JPH08148262A - 正特性サーミスタ発熱体 - Google Patents
正特性サーミスタ発熱体Info
- Publication number
- JPH08148262A JPH08148262A JP28502294A JP28502294A JPH08148262A JP H08148262 A JPH08148262 A JP H08148262A JP 28502294 A JP28502294 A JP 28502294A JP 28502294 A JP28502294 A JP 28502294A JP H08148262 A JPH08148262 A JP H08148262A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- positive characteristic
- characteristic thermistor
- electrode plate
- electrode
- Prior art date
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- Pending
Links
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 abstract description 10
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミック温風ヒータに使用される正特性サ
ーミスタ発熱体において、正特性サーミスタと電極板の
接着工数削減による安価な正特性サーミスタ発熱体を提
供することを目的とする。 【構成】 両主平面に電極12が形成された正特性サー
ミスタ11と金属放熱体13を接合した電極板14を両
面接着シート18を挟んで加圧接着され、この際にアル
ミニウム粉末16が正特性サーミスタ11の電極12と
アルミニウムシート15に接触し、電気導通が得られ
る。
ーミスタ発熱体において、正特性サーミスタと電極板の
接着工数削減による安価な正特性サーミスタ発熱体を提
供することを目的とする。 【構成】 両主平面に電極12が形成された正特性サー
ミスタ11と金属放熱体13を接合した電極板14を両
面接着シート18を挟んで加圧接着され、この際にアル
ミニウム粉末16が正特性サーミスタ11の電極12と
アルミニウムシート15に接触し、電気導通が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温風ヒータ等の発熱体と
して利用される正特性サーミスタ発熱体に関するもので
ある。
して利用される正特性サーミスタ発熱体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】正特性サーミスタは、ある温度以上にな
ると急激に抵抗値が上昇する性質を有する半導体セラミ
ックスである。これに電圧を印加すると一定温度で発熱
するため、定温発熱体として幅広く利用されている。そ
してこの発熱体の入力電圧を大きくするために金属放熱
体が接合されている電極板を絶縁性接着剤により正特性
サーミスタへ固着した構成とし、同時に電極板および金
属放熱体が正特性サーミスタへの給電路を兼ねている正
特性サーミスタ発熱体が良く知られている。
ると急激に抵抗値が上昇する性質を有する半導体セラミ
ックスである。これに電圧を印加すると一定温度で発熱
するため、定温発熱体として幅広く利用されている。そ
してこの発熱体の入力電圧を大きくするために金属放熱
体が接合されている電極板を絶縁性接着剤により正特性
サーミスタへ固着した構成とし、同時に電極板および金
属放熱体が正特性サーミスタへの給電路を兼ねている正
特性サーミスタ発熱体が良く知られている。
【0003】以下に従来の正特性サーミスタ発熱体につ
いて図面を用いて説明する。図3,図4は上記従来の正
特性サーミスタ発熱体の構成を示すもので図3はその斜
視図、図4はその要部拡大断面図である。図3,図4に
おいて、1は両主平面に複数個の突起部1aが設けられ
た正特性サーミスタであり、2はその表面に設けられた
電極で、アルミニウムを溶射することで形成付着されて
いる。3はアルミニウム薄板を矩形波状に曲げて形成し
た金属放熱体で、この金属放熱体3とアルミニウム製の
電極板4とはブレージング加工により接合されている。
そして、正特性サーミスタ1と電極板4とは絶縁性接着
剤5を介して押圧しながら熱硬化することによって固着
されている。
いて図面を用いて説明する。図3,図4は上記従来の正
特性サーミスタ発熱体の構成を示すもので図3はその斜
視図、図4はその要部拡大断面図である。図3,図4に
おいて、1は両主平面に複数個の突起部1aが設けられ
た正特性サーミスタであり、2はその表面に設けられた
電極で、アルミニウムを溶射することで形成付着されて
いる。3はアルミニウム薄板を矩形波状に曲げて形成し
た金属放熱体で、この金属放熱体3とアルミニウム製の
電極板4とはブレージング加工により接合されている。
そして、正特性サーミスタ1と電極板4とは絶縁性接着
剤5を介して押圧しながら熱硬化することによって固着
されている。
【0004】以上のような構成を持つ正特性サーミスタ
発熱体において、正特性サーミスタ1と電極板4の電気
的導通は、アルミニウム溶射による電極2の凸部2aが
絶縁性接着剤5を押し分けて電極板4に接触することで
得られている。
発熱体において、正特性サーミスタ1と電極板4の電気
的導通は、アルミニウム溶射による電極2の凸部2aが
絶縁性接着剤5を押し分けて電極板4に接触することで
得られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、正特性サーミスタ1と金属放熱体3を結合
した電極板4を絶縁性接着剤5を塗布して加圧熱硬化し
て結合するため工数が非常に多く、絶縁性接着剤5自体
がその都度の接着に必要な量以上の絶縁性接着剤を配合
しなくてはならず使用効率が悪い。このため完成した正
特性サーミスタ発熱体は高価であるという問題を有して
いた。
の構成では、正特性サーミスタ1と金属放熱体3を結合
した電極板4を絶縁性接着剤5を塗布して加圧熱硬化し
て結合するため工数が非常に多く、絶縁性接着剤5自体
がその都度の接着に必要な量以上の絶縁性接着剤を配合
しなくてはならず使用効率が悪い。このため完成した正
特性サーミスタ発熱体は高価であるという問題を有して
いた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な構成により正特性サーミスタと金属放熱体を
固着した電極板とを接着して電気導通を得られることに
より安価な正特性サーミスタ発熱体を提供することを目
的とする。
で、簡単な構成により正特性サーミスタと金属放熱体を
固着した電極板とを接着して電気導通を得られることに
より安価な正特性サーミスタ発熱体を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の正特性サーミスタ発熱体は、正特性サーミス
タと金属放熱体を固着した電極板を金属製のシートの両
面に金属粉末をちりばめた粘着剤を塗布した両面接着シ
ートにより接着させ、両面接着シートの粘着剤中にちり
ばめられた金属粉末が両面接着シートの母材となる金属
シートと電極板、正特性サーミスタに形成された電極間
で挟まれて接触し、同時に電気導通が得られる構成とす
るものである。
に本発明の正特性サーミスタ発熱体は、正特性サーミス
タと金属放熱体を固着した電極板を金属製のシートの両
面に金属粉末をちりばめた粘着剤を塗布した両面接着シ
ートにより接着させ、両面接着シートの粘着剤中にちり
ばめられた金属粉末が両面接着シートの母材となる金属
シートと電極板、正特性サーミスタに形成された電極間
で挟まれて接触し、同時に電気導通が得られる構成とす
るものである。
【0008】
【作用】この構成によって、簡単な構成により正特性サ
ーミスタと金属放熱体を固着した電極板とを接着して電
気導通が得られ、工数削減を可能とすることで安価な正
特性サーミスタ発熱体を得ることができる。
ーミスタと金属放熱体を固着した電極板とを接着して電
気導通が得られ、工数削減を可能とすることで安価な正
特性サーミスタ発熱体を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1,図2は本発明の実施例におけ
る正特性サーミスタ発熱体の構成を示すもので、図1は
その斜視図、図2はその接続状態を示す要部拡大断面図
である。
しながら説明する。図1,図2は本発明の実施例におけ
る正特性サーミスタ発熱体の構成を示すもので、図1は
その斜視図、図2はその接続状態を示す要部拡大断面図
である。
【0010】図1,図2において、11は形状が10mm
×30mm×3mmの正特性サーミスタであり、その表面に
は20〜30μmの厚みでアルミニウムの電極12が焼
き付けにより形成されている。13は厚さ0.5mmのア
ルミニウム薄板を矩形波状に曲げて形成した金属放熱体
であり、これは厚さ0.2mmのアルミニウム製の電極板
14とブレージング工法により接合されている。そして
電極12と電極板14とは、両者間に10〜15μmの
アルミニウムシート15を母材とし、直径3〜5μmの
アルミニウム粉末16をちりばめた粘着剤17を両面に
塗布された両面接着シート18を挟んで加圧接着され、
この際にアルミニウム粉末16が電極12と電極板14
に接触し、電気導通が得られる。
×30mm×3mmの正特性サーミスタであり、その表面に
は20〜30μmの厚みでアルミニウムの電極12が焼
き付けにより形成されている。13は厚さ0.5mmのア
ルミニウム薄板を矩形波状に曲げて形成した金属放熱体
であり、これは厚さ0.2mmのアルミニウム製の電極板
14とブレージング工法により接合されている。そして
電極12と電極板14とは、両者間に10〜15μmの
アルミニウムシート15を母材とし、直径3〜5μmの
アルミニウム粉末16をちりばめた粘着剤17を両面に
塗布された両面接着シート18を挟んで加圧接着され、
この際にアルミニウム粉末16が電極12と電極板14
に接触し、電気導通が得られる。
【0011】上記のように構成された正特性サーミスタ
発熱体と従来の正特性サーミスタ発熱体において、正特
性サーミスタ発熱体を製造するときの正特性サーミスタ
11と電極板14を貼り合わせる工程における工数の各
々の比較を比率にて(表1)に示す。
発熱体と従来の正特性サーミスタ発熱体において、正特
性サーミスタ発熱体を製造するときの正特性サーミスタ
11と電極板14を貼り合わせる工程における工数の各
々の比較を比率にて(表1)に示す。
【0012】
【表1】
【0013】以上のように本実施例の試料では、正特性
サーミスタ11と電極板14間を両面接着シート18に
より接着することにより、従来の正特性サーミスタ発熱
体の接着剤塗布の工程を両面接着シート18の貼り付け
に置き換えて3分の1の工数に、さらに加圧熱硬化の工
程を加圧接着の工程に置き換え5分の1の工数にするこ
とによって、貼り合わせ工程全体で工数を半減すること
ができる。
サーミスタ11と電極板14間を両面接着シート18に
より接着することにより、従来の正特性サーミスタ発熱
体の接着剤塗布の工程を両面接着シート18の貼り付け
に置き換えて3分の1の工数に、さらに加圧熱硬化の工
程を加圧接着の工程に置き換え5分の1の工数にするこ
とによって、貼り合わせ工程全体で工数を半減すること
ができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、正特性サーミス
タと電極板間を両面接着シートにより接着することによ
り、従来の正特性サーミスタ発熱体の接着剤塗布及び加
圧熱硬化の工程を接着シート貼り付け及び加圧接着の工
程に置き換え、工数を貼り合わせ工程全体で半減するこ
とができ、安価な正特性サーミスタ発熱体を実現したも
のである。
タと電極板間を両面接着シートにより接着することによ
り、従来の正特性サーミスタ発熱体の接着剤塗布及び加
圧熱硬化の工程を接着シート貼り付け及び加圧接着の工
程に置き換え、工数を貼り合わせ工程全体で半減するこ
とができ、安価な正特性サーミスタ発熱体を実現したも
のである。
【図1】本発明の一実施例における正特性サーミスタ発
熱体の斜視図
熱体の斜視図
【図2】同要部拡大断面図
【図3】従来の正特性サーミスタ発熱体の斜視図
【図4】同要部拡大断面図
11 正特性サーミスタ 12 電極 13 金属放熱体 14 電極板 15 アルミニウムシート 16 アルミニウム粉末 17 粘着剤 18 両面接着シート
Claims (1)
- 【請求項1】 両主平面に電極が形成された正特性サー
ミスタと、金属放熱体を接合した電極板を、金属製のシ
ートの両面に金属粉末をちりばめた粘着剤を塗布した両
面接着シートにより固着してなる正特性サーミスタ発熱
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28502294A JPH08148262A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28502294A JPH08148262A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148262A true JPH08148262A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17686147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28502294A Pending JPH08148262A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08148262A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030053086A (ko) * | 2001-12-22 | 2003-06-28 | 카템 게엠베하 운트 캄파니 카게 | 피티씨 가열 장치 |
KR100730416B1 (ko) * | 2003-09-11 | 2007-06-19 | 카템 게엠베하 운트 캄파니 카게 | 하우징을 갖는 전기 가열 장치 |
JP2010501988A (ja) * | 2006-09-01 | 2010-01-21 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 発熱体 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP28502294A patent/JPH08148262A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030053086A (ko) * | 2001-12-22 | 2003-06-28 | 카템 게엠베하 운트 캄파니 카게 | 피티씨 가열 장치 |
KR100730416B1 (ko) * | 2003-09-11 | 2007-06-19 | 카템 게엠베하 운트 캄파니 카게 | 하우징을 갖는 전기 가열 장치 |
JP2010501988A (ja) * | 2006-09-01 | 2010-01-21 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | 発熱体 |
US8373100B2 (en) | 2006-09-01 | 2013-02-12 | Epcos Ag | Heating element |
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