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JPH08145683A - 加速度・角速度検出装置 - Google Patents

加速度・角速度検出装置

Info

Publication number
JPH08145683A
JPH08145683A JP6281032A JP28103294A JPH08145683A JP H08145683 A JPH08145683 A JP H08145683A JP 6281032 A JP6281032 A JP 6281032A JP 28103294 A JP28103294 A JP 28103294A JP H08145683 A JPH08145683 A JP H08145683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
axis
mass body
angular velocity
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6281032A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Okazaki
光宏 岡崎
Jun Iwasaki
純 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6281032A priority Critical patent/JPH08145683A/ja
Priority to US08/557,422 priority patent/US5691471A/en
Publication of JPH08145683A publication Critical patent/JPH08145683A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/18Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration in two or more dimensions
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
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    • GPHYSICS
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    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/084Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの装置で3軸の角速度と3軸の角速度を
検出する 【構成】 質量体6と、質量体6に接合され、質量体6
の変位に応じて変形可能な可撓部2と、可撓部2を支持
する周辺支持体1と、可撓部2の変形を検出する変形検
出部材12〜23と、質量体6を2次元的に加振する加
振部材24〜31とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の軸方向に対応す
る加速度及び角速度を検出する加速度・角速度検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手振れ防止カメラ、自動車のアク
ティブサスペンション、自動車、航空機及び船舶等で利
用されるナビゲーションシステムなどで、慣性センサを
用いて運動体の移動量や姿勢を検出することが行われて
いる。このような慣性センサとしては、加速度検出装置
や角速度検出装置がある。そして、航空機で行われてい
る方法では、3軸の加速度と3軸の角速度を検出して、
航空機の姿勢、位置、速度等を計算している。そのた
め、航空機で行われている方法では3個の加速度検出装
置と3個の角速度検出装置が必要である。また、手振れ
補正カメラでは、2個の振動ジャイロ(角速度検出装
置)で2軸の角速度を検出し、手振れ補正を行ってい
る。
【0003】しかしながら、1個の加速度検出装置で1
軸の加速度あるいは1個の角速度検出装置で1軸の角速
度を検出する従来の方法では、検出する加速度および角
速度の種類(検出しようとする加速度及び角速度の軸の
数)と同じ個数の加速度検出装置および角速度検出装置
を必要とするため、多くの検出装置が必要となる。従っ
て、複数の軸に対応する加速度及び角速度を検出しよう
とすると、装置全体の価格が高くなり、また、複数の検
出装置を取り付けるために広いスペースを要する等の問
題点を有していた。
【0004】そのような問題点を解決するために、特開
平5−248872号公報では1軸の角速度と3軸の加
速度を検出することが可能な加速度・角速度検出装置が
提案されている。この装置を上から見た概略平面図を図
22に示す。この装置は、シリコンからなる基板101
上に、正方形の4つの頂点に位置するように導電性パタ
ーンにより脚部102が固着形成されている。この4つ
の脚部101間にアーム部102(102a、102
b、102c、102d)が形成されている。これらア
ーム部102は基板100上には固定されずに浮いた状
態とされている。尚、アーム部102は、脚部101の
近傍に透孔103が形成されているため、アーム部10
2の透孔103が形成されている領域は可撓性となる。
また、4つのアーム部102の中心から支持アーム部1
04(104a、104b、104c、104d)が延
びていてその他端には質量部105が設けられている。
尚、支持アーム部104及び質量部105もアーム部1
02と同様に基板100上には固定されずに、浮いた状
態とされている。さらに、アーム部102の中央部には
外側に向かって第1櫛形電極106(106a、106
b、106c、106d)が形成されている。上記した
アーム部102、支持アーム部104、質量部105及
び第1櫛形電極106から慣性機構部が構成される。そ
して、第1櫛形電極106の対面には第2櫛形電極10
7(107a、107b、107c、107d)が配置
されている。
【0005】次に、この装置の動作を説明する。第2櫛
形電極107a、107cにそれぞれVP+Vdsinω
t,VP−Vdsinωtの電圧を印加する。ここでVP
は直流バイアス電圧であり、Vdsinωtは駆動用交
流電圧である。この結果、第2櫛形電極107a、10
7cに対向する第1櫛形電極106a、106cに静電
気力が生じ、駆動周波数をx軸方向の共振周波数と等し
くすると慣性機構部はx方向に共振する。この状態でz
軸(図のx軸、y軸に垂直な軸)回りに回転角速度Ω0
が加わると質量部105は振動方向と垂直な方向である
y軸方向にコリオリの力が働き、このコリオリの力によ
り慣性機構部はy軸方向にも共振する。このとき、2組
の対向する櫛形電極106b、107b及び、106
d、107dの間の容量変化により振動の大きさを知る
ことができ、この振動の大きさは回転角速度Ω0に比例
するので容量変化を検出することにより回転角速度Ω0
を知ることができる。
【0006】尚、この装置は加速度を検出することもで
きるため、以下に加速度の検出動作について説明する。
今、x軸及びy軸方向に加速度ax、ayが加わったとす
る。この時、中央の質量部105には慣性力fx=−m
xとfy=−mayがx軸及びy軸方向に働く。ここで
mは質量部105の質量である。この結果、x軸方向に
生じる変位δxは対向する2組の櫛形電極106a、1
07a及び、106c、107cの間の容量変化により
検出することができ、x方向の変位はx方向の加速度a
xに比例するので容量変化を検出することによりx方向
の加速度axを検出することができる。また、y軸方向
についても同様に検出することができる。尚、質量部1
05の下面に電極を設け、その電極とある距離を離して
固定電極を設けることによってz軸方向の加速度を検出
することもできる。また、この一対の電極を設けること
によって、上記した角速度を検出する際にy軸回りの角
速度も検出することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では最大3軸の加速度または2軸の角速度しか検出
することができなかった。しかしながら、航空機等で用
いられる際には3軸の加速度と3軸の角速度を検出する
必要があるため、従来の装置を用いても1つの装置で3
軸の加速度と3軸の角速度を同時に検出することができ
なかった。
【0008】本発明は、上記問題点を鑑みて成されたも
のであり、一つの装置で3軸の角速度と3軸の角速度を
検出することが可能な加速度・角速度検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【問題点を解決するための手段】そのため、本発明の加
速度・角速度検出装置は、質量体と、質量体に接合さ
れ、質量体の変位に応じて変形可能な可撓部と、可撓部
を支持する周辺支持体と、可撓部の変形を検出する変形
検出部材と、質量体を2次元的に加振する加振部材とか
ら構成する(請求項1)。
【0010】この場合(請求項1)に、加振部材は可撓
部に形成された圧電体とすることは好ましい(請求項
2)。これらの場合(請求項1、2)に、変形検出部材
の出力に基づいて3軸の加速度および3軸の角速度を演
算する演算部を設けることは好ましい(請求項3)。
【0011】
【作用】本発明では1個の検出装置で、最大、3軸の加
速度および3軸の角速度を検出することができる。その
ため、3軸の加速度及び3軸の角速度を検出したい場合
に、従来は複数の検出装置が必要であったのに対して、
本発明では1個の検出装置で十分となる。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれに限るものではない。以下、本
発明の第1実施例について、具体的に述べる。図1は、
本発明の第1実施例による加速度・角速度検出装置を示
す概略図であり、図1(a)は、第1実施例による加速
度・角速度検出装置の概略上面図であり、図1(b)は
図1(a)の加速度・角速度検出装置をAA線に沿って
切った概略断面図である。
【0013】この加速度、角速度検出装置は、厚肉状の
周辺厚肉部1と、厚肉状の中央厚肉部3と、周辺厚肉部
1と中央厚肉部3とを接続し、上面に抵抗素子12〜23及
び圧電体24〜27が形成されている薄肉状の可撓部2と、
周辺厚肉部1にガラス層(接合層)4を介して接合さ
れ、周辺厚肉部1を支持する支持体5と、中央厚肉部3
にガラス層(接合層)11を介して接合され、加速度・
角速度検出装置に加わる加速度及び角速度によって可撓
部2に加わる応力を増加させる働きを持つ質量体6と、
支持体5にガラス層7を介して接合される台座8とを有
する。尚、第1実施例の加速度・角速度検出装置は、シ
リコンからなる第1、2、3基板の3枚のシリコン基板
で構成されており、第1基板は周辺厚肉部1と可撓部2
と中央厚肉部3とから構成され、第2基板は支持体5と
質量部6とから構成されており、第3基板は台座8で構
成される。尚、図1には示していないが、圧電体24〜31
の下部には下部電極が設けられており、また、上部には
上部電極が設けられている。尚、第1実施例では質量体
6は厚肉部3を介して可撓部2に接合されているが、厚
肉部3を設けずに、質量体6を直接、可撓部2に接合し
ても良い。
【0014】第1実施例の加速度・角速度検出装置は通
常の半導体製造技術を用いることにより、簡単に製造す
ることができるため、その製造方法の詳細な説明は省略
するが、以下に簡単に説明する。第1実施例で用いた第
1、第2及び第3基板は(100)面を有するシリコン
基板を用いており、第1基板はp型基板を用いている。
また、第1、第3基板の厚さは約250μmであり、第
2基板の厚さは約1.4mmである。
【0015】まず、第1基板の上面及び下面にLP−C
VD法等によって窒化膜を形成し、その後、第1基板の
上面の窒化膜を除去する。次に、窒化膜が除去された第
1基板の上面にn型エピタキシャル成長層を10μm形
成する。更に、n型エピタキシャル成長層の上にシリコ
ン酸化膜を0.6μm形成する。次に、薄肉状の可撓部
2を形成する領域の上面(n型エピタキシャル成長層
上)に、周知のICプレーナプロセスによって可撓部2
の撓みを検出する抵抗素子(歪ゲージ素子)12〜23
(詳しくは、不純物を拡散させることによって形成され
る拡散抵抗である)を形成し、その後、抵抗素子12〜
23を接続するための金属配線(Al)を形成する。こ
のとき、金属配線はシリコン酸化膜によってn型エピタ
キシャル成長層とは絶縁されている。尚、抵抗素子12
〜23は、金属配線によって図2(a)〜(c)のよう
に、抵抗素子12〜15、抵抗素子16〜19、抵抗素
子20〜23をそれぞれ1組の群としてホイートストン
ブリッジ回路が組まれている。次に、圧電素子24〜3
1に電圧を印加するための下部電極(不図示)を前記抵
抗素子が形成されている面に形成する。尚、下部電極と
前記金属配線は電気的に絶縁されるようにする。次に、
下部電極の上にPZT(圧電体)をスパッタリング法ま
たは水熱法等を用いて形成する。その後、PZTの上に
上部電極(不図示)を形成する。ところで、このような
PZTを下部及び上部電極で挟むような構造にした場
合、PZTは下部電極と上部電極の間の電圧が印加され
ている領域のみが印加された電圧の大きさに応じてその
面積が変化する。また、第1実施例では圧電体24〜3
1のそれぞれに独立に電圧を印加するため、下部電極、
上部電極及びPZTの形状は図1(a)に示した圧電体
24〜31と同じ形状にした。しかし、圧電体24〜3
1の面積を独立に変化させるためには、下部電極、上部
電極及びPZTのうち少なくとも1つの形状が図1
(a)に示される圧電体24〜31と同じ形状をしてお
り、かつ、上部電極または下部電極のいずれか一方の電
極が圧電体24〜31の領域に対応して独立した領域に
分かれていれば(絶縁されていれば)良い(例えば、下
部電極を1つの膜からなる共通電極とし、上部電極を圧
電体24〜31とほぼ同じ形状の8つの電極で構成して
も良い)。この場合、下部電極、上部電極及び前記した
抵抗素子を接続するための金属配線はそれぞれが電気的
に絶縁されるようにする。次に、第1基板の下面を水酸
化カリウム溶液等の強アルカリエッチッグ液を用いてエ
ッチングし、可撓部2を形成する。このとき、シリコン
の(111)面はほとんどエッチングされないため、一
定の角度を保ってシリコンはエッチングされる。また、
エッチングは電気化学エッチングを用いることによっ
て、n型エピタキシャル成長層の面で停止させることが
できる。
【0016】次に、第2基板からなる支持体5の上面に
ガラス層4、11を形成し、陽極接合法を用いて第2基
板と第1基板を接合する。その後、第2基板から質量体
6と支持体5が構成されるように第2基板を切断する。
その後、第3基板(台座)の上面にガラス層7を形成
し、第3基板と第2基板を陽極接合法を用いて接合す
る。
【0017】尚、第1実施例では検出装置の質量部は、
中央厚肉部3、ガラス層11と質量体6等から構成され
る。また、可撓部2は内周、外周が八角形である薄肉構
造として図示してあるが、円形または八角形以外の多角
形の薄肉構造でもよい。また、質量体6のx、y、z軸
方向の振動が可能ならば可撓部2は梁部材を組み合わせ
た構造でもよい。
【0018】第1実施例における質量体6の加振手段
は、可撓部2に設けられた8つの圧電体24〜31およ
び加振信号発生装置で構成されている。尚、第1実施例
では圧電体としてPZTを用いたが、ZnO等でもよ
い。また、圧電体の代わりに磁歪素子等を用いてもよ
い。次に、加速度・角速度検出装置における質量体6の
加振状態を図3を用いて説明する。ここで、圧電体24
と28、25と29、26と30、27と31はそれぞ
れに同様な電圧が印加されそれぞれが同様な働きをする
ため、以下で同様に扱う場合は、それぞれを組として圧
電体(1)、圧電体(2)、圧電体(3)及び圧電体
(4)と呼ぶ。圧電体(1)、(2)、(3)及び
(4)の上部電極に印加する電圧の状態を図4に示す。
図4の縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。また、V
d1、Vd2、Vd3、Vd4は、それぞれ圧電体(1)
(2)、(3)及び(4)の上部電極に印加する電圧の
波形である。尚、各圧電体(1)〜(4)の下に配置さ
れている下部電極の電位はグランドとしておく。圧電体
(1)および(4)が可撓部2の面内方向に伸びるよう
に、また圧電体(2)および(3)が可撓部2の面内方
向に縮むように圧電体(1)〜(4)の上下に存在する
上部及び下部電極に電圧を印加し、圧電体に電界を印加
すると、図3(a)のように可撓部2が変形する。具体
的には図4の時間t1のタイミングであり、圧電体
(1)、(4)の上部電極には+Vの電圧を、圧電体
(2)、(3)の上部電極には−Vの電圧を印加する。
次に、圧電体(1)、(3)が伸びるように、圧電体
(2)、(4)が縮むように、それぞれの圧電体の上部
電極にに電圧を印加すると、図3(b)のように可撓部
2が変形する。このときのそれぞれの圧電体の上部に配
置される上部電極に印加する電圧のタイミングは図4の
時間t2である。同様に圧電体(2)、(3)が伸びる
ように、圧電体(1)、(4)が縮むようにすると図3
(c)の様に可撓部2が変形する。このときのそれぞれ
の圧電体の上部に配置される上部電極に印加する電圧の
タイミングは図4の時間t3である。また、圧電体
(2)、(4)が伸びるように、圧電体(1)、(3)
が縮むようにすると図3(d)のように可撓部2が変形
する。このときのそれぞれの圧電体の上部に配置される
上部電極に印加する電圧のタイミングは図4の時間t4
である。したがって、上記のように加振信号発生装置で
圧電体(1)〜(4)に印加する電界を図4のように変
化させると質量体6が円状に(2次元的に)振動する。
ここで、質量体6の振動周波数を質量体6の固有振動数
に略一致させると、質量体6の振幅は増大する。
【0019】この検出装置の検出原理を図5〜7に示
す。まず、加速度と質量体6の変位の関係について図5
を用いて説明する。図5は図1(a)の加速度・角速度
検出装置をAA線に沿って切ったときの概略断面図であ
る。検出装置にx軸の負方向の加速度−axが生じる
と、x軸方向に慣性力fx=maxが発生するので、質量
体6はx軸の正方向に変位する〔図5(a)〕。但し、
mは質量部の重さ、aは加速度の大きさである。同様に
x軸方向の加速度axが生じると、x軸方向に慣性力fx
=−maxが発生するので、質量体6はx軸の負方向に
変位する〔図5(b)〕。x軸方向と同様に、y軸方向
の加速度が加わると、その加速度の方向及び大きさに応
じて質量体6はy軸方向に変位する〔図6(a)、
(b)〕。検出装置にz軸方向の加速度azが生じる
と、z軸の正方向に慣性力fz=mazが発生するので、
質量体6はz軸の負方向に変位する〔図7(a)〕。ま
た、加速度・角速度検出装置にz軸の負方向の加速度−
zが生じると、z軸方向に慣性力fz=−mazが発生
するので、質量体6はz軸の正方向に変位する〔図7
(b)〕。
【0020】x軸、y軸及びz軸方向における質量体6
の変位量を検出する抵抗素子群はそれぞれ図2(a)、
(b)、(c)のようにブリッジが組まれているため、
x軸、y軸方向に質量体6が変位してもz軸方向の質量
体6の変位を検出する図2(c)のブリッジ回路の電圧
計34の出力は変化しない。また、x軸方向に質量体6
が変位してもx軸方向とy軸方向は直交しているため可
撓部2はy軸方向において均一に変形するためy軸方向
の質量体6の変位を検出する図2(b)のブリッジ回路
の電圧計33の出力は変化しない。また、逆に質量体6
がy軸方向に変位している場合もx軸方向の質量体6の
変位を検出する図2(a)のブリッジ回路の電圧計32
の出力は変化しない。従って、x、y、z軸方向の質量
体6の変位は分離して検出することができる。
【0021】次に、角速度と質量体6の変位の関係につ
いて図8〜10を用いて説明する。前記したように、質
量体6は加振手段によってx軸及びz軸方向に加振され
ている(x−z面で円状に加振されている)。従って、
この検出装置にy軸回りの角速度ωyが生じると、質量
体6はz軸方向に振動しているため、x軸方向にコリオ
リ力Rx=−2mωyzが発生し、質量体6は図8のよ
うにx軸方向に変位する。尚、質量部の質量をmとし、
質量部のz軸方向の速度をvzとする。このとき、質量
体6は角速度の方向によって、変位する方向が図8
(a)、(b)のように変化する。ここで質量体6は振
動しているため、z軸方向速度vzは変化する。従っ
て、x軸方向に発生するコリオリ力Rxもvzに応じて変
化し、質量体6はx軸方向に振動する。この振動振幅の
大きさは角速度ωyに比例する。このとき、質量体6は
x軸方向にも振動しているため、y軸回りの角速度ωy
によって質量体6はz軸方向にもコリオリの力Rz=−
2mωyxが働き、質量体6は図9(a)、(b)のよ
うに変化する。尚、z軸方向に発生するコリオリの力R
zもx軸方向に発生するコリオリの力Rxと同様にvx
応じて変化し、質量体6はz軸方向に振動する。この振
動振幅の大きさは角速度ωyに比例する。
【0022】同様に、x軸回りの角速度ωxが生じる
と、質量体6はz軸方向に振動しているため、質量体6
はy軸方向にコリオリ力Ry=2mωxzを受けて、図
10(a)、(b)のようにy軸方向に振動する。z軸
回りの角速度ωzが生じると、質量体6のx軸方向速度
xのとき、y軸方向にコリオリ力Ry=−2mωzx
発生し、質量体6は図10のようにy軸方向に変位す
る。角速度の方向によって、変位する方向が図10
(a)、(b)のように変わる。質量体6は振動してい
るため、x軸方向速度vxは変化しているのでコリオリ
力Ryもvxに応じて変化し、従って、質量体6はy軸方
向に振動する。この振動振幅の大きさは角速度ωzに比
例する。
【0023】次に、質量体6の変位と抵抗変化の関係に
ついて説明する。抵抗素子12〜23の変化は可撓部2
の変形の程度に応じて変化する。また、可撓部2は質量
体6の変位の量に応じて変形する。例えば、図7のよう
に質量体6がz軸方向に変位をしている場合であって、
質量体6が図7(a)の状態であるとき、抵抗素子1
2、15は抵抗値が増大し、抵抗素子13、14は抵抗
値が減少する。これは、可撓部2の抵抗素子12、15
が伸び、抵抗素子13、14が縮むからである。逆に、
質量体6が図7(b)の状態にあるとき、抵抗素子1
2、15は抵抗値が減少し、抵抗素子13、14は抵抗
値が増大する。尚、質量体6の変位がz軸方向の場合、
可撓部2は図7のように変形するため、抵抗素子12、
15、16、19、20、23の各抵抗値はほぼ同じに
なり、また、抵抗素子13、14、17、18、21、
22の各抵抗値はほぼ同じになる。このとき、抵抗素子
12〜23は図2のようなブリッジ回路が組まれている
ため、各ブリッジに設けられている電圧計の出力に変化
が生じるのは図2(c)の電圧計34だけである。
【0024】次に、図5のようにx軸方向に質量体6が
変位している場合について説明する。図5(a)のよう
に質量体6が変位しているとき、抵抗素子12、14の
抵抗値は増大し,抵抗素子13、15の抵抗値は減少す
る。また、図5(b)のように質量体6が変位している
ときは抵抗素子12、14の抵抗値は減少し、抵抗素子
13、15の抵抗値は増大する。抵抗素子の抵抗値が変
化する理由は上記したように抵抗素子に歪みが生じるか
らである。このとき、抵抗素子12、13、14、15
の抵抗値が変化すると、質量体6のz軸方向の変位を検
出するための抵抗素子20、21、22、23の抵抗値
も変化する。しかし、抵抗素子12〜23は図2のよう
にブリッジ回路が組まれているため、図2(c)の電圧
計の出力は変化せず、図2(a)の電圧計32の出力の
みが変化する。このとき、x軸方向と直交する方向であ
るy軸方向に関しては抵抗素子16〜19の歪みは一定
であるため抵抗素子16〜19の抵抗値は一定となり、
電圧計33の出力は変化しない。また、図6のように質
量体6がy軸方向に変位するときは、質量体6がx軸方
向に変位するときと同様に考えることができる。質量体
6が図6(a)のように変位しているときは、抵抗素子
17、19の抵抗値が増大し、抵抗素子16、18の抵
抗値が減少する。また、図6(b)のように質量体6が
変位しているときは抵抗素子17、19の抵抗値が減少
し、抵抗素子16、18の抵抗値が増大する。このよう
に、質量体6のy軸方向の変位は、図2(b)のブリッ
ジ回路の電圧計33の出力の変化によって検出すること
ができる。
【0025】このようにして、質量体6のx、y、z軸
方向の変位は、図2のブリッジ回路の電圧計32、3
3、34の各出力によって独立に検出することができ
る。しかし、質量体6の変位はx軸方向においては、加
振手段による振動、x軸方向の加速度とy軸回りの角速
度で生じる変位が足されたものであり、y軸方向におい
ては、x軸及びz軸回りの角速度とy軸方向の加速度で
生じる変位が足されたものであり、z軸方向においては
z軸方向の加速度と加振手段によるものとy軸回りの角
速度で生じる変位が足されたものとなる。但し、角速度
で生じる変位とは、角速度によって発生するコリオリ力
で生じる変位である。従って、加速度、角速度及び加振
手段による振動の3つの要素のうち何の要素によって質
量体6が変位しているのかを分離して検出する必要があ
る。
【0026】そのため、以下に電圧計32、33、34
からの出力信号(質量体6の変位を表す信号)の処理方
法について説明する。この検出装置の信号処理方法を図
11に示す。質量体6のz軸方向の変位は、加振手段に
よって生じる振動変位とz軸方向の加速度とy軸回りの
角速度によって発生するz軸方向のコリオリ力で生じる
変位の和である。加振周波数(加振手段によって質量体
6が振動する周波数)を測定する加速度の周波数より十
分高く設定すると、出力信号を信号処理装置C、すなわ
ち図14に示すローパスフィルタ(LPF)に通し、加
振振動成分を除去することによってz軸方向の加速度信
号のみを得ることができる。
【0027】質量体6のx軸方向の変位は、y軸回りの
角速度で発生するx軸方向のコリオリ力で生じる変位
と、x軸方向の加速度で生じる変位と加振手段によって
生じる変位の和である。ここでコリオリ力で生じる変位
の周波数は加振周波数と一致することは明らかである。
加振周波数を測定する加速度及び角速度より十分高く設
定すると、図12のように出力信号をローパスフィルタ
(LPF)に通し加振振動成分とコリオリ力による振動
の成分を除去することによってx軸の加速度信号を得る
ことができる。また、出力信号をハイパスフィルタ(H
PF)に通し加速度信号を除去した後、加振周波数で質
量体6のZ軸方向変位速度と位相を合わせて同期検波す
るとコリオリ力信号が得られる。上記したように、コリ
オリ力の信号は角速度の信号に比例するものであるた
め、このコリオリ力の信号からy軸回りの角速度を求め
ることができる。
【0028】質量体6のy軸方向の変位は、x軸回りの
角速度で発生するy軸方向のコリオリ力で生じる変位
と、z軸回りの角速度で発生するy軸方向のコリオリ力
で生じる変位と、y軸方向の加速度で生じる変位の和で
ある。ここでコリオリ力で生じる変位の周波数は加振周
波数と一致することは明らかである。また、質量体6は
2次元的な振動をしておりvz、vxの位相差があるた
め、x軸回りの角速度で発生するコリオリ力とz軸回り
の角速度で発生するコリオリ力の信号にも位相差があ
る。そのため、加振信号のタイミングを参照して同期検
波することによって前記2種類のコリオリ力を分離して
検出することができる。加振周波数は測定する加速度、
角速度より十分高く設定すると、図13のように出力信
号をローパスフィルタ(LPF)に通しコリオリ力によ
る振動の成分を除去することによってx軸の加速度信号
を得ることができる。また、出力信号をハイパスフィル
タ(HPF)に通し加速度信号を除去した後、加振周波
数で同期検波すると2種類のコリオリ力信号が得られ、
この信号からx軸回りおよびz軸回りの角速度を求める
ことができる。尚、第1実施例では測定する加速度、角
速度の周波数を1〜30Hzとし、x軸及びz軸方向の
質量体の加振周波数を2KHzとした。
【0029】質量体6を加振する場合、質量体6、可撓
部2等からなる系のz軸方向の共振点近傍で加振すれ
ば、質量体6のz軸方向の振幅が大きくなり質量体6の
速度が大きくなる。すると質量体6に作用するコリオリ
力が大きくなり、したがって大きな出力信号を得ること
ができる。また、質量体6と可撓部2からなる系のx軸
および/またはy軸方向の共振点近傍で加振すれば、加
振周波数と等しいコリオリ力によって生じる質量体6の
x軸および/またはy軸方向の変位が大きくなり、大き
な出力信号を得ることができる。
【0030】第1実施例では質量体6をx−z平面内で
振動させたが、質量体をy−z平面内で振動させても同
様に3軸の加速度及び3軸の角速度を検出することがで
きる。また、図1では圧電体をx軸状に配置している
が、x軸と同様にy軸上にも圧電体を4組配置すること
によって質量体をx−y平面内で振動させて3軸の加速
度及び3軸の角速度を検出してもよい。
【0031】また、第1実施例では質量体6をx−z平
面内で振動させたが、このとき質量体6はx軸方向とz
軸方向に振動成分を持ち、x軸方向の振動周波数とz軸
方向の振動周波数の位相が異なればよく、その振幅の大
きさ等は同一ではなくても良い。図15(a)は、本発
明の第2実施例による加速度・角速度検出装置を示す概
略上面図であり、図15(b)は、図15(a)の装置
をBB線で切ったときの概略断面図である。
【0032】第2実施例による加速度・角速度検出装置
は、第1実施例による加速度・角速度検出装置と比べて
質量体を2次元に加振させる平面がx−z平面ではなく
x−y平面にしたことと質量体の3軸方向の変位を検出
するために抵抗素子を用いるのではなく圧電体を用いた
ことに特徴があり、他の構成は第1実施例と同様であ
り、同じものについては同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0033】第2実施例による加速度・角速度検出装置
は質量体6を加振させるための圧電体24〜31、36
〜43と、質量体6の変位を検出するための圧電体44
〜55を有する。圧電体24〜31は第1実施例と同様
に、その上下に上部電極と下部電極を有する。また、圧
電体36〜43も圧電体24〜31と同様に、その上下
に上部電極と下部電極を有する。また、第1実施例と同
様に圧電体24〜31は圧電体24と28、25と2
9、26と30、27と31のそれぞれを組として電圧
が印加されるためそれぞれの組を第1実施例と同様に圧
電体(1)、(2)、(3)、(4)と呼ぶ。また、圧
電体36〜43は、圧電体36と40、37と41、3
8と42、39と43のそれぞれを組として電圧が印加
されるため、それぞれの組を圧電体(5)、(6)、
(7)、(8)と呼ぶ。この圧電体24〜31で質量体
6をx軸方向に加振(振動)させ、圧電体36〜43で
質量体6をy軸方向に加振(振動)させる。このように
することによって、中央厚肉部3のほぼ中央を中心にし
て質量体6をx−y平面内で円状に加振させることがで
きる。このとき圧電体(1)〜(8)に印加する電圧の
波形図を図16に示す。図16の縦軸は電圧値であり、
横軸は時間である。Vd5、Vd6、Vd7、Vd8はそれぞれ
印加電圧の波形であり、Vd5は圧電体(2)と(4)に
印加する電圧の波形であり、Vd6は圧電体(5)、
(7)に印加する電圧の波形であり、Vd7は圧電体
(1)、(3)に印加する電圧の波形であり、Vd8は圧
電体(6)、(8)に印加する電圧の波形である。時間
1時に電圧が印加されているのは圧電体(1)〜
(4)であり、y軸方向に配置されている圧電体(5)
〜(8)には電圧が印加されていない。また、このとき
圧電体(2)と(4)の上部電極には電圧Vが印加さ
れ、圧電体(1)と(3)の上部電極には電圧−Vが印
加されている。従って、時間t1のときの質量体6は図
17(b)のように変位する。同様にして、時間t2
には質量体6は図18(b)のように変位し、時間t3
時には質量体6は図17(a)のように変位し、時間t
4時には質量体6は図18(a)のように変位する。つ
まり、図16に示すような電圧を圧電体(1)〜(8)
に印加することによって、質量体6はx−y平面内で円
状に加振される。
【0034】従って、質量体6は、x軸回りの角速度が
加わるとz軸方向にコリオリの力を受けて変位し、y軸
回りの角速度が加わるとz軸方向にコリオリの力を受け
て変位し、z軸回りの角速度が加わるとx軸及びy軸方
向にコリオリの力を受けて変位する。次に、質量体6の
変位の検出について説明する。
【0035】質量体6の変位は、圧電体44〜55で検
出する。圧電体44〜45もその他の圧電体と同様に、
その上下に上部電極と下部電極とを有するが、それぞれ
の圧電体(12個)の上下に配置される上部及び下部電
極はそれぞれが電気的に絶縁されるように配置されてい
る。また、質量体6のx軸方向の変位を検出するための
圧電体は44〜47であり、質量体6のy軸方向の変位
を検出するための圧電体は52〜55であり、質量体6
のz軸方向の変位を検出するための圧電体は48〜51
である。圧電体はその面積の変化に応じて上部電極と下
部電極との間の電圧が変化する。つまり、第1実施例で
は質量体6の変位に応じて変化する抵抗変化を検出した
のに対して、第2実施例では質量体6の変位に応じて変
化する圧電体の電圧変化を検出する。また、第1実施例
では、抵抗素子を用いたため、ブリッジ回路を組んで質
量体6の変位を検出できたが、第2実施例では圧電体を
用いたためブリッジ回路を組むことはできないので、各
圧電体を図19(a)及び(b)のように接続して質量
体6の変位を検出した。図19(a)は質量体6のz軸
方向の変位を検出するための圧電体群の接続を示す図で
あり、図19(b)は質量体6のx方向の変位を検出す
るための圧電体群の接続を示す図である。
【0036】図19(a)では圧電体48〜51の接続
を示している。但し、このときの接続は、圧電体48の
下部電極をグランドにして、圧電体48の上部電極と圧
電体49の上部電極を接続し、圧電体49の下部電極と
圧電体50の上部電極を接続し、圧電体50の下部電極
と圧電体51の下部電極を接続し、圧電体51の上部電
極をバッファアンプ56に接続する。このようにすると
バッファアンプ56の出力から質量体6のz軸方向の変
位のみを検出することができる。また、図19(b)は
圧電体44〜47の接続を示している。但し、圧電体4
4の下部電極はグランドにして、圧電体44の上部電極
と圧電体45の上部電極を接続し、圧電体45の下部電
極と圧電体46の下部電極を接続し、圧電体46の上部
電極と圧電体47の上部電極を接続し、圧電体47の下
部電極はバッファアンプ57に接続する。このようにす
るとバッファアンプ57の出力から質量体6のx軸方向
の変位のみを検出することができる。圧電体52〜55
も圧電体44〜47と同様に接続することによって質量
体6のy軸方向の変位のみを検出することができる。
【0037】このようにして得られた質量体6のx、
y、z軸方向の変位の信号成分は、x軸方向に関して
は、x軸方向の加速度と、z軸回りの角速度と、x軸方
向の質量体6の加振で生じる変位である。また、y軸方
向に関してはy軸方向の加速度と、z軸回りの角速度
と、y軸方向の質量体6の加振で生じる変位である。ま
た、z軸方向に関してはz軸方向の加速度と、x軸回り
の角速度と、y軸回りの角速度で生じる変位である。従
って、質量体6のx、y、z軸方向の変位の信号成分か
ら、加速度の信号と角速度の信号を分離する必要がある
が、この方法は第1実施例と同様な信号処理をすること
によって簡単に加速度の信号と角速度の信号を得ること
ができるため説明を省略する。
【0038】尚、第2実施例では質量体6の変位を検出
するための圧電体を図19(a)、(b)のように接続
したが、図20のように各圧電体素子で検出した信号を
それぞれ取り出して、アナログの加算回路及び減算回路
を用いても良い。尚、図20では各圧電体の下部電極は
グランドとして上部電極より出力を取るものとする。図
20(a)は質量体6のz軸方向の変位を検出するため
の圧電体48〜51の接続を示す図である。圧電体48
と圧電体51の上部電極からの出力はそれぞれバッファ
アンプ58、59を通過した後、加算回路62で足され
る。また、圧電体49と圧電体50の上部電極からの出
力はそれぞれバッファアンプ60、61を通過した後、
加算回路63で足される。その後、減算回路64によっ
て、加算回路62の出力から加算回路63の出力を引
く。そして、減算回路64の出力を質量体6のz軸方向
の変位の信号として用いる。図20(b)は質量体6の
x軸方向の変位を検出するための圧電体44〜47の接
続を示す図である。圧電体44と46の上部電極からの
出力はそれぞれバッファアンプ65、66を通過した
後、加算回路69で足される。また、圧電体45と47
の上部電極からの出力はそれぞれバッファアンプ67、
68を通過した後、加算回路70で足される。その後、
減算回路71によって、加算回路69の出力から加算回
路70の出力を引く。そして、減算回路71の出力を質
量体6のx軸方向の変位の信号として用いる。また、質
量体6のy軸方向の変位を検出するための圧電体52〜
55は圧電体44〜47と同様に接続される。
【0039】また、第2実施例では質量体6を2次元的
に加振させるために、x−y平面内で円状に加振した
が、x軸方向とy軸方向に振動の成分をもっていれば良
く必ずしも質量体6を円状に加振させる必要は無い。ま
た、質量体6を加振させる平面もx−y平面だけではな
く他の平面内で加振させても良い。また、第1、第2実
施例では質量体のx、y、z軸方向の変位を検出するた
めに、質量体の変位に応じて変形する可撓部の変形の度
合いを検出する変形検出部材として抵抗素子または圧電
体素子を用いたが、変形検出部材としては、他の方法で
もよく、直接、質量体の変位を検出しても良く、例え
ば、図21のように質量体の底面に電極72を設けて、
質量体の底面と対向する面に電極73〜76を設けて、
電極72と4つの電極73〜76との間の電気容量の変
化から質量体の変位を検出しても良い。つまり、図5の
ように、質量体がx軸方向に変位した場合を考えると、
図5(a)のように質量体6が変位すると電極72と電
極74との間の電気容量が増大し、電極72と75との
間の電気容量が減少する。逆に、図5(b)のように質
量体6が変位すると電極72と電極74との間の電気容
量が減少し、電極72と75との間の電気容量が増大す
る。同様にy軸方向の質量体6の変位は電極73と電極
72との電気容量と、電極76と電極72との間の電気
容量の変化から検出することができる。また、質量体の
z軸方向の変位は電極72と他の4つの電極との間の電
気容量の変化から検出することができる。
【0040】尚、第1、第2実施例では質量体を2次元
的に加振させるために圧電体を用いて加振させたが、他
の方法で加振しても良く、例えば、装置全体を2次元的
に加振させても良い。また、加速度・角速度検出装置か
ら出力した信号に基づいて3軸の加速度及び3軸の角速
度を検出する方法としては上記実施例以外の方法で検出
しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の通り、本発明の加速度・角速度検
出装置は、質量体を2次元的に加振するため、1個の検
出装置で3軸の加速度および3軸の角速度を検出するこ
とができるので、従来は複数個必要な検出装置の個数が
1個に減る。そのため、検出装置を取り付けるために必
要な空間が減るので、複数の検出装置の設置が困難な小
型の製品に取り付けることが可能になった。また検出装
置の低価格化が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置の構造を示す概略図である。
【図2】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置における抵抗素子の回路を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置における質量体の加振状態を説明するための概略断
面図である。
【図4】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置における圧電体に印加する電圧の波形を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置におけるx軸方向の加速度で生じる変形の概略断面
図である。
【図6】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置におけるy軸方向の加速度で生じる変形の概略断面
図である。
【図7】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置におけるz軸方向の加速度で生じる変形の概略断面
図である。
【図8】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置におけるy軸回りの角速度で生じる変形の概略断面
図である。
【図9】本発明の第1実施例による加速度・角速度検出
装置におけるy軸回りの角速度で生じる変形の概略断面
図である。
【図10】本発明の第1実施例による加速度・角速度検
出装置におけるx、z軸回りの角速度で生じる変形の概
略断面図である。
【図11】本発明の第1実施例による質量体の変位の信
号の信号処理を説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の第1実施例における信号処理装置A
を示す概略構成図である。
【図13】本発明の第1実施例における信号処理装置B
を示す概略構成図である。
【図14】本発明の第1実施例における信号処理装置C
を示す概略構成図である。
【図15】本発明の第2実施例による加速度・角速度検
出装置の構造を示す概略図である。
【図16】本発明の第2実施例による加速度・角速度検
出装置の圧電体に印加する電圧の波形を示す説明図であ
る。
【図17】本発明の第2実施例による加速度・角速度検
出装置における質量体の加振状態を説明するための概略
断面図である。
【図18】本発明の第2実施例による加速度・角速度検
出装置における質量体の加振状態を説明するための概略
断面図である。
【図19】本発明の第2実施例による加速度・角速度検
出装置における検出用の圧電体素子の接続を示す概略構
成図である。
【図20】本発明の第2実施例による加速度・角速度検
出装置における検出用の圧電体素子の接続を示す概略構
成図である。
【図21】本発明の実施例による加速度・角速度検出装
置における質量体の変位を検出するための電極構成を示
す概略構成図である。
【図22】従来の加速度・角速度検出装置を示す上面図
である。
【符号の説明】
1・・・周辺厚肉部 2・・・可撓部 3・・・中央厚肉部 4、7、11・・・接合層 5・・・支持体 6・・・質量体 12、13、14、15、16、17、18、19、2
0、21、22、23・・・抵抗素子 24、25、26、27、28、29、30、31・・
・圧電体 32、33、34・・・電圧計 35・・・ブリッジ電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量体と、前記質量体に接合され、前記
    質量体の変位に応じて変形可能な可撓部と、前記可撓部
    を支持する周辺支持体と、前記可撓部の変形を検出する
    変形検出部材と、前記質量体を2次元的に加振する加振
    部材とからなる加速度・角速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記加振部材は前記可撓部に形成された
    圧電体であることを特徴とする請求項1に記載の加速度
    ・角速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記変形検出部材の出力に基づいて3軸
    の加速度および3軸の角速度を演算する演算部を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の加速度・角
    速度検出装置。
JP6281032A 1994-11-16 1994-11-16 加速度・角速度検出装置 Pending JPH08145683A (ja)

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