図56は位置算出部610の具体的な構成
を示すブロック図である。本図において、ピークホール
ド(PH)回路622、623はマルチプレクサ609
により選択された各光検出素子の出力Zn 、Zn+1 を直
流信号に変換する回路である。A/D変換器624、6
25はピークホールド回路622、623の出力をディ
ジタルデータに変換する回路である。係数ROM62
6、627はA/D変換器624、625の出力に対し
て内蔵の係数を乗算する回路である。第1の加算器62
8は係数ROM626、627の出力を加算する回路で
あり、第2の加算器629はA/D変換器624、62
5の出力を加算する回路である。除算器630は第1の
加算器628の出力を第2の加算器629の出力で除算
する回路である。
を示すブロック図である。本図において、ピークホール
ド(PH)回路622、623はマルチプレクサ609
により選択された各光検出素子の出力Zn 、Zn+1 を直
流信号に変換する回路である。A/D変換器624、6
25はピークホールド回路622、623の出力をディ
ジタルデータに変換する回路である。係数ROM62
6、627はA/D変換器624、625の出力に対し
て内蔵の係数を乗算する回路である。第1の加算器62
8は係数ROM626、627の出力を加算する回路で
あり、第2の加算器629はA/D変換器624、62
5の出力を加算する回路である。除算器630は第1の
加算器628の出力を第2の加算器629の出力で除算
する回路である。
【0160】次に本実施例のテストパターンの表示位置
の算出方法について説明する。まず本実施例で使用する
テストパターンについて説明する。テストパターン発生
回路600は図57(a)に示すように、オーバースキ
ャン領域の所定の位置に、水平方向のテストパターン6
31、垂直方向のテストパターン632を夫々発生す
る。
の算出方法について説明する。まず本実施例で使用する
テストパターンについて説明する。テストパターン発生
回路600は図57(a)に示すように、オーバースキ
ャン領域の所定の位置に、水平方向のテストパターン6
31、垂直方向のテストパターン632を夫々発生す
る。
【0161】各テストパターン631、632は線状の
パターンであり、その幅方向、即ちスクリーン7の水平
走査方向x及び垂直走査方向yに対して、輝度レベルに
ピークが存在するようなテストパターンとする。例えば
図57(b)に示すように輝度レベルがcos2特性のもの
や、ガウス特性のもの、又は図57(c)に示すように
輝度レベルが線形山形のものとする。幅方向にこのよう
な輝度特性を有するクロスハッチパターンを順次発生す
る。図57(b)に示すような特性のテストパターン
は、輝度値が2値のクロスハッチパターンを電気的およ
び光学的な低域通過フィルタに通すことにより簡単に得
ることができる。
パターンであり、その幅方向、即ちスクリーン7の水平
走査方向x及び垂直走査方向yに対して、輝度レベルに
ピークが存在するようなテストパターンとする。例えば
図57(b)に示すように輝度レベルがcos2特性のもの
や、ガウス特性のもの、又は図57(c)に示すように
輝度レベルが線形山形のものとする。幅方向にこのよう
な輝度特性を有するクロスハッチパターンを順次発生す
る。図57(b)に示すような特性のテストパターン
は、輝度値が2値のクロスハッチパターンを電気的およ
び光学的な低域通過フィルタに通すことにより簡単に得
ることができる。
【0162】次に表示位置の算出処理について説明す
る。ここでは図57(c)に示す線型山形のテストパタ
ーンの重心位置をその表示位置として算出する。テスト
パターンの表示位置の算出手順は、図57に示すように
水平走査方向x、垂直走査方向yのテストパターン63
1、632を表示画面に順次映出し、図54のマルチプ
レクサ609で光検出部601〜608の出力を選択す
ることにより行う。全ての検出部は同様の処理を行うの
で、ここでは光検出部601における水平走査方向のテ
ストパターンの表示位置の算出処理についてのみ説明す
る。
る。ここでは図57(c)に示す線型山形のテストパタ
ーンの重心位置をその表示位置として算出する。テスト
パターンの表示位置の算出手順は、図57に示すように
水平走査方向x、垂直走査方向yのテストパターン63
1、632を表示画面に順次映出し、図54のマルチプ
レクサ609で光検出部601〜608の出力を選択す
ることにより行う。全ての検出部は同様の処理を行うの
で、ここでは光検出部601における水平走査方向のテ
ストパターンの表示位置の算出処理についてのみ説明す
る。
【0163】まず、図58に示すように光検出部601
の各光検出素子620、621に対して表示画面上のx
座標を例えばXn 、Xn+1 のように割り当て、この値を
係数ROM626、627に記憶する。ここでピークホ
ールドされ、A/D変換された光検出素子620、62
1の出力を夫々Zn 、 Zn+1 とすると、係数ROM62
6、627は夫々Xn ・Zn 、Xn+1 ・ Zn+1 の値を演
算して出力する。さらにこれらの値を第1の加算器62
8に入力して加算し、その出力として(Xn ・Zn +X
n+1 ・ Zn+1 )を得る。
の各光検出素子620、621に対して表示画面上のx
座標を例えばXn 、Xn+1 のように割り当て、この値を
係数ROM626、627に記憶する。ここでピークホ
ールドされ、A/D変換された光検出素子620、62
1の出力を夫々Zn 、 Zn+1 とすると、係数ROM62
6、627は夫々Xn ・Zn 、Xn+1 ・ Zn+1 の値を演
算して出力する。さらにこれらの値を第1の加算器62
8に入力して加算し、その出力として(Xn ・Zn +X
n+1 ・ Zn+1 )を得る。
【0164】一方、第2の加算器629により光検出素
子620、621の出力の和Zn +Zn+1 を求める。こ
れらを除算器630に入力し、第1の加算器628の出
力(Xn ・Zn +Xn+1 ・Zn+1 )を第2の加算器62
9の出力(Zn +Zn+1 )で除算する。こうしてテスト
パターンの表示位置Xを算出する。表示位置の算出処理
を次の(11)式に示す。
子620、621の出力の和Zn +Zn+1 を求める。こ
れらを除算器630に入力し、第1の加算器628の出
力(Xn ・Zn +Xn+1 ・Zn+1 )を第2の加算器62
9の出力(Zn +Zn+1 )で除算する。こうしてテスト
パターンの表示位置Xを算出する。表示位置の算出処理
を次の(11)式に示す。
【数6】 (11)式は線形山形のパターンを用いた場合の結果で
あるが、cos2又はガウス分布曲線のように非線形のテス
トパターンでも、その関数を用いて出力Xを表現するこ
とにより、重心位置は一意に算出できる。
あるが、cos2又はガウス分布曲線のように非線形のテス
トパターンでも、その関数を用いて出力Xを表現するこ
とにより、重心位置は一意に算出できる。
【0165】上式のXn ・Zn /(Zn +Zn+1 )とX
n+1 ・ Zn+1 /(Zn +Zn+1 )部分は光検出素子62
0、621からの出力比を示している。この出力比を光
検出素子620、621に割り当てられた表示画面上の
座標Xn 、Xn+1 で重み付け加算することにより、テス
トパターンの表示位置を算出する。図58に示すように
テストパターンに対する光検出素子620、621の出
力比が1:1であったとすると、(11)式によりテス
トパターンの表示画面上での表示位置は (Xn+
Xn+1 )/2と求められ、テストパターンは、光検出素
子620と621の中点に位置することが判る。またテ
ストパターン幅と光検出素子間隔との関係は、少なくと
も2個の光検出素子上にテストパターンが存在すればよ
いことになる。
n+1 ・ Zn+1 /(Zn +Zn+1 )部分は光検出素子62
0、621からの出力比を示している。この出力比を光
検出素子620、621に割り当てられた表示画面上の
座標Xn 、Xn+1 で重み付け加算することにより、テス
トパターンの表示位置を算出する。図58に示すように
テストパターンに対する光検出素子620、621の出
力比が1:1であったとすると、(11)式によりテス
トパターンの表示画面上での表示位置は (Xn+
Xn+1 )/2と求められ、テストパターンは、光検出素
子620と621の中点に位置することが判る。またテ
ストパターン幅と光検出素子間隔との関係は、少なくと
も2個の光検出素子上にテストパターンが存在すればよ
いことになる。
【0166】同様に垂直方向についてもテストパターン
の表示位置の算出を行い、水平方向、垂直方向のテスト
パターンの表示位置を夫々算出する。さらにこれらの処
理を画面周辺部の光検出部601〜608について同様
に行い、画面周辺部の調整点に対応したRGBのテスト
パターンの表示位置を夫々算出する。こうすると誤差算
出部18は幾何学歪みやミスコンバーゼンスよるテスト
パターンの表示位置の誤差を検出することができる。そ
して補正信号発生回路19はこの誤差から補正データを
作成し、幾何学歪みやミスコンバーゼンスの補正を行
う。ここでの信号処理は第1実施例と同様であるので、
動作説明は省略する。また周辺部8箇所からの検出信号
を垂直走査周期での時分割処理で多重することにより、
1系統のピークホールド回路やA/D変換器で行うこと
も可能である。
の表示位置の算出を行い、水平方向、垂直方向のテスト
パターンの表示位置を夫々算出する。さらにこれらの処
理を画面周辺部の光検出部601〜608について同様
に行い、画面周辺部の調整点に対応したRGBのテスト
パターンの表示位置を夫々算出する。こうすると誤差算
出部18は幾何学歪みやミスコンバーゼンスよるテスト
パターンの表示位置の誤差を検出することができる。そ
して補正信号発生回路19はこの誤差から補正データを
作成し、幾何学歪みやミスコンバーゼンスの補正を行
う。ここでの信号処理は第1実施例と同様であるので、
動作説明は省略する。また周辺部8箇所からの検出信号
を垂直走査周期での時分割処理で多重することにより、
1系統のピークホールド回路やA/D変換器で行うこと
も可能である。
【0167】以上説明したように、本実施例では光検出
素子の出力比から、テストパターンの表示位置を算出す
るため、テストパターンのゲイン変動やその他の変動要
因の影響を受けにくく、高精度にテストパターンの表示
位置を算出することができる。尚、本実施例においてテ
ストパターンの表示位置算出の動作をハードウェア構成
で説明したが、ソフトウェアでも同様の処理が可能であ
る。このように本実施例によれば、テストパターンの表
示位置が精度良く直接検出できるため、短時間で高精度
の自動調整を行うことができる。
素子の出力比から、テストパターンの表示位置を算出す
るため、テストパターンのゲイン変動やその他の変動要
因の影響を受けにくく、高精度にテストパターンの表示
位置を算出することができる。尚、本実施例においてテ
ストパターンの表示位置算出の動作をハードウェア構成
で説明したが、ソフトウェアでも同様の処理が可能であ
る。このように本実施例によれば、テストパターンの表
示位置が精度良く直接検出できるため、短時間で高精度
の自動調整を行うことができる。
【0168】本発明の第11実施例の位置検出装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図59は第11実施例
の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図5
9において、テストパターン発生回路640は画像歪み
調整用のテストパターンを発生する回路である。表示位
置制御部641はテストパターンの表示位置を制御する
回路であり、表示位置信号はテストパターン発生回路6
40に与えられる。
いて図面を参照しつつ説明する。図59は第11実施例
の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図5
9において、テストパターン発生回路640は画像歪み
調整用のテストパターンを発生する回路である。表示位
置制御部641はテストパターンの表示位置を制御する
回路であり、表示位置信号はテストパターン発生回路6
40に与えられる。
【0169】光検出素子642〜649は表示画面のオ
ーバスキャン領域に設けられた光電変換素子である。光
検出素子643、645、646、648は表示画面の
十字上に設けられ、光検出素子642、644、64
7、649は表示画面の角部に設けられている。これら
の光検出素子はスクリーン7に表示された画像の幾何学
歪みやコンバーゼンスを調整するテストパターンの輝度
レベルを検出する光電素子であり、フォトダイオードな
どが用いられる。
ーバスキャン領域に設けられた光電変換素子である。光
検出素子643、645、646、648は表示画面の
十字上に設けられ、光検出素子642、644、64
7、649は表示画面の角部に設けられている。これら
の光検出素子はスクリーン7に表示された画像の幾何学
歪みやコンバーゼンスを調整するテストパターンの輝度
レベルを検出する光電素子であり、フォトダイオードな
どが用いられる。
【0170】マルチプレクサ650は光検出素子642
〜649の出力を選択する回路である。ピークホールド
回路651はマルチプレクサ650により選択された光
検出素子642〜649の出力を直流信号に変換する回
路である。A/D変換器652はピークホールド回路6
51の出力をディジタルデータに変換する回路である。
CPU653はA/D変換器652の出力からテストパ
ターンの表示位置を算出する信号処理手段である。
〜649の出力を選択する回路である。ピークホールド
回路651はマルチプレクサ650により選択された光
検出素子642〜649の出力を直流信号に変換する回
路である。A/D変換器652はピークホールド回路6
51の出力をディジタルデータに変換する回路である。
CPU653はA/D変換器652の出力からテストパ
ターンの表示位置を算出する信号処理手段である。
【0171】図60はテストパターン発生回路640
と、表示位置制御部641の具体的な構成例を示すブロ
ック図である。本図において、ROM660はテストパ
ターンデータを記憶するメモリである。D/A変換器6
61はROM660のデータをアナログ信号に変換する
回路である。低域通過フィルタ(LPF)662はD/
A変換器661の出力を平滑化する回路である。アドレ
ス発生器663は表示位置制御部641を構成するもの
で、水平及び垂直の同期信号、CPU653からの制御
信号を用いて、ROM660の読み出しアドレスを発生
する回路である。
と、表示位置制御部641の具体的な構成例を示すブロ
ック図である。本図において、ROM660はテストパ
ターンデータを記憶するメモリである。D/A変換器6
61はROM660のデータをアナログ信号に変換する
回路である。低域通過フィルタ(LPF)662はD/
A変換器661の出力を平滑化する回路である。アドレ
ス発生器663は表示位置制御部641を構成するもの
で、水平及び垂直の同期信号、CPU653からの制御
信号を用いて、ROM660の読み出しアドレスを発生
する回路である。
【0172】次に本実施例のテストパターンの表示位置
の算出動作について詳しく説明する。本実施例に使用す
るテストパターンは第10実施例と同様であり、その説
明には図57を用いる。先ず表示位置の算出方法につい
て説明する。実際のテストパターンの表示位置の算出手
順は、図57に示すような水平走査方向x、垂直走査方
向yのテストパターンを表示画面に順次映出し、マルチ
プレクサ650で光検出素子642〜649の出力を選
択して処理することは第10実施例と同様である。
の算出動作について詳しく説明する。本実施例に使用す
るテストパターンは第10実施例と同様であり、その説
明には図57を用いる。先ず表示位置の算出方法につい
て説明する。実際のテストパターンの表示位置の算出手
順は、図57に示すような水平走査方向x、垂直走査方
向yのテストパターンを表示画面に順次映出し、マルチ
プレクサ650で光検出素子642〜649の出力を選
択して処理することは第10実施例と同様である。
【0173】図61は光検出素子642における水平走
査方向テストパターンの表示位置の算出方法の説明図で
ある。先ず光検出素子642によりテストパターンの輝
度レベルZ0 を検出する。次に、表示位置制御部641
によりテストパターン631の表示位置を表示画面上の
座標でMだけシフトし、その際の輝度レベルZ1 を検出
する。そしてテストパターンの表示位置の制御は、アド
レス発生器663の発生する読み出しアドレスをシフト
することにより行う。ここで光検出素子642に表示画
面上の座標X0 を割り当てれば、テストパターンの表示
位置XはCPU653において次の(12)式により算
出される。
査方向テストパターンの表示位置の算出方法の説明図で
ある。先ず光検出素子642によりテストパターンの輝
度レベルZ0 を検出する。次に、表示位置制御部641
によりテストパターン631の表示位置を表示画面上の
座標でMだけシフトし、その際の輝度レベルZ1 を検出
する。そしてテストパターンの表示位置の制御は、アド
レス発生器663の発生する読み出しアドレスをシフト
することにより行う。ここで光検出素子642に表示画
面上の座標X0 を割り当てれば、テストパターンの表示
位置XはCPU653において次の(12)式により算
出される。
【数7】
【0174】ここで、(12)式のZ1 /(Z0 +
Z1 )とZ0 /(Z0 +Z1 )の部分は、テストパター
ンの表示位置をシフトする前と後において検出される輝
度レベルの出力比を示している。例えばテストパターン
の表示位置をシフトする前と後の輝度レベルの比が1対
1であれば、テストパターンの表示位置XはX0 +M/
2であり、光検出素子642に対してM/2だけ右の位
置にあることがわかる。
Z1 )とZ0 /(Z0 +Z1 )の部分は、テストパター
ンの表示位置をシフトする前と後において検出される輝
度レベルの出力比を示している。例えばテストパターン
の表示位置をシフトする前と後の輝度レベルの比が1対
1であれば、テストパターンの表示位置XはX0 +M/
2であり、光検出素子642に対してM/2だけ右の位
置にあることがわかる。
【0175】(12)式のようにテストパターンをシフ
トする前と後の輝度レベルの出力比を、テストパターン
のシフト量で重み付け加算することにより、テストパタ
ーンの表示位置を算出することができる。ここではソフ
トウェアによる表示位置の算出処理について説明した
が、ハードウェアのみの構成でも本処理は実現可能であ
る。また本実施例では、テストパターン発生回路640
を制御することにより、その表示位置の制御を行った
が、例えば偏向部や補助偏向部の制御を行っても同様の
処理が実現できる。このような補正方法は、特に各種の
走査周波数に対応するマルチスキャンタイプの拡大投射
装置に最適の制御方法といえる。
トする前と後の輝度レベルの出力比を、テストパターン
のシフト量で重み付け加算することにより、テストパタ
ーンの表示位置を算出することができる。ここではソフ
トウェアによる表示位置の算出処理について説明した
が、ハードウェアのみの構成でも本処理は実現可能であ
る。また本実施例では、テストパターン発生回路640
を制御することにより、その表示位置の制御を行った
が、例えば偏向部や補助偏向部の制御を行っても同様の
処理が実現できる。このような補正方法は、特に各種の
走査周波数に対応するマルチスキャンタイプの拡大投射
装置に最適の制御方法といえる。
【0176】このように、テストパターンの表示位置を
シフトした場合の輝度レベルの出力比を算出することに
より、テストパターンの表示位置を直接検出することが
できる。従ってテストパターンの表示位置から、幾何学
歪みやミスコンバーゼンスによるテストパターンの変位
を検出することができる。
シフトした場合の輝度レベルの出力比を算出することに
より、テストパターンの表示位置を直接検出することが
できる。従ってテストパターンの表示位置から、幾何学
歪みやミスコンバーゼンスによるテストパターンの変位
を検出することができる。
【0177】本実施例は光検出素子の出力比からテスト
パターンの表示位置を算出するため、テストパターンの
ゲイン変動やその他の変動要因の影響を受けにくく、高
精度にテストパターンの表示位置を算出することができ
る。さらに、検出されたRGBのテストパターンの表示
位置から、第1実施例と同様の処理により幾何学歪みや
ミスコンバーゼンスの検出や補正を行う。このように本
実施例によれば、テストパターンの表示位置を精度良く
直接検出できるため、短時間で且つ高精度の自動調整を
行うことができる。
パターンの表示位置を算出するため、テストパターンの
ゲイン変動やその他の変動要因の影響を受けにくく、高
精度にテストパターンの表示位置を算出することができ
る。さらに、検出されたRGBのテストパターンの表示
位置から、第1実施例と同様の処理により幾何学歪みや
ミスコンバーゼンスの検出や補正を行う。このように本
実施例によれば、テストパターンの表示位置を精度良く
直接検出できるため、短時間で且つ高精度の自動調整を
行うことができる。
【0178】本発明の第12実施例の位置検出装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図62は第12実施例
の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図6
2において、テストパターン発生回路670は画像歪み
調整用のテストパターンを発生する回路である。光検出
部671〜678は表示画面のオーバスキャン領域に設
けられた光検出素子の集合体である。光検出部672、
674、675、677はスクリーン7の十字上に配置
され、光検出部671、673、676、678はスク
リーン7の角部に配置されている。
いて図面を参照しつつ説明する。図62は第12実施例
の位置検出装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図6
2において、テストパターン発生回路670は画像歪み
調整用のテストパターンを発生する回路である。光検出
部671〜678は表示画面のオーバスキャン領域に設
けられた光検出素子の集合体である。光検出部672、
674、675、677はスクリーン7の十字上に配置
され、光検出部671、673、676、678はスク
リーン7の角部に配置されている。
【0179】マルチプレクサ679は光検出部671〜
678の出力を選択する回路である。不要光除去部68
0はマルチプレクサ679により選択された光検出部の
出力から、例えば投射装置セット内部の反射光や外光な
どの不要光を信号処理により除去する回路である。位置
算出部681は不要光除去部680により不要光成分が
除去された光検出部の出力から、テストパターンの表示
位置を算出する回路である。
678の出力を選択する回路である。不要光除去部68
0はマルチプレクサ679により選択された光検出部の
出力から、例えば投射装置セット内部の反射光や外光な
どの不要光を信号処理により除去する回路である。位置
算出部681は不要光除去部680により不要光成分が
除去された光検出部の出力から、テストパターンの表示
位置を算出する回路である。
【0180】図63は光検出部671〜678の構成図
である。ここで図62の光検出部671〜678は夫々
同様の構成であり、各光検出部は図63に示すように光
検出素子690、691、692を有しているものとす
る。光検出素子690、691、692は例えばフォト
ダイオードやフォトトランジスタなどの光電変換素子か
らなり、スクリーン7の水平走査方向x及び垂直走査方
向yに対して斜めに配列されている。本実施例では説明
を簡単にするため3個の光検出素子を使用するものと
し、2個の光検出素子でテストパターンを、残り1個の
光検出素子で不要光を受光する。なお光検出素子の個数
は3個以上であれば有効であり、所定の複数の光検出素
子に股がるようテストパターンの幅を調整する。
である。ここで図62の光検出部671〜678は夫々
同様の構成であり、各光検出部は図63に示すように光
検出素子690、691、692を有しているものとす
る。光検出素子690、691、692は例えばフォト
ダイオードやフォトトランジスタなどの光電変換素子か
らなり、スクリーン7の水平走査方向x及び垂直走査方
向yに対して斜めに配列されている。本実施例では説明
を簡単にするため3個の光検出素子を使用するものと
し、2個の光検出素子でテストパターンを、残り1個の
光検出素子で不要光を受光する。なお光検出素子の個数
は3個以上であれば有効であり、所定の複数の光検出素
子に股がるようテストパターンの幅を調整する。
【0181】図64は不要光除去部680の具体的な構
成例を示すブロック図である。本図において、ピークホ
ールド回路693、694、695は3個の光検出素子
の出力を夫々直流信号に変換する回路である。A/D変
換器696、697、698はピークホールド回路69
3、694、695の出力をディジタルデータに変換す
る回路である。最小値算出回路699はA/D変換器6
96、697、698の出力の最小値を算出する回路で
ある。差分器700、701、702はA/D変換器6
96、697、698の出力から最小値算出回路699
の出力を夫々減算する回路である。
成例を示すブロック図である。本図において、ピークホ
ールド回路693、694、695は3個の光検出素子
の出力を夫々直流信号に変換する回路である。A/D変
換器696、697、698はピークホールド回路69
3、694、695の出力をディジタルデータに変換す
る回路である。最小値算出回路699はA/D変換器6
96、697、698の出力の最小値を算出する回路で
ある。差分器700、701、702はA/D変換器6
96、697、698の出力から最小値算出回路699
の出力を夫々減算する回路である。
【0182】図65は不要光除去部680に設けられた
最小値算出回路699の構成を示すブロック図である。
本図において第1の比較器703は、図64のA/D変
換器696、697の出力( Z0 、Z1 ) を比較し、比
較結果(例えばZ0 ≧Z1 の場合0, Z0 <Z1 の場合
1)を出力する回路である。第1のセレクタ704はA
/D変換器696、697の出力を、第1の比較器70
3の出力をもとに選択する回路である。例えば第1の比
較器703の出力が0の場合Z1 を選択し、1の場合Z
0 を選択する。第2の比較器705は第1のセレクタ7
04の出力( Z3)とA/D変換器698の出力( Z2)を
比較し、比較結果(例えばZ3 ≧Z2 の場合0, Z3 <
Z2 の場合1)を出力する回路である。第2のセレクタ
706は第1のセレクタ704の出力とA/D変換器6
98の出力を第2の比較器705の出力をもとに選択す
る回路である。例えば第2の比較器705の出力が1の
場合Z3 を選択し、0の場合Z2 を選択する。
最小値算出回路699の構成を示すブロック図である。
本図において第1の比較器703は、図64のA/D変
換器696、697の出力( Z0 、Z1 ) を比較し、比
較結果(例えばZ0 ≧Z1 の場合0, Z0 <Z1 の場合
1)を出力する回路である。第1のセレクタ704はA
/D変換器696、697の出力を、第1の比較器70
3の出力をもとに選択する回路である。例えば第1の比
較器703の出力が0の場合Z1 を選択し、1の場合Z
0 を選択する。第2の比較器705は第1のセレクタ7
04の出力( Z3)とA/D変換器698の出力( Z2)を
比較し、比較結果(例えばZ3 ≧Z2 の場合0, Z3 <
Z2 の場合1)を出力する回路である。第2のセレクタ
706は第1のセレクタ704の出力とA/D変換器6
98の出力を第2の比較器705の出力をもとに選択す
る回路である。例えば第2の比較器705の出力が1の
場合Z3 を選択し、0の場合Z2 を選択する。
【0183】次に本実施例のテストパターンの表示位置
の算出方法について説明する。本実施例に使用するテス
トパターンの形状は第11実施例と同様であり、説明に
は図57を用いる。また本実施例のテストパターンは、
その幅が光検出部671〜678の検出領域より狭いも
のを使用する。
の算出方法について説明する。本実施例に使用するテス
トパターンの形状は第11実施例と同様であり、説明に
は図57を用いる。また本実施例のテストパターンは、
その幅が光検出部671〜678の検出領域より狭いも
のを使用する。
【0184】先ず本実施例の不要光除去の動作について
説明する。投射型ディスプレイにおいて、投射装置セッ
ト内部の反射光や外光などにより、光検出部にテストパ
ターン以外の不要光が入射することがある。このことは
幾何学的歪みやコンバーゼンス歪みの調整に悪影響を与
えるため、高精度の調整を行うにはこの不要光を除去す
る必要がある。図66(a)に示すように本実施例のテ
ストパターンは光検出部671の検出範囲より狭い照射
領域を持つため、テストパターンが照射されていない光
検出素子690が存在する。不要光のみが入射している
光検出素子690の出力は、照射されている部分の光検
出素子691、692の出力よりも小さくなる。このこ
とにより最小値検出回路699を用いて各光検出素子6
90、691、692の最小値を求めると、不要光成分
が検出される。
説明する。投射型ディスプレイにおいて、投射装置セッ
ト内部の反射光や外光などにより、光検出部にテストパ
ターン以外の不要光が入射することがある。このことは
幾何学的歪みやコンバーゼンス歪みの調整に悪影響を与
えるため、高精度の調整を行うにはこの不要光を除去す
る必要がある。図66(a)に示すように本実施例のテ
ストパターンは光検出部671の検出範囲より狭い照射
領域を持つため、テストパターンが照射されていない光
検出素子690が存在する。不要光のみが入射している
光検出素子690の出力は、照射されている部分の光検
出素子691、692の出力よりも小さくなる。このこ
とにより最小値検出回路699を用いて各光検出素子6
90、691、692の最小値を求めると、不要光成分
が検出される。
【0185】さらに差分器700、701、702を用
いて、不要光成分を各光検出素子690、691、69
2の出力から減算することにより、不要光成分の除去を
行う。また、光検出素子で受光される不要光を低減させ
る他の方法としては、図66(b)に示すように、光検
出部の周辺部にたとえば円筒状の光遮蔽部693を設け
る方法もある。又図66(c)に示すように、指向特性
の狭い光検出素子を用いることにより、不要光成分をよ
り一層除去することができる。
いて、不要光成分を各光検出素子690、691、69
2の出力から減算することにより、不要光成分の除去を
行う。また、光検出素子で受光される不要光を低減させ
る他の方法としては、図66(b)に示すように、光検
出部の周辺部にたとえば円筒状の光遮蔽部693を設け
る方法もある。又図66(c)に示すように、指向特性
の狭い光検出素子を用いることにより、不要光成分をよ
り一層除去することができる。
【0186】不要光の除去された各光検出素子の出力か
らテストパターンの表示位置を算出する処理は第10実
施例と同様であるので省略する。また、算出されたテス
トパターンの表示位置から、幾何学歪みやコンバーゼン
ス補正を行う処理方法は第1実施例と同様であるので省
略する。以上のように、第12実施例によれば投射装置
セット内部の反射光や外光などの不要光を除去すること
により、高精度の調整を行うことができる。
らテストパターンの表示位置を算出する処理は第10実
施例と同様であるので省略する。また、算出されたテス
トパターンの表示位置から、幾何学歪みやコンバーゼン
ス補正を行う処理方法は第1実施例と同様であるので省
略する。以上のように、第12実施例によれば投射装置
セット内部の反射光や外光などの不要光を除去すること
により、高精度の調整を行うことができる。
【0187】本発明の第13実施例の画像補正装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図67は第13実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図6
7において、低域通過フィルタ(LPF)710は映像
信号の1フィールド/フレーム期間の平均輝度を有する
画像信号を生成する回路である。テストパターン発生回
路711は幾何学歪みやコンバーゼンス調整用のテスト
パターンを発生する回路である。第1の切換回路712
はローパスフィルタ710の出力と、テストパターン発
生回路711の出力を切り換える回路である。第2の切
換回路713は第1の切換回路712の出力と、通常の
映像信号とに切り換える回路である。タイミング発生部
714は第1の切換回路712と第2の切換回路713
の切り換えタイミング信号を発生する回路である。第2
の切換回路713の出力は映像回路3に与えられる。
いて図面を参照しつつ説明する。図67は第13実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図6
7において、低域通過フィルタ(LPF)710は映像
信号の1フィールド/フレーム期間の平均輝度を有する
画像信号を生成する回路である。テストパターン発生回
路711は幾何学歪みやコンバーゼンス調整用のテスト
パターンを発生する回路である。第1の切換回路712
はローパスフィルタ710の出力と、テストパターン発
生回路711の出力を切り換える回路である。第2の切
換回路713は第1の切換回路712の出力と、通常の
映像信号とに切り換える回路である。タイミング発生部
714は第1の切換回路712と第2の切換回路713
の切り換えタイミング信号を発生する回路である。第2
の切換回路713の出力は映像回路3に与えられる。
【0188】光検出部は715〜722はスクリーン7
のオーバスキャン領域に設けられた光検出素子の集合体
である。光検出部716、718、719、721はス
クリーン7の十字上、即ち上下、左右の中央部に夫々配
置され、光検出部715、717、720、722はス
クリーン7の周辺角部に配置されている。これらの光検
出部はスクリーン7に表示されたテストパターンの輝度
レベルの検出を行う。マルチプレクサ723は各光検出
部715〜722の出力を選択する回路である。位置算
出部724はマルチプレクサ723により選択された光
検出部の出力から、テストパターンの表示位置を算出す
る回路である。光検出部715〜722の構成は第10
実施例の図55と同様である。
のオーバスキャン領域に設けられた光検出素子の集合体
である。光検出部716、718、719、721はス
クリーン7の十字上、即ち上下、左右の中央部に夫々配
置され、光検出部715、717、720、722はス
クリーン7の周辺角部に配置されている。これらの光検
出部はスクリーン7に表示されたテストパターンの輝度
レベルの検出を行う。マルチプレクサ723は各光検出
部715〜722の出力を選択する回路である。位置算
出部724はマルチプレクサ723により選択された光
検出部の出力から、テストパターンの表示位置を算出す
る回路である。光検出部715〜722の構成は第10
実施例の図55と同様である。
【0189】次に本実施例の画像補正装置の補正方法に
ついて説明する。種々の仕様の映像信号を表示するマル
チスキャン対応の投射型ディスプレイにおいて、映像を
表示しながら幾何学歪みやコンバーゼンスの調整を行う
ためには、映像信号に調整用のテストパターンを重畳
し、このテストパターンを光検出部により検出する必要
がある。図68(a)の映像V1で示すように映像信号
の画面サイズが小さいと、テストパターンが光検出部に
照射されないことがある。
ついて説明する。種々の仕様の映像信号を表示するマル
チスキャン対応の投射型ディスプレイにおいて、映像を
表示しながら幾何学歪みやコンバーゼンスの調整を行う
ためには、映像信号に調整用のテストパターンを重畳
し、このテストパターンを光検出部により検出する必要
がある。図68(a)の映像V1で示すように映像信号
の画面サイズが小さいと、テストパターンが光検出部に
照射されないことがある。
【0190】このため、図68(b)の映像V2に示す
ように、画面サイズをテストパターンが検出できるサイ
ズに拡大調整する必要がある。この場合、映像信号にそ
のままテストパターンを重畳したのでは、図68(b)
のスクリーン7の中央部の丸パターンで示すように補正
時に映像が拡大される。この場合補正動作が非常に目立
ち易くなるので、補正時に映像信号を表示するに際し、
輝度信号の平均値を取り、その値(直流電位)を1フレ
ーム内の映像信号としてスクリーン7に表示する。こう
すると補正の前後での輝度の連続性が保たれ、補正動作
を目立たなくすることができる。そして画面に一様な輝
度と色相を有するフラットな映像を表示しながら幾何学
歪みやコンバーゼンスの補正を行う。
ように、画面サイズをテストパターンが検出できるサイ
ズに拡大調整する必要がある。この場合、映像信号にそ
のままテストパターンを重畳したのでは、図68(b)
のスクリーン7の中央部の丸パターンで示すように補正
時に映像が拡大される。この場合補正動作が非常に目立
ち易くなるので、補正時に映像信号を表示するに際し、
輝度信号の平均値を取り、その値(直流電位)を1フレ
ーム内の映像信号としてスクリーン7に表示する。こう
すると補正の前後での輝度の連続性が保たれ、補正動作
を目立たなくすることができる。そして画面に一様な輝
度と色相を有するフラットな映像を表示しながら幾何学
歪みやコンバーゼンスの補正を行う。
【0191】次に本実施例の補正動作について説明す
る。本実施例に使用するテストパターンの形状は第11
実施例と同様であり、説明には図57を用いる。先ず図
67のLPF710により映像信号の1フィールド/フ
レームの平均値を求める。映像信号の平均値は、LPF
710のカットオフ周波数を適当に選定することにより
求めることができる。そして映像信号にテストパターン
を重畳するには、タイミング発生部714において、映
像信号の画面サイズとテストパターンの画面サイズの情
報から、映像信号の平均値とテストパターンの切り換え
タイミング信号を第1及び第2の切換回路712、71
3に出力すればよい。
る。本実施例に使用するテストパターンの形状は第11
実施例と同様であり、説明には図57を用いる。先ず図
67のLPF710により映像信号の1フィールド/フ
レームの平均値を求める。映像信号の平均値は、LPF
710のカットオフ周波数を適当に選定することにより
求めることができる。そして映像信号にテストパターン
を重畳するには、タイミング発生部714において、映
像信号の画面サイズとテストパターンの画面サイズの情
報から、映像信号の平均値とテストパターンの切り換え
タイミング信号を第1及び第2の切換回路712、71
3に出力すればよい。
【0192】アスペクト比並びに主走査方向長さ及び副
走査方向長さを含む画面サイズの情報は、偏向回路21
の偏向電流の振幅から求められる。タイミング信号は例
えば図69の左側に示すように、映像信号の画面サイズ
(走査方向長さ)をWs 、テストパターンの画面サイズ
をWt とした場合、水平、垂直期間の夫々Ws /Wt倍
の期間だけ映像信号の平均値を選択し、それ以外はテス
トパターンを選択するような制御信号である。これによ
り得られる映像信号は、図69に示すようにテストパタ
ーンの画面サイズの (Ws /Wt ) 倍であり、その輝度
レベルが映像信号の平均値となるようなウィンドウパタ
ーンを重畳したものとなる。
走査方向長さを含む画面サイズの情報は、偏向回路21
の偏向電流の振幅から求められる。タイミング信号は例
えば図69の左側に示すように、映像信号の画面サイズ
(走査方向長さ)をWs 、テストパターンの画面サイズ
をWt とした場合、水平、垂直期間の夫々Ws /Wt倍
の期間だけ映像信号の平均値を選択し、それ以外はテス
トパターンを選択するような制御信号である。これによ
り得られる映像信号は、図69に示すようにテストパタ
ーンの画面サイズの (Ws /Wt ) 倍であり、その輝度
レベルが映像信号の平均値となるようなウィンドウパタ
ーンを重畳したものとなる。
【0193】図70に示すように画像の補正時には、テ
ストパターンが画面周辺部の各光検出部715〜722
の部分に照射されるよう、画面サイズを制御する。この
ようなパターンとすることにより、補正時にテストパタ
ーンが表示される際も映像信号の画面全体の輝度レベル
の変化が少なくなり、テストパターンの挿入が目立たな
くなる効果が生じる。
ストパターンが画面周辺部の各光検出部715〜722
の部分に照射されるよう、画面サイズを制御する。この
ようなパターンとすることにより、補正時にテストパタ
ーンが表示される際も映像信号の画面全体の輝度レベル
の変化が少なくなり、テストパターンの挿入が目立たな
くなる効果が生じる。
【0194】次に画面周辺部に配置された光検出部71
5〜722により、RGBのテストパターンの表示位置
の算出を行うが、この処理は第10実施例と同様である
ので説明は省略する。また、算出されたテストパターン
の表示位置から、幾何学歪みやコンバーゼンスを補正す
る処理方法は第1実施例と同様であるので説明を省略す
る。以上のように本実施例によれば、マルチスキャン又
はマルチアスペクトの映像信号に調整用のテストパター
ンを挿入して、画面全体の輝度レベルの変化が少なく、
テストパターンの挿入操作が目立たない機能を有する画
像補正装置を実現できる。
5〜722により、RGBのテストパターンの表示位置
の算出を行うが、この処理は第10実施例と同様である
ので説明は省略する。また、算出されたテストパターン
の表示位置から、幾何学歪みやコンバーゼンスを補正す
る処理方法は第1実施例と同様であるので説明を省略す
る。以上のように本実施例によれば、マルチスキャン又
はマルチアスペクトの映像信号に調整用のテストパター
ンを挿入して、画面全体の輝度レベルの変化が少なく、
テストパターンの挿入操作が目立たない機能を有する画
像補正装置を実現できる。
【0195】本発明の第14実施例の画像補正装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図71は第14実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図7
1において、テストパターン発生回路730は画像歪み
調整用のテストパターンを発生する回路である。表示位
置制御部731はテストパターンの表示位置を制御する
回路である。
いて図面を参照しつつ説明する。図71は第14実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図7
1において、テストパターン発生回路730は画像歪み
調整用のテストパターンを発生する回路である。表示位
置制御部731はテストパターンの表示位置を制御する
回路である。
【0196】光検出部732〜739はスクリーン7の
オーバスキャン領域に設けられた光検出素子の集合体で
ある。光検出部733、735、736、738はスク
リーン7の十字上に配置され、光検出部732、73
4、737、739はスクリーン7の角部に配置されて
いる。これらの光検出部はフォトダイオード等の複数の
光電変換素子で構成され、スクリーン7に表示された幾
何学歪みやコンバーゼンス調整用のテストパターンの輝
度レベルを検出する。マルチプレクサ740は各光検出
部732〜739の出力を選択する回路である。位置算
出部741はマルチプレクサ740により選択された光
検出部の出力から、テストパターンの表示位置を算出す
る回路である。光検出部732〜739の構成は第10
実施例の図54と同様である。
オーバスキャン領域に設けられた光検出素子の集合体で
ある。光検出部733、735、736、738はスク
リーン7の十字上に配置され、光検出部732、73
4、737、739はスクリーン7の角部に配置されて
いる。これらの光検出部はフォトダイオード等の複数の
光電変換素子で構成され、スクリーン7に表示された幾
何学歪みやコンバーゼンス調整用のテストパターンの輝
度レベルを検出する。マルチプレクサ740は各光検出
部732〜739の出力を選択する回路である。位置算
出部741はマルチプレクサ740により選択された光
検出部の出力から、テストパターンの表示位置を算出す
る回路である。光検出部732〜739の構成は第10
実施例の図54と同様である。
【0197】尚、位置検出装置26の動作説明に図57
を用いる。又テストパターン発生回路730及び表示位
置制御部731の構成は第11実施例と同様であるので
詳細な説明は省略する。先ず本実施例のテストパターン
の表示位置の算出方法について説明する。本実施例にお
いて使用するテストパターンは第10実施例と同様であ
る。
を用いる。又テストパターン発生回路730及び表示位
置制御部731の構成は第11実施例と同様であるので
詳細な説明は省略する。先ず本実施例のテストパターン
の表示位置の算出方法について説明する。本実施例にお
いて使用するテストパターンは第10実施例と同様であ
る。
【0198】先ず表示位置の算出方法について説明す
る。例えば図72に示すように、画面周辺部に設けられ
た光検出部732〜739に水平方向のテストパターン
631、垂直方向のテストパターン632が存在しない
場合、これらのテストパターン631、632を光検出
部732〜739に照射できる位置に移動する必要があ
る。以下、このようなテストパターンを光検出部で検出
できる位置に移動する操作を、テストパターンのサーチ
と呼ぶことにする。
る。例えば図72に示すように、画面周辺部に設けられ
た光検出部732〜739に水平方向のテストパターン
631、垂直方向のテストパターン632が存在しない
場合、これらのテストパターン631、632を光検出
部732〜739に照射できる位置に移動する必要があ
る。以下、このようなテストパターンを光検出部で検出
できる位置に移動する操作を、テストパターンのサーチ
と呼ぶことにする。
【0199】テストパターンの表示位置は、サーチによ
るテストパターンの移動量から求めることができる。こ
こでテストパターンを光検出部732〜739で検出で
きる位置に移動するテストパターンサーチ方法について
説明する。尚テストパターンサーチの動作は各光検出部
732〜739で同様であるので、ここでは光検出部7
32についてのみ説明する。
るテストパターンの移動量から求めることができる。こ
こでテストパターンを光検出部732〜739で検出で
きる位置に移動するテストパターンサーチ方法について
説明する。尚テストパターンサーチの動作は各光検出部
732〜739で同様であるので、ここでは光検出部7
32についてのみ説明する。
【0200】テストパターンのサーチは図73に示すよ
うに、光検出部732に水平方向のテストパターン63
1が照射されていない場合、表示位置制御部731によ
り、光検出部732の検出領域よりやや小さい移動間隔
でテストパターン631を移動させることにより行う。
例えば図73に示した番号の順序で左右に移動間隔を順
次大きくしてテストパターンを移動し、光検出部732
で検出できる位置まで移動を繰り返す。そしてテストパ
ターンが検出できるまでのテストパターンの移動回数を
N(図73においてはN=3 )とし、テストパターンの
移動間隔をMとし、テストパターンが検出できた時点で
の、テストパターンの光検出部での検出位置をX0 とす
れば、テストパターンの表示位置Xは次の(13)式で
算出できる。
うに、光検出部732に水平方向のテストパターン63
1が照射されていない場合、表示位置制御部731によ
り、光検出部732の検出領域よりやや小さい移動間隔
でテストパターン631を移動させることにより行う。
例えば図73に示した番号の順序で左右に移動間隔を順
次大きくしてテストパターンを移動し、光検出部732
で検出できる位置まで移動を繰り返す。そしてテストパ
ターンが検出できるまでのテストパターンの移動回数を
N(図73においてはN=3 )とし、テストパターンの
移動間隔をMとし、テストパターンが検出できた時点で
の、テストパターンの光検出部での検出位置をX0 とす
れば、テストパターンの表示位置Xは次の(13)式で
算出できる。
【数8】
【0201】ここで、光検出部でのテストパターンの位
置算出処理は第10実施例と同様であるので説明は省略
する。またここでは、図73に示すように水平方向のテ
ストパターン631のサーチについて説明したが、垂直
方向でも同様の処理を行う。
置算出処理は第10実施例と同様であるので説明は省略
する。またここでは、図73に示すように水平方向のテ
ストパターン631のサーチについて説明したが、垂直
方向でも同様の処理を行う。
【0202】次に、表示画面の十字上に配置された光検
出部733、735、736、738、及び周辺部に配
置された光検出部732、734、737、739に対
するテストパターンのサーチ手順について図74〜図7
6を用いて説明する。テストパターンサーチの手順は、
基本的には表示画面十字上のサーチを行った後に画面角
部のサーチを行うものである。図77、図78はテスト
パターンのサーチ手順を示すフローチャートである。
出部733、735、736、738、及び周辺部に配
置された光検出部732、734、737、739に対
するテストパターンのサーチ手順について図74〜図7
6を用いて説明する。テストパターンサーチの手順は、
基本的には表示画面十字上のサーチを行った後に画面角
部のサーチを行うものである。図77、図78はテスト
パターンのサーチ手順を示すフローチャートである。
【0203】まず図77のステップS0からの処理に示
すように、画面十字上のサーチについて図74、図75
を用いて説明する。図77のステップS0で画面十字上
のサーチの開始が指示されると、ステップS1に進み、
画面十字上の上下部分に対してV方向パターンサーチを
行う。このためステップS2では図74(a)に示すよ
うにV方向パターンをY1 だけ上方向に移動させる。そ
してステップS3に進み、図74(b)に示すように画
面十字上の上部分に対して右側にX1 だけパターンを移
動させ、H方向のパターンサーチを行う。
すように、画面十字上のサーチについて図74、図75
を用いて説明する。図77のステップS0で画面十字上
のサーチの開始が指示されると、ステップS1に進み、
画面十字上の上下部分に対してV方向パターンサーチを
行う。このためステップS2では図74(a)に示すよ
うにV方向パターンをY1 だけ上方向に移動させる。そ
してステップS3に進み、図74(b)に示すように画
面十字上の上部分に対して右側にX1 だけパターンを移
動させ、H方向のパターンサーチを行う。
【0204】次にステップS4に進み、図74(a)に
示すようにV方向パターンを初期位置からY2 だけ下方
向に移動させる。次のステップS5では画面十字上の下
部分に対してH方向のパターンサーチを行い、その移動
量X2 を求める。こうするとステップS6でパターン移
動量Y1 、Y2 が算出され、画面十字上の上下の光検出
部733、738の部分に対して画面中央部の垂直方向
テストパターン632のサーチが完了する。こうして光
検出部に対するテストパターンの移動量(X1、
Y1 )、(X2 、Y2 )が算出される。
示すようにV方向パターンを初期位置からY2 だけ下方
向に移動させる。次のステップS5では画面十字上の下
部分に対してH方向のパターンサーチを行い、その移動
量X2 を求める。こうするとステップS6でパターン移
動量Y1 、Y2 が算出され、画面十字上の上下の光検出
部733、738の部分に対して画面中央部の垂直方向
テストパターン632のサーチが完了する。こうして光
検出部に対するテストパターンの移動量(X1、
Y1 )、(X2 、Y2 )が算出される。
【0205】次にステップS7に進み、図75(c)に
示すように画面十字上の左右部分に対してH方向パター
ンサーチを行う。これにはステップS8に進み、左側の
水平方向テストパターン631を移動量X3 だけ移動さ
せてサーチを行う。次にステップS9に進み、図75
(d)に示すように画面十字上の左部分に対して上側に
Y3 だけパターンを移動させ、V方向のパターンサーチ
を行う。そして次のステップS10では、右側の水平方
向テストパターン631を移動量X4 だけ移動させてサ
ーチを行う。ステップS11に進むと、画面十字上の右
部分に対して上側にY4 だけパターンを移動させ、V方
向のパターンサーチを行う。こうするとステップS12
でパターン移動量X3 、X4 が算出され、画面十字上の
上下の光検出部733、738に対して画面左右の水平
方向テストパターン631のサーチが完了する。
示すように画面十字上の左右部分に対してH方向パター
ンサーチを行う。これにはステップS8に進み、左側の
水平方向テストパターン631を移動量X3 だけ移動さ
せてサーチを行う。次にステップS9に進み、図75
(d)に示すように画面十字上の左部分に対して上側に
Y3 だけパターンを移動させ、V方向のパターンサーチ
を行う。そして次のステップS10では、右側の水平方
向テストパターン631を移動量X4 だけ移動させてサ
ーチを行う。ステップS11に進むと、画面十字上の右
部分に対して上側にY4 だけパターンを移動させ、V方
向のパターンサーチを行う。こうするとステップS12
でパターン移動量X3 、X4 が算出され、画面十字上の
上下の光検出部733、738に対して画面左右の水平
方向テストパターン631のサーチが完了する。
【0206】以上の処理により、画面十字上の左右の光
検出部735に対応するテストパターンの表示位置が
(X3 ,Y3 ) として得られ、光検出部736に対して
も( X4 ,Y4 )のように得られる。以上の処理により
画面十字上のサーチが完了する。
検出部735に対応するテストパターンの表示位置が
(X3 ,Y3 ) として得られ、光検出部736に対して
も( X4 ,Y4 )のように得られる。以上の処理により
画面十字上のサーチが完了する。
【0207】次に、画面周辺部のサーチについて図76
と図78のフローチャートを用いて説明する。画面周辺
部のサーチ開始が指示されると、ステップS13に進
み、図76(e)に示すようにH方向パターンをX方
向、V方向パターンをY方向に移動させる処理を行う。
即ちステップS14に進み、画面十字上の左上部分の光
検出部732に対してH、V方向のパターンサーチを夫
々行う。これにはステップS15に進み、H方向パター
ンをX3 だけ左側に移動させ、更にV方向パターンをY
1 だけ上方向に移動させる。その後、水平方向と垂直方
向のサーチをテストパターンをY5 だけ微動させること
により行い、光検出部732に対応するテストパターン
の表示位置の検出を行う。
と図78のフローチャートを用いて説明する。画面周辺
部のサーチ開始が指示されると、ステップS13に進
み、図76(e)に示すようにH方向パターンをX方
向、V方向パターンをY方向に移動させる処理を行う。
即ちステップS14に進み、画面十字上の左上部分の光
検出部732に対してH、V方向のパターンサーチを夫
々行う。これにはステップS15に進み、H方向パター
ンをX3 だけ左側に移動させ、更にV方向パターンをY
1 だけ上方向に移動させる。その後、水平方向と垂直方
向のサーチをテストパターンをY5 だけ微動させること
により行い、光検出部732に対応するテストパターン
の表示位置の検出を行う。
【0208】以下同様にしてステップS16に進んで画
面十字上の左下部分の光検出部731に対してH、V方
向のパターンサーチを夫々行う。これにはステップS1
7に進み、ステップS13の処理と同様にしてH方向パ
ターンをX方向、V方向パターンをY方向に移動させる
処理を行う。こうしてH方向パターンを所定量だけ左側
に移動させ、更にV方向パターンを所定量だけ下方向に
移動させる。
面十字上の左下部分の光検出部731に対してH、V方
向のパターンサーチを夫々行う。これにはステップS1
7に進み、ステップS13の処理と同様にしてH方向パ
ターンをX方向、V方向パターンをY方向に移動させる
処理を行う。こうしてH方向パターンを所定量だけ左側
に移動させ、更にV方向パターンを所定量だけ下方向に
移動させる。
【0209】その後ステップS18に進み、画面十字上
の右上部分の光検出部734に対してH、V方向のパタ
ーンサーチを夫々行う。これにはステップS19に進
み、H方向パターンをX方向、V方向パターンをY方向
に移動させる処理を行う。更にステップS20に進み、
画面十字上の右下部分の光検出部739に対してH、V
方向のパターンサーチを夫々行う。このように画面周辺
部のサーチを終えると、全てのサーチが完了したことに
なる。
の右上部分の光検出部734に対してH、V方向のパタ
ーンサーチを夫々行う。これにはステップS19に進
み、H方向パターンをX方向、V方向パターンをY方向
に移動させる処理を行う。更にステップS20に進み、
画面十字上の右下部分の光検出部739に対してH、V
方向のパターンサーチを夫々行う。このように画面周辺
部のサーチを終えると、全てのサーチが完了したことに
なる。
【0210】このように、先ず画面十字上をサーチし、
その際のテストパターンの移動量を用いることにより、
図74(a)の初期状態のテストパターンの位置からサ
ーチを行うよりも、少ない回数でテストパターンのサー
チを行うことができる。このためサーチの効率化、調整
時間の短縮化を実現できる。
その際のテストパターンの移動量を用いることにより、
図74(a)の初期状態のテストパターンの位置からサ
ーチを行うよりも、少ない回数でテストパターンのサー
チを行うことができる。このためサーチの効率化、調整
時間の短縮化を実現できる。
【0211】以上説明した処理により、画面十字上及び
画面角部の光検出部732〜739に対応するRGBの
テストパターンの注目点のサーチを行い、その表示位置
を算出する。こうすると幾何学歪みやミスコンバーゼン
スを容易に検出できる。検出された幾何学歪みやミスコ
ンバーゼンスの補正データの作成方法は第1実施例と同
様であるので省略する。このように本実施例によれば、
先ず画面十字上をサーチし、その際のテストパターンの
移動量を用いることにより、サーチの効率化が図れる。
画面角部の光検出部732〜739に対応するRGBの
テストパターンの注目点のサーチを行い、その表示位置
を算出する。こうすると幾何学歪みやミスコンバーゼン
スを容易に検出できる。検出された幾何学歪みやミスコ
ンバーゼンスの補正データの作成方法は第1実施例と同
様であるので省略する。このように本実施例によれば、
先ず画面十字上をサーチし、その際のテストパターンの
移動量を用いることにより、サーチの効率化が図れる。
【0212】本発明の第15実施例の画像補正装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図79は第15実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図7
9において、テストパターン発生回路770は第1のテ
ストパターンとして光検出部への投射距離測定用のテス
トパターンを発生したり、第2のテストパターンとして
画像歪みやコンバーゼンス調整用のテストパターンをテ
ストパターンを発生する回路である。
いて図面を参照しつつ説明する。図79は第15実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図7
9において、テストパターン発生回路770は第1のテ
ストパターンとして光検出部への投射距離測定用のテス
トパターンを発生したり、第2のテストパターンとして
画像歪みやコンバーゼンス調整用のテストパターンをテ
ストパターンを発生する回路である。
【0213】光検出部771〜778はこれまでの実施
例と異なり、表示画面から見て拡大投写管であるCRT
4側に存在し、角錐状の投射ビームの外周部に位置する
よう設けられた光検出素子の集合体である。光検出部7
72、774、775、777は1つのスクリーン7か
ら見て十字上に配置され、光検出部771、773、7
76、778はスクリーン7の角部に配置されている。
これらの光検出部はフォトダイオード等の複数の光電変
換素子で構成され、テストパターンの輝度レベルを検出
する。マルチプレクサ779は光検出部771〜778
の出力を選択する回路である。
例と異なり、表示画面から見て拡大投写管であるCRT
4側に存在し、角錐状の投射ビームの外周部に位置する
よう設けられた光検出素子の集合体である。光検出部7
72、774、775、777は1つのスクリーン7か
ら見て十字上に配置され、光検出部771、773、7
76、778はスクリーン7の角部に配置されている。
これらの光検出部はフォトダイオード等の複数の光電変
換素子で構成され、テストパターンの輝度レベルを検出
する。マルチプレクサ779は光検出部771〜778
の出力を選択する回路である。
【0214】投射距離算出部780はマルチプレクサ7
79により選択された光検出部771〜778の出力を
用いて、投射距離測定用のテストパターンの輝度レベル
から光検出部への投射距離を算出する回路である。位置
算出部781は映像の幾何学歪み及びコンバーゼンス調
整用のテストパターンの輝度レベルを入力し、投射距離
算出部780により算出された光検出部への投射距離か
ら、テストパターンの表示位置を算出する回路である。
79により選択された光検出部771〜778の出力を
用いて、投射距離測定用のテストパターンの輝度レベル
から光検出部への投射距離を算出する回路である。位置
算出部781は映像の幾何学歪み及びコンバーゼンス調
整用のテストパターンの輝度レベルを入力し、投射距離
算出部780により算出された光検出部への投射距離か
ら、テストパターンの表示位置を算出する回路である。
【0215】本実施例の幾何学歪みやコンバーゼンスの
調整方法について説明する。まず、光検出素子への投射
距離測定の必要性について説明する。例えば、図80に
示すようなマルチ表示画面を有する投射型ディスプレイ
782について考える。この投射型ディスプレイ782
は、ユニット#1〜ユニット#4のように複数の表示画
面がマトリックス状に配置されたものである。このよう
な投射型ディスプレイ782では、画面全体の画像品質
を上げるためディスプレイセットの目地783の部分は
非常に狭く、なるべく目立たないような構造にしてい
る。
調整方法について説明する。まず、光検出素子への投射
距離測定の必要性について説明する。例えば、図80に
示すようなマルチ表示画面を有する投射型ディスプレイ
782について考える。この投射型ディスプレイ782
は、ユニット#1〜ユニット#4のように複数の表示画
面がマトリックス状に配置されたものである。このよう
な投射型ディスプレイ782では、画面全体の画像品質
を上げるためディスプレイセットの目地783の部分は
非常に狭く、なるべく目立たないような構造にしてい
る。
【0216】このような場合、光検出部をスクリーン7
や表示画面周辺部に配置することが困難である。例えば
図80の下部に示すように、有効画面の投射ビームを遮
らないように、表示画面784から離れた場所に光検出
部771〜778を配置する必要がある。このような場
合は、投射型ディスプレイ782の構造上、表示画面上
784から離れた位置の非結像面に、斜線で示すような
光遮蔽部790を複数個設ける。光遮蔽部790は有効
表示領域以外の画像投射光が隣接するユニットに入射す
るのを防ぐためのものである。そしてこれらの光遮蔽部
790のCRT4と対向する側に基板を取付け、その基
板上に光検出部771〜778を固定するようにしてい
る。
や表示画面周辺部に配置することが困難である。例えば
図80の下部に示すように、有効画面の投射ビームを遮
らないように、表示画面784から離れた場所に光検出
部771〜778を配置する必要がある。このような場
合は、投射型ディスプレイ782の構造上、表示画面上
784から離れた位置の非結像面に、斜線で示すような
光遮蔽部790を複数個設ける。光遮蔽部790は有効
表示領域以外の画像投射光が隣接するユニットに入射す
るのを防ぐためのものである。そしてこれらの光遮蔽部
790のCRT4と対向する側に基板を取付け、その基
板上に光検出部771〜778を固定するようにしてい
る。
【0217】このように配置された場合にRGBのコン
バーゼンス補正を行うと、図81に示すように、光検出
部上ではRGBのテストパターンが一致しても、表示画
面上784ではずれてしまう恐れがある。このような場
合に正確な補正を行うためには、投射管785、78
6、787から光検出部への投射距離を検出しなければ
ならない。先に述べたような光検出部が破線P1で示す
非結像面に存在する場合、実線P2に示す表示画面のず
れ量Y0 を算出してから画像を補正することが必要であ
る。
バーゼンス補正を行うと、図81に示すように、光検出
部上ではRGBのテストパターンが一致しても、表示画
面上784ではずれてしまう恐れがある。このような場
合に正確な補正を行うためには、投射管785、78
6、787から光検出部への投射距離を検出しなければ
ならない。先に述べたような光検出部が破線P1で示す
非結像面に存在する場合、実線P2に示す表示画面のず
れ量Y0 を算出してから画像を補正することが必要であ
る。
【0218】次に、光検出部771〜778への投射距
離の算出方法について説明する。本処理において、テス
トパターン発生回路770は図82(a)に示すよう
に、各光検出部771〜778に対応するようなウィン
ドウパターン788〜795を発生する。そして光検出
部771〜778はこれらのウィンドウターンの輝度レ
ベルを夫々検出する。ここで、光検出部771〜778
への投射距離に対するテストパターンの輝度レベルの特
性を図82(b)に示す。
離の算出方法について説明する。本処理において、テス
トパターン発生回路770は図82(a)に示すよう
に、各光検出部771〜778に対応するようなウィン
ドウパターン788〜795を発生する。そして光検出
部771〜778はこれらのウィンドウターンの輝度レ
ベルを夫々検出する。ここで、光検出部771〜778
への投射距離に対するテストパターンの輝度レベルの特
性を図82(b)に示す。
【0219】図82(b)に示すように、画面輝度は投
射面積に逆比例する関係があり、投射距離に対してはそ
の2乗値に逆比例する。このように光検出部771〜7
78への投射距離と、その際に検出されるテストパター
ンの輝度レベルは1対1の関係である。その関係は画像
の拡大率や投射角度などのディスプレイの投射光学系の
構造パラメータで一意に決定される。このため輝度レベ
ルを検出すれば、光検出部771〜778への投射距離
を算出できる。図79の投射距離算出部780では、デ
ィスプレイの投射光学系の構造パラメータをもとに、検
出された輝度レベルを用いて光検出部への投射距離を算
出する。
射面積に逆比例する関係があり、投射距離に対してはそ
の2乗値に逆比例する。このように光検出部771〜7
78への投射距離と、その際に検出されるテストパター
ンの輝度レベルは1対1の関係である。その関係は画像
の拡大率や投射角度などのディスプレイの投射光学系の
構造パラメータで一意に決定される。このため輝度レベ
ルを検出すれば、光検出部771〜778への投射距離
を算出できる。図79の投射距離算出部780では、デ
ィスプレイの投射光学系の構造パラメータをもとに、検
出された輝度レベルを用いて光検出部への投射距離を算
出する。
【0220】次に、位置算出部781は幾何学歪みやコ
ンバーゼンス調整用のテストパターンの表示位置を算出
する。本テストパターンは第1実施例と同様であるの
で、説明には図57を用いる。これにはテストパターン
を光検出部771〜778により検出し、テストパター
ンの表示位置を算出するが、本処理は第10実施例と同
様であるので説明は省略する。
ンバーゼンス調整用のテストパターンの表示位置を算出
する。本テストパターンは第1実施例と同様であるの
で、説明には図57を用いる。これにはテストパターン
を光検出部771〜778により検出し、テストパター
ンの表示位置を算出するが、本処理は第10実施例と同
様であるので説明は省略する。
【0221】次に、位置算出部781により算出された
テストパターンの表示位置を、投射距離算出部780に
より算出された光検出部771〜778への投射距離に
より補正し、実際の表示画面でのテストパターンの表示
位置を求める方法について説明する。図83は光検出部
771、772、773について、ディスプレイ装置の
投射管及び表示画面に対する位置関係を、拡大投射装置
24の上から見た図である。本図では説明を簡単にする
ため3つの光検出部しか示していないが、投射ディスプ
レイ782における他の光検出部についても同様の処理
を行うものとする。また、本図は図57に示す水平方向
テストパターン631についての説明であるが、垂直方
向のテストパターンでも同様である。
テストパターンの表示位置を、投射距離算出部780に
より算出された光検出部771〜778への投射距離に
より補正し、実際の表示画面でのテストパターンの表示
位置を求める方法について説明する。図83は光検出部
771、772、773について、ディスプレイ装置の
投射管及び表示画面に対する位置関係を、拡大投射装置
24の上から見た図である。本図では説明を簡単にする
ため3つの光検出部しか示していないが、投射ディスプ
レイ782における他の光検出部についても同様の処理
を行うものとする。また、本図は図57に示す水平方向
テストパターン631についての説明であるが、垂直方
向のテストパターンでも同様である。
【0222】図81に示すように各RGBの投射管78
5、786、787の集中角をφとする。図示のように
Gの投射管786の集中角は0とすると、Rの投射管7
85の集中角はφ、Bの投射管787の集中角は−φと
なる。又各投射管の中心軸に対する拡大投射の角度をω
とし、上述の投射距離の算出処理により求められる表示
画面と光検出部との距離をY0 、投射管から見た光検出
部の位置をθ(ただし、投射管に対して垂直方向に光検
出部が存在するとき、θ=0)とすれば、補正量Xは次
の(14)式で求められる。 X=Y0 tan(φ−θ )・・・(14)
5、786、787の集中角をφとする。図示のように
Gの投射管786の集中角は0とすると、Rの投射管7
85の集中角はφ、Bの投射管787の集中角は−φと
なる。又各投射管の中心軸に対する拡大投射の角度をω
とし、上述の投射距離の算出処理により求められる表示
画面と光検出部との距離をY0 、投射管から見た光検出
部の位置をθ(ただし、投射管に対して垂直方向に光検
出部が存在するとき、θ=0)とすれば、補正量Xは次
の(14)式で求められる。 X=Y0 tan(φ−θ )・・・(14)
【0223】(11)式から、例えばRのテストパター
ンの補正量は光検出部771においての補正量はY0 ta
n(φ−ω) となり、光検出部772ではY0tanφとな
り、光検出部773ではY0 tan(φ+ω) となる。光検
出部により算出されたテストパターンの表示位置に(1
4)式による補正量を加えることにより、表示画面78
4上でのテストパターンの表示位置を求めることができ
る。更に検出されたRGBの夫々のテストパターンの表
示位置から、幾何学歪みやミスコンバーゼンスの検出や
補正を行うが、これは第1実施例と同様の処理であり、
それらの説明は省略する。
ンの補正量は光検出部771においての補正量はY0 ta
n(φ−ω) となり、光検出部772ではY0tanφとな
り、光検出部773ではY0 tan(φ+ω) となる。光検
出部により算出されたテストパターンの表示位置に(1
4)式による補正量を加えることにより、表示画面78
4上でのテストパターンの表示位置を求めることができ
る。更に検出されたRGBの夫々のテストパターンの表
示位置から、幾何学歪みやミスコンバーゼンスの検出や
補正を行うが、これは第1実施例と同様の処理であり、
それらの説明は省略する。
【0224】本実施例において、テストパターンの検出
位置と、実際の表示画面上での表示位置の誤差補正を位
置算出部781で行なったが、補正信号発生回路19に
おいて誤差に対応する補正データを考慮して補正データ
を作成してもよい。また、本実施例において、マルチ表
示画面の投射ディスプレイ782において、光検出部7
71〜778を夫々のユニットに設けたが、図83に示
すように、光検出部を各ユニットで共用化して光遮蔽部
790上に設置し、各ユニットに対し順次幾何学歪みや
コンバーゼンスの補正を行ってもよい。
位置と、実際の表示画面上での表示位置の誤差補正を位
置算出部781で行なったが、補正信号発生回路19に
おいて誤差に対応する補正データを考慮して補正データ
を作成してもよい。また、本実施例において、マルチ表
示画面の投射ディスプレイ782において、光検出部7
71〜778を夫々のユニットに設けたが、図83に示
すように、光検出部を各ユニットで共用化して光遮蔽部
790上に設置し、各ユニットに対し順次幾何学歪みや
コンバーゼンスの補正を行ってもよい。
【0225】以上のように本実施例によれば、例えばマ
ルチ表示画面のディスプレイのように光検出部を非結像
面に配置することが必要な場合においても、テストパタ
ーンの輝度レベルから、テストパターンの検出位置と実
際の表示画面上での表示位置の誤差を算出し、正確に幾
何学歪みやコンバーゼンスの調整を行うことができる。
ルチ表示画面のディスプレイのように光検出部を非結像
面に配置することが必要な場合においても、テストパタ
ーンの輝度レベルから、テストパターンの検出位置と実
際の表示画面上での表示位置の誤差を算出し、正確に幾
何学歪みやコンバーゼンスの調整を行うことができる。
【0226】本発明の第16実施例の画像補正装置につ
いて図面を参照しつつ説明する。図84は第16実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図8
4において、テストパターン発生回路800は第1のテ
ストパターンとして光検出部への投射距離測定用のテス
トパターンを発生したり、第2のテストパターンとして
画像歪みやコンバーゼンス調整用のテストパターンを発
生する回路である。表示位置制御部801はテストパタ
ーンの表示位置を制御する回路である。
いて図面を参照しつつ説明する。図84は第16実施例
の画像補正装置を含む投射型ディスプレイの全体構成を
示すブロック図である。本図において第1実施例と同一
部分は同一の符号を付け、詳細な説明は省略する。図8
4において、テストパターン発生回路800は第1のテ
ストパターンとして光検出部への投射距離測定用のテス
トパターンを発生したり、第2のテストパターンとして
画像歪みやコンバーゼンス調整用のテストパターンを発
生する回路である。表示位置制御部801はテストパタ
ーンの表示位置を制御する回路である。
【0227】光検出部800〜809は第15実施例と
同様に、マルチ表示画面から見てCRT4側に存在し、
角錐状の投射ビームの外周部に設けられた光検出素子の
集合体である。光検出部803、805、806、80
8は1つのスクリーン7から見て、十字上に配置され、
光検出部802、804、807、809はスクリーン
7の角部に配置されている。これらの光検出部はフォト
ダイオード等の複数の光電変換素子で構成され、テスト
パターンの輝度レベルを検出する。マルチプレクサ81
0は各光検出部802〜809の出力を選択する回路で
ある。
同様に、マルチ表示画面から見てCRT4側に存在し、
角錐状の投射ビームの外周部に設けられた光検出素子の
集合体である。光検出部803、805、806、80
8は1つのスクリーン7から見て、十字上に配置され、
光検出部802、804、807、809はスクリーン
7の角部に配置されている。これらの光検出部はフォト
ダイオード等の複数の光電変換素子で構成され、テスト
パターンの輝度レベルを検出する。マルチプレクサ81
0は各光検出部802〜809の出力を選択する回路で
ある。
【0228】投射距離算出部811はマルチプレクサ8
10により選択され、光検出部802〜709から出力
される投射距離測定用のテストパターンの輝度レベルか
ら、光検出部への投射距離を算出する回路である。位置
算出部812はマルチプレクサ810により選択された
光検出部802〜809の出力から、幾何学歪みやコン
バーゼンス調整用のテストパターンの輝度レベルと、投
射距離算出部811により算出された光検出部への投射
距離とから、テストパターンの表示位置を算出する回路
である。
10により選択され、光検出部802〜709から出力
される投射距離測定用のテストパターンの輝度レベルか
ら、光検出部への投射距離を算出する回路である。位置
算出部812はマルチプレクサ810により選択された
光検出部802〜809の出力から、幾何学歪みやコン
バーゼンス調整用のテストパターンの輝度レベルと、投
射距離算出部811により算出された光検出部への投射
距離とから、テストパターンの表示位置を算出する回路
である。
【0229】次に本実施例の幾何学歪みやコンバーゼン
スの補正方法について説明する。本実施例は第15実施
例と同様に、例えばマルチ表示画面の投射ディスプレイ
など、光検出部を表示画面周辺部に配置することが困難
な場合を対象としている。ここでは第15実施例と同様
に、図82に示すようなウィンドウパターンを表示し、
その輝度から光検出部への投射距離を算出する。この投
射距離の算出方法は第15実施例と同様の処理であるの
でそれらの説明は省略する。
スの補正方法について説明する。本実施例は第15実施
例と同様に、例えばマルチ表示画面の投射ディスプレイ
など、光検出部を表示画面周辺部に配置することが困難
な場合を対象としている。ここでは第15実施例と同様
に、図82に示すようなウィンドウパターンを表示し、
その輝度から光検出部への投射距離を算出する。この投
射距離の算出方法は第15実施例と同様の処理であるの
でそれらの説明は省略する。
【0230】次にテストパターン発生回路800によ
り、幾何学歪みやコンバーゼンス調整用のテストパター
ンを作成し、拡大投射装置24でそのテストパターンを
表示する。そして位置算出部812はテストパターンの
表示位置を算出する。ここで表示位置制御部801は先
に算出した光検出部への投射距離から、光検出部におけ
るテストパターンの位置と、実際の表示画面上での位置
の差を補正するようにテストパターンの表示位置の制御
を行う。これにより、非結像面に光検出部を配置するこ
とによるテストパターンの検出位置と、実際の表示画面
上での表示位置との誤差を補正でき、正確な幾何学歪み
やコンバーゼンスの調整を行うことができる。
り、幾何学歪みやコンバーゼンス調整用のテストパター
ンを作成し、拡大投射装置24でそのテストパターンを
表示する。そして位置算出部812はテストパターンの
表示位置を算出する。ここで表示位置制御部801は先
に算出した光検出部への投射距離から、光検出部におけ
るテストパターンの位置と、実際の表示画面上での位置
の差を補正するようにテストパターンの表示位置の制御
を行う。これにより、非結像面に光検出部を配置するこ
とによるテストパターンの検出位置と、実際の表示画面
上での表示位置との誤差を補正でき、正確な幾何学歪み
やコンバーゼンスの調整を行うことができる。
【0231】テストパターンの表示位置制御部801の
構成は第11実施例と同様であるので省略する。図85
は光検出部802、803、804ついて、ディスプレ
イ装置の投射管及び表示画面に対する位置関係を投射型
ディスプレイの上から見た図である。本図において、説
明を簡単にするため3つの光検出部しか示していない
が、他の光検出部についても同様の処理を行うものとす
る。
構成は第11実施例と同様であるので省略する。図85
は光検出部802、803、804ついて、ディスプレ
イ装置の投射管及び表示画面に対する位置関係を投射型
ディスプレイの上から見た図である。本図において、説
明を簡単にするため3つの光検出部しか示していない
が、他の光検出部についても同様の処理を行うものとす
る。
【0232】図85に示すようにディスプレイの各RG
Bの投射管785、786、787の集中角をφ(Rの
集中角はφ、Gの集中角は0、Bの集中角は−φとす
る)とする。又拡大投射の角度をω、表示画面と光検出
部との距離をY0 、投射管から見た光検出部の位置をθ
(ただし、投射管に対して垂直方向に光検出部が存在す
るとき、θ=0)、拡大投射における拡大率をNとす
る。そうすると光検出部におけるテストパターンの位置
と実際の表示画面上での表示位置の差によるテストパタ
ーンの補正量は次の(15)式で求められる。 X=Y0 tan(φ−θ )/N・・・(15)
Bの投射管785、786、787の集中角をφ(Rの
集中角はφ、Gの集中角は0、Bの集中角は−φとす
る)とする。又拡大投射の角度をω、表示画面と光検出
部との距離をY0 、投射管から見た光検出部の位置をθ
(ただし、投射管に対して垂直方向に光検出部が存在す
るとき、θ=0)、拡大投射における拡大率をNとす
る。そうすると光検出部におけるテストパターンの位置
と実際の表示画面上での表示位置の差によるテストパタ
ーンの補正量は次の(15)式で求められる。 X=Y0 tan(φ−θ )/N・・・(15)
【0233】(15)式から、例えばRのテストパター
ンの表示位置の補正量は光検出部802に対応する部分
ではY0 tan(φ−ω) /N、光検出部803に対応する
部分ではY0tanφ/N、光検出部804に対応する部分
ではY0 tan(φ+ω) /Nとなる。
ンの表示位置の補正量は光検出部802に対応する部分
ではY0 tan(φ−ω) /N、光検出部803に対応する
部分ではY0tanφ/N、光検出部804に対応する部分
ではY0 tan(φ+ω) /Nとなる。
【0234】例えば図86に示すように、表示位置制御
部801により光検出部におけるテストパターンの位置
と、実際の表示画面上での表示位置の差を補正したテス
トパターンを表示画面上784に表示する。図86
(a)は上記の投射光学系が存在しない場合の本来の各
色のテストパターンの位置である。次に図86(b)〜
(d)に示すようにRGBのテストパターンを光検出部
により検出し、テストパターンの表示位置を算出する。
こうして幾何学歪みやコンバーゼンスの補正を行うが、
この処理は第10実施例と同様であるのでそれらの説明
は省略する。
部801により光検出部におけるテストパターンの位置
と、実際の表示画面上での表示位置の差を補正したテス
トパターンを表示画面上784に表示する。図86
(a)は上記の投射光学系が存在しない場合の本来の各
色のテストパターンの位置である。次に図86(b)〜
(d)に示すようにRGBのテストパターンを光検出部
により検出し、テストパターンの表示位置を算出する。
こうして幾何学歪みやコンバーゼンスの補正を行うが、
この処理は第10実施例と同様であるのでそれらの説明
は省略する。
【0235】以上のように、本実施例によれば、例えば
マルチ表示画面のディスプレイのように光検出部を非結
像面に配置することが必要な場合においても、テストパ
ターンの輝度レベルから、投射距離を自動的に算出し、
テストパターン位置を制御して表示位置を算出すること
により、より正確に幾何学歪みやコンバーゼンスの調整
を行うことができる。
マルチ表示画面のディスプレイのように光検出部を非結
像面に配置することが必要な場合においても、テストパ
ターンの輝度レベルから、投射距離を自動的に算出し、
テストパターン位置を制御して表示位置を算出すること
により、より正確に幾何学歪みやコンバーゼンスの調整
を行うことができる。
【0236】なお、各実施例において、理解を容易にす
るため拡大投写管としてCRTを用いた画像表示装置に
ついて述べたが、それ以外の表示装置についても有効で
あることは言うまでもない。また、各実施例において、
拡大投射装置として一体型ビデオプロジェクタについて
述べたが、分離型構成の拡大投射装置や直視管型の表示
装置においても同様である。
るため拡大投写管としてCRTを用いた画像表示装置に
ついて述べたが、それ以外の表示装置についても有効で
あることは言うまでもない。また、各実施例において、
拡大投射装置として一体型ビデオプロジェクタについて
述べたが、分離型構成の拡大投射装置や直視管型の表示
装置においても同様である。
【0237】また各実施例において、光検出素子をスク
リーンの有効画面外の結像面近傍に設置して場合につい
て述べたが、有効画面内や非結像面に設置して検出して
もよい。また各実施例において、光検出素子をスクリー
ンの有効画面外の画面十字上を四隅周辺部の8カ所に設
置して場合について述べたが、その他の場所や数として
検出してもよい。また、各実施例において、幾何学歪み
やコンバーゼンスなどの画像歪みの補正を行う場合につ
いて述べたが、それ以外の輝度補正などを行ってもよ
い。また、各実施例において、各検出領域の光検出素子
の数を2〜3個とした場合について述べたが、それ以外
の個数としてもよい。
リーンの有効画面外の結像面近傍に設置して場合につい
て述べたが、有効画面内や非結像面に設置して検出して
もよい。また各実施例において、光検出素子をスクリー
ンの有効画面外の画面十字上を四隅周辺部の8カ所に設
置して場合について述べたが、その他の場所や数として
検出してもよい。また、各実施例において、幾何学歪み
やコンバーゼンスなどの画像歪みの補正を行う場合につ
いて述べたが、それ以外の輝度補正などを行ってもよ
い。また、各実施例において、各検出領域の光検出素子
の数を2〜3個とした場合について述べたが、それ以外
の個数としてもよい。
【0238】また各実施例において、各色の検出用のテ
ストパターンを順次映出して位置検出を行う場合につい
て述べたが、光検出部上にカラーフィルタを設けて各色
を同時に検出してもい。また、各実施例おいて、テスト
パターンの頂点に対して対称の線形山形やcos2特性やガ
ウス特性のテスト信号を用いた場合について述べたが、
輝度レベルが変化するテスト信号であればどのような信
号でもよい。
ストパターンを順次映出して位置検出を行う場合につい
て述べたが、光検出部上にカラーフィルタを設けて各色
を同時に検出してもい。また、各実施例おいて、テスト
パターンの頂点に対して対称の線形山形やcos2特性やガ
ウス特性のテスト信号を用いた場合について述べたが、
輝度レベルが変化するテスト信号であればどのような信
号でもよい。
【0239】また第3実施例おいて、水平と垂直方向の
座標に対して格子上に光検出素子を配列して位置座標を
検出する場合について述べたが、一方向や斜めに配列し
て行ってもよい。
座標に対して格子上に光検出素子を配列して位置座標を
検出する場合について述べたが、一方向や斜めに配列し
て行ってもよい。
【0240】また、第4実施例において、位置検出用
(信号サーチ用)としては線形山形のテスト信号を、誤
差検出用としてはクロスハッチ状のテスト信号を用いた
場合について述べたが、その他の信号レベルが変化する
信号や、高周波の信号としてもよい。
(信号サーチ用)としては線形山形のテスト信号を、誤
差検出用としてはクロスハッチ状のテスト信号を用いた
場合について述べたが、その他の信号レベルが変化する
信号や、高周波の信号としてもよい。
【0241】また、第5実施例において、四隅周辺部は
各走査方向に対し斜め45度方向に光検出素子を設置し
た場合について述べたが、アスペクトや補正量に応じて
傾斜角度を変更してもよい。
各走査方向に対し斜め45度方向に光検出素子を設置し
た場合について述べたが、アスペクトや補正量に応じて
傾斜角度を変更してもよい。
【0242】また、第6実施例において、画面十字上は
各走査方向に対し直角方向に、四隅は各走査方向に対し
斜め方向に複数の光検出素子を設置した場合について述
べたが、最外周の四隅周辺部に位置検出用の光検出素子
を追加して検出してもよい。
各走査方向に対し直角方向に、四隅は各走査方向に対し
斜め方向に複数の光検出素子を設置した場合について述
べたが、最外周の四隅周辺部に位置検出用の光検出素子
を追加して検出してもよい。
【0243】また、第7実施例において、位置や誤差検
出を補正信号を制御して行う場合について述べたが、テ
スト信号の表示位置を制御して行ってもよい。
出を補正信号を制御して行う場合について述べたが、テ
スト信号の表示位置を制御して行ってもよい。
【0244】また、第8実施例において、誤差検出はテ
ストパターンからの位置検出信号と、電源投入後からの
経過時間およびセット内温度から算出する場合について
述べたが、それ以外の組み合わせとしてよい。
ストパターンからの位置検出信号と、電源投入後からの
経過時間およびセット内温度から算出する場合について
述べたが、それ以外の組み合わせとしてよい。
【0245】また、第9実施例において、位置検出と誤
差検出のテストパターンとしてクロスハッチ信号を用い
た場合について述べたが、それ以外の信号で行ってもよ
い。
差検出のテストパターンとしてクロスハッチ信号を用い
た場合について述べたが、それ以外の信号で行ってもよ
い。
【0246】また、第10〜第16実施例において、光
検出素子の配列は各走査方向に対し斜め方向に設置した
場合について述べたが、第6実施例のように画面十字上
は各走査方向に対し直角方向に設置して行ってもよい。
検出素子の配列は各走査方向に対し斜め方向に設置した
場合について述べたが、第6実施例のように画面十字上
は各走査方向に対し直角方向に設置して行ってもよい。
【0247】また、第10実施例において、テストパタ
ーンの輝度レベルが線幅方向でcos2特性、あるいはガウ
ス特性や、線形山形状に変化する信号を用いて位置算出
する場合について述べたが、それ以外の山形対称の信号
で行ってもよい。
ーンの輝度レベルが線幅方向でcos2特性、あるいはガウ
ス特性や、線形山形状に変化する信号を用いて位置算出
する場合について述べたが、それ以外の山形対称の信号
で行ってもよい。
【0248】また、第11実施例において、テストパタ
ーンの表示位置のシフトを信号系や偏向系を制御して行
う場合について述べたが、それ以外の手段で行ってもよ
い。
ーンの表示位置のシフトを信号系や偏向系を制御して行
う場合について述べたが、それ以外の手段で行ってもよ
い。
【0249】また、第12実施例において、位置検出と
不要光を検出する光検出素子を同一領域に設けて検出す
る場合について述べたが、不要光を検出する光検出素子
を別個に設けて行ってもよい。
不要光を検出する光検出素子を同一領域に設けて検出す
る場合について述べたが、不要光を検出する光検出素子
を別個に設けて行ってもよい。
【0250】また、第13実施例において、映像信号の
平均値としては直流信号で扱う場合について述べたが、
必要に応じてそれ以外の平均値信号で行ってもよい。
平均値としては直流信号で扱う場合について述べたが、
必要に応じてそれ以外の平均値信号で行ってもよい。
【0251】また、第14実施例において、テストパタ
ーンの信号自身の表示位置を制御して行う場合について
述べたが、コンバーゼンスなどの補助偏向手段により制
御して信号サーチと補正感度の検出を併用して行っても
よい。
ーンの信号自身の表示位置を制御して行う場合について
述べたが、コンバーゼンスなどの補助偏向手段により制
御して信号サーチと補正感度の検出を併用して行っても
よい。
【0252】また、第15〜16実施例において、ウィ
ンドウパターンの輝度レベルより投射距離を算出する場
合について述べたが、それ以外のクロスハッチ信号など
の信号幅などで行ってもよい。
ンドウパターンの輝度レベルより投射距離を算出する場
合について述べたが、それ以外のクロスハッチ信号など
の信号幅などで行ってもよい。
【0253】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1〜4の発明
によれば、画像表示装置上の直交座標方向の少なくとも
一つの方向に対して、輝度レベルが線形となるようなテ
ストパターンを映出する。そして表示画面上の外周部に
配置された複数の光検出素子の出力により、テストパタ
ーンの輝度レベルとその傾斜値を検出する。こうすると
テストパターンの表示位置が短時間でかつ高精度に検出
できる。
によれば、画像表示装置上の直交座標方向の少なくとも
一つの方向に対して、輝度レベルが線形となるようなテ
ストパターンを映出する。そして表示画面上の外周部に
配置された複数の光検出素子の出力により、テストパタ
ーンの輝度レベルとその傾斜値を検出する。こうすると
テストパターンの表示位置が短時間でかつ高精度に検出
できる。
【0254】また本願の請求項5〜7の発明によれば、
画像表示装置の表示画面上の直交座標方向の少なくとも
一つの方向に対して、輝度レベルが線形となるようなテ
ストパターンを微小距離だけ移動させる。そして光検出
素子により検出されたテストパターンの輝度レベル変化
から、テストパターンの表示位置を算出する。こうする
と表示画面の外周部に設ける光検出素子の数を少なくで
きる。また短時間でかつ高精度に画像歪みの値を検出で
きる。
画像表示装置の表示画面上の直交座標方向の少なくとも
一つの方向に対して、輝度レベルが線形となるようなテ
ストパターンを微小距離だけ移動させる。そして光検出
素子により検出されたテストパターンの輝度レベル変化
から、テストパターンの表示位置を算出する。こうする
と表示画面の外周部に設ける光検出素子の数を少なくで
きる。また短時間でかつ高精度に画像歪みの値を検出で
きる。
【0255】また本願の請求項8,9の発明によれば、
画像表示装置の表示画面上において、マトリクス状に配
置された各光検出素子に表示画面上の二次元平面座標を
割り当てる。次に各光検出素子の出力で割り当てられた
座標を重み付け加算すると、テストパターンの表示位置
が直接算出できる。
画像表示装置の表示画面上において、マトリクス状に配
置された各光検出素子に表示画面上の二次元平面座標を
割り当てる。次に各光検出素子の出力で割り当てられた
座標を重み付け加算すると、テストパターンの表示位置
が直接算出できる。
【0256】また本願の請求項10,11の発明によれ
ば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用の2種類
のテストパターンを発生させる。そしてこれらのテスト
パターン用いてテストパターンの方向や誤差を算出す
る。こうすると画像歪みの値が高精度に検出できる。そ
して幾何学歪やコンバーゼンス歪みの補正を簡単な構成
で短時間でかつ高精度にできる。
ば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用の2種類
のテストパターンを発生させる。そしてこれらのテスト
パターン用いてテストパターンの方向や誤差を算出す
る。こうすると画像歪みの値が高精度に検出できる。そ
して幾何学歪やコンバーゼンス歪みの補正を簡単な構成
で短時間でかつ高精度にできる。
【0257】また本願の請求項12,13の発明によれ
ば、画面十字上は各走査方向に対し直角方向に、四隅は
各走査方向に対し斜め方向に複数の光検出素子を夫々設
置する。こうするとテストパターンの表示位置を画面上
の全ての位置で高精度に検出できる。そしてこの値を用
いると、幾何学歪やコンバーゼンス歪みを安定でかつ高
精度に自動調整できる。
ば、画面十字上は各走査方向に対し直角方向に、四隅は
各走査方向に対し斜め方向に複数の光検出素子を夫々設
置する。こうするとテストパターンの表示位置を画面上
の全ての位置で高精度に検出できる。そしてこの値を用
いると、幾何学歪やコンバーゼンス歪みを安定でかつ高
精度に自動調整できる。
【0258】また本願の請求項14,16の発明によれ
ば、複数の光検出素子から得られる検出信号を加算する
ことにより、テストパターンの表示位置が大きく変位し
ていても、容易にその表示位置を検出できる。また各検
出素子からの検出信号を減算することにより、表示位置
の誤差を正確に算出することができる。そしてこの値を
用いると、幾何学歪やコンバーゼンス歪みを安定でかつ
高精度に自動調整できる。また光検出素子に入射される
不要光の悪影響も防止できる。
ば、複数の光検出素子から得られる検出信号を加算する
ことにより、テストパターンの表示位置が大きく変位し
ていても、容易にその表示位置を検出できる。また各検
出素子からの検出信号を減算することにより、表示位置
の誤差を正確に算出することができる。そしてこの値を
用いると、幾何学歪やコンバーゼンス歪みを安定でかつ
高精度に自動調整できる。また光検出素子に入射される
不要光の悪影響も防止できる。
【0259】また本願の請求項17〜19の発明によれ
ば、まず最初に画面周辺部に設置された光検出素子の検
出領域のみの収束動作が完了させる。次に全画面の収束
動作を行って幾何学歪やコンバーゼンスなどの補正を行
うことにより、有効画面内の映像を乱すことなく安定で
かつ高精度に画像歪みの自動調整ができる。
ば、まず最初に画面周辺部に設置された光検出素子の検
出領域のみの収束動作が完了させる。次に全画面の収束
動作を行って幾何学歪やコンバーゼンスなどの補正を行
うことにより、有効画面内の映像を乱すことなく安定で
かつ高精度に画像歪みの自動調整ができる。
【0260】また本願の請求項20〜23の発明によれ
ば、光検出素子上に映出されたテストパターンから、時
間経過毎の位置ずれ量を検出し、この検出信号と光検出
素子からの検出信号に同期して補正信号を作成すること
により、高精度に画像歪みのドリフト補正が実現でき
る。
ば、光検出素子上に映出されたテストパターンから、時
間経過毎の位置ずれ量を検出し、この検出信号と光検出
素子からの検出信号に同期して補正信号を作成すること
により、高精度に画像歪みのドリフト補正が実現でき
る。
【0261】また本願の請求項24〜26の発明によれ
ば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用で位置検
出を行うテストパターンの表示位置を、位置/電圧変換
特性を利用して検出を行う。こうすると簡単なテストパ
ターン用いて短時間でかつ高精度に画像歪みを補正でき
る。
ば、位置検出用(信号サーチ用)と誤差検出用で位置検
出を行うテストパターンの表示位置を、位置/電圧変換
特性を利用して検出を行う。こうすると簡単なテストパ
ターン用いて短時間でかつ高精度に画像歪みを補正でき
る。
【0262】また本願の請求項27〜30の発明によれ
ば、光検出素子の出力比からテストパターンの表示位置
を算出する。こうするとテストパターンのゲイン変動や
その他の変動要因の影響を受けにくく、かつテストパタ
ーンの方向とずれ量が直接検出できるため、短時間でか
つ高精度に画像歪みを検出できる。
ば、光検出素子の出力比からテストパターンの表示位置
を算出する。こうするとテストパターンのゲイン変動や
その他の変動要因の影響を受けにくく、かつテストパタ
ーンの方向とずれ量が直接検出できるため、短時間でか
つ高精度に画像歪みを検出できる。
【0263】また本願の請求項31〜34の発明によれ
ば、テストパターンの表示位置をシフトした場合の輝度
レベルの出力比から、テストパターンの表示位置を直接
算出する。こうすると簡単な構成で短時間でかつ高精度
の画像歪みを検出できる。
ば、テストパターンの表示位置をシフトした場合の輝度
レベルの出力比から、テストパターンの表示位置を直接
算出する。こうすると簡単な構成で短時間でかつ高精度
の画像歪みを検出できる。
【0264】また本願の請求項35〜38の発明によれ
ば、光検出部の受光範囲より狭い照射領域を持つテスト
パターンを用いて、不要光のみが入射している部分の光
検出素子から不要光成分を検出することができる。こう
するとこの不要光成分を各光検出素子の出力から減算す
ることにより、テストパターンの表示位置を高精度に算
出することができる。従って投射装置セット内部の反射
光や外光などの不要光を除去できるため、安定でかつ高
精度の画像歪みを検出できる。
ば、光検出部の受光範囲より狭い照射領域を持つテスト
パターンを用いて、不要光のみが入射している部分の光
検出素子から不要光成分を検出することができる。こう
するとこの不要光成分を各光検出素子の出力から減算す
ることにより、テストパターンの表示位置を高精度に算
出することができる。従って投射装置セット内部の反射
光や外光などの不要光を除去できるため、安定でかつ高
精度の画像歪みを検出できる。
【0265】また本願の請求項39、40の発明によれ
ば、映像信号の平均値とテストパターンを切り換えて出
力して、テストパターンの位置ずれ量を算出して画像歪
みの補正信号を作成するようにしている。こうするとマ
ルチスキャン、マルチアスペクトの画像歪み補正を行う
際にテストパターンの挿入操作が目立たなくなり、かつ
高精度に画像歪みの自動調整ができる。
ば、映像信号の平均値とテストパターンを切り換えて出
力して、テストパターンの位置ずれ量を算出して画像歪
みの補正信号を作成するようにしている。こうするとマ
ルチスキャン、マルチアスペクトの画像歪み補正を行う
際にテストパターンの挿入操作が目立たなくなり、かつ
高精度に画像歪みの自動調整ができる。
【0266】また本願の請求項41〜43の発明によれ
ば、テストパターンの表示位置を制御し、この検出信号
と制御量から画像歪みの補正信号を作成するようにして
いる。こうすると少ない回数でテストパターンのサーチ
を行うことができ、サーチの効率化、調整時間の短縮化
が実現できる。
ば、テストパターンの表示位置を制御し、この検出信号
と制御量から画像歪みの補正信号を作成するようにして
いる。こうすると少ない回数でテストパターンのサーチ
を行うことができ、サーチの効率化、調整時間の短縮化
が実現できる。
【0267】また本願の請求項44、45の発明によれ
ば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射距
離を算出し、この算出信号と検出信号から画像歪みの補
正信号を作成する。こうすると特にマルチ画面のディス
プレイのように光検出部を非結像面に配置する場合にお
いても、正確な画像歪みの自動調整ができる。
ば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射距
離を算出し、この算出信号と検出信号から画像歪みの補
正信号を作成する。こうすると特にマルチ画面のディス
プレイのように光検出部を非結像面に配置する場合にお
いても、正確な画像歪みの自動調整ができる。
【0268】さらに本願の請求項46、47の発明によ
れば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射
距離を算出し、この算出信号によりテストパターンの位
相を制御して画像歪みの補正信号を作成するようにして
いる。こうすると実際の非結像面上での位置検出が可能
になり、より正確な画像歪みの自動調整ができる。
れば、テストパターンの輝度レベルから検出部への投射
距離を算出し、この算出信号によりテストパターンの位
相を制御して画像歪みの補正信号を作成するようにして
いる。こうすると実際の非結像面上での位置検出が可能
になり、より正確な画像歪みの自動調整ができる。
【0269】また本願の全ての請求項の発明において、
光検出素子としてフォトダイオードなどの低価格の光デ
バイスを用いることできる。例えばCCDセンサなどの
光デバイスを用いたものより、低価格で画像歪補正装置
が実現でき、その実用的効果は大きい。
光検出素子としてフォトダイオードなどの低価格の光デ
バイスを用いることできる。例えばCCDセンサなどの
光デバイスを用いたものより、低価格で画像歪補正装置
が実現でき、その実用的効果は大きい。
【図1】本発明の第1実施例の位置検出装置を含む投射
型ディスプレイの構成図である。
型ディスプレイの構成図である。
【図2】各実施例における投射型ディスプレイの内部構
成図である。
成図である。
【図3】第1実施例の位置検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】(a)は第1実施例の光検出部とスクリーンと
の位置関係を示す平面図、(b)はテストパターンの輝
度分布図である。
の位置関係を示す平面図、(b)はテストパターンの輝
度分布図である。
【図5】第1実施例の位置検出装置における動作原理を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】第1実施例のテストパターン(その1)の輝度
分布図である。
分布図である。
【図7】第1実施例のテストパターン(その2)の輝度
分布図である。
分布図である。
【図8】(a),(b)は表示画面の幾何学的歪みの一
例を示し、(c)はその補正波形図である。
例を示し、(c)はその補正波形図である。
【図9】投射型ディスプレイにおける幾何学的歪とその
補正波形図(その1)である。
補正波形図(その1)である。
【図10】投射型ディスプレイにおける幾何学的歪とそ
の補正波形図(その2)である。
の補正波形図(その2)である。
【図11】第1実施例の位置検出装置に用いられる補正
信号発生回路のブロック図である。
信号発生回路のブロック図である。
【図12】本発明の各実施例に用いられる各種の補正波
形図(その1)である。
形図(その1)である。
【図13】本発明の各実施例に用いられる各種の補正波
形図(その2)である。
形図(その2)である。
【図14】本発明の各実施例に用いられる各種の補正波
形図(その3)である。
形図(その3)である。
【図15】第1実施例の位置検出装置に用いられるシリ
アルデータ作成回路の信号波形図である。
アルデータ作成回路の信号波形図である。
【図16】本発明の第2実施例の位置検出装置を含む投
射型ディスプレイの構成図である。
射型ディスプレイの構成図である。
【図17】(a)は第2実施例の光検出部とスクリーン
との位置関係を示す平面図、(b)はテストパターンの
輝度分布図である。
との位置関係を示す平面図、(b)はテストパターンの
輝度分布図である。
【図18】第2実施例の位置検出装置における動作原理
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図19】第2実施例の位置検出装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図20】第2実施例のテストパターンの輝度分布図で
ある。
ある。
【図21】本発明の第3実施例の位置検出装置を含む投
射型ディスプレイの構成図である。
射型ディスプレイの構成図である。
【図22】(a)は第3実施例の光検出部とスクリーン
との位置関係を示す平面図、(b)はテストパターンの
輝度分布図(その1)である。
との位置関係を示す平面図、(b)はテストパターンの
輝度分布図(その1)である。
【図23】第3実施例のテストパターンの輝度分布図
(その2)である。
(その2)である。
【図24】第3実施例の光検出部の構成図である。
【図25】第3実施例の位置検出装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図26】(a)は第3実施例の格子状に配列された光
検出素子の配置図、(b)は第3実施例の座標変換を示
す説明図である。
検出素子の配置図、(b)は第3実施例の座標変換を示
す説明図である。
【図27】第3実施例の光検出部の構成において、
(c)はL字型の格子状配列の光検出素子の配置図、
(d)は逆L字型の格子状配列の光検出素子の配置図、
(e)は十字型の格子状配列の光検出素子の配置図、
(f)は×型の格子状配列の光検出素子の配置図であ
る。
(c)はL字型の格子状配列の光検出素子の配置図、
(d)は逆L字型の格子状配列の光検出素子の配置図、
(e)は十字型の格子状配列の光検出素子の配置図、
(f)は×型の格子状配列の光検出素子の配置図であ
る。
【図28】本発明の第4実施例における画像補正装置を
含む投射型ディスプレイの構成図である。
含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図29】第4実施例のテストパターンの輝度分布図で
ある。
ある。
【図30】第4実施例における位置算出部及び誤差算出
部の構成図である。
部の構成図である。
【図31】第4実施例における位置算出部及び誤差算出
部の動作波形図である。
部の動作波形図である。
【図32】第4実施例における位置検出信号の特性図で
ある。
ある。
【図33】本発明の第5実施例における画像補正装置を
含む投射型ディスプレイの構成図である。
含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図34】第5実施例の光検出部とスクリーンとの位置
関係を示す平面図である。
関係を示す平面図である。
【図35】第5実施例の位置算出部及び誤差算出部の動
作を示す特性図である。
作を示す特性図である。
【図36】第5実施例の画像補正装置の収束動作を示す
説明図(その1)である。
説明図(その1)である。
【図37】第5実施例の画像補正装置の収束動作を示す
説明図(その2)である。
説明図(その2)である。
【図38】本発明の第6実施例における画像補正装置を
含む投射型ディスプレイの構成図である。
含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図39】第6実施例における位置算出部と誤差算出部
の構成図である。
の構成図である。
【図40】第6実施例における位置算出部と誤差算出部
の動作波形図である。
の動作波形図である。
【図41】第6実施例の光検出部の配置を示す平面図で
ある。
ある。
【図42】本発明の第7実施例における画像補正装置を
含む投射型ディスプレイの構成図である。
含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図43】第7実施例の位置算出部、誤差算出部及び補
正信号発生回路の関係を示すブロック図である。
正信号発生回路の関係を示すブロック図である。
【図44】第7実施例の光検出素子の配置を示す平面図
である。
である。
【図45】第7実施例の補正信号発生回路の動作波形図
である。
である。
【図46】第7実施例の画像補正装置におけるテストパ
ターンの誤差検出と収束動作の手順を示す説明図であ
る。
ターンの誤差検出と収束動作の手順を示す説明図であ
る。
【図47】本発明の第8実施例における画像補正装置を
含む投射型ディスプレイの構成図である。
含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図48】第8実施例の位置算出部、誤差算出部及び補
正信号発生回路の関係を示すブロックである。
正信号発生回路の関係を示すブロックである。
【図49】第8実施例の位置算出部、誤差算出部及び補
正信号発生回路の特性図である。
正信号発生回路の特性図である。
【図50】本発明の第9実施例における画像補正装置を
含む投射型ディスプレイの構成図である。
含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図51】第9実施例の位置算出部の構成を示す回路図
である。
である。
【図52】第9実施例の位置算出部の動作特性図であ
る。
る。
【図53】第9実施例の位置算出部の動作波形図であ
る。
る。
【図54】本発明の第10実施例における位置検出装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図55】第10実施例の光検出部の構成図である。
【図56】第10実施例の位置算出部の構成図である。
【図57】(a)は第10実施例の光検出部とスクリー
ンとの位置関係を示す平面図、(b)はテストパターン
の輝度分布図(その1)、(c)はテストパターンの輝
度分布図(その2)である。
ンとの位置関係を示す平面図、(b)はテストパターン
の輝度分布図(その1)、(c)はテストパターンの輝
度分布図(その2)である。
【図58】第10実施例の位置算出動作における光検出
部とテストパターンとの位置関係を示す平面図と、テス
トパターンの輝度分布図である。
部とテストパターンとの位置関係を示す平面図と、テス
トパターンの輝度分布図である。
【図59】本発明の第11実施例における位置検出装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図60】第11実施例の表示位置制御部の構成図であ
る。
る。
【図61】第11実施例の位置算出動作における光検出
部とテストパターンとの位置関係を示す平面図と、テス
トパターンの輝度分布図である。
部とテストパターンとの位置関係を示す平面図と、テス
トパターンの輝度分布図である。
【図62】本発明の第12実施例における位置検出装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図63】第12実施例の光検出部の構成図である。
【図64】第12実施例の不要光除去部の構成図であ
る。
る。
【図65】第12実施例の不要光除去部における最小値
算出回路の構成図である。
算出回路の構成図である。
【図66】(a)は第12実施例の位置算出動作におけ
る光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面図
と、テストパターンの輝度分布図、(b)は不要光を低
減させるための光遮蔽部の構成図、(c)は光検出素子
の指向特性である。
る光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面図
と、テストパターンの輝度分布図、(b)は不要光を低
減させるための光遮蔽部の構成図、(c)は光検出素子
の指向特性である。
【図67】本発明の第13実施例における画像補正装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図68】(a)は第13実施例の通常表示画面を示す
平面図、(b)は補正時の映像信号とテストパターンと
の表示画面を示す平面図である。
平面図、(b)は補正時の映像信号とテストパターンと
の表示画面を示す平面図である。
【図69】第13実施例において、テストパターンが重
畳された表示画面を示す平面図である。
畳された表示画面を示す平面図である。
【図70】第13実施例において、通常時と補正時の表
示画面の状態を示す説明図である。
示画面の状態を示す説明図である。
【図71】本発明の第14実施例における画像補正装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図72】第14実施例の光検出部とスクリーンとの位
置関係を示す平面図である。
置関係を示す平面図である。
【図73】第14実施例の表示位置制御動作における光
検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面図であ
る。
検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面図であ
る。
【図74】第14実施例の画面十字上のサーチ動作にお
ける光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面
図(その1)である。
ける光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面
図(その1)である。
【図75】第14実施例の画面十字上のサーチ動作にお
ける光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面
図(その2)である。
ける光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面
図(その2)である。
【図76】第14実施例の画面周辺部のサーチ動作にお
ける光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面
図である。
ける光検出部とテストパターンとの位置関係を示す平面
図である。
【図77】第14実施例の画面各部のサーチ動作を示す
フローチャート(その1)である。
フローチャート(その1)である。
【図78】第14実施例の画面各部のサーチ動作を示す
フローチャート(その2)である。
フローチャート(その2)である。
【図79】本発明の第15実施例における画像補正装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図80】第15実施例のマルチ画面の投射型ディスプ
レイの基本構成図である。
レイの基本構成図である。
【図81】第15実施例のマルチ画面の投射型ディスプ
レイで光検出部を非結像面に設置した場合の構成図であ
る。
レイで光検出部を非結像面に設置した場合の構成図であ
る。
【図82】(a)は第15実施例の投射距離算出動作に
おける光検出部とウインドウパターンとの位置関係を示
す平面図であり、(b)は投射距離と輝度レベルの関係
を示す特性図である。
おける光検出部とウインドウパターンとの位置関係を示
す平面図であり、(b)は投射距離と輝度レベルの関係
を示す特性図である。
【図83】第15実施例のマルチ画面ディスプレイにお
ける光検出部に配置を示す平面図である。
ける光検出部に配置を示す平面図である。
【図84】本発明の第16実施例における画像補正装置
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
を含む投射型ディスプレイの構成図である。
【図85】第16実施例の光検出部が設置されたディス
プレイ装置を上面から見た平面図である。
プレイ装置を上面から見た平面図である。
【図86】(a)は本来のテストパターンを平面図、
(b)〜(c)は表示位置制御されたテストパターンの
平面図である。
(b)〜(c)は表示位置制御されたテストパターンの
平面図である。
【図87】従来の位置検出装置の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図88】従来の拡大投射装置に用いられる画像補正装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
1,222,600,640,670,711,73
0,770,800 テストパターン発生回路(TP発
生回路) 2,120,123,167,182,187,71
2,713 切換回路 3 映像回路 4 CRT 5 レンズ 6 ミラー 7 スクリーン 8〜15,100〜107,170〜177,601〜
608,671〜678,690,691,692,7
15〜722,732〜739,771〜778,80
2〜809 光検出部 16,609,650,679,723,740,77
9,810 マルチプレクサ 17,78,88,89,220,610,681,7
24,741,781,812 位置算出部 18,118,221 誤差算出部 19,119 補正信号発生回路 20 コンバーゼンス補正回路(C補正回路) 21 偏向回路 22 コンバーゼンスヨーク(CY) 23 偏向ヨーク(DY) 24 拡大投射装置 25 自動調整装置 26,28,69 位置検出装置 29,641,731,801 表示位置制御部 30〜32,70〜77,130〜145,620,6
21,642〜649光検出素子 33〜35,39,165,183,190〜198,
622,623,651,693〜695 ピークホー
ルド回路(PH回路) 36,37 差分回路 38,121,125,168,184,199〜20
7,624,625,652,696〜698 A/D
変換器 40〜47,80〜87,90〜97,110〜11
7,150〜157,631,632 テストパターン 50,51 入力端子 52 補正波形発生回路 53〜64 乗算型D/A変換器 65 シリアルデータ作成回路 108 加算減算処理部 122 座標算出回路 127 テストパターン表示位相制御回路 146 温度検出回路 147 タイマ回路 160,700〜702 減算器 161 最大値検出回路 162 最小値検出回路 163,208,628,629 加算器 166 2値化回路 180,181 減算回路 185 誤差検出回路 186,189 補正信号作成回路 188 駆動回路 209〜217,630 除算器 243〜245 演算器 260〜262 演算増幅器 626,627 係数ROM 653 CPU 663 アドレス発生器 660 ROM 661 D/A変換器 662,710 低域通過フィルタ(LPF) 680 不要光除去部 699 最小値算出回路 703,705 比較器 704,706 セレクタ 714 タイミング発生部 780,811 投射距離算出部 782,783 投射ディスプレイ 784 表示画面 785〜787 投射管 788〜795 ウインドウパターン 790 光遮蔽部
0,770,800 テストパターン発生回路(TP発
生回路) 2,120,123,167,182,187,71
2,713 切換回路 3 映像回路 4 CRT 5 レンズ 6 ミラー 7 スクリーン 8〜15,100〜107,170〜177,601〜
608,671〜678,690,691,692,7
15〜722,732〜739,771〜778,80
2〜809 光検出部 16,609,650,679,723,740,77
9,810 マルチプレクサ 17,78,88,89,220,610,681,7
24,741,781,812 位置算出部 18,118,221 誤差算出部 19,119 補正信号発生回路 20 コンバーゼンス補正回路(C補正回路) 21 偏向回路 22 コンバーゼンスヨーク(CY) 23 偏向ヨーク(DY) 24 拡大投射装置 25 自動調整装置 26,28,69 位置検出装置 29,641,731,801 表示位置制御部 30〜32,70〜77,130〜145,620,6
21,642〜649光検出素子 33〜35,39,165,183,190〜198,
622,623,651,693〜695 ピークホー
ルド回路(PH回路) 36,37 差分回路 38,121,125,168,184,199〜20
7,624,625,652,696〜698 A/D
変換器 40〜47,80〜87,90〜97,110〜11
7,150〜157,631,632 テストパターン 50,51 入力端子 52 補正波形発生回路 53〜64 乗算型D/A変換器 65 シリアルデータ作成回路 108 加算減算処理部 122 座標算出回路 127 テストパターン表示位相制御回路 146 温度検出回路 147 タイマ回路 160,700〜702 減算器 161 最大値検出回路 162 最小値検出回路 163,208,628,629 加算器 166 2値化回路 180,181 減算回路 185 誤差検出回路 186,189 補正信号作成回路 188 駆動回路 209〜217,630 除算器 243〜245 演算器 260〜262 演算増幅器 626,627 係数ROM 653 CPU 663 アドレス発生器 660 ROM 661 D/A変換器 662,710 低域通過フィルタ(LPF) 680 不要光除去部 699 最小値算出回路 703,705 比較器 704,706 セレクタ 714 タイミング発生部 780,811 投射距離算出部 782,783 投射ディスプレイ 784 表示画面 785〜787 投射管 788〜795 ウインドウパターン 790 光遮蔽部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図86
【補正方法】変更
【補正内容】
【図86】(a)は本来のテストパターンの平面図、
(b)〜(d)は表示位置制御されたテストパターンの
平面図である。
(b)〜(d)は表示位置制御されたテストパターンの
平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/28 A 9/31 A
Claims (47)
- 【請求項1】 表示画面に表示されるテストパターンの
表示位置を検出する位置検出装置であって、 表示画面の外周部に設けられ、少なくとも前記表示画面
の一方向に沿って複数の光検出素子を近接して配置した
複数の光検出部と、 信号レベルが前記光検出部の光検出素子の配置方向に沿
って変化するテストパターンを、前記光検出素子で受光
できる位置に発生するテストパターン発生手段と、 前記光検出部の光検出素子で受光した信号レベルから前
記テストパターンの表示位置を算出するパターン位置算
出手段と、を具備することを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項2】 前記テストパターン発生手段は、 対称性を有する山形状の輝度分布を有するテスト信号を
発生するものであることを特徴とする請求項1記載の位
置検出装置。 - 【請求項3】 前記パターン位置算出手段は、 前記テストパターン発生手段が対称性を有する山形状の
輝度分布を有するテスト信号を発生したとき、受光信号
のレベルと傾斜から前記テストパターンの表示位置を算
出するものであることを特徴とする請求項1記載の位置
検出装置。 - 【請求項4】 前記パターン位置算出手段は、 前記テストパターンが映出されないときに前記全ての光
検出部が得られる暗信号レベル、及び前記テストパター
ンの高輝度パターンから得られる明信号レベルにより、
前記光検出素子の光電感度が同一になるよう補正した
後、前記テストパターンを表示して前記テストパターン
の表示位置を算出するものであることを特徴とする請求
項1記載の位置検出装置。 - 【請求項5】 表示画面に表示されるテストパターンの
表示位置を検出する位置検出装置であって、 映像の表示画面の外周部の所定位置に配置した複数の光
検出素子と、 信号レベルが前記表示画面の平面に沿って変化するテス
トパターンを発生するテストパターン発生手段と、 前記光検出素子で受光できる範囲内で前記テストパター
ン発生手段で生成されるテストパターンの表示位置を制
御する表示位置制御手段と、 前記光検出素子で受光した信号レベルと前記表示位置制
御手段の制御量とから、前記テストパターンの表示位置
を算出するパターン位置算出手段と、を具備することを
特徴とする位置検出装置。 - 【請求項6】 前記テストパターン発生手段は、 対称性を有する山形状の輝度分布を有するテスト信号を
発生するものであることを特徴とする請求項5記載の位
置検出装置。 - 【請求項7】 前記パターン位置算出手段は、 前記テストパターン発生手段が対称性を有する山形状の
輝度分布を有するテスト信号を発生したとき、受光信号
のレベルと前記表示位置制御手段の制御量とから、前記
テストパターンの表示位置を算出するものであることを
特徴とする請求項5記載の位置検出装置。 - 【請求項8】 表示画面に表示されるテストパターンの
表示位置を検出する位置検出装置であって、 映像の表示画面の外周部に設けられ、前記表示画面に沿
って複数の光検出素子を格子状に隣接して配置した複数
の光検出部と、 前記各光検出部の受光領域より小さい照射範囲を有する
テストパターンを、前記光検出部で受光できる位置に発
生するテストパターン発生手段と、 前記各光検出素子に対して表示画面上の2次元座標を割
り当て、前記各光検出素子の出力を、割り当てられた座
標で重み付け加算することにより、前記テストパターン
の表示位置を算出するパターン位置算出手段と、を具備
することを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項9】 前記パターン位置算出手段は、 各光検出素子に割り当てられた表示画面上の2次元平面
座標を夫々(x1,y1),(x2,y2),…(xn,yn) とし、各光検出
素子の正規化された出力をZ1,Z2,…,Zn とするき、次式 【数1】 によりテストパターンの表示位置(x,y) を算出するもの
であることを特徴とする請求項8記載の位置検出装置。 - 【請求項10】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 表示画面の外周部に設けられ、少なくとも前記表示画面
の一方向に沿って複数の光検出素子を近接して配置した
複数の光検出部と、 位置検出用と誤差検出用のテストパターンを、前記光検
出素子で受光できる位置に発生するテストパターン発生
手段と、 前記光検出素子で受光した信号レベルから前記テストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、 前記パターン位置算出手段の信号から、画像歪みとして
の幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する
誤差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より前記画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段と、を具備するこ
とを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項11】 前記テストパターン発生手段は、 位置検出用の信号として表示領域が大きく且つ信号レベ
ルが変化する第1のテストパターンと、誤差検出用の信
号として表示領域が小さく且つ隣接する光検出素子のピ
ッチより小なる線幅の輝度を有する第2のテストパター
ンとを発生するものであることを特徴とする請求項10
記載の画像補正装置。 - 【請求項12】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 画像の表示画面の4隅では水平及び垂直の走査方向に対
して斜めに複数の光検出素子が配置され、前記表示画面
の長辺外周部では水平走査方向に複数の光検出素子が配
置され、前記表示画面の短辺外周部では垂直走査方向に
複数の光検出素子が配置された複数の光検出部と、 前記光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、 前記光検出素子で受光した信号レベルから前記テストパ
ターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段と、 前記パターン位置算出手段の信号から、画像歪みとして
の幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する
誤差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より前記画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段と、を具備するこ
とを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項13】 前記パターン位置算出手段は、 前記光検出素子の受光位置に対応した位置情報を、電圧
情報に変換された位置/電圧信号により算出するもので
あることを特徴とする請求項12記載の画像補正装置。 - 【請求項14】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 表示画面の外周部に複数の光検出素子が配置された複数
の光検出部と、 前記光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、 前記光検出素子で受光した信号を加算及び減算した値に
基づいて、前記テストパターンの表示位置を算出するパ
ターン位置算出手段と、 前記パターン位置算出手段の信号から、画像歪みとして
の幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する
誤差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より前記画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段と、を具備するこ
とを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項15】 前記光検出部は、 映像の表示画面の4隅では画像の水平及び垂直の走査方
向に対して斜めに複数の光検出素子が配置され、前記表
示画面の長辺外周部では水平走査方向に複数の光検出素
子が配置され、前記表示画面の短辺外周部では垂直走査
方向に複数の光検出素子が配置されたものであることを
特徴とする請求項14記載の画像補正装置。 - 【請求項16】 前記パターン位置算出手段は、 隣接する光検出素子の各出力の加算値により、テストパ
ターンの映出位置を低分解能で検出し、補正信号発生手
段により前記テストパターンの映出位置が粗補正された
後、隣接する光検出素子の差分値により、再度前記テス
トパターンの映出位置を高分解能で検出するものである
ことを特徴とする請求項14記載の画像補正装置。 - 【請求項17】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 映像の表示画面の外周部に複数の光検出素子が配置され
た複数の光検出部と、 前記光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、 前記光検出素子で受光した信号レベルにより前記テスト
パターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段
と、 前記パターン位置算出手段の信号から、画像歪みとして
の幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する
誤差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力により、検出領域である画面周
辺部のみの補正信号を作成する周辺部補正信号作成手段
と、 前記周辺部補正信号作成手段からの補正波形で、コンバ
ーゼンス補正手段を駆動してテストパターンの表示位置
を収束させ、その収束結果に基づいて全画面の補正信号
を作成する全画面補正信号作成手段と、を具備すること
を特徴とする画像補正装置。 - 【請求項18】 前記光検出部は、 映像の表示画面の4隅では画像の水平及び垂直の走査方
向に対して斜めに複数の光検出素子が配置され、前記表
示画面の長辺外周部では水平走査方向に複数の光検出素
子が配置され、前記表示画面の短辺外周部では垂直走査
方向に複数の光検出素子が配置されたものであることを
特徴とする請求項17記載の画像補正装置。 - 【請求項19】 前記パターン位置算出手段は、 隣接する光検出素子の各出力の加算値により、テストパ
ターンの映出位置を低分解能で検出し、補正信号発生手
段により前記テストパターンの映出位置が粗補正された
後、隣接する光検出素子の差分値により、再度前記テス
トパターンの映出位置を高分解能で検出するものである
ことを特徴とする請求項17記載の画像補正装置。 - 【請求項20】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 映像の表示画面の外周部に複数の光検出素子が配置され
た複数の光検出部と、 前記光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、 前記光検出素子で受光した信号レベルにより前記テスト
パターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段
と、 前記パターン位置算出手段の信号から、所定時間経過毎
に画像歪みとしての幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補
正方向を算出する誤差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より前記画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段と、を具備するこ
とを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項21】 前記補正信号作成手段は、 画像表示装置の電源投入後からの経過時間及び装置内温
度に基づき、前記光検出部の信号に同期して補正信号を
作成するものであることを特徴とする請求項20記載の
画像補正装置。 - 【請求項22】 前記光検出部は、 前記テストパターンの受光位置に対応した位置情報が電
圧変換された位置/電圧変換信号を出力するものである
ことを特徴とする請求項20記載の画像補正装置。 - 【請求項23】 前記補正信号作成手段は、 前記光検出素子でテストパターンが受光されない場合
は、画像表示装置の時間経過とセット内温度に同期して
定期的に補正信号を作成するものであることを特徴とす
る請求項20記載の画像補正装置。 - 【請求項24】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 映像の表示画面の外周部に複数の光検出素子が配置され
た複数の光検出部と、 前記光検出素子で受光できる位置にテストパターンを発
生するテストパターン発生手段と、 前記光検出素子からの受光位置に対応した位置情報が電
圧情報に変換された位置/電圧変換信号から前記テスト
パターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段
と、 前記パターン位置算出手段の信号から画像歪みとしての
幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤
差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より前記画像歪みの誤差を補正
する信号を作成する補正信号作成手段と、を具備するこ
とを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項25】 前記パターン位置算出手段は、 前記テストパターンの位置検出では、複数の光検出素子
の設置距離に渡って線形変化する位置/電圧変換特性で
検出処理を行い、前記テストパターンの誤差検出では、
収束点において光検出素子の設置間隔より短い範囲で線
形変化する時間/電圧変換特性で検出処理を行うもので
あることを特徴とする請求項24記載の画像補正装置。 - 【請求項26】 前記テストパターン発生手段は、 位置検出用には表示領域が大きいクロスハッチ信号を、
誤差検出用は表示領域が小さいクロスハッチ信号を発生
するものであることを特徴とする請求項24記載の画像
補正装置。 - 【請求項27】 表示画面に表示されるテストパターン
の表示位置を検出する位置検出装置であって、 前記表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して配
列した複数の光検出部と、 信号レベルが幅方向に変化する線状のテストパターンを
前記光検出素子で受光できる位置に発生するテストパタ
ーン発生手段と、 前記光検出部内の各光検出素子に対して表示画面上の座
標を割り当て、前記各光検出素子の出力比を、各光検出
素子に割り当てられた座標で重み付け加算することによ
り、前記テストパターンの表示位置を算出するパターン
位置算出手段と、を具備することを特徴とする位置検出
装置。 - 【請求項28】 前記パターン位置算出手段は、 前記光検出部の各光検出素子の出力を前記光検出部内の
全光検出素子の出力の総和で除算することにより、各光
検出素子の出力比を算出し、各光検出素子に割り当てら
れた座標で重み付け加算することにより、テストパター
ンの表示位置を算出するものであることを特徴とする請
求項27記載の位置検出装置。 - 【請求項29】 前記テストパターン発生手段は、 幅方向に山形対称の輝度分布をもつ線状のテストパター
ンを、前記光検出部内の少なくとも2個以上の光検出素
子上に発生するものであることを特徴とする請求項27
記載の位置検出装置。 - 【請求項30】 前記光検出部は、各光検出素子を表示
画面の走査方向に対して斜め直線上に配列したものであ
り、 前記テストパターン発生手段は、表示画面の走査方向に
対し輝度分布が山形対称となるような線状のテストパタ
ーンを発生するものであることを特徴とする請求項27
記載の位置検出装置。 - 【請求項31】 表示画面に表示されるテストパターン
の表示位置を検出する位置検出装置であって、 前記表示画面の外周部に配置した複数の光検出素子と、 信号レベルが幅方向に変化する線状のテストパターン
を、前記光検出素子で受光できる位置に発生するテスト
パターン発生手段と、 前記テストパターン発生手段から発生するテストパター
ンの表示位置をパターン幅以内で時分割で微動させる表
示位置制御手段と、 前記光検出素子から時分割に出力される各検出信号の出
力比を算出し、この出力比を前記表示位置制御手段から
出力されたテストパターンの移動量で重み付け加算する
ことにより、テストパターンの表示位置を算出するパタ
ーン位置算出手段と、を具備することを特徴とする位置
検出装置。 - 【請求項32】 前記パターン位置算出手段は、 前記光検出素子から時分割で検出される各信号レベルを
一時記憶し、記憶された各信号レベルを全信号レベルの
総和で除算することにより出力比を算出し、この出力比
にテストパターンの移動量を乗算することによりテスト
パターンの表示位置を算出するものであることを特徴と
する請求項31記載の位置検出装置。 - 【請求項33】 前記表示位置制御手段は、 テストパターンの幅に対して二分の一の範囲内で、テス
トパターンの微動範囲を時分割で制御するものであるこ
とを特徴とする請求項32記載の位置検出装置。 - 【請求項34】 前記テストパターン発生手段は、 幅方向に山形対称の輝度分布をもつ線状のテストパター
ンを発生するものであることを特徴とする請求項32記
載の位置検出装置。 - 【請求項35】 表示画面に表示されるテストパターン
の表示位置を検出する位置検出装置であって、 前記表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して配
列した複数の光検出部と、 信号レベルが幅方向に変化する線状のテストパターンを
前記光検出部に照射するとき、前記テストパターンの幅
を前記光検出部の受光領域よりも小さくなるよう発生す
るテストパターン発生手段と、 前記光検出部における各光検出素子の出力のうちの最小
値を不要光レベルとして検出する最小値算出手段と、 前記光検出部における各光検出素子の夫々出力から、前
記最小値算出手段の出力を夫々減算する複数の差分手段
と、 前記光検出部における各光検出素子に対応する前記差分
手段の出力から、前記テストパターンの表示位置を算出
するパターン位置算出手段と、を具備することを特徴と
する位置検出装置。 - 【請求項36】 前記パターン位置算出手段は、 前記各光検出部において夫々の光検出素子に表示画面上
の座標を割り当て、各光検出素子に対応する前記差分手
段の各出力を、全差分手段の出力の総和で除算すること
により各差分手段の出力比を算出し、この出力比に表示
画面上の座標値を重み付け加算することにより、前記テ
ストパターンの表示位置を算出するものであることを特
徴とする請求項35記載の位置検出装置。 - 【請求項37】 前記光検出部は、各光検出素子を表示
画面の走査方向に対して斜め直線状に配列したものであ
り、 前記テストパターン発生手段は、幅方向に山形対称の輝
度分布をもつ線状のテストパターンを発生するものであ
ることを特徴とする請求項35記載の位置検出装置。 - 【請求項38】 前記光検出部は、 指向特性の狭い光検出素子と、前記光検出素子の周辺部
に不要光を遮蔽するための光遮蔽部と、を有するもので
あることを特徴とする請求項35記載の位置検出装置。 - 【請求項39】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 前記表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して配
列した複数の光検出部と、 信号レベルが幅方向に変化する線状のテストパターンを
前記光検出素子で受光できる位置に発生するテストパタ
ーン発生手段と、 入力画像信号のレベルを少なくともフィールド単位で平
均化する画像平均化手段と、 前記画像平均化手段の出力と前記テストパターン発生手
段の出力するテストパターンとを切り換える第1の切換
手段と、 前記第1の切換手段の出力と入力画像信号とを切り換え
る第2の切換手段と、 画像の補正時に前記第2の切換手段を用いて前記第1の
切換手段の出力に切換え、前記表示画面の有効表示範囲
に前記画像平均化手段の出力画像を表示し、前記表示画
面の外周部に前記テストパターン発生手段のテストパタ
ーンを表示するよう、前記第1の切換手段に切換タイミ
ング信号を与えるタイミング発生部と、 前記光検出部内の各光検出素子に対して表示画面上の座
標を割り当て、前記各光検出素子の出力比を、各光検出
素子に割り当てられた座標で重み付け加算することによ
り、前記テストパターンの表示位置を算出するパターン
位置算出手段と、 前記パターン位置算出手段の信号から画像の幾何学歪と
コンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤差算出手段
と、 前記誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正する
信号を作成する補正信号作成手段と、を具備することを
特徴とする画像補正装置。 - 【請求項40】 前記タイミング発生部は、 入力画像が表示画面の有効表示範囲と異なるとき、画像
の補正時に前記画像平均化手段の出力を前記表示画面に
表示し、前記テストパターンを表示画面の外周部に表示
するよう前記第1の切換手段を制御するものであること
を特徴とする請求項39記載の画像補正装置。 - 【請求項41】 画像を表示画面に表示する際に画像歪
み検出用のテストパターンの表示位置を検出して画像歪
みを補正する画像補正装置であって、 前記表示画面の外周部に複数の光検出素子を隣接して配
列した複数の光検出部と、 線状のテストパターンを前記光検出素子で受光できる位
置に発生するテストパターン発生手段と、 前記テストパターン発生手段から発生する線状のテスト
パターンの表示位置を、基準位置から最小ピッチの整数
倍で表示画面の左右又は上下に順次移動させる表示位置
制御手段と、 前記光検出部に前記テストパターンの検出信号が得られ
たとき、前記表示位置制御手段の指示するテストパター
ンの移動回数に基づいてテストパターンの表示位置を算
出するパターン位置算出手段と、 前記パターン位置算出手段の信号から画像歪みとしての
幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤
差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正する
信号を作成する補正信号作成手段と、を具備することを
特徴とする画像補正装置。 - 【請求項42】 前記テストパターン発生手段は、 線状のテストパターンを格子状に組み合わせたものを格
子パターンとするとき、前記格子パターンの格子点が前
記光検出素子で受光できる位置に発生するものであり、 前記表示位置制御手段は、 画像の補正時に前記格子パターンの表示位置を変化させ
るに際し、先ず前記表示画面の十字上に位置する前記光
検出部が前記格子パターンを検出できるよう位置制御を
行い、次に十字上に位置制御された場所を移動元として
前記表示画面の角部に位置する前記光検出部が前記格子
パターンを検出できるよう位置制御を行うものであり、 前記パターン位置算出手段は、前記表示位置制御手段に
おける各位置制御量から前記格子パターンにおける各格
子点の表示位置を算出するものであることを特徴とする
請求項41記載の画像補正装置。 - 【請求項43】 前記表示位置制御手段は、 画像表示装置に設けられた偏向手段を制御することによ
り、テストパターンの表示位置を前記テストパターン発
生手段に与えるものであることを特徴とする請求項41
記載の画像補正装置。 - 【請求項44】 複数の表示画面を縦横方向に隣接して
配置したマルチ表示画面に対して複数の拡大投射管によ
り画像を表示する際に、画像歪み検出用のテストパター
ンの表示位置を検出して画像歪みを補正する画像補正装
置であって、 前記各表示画面から前記拡大投射管側に位置し、各投射
ビームの放射外周部に複数の光検出素子を隣接して配列
した複数の光検出部と、 前記光検出部と前記拡大投射管との距離を投射距離とし
たとき、前記投射距離の算出用の第1のテストパターン
と画像歪み検出用の第2のテストパターンを、前記光検
出部の光検出素子で受光できる位置に発生するテストパ
ターン発生手段と、 前記光検出素子で受光した前記第1のテストパターンの
信号レベルにより光検出部への投射距離を算出する投射
距離算出手段と、 前記各光検出部の光検出素子の出力と前記投射距離算出
手段の出力から前記第2のテストパターンの表示位置を
算出するパターン位置算出手段と、 前記パターン位置算出手段の信号から画像歪みとしての
幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤
差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正する
信号を作成する補正信号作成手段と、を具備することを
特徴とする画像補正装置。 - 【請求項45】 前記テストパターン発生手段は、 前記第1のテストパターンとして輝度値が一定の投射距
離算出用のウィンドウパターンと、前記第2のテストパ
ターンとして輝度値が前記表示画面内で格子状に変化す
る画像歪み検出用のクロスハッチパターンとを順次発生
するものであることを特徴とする請求項44記載の画像
補正装置。 - 【請求項46】 複数の表示画面を縦横方向に隣接して
配置したマルチ表示画面に対して複数の拡大投射管によ
り画像を表示する際に、画像歪み検出用のテストパター
ンの表示位置を検出して画像歪みを補正する画像補正装
置であって、 前記各表示画面から前記拡大投射管側に位置し、各投射
ビームの放射外周部に複数の光検出素子を隣接して配列
した複数の光検出部と、 前記光検出部と前記拡大投射管との距離を投射距離とし
たとき、前記投射距離の算出用の第1のテストパターン
と画像歪み検出用の第2のテストパターンを、前記光検
出部の光検出素子で受光できる位置に発生するテストパ
ターン発生手段と、 前記光検出素子で受光した前記第1のテストパターンの
信号レベルにより光検出部への投射距離を算出する投射
距離算出手段と、 前記投射距離算出手段の出力をもとに前記第2のテスト
パターンの表示位置を微動させる表示位置制御手段と、 前記各光検出部の光検出素子の出力から前記第2のテス
トパターンの表示位置を算出するパターン位置算出手段
と、 前記パターン位置算出手段の信号から画像歪みとしての
幾何学歪とコンバーゼンス誤差の補正方向を算出する誤
差算出手段と、 前記誤差算出手段の出力より画像歪みの誤差を補正する
信号を作成する補正信号作成手段と、を具備することを
特徴とする画像補正装置。 - 【請求項47】 前記テストパターン発生手段は、 前記第1のテストパターンとして輝度値が一定の投射距
離算出用のウィンドウパターンと、前記第2のテストパ
ターンとして輝度値が前記表示画面内で格子状に変化す
る画像歪み検出用のクロスハッチパターンとを順次発生
するものであることを特徴とする請求項46記載の画像
補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7113902A JPH08149522A (ja) | 1994-09-20 | 1995-04-14 | 位置検出装置及び画像補正装置 |
EP95114687A EP0703714A3 (en) | 1994-09-20 | 1995-09-19 | Image display position detection device and image correction device |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-252854 | 1994-09-20 | ||
JP25285494 | 1994-09-20 | ||
JP7113902A JPH08149522A (ja) | 1994-09-20 | 1995-04-14 | 位置検出装置及び画像補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149522A true JPH08149522A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=26452788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7113902A Pending JPH08149522A (ja) | 1994-09-20 | 1995-04-14 | 位置検出装置及び画像補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08149522A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-04-14 JP JP7113902A patent/JPH08149522A/ja active Pending
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